JP2022110212A - 印刷装置、印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホストコンピューターが予期せぬ動作をすることがある。【解決手段】外部装置と通信可能な通信部と、ステータスの変化を検出する複数の検出部と、少なくともいずれか1つの前記検出部によりステータスの変化を検出した場合、前記外部装置へステータスデータを送信させる制御部と、を備え、前記制御部は、第1モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目にステータスの変化を示す値が設定された第1ステータスデータを生成し、前記外部装置へ前記第1ステータスデータを送信させ、前記第1モードとは異なる第2モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、前記第1項目とは異なる第2項目にステータスの変化を示す値が設定された第2ステータスデータを生成し、前記外部装置へ前記第2ステータスデータを送信させる、印刷装置。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法に関する。
従来、レシートプリンター等の小型の印刷装置が知られている。特許文献1には、印刷装置における各種の状態を監視し、状態に変化があった場合に、ホストコンピューターにステータスデータを送信することが記載されている。
特開2004-30685号公報
後継機種の印刷装置において新たにステータスが追加された場合、当該後継機種が接続されるホストコンピューターにおいて、アプリケーションを後継機種に合わせて変更することが望ましい。しかし、実際には、ホストコンピューターのアプリケーションは変更しないまま、印刷装置を後継機種に置き換えて使用することがよく行われている。このような場合、アプリケーションは変更されないままであるので、ホストコンピューター側では、後継機種にて新しく追加されたステータスの変化を示すステータスデータが印刷装置から送信されても、当該ステータスの変化を認識することができない。さらには、不明なステータスを示すステータスデータを受信したことにより、アプリケーションを実行するホストコンピューターが予期せぬ動作をすることもあり得る。
上記目的を達成するための印刷装置は、外部装置と通信可能な通信部と、ステータスの変化を検出する複数の検出部と、少なくともいずれか1つの検出部によりステータスの変化を検出した場合、外部装置へステータスデータを送信させる制御部と、を備え、制御部は、第1モードにおいて、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目にステータスの変化を示す値が設定された第1ステータスデータを生成し、外部装置へ第1ステータスデータを送信させ、第1モードとは異なる第2モードにおいて、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目とは異なる第2項目にステータスの変化を示す値が設定された第2ステータスデータを生成し、外部装置へ第2ステータスデータを送信させる。
上記目的を達成するための印刷装置の制御方法は、外部装置と通信可能な通信部と、ステータスの変化を検出する複数の検出部と、少なくともいずれか1つの検出部によりステータスの変化を検出した場合、外部装置へステータスデータを送信させる制御部と、を備える印刷装置の制御方法であって、第1モードにおいて、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目にステータスの変化を示す値が設定された第1ステータスデータを生成して外部装置へ第1ステータスデータを送信させ、第1モードとは異なる第2モードにおいて、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目とは異なる第2項目にステータスの変化を示す値が設定された第2ステータスデータを生成し、外部装置へ第2ステータスデータを送信させる。
印刷装置のブロック図。 後継機種における第2モードでのステータスデータの構成例を示す図。 旧機種におけるステータスデータの構成例を示す図。 後継機種における第1モードでのステータスデータの構成例を示す図。 ステータスデータ送信処理のフローチャート。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)印刷装置の構成:
(2)ステータスデータ送信処理:
(3)他の実施形態:
(1)印刷装置の構成:
図1は、本発明の実施形態にかかる印刷装置1を示すブロック図である。本実施形態にかかる印刷装置1は、ロール紙を収容し、収容したロール紙から引き出した記録紙にライン型のサーマルヘッドでドットを形成して画像を記録するラインサーマルプリンターである。本実施形態にかかる印刷装置1は、例えば、小売店においてレシートを印刷するなどのために使用される。
図1に示すように、印刷装置1は、制御部10と、記憶部11と、入力受付部12と、通信部13と、印刷部14と、を備える。制御部10は、CPUや、ROM、RAM等を備え、ROMや記憶部11に記憶されたプログラムを実行することによって印刷装置1の各部を制御する。
入力受付部12は、ユーザーの入力を受け付ける装置であり、本実施形態においては押しボタン式である。むろん、入力受付部12は、ユーザーの入力を受け付けることができればよく、押しボタン以外の構成、例えば、タッチパネル等であっても良い。ユーザーが入力受付部12に対する操作を行うと、入力受付部12から操作に応じた信号が出力される。制御部10は、入力受付部12から出力された信号に基づいて、ユーザーの操作に対応する処理を実行する。
通信部13は、外部装置2との通信を行う装置であり、本実施形態において制御部10は、通信部13を介して、有線または無線によって外部装置2と通信する。通信は、既定の通信規格に従って実行される。通信には、様々な規格、規約等が採用されてよく、例えばUSB規格等が利用されても良い。
本実施形態において、外部装置2は、印刷装置1を制御するコンピューターである。すなわち、外部装置2は、印刷装置1を制御するためのアプリケーションプログラムやドライバープログラムを実行可能であり、外部装置2は、当該プログラムによって通信部13を介して印刷装置1を制御し、印刷等の各種処理を実行させる。
印刷部14は、印刷に関する各種の機構を含む。当該機構には、例えば、印刷装置1の筐体に収容されたロール紙から記録紙を引き出して搬送する搬送機構、サーマルヘッドによって記録紙にドットを形成して画像を印刷する印刷機構、記録紙を所定の位置で切断する切断機構等が含まれる。
検出部15は、印刷装置1が備える様々な機構や部位等における状態を検出するためのセンサーなどを含んで構成されている。本実施形態において、検出部15は、第1の検出部15aと第2の検出部15bを含んでいる。第1の検出部15aは、搬送機構における、記録紙の紙ジャムを検出するためのセンサーを含んでいる。制御部10は、第1の検出部15aから紙ジャムの発生の有無を示す信号を取得することができる。第2の検出部15bは、切断機構における、記録紙の切断エラー(オートカットエラー)を検出するためのセンサーを含んでいる。制御部10は、第2の検出部15bからオートカットエラーの発生の有無を示す信号を取得することができる。
外部装置2は、印刷装置1と通信可能であり、印刷装置1にコマンドを送信して、印刷装置1を制御する。外部装置2は、印刷装置1に印刷させる文字等の印刷内容を生成するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムからの指示によって印刷装置1のコマンド体系に従ったコマンドを生成するプリンタードライバーとを実行可能である。また、外部装置2は、ユーザーインターフェース部を備えている。ユーザーはユーザーインターフェース部に対して操作を行うことにより、印刷装置1に対してコマンドを送信することが可能である。また、外部装置2は、印刷装置1から送信されたステータスデータが示す内容をユーザーインターフェース部に表示することが可能である。
本実施形態において、印刷装置1の制御は、各種のコマンドによって実行される。すなわち、外部装置2は、ドライバープログラムによって印刷を実行する際、所定のコマンドと印刷内容を示す印刷制御データを印刷装置1に対して送信する。印刷装置1の制御部10は、当該印刷制御データのコマンドを解析し、印刷内容を記録紙に印刷する。
外部装置2が印刷装置1に送信するコマンドには、ステータス監視コマンドが含まれる。ステータス監視コマンドは、印刷装置1のステータスを監視し変化があった場合にステータスの変化を示すステータスデータを外部装置2に送信することを要求するコマンドである。
図2は、本実施形態における印刷装置1のステータスデータの一例を示している。図2には、ステータスデータの一部である1バイト分が示されている。1ビット毎にステータス監視対象の機能が割り当てられており、図2に示すように、第0ビットはオートカットエラー、第1ビットは紙ジャムが割り当てられている。第0ビットの値が1の場合は、オートカットエラーが発生していることを示し、0の場合は発生していないことを示すことが予め決められている。また、第1ビットの値が1の場合は紙ジャムが発生していることを示し、0の場合は発生していないことを示すことが予め決められている。これらの取り決めは、印刷装置1の機種に対応したアプリケーションプログラムが外部装置2で利用される場合、印刷装置1と外部装置2との間で共有される。
ところで、外部装置2に旧機種の印刷装置に対応したアプリケーションプログラムやドライバープログラムがインストールされている状態のまま、旧機種を後継機種である印刷装置1で置き換えて使用されることがある。このような場合、アプリケーションプログラムやドライバープログラムは変更されないままであるので、外部装置2側では、後継機種において新しく追加されたステータスの変化を示すステータスデータが印刷装置1から送信されても、当該ステータスの変化を検出することができない。さらには、不明なステータスを示すステータスデータを受信したことにより、外部装置2が予期せぬ動作をすることもあり得る。
このような問題を回避するため、後継機種である印刷装置1では、互換モードの有効/無効をユーザーが切り替えられるように構成されている。互換モードは、後継機種においてステータスデータに後継機種の仕様を採用するか、または、旧機種の仕様を採用するかを示す情報である。本実施形態では、互換モードが有効の場合(第1モードの場合)、旧機種の仕様を採用し、互換モードが無効の場合(第2モードの場合)、後継機種の仕様を採用するように構成されている。なお、互換モードの有効/無効は、特定のボタン(例えば、紙送りボタン)に対して予め決められた特定の操作(例えば、短押しと長押しを既定回数繰り返す、等の操作)をすることによって切り替えることができるように構成されている。以降では、紙ジャムのステータスは旧機種には存在せず、後継機種である印刷装置1において新たに追加されたものとして説明を続ける。オートカットエラーは旧機種においても存在していたステータスである。
互換モードが無効である場合(第2モードの場合)、制御部10は、第1の検出部15aによって紙ジャムのステータスの変化を検出した場合、図2に示すように、第1ビット(第2項目)にステータスの変化を示す値を設定したステータスデータ(第2ステータスデータ)を生成し、外部装置2へ送信する。
互換モードが有効である場合(第1モードの場合)、印刷装置1では、後継機種である印刷装置1で新たに追加されたステータスの情報を旧機種から存在しているステータスの情報としてステータスデータを生成し、外部装置2に送信する。具体的に、図2に示すステータスデータの第1ビットは、後継機種である印刷装置1においては紙ジャムの発生の有無を示すために確保されているが、図3に示すように旧機種では、ステータスデータの第1ビットには何も割り当てられておらず、値が0に固定されることが予め決められている。第0ビットは後継機種も旧機種も同じ、オートカットエラーが割り当てられている。
そこで、第1モード(互換モード:有効)においては、旧機種に対応するアプリケーションプログラムを実行する外部装置2にとって不明なステータスデータを送信することを避けるため、第1の検出部15aにて紙ジャムの発生の有無の変化を検出した場合に、制御部10は、図4に示すように、第0ビット(第1項目)に値(発生あり:1、発生なし:0)を設定したステータスデータ(第1ステータスデータ)を生成し、外部装置2へ送信する。そのため、旧機種のアプリケーションプログラムが実行されている外部装置2は、印刷装置1において紙ジャムが発生した場合に不明なステータスデータを受信することがなく、外部装置2が予期せぬ動きをすることを防止できる。また、外部装置2は、印刷装置1において、少なくともステータスの変化が発生したことを特定することができる。
なおもちろん、第2の検出部15bにてオートカットエラーの有無の変化を検出した場合、制御部10は、第0ビットに値(発生あり:1、発生なし:0)を設定したステータスデータを生成し、外部装置2に送信する。本実施形態において第1モードではステータスデータの第1ビットから第7ビットまでは、0または1に固定される。そのため、第1モードの場合、第1の検出部15aによって紙ジャムが検出された場合も、第2の検出部15bによってオートカットエラーが検出された場合も、同じステータスデータ(第1ステータスデータ)が生成され送信される。具体的には、オートカットエラーまたは紙ジャムの少なくともいずれかが発生している場合には0b01000001が第1ステータスデータとして生成され、いずれも発生していない場合には、0b01000000が第1ステータスデータとして生成される。このようなステータスデータを受信すると、外部装置2では、ユーザーインターフェース部を介してオートカットエラーの発生の有無としてユーザーに通知する。
第1の検出部15aによって検出するステータスと、第2の検出部15bによって検出するステータスとは、同じ種類に分類されるステータスである。本実施形態において第1の検出部15aは紙ジャムの有無を検出し、第2の検出部15bはオートカットエラーの有無を検出する。すなわち、これらの検出部は、記録紙に関連するステータスである。従って、紙ジャムが発生した場合、第1モードにおいては、ユーザーはオートカットエラーが発生したと通知されることとなるが、オートカットエラーを解消するための作業を行う過程において、ユーザーは紙ジャムの発生を認識することも可能であり、紙ジャムの発生を認識することができれば紙ジャムの解消が可能である。
実際には、紙ジャムのステータスが変化した場合にもオートカットエラーのステータスが変化したものとしてユーザーに通知されることとなるが、外部装置2が旧機種のアプリケーションプログラム等を実行している場合、第2モードのままでは、紙ジャムが発生していても外部装置2はステータスの変化はないものとして処理してしまう可能性がある。その場合、ユーザーは紙ジャム等の問題が発生していることを認識するのに時間を要することとなり得る。本実施形態によれば、第1モードを設けることにより、記録紙に関連するなんらかのステータスの変化があったことをユーザーに認識させやすい。
このように、本実施形態においては、いずれかの検出部においてステータスの変化が検出された場合、第1モードの場合と第2モードの場合とで、異なる項目に当該ステータスの変化を示す値を設定したステータスデータを生成し外部装置2に送信することができる。そのため、外部装置2にインストールされているアプリケーションプログラムやドライバープログラムの種類やバージョン等に応じて第1モードまたは第2モードを切り替えることにより、外部装置2のアプリケーションプログラムやドライバープログラムが把握可能なステータスデータを生成し、送信することができる。その結果、外部装置2がアプリケーションプログラムやドライバープログラムを実行する際に、予期せぬ動作をする可能性を低減できる。
(2)ステータスデータ送信処理:
図5は、ステータスデータ送信処理を示すフローチャートである。外部装置2が、ステータス監視コマンドを印刷装置1に対して送信すると(ステップS100)、印刷装置1は、通信部13により当該コマンドを受信する(ステップS105)。続いて、制御部10は、受信したコマンドを解析する(ステップS110)。制御部10は、解析によりコマンドを識別する。続いて制御部10は、コマンドがステータス監視コマンドであるか否かを判定する(ステップS115)。コマンドがステータス監視コマンドでない場合(ステップS115においてN判定)、制御部10は、コマンドに応じたシーケンスを実行する。
ステップS115において、コマンドがステータス監視コマンドであると判定された場合、制御部10は、ステータス検出を開始する(ステップS120)。すなわち、制御部10は、第1の検出部15aと第2の検出部15bのそれぞれが検出済みの現在の状態を取得する。続いて制御部10は、ステータスが変化の変化を監視する(ステップS125)。すなわち、制御部10は、第1の検出部15aの検出結果を取得し、ステータスが変化したか否かを判定する。また、制御部10は、第2の検出部15bの検出結果を取得し、ステータスが変化したか否かを判定する。
ステップS125において、第1の検出部15aまたは第2の検出部15bの少なくともいずれかのステータスが変化したと判定された場合、制御部10は、互換モードが有効であるか否かを判定する(ステップS130)。なお、互換モードを有効にする場合、事前にユーザーによって設定操作がなされている。
ステップS130において、有効であると判定された場合(第1モードの場合)、制御部10は、複数の項目のステータスを旧機種から存在する項目の値としてステータスデータを記述する(ステップS135)。すなわち、制御部10は、第1の検出部15aと第2の検出部15bの少なくともいずれかの検出結果が変化した場合に、第0ビットに最新の状態を示す値を記述したステータスデータを生成する。
ステップS130において、有効であると判定されなかった場合(第2モードの場合)、制御部10は、後継機種用の項目の値としてステータスデータを記述する(ステップS140)。すなわち図2に示すように、制御部10は、第1の検出部15aが検出したステータスが変化した場合、第1ビットに最新の状態を示す値を記述し、第2の検出部15bが検出したステータスが変化した場合は第0ビットに最新の状態を示す値を記述したステータスデータを生成する。
ステップS135またはS140を実行後、制御部10は、ステータスデータを送信する(ステップS145)。すなわち、制御部10は、通信部13により、ステータスデータを外部装置2に送信する。外部装置2は、印刷装置1からステータスデータを受信すると、ステータスデータが示す内容を表示部に表示する(ステップS150)。従って、第1モード(互換モード:有効)の場合であって紙ジャムが発生した場合、外部装置2ではオートカットエラーが発生したことがユーザーに通知される。第2モード(互換モード:無効)の場合であって紙ジャムが発生した場合、外部装置2では紙ジャムが発生したことがユーザーに通知される。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、印刷装置を構成する装置の数は任意の数であって良い。例えば、印刷装置1の機能がサーバーとクライアントによって実現されても良い。
印刷装置は印刷を行うことができればよく、印刷媒体や印刷方式は限定されない。例えば、印刷媒体は、カット紙であっても良いし、ディスク媒体や布等であっても良く、任意の印刷媒体であって良い。印刷方式は、ラインサーマルプリント方式に限定されず、インクジェット方式や電子写真方式等であっても良く、任意の印刷方式であって良い。むろん、印刷装置は、印刷以外の機能、例えば、スキャン機能やFAX機能等を備えた複合機であっても良い。
通信部は、外部装置との通信を行うことができればよく、通信態様は限定されず、有線、無線のいずれであっても良い。通信規格も限定されず、ブルートゥース(登録商標)やWiFi(登録商標)など、各種の規格であって良い。
検出部は、印刷装置が備える各種の部品や機構等の状態(ステータス)の変化を検出することができればよい。上述した紙ジャムやオートカットエラーの発生の有無の他にも、様々なステータスを想定してよい。例えば、紙なし(印刷媒体がセットされていない)、カバーオープン(印刷媒体を覆うカバーが開いている)、オンライン/オフライン(印刷可能状態であるか否か)等を想定してよい。
制御部は、第1モードにおいて、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目にステータスの変化を示す値が設定された第1ステータスデータを生成して外部装置へ第1ステータスデータを送信させ、第2モードにおいて、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合、第2項目にステータスの変化を示す値が設定された第2ステータスデータを生成して外部装置へ第2ステータスデータを送信させることができればよい。すなわち、制御部は、第1モードにおいて第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合と、第2モードにおいて第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合とで、異なる項目に当該変化を示す値を設定したステータスデータを生成することができればよい。ステータスデータのサイズやデータ構造は、様々であってよい。ステータスは2値で表されるものに限定されず、3値以上の値で示されても良い。また、第1項目と第2項目は、ステータスデータ内で隣接していることに限定されない。外部装置のアプリケーションプログラムとデータ構造を共有できていれば、ステータスデータ内のどのような位置に第1項目や第2項目が割り当てられていても良い。
第1の検出部によって検出するステータスと、第2の検出部によって検出するステータスとは同じ種類に分類されるステータスである構成を採用してもよい。この場合、第1モードにおいては、第1の検出部によってステータスの変化を検出した場合と、第2の検出部によってステータスの変化を検出した場合とは、同じ項目の値として記述したステータスデータが生成される。このように同じ項目の値として記述されるステータスは、同じ(あるいは関連する)部位についてのステータスであってもよいし、復帰可能エラー同士を同じ項目の値として記述し、復帰不可能エラー同士を同じ項目の値として記述する構成を採用してもよい。復帰可能エラーは、例えば、ユーザーの操作よってあるいは自動的に解消するエラーであってよい。復帰不可能エラーは、部品の交換等のサポートが必要なエラーであってよい。
状態を監視し、状態が変化した場合に変化後の状態を示すステータスデータを生成し送信する場合以外にも、次のような場合にも同様にステータスデータを生成して送信してもよい。すなわち、外部装置から現在の状態を問われたことに応じて現在の状態を示すステータスデータを生成し、送信してもよい。
互換モードの有効/無効は、印刷装置の入力受付部に対するユーザーの操作によって切り替えることができてもよいし、外部装置側から切り替えることができてもよい。例えば、外部装置にインストールされている印刷装置用のドライバープログラムを経由せずに、直接、印刷装置に互換モードの有効/無効を切り替えるコマンドを送信することで、切替可能である。
さらに、本発明のように、コンピューターが実行するプログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置が備える部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリーであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
1…印刷装置、2…外部装置、10…制御部、11…記憶部、12…入力受付部、13…通信部、14…印刷部、15…検出部、15a…第1の検出部、15b…第2の検出部

Claims (4)

  1. 外部装置と通信可能な通信部と、
    ステータスの変化を検出する複数の検出部と、
    少なくともいずれか1つの前記検出部によりステータスの変化を検出した場合、前記外部装置へステータスデータを送信させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    第1モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目にステータスの変化を示す値が設定された第1ステータスデータを生成し、前記外部装置へ前記第1ステータスデータを送信させ、
    前記第1モードとは異なる第2モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、前記第1項目とは異なる第2項目にステータスの変化を示す値が設定された第2ステータスデータを生成し、前記外部装置へ前記第2ステータスデータを送信させる、
    印刷装置。
  2. 前記第1モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、前記制御部は、第2の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合に生成されるステータスデータを前記第1ステータスデータとして生成し、前記外部装置へ前記第1ステータスデータを送信させる、
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 第1の前記検出部によって検出するステータスと、第2の前記検出部によって検出するステータスとは同じ種類に分類されるステータスである、
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 外部装置と通信可能な通信部と、
    ステータスの変化を検出する複数の検出部と、
    少なくともいずれか1つの前記検出部によりステータスの変化を検出した場合、前記外部装置へステータスデータを送信させる制御部と、を備える印刷装置の制御方法であって、
    第1モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、第1項目にステータスの変化を示す値が設定された第1ステータスデータを生成して前記外部装置へ前記第1ステータスデータを送信させ、
    前記第1モードとは異なる第2モードにおいて、第1の前記検出部によってステータスの変化を検出した場合、前記第1項目とは異なる第2項目にステータスの変化を示す値が設定された第2ステータスデータを生成し、前記外部装置へ前記第2ステータスデータを送信させる、
    印刷装置の制御方法。
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