JP2022109780A - 通信ユニット、ネットワークシステム、出力ユニットの制御方法および制御プログラム - Google Patents

通信ユニット、ネットワークシステム、出力ユニットの制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マスタ装置からの指示がなくなった場合でも、システムの柔軟性を持たせることが可能な通信ユニットを実現する。【解決手段】第1通信部(13)は、上位ネットワークを介してマスタ装置(20)との間で通信を行う。第2通信部(14)は、ローカルバスを介して出力ユニット(51b,51d)との間で通信を行う。制御部(141)は、第1通信部(13)を介してマスタ装置(20)から指示を受けられない状態となった場合、出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを出力ユニット(51b,51d)に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信ユニット、ネットワークシステム、出力ユニットの制御方法および制御プログラムに関する。
ファクトリーオートメーション(Factory Automation:FA)の分野においては、作業の工程を分担する様々な種類の装置の制御が行われる。工場施設等一定の領域において作業に用いられる各種のコントローラ、リモートI/O、および製造装置を連携して動作させるために、これらの装置を接続する、フィールドネットワークとも呼ばれる産業用ネットワークシステムが構築されている。
一般的な産業用ネットワークシステムでは、各種のスレーブ装置と、マスタ装置などから構成されるマスタスレーブ方式のネットワークが用いられる。スレーブ装置は、工場内に設置される設備の制御あるいはデータ収集を行う装置である。マスタ装置は、これらのスレーブを集中管理する、例えば(PLC:Programmable Logic Controller)と呼ばれる装置である。EtherCAT(登録商標)あるいはEthernet/IP(登録商標)はそうした産業用ネットワークシステムの方式の例である(ETHERNET:登録商標)。このような産業用ネットワークシステムにおいては、通信用ケーブルが各装置間に張り巡らされ、ネットワークが構築されている。
これに関連する技術として、下記の特許文献1に開示された技術がある。特許文献1は、バス型ネットワークにおいて、ネットワークを管理するマスタ局、及びI/O等を制御するスレーブ局とから構成されるFA機器等を制御する通信システムに関する。この通信システムにおいて、通信異常が検出された際に、同リモートI/Oシステムに含まれるスレーブ局に対する通信の継続有無を規定するマスタ局側の異常時動作モードとして、当該異常が発生したスレーブ局に対してのみ通信を停止し、かつ当該スレーブ局に対して通信を再開するための加入勧誘処理を実行せずに通信異常状態を継続し、通信異常が生じていないその他のスレーブ局に対しては通常通信を継続する一部通信停止モードが設定可能である。
特開2007-312043号公報
上述のネットワークシステムにおいて、マスタ装置と、入力ユニット、出力ユニット等のIOユニットとの間に、IOユニットを制御するための通信ユニットが設けられたシステムが構築される場合がある。この通信ユニットは、マスタ装置からの指示を受けてIOユニットを制御するが、マスタ装置のデバッグ等で、マスタ装置からの指示がなくなった場合、通信ユニットは、出力ユニットに対してマスタ装置からの指示がなくなる前の状態を保持することになる。したがって、出力ユニットに送信する出力データが無効状態であっても、出力ユニットが一定の値を出力し続けることになり、システムとして柔軟性がない。
しかしながら、上述の特許文献1に開示される技術を用いたとしても、このような問題を解決することができない。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、マスタ装置からの指示がなくなった場合でも、システムの柔軟性を持たせることが可能な通信ユニットを実現することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明の一側面に係る通信ユニットは、ネットワークを介してマスタ装置との間で通信を行う第1通信部と、ローカルバスを介して出力ユニットとの間で通信を行う第2通信部と、第1通信部を介してマスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、マスタ装置から受信し、出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するように第2通信部を制御する制御部とを備える。
上記構成によれば、制御部が、マスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、マスタ装置から受信し、出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するように第2通信部を制御するので、ユーザの設定に従って出力ユニットが出力でき、システムの柔軟性を持たせることができる。
上記一側面に係る通信ユニットにおいて、通信ユニットはさらに、出力ユニットに対応する負荷遮断データを記憶する記憶部を備え、制御部は、第1通信部を介してマスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、記憶部に記憶される負荷遮断データを出力ユニットに通知するように第2通信部を制御する。
上記構成によれば、出力ユニットに適切な負荷遮断データを設定することができる。
本発明の一側面に係るネットワークシステムは、マスタ装置と、通信ユニットとを備えるネットワークシステムであって、通信ユニットは、ネットワークを介してマスタ装置との間で通信を行う第1通信部と、ローカルバスを介して出力ユニットとの間で通信を行う第2通信部と、第1通信部を介してマスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、マスタ装置から受信し、出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するように第2通信部を制御する制御部とを含む。
上記構成によれば、制御部が、マスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、マスタ装置から受信し、出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するように第2通信部を制御するので、ユーザの設定に従って出力ユニットが出力でき、システムの柔軟性を持たせることができる。
本発明の一側面に係る出力ユニットの制御方法は、マスタ装置が指示を発しない状態であることをマスタ装置から受信するステップと、マスタ装置から受信し、出力ユニットに出力する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するステップとを含む。
上記構成によれば、マスタ装置から受信し、出力ユニットに出力する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するので、ユーザの設定に従って出力ユニットが出力でき、システムの柔軟性を持たせることができる。
本発明の一側面に係る制御プログラムは、コンピュータに出力ユニットの制御方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、制御方法は、マスタ装置が指示を発しない状態であることをマスタ装置から受信するステップと、マスタ装置から受信し、出力ユニットに出力する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するステップとを含む。
上記構成によれば、マスタ装置から受信し、出力ユニットに出力する出力データが無効状態であることを出力ユニットに通知するので、ユーザの設定に従って出力ユニットが出力でき、システムの柔軟性を持たせることができる。
本発明の一側面に係る通信ユニット、本発明の一側面に係るネットワークシステム、本発明の一側面に係る出力ユニットの制御方法、本発明の一側面に係る出力ユニットの制御プログラムのいずれかによれば、システムの柔軟性を持たせることが可能となる。
本発明の実施形態に係る通信ゲートウェイ装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信ゲートウェイ装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)が、図面に基づいて説明される。
§1 適用例
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークシステム1に含まれる通信ゲートウェイ装置10の機能的構成を示すブロック図である。ネットワークシステム1は、通信ゲートウェイ装置10と、マスタ装置20と、スタンドアロンシステムに属するユニット11によって制御される外部入力機器61a,61cおよび外部出力機器61b,61dと、リモートIOシステムに属するユニット12によって制御される外部入力機器71a,71cおよび外部出力機器71b,71dとを含む。以下、入力ユニットおよび出力ユニットを総称して、IOユニットと呼ぶ場合もある。
マスタ装置20は、EtherNet/IP(登録商標)等の通信ネットワーク(以下、上位ネットワークと呼ぶ。)を介して通信ゲートウェイ装置10と接続されており、上位ネットワークを介して通信ゲートウェイ装置10を制御する。なお、マスタ装置20は、例えば、PLC等の装置であってもよい。
マスタ装置20が、上位ネットワークを介して通信ゲートウェイ装置10を制御している状態(運転モード)の場合、通信ゲートウェイ装置10は、マスタ装置20からの指示に応じて、IOユニット41a~41dおよび51a~51dを制御する。マスタ装置20が運転モードのときは、Run状態と呼ばれ、マスタ装置20は、Run状態であることを通信ゲートウェイ装置10に通知するとともに、出力ユニットに設定する出力データを通信ゲートウェイ装置10に送信する。
また、マスタ装置20が、プログラムのデバッグ中や、運転中にプログラムの動作が異常になった状態(プログラムモード)の場合、マスタ装置20から指示を受けられない状態となり、通信ゲートウェイ装置10は、後述のような動作を行う。マスタ装置20がプログラムモードのときは、Idle状態と呼ばれ、マスタ装置20は、Idle状態であることを通信ゲートウェイ装置10に通知する。なお、上述のRun状態およびIdle状態を、上位通信モードと呼ぶことにする。
通信ゲートウェイ装置10は、通信ユニット10Aと、スタンドアロンシステムに属するユニット11と、リモートIOシステムに属するユニット12とを含む。また、通信ユニット10Aは、第1通信部13と、第2通信部14とを含む。第1通信部13は、EtherNet/IP(登録商標)等の通信ネットワーク(上位ネットワーク)を介してマスタ装置20と接続されている。
第2通信部14は、制御部141と、ローカルバス通信部142とを含む。ローカルバス通信部142は、制御部141による制御によって、ローカルバス(下位ネットワーク)に接続されるロジック制御ユニット111、入力ユニット41a,41c,51a,51cおよび出力ユニット41b,41d,51b,51dとの間で通信を行う。
スタンドアロンシステムは、マスタ装置20からの指示がなくても単独でIOユニット41a~41dを制御することが可能である。スタンドアロンシステムは、ロジック制御ユニット111と、入力ユニット41aおよび41cと、出力ユニット41bおよび41dとを含む。
ロジック制御ユニット111は、ローカルバス通信部142を介して、入力ユニット41aおよび41cと、出力ユニット41bおよび41dとを制御する。例えば、ロジック制御ユニット111は、入力ユニット41aおよび41cを制御して、外部入力機器61aおよび61cから入力データを受信する。そして、ロジック制御ユニット111は、その入力データに基づいて演算を行い、演算結果に応じて出力ユニット41bおよび41dを制御して、外部出力機器61bおよび61dの制御を行う。
マスタ装置20は、スタンドアロンシステムの動作を監視しており、適宜スタンドアロンシステムとの間で通信を行う。したがって、上位通信モードがRun状態であっても、Idle状態であっても、スタンドアロンシステムは、単独で動作することが可能である。
一方、リモートIOシステムは、入力ユニット51aおよび51cと、出力ユニット51bおよび51dとを含む。マスタ装置20からの指示に応じてIOユニット51a~51dを制御している。例えば、リモートIOシステムは、マスタ装置20からの指示に応じて入力ユニット51aおよび51cに接続される外部入力機器71aおよび71cからの入力データを第1通信部13を介してマスタ装置20に送信する。マスタ装置20は、受信した入力データに応じて、リモートIOシステムに指示(出力データ)を送信し、リモートIOシステムは、マスタ装置20からの指示に応じて出力ユニット51bおよび51dに出力データを設定する。これによって、外部出力機器71bおよび71dを制御することができる。
制御部141は、第1通信部13を介してマスタ装置20からRun状態の上位通信モードを受信している場合には、マスタ装置20からの指示に応じてローカルバス通信部142を制御する。すなわち、制御部141は、マスタ装置20からの指示に応じて、入力ユニット51aおよび51cを介して外部入力機器71aおよび71cからの入力データを受信して第1通信部13を介してマスタ装置20に送信し、マスタ装置20から受信した出力データに応じて出力ユニット51bおよび51dを制御することにより、外部出力機器71bおよび71dを制御する。
出力ユニット51bは、制御部511と、記憶部512とを含む。記憶部512は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等によって構成され、上位通信モードがIdle状態のときに、出力ユニット51bに設定する設定データ(以下、負荷遮断データとも呼ぶ。)を記憶している。複数の出力ユニット毎に異なる負荷遮断データが記憶されている。
制御部141が、第1通信部13を介してマスタ装置20からIdle状態(マスタ装置20から指示を受けられない状態)の上位通信モードを受信している場合には、制御部511は、記憶部512に記憶される負荷遮断データを読み出し、出力ユニット51bに負荷遮断データを設定する。これによって、ユーザの設定に従って出力ユニット51bが出力でき、システムの柔軟性を持たせることができる。
なお、通信ユニット10Aが、記憶部を有し、出力ユニット51bおよび51dに設定する負荷遮断データを記憶しておき、マスタ装置20からIdle状態の上位通信モードを受信している場合に、記憶部を参照して全ての出力ユニットに負荷遮断データを設定するようにしてもよい。
§2 構成例
(ネットワークシステム1の全体概要)
図2は、本発明の実施形態に係る通信ゲートウェイ装置10を備えたネットワークシステム1の概略構成を示す図である。ネットワークシステム1は、通信ゲートウェイ装置10と、マスタ装置20と、ハブ装置30と、スタンドアロンシステムによって制御される外部入力機器61a,61cおよび外部出力機器61b,61dと、リモートIOシステムによって制御される外部入力機器71a,71cおよび外部出力機器71b,71dとを含む。
マスタ装置20と通信ゲートウェイ装置10とは、ハブ装置30を介して、上位ネットワークによって接続される。通信ゲートウェイ装置10は、通信ユニット10Aと、スタンドアロンシステムに属するユニット11と、リモートIOシステムに属するユニット12とを備えている。図2に示すように、スタンドアロンシステムおよびリモートIOシステムには、外部入力機器および外部出力機器を接続するための複数のIOユニットが設けられており、ケーブルを接続することによって外部入力機器および外部出力機器との接続が可能となっている。
図2において、スタンドアロンシステムに属するユニット11に接続される外部入力機器61a,61cおよび外部出力機器61b,61dは、スタンドアロンシステムグループ60に属し、スタンドアロンシステムに割り付けられる。また、リモートIOシステムに属するユニット12に接続される外部入力機器71a,71cおよび外部出力機器71b,71dは、リモートIOシステムグループ70に属し、マスタ装置20に割り付けられる。
下記の表1は、出力ユニットの仕様の一例を示す。この出力ユニットは、アナログ出力ユニットであり、上位通信モードがRun状態からIdle状態に遷移したときに、出力ユニットに設定される設定内容が記載されている。
Figure 2022109780000002
表1の設定内容の1番目にあるように、「保持出力」が設定されている場合、出力ユニットは異常が発生する直前の値を保持し、その値を出力する。なお、Run状態においては、出力レンジの電圧値は、-10V~+10Vの範囲で、電流値は、4~20mAの範囲で設定可能である。Idle状態においては、上限値11V、20.8mAおよび下限値-11V、3.2mAの設定が可能である。
表1の設定内容の2番目にあるように、「下限値出力」が設定されている場合、出力ユニットは、各出力レンジの下限値(-11V、3.2mA)を出力する。また、表1の設定内容の3番目にあるように、「上限値出力」が設定されている場合、出力ユニットは、各出力レンジの上限値(11V、20.8mA)を出力する。
表1の設定内容の4番目にあるように、「ユーザ指定値出力」が設定されている場合、出力ユニットは、ユーザによって指定された値を出力する。また、表1の設定内容の5番目にあるように、「0出力」が設定されている場合、出力ユニットは、各出力レンジの出力設定値「0」の場合のアナログ値を出力する。
下記の表2は、出力ユニットの仕様の一例を示す。この出力ユニットは、デジタル出力ユニットであり、上位通信モードがRun状態からIdle状態に遷移したときに、出力ユニットに設定される設定内容が記載されている。
Figure 2022109780000003
表2にあるように、出力接点00および出力接点01は、負荷遮断時の出力設定が可能であり、0(FALSE)の場合、出力をOFFし、1(TRUE)の場合、出力の現在値を保持する。出力接点00および出力接点01の初期値は共にFALSEである。
上位通信モードがRun状態の場合、リモートIOシステムは、OP(オペレーション)状態であり、IOリフレッシュを行っている運転中の状態である。ここで、IOリフレッシュは、INリフレッシュと、OUTリフレッシュとに分けられる。INリフレッシュは、入力ユニットから入力データを入力する動作である。また、OUTリフレッシュは、出力ユニットの出力を更新する動作である。
上位通信モードがIdle状態の場合、リモートIOシステムは、SafeOP(セーフ・オペレーション)状態であり、INリフレッシュのみを行っており、OUTリフレッシュは行わない。したがって、入力ユニットからの入力データのみが有効である。このとき、上述のように、制御部511は、記憶部512に記憶される負荷遮断データを読み出し、出力ユニット51bに設定する。
出力ユニットが制御する外部出力機器の一例として、温度制御を行う装置が挙げられる。この温度制御装置が高温の状態で、上位通信モードがIdle状態に遷移すると、温度制御装置が高温の状態のままとなり、安全性が損なわれる。また、温度制御装置の出力をOFFして温度が急激に低下する場合も、安全性が損なわれる場合がある。記憶部512に記憶される設定データ(負荷遮断データ)として、このような状態に陥らないような温度設定となるような値が設定される。
また、出力ユニットがサーボモータを制御する場合、サーボモータを駆動するための駆動波形が固定となったり、駆動波形が出力され続けたりすると、サーボモータで制御する装置の安全性を損なう場合がある。これらのような外部出力機器を出力ユニットで制御する場合、上位通信モードがIdle状態になると、制御部511が、記憶部512に記憶される負荷遮断データを読み出し、出力ユニット51bに設定するので、安全性が損なわれることを防止することができる。
§3 動作例
図3は、本発明の実施形態に係る通信ゲートウェイ装置10の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、制御部141は、第1通信部13を介してマスタ装置20から出力データを受信する(S1)。
次に、制御部141は、第1通信部13を介してマスタ装置20から上位通信モードを受信する(S2)。前回受信した上位通信モードがRun状態であり、今回受信した上位通信モードがIdle状態であれば(S3,RunからIdle)、制御部141は、リモートIOシステムグループ70に属するIOユニット51a~51dをSafeOP状態に遷移させ(S4)、ステップS7に処理が進む。
このとき、制御部141は、ローカルバス通信部142を介して、出力ユニット51bおよび51dにOP状態からSafeOP状態に遷移したことを通知して、マスタ装置20からの出力データが無効であることを通知する。
出力ユニット51bの制御部511は、通信ユニット10AからSafeOP状態に遷移したことを受信すると、記憶部512に記憶される負荷遮断データを読み出し、その値を外部出力機器71bに出力する。なお、制御部511は、表1および表2に示す設定内容に従って負荷遮断データを決定し、その値を外部出力機器71bに出力する。
また、出力ユニット51dは、出力ユニット51bのような制御部511および記憶部512を有していない。この場合、通信ユニット10Aは、出力ユニット51dに対してSafeOP状態に遷移したことを通知すると共に、図示しない記憶部に記憶される負荷遮断データを出力ユニット51dに通知する。出力ユニット51dは、通信ユニット10AからSafeOP状態に遷移したことを受信すると、通信ユニット10Aから負荷遮断データを受信し、その値を外部出力機器71dに出力する。
また、前回受信した上位通信モードと、今回受信した上位通信モードとが同じであれば(S3,前回と同じ)、制御部121は、特に処理を行わずに(S5)、ステップS7に処理が進む。
また、前回受信した上位通信モードがIdle状態であり、今回受信した上位通信モードがRun状態であれば(S3,IdleからRun)、制御部141は、リモートIOシステムグループ70に属するIOユニット51a~51dをOP状態に遷移させ(S6)、ステップS7に処理が進む。
ステップS7において、制御部141は、今回受信した上位通信モードを保存し(S7)、ステップS1に戻って以降の処理を繰り返す。なお、ステップS1~S7の処理は、定期的に行われ、その周期は予め定められているものとする。
§4 作用、効果
本発明の実施形態によれば、制御部141が、第1通信部13を介してマスタ装置20からIdle状態の上位通信モードを受信している場合には、制御部511が、記憶部512に記憶される設定データを読み出し、出力ユニット51bに設定するようにした。したがって、出力ユニット51bは、出力を遮断して、外部出力機器71bの誤動作や予期せぬ状態になることを防止でき、安全性を確保することができる。
また、制御部141は、上位通信モードがIdle状態の場合、記憶部に記憶される負荷遮断データを読み出し、出力ユニット51bおよび51dのそれぞれに対応する負荷遮断データを設定するようにした。したがって、出力ユニット51bおよび51dのそれぞれに適切な設定データを設定することができる。
また、スタンドアロンシステムは、第1通信部13を介してマスタ装置20から指示を受けられない状態となった場合でも、単独で出力ユニット41bおよび41dを制御する。したがって、出力ユニット41bおよび41dに対応する設定データは不要となる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
通信ユニット10Aの機能ブロック(特に、制御部141)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、通信ユニット10Aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。
上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAMなどを更に備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態、実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態、実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ネットワークシステム
10 通信ゲートウェイ装置
10A 通信ユニット
11 スタンドアロンシステムに属するユニット
12 リモートIOシステムに属するユニット
13 第1通信部
14 第2通信部
20 マスタ装置
30 ハブ装置
41a,41c,51a,51c 入力ユニット
41b,41d,51b,51d 出力ユニット
60 スタンドアロンシステムグループ
61a,61c,71a,71c 外部入力機器
61b,61d,71b,71d 外部出力機器
70 リモートIOシステムグループ
141,511 制御部
142 ローカルバス通信部
512 記憶部

Claims (5)

  1. ネットワークを介してマスタ装置との間で通信を行う第1通信部と、
    ローカルバスを介して出力ユニットとの間で通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部を介して前記マスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、前記マスタ装置から受信し、前記出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを前記出力ユニットに通知するように前記第2通信部を制御する制御部とを備える、通信ユニット。
  2. 前記通信ユニットはさらに、前記出力ユニットに対応する負荷遮断データを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記第1通信部を介して前記マスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、前記記憶部に記憶される前記負荷遮断データを前記出力ユニットに通知するように前記第2通信部を制御する、請求項1に記載の通信ユニット。
  3. マスタ装置と、通信ユニットとを備えるネットワークシステムであって、
    前記通信ユニットは、ネットワークを介して前記マスタ装置との間で通信を行う第1通信部と、
    ローカルバスを介して出力ユニットとの間で通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部を介して前記マスタ装置から指示を受けられない状態となった場合、前記マスタ装置から受信し、前記出力ユニットに送信する出力データが無効状態であることを前記出力ユニットに通知するように前記第2通信部を制御する制御部とを含む、ネットワークシステム。
  4. マスタ装置が指示を発しない状態であることを前記マスタ装置から受信するステップと、
    前記マスタ装置から受信し、出力ユニットに出力する出力データが無効状態であることを前記出力ユニットに通知するステップとを含む、出力ユニットの制御方法。
  5. コンピュータに出力ユニットの制御方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記制御方法は、マスタ装置が指示を発しない状態であることを前記マスタ装置から受信するステップと、
    前記マスタ装置から受信し、出力ユニットに出力する出力データが無効状態であることを前記出力ユニットに通知するステップとを含む、コンピュータプログラム。
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