JP2022108783A - スイッチギヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】本願は、ホットガスの排出効率を上げるとともに金属粒子の盤外への放出を抑制するスイッチギヤを提供するものである。【解決手段】直流遮断器(101)と、直流遮断器(101)の上部に配置された消弧室(102)と、盤天井板(100a)に形成された換気連通口(140)と、換気連通口(140)と連通する換気搭(150)と、消弧室(102)と換気連通口(140)との間に配置されたアークスペース枠体(120)とを有するスイッチギヤ(100)であって、アークスペース枠体(120)に取り付けられた遮蔽構造体(200)を備え、遮蔽構造体(200)は、傾斜されて配置される複数の遮蔽板(201a,201b,201c,201d)と、遮蔽板(201a,201b,201c,201d)が取り付けられる遮蔽板取付フレーム(202)と、遮蔽板取付フレーム(202)が固定され、アークスペース枠体(120)に取り付けられる盤取付フレーム(203)とから構成されたものである。【選択図】図1

Description

本願は、スイッチギヤに関するものである。
直流遮断器が配置されたスイッチギヤにおいて、直流遮断器において発生する熱をスイッチギヤの盤外に排気するために、スイッチギヤの盤天井板に換気連通口を設け、換気連通口を覆うように換気口を有する換気塔が設けられている。換気塔の換気口から直流遮断器において発生する熱をスイッチギヤの盤外に排気している。(特許文献1参照)
直流遮断器において、電流の遮断が行われた場合、接点間にアークが発生し、消弧室にてアークが消弧されて高温・高圧のホットガスとなるとともに、高温の金属粒子も発生する。高温・高圧のホットガスと高温の金属粒子は消弧室からその消弧室の上部とスイッチギヤの盤天井板の換気連通口との間に配置したアークスペース枠体内に放出される。このアークスペース枠体により金属粒子のスイッチギヤの盤内への飛散を防止している。
アークスペース枠体内に放出された高温・高圧のホットガスをスイッチギヤの盤天井板に換気連通口を通して換気塔の換気口からスイッチギヤの盤外に排気している。高温・高圧のホットガスの排気に伴い高温の金属粒子の一部も換気塔の換気口からスイッチギヤの盤外に排気されることになる。
特開昭62-206723号公報
上述した従来のスイッチギヤは、消弧室からアークスペース枠体内に放出された高温・高圧のホットガスと高温の金属粒子がアークスペース枠体内に充満する。ホットガスを効率よく盤外へ排出するとともに金属粒子の盤外への放出を防ぐ必要がある。
しかしながら、従来のスイッチギヤは、アークスペース枠体内に充満するホットガスの排出効率を上げることが難しく、金属粒子の盤外への放出を抑制することも困難な状態であるという問題点があった。
直流遮断器の小型化が進む状況下においてアークスペース枠体の縮小化も図られ、ホットガスの排出効率をさらに低下させるとともに、金属粒子の盤外への放出量が増大するという問題点があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、その目的は、ホットガスの排出効率を上げるとともに金属粒子の盤外への放出を抑制するスイッチギヤを提供するものである。
本願に開示されるスイッチギヤは、直流遮断器と、前記直流遮断器の上部に配置された消弧室と、盤天井板に形成された換気連通口と、前記換気連通口と連通する換気搭と、前記消弧室と前記換気連通口との間に配置されたアークスペース枠体とを有するスイッチギヤであって、前記アークスペース枠体に取り付けられた遮蔽構造体を備え、前記遮蔽構造体は、傾斜されて配置される複数の遮蔽板と、前記遮蔽板が取り付けられる遮蔽板取付フレームと、前記遮蔽板取付フレームが固定され、前記アークスペース枠体に取り付けられる盤取付フレームとから構成されたものである。
また、本願に開示されるスイッチギヤは、直流遮断器と、前記直流遮断器の上部に配置された消弧室と、盤天井板に形成された換気連通口と、前記換気連通口と連通する換気搭と、前記消弧室と前記換気連通口との間に配置されたアークスペース枠体とを有するスイッチギヤであって、前記アークスペース枠体に取り付けられた第1遮蔽構造体と、前記アークスペース枠体に取り付けられ、前記第1遮蔽構造体より下流側に配置された第2遮蔽構造体とを備え、前記第1遮蔽構造体は、傾斜されて配置される複数の第1遮蔽板と、前記第1遮蔽板が取り付けられる第1遮蔽板取付フレームと、前記第1遮蔽板取付フレームが固定され、前記アークスペース枠体に取り付けられる第1盤取付フレームとから構成され、前記第2遮蔽構造体は、傾斜されて配置される複数の第2遮蔽板と、前記第2遮蔽板が取り付けられる第2遮蔽板取付フレームと、前記第2遮蔽板取付フレームが固定され、前記アークスペース枠体に取り付けられる第2盤取付フレームとから構成されたものである。
本願に開示されるスイッチギヤによれば、ホットガスの排出効率を上げるとともに金属粒子の盤外への放出を抑制することができる。
実施の形態1によるスイッチギヤを示す断面図である。 実施の形態1によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。 実施の形態1によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。 実施の形態2によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。 実施の形態2によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。 実施の形態3によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。 実施の形態4によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。 実施の形態5によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。 実施の形態5によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。 実施の形態6によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す正面図である。 実施の形態6によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本願の実施の形態1を図1から図3に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1は実施の形態1によるスイッチギヤを示す断面図であり、直流遮断器における接点が開離動作中の状態を示す。図2は実施の形態1によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。図3は実施の形態1によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。
まず、図1により直流遮断器101の構成について説明する。直流遮断器101は、電流通電時において、消弧空間が形成された消弧室102の下部に配置された上部導体103とその下側に配置された下部導体104を上部導体103に接続された固定側主接点105と、下部導体104に接続した可動子106に接続された可動側主接点107とが接触し、可動子106が上部導体103と下部導体104を介して電流を通電させている。
電流遮断時では、事故電流が流れると、下部導体104に配置された過電流検出器108が過電流を検出および動作し、電流通電時において、可動子106を保持していたラッチ109を解除することで、回転軸110を中心に可動子106が時計方向に回転し開極動作を行う。固定側主接点105および可動側主接点107は消弧室102内部に収納されており、固定側主接点105および可動側主接点107の上部には遮断時にアークKが発生するアーク接触子が配置されており、固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112によって構成されている。
これら固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112は、開極動作において、固定側主接点105および可動側主接点107の開離の後に遅れて開離することで、アークKが固定側主接点105および可動側主接点107で発生し溶損することを防止し、固定側主接点105および可動側主接点107を保護している。
固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112の上部には発生したアークKを転流させ消弧室102上部へと導くためのアークホーンが配置されており、アークホーンは固定側アークホーン113と可動側アークホーン114によって構成されている。
消弧室102の上側には、電極降下電圧およびアーク長さの延長によって、アーク電圧を高め限流遮断するための磁性を持つ薄板状の磁性体からなるグリッド115aが複数配置されており、グリッド115aのグリッド集合体115の上部側にはアークガスを消弧室102外部へと排気するための排気口116が設けられている。
消弧室102の排気口116の上部側に遮断器上部開口130が設けられ、遮断器上部開口130の上方のスイッチギヤ100の盤天井板100aに例えば四角形状の換気連通口140が設けられ、遮断器上部開口130と換気連通口140との間にアークスペース枠体120が設けられている。
スイッチギヤ100の盤天井板100aには換気連通口140が形成され、換気連通口140の上方には換気塔150が設けられ、換気塔150は換気連通口140を覆うように設けられている。
次に、アークスペース枠体120に取り付けられた遮蔽構造体200について説明する。遮蔽構造体200は次のように構成される。複数の遮蔽板201a,201b,201c,201dが高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子の放出方向HMに対して傾斜されて配置されている。複数の遮蔽板201a,201b,201c,201dの両側はそれぞれ折曲された取付部201a1,201b1,201c1,201d1が形成されている。なお、複数の遮蔽板201a,201b,201c,201dの傾斜角度は例えば右肩上がりの45度近辺で配置されているが、この傾斜角度に限定されるものではない。
遮蔽板201a,201b,201c,201dのそれぞれに折曲された取付部201a1,201b1,201c1,201d1は遮蔽板取付フレーム202に取り付けられている。遮蔽板取付フレーム202は盤取付フレーム203に固定されている。そして、盤取付フレーム203はアークスペース枠体120に取り付けられ、遮蔽構造体200が構成される。
また、遮蔽板201a,201b,201c,201dの上面にはそれら遮蔽板201a,201b,201c,201dの補強用として例えばU字状の補強体204a,204b,204c,204dが設けられている。補強体204a,204b,204c,204dの形状はU字状に限定されるものではない。なお、遮蔽板201a,201b,201c,201dがホットガスおよび金属粒子の高圧力に耐え得る場合、補強体204a,204b,204c,204dは必ずしも設ける必要性はない。
図2に示すように、遮蔽板201aと遮蔽板201b、遮蔽板201cと遮蔽板201dとはスイッチギヤ100の盤天井板100a側から見たとき、遮蔽板201aと遮蔽板201b、遮蔽板201cと遮蔽板201dとが重なりあった状態の配置となり、高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子がスイッチギヤ100の換気連通口140に直接放出されない配置構成となっている。また、遮蔽板201bと遮蔽板201cとはスイッチギヤ100の盤天井板100a側から見たとき、遮蔽板201bと遮蔽板201cとが重なりあわない状態の配置となっているが、遮蔽板201bと遮蔽板201cとが重なりあった状態の配置とするようにしてもよい。
次に換気方向について述べる。固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112は、開極動作において、固定側主接点105と可動側主接点107とが開離することで、アークKが固定側主接点105および可動側主接点107で発生してアークガスが消弧室102に充満し、排気口116から上方の遮断器上部開口130側に噴出する。
排気口116から上方に噴出する際、アークガスは高温・高圧のホットガスとして噴出されるとともに高温の金属粒子も同時に噴出する。金属粒子がスイッチギヤ100の盤内機器に飛散しないようにアークスペース枠体120を設けている。
アークスペース枠体120に取り付けた遮蔽構造体200の作用について説明する。アークスペース枠体120内に噴出した高温・高圧のホットガスと高温の金属粒子は遮蔽板201a,201b,201c,201dの下面に衝突し、高温・高圧のホットガスは遮蔽板201a,201b,201c,201dの下面の傾斜方向に沿ってスムーズに流れてアークスペース枠体120の上部の換気連通口140側に流通し、換気塔150から盤外に放出される。
遮蔽板201a,201b,201c,201dを傾斜させて配置したことにより、換気用の流路断面積を増大させることができるので、アークスペース枠体120内に充満するホットガスの排出効率を向上させることができる。
ホットガスをスムーズにスイッチギヤ100の盤外に排気することができるので、電流遮断時に直流遮断器101にかかる圧力負荷を低減することができるとともに、スイッチギヤ100の盤構造あるいは直流遮断器101の損傷が生じないようにすることができる。
また、高温の金属粒子は遮蔽板201a,201b,201c,201dの下面に衝突して上部側への上昇を止めることができるので、高温の金属粒子の盤外への放出を著しく抑制することができる。なお、高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子の放出方向HMに対して、遮蔽板201bと遮蔽板201cとのわずかな空間を高温の金属粒子が上昇しようとするが、遮蔽板201bの下面に衝突して金属粒子の上昇が止められるが、金属粒子の一部が遮蔽板201bの下面の傾斜面に沿って流出する金属粒子の一部によって衝突して上昇が止められる。
実施の形態2.
図4は実施の形態2によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。図5は実施の形態2によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。
上述した実施の形態1においては、複数の遮蔽板201a,201b,201c,201dが右肩上がりの傾斜角度の配置とした場合について述べたが、この実施の形態2においては、上述した実施の形態1の傾斜角度と逆方向の傾斜角度、すなわち、左肩上がりの傾斜角度の配置としたものである。この実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の動作となり、同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図6は実施の形態3によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。
この実施の形態3においては、遮蔽板201a,201bの傾斜角度と遮蔽板201c,201dの傾斜角度を逆方向に配置したものである。すなわち、遮蔽板201a,201bが右肩上がりの傾斜角度とし、遮蔽板201c,201dが左肩上がりの傾斜角度としたものである。あるいは、遮蔽板201a,201bが左肩上がりの傾斜角度とし、遮蔽板201c,201dが右肩上がりの傾斜角度としたものでもよい。
この実施の形態3においても、上述した実施の形態1および実施の形態2と同様の動作となり、同様の効果を奏する。また、遮蔽板201bと遮蔽板201cとが逆方向の傾斜角度に配置したことにより、遮蔽板201bの下面に沿って上昇する金属粒子の一部と遮蔽板201cの下面に沿って上昇する金属粒子の一部とを衝突させることができ、金属粒子の上昇をさらに抑制ことができる。
実施の形態4.
図7は実施の形態4によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。
この実施の形態4においては、遮蔽板201a,201cの傾斜角度と遮蔽板201b,201dの傾斜角度を逆方向に配置したものである。すなわち、遮蔽板201a,201cが右肩上がりの傾斜角度とし、遮蔽板201b,201dが左肩上がりの傾斜角度としたものである。あるいは、遮蔽板201a,201cが左肩上がりの傾斜角度とし、遮蔽板201b,201dが右肩上がりの傾斜角度としたものでもよい。
この実施の形態4においても、上述した実施の形態1から実施の形態3と同様の動作となり、同様の効果を奏する。また、遮蔽板201aと遮蔽板201bおよび遮蔽板201cと遮蔽板201dとが逆方向の傾斜角度に配置したことにより、遮蔽板201aの下面に沿って上昇する金属粒子の一部と遮蔽板201bの下面に沿って上昇する金属粒子の一部とを衝突させることができ、遮蔽板201cの下面に沿って上昇する金属粒子の一部と遮蔽板201dの下面に沿って上昇する金属粒子の一部とを衝突させることができ、金属粒子の上昇をさらに抑制ことができる。なお、遮蔽板201bと遮蔽板201cとの間は実質的に空間がないように設置しているので、遮蔽板201bと遮蔽板201cとの間からの高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子の放出がない状態としている。
実施の形態5.
図8は実施の形態5によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。図9は実施の形態5によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。
アークスペース枠体120に第1遮蔽構造体300が取り付けられ、第1遮蔽構造体300の下流側でアークスペース枠体120に第2遮蔽構造体400が取り付けられている。第1遮蔽構造体300は次のように構成される。
複数の第1遮蔽板301a,301b,301cが高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子の放出方向HMに対して傾斜されて配置されている。複数の第1遮蔽板301a,301b,301cの両側はそれぞれ折曲された第1取付部301a1,301b1,301c1が形成されている。なお、複数の第1遮蔽板301a,301b,301cの傾斜角度は例えば左肩上がりの45度近辺で配置されているが、この傾斜角度に限定されるものではない。
第1遮蔽板301a,301b,301cのそれぞれに折曲された第1取付部301a1,301b1,301c1は第1遮蔽板取付フレーム302に取り付けられている。第1遮蔽板取付フレーム302は第1盤取付フレーム303に固定されている。そして、第1盤取付フレーム303はアークスペース枠体120に取り付けられ、第1遮蔽構造体300が構成される。
また、第1遮蔽板301a,301b,301cの上面にはそれら第1遮蔽板301a,301b,301cの補強用として例えばU字状の第1補強体304a,304b,304cが設けられている。第1補強体304a,304b,304cの形状はU字状に限定されるものではない。なお、第1遮蔽板301a,301b,301cがホットガスおよび金属粒子の高圧力に耐え得る場合、第1補強体304a,304b,304cは必ずしも設ける必要性はない。
次に、第1遮蔽構造体300より下流側に配置された第2遮蔽構造体400は次のように構成される。複数の第2遮蔽板401a,401bが高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子の放出方向HMに対して傾斜されて配置されている。複数の第2遮蔽板401a,401bの両側はそれぞれ折曲された第2取付部401a1,401b1が形成されている。なお、複数の第2遮蔽板401a,401bの傾斜角度は例えば右肩上がりの45度近辺で配置されているが、この傾斜角度に限定されるものではない。
第2遮蔽板401a,401bのそれぞれに折曲された第2取付部401a1,401b1は第2遮蔽板取付フレーム402に取り付けられている。第2遮蔽板取付フレーム402は第2盤取付フレーム403に固定されている。そして、第2盤取付フレーム403はアークスペース枠体120に取り付けられ、第2遮蔽構造体400が構成される。
また、第2遮蔽板401a,401bの上面にはそれら第2遮蔽板401a,401bの補強用として例えばU字状の第2補強体404a,404bが設けられている。第2補強体404a,404bの形状はU字状に限定されるものではない。なお、第2遮蔽板401a,401bがホットガスおよび金属粒子の高圧力に耐え得る場合、第2補強体404a,404bは必ずしも設ける必要性はない。
この実施の形態5は図8に示すように、第1遮蔽構造体300は左肩上がりの傾斜角度で配置された3つの第1遮蔽板301a,301b,301cを有し、第2遮蔽構造体400は第1遮蔽板301a,301b,301cとは逆方向の右肩上がりの傾斜角度で配置された2つの第2遮蔽板401a,401bを有しており、第2遮蔽板401aは第1遮蔽板301aと第1遮蔽板301bとの間に位置するように配置され、第2遮蔽板401bは第1遮蔽板301bと第1遮蔽板301cとの間に位置するように配置されている。
このように、第1遮蔽構造体300の第1遮蔽板301a,301b,301cと、第2遮蔽構造体400の第2遮蔽板401a,401bを配置することにより、スイッチギヤ100の盤天井板100a側から見たとき、第1遮蔽板301a,301b,301cと第2遮蔽板401a,401bとが重なりあった状態の配置となり、高温・高圧のホットガスおよび高温の金属粒子がスイッチギヤ100の換気連通口140に直接放出されない配置構成となっている。
アークスペース枠体120に取り付けた第1遮蔽構造体300および第2遮蔽構造体400の作用について説明する。アークスペース枠体120内に噴出した高温・高圧のホットガスと高温の金属粒子は上流側の第1遮蔽板301a,301b,301cの下面に衝突して金属粒子の上昇が止められ、高温・高圧のホットガスは第1遮蔽板301a,301b,301cの下面の傾斜方向に沿ってスムーズに流れて上昇する。
第1遮蔽板301aと第1遮蔽板301bとの間、および第1遮蔽板301bと第1遮蔽板301cとの間を通った高温・高圧のホットガスと高温の金属粒子は下流側の第2遮蔽板401a,401bの下面に衝突して金属粒子の上昇が止められ、高温・高圧のホットガスは第2遮蔽板401a,401bの下面の傾斜方向に沿ってスムーズに流れて上昇する。そして、アークスペース枠体120の上部の換気連通口140側に流通し、換気塔150から盤外に放出される。
上流側に第1遮蔽板301a,301b,301cおよび下流側に第2遮蔽板401a,401bをそれぞれ逆方向に傾斜させて配置したことにより、換気用の流路断面積を増大させることができるので、アークスペース枠体120内に充満するホットガスの排出効率をより一層向上させることができる。
ホットガスを二段構造にてスムーズにスイッチギヤ100の盤外に排気することができるので、電流遮断時に直流遮断器101にかかる圧力負荷を低減することができるとともに、スイッチギヤ100の盤構造あるいは直流遮断器101の損傷が生じないようにすることができる。
また、高温の金属粒子は上流側に配置した第1遮蔽板301a,301b,301cおよび下流側に配置した第2遮蔽板401a,401bのそれぞれの下面に衝突して上方側への上昇を二段構造にて止めることができるので、高温の金属粒子の盤外への放出をより一層抑制することができる。
実施の形態6.
図10は実施の形態6によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す断面図である。図11は実施の形態6によるスイッチギヤにおける遮蔽構造体を示す斜視図である。
上述した実施の形態5においては、複数の第1遮蔽板301a,301b,301cが左肩上がりの傾斜角度の配置とし、複数の第2遮蔽板401a,401bが右肩上がりの傾斜角度の配置とした場合について述べたが、この実施の形態6においては、上述した実施の形態5の傾斜角度と逆方向の傾斜角度、すなわち、複数の第1遮蔽板301a,301b,301cが右肩上がりの傾斜角度の配置とし、複数の第2遮蔽板401a,401bが左肩上がりの傾斜角度の配置としたものである。この実施の形態6においても、上述した実施の形態5と同様の動作となり、同様の効果を奏する。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
本願は、ホットガスの排出効率を上げるとともに金属粒子の盤外への放出を抑制することができるスイッチギヤの実現に好適である。
100 スイッチギヤ、100a 盤天井板、101 直流遮断器、102 消弧室、120 アークスペース枠体、140 換気連通口、150 換気塔、200 遮蔽構造体、201a 遮蔽板、201b 遮蔽板、201c 遮蔽板、201d 遮蔽板、202 遮蔽板取付フレーム、203 盤取付フレーム、204a 補強体、204b 補強体、204c 補強体、204d 補強体、300 第1遮蔽構造体、301a 第1遮蔽板、301b 第1遮蔽板、301c 第1遮蔽板、302 第1遮蔽板取付フレーム、303 第1盤取付フレーム、304a 第1補強体、304b 第1補強体、304c 第1補強体、400 第2遮蔽構造体、401a 第2遮蔽板、401b 第2遮蔽板、402 第2遮蔽板取付フレーム、403 第2盤取付フレーム、404a 第2補強体、404b 第2補強体

Claims (7)

  1. 直流遮断器と、前記直流遮断器の上部に配置された消弧室と、盤天井板に形成された換気連通口と、前記換気連通口と連通する換気搭と、前記消弧室と前記換気連通口との間に配置されたアークスペース枠体とを有するスイッチギヤであって、
    前記アークスペース枠体に取り付けられた遮蔽構造体を備え、前記遮蔽構造体は、傾斜されて配置される複数の遮蔽板と、前記遮蔽板が取り付けられる遮蔽板取付フレームと、前記遮蔽板取付フレームが固定され、前記アークスペース枠体に取り付けられる盤取付フレームとから構成されたことを特徴とするスイッチギヤ。
  2. 複数の前記遮蔽板の傾斜方向は同一方向に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  3. 一方の前記遮蔽板の傾斜方向と他方の前記遮蔽板の傾斜方向が逆方向に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  4. 前記遮蔽板に補強体が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスイッチギヤ。
  5. 直流遮断器と、前記直流遮断器の上部に配置された消弧室と、盤天井板に形成された換気連通口と、前記換気連通口と連通する換気搭と、前記消弧室と前記換気連通口との間に配置されたアークスペース枠体とを有するスイッチギヤであって、
    前記アークスペース枠体に取り付けられた第1遮蔽構造体と、前記アークスペース枠体に取り付けられ、前記第1遮蔽構造体より下流側に配置された第2遮蔽構造体とを備え、前記第1遮蔽構造体は、傾斜されて配置される複数の第1遮蔽板と、前記第1遮蔽板が取り付けられる第1遮蔽板取付フレームと、前記第1遮蔽板取付フレームが固定され、前記アークスペース枠体に取り付けられる第1盤取付フレームとから構成され、前記第2遮蔽構造体は、傾斜されて配置される複数の第2遮蔽板と、前記第2遮蔽板が取り付けられる第2遮蔽板取付フレームと、前記第2遮蔽板取付フレームが固定され、前記アークスペース枠体に取り付けられる第2盤取付フレームとから構成されたことを特徴とするスイッチギヤ。
  6. 前記第1遮蔽板の傾斜方向と前記第2遮蔽板の傾斜方向が逆方向に配置されたことを特徴とする請求項5に記載のスイッチギヤ。
  7. 前記第1遮蔽板に第1補強体が設けられ、前記第2遮蔽板に第2補強体が設けられたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のスイッチギヤ。
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