JP2022108670A - 移動体利用システム及び移動体利用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ユーザが利用する予定の移動体が適切に利用されているか、或いは、適切に利用されたものであるかを把握することができる、移動体利用システムを提供することを目的とする。【解決手段】複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムであって、サーバ装置が、移動体を利用している一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信手段とを備える、移動体利用システム。【選択図】 図6

Description

本発明は、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供する移動体利用システム及び移動体利用方法に関する。
従来から、自動車などの車両をレンタルする、或いは、シェアするためのサービスが提供されている。これらのサービスは、車両を所有しなくても、希望するタイミングで車両を利用することができる、というメリットがある。
これらのカーレンタルやカーシェアリングサービスは、不特定のユーザにより車両が利用されるため、先に利用したユーザが清潔な状態を維持することなく車内を汚したような場合、次のユーザは同じ車両を気持ちよく利用することができなくなる。このような問題を解決するため、例えば、車両の車室内の臭いの強度を取得し、臭いの強度がしきい値以上である場合に、車両の清掃を依頼するための情報を出力する情報処理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ただし、このように車両内の清掃が適切なタイミングで行われれば、ユーザが不快に感じる機会をある程度減らすことはできるものの、ユーザとしては、これから利用する予定の車両が適切に利用されたものであるかを把握することができれば、より不安感なく、カーレンタルやカーシェアリングサービスを利用することができる。しかし、これまでは、これから利用する予定の車両が適切に利用されたものであるかを把握するための手段は存在しなかった。
特開2020-189599号公報
本発明は、このような課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、ユーザが利用する予定の移動体が適切に利用されているか、或いは、適切に利用されたものであるかを把握することができる、移動体利用システム及び移動体利用方法を提供することである。
本発明の課題は、
[1]複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムであって、サーバ装置が、移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信手段とを備える、移動体利用システム;
[2]ユーザ端末の操作により、移動体の利用予約を実行する利用予約手段とを備える、前記[1]に記載の移動体利用システム;
[3]移動体が、移動体、移動体の周辺及び/又は移動体内の状況に関する情報を取得可能な装置を備え、前記利用状況情報が、該装置により取得された情報である、前記[1]又は[2]に記載の移動体利用システム;
[4]前記一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、情報送信手段が、該移動体の利用予約をした他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する、前記[3]に記載の移動体利用システム;
[5]サーバ装置が、前記一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、移動体の利用予約を停止する利用予約停止手段と
を備える、前記[3]又は[4]に記載の移動体利用システム;
[6]他のユーザが操作する他のユーザ端末が、前記一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、該移動体が所定の条件を満たしたものであることが理解できる態様で表示する移動体表示手段と
を備える、前記[3]~[5]のいずれかに記載の移動体利用システム;
[7]複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムにおいて実行される移動体利用方法であって、サーバ装置が、移動体を利用している又は利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信ステップとを有する、移動体利用方法;
[8]複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムにおけるサーバ装置であって、移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信手段とを備える、サーバ装置;
[9]複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムにおけるユーザ端末であって、移動体を利用している又は移動体を利用した他のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を表示する情報表示手段とを備える、ユーザ端末;
[10]複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と通信接続が可能なコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報が、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信するための所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段として機能させる、プログラム;
[11]移動体が、移動体、移動体の周辺及び/又は移動体内の状況に関する情報を取得可能な装置を備えるものであり、前記利用状況情報が、該装置により取得された情報である、前記[10]に記載のプログラム;
[12]複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と通信接続が可能なコンピュータ装置であって、移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報が、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信するための所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段を備える、コンピュータ装置;
により達成することができる。
本発明によれば、ユーザが利用する予定の移動体が適切に利用されているか、或いは、適切に利用されたものであるかを把握することができる、移動体利用システムを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態にかかる移動体利用システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるユーザ端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる予約処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる車両管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる車両監視処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は以下の実施の形態に限定されない。本発明の移動体利用システムは、自動車などの車両だけでなく、ドローン、ヘリコプター、飛行船、グライダー、ジェット機などの航空機や、フェリー、貨物船などの船舶、又は、バス、電車などの公共交通機関にて利用される車両等の人が搭乗することのできる乗り物全般に適用することができる。つまり、本発明における移動体とは、車両だけでなく、上記の航空機や船舶も含む概念である。
以下では、主に、ユーザがカーシェアリングサービスを利用する場合について説明をするが、本発明の移動体利用システムは、カーシェアリングサービスだけでなく、レンタカーサービスやカーリースサービスに適用することも可能である。なお、カーシェアリングサービスは、自動車などの車両をユーザ間でシェアするサービスをいい、レンタカーサービスは、自動車などの車両を所有者からレンタルするサービスをいう。また、カーリースサービスは、リース事業者がユーザに代わって車両の購入を行い、ユーザが継続的にリース料をリース事業者に支払うことで、購入した車両を利用できるサービスをいう。なお、移動体が車両でなく、航空機や船舶の場合であっても、本発明の移動体利用システムは、シェアリングサービス、レンタルサービス、リースサービスのそれぞれに適用することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる移動体利用システムの構成を示すブロック図である。図示するように、移動体利用システムは、ユーザ端末1a~1zと、サーバ装置2と、通信ネットワーク3とから構成されている。例えば、ユーザ端末1a~1zは、カーシェアリングサービスを利用しようとしている複数のユーザのそれぞれが所有し、操作するものである。ユーザ端末1は、通信ネットワーク3を介してサーバ装置2と通信接続が可能である。
カーシェアリングの対象となる車両4には情報取得装置5が備えられており、サーバ装置2と通信接続が可能である。情報取得装置5にて取得された情報は、無線通信によりサーバ装置2へ送信される。情報取得装置5で取得された情報は、車体内側(エッジ)で処理され、特徴量情報のみをサーバ装置2側へアップロードする場合もある。これらの情報は、セキュリティーの観点から暗号化される場合がある。また、エッジで処理された特徴量情報を元に、エッジ側でしきい値判断がなされ、良否結果等の情報のみをアップロードする場合も考えられる。これにより、ユーザを特定する情報がアップロードされないため、ユーザはプライバシーを気にすることなく安心して車両を利用することが可能となる。各判断に必要なしきい値についてはクラウド経由もしくは遠隔通信手段を用いて書き換えることが可能である。同時に、異常があったと判定される場合、移動体の管理者は、その瞬間(短時間)のみの車内映像を取得し、管理者が詳細状況を把握することもできる。この情報の取得により、管理者は実際に発生していることをより精度良く判断できる。
ユーザ端末1は、表示画面と入力部を有するコンピュータ装置であれば特に限定されない。ユーザ端末1は、据え置き型であっても、携帯型でユーザが移動する際に携帯することができるものであってもよい。ユーザ端末1としては、例えば、従来型の携帯電話、タブレット型端末、スマートフォン、デスクトップ型・ノート型のパーソナルコンピュータなどが挙げられる。
図2は、本発明の実施の形態にかかるユーザ端末の構成を示すブロック図である。ユーザ端末1は、制御部11、RAM12、ストレージ部13、グラフィックス処理部14、通信インタフェース15、インタフェース部16からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部11は、CPUやROMから構成される。制御部11は、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、ユーザ端末1の制御を行なう。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出して処理を行なう。制御部11は、RAM12にロードされたプログラム及びデータを処理することで、描画命令をグラフィックス処理部14に出力する。
グラフィックス処理部14は表示部18に接続されている。表示部18は表示画面19を有している。制御部11が描画命令をグラフィックス処理部14に出力すると、グラフィックス処理部14は、表示画面19上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。ここで、表示部18はタッチセンサを備えるタッチパネルであってもよい。この表示部18のタッチパネルが入力部として機能する。
通信インタフェース15は無線又は有線により通信ネットワーク3に接続が可能であり、通信ネットワーク3を介して、サーバ装置2とデータを送受信することが可能である。通信インタフェース15を介して受信したデータは、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。インタフェース部16には外部メモリ17(例えば、SDカード等)が接続されている。
図3は、本発明の実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置2は、制御部21、RAM22、ストレージ部23及び通信インタフェース24を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部21は、CPUやROMから構成され、ストレージ部23に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置2の制御を行う。また、制御部21は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM22は、制御部21のワークエリアである。ストレージ部23は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部21は、プログラム及びデータをRAM12から読み出し、ユーザ端末1から受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
また、車両4は、陸上を移動可能な乗り物であれば特に限定されないが、車輪を有するものであることが好ましい。車両4は、例えば、自転車、原動機付自転車、自動二輪車、自動車などだけでなく、ダンプカーやブルドーザーなどの建設用途に用いられる建設車両、フォークリフトなどの荷役運搬に用いられる産業車両、トラクターなどの農業用に用いられる農業車両などの特殊用途に用いられるものも含まれる概念である。
情報取得装置5は、車両4、車両4の周辺又は車両4の内部(車内)に関する情報の取得が可能なものであれば特に限定されない。ここで、車両4に関する情報は、車両4の全体又は一部に関する情報であり、例えば、車両4のタイヤ、エンジン又はその近傍に関する情報を含む概念である。車両4の周辺に関する情報は、車両4の外部に関する情報である。
情報取得装置5としては、例えば、ドライバーモニタリングシステム(DMS)や車載器などがあげられる。DMSにより、運転者が適正な状態であるか否か、例えば、居眠り状態にないか、あくびをしているか否か、わき見運転をしているか否かなどを検知することができる。車載器では、GPS等による位置情報、加速度センサによる加速度情報の取得が可能である。
この他、情報取得装置5としては、例えば、臭気センサ、アルコールチェッカー、体温センサ等をあげることができる。臭気センサでは、空気の汚れ、車内の二酸化炭素量などを検知することができる。また、アルコールチェッカーでは、ユーザの呼気に含まれるアルコール濃度を検知することができる。
また、情報取得装置5としては、静止画像又は動画像を撮像可能な撮像装置があげられる。車両4の内部の利用前と、利用中又は利用後における画像の違いから、或いは、AI等を活用することで、汚れの有無、忘れ物の有無、嘔吐等の行為の有無、幼児等が乗車したまま残されていないか等を検知することができる。その他、情報取得装置5を活用して、車内の温度、湿度、気圧等を測定し、取得することも可能である。
さらに、情報取得装置5として、車両4のタイヤ(またはタイヤの近傍)に設置されたタイヤセンサにより、タイヤ内部の空気圧や温度を測定し、取得することも可能である。タイヤセンサから取得される情報をもとに、パンクの有無等を推定することも可能である。また、情報取得装置5として、車両4のエンジン(またはエンジンの近傍)に設置されたセンサにより、エンジンの回転数や温度を測定し、取得することも可能である。
これらの他、情報取得装置5としては、ドライブレコーダーがあげられる。ドライブレコーダーにより、車両がなんらかの障害物と衝突して急停止するなど、車両に大きな衝撃が加わったときに、その前後の数十秒の期間の車両外部(車両の前方又は後方)の映像と音声を取得することができる。
次に、予約処理について、説明する。図4は、本発明の実施の形態にかかる移動体利用システムにおける予約処理のフローチャートを示す図である。カーシェアリングサービスの利用を希望するユーザは、ユーザ端末1を操作し、所定のWebサイトへアクセスする(つまり、ブラウザを介してサーバ装置2へアクセスする)。ユーザごとに、ユーザIDとパスワードが登録されており、ユーザは、ユーザ端末1へユーザIDとパスワードを入力することで、Webサイト上の移動体利用システムにログインをする(ステップS1)。
次に、ユーザは、ユーザ端末1を操作し、カーシェアリングサービスを利用する際の希望条件を入力する(ステップS2)。希望条件としては、例えば、シェアリングを希望する日時、シェアリングをする車両4の駐車場所、予算及び/又は車両4の車種等があげられる。入力された希望条件はサーバ装置2へ送信され(ステップS3)、サーバ装置2にて受信される(ステップS4)。
サーバ装置2では、希望条件に合致した車両4が特定される(ステップS5)。ステップS5において、希望条件に合致した車両4を特定する際には、後述する車両管理テーブルを参照することで、行われる。なお、サーバ装置2において、希望条件に合致した車両4のみを特定して、ユーザ端末1の表示画面19に表示することができるが、サーバ装置2において、希望条件に合致していない車両4についても特定し、表示画面19に同時に表示することもできる。この場合、希望条件に合致した車両4についての情報を、表示画面の上部に優先的に表示したり、希望条件に合致していない車両4についての情報を異なる色で表示することも可能である。
なお、ステップS5にて希望条件に合致した車両4を特定する際に、所定の条件を満たす車両4については、ステップS5の車両4の特定対象から除外をすることができる。所定の条件を満たすか否かの判定は、サーバ装置2において予め実行されていてもよく、ステップS5にて車両4を特定する際に実行してもよい。また、判定の結果は、後述する車両管理テーブルに登録される。
車両4が所定の条件を満たすものであるか否かの判定としては、車両4を利用している、又は、過去に車両4を利用したユーザに関するユーザ情報が所定の条件を満たすか否かの判定があげられる。この場合の所定の条件としては、ユーザに関する条件であれば、適宜設計することができるが、ユーザやその同乗者が喫煙者であることや、ユーザが車両4を利用した際に所定の感染症に罹患していたこと等があげられる。
また、車両4が所定の条件を満たすものであるか否かの判定としては、車両4の利用状況に関する利用状況情報が所定の条件を満たすか否かの判定があげられる。この場合の所定の条件としては、後述するステップS25における所定の条件と同じ条件を採用することができる。
そして、特定された車両4に関する車両情報が、サーバ装置2からユーザ端末1に送信される(ステップS6)。ユーザ端末1に送信される車両情報は、後述する車両管理テーブルから取得することができる。
なお、ステップS5において、ユーザが入力した希望条件と合致し、且つ、ユーザがシェアリングを希望する日時に利用できる車両4がない場合は、利用できる車両4がない旨の通知がサーバ装置2からユーザ端末1に送信され、表示画面19にその旨が表示される。この場合、ユーザは、ユーザ端末1を操作して、再度、希望条件を入力する。
ユーザ端末1にて車両情報を受信すると(ステップS7)、ユーザ端末1の表示画面19にて、ステップS5にて抽出された複数の車両情報に対応する、車種、乗車可能人数、費用、車両の外観画像等の簡易的な情報の一覧が表示される(ステップS8)。ここで表示される簡易的な情報は、後述する車両管理テーブルから取得される。
ステップS8では、ステップS5にて抽出された複数の車両情報の一覧が表示されるが、前述した所定の条件を満たした車両4を、この一覧に含めることもできる。所定の条件を満たした車両4については、所定の条件を満たしていない車両4と区別ができるように、表示に用いられる文字や背景の色を変えたり、特定の記号を表示するなどして、所定の条件を満たしたものであることが理解できる態様で表示することができる。
次に、ユーザがユーザ端末1を操作することで、これらの複数の車両4のうち、詳細を確認したい車両4を選択すると、選択された車両4の詳細情報が表示画面19に表示される(ステップS9)。ここで表示される詳細情報も、後述する車両管理テーブルから取得することができる。
表示される詳細情報には、過去にその車両4を利用したユーザに関するユーザ情報及び/又は車両の利用状況に関する利用状況情報が含まれる。詳細情報に表示される過去の履歴としては、直前のユーザに関するユーザ情報及び/又はその利用状況に関する利用情報だけであってもよく、直前における所定回数の利用におけるユーザに関するユーザ情報及び/又はその利用状況に関する利用情報であってもよい。これらの情報は、後述する車両管理テーブルに記憶されており、ステップS5にて、車両管理テーブルから、これらの情報が抽出され、ステップS6にて、サーバ装置2からユーザ端末1へ送信される。
ここで、ユーザに関するユーザ情報とは、例えば、ユーザの属性に関する情報である。ユーザの属性に関する情報としては、年代、性別、同乗者の年代、性別、乗車人数などの同乗者の情報も含まれる。
ユーザの車両4の利用状況に関する利用状況情報としては、例えば、その車両4の利用時における車両4の故障の有無や走行距離、ユーザがその車両4を適切に利用したか否かを示す情報などがあげられる。例えば、ユーザがその車両4を適切に利用したか否かを示す情報としては、ユーザが飲酒運転をしていた等の情報や、ユーザの体調が悪く車内で嘔吐した等の情報などが含まれる。また、ユーザの車両4の利用状況に関する利用状況情報には、現時点で車両4を利用しているユーザ又は直前に利用していたユーザによる利用状況情報だけでなく、過去の複数のユーザによる車両4の利用により蓄積された利用状況情報を含んでいてもよい。
車両4の利用状況に関する利用状況情報としては、例えば、車両4のメンテナンスの状況や履歴に関する情報が含まれる。車両4のメンテナンス状況や履歴に関する情報としては、例えば、エンジンオイルやその他の消耗品や部品等の交換の履歴や、車検の履歴に関する情報が含まれる。
ステップS9において、表示画面19に車両4の詳細情報が紹介された後、別の車両の詳細情報の確認を希望する場合は、ユーザはユーザ端末1を操作して、ステップS8の簡易情報の一覧が表示された画面に戻り、別に希望する車両を選択して詳細情報を確認することができる。
ユーザは、ステップS9において、表示画面に表示された詳細情報を確認し、その車両4について予約を希望する場合は、予約ボタンを押下する。予約ボタンが押下されると、ユーザ端末1からサーバ装置2へ、表示されていた詳細情報に対応する車両4について、予約要求が送信される(ステップS10)。
サーバ装置2にて予約要求を受信すると(ステップS11)、後述する車両管理テーブルにおいて、対応する車両4と関連付けて予約日時が登録される(ステップS12)。ステップS1~S12により、予約処理は終了する。予約された車両4については、その予約された日時においては、他の利用者による予約や利用は不可となる。
なお、ステップS10における予約要求の際には、ユーザの年齢、性別だけでなく、同乗する人数と、同乗者の年齢、性別等の入力を求めることもできる。入力されたユーザ及び同乗者の情報は、後述する車両管理テーブルにおいて、ユーザ情報として車両IDと関連付けて記憶することもできる。
図5は、本発明の実施の形態にかかる車両管理テーブルを示す図である。車両管理テーブル30は、サーバ装置2において設定される。車両管理テーブル30には、車両ID31と関連付けて、車種32、型式33、車両登録番号34、乗車可能人数35、費用36、外観画像37、過去に利用したユーザのユーザ情報38、過去に利用したユーザによる車両の利用状況情報39及び予約日時40などが記憶されているが、その他の情報が記憶されていてもよい。
ところで、ユーザには、このカーシェアリングサービスの会員として登録をした際に、ICチップ付きのカードがそれぞれ配布されている。ユーザは予約した時間に、予約した車両4が駐車されている駐車場へ行き、車両4に備え付けられた施錠装置の読取り部にカードをかざすことで、車両4のドアを解錠し、車両4を利用することが可能となる。なお、ここではICチップ付きのカードにより解錠することとしたが、解錠方法については、特に限定されない。例えば、顔認証やその他の生体認証、QRコード(登録商標)などを用いて、車両4のドアを解錠してもよい。
なお、ステップS12において予約が行われると、車両4へ予約したユーザが所有するカードのみを、予約された時間内のみで認証することを可能とする認証情報が、車両4の施錠装置へ送信される。施錠装置では、受信した認証情報をもとに、読取り部にてカード情報の認証をおこなう。ユーザが、車両4の予約時間外にカードを施錠装置に近づけても、解錠はされない。
次に、車両監視処理について、説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかる車両監視処理のフローチャートを示す図である。
ユーザはICチップ付きのカードを車両に設置された施錠装置の読取り部にかざすことで、車両4のドアを解錠することができる。ユーザは、車両4のドアを解錠し、乗車した後、エンジンを稼働させることで、車両4の利用を開始することができる(ステップS21)。車両4の利用が開始されると、車両4に備え付けられた情報取得装置5にて、車両4、車両4の周辺又は車内に関する情報(図6では「車両情報」と表示する)の取得が実行される(ステップS22)。なお、ステップS22~ステップS28の処理は、車両の利用が終了するまで(例えば、ユーザによる利用可能な時間が経過するまで、或いは、車両4が利用前に駐車されていた所定の駐車場に戻るまで)、繰り返し実行される。
情報取得装置5にて取得された情報は、ほぼリアルタイム、或いは、一定時間ごとに、無線通信によりサーバ装置2へ送信される(ステップS23)。なお、情報取得装置5からサーバ装置2への情報の送信は、車両4内に備えられた中継装置を介して実行されてもよい。
情報取得装置5にて取得された車両4、車両4の周辺又は車内に関する情報を受信すると(ステップS24)、受信された情報をもとに所定の条件を満たすか否かの判定が行われる(ステップS25)。所定の条件は、現在利用しているユーザが車両を適切に利用していないこと、つまり異常状態にあることを示す条件である。判定の結果、所定の条件を満たす場合(ステップS25にてYES)、対応する車両4について、この車両4をこの時点で利用しているユーザの後に、他のユーザ等により予約がされているかの判定が行われる(ステップS26)。
他のユーザ等により予約がされている場合(ステップS26にてYES)、予約をしているユーザのユーザ端末1へ所定の条件を満たしたことを示す異常情報が送信される(ステップS27)。予約をしているユーザのユーザ端末1は、車両4を利用しているユーザと同じユーザであってもよく、他のユーザであってもよい。多くの場合は、車両4を利用しているユーザとは異なる他のユーザのユーザ端末1へ、所定の条件を満たしたことが通知される。
ステップS27にて異常情報をユーザ端末1へ送信した後、ステップS24にて受信した車両4、車両4の周辺又は車内に関する情報、及び、異常情報をもとに、車両管理テーブル30が更新される(ステップS28)。車両4、車両4の周辺又は車内に関する情報、及び、異常情報は、車両IDと関連付けて、過去に利用したユーザのユーザ情報38、過去に利用したユーザによる車両の利用状況情報39に、ユーザによる利用日時とともに記憶される。これらの情報は、後日或いは、当日であっても更新された後の時間帯において、別のユーザが予約をするか否かの判断材料とされる。
なお、ステップS28では、車両4について異常状態である場合に、サーバ装置2の車両管理テーブル30において、その車両4の利用及び利用の予約が停止状態である旨の登録をしてもよい。この場合に、利用及び利用の予約が停止状態である旨を車両管理テーブル30に登録するか否かを、サーバ装置2において、異常状態について予め定められた所定の基準に沿って判定してもよい。このようにすることで、異常状態が発生しても、利用及び利用の予約を停止すべき場合にのみ、停止することが可能となる。また、後述するように、車両4の利用及び利用の予約を停止するか否かは、移動体利用システムの運営者が個別に判断をし、手動にて、車両管理テーブル30を更新することもできる。
ステップS27にて異常情報が送信されると、異常情報はユーザ端末1にて受信され(ステップS29)、ユーザ端末1の表示画面19に表示される(ステップS30)。なお、異常状態の車両4について、複数の他のユーザにより予約がされている場合は、これら複数の他のユーザのユーザ端末1に異常情報を送信してもよく、現時点でのユーザの次に利用する予定のユーザのユーザ端末1にのみ異常情報を送信してもよい。
なお、ステップS27のユーザ端末1への異常情報の送信は自動で行うこともできるが、移動体利用システムの運営者が個別に異常情報について分析をし、運営者が必要と判断した場合にのみ、ステップS27のユーザ端末1への異常情報の送信を行ってもよい。ステップS25にて、異常状態にあることを示す条件が満たされたと判定されると、運営者に対して、その旨の通知が行われる。運営者は、所定の判断基準や閾値に照らしたうえで、異常状態の送信を行うか否かを判断し、異常状態の送信を行う場合は、サーバ装置2に対して、異常状態の送信を行うための操作を実行する。このようにすることで、ユーザに通知することが必要な異常情報のみを選んで、ユーザに通知することができる。
また、ステップS25にて異常状態にあることを示す条件が満たされたと判定された場合に、移動体利用システムの運営者が、個別に異常情報について分析をし、その車両4を貸し出さないように、利用及び利用の予約を禁止する措置をとることもできる。移動体利用システムの運営者は、手動にて、サーバ装置2の車両管理テーブル30を更新し、その車両4について、利用及び利用の予約が停止状態である旨の更新を行う。したがって、本発明の移動体利用システムは、ユーザの車両利用時の安全性を確保したうえで、さらに、ユーザに対して車両を利用することの安心感を提供することができるものである。
さらに、本発明の移動体利用システムは、情報取得装置5にて取得された情報がサーバ装置2に送信され、サーバ装置2にて、これらの情報が蓄積されるため、車両4のメンテナンスにも有効に活用することができる。車両4の状況を逐次把握することで、必要な時に必要なタイミングでメンテナンスをすることが可能となります。例えば、タイヤセンサ等によりタイヤのパンクの発生等を予測することができ、危険を回避することも可能となる。
ここで、所定の条件とは、現在利用しているユーザが車両を適切に利用していないことを示す条件となり得るものであれば、特に限定されない。ユーザが車両を適切に利用していないことを示す条件としては、例えば、DMSにより運転者が居眠り状態にあると検知されたこと、臭気センサで喫煙等により車内における臭気成分が閾値以上となったことが検知されたこと、アルコールチェッカーでユーザの呼気に含まれるアルコール濃度が閾値以上となったことが検知されたこと、乗車している人の体温が閾値以上となったことが検知されたことなどを、あげることができる。その他、ユーザが車両を適切に利用していないことを示す条件としては、画像解析により、車内に汚れが発生していることが検知されたこと、嘔吐等の行為があったことが検知されたことなどを、あげることができる。
したがって、ステップS30では、車両4の予約をしているユーザのユーザ端末1の表示画面19に、先に車両4を利用しているユーザが車両を適切に利用していないこと、及び、喫煙、飲酒運転、車内の汚れ、嘔吐等があったことを示す情報が表示される。車両4を予約しているユーザは、これらの情報を予約前に知ることで、予約のキャンセルを行うことができる。また、ユーザは、これらの情報を早い段階で知ることで、別の車両4の予約を行うこともできる。
前記所定の条件を満たすか否かのデータ上での閾値は、多数の実証実験、運用実績を重ね、且つ、ユーザの声を反映させたうえで、前記運営者が適宜定めることができる。また、これらの実証実験、運用実績、ユーザの声等を教師データとしてAI(人工知能)に機械学習をさせ、AIにより所定の条件を満たすか否かを判定させたり、適切な閾値を特定させることもできる。
ステップS25では、受信された情報をもとに所定の条件を満たすか否かの判定が行われるが、所定の条件を満たさないと判定された場合(ステップS25にてNO)、ステップS24にて受信した車両、車両4の周辺又は車内に関する情報をもとに、必要に応じて、車両管理テーブル30が更新される(ステップS28)。
また、ステップS26では、車両4について予約がされているかの判定が行われるが、車両4を利用しているユーザの後に、他のユーザ等により予約がされていない場合(ステップS26にてNO)、ステップS24にて受信した車両、車両4の周辺又は車内に関する情報、及び、異常情報をもとに、車両管理テーブル30が更新される(ステップS28)。
ステップS22~ステップS28の処理は、車両4がもとの駐車場に戻り、ユーザによる利用が終了するまで繰り返し実行される。車両4の利用が終了するとともに、車両監視処理は終了する。
なお、本発明の移動体利用システムにおける所定の条件は、移動体利用システムの運営者が決定をし、決定した条件をサーバ装置2において登録しておいてもよいが、ユーザ自らが条件を決め、ユーザ端末1を操作して条件を入力し、入力した条件をサーバ装置2に送信することで、ユーザが定めた条件をサーバ装置2に登録しておくこともできる。
上に述べた実施の形態では、主にカーシェアリングサービスに、本発明の移動体利用システムを適用することについて述べたが、カーリースサービスにおいても、好ましく利用することができる。カーリースは、カーシェアリング等とは異なって長期で同じユーザが同じ車両を使用するものであるが、この移動体利用システムを利用することで、リース事業者が、車体の劣化状況を把握することができる。リース事業者は、移動体利用システムから得られる情報を利用して、車両の評価を行うことができ、ユーザからの車両返却時に、ユーザへ転売するにあたって適切な転売条件を提示することも可能となる。
本発明によれば、移動体を利用している一のユーザに関するユーザ情報及び/又は該一のユーザの移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信し、他のユーザ端末にて閲覧することができるため、他のユーザは、ユーザが予約をしている移動体、又は、予約することを検討している移動体が適切に利用されているか、或いは、適切に利用されたものであるかを把握することが可能となる。なお、ここで、一のユーザとは、現時点で移動体を利用している又はすでに移動体を利用し終わったユーザであり、他のユーザは、この移動体をまだ利用しておらず、この移動体の利用を予約しているか、或いは、予約することを検討しているユーザを表す概念である。
また、本発明によれば、ユーザ端末の操作により、移動体の利用予約を実行することができるため、他のユーザは、ユーザが利用を希望している移動体が、適切に利用されているか、或いは、適切に利用されたものであるかを把握したうえで、移動体の利用を予約することが可能となる。
また、本発明によれば、移動体が、移動体及び/又は移動体内の状況に関する情報を取得可能な装置を備え、移動体の利用状況に関する情報が、該装置により取得された情報であるため、他のユーザは、移動体及び/又は移動体内の利用状況に関する情報を正確に把握することができる。
さらに、本発明によれば、一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、ユーザの移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該移動体の利用予約をした他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信することで、他のユーザは、予約をした後でも、移動体が適切に利用されていないことを知ることが可能となる。他のユーザは、ユーザの移動体の利用状況に関する利用状況情報の通知を受けることで、移動体の利用予約のキャンセルを行うことも可能である。
1 ユーザ端末、 2 サーバ装置、 3 通信ネットワーク、 4 車両、
5 情報取得装置、 11 制御部 12 RAM、 13 ストレージ部、
14 グラフィックス処理部、 15 通信インタフェース、
16 インタフェース部、 17 外部メモリ、 18 表示部、
19 表示画面、 21 制御部、 22 RAM、 23 ストレージ部、
24 通信インタフェース、 30 車両管理テーブル、 31 車両ID、
32 車種、 33 型式、 34 車両登録番号、 35 乗車可能人数、
36 費用、 37 外観画像、 38 過去に利用したユーザのユーザ情報
39 過去に利用したユーザによる車両の利用状況情報、 40 予約日時

Claims (12)

  1. 複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムであって、
    サーバ装置が、移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信手段と
    を備える、移動体利用システム。
  2. ユーザ端末の操作により、移動体の利用予約を実行する利用予約手段と
    を備える、請求項1に記載の移動体利用システム。
  3. 移動体が、移動体、移動体の周辺及び/又は移動体内の状況に関する情報を取得可能な装置を備え、
    前記利用状況情報が、該装置により取得された情報である、請求項1又は2に記載の移動体利用システム。
  4. 前記一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、情報送信手段が、該移動体の利用予約をした他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する、請求項3に記載の移動体利用システム。
  5. サーバ装置が、前記一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、移動体の利用予約を停止する利用予約停止手段と
    を備える、請求項3又は4に記載の移動体利用システム。
  6. 他のユーザが操作する他のユーザ端末が、前記一のユーザが移動体を利用することで、該装置により取得された情報が所定の条件を満たした場合に、該移動体が所定の条件を満たしたものであることが理解できる態様で表示する移動体表示手段と
    を備える、請求項3~5のいずれかに記載の移動体利用システム。
  7. 複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムにおいて実行される移動体利用方法であって、
    サーバ装置が、移動体を利用している又は利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信ステップと
    を有する、移動体利用方法。
  8. 複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムにおけるサーバ装置であって、
    移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信する情報送信手段と
    を備える、サーバ装置。
  9. 複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、複数のユーザが入れ替わり移動体を利用するサービスを提供するための移動体利用システムにおけるユーザ端末であって、
    移動体を利用している又は移動体を利用した他のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報を表示する情報表示手段と
    を備える、ユーザ端末。
  10. 複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と通信接続が可能なコンピュータ装置において実行されるプログラムであって、
    移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報が、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信するための所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段
    として機能させる、プログラム。
  11. 移動体が、移動体、移動体の周辺及び/又は移動体内の状況に関する情報を取得可能な装置を備えるものであり、
    前記利用状況情報が、該装置により取得された情報である、請求項10に記載のプログラム。
  12. 複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末と通信接続が可能なコンピュータ装置であって、
    移動体を利用している又は移動体を利用した一のユーザに関するユーザ情報及び/又は移動体の利用状況に関する利用状況情報が、該一のユーザと異なる他のユーザが操作する他のユーザ端末に送信するための所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段
    を備える、コンピュータ装置。
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