JP2022107115A - キャブ及び建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械において上部旋回体の旋回フレームに設置され、コンソールを交換するだけで建設機械を用いた作業に関する操作の操作方式を切替え可能なキャブを提供すること。【解決手段】建設機械では、下部走行体に対して旋回可能な上部旋回体の旋回体フレームに、キャブが設置される。キャブの内部空間では、キャブフレームの床板に、土台が設置される。土台には、鉛直上側からシートが取付けられ、コンソールは、床板から鉛直上側に離れた状態で、土台に取付けられる。コンソールは、操作レバーと、操作レバーに対して後方側に配置され、操作レバーでの操作の入力を検出する操作検出器と、を備える。コンソールでは、リンクが、操作レバーと操作検出器との間を接続する。【選択図】図4

Description

本発明は、建設機械の上部旋回体の旋回体フレームに設置されるキャブ、及び、そのキャブを備える建設機械に関する。
特許文献1及び特許文献2には、下部走行体に対して上部旋回体が旋回可能に連結される建設機械において、上部旋回体の旋回体フレームに設置されるキャブが開示されている。これらのキャブのそれぞれでは、キャブフレームによって内部空間(操作室)が形成され、キャブフレームは、内部空間に鉛直下側から隣接する床板を備える。キャブの内部空間では、シートが、土台を間に介して、鉛直上側から床板に取付けられる。また、キャブの内部空間では、操作レバーを備えるコンソールが、シートとは異なる位置で、鉛直上側から床板に取付けられる。コンソールでは、操作レバーを例えば中立位置から変位することにより、操作が入力される。操作レバーでは、例えば、主巻ロープを繰出す又は巻取る操作、補巻ロープを繰出す又は巻取る操作、上部旋回体を旋回させる操作、及び、ブームを起こす又は伏せる操作等の建設機械を用いた作業に関する操作のいずれかが、入力される。
特開2004-10196号公報 特開2000-144809号公報
前記特許文献1及び前記特許文献2のように、キャブの内部空間にコンソールが設けられる建設機械では、操作レバーの種類が異なるコンソールへ交換する等の異なる種類へコンソールを交換することにより、建設機械を用いた作業に関する操作の操作方式を変更し、使用を継続することがある。このような場合、旋回体フレームに設置されるキャブ全体を交換することなく、コンソールを交換するだけで、建設機械を継続して使用可能にすることが求められている。すなわち、コンソールを交換するだけで、建設機械を用いた作業に関する操作の操作方式が切替えられることが、求められている。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、建設機械において上部旋回体の旋回フレームに設置され、コンソールを交換するだけで建設機械を用いた作業に関する操作の操作方式を切替え可能なキャブを提供することにある。また、そのキャブを備える建設機械を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様は、下部走行体に対して旋回可能に上部旋回体が前記下部走行体に鉛直上側から連結される建設機械において、前記上部旋回体の旋回体フレームに設置されるキャブであって、内部空間を形成するキャブフレームであって、前記内部空間に鉛直下側から隣接する床板を備えるキャブフレームと、前記内部空間において前記床板に鉛直上側から設置される土台と、前記土台に前記鉛直上側から取付けられるシートと、前記床板から前記鉛直上側に離れた状態で前記土台に取付けられるコンソールと、を備え、前記コンソールは、中立位置からの変位によって操作が入力される操作レバーと、前記コンソールにおいて前記操作レバーに対して後方側に配置され、前記操作レバーでの前記操作の入力を検出する操作検出器と、前記コンソールにおいて前後方向に沿って延設され、前記操作レバーと前記操作検出器との間を接続するリンクと、 を備える。
本発明によれば、建設機械において上部旋回体の旋回フレームに設置され、コンソールを交換するだけで建設機械を用いた作業に関する操作の操作方式を切替え可能なキャブを提供することができる。また、そのキャブを備える建設機械を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係るクレーンを示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係るクレーンにおいて、上部旋回体のキャブを概略的に示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係るクレーンにおいて、上部旋回体のキャブの内部構成を概略的に示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態に係るクレーンの上部旋回体のキャブにおいて、シート、コンソール及びこれらの近傍の構成を、キャブの後方側から視た状態で示す概略図である。 図5は、第1の実施形態に係るクレーンの上部旋回体のキャブにおいて、シート、コンソール及びこれらの近傍の構成を、キャブの幅方向の一方側から視た状態で示す概略図である。 図6は、第1の実施形態に係るクレーンの上部旋回体のキャブにおいて、扉が位置する側からシートに隣接するコンソール(第1のコンソール)を概略的に示す斜視図である。 図7は、第1の実施形態に係るクレーンの上部旋回体のキャブにおいて、扉が位置する側とは反対側からシートに隣接するコンソール(第2のコンソール)を概略的に示す斜視図である。 図8は、第1の実施形態に係るクレーンにおいて、クレーンの動作を制御する制御構成の一例を示す概略図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、建設機械の一例として、第1の実施形態に係るクレーン1を示す。図1に示すように、クレーン1は、下部走行体2及び上部旋回体3を備える。上部旋回体3は、下部走行体2の鉛直上側に連結される。上部旋回体3は、鉛直方向(矢印Z1及び矢印Z2に示す方向)に沿う旋回軸Pを中心として、下部走行体2に対して旋回可能である。
上部旋回体3では、鉛直方向に対して交差する(直交又は略直交する)前後方向(矢印X1及び矢印X2で示す方向)、及び、鉛直方向及び前後方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)幅方向(図1において紙面に対して直交又は略直交する方向)が規定される。また、下部走行体2でも、鉛直方向に対して交差する(直交又は略直交する)前後方向、及び、鉛直方向及び前後方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)幅方向が規定される。図1では、下部走行体2の前後方向が上部旋回体3の前後方向と一致又は略一致し、かつ、下部走行体2の幅方向が上部旋回体3の幅方向と一致又は略一致する状態を示す。また、図1では、下部走行体2の前方側が上部旋回体3の後方側(矢印X2側)と一致又は略一致する状態で、クレーン1を示す。
下部走行体2は、運転室5及び二対のアウトリガ6A,6Bを備える。運転室5は、下部走行体2において前方側の部位に設けられ、下部走行体2の前端を形成する。下部走行体2の運転室5では、クレーン1を前進させる操作、及び、クレーン1を後退させる操作等のクレーン1の走行に関する操作が入力される。一対のアウトリガ6Aは、下部走行体2において前方側の部位に設けられ、下部走行体2の前後方向について、運転室5と上部旋回体3の旋回軸Pとの間に設けられる。また、一対のアウトリガ6Bは、下部走行体2において後方側の部位に設けられ、上部旋回体3の旋回軸Pに対して下部走行体2の後方側に設けられる。クレーン1を用いた作業時においては、アウトリガ6A,6Bのそれぞれを下部走行体2の幅方向の外側へ張出すとともに、アウトリガ6A,6Bのそれぞれを地盤に接地させることにより、下部走行体2を支える。
上部旋回体3は、旋回体フレーム11及びキャブ12を備える。キャブ12は、旋回体フレーム11に鉛直上側から設置される。また、上部旋回体3には、ブーム13の後端部が連結される。ブーム13は、後端部から前端部まで、長手方向に沿って延設される。ブーム13は、上部旋回体3への連結位置から上部旋回体3の前方側(矢印X1側)へ向かって、延設される。ブーム13は、上部旋回体3に対して起伏可能である。また、ブーム13は、上部旋回体3と一緒に、下部走行体2に対して旋回可能である。本実施形態では、ブーム13は、長手方向について伸縮可能である。上部旋回体3では、キャブ12は、ブーム13に対して幅方向の一方側に位置し、図1等の一例では、キャブ12は、ブーム13に対して上部旋回体3の左方側に位置する。
また、上部旋回体3には、主巻ウインチ15が設置される。クレーン1での作業等では、主巻ウインチ15から繰り出された主巻ロープ17が、ブーム13の起きる側の外表面に沿って、ブーム13の前端部まで延設される。そして、主巻ウインチ15から繰り出された主巻ロープ17を介して、ブーム13の前端部からメインフック18が吊下げられる。また、上部旋回体3には、補巻ウインチ(図示しない)が設置される。クレーン1での作業等では、補巻ウインチから繰り出された補巻ロープ(図示しない)が、ブーム13の起きる側の外表面に沿って、ブーム13の前端部まで延設される。そして、補巻ウインチから繰り出された補巻ロープを介して、ブーム13の前端部又はブーム13の前端部に取付けられるジブ(図示しない)等からサブフック(図示しない)が吊下げられる。
図2は、キャブ12の構成を示し、図3は、キャブ12の内部構成を示す。図2及び図3等では、矢印Y1及び矢印Y2で示す方向が、上部旋回体3の幅方向となる。キャブ12では、鉛直方向に対して交差する(直交又は略直交する)前後方向、及び、鉛直方向及び前後方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)幅方向が、規定される。キャブ12の前後方向は、上部旋回体3の前後方向と一致又は略一致し、キャブ12の前方側は、上部旋回体3の前方側と一致又は略一致する。そして、キャブ12の幅方向は、上部旋回体3の幅方向と一致又は略一致し、キャブ12の左方側は、上部旋回体3の左方側と一致又は略一致する。
図2及び図3等に示すように、キャブ12は、キャブフレーム20を備える。キャブフレーム20は、キャブ12の外装を形成し、キャブフレーム20によって、キャブ12の内部に内部空間(操作室)21が形成される。キャブフレーム20は、頂板22、床板23、前板24、後板25、及び、一対の側板26,27を備える。頂板22は、鉛直上側(矢印Z1側)から内部空間21に隣接し、床板23は、鉛直下側(矢印Z2側)から内部空間21に隣接する。頂板22は、鉛直方向について、内部空間21を間に挟んで、床板23と対向する。前板24は、上部旋回体3の前方側(矢印X1側)から内部空間21に隣接し、後板25は、上部旋回体3の後方側(矢印X2側)から内部空間21に隣接する。前板24は、上部旋回体3の前後方向(キャブ12の前後方向)について、内部空間21を間に挟んで、後板25と対向する。
側板(第1の側板)26は、上部旋回体3の幅方向の一方側(矢印Y1側)から内部空間21に隣接し、側板(第2の側板)27は、上部旋回体3の幅方向について側板26とは反対側(矢印Y2側)から内部空間21に隣接する。側板26は、上部旋回体3の幅方向(キャブ12の幅方向)について、内部空間21を間に挟んで、側板27と対向する。側板26には、扉28が取付けられる。キャブ12では、扉28を開くことにより、内部空間21への乗降口が形成され、内部空間21へ乗降可能となる。扉28が取付けられる側板26は、上部旋回体3の幅方向の外側から、内部空間21に隣接し、上部旋回体3の幅方向についてブーム13が位置する側とは反対側から、内部空間21に隣接する。図1乃至図3等一例では、側板26は、上部旋回体3の左方側から、内部空間21に隣接する。
図3等に示すように、キャブ12の内部空間21には、シート31、及び、複数のコンソール32,33が配置される。図3等の一例では、2つのコンソール32,33が内部空間21に設けられる。図4及び図5は、シート31、コンソール32,33及びこれらの近傍の構成を示す。図4は、キャブ12(上部旋回体3)の後方側から視た状態を示す。また、図5は、キャブ12(上部旋回体3)の幅方向の一方側から視た状態を示し、キャブ12の幅方向について扉28が位置する側から視た状態を示す。
図4及び図5等に示すように、キャブ12の内部空間21では、キャブフレーム20の床板23に、土台40が設置される。土台40は、固定台41、サスペンション42、中継台43、レール(下側レール)45及び架台46を備える。固定台41は、床板23に鉛直上側から設置され、床板23に対して固定される。中継台43は、サスペンション42を間に介して、鉛直上側から固定台41に取付けられる。また、架台46は、レール45を間に介して、鉛直上側から中継台43に取付けられる。架台46は、レール45に沿って中継台43及び固定台41に対して移動可能であり、キャブ12の前後方向に沿って中継台43及び固定台41に対して移動可能である。
また、土台40の架台46には、レール(上側レール)47及びシート台48を間に介して、シート31が鉛直上側から取付けられる。シート31及びシート台48は、レール47に沿って架台46に対して移動可能であり、キャブ12の前後方向に沿って架台46に対して移動可能である。また、架台46には、コンソール32,33が取付けられる。コンソール32,33のそれぞれは、床板23から鉛直上側に離れた状態で、すなわち、床板23との間に隙間が形成される状態で、架台46に取付けられる。コンソール(第1のコンソール)32は、シート31に対して、キャブ12の幅方向の一方側に隣接する。本実施形態では、コンソール32は、キャブ12の幅方向について、シート31に対して、扉28が位置する側に隣接する。また、コンソール(第2のコンソール)33は、キャブ12の幅方向について、シート31に対して、扉28及びコンソール32が位置する側とは反対側に隣接する。したがって、シート31は、キャブ12の幅方向について、コンソール32,33の間に配置される。
キャブ12の内部空間21では、架台46に、移動操作レバー(第1の移動操作レバー)35が取付けられ、シート台48に、移動操作レバー(第2の移動操作レバー)36が取付けられる。移動操作レバー35で操作が入力されることにより、架台46が、固定台41及び中継台43に対して、キャブ12の前後方向に沿って移動する。これにより、シート31及びコンソール32,33が一緒に、床板23に対して、キャブ12の前後方向に沿って移動する。また、移動操作レバー36で操作が入力されることにより、シート台48及びシート31が、架台46に対して、キャブ12の前後方向に沿って移動する。これにより、シート31のみが、床板23及びコンソール32,33に対して、キャブ12の前後方向に沿って移動する。
また、扉28が位置する側からシート31に隣接するコンソール32は、架台46への取付け位置を中心として、架台46に対して回動可能である。コンソール32の架台46に対する回動軸Rは、キャブ12の幅方向に沿う。コンソール32は、回動操作レバー37を備える。また、架台46とコンソール32との間には、コンソール32を回動させるアクチュエータとして、シリンダー38が設けられる。回動操作レバー37で操作が入力されることにより、シリンダー38が駆動され、コンソール32がシート31及び土台40に対して、回動軸Rを中心として回動する。
コンソール32は、位置α1(図5の破線で示す位置)と位置α2(図5の一点鎖線で示す位置)との間で、回動する。コンソール32が位置α1に位置する状態では、コンソール32の下面(底面)39は、キャブ12の前後方向に沿って水平又は略水平に延設される。一方、コンソール32が位置α2に位置する状態では、コンソール32の下面39は、キャブ12の前後方向に対して傾斜する状態で延設される。そして、コンソール32の下面39では、キャブ12の前方側に位置する部位ほど、鉛直上側に位置する。したがって、コンソール32が位置α1に位置する状態から、回動軸Rを中心としてコンソール32をキャブ12の後方側へ回動させることにより、位置α2へコンソール32が回動する。
図6は、扉28が位置する側からシート31に隣接するコンソール(第1のコンソール)32を示し、図7は、扉28が位置する側とは反対側からシート31に隣接するコンソール(第2のコンソール)33を示す。図6及び図7等に示すように、コンソール32は、操作レバー51、操作検出器52及びリンク53をそれぞれ2つずつ備え、コンソール33は、操作レバー51、操作検出器52及びリンク53をそれぞれ3つずつ備える。操作レバー51のそれぞれは、前後操作レバーであり、操作レバー51のそれぞれでは、キャブ12の前後方向への中立位置からの変位によって、操作が入力される。コンソール32,33のそれぞれでは、操作検出器52のそれぞれは、操作レバー51の対応する1つでの操作の入力を検出する。コンソール32では、操作検出器(第1の操作検出器)52Aが操作レバー(第1の操作レバー)51Aでの操作の入力を検出し、操作検出器(第2の操作検出器)52Bが操作レバー(第2の操作レバー)51Bでの操作の入力を検出する。そして、コンソール33では、操作検出器52Cが操作レバー51Cでの操作の入力を検出し、操作検出器52Dが操作レバー51Dでの操作の入力を検出し、操作検出器52Eが操作レバー51Eでの操作の入力を検出する。
また、コンソール32,33のそれぞれでは、リンク53のそれぞれは、操作レバー51の対応する1つと操作検出器52の対応する1つとの間を接続する。操作検出器52のそれぞれは、リンク53の対応する1つの姿勢等を検出することにより、操作レバー51の対応する1つの中立位置からの変位方向及び変位量等を検出する。コンソール32では、リンク(第1のリンク)53Aが、操作レバー51Aと操作検出器52Aとの間を接続し、リンク(第2のリンク)53Bが、操作レバー51Bと操作検出器52Bとの間を接続する。そして、コンソール33では、リンク53Cが、操作レバー51Cと操作検出器52Cとの間を接続し、リンク53Dが、操作レバー51Dと操作検出器52Dとの間を接続し、リンク53Eが、操作レバー51Eと操作検出器52Eとの間を接続する。
コンソール32,33のそれぞれでは、複数の操作レバー51は、キャブ12の幅方向について、互いに対して並んで配置される。例えば、コンソール32では、2つの操作レバー(第1の操作レバー及び第2の操作レバー)51A,51Bが、キャブ12の幅方向に並んで配置され、コンソール33では、3つの操作レバー51C~51Eが、キャブ12の幅方向に並んで配置される。また、コンソール32,33のそれぞれでは、操作検出器52は、操作レバー51に対して、キャブ12の後方側に配置される。そして、コンソール32,33のそれぞれでは、リンク53のそれぞれは、操作レバー51の対応する1つから操作検出器52の対応する1つまで、キャブ12の前後方向に沿って延設される。操作レバー51のそれぞれでは、鉛直下側の端に、リンク53の対応する1つが接続される。また、操作検出器52のそれぞれでは、鉛直下側の端に、リンク53の対応する1つが接続される。
また、コンソール32では、操作検出器(第2の操作検出器)52Bは、キャブ12の前後方向について、操作検出器(第1の操作検出器)52Aから離れて配置され、操作検出器52Aに対してキャブ12の後方側に離れて配置される。そして、コンソール33では、操作検出器52Eは、キャブ12の前後方向について、操作検出器52C,52Dから離れて配置され、操作検出器52C,52Dに対してキャブ12の後方側に離れて配置される。したがって、コンソール32,33のそれぞれでは、複数の操作検出器52の少なくとも1つは、キャブ12の前後方向について、他の操作検出器52から離れて配置される。
なお、操作レバー51のそれぞれでは、クレーン1を用いた作業に関する操作が入力される。例えば、コンソール32では、操作レバー51Aにおいて、上部旋回体3を旋回させる操作が入力され、操作レバー51Bにおいて、ブーム13を伸長又は収縮する操作、又は、ブーム13の前端部に取付けられるジブをブーム13に対して起こす又は伏せる操作が入力される。そして、コンソール33では、操作レバー51Cにおいて、補巻ロープを繰出す又は巻取る操作が入力され、操作レバー51Dにおいて、主巻ロープ17を繰出す又は巻取る操作が入力され、操作レバー51Eにおいて、ブーム13を起こす又は伏せる操作が入力される。
図8は、クレーン1の動作を制御する制御構成の一例を示す。図8に示すように、クレーン1は、コントローラ70を備える。コントローラ70は、プロセッサ及び記憶媒体を備える。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application specific integrated circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を備える集積回路又は回路構成(circuitry)等である。プロセッサは、1つのみ設けられてもよく、複数設けられてもよい。プロセッサでの処理は、プロセッサ又は記憶媒体に記憶されたプログラムに従って行われる。また、記憶媒体には、プロセッサで用いられる処理プログラム、及び、プロセッサでの演算で用いられるパラメータ、関数及びテーブル等が記憶される。コントローラ70は、コンソール32,33の操作レバー51のそれぞれでの操作に基づいて、クレーン1の動作を制御する。
コンソール32は、コネクタ部55を備え、コントローラ70は、コネクタ部71を備える。コンソール32のコネクタ部55は、コントローラ70のコネクタ部71に接続され、コンソール32の操作検出器52は、コネクタ部55,71を介して、コントローラ70に電気的に接続される。クレーン1は、油圧ポンプ72、油タンク73、電磁弁75及びアクチュエータ76を備える。また、電磁弁75は、流路77を介してアクチュエータ76に接続されるとともに、流路78を介して流路77とは別のルートでアクチュエータ76に接続される。油圧ポンプ72は、油タンク73の油を吐出する。また、図8等の一例では、アクチュエータ76は、油圧モータ(旋回モータ)であり、アクチュエータ76が回転することにより、上部旋回体3が旋回する。
コントローラ70は、コンソール32の操作レバー51での操作の入力を検出し、コンソール32の操作レバー51(例えば51A)での操作に基づいて、電磁弁75への電力の供給を制御し、電磁弁75の作動を制御する。そして、コントローラ70は、電磁弁75の作動を制御することにより、アクチュエータ76への作動油の供給を制御し、アクチュエータ76の作動を制御する。これにより、上部旋回体3の旋回等を含むクレーン1の動作が、制御される。電磁弁75は、第1の作動状態、第2の作動状態及び第3の作動状態へ切替わり可能である。電磁弁75の第1の作動状態では、油圧ポンプ72から吐出された油は、電磁弁75において、流路77,78のいずれにも流入せず、アクチュエータ76に作動油が供給されない。このため、アクチュエータ76である油圧モータは回転せず、上部旋回体3は旋回しない。
電磁弁75の第2の作動状態では、油圧ポンプ72から吐出された油は、電磁弁75において、流路77へ流入し、アクチュエータ76へは流路77を通して作動油が供給される。このため、アクチュエータ76である油圧モータは回転し、上部旋回体3は、旋回軸Pの軸回りの一方側へ旋回する。一方、電磁弁75の第3の作動状態では、油圧ポンプ72から吐出された油は、電磁弁75において、流路78へ流入し、アクチュエータ76へは流路78を通して作動油が供給される。このため、アクチュエータ76である油圧モータは、電磁弁75の第2の作動状態とは反対側へ回転し、上部旋回体3は、旋回軸Pの軸回りについて、電磁弁75の第2の作動状態とは反対側へ旋回する。
なお、主巻ロープ17及び補巻ロープのそれぞれの繰出し及び巻取り、及び、ブーム13の起伏等の上部旋回体3の旋回以外のクレーン1の動作についても、コントローラ70は、対応する操作レバー51での操作に基づいて、対応する電磁弁の作動を制御し、対応するアクチュエータへの作動油の供給を制御する。これにより、対応するアクチュエータの作動が制御され、上部旋回体3の旋回以外のクレーン1の動作も、制御される。
また、架台46には、コンソール32の代わりに、コンソール32とは異なる種類のコンソール60を取付け可能である。コンソール60は、操作レバー61及び操作検出器62を備える。コンソール60の操作レバー61は、クロス操作レバーであり、前後操作レバーである操作レバー51とは種類が異なる。操作レバー61では、キャブ12の前後方向への中立位置からの変位によって操作が入力されるとともに、キャブ12の前後方向に対して交差するキャブ12の幅方向への中立位置からの変位によっても、操作が入力される。ある一例では、操作レバー61を中立位置からキャブ12の前後方向へ変位することにより、主巻ロープ17を繰出す又は巻取る操作が入力され、操作レバー61を中立位置からキャブ12の幅方向へ変位することにより、上部旋回体3を旋回させる操作が入力される。
コンソール60では、操作レバー61の鉛直下側の端が、操作検出器62の鉛直上側の端に接続される。そして、操作検出器62は、操作レバー61での操作の入力を検出する。コンソール60は、コネクタ部65を備える。コンソール60が土台40の架台46に取付けられた状態では、コンソール60のコネクタ部65は、コントローラ70のコネクタ部71に接続され、コンソール60の操作検出器62は、コネクタ部65,71を介して、コントローラ70に電気的に接続される。そして、コントローラ70は、コンソール60の操作レバー61での操作に基づいて、前述のように電磁弁75を含む電磁弁の作動を制御し、アクチュエータ76を含むアクチュエータの作動を制御する。これにより、コンソール32の代わりにコンソール60が取付けられた状態でも、クレーン1の動作が適切に制御される。
コンソール32,60では、内部の電気配線の配線状態等が互いに対して異なり、コントローラ70のコネクタ部71に接続される配線の数等が異なる。コントローラ70は、コネクタ部71に接続される配線の数等に基づいて、コントローラ70に電気的に接続されているコンソールの種類を、判定する。すなわち、コントローラ70は、コネクタ部71に接続される配線の数等に基づいて、コンソール32,60のいずれが用いられているか等を判定する。そして、コントローラ70は、電気的に接続されているコンソールの種類に基づいて、電磁弁の作動及びアクチュエータの作動を制御する。
なお、土台40の架台46には、コンソール33の代わりに、コンソール60と同様にクロス操作レバーを備えるコンソールを、取付け可能である。そして、コントローラ70は、対応するコネクタ部に接続される配線の数等に基づいて、コンソール33及びクロス操作レバーを備えるコンソールのいずれが用いられているか等を判定し、コントローラ70に操作検出器が電気的に接続されているコンソールの種類を判定する。そして、コントローラ70は、電気的に接続されているコンソールの種類に基づいて、電磁弁の作動及びアクチュエータの作動を制御する。
本実施形態では、キャブ12において、床板23に設置される土台40に、シート31が鉛直上側から取付けられる。そして、床板23から鉛直上側に離れた状態で、土台40にコンソール32,33が取付けられる。このため、本実施形態では、コンソール32,33のそれぞれは、床板23に直接的に設置されない。このため、コンソール60等の異なる種類のコンソールへコンソール32,33のいずれかを交換する場合でも、交換対象となるコンソール(32,33のいずれか)を新たなコンソールに交換すればよく、キャブ12全体を交換する必要がない。したがって、本実施形態では、交換対象となるコンソール(32,33のいずれか)の代わりに新たなコンソールを土台40に取付けるだけで、クレーン1を用いた作業に関する操作の操作方式が切替えられ、クレーン1を継続して使用可能になる。
また、本実施形態では、コンソール32,33のそれぞれにおいて、操作検出器52は、操作レバー51に対して、キャブ12の後方側に配置され、操作レバー51のそれぞれは、リンク53の対応する1つを介して、操作検出器52の対応する1つに接続される。操作検出器52がキャブ12の後方側に操作レバー51からずれることにより、キャブ12の幅方向についてのコンソール32,33のそれぞれの寸法を小さくすることが可能になる。キャブ12の幅方向についてのコンソール32,33のそれぞれの寸法を小さくなることにより、キャブ12の内部空間21において、床板23から鉛直上側に離れた位置に、コンソール32,33のそれぞれを適切に配置可能となる。
また、コンソール32,33のそれぞれでは、操作検出器52のそれぞれは、鉛直下側の端で、リンク53の対応する1つに接続される。このため、操作レバー51のそれぞれと操作検出器52の対応する1つとの間を接続する構成が、複雑にならない。
また、本実施形態のコンソール32,33のそれぞれには、複数の操作レバー51が設けられ、1つのコンソール(32又は33)で、クレーン1での作業に関する複数の操作を入力可能である。ただし、本実施形態では、コンソール32,33のそれぞれにおいて、複数の操作検出器52の少なくとも1つは、キャブ12の前後方向について、他の操作検出器52から離れて配置される。このため、コンソール32,33のそれぞれにおいて、複数の操作レバー51を設け、かつ、操作レバー51ごとに操作検出器52を設けても、キャブ12の幅方向についてのコンソール32,33のそれぞれの寸法が、小さく抑えられる。
また、本実施形態では、コントローラ70は、対応するコネクタ部に接続される配線の数等に基づいて、いずれの種類のコンソールが用いられているか判定する。すなわち、コントローラ70は、コントローラ70に操作検出器が電気的に接続されているコンソールの種類を、適切に判定する。そして、コントローラ70は、電気的に接続されているコンソールの種類に基づいて、電磁弁の作動及びアクチュエータの作動を制御する。したがって、使用されているコンソールの種類に関係なく、すなわち、コントローラ70に電気的に接続されているコンソールの種類に関係なく、コントローラ70は、コンソールの操作レバー等での操作に基づいて、対応するアクチュエータの作動を適切に制御し、クレーンの動作を適切に制御する。
なお、前述の実施形態等では、クレーン1の上部旋回体3に設けられるキャブ12について説明したが、前述したキャブ12及びコンソール等の構成は、クレーン1以外の建設機械にも適用可能である。すなわち、下部走行体、及び、下部走行体に対して旋回可能に鉛直上側から下部走行体に連結される上部旋回体を備える建設機械であれば、上部旋回体のキャブ及びそのキャブに設けられるコンソールに対して、前述の実施形態等と同様の構成を適用可能である。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
1…クレーン、2…下部走行体、3…上部旋回体、11…旋回体フレーム、12…キャブ、13…ブーム、17…主巻ロープ、20…キャブフレーム、21…内部空間(操作室)、23…床板、26…側板(第1の側板)、27…側板(第2の側板)、28…扉、31…シート、32,33…コンソール、37…回動操作レバー、40…土台、51…操作レバー、52…操作検出器、53…リンク。

Claims (5)

  1. 下部走行体に対して旋回可能に上部旋回体が前記下部走行体に鉛直上側から連結される建設機械において、前記上部旋回体の旋回体フレームに設置されるキャブであって、
    内部空間を形成するキャブフレームであって、前記内部空間に鉛直下側から隣接する床板を備えるキャブフレームと、
    前記内部空間において前記床板に鉛直上側から設置される土台と、
    前記土台に前記鉛直上側から取付けられるシートと、
    前記床板から前記鉛直上側に離れた状態で前記土台に取付けられるコンソールと、
    を具備し、
    前記コンソールは、
    中立位置からの変位によって操作が入力される操作レバーと、
    前記コンソールにおいて前記操作レバーに対して後方側に配置され、前記操作レバーでの前記操作の入力を検出する操作検出器と、
    前記コンソールにおいて前後方向に沿って延設され、前記操作レバーと前記操作検出器との間を接続するリンクと、
    を備える、キャブ。
  2. 前記操作検出器では、前記鉛直下側の端に前記リンクが接続される、
    請求項1のキャブ。
  3. 前記コンソールは、前記操作レバー、前記操作検出器及び前記リンクのそれぞれを複数備え、
    複数の前記操作レバーは、第1の操作レバーと、幅方向について前記第1の操作レバーに対して並んで配置される第2の操作レバーと、を備え、
    複数の前記操作検出器は、前記第1の操作レバーでの操作の入力を検出する第1の操作検出器と、前記前後方向について前記第1の操作検出器から離れて配置され、前記第2の操作レバーでの操作の入力を検出する第2の操作検出器と、を備え、
    複数の前記リンクは、前記第1の操作レバーと前記第1の操作検出器との間を接続する第1のリンクと、前記第2の操作レバーと前記第2の操作検出器との間を接続する第2のリンクと、を備える、
    請求項1又は2のキャブ。
  4. 前記キャブフレームは、幅方向の一方側から前記内部空間に隣接する側板と、前記側板に取付けられる扉と、を備え、
    前記操作レバー、前記操作検出器及び前記リンクを備える前記コンソールを複数具備し、
    複数の前記コンソールは、前記幅方向について前記シートに対して前記扉が位置する側に隣接する第1のコンソールと、前記幅方向について前記シートに対して前記扉が位置する側とは反対側に隣接する第2のコンソールと、を備え、
    前記第1のコンソールは、前記土台への取付け位置を中心として前記第1のコンソールを前記土台及び前記シートに対して回動させる操作が入力される回動操作レバーを備える、
    請求項1乃至3のいずれか1項のキャブ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項のキャブと、前記キャブが設置される前記旋回体フレームと、を備える前記上部旋回体と、
    前記上部旋回体が旋回可能に前記鉛直上側から連結される前記下部走行体と、
    を具備する、建設機械。
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