JP2022107075A - 緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッド側取付部材とダストカバーとの位相合わせが可能で、且つロッド側取付部材とダストカバーとの軸回りの相対回転が規制される緩衝器を提供する。【解決手段】固定部31に形成された規制部34,35を、ダストカバー51の取付部53に形成された開口部55の非規制部58,59間に挿入することにより、取付アイ21の固定部31とダストカバー51の取付部53とを係合させたので、取付アイ21とダストカバー51との軸回りの位相を合わせることができ、また、取付アイ21とダストカバーとの軸回りの相対回転を規制(阻止)することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、ロッドのストロークに伴う作動流体の流れを制御することで減衰力が調整される緩衝器に関する。
特許文献1には、シリンダ側又はピストンロッド側の一方にマグネットが設けられ、他方に、マグネットに対向するようにリードスイッチが配置された緩衝器(車高調整機能付きショックアブソーバ)が開示されている。この緩衝器を車体とハブキャリアとの間に取り付けるには、マグネットとリードスイッチとの、軸回りの位相を合わせる、延いては、取付アイ(ロッド側取付部材)とダストカバーとの位相合わせを行い、さらに、取付アイとダストカバーとの軸回りの相対回転を規制(阻止)する必要がある。
特開2001-328412号公報
本発明は、ロッド側取付部材とダストカバーとの位相合わせが可能で、且つロッド側取付部材とダストカバーとの軸回りの相対回転が規制される緩衝器を提供することを課題とする。
本発明の緩衝器は、車体と車輪との間に取り付けられ、作動流体が封入されるシリンダと、前記シリンダの一端から伸縮可能に突出するロッドと、前記ロッドの突出側端部に設けられ、前記車体側の第1被取付体に取り付けられた状態で前記ロッドに対する回転が規制されるロッド側取付部材と、筒部と前記ロッド側取付部材に固定される取付部とを有するダストカバーと、前記シリンダの他端部に設けられ、前記車輪側の第2被取付体に取り付けられるシリンダ側取付部材と、前記シリンダ側部材又は前記ロッド側部材の一方に設けられる強磁性の磁性部材と、前記シリンダ側部材又は前記ロッド側部材の他方に設けられ、前記磁性部材との軸方向相対位置を検出する変位検出手段と、を備える緩衝器であって、前記ロッド側取付部材には、前記ダストカバーの相対回転を規制する回転方向規制部が設けられ、前記ダストカバーの取付部には、前記変位検出手段と前記磁性部材の位相合わせを可能にする前記回転方向規制部を挿入可能な形状の開口が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ロッド側取付部材とダストカバーとの位相合わせが可能で、且つロッド側取付部材とダストカバーとの軸回りの相対回転が規制される緩衝器を提供することができる。
本実施形態に係る緩衝器の一部を断面で示す正面図である。 図1の要部(ブッシュを除く)を拡大して示す図である。 取付アイ(ロッド側取付部材)の斜視図である。 取付アイ(ロッド側取付部材)の平面図である。 キャップ(環状部材)の斜視図である。 ダストカバーの平面図である。 取付アイの固定部とダストカバーの取付部との係合部の平面図である。 ダンパアセンブリの正面図である。
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。便宜的に、図1における上下方向をそのまま「上下方向」と称する。
図1に示されるように、第1実施形態に係る緩衝器1は、所謂、制御弁内蔵型の減衰力調整式緩衝器であり、アクチュエータ9(ソレノイド)を備える減衰力発生機構がシリンダ2内に内蔵されている。なお、当該減衰力発生機構の基本構造は、従来の減衰力発生機構と同一である。よって、明細書の記載を簡潔にすることを目的に、当該減衰力発生機構に関する詳細な説明を省略する。
図1、図2に示されるように、緩衝器1は、油液等の作動流体が封入されるシリンダ2と、シリンダ2内に摺動可能に挿入されるピストン3と、シリンダ2の上端部5(図8参照)から伸縮可能に突出する中空のロッド11と、を有する。ロッド11の上端部12には、取付アイ21(ロッド側取付部材)が締結(固定)される。取付アイ21は、円筒形の接続部24の外周をクリンチすることでロッド11の上端部12に締結され、車体側部材(第1被取付体)に取り付けられた状態では、ロッド11に対する相対回転が規制(阻止)される。なお、ロッド11の下端部(突出側端部とは反対側の端部)には、ピストン3が連結される。また、シリンダ2の下端部には、車輪側部材(第2被取付体)に取り付けられる取付アイ19(シリンダ側取付部材)が締結される。
図2、図3に示されるように、取付アイ21は、略直方体に形成されたアイ部22と、ダストカバー51の取付部53が係合される固定部31と、前述した接続部24と、を有する。アイ部22には、ブッシュ25(図1参照)が圧入される貫通孔26が形成される。また、アイ部22には、溝部27が形成される。溝部27は、アイ部22の一側(図2における「右側」。)の端面28から他側(図2における「左側」。)の端面29へ向かって延びる一定幅の隙間からなる。図4に示されるように、溝部27は、接続部24の軸孔30に面している、換言すれば、溝部27は、接続部24の軸孔30に連通される。
図2に示されるように、溝部27には、ロッド11の上端部12の端面から延び出るハーネス15が挿通される。溝部27に挿通されたハーネス15は、外部へ取り出される。なお、ハーネス15の他側は、アクチュエータ9に接続される。また、取付アイ19(シリンダ側取付部材)には、ブッシュ20(図1参照)が圧入される。
図2、図3に示されるように、取付アイ21の固定部31は、アイ部22の下端部に形成される。固定部31は、貫通孔26の軸方向両側(図4における「上下方向両側」。)へ延びるフランジ部32,33を有する。平面視(図4参照)において、フランジ部32,33の外縁は、アイ部22(長方形)の四隅を通る円C上の円弧C1,C2に一致する。なお、円Cの中心は、接続部24(軸孔30)の軸線に一致する。
固定部31には、取付アイ21とダストカバー51との、ロッド11の軸線回り(以下「軸回り」と称する。)の相対回転を規制(阻止)する規制部34,35(回転方向規制部)が設けられる。規制部34は、アイ部22の一側の端面28に対して面一であり、規制部35は、アイ部22の他側の端面29に対して面一である。平面視(図4参照)において、規制部34,35は、円Cの弦C3,C4に一致する。弦C3,C4は、相互に平行な二面幅をなす。平面視における固定部31の外縁は、円弧C1,C2及び弦C3,C4からなる2面カット形状(非円形)をなす。
図2に示されるように、シリンダ2の上端部5(ロッド11が突出する側の端部)には、例えば、樹脂等の非磁性体からなるキャップ41(環状部材)が固定される。図5に示されるように、キャップ41は、シリンダ2の上端部5が圧入される筒部42と、筒部42の上端側開口に設けられる蓋部43と、を有する。キャップ41は、蓋部43の外側縁部にシリンダ2の上端部5の端縁が当接されることにより、シリンダ2に対して軸方向(上下方向)に位置決めされる。
筒部42の内周面には、シリンダ2の上端部5の外周面に押圧させる複数個の当接部44が形成される。筒部42の外周面には、補強用の複数個のリブ45が形成される。筒部42の下部の外側には、周方向に一定間隔をあけて配置されたマグネット保持部46,47が設けられる。図5において右側に配置されたマグネット保持部46には、N極が形成された面が外側へ向けられて露出したマグネット48(強磁性の磁性部材)が収容され、左側に配置されたマグネット保持部47には、S極が形成された面が外側へ向けられて露出したマグネット49(強磁性の磁性部材)が収容される。換言すれば、マグネット48,49は、シリンダ2側(シリンダ側又はロッド側の一方)に設けられる。なお、マグネット48,49は、マグネット保持部46,47の下端開口から挿入して装着される。
図5に示されるように、蓋部43には、ロッド11の上端部12に取り付けられた取付アイ21を挿通可能な挿通孔40が形成される。換言すれば、挿通孔40は、取付アイ21の固定部31を一定のクリアランスを以て挿通可能な2面カット形状に形成される。これにより、キャップ41は、シリンダ2の上端部5から突出したロッド11の上端部12に取付アイ21を取り付けた後、挿通孔40に取付アイ21の固定部31を挿通させることでシリンダ2の上端部5に取り付けることができる。
図1、図2に示されるように、緩衝器1は、ロッド11のシリンダ2からの突出部分を覆うダストカバー51を有する。ダストカバー51は、シリンダ2の外周に設けられる円筒形の筒部52と、取付アイ21の固定部31が係合される取付部53と、筒部52と取付部53とを繋ぐテーパ部54と、を有する。図6に示されるように、取付部53は、ダストカバー51の上端部に設けられ、一定の板厚(軸方向長さ)を有する。取付部53には、取付アイ21の固定部31を係合(嵌合)させる開口部55(開口)が形成される。ダストカバー51は、筒部52、ロッド11を覆うように設けられる。
図6、図7に示されるように、開口部55は、取付アイ21の固定部31に整合させた2面カット形状に形成される。また、開口部55は、取付アイ21のフランジ部32,33に嵌合される円弧部56,57と、取付アイ21の規制部34,35(回転方向規制部)に係合される非規制部58,59と、を有する。このように、取付アイ21の固定部31にダストカバー51の取付部53を係合させ、取付アイ21の固定部31の規制部34,35にダストカバー51の開口部55の非規制部58,59を係合させることにより、ダストカバー51は、取付アイ21に対する軸回りの相対回転が規制(阻止)される。
なお、開口部55の円弧部56,57と非規制部58,59との間には、取付アイ21の固定部31の角部60を逃すための逃げ部60が形成される。また、取付アイ21の固定部31とダストカバー51の取付部53とは、従来の締結(固定)方法を適宜選択することができる。例えば、取付アイ21とダストカバー51との双方が金属製である場合、取付アイ21の固定部31とダストカバー51の取付部53とを溶接により接合することができる。
図1、図7に示されるように、ダストカバー51には、当該ダストカバー51の軸線に沿うようにリニアセンサ61(変位検出手段)が取り付けられる。換言すれば、リニアセンサ61は、ロッド11側(シリンダ側又はロッド側の他方)に設けられる。リニアセンサ61は、シリンダ2側のキャップ41に取り付けられたマグネット48,49(磁性部材)との軸方向相対位置を検出する。リニアセンサ61は、ダストカバー51の筒部52の外側に設けられたリニアセンサ取付部62に固定される。なお、リニアセンサ61は、既製品を用いることができる。また、ダストカバー51の筒部52は、ロッド11が伸長されて最大長に達した状態で、キャップ41に保持されたマグネット48,49を覆う長さである。
ここで、図8は、ロッド11の上端部12(突出側端部)に取付アイ21(ロッド側取付部材)が固定されたダンパアセンブリを示す。以下、当該ダンパアセンブリに、キャップ41(環状部材)及びダストカバー51を取り付ける製造工程を説明する。なお、ロッド11の中空部13に挿通されたハーネス15は、取付アイ21の溝部27に挿通されて外部へ取り出される。また、溝部27から取り出されたハーネス15の端部には、コネクタ16が取り付けられる。
まず、取付アイ21の貫通孔26にブッシュ25を取り付ける。なお、ブッシュ25及びコネクタ16は、キャップ41の挿通孔40及びダストカバー51の開口部55に挿通可能なサイズである。次に、シリンダ2の上端部5にキャップ41を装着する。このとき、キャップ41の蓋部43に形成された2面カット形状の挿通孔40に、コネクタ16、ハーネス15、及び取付アイ21の固定部31を挿通させることにより、キャップ41をシリンダ2の上端部5にアプローチさせる。また、キャップ41のマグネット保持部46,47に装着されたマグネット48,49(磁性部材)の、取付アイ19(シリンダ側取付部材)に対する軸回りの位相は、取付アイ21が車体側部材(第1被取付体)に取り付けられ、且つ取付アイ19が車輪側部材(第2被取付体)に取り付けられた状態で、ダストカバー51に取り付けられたリニアセンサ61(変位検出手段)が、マグネット48,49の位置を検出できるように管理される。
次に、取付アイ21の固定部31(非円形フランジ)に、リニアセンサ61が取り付けられたダストカバー51の取付部53を締結させる。このとき、ダストカバー51の取付部53に形成された2面カット形状の開口部55に、コネクタ16及びハーネス15を挿通させることにより、ダストカバー51の取付部53を取付アイ21の固定部31にアプローチさせる。そして、ダストカバー51の開口部55の非規制部58,59間に、取付アイ21の固定部31の規制部34,35(回転方向規制部)を挿入するようにして、取付アイ21の固定部31にダストカバー51の開口部55を嵌合(係合)させる。この様態で、ダストカバー51の取付部53と取付アイ21の固定部31とを締結(固定)させる。
従来の緩衝器、具体的には、シリンダにマグネット(磁性部材)が設けられ、ロッド側のダストカバーにリニアセンサ(変位検出手段)が設けられる緩衝器では、車体側部材(第1被取付体)と車輪側部材(第2被取付体)との間に取り付けるとき、マグネットとリニアセンサとの軸回りの位相、延いては、ロッド側取付部材とダストカバーとの軸回りの位相を合わせた後、ロッド側取付部材とダストカバーとの軸回りの相対回転を規制する必要がある。
そこで、従来の緩衝器では、ロッド側取付部材を車体側部材に取り付け、シリンダ側取付部材を車輪側部材に取り付けた後、シリンダ側のマグネットとロッド側のリニアセンサとが相対するように、ダストカバーをロッド側取付部材に対して軸回りに回転させることにより、マグネットとリニアセンサとの位相を合わせ、この状態で、ダストカバーをロッド側取付部材に固定していた。
このように、マグネットとリニアセンサとの位相合わせは、作業者の感覚に依存する部分があり、マグネットとリニアセンサとの位相がばらつくおそれがある。また、マグネットとリニアセンサとの位相を合わせた後、ダストカバーがロッド側取付部材に対して軸回りに回転する、すなわち、マグネットとリニアセンサとの間に位相れが生じてしまうと、リニアセンサが正常に機能しないおそれがある。
これに対し、本実施形態では、取付アイ21(ロッド側取付部材)の下端部に2面カット形状の固定部31(非円形フランジ)を形成し、該固定部31に形成された規制部34,35(回転方向規制部)を、ダストカバー51の取付部53に形成された開口部55の非規制部58,59間に挿入することにより、取付アイ21の固定部31とダストカバー51の取付部53とを係合させた。
本実施形態によれば、取付アイ21の固定部31とダストカバー51の取付部53とを係合させることにより、取付アイ21(ロッド側取付部材)とダストカバー51との軸回りの位相を合わせることができる。また、固定部31に形成された規制部34,35により、取付部53に形成された非規制部58,59の、固定部31に対する軸回りの移動が規制されるので、取付アイ21とダストカバーとの軸回りの相対回転を規制(阻止)することができる。
本実施形態では、キャップ41(環状部材)の蓋部43に取付アイ21(ロッド側取付部材)を挿通可能な挿通孔40を形成し、且つダストカバー51の取付部53に取付アイ21を挿通可能な開口部55を形成したので、製造工程において、ロッド11に取付アイ21を固定後、シリンダ2の上端部5にキャップ41を取り付け、取付アイ21の固定部31にダストカバー51の取付部53を締結させる場合であっても、キャップ41のマグネット保持部46,47により保持されたマグネット48,49(磁性部材)に対し、ダストカバー51に取り付けられたリニアセンサ61(変位検出手段)の軸回りの位相合わせが容易である。
例えば、当該緩衝器をダンパアセンブリの形で出荷し、現地にて、ダンパアセンブリにキャップ41及びダストカバー51を取り付ける場合であっても、マグネット48,49(磁性部材)に対するリニアセンサ61(変位検出手段)の軸回りの位相合わせが容易である。
なお、前述した実施形態では、制御弁内蔵型の減衰力調整式緩衝器に適用した態様を説明したが、本実施形態は、制御弁を備えていないコンベンショナル緩衝器、減衰力発生機構がシリンダの側壁に横付けされた制御弁横付け型の減衰力調整式油圧緩衝器等への適用が可能である。
本実施形態では、取付アイ21(ロッド側取付部材)の固定部31を、2面カット形状の非円形フランジにより構成したが、例えば、固定部31を、1面カット形状の非円形フランジにより構成することができる。すなわち、固定部31には、規制部35から外側へ延びるフランジが形成され、該フランジの外縁は円C(図4参照)上に位置する。当該フランジに対応させて、ダストカバー51の取付部53の開口部55には、円弧部56,57に連続する円弧が形成される。
また、取付アイ21の規制部(回転方向規制部)を、円形フランジ形状の固定部31の外周面に形成した突起により構成することができる。この場合、ダストカバー51の取付部53の円形の開口部55の内周面に、当該突起を係合させる係合孔を形成する。
反対に、取付アイ21の規制部を孔により構成し、ダストカバー51の取付部53の円形の開口部55の内周面に突起を形成してもよい。
さらに、取付アイ21の規制部を孔により構成し、当該孔とダストカバー51に形成した孔とにピンを差し込むことにより、ダストカバー51を取付アイ21に対して軸回りに位相合わせし、且つダストカバー51の取付アイ21に対する回転方向への移動を規制(阻止)するように構成してもよい。
ロッド11にバンプラバーを装着し、当該バンプラバーをキャップ41の蓋部43で受けるように構成することで、キャップ41をバンプキャップとして機能させることができる。
また、キャップ41の筒部42を非円形(例えば「2面カット形状」。)に形成し、これに対応させて、シリンダ2の上端部5(キャップ41の筒部42に圧入させる部分)を非円形に形成することにより、キャップ41をシリンダ2に対して軸回りに位相合わせし、且つキャップ41のシリンダ2に対する回転方向への移動を規制(阻止)するように構成してもよい。
1 緩衝器、2 シリンダ、11 ロッド、12 上端部(突出側端部)、19 取付アイ(シリンダ側取付部材)、21 取付アイ(ロッド側取付部材)、34,35 規制部(回転方向規制部)、48,49 マグネット(磁性部材)、51 ダストカバー、52 筒部、53 取付部、55 開口部(開口)、61 リニアセンサ(変位検出手段)

Claims (8)

  1. 車体と車輪との間に取り付けられ、作動流体が封入されるシリンダと、
    前記シリンダの一端から伸縮可能に突出するロッドと、
    前記ロッドの突出側端部に設けられ、前記車体側の第1被取付体に取り付けられた状態で前記ロッドに対する回転が規制されるロッド側取付部材と、
    筒部と前記ロッド側取付部材に固定される取付部とを有するダストカバーと、
    前記シリンダの他端部に設けられ、前記車輪側の第2被取付体に取り付けられるシリンダ側取付部材と、
    前記シリンダ側部材又は前記ロッド側部材の一方に設けられる強磁性の磁性部材と、
    前記シリンダ側部材又は前記ロッド側部材の他方に設けられ、前記磁性部材との軸方向相対位置を検出する変位検出手段と、
    を備える緩衝器であって、
    前記ロッド側取付部材には、前記ダストカバーの相対回転を規制する回転方向規制部が設けられ、
    前記ダストカバーの取付部には、前記変位検出手段と前記磁性部材の位相合わせを可能にする前記回転方向規制部を挿入可能な形状の開口が形成されることを特徴とする緩衝器。
  2. 前記ロッド側取付部材は、環状のアイ部と、前記ダストカバーの取付部に係合される固定部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 前記ロッドは、中空軸であり、
    前記ロッドの突出側端部とは反対側の端部には、アクチュエータが締結され、
    前記ロッドの中空部には、一側が前記アクチュエータに接続され、他側が前記ロッド側取付部材を介して外部に延びるハーネスが挿通されることを特徴とする請求項1又は2に記載の緩衝器。
  4. 前記磁性部材は、前記シリンダの外周に設けられ、
    前記ダストカバーは、前記ロッドが伸長されて最大長に達した状態でも前記磁性部材を覆う長さであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の緩衝器。
  5. 前記磁性部材は、非磁性体からなる環状部材に設けられ、
    該環状部材は、前記シリンダのロッドが突出する側の端部に固定されることを特徴とする請求項4に記載の緩衝器。
  6. 前記環状部材は、前記ロッド側取付部材を挿通可能な挿通孔が形成された蓋部を有することを特徴とする請求項5に記載の緩衝器。
  7. 前記環状部材の蓋部は、前記シリンダのロッドが突出する側の端部に当接されて前記シリンダに対して軸方向に位置決めされることを特徴とする請求項6に記載の緩衝器。
  8. 前記環状部材の蓋部は、前記第1被取付体に設けられたバンプラバーが当接可能なバンプストッパを兼ねることを特徴とする請求項6又は7に記載の緩衝器。
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