JP2022106316A - 車体後部構造 - Google Patents

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Tomoya Takeda
博文 菊池
Hirofumi Kikuchi
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Ryota Tanabe
裕紀 星野
Yuki Hoshino
崇 町田
Takashi Machida
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Abstract

【課題】車体のリアフロア上にスペアタイヤを配置する際に、車体への後突によるスペアタイヤの移動を抑制すること。【解決手段】車体後部構造10は、車体後部構造10の車体後部は、リアフロア20の左右縁に沿って車体前後方向に延設する一対のリアサイドフレーム22に懸架され、上方にスペアタイヤ50を載置するキャリア30と、ハッチバック23の引き上げにより、車体前後方向に開口する開口部23aの下方側の下部であるバリア部24aを形成するリアパネル部24とを備える。リアパネル部24の上部のバリア部24aは、キャリア30に載置されたスペアタイヤ50の前方移動を規制するガード部材39と、車体上下方向の高さが同等の位置に形成されている構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、車体後部で凹部を形成するリアフロア上にスペアタイヤを配置する車体後部構造に関する。
従来の車体後部構造として、例えば特許文献1に記載のスペアタイヤを配置する構造がある。この構造は、車体のリアフロアの凹部にバッテリが配置され、この配置されたバッテリが、平面視でT字形状のブラケットで固定されている。更に、その固定されたバッテリ上に、横向きに寝かされて配置されたスペアタイヤが、別のT字形状のブラケットで固定されている。
このようにバッテリとスペアタイヤとを個別に各ブラケットで固定することで、車体への後突でスペアタイヤが離脱しても、バッテリが離脱しないようになっている。
特開2017-132450号公報
しかし、特許文献1の構造では、後突でスペアタイヤが離脱する場合、後突の衝撃力が大きいと、スペアタイヤが車体前方に高速で移動してしまい、車体や、リアシートのシートバック等に不具合を与える恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車体のリアフロア上にスペアタイヤを配置する際に、車体への後突によるスペアタイヤの移動を抑制できる車体後部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の車体後部構造は、車体後部で凹部を形成するリアフロア上にスペアタイヤを配置する車体後部構造において、前記車体後部は、前記リアフロアの左右縁に沿って車体前後方向に延設する一対のリアサイドフレームに懸架され、上方にスペアタイヤを載置するスペアタイヤキャリアと、車体前後方向に開口する開口部の下方側の下部を形成するリアパネル部とを備え、前記スペアタイヤキャリアは、前記スペアタイヤの前方移動を規制するガード部材を有し、前記リアパネル部の上部には、車幅方向に延設されたバリア部が形成され、前記ガード部材と前記バリア部は、概略同じ高さ位置に配置され、前記スペアタイヤは、前記ガード部材と前記バリア部の間に配置されていることを特徴とする。
本発明では、車体のリアフロア上にスペアタイヤを配置する際に、車体への後突によるスペアタイヤの移動を抑制できる車体後部構造を得ることができる。
車体を車幅中央付近で車体前後方向に切断した際の車体後部構造の断面図である。 リアフロアの凹部及び車体左右のリアサイドフレームに取り付けられたスペアタイヤキャリアを示す斜視図である。 スペアタイヤキャリアによるスペアタイヤ取付構造の斜視図である。 リアパネル部及びガード部材の間にスペアタイヤが配置された状態を示す車体後部構造の一部断面及び側面図である。 車体後部に物が後突した様態を示す車体後部構造の一部断面及び側面図である。 スペアタイヤキャリアの車体後方側に配設されたボックス部材と、車体右側面に配設されたツールボックスとを示す斜視図である。 車体裏側から見たボックス部材及びスペアタイヤキャリアを示す平面図である。 ツールボックスの後端位置P3とスペアタイヤの後端位置P4との関係を示す平面図である。 車体両側のリアサイドフレーム内に固定されたスティフナを破線で示す平面図である。 図9のX-X断面図である。 リアサイドフレーム後端側に固定されたリアバンパビームを示す断面図である。 車体後部構造のリアパネル部及びリアバンパビームを示す断面図である。
<実施形態の構成>
本発明の実施形態について、図1~図12を参照して詳細に説明する。説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図中において、矢印で示す「前後」は自動車の車体(図示せず)の前後方向、「左右」は車体の幅方向、「上下」は鉛直上下方向をそれぞれ示している。
図1は車体を車幅中央付近で車体前後方向に切断した際の車体後部構造の断面図である。
図1に示す車体後部構造10は、車体の後部座席12の後方側(車体後部)の構造である。この車体後部構造10では、車体の後方側において底面に凹部21を形成するリアフロア20の上に、スペアタイヤキャリア(キャリアともいう)30を介してスペアタイヤ50を配置するようになっている。
スペアタイヤキャリア30は、図2に示すように、リアフロア20の凹部21の左右縁に沿って、車体前後方向に延びるリアサイドフレーム22に配設されている。その左右のリアサイドフレーム22に対して、梯子状に延び且つ車体前側にガード部材39を備えるキャリア30を直交方向に架設した構造となっている。
キャリア30は、リアフロア20のバッテリケース40bにバッテリ本体40aを配置して成るバッテリ40(図1)の上方に架設される。このキャリア30の上に、スペアタイヤ50を横に寝かせて載置(又は配置)してある。この載置されたスペアタイヤ50の車体前方側に、スペアタイヤ50の外周に沿って凸状に屈曲した形状を成すガード部材39が存在する。このため、車体への後突時(図4又は図5参照)に、スペアタイヤ50がガード部材39(図1参照)で規制されて前方に移動しないようになっている。
キャリア30は、図3に示すように、車体の前側に車幅方向に延在して配置される取付用パイプ材(パイプ材ともいう)31aと、後側に配置される取付用パイプ材31bとが、車体前後方向に延在する4つのブラケット32a,32b,32c,32dで橋渡し状に連結(橋接)されている。前後のパイプ材31a,31bの両端部(又は左右端部)が、左右のリアサイドフレーム22の上に載置される。
後側のパイプ材31bの両端部には三角板状の取付部材33を備え、取付部材33がリアサイドフレーム22に固定されている。この取付部材33の固定により後側のパイプ材31bがリアサイドフレーム22に固定される。前側のパイプ材31aは、この両端部に長板状の取付部材35が固定されており、取付部材35がリアサイドフレーム22に固定されている。両端側の取付部材33,34は、リアサイドフレーム22にネジ34で固定されている。
前後のパイプ材31a,31bは、スペアタイヤ50を車幅方向の片側に寄せて配置するための形状を、ジグザグ状に折り曲げて実現している。このように車幅方向の左側にスペアタイヤ50を寄せて安定的に配置するために、各ブラケット32a~32dで橋接された前後のパイプ材31a,31bの、左側部分の前後間隔を長く、右側部分の前後間隔を短くしてある。このようなキャリア30によって、図2に示すように、スペアタイヤ50を車幅方向の一方に寄せて配置することで、リアフロア20に荷物等の配置スペース23を確保してある。
このような構造の車体後部構造10の特徴について説明する。図1に示すように、車体後部構造10においては、上述したように、車体後部で凹部21を形成するリアフロア20上に、車体左右の一対のリアサイドフレーム22に懸架されたキャリア30の上にスペアタイヤ50が載置されている。
本実施形態の第1の特徴は、凹部21を形成するリアフロア20の後端に車体上方に立ち上がるリアパネル部24を接合したことにある。リアパネル部24は、リアフロア20の後端に車幅方向に延在し、車体上方に立ち上がる形状のパネル24aと、パネル24aの上方に連接され、車幅方向に延在する断面中空状の円筒形状のバリア部24bとを備えて構成されている。但し、バリア部24bは円筒形状以外の形状であってもよい。本実施形態では、バリア部24bの断面積は、ガード部材39の断面積よりも大きい。
バリア部24aは、例えば概略長方形状のパネル24aの上方部分を筒状に丸めて形成されている。このバリア部24bは、ハッチバック23を上方へ持ち上げることで、車体前後方向に開口する開口部23aの下部を形成している。バリア部24bは、キャリア30に載置されたスペアタイヤ50の前方移動を規制するガード部材39と、車体上下方向の高さが同等の位置に形成されている。つまり、同等の高さのバリア部24bとガード部材39との間にスペアタイヤ50が配置された構成となっている。
本実施形態では、ガード部材39は、バリア部24bの上端とほぼ同一の高さ位置に配置されている。なお、「同等の高さ」の具体例としては、ガード部材39の高さ位置が、バリア部24bの上端の高さから下端の高さまでの範囲内に位置している場合を含む。
この構成では、図4に示すように、物体60への車体の後突時に、矢印Y1で示すように、車体後部の前方側への変形が進むと、リアパネル部23のバリア部24aが車体前方側に移動する。この移動が更に進むと、図5に矢印Y2で示すように、物体60がリアパネル部24のバリア部24aを介してスペアタイヤ50をガード部材39に押し当てる。この状態において、ガード部材39とリアパネル部23のバリア部24aとの間にスペアタイヤ50が挟まって保持される状態となる。
次に、第2の特徴は、図1に示すように、リアフロア20の凹部21にバッテリ40が次のように配置されていることにある。バッテリ40は、少なくとも一部がキャリア30と重なり、バッテリ40の後端は、キャリア30の後端の位置P1よりも矢印Y3で示す方向である車体前方側の位置P2に配置されている。
次に、第3の特徴は、図6に示すように、リアフロア20の凹部21(図1)が、キャリア30よりも後方側に、上方に開口41aしたボックス部材41を備えることにある。なお、図6は、バッテリ40を省略して描いている。ボックス部材41は、図1に示すように、キャリア30よりも車体下方側に延びるハット断面で形成された凹部41bを備える。更に、ボックス部材41は、車体裏側から見た平面構成を表す図7に示すように、車体前方側の縁(前方縁)が、キャリア30の後側のパイプ材31bに沿った形状に形成されている。
次に、第4の特徴は、図6に示すように、キャリア30が、車幅方向一方側(左側)にスペアタイヤ50を固定する固定部32fを備えると共に、車幅方向他方側(右側)にツールボックス43を備えることにある。図8に示すように、ツールボックス43の後端の位置P3は、スペアタイヤ50の後端の位置P4よりも車体前方側に配置されている。又は、ツールボックス43の後端は、スペアタイヤ50の後端の位置P4と同じ位置に配置されていてもよい。
図6に戻って、固定部32fは、車幅右側のブラケット32bの前後幅の中央部分に溶接等で固定されている。固定部32fは、中央部が膨出したワッシャ形状を成し、その膨出部分の中央にネジ穴32f1が設けられている。図1に示すように、スペアタイヤ50の中央の貫通孔50bがネジ穴32f1と上下で一致する状態で、スペアタイヤ50を各ブラケット32a,32b,32c(図6)の座面に載置する。この載置後、貫通孔50bよりも頭部が拡幅したネジ(図示せず)を貫通孔50bから挿通してネジ穴32f1に螺合し、スペアタイヤ50を固定する。
次に、第5の特徴は、図9に示す両側のリアサイドフレーム(フレームともいう)22は中空に形成されており、この中空の内部に、当該フレーム22の長手方向に延設された破線で示すスティフナ(補強部材)22eを備えることにある。スティフナ22eは、図9のX-X断面図である図10に示すように、フレーム22に懸架されるキャリア30の車両後方側のパイプ材31bの取付部材(又は取付部)33よりも更に車体後方側に延在している。
次に、第6の特徴について説明する。図10に示すように、リアサイドフレーム22は、車体前方側の前方側部材22aと、車体後方側の後方側部材22bとを連結して形成されている。スティフナ22eは、前方側部材22aと、後方側部材22bとの境界k1を跨いで延設され、スティフナ22eの前端22e1がキャリア30の後端であるパイプ材31bよりも車体前方側に位置している特徴構成となっている。
次に、第7の特徴は、図11に示すように、車体の左右に車両前後方向に延在するリアサイドフレーム22の車体後端側に、車幅方向に延びるリアバンパビーム45を備えることにある。つまり、リアバンパビーム45はリアサイドフレーム22に対して直交方向に延在している。このリアバンパビーム45は、図12に示すように、車体後部側に最も突き出ており、少なくとも一部が、幅L1で示すように、リアパネル部24のバリア部24aと車体上下で重なっている。
<実施形態の効果>
次に、上述した本実施形態において、図2に示すように、車体後部で凹部21を形成するリアフロア20上にキャリア30を介してスペアタイヤ50を配置した車体後部構造10の効果について説明する。
(1)車体後部構造10の車体後部は、図2に示すリアフロア20の左右縁に沿って車体前後方向に延設する一対のリアサイドフレーム22に懸架され、上方にスペアタイヤ50を載置するキャリア30を備える。更に、車体後部は、図1に示すハッチバック23の引き上げにより、車体前後方向に開口する開口部23aの下方側の下部を形成するリアパネル部24を備える。キャリア30は、スペアタイヤ50の前方移動を規制するガード部材39を有し、リアパネル部24の上部には、車幅方向に延設されたバリア部24aが形成されている。ガード部材39とバリア部24aは、概略同じ高さ位置に配置され、スペアタイヤ50は、ガード部材39とバリア部24aの間に配置されている構成とした。
この構成によれば、図4に示す物体60への車体の後突時に、矢印Y1で示すように、リアパネル部23のバリア部24aが車体前方側に移動する。この移動が更に進むと、図5に矢印Y2で示すように、ガード部材39とリアパネル部23のバリア部24aとの間にスペアタイヤ50が挟まって保持される。このため、後突の衝撃によって、スペアタイヤ50が車室内の周辺部材に移動して接触することを防止できる。
(2)図1に示すように、リアフロア20の凹部21には、バッテリ40が収納されている。バッテリ40の後端は、少なくとも一部がキャリア30と上下で重なり、当該キャリア30の後端(パイプ材31b)よりも車体前方側に配置されている構成とした。
この構成によれば、凹部21に収納されるバッテリ40がスペアタイヤ50と上下に重なり、バッテリ40の後端がキャリア30の後端よりも前方側に配置されることで、バッテリ40が、後突時に車体前方側に変形移動するリアパネル部24の変形を妨害しない。このため、スペアタイヤ50を、リアパネル部24とガード部材39とで強固に挟み込むことができる。この挟み込まれたスペアタイヤ50が、リアパネル部24の、それ以上の変形を抑制するので、後突によるスペアタイヤ50の車室内への侵入量を抑制できる。更には、変形移動するリアパネル部24及びバリア部24aがスペアタイヤ50の後端で止まるので、この位置よりも車体前方側に設置されたバッテリ40の破損を防止できる。
(3)図6に示すように、リアフロア20の凹部21(図2参照)は、キャリア30よりも後方に、上方に開口41aしたボックス部材41を備える。図1に示すように、ボックス部材41は、キャリア30よりも下方側に延びるハット断面41bで形成されると共に、前方縁がキャリア30の後端形状に沿って形成される構成とした。
この構成によれば、ボックス部材41は、キャリア30よりも車体後方側にハット断面41bで形成された凹部41bを備える。この凹部41bには、荷物を凹部41bから上方へ突き出ないように収容できる。この収容された荷物は、後突時に、バリア部24aを含むリアパネル部24の車体前方側への変形移動を妨げることがない。このため、バリア部24aを含むリアパネル部24とガード部材39とによるスペアタイヤ50の挟み込みを適正に行うことができる。
(4)キャリア30は、図6に示すように、車幅方向一方側(左側)にスペアタイヤ50(図1)を固定する固定部32fを備え、車幅方向他方側(右側)にツールボックス43を備える。図8に示すように、ツールボックス43の後端(P3)は、スペアタイヤ50の後端(P4)よりも、車体前後方向の前方側又は当該後端(P4)と同じ位置に配置されている構成とした。
この構成によれば、キャリア30において、ツールボックス43をスペアタイヤ50の車幅方向横に配置し、ツールボックス43の後端をキャリア30の後端よりも車体前方側に設定している。このため、後突時に、ツールボックス43が、リアパネル部24の車体前方側への変形移動を妨げることがないので、リアパネル部24とガード部材39とによるスペアタイヤ50の挟み込み妨害を防止できる。更に、ツールボックス43は、この中のツールも含め剛性が高いため、上記配置により、スペアタイヤ50の挟み込み後の更なる変形を抑制できる。
(5)図10に示すように、リアサイドフレーム22は、中空に形成されており、当該フレーム22の断面内の長手方向に延設された補強部材としてのスティフナ22eを備える。スティフナ22eは、フレーム22に懸架されるキャリア30の取付部材(取付部)33よりも車体後方側に延在している構成とした。
この構成によれば、リアサイドフレーム22の断面内に延設されたスティフナ22eが、キャリア30の取付部材33よりも車体後方側に延在することで、後突時に、図4に矢印Y5,Y6で示すフレーム22の上下方向へのモーメントを抑制し、フレーム22を曲がり難くできる。このため、後突時にリアパネル部24が水平方向で且つ車体前方方向に変形移動するようにコントロールできる。これによって、スペアタイヤ50をリアパネル部24とガード部材39とで確実に挟み込むことができるので、スペアタイヤ50の移動を防止できる。
(6)図10に示すように、リアサイドフレーム22は、車体前方側の前方側部材22aと、車体後方側の後方側部材22bとを連結して形成され、スティフナ22eは、リアサイドフレーム22の前方側部材22aと後方側部材22bとの境界k1を跨いで延設され、スティフナ22eの前端22e1が、後方側部材22bのキャリア30の後端よりも車体前方側に位置する構成とした。
この構成によれば、スティフナ22eが、リアサイドフレーム22の前方側部材22aから、後方側部材22bのキャリア30の後端よりも車体前方側の位置までの範囲に延設されている。このため、後突時に、前方側部材22aと後方側部材22bとの境界k1を起点にフレーム22が折れ曲がることを防止できるので、リアパネル部24の変形移動を車体前方側へ向けることができる。このため、スペアタイヤ50をリアパネル部24とガード部材39とで適正に挟み込むことができ、この挟み込み後は、リアパネル部24のそれ以上の変形を抑制できる。これによって、スペアタイヤ50の移動や車体後部の変形からリアシートを保護できる。
(7)図11に示すように、リアサイドフレーム22は、車体後端側に車幅方向に延びるリアバンパビーム45を備える。リアバンパビーム45が、図12に幅L1で示すように、少なくとも一部がリアパネル部24のバリア部24aと車体上下で重なる構成とした。
この構成によれば、リアバンパビーム45の少なくとも一部がリアパネル部24と上下で重なることで、リアパネル部24とリアバンパビーム45への後突時の荷重の力を、図11に矢印Y11で示す車体上方向、矢印Y12で示す車体下方向、矢印Y13で示す車体前方向に分散できる。
この分散により、リアパネル部24とリアフロア20との変形が上方向又は下方向に片寄らないように、バランスを取ることができる。このため、車体後部を水平方向に変形させることができる。これによって、リアパネル部24を水平方向で車体前方側に変形移動できるので、スペアタイヤ50を、リアパネル部24とガード部材39とで、より確実に挟み込むことができる。
以上、本実施形態に係る車体後部構造について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 車体後部構造
20 リアフロア
21 凹部
22 リアサイドフレーム
22a 前方側部材
22b 後方側部材
22e スティフナ(補強部材)
23 ハッチバック
23a 開口部
24a バリア部
30 スペアタイヤキャリア
32f 固定部
33 取付部材(取付部)
39 ガード部材
40 バッテリ
40a バッテリ本体
40b バッテリケース
41 ボックス部材
41a 開口
41b ハット断面又は凹部
43 ツールボックス
45 リアバンパビーム
50 スペアタイヤ
k1 境界

Claims (7)

  1. 車体後部で凹部を形成するリアフロア上にスペアタイヤを配置する車体後部構造において、
    前記車体後部は、
    前記リアフロアの左右縁に沿って車体前後方向に延設する一対のリアサイドフレームに懸架され、上方に前記スペアタイヤを載置するスペアタイヤキャリアと、
    車体前後方向に開口する開口部の下方側の下部を形成するリアパネル部と
    を備え、
    前記スペアタイヤキャリアは、前記スペアタイヤの前方移動を規制するガード部材を有し、
    前記リアパネル部の上部には、車幅方向に延設されたバリア部が形成され、
    前記ガード部材と前記バリア部は、概略同じ高さ位置に配置され、
    前記スペアタイヤは、前記ガード部材と前記バリア部の間に配置されている
    ことを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記リアフロアの凹部には、バッテリが収納されており、
    前記バッテリは、少なくとも一部が前記スペアタイヤキャリアと上下で重なり、
    前記バッテリの後端は、当該スペアタイヤキャリアの後端よりも車体前方側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  3. 前記凹部は前記スペアタイヤキャリアよりも後方に、上方に開口したボックス部材を備え、
    前記ボックス部材は、
    前記スペアタイヤキャリアよりも下方側に延びるハット断面で形成されると共に、前方縁が当該スペアタイヤキャリアの後端形状に沿って形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車体後部構造。
  4. 前記スペアタイヤキャリアは、
    車幅方向一方側に前記スペアタイヤを固定する固定部を備え、
    車幅方向他方側にツールボックスを備え、
    前記ツールボックスの後端は、前記スペアタイヤの後端よりも、車体前後方向の前方側又は当該後端と同じ位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の車体後部構造。
  5. 前記リアサイドフレームは、中空に形成されており、当該リアサイドフレームの断面内の長手方向に延設された補強部材を備え、
    前記補強部材は、前記リアサイドフレームに懸架される前記スペアタイヤキャリアの取付部よりも車体後方側に延在している
    ことを特徴とする請求項4に記載の車体後部構造。
  6. 前記リアサイドフレームは、車両前方側の前方側部材と、車両後方側の後方側部材とを連結して形成され、
    前記補強部材は、前記リアサイドフレームの車体前方側と後方側部材との境界を跨いで延設され、補強部材後端が前記スペアタイヤキャリアの後端よりも車体前方側に位置する
    ことを特徴とする請求項5に記載の車体後部構造。
  7. 前記リアサイドフレームは、車体後端側に車幅方向に延びるリアバンパビームを備え、
    前記リアバンパビームは、少なくとも一部が前記リアパネル部のバリア部と車体上下で重なる
    ことを特徴とする請求項2に記載の車体後部構造。
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