JP2022105881A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポートを備える画像形成装置において、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。【解決手段】コントローラ13は、蓄積印刷機能を実行可能であり、リアポート21が専用ポートに設定される場合に、リアポート21が報知すべき状態であるか否かを判断する。リアポート21が報知すべき状態であると判断された場合に、報知画面をユーザIF17に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、可搬型メモリに記憶された印刷データを印刷する技術に関する。
特許文献1には、受信されたジョブデータに応じた印刷データを、自装置に接続された可搬型メモリに記憶しておき、ユーザインタフェースを介して受付けた操作に応じて、印刷データを印刷する画像形成装置が記載されている。具体的には、画像形成装置のコントローラは、ジョブデータに、可搬型メモリを記憶先に指示する情報が含まれている場合に、ジョブデータから印刷データを作成し、作成された印刷データを可搬型メモリに記憶する。
特開2009-160832号公報
ところで、特許文献1には、可搬型メモリを着脱可能なポートを複数備える構成について記載されていない。また、ポートの状態について十分な記載がない。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、複数のポートを備える画像形成装置において、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、筐体と、プリントユニットと、ユーザインタフェースと、コントローラと、可搬型メモリを着脱可能なポートを有するメモリインタフェースと、を備える画像形成装置に関する。画像形成装置が備えるポートは、筐体において、ユーザインタフェースを含むフロント部に位置するポートと、ユーザインタフェースを含まないリア部に位置するポートとがある。コントローラは、複数のポートのうちいずれかのポートを、蓄積印刷機能に係る処理において、専用メモリが装着される専用ポートとして設定する設定処理を実行し、蓄積印刷機能は、受信されたジョブデータに応じた印刷データを専用メモリに記憶しておき、ユーザインタフェースを介して受付けた操作に応じて、専用メモリに記憶された印刷データをプリントユニットに印刷させる機能であり、専用メモリは、可搬型メモリのうち、蓄積印刷機能に係る処理において印刷データが記憶されるメモリである。コントローラは、蓄積印刷機能に係る処理を実行可能であり、リア部に位置するポートが専用ポートに設定される場合に、リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断する判断処理と、判断処理により報知すべき状態であると判断された場合に、リア部に位置するポートが報知すべき状態であることを示す報知画面をユーザインタフェースに表示させる報知処理と、を実行する。
上記構成では、画像形成装置のコントローラは、複数のポートのうち、専用メモリが装着される専用ポートの設定を実行可能である。これにより、ユーザの希望に応じて、蓄積印刷機能に係る処理で使用される専用ポートを柔軟に設定することができる。一方で、リア部に位置するポートが専用ポートに設定された場合、ユーザは、画像形成装置の前面側からリア部に位置するポートの状態を確認することがむずかしくなる。そこで、リア部に位置するポートが専用ポートに設定される場合に、リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かが判断される。リア部に位置するポートが報知すべき状態であると判断された場合に、リア部に位置するポートが報知すべき状態に応じた画面がユーザインタフェースに表示される。これにより、ユーザは、ユーザインタフェースに表示された画面を目視して、専用ポートであるリア部に位置するポートの状態を認識することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
MFPを上方から見た外観図。 MFPの構成図。 保存先のメモリを設定する処理の手順を示すフローチャート。 待受画面を説明する図。 保存先設定画面を説明する図。 報知状態を判断する処理の手順を示すフローチャート。 報知画面を説明する図。 報知画面を説明する図。 報知画面を説明する図。 報知画面を説明する図。 蓄積印刷機能に係る処理のうち、印刷データの保存の手順を説明するフローチャート。 蓄積印刷機能に係る処理のうち、印刷データの印刷の手順を説明するフローチャート。 USBメモリが装着されたことを契機に実行される処理の手順を説明するフローチャート。 報知画面を説明する図。 機能表示画面を説明する図。
本実施形態係に係る画像形成装置を、MFP10により説明する。MFPは、Multifunction peripheralの略称である。図1,図2に示すMFP10は、ネットワーク200に接続されており、ネットワーク200を通じてPC24と通信可能である。ネットワーク200は、LANや、インターネットである。なお、インターネットは無線接続の他、有線接続であってもよい。ネットワーク200は、MFP10とPC24とを繋ぐUSB配線であってもよい。
図2に示すように、MFP10は、メモリIF11,12、コントローラ13、内部メモリ14、プリントユニット15、読取ユニット16、ユーザIF17、通信IF18、FAXユニット19、及びバス20を備えている。これら各部は、バス20に接続されており、互いに通信可能である。なお、「IF」は、Interfaceの略称である。
ユーザIF17は、MFP10を直接操作するユーザと、コントローラ13との間に介在するインタフェースであり、例えば、タッチパネルや、物理キーである操作キーを有している。通信IF18は、MFP10をネットワーク200に接続するインタフェースである。プリントユニット15は、シートやディスクなどの被記録媒体に画像を印刷する。プリントユニット15の記録方式としては、インクジェット方式や、電子写真方式などを採用することができる。また、MFP10は、複数の動作を組み合わせた複合動作を実行可能であってもよい。
メモリIF11,12は、USB(Universal Serial Busの略)規格に準拠した通信を行うインタフェースである。メモリIF11,12は、USBメモリ23と着脱可能なポート21,22を有している。USB規格は、特に限定されないが、USB2.0規格やUSB3.0規格などを採用することができる。なお、USBメモリ23は、可搬型であり、ポートを介してMFP10と着脱可能なメモリであればよく、USB接続が可能なHDD、USB接続されたカードリーダで通信可能なメモリカードであってもよい。この場合、メモリIF11,12は、ポートとして、メモリカードを着脱可能なカードスロットを備えている。
図1に示すようにメモリIF12が有するポート22は、MFP10の筐体40において、ユーザIF17が配置される側の部位であるフロント部41に位置している。具体的には、筐体40においてユーザIF17が配置される側を前面側とした場合に、フロント部41は、この前面側と筐体40の側面のうち前側の部分とを含む部分である。具体的には、フロント部41は、筐体40を前後に延びる方向である奥行方向で2等分した場合に、ユーザIF17が備えられている部分ともいえる。また、フロント部41は、筐体40を、略立方体ととらえた場合に、略立方体のユーザIF17が備えられている前面と、前面に接する側面の大部分であって、前面と接する部分を含む部分ともいえる、言い換えると、フロント部は、ユーザが、MFP10のユーザIF17に相対した状態で位置している場合に、ポート22にUSBメモリ23が装着されていることを目視しやすい部分である。本実施形態では、ポート22は、フロント部41のうち、筐体側面に位置している。メモリIF11が有するポート21は、MFP10の筐体40において、ユーザIF17を基準とした場合に、フロント部と反対側の領域であるリア部に位置している。具体的には、リア部42は、筐体40を奥行方向で2等分した場合に、ユーザIF17が備えられていない部分ともいえる。また、リア部42は、筐体40において前面の対面、いわゆる背面と、前面に接する側面のフロント部41に含まれない部分と、を含む部分ともいえる。言い換えると、リア部は、ユーザが、MFP10のユーザIFに相対した状態で、ポート21にUSBメモリ23が装着されていることを目視しづらい領域である。
コントローラ13は、CPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略)等により構成されている。内部メモリ14は、RAM、ROM、SSD、HDD等が組み合わされて構成されている。各種プログラムの実行時に用いられる、コントローラ13が備えるバッファも、内部メモリ14の一部とみなしてよい。なお、内部メモリ14は、コントローラ13が読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コントローラ13が読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
内部メモリ14には、コントローラ13が実行可能なプログラムとして、制御プログラムが記憶されている。本実施形態では、主に、プログラムに記述された命令に従ったコントローラ13の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、コントローラ13の処理を表している。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、コントローラ13が要求することなくデータを受信するという処理も、「コントローラ13がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コントローラに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
内部メモリ14のデータ記憶領域には、管理情報30、暗号化キー31、設定情報32、認証DB33が記憶されている。管理情報30、暗号化キー31、設定情報32及び認証DB33の詳細については後述する。なお、後述するように、「管理情報30」は、USBメモリ23にも記憶されるため、内部メモリ14に記憶される管理情報30と、USBメモリ23に記憶される管理情報30とを区別する場合は、符号の末尾に「a,b」のアルファベットを付す。
次に、PC24の構成を説明する。PC24は、不図示の通信IF、メモリ、コントローラを備えている。各部の構成は、MFP10が備える通信IF、メモリ、コントローラと同様である。PC24は、メモリに記憶されたアプリケーションプログラムの機能により、ジョブデータJDを作成することができる。ジョブデータJDは、MFP10に印刷を実行させるためのデータである。本実施形態では、ジョブデータJDには、プリンタジョブ言語(PJL:Printer Job Languageの略)で記述されたPJLデータと、ページ記述言語(PDL:Page Description Languageの略)で記述されたページ記述言語データ(PDLデータ)とが含まれる。PDLデータは、例えば、PS(Post Scriptの略)データ、PCL(Printer Command Languageの略)データ、JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)データ、GDI(Graphic Device Interfaceの略)データなどを含む。
図3を用いて、蓄積印刷機能における、保存先のメモリを設定する処理の手順を説明する。蓄積印刷機能は、受信されたジョブデータJDに応じた印刷データを記憶先として設定されたメモリに記憶しておき、ユーザIF17を介して受付けた操作に応じて、記憶先として設定されたメモリに記憶された印刷データをプリントユニット15に印刷させる機能である。蓄積印刷機能には、PINコード付きのジョブデータJDを対象とする第1蓄積印刷機能と、ユーザ名付きのジョブデータJDを対象とする第2蓄積印刷機能がある。MFP10の工場出荷時には第1蓄積印刷機能が有効になっている。第2蓄積印刷機能の有効無効は、外部からの指示によって切り替え可能である。コントローラ13は、ユーザによる指示により、第2蓄積印刷機能を有効に切り替えると、第1蓄積印刷機能を無効にする。逆に、コントローラ13は、ユーザによる指示により、第2蓄積印刷機能を無効に切り替えると、第1蓄積印刷機能を有効にする。蓄積印刷機能では、USBストレージ処理が有効化されている場合、印刷データをUSBメモリ23に蓄積保存させることができる。一方で、USBストレージ処理が無効化されている場合、印刷データを内部メモリ14に蓄積保存させることができる。
図3では、サイドポート22を、保存先のUSBメモリ23が装着されるポートとして設定する場合を例に説明を行う。図3に示す処理は、コントローラ13が、図4に示す待受画面50に対する操作により、蓄積印刷機能の設定画面に遷移する指示を受付けた場合に実行する処理である。なお、待受画面50は、MFP10の各種機能に対する選択指示を受付ける画面であり、MFP10の電源が投入された後や、MFP10の機能が実行された後、指示を待受けるためにユーザIF17に表示される。
まずは、USBストレージ処理が無効化された状態から有効化された状態に切換えられる場面を例に説明を行う。ステップ10(以下、「ステップ」を、単に「S」と記載)では、USBストレージ処理が有効化されたか否かを判断する。具体的には、ユーザIF17に表示された待受画面50を、蓄積印刷機能の設定画面に遷移させた後、この設定画面でUSBストレージ処理を有効化する指示を受け付けた場合、S10を肯定判定する。
S10を肯定判定すると、S11に進み、印刷データの保存先となるUSBメモリ23が装着されるポートを設定する。具体的には、ユーザIF17に対する操作に応じて、図5に示す保存先設定画面55を表示させる。保存先設定画面55には、印刷データの保存先の選択指示を受付ける指定ボタン56,57,58が含まれている。指定ボタン56、57、58それぞれは、印刷データの保存先として、内部メモリ14又はポート21、22を選択指示する場合に操作されるボタンである。また、現在の保存先に対応する指定ボタンは、他の指定ボタンと比べて表示色が異なっている。なお、図中、表示色の差異を斜線で示している。指定ボタン56,57,58に対する操作に応じて、設定情報32を更新する。設定情報32は、印刷データの保存先として設定されたUSBメモリ23が装着されるポート(サイド、リア)又は内部メモリ14を示す情報である。
S12では、S11での設定前に保存先として設定されている内部メモリ14に、印刷データが記憶されているか否かを判断する。S12を否定判定すると、S14に進む。一方、S12を肯定判定すると、S13に進み、内部メモリ14に記憶された印刷データを削除する。
S14では、リアポート21を、S11で印刷データが保存されるUSBメモリ23が装着されるポートに設定しているか否かを判断する。具体的には、内部メモリ14に記憶されている設定情報32に、現在、リアポート21が専用ポートに設定されていることを示しているか否かを判断する。S14を肯定判定すると、S15に進み、リアポート21を対象とする判定処理を行う。S15でコントローラ13により実行される処理の詳細を、図6を用いて説明する。
S30では、リアポート21に、USBメモリ23が装着されているか否かを判断する。S30を否定判定するとS34に進み、報知画面60(図7)をユーザIF17に表示させる。図7に示す報知画面60では、報知の原因を示すメッセージ61と、メッセージ本体62と、クローズボタン63とを含んでいる。メッセージ61は、USBメモリ23のリアポート21への装着が検出されなかったことを示すメッセージである。メッセージ本体62は、報知対象がリアポート22であることを示すメッセージを含んでいる。例えば、サイドポート22を専用ポートとして設定しようとしているユーザが、指定ボタン58を操作し、サイドポート22にUSBメモリを装着させることが想定される。ところが、ユーザが誤って、指定ボタン57を操作してしまう可能性がある。S34では、リアポート21にUSBメモリが装着されていないことを報知するため、ユーザに、USBメモリを装着したサイドポート22を選択していなかったことを理解させることができる。このメッセージを見たユーザは、指定ボタン58を操作すればよい。もちろん、ユーザが、リアポート21の利用を意図していながら、誤ってサイドポート22にUSBメモリを装着してしまった場合にも、このメッセージは役立つ。
S30を肯定判定すると、S31に進み、リアポート21に装着されたUSBメモリ23は、アクセスが不可能な故障状態であるか否かを判断する。S31を肯定判定するとS35に進み、報知画面64(図8)を、ユーザIF17に表示させる。図8に示す報知画面64には、報知の原因を示すメッセージ65と、メッセージ本体66と、クローズボタン67とを含んでいる。メッセージ65は、リアポート21に装着されたUSBメモリ23がUSBストレージ処理で使用できないことを示すメッセージである。メッセージ本体66は、報知対象がリアポート21であることと、USBメモリ23を取り外し、MFP10のメイン電源を再度投入することを促すメッセージが含まれている。このメッセージにより、ユーザに、リアポート21に装着されているUSBメモリ23を取り外し、MFP10の電源を再投入することや、リアポート21に装着されているUSBメモリ23を故障していないUSBメモリに交換すればよいことを理解させることができる。
S31を否定判定すると、S32に進み、リアポート21に装着されたUSBメモリ23にライトプロテクトが設定されているか否かを判断する。ライトプロテクトは、USBメモリ23に対するデータの書き込み又は削除を禁止する設定である。本実施形態では、USBメモリ23は、自装置が有するスイッチが操作されることで、ライトプロテクトの設定の有無を切換え可能である。S32の処理を実行する理由は、USBメモリ23にライトプロテクトが設定されている場合、USBメモリ23を保存先に設定しても、印刷データの記憶、及び後述するUSBメモリ23の初期化(S21)を実行できないためである。S32を肯定判定すると、S36に進み、報知画面68(図9)をユーザIF17に表示させる。
図9に示す報知画面68には、報知の原因を示すメッセージ69と、メッセージ本体70と、クローズボタン71とを含んでいる。メッセージ69は、リアポート21に装着されたUSBメモリ23にライトプロテクトが設定されていることを示すメッセージである。メッセージ本体70は、報知対象がリアポート21であることと、USBメモリが正しく挿入されていることをユーザに確認させることを示すメッセージが含まれている。このメッセージにより、ユーザに、リアポート21に装着されているUSBメモリ23に対してライトプロテクトが設定されていることを認識させることができる。更には、ユーザに、USBメモリ23に設定されたライトプロテクトの解除、又はライトプロテクトが設定されていないUSBメモリをリアポート21に装着し直すことを促すことができる。
S32を否定判定すると、S33に進み、リアポート21に装着されたUSBメモリ23の残容量が判定値TH以上であるか否かを判断する。これは、USBストレージ処理で使用されるUSBメモリ23の残容量が少ない場合、印刷データを蓄積保存できなくなる、すなわち、蓄積印刷機能の利用に支障がでることが懸念されるためである。また、USBメモリ23の残容量が少ない場合、USBメモリ23の単位記憶領域当たりの書き込み回数や読み出し回数が増加し、USBメモリ23の故障を招く可能性が高くなるためである。S23での判断に用いられる判定値THは、例えば、8GBである。
S33を否定判定すると、S37に進み、報知画面72(図10)を、ユーザIF17に表示させる。図10で示す報知画面72には、報知の原因を示すメッセージ73と、メッセージ本体74と、クローズボタン75とが含まれている。メッセージ73は、リアポート21に装着されたUSBメモリ23の残容量不足を示すメッセージである。メッセージ本体74には、報知対象がリアポート21であることを示すメッセージと、USBメモリ23の残容量が不足していることを示すメッセージとを含んでいる。このメッセージにより、ユーザにリアポート21に装着されたUSBメモリ23の残容量が少ないことを理解させることができる。これにより、ユーザに、リアポート21に、残容量が多い新たなUSBメモリ23を装着し直すことを促すことができる。本実施形態では、コントローラ13が、S30,S31,S32,S33で実行する処理が、判断処理の一例である。コントローラ13がS34,S35,S36,S37で実行する処理が報知処理の一例である。
S34,S35,S36,S37いずれかの処理を終了すると、S38に進む。S38では、報知フラグを、リアポート21を対象とした報知状態であることを示す値に設定し、内部メモリ14に記憶する。S39では、いずれかの報知画面で、クローズボタンの操作を検出したか否かを判断する。クローズボタンの操作を検出していなければ、待機する。一方、S39を肯定判定すると、図3のS20に進む。また、S33を肯定判定した場合も、図3のS20に進む。
一方、図3のS14において、保存先となるUSBメモリ23が装着されるポートとしてサイドポート22を設定している場合、S16に進む。S16では、サイドポート22が報知状態であるか否かを判断する。S16での各処理は、図6で説明した処理と同様の処理であり、処理対象がリアポート21ではなくサイドポート22であることが異なる。S16の処理を終了すると、S20に進む。
S20では、報知フラグの値が報知状態であることを示すか否かを判断する。S20を否定判定すると、S21に進み、ポートに装着されたUSBメモリ23を初期化する。例えば、USBメモリ23内の全データを削除する。USBメモリ23の記憶領域をフォーマットしてもよい。なお、S21でのUSBメモリ23の初期化に先立ち、USBメモリ23を初期化することを確認する確認画面を表示するものであってもよい。初期化のための確認画面において、初期化の選択指示を受付けた場合に、S25に進み、初期化の選択指示を受付けない場合は、図3の処理を終了するものであってもよい。
S22では、USBストレージ処理を有効化する。USBストレージ処理を有効化する場合、USBストレージ処理の状態を示す有効化判定フラグを、有効化されていることを示す値に設定し内部メモリ14に記憶する。S23では、暗号化キー31を作成する。暗号化キー31は、ポートに装着されるUSBメモリ23に記憶される印刷データ及び管理情報30の暗号化及び復号化に用いられる情報である。USBストレージ処理を有効にする都度、新たな暗号化キーを生成する。
S24では、ポートに装着されたUSBメモリ23に識別情報34を記憶する。識別情報34は、この識別情報34を記憶されたUSBメモリ23が、USBストレージ処理において、印刷データの保存先として設定されていることを示す情報である。具体的には、管理情報30bを作成し、S23で作成された暗号化キー31により管理情報30bを暗号化することで、識別情報34を作成する。なお、この時点ではUSBメモリ23に印刷データは記憶されていないため、S24で暗号化される管理情報30bには、印刷データに関する情報は何ら記録されていない。以下では、USBメモリ23のうち、識別情報34が記憶されることで保存先に設定されたUSBメモリ23を、「専用メモリ」とも称す。
S25では、内部メモリ14に、S24で識別情報34を作成するのに用いた暗号化キー31を記憶する。即ち、暗号化キー31は、識別情報34と対となる情報である。S25の処理を終了すると、図3の処理を終了する。本実施形態では、コントローラ13が、S24,S25で実行する処理が、設定処理の一例である。
S20を肯定判定する場合、図3に示す処理を終了する。この場合、ユーザIF17には、図4に示す待受画面50が表示される。ユーザは、報知すべき状態を解消してから、あるいは、報知すべき状態を解消するために待受画面50を操作することで、蓄積印刷機能の設定画面に遷移する指示を入力すればよい。そして、改めて、USBストレージ処理を有効にする指示を行えばよい。例えば、リアポート21にUSBメモリ23が装着されておらず、S15で報知画面60が報知された場合に、ユーザが、サイドポート22にUSBメモリを装着したにも関わらず、誤って、指定ボタン57を操作してしまっていたなら、指定ボタン58を操作することで、サイドポート22を指定しなおせばよい。ユーザが、誤って、サイドポート22にUSBメモリを装着してしまっていたなら、USBメモリ23をリアポート21に装着しなおしてから、指定ボタン57を操作すればよい。コントローラ13により、次回行われる図3の処理では、S20が否定判定され、USBストレージ処理が有効化される。
次に、USBストレージ処理が有効化された状態から無効化された状態に切換えられる場面を例に説明を行う。S10を否定判定した場合、具体的には、蓄積印刷機能の設定画面でUSBストレージ処理を無効化する指示を受け付けた場合、S17に進む。S17では、現在、USBストレージ処理で使用中のポートにUSBメモリ23が装着されているか否かを判断する。S17を肯定判定すると、S18に進み、確認画面を表示する。確認画面には、USBメモリ23内のデータを全て削除し、印刷データの保存先としての役割を無効化する旨のメッセージと、USBメモリ23の初期化の選択指示を受付けるOKボタンと、初期化の非指示を受付けるキャンセルボタンとが含まれる。
S18を肯定判定すると、S19に進み、現在ポートに装着されているUSBメモリ23内の印刷データや管理情報30bを含む全データを削除して初期化することで、USBストレージ処理を無効化する。また、内部メモリ14に記憶された有効化判定フラグを、USBストレージ処理が無効化されたことを示す値に変更する。更に、設定情報32の値を、ポート21,22から内部メモリ14に変更する。これにより、蓄積印刷機能において、印刷データの保存先は内部メモリ14に設定される。なお、S19において、USBメモリ23内のデータのうち、印刷データや管理情報30のみを削除してもよい。また、S19での、USBストレージ処理の無効化時に、USBメモリ23内の印刷データや管理情報30を削除せずに、印刷データや管理情報30を内部メモリ14へ移動させてもよい。S19の処理を終了すると、図3の処理を終了する。
USBストレージ処理を無効化したときのS19と同様に、第1,第2蓄積印刷機能間での有効無効が切り替えられる場合も、無効化された蓄積印刷機能においてUSBメモリ23に蓄積されていた印刷データを削除する。第1、第2蓄積印刷機能では、後述するS67で必要とされる情報(ユーザ名、PINコード)が異なるため、USBメモリ23に印刷データを残したままだと、例えば、印刷できないままの印刷データが残ってしまうなど、弊害があるためである。なお、この場合において、専用ポートや専用メモリを示す情報は削除されない。これにより、第1,第2蓄積印刷機能間での有効無効が切り替えられた後も、既に設定されているUSBストレージ処理をそのまま利用することができる。
次に、蓄積印刷機能が有効化されている状態において、MFP10がジョブデータJDを受信したことを契機に実行される処理を、図11を用いて説明する。具体的には、第1蓄積印刷機能が有効な場合、コントローラ13は、PINコードが付加されたジョブデータJDを受信したことを検出すると、図11のフローを開始する。第2蓄積印刷機能が有効な場合、コントローラ13は、ユーザ名が付加されたジョブデータJDを受信したことを検出すると、図11のフローを開始する。
S40では、USBストレージ処理が有効化されているか否か判断する。上述のように、内部メモリ14に記憶された有効化判定フラグに基づいて、USBストレージ処理が有効化されているか否かを判断する。
S40を肯定判定すると、S44に進み、リアポート21が専用ポートに設定されているか否かを、S14と同様に判断する。S44を肯定判定すると、S45に進み、図3のS15での処理と同様な手順でリアポート21に装着されたUSBメモリの状態を判断し、報知すべき状態であれば、図7~図10同様のメッセージを表示する。USBストレージ処理を有効化したとき、S15の手順で専用ポートの状態は判断済みである。しかし、USBストレージ処理では、専用ポートから専用メモリが取り外された後に、取り外された専用メモリが専用ポートに再度装着された場合でも、専用ポートに装着された専用メモリに印刷データを記憶することが可能である。そのため、ユーザが、専用ポートから取り外されたUSBメモリ23に対して、ライトプロテクトを設定する場合や、誤って、専用メモリを専用ポートから取り外したままにしてしまうことも懸念されるため、改めて、S45の判断を行っている。一方、サイドポート22が専用ポートに設定されている場合、S46に進み、図3のS16で示した処理と同様の手順を実行する。
S45又はS46の処理を終了すると、S47に進み、専用ポートは、現在、報知状態であるか否かを判断する。すなわち、印刷データを蓄積できない、あるいは、蓄積すべきでない状態であるか否か、を判断する。具体的には、S45又はS46での処理により設定された報知フラグの値から、専用ポートが、現在、報知状態であるか否かを判断する。S47を肯定判定すると、S48に進み、受信されたジョブデータJDを印刷データに変換するためにRIP処理を実行する。具体的には、ジョブデータJDに含まれるPDLデータをラスタライズすることで印刷データを作成する。
S49では、S48で作成された印刷データを圧縮した後、圧縮された印刷データを暗号化し、専用メモリに保存する。このとき、図3のS23で作成された暗号化キー31を用いて、印刷データを暗号化する。S49の処理では、例えば、印刷データを後述する「Direct Print」において処理できない形式で暗号化して、保存する。
S50では、専用メモリから管理情報30bを読み出して復号化し、復号化された管理情報30bに、今回受信されたジョブデータJDに応じた情報を追加する。具体的には、USBメモリ23に記憶された管理情報30bを、暗号化キー31を用いて復号化する。第1蓄積印刷機能が有効化されている場合、ジョブデータJDに含まれるPINコードに関連付けて、ジョブ名、データ名及び受信日時が1つのレコードとして管理情報30bに記憶させる。一方、第2蓄積印刷機能が有効化されている場合、ジョブデータJDに含まれるユーザ名に関連付けて、ジョブ名、データ名、更には受信日時が1つのレコードとして管理情報30bに記憶させる。これにより、MFP10は、管理情報30bの各レコードと、内部メモリ14に記憶された印刷データとを対応付けて管理することができる。S50の処理を実行すると、図11に示す処理を終了する。
S47を否定判定すると、S51に進み、今回受信されたジョブデータを破棄する。S51の処理が終了すると、図11の処理を終了する。なお、S51で、今回受信されたジョブデータJDを破棄することに代えて、ユーザの指示に応じて、受信されたジョブデータJDまたは、ジョブデータIDから生成した印刷データを内部メモリ14に記憶するものであってもよい。この場合において、エラー画面をユーザIF17又はPC24に表示させてもよい。
なお、S51で受信された印刷データが破棄された後は、ユーザIF17に待受画面50が表示される。ユーザは、報知すべき状態を解消してから、PC24を操作して、印刷データをMFP10に再送信させればよい。例えば、専用メモリにライトプロテクトが設定されている場合は、ユーザは、ライトプロテクトの設定を解除した後、PC24を操作して、ジョブデータJDをMFP10に送信する。これにより、次回実行される図11の処理において、S47が否定判定されることで、S48に進み、S48~S50の処理を実行することで、印刷データを専用メモリに記憶させることが可能となる。
USBストレージ機能が無効化されており、S40を否定判定すると、S41に進む。S41では、受信されたジョブデータJDに対してRIP処理を実行する。S41で実行するRIP処理は、S41で実行する処理と同様である。
S42では、今回生成された印刷データを、内部メモリ14に記憶することで、印刷データを蓄積保存する。即ち、S42では、S49と違い、印刷データを暗号化しない。S42で、印刷データを圧縮してデータ量を削減してから内部メモリ14に記憶してもよい。S43では、内部メモリ14に記憶されている管理情報30aに、今回作成された印刷データに応じた情報を追加する。S43においても、第2蓄積印刷機能の有効無効に応じて、ユーザ名又はPINコードに関連付けて、ジョブ名、データ名、更には受信日時が1つのレコードとして管理情報30aに記憶される。S43を終了すると、図11に示す処理を終了する。
次に、内部メモリ14又はUSBメモリ23に蓄積保存された印刷データを印刷する手順を、図12を用いて説明する。図12に示す処理は、ユーザIF17対して、印刷データに対する印刷指示操作を受付けたことを契機に、コントローラ13により実行される処理である。具体的には、ユーザIF17に表示された待受画面50にて、印刷指示操作を受け付けた場合に、図12に示す処理を開始する。第2蓄積印刷機能が有効である場合、さらに、ユーザIFを介して、MFP10に対するログイン操作を受け付け、コントローラ13がログイン認証に成功したと判断すると、図12に示す処理を開始する。
S60では、USBストレージ処理が有効化されているか否かを、有効化判定フラグの値により判断する。S60を肯定判定すると、S62に進み、リアポート21が専用ポートに設定されているか否かを判断する。S62を肯定判定すると、S63に進み、図3のS15での処理と同様な手順でリアポート21に装着されたUSBメモリの状態を判断し、報知すべき状態であれば、図7~図10同様のメッセージを表示する。なお、S62を否定判定する場合、S64に進み、図3のS16での処理と同様な手順でサイドポート22に装着されたUSBメモリの状態を判断する。
S63又はS64の処理を終了すると、S65に進み、専用ポートが報知状態であるか否かを判断する。S65を否定判定すると、S66に進み、専用メモリに記憶されている管理情報30bを暗号化キー31により復号化して読み出す。第1蓄積印刷機能が有効化されており、USBストレージ処理が有効化されている場合、管理情報30bはPINコードが付加された印刷データのリストである。一方、第2蓄積印刷機能が有効化されており、USBストレージ処理が有効化されている場合、管理情報30bは、ユーザ名が付加された印刷データのリストである。なお、復号化された管理情報30bは、内部メモリ14に記憶される。S66を終了するとS67に進む。
S60を否定判定した場合、S61に進み、内部メモリ14に記憶された管理情報30aを読み出す。S61で読み出される管理情報30aは、PINコード又はユーザ名に対応付けられた印刷データのリストである。
S67では、S61又はS66で読み出した管理情報30を用いて、現在の機能(第1蓄積印刷機能又は第2蓄積印刷機能)に対応する印刷データがメモリに記憶されているか否かを判断する。具体的には、第1蓄積印刷機能が有効化されていれば、ユーザに対して、PINコードを入力させる画面をユーザIF17に表示させ、ユーザにより入力されたPINコードと同じPINコードが管理情報30に記憶されているか否かを判断する。一方、第2蓄積印刷機能が有効化されていれば、ログインユーザのユーザ名が管理情報30に記憶されているか否かを判断する。S67を否定判定すると、図12に示す処理を終了する。なお、第2蓄積印刷機能が有効化されている場合、待機画面からログイン操作を受け付けたことを契機に図12に示す処理を開始してもよい。また、ログイン操作を受け付け済の状態で、待受画面50にて、印刷指示操作を受け付けた場合に、図12に示す処理を開始してもよい。また、ログイン操作の受付を、S67にて行ってもよい。また、第2蓄積印刷機能が有効化されている場合のPINコードの入力を受け付けてから、図12の処理を開始し、S67では受付を省略してもよい。
一方、S67を肯定判定するとS68に進み、S61でUSBストレージ処理が有効化されていると判断しているか否かを判断する。S68を肯定判定すると、S70に進み、S68を否定判定すると、S69に進む。S70、S69では、管理情報30を参照することで、専用メモリに記憶されている印刷データのうち、PINコード又はログインユーザのユーザ名に応じた印刷データを選択し、その印刷データを印刷する。S70では、このとき、暗号化キー31を用いて、専用メモリに記憶された印刷データを復号化する。そして、プリントユニット15に対して、復号化された印刷データを印刷させる。
S69又はS70の処理を終了すると、S71に進む。S71では、S69又はS70でプリントユニット15に印刷させた印刷データを削除する。具体的には、印刷データそのものや、印刷処理において発生した一時データを削除する。S72では、印刷された印刷データに関連する情報(レコード)を管理情報30から削除し、管理情報30を更新する。なお、S72の処理は、入力されたPINコードが対応付けられた印刷データ、または、ログインユーザの印刷データ、を全て印刷した後に、実行してもよい。
S72の処理を終了すると、S67に戻る。S67を肯定判定する場合、S68~S72の処理を繰り返す。S67を否定判定した場合、図12に示す処理を終了する。なお、S72からS67に戻る場合において、第1蓄積印刷機能が有効化されている場合、ユーザにより既にPINコードが入力されているため、S67でPINコードの入力を再度受付けなくともよい。
S65を肯定判定すると、図12の処理を終了する。この場合、ユーザIF17には、図4に示す待受画面50が表示される。ユーザは、報知すべき状態を解消してから、待受画面50を操作することで、改めて、印刷指示操作を行えばよい。USBストレージ処理を有効化したとき、S15の手順で専用ポートの状態は判断済みである。しかし、S45の処理を実行するのと同様の理由により、改めて、S63の判断を行っている。例えば、リアポート21に装着されたUSBメモリ23にライトプロテクトが設定されていることで、S63で報知画面が報知された場合において、その後に、ユーザがUSBメモリ23のライトプロテクトを解消すればよい。コントローラ13により、次回行われる図12の処理では、S65が否定判定され、S66に進む。S70で専用メモリに記憶された印刷データが印刷された後、S71に進むと、専用メモリにライトプロテクトが設定されていないため、印刷データを削除することが可能となる。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏することができる。MFP10のコントローラ13は、リアポート21が専用ポートに設定される場合に、リアポート21が報知状態であるか否かを判断する。コントローラ13は、リアポート21が報知状態であると判断した場合に、リアポート21が報知状態であることを示す報知画面をユーザIF17に表示させる。これにより、ユーザは、報知画面を目視して、リアポート21の状態を認識することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
コントローラ13は、リアポート21が専用ポートに設定されており、かつ蓄積印刷機能の対象となるジョブデータを受信した場合に、リアポート21が報知状態であるか否かを判断する。これにより、リアポート21が専用ポートに設定された後に、リアポート21が報知状態になった場合においても、ユーザにリアポート21の状態を報知することができる。
コントローラ13は、リアポート21が専用ポートに設定されている場合に、リアポート21にUSBメモリ23が装着されていないこと報知画面に表示する。これにより、ユーザが目視しにくいリアポート21にUSBメモリ23が装着されていないことを、ユーザに認識させることができる。
コントローラ13は、保存先設定画面55上でリアポート21を専用ポートに設定する指示を受付けた場合に、リアポート21が報知状態であるか否かを判断する。これにより、ユーザによるポートの誤設定を報知することができる。
コントローラ13は、リアポート21に装着されたUSBメモリ23がデータを記憶できない状態である場合に、報知画面を表示する。これにより、リアポート21に装着されたUSBメモリ23がデータを記憶できない状態を、ユーザに認識させることができる。
コントローラ13は、リアポート21に装着されたUSBメモリ23にライトプロテクトが設定されていることを示す報知画面を表示する。これにより、ユーザは、リアポート21に装着されたUSBメモリがライトプロテクトされていることに起因して、使用できない状態を認識することができる。
(本実施形態の変形例)コントローラ13は、リアポート21が専用ポートに設定されており、かつリアポート21に専用メモリに設定されていないUSBメモリ23が装着されている場合に、報知画面を表示してもよい。この場合、図11のS45で実行される報知状態の判断(図6)において、コントローラ13は、S30で、リアポート21にUSBメモリ23が装着されていない、及びリアポート21に専用メモリに設定されていないUSBメモリ23が装着されている場合のいずれかで、S34に進み報知画面を表示させればよい。なお、図12のS63において実行される報知状態の判断においても同様である。これにより、リアポート21に、専用メモリ以外のUSBメモリが装着されている場面を、ユーザに認識させることができる。すなわち、専用メモリをリアポート21に装着する必要があることをユーザに認識させることができる。
図3,図11で示した処理に加えて、USBメモリ23がポート21,22に装着された場合にも、リアポート21が報知状態であるか否かが判断されてもよい。ポート21,22にUSBメモリ23が装着されたことを契機に実行される処理の手順を、図13を用いて説明する。図13に示す処理は、コントローラ13により実行される処理である。なお、USBメモリ23がポート21,22に装着され状態で、MFP10の電源がオンされた場合も、USBメモリ23の装着が検知されるため、図13の処理が開始される。
S80では、ユーザIF17に、待受画面50(図4)が表示されているか否かを判断する。S40を否定判定する場合、図13の処理を一旦終了する。これは、ユーザIF17に待受画面50が表示されていない場面では、コントローラ13が何らかの処理を実行中であるため、実行途中の処理が終了するまでは、後述する保存先となるメモリの変更や、USBメモリ23を使用する機能の変更を行わないためである。S40を肯定判定すると、S81に進む。
S81では、有効化判定フラグを参照し、現在、USBストレージ処理は有効化されているか否かを判断する。S81を肯定判定すると、S82に進み、今回、ポートに装着されたUSBメモリ23に、暗号化キー31と対となる識別情報34が記憶されているか否かを判断する。具体的には、今回ポートに装着されたUSBメモリ23に暗号化された管理情報30bが記憶されており、かつ暗号化キー31を用いて、管理情報30bを復号化できるか否かを判断する。S82を肯定判定すると、S83に進む。
S83では、設定情報32を参照して、今回USBメモリ23が装着されたポートは、専用ポートであるか否かを判断する。S83を肯定判定すると、図13の処理を終了する。MFP10は、専用メモリを、専用ポートから外した後に、再度、専用ポートに装着しても、蓄積印刷機能において印刷データを記憶させることが可能となっている。そのため、S83を肯定判定する場合、ユーザは、専用メモリをいったん外して、装着し直しただけ、ということが想定できる。
S83を否定判定すると、S84に進み、確認画面をユーザIF17に表示させる。S84で表示される確認画面では、USBストレージ処理で使用するポートを変更する保存先変更画面に遷移するか否かを確認するメッセージが表示される。確認画面において、NOボタンが選択指示された場合、S85を否定判定し、図13の処理を終了する。一方、確認画面において、YESボタンが選択指示された場合、S85を肯定判定してS86に進む。
S86では、保存先設定画面55(図5)をユーザIF17に表示させる。S87では、S86で表示された保存先設定画面55で受付けた選択指示により、内部メモリ14以外のポート21,22が選択指示された場合、S88に進む。S88では、印刷データの保存先として、S86で選択指示されたポートに装着されたUSBメモリ23を保存先とするUSBストレージ処理を設定する。具体的には、ユーザが、保存先設定画面55上で、今回専用メモリが装着されたポートに対して選択指示を行った場合、今回専用メモリが装着されているポート21を専用ポートに設定する。このとき、既に専用ポートとして設定されているポート22に対しては、専用ポートとしての設定を解除する。専用ポートの設定と解除とにおいて、設定情報32を更新する。
一方、S86で表示された保存先設定画面55で内部メモリ14が選択指示された場合、S87を否定判定し、S89に進み、蓄積印刷機能における印刷データの保存先として内部メモリ14を設定する。このとき、既に専用ポートとして設定されているポートに対しては、専用ポートとしての設定を解除することで、USBストレージ処理を無効化する。S88又はS89の処理が終了すると、図13の処理を終了する。
S82を否定判定すると、S90に進み、設定情報32を参照して、今回、USBメモリ23が装着されたポートは専用ポートとして設定されているか否かを判断する。S90を肯定判定すると、S91に進み、保存先設定画面55をユーザIF17に表示させる。これは、ユーザが、専用ポートに設定されたポートに、専用メモリとして設定されていないUSBメモリ23を誤って装着した可能性があるためである。
S91で表示された保存先設定画面55において、ポート21,22のいずれかが選択指示された場合、S92を肯定判定し、S93に進む。S93では、リアポートが専用ポートとして設定されているか否かを判断する。S93を肯定判定すると、S95に進み、図3のS15での処理と同様な手順でリアポート21に装着されたUSBメモリ23の状態を判断し、報知すべき状態であれば、図7~図10同様のメッセージを表示する。
図14は、S95で、リアポート21に装着されたUSBメモリ23の故障状態を検出した場合に表示される報知画面である。この報知画面64では、図6のS35で表示される報知画面64と同様、報知状態の原因を示すメッセージ65と、メッセージ本体66と、クローズボタン67とを含んでいる。S35で表示される報知画面との違いは、メッセージ本体66に、報知対象がリアポート21であることを示すメッセージが含まれないことである。これは、図13の処理は、USBメモリ23をポート21,22に装着したことに起因して実行される処理であるため、ユーザは、USBメモリ23を装着したポートを既に認識しているためである。なお、リアポート21に装着されたUSBメモリ23にライトプロテクトが設定されている場合の報知画面、USBメモリ23の空き容量が不足している場合に表示される報知画面においても、メッセージ本体には、報知対象がリアポート21であることを示すメッセージは含まれない。なお、S95では、リアポート21にUSBメモリ23が装着されていないことを判断しなくともよい。
一方、S93を否定判定すると、S94に進み、図3のS16での処理と同様な手順でサイドポート22に装着されたUSBメモリ23の状態を判断する。S94の処理においても、ユーザIF17に表示される各報知画面には、報知対象がサイドポート22であることを示すメッセージは表示されない。
S94又はS95の処理を終了すると、S96に進み、S94又はS95での処理により設定された報知フラグの値から、専用ポートは、現在、報知状態であるか否かを判断する。S96を否定判定すると、S97に進み、USBストレージ処理を有効化する。この場合においても、設定情報32を更新することにより、既に専用ポートとして設定されているポートに対して専用ポートとしての設定を解除する。S97の処理を終了すると、図13の処理を終了する。一方、S96を肯定判定すると、図13の処理を終了する。即ち、専用ポート及び専用メモリに対する設定変更を受付けない。なお、保存先設定画面55において、内部メモリ14が選択指示された場合も、S96を否定判定し、図13の処理を終了する。
今回、USBメモリ23が、専用ポートに設定されていないポートに装着された場合、S90を否定判定し、S98に進む。S98では、専用ポートに専用メモリが装着されているか否かを判断する。S98を否定判定する場合、S100に進み、図15に示す機能表示画面をユーザIF17に表示させる。なお、S98において、専用ポートに、今回ポートに装着されたUSBメモリ23とは異なるUSBメモリ23が装着されているかの判断を行ってもよい。
S100で表示される機能表示画面80には、今回装着されたUSBメモリ23を使用する処理の選択指示を受付け可能な指示ボタン81,82,83が表示される。指示ボタン81は、今回装着されたUSBメモリ23を使用する処理として、「Scan to USB」を選択指示する場合に、操作されるボタンである。「Scan to USB」は、不図示の原稿台に配置された原稿画像を読取ユニット16に読取らせることでスキャンデータを生成し、生成されたスキャンデータをポートに装着されたUSBメモリ23に記憶する処理である。指示ボタン82は、USBメモリ23を使用する処理として、「Direct Print」を選択指示する場合に、操作されるボタンである。「DirectPrint」は、ポート21,22にUSBメモリ23が装着された場合に、装着されたUSBメモリ23に記憶された画像データの一覧をユーザIF17に表示し、表示された一覧から選択指示された画像データをプリントユニット15に印刷させる処理である。指示ボタン83は、USBメモリ23を使用する機能として、「USBストレージ処理」を選択指示する場合に操作されるボタンである。
一方、S98を肯定判定すると、S99に進み、S100で表示した機能表示画面80と異なる機能表示画面80を表示させる。S99で表示される機能表示画面80には、指示ボタン81,82のみが表示される。即ち、S99では、USBメモリ23を使用する機能として、「USBストレージ処理」を選択することができない。これは、専用ポートに、既に、USBメモリ23が装着されていれば、ユーザは、今回装着したUSBメモリ23を、蓄積印刷機能で使用する可能性が低いためである。本実施形態では、機能表示画面80に表示される、「USBストレージ処理」が、第1選択肢の一例であり、機能表示画面80に表示される、「Scan to USB機能」及び「Direct Print」が、第2選択肢の一例である。
S99又はS100の処理を終了すると、S101に進み、機能表示画面80において、いずれかの処理が選択指示されたか否かを判断する。S101を否定判定する場合、待機する。S101を肯定判定すると、S102に進み、リアポート21が選択された処理で使用されるポートとして設定されているか否かを判断する。S102を肯定判定すると、S103に進み、図3のS15での処理と同様な手順でリアポート21に装着されたUSBメモリ23の状態を判断し、報知すべき状態であれば、図7~図10同様のメッセージを表示する。一方、S102を否定判定する場合、S104に進み、図3のS16での処理と同様な手順でサイドポート22に装着されたUSBメモリ23の状態を判断する。
S103又はS104の処理を終了すると、S105に進み、選択された処理で使用されるポートは、報知状態であるか否かを判断する。S105での判断は、S103又はS104で設定された報知フラグを用いて判断される。S105を否定判定すると、S106に進み、機能表示画面80で選択された処理を行う。具体的には、USBストレージ処理が再度、選択指示された場合、今回、ポートに装着されたUSBメモリ23を、専用メモリに設定し、今回USBメモリ23が装着されたポートを専用ポートに設定する。なお、この場合において、既に専用ポートとして設定されているポートに対しては、専用ポートとしての設定を解除する。一方、蓄積印刷機能と異なる機能が選択指示された場合に、今回、ポートに装着されたUSBメモリ23を、選択指示を受付けた異なる処理で用いるための操作画面に表示を切り替え、選択された処理を実行する。S106を終了すると、図13の処理を終了する。
一方、S105を肯定判定すると、図13の処理を終了する。この場合、ユーザIF17には、図4に示す待受画面50が表示される。ユーザは、報知すべき状態を解消してから、あるいは、解消するために、改めて、USBメモリをポートに装着すればよい。
以上説明した本実施形態では、コントローラ13は、ポート21,22の何れかにUSBメモリ23が装着されたことに応じて表示された保存先設定画面55上で、リアポート21を専用ポートに設定する場合に、リアポート21が報知状態であるか否かを判断する。コントローラ13は、リアポート21が報知対象であることを示すことなく、報知画面をユーザIF17に表示させる。これにより、USBメモリ23のポートへの装着に起因して、リアポート21が専用ポートに設定される場合でも、リアポート21の状態に応じた報知が行われるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
コントローラ13は、保存先設定画面55の表示中に、ポート21,22いずれかにUSBメモリ23が装着された場合に、保存先設定画面55を、ポート21,22のいずれを専用ポートに設定するのかの指示を受付け可能な状態で維持する。これにより、印刷データの保存先の設定に伴い実行される報知状態の判断と、USBメモリ23が装着されたことに伴う報知状態の判断とが、続けて実行されないため、不必要にポートに対する報知状態の判断が実行されるのを抑制することができる。
図13のS91において、保存先設定画面55の表示に代えて、確認画面を表示してもよい。コントローラ13は、S91で表示された確認画面で、YESボタンが操作されたことを検出すると、今回ポートに装着されたUSBメモリ23をUSBストレージ処理で使用する保存先に設定する。そして、S93に進み、今回、リアポート21にUSBメモリ23が装着された場合、S95に進み、図3のS15での処理と同様な手順でリアポート21に装着されたUSBメモリ23の状態を判断し、報知すべき状態であれば、図7~図10同様のメッセージを表示すればよい。一方、今回、サイドポート22にUSBメモリ23が装着された場合、S94に進めばよい。
上述の各実施形態では、サイドポート22は、フロント部41における側面側に配置されていた。これに代えて、サイドポート22は、フロント部41における前面側、即ち、ユーザIF17が配置される側と同じ側に配置されていてもよい。また、MFP10は、ポートを3つ以上備えていてもよい。
図13のS82では、暗号化キー31により復号化可能な管理情報30が、USBメモリ23に記憶されているか否かを判断した。これに代えて、図3のS23で、判定情報としてユニークな数値を生成し、USBメモリ23に記憶する。S24では、識別情報として、S23で生成した数値と同じ数値を内部メモリ14に記憶する。図13のS82では、USBメモリ23に記憶された数値と、内部メモリ14に記憶された数値とが一致するか否かで判断する。この場合、一致すると判断した場合、S83に進み、一致しないと判断した場合、S90に進めばよい。
コントローラ13は、印刷データを暗号化せずにUSBメモリ23へ記憶してもよい。この場合において、図11のS49及び図12のS66,S70を省略すればよい。画像形成装置として、MFP10を例に説明したことは一例である。これ以外にも、画像形成装置は、読取ユニット16を備えていないプリンタであってもよい。
10…MFP、11,12…メモリIF、13…コントローラ、15…プリントユニット、17…ユーザIF、21,22…ポート、23…USBメモリ

Claims (13)

  1. 筐体と、プリントユニットと、ユーザインタフェースと、コントローラと、可搬型メモリを着脱可能なポートを有するメモリインタフェースと、を備え、前記ポートは、前記筐体において、前記ユーザインタフェースを含むフロント部に位置するポートと、前記ユーザインタフェースを含まないリア部に位置するポートとがあり、
    前記コントローラは、
    前記ポートのうちいずれかのポートを、蓄積印刷機能に係る処理において、専用メモリが装着される専用ポートとして設定する設定処理を実行し、前記蓄積印刷機能は、受信されたジョブデータに応じた印刷データを前記専用メモリに記憶しておき、前記ユーザインタフェースを介して受付けた操作に応じて、前記専用メモリに記憶された前記印刷データを前記プリントユニットに印刷させる機能であり、前記専用メモリは、前記可搬型メモリのうち、前記蓄積印刷機能において前記印刷データが記憶されるメモリであり、
    前記コントローラは、
    前記蓄積印刷機能に係る処理を実行可能であり、
    前記リア部に位置するポートが前記専用ポートに設定される場合に、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理により前記報知すべき状態であると判断された場合に、前記リア部に位置するポートが前記報知すべき状態であることを示す報知画面を前記ユーザインタフェースに表示させる報知処理と、を実行する画像形成装置。
  2. 前記コントローラは、前記蓄積印刷機能において、前記専用ポートに設定されたポートから前記専用メモリが取り外された後に、前記取り外された前記専用メモリが前記専用ポートに再度装着された場合に、装着された前記専用メモリに前記印刷データを記憶可能であり、
    前記判断処理では、前記設定処理により前記リア部に位置するポートが前記専用ポートに設定されており、かつ前記蓄積印刷機能の対象となる前記ジョブデータを受信した場合に、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断する処理を含む請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断処理には、前記リア部に位置するポートが前記専用ポートに設定されている場合に、前記リア部に位置するポートに前記可搬型メモリが装着されていないことを、前記報知すべき状態であると判断する処理を含み、
    前記報知処理では、前記リア部に位置するポートに前記可搬型メモリが装着されていないと判断された場合に、前記リア部に位置するポートに前記可搬型メモリが装着されていないことを示す前記報知画面を表示する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断処理には、前記リア部に位置するポートが前記専用ポートに設定されている場合に、前記専用メモリに設定されていない前記可搬型メモリが前記リア部に位置するポートに装着されていることを、前記報知すべき状態であると判断する処理を含み、
    前記報知処理では、前記専用メモリに設定されていない可搬型メモリが前記リア部に位置するポートに装着されていると判断された場合に、前記専用メモリに設定されていない可搬型メモリが前記リア部に位置するポートに装着されていることを示す前記報知画面を表示する請求項1~3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記コントローラは、前記ポートのいずれを前記専用ポートに設定するのかの指示を受付ける設定画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、前記設定画面で受付けた指示に応じて前記専用ポートの設定を行い、
    前記判断処理は、前記設定画面で前記リア部に位置するポートを前記専用ポートに設定する指示を受付けた場合に、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断する請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記コントローラは、前記ポートいずれかに前記可搬型メモリが装着された場合に、前記設定画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、
    前記判断処理は、前記ポート何れかに前記可搬型メモリが装着されたことに応じて表示された前記設定画面で、前記リア部に位置するポートを前記専用ポートに設定する場合に、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断し、
    前記報知処理では、前記判断処理により、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であると判断された場合に、前記リア部に位置するポートが前記報知の対象であることを示さない前記報知画面を前記ユーザインタフェースに表示させる請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記コントローラは、前記ユーザインタフェースに表示された待受画面に対する操作に応じて、前記設定画面を表示可能であり、
    前記判断処理では、前記待受画面に対する操作に応じて表示される前記設定画面で、前記リア部に位置するポートを前記専用ポートに設定する指示を受付けた場合に、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断し、
    前記報知処理では、前記判断処理により前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であると判断された場合に、前記リア部に位置するポートが前記報知の対象であることを示す前記報知画面を前記ユーザインタフェースに表示させる請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記コントローラは、前記ユーザインタフェースに表示された待受画面に対する操作に応じて、前記設定画面を表示可能であり、
    前記判断処理では、前記待受画面に対する操作に応じて表示される前記設定画面で、前記リア部に位置するポートを前記専用ポートに設定する指示を受付けた場合に、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断し、
    前記報知処理では、前記判断処理により、前記リア部に位置するポートが報知すべき状態であると判断された場合に、前記リア部に位置するポートが前記報知の対象であることを示す前記報知画面を前記ユーザインタフェースに表示させ、
    前記コントローラは、前記設定画面の表示中に、前記複数のポートいずれかに前記可搬型メモリが装着された場合に、前記設定画面を、前記複数のポートのいずれを前記専用ポートに設定するのかの指示を受付け可能な状態で維持する請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記判断処理には、前記リア部に位置するポートが前記専用ポートに設定されている場合に、前記リア部に位置するポートに前記可搬型メモリが装着されていないことを、前記報知すべき状態であると判断する処理を含み、
    前記報知処理では、前記リア部に位置するポートに前記可搬型メモリが装着されていないと判断された場合に、前記リア部に位置するポートに前記可搬型メモリが装着されていないことを示す前記報知画面を表示する請求項5~8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記判断処理には、前記リア部に位置するポートが前記専用ポートに設定されている場合に、前記リア部に位置するポートに前記専用メモリに設定されていない可搬型メモリが装着されていることを、前記報知すべき状態であると判断することを含み、
    前記報知処理では、前記リア部に位置するポートに前記専用メモリに設定されていない可搬型メモリが装着されていると判断された場合に、前記リア部に位置するポートに前記専用メモリに設定されていない可搬型メモリが装着されていることを示す前記報知画面を表示する請求項5~8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記判断処理には、前記リア部に位置するポートに装着された前記可搬型メモリがデータを記憶できない状態であることを、前記報知すべき状態であると判断する処理を含む請求項1~10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記可搬型メモリがデータを記憶できない状態は、前記可搬型メモリに前記ライトプロテクトが設定されている状態を含み、
    前記報知処理では、前記判断処理により、前記リア部に位置するポートに装着された前記可搬型メモリにライトプロテクトが設定されていると判断された場合に、前記ライトプロテクトが設定されていることを示す前記報知画面を表示する処理を含む請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記判断処理では、前記フロント部に位置するポートが前記専用ポートに設定される場合に、前記フロント部に位置するポートが報知すべき状態であるか否かを判断する処理を含み、
    前記報知処理では、前記判断処理により、前記フロント部に位置するポートが報知すべき状態であると判断された場合に、前記判断処理により判断された前記フロント部に位置するポートが報知すべき状態であることを示す報知画面を前記ユーザインタフェースに表示させる請求項1~12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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