JP2022105392A - 積層体及びふっ素樹脂成形品 - Google Patents
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Abstract
【課題】断熱性及び耐熱性に優れる積層体、及び、ふっ素樹脂成型品を提供すること。【解決手段】実施形態によると、積層体が提供される。積層体は、ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ充実構造を有する第1層と、ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ多孔質構造を有する第2層と、第1層及び第2層の間に介在すると共に、溶融系ふっ素樹脂を含む第3層とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、積層体及びふっ素樹脂成形品に関する。
ふっ素樹脂成形品は、半導体製造装置、自動車電装部品、OA(オフィスオートメーション)機器、家電製品、医療機器及び食品製造装置など、様々な分野で使用されている。
例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのふっ素樹脂からなるふっ素樹脂一体槽が知られている。ふっ素樹脂一体槽は、例えばアイソスタティック成形法で作製されている。アイソスタティック成形法の一例として、特許文献1には、ポリテトラフルオロエチレン粉末を1500kg/cm2~10000kg/cm2の高圧条件で等圧圧縮成形した後、この成形体を焼成することが記載されている。
槽として一体であること(継ぎ目が無いこと)が要求されない場合には、平板状のPTFEシートを底付きの角筒形状に溶接した溶接槽が使用されることもある。これら槽は、例えば、槽の内部に注がれる液体の温度が変化しないように維持しなければならない場合がある。また、例えば、半導体製造装置内においてPTFEチューブが用いられている。PTFEチューブ内には種々の薬液が通過するため、薬液の液性が変化しないようにPTFEチューブには断熱性が要求されることがある。
上述のように、ふっ素樹脂成形品には断熱性が要求される場合がある。この場合、例えば、PTFEシートに対して、当該PTFEシートの表面及び裏面のうち薬液等が接しない側の面に、多孔質構造を有するふっ素樹脂シート(多孔質シート)を積層させることが行われている。しかしながら、ふっ素樹脂の非接着性が高いことに加えて、場合によってはPTFEシートが高温環境に晒されることがある。例えば、上述のような半導体製造装置内において、PTFEチューブに対して多孔質シートを巻きつけた場合、多孔質シートが高温に晒されることで変形して、PTFEチューブと多孔質シートとの間に隙間を生じたり、多孔質シートが離脱したりする可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされ、断熱性及び耐熱性に優れる積層体、及び、ふっ素樹脂成形品を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によると、積層体が提供される。積層体は、ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ充実構造を有する第1層と、ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ多孔質構造を有する第2層と、第1層及び第2層との間に介在すると共に、溶融系ふっ素樹脂を含む第3層とを備える。
本発明の第2側面によると、第1側面に係る積層体を備えるふっ素樹脂成形品が提供される。
本発明によると、断熱性及び耐熱性に優れる積層体、及び、ふっ素樹脂成形品を提供することが可能になる。
以下、実施の形態について適宜図面を参照して説明する。なお、実施の形態を通して共通の構成には同一の符号を付すものとし、重複する説明は省略する。また、各図は実施の形態の説明とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置と異なる個所があるが、これらは以下の説明と公知の技術とを参酌して、適宜設計変更することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る積層体について、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態に係る積層体について、図面を参照しながら説明する。
図1は、積層体の一例を概略的に示す断面図である。積層体10は、充実構造を有する第1層1と、多孔質構造を有する第2層2と、第1層1及び第2層2の間に介在する第3層3とを備える。溶融系ふっ素樹脂を含む第3層3は、第1層1と第2層2とを互いに接着又は溶着している。第2層2は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のノード及びフィブリルから構成される網目構造を有している。第2層は、網目構造の隙間として存在する無数の通気孔2aを含んでいる。図1では、通気孔2aが独立気孔である場合を示しているが、通気孔2aは主に連通気孔として存在している。通気孔2aは、独立気孔を含んでいてもよい。
積層体10は、例えば、シート形状若しくはフィルム形状を有するか、又は平板状でありうる。積層体10の厚さは特に限定されないが、例えば2mm~25mmの範囲内にありうる。
積層体10は、単なるシート、フィルム及び平板などであってもよく、後述するふっ素樹脂成形品の少なくとも一部を構成していてもよい。ふっ素樹脂成形品の一例として、図2に示すふっ素樹脂チューブ、並びに、図3及び図4に示すふっ素樹脂槽を挙げることができる。
積層体10を構成する第1層~第3層の全てはふっ素樹脂を含むため、積層体10は、ふっ素樹脂が備える種々の特性、即ち、耐薬品性、難燃性、耐候性、低摩擦性及び非接着性などを備えている。第1層のような充実構造を有するPTFE含有シート単体は、種々の用途で使用されているが、充実構造であるが故の問題点として、例えば、断熱性能が不足すること、及び、単位体積当たりの質量が大きいことなどが挙げられる。実施形態に係る積層体10は、第1層に加えて、多孔質構造を有する第2層を備えるため、第2層に起因した断熱効果が得られる上、多孔質構造部分は単位体積当たりの質量が小さいという利点がある。
しかしながら、多孔質構造を有する第2層は、製造時に残留した応力を含んでいる場合があるため、上述のように、高温環境で応力が解放されて当該層が変形することがある。
実施形態に係る積層体においては、充実構造を有する第1層と、多孔質構造を有する第2層との間に溶融系ふっ素樹脂を含む第3層を備える。第3層は、第1層及び第2層を接着させているため、仮に多孔質構造を有する第2層が変形したとしても、充実構造の第1層はこの変形に追従する。そのため、第1層と第2層との間に隙間等が生じにくくなり、第2層の多孔質構造に由来する優れた断熱性能を維持することができる。
以下、第1層~第3層のそれぞれについて具体的に説明する。
第1層は、ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ充実構造を有する。第1層は、ポリテトラフルオロエチレンのみからなっていてもよい。第1層はPTFE以外のふっ素樹脂を含んでいてもよい。第1層は、撥液性材料、親水性材料、導電性材料、着色材料、帯電防止材料及び抗菌性材料からなる群より選択される少なくとも1種の添加剤を含んでいてもよい。第1層の比重は、例えば2.13~2.2の範囲内にある。
第1層の厚さは、積層体の用途に応じて変更することが可能であるが、例えば1mm~20mmの範囲内にある。
積層体の厚さに占める第1層の厚さの割合は、例えば、10%~95%の範囲内にあり、好ましくは40%~70%の範囲内にある。この割合が過度に小さいと、例えば、積層体として十分な剛性が得られない可能性がある。この割合が過度に大きいと、十分な断熱効果が得られない可能性がある。当該割合は、55%~95%の範囲内にあってもよく、55%~70%の範囲内にあってもよい。当該割合が55%~70%の範囲内にある場合、積層体において、高い剛性と十分な断熱性能とを両立することができる。
第1層は、例えば、以下の方法で製造されたシートであり得る。まず、PTFE樹脂からなるファインパウダー又はモールディングパウダーを用意し、これに助剤を混合して混合物を得る。混合物を金型に充填し、加圧成型することにより予備成形品を得る。これをロッド状に押し出した後、圧延し、次いで、助剤を取り除いて未焼成のPTFEシートを得る。未焼成のPTFEシートを焼成した後、延伸することで、充実構造を有するPTFEシートを得ることができる。
第2層は、ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ多孔質構造を有する。第2層は、ポリテトラフルオロエチレンのみからなっていてもよい。第2層はPTFE以外のふっ素樹脂を含んでいてもよい。第2層は、撥液性材料、親水性材料、導電性材料、着色材料、帯電防止材料及び抗菌性材料からなる群より選択される少なくとも1種の添加剤を含んでいてもよい。
第2層の比重は、例えば0.10~2.0の範囲内にあり、好ましくは0.60~1.20の範囲内にある。第2層の比重がこの範囲内にあると、優れた断熱効果を奏する。
第2層の厚さは、例えば100μm~5mmの範囲内にあり、好ましくは500μm~5mmの範囲内にある。
積層体の厚さに占める第2層の厚さの割合は、例えば、5%~90%の範囲内にあり、好ましくは30%~60%の範囲内にある。この割合が過度に小さいと、積層体としての優れた断熱効果を得られない可能性がある。この割合が過度に大きいと、例えば、積層体として十分な剛性が得られない可能性がある。
多孔質構造を有する第2層は、例えば、以下の方法で製造されるシートでありうる。まず、PTFE樹脂を含んだファインパウダーを用意し、この粉末100質量部に対して、助剤としての炭化水素油を、例えば20~30質量部混合する。ファインパウダーとしては、例えば、平均粒子径が250μm~800μmのものを使用することができる。ここでは、平均粒子径とは、レーザー回折散乱法に基づいて測定された粒度分布において、粒子数の積算値50%に相当する粒子径であるD50を意味する。
この混合物を均一になるように攪拌した後、ペースト押し出しして、例えばロッド状に予備成形を行う。得られた予備成形物を、例えば、金属製の圧延ロールを用いて圧延する。次いで、助剤を取り除いて未焼成のPTFEテープを得る。未焼成のPTFEテープの厚みは、例えば50μm~600μmの範囲内にある。なお、本願明細書において、「未焼成」とは、PTFE樹脂の融点以上の温度環境下での焼成が未実施であることを意味する。
未焼成のPTFEテープを、融点未満の温度環境下で、先だって圧延した方向、即ち機械方向(MD方向)に1.5倍~30倍の延伸倍率で一軸延伸して、未焼成のPTFEシートを得る。一軸延伸の際の温度は、例えば50℃~320℃の範囲内である。このような融点未満の温度での延伸により、ノードとノードとの間にフィブリルが引き出される。その結果、上記PTFEテープ内に網目構造が形成されて、多孔質化された、未焼結状態のPTFEシートを得ることができる。得られるPTFEシートの厚みは、例えば50μm~500μmの範囲内にある。
続いて、PTFEの融点以上の温度での焼成を行うことにより、多孔質構造を有する第2層に相当するPTFEシートを得ることができる。融点以上の温度での焼成は、例えば350℃~420℃の環境下で、0.1秒~600秒に亘り行う。
第3層は、溶融系ふっ素樹脂を含む。溶融系ふっ素樹脂とは、例えば、メルトフローレートが2g/10min~40g/10minの範囲内にある、溶融流動性を有するふっ素樹脂である。溶融系ふっ素樹脂は、例えば、ペルフルオロアルコキシアルカン(PFA)、エチレン-テトラフルオロエチレンコポリマ(ETFE)、パーフルオロエチレンプロペンコポリマ(FEP)及びポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなる群より選ばれる少なくとも1種でありうる。耐熱性に優れる観点から、溶融系ふっ素樹脂はPFAであることが好ましい。
第3層の厚さは、例えば、10μm~500μmの範囲内にあり、好ましくは25μm~100μmの範囲内にある。
実施形態に係る積層体は、例えば、以下の方法で作製することができる。まず、上述の方法で作製した充実構造を有するPTFEシート上に、溶融系ふっ素樹脂からなるシートを積層し、更に当該シート上に、上述の方法で作製した多孔質構造を有するPTFEシートを積層する。次いで、この三層構造の積層品を熱融着プレスに供することで、溶融系ふっ素樹脂が溶融して、実施形態に係る積層体を得ることができる。熱融着プレスの方法は特に限定されるものではないが、例えば、ロールラミネータを用いて実施することができる。
ロールラミネータの際の温度は、例えば360℃~420℃の範囲内とし、線圧を20N/cm~60N/cmの範囲内とし、且つ、ロールスピードを1m/min~4m/minの範囲内とする。このような条件でラミネートを行うことにより、多孔質構造を有する第2層の気孔を潰すことなしに、第1層及び第2層を、第3層を介して溶着させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るふっ素樹脂成形品は、第1実施形態に係る積層体を備える。つまり、ふっ素樹脂成形品の少なくとも一部は、第1実施形態に係る積層体で構成されている。図2は、第2実施形態に係るふっ素樹脂成形品の一例であるふっ素樹脂チューブ20の断面斜視図である。ふっ素樹脂チューブ20の少なくとも一部は、第1実施形態にて説明した積層体10で構成されている。
第2実施形態に係るふっ素樹脂成形品は、第1実施形態に係る積層体を備える。つまり、ふっ素樹脂成形品の少なくとも一部は、第1実施形態に係る積層体で構成されている。図2は、第2実施形態に係るふっ素樹脂成形品の一例であるふっ素樹脂チューブ20の断面斜視図である。ふっ素樹脂チューブ20の少なくとも一部は、第1実施形態にて説明した積層体10で構成されている。
具体的には、ふっ素樹脂チューブ20は、充実構造を有する第1層1と、多孔質構造を有する第2層2と、第1層1及び第2層2の間に介在する第3層3とを備える。第1層1、第2層2及び第3層3は、いずれも環状円柱形状を有している。これら三層が積層されてなるふっ素樹脂チューブ20も環状円柱形状を有している。第1層1の外周面は第3層3と接しており、第2層2の内周面も第3層3と接している。第3層3は、第1層1と第2層2とを互いに接着又は溶着している。
ふっ素樹脂チューブ20の総厚は、例えば2mm~15mmの範囲内にある。第1層の厚さは、例えば1.5mm~10mmの範囲内にある。第2層の厚さは、例えば500μm~5mmの範囲内にある。第3層の厚さは、例えば10μm~500μmの範囲内にある。
ふっ素樹脂チューブ20は、例えば、以下の方法で製造することができる。まず、PTFE粉末をチューブ状に圧縮後、焼成し、チューブ状の成形体を得る。得られたチューブ状の成形体外周面に、溶融系ふっ素樹脂としてPFAフィルムを巻き付ける。さらにフィルム上に多孔質構造を有するPTFEシートを巻き付けて、これらをまとめて加熱する。こうしてふっ素樹脂チューブ20を得ることができる。なお、第1実施形態にて説明したように、溶融系ふっ素樹脂としてはPFA以外のものを使用してもよい。
続いて、第2実施形態に係るふっ素樹脂成形品の他の例を、図3及び図4を参照しながら説明する。図3及び図4には、ふっ素樹脂溶接槽30を示す。ふっ素樹脂溶接槽30は例えば、容器構造を有し得る。具体的には、底板としての平板部と枠状の壁部とを有する容器構造を挙げることができる。ふっ素樹脂溶接槽30は、矩形底板4と、底板4の主面方向と交差する方向に延出した枠状の壁部5a~5dとを備える角槽(例えば、箱型形状の単槽)である。底板4及び枠状の壁部5a~5dのうちの少なくとも一部は、第1実施形態に係る積層体で構成されている。図4では一例として、壁部5a~5dの全体が第1実施形態に係る積層体で構成されている場合を示している。
壁部5a~5dのそれぞれは、第1層1、第2層2及び第3層3からなる積層体で構成されている。壁部5a~5dのそれぞれにおいて、充実構造を有する第1層1は、ふっ素樹脂溶接槽30の内壁側に位置している。一方、壁部5a~5dのそれぞれにおいて、多孔質構造を有する第2層2は、ふっ素樹脂溶接槽30の外壁側に位置している。ふっ素樹脂溶接槽30の内壁は、枠状に設けられた壁部5a~5dが有する4つの第1層1からなる。そして、枠状の内壁が底板4と溶接されることにより容器構造をなしている。また、それぞれの壁部が備える第1層1の外壁側に、溶融系ふっ素樹脂を含む第3層を介して多孔質構造を有する第2層が積層されている。即ち、図4に示す通り、壁部5dは、第1層1、第3層3及び第2層2の順で内壁側から外壁側へ向かって積層された積層体である。他の壁部5a~5cも同様の構造を有している。底板4が、溶融系ふっ素樹脂を含む第3層を介して多孔質構造を有する第2層をこの順で更に備えていてもよい。
壁部5a~5dのそれぞれが多孔質構造を有する第2層2を備えているため、ふっ素樹脂溶接槽30の断熱性能は高い。それ故、例えば、壁部5a~5dが充実構造を有するPTFEのみからなる場合と比較して、槽の内部に注いだ液体の温度を変化しにくくすることができる。
ふっ素樹脂溶接槽30を構成する各部位にて、その厚さは5mm以上であることが望ましい。各部位が十分な厚みを有することで、溶接槽としての機械的強度を高めることができる。図3及び図4に示すふっ素樹脂溶接槽30においては、底板4の厚さが5mm以上であるとともに、枠状の壁部の厚さがそれぞれ5mm以上であることが望ましい。一方、ふっ素樹脂溶接槽30を構成する各部位における総厚みは、例えば、20mm以下であり得る。総厚みが20mm以下であると、重量及びコストの増加を抑えられる。
各壁部が備える第1層の厚さは、3mm~20mmの範囲内にあることが望ましい。第1層の厚さがこの範囲内にあることで、反り、膨らみ等の変形を抑制する効果を奏する。また、各壁部が備える第2層の厚さは、1mm~10mmの範囲内にあることが望ましい。第2層の厚さがこの範囲内にあることで、優れた断熱効果が得られる。
実施形態に係るふっ素樹脂溶接槽は、例えば、第1実施形態に係る積層体を複数用意した後、槽構造をなすように、これら積層体を互いに溶接することで得られる。
図3及び図4では単槽を例にして説明したが、これに限られず、二重槽、単槽内を複数の空間に分割したもの、丸槽、三角槽及び多角形状の槽等に適用することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…第1層、2…第2層、3…第3層、4…底板、5a、5b、5c、5d…壁部、10…積層体、20…ふっ素樹脂チューブ、30…ふっ素樹脂溶接槽。
Claims (5)
- ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ充実構造を有する第1層と、
ポリテトラフルオロエチレンを含み且つ多孔質構造を有する第2層と、
前記第1層及び前記第2層の間に介在すると共に、溶融系ふっ素樹脂を含む第3層とを備える積層体。 - 前記第1層の比重は2.13~2.2の範囲内にある請求項1に記載の積層体。
- 前記第2層の比重は0.10~2.0の範囲内にある請求項1又は2に記載の積層体。
- 前記溶融系ふっ素樹脂はペルフルオロアルコキシアルカンである請求項1~3の何れか1項に記載の積層体。
- 請求項1~4の何れか1項に記載の積層体を備えるふっ素樹脂成形品。
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JP2021000154A Pending JP2022105392A (ja) | 2021-01-04 | 2021-01-04 | 積層体及びふっ素樹脂成形品 |
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2021
- 2021-01-04 JP JP2021000154A patent/JP2022105392A/ja active Pending
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