JP2022103933A - ウェハ保持具、化学気相成長装置及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法 - Google Patents

ウェハ保持具、化学気相成長装置及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法 Download PDF

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Akira Yamane
智 松澤
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Abstract

【課題】高品質なSiCエピタキシャルウェハを作製できるウェハ保持具、化学気相成長装置及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】本実施形態に係るウェハ保持具は、載置されるウェハと対向する中央部分と、前記中央部分より外側の外周部分と、を備え、前記外周部分は、前記中央部分から外側に向かって延びる第1ガス排出路と、前記第1ガス排出路から厚み方向上側に向かって延びる第2ガス排出路と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ウェハ保持具、化学気相成長装置及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きく、熱伝導率が3倍程度高い。炭化珪素はこれらの特性を有することから、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。SiCの半導体デバイスは、SiCエピタキシャルウェハを用いて作製される。
SiCエピタキシャルウェハは、SiC基板上にSiC半導体デバイスの活性領域となるSiCエピタキシャル膜を成長させることによって製造される。SiC基板は、昇華法等で作製したSiCのバルク単結晶から加工して得られ、SiCエピタキシャル膜は、化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition:CVD)によって形成される。本明細書において、SiCエピタキシャルウェハは、SiCエピタキシャル膜を形成後のウェハを意味し、SiC基板は、SiCエピタキシャル膜を形成前のウェハを意味する。
CVDは、基板表面に高品質のエピタキシャル膜を成長させる技術であるが、その過程で裏面に荒れが生じる場合がある。例えば、特許文献1又は2には、サセプタ上に載置されたSi基板上にエピタキシャル膜を成膜することが記載されている。Si基板の表面には成膜ガスやエッチングガスが供給され、裏面にはパージガスが供給されている。Si基板の裏面にパージガスを供給することで、表面側に供給したガスの一部が裏面側に回り込むことを防ぎ、Siエピタキシャルウェハの裏面の荒れ、曇りを抑制できる。
特許第3908112号公報 特表2001-508599号公報
しかしながら、SiC基板を用いる場合には、裏面に単にパージガスを供給しても、SiCエピタキシャルウェハの裏面の荒れ、曇りを十分に抑制できない場合があった。SiCは、Siと比較して裏面の荒れ、曇りが生じやすい。その原因は、エピタキシャル膜を成膜する成膜温度が高いこと、キャリアガスとして使用するHがエッチングガスとしても作用すること、C系の原料ガスとSi系の原料ガスの比(C/Si比)のずれによって荒れ(ステップバンチング)が生じやすいこと、熱力学的に安定であるポリタイプが多く存在し混晶が生じやすいことなどがある。またこのようにSiC基板の場合は、ガス環境、温度環境等の影響を受けやすい。したがって、SiCエピタキシャル膜の成長条件の最適化が難しく、異常成長が生じやすいという問題もある。
SiCエピタキシャルウェハの裏面荒れ、異常成長は、検査工程、デバイス作製工程に対して悪影響を及ぼす可能性がある。例えば、SiCエピタキシャルウェハの裏面荒れは、裏面研磨により解消できるが、裏面を研磨する工程を加えると生産プロセスが増加し、コストアップやスループットの低下につながる。
SiC基板の裏面荒れを抑制する一つの方法として、SiC基板の裏面へのパージガスの供給効率を高めることが考えられる。しかしながら、SiC基板の裏面側へのパージガスの供給量が増えると、パージガスの吹込みにより成膜過程でSiC基板が設置位置からずれる場合がある。SiC基板の位置ずれは、パージガスがSiC基板の表面側へ供給されやすい状況をつくり、最適化した成膜条件のずれの原因となり、異常成長を助長し、成膜されるエピタキシャル膜の品質が低下する原因の一つとなる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、高品質なSiCエピタキシャルウェハを作製できるウェハ保持具、化学気相成長装置及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、具体的に以下の手段を提供する。
(1)第1の態様にかかるウェハ保持具は、載置されるウェハと対向する中央部分と、前記中央部分より外側の外周部分と、を備え、前記外周部分は、前記中央部分から外側に向かって延びる第1ガス排出路と、前記第1ガス排出路から厚み方向上側に向かって延びる第2ガス排出路と、を有する。
(2)上記態様にかかるウェハ保持具において、前記第2ガス排出路の前記第1ガス排出路に繋がる第1端と反対側の第2端は、前記外周部分の内周端より外側にあってもよい。
(3)上記態様にかかるウェハ保持具は、サセプタと、前記外周部分において前記サセプタを覆う複数のカバー部材と、を有し、前記第1ガス排出路は、前記サセプタと前記複数のカバー部材との間に形成され、前記第2ガス排出路は、前記複数のカバー部材の間に形成されていてもよい。
(4)上記態様にかかるウェハ保持具において、前記第1ガス排出路は、外側の第2端が内側の第1端より回転方向の後方となるように、径方向に対して傾斜し、前記第1ガス排出路の前記径方向に対する傾斜角は、0°より大きく90°未満であってもよい。
(5)上記態様にかかるウェハ保持具において、前記第1ガス排出路は、径方向に沿って延びてもよい。
(6)上記態様にかかるウェハ保持具において、前記第2ガス排出路は、前記第1ガス排出路に繋がる第1端より第2端が外側に位置するように、前記中央部分が広がる面内方向に対して傾斜し、前記第2ガス排出路の前記面内方向に対する傾斜角は、0°より大きく90°未満であってもよい。
(7)上記態様にかかるウェハ保持具において、前記第2ガス排出路は、前記第1ガス排出路に対して鉛直方向に延びてもよい。
(8)上記態様にかかるウェハ保持具において、前記中央部分は、前記ウェハの裏面側にガスを供給するガス流入路を有してもよい。
(9)第2の態様にかかる化学気相成長装置は、上記態様にかかるウェハ保持具を備える。
(10)第3の態様にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、上記態様にかかるウェハ保持具を用いる。
本発明のウェハ保持具、化学気相成長装置及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、高品質なSiCエピタキシャルウェハを作製できる。
第1実施形態に係る化学気相成長装置の特徴部分の断面図である。 第1実施形態に係るウェハ保持具の断面図である。 第1実施形態に係るサセプタの平面図である。 第1実施形態に係るカバー部材の平面図である。 第1実施形態に係るウェハ保持具の特徴部分の断面図である。 第1実施形態に係るサセプタのスリット近傍の第1部分の断面図である。 第1実施形態に係るサセプタのスリット近傍の第2部分の断面図である。 第2実施形態に係るウェハ保持具の断面図である。 第2実施形態に係るサセプタの平面図である。 第2実施形態に係るカバー部材の平面図である。 第3実施形態に係るウェハ保持具の断面図である。 第3実施形態に係るウェハ保持具の平面図である。 第3実施形態に係るウェハ保持具の第1ガス排出路近傍を拡大した断面図である。 第4実施形態に係るウェハ保持具の断面図である。 第4実施形態に係るウェハ保持具の平面図である。 第1変形例に係るサセプタの平面図である。 第2変形例に係るサセプタの平面図である。 第3変形例に係るサセプタの断面図である。 第4変形例に係るサセプタの平面図である。 第4変形例に係るサセプタの断面図である。
以下、本実施形態について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上、特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明で例示される材質、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、本発明の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。
まず方向について定義する。ウェハ保持具の厚み方向をz方向とする。z方向と直交する方向を面内方向と称し、面内方向の一方向をx方向、x方向と直交する方向をy方向とする。またウェハ保持具の中心から外側に向かって広がる方向を径方向、ウェハ保持具の中心を軸にウェハ保持具の円周に沿う方向を周方向と称する。
「第1実施形態」
図1は、第1実施形態にかかる化学気相成長装置200の特徴部分の断面図である。化学気相成長装置200は、ウェハ保持具100とチャンバー110と支持体120とヒータHとを有する。
チャンバー110は、成膜空間A1を形成する。チャンバー110は、例えば、ガス供給口、ガス排気口、SiC基板Wを搬送する搬送口等を有する。チャンバー110は、例えば、カーボン、SiC、金属炭化物、SiCまたは金属炭化物で被覆されたカーボン、ステンレス等である。成膜空間A1には、ガス供給口からガスGが供給される。ガスGは、例えば、成膜ガス、エッチングガスである。ガスGは、ウェハ保持具100に載置されたSiC基板Wの表面に供給される。
支持体120は、チャンバー110の下方にある。支持体120は、ウェハ保持具100を支持する。支持体120は、ウェハ保持具100を回転させてもよい。支持体120とウェハ保持具100は、パージ空間A2を取り囲む。パージ空間A2内にはヒータHがある。ヒータHは、例えば、ウェハ保持具100の下方にある。ヒータHは、ウェハ保持具100を加熱する。パージ空間A2は、ヒータHを保護するために、不活性ガスで充填されている。不活性ガスは、例えば、窒素、アルゴンである。不活性ガスは、パージガスPの一例である。パージガスPは、後述するサセプタ10の貫通孔(例えば、垂直孔VH、スリットSL)を介して、パージ空間A2からSiC基板Wの裏面側に供給される。ウェハ裏面に供給されたパージガスPは、後述する第1ガス排出路C1、第2ガス排出路C2を通り成膜空間A1に抜けていく。
図2は、第1実施形態にかかるウェハ保持具100の断面図である。ウェハ保持具100は、例えば、サセプタ10とカバー部材20とを有する。図2では、ウェハ保持具100に保持されるSiC基板Wも同時に図示している。
ウェハ保持具100は、中央部分30と外周部分31とを有する。中央部分30は、ウェハ保持具100のうちのSiC基板Wと対向する部分である、外周部分31は、中央部分30より径方向外側の部分である。図2に示すウェハ保持具100は、中央部分30はサセプタ10の一部からなり、外周部分31はサセプタ10の一部及びカバー部材20からなる。カバー部材20は、外周部分31においてサセプタ10に載置されている。外周部分31は、第1ガス排出路C1と第2ガス排出路C2とを有する。
図3は、第1実施形態にかかるサセプタ10の平面図である。図4は、第1実施形態にかかるカバー部材20の平面図である。図4では、SiC基板Wも同時に図示している。図3及び図4のA-A線に沿った断面が図2に対応する。
サセプタ10は、本体部分15と支持部分16とを有する。サセプタ10は、例えば、周方向のいずれかの方向に回転する。以下、サセプタ10の回転する方向を回転方向Rと称する。支持部分16は、本体部分15からz方向に突出した部分であり、SiC基板Wを支持する部分である。例えば図3に示す支持部分16は、例えば、排出口に干渉しない位置でSiC基板Wを支持する。パージガスPが排出できない構造にならなければ支持部分16の形状、位置は特に制限を設けるものでない。
サセプタ10の中央部分30は、例えば、垂直孔VHとスリットSLとを有する。垂直孔VH及びスリットSLは共に、サセプタ10を貫く孔である。パージガスは、垂直孔VH及びスリットSLを介して、SiC基板Wの裏面に供給される。
サセプタ10の外周部分31には、溝17が形成されている。溝17が形成されている部分におけるサセプタ10の厚みは、0.3mm以上であることが好ましい。溝17は、中央部分30から径方向の外側に向かって形成されている。溝17とカバー部材20とに挟まれた空間が、第1ガス排出路C1である。第1ガス排出路C1は、サセプタ10とカバー部材20との間に形成され、中央部分30から外側に向かって延びる。
カバー部材20は、例えば、複数ある。カバー部材20のそれぞれは、例えば、周方向に連なるリング状部材である。カバー部材20は、例えば、同心円状に配置されている。カバー部材20の間には、隙間がある。カバー部材20の間にある隙間が、第2ガス排出路C2である。第2ガス排出路C2は、第1ガス排出路C1からz方向に向かって延びる。
第1ガス排出路C1及び第2ガス排出路C2は、SiC基板Wの裏面に供給されたパージガスPが排出される経路である。
第1ガス排出路C1は、第1端e1と第2端e2とを有する。第1端e1は、第2端e2より径方向の内側にある。第1端e1は、例えば、中央部分30と外周部分31との境界にある。第1端e1は、中央部分30と外周部分31との境界より内側にあってもよい。すなわち、第1ガス排出路C1の一部は中央部分30まで延伸していてもよい。第2端e2は、例えば、外周部分31の外周端にある。第1ガス排出路C1の第2端e2は、第1端e1より回転方向Rの後方にある。
第1ガス排出路C1は、径方向に対して傾斜している。第1ガス排出路C1は、第2端e2が第1端e1より回転方向Rの後方にくるように、径方向に対して傾斜している。第1ガス排出路C1の径方向に対する傾斜角θ1は、例えば、0°より大きく90°未満である。
傾斜角θ1が0°より大きいと、中央部分30から外側に向かうパージガスPの流れが形成され、パージガスPがSiC基板Wの裏面側から効率的に排出される。また傾斜角θ1が90°未満であると、ガスベクトルと第1ガス排出路C1が延在する方向とが大きくずれない。ガスベクトルは、パージガスPの流れ方向であり、中央部分30から径方向に放射状に広がる方向である。すなわち、傾斜角θ1が上記範囲内であれば、パージガスPが効率的に排出される。
傾斜角θ1の好ましい範囲は、サセプタ10の回転速度、パージガスPの排出速度等によって決まる。例えば、第1端e1における周速度をV、第1端e1におけるパージガスPの排出速度をVとすると、θ1=sin-1(V/V)を満たすことが好ましい。
図5は、第1実施形態に係るウェハ保持具100の特徴部分の断面図である。第2ガス排出路C2は、第1端e3と第2端e4とを有する。第1端e3は、第1ガス排出路C1に繋がる端部である。第2端e4は、第1端e3と反対側の端部である。第2端e4は、カバー部材20の上面に露出する。第2端e4は、第1端e3より外側にあり、外周部分31の内周端より外側にある。パージガスPが排出される第2端e4をSiC基板Wの端部から離すことで、SiC基板Wの端部近傍で成膜条件が最適条件からずれることを抑制できる。
第2ガス排出路C2は、例えば、面内方向に対して傾斜している。第2ガス排出路C2の面内方向に対する傾斜角θ2は、例えば、0°より大きく90°未満が好ましい。第2ガス排出路C2内を通過するパージガスPによりサセプタ10を下方に押さえる作用が働き、サセプタ10自体の位置ずれを抑制できる。さらに、傾斜角θ2は、30°以上60°以下であることが好ましい。第2ガス排出路C2内を通過するパージガスPによりカバー部材20を下方に押さえつける作用が働き、サセプタ10と共に位置ずれを抑制できる。
垂直孔VH及びスリットSLは、SiC基板Wの裏面側にパージガスPを供給するガス流入路である。
垂直孔VHは、サセプタ10をz方向に貫き、z方向に延びる。垂直孔VHは、例えば、z方向から平面視してサセプタ10の中央にある。スリットSLは、サセプタ10をz方向に対して周方向に傾斜して貫く。スリットSLは、例えば、垂直孔VHよりサセプタ10の外側にある。スリットSLは、中心から外側に向かって延びる。
スリットSLは、図3のようにサセプタ10の径方向に対して傾斜する。スリットSLの内側の第1端は、外側の第2端より回転方向Rの前方にある。スリットSLのサセプタ10の径方向に対する傾斜角φ1は、例えば、0°より大きく90°未満である。傾斜角φ1が0°より大きいと、サセプタ10の中央から外側に向かうパージガスPの流れを形成しやすい。また傾斜角φ1が90°未満であると、ガスベクトルとスリットSLの開口方向が大きくずれない。ガスベクトルは、スリットSLを通過するパージガスPの流れ方向である。スリットSLの開口方向は、スリットSLの裏面側の端部から表面側の端部に向かう方向である。
図6及び図7は、サセプタ10のスリットSL近傍の断面図である。図6は、図3のB-B線に沿った断面であり、図7は図3のC-C線に沿った断面である。図6に示す第1部分は、図7に示す第2部分よりサセプタ10の径方向の内側にある。
スリットSLは、z方向に対して周方向に傾斜している。スリットSLの裏面bs側の端部は、スリットSLの表面fs側の端部より回転方向Rの前方にある。スリットSLは、裏面bs側の端部から回転方向Rと反対方向に向かって傾斜している。
第2部分におけるスリットSLのz方向に対する傾斜角φ3は、第1部分におけるスリットSLのz方向に対する傾斜角φ2より大きい。スリットSLのz方向に対する傾斜角は、例えば、サセプタ10の外側に向かうに従い大きくなる。
スリットSLの傾斜角φ2、φ3は、例えば、tanφ=VR1/Vp1の関係を満たす。Vp1は、サセプタ10の回転座標系から見た場合のスリットSLの位置におけるパージガスPの本体部分15に対する相対速度の鉛直成分であり、VR1は、サセプタ10の回転座標系から見た場合のスリットSLの位置におけるパージガスPの本体部分15に対する相対速度の水平成分である。
サセプタ10は、回転方向Rに回転する。サセプタ10のそれぞれの点における周方向の速度(周速度)は、該当箇所と中心との距離と、サセプタの角速度と、の積で表される。サセプタ10を基準にするとパージガスは、スリットSLに対して相対的に回転方向と反対方向に、相対速度VR1で移動する。相対速度VR1の絶対値は、周速度の絶対値と同じである。相対速度VR1を第1ベクトルと称する。またパージガスPは、サセプタ10の下方からz方向に流速Vp1で供給される。流速Vp1を第2ベクトルと称する。
サセプタ10の各点を基準として考えた場合、パージガスPはサセプタ10の各点に対して第1ベクトルと第2ベクトルの合成ベクトル方向から供給される。スリットSLの各点における傾斜角φ2、φ3が上記関係を満たすと、スリットSLに対するパージガスの流入方向とスリットSLの傾斜方向とが一致し、スリットSLに対するパージガスの流入がスムーズになる。
第1実施形態に係るウェハ保持具100は、第1ガス排出路C1及び第2ガス排出路C2を有することで、SiC基板Wの裏面側からパージガスPを効率的に排出できる。その結果、成膜過程において、パージガスPによってSiC基板Wが浮き上がることが抑制され、SiC基板Wの位置ずれ等を抑制できる。またSiC基板Wの裏面側からのパージガスPの排出が効率的になることで、SiC基板Wの裏面へのパージガスの供給量を増やすことができる。SiC基板の裏面側へのパージガスの供給量が増えると、SiC基板の裏面荒れを抑制できる。
また第1ガス排出路C1及び第2ガス排出路C2によってSiC基板Wの端部から離れた位置からパージガスPを排出することで、SiC基板Wの外周端近傍における成膜ガスの濃度比が低下することを抑制できる。すなわち、SiC基板Wの外周端近傍において、成膜条件のばらつきを小さくでき異常成長を抑制することができる。
また第2ガス排出路C2の第2端e4から排出されたパージガスPがウェハ保持具100の上面を流れることで、ウェハ保持具100全体を下方に押さえつけることができ、ウェハ保持具100自体の位置ずれを抑制できる。またパージガスPがカバー部材20の上面及び下面を流れることで、カバー部材20の上下面に温度差が生じることを抑制できる。カバー部材20の上下面に生じる温度差は、カバー部材20及びサセプタ10の割れの原因となりうる。
「第2実施形態」
図8は、第2実施形態にかかるウェハ保持具101の断面図である。ウェハ保持具101は、例えば、サセプタ40とカバー部材21とを有する。図8では、ウェハ保持具101に保持されるSiC基板Wも同時に図示している。図9は、第2実施形態にかかるサセプタ40の平面図である。図10は、第2実施形態にかかるカバー部材21の平面図である。図10では、SiC基板Wも同時に図示している。図9及び図10のA-A線に沿った断面が図8に対応する。
サセプタ40は、本体部分45と支持部分46とを有する。サセプタ40は、外周部分31に溝17が形成されていない点が、図2に示すサセプタ10と異なる。図2と同様の構成についての説明は省く。
カバー部材21は、例えば、複数ある。カバー部材21のそれぞれは、例えば、周方向に連なるリング状部材である。カバー部材21は、例えば、同心円状に配置されている。カバー部材21の下面には、溝25が形成されている。カバー部材21の溝25とサセプタ40の本体部分45とに挟まれた空間が、第1ガス排出路C3である。第1ガス排出路C3の具体的な構成は、図1に示す第1ガス排出路C1と同様である。また複数のカバー部材21の間にある隙間が、第2ガス排出路C2である。
第2実施形態にかかるウェハ保持具101は、第1ガス排出路C3を形成する溝と蓋の関係が第1実施形態に係る第1ガス排出路C1と反対になっただけであり、第1実施形態に係るウェハ保持具100と同様の効果を奏する。
「第3実施形態」
図11は、第3実施形態にかかるウェハ保持具102の断面図である。ウェハ保持具102は、例えば、サセプタ50からなる。ウェハ保持具102は、カバー部材を有さない点で、第1実施形態及び第2実施形態と異なる。図11では、ウェハ保持具102に保持されるSiC基板Wも同時に図示している。図12は、第3実施形態にかかるウェハ保持具102の平面図である。図12のA-A線に沿った断面が図11に対応する。
サセプタ50は、本体部分55と支持部分56と側壁57とを有する。側壁57は、SiC基板Wの側方に位置し、SiC基板Wが径方向に飛び出すことを防止する。サセプタ50は、外周部分31が本体部分55の一部及び側壁57からなる点が、図2に示すサセプタ10と異なる。図2と同様の構成についての説明は省く。
本体部分55には孔58が形成されている。孔58は、中央部分30から外側に向かって形成されている。孔58は、図13(a)に示すように本体部分55の一部をくりぬいて形成してもよいし、図13(b)に示すように凹部55Aと凹部55Aを覆う蓋55Bによって形成されてもよい。蓋55Bには、位置ずれを防止する突出部55Cを設けてもよい。孔58内部が第1ガス排出路C4となる。
また側壁57には孔59が形成されている。孔59は、孔58に接続され、z方向に延びる。孔59内部が第2ガス排出路C5となる。
第3実施形態にかかるウェハ保持具102は、第1ガス排出路C4及び第2ガス排出路C5を有しており、第1実施形態に係るウェハ保持具100と同様の効果を奏する。
「第4実施形態」
図14は、第4実施形態にかかるウェハ保持具103の断面図である。ウェハ保持具103は、例えば、サセプタ60とカバー部材22とを有する。図14では、ウェハ保持具103に保持されるSiC基板Wも同時に図示している。図15は、第4実施形態にかかるウェハ保持具103の平面図である。図15のA-A線に沿った断面が図14に対応する。
サセプタ60は、本体部分65と支持部分66と側壁67とを有する。側壁67は、SiC基板Wの側方に位置する。サセプタ60は、側壁67を有し、溝68が外周端まで貫通していない点が、図2に示すサセプタ10と異なる。図2と同様の構成についての説明は省く。
外周部分31において本体部分65には溝68が形成されている。溝68は、中央部分30から外側に向かって形成されている。溝68は、外周端まで至らず、側壁67まで延びる。溝68とカバー部材22とに挟まれた空間が、第1ガス排出路C6である。
カバー部材22は、SiC基板Wと側壁67との間にある。カバー部材22は、例えば、リング状部材である。カバー部材22と側壁67との間には、隙間がある。カバー部材22と側壁67との間の隙間が、第2ガス排出路C7である。第2ガス排出路C7は、第1ガス排出路C6からz方向に向かって延びる。
第4実施形態にかかるウェハ保持具103は、第1ガス排出路C6及び第2ガス排出路C7を有しており、第1実施形態に係るウェハ保持具100と同様の効果を奏する。
上述のように、第1実施形態から第4実施形態においてウェハ保持具の具体例について詳述したが、ウェハ保持具は、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、第1実施形態から第4実施形態では、ガス流入路が垂直孔VH及びスリットSLからなる例を示したが、ガス流入路の形状、位置等は問わない。例えば、図16に示すように垂直孔VHのみからなってもよい。
例えば、第1実施形態から第4実施形態では、第1ガス流入路C1、C3、C4が径方向に対して傾斜する例を示したが、図17に示すように、第1ガス流入路C1’が径方向に延びていてもよい。すなわち、第1ガス流入路C1’の径方向に対する傾斜角θ1は0°でもよい。図17では、第1実施形態(図3)の変形例として図示したが、第2実施形態から第4実施形態においても同様である。傾斜角θ1が0°であれば、中央部分30から外側に向かうパージガスPの流れを阻害せず、パージガスPがSiC基板Wの裏面側から効率的に排出される。
また例えば、第1実施形態から第4実施形態では、第2ガス流入路C2、C5、C7が面内方向に対して傾斜する例を示したが、図18に示すように、第2ガス流入路C2’が第1ガス流入路C1に対して鉛直方向に延びてもよい。この場合でも、第2ガス流入路C2’の第2端e4から排出されたパージガスPの一部が、カバー部材20の上面を流れることで、ウェハ保持具100全体を下方に押さえつけることができる。
また例えば、第1実施形態から第4実施形態では、支持部分16,46,56,66が径方向に第1ガス流入路C1と重ならない例を示したが、図19に示すように、支持部分76が周方向全体に亘り、径方向に第1ガス流入路C1と重なる位置に支持部分76を有してもよい。この場合、図20に示すように、支持部分76の下方に径方向に延びる溝を形成することで、中央部分30と第1ガス流入路C1とが接続される。
また例えば、第1実施形態から第4実施形態では、第1ガス排出路及び第2ガス排出路の配列は規則的でなくてもよい。第1実施形態から第4実施形態のように対称性を有する場合は、ウェハ保治具100の中心を回転中心としてN=3以上のN回対称となるように、ガス排出路を規則的に配置することが好ましい。例えばパージガスPの第2端e4の流速をVc2とすると、第2端e4の排出口が狭い箇所ではVc2が速くなり内側に移動しようとする力が相対的に強く作用する。すなわち、カバー部材20は、ウェハ保治具100の中心に向かうベクトルの力を受ける。その結果、カバー部材20の位置は、それぞれの第2端e4の排出口におけるVc2が同じとなる位置で安定化し、最適な成膜条件を設計しやすくなり、異常成長を抑制することができる。また例えば、第1実施形態から第4実施形態では、第1ガス排出路及び第2ガス排出路のそれぞれの形状は、異なってもよい。
(実施例1)
図3に示す構成のサセプタ10を準備した。サセプタ10は、外周部分31に溝17を有する。外周部分31を占める溝17の面積を50%とした。溝17の深さは1mmとした。また同心円状に配置された3つのリング状部材をカバー部材20として、外周部分31におけるサセプタ10上に載置した。溝17とカバー部材20とで囲まれる領域が第1ガス排出路C1として機能する。また複数のカバー部材20の間が、第2ガス排出路C2として機能する。第1ガス排出路C1の径方向に対する傾斜角θ1は、45°とした。また第2ガス排出路C2の面内方向に対する傾斜角θ2は、45°とした。
上記サセプタ10上に、直径150mmのSiC基板を載置し、成膜を行った。成膜時には、サセプタ10を回転数100rpmで回転させた。そして、SiC基板Wの裏面側へのパージガスの供給量が25sccmとなるように、パージガスを供給した。そして、成膜後の裏面の表面粗さ(Rq:二乗平均平方根高さ)を測定した。実施例1において表面粗さ(Rq)が10μm以上である領域の面積は、全体の3.7%であった。
(実施例2)
実施例2は、SiC基板Wの裏面側へのパージガスの供給量を100sccmとした点が実施例1と異なる。その他の条件は、実施例1と同様にして、表面粗さ(Rq)を測定した。実施例2において表面粗さ(Rq)が10μm以上である領域の面積は、全体の0.5%であった。
(比較例1)
比較例1は、溝17を形成しなかった点が実施例1と異なる。すなわち、比較例1のサセプタは、第1ガス排出路C1を有さない。その他の条件は、実施例1と同様にして、表面粗さ(Rq)を測定した。比較例1において表面粗さ(Rq)が10μm以上である領域の面積は、全体の29.8%であった。
(比較例2)
比較例2は、溝17を形成しなかった点が実施例2と異なる。すなわち、比較例2のサセプタは、第1ガス排出路C1を有さない。その他の条件は、実施例2と同様にして、表面粗さ(Rq)を測定した。比較例2において表面粗さ(Rq)が10μm以上である領域の面積は、全体の25.4%であった。
サセプタが第1ガス排出路C1を有する実施例1及び2は、第1ガス排出路C1を有さない比較例1及び2と比較して、SiC基板の裏面荒れが防止された。
10,40,50,60…サセプタ、15,45,55,65…本体部分、16,46,56,66…支持部分、17,25,68…溝、20,21,22…カバー部材、30…中央部分、31…外周部分、55A…凹部、55B…蓋、55C…突出部、57,67…側壁、58,59…孔、100,101,102,103…ウェハ保持具、110…チャンバー、120…支持体、200…化学気相成長装置、A1…成膜空間、A2…パージ空間、C1,C3,C4,C6…第1ガス排出路、C2,C5,C7…第2ガス排出路、e1,e3…第1端、e2,e4…第2端、G…ガス、P…パージガス、R…回転方向、VH…垂直孔、SL…スリット、W…SiC基板、fs…表面、bs…裏面

Claims (10)

  1. 載置されるウェハと対向する中央部分と、前記中央部分より外側の外周部分と、を備え、
    前記外周部分は、前記中央部分から外側に向かって延びる第1ガス排出路と、前記第1ガス排出路から厚み方向上側に向かって延びる第2ガス排出路と、を有する、ウェハ保持具。
  2. 前記第2ガス排出路の前記第1ガス排出路に繋がる第1端と反対側の第2端は、前記外周部分の内周端より外側にある、請求項1に記載のウェハ保持具。
  3. サセプタと、前記外周部分において前記サセプタを覆う複数のカバー部材と、を有し、
    前記第1ガス排出路は、前記サセプタと前記複数のカバー部材との間に形成され、
    前記第2ガス排出路は、前記複数のカバー部材の間に形成される、請求項1又は2に記載のウェハ保持具。
  4. 前記第1ガス排出路は、外側の第2端が内側の第1端より回転方向の後方となるように、径方向に対して傾斜し、
    前記第1ガス排出路の前記径方向に対する傾斜角は、0°より大きく90°未満である、請求項1~3のいずれか一項に記載のウェハ保持具。
  5. 前記第1ガス排出路は、径方向に沿って延びる、請求項1~3のいずれか一項に記載のウェハ保持具。
  6. 前記第2ガス排出路は、前記第1ガス排出路に繋がる第1端より第2端が外側に位置するように、前記中央部分が広がる面内方向に対して傾斜し、
    前記第2ガス排出路の前記面内方向に対する傾斜角は、0°より大きく90°未満である、請求項1~5のいずれか一項に記載のウェハ保持具。
  7. 前記第2ガス排出路は、前記第1ガス排出路に対して鉛直方向に延びる、請求項1~5のいずれか一項に記載のウェハ保持具。
  8. 前記中央部分は、前記ウェハの裏面側にガスを供給するガス流入路を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載のウェハ保持具。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載のウェハ保持具を備える、化学気相成長装置。
  10. 請求項1~8のいずれか一項に記載のウェハ保持具を用いたSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
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