JP2022103815A - 入退場管理システム、ユニットパネル、およびユニットハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】入場および退場を管理する入退場管理システムを提供すること。【解決手段】入退場管理システムは、対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部と、第1の画像データから第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、温度分布データから温度情報を生成する温度情報生成部と、第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、温度情報および第1の顔情報の少なくとも1つと、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 公開日:令和2年7月17日、公開した場所:「千住ザ・タワー」の建設現場(東京都足立区千住一丁目)、公開者:株式会社フジタ、公開された発明の内容:株式会社フジタは、東京都足立区千住一丁目100番(地番)において、新たに建設されるマンション「千住ザ・タワー」の建設現場において、千葉拓史、山口瞳及び森大樹が発明した入退場管理システム及びユニットハウスを設置し、使用した。
本発明の一実施形態は、入場者および退場者を管理する入退場管理システムに関する。また、本発明の一実施形態は、入退場管理システムを備えたユニットパネルまたはユニットハウスに関する。
従来より、歩行中の人物を撮影し、その人物の顔認証を行う、いわゆるウォークスルー型の顔認証システムを利用して、入場者に対して入場管理を行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。ウォークスルー型の顔認証システムは、歩行中の人物(入場者)が入場ゲートに到達するまでに認証処理を完了し、入場者に対して入場許可判定を行うことができる。そのため、ウォークスルー型の顔認証システムは、入場者への負担が少なく、利便性が高いと言える。
また、近年、インフルエンザウイルスまたはコロナウイルスなどの感染症の拡大を防止するため、人物の体温測定を行い、入場を管理する機会が増えている。例えば、特許文献2には、入場者の個人認証および体温測定を行う認証装置が記載されている。
特開2015-1790号公報 特開2012-219539号公報
建設現場のように特定の工程期間のみ作業が行われる場所に認証装置を設置する場合、認証装置を設置するだけでなく、工程期間終了後に撤去することが必要となる。すなわち、建設現場ごとに認証装置を設置および撤去する必要があるため、認証装置は、簡便に設置し、また撤去することができなければならない。また、認証に時間を要することになると、工程期間に遅れが生じる可能性がある。
さらに、後に、建設現場での作業者がインフルエンザウイルスまたはコロナウイルスに感染していたことが判明した場合、作業者の過去の行動の追跡調査を必要とする場合がある。その場合、感染した作業者の行動だけでなく、その作業者と一緒に作業した別の作業者を特定しなければならないことも少なくない。
したがって、建設現場においては、簡便に設置することができ、入場だけでなく、退場も管理することができる入退場管理システムが望まれていた。
本発明の一実施形態は、上記問題に鑑み、入場および退場を管理する入退場管理システムを提供することを課題の一つとする。また、本発明の一実施形態は、設置が簡便な入退場システムを備えたユニットパネルまたはユニットハウスを提供することを課題の一つとする。
本発明の一実施形態に係る入退場管理システムは、対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部と、第1の画像データから対象者の第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、温度分布データから対象者の温度情報を生成する温度情報生成部と、第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、温度情報および第1の顔情報の少なくとも1つと、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む。
入退場管理システムは、さらに、入場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第1のアイコンを表示する第1の表示部を含んでいてもよい。
入退場管理システムは、さらに、対象者を含む第2の画像データを生成する第2の撮像部と、第2の画像データから第2の顔情報を生成する第2の顔情報生成部と、第2の顔情報を前記登録情報と照合する第2の顔照合部と、第2の顔情報と、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた退場者情報を生成する退場者情報処理部と、を含んでいてもよい。
入退場管理システムは、さらに、退場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第2のアイコンを表示する第2の表示部を含んでいてもよい。
入退場管理システムは、さらに、入場者情報と退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成する入退場管理情報処理部を含んでいてもよい。
入退場管理システムは、さらに、警告部を含み、入場者情報処理部は、さらに、警告部を作動させる制御信号を生成し、制御信号は、温度情報に含まれる温度が所定の温度を超えるときに生成されてもよい。
また、本発明の一実施形態に係るユニットパネルは、対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部を含む第1の撮像装置と、第1の画像データから第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、温度分布データから温度情報を生成する温度情報生成部と、第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、温度情報および第1の顔情報の少なくとも1つと、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む第1の情報処理装置と、対象者を含む第2の画像データを生成する第2の撮像部を含む第2の撮像装置と、第2の画像データから第2の顔情報を生成する第2の顔情報生成部と、第2の顔情報を登録情報と照合する第2の顔照合部と、第2の顔情報と、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた退場者情報を生成する退場者情報処理部と、を含む第2の情報処理装置と、第1の面および第1の面の裏面の第2の面を含むパネル材と、を含み、第1の面に、第2の撮像装置が設けられ、第2の面に、第1の撮像装置が設けられ、第1の撮像装置および第2の撮像装置は、それぞれ、第1の情報処理装置および第2の情報処理装置と接続される。
ユニットパネルは、さらに、入場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第1のアイコンを表示する第1の表示部を含む第1の表示装置と、退場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第2のアイコンを表示する第2の表示部を含む第2の表示装置と、を含み、第1の面において、第2の表示装置は、第2の撮像装置の下方に設けられ、第2の面において、第1の表示装置は、第1の撮像装置の下方に設けられてもよい。
ユニットパネルは、さらに、入場者情報と退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成する入退場管理情報処理部を含み、第1の情報処理装置および第2の情報処理装置と接続された第3の情報処理装置を含んでいてもよい。
また、本発明の一実施形態に係るユニットハウスは、対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部を含む第1の撮像装置と、第1の画像データから第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、温度分布データから温度情報を生成する温度情報生成部と、第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、温度情報および第1の顔情報の少なくとも1つと、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む第1の情報処理装置と、対象者を含む第2の画像データを生成する第2の撮像部を含む第2の撮像装置と、第2の画像データから第2の顔情報を生成する第2の顔情報生成部と、第2の顔情報を登録情報と照合する第2の顔照合部と、第2の顔情報と、登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた退場者情報を生成する退場者情報処理部と、を含む第2の情報処理装置と、第1の扉および第2の扉を含む箱状体と、を含み、箱状体内において、第1の扉の近傍および第2の扉の近傍のそれぞれに、第2の撮像装置および前記第1の撮像装置が設けられ、第1の撮像装置および第2の撮像装置は、それぞれ、第1の情報処理装置および第2の情報処理装置と接続される。
ユニットハウスは、さらに、入場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第1のアイコンを表示する第1の表示部を含む第1の表示装置と、退場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第2のアイコンを表示する第2の表示部を含む第2の表示装置と、を含み、箱状体内の第1の扉の近傍において、第2の表示装置は、第2の撮像装置の下方に設けられ、箱状体内の第2の扉の近傍において、第1の表示装置は、第1の撮像装置の下方に設けられてもよい。
第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置は、箱状体内に設けられてもよい。
ユニットハウスは、さらに、入場者情報と退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成する入退場管理情報処理部を含み、第1の情報処理装置および第2の情報処理装置と接続された第3の情報処理装置を含んでいてもよい。
ユニットハウスは、さらに、空調機を備えてもよい。
ユニットハウスは、さらに、バッテリー部を備えてもよい。
ユニットハウスは、さらに、発電装置を備えてもよい。
本発明の一実施形態に係る入退場管理システムは、対象者の入場だけでなく、退場も管理することができる。また、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10は、複数の対象者の入退場に関する情報をデータベース化した入退場管理情報を生成することができる。そのため、入退場管理情報を用いた検索により、対象者の滞在時間などを容易に把握することができる。また、本発明の一実施形態に係るユニットパネルまたはユニットハウスは、入退場管理システムを備えるだけでなく、簡便に設置することができる。
本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの配置図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における入場処理のシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における入場処理のシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における入場処理のシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における入場処理のシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における退場処理のシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの配置図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの配置図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの配置図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る入退場管理システムの表示装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るユニットパネルの模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係るユニットパネルの模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るユニットハウスの外観を示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係るユニットハウスの内部構成を示す模式的な平面図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施形態はあくまで一例にすぎず、当業者が、発明の主旨を保ちつつ適宜変更することによって容易に想到し得るものについても、当然に本発明の範囲に含まれる。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、または形状などが模式的に表される場合がある。しかし、図示された形状などはあくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
本明細書において、説明の便宜上、「上」もしくは「上方」または「下」もしくは「下方」という語句を用いて説明するが、これらの語句は各構成の上下関係を説明しているに過ぎない。例えば、構造物が設置される場合、構造物が通常設置される設置面側を「下」または「下方」とする。
本明細書において、各構成に付記される「第1」、「第2」、または「第3」などの文字は、各構成を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限り、それ以上の意味を有さない。
本明細書および図面において、同一または類似する複数の構成を総じて表記する際には同一の符号を用い、これらの複数の構成のそれぞれを区別して表記する際には、小文字または大文字のアルファベットを添えて表記する場合がある。また、1つの構成のうちの複数の部分を区別して表記する際には、ハイフンと自然数を用いる場合がある。
本明細書において、「映像」とは、静止画像だけでなく、動画像を含む場合がある。
本明細書において、「対象者」とは、入場および退場が管理される者であって、例えば、建設現場の作業者またはイベント施設もしくはイベント会場の利用者などである。
以下の各実施形態は、技術的な矛盾を生じない限り、互いに組み合わせることができる。
<第1実施形態>
図1~図8を参照して、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10について説明する。
[1.入退場管理システム10の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10の配置図である。入退場管理システム10は、第1のゲート100と第1のゲート100に対向する第2のゲート110とを接続する通路120内に設置されて利用される。建設現場は第2のゲート110の先にあり、対象者(作業者)は、第2のゲート110を通り抜け、建設現場に入場することができる。すなわち、入退場管理システム10は、建設現場の出入口に設置することができる。図1(A)および図1(B)は、入退場管理システム10の配置は同一であるが、それぞれ、対象者の入場時および退場時を示している。対象者が建設現場に入場するとき、対象者は、第1のゲート100から進入し、入退場管理システム10を利用した入場処理が行われ、第2のゲート110から退出する。これに対し、対象者が建設現場から退場するとき、対象者は、第2のゲート110から進入し、入退場管理システム10を利用した退場処理が行われ、第1のゲート100から退出する。したがって、対象者は、建設現場への入場だけでなく退場においても、入退場管理システム10を用いて入退場管理(入場処理および退場処理)が行われる。
なお、図1では、第1のゲート100および第2のゲート110が示されているが、第1のゲート100および第2のゲートは明確に設置されていなくてもよい。例えば、通路120の途中に入退場管理システム10が設置され、入退場管理システム10が設けられた通路120の一方の端が第1のゲート100となり、他方の端が第2のゲート110となる場合がある。この場合であっても、対象者が通路120を通る際に入退場管理システム10を利用するため、対象者の入退場管理を行うことができる。
図1(A)および図1(B)に示すように、入退場管理システム10は、第1の情報処理装置200、第1の撮像装置210、第1の表示装置220、警告装置230、第2の情報処理装置300、第2の撮像装置310、第2の表示装置320、および第3の情報処理装置400を含む。第1の情報処理装置200、第1の撮像装置210、第1の表示装置220、および警告装置230は、対象者の入場処理において利用される。第2の情報処理装置300、第2の撮像装置310、および第2の表示装置320は、対象者の退場処理において利用される。第3の情報処理装置400は、対象者の入退場管理処理において利用される。
詳細は図示しないが、第1の撮像装置210、第1の表示装置220、および警告装置230は、第1の情報処理装置200と接続されている。また、第2の撮像装置310および第2の表示装置320は、第2の情報処理装置300と接続されている。さらに、第1の情報処理装置200および第2の情報処理装置300は、第3の情報処理装置400と接続されている。なお、これらの接続は、有線による接続であってもよく、無線による接続であってもよい。例えば、第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400のいずれかまたは全部は、建設現場に設置されずに、ネットワークを介して接続されていてもよい。また、後述する、第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400の各々に含まれる構成の一部がネットワークを介して接続されていてもよい。
第1の撮像装置210、第1の表示装置220、および警告装置230は、第2のゲート110の近傍に配置されている。第1の撮像装置210は、例えば、通路120の天井面または壁面に配置されている。第1の撮像装置210は、第1のゲート100から進入し、通路120を通過する対象者を撮影することができる。第1の撮像装置210は、歩行している対象者を撮影することができ、対象者は、必ずしも第1の撮像装置210の前で停止する必要はない。第1の情報処理装置200は、撮影した対象者を照合し、または対象者の温度(体温)を判定することができる。第1の情報処理装置200は、通路120内に設置されていてもよく、通路120外に配置されていてもよい。第1の表示装置220は、対象者の照合結果を表示することができる。対象者は、第1の表示装置220の画面に表示された照合結果を確認し、第2のゲート110から退出することができる。警告装置230は、対象者の温度が所定の温度(しきい値)を超える場合に作動し、体温の異常が認められることを対象者に通知する。
同様に、第2の撮像装置310および第2の表示装置320は、第1のゲート100の近傍に配置されている。通路120の天井面または壁面に配置された第2の撮像装置310は、第2のゲート110から進入し、通路120を通過する対象者を撮影することができる。通路120内または通路120外に配置された第2の情報処理装置300は、撮像した対象者を照合することができる。対象者は、第2の表示装置320の画面に表示された照合結果を確認し、第1のゲート100から退出することができる。
入退場管理システム10では、対象者が建設現場に入場するときには対象者の体温を測定するが、対象者が建設現場から退場するときには対象者の体温を測定していない。但し、入退場管理システム10は、対象者が退場するときに対象者の体温を測定するようにしてもよい。その場合、入退場管理システム10は、対象者の体温が入場時に比べ設定された差以上の変化を検出したときは、警告装置を用いて通知してもよい。
なお、上述した装置の配置は一例であって、本実施形態に係る入退場管理システム10の装置の配置はこれに限られない。入退場管理システム10の配置のいくつかの変形例については後述する。
以下では、入退場管理システム10の各装置の構成について説明する。
第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400の各々は、プログラムに基づいて演算処理を実行することができるコンピュータである。コンピュータは、例えば、演算手段として中央演算処理装置(Central Proceessing Unit:CPU)および記憶手段として記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、ランダムアクセスメモリ(Ramdom Access Memory:RAM)、リードオンリーメモリ(Read Only Memory:ROM)、またはハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)などである。なお、第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400は、1つのコンピュータであってもよく、それぞれが処理可能な複数のコンピュータであってもよい。また、第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400の各々が、複数のコンピュータ(サーバ)であってもよく、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されていてもよい。
第1の撮像装置210および第2の撮像装置310の各々は、対象者を撮影することができるカメラである。カメラは、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary MOS)イメージセンサなどの固体撮像素子を含む。第1の撮像装置210は、可視光領域の映像だけでなく、赤外光領域の映像を撮像することができるカメラである。第1の撮像装置210は、1つのカメラで可視光領域および赤外光領域の映像を撮像してもよく、2つのカメラを備え、一方のカメラが可視光領域の映像を撮像し、他方のカメラが赤外光領域の映像を撮像してもよい。撮像された赤外光領域の映像からは、映像内に含まれる対象者または物体などの温度分布が得られる。なお、第1の撮像装置210が2つのカメラを備える場合、可視光領域の映像内の位置と赤外光領域の映像内の位置とが対応するように2つのカメラが配置されていることが好ましい。第2の撮像装置310は、第1の撮像装置210と同様のカメラであってもよく、可視光領域のみ撮影することがカメラであってもよい。
第1の表示装置220および第2の表示装置320の各々は、映像を表示することができる装置であり、例えば、液晶表示装置またはOLED(Organic Light-Emitting Diode)表示装置である。また、第1の表示装置220および第2の表示装置320の各々は、入力装置を備えていることが好ましく、例えば、画面上の表示に触れて操作することができるタッチパネルを含んでいてもよい。
警告装置230は、異常が発生したことを対象者に知らせることができることができる装置であり、例えば、警告灯または警告音を発するスピーカーなどである。また、警告装置230は、電光掲示板でもよい。
以下では、図2および図3を参照して、入退場管理システム10の各装置の構成について、さらに詳細に説明する。
図2および図3は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、入退場管理システム10は、第1の撮像部1010、第1の顔情報生成部1020、温度情報生成部1030、登録情報記憶部1040、第1の顔照合部1050、入場者情報処理部1060、第1の表示部1070、警告部1080、第2の撮像部1090、第2の顔情報生成部1100、第2の顔照合部1110、退場者情報処理部1120、第2の表示部1130、入退場管理情報処理部1140、および入退場管理情報記憶部1150を含む。
図3に示すように、第1の情報処理装置200は、第1の顔情報生成部1020、温度情報生成部1030、第1の顔照合部1050、登録情報記憶部1040、および入場者情報処理部1060を含む。第1の撮像装置210は、第1の撮像部1010を含む。第1の表示装置220は、第1の表示部1070を含む。警告装置230は、警告部1080を含む。第2の情報処理装置300は、第2の顔情報生成部1100、第2の顔照合部1110、登録情報記憶部1040、および退場者情報処理部1120を含む。第2の撮像装置310は、第2の撮像部1090を含む。第2の表示装置320は、第2の表示部1130を含む。第3の情報処理装置400は、入退場管理情報処理部1140および入退場管理情報記憶部1150を含む。
なお、各装置の構成は、図3に示すものに限られない。例えば、第1の撮像装置210が、第1の撮像部1010、第1の顔情報生成部1020、および温度情報生成部1030を含み、第1の情報処理装置200が、第1の顔照合部1050および入場者情報処理部1060を含む構成であってもよい。
第1の撮像部1010は、対象者を含む可視光領域の映像を撮像し、画像データを生成することができる。また、第1の撮像部1010は、対象者を含む赤外光領域の映像を撮像し、温度分布データを生成することができる。画像データおよび温度分布データは、それぞれ、第1の顔情報生成部1020および温度情報生成部1030に送信される。
第1の顔情報生成部1020は、画像データを受信し、画像データから対象者の顔領域を検出することができる。また、第1の顔情報生成部1020は、画像データから検出された顔領域を含む顔画像データを生成し、顔画像データおよび画像データにおける顔画像データの位置情報を含む顔情報を生成することができる。顔情報の全部または一部は、温度情報生成部1030、第1の顔照合部1050、および入場者情報処理部1060に送信される。
ここで、第1の顔情報生成部1020によって実行される顔画像データの生成処理について説明する。
第1の顔情報生成部1020は、画像データの中から顔を構成する部位である目、鼻、または口などの特徴点を検出し、これらの特徴点の相対的位置から顔領域を検出することができる。また、第1の顔情報生成部1020は、画像データに対してエッジ処理を実行し、人物の頭部の輪郭と近似した楕円形のエッジ分布を検出し、エッジ分布に囲まれた領域を顔領域として検出することもできる。また、第1の顔情報生成部1020は、予め登録された顔形状モデルと照合させて類似度を算出し、所定の類似度以上の領域を顔領域として検出することもできる。
また、第1の顔情報生成部1020は、検出した顔領域の大きさに基づいて、顔領域を含む矩形の顔画像データを生成することができる。但し、顔画像データの照合においては、目、鼻、または口などの特徴点をより詳細に検出できる程度の解像度が要求されるため、第1の顔情報生成部1020は、生成された顔画像データに対して大きさ(または解像度)判定処理を実行してもよい。顔画像データの大きさ判定処理では、顔画像データの面積が所定の範囲内である場合に、適正な顔画像データとして判定される。また、顔画像データの水平方向の長さおよび垂直方向の長さの各々が所定の範囲内である場合に、適正な顔画像データとして判定されてもよい。なお、適正と判定された顔画像データは、照合処理に適合した大きさとするため、所定の大きさに変換されてもよい。
画像データに複数の人物が含まれる場合、第1の顔情報生成部1020は、複数の顔領域を検出し、複数の顔画像データを生成することがある。この場合、第1の顔情報生成部1020は、検出された複数の顔領域の中から最前の人物の顔領域を選択し、最前の人物の顔領域を含む顔画像データを生成することができる。例えば、第1の顔情報生成部1020は、最前の人物の顔領域として最大面積を有する顔領域を選択し、顔画像データを生成することができる。
第1の顔情報生成部1020は、以上のような処理を実行し、生成された顔画像データを含む顔情報を第1の顔照合部1050に送信することができる。また、第1の顔情報生成部1020は、画像データにおける顔画像データの位置情報を算出し、顔画像データの位置情報を含む顔情報を温度情報生成部1030に送信することができる。
温度情報生成部1030は、温度分布データおよび顔情報を受信し、顔情報の顔画像データの位置情報における温度を温度分布データから抽出し、顔の温度情報を生成することができる。顔画像データの位置情報における温度は、対象者の顔の温度、すなわち、対象者の体温に対応するものである。換言すると、温度情報には、対象者の体温の情報が含まれる。温度情報は、入場者情報処理部1060に送信される。
登録情報記憶部1040は、建設現場で作業する作業者の情報(登録情報)をデータベースとして格納することができる。登録情報は、予め作成しておくことができる。登録情報は、例えば、作業者の顔画像データ、所属、または氏名などを含み、これらが紐付けられて格納されている。
第1の顔照合部1050は、顔情報を受信するとともに、登録情報記憶部1040から登録情報を取得し、顔情報の顔画像データと登録情報の顔画像データとを照合することができる。また、第1の顔照合部1050は、照合処理によって対象者が照合できた場合(照合処理において、少なくとも1人の登録者との類似度がしきい値以上である場合)は、照合された登録者の登録情報の全部または一部を入場者情報処理部1060に送信する。これに対し、第1の顔照合部1050は、照合処理によって対象者が照合できなかった場合(照合処理において、いずれの登録者との類似度がしきい値未満である場合)は、照合不可情報を生成し、照合不可情報を入場者情報処理部1060に送信する。
ここで、第1の顔照合部1050によって実行される顔画像データの照合処理について説明する。
第1の顔照合部1050は、画像データの中から顔を構成する部位である目、鼻、または口などの大きさ、方向、または相対的位置などの特徴点を検出することができる。また、第1の顔照合部1050は、顔の輪郭を特徴点として検出することもできる。第1の顔照合部1050は、検出された特徴点を、登録情報記憶部1040に格納されたデータベースの登録情報の顔画像データの特徴点と比較し、類似度を算出する。第1の顔照合部1050は、類似度の最も高い登録情報の登録者を対象者として判定する。
入退場管理システム10が建設現場で利用されるとき、作業者がヘルメットおよびマスクを装着している場合がある。特に、作業者がマスクを装着している場合には、鼻および口がマスクで覆われるため、検出される特徴点が少なくなる。そのため、第1の顔照合部1050は、顔画像データに対してマスクの装着の判定処理を行い、マスクが装着されていると判定された場合には、特徴点として目の優先順位を高くするような重み付けを行い、類似度を算出することもできる。
第1の顔照合部1050は、以上のような処理を実行し、特定された登録者の登録情報を入場者情報処理部1060に送信することができる。また、第1の顔照合部1050は、算出された類似度がいずれもしきい値未満である場合、照合不可情報を生成し、照合不可情報を入場者情報処理部1060に送信することができる。
入場者情報処理部1060は、顔情報、温度情報、および登録情報を受信し、これらが紐付けられた入場者情報を生成することができる。入場者情報は、例えば、入場日時、顔情報の顔画像データ、温度情報の温度(体温)、または登録情報の顔画像データ、所属、もしくは氏名などを含む。また、入場者情報処理部1060が照合不可情報を受信した場合、入場者情報処理部1060は、顔情報、温度情報、および照合不可情報が紐付けられた入場者情報を生成することができる。この場合、対象者が特定されていないが、例えば、入場日時、顔情報の顔画像データ、または温度情報の温度を含む入場者情報が生成される。入場者情報は、入退場管理情報処理部1140に送信される。また、入場者情報処理部1060は、入場者情報を表示画像信号に変換し、表示画像信号を第1の表示部1070に送信することができる。また、温度情報に含まれる対象者の温度が所定の温度を超える場合、入場者情報処理部1060は、制御信号を生成し、制御信号を警告部1080に送信することができる。
第1の表示部1070は、表示画像信号を受信し、表示画像信号に基づく画像を画面に表示することができる。第1の表示部1070は、例えば、顔情報の顔画像データ、温度情報の温度(体温)、または登録情報の顔画像データ、所属、もしくは氏名などを画面に表示することができる。また、第1の表示部1070は、顔情報と登録情報とが一致しているか否かを確認するためのアイコン、例えば、照合が誤検出である場合にタッチ操作可能なアイコンを画面に表示することができる。
警告部1080は、制御信号を受信し、制御信号に基づいて警告装置230を作動させることができる。
第2の撮像部1090は、第1の撮像部1010と同様の機能を有する。すなわち、第2の撮像部1090は、被写体を含む可視光領域の映像を撮像し、画像データを生成することができる。画像データは、第2の顔情報生成部に送信される。
第2の顔情報生成部1100は、第1の顔情報生成部1020と同様の機能を有する。すなわち、第2の顔情報生成部1100は、画像データを受信し、画像データから対象者の顔領域を検出することができる。また、第2の顔情報生成部1100は、画像データから検出された顔領域を含む顔画像データを生成し、顔画像データおよび画像データにおける顔画像データの位置情報を含む顔情報を生成することができる。顔情報の全部または一部は、第2の顔照合部1110および退場者情報処理部1120に送信される。
第2の顔情報生成部1100は、第1の顔情報生成部1020と同様の方法により、顔画像データを生成することができる。そのため、ここでは、第2の顔情報生成部1100で実行される顔画像データの生成処理の説明を省略する。
第2の顔照合部1110は、第1の顔照合部1050と同様の機能を有する。すなわち、第2の顔照合部1110は、顔情報を受信するとともに、登録情報記憶部1040から登録情報を取得し、顔情報の顔画像データと登録情報の顔画像データとを照合することができる。また、第2の顔照合部1110は、照合処理によって対象者が照合できた場合(照合処理において、少なくとも1人の登録者との類似度がしきい値以上である場合)は、照合された登録者の登録情報の全部または一部を退場者情報処理部1120に送信する。これに対し、第2の顔照合部1110は、照合処理によって対象者が照合できなかった場合(照合処理において、いずれの登録者との類似度がしきい値未満である場合)は、照合不可情報を生成し、照合不可情報を退場者情報処理部1120に送信する。
第2の顔照合部1110は、第1の顔照合部1050と同様の方法により、顔画像データを照合することができる。そのため、ここでは、第2の顔照合部1110で実行される顔画像データの照合処理の説明を省略する。
退場者情報処理部1120は、入場者情報処理部1060と同様の機能を有する。すなわち、退場者情報処理部1120は、顔情報および登録情報を受信し、これらが紐付けられた退場者情報を生成することできる。退場者情報は、例えば、退場日時、顔情報の顔画像データ、または登録情報の顔画像データ、所属、もしくは氏名などを含む。また、退場者情報処理部1120が照合不可情報を受信した場合、退場者情報処理部1120は、顔情報および照合不可情報が紐付けられた退場者情報を生成することができる。この場合、対象者が特定されていないが、例えば、退場日時および顔情報の顔画像データを含む退場者情報が生成される。退場者情報は、入退場管理情報処理部1140に送信される。また、退場者情報処理部1120は、退場者情報を表示画像信号に変換し、表示画像信号を第2の表示部1130に送信することができる。また、退場者情報処理部1120は、照合不可情報を受信した場合、顔情報の顔画像データを表示画像信号に変換し、第2の表示部1130に送信することができる。
第2の表示部1130は、第1の表示部1070と同様の機能を有する。すなわち、第2の表示部1130は、表示画像信号を受信し、表示画像信号に基づく画像を画面に表示することができる。第2の表示部1130は、例えば、顔情報の顔画像データ、または登録情報の顔画像データ、所属、もしくは氏名などを画面に表示することができる。また、第2の表示部1130は、顔情報と登録情報とが一致しているか否かを確認するためのアイコン、例えば、照合が誤検出である場合にタッチ操作可能なアイコンを画面に表示することができる。
入退場管理情報処理部1140は、入場者情報および退場者情報を受信し、これらが紐付けられた入退場管理情報を生成することができる。換言すると、入退場管理情報処理部1140は、入場者情報および退場者情報をそれぞれ識別し、入場者情報および退場者情報のそれぞれを項目とし、データベース化された入退場管理情報を作成することができる。入退場管理情報は、例えば、入場者情報の入場日時、温度、所属、もしくは氏名、または退場者情報の退場日時、所属、もしくは氏名などを含む。また、入退場管理情報は、入場者情報に含まれる顔情報の顔画像データまたは退場者情報に含まれる顔情報の顔画像データを含んでいてもよい。
入退場管理情報記憶部1150は、入退場管理情報をデータベースとして格納することができる。
上述した装置および各装置の構成は一例であって、本実施形態に係る入退場管理システム10の構成はこれに限られない。例えば、各構成によるデータまたは情報の送受信が無線である場合には、各装置に通信部が含まれていてもよい。
また、入退場管理システム10の利用は、建設現場における入退場管理に限られない。例えば、イベント施設またはイベント会場の出入口に入退場管理システム10を設置し、利用者の入退場管理を行うこともできる。イベント施設への入退場管理システム10の設置の一例としては、利用者の顔画像データを登録させてチケットを販売する場合が挙げられる。この場合、利用者はウォークスルーでイベント施設へ入退場できるとともに、後に、利用者の中にインフルエンザウイルスまたはコロナウイルスの感染者がいたことが判明した場合であっても、入退場管理システム10を用いて利用者を追跡することができる。
以下では、図4~図8を参照して、入退場管理システム10の入場処理および退場処理について説明する。
[2.入退場管理システム10の入場処理]
図4~図7は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における入場処理のシーケンス図である。図4~図7は、それぞれ、通常の入場処理、対象者の照合が誤検出された場合の入場処理、対象者の体温異常が検出された場合の入場処理、および対象者の照合ができなかった場合の入場処理を示している。
図4を参照して、入退場管理システム10を利用した通常の入場処理について説明する。第1の撮像装置210(第1の撮像部1010)は、通路120を歩行する対象者を撮影し、画像データおよび温度分布データを生成する(ステップS1000)。生成された画像データおよび温度分布データは、第1の情報処理装置200に送信される。
第1の情報処理装置200(第1の顔情報生成部1020)は、画像データの中の顔領域を検出し、顔画像データを生成する(ステップS1110)。また、第1の情報処理装置200(第1の顔照合部1050)は、生成された顔画像データをデータベースの登録情報の顔画像データと照合し、対象者を特定する(ステップS1120)。また、第1の情報処理装置200(入場者情報処理部1060)は、特定された登録者の登録情報に基づく入場者情報を生成し(ステップS1130)、入場者情報を表示画像信号に変換する。変換された表示画像信号は、第1の表示装置220に送信される。
第1の表示装置220(第1の表示部1070)は、表示画像信号に基づく画像(照合処理結果に対応する画像)を画面に表示する(ステップS1040)。対象者は、画面に表示された登録者情報が自分自身の情報であること確認して、第2のゲート110から退出する。なお、対象者が画面の表示を確認するための所定の時間が経過した後、入場者情報が第3の情報処理装置400に送信される。
第3の情報処理装置400(入退場管理情報処理部1140)は、第1の情報処理装置200からの送信された入場者情報をデータベース化した入退場管理情報を生成し、入退場管理情報を入退場管理情報記憶部1150に格納する(ステップS1050)。
図5を参照して、対象者の照合が誤検出であった場合の入場処理について説明する。ステップS1000~ステップS1040は上述した処理と同様であるため、図5では、ステップの一部を省略している。対象者は、第1の表示装置220の画面に表示された登録情報が自分自身の情報でない場合、第1の表示装置220の画面に表示された第1のアイコンに触れ、誤検出であることを入力する(ステップS1060)。対象者によって行われた操作情報は、第1の情報処理装置200に送信される。
第1の情報処理装置200は、操作情報を受信すると、入場者情報を第3の情報処理装置400に送信しない。また、ステップS1100~ステップS1140によって、再度、対象者の撮影、照合処理、および照合処理結果の表示が行われる。この場合、第1の情報処理装置200からの要求情報に基づいてステップS1100が開始されてもよい。なお、ステップS1100~ステップS1140は、ステップS1000~ステップS1040と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6を参照して、対象者の体温異常が検出された場合の入場処理について説明する。ステップS1000~ステップS1040までは上述した処理と同様であるため、図6ではステップの一部を省略している。第1の情報処理装置200(入場者情報処理部1060)は、温度情報に含まれる温度(すなわち、対象者の体温)が所定の温度以上である場合には制御信号を生成する(ステップS1070)。制御信号は、警告装置230に送信される。
警告装置230(警告部1080)は、制御信号に基づき作動することができる。対象者は、警告装置230の動作によって、自分自身の体温が高いことを確認することができる。なお、対象者が体温の再測定を行うときは、第1の表示装置の画面に表示された第1のアイコンに触れればよい。この操作により、上述したように、再度、対象者の撮影、照合処理、および照合処理結果の表示が行われるため、対象者の体温の再測定を行うことができる。
図7を参照して、対象者の照合ができなかった場合の入場処理について説明する。ステップS1000~ステップS1020までは上述した処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。第1の情報処理装置200(第1の顔照合部1050)は、画像データの照合処理においていずれの登録者とも類似度がしきい値未満であった場合には、照合不可情報を生成する(ステップS1090)。照合不可情報は、第1の情報処理装置200(入場者情報処理部1060)によって表示画像信号に変換され、第1の表示装置220に送信される。また、照合不可情報は、第3の情報処理装置400に送信される。
[3.入退場管理システム10の退場処理]
図8は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10における退場処理のシーケンス図である。ステップS2000~ステップS2050は、ステップ1000~ステップS1050と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略するが、退場処理においては、入場者情報の代わりに退場者情報が生成される。
以上、入退場管理システム10の構成および処理について説明したが、入退場管理システム10は、対象者の入場だけでなく、退場も管理することができる。また、入退場管理システム10は、複数の対象者の入退場に関する情報をデータベース化した入退場管理情報を生成することができる。そのため、入退場管理情報を用いた検索により、対象者の滞在時間などを容易に把握することができる。
<変形例1>
図9を参照して、入退場管理システム10の配置の変形例について説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10の配置図である。図9(A)および図9(B)は、入退場管理システム10の配置は同一であるが、それぞれ、対象者の入場時および退場時を示している。図9(A)および図9(B)に示すように、第2のゲート110aは、第1のゲート100aに対向して設けられていない。具体的には、第2のゲート110aは、第1のゲート100aが設けられた側と実質的に直交する側に設けられている。そのため、対象者が第1のゲート100aから第2のゲート110aに向かうとき、または対象者が第2のゲート110aから第1のゲート100aに向かうとき、対象者は、通路120aの途中で方向転換をする必要がある。したがって、対象者は、方向転換するときに前方を確認する可能性が高く、第1の撮像装置210は、対象者の正面の顔を撮影しやすくなる。
通路120aにおける対象者の移動(以下、「動線」という場合がある。)を管理するため、通路120aの床または壁に進行方向を示す矢印などのマークを設け、対象者を誘導するようにしてもよい。また、入退場管理システム10の構成の一部を用いて動線を形成してもよい。例えば、図9(A)および図9(B)に示すように、対象者が方向転換する位置(L字の曲がり角)に第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400を配置し、対象者がこれらの装置を迂回して移動するようにすることができる。
本変形例の動線は曲線を含み、単なる直線の動線よりも対象者の移動距離を長くすることができる。また、直線の動線では、複数の人物が第1の撮像装置210または第2の撮像装置310の画角に入る場合がある。この場合、複数の人物の中から最前の人物を判定しなければならず、顔画像データの生成処理に時間が掛かることも少なくない。しかしながら、本変形例の動線では、第1の撮像装置210または第2の撮像装置310が、L字の曲がり角を曲がった対象者を優先して撮影することもできるため、第1の撮像装置210または第2の撮像装置310の画角に入る人数を少なくすることができる。したがって、顔画像データの生成処理における第1の情報処理装置200または第2の情報処理装置300の負荷を低減することができる。
<変形例2>
図10を参照して、入退場管理システム10の配置の別の変形例について説明する。
図10は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10の配置図である。図10(A)および図10(B)は、入退場管理システム10の配置は同一であるが、それぞれ、対象者の入場時および退場時を示している。図10(A)および図10(B)に示すように、第2のゲート110bは、第1のゲート100bに対向して設けられていない。具体的には、第2のゲート110bは、第1のゲート100bが設けられた側と同じ側に設けられている。そのため、対象者が第1のゲート100bから第2のゲート110bに向かうとき、対象者は、通路120bの途中で方向転換をする必要がある。したがって、対象者は、方向転換するときに前方を確認する可能性が高く、第1の撮像装置210は、対象者の正面の顔を撮影しやすくなる。
通路120bにおける対象者の移動を管理するため、通路120bの床または壁に進行方向を示す矢印などのマークを設け、対象者を誘導するようにしてもよい。また、入退場管理システム10の構成の一部を用いて動線を形成してもよい。例えば、図10(A)および図10(B)に示すように、第1のゲート100bと第2のゲート110bの間に、対象者が方向転換する位置(U字の曲がり角)まで第1の情報処理装置200、第1の表示装置220、第2の情報処理装置300、第2の表示装置320、および第3の情報処理装置400を配置し、対象者がこれらの装置を迂回して移動するようにすることができる。
本変形例の動線も曲線を含み、単なる直線の動線よりも対象者の移動距離を長くすることができる。また、本変形例の動線では、第1の撮像装置210または第2の撮像装置310が、U字の曲がり角を曲がった対象者を優先して撮影することもできるため、顔画像データの生成処理における第1の情報処理装置200または第2の情報処理装置300の負荷を低減することができる。
<変形例3>
図11を参照して、入退場管理システム10の配置のさらに別の変形例について説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10の配置図である。図11(A)および図11(B)は、入退場管理システム10の配置は同一であるが、それぞれ、対象者の入場時および退場時を示している。図11(A)および図11(B)に示すように、第2のゲート110cは、第1のゲート100cに対向して設けられている。しかしながら、通路120cにおける対象者の移動距離を長くするために、通路120cの動線が曲線を含むように形成されている。したがって、対象者は、方向転換するときに前方を確認する可能性が高く、第1の撮像装置210は、対象者の正面の顔を撮影しやすくなる。
通路120cにおける対象者の移動を管理するため、通路120cの床または壁に進行方向を示す矢印などのマークを設け、対象者を誘導するようにしてもよい。また、入退場管理システム10の構成の一部を用いて動線を形成してもよい。例えば、図11(A)および図11(B)に示すように、通路120c内に複数の曲がり角を設け、複数の曲がり角のそれぞれに第1の情報処理装置200、第2の情報処理装置300、および第3の情報処理装置400を配置し、対象者がこれらの装置を迂回して移動するようにすることができる。また、空いたスペースにはパーティション130cを設け、対象者を誘導するようにしてもよい。
本変形例の動線も曲線を含み、単なる直線の動線よりも対象者の移動距離を長くすることができる。また、本変形例の動線では、第1の撮像装置210または第2の撮像装置310が、曲がり角を曲がった対象者を優先して撮影することもできるため、顔画像データの生成処理における第1の情報処理装置200または第2の情報処理装置300の負荷を低減することができる。
<変形例4>
図12を参照して、入退場管理システム10の変形例である入退場管理システム10aの構成について説明する。なお、以下では、入退場管理システム10aが、入退場管理システム10と同様の構成を含む場合、その構成の説明を省略する場合がある。
図12は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10aの構成を示すブロック図である。入退場管理システム10aは、第1の情報処理装置200a、第1の撮像装置210a、第1の表示装置220a、警告装置230a、第2の撮像装置310a、第2の表示装置320a、および第3の情報処理装置400aを含む。また、第1の情報処理装置200a、第1の撮像装置210a、第1の表示装置220a、警告装置230a、第2の撮像装置310a、第2の表示装置320a、および第3の情報処理装置400aの各々は、通信部を含む。そのため、これらの装置の各々は、ネットワークNWを介して通信接続することができる。なお、第1の情報処理装置200aは、対象者の入場処理および退場処理において利用され、第3の情報処理装置400aは、対象者の入退場管理処理において利用される。
はじめに、入退場管理システム10aを利用した入場処理について説明する。
第1の撮像装置210aは、ネットワークNWを介して、第1の撮像部1010が生成した画像データおよび温度分布データを第1の情報処理装置200aに送信することができる。第1の情報処理装置200aは、第1の撮像装置210aからの送信であることを識別し、画像データおよび温度分布データを受信する。第1の情報処理装置200aでは、第1の顔情報生成部1020および温度情報生成部1030が、それぞれ、顔情報および温度情報を生成する。また、第1の情報処理装置200aでは、第1の顔照合部1050が登録情報記憶部1040のデータベースを基に対象者の照合処理を実行する。さらに、第1の撮像装置210aからの送信である場合、第1の情報処理装置200aでは、入場者情報処理部1060が入場者情報、表示信号、または制御信号を生成する。
第1の情報処理装置200aは、ネットワークNWを介して、入場者情報処理部1060が生成した入場者情報、表示信号、および制御信号を、それぞれ、第3の情報処理装置400aに送受信し、かつ、第1の表示装置220a、および警告装置230aに送信することができる。
次に、入退場管理システム10aを利用した退場処理について説明する。
第2の撮像装置310aは、ネットワークNWを介して、第2の撮像部1090が生成した画像データを第1の情報処理装置200aに送信することができる。第1の情報処理装置200aは、第2の撮像装置310aからの送信であることを識別し、画像データを受信する。第1の情報処理装置200aでは、第2の顔情報生成部1100が、顔情報を生成する。また、第1の情報処理装置200aでは、第2の顔照合部1110が登録情報記憶部1040のデータベースを基に対象者の照合処理を実行する。さらに、第2の撮像装置310aからの送信である場合、第1の情報処理装置200aでは、退場者情報処理部1120が退場者情報および表示信号を生成する。
第1の情報処理装置200aは、ネットワークNWを介して、退場者情報処理部1120が生成した退場者情報および表示信号を、それぞれ、第3の情報処理装置400aおよび第2の表示装置320aに送信することができる。
本変形例では、第1の情報処理装置200aが入場者情報処理部1060および退場者情報処理部1120を含み、第1の撮像装置210aまたは第2の撮像装置310aからの送信を識別することによって、入場者情報処理部1060および退場者情報処理部1120が、それぞれ、入場者情報および退場者情報を生成することができる。第1の情報処理装置200aおよび第3の情報処理装置400aは、建設現場に設置する必要がないため、入退場管理システム10aを建設現場に簡便に設置することができる。
<第2実施形態>
図13を参照して、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10Aについて説明する。なお、以下では、入退場管理システム10Aが、入退場管理システム10と同様の構成を含む場合、その構成の説明を省略する場合がある。
図13は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10Aの構成を示すブロック図である。図13に示すように、入退場管理システム10Aは、第1の撮像部1010A、第1の顔情報生成部1020A、温度情報生成部1030A、識別情報取得部1210A、入場者情報処理部1060A、第1の表示部1070A、警告部1080A、第2の撮像部1090A、第2の顔情報生成部1100A、第2の顔照合部1110A、退場者情報処理部1120A、第2の表示部1130A、および入退場管理情報処理部1140A、および入退場管理情報記憶部1150Aを含む。
はじめに、入退場管理システム10Aを利用した入場処理の一部について説明する。
第1の撮像部1010Aは、対象者の映像を撮像し、画像データおよび温度分布データを生成することができる。画像データおよび温度分布データは、それぞれ、第1の顔情報生成部1020Aおよび温度情報生成部1030Aに送信される。
第1の顔情報生成部1020Aは、画像データから顔画像データおよび顔画像データの位置情報を含む顔情報を生成することができる。顔情報の全部または一部は、温度情報生成部1030Aおよび入場者情報処理部1060Aに送信される。
温度情報生成部1030Aは、対象者の体温の情報を含む温度情報を生成することができる。温度情報は、入場者情報処理部1060Aに送信される。
識別情報取得部1210Aは、対象者が有する本人確認媒体のICチップに含まれる識別情報を取得することができる。本人確認媒体は、例えば、マイナンバーカード、パスポート、またはIDカードなどであるが、これに限られない。本人確認媒体は、対象者を特定することができるものであればよい。本人確認媒体の識別情報は、リーダ装置などによって取得することができる。識別情報は、入場者情報処理部1060Aに送信される。
入場者情報処理部1060Aは、顔情報、温度情報、および識別情報を紐付け、入場者情報を生成することができる。入場者情報は、入退場管理情報処理部1140Aに送信される。
入退場管理情報処理部1140Aは、入場者情報がデータベース化された入退場管理情報を生成することができる。また、生成された入退場管理情報は、入退場管理情報記憶部1150Aに格納される。
次に、入退場管理システム10Aを利用した退場処理の一部について説明する。
第2の撮像部1090Aは、対象者の映像を撮像し、画像データを生成することができる。画像データは、第2の顔情報生成部1100Aに送信される。
第2の顔情報生成部1100Aは、画像データから顔画像データを含む顔情報を生成することができる。顔情報の全部または一部は、第2の顔照合部1110Aおよび退場者情報処理部1120Aに送信される。
第2の顔照合部1110Aは、入退場管理情報記憶部1150Aから入場者情報を取得し、顔情報の顔画像データと入場者情報の顔画像データとを照合することができる。また、第2の顔照合部1110Aは、照合処理によって対象者が照合できた場合は、照合された入場者の入場者情報の全部または一部を退場者情報処理部1120Aに送信する。
退場者情報処理部1120Aは、顔情報および入場者情報を紐付け、退場者情報を生成することできる。退場者情報は、入退場管理情報処理部1140Aに送信される。
入退場管理情報処理部1140Aは、退場者情報に対応する入場者情報が存在する場合には、入場者情報と退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成することができる。これに対し、入退場管理情報処理部1140Aは、退場者情報に対応する入場者情報が存在しない場合には、退場者情報がデータベース化された入退場管理情報を生成することができる。
入退場管理システム10Aでは、対象者が入場するときに、対象者の識別情報を含む入場者情報が生成されるため、予め登録情報を作成する必要がない。換言すると、対象者が入場するときに、対象者の登録情報が生成される。また、対象者が退場するときには、入場時に生成された登録情報(入場者情報)に基づいて対象者の照合が行われる。そのため、予め登録情報を作成しない場合であっても、入退場管理システム10Aを利用して、対象者の入退場を管理することができる。
<第3実施形態>
図14を参照して、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10Bについて説明する。なお、以下では、入退場管理システム10Bが、入退場管理システム10と同様の構成を含む場合、その構成の説明を省略する場合がある。
図14は、本発明の一実施形態に係る入退場管理システム10Bの第1の表示装置220Bの構成を示す模式図である。図14に示すように、第1の表示装置220Bの画面には、登録情報の顔画像データ221B、顔情報の顔画像データ222B、登録情報の登録者情報223B、および第1のアイコン224Bが表示されている。また、第1の表示装置220Bには、画面側に撮像素子225Bが備えられている。撮像素子225Bは、可視光領域および赤外光領域の映像を撮影することができることが好ましい。
対象者は、第1の表示装置220Bの画面に表示された登録情報の顔画像データ221Bまたは登録情報の登録者情報223Bを見て、照合が誤りであることを確認すると、第1のアイコン224Bに触れ、誤検出であることを入力する。第1の表示装置220Bの第1の表示部1070は、誤検出信号を生成するとともに、撮像素子225Bを用いて対象者の顔を撮影して画像データおよび温度分布データを生成する。生成された誤検出信号、画像データ、および温度分布データは、第1の情報処理装置200に送信される。
入退場管理システム10Bでは、第1の撮像装置210で撮影された映像に基づく対象者の照合が誤検出であった場合、撮像素子225Bから送信された画像データおよび温度分布データに基づいて、再度、対象者の照合処理を行うことができる。すなわち、入退場管理システム10Bでは、第1の撮像装置210よりも対象者により近い撮像素子225Bで撮影した映像に基づいて対象者を照合することができる。そのため、対象者の照合処理の精度が向上する。
<第4実施形態>
図15および図16を参照して、本発明の一実施形態に係る入退場管理システムを含むユニットパネル20について説明する。ユニットパネル20に含まれる入退場管理システムが、入退場管理システム10と同様の構成を含む場合、その構成の説明を省略する場合がある。
図15および図16は、それぞれ、本発明の一実施形態に係るユニットパネル20の模式的な斜視図および模式的な平面図である。ユニットパネル20は、パネル材500Cを含み、パネル材500Cには、入退場管理システムの構成の全部または一部が設けられている。パネル材500Cに設けられる入退場管理システムは、例えば、第1の情報処理装置200C、第1の撮像装置210C、第1の表示装置220C、警告装置230C、第2の情報処理装置300C、第2の撮像装置310C、または第2の表示装置320Cである。したがって、建設現場の出入口にユニットパネル20を設置すれば、ユニットパネル20に備えられた入退場管理システムを利用し、建設現場の作業者の入退場管理を行うことができる。
パネル材500Cの材質は、特に限定されない。パネル材500Cとして、例えば、木材または樹脂材などを用いることができる。また、パネル材500Cには、対象者が通り抜けるための開口部510Cが設けられている。
パネル材500Cの第1の面501Cの一方の側に、第1の撮像装置210C、第1の表示装置220C、および警告装置230Cが設けられている。また、これらの装置が設けられたパネル材500Cの裏面である第2の面502Cの一方の側に、第1の情報処理装置200Cが設けられている。第1の撮像装置210C、第1の表示装置220C、および警告装置230Cは、第1の情報処理装置200Cと接続されている。なお、第1の情報処理装置200Cは、無線で接続される場合は、パネル材500Cの近傍に配置されていなくてもよい。
パネル材500Cの第2の面502Cの他方の側に、第2の撮像装置310Cおよび第2の表示装置320Cが設けられている。また、これらの装置が設けられたパネル材500Cの裏面である第1の面501Cの他方の側に、第2の情報処理装置300Cが設けられている。第2の撮像装置310Cおよび第2の表示装置320Cは、第2の情報処理装置300Cと接続されている。なお、第2の情報処理装置300Cは、無線で接続される場合は、パネル材500Cの近傍に配置されていなくてもよい。
図16(A)および図16(B)では、第3の情報処理装置400Cがパネル材500Cから離れて設置されているが、第3の情報処理装置400Cも、パネル材500Cに設けられていてもよい。第3の情報処理装置400Cは、第1の情報処理装置200Cおよび第2の情報処理装置300Cと接続されている。第3の情報処理装置400Cは、無線で接続される場合は、パネル材500Cの近傍に配置されていなくてもよい。
開口部510Cは、第1のゲートまたは第2のゲートに対応する。ユニットパネル20は、パネル材500Cの第2の面502Cが建設現場の出入口に接続されるように設置される。図16(A)に示すように、入場時には、対象者は、パネル材500Cの第1の面501C側において入退場管理システムを利用した入場処理が行われ、開口部510Cを通過して第2の面502C側へ向かう。これに対し、図16(B)に示すように、退場時には、対象者は、パネル材500Cの第2の面502C側において入退場管理システムを利用した退場処理が行われ、開口部510Cを通過して第1の面501C側へ向かう。
本実施形態に係るユニットパネル20は、あらゆる場所に簡便に設置し、または撤去することが可能である。そのため、建設現場での工程期間中、またはイベント施設もしくはイベント会場の開催期間中などにおいて、ユニットパネル20を一時的に設置し、入退場管理システムを利用して、対象者の入退場管理を行うことができる。
<第5実施形態>
図17および図18を参照して、本発明の一実施形態に係る入退場管理システムを含むユニットハウス30について説明する。ユニットハウス30に含まれる入退場管理システムが、入退場管理システム10と同様の構成を含む場合、その構成の説明を省略する場合がある。
図17および図18は、それぞれ、本発明の一実施形態に係るユニットハウス30の外観を示す模式的な斜視図および内部構成を示す模式的な平面図である。ユニットハウス30は、4つの側壁面、4つの側壁面で囲まれた空間の上方を覆う天井面、および4つの側壁面で囲まれた空間の下方を覆う床面からなる箱状体600Dを含み、箱状体600D内には、入退場管理システムの構成全部または一部が設けられている。箱状体600D内に設けられる入退場管理システムは、例えば、第1の情報処理装置200D、第1の撮像装置210D、第1の表示装置220D、警告装置230D、第2の情報処理装置300D、第2の撮像装置310D、または第2の表示装置320Dである。したがって、建設現場の出入口にユニットハウス30を設置すれば、ユニットハウス30に備えられた入退場管理システムを利用し、建設現場の作業者の入退場管理を行うことができる。
箱状体600Dの側壁面、天井面、および床面の各々は、1つの部材で構成されていてもよく、複数の部材で構成されていてもよい。また、箱状体600Dは、柱材または梁材を用いて枠体を構成し、枠体にパネル材が固定されて構成されていてもよい。箱状体600Dは、いわゆるコンテナ、プレハブハウス、またはトランクルームであってもよく、住宅、事務所、倉庫、または店舗などに用いられる簡易的な建築物であってもよい。
なお、ユニットハウス30は、そのまま移動して建設現場に設置することができてもよく、またはいくつかの構成部材に分割され、建設現場で組み立てることによって設置することができてもよい。
箱状体600Dの4つの側壁面のうち、対向する2つの側壁面には第1の扉610Dおよび第2の扉620Dが設けられている。第1の扉610Dおよび第2の扉620Dは、それぞれ、第1のゲートおよび第2のゲートに対応し、ユニットハウス30は、第2の扉620Dが建設現場の出入口に接続するように設置される。対象者が建設現場に入場するとき、対象者は、第1の扉610Dから進入し、入退場管理システムを利用した入場処理が行われ、第2の扉620Dから退出する。対象者が建設現場から退場するとき、対象者は、第2の扉620Dから進入し、入退場管理システムを利用した退場処理が行われ、第1の扉610Dから退出する。
箱状体600Dの側壁面、第1の扉610D、または第2の扉620Dに窓が設けられている場合、窓を通じてユニットハウス30内に入射する光を遮光するために、窓にカーテン、ブラインド、またはスモークフィルムなどの遮光部材が設けられていることが好ましい。窓からの光を遮光することによって、箱状体600D内の照度を一定に保つことができる。そのため、常に同じ照度条件で対象者を撮影することができ、対象者の照合処理の精度が向上する。
箱状体600Dの側壁面には、室内機651D、室外機652D、および配管653Dを含む空調機650Dが設けられている。ユニットハウス30は、空調機650Dが設けられていることにより、箱状体600D内の温度を一定に保つことができる。そのため、常に同じ温度条件で対象者を撮影することができ、対象者の体温測定の精度が向上する。また、箱状体600D内の空気を循環させるため、側壁面に換気口または換気扇などが設けられていてもよい。なお、室内機651D、換気口、および換気扇は、側壁面だけでなく、天井面に設置してもよい。
また、ユニットハウス30は、充電可能なバッテリー部660Dを備えていることが好ましい。ユニットハウス30がバッテリー部660Dを備えることで、建設現場において外部からの電源の供給が困難である場合であっても、バッテリー部660Dからユニットハウス30の各装置に電源を供給することができる。なお、ユニットハウス30は、発電装置(例えば、天井面または壁面に設けられた太陽光発電、風力発電、または床下などに設けられた自己発電機など)を備えることができる。
さらに、ユニットハウス30は、第1の扉610Dまたは第2の扉620Dの開閉を検出するセンサを備えていてもよい。ユニットハウス30がセンサを備えることで、第1の扉610Dまたは第2の扉620Dが開けられたときに、例えば、ユニットハウス30の入退場管理システムの電源をオンにすることができる。
本実施形態に係るユニットハウス30は、箱状体600Dを移動させ、いくつかの構成を取り付けることによって設置することができるため、あらゆる場所に簡便に設置し、または撤去することが可能である。そのため、建設現場での工程期間中、またはイベント施設もしくはイベント会場の開催期間中などにおいて、ユニットパネル20を一時的に設置し、入退場管理システムを利用して、対象者の入退場管理を行うことができる。

本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除、もしくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略、もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、または、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
10、10a、10A、10B:入退場管理システム、 20:ユニットパネル、 30:ユニットハウス、
100、100a、100b、100c:第1のゲート、 110、110a、110b、110c:第2のゲート、 120、120a、120b、120c:通路、 130c:パーティション、
200、200a、200B、200C、200D:第1の情報処理装置、 210、210a、210C、210D:第1の撮像装置、 220、220a、220B、220C、220D:第1の表示装置、 221B:顔画像データ、 222B:顔画像データ、 223B:登録者情報、 224B:第1のアイコン、 225B:撮像素子、 230、230a、230C、230D:警告装置、
300、300C、300D:第2の情報処理装置、 310、310a、310C、310D:第2の撮像装置、 320、320a、320C、320D:第2の表示装置、
400、400a、400C:第3の情報処理装置、
500C:パネル材、 501C:第1の面、 502C:第2の面、 510C:開口部、
600D:箱状体、 610D:第1の扉、 620D:第2の扉、 650D:空調機、 651D:室内機、 652D:室外機、 653D:配管、 660D:バッテリー部、
1010、1010A:第1の撮像部、 1020、1020A:第1の顔情報生成部、 1030、1030A:温度情報生成部、 1040:登録情報記憶部、 1050:第1の顔照合部、 1060、1060A:入場者情報処理部、 1070、1070A:第1の表示部、 1080、1080A:警告部、 1090、1090A:第2の撮像部、 1100、1100A:第2の顔情報生成部、 1110、1110A:第2の顔照合部、 1120、1120A:退場者情報処理部、 1130、1130A:第2の表示部、 1140、1140A:入退場管理情報処理部、 1150、1150A:入退場管理情報記憶部、 1210A:識別情報取得部

Claims (16)

  1. 対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部と、
    前記第1の画像データから前記対象者の第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、
    前記温度分布データから前記対象者の温度情報を生成する温度情報生成部と、
    前記第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、
    前記温度情報および前記第1の顔情報の少なくとも1つと、前記登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む、入退場管理システム。
  2. さらに、前記入場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第1のアイコンを表示する第1の表示部を含む、請求項1に記載の入退場管理システム。
  3. さらに、
    前記対象者を含む第2の画像データを生成する第2の撮像部と、
    前記第2の画像データから第2の顔情報を生成する第2の顔情報生成部と、
    前記第2の顔情報を前記登録情報と照合する第2の顔照合部と、
    前記第2の顔情報と、前記登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた退場者情報を生成する退場者情報処理部と、を含む、請求項1または請求項2に記載の入退場管理システム。
  4. さらに、前記退場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第2のアイコンを表示する第2の表示部を含む、請求項3に記載の入退場管理システム。
  5. さらに、前記入場者情報と前記退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成する入退場管理情報処理部を含む、請求項3または請求項4に記載の入退場管理システム。
  6. さらに、警告部を含み、
    前記入場者情報処理部は、さらに、前記警告部を作動させる制御信号を生成し、
    前記制御信号は、前記温度情報に含まれる温度が所定の温度を超えるときに生成される、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の入退場管理システム。
  7. 対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部を含む第1の撮像装置と、
    前記第1の画像データから第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、前記温度分布データから温度情報を生成する温度情報生成部と、前記第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、前記温度情報および前記第1の顔情報の少なくとも1つと、前記登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む第1の情報処理装置と、
    前記対象者を含む第2の画像データを生成する第2の撮像部を含む第2の撮像装置と、
    前記第2の画像データから第2の顔情報を生成する第2の顔情報生成部と、前記第2の顔情報を前記登録情報と照合する第2の顔照合部と、前記第2の顔情報と、前記登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた退場者情報を生成する退場者情報処理部と、を含む第2の情報処理装置と、
    第1の面および前記第1の面の裏面の第2の面を含むパネル材と、を含み、
    前記第1の面に、前記第2の撮像装置が設けられ、
    前記第2の面に、前記第1の撮像装置が設けられ、
    前記第1の撮像装置および前記第2の撮像装置は、それぞれ、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置と接続される、ユニットパネル。
  8. さらに、
    前記入場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第1のアイコンを表示する第1の表示部を含む第1の表示装置と、
    前記退場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第2のアイコンを表示する第2の表示部を含む第2の表示装置と、を含み、
    前記第1の面において、前記第2の表示装置は、前記第2の撮像装置の下方に設けられ、
    前記第2の面において、前記第1の表示装置は、前記第1の撮像装置の下方に設けられる、請求項7に記載のユニットパネル。
  9. さらに、前記入場者情報と前記退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成する入退場管理情報処理部を含み、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置と接続された第3の情報処理装置を含む、請求項7または請求項8に記載のユニットパネル。
  10. 対象者を含む第1の画像データおよび温度分布データを生成する第1の撮像部を含む第1の撮像装置と、
    前記第1の画像データから第1の顔情報を生成する第1の顔情報生成部と、前記温度分布データから温度情報を生成する温度情報生成部と、前記第1の顔情報を登録情報と照合する第1の顔照合部と、前記温度情報および前記第1の顔情報の少なくとも1つと、前記登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた入場者情報を生成する入場者情報処理部と、を含む第1の情報処理装置と、
    前記対象者を含む第2の画像データを生成する第2の撮像部を含む第2の撮像装置と、
    前記第2の画像データから第2の顔情報を生成する第2の顔情報生成部と、前記第2の顔情報を前記登録情報と照合する第2の顔照合部と、前記第2の顔情報と前記登録情報に含まれる情報の少なくとも一部とが紐付けられた退場者情報を生成する退場者情報処理部と、を含む第2の情報処理装置と、
    第1の扉および第2の扉を含む箱状体と、を含み、
    前記箱状体内において、前記第1の扉の近傍および前記第2の扉の近傍のそれぞれに、前記第2の撮像装置および前記第1の撮像装置が設けられ、
    前記第1の撮像装置および前記第2の撮像装置は、それぞれ、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置と接続される、ユニットハウス。
  11. さらに、
    前記入場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第1のアイコンを表示する第1の表示部を含む第1の表示装置と、
    前記退場者情報が変換された表示画像信号に基づく画像および第2のアイコンを表示する第2の表示部を含む第2の表示装置と、を含み、
    前記箱状体内の前記第1の扉の近傍において、前記第2の表示装置は、前記第2の撮像装置の下方に設けられ、
    前記箱状体内の前記第2の扉の近傍において、前記第1の表示装置は、前記第1の撮像装置の下方に設けられる、請求項10に記載のユニットハウス。
  12. 前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置は、前記箱状体内に設けられる、請求項10または請求項11に記載のユニットハウス。
  13. さらに、前記入場者情報と前記退場者情報とが紐付けられた入退場管理情報を生成する入退場管理情報処理部を含み、前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置と接続された第3の情報処理装置を含む、請求項10乃至請求項12のいずれか一項に記載のユニットハウス。
  14. さらに、空調機を備える、請求項10乃至請求項13のいずれか一項に記載のユニットハウス。
  15. さらに、バッテリー部を備える、請求項10乃至請求項14のいずれか一項に記載のユニットハウス。
  16. さらに、発電装置を備える、請求項10乃至請求項15のいずれか一項に記載のユニットハウス。
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