JP2022101825A - 増幅回路 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022101825000001
【課題】NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路を提供する。
【解決手段】増幅回路1は、入力端子t1と、出力端子t2と、並列に接続されたトランジスタTr1およびTr2と、キャパシタC1と、キャパシタC2とを有する増幅器10と、インダクタL1、L2またはL3と、を備える。トランジスタTr1およびTr2は、入力端子t1に接続されたゲート、グランドに接続されたソース、および、出力端子t2に接続されたドレインを有する。インダクタL1、L2またはL3は、入力端子t1と接続点N1との間に設けられる。キャパシタC1は、接続点N1とトランジスタTr1のゲートとを結ぶ経路上に配置され、キャパシタC2は、接続点N1とトランジスタTr2のゲートとを結ぶ経路上に配置され、キャパシタC1のキャパシタンスとキャパシタC2のキャパシタンスとは異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅回路に関する。
従来、並列接続された複数のトランジスタを含む第1トランジスタ回路と、第1トランジスタ回路とカスコード接続された第2トランジスタ回路と、上記複数のトランジスタのそれぞれのゲートに接続された複数のキャパシタを含む増幅回路が開示されている(例えば特許文献1)。これによれば、第1トランジスタ回路に含まれる並列接続された複数のトランジスタに選択的にバイアスを供給することにより、第1トランジスタ回路の実効トランジスタサイズを変化させて、利得を調整することができる。
国際公開第2019/031553号
例えば、上記特許文献1に開示された増幅回路において、複数のトランジスタの並列接続の接続点と入力端子との間に、入力整合回路としてインダクタを配置した場合、当該インダクタと接続される複数のキャパシタのキャパシタンスを大きくすれば、NF(Noise Figure)値の劣化を抑制できる。しかしながら、複数のキャパシタのキャパシタンスを一様に大きくすると、回路の大型化を招くおそれがある。
そこで、本発明は、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る増幅回路は、入力端子と、出力端子と、入力端子と出力端子との間に設けられ、並列に接続された第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1キャパシタと、第2キャパシタとを有する増幅器と、インダクタと、を備え、第1トランジスタは、入力端子に接続された第1制御端子、グランドに接続された第1端子、および、出力端子に接続された第2端子を有し、第2トランジスタは、入力端子に接続された第2制御端子、グランドに接続された第3端子、および、出力端子に接続された第4端子を有し、インダクタは、入力端子と、第1トランジスタおよび第2トランジスタの並列接続の入力端子側の接続点との間に設けられ、第1キャパシタは、上記接続点と第1制御端子とを結ぶ経路上に配置され、第2キャパシタは、上記接続点と第2制御端子とを結ぶ経路上に配置され、第1キャパシタのキャパシタンスと第2キャパシタのキャパシタンスとは異なる。
本発明によれば、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路を実現できる。
図1は、実施の形態1に係る増幅回路の一例を示す回路構成図である。 図2は、実施の形態2に係る増幅回路の一例を示す回路構成図である。 図3は、実施の形態3に係る増幅回路の一例を示す回路構成図である。 図4は、実施の形態4に係る増幅回路の一例を示す回路構成図である。
(本発明の一態様を得るに至った経緯)
まず、本発明の一態様を得るに至った経緯について説明する。
低いNF値の増幅回路を実現するためには、増幅回路の整合回路として用いられるインダクタのQ値を高くすることが好ましい。しかしながら、制約されたサイズを超えないようにインダクタを製作する場合、大きなインダクタンスを得ようとするとQ値が低下してNF値が劣化してしまう。サイズの制約を緩和すればインダクタのQ値を高めることはできるが、増幅回路が大型化、高コスト化してしまう。
そこで、増幅回路の整合回路として用いられるキャパシタのキャパシタンスを大きくすることで、インダクタのインダクタンスを小さくすることができる。すなわち、インダクタのQ値を高くしてNF値の劣化を抑制できる。しかしながら、キャパシタンスの大きいキャパシタはサイズが大きく、やはり増幅回路が大型化、高コスト化してしまう。特に、上記特許文献1に開示された増幅回路のように、複数のトランジスタと、複数のトランジスタに接続された複数のキャパシタを備える増幅回路の場合、複数のキャパシタのキャパシタンスを一様に大きくすると、増幅回路がさらに大型化してしまう。
そこで、以下では、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路について説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさ、または大きさの比は、必ずしも厳密ではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する場合がある。また、以下の実施の形態において、「接続される」とは、直接接続される場合だけでなく、他の素子(例えば、キャパシタまたはインダクタ等)を介して電気的に接続される場合も含まれる。また、素子が経路上に配置されるとは、当該素子が当該経路に挿入されることを意味する。
(実施の形態1)
実施の形態1について、図1を用いて説明する。
[回路構成]
図1は、実施の形態1に係る増幅回路1の一例を示す回路構成図である。
増幅回路1は、入力された高周波信号を増幅して出力する回路である。増幅回路1は、LNA(Low Noise Amplifier)であってもよいし、PA(Power Amplifier)であってもよい。増幅回路1は、入力端子t1、出力端子t2ならびにバイアス端子t3およびt4を備える。入力端子t1は、高周波信号が入力される端子であり、出力端子t2は、増幅された高周波信号が出力される端子である。バイアス端子t3およびt4は、バイアスが入力される端子である。
増幅回路1は、増幅器10、インダクタL1、L2、L3、L4およびL5、キャパシタC3、C4およびC5、ならびに、抵抗R1およびR2を備える。
増幅器10は、入力端子t1と出力端子t2との間に設けられる。増幅器10は、並列に接続されたトランジスタTr1およびTr2と、キャパシタC1と、キャパシタC2とを有する。トランジスタTr1は第1トランジスタの一例であり、トランジスタTr2は第2トランジスタの一例であり、キャパシタC1は第1キャパシタの一例であり、キャパシタC2は第2キャパシタの一例である。
トランジスタTr1は、入力端子t1と出力端子t2とを結ぶ経路上に配置される。トランジスタTr1は、例えば半導体基板に形成される。トランジスタTr1は、入力端子t1に接続された第1制御端子、グランドに接続された第1端子、および、出力端子t2に接続された第2端子を有する。第1制御端子はゲートまたはベースであり、第1端子はソースまたはエミッタであり、第2端子はドレインまたはコレクタである。例えば、トランジスタTr1は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、この場合、第1制御端子はゲートとなり、第1端子はソースとなり、第2端子はドレインとなる。
トランジスタTr1のゲートは、インダクタL1およびL2ならびにキャパシタC1を介して入力端子t1に接続され、抵抗R1を介してバイアス端子t3に接続される。トランジスタTr1のソースは、インダクタL5を介してグランドに接続される。トランジスタTr1のドレインは、キャパシタC3を介して出力端子t2に接続され、インダクタL4およびキャパシタC4を介して電源Vddに接続される。
トランジスタTr2は、入力端子t1と出力端子t2とを結ぶ経路上に配置される。トランジスタTr2は、例えば半導体基板に形成される。トランジスタTr2は、入力端子t1に接続された第2制御端子、グランドに接続された第3端子、および、出力端子t2に接続された第4端子を有する。第2制御端子はゲートまたはベースであり、第3端子はソースまたはエミッタであり、第4端子はドレインまたはコレクタである。例えば、トランジスタTr2は、MOSFETであり、この場合、第2制御端子はゲートとなり、第3端子はソースとなり、第4端子はドレインとなる。
トランジスタTr2のゲートは、インダクタL1およびL2ならびにキャパシタC2を介して入力端子t1に接続され、抵抗R2を介してバイアス端子t4に接続される。トランジスタTr2のソースは、インダクタL5を介してグランドに接続される。トランジスタTr2のドレインは、キャパシタC3を介して出力端子t2に接続され、インダクタL4およびキャパシタC4を介して電源Vddに接続される。
トランジスタTr1のゲートとトランジスタTr2のゲートとが接続され、トランジスタTr1のドレインとトランジスタTr2のドレインとが接続されることで、トランジスタTr1とトランジスタTr2とは並列に接続される。
例えば、トランジスタTr1のサイズは、トランジスタTr2のサイズよりも大きい。具体的には、トランジスタTr1のゲートのWL比(ゲート幅とゲート長との比)は、トランジスタTr2のゲートのWL比よりも大きい。サイズの大きいトランジスタTr1は、相対的に利得が大きく、相対的に小さな高周波信号を増幅するのに適しており、低いNF値が求められる場合が多い。サイズの小さいトランジスタTr2は、相対的に利得が小さく、相対的に大きな高周波信号を増幅するのに適しており、低いNF値が求められない場合が多い。なお、トランジスタTr1およびTr2がバイポーラトランジスタである場合には、トランジスタTr1およびTr2のサイズはそれぞれのベースのWL比(ベース幅とベース長との比)により比較してもよい。
インダクタL1、L2およびL3は、入力端子t1と、トランジスタTr1およびTr2の並列接続の入力端子t1側の接続点N1との間に設けられるインダクタの一例である。接続点N1は、トランジスタTr1のゲートとトランジスタTr2のゲートとの接続点である。入力端子t1と接続点N1との間に設けられるインダクタは、入力端子t1と接続点N1とを結ぶ経路上に配置されるインダクタであってもよいし、当該経路上のノードとグランドとの間に接続されるインダクタであってもよい。
インダクタL1は、入力端子t1と接続点N1とを結ぶ経路上に配置される。インダクタL1は、トランジスタTr1およびTr2の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。インダクタL1は、トランジスタTr1およびTr2が形成された半導体基板にコイル状またはスパイラル状に形成されてもよい。
インダクタL2は、入力端子t1と接続点N1とを結ぶ経路上において、インダクタL1と直列に接続される。インダクタL2は、トランジスタTr1およびTr2の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。インダクタL2は、トランジスタTr1およびTr2が形成された半導体基板にコイル状またはスパイラル状に形成されてもよい。
インダクタL3は、入力端子t1と接続点N1とを結ぶ経路上のノード(具体的には、インダクタL1とインダクタL2とを結ぶ経路上のノード)とグランドとの間に接続される。インダクタL3は、トランジスタTr1およびTr2の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。インダクタL3は、トランジスタTr1およびTr2が形成された半導体基板にコイル状またはスパイラル状に形成されてもよい。
キャパシタC1は、接続点N1とトランジスタTr1のゲートとを結ぶ経路上に配置される。キャパシタC1は、トランジスタTr1の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。また、キャパシタC1は、バイアス端子t3に入力されたバイアスが入力端子t1へ漏れることを阻止するDCカット用のキャパシタとして機能する。キャパシタC1は、トランジスタTr1およびTr2が形成された半導体基板に形成されてもよい。
キャパシタC2は、接続点N1とトランジスタTr2のゲートとを結ぶ経路上に配置される。キャパシタC2は、トランジスタTr2の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。また、キャパシタC2は、バイアス端子t4に入力されたバイアスが入力端子t1へ漏れることを阻止するDCカット用のキャパシタとして機能する。キャパシタC2は、トランジスタTr1およびTr2が形成された半導体基板に形成されてもよい。
キャパシタC1のキャパシタンスとキャパシタC2のキャパシタンスとは異なる。例えば、互いにキャパシタンスが異なるキャパシタC1およびC2は、電極の形状または大きさが異なっている。キャパシタンスが異なるとは、例えば、一方のキャパシタのキャパシタンスが他方のキャパシタのキャパシタンスに対して5%以上異なることを意味する。言い換えると、一方のキャパシタのキャパシタンスと他方のキャパシタのキャパシタンスとの差が5%未満の場合は、各キャパシタのキャパシタンスが同じであるとしてもよい。例えば、サイズの大きいトランジスタTr1に接続されるキャパシタC1のキャパシタンスは、サイズの小さいトランジスタTr2に接続されるキャパシタC2のキャパシタンスよりも大きい。
また、配線はインダクタンス成分を有するため、接続点N1とキャパシタC1とを接続する配線および接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線をインピーダンス整合のために用いることができる。このとき、例えば、接続点N1とキャパシタC1とを接続する配線の配線長は、接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線の配線長よりも短くてもよい。つまり、接続点N1とキャパシタC1とを接続する配線のインダクタンス成分は、接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線のインダクタンス成分よりも小さくてもよい。
キャパシタC3は、トランジスタTr1およびトランジスタTr2の並列接続の出力端子t2側の接続点N2と、出力端子t2とを結ぶ経路上に配置される。接続点N2は、トランジスタTr1のドレインとトランジスタTr2のドレインとの接続点である。キャパシタC3は、トランジスタTr1およびTr2の出力インピーダンスの整合のための出力整合回路を構成する。また、キャパシタC3は、電源Vddからの直流電流が出力端子t2へ漏れることを阻止するDCカット用のキャパシタとしても機能する。
キャパシタC4は、接続点N2と電源Vddとを結ぶ経路上に配置される。キャパシタC4は、トランジスタTr1およびTr2の出力インピーダンスの整合のための出力整合回路を構成する。
インダクタL4は、接続点N2と電源Vddとを結ぶ経路上で、キャパシタC4と並列に接続される。インダクタL4は、トランジスタTr1およびTr2の出力インピーダンスの整合のための出力整合回路を構成する。また、インダクタL4は、電源Vddに接続されるチョークインダクタとしても機能する。
キャパシタC5は、電源Vddとグランドとの間に接続される。キャパシタC5は、バイパスコンデンサとして機能するが、トランジスタTr1およびTr2の出力インピーダンスの整合のための出力整合回路を構成する場合もある。
インダクタL5は、トランジスタTr1のソースおよびトランジスタTr2のソースとグランドとの間に接続される。インダクタL5は、トランジスタTr1およびTr2の線形性を改善するためのソースデジェネレーションインダクタである。
トランジスタTr1のゲートおよびトランジスタTr2のゲートには、それぞれ、バイアスを供給するためのバイアス抵抗が接続される。
抵抗R1は、トランジスタTr1のゲートとバイアス端子t3とを結ぶ経路上に配置されるバイアス抵抗である。
抵抗R2は、トランジスタTr2のゲートとバイアス端子t4とを結ぶ経路上に配置されるバイアス抵抗である。
増幅器10では、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタが切り替えられてもよい。例えば、トランジスタTr1が増幅に用いられ、かつ、トランジスタTr2が増幅に用いられなくてもよいし、トランジスタTr2が増幅に用いられ、かつ、トランジスタTr1が増幅に用いられなくてもよい。あるいは、トランジスタTr1およびTr2の両方が増幅に用いられてもよい。
例えば、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタを切り替える方法として、バイアスの制御を用いる方法がある。
トランジスタのゲートにバイアスを供給しないことで、当該トランジスタが駆動しないようにすることができる。例えば、トランジスタTr1のゲートにバイアスを供給し、トランジスタTr2のゲートにバイアスを供給しないようにすることで、トランジスタTr1を用いて高周波信号を増幅することができる。例えば、トランジスタTr2のゲートにバイアスを供給し、トランジスタTr1のゲートにバイアスを供給しないようにすることで、トランジスタTr2を用いて高周波信号を増幅することができる。例えば、トランジスタTr1およびTr2のゲートにバイアスを供給することで、トランジスタTr1およびTr2の両方を用いて高周波信号を増幅することができる。なお、トランジスタTr1およびTr2の両方を用いた増幅を行う際に、トランジスタTr1のゲートに供給されるバイアスとトランジスタTr2のゲートに供給されるバイアスとが異なっていてもよい。
なお、トランジスタTr1を用いた増幅を行うときに、トランジスタTr1に供給されるバイアスよりも小さい微小なバイアスがトランジスタTr2に供給されてもよいし、トランジスタTr2を用いた増幅を行うときに、トランジスタTr2に供給されるバイアスよりも小さい微小なバイアスがトランジスタTr1に供給されてもよい。
また、例えば、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタを切り替える方法として、スイッチの制御を用いる方法もあるが、これについては後述する。
また、トランジスタTr1は、バイポーラトランジスタであってもよい。この場合、第1制御端子はベースとなり、第1端子はエミッタとなり、第2端子はコレクタとなる。また、トランジスタTr2は、バイポーラトランジスタであってもよい。この場合、第2制御端子はベースとなり、第3端子はエミッタとなり、第4端子はコレクタとなる。上記の説明および以下の説明においてゲートとしているところをベースに置き換えてもよく、ソースとしているところをエミッタに置き換えてもよく、ドレインとしているところをコレクタに置き換えてもよい。
[効果等]
増幅回路1は、入力端子t1と、出力端子t2と、入力端子t1と出力端子t2との間に設けられ、並列に接続されたトランジスタTr1およびTr2と、キャパシタC1と、キャパシタC2とを有する増幅器10と、インダクタL1、L2またはL3と、を備える。トランジスタTr1は、入力端子t1に接続されたゲート、グランドに接続されたソース、および、出力端子t2に接続されたドレインを有し、トランジスタTr2は、入力端子t1に接続されたゲート、グランドに接続されたソース、および、出力端子t2に接続されたドレインを有する。インダクタL1、L2またはL3は、入力端子t1と、トランジスタTr1およびTr2の並列接続の入力端子t1側の接続点N1との間に設けられる。キャパシタC1は、接続点N1とトランジスタTr1のゲートとを結ぶ経路上に配置され、キャパシタC2は、接続点N1とトランジスタTr2のゲートとを結ぶ経路上に配置され、キャパシタC1のキャパシタンスとキャパシタC2のキャパシタンスとは異なる。
これによれば、キャパシタC1およびC2のうちのいずれか一方のキャパシタのキャパシタンスを小さくしているため、キャパシタC1およびC2のキャパシタンスを一様に大きくするときよりも、回路の大型化を抑制できる。また、キャパシタC1およびC2のうちのいずれか一方のキャパシタのキャパシタンスを大きくしているため、NF値の劣化を抑制できる。
このように、キャパシタC1のキャパシタンスとキャパシタC2のキャパシタンスとを異ならせることで、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路1を実現できる。
例えば、トランジスタTr1のサイズは、トランジスタTr2のサイズよりも大きくてもよく、キャパシタC1のキャパシタンスは、キャパシタC2のキャパシタンスよりも大きくてもよい。
サイズの大きいトランジスタTr1は、相対的に利得が大きく、相対的に小さな高周波信号を増幅するのに適しており、低いNF値が求められる場合が多い。このため、トランジスタTr1に接続されるキャパシタC1のキャパシタンスを大きくすることで、低いNF値を実現できる。一方で、サイズの小さいトランジスタTr2は、相対的に利得が小さく、相対的に大きな高周波信号を増幅するのに適しており、低いNF値が求められない場合が多い。このため、トランジスタTr2に接続されるキャパシタC2のキャパシタンスを小さくすることができる。これにより、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを効果的に行うことができる。
例えば、接続点N1とキャパシタC1とを接続する配線の配線長は、接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線の配線長よりも短くてもよい。
これによれば、キャパシタC2のキャパシタンスを小さくしている分、トランジスタTr2の入力インピーダンスの整合のために不足するインダクタンス成分を、接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線の配線長を長くすることで補うことができる。
例えば、増幅器10では、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタが切り替えられてもよい。
これによれば、状況に応じて、トランジスタTr1およびTr2のうちから最適なトランジスタを増幅に用いることができる。
例えば、相対的に小さな高周波信号を増幅する際にサイズの大きなトランジスタTr1が増幅に用いられ、低いNF値が求められる場合が多い。トランジスタTr1に接続されるキャパシタC1のキャパシタンスは大きいため、インダクタL1、L2またはL3に求められるインダクタンスが小さくなり、制約されたサイズで実現できるQ値を大きくすることができる。このため、相対的に小さな高周波信号を増幅するために必要となる一定以上の利得を保ちながら、キャパシタンスの大きいキャパシタC1によって低いNF値を実現できる。
例えば、相対的に大きな高周波信号を増幅する際にサイズの小さな低消費電流のトランジスタTr2が増幅に用いられ、この場合、低いNF値は求められない場合が多い。低いNF値が求められないため、トランジスタTr2に接続されるキャパシタC2のキャパシタンスは小さくてもよく、低消費電流および回路の小型化を実現できる。
このように、大利得用のトランジスタTr1が増幅に用いられる場合には、トランジスタTr1に接続されるキャパシタC1のキャパシタンスが大きいため、NF値を低くすることができ、小利得用のトランジスタTr2が増幅に用いられる場合には、トランジスタTr2に接続されるキャパシタC2のキャパシタンスが小さいため、回路を小型化することができる。したがって、大利得にも小利得にも対応でき、かつ、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路1を実現できる。
なお、トランジスタTr1およびTr2の両方、さらには、トランジスタTr1およびTr2を含む複数のトランジスタが増幅に用いられてもよく、複数のトランジスタから増幅に用いられるトランジスタが任意に組み合わされることで、任意の利得、NF値および消費電流となる増幅回路を設計することができる。その際に、各トランジスタに接続されるキャパシタのキャパシタンスを異ならせることで、設計の自由度を高めることができる。具体的には、各トランジスタを個別に動作させるとき、または、同時に動作させるときに、それぞれ最適な入力インピーダンスとなるように各キャパシタのキャパシタンスを調整することができる。
例えば、トランジスタTr1のゲートおよびトランジスタTr2のゲートには、それぞれ、バイアスを供給するための抵抗R1およびR2が接続されてもよい。
バイアスを供給するための抵抗R1およびR2ならびにキャパシタC1およびC2により、回路の起動時間またはスイッチの制御の切り替え時間等の時定数が決まる。本発明では、キャパシタC1およびC2のうちのいずれか一方のキャパシタのキャパシタンスを小さくしているため、キャパシタC1およびC2のキャパシタンスを一様に大きくするときよりも、時定数を小さくすることができ、回路の起動時間またはスイッチの制御の切り替え時間等を短くすることができる。
例えば、トランジスタTr1およびトランジスタTr2ならびにキャパシタC1およびC2は、半導体基板に形成されてもよい。
これによれば、キャパシタC1およびC2を半導体基板に形成することで、キャパシタC1およびC2のサイズを小さくすることができ、ひいては増幅回路1を小型化することができる。
例えば、インダクタL1、L2またはL3は、半導体基板にコイル状に形成されてもよい。
半導体基板に形成されたコイル状のインダクタは、外付けで形成される場合と同じインダクタンス(具体的には同じ巻き数)となるように形成される場合、制約されたサイズにおいて巻き数を多くするために、線幅が小さくなってQ値が小さくなりやすい。しかし、本発明では、そもそも必要なインダクタンスを小さくすることができるため、それほど巻き数を増やさなくてもよく、インダクタを半導体基板に形成しても問題となりにくい。言い換えると、本発明では、インダクタを半導体基板に形成するという選択肢を増やすことができる。よって、インダクタL1、L2またはL3が半導体基板にコイル状に形成されている場合には、本発明を有用に適用することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について、図2を用いて説明する。
[回路構成]
図2は、実施の形態2に係る増幅回路1aの一例を示す回路構成図である。
実施の形態2に係る増幅回路1aは、増幅器10の代わりに増幅器10aを備える点が、実施の形態1に係る増幅回路1と異なる。その他の点は、実施の形態1におけるもの同じであるため、説明は省略する。また、増幅器10aについても、スイッチSW1およびSW2をさらに備える点が、実施の形態1に係る増幅器10と異なり、その他の点は、実施の形態1におけるもの同じであるため、説明は省略する。
スイッチSW1は、トランジスタTr1のソースに接続され、スイッチSW2は、トランジスタTr2のソースに接続される。
例えば、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタを切り替える方法として、スイッチの制御を用いる方法がある。
スイッチSW1は、トランジスタTr1のソースとグランドとを結ぶ経路上に配置されたシリーズスイッチであり、スイッチSW2は、トランジスタTr2のソースとグランドとを結ぶ経路上に配置されたシリーズスイッチである。例えば、スイッチSW1を導通状態にし、スイッチSW2を非導通状態にすることで、トランジスタTr1を用いて高周波信号を増幅することができる。例えば、スイッチSW1を非導通状態にし、スイッチSW2を導通状態にすることで、トランジスタTr2を用いて高周波信号を増幅することができる。例えば、スイッチSW1およびSW2を導通状態にすることで、トランジスタTr1およびTr2の両方を用いて高周波信号を増幅することができる。
このように、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタが、スイッチの制御によって切り替えられてもよい。なお、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタを切り替える方法として、バイアスの制御を用いる方法およびスイッチの制御を用いる方法の両方が用いられてもよい。例えば、トランジスタTr1が増幅に用いられる場合、トランジスタTr1のゲートにバイアスが供給され、かつ、スイッチSW1が導通状態にされてもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について、図3を用いて説明する。
[回路構成]
図3は、実施の形態3に係る増幅回路1bの一例を示す回路構成図である。
実施の形態3に係る増幅回路1bは、増幅器10の代わりに増幅器10bを備え、バイアス端子t5、抵抗R3およびキャパシタC6をさらに備える点が、実施の形態1に係る増幅回路1と異なる。その他の点は、実施の形態1におけるもの同じであるため、説明は省略する。また、増幅器10bについても、トランジスタTr3をさらに備える点が、実施の形態1に係る増幅器10と異なり、その他の点は、実施の形態1におけるもの同じであるため、説明は省略する。
バイアス端子t5は、バイアスが入力される端子である。
トランジスタTr3は、トランジスタTr1およびトランジスタTr2にカスコード接続された第3トランジスタの一例である。例えば、トランジスタTr3は、接続点N2と出力端子t2とを結ぶ経路上に配置され、トランジスタTr1、Tr2およびTr3はカスコード増幅器を構成する。例えば、トランジスタTr3は、MOSFETである。トランジスタTr1およびTr2のそれぞれのドレインは、トランジスタTr3を介して出力端子t2に接続される。
トランジスタTr3のゲートは、抵抗R3を介してバイアス端子t5に接続され、キャパシタC6を介してグランドに接続される。トランジスタTr3のソースは、トランジスタTr1のドレインおよびトランジスタTr2のドレインに接続される。トランジスタTr3のドレインは、キャパシタC3を介して出力端子t2に接続され、インダクタL4およびキャパシタC4を介して電源Vddに接続される。
キャパシタC6は、トランジスタTr3のゲートとバイアス端子t5とを結ぶ経路上のノードとグランドの間に接続されるバイパスコンデンサである。
抵抗R3は、トランジスタTr3のゲートとバイアス端子t5とを結ぶ経路上に配置されるバイアス抵抗である。
なお、トランジスタTr3は、トランジスタTr1のドレインと接続点N2とを結ぶ経路上に配置されてもよく、トランジスタTr1およびTr3がカスコード増幅器を構成してもよい。また、トランジスタTr3は、トランジスタTr2のドレインと接続点N2とを結ぶ経路上に配置されてもよく、トランジスタTr2およびTr3がカスコード増幅器を構成してもよい。
なお、トランジスタTr3は、バイポーラトランジスタであってもよく、上記の説明および以下の説明においてトランジスタTr3のゲート、ソースおよびドレインをベース、エミッタおよびコレクタと置き換えることができる。
[効果等]
例えば、増幅器10bは、トランジスタTr1およびTr2にカスコード接続されたトランジスタTr3をさらに備えていてもよい。
これによれば、より大きな利得が得られる増幅回路1bを実現できる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について、図4を用いて説明する。
[回路構成]
図4は、実施の形態4に係る増幅回路1cの一例を示す回路構成図である。
実施の形態4に係る増幅回路1cは、増幅器10bの代わりに増幅器10cを備え、インダクタL1、L2およびL3の代わりにインダクタL6を備え、バイアス端子t6および抵抗R4をさらに備える点が、実施の形態3に係る増幅回路1bと異なる。その他の点は、実施の形態3におけるもの同じであるため、説明は省略する。また、増幅器10cについても、トランジスタTr4およびキャパシタC7をさらに備える点が、実施の形態3に係る増幅器10bと異なり、その他の点は、実施の形態3におけるもの同じであるため、説明は省略する。
バイアス端子t6は、バイアスが入力される端子である。
トランジスタTr4は、入力端子t1と出力端子t2とを結ぶ経路上に配置される。例えば、トランジスタTr4は、MOSFETである。
トランジスタTr4のゲートは、インダクタL6およびキャパシタC7を介して入力端子t1に接続され、抵抗R4を介してバイアス端子t6に接続される。なお、実施の形態4では、トランジスタTr1のゲートは、インダクタL6およびキャパシタC1を介して入力端子t1に接続され、トランジスタTr2のゲートは、インダクタL6およびキャパシタC2を介して入力端子t1に接続される。トランジスタTr4のソースは、インダクタL5を介してグランドに接続される。トランジスタTr4のドレインは、トランジスタTr3およびキャパシタC3を介して出力端子t2に接続され、トランジスタTr3、インダクタL4およびキャパシタC4を介して電源Vddに接続される。
トランジスタTr1のゲートとトランジスタTr2のゲートとトランジスタTr4のゲートとが接続され、トランジスタTr1のドレインとトランジスタTr2のドレインとトランジスタTr4のドレインとが接続されることで、トランジスタTr1とトランジスタTr2とトランジスタTr4とは並列に接続される。
インダクタL6は、入力端子t1と、トランジスタTr1、Tr2およびTr4の並列接続の入力端子t1側の接続点N1との間に設けられるインダクタの一例である。インダクタL6は、入力端子t1と接続点N1とを結ぶ経路上に配置される。インダクタL6は、トランジスタTr1、Tr2およびTr4の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。このように、1つのインダクタL6が入力端子t1と接続点N1との間に設けられてもよい。
キャパシタC7は、接続点N1とトランジスタTr4のゲートとを結ぶ経路上に配置される。キャパシタC7は、トランジスタTr4の入力インピーダンスの整合のための入力整合回路を構成する。また、キャパシタC7は、バイアス端子t6に入力されたバイアスが入力端子t1へ漏れることを阻止するDCカット用のキャパシタとして機能する。
キャパシタC1のキャパシタンスとキャパシタC2のキャパシタンスとキャパシタC7のキャパシタンスとは異なる。
抵抗R4は、トランジスタTr4のゲートとバイアス端子t6とを結ぶ経路上に配置されるバイアス抵抗である。
なお、トランジスタTr4は、バイポーラトランジスタであってもよく、上記の説明および以下の説明においてトランジスタTr4のゲート、ソースおよびドレインをベース、エミッタおよびコレクタと置き換えることができる。
実施の形態4に係る増幅回路1cのように、並列に接続された3つ以上のトランジスタが備えられていてもよく、この場合であっても、実施の形態1等と同じように、各トランジスタに接続されたキャパシタのキャパシタンスを異ならせることで、NF値の劣化の抑制と回路の大型化の抑制とを両立しやすい増幅回路を実現できる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明に係る増幅回路について、実施の形態を挙げて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、上記実施の形態に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明に係る増幅回路を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、トランジスタTr1のサイズは、トランジスタTr2のサイズよりも大きく、キャパシタC1のキャパシタンスは、キャパシタC2のキャパシタンスよりも大きい例について説明したが、これに限らない。例えば、トランジスタTr1のサイズがトランジスタTr2のサイズよりも大きい場合に、キャパシタC1のキャパシタンスは、キャパシタC2のキャパシタンスよりも小さくてもよい。
例えば、上記実施の形態では、接続点N1とキャパシタC1とを接続する配線の配線長が、接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線の配線長よりも短い例について説明したが、これに限らない。例えば、接続点N1とキャパシタC1とを接続する配線の配線長は、接続点N1とキャパシタC2とを接続する配線の配線長よりも長くてもよいし、同じ長さであってもよい。
例えば、上記実施の形態では、トランジスタTr1およびTr2のうちから増幅に用いられるトランジスタが切り替えられる例について説明したが、増幅に用いられるトランジスタが切り替えられなくてもよい。
例えば、上記実施の形態では、トランジスタTr1およびTr2ならびにキャパシタC1およびC2が、半導体基板に形成される例について説明したが、トランジスタTr1およびTr2ならびにキャパシタC1およびC2は、半導体基板に形成されなくてもよい。
例えば、上記実施の形態では、インダクタL1、L2またはL3が半導体基板にコイル状に形成される例について説明したが、インダクタL1、L2またはL3は、半導体基板にコイル状に形成されなくてもよい。
本発明は、高周波信号を増幅する増幅回路として、携帯電話等の通信機器に広く利用できる。
1、1a、1b、1c 増幅回路
10、10a、10b、10c 増幅器
C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7 キャパシタ
L1、L2、L3、L4、L5、L6 インダクタ
N1、N2 接続点
R1、R2、R3、R4 抵抗
t1 入力端子
t2 出力端子
t3、t4、t5、t6 バイアス端子
SW1、SW2 スイッチ
Tr1、Tr2、Tr3、Tr4 トランジスタ
Vdd 電源

Claims (8)

  1. 入力端子と、
    出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に設けられ、並列に接続された第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1キャパシタと、第2キャパシタとを有する増幅器と、
    インダクタと、を備え、
    前記第1トランジスタは、前記入力端子に接続された第1制御端子、グランドに接続された第1端子、および、前記出力端子に接続された第2端子を有し、
    前記第2トランジスタは、前記入力端子に接続された第2制御端子、グランドに接続された第3端子、および、前記出力端子に接続された第4端子を有し、
    前記インダクタは、前記入力端子と、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタの並列接続の前記入力端子側の接続点との間に設けられ、
    前記第1キャパシタは、前記接続点と前記第1制御端子とを結ぶ経路上に配置され、
    前記第2キャパシタは、前記接続点と前記第2制御端子とを結ぶ経路上に配置され、
    前記第1キャパシタのキャパシタンスと前記第2キャパシタのキャパシタンスとは異なる、
    増幅回路。
  2. 前記第1トランジスタのサイズは、前記第2トランジスタのサイズよりも大きく、
    前記第1キャパシタのキャパシタンスは、前記第2キャパシタのキャパシタンスよりも大きい、
    請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記接続点と前記第1キャパシタとを接続する配線の配線長は、前記接続点と前記第2キャパシタとを接続する配線の配線長よりも短い、
    請求項2に記載の増幅回路。
  4. 前記増幅器では、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのうちから増幅に用いられるトランジスタが切り替えられる、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の増幅回路。
  5. 前記第1制御端子および前記第2制御端子には、それぞれ、バイアスを供給するためのバイアス抵抗が接続される、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の増幅回路。
  6. 前記増幅器は、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタにカスコード接続された第3トランジスタをさらに備える、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の増幅回路。
  7. 前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第1キャパシタおよび前記第2キャパシタは、半導体基板に形成される、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の増幅回路。
  8. 前記インダクタは、半導体基板にコイル状に形成される、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の増幅回路。
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