JP2022101741A - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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【課題】ゲート容量とキャパシタ容量の比を適切な大きさにすること。【解決手段】絶縁膜を間に挟んで積層方向に積層された複数の第1電極と、前記複数の第1電極と前記絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部内に前記複数の第1電極の側面上に設けられた強誘電体膜と、前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向して設けられた複数の第2電極と、を含む複数の強誘電体キャパシタと、前記複数の第2電極と、前記複数の第2電極各々の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜と、前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んで設けられたチャネル層と、を含む複数のトランジスタと、を備える半導体記憶装置。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法に関する。
強誘電体の残留分極の方向を用いて情報を記憶する強誘電体メモリ(FeRAM:Ferroelectric Random Access Memory)が知られている。FeRAMの1つとして、トランジスタのゲート電極に強誘電体キャパシタが直列に接続された強誘電体メモリ電界効果トランジスタ(FeMFET:Ferroelectric Memory Field Effect Transistor)が知られている。FeMFETにおいて、強誘電体キャパシタに十分な電圧が印加されるように、トランジスタのチャネルを複数の面に亘って立体的に形成することが知られている(例えば特許文献1)。
また、1つのトランジスタと1つの強誘電体キャパシタとが並列に接続されたメモリセルを3次元に積層させたFeRAMが知られている(例えば特許文献2)。
(例えば特許文献2)。
特開2019-179827号公報 特開2018-037441号公報
トランジスタのゲート電極上に強誘電体キャパシタが設けられたFeMFETにおいても、3次元構造にして高集積化することが望ましい。この場合においても、トランジスタのゲート容量と強誘電体キャパシタの容量の比が適切な大きさになり、強誘電体キャパシタに十分な大きさの電圧が印加されるようにすることが望ましい。
1つの側面では、ゲート容量とキャパシタ容量の比を適切な大きさにすることが可能な半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、絶縁膜を間に挟んで積層方向に積層された複数の第1電極と、前記複数の第1電極と前記絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部内に前記複数の第1電極の側面上に設けられた強誘電体膜と、前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向して設けられた複数の第2電極と、を含む複数の強誘電体キャパシタと、前記複数の第2電極と、前記複数の第2電極各々の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜と、前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んで設けられたチャネル層と、を含む複数のトランジスタと、を備える半導体記憶装置である。
1つの態様では、複数の第1電極と複数の絶縁膜を積層方向に交互に積層する工程と、前記複数の第1電極と前記複数の絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部を形成する工程と、前記開口部内において前記複数の第1電極の側面上に強誘電体膜を形成する工程と、前記開口部内において前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向する複数の第2電極を形成する工程と、前記開口部内において前記複数の第2電極各々の複数の面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記開口部内において前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んでチャネル層を形成する工程と、を備える半導体記憶装置の製造方法である。
1つの側面として、ゲート容量とキャパシタ容量の比を適切な大きさにすることができる。
図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の断面図である。 図2は、図1の領域Rの斜視図である。 図3(a)は、図1のA-A間の断面図、図3(b)は、図1のB-B間の断面図である。 図4は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の等価回路図である。 図5(a)から図5(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図6(a)から図6(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図7(a)から図7(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図8は、第2の実施形態に係る半導体記憶装置の断面図である。 図9は、実施例に係る半導体装置の斜視図である。 図10は、実施例に係る半導体装置の断面図である。 図11は、実施例に係る半導体装置の等価回路図である。 図12(a)から図12(c)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その1)である。 図13(a)から図13(c)は、実施例に係る半導体記装置の製造方法を示す図(その2)である。 図14(a)から図14(c)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その3)である。 図15(a)から図15(c)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その4)である。 図16(a)から図16(c)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その5)である。 図17(a)及び図17(b)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その6)である。 図18(a)及び図18(b)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その7)である。 図19(a)及び図19(b)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その8)である。 図20(a)及び図20(b)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図(その9)である。 図21(a)及び図21(b)は、ゲート絶縁膜が電極から離れていることの効果を示す図である。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の断面図である。図2は、図1の領域Rの斜視図である。図1及び図2のように、第1の実施形態の半導体記憶装置10は、絶縁膜21を間に挟んで複数の電極20が積層方向に積層されている。複数の電極20及び複数の絶縁膜21を積層方向に貫通する複数の開口部22が形成され、開口部22内に複数の強誘電体膜23、複数の電極24、ゲート絶縁膜25、チャネル層26、及び絶縁膜27が設けられている。
絶縁膜21は、電極20よりも開口部22の中心側に突出している。言い換えると、隣接する開口部22の間において、絶縁膜21の幅W2は電極20の幅W1よりも大きい。なお、第2の実施形態に示すが、電極20と絶縁膜21の幅が同じ場合でもよい。電極20の幅W1は例えば50nm~100nm、絶縁膜21の幅W2は例えば50nm~300nm、絶縁膜21が電極20よりも突出した長さL1は例えば0nm~200nmである。電極20は、配線を介してトランジスタに電気的に接続される。電極20は、例えばN型多結晶シリコン、コバルトシリサイド、又はニッケルシリサイドなどで形成される。電極20の厚さは例えば25nm~50nmである。絶縁膜21は、例えば酸化シリコン(SiO)又はフッ素添加酸化シリコン(SiOF)などで形成される。絶縁膜21の厚さは例えば20nm~40nmである。
強誘電体膜23は、開口部22内において電極20が絶縁膜21に対して凹んだ凹部28の内面上に設けられ、開口部22の内面に沿った環状形状をしている。強誘電体膜23は、例えば凹部28の底面及び側面の全面を覆っている。強誘電体膜23は絶縁膜21の側面上には設けられてなく、複数の凹部28各々に設けられた強誘電体膜23は互いに離れている。なお、強誘電体膜23は、絶縁膜21の側面上にも設けられ、凹部28の内面を覆いつつ積層方向に延びていてもよい。すなわち、複数の電極20各々に対応して複数の強誘電体膜23が設けられている場合に限られず、複数の電極20に対して1つの強誘電体膜23が設けられている場合でもよい。
強誘電体膜23は、自発的に分極しかつ残留分極の方向を外部電界にて制御可能な材料で形成される。例えば酸化ハフニウム(HfO)、ハフニウム・シリコン酸化物(HfSiO)、又はハフニウム・ジルコニウム酸化物(HfZrO膜)などのハフニウム酸化物、若しくはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)又はタンタル酸ビスマス酸ストロンチウム(SBT)などのペロブスカイト構造の強誘電体材料で形成される。強誘電体膜23がハフニウム酸化物である場合、強誘電体膜23の厚さは例えば5nm~20nmである。強誘電体膜23がペロブスカイト構造の強誘電体材料の場合、強誘電体膜23の厚さは例えば30nm~80nmである。
電極24は、開口部22内において強誘電体膜23を間に挟んで電極20に対向して設けられ、開口部22の内面に沿った環状形状をしている。電極24は、複数の電極20各々に対応して複数設けられている。電極24は、凹部28を埋め込むように設けられ、絶縁膜21よりも開口部22の中心側に突出している。電極24の高さHは例えば5nm~45nmであり、電極24が絶縁膜21よりも突出した長さL2は例えば25nm~135nmである。電極24は、配線と接続されてなく、電位が独立したフローティング状態となっている。電極24は、例えばN型多結晶シリコン、窒化チタン、タンタル、又は窒化タンタルなどで形成される。
ゲート絶縁膜25は、開口部22内において複数の電極24各々の凹部28から突出した部分における複数の面上に設けられている。ゲート絶縁膜25は、例えば複数の電極24各々の凹部28から突出した部分における複数の面全面を覆っている。ゲート絶縁膜25は、積層方向に延びた凸凹の管状であり、複数の電極24各々の複数の面上と絶縁膜21の側面上に設けられている。ゲート絶縁膜25は、凹部28の上端において強誘電体膜23に接している。なお、ゲート絶縁膜25は、絶縁膜21の側面上に設けられていない場合でもよい。この場合、複数の電極24各々に対応する複数のゲート絶縁膜25が設けられることになる。ゲート絶縁膜25は、例えば酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(Si)、酸窒化シリコン(SiON)、又は酸化ハフニウム(HfO)などで形成される。ゲート絶縁膜25の厚さは例えば2nm~15nmである。
チャネル層26は、開口部22内において複数の電極24各々の凹部28から突出した部分における複数の面上にゲート絶縁膜25を間に挟んで設けられている。チャネル層26は、積層方向に延びた凸凹の管状であり、ゲート絶縁膜25の全面を覆っている。チャネル層26は、例えばN型多結晶シリコン、アモルファスシリコン、又はIGZO(In-Ga-Zn-O)などで形成される。チャネル層26の厚さは例えば10nm~25nmである。チャネル層26の比抵抗は、例えば1×10-6Ω・m~1×10-5Ω・mである。
絶縁膜27は、開口部22内において管状のチャネル層26の内側の空隙を埋め込むように設けられている。絶縁膜27は、例えば酸化シリコン(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、又は窒化シリコン(Si)などで形成される。
図3(a)は、図1のA-A間の断面図、図3(b)は、図1のB-B間の断面図である。図3(a)及び図3(b)のように、強誘電体膜23、電極24、ゲート絶縁膜25、チャネル層26、及び絶縁膜27が内部に設けられた複数の開口部22は、平面視において縦横に並んだ格子状に設けられている。また、開口部22は、平面視において略円形状をしている。強誘電体膜23、電極24、ゲート絶縁膜25、及びチャネル層26は、絶縁膜27を中心とした同心円環状に配置されている。強誘電体膜23、電極24、ゲート絶縁膜25、チャネル層26、及び絶縁膜27が設けられた領域以外の領域は電極20又は絶縁膜21となっている。
図1のように、複数の電極20と、複数の電極20に対応した複数の強誘電体膜23と、強誘電体膜23を間に挟んで複数の電極20に対向した複数の電極24と、によって複数の強誘電体キャパシタ15が形成されている。また、複数の電極24とゲート絶縁膜25とチャネル層26によって複数の電界効果トランジスタ16が形成されている。電界効果トランジスタ16は、電極24の複数の面上にゲート絶縁膜25とチャネル層26が設けられているため、チャネルが立体的に形成されている。
このように、電界効果トランジスタ16の電極24(ゲート電極)に強誘電体キャパシタ15が直列に接続されていることから、メモリセル17は強誘電体メモリ電界効果トランジスタ(FeMFET:Ferroelectric Memory Field Effect Transistor)である。
図4は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の等価回路図である。図4のように、強誘電体メモリ電界効果トランジスタ(FeMFET)である複数のメモリセル17が直列に接続されたメモリブロック12の一端はビット線30に電気的に接続され、他端はソース線31に電気的に接続される。
(製造方法)
図5(a)から図7(c)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図である。図5(a)のように、半導体基板上に、例えばスパッタリング法又は化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法などを用いて、複数の電極20と複数の絶縁膜21を交互に堆積する。電極20の厚さは例えば25nm~50nmであり、絶縁膜21の厚さは例えば20nm~40nmである。
図5(b)のように、例えばドライエッチングなどの異方性エッチングを用いて、複数の電極20と複数の絶縁膜21を貫通する複数の開口部22を形成する。図5(b)の段階では、開口部22は、円柱形状であり、直径Dが例えば25nm~50nmである。
図5(c)のように、例えばマイクロ波を用いたケミカルドライエッチング又はウエットエッチングなどの等方性エッチングを用い、電極20が絶縁膜21よりも高選択でエッチングされるような条件で、開口部22内から電極20をサイドエッチングする。一例として、エッチングガスとして80ml/分のCFガスと20ml/分の流量のOガスとの混合ガスを用い、0.7Torrの雰囲気下で温度70℃、印加電力1300Wの条件にてマイクロ波ケミカルドライエッチングを行う。エッチング後における電極20の間隔L3は例えば100nm~300nmである。
図6(a)のように、例えば原子層堆積(ALD:Atomic Layer Deposition)法を用いて強誘電体膜23を堆積する。これにより、強誘電体膜23が開口部22の内面に沿って形成される。すなわち、強誘電体膜23は、開口部22内における電極20の側面並びに絶縁膜21の上下面及び側面を覆って形成される。強誘電体膜23の厚さは例えば5nm~20nmである。
図6(b)のように、例えばCVD法を用いて電極24を堆積する。これにより、電極24が開口部22内において強誘電体膜23上に形成される。電極24によって開口部22を完全に埋め込むようにはせず、開口部22の中心付近には電極24が形成されていない空隙を残す。絶縁膜21の側面上における電極24の厚さTは、例えば10nm~25nmである。
図6(c)のように、例えば異方性エッチング又は等方性エッチングを用いて、絶縁膜21の側面上の強誘電体膜23が露出するように電極24を除去する。
図7(a)のように、例えばマイクロ波を用いたケミカルドライエッチング又はウエットエッチングなどの等方性エッチングを用い、強誘電体膜23及び絶縁膜21が電極24よりも高選択でエッチングされるような条件で、開口部22内から強誘電体膜23及び絶縁膜21をサイドエッチングする。一例として、フルオロカーボンを含む混合ガスを用いた等方性ドライエッチング、又は弗酸若しくはフッ化物を含む溶液による等方性ウエットエッチングを行う。エッチング後における絶縁膜21の間隔L4は例えば90nm~290nmである。
図7(b)のように、例えばALD法を用いてゲート絶縁膜25を堆積する。これにより、ゲート絶縁膜25が開口部22の内面に沿って形成される。すなわち、ゲート絶縁膜25は、開口部22内における電極24の上下面及び側面並びに絶縁膜21の側面を覆って形成される。ゲート絶縁膜25の厚さは例えば2nm~15nmである。
図7(c)のように、例えばALD法を用いてチャネル層26を堆積する。これにより、チャネル層26が開口部22の内面に沿って形成される。すなわち、チャネル層26は、開口部22内におけるゲート絶縁膜25の表面を覆って形成される。チャネル層26の厚さは例えば10nm~25nmである。その後、図1のように、例えばCVD法を用いて絶縁膜27を堆積することで、開口部22内の空隙が絶縁膜27によって埋め込まれて、半導体記憶装置10が完成する。
第1の実施形態によれば、図1のように、強誘電体キャパシタ15と電界効果トランジスタ16を備えるメモリセル17が複数設けられている。強誘電体キャパシタ15は、電極20(第1電極)と、電極20と絶縁膜21を貫通する開口部22内に電極20の側面上に設けられた強誘電体膜23と、強誘電体膜23を間に挟んで電極20に対向して設けられた電極24(第2電極)と、を含む。電界効果トランジスタ16は、電極24と、電極24の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜25と、電極24の複数の面上にゲート絶縁膜25を間に挟んで設けられたチャネル層26と、を含む。これにより、電界効果トランジスタ16の電極24(ゲート電極)に強誘電体キャパシタ15が直列に接続されたメモリセル17(FeMFET)が3次元に積層された構造が得られ、高集積化を実現できる。
第1の実施形態では、電極20とチャネル層26の間に電圧Vが印加されることで、強誘電体キャパシタ15と電界効果トランジスタ16に電圧が印加される。強誘電体キャパシタ15は、強誘電体膜23が電極20と電極24に挟まれているためにキャパシタ容量Cfが形成される。電界効果トランジスタ16は、ゲート絶縁膜25が電極24とチャネル層26に挟まれているためにゲート容量Ciが形成される。したがって、電極20とチャネル層26の間に電圧Vが印加されると、強誘電体膜23に印加される分配電圧VfはVf=V×(Ci/(Ci+Cf))となり、ゲート絶縁膜25に印加される分配電圧ViはVi=V×(Cf/(Ci+Cf))となる。
一般的に、強誘電体膜23の誘電率はゲート絶縁膜25の誘電率よりも大きい。このため、例えば、電極20と電極24で挟まれた強誘電体膜23の面積と、電極24とチャネル層26で挟まれたゲート絶縁膜25の面積と、が同じ大きさである場合、キャパシタ容量Cfはゲート容量Ciよりも大きくなる。この場合、電極20とチャネル層26の間に印加された電圧Vのうちゲート絶縁膜25に分配される電圧が大きくなり、強誘電体膜23に分極を反転させるのに十分な大きさの電圧が印加されないことが起こり得る。
そこで、第1の実施形態では、電界効果トランジスタ16の電極24(ゲート電極)の複数の面上にゲート絶縁膜25とチャネル層26を設けている。ここで、図2のように、絶縁膜27の中心からチャネル層26のゲート絶縁膜25側の面までの距離をr1、ゲート絶縁膜25の強誘電体膜23側の面までの距離をr2、強誘電体膜23の電極20側の面までの距離をr3とする。電極24の高さをhとする。この場合、強誘電体キャパシタ15において電極20と電極24が強誘電体膜23を間に挟んで対向する面積SfはSf=2π・r3・hとなる。電界効果トランジスタ16において電極24とチャネル層26がゲート絶縁膜25を間に挟んで対向する面積SiはSi=2π・r1・h+2π(r2-r1)となる。すなわち、距離r1、r2、r3の長さを調整することによって面積Sfと面積Siの大きさを調整することができる。つまり、距離r1、r2、r3を適切な長さに設定することで、キャパシタ容量Cfとゲート容量Ciの比を適切な大きさにすることができる。よって、強誘電体膜23に分配される電圧を大きくでき、強誘電体膜23に十分な大きさの電圧を印加することができる。
また、キャパシタ容量Cfとゲート容量Ciの比を適切な大きさにすることで強誘電体膜23に分配される電圧が大きくなるため、電極20とチャネル層26の間に過度に大きな電圧を印加しなくても強誘電体膜23の分極を反転させることができる。電極20とチャネル層26の間に過度に大きな電圧を印加しなくて済むため、デバイスの耐久性の劣化を抑制することができる。
また、電極24が電極20に向かって突き出しているため、電圧Vが印可される電極20がゲート絶縁膜25およびチャネル層26と離れ、電極20の端部でのゲート絶縁膜25にかかる電界強度が低減し、ゲート絶縁膜25のリーク電流や絶縁破壊を抑制できる。
また、第1の実施形態によれば、図5(a)のように、複数の電極20と複数の絶縁膜21を積層方向に交互に積層する。図5(c)のように、電極20と絶縁膜21を積層方向に貫通する開口部22を形成する。図7(a)のように、開口部22内において電極20の側面上に強誘電体膜23を形成するとともに、強誘電体膜23を間に挟んで電極20に対向する電極24を形成する。図7(b)のように、開口部22内において電極24の複数の面上にゲート絶縁膜25を形成する。図7(c)のように、開口部22内において電極24の複数の面上にゲート絶縁膜25を間に挟んでチャネル層26を形成する。これにより、高集積化とともに、キャパシタ容量Cfとゲート容量Ciの比を適切な大きさにすることが可能な半導体記憶装置10を得ることができる。
《第2の実施形態》
図8は、第2の実施形態に係る半導体記憶装置の断面図である。図8のように、第2の実施形態の半導体記憶装置11では、開口部22において電極20の側面と絶縁膜21の側面は同一面となっている。その他の構成は第1の実施形態の図1と同じであるため説明を省略する。
第2の実施形態においても、強誘電体キャパシタ15は、電極20と、電極20と絶縁膜21を貫通する開口部22内で電極20の側面上に設けられた強誘電体膜23と、強誘電体膜23を間に挟んで電極20に対向した電極24と、を含む。電界効果トランジスタ16は、電極24と、電極24の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜25と、電極24の複数の面上にゲート絶縁膜25を間に挟んで設けられたチャネル層26と、を含む。これにより、第1の実施形態と同様に、高集積化が実現できるとともに、キャパシタ容量Cfとゲート容量Ciの比を適切な大きさにすることができるため、強誘電体膜23に十分な大きさの電圧を印加することができる。
図9は、実施例に係る半導体装置の斜視図である。図9のように、実施例に係る半導体装置100は、半導体基板側に複数のソース引出線83が並列に設けられている。ソース引出線83上に設けられる複数のワード引出線82と半導体記憶装置10の上部に設けられる複数の複数のビット引出線81は、それぞれソース引出線83に直交して並列に設けられている。ゲート電極引出線80は、ビット引出線81と反対方向に引き出されている。ゲート電極引出線80、ビット引出線81、ワード引出線82、及びソース引出線83は、それぞれビアを介して配線に接続される。
図10は、実施例に係る半導体装置の断面図である。実施例に係る半導体装置100では、半導体記憶装置10は2層の電極20と3層の絶縁膜21とが積層されている場合を例に示す。図10のように、半導体基板40上に絶縁膜41を介してソース線となる配線層42が設けられている。半導体基板40は例えばシリコン基板であり、絶縁膜41は例えば酸化シリコン膜であり、配線層42は例えばタングステンなどの金属層又はN型多結晶シリコン層である。
配線層42上に、絶縁膜43を介して絶縁膜44と導電層45と絶縁膜46がこの順に積層された積層体47が設けられている。積層体47の一方の側面において、絶縁膜50が設けられ、隣接する積層体47の間は絶縁膜50で埋設されている。積層体47の他方の側面において、ゲート絶縁膜48と導電層49が設けられ、隣接する積層体47の間はゲート絶縁膜48と導電層49で埋設されている。絶縁膜43は例えば窒化シリコン膜であり、絶縁膜44、46、及び50並びにゲート絶縁膜48は例えば酸化シリコン膜であり、導電層45及び49は例えばN型アモルファスシリコン層又はN型多結晶シリコン層である。
導電層45は、ワード線に繋がるゲート電極として機能する。導電層49は、配線層42に接し、チャネル層として機能する。このように、半導体基板40上には縦型トランジスタ60が形成されている。
絶縁膜46、50、ゲート絶縁膜48、及び導電層49上に絶縁膜51が設けられている。絶縁膜51は例えば窒化シリコン膜である。絶縁膜51上に半導体記憶装置10が設けられている。半導体記憶装置10は、第1の実施形態で説明しているため、ここでは説明を省略する。半導体記憶装置10のチャネル層26は、絶縁膜51の開口に埋め込まれ、導電層49に接している。
半導体記憶装置10上に、ビット線となる配線層52がチャネル層26に接して設けられている。半導体記憶装置10上に配線層52を覆う保護膜53が設けられている。配線層52は例えばタングステンなどの金属層であり、保護膜53は例えば酸化シリコン膜などの絶縁膜である。
図11は、実施例に係る半導体装置の等価回路図である。図11のように、複数のメモリセル17が直列に接続されたメモリブロック12の一端はビット線30に接続され、他端は縦型トランジスタ60を介してソース線31に接続される。ビット線30にはビット線選択トランジスタ61が接続される。縦型トランジスタ60のゲート電極(導電層45)にはワード線32を介してワード線選択トランジスタ62が接続される。ソース線31にはソース線選択トランジスタ63が接続される。メモリセル17の強誘電体キャパシタ15の上部電極(電極20)にはゲート選択トランジスタ64が接続される。
(製造方法)
図12(a)から図20(b)は、実施例に係る半導体装置の製造方法を示す図である。各図における(a)は平面図、(b)は(a)のA-A断面図、(c)は(a)のB-B断面図である。図12(a)から図12(c)のように、半導体基板40上に絶縁膜41及び配線層42を堆積した後、絶縁膜41及び配線層42を例えば異方性エッチングによってストライプ状にエッチングする。ストライプ状にエッチングされた配線層42はソース線となる。
図13(a)から図13(c)のように、全面に絶縁膜54を堆積した後、例えば化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)法を用いて平坦化することによって、ストライプ状のパターンの間を絶縁膜54で埋め込む。絶縁膜54は例えば酸化シリコン膜である。その後、配線層42及び絶縁膜54上に絶縁膜43、絶縁膜44、導電層45、及び絶縁膜46を順次堆積する。
図14(a)から図14(c)のように、配線層42上における絶縁膜46、導電層45、絶縁膜44、及び絶縁膜43を選択的にエッチング除去することによって開口部55を形成して配線層42を露出させる。その後、全面にゲート絶縁膜48を堆積する。開口部55の平面形状は略円形状の場合でもよいし、四角形などの多角形状の場合でもよい。
図15(a)から図15(c)のように、異方性エッチングによって平坦部に形成されたゲート絶縁膜48を除去した後、全面に導電層49を堆積し、CMP法によって平坦化して、開口部55を導電層49で埋め込む。
図16(a)から図16(c)のように、配線層42が延在する方向に直交する方向に沿って、絶縁膜46、導電層45、及び絶縁膜44を選択的にエッチング除去し、絶縁膜43が露出する開口部を形成する。全面に絶縁膜50を堆積した後、CMP法によって平坦化することによって、開口部を絶縁膜50で埋め込む。
図17(a)及び図17(b)のように、絶縁膜46、ゲート絶縁膜48、導電層49、及び絶縁膜50上に絶縁膜51を堆積した後、第1の実施形態の図5(a)から図7(a)と同じ工程を実施する。これにより、電極20と絶縁膜21が交互に積層され、絶縁膜21が電極20よりも開口部22の中心側に突出した構造が形成される。電極20が絶縁膜21に対して凹んだ凹部28の内面には強誘電体膜23が形成され、強誘電体膜23を挟んで電極20に対向する電極24が凹部28に埋め込まれ且つ絶縁膜21よりも開口部22の中心側に突出して形成される。
図18(a)及び図18(b)のように、全面にゲート絶縁膜25を堆積した後、異方性エッチングによって最上部の絶縁膜21上及び導電層49上のゲート絶縁膜25を除去する。その後、導電層49上のゲート絶縁膜25が除去されることで露出した絶縁膜51を異方性エッチングによって除去して導電層49を露出させる。
図19(a)及び図19(b)のように、例えばALD法によってチャネル層26を堆積する。チャネル層26は開口部22の内面に沿ってゲート絶縁膜25を覆って形成されるとともに、絶縁膜51が除去されて露出した導電層49に接して形成される。
図20(a)及び図20(b)のように、例えばCVD法によって絶縁膜27を堆積する。絶縁膜27はチャネル層26の間の空隙を埋め込んで形成される。その後、CMP法によって絶縁膜27、チャネル層26、強誘電体膜23、絶縁膜21、及び電極20、24を研磨して平坦化する。これにより、半導体記憶装置10が形成される。その後、図10のように、半導体記憶装置10上に配線層52を堆積した後、ビット線となる領域以外の配線層52を選択的にエッチング除去する。配線層52を覆うように保護膜53を形成する。これにより、実施例1の半導体装置100が完成する。
実施例によれば、図10のように、強誘電体キャパシタ15は、電極20と、電極20と絶縁膜21を貫通する開口部22内に電極20の側面上に設けられた強誘電体膜23と、強誘電体膜23を間に挟んで電極20に対向して設けられた電極24と、を含む。電界効果トランジスタ16は、電極24と、電極24の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜25と、電極24の複数の面上にゲート絶縁膜25を間に挟んで設けられたチャネル層26と、を含む。これにより、第1の実施形態と同様、高集積化が実現できるとともに、キャパシタ容量Cfとゲート容量Ciの比を適切な大きさにすることができるため、強誘電体膜23に十分な大きさの電圧を印加することができる。
また、実施例では、図10のように、絶縁膜21は電極20よりも開口部22の中心側に突出し、強誘電体膜23は絶縁膜21に対して電極20が凹んだ凹部28の内面上に設けられている。電極24は、凹部28を埋め込むように設けられ、絶縁膜21よりも開口部22の中心側に突出している。この場合、ゲート絶縁膜25が電極20から離れた構造が得られ易い。
ゲート絶縁膜25が電極20から離れて設けられることよる効果を図21(a)及び図21(b)を用いて説明する。図21(a)は、ゲート絶縁膜25が電極20に接している場合を示し、図21(b)は、ゲート絶縁膜25が電極20から離れている場合を示している。図21(a)のように、ゲート絶縁膜25が電極20に接している場合、電極20とチャネル層26がゲート絶縁膜25を間に挟んで対向する領域70が形成され、この領域70において寄生トランジスタが形成されてしまう。寄生トランジスタが形成されることで、FeMFETの閾値のシフト及び/又は耐圧の低下が起こり、デバイス性能及び/又は信頼性の低下が生じてしまう。また、図21(a)の構造では、ゲート絶縁膜25が電極20と電極24との間に入り込むことが製造上起こり得るため、強誘電体キャパシタの面積Sfの制御が難しくなり、閾値のばらつきによる信頼性の低下が生じてしまう。
図21(b)のように、ゲート絶縁膜25が電極20から離れていることで、寄生トランジスタの形成が抑制されるため、デバイス性能及び信頼性の低下を抑制することができる。
また、実施例では、図10のように、強誘電体膜23は凹部28の底面及び側面上に設けられ、ゲート絶縁膜25は電極24の複数の面上に設けられ、凹部28の上端において強誘電体膜23に接している。これにより、ゲート絶縁膜25が電極20から離れた構造が得られ易くなる。
また、実施例では、図10のように、電極24の絶縁膜21からの突出量は、凹部28の深さよりも大きい。これにより、ゲート容量Ciを大きくでき、強誘電体キャパシタ15に十分な大きさの電圧が印加され易くなる。ゲート容量Ciを大きくする点から、突出量は、凹部28の深さの2倍以上が好ましく、2.5倍以上がより好ましく、3倍以上が更に好ましい。
なお、実施例では、メモリセル17の積層数が2層である場合を例に示したが、3層以上にする場合など、積層数は任意に設定することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)絶縁膜を間に挟んで積層方向に積層された複数の第1電極と、前記複数の第1電極と前記絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部内に前記複数の第1電極の側面上に設けられた強誘電体膜と、前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向して設けられた複数の第2電極と、を含む複数の強誘電体キャパシタと、前記複数の第2電極と、前記複数の第2電極各々の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜と、前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んで設けられたチャネル層と、を含む複数のトランジスタと、を備える半導体記憶装置。
(付記2)前記絶縁膜は、前記複数の第1電極よりも前記開口部の中心側に突出し、前記強誘電体膜は、前記絶縁膜に対して前記複数の第1電極が凹んだ凹部の内面上に設けられ、前記複数の第2電極は、前記凹部を埋め込むように設けられ、前記絶縁膜よりも前記開口部の中心側に突出する、付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記3)前記強誘電体膜は、前記凹部の底面及び側面上に設けられ、前記ゲート絶縁膜は、前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に設けられ、前記凹部の上端において前記強誘電体膜に接している、付記2に記載の半導体記憶装置。
(付記4)前記複数の第2電極の前記絶縁膜からの突出量は、前記凹部の深さよりも大きい、付記2または3に記載の半導体記憶装置。
(付記5)前記ゲート絶縁膜は、前記複数の第1電極から離れて設けられている、付記1から4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
(付記6)前記複数の第1電極は、ゲート選択トランジスタに接続され、前記複数の第2電極は、フローティング電極である、付記1から5のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
(付記7)前記強誘電体膜及び前記複数の第2電極は、前記開口部の内面に沿った環状の形状をしている、付記1から6のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
(付記8)前記複数の第1電極に対応して複数の前記強誘電体膜が設けられている、付記1から7のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
(付記9)前記ゲート絶縁膜及び前記チャネル層は、前記積層方向に延びた管状である、付記1から8のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
(付記10)複数の第1電極と複数の絶縁膜を積層方向に交互に積層する工程と、前記複数の第1電極と前記複数の絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部を形成する工程と、前記開口部内において前記複数の第1電極の側面上に強誘電体膜を形成する工程と、前記開口部内において前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向する複数の第2電極を形成する工程と、前記開口部内において前記複数の第2電極各々の複数の面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記開口部内において前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んでチャネル層を形成する工程と、を備える半導体記憶装置の製造方法。
(付記11)前記開口部を形成する工程は、前記複数の絶縁膜が前記複数の第1電極よりも前記開口部の中心側に突出する前記開口部を形成し、前記強誘電体膜を形成する工程は、前記複数の絶縁膜に対して前記複数の第1電極が凹んだ凹部の内面上に前記強誘電体膜を形成し、前記複数の第2電極を形成する工程は、前記凹部を埋め込み且つ前記複数の絶縁膜よりも前記開口部の中心側に突出する前記複数の第2電極を形成する、付記10に記載の半導体記憶装置の製造方法。
10、11 半導体記憶装置
12 メモリブロック
15 強誘電体キャパシタ
16 電界効果トランジスタ
17 メモリセル
20 電極
21 絶縁膜
22 開口部
23 強誘電体膜
24 電極
25 ゲート絶縁膜
26 チャネル層
27 絶縁膜
28 凹部
30 ビット線
31 ソース線
32 ワード線
60 縦型トランジスタ
61 ビット線選択トランジスタ
62 ワード線選択トランジスタ
63 ソース線選択トランジスタ
64 ゲート選択トランジスタ
100 半導体装置

Claims (8)

  1. 絶縁膜を間に挟んで積層方向に積層された複数の第1電極と、前記複数の第1電極と前記絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部内に前記複数の第1電極の側面上に設けられた強誘電体膜と、前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向して設けられた複数の第2電極と、を含む複数の強誘電体キャパシタと、
    前記複数の第2電極と、前記複数の第2電極各々の複数の面上に設けられたゲート絶縁膜と、前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んで設けられたチャネル層と、を含む複数のトランジスタと、を備える半導体記憶装置。
  2. 前記絶縁膜は、前記複数の第1電極よりも前記開口部の中心側に突出し、
    前記強誘電体膜は、前記絶縁膜に対して前記複数の第1電極が凹んだ凹部の内面上に設けられ、
    前記複数の第2電極は、前記凹部を埋め込むように設けられ、前記絶縁膜よりも前記開口部の中心側に突出する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記強誘電体膜は、前記凹部の底面及び側面上に設けられ、
    前記ゲート絶縁膜は、前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に設けられ、前記凹部の上端において前記強誘電体膜に接している、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記複数の第2電極の前記絶縁膜からの突出量は、前記凹部の深さよりも大きい、請求項2または3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ゲート絶縁膜は、前記複数の第1電極から離れて設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記複数の第1電極は、ゲート選択トランジスタに接続され、
    前記複数の第2電極は、フローティング電極である、請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  7. 複数の第1電極と複数の絶縁膜を積層方向に交互に積層する工程と、
    前記複数の第1電極と前記複数の絶縁膜を前記積層方向に貫通する開口部を形成する工程と、
    前記開口部内において前記複数の第1電極の側面上に強誘電体膜を形成する工程と、
    前記開口部内において前記強誘電体膜を間に挟んで前記複数の第1電極に対向する複数の第2電極を形成する工程と、
    前記開口部内において前記複数の第2電極各々の複数の面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記開口部内において前記複数の第2電極各々の前記複数の面上に前記ゲート絶縁膜を間に挟んでチャネル層を形成する工程と、を備える半導体記憶装置の製造方法。
  8. 前記開口部を形成する工程は、前記複数の絶縁膜が前記複数の第1電極よりも前記開口部の中心側に突出する前記開口部を形成し、
    前記強誘電体膜を形成する工程は、前記複数の絶縁膜に対して前記複数の第1電極が凹んだ凹部の内面上に前記強誘電体膜を形成し、
    前記複数の第2電極を形成する工程は、前記凹部を埋め込み且つ前記複数の絶縁膜よりも前記開口部の中心側に突出する前記複数の第2電極を形成する、請求項7に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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