JP2022100666A - レーザ溶接システム、及びノズル交換装置 - Google Patents

レーザ溶接システム、及びノズル交換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加工ヘッド本体に対する加工ノズルの着脱を自動化し、併せて加工ノズルの交換に要する時間の短縮を図る。【解決手段】ノズル交換装置50は、Y軸方向に沿って互いに隣り合うように並べられた複数の収納部60と、複数の収納部60のそれぞれがZ軸方向に沿って移動自在に取り付けられたベース部58と、ベース部58をY軸方向に沿って移動させ、複数の収納部60の中から選択される1つの対象収納部を待機位置に位置決めする第1駆動部68と、待機位置に位置する対象収納部をZ軸方向に沿って移動させることにより、加工ヘッド本体26に対して加工ノズル30の着脱を行うノズル交換位置に、対象収納部を位置決めする第2駆動部70と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、レーザ溶接システム、及びノズル交換装置に関する。
特許文献1には、レーザ溶接機である溶接ロボット及び加工ヘッドの構造が開示されている。加工ヘッドは、ロボットアームの先端部に設けられた加工ヘッド本体と、加工ヘッドに対して着脱可能に構成され、ワークに向かってレーザビームを照射する加工ノズルと、を備えている。
特開2015-58448号公報
レーザ溶接機に用いられる加工ノズルは、一般的なレーザ切断機に用いられる加工ノズルに比べて大型であったり、加工条件に合わせて形状も様々であったりする。そのため、レーザ溶接機に対する加工ノズルの交換は人手に頼っているのが現状であり、加工ノズルの交換に要する時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明の一態様は、加工ヘッド本体に対する加工ノズルの着脱を自動化し、併せて加工ノズルの交換に要する時間の短縮を図ることができるレーザ溶接システム及びノズル交換装置を提供することにある。
本発明の一態様は、ワークに対してレーザ溶接を行うレーザ溶接機と、ノズル交換装置と、を備えるレーザ溶接システムである。レーザ溶接機は、本体接続部が設けられた加工ヘッド本体と、本体接続部に接続可能なノズル接続部が設けられ、レーザビームをワークに向けて照射する加工ノズルと、を含む。ノズル交換装置は、第1方向に沿って互いに隣り合うように並べられ、それぞれが加工ノズルを保持可能な複数の収納部と、第1方向に沿って移動自在に構成され、複数の収納部のそれぞれが第1方向とは異なる第2方向に沿って移動自在に取り付けられたベース部と、ベース部を第1方向に沿って移動させ、複数の収納部の中から選択される1つの収納部である対象収納部を待機位置に位置決めする第1駆動部と、待機位置に位置する対象収納部を第2方向に沿って移動させることにより、加工ヘッド本体に対して加工ノズルの着脱を行うノズル交換位置に、対象収納部を位置決めする第2駆動部と、を含む。
本発明の一態様によれば、ノズル交換装置を備えることで、加工ヘッド本体に対する加工ノズルの着脱を自動的に行うことができる。また、ノズル交換装置は、複数の収納部を第1方向及び第2方向へ移動させることができるので、複数の収納部のうち任意の収納部を1箇所のノズル交換位置に対して位置決めすることができる。これにより、複数の収納部の位置に拘わらず、1箇所のノズル交換位置に加工ヘッド本体を移動させればよいので、短時間で加工ノズルの交換を行うことができる。
本発明の一態様によれば、加工ヘッド本体に対する加工ノズルの着脱を自動的に行うことができ、併せて加工ノズルの交換に要する時間の短縮を図ることができる。
図1は、本実施形態に係るレーザ溶接システムを模式的に示す斜視図である。 図2は、加工ヘッドを示す図である。 図3は、加工ヘッド本体の本体接続部及び加工ノズルのノズル接続部の接続状態を示す説明図である。 図4は、加工ヘッド本体の本体接続部を示す斜視図である。 図5は、ノズル交換装置を示す斜視図である。 図6は、加工ノズルを取り外した状態のノズル交換装置を示す斜視図である。 図7は、ノズル交換装置の要部を拡大して示す正面図である。 図8は、ノズル交換装置の要部を拡大して示す上面図である。 図9は、待機位置にある対象収納部を説明する図である。 図10は、対象収納部に保持された加工ノズルを説明する図である。 図11は、アンロック機構によるロック解除動作を説明する図である。 図12は、対象収納部を待機位置に復帰させた状態を説明する図である。
図1は、本実施形態に係るレーザ溶接システムを模式的に示す斜視図である。本実施形態に係るレーザ溶接システム10を説明する。以下の説明では、左右方向、前後方向、及び上下方向で定義される3次元を用いてレーザ溶接システム10を説明する。図面に示すX軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、それぞれ左右方向、前後方向、上下方向に対応する。「FF」は前方向、「FR」は後方向、「L」は左方向、「R」は右方向、「U」は上方向、「D」は下方向をそれぞれ指している。なお、これらの方向は便宜的なものであり、レーザ溶接システム10の使用状態における姿勢を限定するものではない。
レーザ溶接システム10は、金属製のワークWに対してレーザ溶接を行う加工システムである。レーザ溶接システム10は、レーザ溶接機14と、ノズル交換装置50とを備えている。
レーザ溶接機14は、ワークWに対してレーザ溶接を行うレーザ加工機である。レーザ溶接機14は、ワークWに対してレーザ切断を補足的に行うことができる。本実施形態では、レーザ溶接機14は、溶接ロボットとして実現されている。レーザ溶接機14は、X軸方向に延在するガイドフレーム16に設けられている。レーザ溶接機14は、ガイドフレーム16に沿って移動することができる。
レーザ溶接機14は、加工ヘッド20を備えている。加工ヘッド20は、多関節のロボットアーム18の先端に、連結具22を介して設けられている。加工ヘッド20は、ロボットアーム18の動作によってX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向へ移動する。
加工ヘッド20は、レーザビームをワークWに向けて照射する。加工ヘッド20は、ファイバレーザ発振器又はYAGレーザ発振器などのレーザビームを発振するレーザ発振器(図示省略)に、伝送ファイバ24を介して接続されている。
図2は、加工ヘッドを示す図である。図3は、加工ヘッド本体の本体接続部及び加工ノズルのノズル接続部の接続状態を示す説明図である。図4は、加工ヘッド本体の本体接続部を示す斜視図である。図1乃至図4を参照し、加工ヘッド20について説明する。
加工ヘッド20は、加工ヘッド本体26と、加工ノズル30と、ロック機構40とを含んでいる。以下の説明では、加工ノズル30の先端が下方に向けられた状態を基準に、加工ヘッド20を説明する。
加工ヘッド本体26は、連結具22を介してロボットアーム18の先端に取り付けられている。加工ヘッド本体26内には、伝送ファイバ24から射出されたレーザビームをコリメートするコリメートレンズ、及びコリメートされたレーザビームを集束する集束レンズが設けられている。
加工ヘッド本体26には、本体接続部28が設けられている。本体接続部28は、加工ヘッド本体26の先端側(下端側)に設けられた矩形箱状の構造体である。本体接続部28の下側には、上方向に窪んだ本体嵌合部28dが設けられている。なお、本体嵌合部28dに代えて、本体接続部28の下側に、下方向に突出した本体嵌合部を設けてもよい。
加工ノズル30は、レーザビームをワークWに向けて照射する。加工ノズル30は、加工ヘッド本体26に対して着脱可能に構成されている。加工ノズル30には、加工条件に合わせて種々の形状が存在する。例えば、加工ノズル30には、全体的に細長に形成された細型の加工ノズル、簡易なレーザ切断を行うための切断用の加工ノズル、レーザ溶接中に自己冷却を行う自己冷却用の加工ノズルが存在する。また、加工ノズル30には、加工ノズル30の軸心方向(レーザビームの光軸)の側方からシールドガスを噴射するサイド型の加工ノズルも存在する。
加工ノズル30には、本体接続部28、具体的には本体接続部28の下側に接続可能なノズル接続部32が設けられている。ノズル接続部32は、加工ノズル30の基端側(上端側)に設けられた矩形箱状の構造体である。ノズル接続部32の上側には、上方向に突出したノズル嵌合部32sが設けられている。ノズル嵌合部32sは、本体嵌合部28dに嵌合可能であり、これにより、ノズル接続部32と本体接続部28とを接続することができる。なお、本体接続部28の下側に、下方向に突出した本体嵌合部を形成した場合には、ノズル嵌合部32sに代えて、ノズル接続部32の上側に、下方向に窪んだノズル嵌合部を設けることができる。
ノズル接続部32の対向する一対の側面32aには、外側に向かって延出するフランジ部34がそれぞれ設けられている。フランジ部34の下側には、水平方向に対して傾斜したテーパ部(傾斜部)34tが設けられている。フランジ部34は、先端側(外側)に向かって徐々に板厚が薄くなるように構成されている。
ノズル接続部32の両側面32aには、水平方向に延在する断面U字状の被ガイド部材36がそれぞれ設けられている。被ガイド部材36は、フランジ部34の下方に配置されている。
ロック機構40は、本体接続部28の対向する一対の側面28aにそれぞれ設けられている。ロック機構40は、本体接続部28とノズル接続部32との接続をロックする。このロック機構40は、側方からの押圧操作に応じて、ロック状態を解除することができる。
ロック機構40は、接続部材44と、爪部46と、回動力付与部材としての圧縮バネ48と、押圧ロッド45と、を有している。
接続部材44は、本体接続部28の側面28aに回動可能に設けられている。具体的には、本体接続部28の側面28aには、一対の支持ブロック29が設けられている。図3及び図4には、1つの側面28aに設けられる一対の支持ブロック29のうち、一方の支持ブロック29のみが描かれている。一対の支持ブロック29の間には、取付ボルト42が設けられている。接続部材44は、逆U字形状に形成されており、一対の先端部が下向きとなる格好で取付ボルト42に取り付けられている。接続部材44は、取付ボルト42の軸心回りに回動する。
爪部46は、接続部材44における一対の先端部にそれぞれ設けられている。爪部46は、接続部材44の先端側から、ノズル接続部32の側面32aに向かう方向に突出している。爪部46は、フランジ部34を下側から支持する。爪部46の上面は、フランジ部34の下側に相当するテーパ部34tに接触する。爪部46の上面は、曲面状の1つである円弧面状に形成されている。
圧縮バネ48は、爪部46の先端がノズル接続部32の側面32aに向かうように接続部材44に回動力を与える。圧縮バネ48は、水平方向に隔離された一対の支持ボルト49に設けられている。圧縮バネ48は、接続部材44の回動軸である取付ボルト42よりも上方に位置しており、接続部材44の上側を外方に向かって押圧する。これにより、接続部材44に対して所要の回動力が与えられる。なお、圧縮バネ48を用いる代わりに、ゴムなどの弾性部材を回動力付与部材として用いてもよい。
また、ロック機構40は、押圧ロッド45をさらに有している。押圧ロッド45は、接続部材44の上端側に設けられている。押圧ロッド45は、接続部材44を隔てて圧縮ばね48と対向する位置に設けられている。押圧ロッド45は、断面円形の部材であり、水平方向に延在している。押圧ロッド45の両端は、接続部材44によって支持されている。
図5は、ノズル交換装置を示す斜視図であり、図6は、加工ノズルを取り外した状態のノズル交換装置を示す斜視図である。図7は、ノズル交換装置の要部を拡大して示す正面図であり、図8は、ノズル交換装置の要部を拡大して示す上面図である。図1、図5乃至図8を参照し、ノズル交換装置50について説明する。
ノズル交換装置50は、レーザ溶接機14の加工ヘッド本体26に対して着脱可能な複数の加工ノズル30を収納している。ノズル交換装置50は、加工ヘッド本体26に対する加工ノズル30の着脱を自動的に行い、加工ヘッド本体26に装着されている加工ノズル30を装置内に収納したり、装置内に収納されている加工ノズル30を加工ヘッド本体26に装着したりする。このような加工ノズル30の交換動作に伴い、ノズル交換装置50は、ロック機構40のロック状態を解除する動作を行う。
ノズル交換装置50は、フレーム52に載置されている。ノズル交換装置50の周囲には、カバー54が設けられている。カバー54の正面には、一対のシャッター54aが設けられている。加工ノズル30の交換時には、一対のシャッター54aが互いに離間する方向に移動し、これにより、カバー54の一部が開放される。
ノズル交換装置50は、ベース部58と、3つの収納部60と、第1駆動部68と、第2駆動部70と、アンロック機構80とを有している。ベース部58と、第1駆動部68と、第2駆動部70と、アンロック機構80とは、フレーム本体56に取り付けられている。
ベース部58は、鉛直方向に対して平行な平板形状の部材であり、3つの収納部60が取り付けられている。ベース部58は、一対のリニアガイド72によって、Y軸方向に移動可能に構成されている。個々のリニアガイド72は、フレーム本体56に設けられてY軸方向に延びたリニアレール72aと、ベース部58の背面に設けられてリニアレール72aによって案内されるブロック(図示せず)とから構成されている。
フレーム本体56のY軸方向の両端には、アブソーバ76及びストッパ78がそれぞれ設けられている。ベース部58が前方向FFへと移動して、フレーム本体56の前側まで移動すると、ベース部58は、フレーム本体56の前側にあるアブソーバ76及びストッパ78に突き当たる。これにより、ベース部58は、所定の前方位置に位置決めされる。ベース部58が前方位置に位置決めされた場合、3つの収納部60のうち、最も後方向FRにある収納部60が、後述する待機位置に位置決めされる。
また、ベース部58が後方向FRへと移動して、フレーム本体56の後側まで移動すると、ベース部58は、フレーム本体56の後側にあるアブソーバ76及びストッパ78に突き当たる。これにより、ベース部58は、所定の後方位置に位置決めされる。ベース部58が後方位置に位置決めされた場合、3つの収納部60のうち、最も前方向FFにある収納部60が、待機位置に位置決めされる。
同様に、フレーム本体56の中央には、図示しないアブソーバ及びストッパが設けられている。中央のアブソーバ及びストッパは、X軸方向に沿って進出可能に構成されている。例えば、中央のアブソーバ及びストッパが基準位置にある場合、ベース部58は、中央のアブソーバ及びストッパと干渉することなく、Y軸方向に沿って移動することができる。一方、中央のアブソーバ及びストッパをX軸方向に沿って進出させると、中央のアブソーバ及びストッパは、ベース部58の所要の部位に対して機械的に干渉可能となる。ベース部58が、フレーム本体56の前側又は後側から移動して、フレーム本体56の中央へと移動すると、ベース部58は、中央のアブソーバ及びストッパに突き当たる。これにより、ベース部58は、所定の中央位置に位置決めされる。ベース部58が中央位置に位置決めされた場合、3つの収納部60のうち、中央にある収納部60が、待機位置に位置決めされる。
3つの収納部60は、Y軸方向に沿って互いに隣り合うように並べられている。個々の収納部60は、一対のリニアガイド74によってZ軸方向に移動可能に構成されている。個々のリニアガイド74は、ベース部58に設けられてZ軸方向に延びたリニアレール74aと、収納部60の背面に設けられてリニアレール74aによってZ軸方向へ案内されるブロック(図示せず)とから構成されている。
収納部60のそれぞれは、加工ノズル30を保持する。収納部60によって保持される加工ノズル30の姿勢は、加工ノズル30の先端側が下向きとなり、ノズル接続部32が上方に位置する。収納部60は、頂部プレート62と、背面プレート64と、背面プレート64の両側に立設された一対の側面プレート66とで構成されている。
頂部プレート62は、先端側が二股に分かれたU字形状を有している。頂部プレート62の一対の先端部には、ガイド片62aがそれぞれ設けられている。一対のガイド片62aは、被ガイド部材36を介してノズル接続部32を両側から挟むことで、加工ノズル30を保持することができる。また、ノズル接続部32の被ガイド部材36を一対のガイド片62aに沿ってX軸方向にスライドさせることで、一対のガイド片62aの間から加工ノズル30を取り出したり、一対のガイド片62aの間に加工ノズル30を挿入したりすることできる。
上述したように、被ガイド部材36は、フランジ部34の下方に配置されている。よって、頂部プレート62のガイド片62aによって加工ノズル30が保持された状態においては、フランジ部34を含むノズル接続部32の上側部分、及びこのノズル接続部32に接続する本体接続部28が、頂部プレート62によりも上方に突出している。これにより、アンロック機構80は、ロック機構40に対する押圧操作が可能となる。
背面プレート64の中央には、Z軸方向に縦長となる矩形状の開口64aが設けられている。開口64aの内部には、ベース部58に固定されたストッパ65が設けられている。収納部60には自重による下方向Dへの力が作用しており、収納部60は、開口64aの上辺がストッパ65に突き当たる位置、すなわち、下限位置に位置する。一方、収納部60が上方に移動すると、収納部60は、開口64aのZ軸方向の高さ分だけ上方向Uへと移動し、最終的には、開口64aの下辺がストッパ65に突き当たる。これにより、収納部60の上方向Uへの移動は、開口64aの下辺がストッパ65に突き当たる位置、すなわち、上限位置に制限される。収納部60は、下限位置から上限位置までの可動範囲において昇降することができる。ストッパ65は、背面プレート64が当接したときに発生する音を抑制するため、ウレタンフォームなどの材料で形成されている。
第1駆動部68は、ベース部58をY軸方向に沿って移動させ、対象収納部を待機位置に位置決めする。対象収納部は、3つの収納部60の中から選択される1つの収納部60である。典型的には、レーザ溶接機14の加工ヘッド本体26に対して装着する加工ノズル30を保持する収納部60、又はレーザ溶接機14の加工ヘッド本体26から取り外す加工ノズル30を収納する収納部60が、対象収納部として選択される。また、待機位置とは、第2駆動部70が駆動することにより対象収納部をZ軸方向へ昇降することができる、Y軸方向の位置である。本実施形態では、待機位置は、フレーム本体56のY軸方向中央に設定されている。また、待機位置は、第2駆動部70の駆動により対象収納部がZ軸方向への上昇を開始ときのZ軸方向の位置にも相当する。
第1駆動部68は、ベース部58をY軸方向に沿って往復させるアクチュエータとしてのエアシリンダから構成される。第1駆動部68は、Y軸方向に進出可能な作動ロッドを有しており、作動ロッドの先端部は、ベース部58に一体的に連結されている。なお、第1駆動部68は、エアシリンダを用いる代わりに、モータなどを用いてもよい。
第2駆動部70は、待機位置に位置する収納部60(対象収納部)を、Z軸方向に沿って移動させることにより、収納部60をノズル交換位置に位置決めする。特に、第2駆動部70は、待機位置に位置する収納部60(対象収納部)のみをZ軸方向に沿って移動させる。ノズル交換位置は、待機位置よりも所定距離だけ上方向Uに設定されている。具体的には、ノズル交換位置は、収納部60をノズル交換位置に位置決めすることにより、アンロック機構80によりロック機構40のロック状態を解除することできる位置をいう。したがって、ノズル交換位置は、加工ヘッド本体26に対して加工ノズル30の着脱を行う位置に相当する。
第2駆動部70は、待機位置に位置する収納部60をZ軸方向に沿って昇降させるアクチュエータとしてのエアシリンダから構成される。なお、第2駆動部70は、エアシリンダを用いる代わりに、モータなどを用いてもよい。
第2駆動部70は、Z軸方向に昇降可能な作動ロッド70aを有している。作動ロッド70aの先端部には、支持ブロック71aが設けられている。背面プレート64の下端側には、ウレタン製の固定ブロック64bが固定されている。作動ロッド70aが上昇すると、支持ブロック71aによって固定ブロック64bが押し上げられ、収納部60を待機位置からノズル交換位置まで上昇させることができる。ノズル交換位置は、収納部60の可動範囲の上限位置と対応しており、収納部60は、ストッパ65によってノズル交換位置に適切に位置決めされる。一方、作動ロッド70aが下降すると、収納部60は自重により下降し、収納部60の可動範囲の下端位置、すなわち、待機位置へと復帰する。
もっとも、ロック機構40のロック状態が解除されている状態であっても、加工ヘッド本体26と加工ノズル30との接合部が固着しているような場合がある。この場合には、収納部60及び加工ノズル30の自重によっても加工ノズル30が加工ヘッド本体26から分離せず、収納部60が下降しない場合がある。そこで、支持ブロック71aには、L字状に屈曲した補助プレート71bが設けられている。作動ロッド70aの下降に伴い、支持ブロック71a及び補助プレート71bが下降すると、補助プレート71bの先端部が固定ブロック64bに引っかかり、固定ブロック64bを強制的に下方へと引き下げることができきる。これにより、加工ヘッド本体26と加工ノズル30との固着状態を解消し、収納部60及び加工ノズル30を下降させることができる。
アンロック機構80は、フレーム本体56の上部に配置されている。アンロック機構80は、ノズル交換位置を基準に設けられており、本実施形態では、ノズル交換位置に位置決めされた収納部60の上方に設けられている。アンロック機構80は、ノズル交換位置に位置決めされた収納部60に加工ノズル30が保持されている状態において本体接続部28の側方からロック機構40を押圧することにより、ロック機構40のロック状態を解除する。
アンロック機構80は、第1及び第2可動プレート82、84と、第1及び第2アーム部86、88とを有している。第1可動プレート82及び第1アーム部86と、第2可動プレート84及び第2アーム部88とは、Y軸方向に沿って隔離されて、互いに対向している。
第1可動プレート82は、Y軸方向に延びた第1ガイドレール90に設けられて、Y軸方向へ往復可能に構成されている。第1可動プレート82は、右方向Rに向かって突出している。第1可動プレート82の先端部には、第2可動プレート84に向かって延出する第1アーム部86が固定されている。
第2可動プレート84は、Y軸方向に延びた第2ガイドレール92に設けられて、Y軸方向へ往復可能に構成されている。第2可動プレート84は、右方向に向かって突出している。第2可動プレート84の先端部には、第1可動プレート82に向かって延出する第2アーム部88が固定されている。
第1及び第2アーム部86、88は、所定の板厚を備える板材で構成されている。第1及び第2アーム部86、88の先端部には、ロック機構40の押圧ロッド45を押圧する押圧部86a、88aが設けられている。それぞれの押圧部86a、88aには、押圧ロッド45の軸方向に沿って延在する凹状の溝が設けられている。
第1及び第2可動プレート82、84は、図示しないアクチュエータによりY軸方向(前後方向)に沿って往復する。第1及び第2可動プレート82、84の往復動作は同期し、かつX軸に関して線対称となる。すなわち、アクチュエータの駆動により、第1及び第2可動プレート82、84は、互いに接近するように、又は互いに遠ざかるように同期して移動する。
ノズル交換装置50は、制御装置100をさらに有している。制御装置100は、例えばマイクロコンピュータにより構成されている。制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサと、メモリと、各種のインターフェースとを有している。メモリ、各種のインターフェースは、バスを介してハードウェアプロセッサに接続されている。制御装置100の各種の機能は、メモリに格納されたプログラムをハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
本実施形態において、制御装置100は、ノズル交換装置50の動作を制御する。具体的には、制御装置100は、一対のシャッター54aの開閉動作、第1駆動部68によるベース部58の往復動作、第2駆動部による対象収納部の昇降動作、アンロック機構80によるロック解除動作を制御する。また、制御装置100は、レーザ溶接機14が備えるNC装置などの制御装置(図示せず)と相互に通信することで、レーザ溶接機14のロボットアーム18の動作と、ノズル交換装置50による加工ノズル30の交換動作とを連携させることできる。
図9は、待機位置にある対象収納部を説明する図である。図10は、対象収納部に保持された加工ノズルを説明する図である。図11は、アンロック機構によるロック解除動作を説明する図である。図12は、対象収納部を待機位置に復帰させた状態を説明する図である。
図1、図9乃至図12を参照し、本実施形態に係るレーザ溶接システム10の動作を説明する。以下の説明では、レーザ溶接システム10は、以下のような交換動作を行うものするものとする。第1に、中央の収納部60を対象収納部60aとして、加工ヘッド本体26に装着されている加工ノズル30を対象収納部60aに収納する。そして、この第1の動作に引き続き、後方向FRの収納部60を対象収納部60bとして、この対象収納部60bに収納されている加工ノズル30を加工ヘッド本体26に装着する。
制御装置100は、第1駆動部68を駆動して、対象収納部60aを待機位置P1へと位置決めする。なお、対象収納部60aが待機位置P1に既に位置している場合、制御装置100は、この動作を省略することができる。
図9に示すように、制御装置100は、第2駆動部70を駆動して対象収納部60aを上昇させ、これにより、対象収納部60aをノズル交換位置P2に位置決めする。
一方、レーザ溶接機14の制御装置は、予めティーチングされたプログラムに従ってロボットアーム18を制御して、加工ヘッド本体26に装着された加工ノズル30を、ノズル交換位置にある対象収納部60aへと移送する。
制御装置100は、ロボットアーム18の接近を判定すると、一対のシャッター54aを開動作させ、カバー54を開放する。これにより、レーザ溶接機14の制御装置は、対象収納部60aの正面まで、加工ノズル30を移動させることができる。そして、レーザ溶接機14の制御装置は、加工ノズル30を左方向L(紙面奥方向)に沿って移動させて、一対のガイド片62aの間にノズル接続部32を挿入する。
図10に示すように、加工ノズル30は、ノズル接続部32の被ガイド部材36の高さがガイド片62aの高さと一致するように移送される。したがって、被ガイド部材36が、一対のガイド片62aの間にスライド挿入される。ノズル接続部32は、被ガイド部材36を介して一対のガイド片62aにより両側から挟まれ、これにより、加工ノズル30が対象収納部60aによって保持される。この状態ではまだ、加工ヘッド本体26の本体接続部28と加工ノズル30のノズル接続部32との接続はロック機構40によってロックされている。
つぎに、制御装置100は、アンロック機構80のアクチュエータを駆動して、互いに接近するように第1及び第2アーム部86、88を進出させる。これにより、第1アーム部86は、本体接続部28に接近し、一方のロック機構40の押圧ロッド45を押圧する。同様に、第2アーム部88は、本体接続部28に接近し、他方のロック機構40の押圧ロッド45を押圧する。
押圧ロッド45が押圧されると、図11に示すように、接続部材44は、圧縮バネ48のバネ力に抗して回動する。接続部材44が回動すると、接続部材44の下端側に設けられた爪部46がフランジ部34から待避する。フランジ部34に対する爪部46の支持がなくなると、ロック機構40のロック状態が解除された状態となる。
以上により、加工ヘッド本体26の本体接続部28と所定の加工ノズル30のノズル接続部32との接続状態を解除して、加工ヘッド本体26から加工ノズル30を離脱させることができる。
制御装置100は、第2駆動部70を駆動して、作動ロッド70aを下降させる。図12に示すように、作動ロッド70aが下降すると、対象収納部60a及び加工ノズル30の自重により、対象収納部60aは待機位置P1へと復帰する。このとき、加工ヘッド本体26と加工ノズル30との接合部が固着しているような場合であっても、補助プレート71bが固定ブロック64bに引っかかり、対象収納部60aを強制的に下方へと引き下げることができきる。これにより、加工ヘッド本体26と加工ノズル30との固着状態を解消し、対象収納部60aを待機位置P1まで下降させることができる。
つぎに、制御装置100は、対象収納部60bに収納されている加工ノズル30を加工ヘッド本体26に装着する。この動作は、上述した加工ノズル30の取り外し動作の手順を逆から辿ることとなる。以下、概略のみ説明する。
第1駆動部68を駆動して、対象収納部60bを待機位置P1へと位置決めする。そして、制御装置100は、第2駆動部70を駆動して対象収納部60bを上昇させ、対象収納部60bをノズル交換位置P2に位置決めする。対象収納部60bがノズル交換位置P2に位置めされると、加工ヘッド本体26の本体接続部28に対して、対象収納部60bに保持された加工ノズル30のノズル接続部32が新たに接続される。
加工ノズル30のノズル接続部32が新たに接続されると、制御装置100は、アンロック機構80のアクチュエータを駆動して、第1及び第2アーム部86、88を、本体接続部28から離間させる。第1及び第2アーム部86、88が本体接続部28から離間すると、押圧ロッド45に対する押圧が解除される。
接続部材44は、圧縮バネ48のバネ力により回動し、接続部材44の下端側に設けられた爪部46がフランジ部34を支持する。これにより、ロック機構40による接続状態のロックが再開する。
以上により、加工ヘッド本体26の本体接続部28と所定の加工ノズル30のノズル接続部32が一体的に接続されるので、加工ヘッド本体26に加工ノズル30を装着することができる。
レーザ溶接機14の制御装置は、ロボットアーム18を制御して、加工ノズル30のノズル接続部32をX軸方向に沿ってスライドさせて、一対のガイド片62aの間からノズル接続部32を取り出す。そして、レーザ溶接機14の制御装置は、ロボットアーム18を制御して、加工ヘッド20を所定の位置へと復帰させる。
制御装置100は、所定のタイミングで一対のシャッター54aを閉動作させ、カバー54を閉じる。また、制御装置100は、第2駆動部70を駆動して、作動ロッド70aを下降させ、対象収納部60bを待機位置へと復帰させる。これにより、レーザ溶接システム10による一連の動作が終了する。
このように本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、ノズル交換装置50を備えることで、加工ノズル30の着脱を自動的に行うことができる。また、ノズル交換装置50は、複数の収納部60をY軸方向及びZ軸方向へ移動させることができるので、3つの収納部60のうち任意の収納部60(対象収納部)を1箇所のノズル交換位置に位置決めすることができる。これにより、3つの収納部60の位置に拘わらず、1箇所のノズル交換位置に対して加工ヘッド20を移動させればよいので、加工ノズル30の交換を短時間で行うことができる。
また、複数の収納部60が存在する場合、ロボットアーム18を複数の収納部60間で行き来させて、加工ノズル30の交換を行う方法も考えられる。しかしながら、ロボットアーム18及び加工ヘッド20と、ノズル交換装置50との干渉を避けるため、ノズル交換装置50の近傍では、ロボットアーム18の送り速度を低く抑える必要がある。そのため、ロボットアーム18が複数の収納部60を行き来する間は、送り速度が低速になるため、加工ノズル30の交換時間が長くなる傾向がある。この点、本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、1箇所のノズル交換位置に対してロボットアーム18を移動させればよく、複数の収納部60間でのロボットアーム18の移動がない。これにより、加工ノズル30の交換を短時間で行うことができる。
また、ロボットアーム18を複数の収納部60で行き来させる構成の場合、複数の収納部60のそれぞれに対してロボットアーム18の動作をティーチングする必要があり、設置準備に時間がかかってしまう。この点、本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、1箇所のノズル交換位置に対してロボットアーム18の動作をティーチングすればよいので、設置準備の時間を大幅に減らすことができる。
また、ロボットアーム18を複数の収納部60で行き来させる構成の場合、個々の収納部60に対してアンロック機構80を設ける必要がある。この場合、構成が複雑となるばかりか、加工ノズル30を取り外す収納部60と加工ノズル30を装着する収納部60とのそれぞれで、ロック機構40の解除及びロック(解除動作の終了)を行う必要がある。この点、本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、アンロック機構80は、1箇所のノズル交換位置に対応してあればよいので、簡素な構成を採用することができる。また、加工ノズル30を取り外してから、新たな加工ノズル30を装着するまでの間に、1回だけロック機構40の解除及びロック(解除動作の終了)を行えば足りる。これにより、これにより、加工ノズル30の交換を短時間で行うことができる。
本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、レーザ溶接機14は、本体接続部28とノズル接続部32との接続をロックするロック機構40をさらに含み、ノズル交換装置50は、加工ヘッド20のロック機構40を操作するアンロック機構80を含んでいる。これにより、加工ノズル30の着脱を自動的に行うことができる。また、本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、本体接続部28の側方からロック機構40を押圧することにより、ロック機構40のロック状態が解除される。単純な動作でロック機構40を解除することができるので、簡素な構成でアンロック機構80を実現することができる。
本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、対象収納部よりも上方にノズル接続部32が位置する。したがって、アンロック機構80をノズル交換位置に位置決めされた対象収納部の上方に設けることで、アンロック機構80は、本体接続部28に設けられたロック機構40を適切に動作させることができる。
本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、接続部材44に与えられる回動力と、接続部材44の先端に位置する爪部46との作用により、ノズル接続部32のフランジ部34を確実に支持することができる。これにより、単純な構造で、加工ヘッド本体26の本体接続部28と加工ノズル30のノズル接続部32との接続を確実にロックすることができる。また、回動力に抗して接続部材44を回動させることで、ロック状態を解除することできるので、ロック状態の解除を簡単に行うことできる。
本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、アンロック機構80が押圧ロッド45を押圧する構成であるので、押圧ロッド45の全体で押圧力を受け止めることができる。これにより、アンロック機構80からの荷重が局所に集中し、押圧の跡や傷が残るといった問題を解消することができる。さらに、アーム部86、88の押圧部86a、88aが凹状の溝を備えているので、接続部材44に対応して回動する押圧ロッド45に対して、アーム部86、88を適切に追従させることができる。
本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、待機位置に位置する対象収納部のみを第2方向に沿って移動させている。このため、複数の収納部60の全部を動作させる必要がない。これにより、簡素な構造を採用することができる。
本実施形態のレーザ溶接システム10によれば、ノズル交換装置50は、可動式のシャッター54aを備えたカバー54によって覆われている。このためノズル交換装置50に収納された加工ノズル30を保護することができる。また、必要なタイミングでシャッター54aを開放することで、加工ノズル30の交換を行うことができる。
また、本実施形態に開示するノズル交換装置50によれば、レーザ溶接システム10の一部として機能することで、同様な効果を奏することができる。
なお、上述した実施形態では、複数の収納部60がY軸方向に沿って並んでいるが、Z軸方向に沿って並べてもよい。この場合、待機位置からノズル交換位置への移動は、X軸方向又はY軸方向に行ってもよい。また、複数の収納部60をY軸方向に沿って並べた上で、待機位置からノズル交換位置への移動は、X軸方向に沿って行ってもよい。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10 レーザ溶接システム
14 レーザ溶接機
20 加工ヘッド
26 加工ヘッド本体
28 本体接続部
30 加工ノズル
32 ノズル接続部
34 フランジ部
40 ロック機構
44 接続部材
46 爪部
48 圧縮バネ
50 ノズル交換装置
58 ベース部
60 収納部
68 第1駆動部
70 第2駆動部
80 アンロック機構
82、84 可動プレート
86、88 アーム部
86a、88a 押圧部

Claims (10)

  1. ワークに対してレーザ溶接を行うレーザ溶接機と、
    ノズル交換装置と、を備え、
    前記レーザ溶接機は、
    本体接続部が設けられた加工ヘッド本体と、
    前記本体接続部に接続可能なノズル接続部が設けられ、レーザビームを前記ワークに向けて照射する加工ノズルと、を含み、
    前記ノズル交換装置は、
    第1方向に沿って互いに隣り合うように並べられて、それぞれが前記加工ノズルを保持可能な複数の収納部と、
    前記第1方向に沿って移動自在に構成され、前記複数の収納部のそれぞれが前記第1方向とは異なる第2方向に沿って移動自在に取り付けられたベース部と、
    前記ベース部を前記第1方向に沿って移動させ、前記複数の収納部の中から選択される1つの収納部である対象収納部を待機位置に位置決めする第1駆動部と、
    前記待機位置に位置する前記対象収納部を前記第2方向に沿って移動させることにより、前記加工ヘッド本体に対する前記加工ノズルの着脱を行うノズル交換位置に、前記対象収納部を位置決めする第2駆動部と、を含む
    レーザ溶接システム。
  2. 前記レーザ溶接機は、
    前記本体接続部に設けられ、前記本体接続部と前記ノズル接続部との接続をロックするロック機構をさらに含み、
    前記ノズル交換装置は、
    前記ノズル交換位置を基準に設けられ、前記ロック機構のロック状態を解除するアンロック機構をさらに含む
    請求項1記載のレーザ溶接システム。
  3. 前記ロック機構は、前記本体接続部の側面に設けられ、
    前記アンロック機構は、前記ノズル交換位置に位置決めされた前記対象収納部に前記加工ノズルが保持されている状態において前記本体接続部の側方から前記ロック機構を押圧することにより、前記ロック機構のロック状態を解除する
    請求項2記載のレーザ溶接システム。
  4. 前記加工ノズルは、前記加工ノズルの基端側に前記ノズル接続部が設けられ、
    前記複数の収納部のそれぞれは、前記加工ノズルの先端側を下方に向けた状態で前記加工ノズルを保持し、
    前記アンロック機構は、前記ノズル交換位置に位置決めされた前記対象収納部の上方に設けられている
    請求項2又は3記載のレーザ溶接システム。
  5. 前記加工ノズルは、
    前記ノズル接続部の側面に設けられ、外側に向かって延出するフランジ部を有し、
    前記ロック機構は、
    前記本体接続部の側面に回動可能に設けられた接続部材と、
    前記接続部材の下端側に設けられ、前記フランジ部を下側から支持する爪部と、
    前記爪部の先端が前記ノズル接続部の側面に向かうように前記接続部材に回動力を与える回動力付与部材と、を有する
    請求項2から4いずれか一項記載のレーザ溶接システム。
  6. 前記ロック機構は、
    前記接続部材の上端側に設けられ、前記接続部材によって両端が支持された押圧ロッドをさらに有する
    請求項5記載のレーザ溶接システム。
  7. 前記アンロック機構は、
    前記本体接続部の側方から前記本体接続部に向かって移動可能な可動プレートと、
    前記可動プレートに設けられ、前記押圧ロッドを押圧するアーム部と、を有し、
    前記アーム部が前記押圧ロッドを押圧する押圧部には、前記押圧ロッドの軸方向に沿って延在する凹状の溝が設けられている
    請求項6記載のレーザ溶接システム。
  8. 前記第2駆動部は、
    前記複数の収納部のうち、前記待機位置に位置する前記対象収納部のみを前記第2方向に沿って移動させる
    請求項1から7いずれか一項記載のレーザ溶接システム。
  9. 前記アンロック機構は、
    前記ロック機構のロック状態を解除して、前記加工ヘッド本体の前記本体接続部から前記加工ノズルの前記ノズル接続部が取り外されても解除動作を継続し、
    前記加工ヘッド本体の前記本体接続部に対して前記加工ノズルの前記ノズル接続部が新たに接続された場合に、前記解除動作を終了する
    請求項2から7いずれか一項記載のレーザ溶接システム。
  10. レーザ溶接機が備える加工ヘッド本体に対して、レーザビームをワークに照射する加工ノズルの着脱を行うノズル交換装置において、
    第1方向に沿って互いに隣り合うように並べられて、それぞれが前記加工ノズルを保持可能な複数の収納部と、
    前記第1方向に沿って移動自在に構成され、前記複数の収納部のそれぞれが前記第1方向とは異なる第2方向に沿って移動自在に取り付けられたベース部と、
    前記ベース部を前記第1方向に沿って移動させ、前記複数の収納部の中から選択される1つの収納部である対象収納部を待機位置に位置決めする第1駆動部と、
    前記待機位置に位置する前記対象収納部を前記第2方向に沿って移動させることにより、前記加工ヘッド本体に対して前記加工ノズルの着脱を行うノズル交換位置に、前記対象収納部を位置決めする第2駆動部と、を備える
    ノズル交換装置。
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