JP2022100305A - エアーカーテン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の対面、対話によるウイルスによる飛沫感染を防止するため、人に不快感を与えることなく、エアーカーテンにより、咳や会話等によって飛散する飛沫をブロックし、捕捉し、殺菌・除去するエアーカーテン装置を提供する。【解決手段】 吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速を、向かい合う者同士に向けて漸次遅くする前記吐出空気調整部を有する吐出部と、エアーカーテンの左右側面に位置し、吸込口より吸い込んだ空気を吐出部の空気流入口へ送るダクトと、前記ダクト内にダクトを通過する空気を殺菌する紫外線照射手段とを備え、向かい合う者同士の間に、上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成して、人の咳や会話等によって飛散する飛沫を人に不快感を与えることなくエアーカーテンによりブロックし、捕捉し、殺菌・除去する。【選択図】図6

Description

本発明は対面、対話する人の咳、くしゃみ、会話等によって飛散する飛沫をブロックし、捕捉し、殺菌・除去するエアーカーテン装置に関する。
建物の解放された出入口に、外気の熱侵入や、ほこり、虫などの侵入を防ぐ目的でエアーカーテンが設置されている。例えば送風機を備えたエアーカーテン本体を建物の出入口上方に設置し、エアーカーテン本体の設置と反対の側面に吸込み口が設けられ、吸い込み口より送風機により送られた空気は、エアーカーテン本体の下面に設けられた吐出口より床面に向けて吹き出し、吐出口と床面との間にエアーカーテンを形成している(特許文献1)。
特開平05-106898号公報
しかしながら、特許文献1では、吐出口より床に向けて強い吐出空気を吹き付けているため、2人が対面、対話する間に形成するエアーカーテンとしては、風量が多く、風速も早く、エアーカーテン気流が頭や顔に触れ、人に不快感を与え、本発明のエアーカーテンには適さない。
そこで本発明では、対面、対話する人の咳、くしゃみ等によって飛散する飛沫を、人に不快感を与えることなくエアーカーテンによりブロックし、捕捉し、捕捉した飛沫を殺菌できるエアーカーテン装置を提供することを目的とする。
エアーカーテン装置に係る第1の発明は、向かい合う者同士の間に、上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成し、人の咳や会話等によって飛散する飛沫をブロックするためのエアーカーテン装置であって、
吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を備えた吐出部を上方に配設し、前記吐出口より吐出される空気を吸い込む吸込口を下方に配設して、向かい合う者同士の間に上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成させるよう構成し、
前記吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速を、向かい合う者同士に向けて漸次遅くする前記吐出空気調整部を有する吐出部と、エアーカーテンの左右側面に位置し、吸込口より吸い込んだ空気を吐出部の空気流入口へ送るダクトと、前記ダクト内にダクトを通過する空気を殺菌する紫外線照射手段とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明におけるエアーカーテン装置を、キャスターの付いた台車に取り付けたことを特徴とする。
本発明のエアーカーテン装置では、対面、対話する人の咳、くしゃみ等によって飛散する飛沫を、人に不快感を与えることなくブロックし、捕捉し、捕捉した飛沫を殺菌・除去することが可能となった。
本発明の実施の形態におけるエアーカーテン装置を示す概略構成図である。 図1の吐出部における実施の形態を示す吐出部の断面図である。 本発明の実施の形態における吸込部の断面図である。 本発明の実施の形態におけるエアーカーテン気流の風速分布図である。 本発明の実施の形態における空気循環型のエアーカーテン装置図である。 本発明の実施の形態における空気循環型で移動式のエアーカーテン装置図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態に係るエアーカーテン装置101で、エアーカーテンにより人の飛沫をブロックし、捕捉し、殺菌・除去するための構成を示す概略図である。
上部に吐出用ファン03を設けた吐出部01が設置され、下部に吸込用ファン04を設けた吸込部02が設置されている。吐出用ファン03により送られた空気は吐出口05より吐出され、下部の吸込部02内の吸込用ファン04によって吸込口06より吸い込まれ、吐出口05と吸込口06との間に上から下向きに空気が流れる白抜き矢印のエアーカーテンACを形成している。
吐出部01には吐出用ファン03から送られ、吐出口05より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部07が設けられている。吐出空気調整部07は吐出口仕切版08、風量調整板09、ハニカム構造の整流部材10によって構成されている。吐出空気調整部07は、吐出口05より吐出される空気の吐出部断面横方向の吐出口中央部30の風速を速く、中央部30に隣接する外側の風速を遅くするよう調整している。
これにより吐出空気の周囲の静止空気との混合が少なくなり、吐出空気の風速の減速が少なく、人の口から飛散する飛沫のブロックに必要なエアーカーテンの風速を維持し、また向かい合う人の頭や顔への空気の接触により不快感を与えるエアーカーテンの気流の拡散も低減している。
飛沫を含んだ空気は吸込用ファン04により吸込口06を通って吸込部02内に流入する。吸込部02内に流入した飛沫を、吸込部02内のフィルター14の表面及び表面近くに付着させる。フィルター14に付着させることにより飛沫を吸込部02内に短時間静止させ、留めることができる。
フィルター14に付着させ静止させた飛沫を紫外線照射手段である紫外線照射ランプ13で殺菌し、殺菌した空気を屋内またはダクト(図示せず)を繋いで屋外へ排出する。吸込部02の図中の断面A―Aについては、後述の図4で説明する。吸込部02には側面に紫外線照射ランプ13、フィルター14のサービス、メインテナンス用に、容易に取り外しが可能なサービスパネル25が取り付けられている。
図2は本実施の形態に係る吐出部01を示す断面図で、破線で囲んだ部分が前述の吐出空気調整部07である。吐出口05は板状の吐出口仕切版08によって仕切られ、3層吐出口構造となっている。以後中央の層をメインエアー11、外側の2層をガードエアー12と呼ぶ。
ガードエアー12の空気の入口部分には、風量調整板09aが取り付けられており、空気が通過するその開口面積は約50%となっている。吐出用ファン03により送られた空気は、メインエアー11はそのまま流れ、ガードエアー12は風量調整板09aにより減速され、ガードエアー12の吐出風速はメインエアー11の吐出風速の概ね1/2になっている。
メインエアー11の整流部材10aの断面は水平カットの矩形で、ガードエアー12の整流部材10bは断面を概ね30度の斜めカット形状にし、長い側を外側にし、外側の流れの抵抗を大きくし、ガードエアー12においても外側が遅い速度勾配を付けている(吐出空気調整部詳細図)。
これにより吐出口全体の風速分布は、逆放物線の近似形状となり、ガードエアー12と周囲の静止空気との速度差が小さくなり、周囲空気の巻き込み、混合が少なくなる。これによりエアーカーテンの風速の減速が少なくなり、飛沫をブロックできる風速を長く維持できる。更にガードエアー12の吐出速度をメインエアー11の概ね1/2にしたことにより、ガードエアー12の風速をメインエアー11の風速へ移すことにつながり、メインエアー11の風速を風速調整前の約1.5倍にでき、飛沫のブロック性能を向上している。
図4は本実施の形態における吸込部02の断面図で、図1の吸込部02の断面A―Aを示す図である。本発明では、吸込部02にエアーカーテンの形成と同時に、飛沫を吸引し、殺菌し、除去する機能を付けている。
吸込部02が吸引する空気は吐出口05の位置にはほとんど左右されず、吸込口06の近傍の空気を吸い込む。エアーカーテンが巻き込んだ飛沫を効率よく吸い込むためには、吸込口06はエアーカーテンの中心の流線上に位置する必要があり、吸込口06は吐出口05の鉛直下方に置く。
吸込用ファン04によって吸い込まれる空気は、吸込部02上部に位置し、ゴミ等を除去するパンチング材が取り付けられた吸込口06を通って殺菌を行う吸込部02内へ流入する。吸込部内には紫外線照射ランプ13、フィルター14が取り付けられており、吸込部02の箱を形成する面材には紫外線反射率の高い金属板が使われている。ここでの紫外線反射率の高い金属板は、例えば高純度のアルミ板でその紫外線反射率は85%である。
吸込部02内に流入した飛沫は、その成分は水分であり、付着し易く吸込部02内の部品、部材に付着する。飛沫を最も多く付着させるフィルター14は、吸込部02内の空気の流れに於いて、紫外線照射ランプの取付け位置より下流側で紫外線照射ランプの紫外線が直接照射できる位置に取り付ける。
紫外線照射ランプ13の紫外線は、吸込部02内の面材、吸込用ファンのファンモーター22、フィルター14へ至近距離で照射でき、吸込部02の箱を形成する面材としての金属板の反射もあり、付着した飛沫を短時間(約10秒)で殺菌し飛沫核になるのを防ぐ。
吸込部内で殺菌された空気はフィルター14を通って、排出口23aより屋内へ排出される。吸込部02にダクト接続口(図示せず)を設け、ダクトを繋いで、屋外へ排出しても良い。紫外線は人体に有害であるが、繊維が幾重にも重なったフィルター14を通過中に減衰され、消散する。図4では排出口23aが横壁に設けられているが、下方に空間がある場合には、底面に排出口23aを設けても良い(図示せず)。
図5に本発明の実施によるエアーカーテン気流の風速分布の一例を示す。図2の吐出口05より吐出された空気は、吐出直後においてその風速分布は逆放物線の近似形となっている。これにより周囲の静止空気とガードエアー12との速度差が小さくなり、周囲空気との混合を低く抑えられるため吐出時の風速、風速分布を長く維持している。
飛沫をブロックするのに重要な中央部風速は吐出直後でu≒2.0m/secであり、エアーカーテン中間部での風速はu≒1.8m/secでu/u≒0.9となって、減速を少なくしている。不快感に関係する拡散の角度は約5°に抑えられている。データでは5°の線を越えているところもあるが、人にはほとんど感じない風速であり、拡散の角度は約5°とした。
図8は本発明の実施の形態に係るエアーカーテン装置図で、エアーカーテンの空気を循環式にしたエアーカーテン装置101cを示す概略断面図である。前述の吐出部がエアーカーテン装置101cの上部に備えられており、吐出口より吐出される空気の風速を、図2に示す吐出口調整部07により、エアーカーテンを介して向かい合う者同士に向けて漸次遅くなる構成となっている。
エアーカーテンを形成する空気循環ファン24を空気の流れに対し、吸込口06と吐出口05との間に取付ける。なお図8では前記ファンを吐出部01に取り付けているが、吸込部02に取り付けても良い。吐出口05より吐出される空気は、鉛直下方に設けられた吸込部02の吸込口06に向けて吐出される。
エアーカーテンの左右の外側には空気を通すダクト21が設けられており、吸込口06より吸い込まれた空気は吸込部02の空気流出口26より前記ダクト21を通って、吐出部01の空気流入口27より吐出部01に入り、前記空気循環ファン24により吐出口05より吐出され、空気循環式の白抜き下向き矢印のエアーカーテンACを形成する。
ダクト21の面材には紫外線反射率の高い前記金属板を使用し、ダクト21内に紫外線照射ランプ13とフィルター14を取り付け、飛沫をダクト面材、フィルター14に付着させ、空気がダクト21を通過中に紫外線で殺菌する。以上説明した空気循環式エアーカーテン装置101cでは、排出空気が無く、室内の空気の乱れを少なくすることができ、また吸込部02のファンを無くせることから、吸込口06を低く、吸込部02を小型化できる。
図5の風速分布図を図8に適用すると、エアーカーテン装置101cを介して対話する人に向けて、風速は漸次遅くなっている。またエアーカーテンの中心風速の減速は少なく、人の顔の高さに当たる中間点での中心風速はu≒1.8m/secで、この風速は飛沫を良くブロックできる。エアーカーテン気流の拡散の角度θは約5°で、気流は人の前面を流れ、頭や顔に気流が触れることも無く、不快感を与えない。
図9は空気循環式と移動式の機能を併せ持つ他の実施形態のエアーカーテン装置101dの概略断面図である。キャスター18の付いた台車19に前述の空気循環式エアーカーテン装置101cを取り付け、台車19から上方に伸びる左右の支柱20にダクト21を固定し、また左右の支柱20の上部に設けた横張に吐出部01を固定し、空気循環式で移動式のエアーカーテン装置101dを形成する。
空気循環、移動式エアーカーテン装置101dの利用場所としては、医者と患者間等の医療現場、老人ホームや介護施設での面会現場、カラオケボックス等数多く想定される。又本エアーカーテン装置を複数台並べて使用することにより、複数人が対話するようなところでの使用も可能であり、L字型やコの字型に置くことにより、避難場所等でウイルスに安全な空間を作ることができる。
次にエアーカーテンの風速と飛沫のブロック性能との関係について説明する。飛沫をブロックするのに適したエアーカーテンの風速を知るため、飛沫の大きさに近似する粒子径約5ミクロンの超音波加湿器の霧を使って調べた。人の一般的な飛沫は粒子の大きさが5ミクロン程で、飛距離は1mから2mとされる。
Figure 2022100305000002
ぎ、エアーカーテンの中心より30cm離れた所からエアーカーテンに向かって霧を当て、ブロック性能を調べた。なお本加湿器で1mの高さから水平に霧を放出した場合、床に落ちるまでの距離は1.0mから1.5mである。
エアーカーテンの中央部風速が1.5m/secで、霧はほぼ直角にエアーカーテンに吸い込まれ、飛沫をブロックできることが確認できた。エアーカーテンの風速は室内の空気を乱さないよう、飛沫がブロックできれば遅いほどよく、また風速が3.0m/sec以上では室内空気の乱れ、騒音などで不快を感じるため、本発明の吐出風速を1.5m/secから3.0m/secとした。
本発明では飛沫感染を防ぐために使用されるビニールのカーテンや透明のアクリル板を空気のカーテンに置き換え、そのエアーカーテンにより、飛沫をブロックすると同時に、捕捉し、殺菌・除去しようとするものである。ビニールのカーテンやアクリル板ではそれにブロックされ、付着した飛沫やテーブル等に落下した飛沫は、やがて水分が蒸発し、飛沫核となり空気感染源となる。
飛沫に含まれるコロナウイルスは紫外線の照射距離30cm、照射時間10秒で99%不活性できるとされる。したがって本発明のエアーカーテン装置では、飛沫を人に不快感を与えることなくエアーカーテンによりブロック、捕捉し、捕捉した飛沫をフィルターに付着、静止させ、紫外線を至近距離から照射し、飛沫を水分が蒸発し飛沫核となる前に殺菌しようとするものである。
101 エアーカーテン装置 29 横梁
01 吐出部 30 吐出口中央部
02 吸込部
03 吐出用ファン
04 吸込用ファン
05 吐出口
06 吸込口
07 吐出空気調整部
08 吐出口仕切版
09 風量調整板
10 整流部材
11 メインエアー
12 ガードエアー
13 紫外線照射ランプ
14 フィルター
18 キャスター
19 台車
22 ファンモーター
23 排出口
25 サービスパネル
26 空気流出口
27 空気流入口
本発明の実施の形態におけるエアーカーテン装置を示す概略構成図である。 図1の吐出部における実施の形態を示す吐出部の断面図である。 本発明の実施の形態における吸込部の断面図である。 本発明の実施の形態におけるエアーカーテン気流の風速分布図である。 本発明の実施の形態における空気循環型のエアーカーテン装置図である。 本発明の実施の形態における空気循環型で移動式のエアーカーテン装置図である。
フィルター14に付着させ静止させた飛沫を紫外線照射手段である紫外線照射ランプ13で殺菌し、殺菌した空気を屋内またはダクト(図示せず)を繋いで屋外へ排出する。吸込部02の図中の断面A―Aについては、後述の図3で説明する。吸込部02には側面に紫外線照射ランプ13、フィルター14のサービス、メインテナンス用に、容易に取り外しが可能なサービスパネル25が取り付けられている。
図3は本実施の形態における吸込部02の断面図で、図1の吸込部02の断面A―Aを示す図である。本発明では、吸込部02にエアーカーテンの形成と同時に、飛沫を吸引し、殺菌し、除去する機能を付けている。
吸込部内で殺菌された空気はフィルター14を通って、排出口23aより屋内へ排出される。吸込部02にダクト接続口(図示せず)を設け、ダクトを繋いで、屋外へ排出しても良い。紫外線は人体に有害であるが、繊維が幾重にも重なったフィルター14を通過中に減衰され、消散する。図3では排出口23aが横壁に設けられているが、下方に空間がある場合には、底面に排出口23aを設けても良い(図示せず)。
図4に本発明の実施によるエアーカーテン気流の風速分布の一例を示す。図2の吐出口05より吐出された空気は、吐出直後においてその風速分布は逆放物線の近似形となっている。これにより周囲の静止空気とガードエアー12との速度差が小さくなり、周囲空気との混合を低く抑えられるため吐出時の風速、風速分布を長く維持している。
図5は本発明の実施の形態に係るエアーカーテン装置図で、エアーカーテンの空気を循環式にしたエアーカーテン装置101cを示す概略断面図である。前述の吐出部がエアーカーテン装置101cの上部に備えられており、吐出口より吐出される空気の風速を、図2に示す吐出口調整部07により、エアーカーテンを介して向かい合う者同士に向けて漸次遅くなる構成となっている。
エアーカーテンを形成する空気循環ファン24を空気の流れに対し、吸込口06と吐出口05との間に取付ける。なお図5では前記ファンを吐出部01に取り付けているが、吸込部02に取り付けても良い。吐出口05より吐出される空気は、鉛直下方に設けられた吸込部02の吸込口06に向けて吐出される。
図4の風速分布図を図5に適用すると、エアーカーテン装置101cを介して対話する人に向けて、風速は漸次遅くなっている。またエアーカーテンの中心風速の減速は少なく、人の顔の高さに当たる中間点での中心風速はu≒1.8m/secで、この風速は飛沫を良くブロックできる。エアーカーテン気流の拡散の角度θは約5°で、気流は人の前面を流れ、頭や顔に気流が触れることも無く、不快感を与えない。
図6は空気循環式と移動式の機能を併せ持つ他の実施形態のエアーカーテン装置101dの概略断面図である。キャスター18の付いた台車19に前述の空気循環式エアーカーテン装置101cを取り付け、台車19から上方に伸びる左右の支柱20にダクト21を固定し、また左右の支柱20の上部に設けた横張に吐出部01を固定し、空気循環式で移動式のエアーカーテン装置101dを形成する。

Claims (2)

  1. 向かい合う者同士の間に、上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成し、人の咳や会話等によって飛散する飛沫をブロックするためのエアーカーテン装置であって、
    吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を備えた吐出部を上方に配設し、前記吐出口より吐出される空気を吸い込む吸込口を下方に配設して、向かい合う者同士の間に上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成させるよう構成し、
    前記吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速を、向かい合う者同士に向けて漸次遅くする前記吐出空気調整部を有する前記吐出部と、前記エアーカーテンの左右側面に位置し、吸込口より吸い込んだ空気を吐出部の空気流入口へ送るダクトと、前記ダクト内にダクトを通過する空気を殺菌する紫外線照射手段とを備えたエアーカーテン装置。
  2. キャスターの付いた台車に取り付けられた、請求項1に記載のエアーカーテン装置。
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