JP2022100178A - エアーカーテン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コロナウイルスの飛沫による感染を防止するため、人に不快感を与えること無く、エアーカーテンにより飛沫をブロックし、捕捉し、殺菌・除去するエアーカーテン装置を提供する。【解決手段】エアーカーテンを形成する吐出部01に吐出口05より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部07を設け、この吐出空気調整部07は吐出口中央部の風速を早く、その外側の風速を遅くするよう調整する。飛沫を含んだ空気は吸込用ファン04により吸込部02内に流入し、流入した飛沫を、紫外線照射ランプ13の下流側に設けたフィルター14に付着させ、付着した飛沫を紫外線照射ランプ13で殺菌する。【選択図】図1

Description

本発明はコロナウイルス感染経路の1つである、人の咳、くしゃみ、会話によって飛散する飛沫をブロックし、捕捉し、殺菌・除去するエアーカーテン装置に関する。
建物の開放された出入口に、外気の熱侵入や、ほこり、虫などの侵入を防ぐ目的でエアーカーテンが設置されている。例えば送風機を備えたエアーカーテン本体を建物の出入口上方に設置し、エアーカーテン本体の設置面と反対の側面に吸込口が設けられ、吸込口より送風機により送られた空気は、エアーカーテン本体の下面に設けられた吐出口より床面に向けて吹き出し、吐出口と床面との間にエアーカーテンを形成している(特許文献1)。
また空気を殺菌する方法として、紫外線ランプの紫外線が多く利用されているが、従来の紫外線空気殺菌方法は、空気の流れの上流側から、空気吸込口、フィルター、紫外線空気殺菌部、送風ファン、空気吹出口の順に各要素は配置され、前記紫外線空気殺菌部で殺菌された空気を室内に送り出すようになっている(例えば特許文献2)。
特開平05-106898号公報 特開2005-006771号公報
しかしながら、特許文献1では、吐出口より床に向けて強い吐出空気を吹き付けているため、2人が対面、対話する間に形成するエアーカーテンとしては、風量が多く、風速も早く、エアーカーテン気流が頭や、顔に触れ不快感を感じさせるため、本発明の目的のエアーカーテンには適さない。
また紫外線で空気中の菌を殺菌、不活性化するためには一定時間連続して菌に紫外線を照射する必要があるが、特許文献2では、空気中に含まれる菌は紫外線空気殺菌部に留まることなく素早くこの殺菌部を通過し、紫外線を受ける時間が短く、大きな殺菌効果が得られない懸念がある。
そこで本発明では、コロナウイルスの飛沫による感染を防止するため、人に不快感を与えること無く、エアーカーテンにより飛沫をブロックし、捕捉し、捕捉した飛沫をより確実に殺菌できるエアーカーテン装置を提供することを目的とする。
エアーカーテン装置に係る第1の発明は、向かい合う者同士の間に、上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成するためのエアーカーテン装置であって、エアーカーテンを形成する吐出用ファンと、吸込用ファンと、前記吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部とを備え、前記吐出空気調整部は、前記吐出口より吐出される空気の吐出部断面横方向の吐出口中央部の風速を早く、中央部に隣接する外側の風速を遅くしたことを特徴とする。
これにより吐出空気の周囲の静止空気との混合が少なくなり、吐出空気の風速の減速が少なく、人の飛沫のブロックに必要なエアーカーテンの風速を維持し、また向かい合う人の頭や顔への空気の接触により不快感を与えるエアーカーテンの気流の拡散も低減できるる。
第2の発明は、第1の発明において、前記吐出口を3層構造とし、中央の層を挟む外側の2層には、ファンと吐出口との間に風量調整板を設け、前記外側2層の吐出空気の風速を、前記中央の層の吐出空気の風速の概ね1/2とする前記吐出空気調整部を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記吐出用ファンと前記吐出口との間に位置し、空気が通過する開口部の面積を、複数の開口のうち前記吐出口中央部を大きく、外側を段階的に小さくした風量調整板を備えたことを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、前記吐出口より吐出される空気の前記中央部の風速を、1.5m/secから3.0m/secとすることを特徴とする。
エアーカーテン装置に係る第5の発明は、上面に吸込口を設けた箱状の吸込部を形成し、吸込部内にはエアーカーテンの吐出口より吐出される空気を吸い込む吸込用ファンと、吸い込んだ空気中に含まれる飛沫を付着、除去するフィルターと、付着した飛沫を殺菌する紫外線照射ランプとを備え、前記フィルターは、吸込部内の空気の流れにおいて紫外線照射ランプの下流側で、紫外線照射ランプが紫外線を直接照射できる位置に取り付けたことを特徴とする。
これによりエアーカーテンにより捕捉した飛沫を、吸込部内のフィルターに付着、静止させ、紫外線をフィルターに向け至近距離から照射し、より確実に殺菌することができる。
エアーカーテン装置に係る第6の発明は、吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を有する吐出部と、この吐出部の下方に設けられ、エアーカーテン気流が流れる空隙を設けたカウンターテーブルと、カウンターテーブルの下面に設けられ、吸い込んだ空気を殺菌する手段を設けた吸込部とを備えたことを特徴とする。
エアーカーテン装置に係る第7の発明は、キャスターの付いた台車に支柱を立て、前記支柱上部に取り付けられ、吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を有する吐出部と、前記台車に取り付けられ、吸い込んだ空気を殺菌する手段を設けた吸込部とを備えたことを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、前記支柱に高さ調整機能を付けたことを特徴とする。
エアーカーテン装置に係る第9の発明は、吸込口と吐出口との間に設けられエアーカーテンを形成する空気循環ファンと、エアーカーテンの左右側面に位置し、吸込口より吸い込んだ空気を吐出部の空気流入口へ送るダクトと、前記ダクト内にダクトを通過する空気を殺菌する紫外線照射手段と、吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を有する吐出部とを備えたことを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明におけるエアーカーテン装置を、キャスターの付いた台車に取り付けたことを特徴とする。
本発明のエアーカーテン装置では、コロナウイルスの飛沫による感染を防止するため、人に不快感を与えること無く、エアーカーテンにより飛沫をブロックし、捕捉し、捕捉した飛沫をより確実に殺菌・除去することが可能となった。
本発明の実施の形態におけるエアーカーテン装置を示す概略構成図である。 図1の吐出部における第1の実施の形態を示す吐出部の断面図である。 図1の吐出部における第2の実施の形態を示す吐出部の断面図である。 本発明の実施の形態における吸込部の断面図である。 本発明の実施の形態におけるエアーカーテン気流の風速分布図である。 本発明の実施の形態におけるカウンターテーブルエアーカーテン装置図である。 本発明の実施の形態における移動式エアーカーテン装置の断面図である。 本発明の実施の形態における空気循環型のエアーカーテン装置の断面図である。 本発明の実施の形態における空気循環型で移動式のエアーカーテン装置の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態に係るエアーカーテン装置101で、エアーカーテンにより、コロナウイルスの感染源の1つである人の飛沫をブロックし、捕捉し、殺菌・除去するための構成を示す概略図である。
上部に吐出用ファン03を設けた吐出部01が設置され、下部に吸込用ファン04を設けた吸込部02が設置されている。吐出用ファン03により送られた空気は吐出口05より吐出され、下部の吸込部02内の吸込用ファン04によって吸込口06より吸い込まれ、吐出口05と吸込口06との間に上から下向きに空気が流れる白抜き矢印のエアーカーテンACを形成している。吐出部01と吸込部02は天面、底面、四側面からなる直方体形状の箱型を呈しているが、少なくとも一面は開閉が可能な構造となっている。
吐出部01には吐出用ファン03から送られ、吐出口05より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部07が設けられている。吐出空気調整部07は吐出口仕切板08、風量調整板09、ハニカム構造の整流部材10によって構成されている。吐出空気調整部07は、吐出口05より吐出される空気の吐出部断面横方向の吐出口中央部30の風速を早く、中央部30に隣接する外側の風速を遅くするよう調整している。
これにより吐出空気の周囲の静止空気との混合が少なくなり、吐出空気の風速の減速が少なく、人の口から飛散する飛沫のブロックに必要なエアーカーテンの風速を維持し、また向かい合う人の頭や顔への空気の接触により不快感を与えるエアーカーテンの気流の拡散も低減している。
飛沫を含んだ空気は吸込用ファン04により吸込口06を通って吸込部02内に流入する。吸込部02内に流入した飛沫を、吸込部02内のフィルター14の表面及び表面近くに付着させる。フィルター14に付着させることにより飛沫を吸込部02内に短時間静止させ、留めることができる。
フィルター14に付着させ静止させた飛沫を紫外線照射手段である紫外線照射ランプ13で殺菌し、殺菌した空気を屋内またはダクト(図示せず)を繋いで屋外へ排出する。吸込部02の図中の断面A-Aについては、後述の図4で説明する。吸込部02には側面に紫外線照射ランプ13、フィルター14のサービス、メインテナンス用に、容易に取り外しが可能なサービスパネル25が取り付けられている。
図2は本実施の形態に係わる吐出部01を示す断面図で、破線で囲んだ部分が前述の吐出空気調整部07である。吐出口05は板状の吐出口仕切板08によって仕切られ、3層吐出口構造となっている。以後中央の層をメインエアー11、外側の2層をガードエアー12と呼ぶ。
ガードエアー12の空気の入口部分には、風量調整板09aが取り付けられており、空気が通過するその開口面積は約50%となっている。吐出用ファン03により送られた空気は、メインエアー11はそのまま流れ、ガードエアー12は風量調整板09aにより減速され、ガードエアー12の吐出風速はメインエアー11の吐出風速の概ね1/2になっている。
メインエアー11の整流部材10aの断面は水平カットの矩形で、ガードエアー12の整流部材10bは断面を概ね30度の斜めカット形状にし、長い側を外側にし、外側の流れの抵抗を大きくし、ガードエアー12においても外側が遅い速度勾配を付けている(吐出空気調整部詳細図)。
これにより吐出口全体の風速分布は、逆放物線の近似形状となり、ガードエアー12と周囲の静止空気との速度差が小さくなり、周囲空気の巻き込み、混合が少なくなる。これによりエアーカーテンの風速は減速が少なくなり、飛沫をブロックできる風速を長く維持できる。更にガードエアー12の吐出速度をメインエアー11の概ね1/2にしたことにより、ガードエアー12の風速をメインエアー11の風速へ移すことにつながり、メインエアー11の風速を風速調整前の約1.5倍にでき、飛沫のブロック性能を向上している。
図3は第2の実施形態の吐出部01を示す断面図で、図3(a)において、破線で囲んだ部分が前述の吐出空気調整部07である。吐出用ファン03と吐出口05に設けた整流部材10との間に風量調整板09bを設け、風量調整板09bは複数の開口のうち前記中央部30の開口面積を広く、外側に向けては段階的に開口面積を狭くした。風量調整板詳細図(b)にその一例を示す。
風量調整板09bによって、吐出風速は前記中央部30を早く、前記外側は段階的に遅くでき、周囲の静止空気との速度差を小さく、巻き込みが少なく、吐出時の流速、形状を維持できる。また前記外側の流速を遅くしたことにより、前記中央の風速が風速調整前より早くなり、飛沫のブロック性能を向上できる。
図4は本実施の形態における吸込部02の断面図で、図1の吸込部02の断面A-Aを示す図である。本発明では、吸込部02にエアーカーテンの形成と同時に、飛沫を吸引し、殺菌し、除去する機能を付けている。
吸込部02が吸引する空気は吐出口05の位置にはほとんど左右されず、吸込口06近傍の空気を吸い込む。エアーカーテンが巻き込んだ飛沫を効率よく吸い込むためには、吸込口06はエアーカーテンの中心の流線上に位置する必要があり、吸込口06は吐出口05の鉛直下方に置く。
吸込用ファン04によって吸い込まれる空気は、吸込部02上部に位置し、ゴミ等を除去するパンチング材が取り付けられた吸込口06を通って殺菌を行う吸込部02内へ流入する。吸込部内には紫外線照射ランプ13、フィルター14が取り付けられており、吸込部02の箱を形成する面材には紫外線反射率の高い金属板が使われている。ここでの紫外線反射率の高い金属板は、例えば高純度のアルミ板でその紫外線反射率は85%である。
吸込部02内に流入した飛沫は、その成分は水分であり、付着し易く吸込部02内の部品、部材に付着する。飛沫を最も多く付着させるフィルター14は、吸込部02内の空気の流れに於いて、紫外線照射ランプ13の取付け位置より下流側で、紫外線照射ランプ13の紫外線が直接照射できる位置に取り付ける。
フィルター14の素材にはマスク等に使用される不織布を使用し、この不織布を使用したマスクによる飛沫の捕集効率は95%以上である。前記不織布を用いたフィルター14は繊維密度が高く、飛沫はフィルター14の表面、及び表面近くに多く付着する。この付着作用により、飛沫を吸込部02内に短時間静止させ、留めることができる。また前記不織布はつづら折り形状にして使用し、フィルター14による圧力損失を少なくする。
紫外線照射ランプ13の紫外線は、吸込部02内の面材、吸込用ファンのファンモーター22、フィルター14へ至近距離で照射でき、吸込部02の箱を形成する面材としての金属板の反射もあり、付着した飛沫を短時間(約10秒)で殺菌し、飛沫核になるのを防ぐ。なお飛沫の水分が蒸発し、飛沫核化すると予想される時間は20分とされる。
吸込部内で殺菌された空気はフィルター14を通って、排出口23aより屋内へ排出される。吸込部02にダクト接続口(図示せず)を設け、ダクトを繋いで、屋外へ排出しても良い。紫外線は人体に有害であるが、繊維が幾重にも重なったフィルター14を通過中に減衰され、消散する。図4では排出口23aが横壁に設けられているが、下方に空間がある場合には底面に排出口23aを設けても良い(図示せず)。
図5に本発明の実施によるエアーカーテン気流の風速分布の一例を示す。図2の吐出口05より吐出された空気は、吐出直後においてその風速分布は逆放物線の近似形となっている。これにより周囲の静止空気とガードエアー12との速度差が小さくなり、周囲空気との混合を低く抑えられるため吐出時の風速、風速分布を長く維持している。
飛沫をブロックするのに重要な中央部風速は吐出直後でu≒2.0m/sであり、エアーカーテン中間部での風速はu≒1.8m/sでu/u≒0.9となって、減速を少なくしている。不快感に関係する拡散の角度は約5°に抑えられている。データでは5°の線を越えている所もあるが、人にはほとんど感じない風速であり、拡散の角度は約5°とした。
図6は本実施の形態に係るエアーカーテン装置図で、本発明をカウンターテーブル15に採用したエアーカーテン装置101aの概略断面図である。フロント係と客がカウンターテーブル15を介して、約1m離れて対話している。前述の吐出部01が頭上に設置されており、この吐出部01には前述の吐出空気調整部07が設けられている。図では吐出部01は天井から吊り下げているが、カウンターテーブル15に支柱(図示せず)を立て、これに取り付けても良い。
カウンターテーブル15には吐出口05の鉛直下方の位置に吸込口06を介して空隙16が設けられており、ここを通過した空気は、カウンターテーブル15の下面に取り付けられた吸込部02に、吸込口06を介して流入する。吐出口05より吐出した空気は白抜き矢印のように流れ、吐出口05とカウンターテーブル15の空隙16との間にエアーカーテンACを形成する。
図5の風速分布図を図6に適用すると、吐出直後の中心風速はu≒2.0m/sで、人の顔の高さに当たる中間点での中心風速はu≒1.8m/sで、u/u≒0.9となっており、この風速は飛沫17を良くブロックできる。エアーカーテン気流の拡散の角度θは約5°で、気流は人の前面を流れ、頭や顔に気流が触れることもなく、不快感を与えない。風速とブロック性能の関係については後で説明する。
ブロックされた飛沫17はエアーカーテンに巻き込まれ、空隙16を通って吸込部02へ流入する。吸込部02に流入した空気に含まれる飛沫17は、吸込部内のフィルター14に付着し、紫外線照射ランプ13により殺菌される。殺菌された空気はフィルター14を通ってカウンターテーブル15下の排出口23bより排出される。また吸込部02には紫外線照射ランプとフィルター交換用のサービスパネル25が取り付けられている。また排出口23bにダクト接続口(図示せず)を設け、ダクトを繋いで、屋外へ排出しても良い。
図6ではカウンターテーブル15を介した人が立った姿勢での本エアーカーテン装置101aの使用となっているが、テーブルの高さ、幅、奥行きの寸法を変え、座った姿勢での活用、例えばビジネスでの対面営業や飲食等の場所での使用も可能である。
図7は本実施の形態に係るエアーカーテン装置図で、エアーカーテン装置を移動可能な台車19に取り付けたエアーカーテン装置101bを示す概略断面図である。以後前述にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
下面の4隅にキャスター18を配した台車19の上面に吸込部02を取り付け、また台車19に4本の支柱20を取り付ける。前後の対抗する支柱20同士を連結する横梁29に吐出部01を取り付け、吐出部01と吸込部02間に白抜き矢印のエアーカーテンACを形成する。吸込部02に吸い込まれた空気は、殺菌、除去された後、対面、対話している人に風が当たらないよう横から放出される(白抜き横矢印)。
支柱20にはパイプ20a、20bを使用し、中間部で分割し、上部のパイプ20bが下部の太いパイプ20a内でスライドし、希望する高さで手回しネジ28で固定できる。高さ調整機能は椅子や車椅子に座った時など、低い姿勢での使用に対応できる。高さを調整する機能は、図7に示すものに限らず、種々の高さ調整機能が利用できる。
図7では吐出用ファン03が3台となっているが、このように吐出用ファン03を増設することにより、エアーカーテンの間口を連続的に広げることが可能である。
図8は本実施の形態に係るエアーカーテン装置図で、エアーカーテンの空気を循環式にした他のエアーカーテン装置101cを示す概略断面図である。エアーカーテンを形成する空気循環ファン24を空気の流れに対し、吸込口06と吐出口05との間に取り付ける。なお図8では前記ファンを吐出部01に取り付けているが、吸込部02に取り付けても良い。吐出口05より吐出された空気は、鉛直下方に設けられた吸込部02の吸込口06に向けて吐出される。
エアーカーテンの左右の外側には空気を通すダクト21が設けられており、吸込口06より吸い込まれた空気は吸込部02の空気流出口26より前記ダクト21を通って、吐出部01の空気流入口27より吐出部01に入り、前記空気循環ファン24により吐出口05より吐出され、空気循環式の白抜き下向き矢印のエアーカーテンACを形成する。
ダクト21の面材には紫外線反射率の高い前記金属板を使用し、ダクト21内に紫外線照射ランプ13とフィルター14を取り付け、飛沫をダクト面材、フィルター14に付着させ、空気がダクト21を通過中に紫外線で殺菌する。以上説明した空気循環式エアーカーテン装置101cでは、排出空気が無く、室内の空気の乱れを少なくすることができ、また吸込部02のファンを無くせることから、吸込口06を低く、吸込部02を小型化できる。
図9は空気循環式と移動式の機能を併せ持つ他の実施形態のエアーカーテン装置101dの概略断面図である。キャスター18の付いた台車19に前述の空気循環式エアーカーテン装置101cを取り付け、台車19から上方に伸びる左右の支柱20にダクト21を固定し、また左右の支柱20の上部に設けた横梁29に吐出部01を固定し空気循環式で移動式のエアーカーテン装置101dを形成する。
移動式エアーカーテン装置の利用場所としては、医者と患者間等の医療現場、老人ホームや介護施設での面会現場、カラオケボックス等数多く想定される。又本エアーカーテン装置を複数台並べて使用することにより、複数人が対話するような所での使用も可能であり、L字型やコの字型に置くことにより、避難場所等で、コロナウイルスに安全な空間を作ることができる。
次にエアーカーテンの風速と飛沫のブロック性能との関係について説明する。飛沫をブロックするのに適したエアーカーテンの風速を知るため、飛沫の大きさに近似する粒子径約5ミクロンの超音波加湿器の霧を使って調べた。人の一般的な飛沫は、粒子の大きさが5ミクロン程で飛距離は1mから2mとされている。
Figure 2022100178000002
ンの中心より30cm離れた所からエアーカーテンに向かって霧を当て、ブロック性能を調べた。なお本加湿器で1mの高さから水平に霧を放出した場合、床に落ちるまでの飛距離は1.0mから1.5mである。
前記中央部風速が0.5m/s、1.0m/s、1.5m/sについて調べ、前記中央部風速が0.5m/sでは霧は約50%エアーカーテンを通過し、1.0m/sでほぼブロックされ、1.5m/sでは霧はほぼ直角にエアーカーテンに吸い込まれた。
この結果、本エアーカーテン装置による風速の実験の範囲内で、飛沫をブロックできることが確認できた。エアーカーテンの風速は室内の空気を乱さないよう、飛沫がブロックできれば遅いほど良く、また風速が3.0m/s以上では室内空気の乱れ、騒音などで不快を感じるため、空調等の外乱を考慮し、本発明の吐出風速を、1.5m/sから3.0m/sとした。
本発明では飛沫感染を防ぐために使用されるビニールのカーテンを空気のカーテンに置き換え、そのエアーカーテンにより、飛沫をブロックすると同時に、捕捉し、殺菌・除去しようとするものである。ビニールのカーテンでは、ビニールのカーテンにブロックされ、そこに付着した飛沫やテーブル等に落下した飛沫は、やがて水分が蒸発し、飛沫核となり空気感染源となる。
飛沫に含まれるコロナウイルスは紫外線の照射距離30cm、照射時間10秒で99%不活性化できるとされる。したがって本発明のエアーカーテン装置では、飛沫を人に不快感を与えることなくエアーカーテンによりブロックし、捕捉し、捕捉した飛沫を、フィルターに付着、静止させ、紫外線を至近距離から照射し、飛沫を水分が蒸発し飛沫核となる前に殺菌しようとするものである。
本エアーカーテン装置は人が対話等で飛散する飛沫のブロック、捕捉、殺菌を前提にしているが、人が居ない場合での殺菌装置付きのパーテーションとして、また室内の空気殺菌・清浄機として使用することも可能である。
101 エアーカーテン装置
01 吐出部
02 吸込部
03 吐出用ファン
04 吸込用ファン
05 吐出口
06 吸込口
07 吐出空気調整部
08 吐出口仕切板
09 風量調整板
10 整流部材
11 メインエアー
12 ガードエアー
13 紫外線照射ランプ
14 フィルター
15 カウンターテーブル
16 空隙
17 飛沫
18 キャスター
19 台車
20 支柱
21 ダクト
22 ファンモーター
23 排出口
24 空気循環ファン
25 サービスパネル
26 空気流出口
27 空気流入口
28 手回しネジ
29 横梁
30 吐出口中央部
エアーカーテン装置に係る発明は、向かい合う者同士の間に、上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成し、人の咳や会話等によって飛散する飛沫をブロックするためのエアーカーテン装置であって、エアーカーテンを形成する吐出用ファンと吸込用ファンと、前記吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部とを備え、
前記吐出空気調整部は前記吐出用ファンと前記吐出口との間に配設され、吐出口仕切板と風量制御板とハニカム構造の整流部材とで構成し、前記吐出口を前記吐出口仕切板により分割して3層の吐出口構造とし、中央の層を挟む外側の2層には吐出用ファンと吐出口との間に、通過する空気の風量を減少させる前記風量制御板を設け、前記外側2層の吐出空気の1層あたりの風量を前記中央の層の風量の概ね1/2とし、且つ前記中央の層のハニカム構造の整流部材は空気が流れる上下方向の厚さを同じとし、前記外側2層のハニカム構造の整流部材は空気が流れる上下方向の厚さを中央側は中央の層と同じとし、外側を中央側より漸次厚くし、外側に行くにつれて流れの抵抗を大きくし、 前記外側の2層の風速を向かい合う者同士に向けて中央の層の風速より漸次遅くしたことを特徴とする。
本発明のエアーカーテン装置では、コロナウイルスの飛沫による感染を防止するため、人に不快感を与えることなく、エアーカーテンにより飛沫をブロックし、捕捉することが可能となった。

Claims (10)

  1. 向かい合う者同士の間に、上方から下方へ空気が流れるエアーカーテンを生成するためのエアーカーテン装置であって、エアーカーテンを形成する吐出用ファンと、吸込用ファンと、前記吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部とを備え、前記吐出空気調整部は、前記吐出口より吐出される空気の吐出部断面横方向の吐出口中央部の風速を早く、中央部に隣接する外側の風速を遅くしたことを特徴とするエアーカーテン装置。
  2. 前記吐出口を3層構造とし、中央の層を挟む外側の2層には、ファンと吐出口との間に風量調整板を設け、前記外側2層の吐出空気の風速を、前記中央の層の吐出空気の風速の概ね1/2とした前記吐出空気調整部を備えた請求項1に記載のエアーカーテン装置。
  3. 前記吐出用ファンと前記吐出口との間に位置し、空気が通過する開口部の面積を、複数の開口のうち、前記吐出口中央部を大きく、前記外側は段階的に小さくした風量調整板を備えた請求項1に記載のエアーカーテン装置。
  4. 前記吐出口より吐出される空気の前記中央部の風速を、1.5m/secから3.0m/secとした請求項1に記載のエアーカーテン装置。
  5. 上面に吸込口を設けた箱状の吸込部を形成し、吸込部内にはエアーカーテンを形成するための吐出口より吐出される空気を吸い込む吸込用ファンと、吸い込んだ空気中に含まれる飛沫を付着、除去するフィルターと、付着した飛沫を殺菌する紫外線照射ランプとを備え、前記フィルターを吸込部内の空気の流れにおいて紫外線照射ランプの下流側で、紫外線照射ランプで紫外線を直接照射できる位置に取り付けたエアーカーテン装置。
  6. 吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を有する吐出部と、この吐出部の下方に設けられ、エアーカーテン気流が流れる空隙を設けたカウンターテーブルと、カウンターテーブル下面に設けられ、吸い込んだ空気を殺菌する手段を設けた吸込部とを備えたエアーカーテン装置。
  7. キャスターの付いた台車に支柱を立て、前記支柱上部に取り付けられ、吐出用ファンより送られ吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を有する吐出部と、前記台車に取り付けられ、吸い込んだ空気を殺菌する手段を設けた吸込部とを備えたエアーカーテン装置。
  8. 前記支柱に高さ調整機能を備えた、請求項7に記載のエアーカーテン装置。
  9. 吸込口と吐出口との間に設けられエアーカーテンを形成する空気循環ファンと、エアーカーテンの左右側面に位置し、吸込口より吸い込んだ空気を吐出部の空気流入口へ送るダクトと、前記ダクト内にダクトを通過する空気を殺菌する紫外線照射手段と、吐出口より吐出される空気の風速分布を調整する吐出空気調整部を有する吐出部とを備えたエアーカーテン装置。
  10. キャスターの付いた台車に取り付けられた、請求項9に記載のエアーカーテン装置。
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