JP2022100163A - 音源推定サーバ、音源推定システム、音源推定装置、音源推定方法 - Google Patents

音源推定サーバ、音源推定システム、音源推定装置、音源推定方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022100163000001
【課題】回転装置の回転運動の速さによって異音の音源推定の結果に差が生じることを抑制する。
【解決手段】
データ生成部304は、対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音のデータである第1異音データと回転装置の回転運動に関するデータである回転データに基づいて、回転状態が一定量変化するごとの音の大きさの変化を示す第2異音データを生成する。音源推定部305には第2異音データが入力され、車両200に搭載された複数の部品のそれぞれに対して、第2異音データが示す異音の音源である確信度を出力する。
【選択図】図1

Description

本開示は、対象物に搭載された回転装置の回転運動に伴って生じる異音の音源を推定する技術に関する。
車両を構成する複数の部品のいずれかに異常がある場合、車両からは正常時の動作音と異なる音(異音)が生じることがある。異音を失くすためには、複数の部品の中から異音の音源である部品を特定して、修理や交換を行う必要がある。そのため、近年、異音のデータを解析することにより異音の音源である部品を推定する技術が提案されている。
特許文献1では、マイクで録音された異音の信号が、人工知能を備えるサーバに送信される。サーバでは、予め蓄積された複数の異音の参照データの中から、受信した異音の信号と類似する特徴を有する参照データが抽出される。その後、抽出された参照データに基づいて、音源に関する情報が出力される。
米国公開公報2019/0114849号
回転装置の回転運動に伴って異音が発生する場合、回転運動の速さに依存して異音が変化することがある。例えば、回転運動が高速であれば高頻度で発生する異音となり、回転運動が低速であれば低頻度で発生する異音となる。
従来技術では、回転運動の速さによって異音の発生頻度が変化することが考慮されていない。そのため、音源を推定するサーバ等は、ある部品を音源とする高速回転時の異音と低速回転時の異音を、異なる音源から生じる異音であると推定してしまう可能性がある。
本開示は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転装置の発生させる回転運動の速さによって異なる部品が音源として推定されることを抑制した音源推定システム又は音源推定装置又は音源推定方法を提供することである。
本開示のある局面に従う音源推定サーバは、対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データと、前記異音が生じた時の前記回転装置の回転角度に関するデータである回転データとを取得するデータ取得部と、前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成部と、前記第2異音データが、前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定する音源推定部と、を備える。
上記のサーバによれば、回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの音圧を示すデータである第2異音データが生成される。回転角度の変化に対する異音の発生頻度は、回転運動の速さによらず同様である。そのため、回転運動の速さが異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなると考えられる。これにより、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることを抑制できる。
ある実施の形態においては、前記第2異音データは、前記回転装置の回転角度が予め定められた角度分変化する間の前記異音を含む音の大きさを示すデータである。
上記の実施の形態によれば、第2異音データにおける回転角度を、予め定められた角度分に定めることができる。これにより、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる可能性がより高くなる。よって、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることをさらに抑制できる。
ある実施の形態においては、前記第2異音データは、前記回転装置の回転角度が第1状態から第2状態に変化する間の前記異音を含む音の大きさを示すデータである。
上記の実施の形態によれば、第2異音データにおける回転角度を予め定められた状態に定めることができる。これにより、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる可能性がより高くなる。よって、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることをさらに抑制できる。
ある実施の形態においては、前記第2異音データは、前記回転角度が一定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである。
上記の実施の形態によれば、回転装置の回転角度が一定角度変化するごとの音圧の変化を示す第2異音データが生成される。回転角度が一定角度変化するごとの異音の発生頻度は、回転運動の速さによらず同様である。そのため、回転運動の速さが異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる。これにより、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることを抑制できる。
ある実施の形態においては、前記回転データは単位時間あたりの前記回転運動の回転回数である回転速度を含み、前記第2異音データは、前記回転運動の回転回数が一定回数分変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである。
上記の実施の形態によれば、回転装置の回転回数が一定回数分変化するごとの音圧の変化を示すデータである第2異音データが生成される。回転回数が一定回数分変化するごとの異音の発生頻度は、回転運動の速さによらず同様である。そのため、回転運動の速さが異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる。これにより、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることを、回転回数を利用して抑制できる。
ある実施の形態においては、前記回転データは、単位時間あたりの前記回転運動の回転回数である回転速度と、前記回転運動を変速して変速回転運動を出力する変速機構の変速比とを含み、前記第2異音データは、前記変速回転運動の回転回数が一定回数分変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである。
上記の実施の形態によれば、変速機構によって変速された回転運動の回転回数である変速回転回数が一定回数分変化するごと異音の音圧を示すデータである第2異音データが生成される。異音が変速後の回転運動に伴って発生する場合、変速回転回数が一定回数分変化するごとの異音の発生頻度は、回転運動の速さや変速比によらず同様である。そのため、回転運動の速さと変速比が異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる。これにより、回転運動の速さと変速比によって異なる音源推定結果が示されることを抑制できる。
本開示のある局面に従う音源推定システムは、対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音を検出することにより前記異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データを生成する検出生成部と、前記異音が生じた時の前記回転装置の回転状態に関するデータである回転データを取得する回転データ取得部と、前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成部と、前記第2異音データが前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定するサーバに対して前記第2異音データを送信するデータ送信部と、前記サーバから前記音源に関する情報を受信するデータ受信部と、を備える。
上記のシステムによれば、回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの音圧を示すデータである第2異音データが生成される。回転角度が所定角度変化するごとの異音の発生頻度は、回転運動の速さによらず同様である。そのため、回転運動の速さが異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる。これにより、回転運動の速さによってサーバが異なる音源推定結果を示すことを抑制できる。
本開示のある局面に従う音源推定装置は、対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音を検出することにより前記異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データを生成する検出生成部と、前記異音が生じた時の前記回転装置の回転状態に関するデータである回転データを取得する回転データ取得部と、前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成部と、前記第2異音データが前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定する音源推定部と、を備える。
上記の装置によれば、回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの音圧を示すデータである第2異音データが生成される。回転角度が所定角度変化するごとの異音の発生頻度は、回転運動の速さによらず同様である。そのため、回転運動の速さが異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる。これにより、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることを抑制できる。
本開示のある局面にしたがう音源推定方法は、対象物に搭載される回転装置の対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データを取得する第1異音データ取得工程と、前記異音が生じた時の前記回転装置の回転角度に関するデータである回転データを取得する回転データ取得工程と、前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成工程と、前記第2異音データが前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定する音源推定工程と、からなる。
上記の方法によれば、回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの音圧を示すデータである第2異音データが生成される。回転角度が所定角度変化するごとの異音の発生頻度は、回転運動の速さによらず同様である。そのため、回転運動の速さが異なる場合であっても、同一の部品を音源とする異音から生成される第2異音データは同様のデータとなる。これにより、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることを抑制できる。
本開示によれば、回転装置の回転運動の速さによって音源の推定が異なる結果となることを抑制できる。
車両と携帯端末とサーバを示す図である。 異音を含む音の例を示す図である。 実施の形態1の車両と携帯端末とサーバの構成を示す図である。 実施の形態1の音源推定のフローを示す図である。 クランク角に対する周波数音データの変化を示す図である。 第2異音データを生成するフローを示す図である。 第2異音データの例を示す図である。 音源推定部に対する入力と出力の概要を示す図である。 実施の形態2の車両と携帯端末とサーバの構成を示す図である。 実施の形態2の音源推定のフローを示す図である。 実施の形態3の車両と携帯端末を示す図である。 実施の形態3の音源推定のフローを示す図である。 回転回数に対する周波数音データの変化を示す図である。 変速回転回数に対する周波数音データの変化を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
図1は、本開示の実施の形態1に係る車両100と、携帯端末200と、音源推定サーバであるサーバ300との概要を示す図である。本実施の形態では、車両100を音源推定の対象物とする。
車両100は、回転運動を発生させるエンジン103を備える。また、車両100には回転運動に伴って運動する複数の部品が搭載されている。これら複数の部品としては、エンジン103内部で往復運動するピストン、エンジン103の動力によって回転するカムシャフト、エンジン103によって駆動されるオイルポンプ、エンジン103から発生する回転運動を伝達する複数のギヤ等が存在する。これら複数の部品は、回転運動に伴って運動する際に作動音を発生させる。しかし、これら複数の部品のいずれかの部品に異常がある場合、車両100からは通常の作動音とは異なる音(異音)が生じる。
車両100の利用者が異音の発生を感じた時、利用者は車両100をディーラーや整備工場等に入庫させる。ディーラーや整備工場の作業者は、携帯端末200を用いて、車両100に搭載される複数の部品の中から異音の音源である部品の推定を行う。
携帯端末200はマイク211を備え、回転運動に伴って車両100から生じる異音を含む音を検出し、時間に対する異音を含む音の音圧レベルの変化を示すデータである第1異音データを生成する。また、車両100から携帯端末200に対しては、エンジン103から発生する回転運動の回転角度に関するデータである回転データが送信される。
携帯端末200からサーバ300に対しては、第1異音データと回転データが送信される。サーバ300では、受信した第1異音データと回転データに基づいて、車両100に搭載される複数の部品の内のどの部品が異音の音源であるかが推定される。そして、推定結果である音源部品情報がサーバ300から携帯端末200に対して送信される。
ディーラーや整備工場の作業者は、携帯端末200が受信した音源部品情報に基づいて、異音の音源と推定された部品に関する異常の有無を確認し、必要に応じて部品の修理や交換を行う。
ここで、エンジン103から発生する回転運動の速さに応じて異音の発生頻度は異なる。図2は、異音を含む音の、時間に対する周波数スペクトルの変化を示す図である。横軸は時間、縦軸は周波数を示し、色の濃淡が音圧レベルの大きさを示す。図2の異音の音源はエンジン103のピストンである。図2(a)はエンジン103が約600rpmで回転している場合の音を示し、図2(b)はエンジン103が約1800rpmで回転している場合の音を示している。
図2(a)と図2(b)のいずれにおいても、512Hz~2048Hzの周波数帯域で他の周波数帯域よりも比較的大きい音圧レベルを示している。よって、512Hz~2048Hzの音圧レベルが大きくなる瞬間に、車両100の利用者が感じる異音が発生しているとする。ここで、図2(b)の場合の方が図2(a)の場合よりも連続的に異音が発生していることがわかる。これは、異音の音源であるピストンが、図2(a)の場合よりも図2(b)の場合の方が高速で運動しているためである。サーバ300は、図2(a)と図2(b)の様に異なるデータに対して、同一の部品を音源として推定する必要がある。
図3は、車両100と、携帯端末200と、サーバ300との構成を示す図である。
車両100は、車両側制御部101と、車両側通信部102と、エンジン103と、変速機構104とを備える。
エンジン103は、ガソリンなどの燃料を燃焼させることで内部のピストンの往復運動を発生させる。エンジン103には、往復運動を回転運動に変換して出力するクランクシャフトが備えられている。
変速機構104はギヤや軸等で構成されており、クランクシャフトから出力される回転運動の速さやトルクを変換し、変速回転運動として出力する。車両100は、変速機構104から出力される変速回転運動が車輪を回転させることで走行する。
車両側制御部101はエンジン103を制御するマイコンや、変速機構104を制御するマイコン等で構成される。車両側制御部101は、エンジン103等に備えられた図示しないセンサから入力される信号や、車両100のドライバーの操作に基づいて、エンジン103の燃焼のタイミングや変速機構104の変速比等を制御する。車両側制御部101に入力される信号には、エンジン103のクランクシャフトの回転角度を示すクランク角が含まれる。
車両側通信部102は車両100の外部との通信を行う通信装置である。車両側制御部101は、車両側通信部102によって、クランク角に関するデータである回転データを車両100の外部に送信させる。
車両100に搭載される複数の部品の内のいずれかの部品が異常を有する場合、異常を有する部品がエンジン103の回転運動に伴って運動することにより、この部品を音源とする異音が発生する。
携帯端末200は、端末側制御部201と、端末側通信部202と、マイク211と、入力部212と、出力部213とを備える。
マイク211は携帯端末200の周囲の音を検出して第1異音データを生成する検出生成部である。ディーラーや整備工場の作業者などの携帯端末200のユーザが、入庫されてきた車両100に対して携帯端末200を近づけることによって、マイク211は車両100から生じる異音を含む音を検出することができる。マイク211は、異音を含む音の、時間に対する音圧レベルの変化を示すデータである第1異音データを生成し、端末側制御部201に出力する。
入力部212は携帯端末200のユーザの操作を受け付け、ユーザの操作に応じた信号を端末側制御部201に出力する。入力部212としては、キーボード、タッチパネル、マウス、音声認識装置等が用いられる。
出力部213は、端末側制御部201から入力される信号に応じた情報を携帯端末200のユーザに対して出力する装置である。出力部213としては、液晶画面等の表示装置や、音声を出力するスピーカーや、情報を紙面に印刷するプリンター等が用いられる。
端末側通信部202は、携帯端末200の外部との通信を行う装置である。端末側通信部202は、車両側通信部102と通信を行って回転データを受信することによって回転データを取得する回転データ取得部である。端末側通信部202はマイク211によって異音を含む音の検出が行われると同時に、車両100から回転データの受信を行う。これにより、マイク211で検出される異音が発生する時間と同じ時間の回転データを受信することができる。
さらに、端末側通信部202はサーバ300と通信を行うことにより、サーバ300とデータの送受信を行う。端末側通信部202による車両100、及び、サーバ300との通信は、電波を用いた無線通信で行われてもよいし、信号線を用いた有線通信で行われてもよい。また、端末側通信部202は、車両100に対する通信と、サーバ300に対する通信とでそれぞれ異なる通信方式を用いる構成としてもよい。
端末側制御部201は、端末側通信部202、マイク211、出力部213の制御を行う。端末側制御部201は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリ(ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))等によって構成されており、入力部212から入力される信号やROMに記録されたプログラムに基づいて、CPUで処理が実行される。
サーバ300は、サーバ側制御部301と、サーバ側通信部302と、周波数分析部303と、データ生成部304と、音源推定部305とを備える。
サーバ側通信部302は、端末側通信部202と通信を行うことによりデータの送受信を行う通信装置である。サーバ側通信部302は携帯端末200から第1異音データと回転データを受信することによってデータを取得するデータ取得部である。また、サーバ側通信部302は後述する音源部品情報を携帯端末200に送信する。
周波数分析部303は、第1異音データに基づいて、異音を含む音の周波数スペクトルの、時間に対する変化を示すデータである周波数音データを生成する。
データ生成部304は、周波数音データと回転データに基づいて、クランク角が所定角度変化するごとの、異音を含む音の周波数スペクトルを示すデータである第2異音データを生成する。第2異音データはクランク角の変化に対する、異音を含む音の周波数スペクトルの変化を示すデータとなる。
異音がエンジン103の回転運動に伴って生じる場合、低速回転時は異音の音源部品も低速で運動するために異音の発生頻度は低い。一方で、高速回転時は、異音の音源部品も高速で運動するために異音の発生頻度が高い。そのため、同一の部品を音源とする異音であっても、回転運動の速さによって第1異音データは異なるデータとなる。
しかし、クランク角が所定角度変化する間の異音の音源部品の運動は、回転運動の速さに関わらず同様である。そのため、クランク角の変化に対する周波数スペクトルの変化を示す第2異音データは、低速回転時と高速回転時でも同様のデータとなると考えられる。第2異音データを生成する方法の詳細については後述する。
音源推定部305は、入力された第2異音データが、車両100に搭載された複数の部品の内のどの部品から発生する異音に関するデータであるかを推定するように、CNN(Convolutional neural network)等を用いて学習されている。音源推定部305は車両100に搭載される複数の部品のそれぞれに対して、入力された第2異音データが示す異音の音源である確信度を出力する。
音源推定部305が学習を行う際には、第2異音データと同様にクランク角が所定角度変化するごとの異音を含む音の周波数スペクトルの変化を示す入力値と、入力値が示す異音の音源部品に関する情報がラベル付けされたデータを教師データとする。音源推定部305は、教師データの入力値に対する出力における、教師データにラベル付けされた部品の確信度が、他の部品の確信度よりも高くなるようにパラメータが調整される。
サーバ側制御部301は、サーバ側通信部302、周波数分析部303、データ生成部304、音源推定部305の制御を行う。サーバ側制御部301と、周波数分析部303と、データ生成部304と、音源推定部305とは、CPU、メモリ(ROM、RAM)等によって構成されており、ROMに記録されたプログラムに基づいて、CPUで処理が実行される。
図4は、本開示の実施の形態1に係る音源推定の制御フローを示す図である。
携帯端末200の入力部212によって、音源推定を開始するための操作を受け付けることで本制御のフローが開始される。
次に、入力部212は音の検出を行うための操作を受け付ける。これにより、端末側制御部201はマイク211を起動させる。また、端末側制御部201は同時に端末側通信部202を起動させ、端末側通信部202は車両100の車両側通信部102との間で通信を行う。マイク211が起動された状態で携帯端末200が車両100に近づけられると、マイク211によって異音を含む音が検出され、時間に対する異音を含む音の音圧レベルの変化を示す第1異音データが生成される(S1)。端末側通信部202は、マイク211による音の検出と同時に、車両100から回転データを受信する。回転データは、異音を含む音が検出された時間に対応する時間における、エンジン103のクランク角を示すデータである。
次に、端末側制御部201は、第1異音データと回転データを、端末側通信部202を通じてサーバ300に送信する(S2)。サーバ300では、サーバ側通信部302が、第1異音データと回転データを受信する(S3)。
サーバ側制御部301は、サーバ側通信部302で受信した第1異音データを周波数分析部303に入力し、周波数音データを生成させる(S4)。周波数分析部303は、第1異音データに対して、ある時間を中心として所定の時間範囲分のデータに高速フーリエ変換(FFT)を行う。これにより、中心とした時間における周波数スペクトルを算出する。そして、中心とする時間を一定時間ずつ変化させて同様にFFTを行う。これにより、周波数分析部303は周波数音データを生成することができる。また、周波数分析部303は、複数の帯域フィルタを用いて各帯域の音圧レベルを取得することで周波数音データを生成してもよい。
続いて、サーバ側制御部301は周波数音データと回転データとをデータ生成部304に入力し、第2異音データを生成させる(S5)。周波数音データは時間に対する異音を含む音の周波数スペクトルの変化を示すデータであり、回転データは周波数音データと対応する時間におけるエンジン103のクランク角を示すデータである。よって、周波数音データと回転データに基づいて、クランク角が所定角度変化するごとの音圧レベルの値を抽出することで、第2異音データを生成することができる。本実施の形態では、所定角度を一定角度Aとする。
データ生成部304で第2異音データが生成される方法の詳細について、図5と図6を用いて説明する。図5(a)は周波数音データと、回転データに含まれるクランク角を示す図である。周波数音データは時間t1,t2,・・・,tNにおける、異音を含む音の周波数スペクトルP1,P2,・・・,PNを示すデータである。t1,t2,・・・,tNのそれぞれの時間間隔は全てtで等しいものとする。回転データはt1,t2,・・・,tNにおけるクランク角A1,A2,・・・ANを示すデータである。図5(b)はクランク角が一定角度A変化するごとの周波数スペクトルP1,P2,P3,P4,P6,P9,・・・が抽出されたデータを示す。
図6はデータ生成部304で第2異音データが生成されるフローを示す。まず、データ生成部304は、クランク角が予め定められた一定角度A変化するごとの時間とクランク角を抽出する(S5.1)。図5(a)のデータは時間が経つにつれて回転運動の速さが低下する場合のデータであり、t1からt2、t2からt3、t3からt4、t4からt6、t6からt9に時間が変化するごとにクランク角がAずつ変化するものとする。従って、クランク角A1,A2,A3,A4,A6,A9と、対応する時間t1,t2,t3,t4,t6,t9が抽出される。同様の抽出をtNまで行う。
次にデータ生成部304は、抽出された時間と対応する音圧レベルP1,P2,P3,P4,P6,P9,・・・を抽出する(S5.2)。ここで、エンジン103の状態によってはクランク角が一定角度A変化するごとのデータが得られない場合がある。この場合、取得したい目的の角度の周辺のクランク角における音圧レベルに基づいて、目的の角度における音圧レベルを推定してもよい。このようにして抽出されたデータは図5(b)のようになる。これにより、クランク角が一定角度A変化するごとの異音を含む音の周波数スペクトルを抽出することができる。また、ここで、周波数音データの最も大きい音圧レベルを1として、他の音圧レベルを正規化してもよい。
データ生成部304は、クランク角がnサイクル分変化する間の周波数スペクトルを抽出し、第2異音データとして出力する(S5.3)。
異音がエンジン103の回転運動に伴って発生する音である場合、回転運動の速さに応じて異音の発生頻度が変化する。そのため、車両100から検出される第1異音データに対して音源推定部305による推定を行うと、同じ部品を音源とする異音であっても、高速回転時データと低速回転時のデータはそれぞれ異なるデータとして識別される可能性がある。その結果、同じ部品を音源とする異音であるにもかかわらず、回転運動の速さによって異なる部品が音源として推定される虞がある。
本実施の形態では、データ生成部304が、第1異音データと回転データから、クランク角が一定角度変化するごとの周波数スペクトルを示す第2異音データを生成する。このような第2異音データは、クランク角に対する異音の音圧レベルの変化を示すため、高速回転時のデータと、低速回転時のデータとが同様の変化を示す。これにより、音源推定において回転運動の速さによって異なる結果が示されることを抑制できる。
また、本実施の形態では、クランク角がnサイクル分変化する間の周波数スペクトルを第2異音データとした。回転状態が予め定められた角度分変化する間のデータを第2異音データとすることにより、同じ部品を音源とする異音から同様の第2異音データが生成される可能性が高くなる。
一方で、クランク角がnサイクル変化する間の周波数スペクトルの変化を第2異音データとしても、クランク角が0度の状態からの周波数スペクトルの変化と、クランク角が180度の状態からの周波数スペクトルの変化とでは異なるデータとなる可能性がある。そのため、予め定められた第1状態から第2状態に変化する間のデータを第2異音データとすることにより、同じ部品を音源とする異音であれば同様のデータが取得される可能性がより高くなる。例えば、第1状態をクランク角が0度の状態、第2状態をクランク角が第1状態からnサイクル回転した状態とすることが考えられる。
図7(a)は図2(a)から生成された第2異音データの例を示し、図7(b)は図2(b)から生成された第2異音データの例を示す。図7の例では、一定角度Aを180度とし、クランク角が約3サイクル分変化する間の周波数スペクトルを抽出している。図7(a)と図7(b)は、図2(a)と図2(b)の場合と比べて、互いの異音の発生間隔が類似していることが分かる。これにより、図7(a)と図7(b)について同様の部品が異音の音源として推定される可能性が高くなると考えられる。
第2異音データが生成されると、サーバ側制御部301は、生成された第2異音データを音源推定部305に入力することで、第2異音データが車両100に搭載される複数の部品のどの部品を音源とする異音に関するデータであるかを推定する(S6)。
音源推定部305に対する入力と出力の概要を図8に示す。入力される第2異音データは縦軸をaHz,bHz,cHz,dHz,eHz,・・・の周波数、横軸を0度,A度,2A度,・・・のクランク角としている。横軸は第1状態である0度から、第2状態である0度からnサイクル回転した状態まで続くものとする。音圧レベルP11,P12,P13,・・・は、図5の周波数スペクトルP1の各周波数の音圧レベルを示す値である。同様に、P21,P22,P23,・・・とP31,P32,P33,・・・はクランク角ごとの、各周波数の音圧レベルを示す値である。音源推定部305は、第2異音データが入力されると、車両100に搭載される部品1、部品2、部品3、・・・のそれぞれに対して、第2異音データが示す異音の音源である確信度を出力する。
サーバ側制御部301は、サーバ側通信部302を通じて、異音の音源である確信度が高い部品に関する情報である音源部品情報を、音源推定の結果として携帯端末200に送信する(S7)。音源部品情報は、確信度の高い方から決められた数の部品に関する情報を含んでもよいし、確信度がある閾値以上の部品全てに関する情報を含んでもよい。
携帯端末200は、端末側通信部202で音源部品情報を受信する(S8)。端末側通信部202で音源部品情報を受信すると、端末側制御部201は音源部品情報に含まれる部品に関する情報を出力部213に出力させる(S9)。例えば、出力部213が液晶画面である場合には、部品名、部品形状、部品の搭載位置、部品の点検方法、部品の交換方法、部品の修理方法等を液晶画面に表示させる。出力部213が情報を出力した後、本制御は終了する。
上記の構成により、同じ部品を音源とする異音であれば、回転運動の速さが異なる場合であっても、同様の第2異音データに基づいて音源推定を行うことができる。これにより、回転運動の速さによって音源推定が異なる結果となることを抑制できる。
<実施の形態2>
図9は、本開示の実施の形態2に係る車両100と、音源推定システムを備える携帯端末200と、サーバ300との構成を示す図である。
本実施の形態において、周波数分析部203とデータ生成部204は、サーバ300ではなく携帯端末200に備えられている。周波数分析部203とデータ生成部204は端末側制御部201によって制御される。
図10は、実施の形態2に係る音源推定の制御フローを示す図である。
携帯端末200の入力部212によって、音源推定の開始に関する操作を受け付けることで本制御が開始される。S21において、図4のS1と同様に、携帯端末200はマイク211で検出した異音を含む音から第1異音データを生成し、端末側通信部202を用いて回転データを受信する。
端末側制御部201は、第1異音データを周波数分析部203に入力し、周波数音データを生成させる(S22)。次に、端末側制御部201は、周波数音データと回転データをデータ生成部204に入力し、第2異音データを生成させる(S23)。
端末側制御部201は、生成された第2異音データを、端末側通信部202を通じてサーバ300に送信する(S24)。サーバ300は、サーバ側通信部302を通じて第2異音データを受信する(S25)。サーバ側制御部301は第2異音データを音源推定部305に入力する。音源推定部305は、車両100に搭載される複数の部品に対して、第2異音データが示す異音の音源である確信度を出力する(S26)。
サーバ側制御部301はサーバ側通信部302を通じて、異音の音源である確信度の高い部品に関する情報である音源部品情報を携帯端末200に送信する(S27)。
携帯端末200では端末側通信部202で音源部品情報を受信する(S28)。端末側通信部202で音源部品情報を受信すると、端末側制御部201は音源部品情報に含まれる部品に関する情報を出力部213に出力させる(S29)。その後、本制御は終了する。
携帯端末200の端末側通信部202は、車両100から回転データを受信することで回転データを取得する回転データ取得部であり、サーバ300に対して第2異音データを送信するデータ送信部であり、サーバから音源に関する情報を取得するデータ取得部である。
本実施の形態では、実施の形態1とは異なり、第2異音データの生成を携帯端末200側で行う。これにより、同じ部品を音源とする異音であれば、回転運動の速さが異なる場合であっても、同様の第2異音データが携帯端末200からサーバ300に送られる。そのため、データ生成部204のような、回転角度の変化に対する異音の変化を示す第2異音データを生成する機能をサーバ300が有していない場合であっても、回転運動の速さによって異なる音源推定結果が示されることを抑制することができる。
<実施の形態3>
図11は、本開示の実施の形態3に係る音源推定装置である携帯端末200と、音源推定の対象物である車両100の構成を示す図である。
本実施の形態では、上記の実施の形態1や実施の形態2とは異なり、音源推定を行うサーバ300は存在せず、周波数分析部203と、データ生成部204と、音源推定部205とを携帯端末200が備えている。
図12は、実施の形態3に係る音源推定の制御フローを示す図である。
携帯端末200の入力部212によって、音源推定の開始に関する操作を受け付けることで本制御が開始される。S31において、図4のS1と同様に、携帯端末200はマイク211で検出した異音を含む音から第1異音データを生成し、端末側通信部202を用いて回転データを受信する。
端末側制御部201は、第1異音データを周波数分析部303に入力し、周波数音データを生成させる(S32)。次に、端末側制御部201は、周波数音データと回転データをデータ生成部204に入力し、第2異音データを生成させる(S33)。
端末側制御部201は、生成された第2異音データを音源推定部205に入力することで、これにより、音源推定部205は、車両100に搭載される複数の部品に対して、第2異音データが示す異音の音源である確信度を出力する(S34)。
端末側制御部201は、異音の音源である確信度の高い部品に関する情報である音源部品情報を出力部213に出力させる(S35)。その後、本制御は終了する。
本実施の形態では、実施の形態1、実施の形態2とは異なり、第2異音データの生成と音源の推定とを携帯端末200で行う。そのため、サーバ300との通信を行わずに異音の音源を推定することができる。
<変形例>
第2異音データはクランク角が所定角度変化するごとの異音を含む音の周波数スペクトルの変化を示すデータである。そして、上記の実施の形態では、所定角度を一定角度Aとした。しかし、所定角度として他の値を用いて第2異音データを生成してもよい。
例えば、所定角度を、クランクシャフトの回転回数が一定回数変化する間の角度ととしてもよい。回転回数はクランク角の角度変化を360度で除した値である。この場合、回転データは単位時間あたりのクランクシャフトの回転回数である回転速度とする。データ生成部304は回転速度から回転回数の算出を行う。その後、データ生成部304は、回転回数が一定回数分変化するごとの周波数音データの抽出(S5.1)を行う。
データ生成部304において、回転速度から回転回数を算出する方法と、回転回数が一定回数分変化するごとの周波数音データの抽出する方法について、図13を用いて説明する。
図13(a)の周波数音データは時間t1,t2,・・・,tNにおける、周波数スペクトルP1,P2,・・・,PNを示すデータである。回転データは時間t1,t2,・・・,tNにおけるクランクシャフトの回転速度r1,r2,・・・,rNを示す。回転回数R1,R2,・・・,RNは、時間t1以降のクランクシャフトの回転回数を、時間ごとに示した値である。時間t1における回転回数R1を0とすると、時間t2,・・・tNにおける回転回数R2,・・・RNは、時間間隔tと回転速度r2,・・・rNの積として算出される。また、回転回数R2は、r1とr2の平均値と、時間間隔tとの積として算出してもよい。その場合、回転量R3,・・・,RNについても同様に、2つの時間における回転速度の平均値と時間間隔tの積として算出する。
なお、回転データは時間t1,t2,・・・tNごとに別々の値を取得する構成に限られない。異音を検出する間にエンジン103の回転速度が一定に制御されている場合は、1つの回転速度を取得し、その値をr1,r2,・・・rNの全てに適用してもよい。
回転量R1,R2,・・・RNが算出された後、図6に示すS5.1~S5.3の方法を用いて、回転回数が一定回数Rだけ変化するごとの周波数音データが抽出される。抽出された周波数音データを図13(b)に示す。その後、回転回数がn回に達するまでの周波数音データが抽出されることで第2異音データが生成される。
これにより、回転データとして時間t1,t2,・・・tNごとのクランク角が取得できない場合であっても、回転回数を推定して第2異音データを生成することができる。
変速機構104から出力される変速回転運動に伴って異音が生じる場合は、音源部品及び回転運動の速さが同一であっても、変速比によって異なる頻度で異音が生じると考えられる。
そこで、所定角度を、変速回転運動の回転回数である変速回転回数が一定回数変化する分の角度とする場合を考える。この場合、回転データは、回転速度と変速機構104である。ここで、変速比は、変速機構104から出力される変速回転運動の回転速度に対する、エンジン103から出力される回転運動の回転速度の比である。この場合、データ生成部304は回転データである回転速度と変速比から、変速回転回数の算出を行った後、変速回転回数が一定回数分変化するごとの周波数音データの抽出(S5.1)を行う。
図14(a)の周波数音データは、時間t1,t2,・・・,tNにおける、周波数スペクトルP1,P2,・・・PNを示すデータである。回転データは時間t1,t2,・・・,tNにおけるクランクシャフトの回転速度r1,r2,・・・,rNと、変速比G1,G2,・・・,GNを示す。変速回転回数GR1,GR2,・・・,GRNは、時間t1以降の変速回転回数を、時間t1,t2,・・・,tNごとに示した値である。時間t1における変速回転回数GR1を0とすると、時間t2,・・・,tNにおける変速回転回数GR2,・・・,GRNは、回転速度r2,・・・,rNと時間間隔tとの積を変速比G2,・・・,GNで除した値として算出される。
変速回転回数GR1,GR2,・・・GRNが算出された後、図6に示すS5.1~S5.3の方法を用いて、変速回転回数が一定の回数GRだけ変化するごとの周波数音データが抽出される。抽出された周波数音データを図14(b)に示す。その後、変速回転回数がn回転に達するまでの周波数音データが抽出されることで第2異音データが生成される。これにより、同じ部品から生じる異音で変速比が異なる場合において、それぞれ異なる第2異音データが生成されることを抑制することができる。
実施の形態1においては、第2異音データを生成するデータ生成部304と、第2異音データの音源の推定を行う音源推定部305とを1つのサーバ300が備える構成とした。しかし、データ生成部304と音源推定部305とをそれぞれ異なる2つのサーバで分担して備える構成とし、これらの2つのサーバが通信によりデータの送受信を行うことで音源推定を行う構成としてもよい。つまり、音源推定サーバを複数のサーバによって構成してもよいしてもよい。
また、実施の形態2においては、マイク211で異音を含む音を検出することによる第1異音データの生成と、端末側通信部202による回転データの受信と、データ生成部204による第2異音データの生成を携帯端末200で行う構成とした。しかし、第1異音データの生成と回転データの受信とを携帯端末200で行い、第1異音データと回転データとをデータ生成部204が備えられたデータ生成用のサーバに送信し、データ生成用のサーバで第2異音データの生成を行った後、音源推定が行われるサーバに第2異音データを送信してもよい。つまり、音源推定システムを携帯端末200とデータ生成用のサーバで分担して構成してもよい。
上記の実施の形態においては、マイク211で異音を含む音を検出することによる第1異音データの生成と、端末側通信部202による回転データの受信を同時に行う構成とした。しかし、第1異音データの生成と、回転データの受信は必ずしも同時に行う必要はない。例えば、マイク211で異音を含む音の検出が行われた時間を端末側制御部201がタイマー等で記録し、端末側通信部202は異音の検出が行われた時間を車両100に送信し、車両側制御部101は記録装置に記録された回転データの中から、異音を含む音の検出が行われた時間に対応する回転データを、車両側通信部102を通じて携帯端末200やサーバ300に送信する構成としてもよい。この方法によっても異音が生じる時間に対応する時間の回転データを取得することができる。
上記の実施の形態においては、サーバ300が第1異音データと回転データ、又は第2異音データを取得する際には、サーバ側通信部302がデータを受信する構成とした。しかし、データの取得方法は通信によって行う方法に限定されない。例えば、携帯端末200において、第1異音データと回転データ、又は第2異音データを外付けの記録装置に記録し、サーバ300でその記録装置の読み出しを行うことによって、データを取得する構成としてもよい。また、携帯端末200が車両100から回転データを取得する際も同様に、通信による方法に限定されない。
上記の実施の形態において携帯端末200は車両100外部の装置とした。しかし、携帯端末200は車両100に搭載される装置であってもよい。車両側通信部102と端末側通信部202との間の通信は、車両100内部の通信(CAN通信等)を用いて行われる。この場合、端末側通信部202は車両100外部との通信機能を備えず、車両側通信部102がサーバ300に対して第1異音データと回転データ、又は第2異音データを送信する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、第1異音データと回転データとの送信、又は第2異音データの送信を行う携帯端末200が、音源部品情報を受信する構成とした。しかし、携帯端末200が第1異音データと回転データとの送信、又は第2異音データの送信を行い、音源部品情報は他の装置で受信する構成としてもよい。例えば、車両100が入庫したディーラーや整備工場等で携帯端末200を用いて第1異音データと回転データの取得が行われ、第1異音データと回転データがサーバ300に送信される。その後、ディーラーや整備工場の作業を管理する管理用サーバ等に音源部品情報がサーバ300から送信される構成としてもよい。
上記の実施の形態において音源推定を行う対象物は車両100としたが、回転装置と、回転装置の回転運動に伴って運動する複数の部品とを備えるものであれば対象物は車両100に限られない。例えば、回転装置によってプロペラを回転させる航空機や、スクリューを回転させる船舶等を音源推定の対象物としてもよい。また、回転装置は、回転運動を発生させる装置であればエンジン103のような内燃機関に限られず、例えばモーターであってもよい。
上記の実施形態において、第1異音データは、時間に対する異音を含む音の音圧レベルの変化を示すデータとした。しかし、第1異音データは時間に対する周波数スペクトルの変化を示すデータであってもよい。また、上記の実施の形態において、第2異音データは、回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの異音を含む音の周波数スペクトルを示すデータとした。しかし、第2異音データは回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの音圧レベルを示すデータであってもよい。
上記の実施の形態においては、音の大きさを音圧レベルで示した。しかし、音の大きさは圧力の値や、フォンやソーンの単位で表されるような感覚量で示してもよい。
今回開示された各実施の形態は、適宜組み合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両
103 エンジン
200 携帯端末
300 サーバ
301 サーバ側制御部
302 サーバ側通信部
304 データ生成部
305 音源推定部

Claims (9)

  1. 対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データと、前記異音が生じた時の前記回転装置の回転角度に関するデータである回転データとを取得するデータ取得部と、
    前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成部と、
    前記第2異音データが、前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定する音源推定部と、を備える音源推定サーバ。
  2. 前記第2異音データは、前記回転装置の回転角度が予め定められた角度分変化する間の前記異音を含む音の大きさを示すデータである、請求項1に記載の音源推定サーバ。
  3. 前記第2異音データは、前記回転装置の回転角度が第1状態から第2状態に変化する間の前記異音を含む音の大きさを示すデータである、請求項1又は2に記載の音源推定サーバ。
  4. 前記第2異音データは、前記回転角度が一定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである、請求項1乃至3の何れか一項に記載の音源推定サーバ。
  5. 前記回転データは単位時間あたりの前記回転運動の回転回数である回転速度を含み、
    前記第2異音データは、前記回転運動の回転回数が一定回数分変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである、請求項1又は2に記載の音源推定サーバ。
  6. 前記回転データは、単位時間あたりの前記回転運動の回転回数である回転速度と、前記回転運動を変速して変速回転運動を出力する変速機構の変速比とを含み、
    前記第2異音データは、前記変速回転運動の回転回数が一定回数分変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである、請求項1又は2に記載の音源推定サーバ。
  7. 対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音を検出することにより前記異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データを生成する検出生成部と、
    前記異音が生じた時の前記回転装置の回転状態に関するデータである回転データを取得する回転データ取得部と、
    前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成部と、
    前記第2異音データが前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定するサーバに対して前記第2異音データを送信するデータ送信部と、
    前記サーバから前記音源に関する情報を受信するデータ受信部と、を備える音源推定システム。
  8. 対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音を検出することにより前記異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データを生成する検出生成部と、
    前記異音が生じた時の前記回転装置の回転状態に関するデータである回転データを取得する回転データ取得部と、
    前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成部と、
    前記第2異音データが前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定する音源推定部と、を備える音源推定装置。
  9. 対象物に搭載される回転装置の回転運動に伴って生じる異音を含む音の大きさを示すデータである第1異音データを取得する第1異音データ取得工程と、
    前記異音が生じた時の前記回転装置の回転角度に関するデータである回転データを取得する回転データ取得工程と、
    前記第1異音データと前記回転データに基づいて、前記回転装置の回転角度が所定角度変化するごとの前記異音を含む音の大きさを示すデータである第2異音データを生成するデータ生成工程と、
    前記第2異音データが前記対象物に搭載される複数の部品の内のどの部品を音源とする異音のデータであるかを推定する音源推定工程と、からなる音源推定方法。
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