JP2022100154A - リソース管理装置、リソース管理システム、プログラムおよびリソース管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リソースの利用における利用者の管理を容易にする。【解決手段】複数の通信端末の通信情報を記憶する通信情報記憶部と、管理対象資源であるリソースの利用情報を記憶するリソース情報記憶部と、前記リソースの利用情報と、前記通信情報とに基づいて、第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する特定部と、特定した前記第二の通信端末の利用者と前記第一の通信端末の利用者との前記通信情報とを、前記リソースの利用情報に関連付けて登録する登録部と、を有する。【選択図】図15

Description

本発明は、リソース管理装置、リソース管理システム、プログラムおよびリソース管理方法に関する。
リソース(管理対象資源)である会議室などの予約に関する情報を、会議室に設置又は会議室で使用される情報処理端末が表示する技術が知られている。このような技術では、会議室の利用開始時などに、利用者が情報処理端末に対して必要な情報を入力することで、会議室の利用が可能になる。
例えば、会議室等のリソースを予約する際に、管理者が会議室端末に設定ファイルを設定する場合、管理者が会議室端末で接続先情報を含む画像コードを撮像すると端末内サーバにアクセスできることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、会議室等のリソースを利用する予定のある管理者又は参加者を一例とする利用者を管理することはできたが、実際にリソースを利用した利用者の把握をすることが困難であるという課題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リソースの利用における利用者の管理を容易にすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の通信端末の通信情報を記憶する通信情報記憶部と、管理対象資源であるリソースの利用情報を記憶するリソース情報記憶部と、前記リソースの利用情報と、前記通信情報とに基づいて、第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する特定部と、特定した前記第二の通信端末の利用者と前記第一の通信端末の利用者との前記通信情報とを、前記リソースの利用情報に関連付けて登録する登録部と、を有することを特徴とするリソース管理装置を提供する。
以上説明したように本発明によれば、リソースの利用における利用者の管理を容易にすることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態に係るリソース管理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るリソース管理装置、予約管理装置及びPCのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る通信端末及びリソース端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るリソース管理システムの機能構成の一例を示す図である。 図5(A)は実施形態に係るログイン管理テーブルの一例を示す概念図、図5(B)は実施形態に係る感染者管理テーブルの一例を示す概念図である。 図6は、実施形態に係るリソース状態情報テーブルの一例を示す概念図である。 図7(A)は実施形態に係る通信情報管理テーブルの一例を示す概念図、図7(B)は実施形態に係る利用者情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 図8は、実施形態に係る予約情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 図9は、実施形態に係る認証処理の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施形態に係る認証画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係るQRコードによるチェックイン処理の一例を示すシーケンス図である。 図12は、実施形態に係るリソース端末上のチェックイン可能画面の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係るQRコード撮影画面の一例を示す図である。 図14は、実施形態に係るリソース端末上のチェックイン可能画面(空室)の一例を示す図である。 図15は、実施形態に係る管理レポート作成処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、実施形態に係る感染者の登録処理の一例を示すシーケンス図である。 図17は、実施形態に係る感染者登録画面の一例を示す図である。 図18は、実施形態に係る接触者への通知処理の一例を示すシーケンス図である。 図19は、実施形態に係る接触確認画面の一例を示す図である。 図20は、実施形態に係る接触確認画面の他の一例を示す図である。 図21は、第2の実施の形態に係る接触者の判断処理及び接触者への通知処理の一例を示すシーケンス図である。 図22は、第2の実施の形態に係る接触者の判断処理の一例を示すフローチャートである。 図23は、第2の実施の形態に係る注意喚起画面の一例を示す図である。 図24は、第3の実施の形態に係る接触者検索処理の一例を示すフローチャートである。 図25(A)は第3の実施の形態に係る接触者検索画面の一例を示す図、図25(B)は第3の実施の形態に係る接触者検索結果画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
<システム構成例>
図1は、第1の実施の形態に係るリソース管理システムの全体構成の一例を示す図である。本実施形態において、リソース管理システム1は、リソース管理装置2、予約管理装置3、通信端末4、リソース端末5及びPC6によって構成されている。リソース管理装置2は、リソース(管理対象資源)である会議室などの利用状況を管理する。予約管理装置3は、リソースの予約状況などを管理する。通信端末4、リソース端末5及びPC6は、ファイヤーウォール105の内側に、社内ネットワーク等の通信ネットワーク100を介して互いに接続されている。また、リソース管理装置2及び予約管理装置3は、ファイヤーウォール105の外側に、通信ネットワーク110を介して互いに接続されている。通信ネットワーク110は、不特定多数の通信が伝送されるネットワークであり、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。つまり、リソース管理装置2は通信ネットワーク110を介して予約管理装置3と互いに通信が可能である。また、リソース管理装置2は、通信ネットワーク110、ファイヤーウォール105及び通信ネットワーク100を介して通信端末4、リソース端末5及びPC6と互いに通信が可能である。さらに、予約管理装置3は、通信ネットワーク110、ファイヤーウォール105及び通信ネットワーク100を介して通信端末4、リソース端末5及びPC6と互いに通信が可能である。さらに、通信端末4は、通信ネットワーク100を介してリソース端末5と互いに通信が可能である。
なお、通信ネットワーク110には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)又はLTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。
<<予約管理装置>>
予約管理装置3は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。予約管理装置3が提供するリソースの予約及び利用者の予約又は予定の管理に関するシステムを、ここでは予約管理システムという。予約管理装置3は、カレンダーシステムを有しており、利用者の各種の予定を管理するWebアプリを提供する。例えば、予約管理装置3は、以下のような機能を有している。
・利用者の予約又は予定の登録を受け付け、利用者は、いつでもどこからでも自身の予約状況又は予定を確認できる
・予定の30分前など、設定した日時に利用者に対して電子メールで通知する
・一人が複数のカレンダー(仕事用、家庭用など)で予約又は予定を管理できる
・同じグループの人とカレンダーを共有する
予約管理装置3は、利用者をアカウントで管理する。アカウントとは利用者がサービスを利用する権利のことである。多くのシステムでは、利用者はアカウントを用いてシステムにログインする。このため、アカウントは、システムが利用者を一意に特定する機能(識別情報の機能)を有している。本実施形態では、予約管理装置3が、予め登録しておいたアカウント(ドメイン)の予約情報を、会議室等を管理するリソース管理装置2に送信する。あるいは、予約管理装置3のアカウントを指定してリソース管理装置2が予約情報を要求することで、リソース管理装置2が会議室の予約情報を予約管理装置3から取得できるようにしてもよい。なお、アカウントは、例えば電子メールアドレス、ID、電話番号など、利用者を一意に識別できる情報であれば特に制限は設けない。
本実施形態では、予約管理装置3は、フリースペース、会議室を含む各種のリソースを予約した予約情報及び利用者の予定を管理できる。なお、予約管理システムとしては、G Suite(登録商標)、Office365(登録商標)等が知られているが、本実施形態で説明する機能を有する予約管理システムであればよい。
また、本実施形態では、各利用者が予約した各種リソース及び各利用者の予定に関する情報が予約管理装置3に予め登録されている。すなわち、リソース管理システム1を利用する企業の社内ネットワークにある予約者アカウント、リソースID、リソース名、開始日時、終了日時、参加予定者識別情報等に応じて、予約管理装置3のWebアプリがカスタマイズされている。したがって、リソース管理システム1を利用する企業の各会議室を含むリソースと予約情報が結びつけられる。なお、本実施形態において、予約管理装置3は、予約管理装置の一例として機能する。
<<リソース管理装置>>
リソース管理装置2は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。リソース管理装置2は、通信ネットワーク110に関する処理として、予約管理装置3から各リソースの予約情報及び予約情報に設定されている参加予定者識別情報を取得する。この参加予定者識別情報は、予約されているリソースに参加予定の参加予定者を識別するための情報である。参加予定者識別情報としては、例えば、電子メールアドレスが用いられる。また、リソース管理装置2は、通信ネットワーク100に関する処理として、各会議室へのチェックイン及びチェックアウトを管理したり、予約管理装置3から取得した各会議室の予約情報に基づいて、各会議室に備え付けられているリソース端末5との通信を行ったりする。なお、本実施形態において、リソース管理装置2は、リソース管理装置の一例として機能する。
通信ネットワーク100には、例えば、フロア空間内の各会議室、参加予定者の作業場所等がある。所定の会議室で行われるイベントの参加予定者は、各地から通信ネットワーク100及びファイヤーウォール105を介して通信ネットワーク110にアクセスできる。通信ネットワーク100は、例えばLAN(Local Area Network)である。但し、各会議室、参加予定者の作業場所は、同じ企業内のLANである必要はない。
また、リソース管理装置2で共有される情報には、画像、動画、音声等のようにテキスト情報に限られないものもある。但し、本実施形態では説明の便宜上、通知には主にテキスト情報が用いられるとして説明する。
リソース管理装置2は、予約管理装置3と同様に、予約管理装置3のアカウントとは異なるアカウントで利用者を管理することが可能である。しかしながら、上述したリソース管理装置2は、原則としてリソース管理装置2のアカウントを意識する必要はない。リソース管理装置2は、リソース管理装置2の任意のアカウントを指定して通知することができる。
<<通信端末>>
通信端末4は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。通信端末4は、リソース管理装置2が提供するWebページを介して利用者がリソース(会議室)を利用する際、及びリソースを利用した後に各種の設定を行うための通信端末である。なお、通信端末4は、有線及び無線のいずれでも通信可能であり、他の通信端末との無線通信を行うことができる。また、通信端末4は、例えば、利用者が予約した会議室等のリソースの利用開始等における利用者名を表示する表示端末として用いられる。さらに、通信端末4は、ブラウザソフトウェアを利用して通信し、Webページを表示する機能を有していてもよい。
なお、通信端末4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などの通信機能を有する通信端末であってもよい。つまり、通信端末は、ブラウザソフトウェア等のソフトウェアを動作させることが可能な端末が用いられる。なお、本実施形態において、通信端末4は、通信端末の一例として機能する。さらに、本実施形態において、通信端末4は、後述するリソースを予約した予約者を含む利用者、所定のリソースが利用された所定時間内に同一のリソースを利用した利用者、特定の感染症への感染又は陽性が発覚した感染者、及び感染者に接触した接触者がそれぞれ所有する通信端末を含む。
<<リソース端末>>
リソース端末5は、一般的なOSなどが搭載された通信端末である。なお、リソース端末5に代わって、例えば、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などの通信機能を有する通信端末であってもよい。つまり、通信端末は、ブラウザソフトウェア等のソフトウェアを動作させることが可能な端末が用いられる。
また、リソース端末5は、後述するように、自身のリソース端末5が配置、設置されたリソースに係る予約識別情報に基づいて、例えば、一次元コードの一例としてのバーコード、又は二次元コードの一例としてのQRコード(登録商標、以下、省略)などのコードシンボルを生成して表示し、通信端末4を利用する利用者によって読み取らせる機能を有する。
さらにリソース端末5は、本実施形態において、リソース管理システム1で行われる会議等の所定のイベントに係る専用のアプリケーションソフトウェア(以下、会議アプリという)を動作させるためのリソース管理装置2を含めるようにしてもよい。なお、上述したアプリケーションは、ブラウザソフトウェアで代用されてよい。なお、本実施形態において、リソース端末5は、リソース端末の一例として機能する。
<<PC>>
また、利用者の予定等を管理する管理者は、ファイヤーウォール105の内側に通信ネットワーク100に接続可能なPC6を使用することができる。PC6は、リソース管理装置2が提供するWebページを介して管理者がリソース(会議室)に関する各種の設定を行うための通信端末である。この設定の一つに初期設定がある。なお、初期設定には、管理者が所有するスマートフォンなどの端末装置が使用されてもよい。なお、PC6は、有線及び無線のいずれでも通信可能である。また、PC6には、チャットアプリがインストールされる。PC6は、チャットアプリを利用することで、利用者が予約したフリースペースを含む会議室等のリソースの予約状況等を確認するための表示端末として用いられる。さらに、PC6は、ブラウザソフトウェアを利用して通信し、Webページを表示する機能を有していてもよい。
なお、PC6に代わって、例えば、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などの通信機能を有する通信端末であってもよい。つまり、通信端末は、ブラウザソフトウェア等のソフトウェアを動作させることが可能な端末が用いられる。また、本実施形態において、PC6は、管理者用端末の一例として機能する。
○用語について○
リソースとは、学校、会社、団体及び組織等が保有・貸借・管理している資源をいう。学校、会社、団体及び組織等のリソースとしては、例えば、会議室、及び、会議室で使用可能な備品、装置、人(受付グループ)などがリソースとなり得る。さらに、フリーアドレスを有するフリースペース(以下、単にフリースペースという)、机、椅子、ブース等の場所、社用車、自転車、駐車場、駐輪場、遠隔会議システム、印刷サービスや仕組みなどもリソースとなり得る。リソースのうち移動しにくいものを設備という。本実施形態では、説明の便宜上、リソースの一例として会議室という用語を使用する。ほかにも、リソースの一例として、各種の電子機器、レンタルオフィス、レンタルスタジオ等の場所、レンタルサイクル、レンタカー(シェアリングカー)、ホテル等の宿泊施設、催物会場、ロッカーなどの貸しスペースや空間など、各種の設備もリソースとして扱うことができる。
また、リソースの利用を要求するとは、リソースの識別情報(リソースID)が必要なリソースの利用要求であればよい。例えば、利用開始、又は、予約開始がある。
さらに、利用者とは、フリースペースや会議室等のリソースを予約した予約者、リソースの利用に参加する参加者及び本実施形態におけるリソース管理システム1を管理する管理者を含む。つまり、所定のリソースを予約した者がそのままそのリソースを利用又は参加する場合であれば、予約した者がそのまま利用者又は参加者となる。なお、利用者はユーザと呼ばれてもよい。
〔ハードウェア構成〕
<リソース管理装置、予約管理装置、PCのハードウェア構成>
図2は、第実施形態に係るリソース管理装置、予約管理装置及びPCのハードウェア構成の一例を示す図である。リソース管理装置2及び予約管理装置3は、例えば、図2に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。
図2に示されているリソース管理装置2は、コンピュータによって構築されている。リソース管理装置2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HD(Hard Disk)204、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F207(Interface)、バスライン208、ネットワークI/F209、キーボード210、ポインティングデバイス211、DVD-RW(Digital Versatile Disc Rewritable)ドライブ213、メディアI/F215を備えている。
これらのうち、CPU201は、コンピュータシステム全体の動作を制御する。ROM202は、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ205は、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読出し又は書込みを制御する。ディスプレイ206は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F207は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F209は、通信ネットワーク110を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン208は、図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード210は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス211は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ213は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW212に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F215は、フラッシュメモリ等の記録メディア214に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
また、予約管理装置3は、コンピュータによって構築されている。予約管理装置3は、図2に示されているように、CPU301、ROM302、RAM303、HD304、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F307(Interface)、バスライン308、ネットワークI/F309、キーボード310、ポインティングデバイス311、DVD-RW(Digital Versatile Disc Rewritable)ドライブ313、メディアI/F315を備えている。これらは、それぞれリソース管理装置2におけるCPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDDコントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F207、バスライン208、ネットワークI/F209、キーボード210、ポインティングデバイス211、DVD-RWドライブ213及びメディアI/F215と同様の構成であるため、説明を省略する。
また、PC6は、コンピュータによって構築されている。PC6は、図2に示されているように、CPU601、ROM602、RAM603、HD604、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ605、ディスプレイ606、外部機器接続I/F607(Interface)、バスライン608、ネットワークI/F609、キーボード610、ポインティングデバイス611、DVD-RW(Digital Versatile Disc Rewritable)ドライブ613、メディアI/F615を備えている。これらは、それぞれリソース管理装置2におけるCPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDDコントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F207、バスライン208、ネットワークI/F209、キーボード210、ポインティングデバイス211、DVD-RWドライブ213及びメディアI/F215と同様の構成であるため、説明を省略する。
<通信端末、リソース端末のハードウェア構成>
図3は、実施形態に係る通信端末及びリソース端末のハードウェア構成の一例を示す図である。通信端末4及びリソース端末5は、例えば、図3に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。
図3に示されている通信端末4は、コンピュータによって構築されている。通信端末4は、例えば、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、GPS受信部411を備えている。
これらのうち、CPU401は、通信端末4の全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、利用者認証アプリ、感染者登録アプリ等の各種データの読出し又は書込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御にしたがって被写体を撮像して画像データ又は動画データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、撮像手段は、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読出し又は書込み(記憶)を制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
さらに、通信端末4は、例えば、遠距離通信回路412、遠距離通信回路412のアンテナ412a、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F(Interface)419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路412は、通信ネットワーク100を介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ413は、CPU401の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路であり、外部のスピーカ等から発する音声や音波を取得し電気信号を用いた情報を取得する。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御にしたがってマイク415及びスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ418は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路420は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ418に対して押下、クリック又はタップ等の操作をすることで、通信端末4を操作する入力手段の一種である。なお、CMOSセンサ413等の撮像手段、近距離通信回路420等の近距離通信手段、マイク415等の音声入力手段、等は、リソースの識別情報を、それぞれ例えば、画像コード等の画像、無線通信、音波で取得する情報取得手段である。
また、通信端末4は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図3に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
一方、リソース端末5は、コンピュータによって構築されている。リソース端末5は、図3に示されているように、例えば、CPU501、ROM502、RAM503、EEPROM504、CMOSセンサ505、撮像素子I/F506、加速度・方位センサ507、メディアI/F509、バスライン510及びGPS受信部511を備えている。
さらに、リソース端末5は、例えば、遠距離通信回路512、遠距離通信回路512のアンテナ512a、CMOSセンサ513、撮像素子I/F514、マイク515、スピーカ516、音入出力I/F517、ディスプレイ518、外部機器接続I/F(Interface)519、近距離通信回路520、近距離通信回路520のアンテナ520a及びタッチパネル521を備えている。これらは、それぞれ通信端末4におけるCPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、バスライン510、GPS受信部411、遠距離通信回路412、遠距離通信回路412のアンテナ412a、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421と同様の構成であるため、説明を省略する。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray(登録商標) Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
また、上記各プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記各プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
例えば、リソース管理装置2及び通信端末4は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係るリソース管理方法を実現する。
〔リソース管理システムの機能構成〕
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、実施形態に係るリソース管理システムの機能構成の一例を示す図である。
<リソース管理装置の機能構成>
図4に示されているように、リソース管理装置2は、送受信部21、取得部22、時計部23、特定部25、認証部26、登録部28及び記憶・読出処理部29を有する。これら各機能部は、図2に示された各構成要素のいずれかが、ROM202及びHD204のうち少なくとも一方からRAM203に展開されたリソース管理装置2用のプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、リソース管理装置2は、図2に示されているROM202又はHD204に構築される記憶部2000を有している。記憶部2000は、ログイン管理テーブル2001、感染者管理テーブル2002、リソース状態管理テーブル2003、通信情報管理テーブル2004、利用者情報管理テーブル2005を有する。
なお、図4に示した送受信部21、取得部22、時計部23、特定部25、認証部26、登録部28及び記憶・読出処理部29は、リソース管理装置2用のプログラムにより実現することとした。しかし、これらのうち全部又は一部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現するようにしてもよい。
●ログイン管理テーブル●
図5(A)は、実施形態に係るログイン管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図5(A)に示されているようなログイン管理テーブル2001が構築されている。このログイン管理テーブル2001では、顧客IDごとに、利用者識別情報、パスワード及び利用者名が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、顧客IDは、企業等の顧客に対応付けられた識別情報である。
利用者識別情報は、顧客IDで管理される各利用者の電子メールアドレス等が記憶、管理される。利用者識別情報は、例えば、利用者によってリソース管理装置2に対する認証が成功すると、リソース管理装置2によって、入力された利用者アカウントが正しいものであると見なされる。この利用者識別情報は、リソースを予約した予約者又はリソースで行われる各種イベントの参加者の識別情報と同じものを示す。そのため、リソース管理装置2は、入力された利用者識別情報により、利用者識別情報を入力した利用者が予約者である予約情報、又は参加者である予約情報を特定することができる。
ログインパスワードは、リソース管理システム1を利用する際のログイン時の利用者識別情報と関連付けられた識別情報であり、初回の起動時(ログイン時)等にユーザが設定する。
利用者名は、利用者識別情報が与えられる各利用者の氏名を表す。この利用者名は、漢字、ひらがな、片仮名、ローマ字、数字及びそれらを混合させたもののいずれで表記されてもよい。
●感染者管理テーブル●
図5(B)は、第実施形態に係る感染者管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図5(B)に示されているような感染者管理テーブル2002が構築されている。この感染者管理テーブル2002では、顧客IDごとに、利用者識別情報、利用者名、感染有無及び感染発覚日時が関連付けられて記憶、管理されている。
これらのうち、感染有無は、例えば、厚生労働省が分類する一類から五類感染症、新型インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症、等)への感染又は陽性が発覚したか否かを管理する感染有無情報として管理され、例えば、「陽性」、「検査中」、「陰性」等の項目が含まれる。
感染発覚日時は、上述した特定の感染症への感染又は陽性が発覚した感染発覚日時情報としての日時が管理される。
●リソース状態管理テーブル●
図6は、実施形態に係るリソース状態管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図6に示されているようなリソース情報記憶部としてのリソース状態管理テーブル2003が構築されている。このリソース状態管理テーブル2003では、予約者を識別するための予約識別情報ごとに、予約者識別情報、リソースID、リソース名、開始日時、終了日時、参加予定者識別情報、利用者識別情報及びリソース利用状態が関連付けられてリソースの利用情報として記憶、管理されている。
これらのうち、予約識別情報は、予約情報の1レコードを識別するための識別情報である。以下、予約識別情報以外の識別情報についても同様である。予約識別情報は、所定のイベントが行われる会議室等のリソースにチェックインするための情報であり、固有に与えられた文字、複数桁の数字、又はそれらの組合せである。なお、チェックインとは、リソースの使用を開始することである。なお、予約識別情報は、予約ID(Identification)とも呼ばれる。IDは、複数の対象からある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組合せをいう。
予約者識別情報は、例えば、リソース管理システム1内のフロア空間にある各リソースを予約した予約者のアカウント(例えば、電子メールアドレス)で与えられ、Taro.r@xxxxx等が記憶、管理される。
リソースIDは、社内ネットワークにある各リソース(会議室、等)を識別するための識別情報である。リソース名は、リソースIDに対応付けられたリソースの名称であり、例えば、「会議室A」、「会議室B」、「応接室1」等の名称が割り当てられる。
開始日時は、予約されたリソースで実行される所定のイベント(会議、接待、レクチャー、催事、等)が開始される日時である。終了日時は、予約されたリソースで実行される所定のイベントが終了される日時である。なお、開始日時及び終了日時は、実際にそのリソースが利用された開始日時及び終了日時として更新、管理される。つまり、後述する予約情報管理テーブル3001で管理されている開始日時及び終了日時が、予約対象のリソースを利用する利用者のチェックイン処理、チェックアウト処理等にあわせて更新される。
参加予定者識別情報は、会議に参加する予定の参加予定者の識別情報であり、例えば、各参加予定者の電子メールアドレスで示される。
利用者識別情報は、所定のリソースで行われるイベントに参加した利用者の識別情報であり、参加予定者識別情報のうち、上述した所定のリソースで行われるイベントに実際に参加した利用者の電子メールアドレス等が記憶、管理される。なお、図6の予約者識別情報、参加予定者識別情報及び利用者識別情報は、いずれも予約管理装置3が発行した識別情報である。
また、利用者識別情報は、後述するレポート作成処理によって、図7(A)の通信情報管理テーブル2004および図6のリソース状態管理テーブル2003を用いてリソース状態管理テーブル2003に追加される情報である。
リソース利用状態は、対象のリソースの現在の状態を表す。リソース利用状態として、リソースが会議室等の空間であれば、例えば、「利用済み」、「利用中(チェックイン済み)」「入室待ち」、「予約済み」等がある。なお、リソース利用状態を、リソースの予約状況と関連付けてもよい。例えば、各リソースの予約に関する情報の通知済み、利用確定、チェックイン待ち、チェックイン済み、チェックアウト済み又はキャンセル(取消し)等の状況が登録されるようにしてもよい。なお、これらの利用状態は、現在時刻と開始日時及び終了日時との関係、並びに、利用者による所定の操作(チェックイン処理、チェックアウト処理等)に関連付けて、それぞれの状態が変更されるようにしてもよい。
●通信情報管理テーブル●
図7(A)は、実施形態に係る通信情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図7(A)に示されているような通信情報記憶部としての通信情報管理テーブル2004が構築されている。この通信情報管理テーブル2004では、通信端末4を識別するための端末IDごとに、利用者識別情報、通信開始日時、通信終了日時、通信時間、通信距離が関連付けられて通信情報として記憶、管理されている。また、この通信情報管理テーブル2004は、通信端末4にインストールされるアプリを用いて、Bluetooth等の無線通信を行うことで作成される。通信端末4は、定期的にリソース管理装置2に対して情報を送信してもよい。また、通信端末4は、後述するチェックイン処理が行われたことに応答して、無線通信が開始され、チェックアウト処理が行われたことに応答して、無線通信を終了し、その間に行われた通信の情報をリソース管理装置2に送信してもよい。また、リソースの予約者の親端末となり、他の通信端末4との通信を行い、収集した通信情報をリソース管理装置2に送信してもよい。ここでは、Taro.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4とその他の通信端末4との間で行われた通信によって作成される通信情報管理テーブル2004の例を示す。
これらのうち、端末IDは、利用者識別情報で識別される利用者が有する通信端末4を識別するため識別情報である。
利用者識別情報は、図6で前述した利用者識別情報と同様のため、説明を省略する。
通信開始日時は、通信端末4とその他の通信端末4の通信が開始された日時を示す情報である。例えば、通信開始日時は、Taro.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4と、Hanako.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4との通信が開始された日時である2020/9/10 14:00という情報を示す。
通信終了日時は、通信端末4とその他の通信端末4の通信が終了した日時を示す情報である。例えば、通信終了日時は、Taro.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4と、Hanako.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4との通信が終了した日時である2020/9/10 15:00という情報を示す。
通信時間は、通信端末4とその他の通信端末4との間で行われた通信の時間を示す情報である。例えば、通信時間は、Taro.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4と、Hanako.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4との通信が行われた時間である60分以内という情報を示す。ここで、通信時間は、通信開始日時と通信終了日時の差分を取ることで生成されてもよい。
通信距離は、通信端末4とその他の通信端末4との間で行われた通信の距離を示す情報である。通信距離は、例えば、通信強度から導き出される。例えば、通信時間は、Taro.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4と、Hanako.r@xxxxxで識別される利用者の通信端末4との通信が行われた距離である1m以内という情報を示す。ここで、通信距離は、通信端末4とその他の通信端末4との間で行われたBluetooth通信等の無線通信の情報を用いて算出されてもよい。
●利用者情報管理テーブル●
図7(B)は、実施形態に係る利用者情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図7(B)に示されているような利用者情報管理テーブル2005が構築されている。この利用者情報管理テーブル2005では、前述の予約識別情報ごとに、リソースID、リソース名、利用者識別情報、会議開始日時、会議終了日時、通信時間、通信距離が関連付けられて記憶、管理されている。また、この利用者情報管理テーブル2005は、後述するレポート作成処理によって、図7(A)の通信情報管理テーブル2004および図6のリソース状態管理テーブル2003を用いて作成される。ここでは、Taro.r@xxxxxで識別される利用者の利用者情報管理テーブル2005の例を示す。
これらのうち、予約識別情報、リソースID、リソース名、利用者識別情報、会議開始日時、会議終了日時は、図6で前述している内容と同様のため、説明を省略する。
また、通信時間、通信距離については、図7(A)で前述している内容と同様のため、説明を省略する。
<<リソース管理装置の各機能構成>>
次に、リソース管理装置2の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されているリソース管理装置2の送受信部21は、主に、図2に示されている外部機器接続I/F207及びネットワークI/F209に対するCPU201の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して、他の装置又は端末(例えば、予約管理装置3、通信端末4及びリソース端末5)との間で各種データ又は情報を送受信する。
リソース管理装置2の送受信部21は、例えば、所定の通信端末4の利用者に、特定事項(例えば、感染症が発症した利用者の接触者である旨)を通知する通知部として機能する。
また、リソース管理装置2の送受信部21は、例えば、リソースの利用を開始するための利用開始要求を通信端末4から受け付ける受付部として機能する。
取得部22は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、通信端末4から送信された認証情報(利用者識別情報及びパスワード、管理者ID及びパスワード)を取得して、ログイン管理テーブル2001に登録する。さらに、取得部22は、予約管理装置3から、所定のリソースに係る予約情報を取得して、リソース状態管理テーブル2003に登録する。
時計部23は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、リソース管理装置2内の時刻情報を管理する。
特定部25は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、通信情報管理テーブル2004および予約情報管理テーブルを用いて、利用者が参加した会議の特定、利用者情報管理テーブルで管理される利用者の特定および濃厚接触者の特定などを行う。また、各種の判断・判定・検索処理についても行う。
認証部26は、主に、図2に示されているCPU501の処理によって実現され、通信端末4から送信された利用者識別情報及びログインパスワードに基づいて、利用者の認証処理を行う。
登録部28は、通信情報管理テーブル2004および予約情報管理テーブルを用いて、利用者情報管理テーブル2005を登録したり、実際に会議室Aを利用中の(利用した)利用者の利用者識別情報を、リソース状態管理テーブル2003に登録したりする。
記憶・読出処理部29は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、記憶部2000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部2000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<予約管理装置の機能構成>
図4に示されているように、予約管理装置3は、送受信部31、判断部35、認証部36、予約情報管理部37及び記憶・読出処理部39を有する。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、ROM302及びHD304のうち少なくとも一方からRAM303上に展開された予約管理装置3用のプログラムに従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、予約管理装置3は、図2に示されているROM302又はHD304に構築される記憶部3000を有している。記憶部3000は、予約情報管理テーブル3001を有している。
●予約情報管理テーブル●
図8は、実施形態に係る予約情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部3000には、図8に示されているような予約情報管理テーブルが構築されている。この予約情報管理テーブルでは、予約識別情報ごとに、予約者識別情報、リソースID、リソース名、開始日時、終了日時及び参加予定者識別情報が関連付けられて記憶、管理されている。上述した各項目は、図6で示されたリソース状態管理テーブル2003で説明した各項目と同一のため、説明を省略する。但し、開始日時及び終了日時については、それぞれ開始予定の日時と終了予定の日時として管理され、実際に利用された場合の開始日時及び終了日時とは別に管理されるようにしてもよい。さらに、上述したリソース状態管理テーブル2003で説明したように、利用者による所定の処理に関連づけて更新されるようにしてもよい。
<<予約管理装置の各機能構成>>
次に、予約管理装置3の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている予約管理装置3の送受信部31は、主に、図2に示されている外部機器接続I/F307及びネットワークI/F309に対するCPU301の処理によって実現され、ファイヤーウォール105の外側に構築される通信ネットワーク110を介して、リソース管理装置2と各種データ(又は情報)を送受信する。また、送受信部31は、リソース端末5のフリーアドレス利用時におけるログイン認証要求や予約の設定を受信する。
判断部35は、主に、図3に示されているCPU301の処理によって実現され、予約管理装置3における各種判断を行う。
認証部36は、主に、図3に示されているCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に記憶されている認証情報(例えば、利用者識別情報とパスワード)に基づいて利用者を認証する。ICカードや生体認証情報で認証してもよい。
予約情報管理部37は、主に、図3に示されているCPU301の処理によって実現され、利用者が登録した予約情報を管理する。予約情報管理部37は、後述する記憶・読出処理部39を介して予約情報管理テーブル3001から各種予約情報を読み出して、送受信部31を介してリソース管理装置2に送信する。
記憶・読出処理部39は、主に、図3に示されているCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<通信端末、PCの機能構成>
図4に示されているように、通信端末4は、送受信部41、受付部42、時計部43、表示制御部44、撮影・取得部46、アプリ起動部47、登録部48及び記憶・読出処理部49を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM402及びEEPROM404うち少なくとも一方からRAM403に展開された通信端末4用のプログラムに従ったCPU401からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、通信端末4は、図3に示されているROM402又はEEPROM404に構築される記憶部4000を有している。
<<通信端末の各機能構成>>
次に、通信端末4の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている通信端末4およびPC6の送受信部41は、主に、図3に示されている遠距離通信回路412及び外部機器接続I/F419に対するCPU401の処理によって実現され、ファイヤーウォール105の内側に構築される通信ネットワーク100を介して、リソース端末5と各種データ(又は情報)を送受信する。さらに、送受信部41は、ファイヤーウォール105の外側に構築される通信ネットワーク110を介して、リソース管理装置2と各種データ(又は情報)を送受信する。
受付部42は、主に、図3に示されているタッチパネル421に対するCPU401の処理よって実現され、リソースの利用開始時等における認証処理、リソースを利用する利用者のチェックイン処理等における利用者の入力を受け付ける。
時計部43は、主に、図3に示されているCPU401の処理よって実現され、通信端末4内の時刻情報を管理する。
表示制御部44は、主に、図3に示されているディスプレイ418に対するCPU401の処理によって実現され、利用者認証画面、QRコード撮影画面、感染者(陽性者)登録画面、等をディスプレイ418に表示させる。
撮影・取得部46は、主に、図3に示されているCMOSセンサ413及び撮像素子I/F414に対するCPU401の処理によって実現され、リソース端末5のディスプレイ518に表示された被写体(バーコード等の一次元コード又はQRコード等の二次元コード)を撮影し、そのコードに埋め込まれた所定のコード情報を取得する。
アプリ起動部47は、主に、図3に示されているCPU401の処理によって実現され、通信端末4のEEPROM404にインストールされた、所定のリソースを利用する際の利用者認証及びコード撮影を行うための利用者認証アプリ、特定の感染症に感染した際の感染者を登録するための感染者登録アプリ等を起動する。
登録部48は、主に、図3に示されているCPU401の処理によって実現され、撮影・取得部46によって撮像された被写体(バーコード等の一次元コード又はQRコード等の二次元コード)から、コード情報を取得して登録する。さらに、リソース管理装置が送信した認証情報としての利用者識別情報、パスワード等を記憶手段に登録する。
記憶・読出処理部49は、主に、図3に示されているCPU401の処理によって実現され、EEPROM404に各種データ(又は情報)を記憶したり、EEPROM404から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<リソース端末の機能構成>
図4に示されているように、リソース端末5は、送受信部51、受付部52、生成部53、表示制御部54、端末認証部56及び記憶・読出処理部59を有する。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM502及びEEPROM504のうち少なくとも一方からRAM503上に展開されたリソース端末5用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、リソース端末5は、図3に示されているROM502又はEEPROM504によって構築される記憶部5000を有している。
<<リソース端末の各機能構成>>
次に、リソース端末5の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されているリソース端末5の送受信部51は、主に、図3に示されている遠距離通信回路512及び外部機器接続I/F519に対するCPU501の処理よって実現され、通信ネットワーク100を介して、予約管理装置3及びリソース管理装置2と各種データ(又は情報)の送受信を行う。
受付部52は、主に、図3に示されているCPU501の処理及びタッチパネル521の処理によって実現され、利用者から各種の選択又は入力を受け付ける。また、タッチパネル521だけでなく、他の入力手段として操作ボタン等が用いられてもよい。
生成部53は、主に、図3に示されているCPU501の処理及びディスプレイ518によって実現され、リソース管理装置2が送信した予約識別情報を含むコードを生成する。このときに生成されるコードは、例えば、一次元コード又は二次元のコードであり、具体的には、バーコード、QRコード等の各種コードが生成される。さらに、二次元のコードは、カラーコードであってもよい。これらのコードによって表されるデータは、公開鍵暗号化方式又は秘密鍵暗号化方式によって暗号化されたデータである。なお、上述した各種コードの生成方法は公知であるため、ここでは詳細の説明を省略する。
表示制御部54は、主に、図3に示されているCPU501の処理及びディスプレイ518によって実現され、ディスプレイ518に各種画像、文字、所定のコード(QRコード)等を表示させるための制御を行う。本実施形態では、所定のリソースのチェックイン時等における入室画面、QRコード等の画像をディスプレイ518に表示する。
端末認証部56は、主に、図3に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、入力されたパスワードが正しいか否かに基づいて端末アプリへのログインを認証する。
記憶・読出処理部59は、主に、図3に示されているCPU501の処理によって実現され、記憶部5000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
〔実施形態の処理又は動作〕
次に、実施形態に係るリソース管理システム1における処理又は動作を説明する。
<認証処理>
まず、図9を用いて、通信端末4における認証処理を説明する。図9は、実施形態に係る認証処理の一例を示すシーケンス図である。はじめに、リソース管理装置2の記憶・読出処理部29は、リソース状態管理テーブル2003から予約識別情報(R001,R002,・・・)を読み出す(ステップS11)。
次に、リソース管理装置2の送受信部21は、予約管理装置3に対してリソース情報取得要求を送信する(ステップS12)。これにより、予約管理装置3の送受信部31は、リソース管理装置2が送信したリソース情報取得要求を受信する。このとき、リソース情報取得要求には、予約識別情報に対応するリソースIDが含まれる。
続いて、予約管理装置3の記憶・読出処理部39は、送受信部31によって受信されたリソースIDを検索キーとして予約情報管理テーブル3001を検索することにより、対応するリソースの予約情報を読み出す(ステップS13)。
続いて、送受信部31は、リソース情報取得応要求に対する応答として、リソース管理装置2に対してリソース情報取得応答を送信する(ステップS14)。これにより、リソース管理装置2の送受信部21は、予約管理装置3の送受信部31が送信したリソース情報取得応答を受信する。このリソース情報取得応答には、例えば、予約識別情報、予約者識別情報、リソースID、リソース名、開始日時、終了日時、参加予定者識別情報が含まれ、これらは予約情報として扱われる。
リソース管理装置2の取得部22は、送受信部21によって受信された予約情報を、リソース状態管理テーブル2003に登録する(ステップS15)。これにより、リソース状態管理テーブル2003には、取得した各リソースに係る予約情報が登録、管理される。なお、リソースの情報は頻繁には変化しないため、リソース管理装置2及び予約管理装置3は、上述したステップS12-S15までの処理をループ処理として実行してもよい。具体的には、取得部22は、1日に1回など低頻度に取得しておけばよい。また、取得部22は、予約管理装置3から定期的に又は予約情報に更新があった場合に予約情報を取得するようにしてもよい。
なお、本実施形態に係るリソース管理システム1では、上述したステップS12及びS14の処理が実行される場合、リソース管理装置2(リソース管理装置)と予約管理装置3(予約管理装置)との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、リソース管理装置2と予約管理装置3との間で送受信される各情報は、一度他の装置を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成及び処理方法は、以降の他の処理ステップにおいても適用することができる。
<<アプリの起動処理>>
続いて、通信端末4の受付部42は、リソースを予約した予約者又はリソースを利用する利用者によって操作されたアプリの起動要求を受け付ける(ステップS21)。
これにより、通信端末4のアプリ起動部47は、例えばブラウザ(専用のアプリ)を起動する(ステップS22)。
専用アプリが起動されると、表示制御部44は、ディスプレイ418に認証画面を表示させる(ステップS23)。図10は、実施形態に係る認証画面の一例を示す図である。図10において、表示制御部44は、通信端末4のディスプレイ418に利用者認証画面451の一例(例えば、「利用者ID」入力部、「パスワード」入力部及び「ログイン」ボタン)を表示する。
ステップS23の処理に応じて、予約者又は利用者(以下、利用者Aと呼ぶ)は、リソース管理装置2にログインするための操作を行う。具体的には、利用者Aは、利用者ID及びパスワードを入力して、ログインボタン452を操作(押下又はタップ)してログイン処理を行う。これにより、受付部42は、認証情報の入力を受け付ける(ステップS31)。認証情報としては、例えば、利用者識別情報とパスワードが用いられる。ここでは認証が成功したものとする。
ステップS31で認証情報の入力を受け付けた後、送受信部41は、リソース管理装置2に対して、認証処理要求を送信する(ステップS32)。これにより、リソース管理装置2の送受信部21は、通信端末4から送信された認証処理要求を受信する。なお、認証処理要求には、利用者識別情報及びパスワードが含まれる。
続いて、リソース管理装置2の記憶・読出処理部29は、ログイン情報の読出処理として、受信した利用者識別情報又はログインパスワードを検索キーとしてログイン管理テーブル2001を検索することにより、対応する利用者識別情報、ログインパスワード及び利用者名を読み出す(ステップS33)。これにより、認証部26は、利用者の認証処理を行う。
ユーザ認証に成功した場合、送受信部21は、通信端末4に対して、利用者の利用者識別情報を含む認証処理応答を送信する(ステップS34)。これにより、通信端末4の送受信部41は、リソース管理装置2が送信した利用者の利用者識別情報を含む認証処理応答を受信する。
利用者の利用者識別情報を含む認証処理応答を受信した通信端末4は、受信した認証処理応答に含まれる利用者識別情報及びパスワードを記憶部4000に記憶する(ステップS35)。
なお、本実施形態に係るリソース管理システム1では、上述したステップS24及びS26の処理が実行される場合、リソース管理装置2(リソース管理装置)と通信端末4(通信端末)との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、リソース管理装置2と通信端末4との間で送受信される各情報は、一度他の装置を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成及び処理方法は、以降の他の処理ステップにおいても適用することができる。
<<チェックイン処理>>
続いて、利用者Aによるリソースのチェックイン処理について説明する。図11は、実施形態に係るQRコードによるチェックイン処理の一例を示すシーケンス図である。利用者Aによって利用されるリソース(例えば、会議室)のリソース端末5の送受信部51は、リソース管理装置2に対してリソース情報の取得要求を送信する(ステップS41)。これにより、リソース管理装置2の送受信部21は、リソース端末5が送信したリソース情報の取得要求を受信する。このとき、リソース情報の取得要求には、利用される予定のリソースのリソースIDが含まれる。ここで、ステップS41が実行されるタイミングについては、上述したステップS34の認証処理の応答を契機としてリソース管理装置2からリソース端末5に対してプッシュ通知をしてもよい。さらに、リソース端末5が定期的にリソース管理装置2に対してステップS41で実行されたリソース情報の取得要求を送信するようにしてもよい。
リソース情報の取得要求を受信したリソース管理装置2の記憶・読出処理部29は、受信されたリソースIDを検索キーとしてリソース状態管理テーブル2003を検索することにより、対応する予約者識別情報、リソース名、開始日時、終了日時、参加予定者識別情報を読み出す(ステップS42)。
続いて、送受信部21は、リソース端末5に対して、ステップS42で読み出した予約者識別情報、リソース名、開始日時、終了日時、参加予定者識別情報を送信する(ステップS43)。これにより、リソース端末5の送受信部51は、リソース管理装置2が送信した予約者識別情報、リソース名、開始日時、終了日時、参加予定者識別情報を受信する。
なお、本実施形態に係るリソース管理システム1では、上述したステップS42及びS43の処理が実行される場合、リソース管理装置2(リソース管理装置)とリソース端末5(リソース端末)との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、リソース管理装置2とリソース端末5との間で送受信される各情報は、一度他の装置を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成及び処理方法は、以降の他の処理ステップにおいても適用することができる。
次に、リソース端末5の生成部53は、受信した予約者識別情報を埋め込んだリソース端末5に係る所定のコード(例えば、QRコード)を生成する(ステップS44)。上述したように、バーコード、QRコード等の各種コードの生成方法は公知であるため、ここでは詳細の説明を省略する。
続いて、表示制御部54は、図12に示したようなチェックイン可能画面551を表示する(ステップS45)。図12、実施形態に係るリソース端末上のチェックイン可能画面の一例を示す図である。図12おいて、表示制御部44は、リソース端末5のディスプレイ518にチェックイン可能画面551の一例(例えば、「会議室A」、「入室待ち」、「○○会議」「14:00>15:00」及び「QRコード」)を表示する。
リソース端末5のディスプレイ518にチェックイン可能画面551が表示されたことを確認した利用者は、利用者の所有する通信端末4のカメラを起動する操作を行う。これにより通信端末4の撮影・取得部46の処理の主体であるCPU401は、CMOS413及び撮像素子I/F414を制御してカメラを起動する(ステップS46)。
カメラの起動操作を行った利用者Aは、チェックイン可能画面551に近付き、QRコード撮影ボタン454を操作してその画面に表示されているQRコードを撮影する。これにより、撮影・取得部46は、利用者Aの操作を借りてQRコードを撮影し、QRコードに埋め込まれた所定のコード情報(例えば、予約識別情報)を取得する(ステップS47)。つまり、撮影・取得部46は、リソース管理装置2と通信が可能なリソース端末5が表示した、所定の予約情報に係る所定のコード(QRコード)を撮影することにより、所定のコードに埋め込まれたコード情報を取得する。このときに、表示制御部44は、通信端末4のディスプレイ418に図13示されたようなQRコード撮影画面453を表示させる。図13は、実施形態に係るQRコード撮影画面の一例を示す図である。
利用者AによってQRコードの撮影処理が行われた後、送受信部41は、リソース管理装置2に対して、予約対象のリソースを利用する際の利用開始要求としてのチェックイン要求を送信する(ステップS48)。これにより、リソース管理装置2の送受信部21は、通信端末4から送信されたチェックイン要求を受信する。このとき、チェックイン要求には、現在時刻を示す現在時刻情報が含まれる。
チェックイン要求を受信したリソース管理装置2は、チェックイン処理を行う(ステップS49)。具体的には、記憶・読出処理部29は、リソース状態管理テーブル2003で管理されている予約対象のリソースの利用状態を「利用中(チェックイン済み)」に書き換える。このとき、記憶・読出処理部29は、開始日時を実際にチェックイン処理が行われた日時に変更してもよい。
ステップS49の処理を実行後、送受信部21は、通信端末4に対してチェックイン応答を送信する(ステップS50)。これにより、通信端末4の送受信部41は、リソース管理装置2から送信されたチェックイン応答を受信する。
なお、チェックイン処理はQRコードの撮影だけに限られず、ICカードのタッチ、Bluetoothによる通信、事前に送信されるコードの入力等、種々の形態が考えられる。
また、本実施形態に係るリソース管理システム1では、利用者が事前にリソースの予約を行っており、リソース状態管理テーブル2003にリソースの情報が登録されていたが、利用者は事前にリソースの予約を行わなくてもよい。
この場合、利用者は利用したいリソースに対応するリソース端末に表示されているQRコードを読み込むことで、リソースへのチェックイン処理(今すぐ利用)を行うことができる。今すぐ利用を行う際に、リソース端末5に表示されるチェックイン可能画面の一例を図14に示す。表示制御部54は、図14に示したようなチェックイン可能画面552を表示する。図14おいて、表示制御部44は、リソース端末5のディスプレイ518にチェックイン可能画面551の一例(例えば、「会議室A」、「空室」、「予約はありません」「14:00>15:00」及び「QRコード」)を表示する。利用者は、通信端末4を用いて、リソース端末5に表示されているQRコードを読み込む。QRコードには利用を開始する会議室の各種情報、およびリソース管理装置2へのリンク先が含まれており、利用者端末4の認証情報とあわせてリソース管理装置に送信する。リソース管理装置では、認証情報と会議室の各種情報を用いてリソース管理装置が有するリソース状態管理テーブル2003および予約管理装置が有する予約情報管理テーブルの情報を更新する。リソース管理装置からリソース端末5に対して予約管理装置に登録している予約情報を送信し、会議室端末の状態を更新する。
なお、本実施形態に係るリソース管理システム1では、上述したステップS48及びS50の処理、並びにステップS62及びS65の処理が実行される場合、リソース管理装置2(リソース管理装置)と通信端末4(通信端末)との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、リソース管理装置2と通信端末4との間で送受信される各情報は、一度他の装置を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成及び処理方法は、以降の他の処理ステップにおいても適用することができる。
<<管理レポート作成処理>>
次に、図7(A)の通信情報管理テーブル2004および図6のリソース状態管理テーブル2003を用いて、上述した会議室Aの利用者を特定する際の処理および、特定された利用者の管理レポートを作成する際の処理について説明する。
図15は、実施形態に係る管理レポート作成処理の一例を示す図である。管理レポートの作成によって、図6のリソース状態管理テーブル2003の利用者識別情報の項目が登録され、図8(B)の利用者情報管理テーブル2005が作成される。
まず、記憶・読出処理部29は、利用者情報管理テーブル2005の作成の対象となる利用者の通信情報管理テーブル2004の読出処理および、リソース状態管理テーブル2003からレポート作成対象の利用者が参加予定者識別情報に含まれるレコードの読出処理を行う(ステップS201)。
続いて、特定部25は、読出した通信情報管理テーブル2004の通信開始日時・通信終了日時およびリソース状態管理テーブル2003の会議開始日時・会議終了日時が所定の範囲内にあり、かつ、利用者識別情報が特定された予約識別情報に対応する参加予定者識別情報に含まれるかを判定する(ステップS202)。例えば、所定の範囲内にあるかどうかは通信開始日時および会議開始日時の差分が±10分の範囲内である場合、所定の範囲内であると判定する。また、所定の範囲内であるかの基準は、適宜設定できるようにしてよい。また、この判定よって、対象の予約識別情報が特定される。
続いて、所定の範囲内にあると判定された通信情報管理テーブル2004の利用者識別情報が、特定された予約識別情報に対応する参加予定者識別情報に含まれるか否かを判定する。この判定によって、実際に会議に参加した利用者が特定される。
ステップS202の判定結果がNoであった場合、ステップS202に戻り、特定部25は、通信情報管理テーブル2004の次のレコードについて判定を行う。
一方で、ステップS202の判定結果がYesであった場合、登録部28は、リソース状態管理テーブル2003の利用者識別情報の項目に、特定された利用者の利用者識別情報を登録する(ステップS203)。
続いて、特定部25は、通信情報管理テーブル2004を参照して、通信時間が所定の範囲以上にあるかを判定する(ステップS204)。例えば、通信時間が所定の範囲以上にあるかどうかは通信時間が30分以上である場合、所定の範囲以上にあると判定する。また、所定の範囲以上であるかの基準は、適宜設定できるようにしてよい。
ステップS204の判定結果がNoであった場合、ステップS202に戻り、特定部25は、通信情報管理テーブル2004の次のレコードについて判定を行う。
一方で、ステップS204の判定結果がYesであった場合、特定部25は、通信情報管理テーブル2004を参照して、通信距離が所定の範囲以内にあるかを判定する(ステップS205)。例えば、通信距離が所定の範囲以上にあるかどうかは通信距離が5m以内である場合、所定の範囲以内にあると判定する。また、所定の範囲以内であるかの基準は、適宜設定できるようにしてよい。
ステップS205の判定結果がNoであった場合、ステップS202に戻り、特定部25は、通信情報管理テーブル2004の次のレコードについて判定を行う。
一方で、ステップS205の判定結果がYesであった場合、登録部28は、利用者情報管理テーブル2005に、レコードの登録を行う(ステップS206)。当該レコードには上述の図7(B)の説明の通り、予約識別情報、リソースID、リソース名、利用者識別情報、会議開始日時、会議終了日時、通信時間、通信距離が登録される。
続いて、特定部25は、通信情報管理テーブル2004のすべてのレコードについて各種の判定を行ったかを判定する(ステップS207)。
ステップS207の判定結果がNoであった場合、ステップS202に戻り、特定部25は、通信情報管理テーブル2004の次のレコードについて判定を行う。ステップS207の判定結果がYesであった場合、特定部25は、管理レポートの作成処理を終了する。
なお、本実施形態に係るリソース管理システム1では、上述したステップS202、S204、ステップS205の順に判定を行っているが、判定の順序はこれに限られない。
また、通信情報管理テーブル2004およびリソース状態管理テーブル2003の読出し処理には期間は読出す範囲の設定等を行うようにしてもよい。
<<感染者登録処理>>
次に、上述した会議室Aを利用した利用者のうち、特定の利用者が特定の感染症に感染した際の処理について説明する。図16は、実施形態に係る感染者の登録処理の一例を示すシーケンス図である。図16において、特定の感染症に感染した感染者(陽性者)である利用者B(例えば、理光太郎、利用者識別情報:Taro.r@xxxxx)が自身の通信端末4(感染者端末、以下、便宜上感染者端末と記載する)を用いて、感染者登録のための特定のアプリ(感染者登録アプリ)の起動操作を行う。これにより、感染者端末の受付部42は、感染者登録のための特定のアプリの起動操作を受け付け(ステップS71)、その後、受付部42がアプリ起動操作を受け付けた後、アプリ起動部47は感染者登録アプリを起動する(ステップS72)。
続いて、利用者Bは、自身の所有する感染者端末を用いてステップS81-S85までの認証処理を行う。このステップS81-S85の処理は、上述したステップS31-S35と同様の処理のため、説明を省略する。
利用者Bによる認証処理を実行後、感染者端末の登録部48は、感染者(陽性者)の登録処理を行う(ステップS91)。なお、本実施形態では以降、感染者(陽性者)を便宜上「感染者」と記す。つまり、陽性者も事実上の感染者として例示する。感染者の登録は、アプリ起動部47により起動された図17に示すような感染者登録画面457で、利用者Bが、「陽性が発覚した日時」をスクロール選択等で入力し、登録ボタン458を操作することで行われる。上述した図17は、実施形態に係る感染者登録画面の一例を示す図である。
利用者Bによる感染者の登録処理の実行後、送受信部41は、リソース管理装置2に対して、感染者の登録要求を送信する(ステップS92)。これにより、リソース管理装置2の送受信部21は、感染者端末から送信された感染者の登録要求を受信する。このとき、感染者の登録要求には、感染者である利用者Bの利用者識別情報、及び感染発覚日時(例えば、2020/09/12)が含まれる。
感染者の登録要求を受信後、リソース管理装置2の登録部28は、利用者識別情報に対応する利用者名、感染有無(この場合は「陽性」)、感染発覚日時を感染者管理テーブル2002に登録する(ステップS93)。
<<接触者通知処理>>
続いて、リソース管理装置2による感染者と接触した他の利用者の検索処理について説明する。図18は、実施形態に係る接触者への通知処理の一例を示すシーケンス図である。図18に示されているように、リソース管理装置2の特定部25は、感染者である利用者Bの利用者識別情報:Taro.r@xxxxxを検索キーとしてリソース状態管理テーブ2003を検索することにより、利用者Bと同一のリソースを利用した利用者識別情報を読み出す。続いて、特定部25は、読み出した利用者識別情報のうち、さらに、感染発覚日時(例えば、2020/09/12)以前の所定期間に利用されたリソースの予約を検索する。この場合、特定部25は、感染者管理テーブル2002の情報に基づき、リソース状態管理テーブル2003を検索し、予約識別情報:R002で示される会議室Aで2020/09/10 14:00-15:00で開催された会議に参加したHanako.r@xxxxx及びJiro.r@xxxxxの利用者識別情報で示される利用者を、感染者、すなわち利用者Bに対する接触者と判断する(ステップS101)。
その後、送受信部21は、接触者(濃厚接触者)と判断したそれぞれの利用者が所有する通信端末4(接触者端末)に対して、図19に示された接触確認通知としての接触確認メールを送信する(ステップS102)。これにより、通信端末4の送受信部41は、リソース管理装置2が送信した接触確認メールを受信する。
続いて、表示制御部44は、受信した接触確認メールに含まれる感染者(陽性者)情報及び濃厚接触者情報に基づいて、例えば、図19に示されている接触確認画面を表示する(ステップS103)。ここで、図19は、実施形態に係る接触確認画面の一例を示す図である。このとき、送信された接触確認メールには、感染者(陽性者)情報、濃厚接触者情報及び濃厚接触が疑われるイベントのイベント情報が含まれる。なお、感染者(陽性者)情報、濃厚接触者情報及びイベント情報には、感染者(陽性者)及び濃厚接触者の電子メールアドレス、名前、利用したリソースで行われたイベントの内容(日時、会議名、等)が含まれる。
送受信部21は、このステップS102の処理を接触者の数だけ繰り返す。このとき、送受信部21は、各接触者が所有する通信端末4の宛先として、各接触者の利用者識別情報で示される電子メールアドレスが用いられる。
但し、リソース管理装置2は、同じリソースで開催されたイベントにリモートで参加したリモート参加者については、その日時で行われたイベントに関しては本実施形態を適用しない。それは、リモート参加者は、感染者が利用した同一の日時に同一のリソースを利用していないからである。しかし、その後、感染者と別の同一日時で同一のリソースを利用した場合は、別途、本実施形態にしたがった検索がなされるようにしてもよい。
なお、ステップS11-S103までの処理は一例であり、リソース管理システム1において実行される各処理の内容、順序等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において何ら限定されない。
なお、陽性者との接触だけではなく、濃厚接触者との接触があった利用者に対して、メールを送信するようにしてもよい。この場合、特定部25は、感染者と接触した利用者に別の日時、場所で接触した利用者を「濃厚接触者」と定義して、それに該当する利用者を検索することも可能である。
具体的には、特定部25は、まず上述したHanako.r@xxxxx及びJiro.r@xxxxxの利用者識別情報で示される各利用者を、Taro.r@xxxxxの利用者識別情報で示される利用者B(理光太郎)に対する感染者と接触したと判断する。さらに、特定部25は、Hanako.r@xxxxx及びJiro.r@xxxxxの利用者識別情報で示される利用者の少なくとも一方と、感染発覚日時(例えば、2020/09/12)の前後の所定期間(例えば、前後一週間程度)に接触した他の利用者を、それぞれ濃厚接触者と判断するようにしてもよい。このように、特定部25がリソース状態管理テーブル2003を検索することにより、濃厚接触者と判断された利用者が見つかった場合、送受信部21は、濃厚接触者と判断された各利用者の所有する通信端末4に対して、図20で示されるような接触確認通知を送信する。なお、上述した所定期間は、感染した感染症の特性(例えば、ウィルス等の生存期間等)に応じて適宜変更されるようにしてもよい。
また、「濃厚接触者」は同じ会議に参加した利用者であって、かつ、通信時間が一定以上、通信距離が一定未満であった利用者を濃厚接触者として特定してもよい。この場合、特定部25は、利用者情報管理テーブル2005を参照して、Taro.r@xxxxxの利用者識別情報で識別される利用者との通信時間が一定以上、通信距離が一定未満であった利用者識別情報に対応する利用者を濃厚接触者として特定する。
また、特定部25によって特定された濃厚接触者について管理するための濃厚接触者管理テーブルを作成し、作成された濃厚接触者管理テーブルに基づいて、送受信部21は、濃厚接触者と判断された各利用者の所有する通信端末4に対して、接触確認通知を送信するようにしてもよい。
〔実施形態の主な効果〕
以上説明したように、第1の実施形態によれば、利用者同士の通信情報を記憶している通信情報管理テーブル2004およびリソースの状態を記憶しているリソース状態管理テーブル2003を用いて、実際にリソースを利用した利用者の特定および、特定された利用者と他の利用者との通信情報を登録した利用者情報管理テーブル2005を作成する。これにより、リソース管理装置2は、リソースの利用にあわせてそのリソースを利用した利用者を一元管理することが可能になる。そのため、リソースの利用における利用者の管理が容易になる。その結果、さらなる効果の一つとして、利用者は、そのリソースで行われる会議等のイベントにも集中することが可能になる。
また、リソースの利用における利用者の管理が容易になることに加え、特定の感染症に感染した(陽性となった)感染者が利用したリソースを利用した場合、注意喚起を受け取ることができるため、その後の適切な対応を取ることが可能になる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、特定の感染症に感染した(陽性となった)感染者が利用したリソースを所定期間内に利用した場合、注意喚起を受け取るようにした点が異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図21は、第2の実施の形態に係る接触者の判断処理及び接触者への通知処理の一例を示すシーケンス図である。第2の実施の形態において、利用者の操作を借りたアプリ起動、予約したリソースへのチェックイン処理、感染者登録処理については、それらの処理が行われるシステム構成、ハードウェア構成及び各機能構成は、前述した実施形態のステップS93までの処理と同様である。
第2の実施の形態では、特定部25は、濃厚接触者の判断処理を、図22に示すフローチャートに基づいて実行する(ステップS111)。
図22は、第2の実施の形態の実施形態に係る接触者の判断処理の一例を示すフローチャートである。まず、記憶・読出処理部29は、図16に示したステップS93で行われた感染者の登録処理の後、感染者の利用者識別情報を検索キーとして、リソース状態管理テーブル2003を読み出す(ステップS121)。
続いて、特定部25は、読み出した利用者識別情報のうち、感染者が利用したリソースと同一のリソースを利用したか否かを判断する(ステップS122)。このとき、読み出された利用者識別情報を有する利用者が、感染者が利用したリソースと同一のリソースを利用していなければ(ステップS122;No)、処理を終了する。
一方、感染者が利用したリソースと同一のリソースを利用した場合(ステップS122;Yes)、特定部25は、さらに、利用した日時は感染者が利用した日時の所定時間(所定期間)以内か否かを判断する(ステップS123)。このとき、利用した日時の所定時間(所定期間)以外であれば(ステップS123;No)、特定部25は、それらの利用者識別情報を有する利用者は問題ないとして、処理を終了する。
利用した日時の所定時間(所定期間)以内であれば(ステップS123;Yes)、特定部25は、該当する利用者識別情報を有する利用者を、感染者、すなわち利用者Bに対して注意喚起を行う通知対象者と判断して、処理を終了する(ステップS124)。
図20のシーケンス図に戻り、その後、送受信部21は、通知対象者と判断されたそれぞれの利用者が所有する通信端末4に対して、図23に示された注意喚起の通知(電子メール等)を送信する(ステップS112)。これにより、通信端末4の送受信部41は、リソース管理装置2が送信した注意喚起メールを受信する。このとき、送信された注意喚起メールには、感染者(陽性者)が利用した同じリソースを利用した利用者の利用者情報として、感染者(陽性者)が利用したリソースを利用した利用者の電子メールアドレス、名前、利用したリソースで行われたイベントの内容(日時、会議名、等)が含まれる。
続いて、表示制御部44は、受信した注意喚起メールに含まれる利用者情報に基づいて、例えば、図23に示されている注意喚起画面を表示する(ステップS113)。図23は、第2の実施の形態に係る注意喚起画面の一例を示す図である。リソース管理装置2が通信端末4に対して上述したような処理を行うことで、感染者が利用したリソースを所定時間(所定期間)内に利用した利用者に対して、迅速に注意喚起を行うことが可能になる。これは、感染者に直接あるいは濃厚接触しなくても、感染者が利用したリソースを間接的に利用することで、特定の感染症への感染リスクは依然として残っているというためである。
〔第2の実施の形態の主な効果〕
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、リソース管理装置2の特定部25は、感染者の利用者識別情報を検索キーとして、リソース状態管理テーブル2003を読み出し、読み出した利用者識別情報のうち、感染者が利用したリソースと同一で、且つ感染者が利用した日時の所定時間(所定期間)以内である場合、送受信部21は、該当する利用者が所有する通信端末4に対して、図22に示された注意喚起の通知(メール等)を送信する。これにより、リソース管理装置2は、リソースの利用にあわせてそのリソースを利用した利用者を一元管理することが可能になる。そのため、リソースの利用における利用者の管理が容易になることに加え、特定の感染症に感染した(陽性となった)感染者が利用したリソースを所定期間内に利用した場合、注意喚起を受け取ることができるため、その後の適切な対応を取ることが可能になる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態および第2の実施の形態とは、接触者の検索処理を実行可能にした点が異なる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態および第2の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図24は、第3の実施の形態に係る接触者の検索処理の一例を示すフローチャートである。
まず、利用者は通信端末4もしくはPC6を用いて、接触者の検索を行う対象の利用者識別情報の入力をメールアドレス入力欄600から行い、検索処理の依頼をリソース管理装置2に送信する。図25(A)は第3の実施の形態に係る接触者検索画面の一例を示す図である。利用者はこの画面から接触者の検索を行いたい利用者の入力を行う(ステップS210)。この際、検索の範囲を設定できるよう検索期間の設定や、検索したい対象の会議室の設定をできるようにしてもよい。
続いて、リソース管理装置2の特定部25は、利用者情報管理テーブル2005に検索対象の利用者識別情報に該当するレコードが存在するかを判定する(ステップS211)。
ステップS211の判定結果がNoであった場合、リソースの利用履歴がない検索結果を作成する(ステップS212)。
一方で、ステップS211の判定結果がYesであった場合、利用者情報管理テーブル2005に基づいて、図25(B)に示す検索結果を作成する(ステップS213)。図25(B)は第3の実施の形態に係る接触者検索結果画面の一例を示す図である。図25(B)は、利用した会議室の情報および、利用した会議における参加者との通信情報を含む。
最後に、リソース管理装置2は、検索を行った利用者の通信端末4またはPC6に大した検索結果を送信し、通信端末4またはPC6の表示制御部44は検索結果を表示する(ステップS214)。図25(B)に示すように、検索結果は、予約識別情報ごとに表示するようにしており、ページの切り替えを行うことによって、他の予約識別情報に対する検索結果が表示されるようにしてもよい。
なお、図25(B)で示した検索結果は一例であり、リソース管理装置の記憶部で管理する他の各種情報を表示するようにしてもよい。
〔第3の実施の形態の主な効果〕
以上説明したように、第3の実施の形態の実施形態によれば、リソース管理装置2の特定部25は、検索対象の利用者識別情報を検索キーとして、利用者情報管理テーブル2005を読み出し、読み出した情報に基づいて、予約識別情報ごとに他の利用者との通信情報を示した検索結果を作成し、通信端末4またはPC6に検索結果を送信する。これにより、通知を行わなくても、リソースを利用した利用者を一元管理することが可能になる。そのため、リソースの利用における利用者の管理が容易になる。
〔その他の適用例〕
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
また、本実施形態で示したリソース管理システム1は、Webサービスとも称することができる。Webサービスとは、インターネット関連技術を応用して提供される各種のサービスである。例えば、Webサービスとして、会議室貸出しサービス、各種のレンタルサービスが挙げられる。Webサービスを利用するシステムを利用システムという。
また、本実施形態で示したリソース管理システム1は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、上述した各実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SOC(System on a Chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 リソース管理システム
2 リソース管理装置
3 予約管理装置
4 通信端末
5 リソース端末
6 PC
21 通知部、受付部
25 特定部
28 登録部
2003 リソース情報記憶部
2004 通信情報記憶部
特開2020-123072号公報

Claims (11)

  1. 複数の通信端末の通信情報を記憶する通信情報記憶部と、
    管理対象資源であるリソースの利用情報を記憶するリソース情報記憶部と、
    前記リソースの利用情報と、前記通信情報とに基づいて、第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する特定部と、
    特定した前記第二の通信端末の利用者と前記第一の通信端末の利用者との前記通信情報とを、前記リソースの利用情報に関連付けて登録する登録部と、
    を有するリソース管理装置。
  2. 前記通信情報は、前記複数の通信端末が近接された時間に関する時間情報および前記複数の通信端末が近接された距離に関する距離情報を含み、
    前記特定部は、前記リソースの利用情報と、前記時間情報と、前記距離情報とに基づいて、前記第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する、
    請求項1に記載のリソース管理装置。
  3. 前記特定部は、前記時間情報が、前記第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に所定の値以上であり、かつ、前記距離情報が、前記第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に所定の値以下である場合、前記第二の通信端末の利用者として特定する、
    請求項2に記載のリソース管理装置。
  4. 前記登録部は、前記通信端末の利用者が特定の感染症を発症したことを登録し、
    前記特定部は、前記時間情報が、前記第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に所定の値以上であり、かつ、前記距離情報が、前記第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に所定の値以下である通信端末の利用者を、前記感染症が発症した利用者の接触者として特定する、
    請求項2に記載のリソース管理装置。
  5. 前記接触者として特定された通信端末の利用者に、前記感染症が発症した利用者の接触者である旨を通知する通知部をさらに備える、
    請求項4に記載のリソース管理装置。
  6. 前記利用情報は、前記リソースを利用する利用者を識別するための利用者識別情報を含み、
    前記特定部は、前記第一の通信端末と通信が行われた他の通信端末の利用者識別情報が、前記第一の通信端末の利用者が利用しているリソースの前記利用情報に含まれていない場合、前記第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末として特定しない、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のリソース管理装置。
  7. 前記リソースの利用を開始するための利用開始要求を前記通信端末から受け付ける受付部をさらに備え、
    前記通信情報記憶部は、前記利用開始要求を行った通信端末と、他の通信端末との前記通信情報を記憶する、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載のリソース管理装置。
  8. 前記利用開始要求は、前記リソースに設置されるリソース端末に表示されるコードシンボルの読み取り、または、前記リソース端末との近距離無線通信によって行われる、
    請求項7に記載のリソース管理装置。
  9. 複数の通信端末と、管理対象資源であるリソースを管理するリソース管理装置と、を有するリソース管理システムであって、
    前記通信端末は、
    他の通信端末との通信情報を前記リソース管理装置に送信する送信部と、
    前記リソース管理装置は、
    前記通信端末から送信された前記複数の通信端末の通信情報を記憶する通信情報記憶部と、
    前記リソースの利用情報を記憶するリソース情報記憶部と、
    前記リソースの利用情報と、前記通信情報とに基づいて、第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する特定部と、
    特定した前記第二の通信端末の利用者と前記第一の通信端末の利用者との前記通信情報とを、前記リソースの利用情報に関連付けて登録する登録部と、
    を有するリソース管理システム。
  10. コンピュータに、
    複数の通信端末の通信情報を記憶する通信情報記憶ステップと、
    管理対象資源であるリソースの利用情報を記憶するリソース情報記憶ステップと、
    前記リソースの利用情報と、前記通信情報とに基づいて、第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する特定ステップと、
    特定した前記第二の通信端末の利用者と前記第一の通信端末の利用者との前記通信情報とを、前記リソースの利用情報に関連付けて登録する登録ステップと、
    を実行させるプログラム。
  11. 複数の通信端末と、管理対象資源であるリソースを管理するリソース管理装置と、を有するリソース管理システムによるリソース管理方法であって、
    複数の通信端末の通信情報を記憶する通信情報記憶ステップと、
    管理対象資源であるリソースの利用情報を記憶するリソース情報記憶ステップと、
    前記リソースの利用情報と、前記通信情報とに基づいて、第一の通信端末の利用者が前記リソースを利用した際に、当該第一の通信端末の利用者と同じリソースを利用している第二の通信端末の利用者を特定する特定ステップと、
    特定した前記第二の通信端末の利用者と前記第一の通信端末の利用者との前記通信情報とを、前記リソースの利用情報に関連付けて登録する登録ステップと、
    を含むリソース管理方法。
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