JP2022099995A - 容器 - Google Patents

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敏博 中嶋
Toshihiro Nakajima
博昭 小野
Hiroaki Ono
敦士 田邉
Atsushi Tanabe
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Abstract

【課題】より確実に再閉蓋することができるリキャップ容器及びその封止方法を提供する。【解決手段】胴部3の周縁に沿って延在する内リブ5と、内リブ5の外周縁に沿って延在する外リブ6と、内リブ5と外リブ6との境界全周に亘って交互に形成される切り込み部71及び繋ぎ部72と有する境界部7とを備える。外リブ6は、内リブ5よりも上方に延びて一段高くなっており、境界部7の外周縁から立ち上がる内周側縦壁61と、境界部7の繋ぎ部72とオーバーラップする突起部62を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓋材を開口に接着することで密封した後、開封と再密封が可能なリキャップ容器およびその封止方法に関する。
熱融着等の接着方法によりシートフィルムで開口が封止される容器がある。開口を一周に亘って隙間なく閉じることが出来るため、この容器は液体を含む内容物を収容するのに好適である。飲食者は、シートフィルムを容器から剥がし、開口から容器の内部空間にアクセスして内容物を取り出す。一般的にシートフィルムは再接着できないため、容器内は再密封出来ず、容器には一度に食べきれる量の内容物が充填される。
このような容器に対して再密封の要望がある。この要望を受けて、シートフィルムを接着した容器に更に蓋体を被せておき、シートフィルムが剥がされた後は、蓋体で封止される容器も普及している。しかしながら、容器と蓋体の両方を製作せねばならず、必要な金型の種類が増加し、原材料が増加し、コスト高になる。
そこで、開口を囲むフランジを二重に設け、内外のフランジの境界に沿って切り込みと繋ぎ目を交互に延ばしておいたリキャップ容器が提案されている(例えば特許文献1参照)。内外のフランジ上面は同一高さに拡がっている。シール工程においては、両上面に同時にシートフィルムが被さり、上からシールヘッドで加圧されながら内外の両フランジの上面にシートフィルムが熱融着される。
飲食者は、境界の繋ぎ目を破壊しながら、シートフィルムを内フランジ上面のみから剥離させる。再密封する際は、外フランジは容器から分離し、シートフィルムは外フランジに張られたまま、容器の開口から離間する。シートフィルムと外フランジの一体品は、蓋体となって容器を閉蓋することができる。
特開2019-151362号公報
1枚のシート材を上型と下型で挟んでシート成型することにより、同一高さに並ぶ内外のフランジを有する容器を製作する場合、内外のフランジを嵌合させる凹凸を両フランジに設けることができない。そのため、シートフィルムと外フランジの一体品は、容器に被さるだけで嵌まってはおらず、容易に外れてしまう。
そこで、特許文献1の発明では、シートフィルムにスリットを形成し、またシートフィルムと外フランジの一体品のスリットを設けた側と対角の箇所をヒンジで容器と連結している。内フランジの縁をスリットに差し込むことで、シートフィルムと外フランジの一体品は、容器に引っ掛かる。
ただし、通常はシートフィルムは容器と同一の強度を持たせるほど厚みを有しておらず、シートフィルムから内フランジの縁は簡単に離脱してしまい、満足いく嵌合形態にはならない。しかも、飲食者が内フランジと外フランジの境界を破壊するとき、外フランジの更に外側に延びるフランジ片を把持して捲るようにして開封するので、容器とシートフィルムには力が偏って掛かり、容器とシートフィルムを歪ませてしまう。そのため、シートフィルムのスリットから内フランジの縁は更に容易に離脱してしまう。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、より確実に再閉蓋することができるリキャップ容器及びその封止方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係るリキャップ容器は、蓋材でシールされる容器であって、該容器の底を塞ぐ底面部と、前記底面部の全周から立ち上がる胴部と、前記胴部の周縁に沿って延在し、平坦な上面を有する内リブと、前記内リブの外側に、当該内リブの外周縁に沿って延在し、前記内リブよりも上方に延びて一段高く、平坦な上面を有する外リブと、前記内リブと前記外リブとの境界全周に亘って形成され、前記内リブと前記外リブとを繋ぐ境界部と、を備え、前記境界部は、前記内リブと前記外リブとの境界全周に亘って交互に形成される切り込み部及び繋ぎ部と有し、前記内リブと前記外リブとを前記繋ぎ部によって連結し、前記外リブは、前記境界部の外周縁から立ち上がる内周側縦壁と、平面視で前記境界部に少なくとも一部がオーバーラップするまで前記内周側縦壁から突出する突起部と、を有すること、を特徴とする。
前記突起部は、前記境界部の前記繋ぎ部とオーバーラップするようにしてもよい。
前記内リブは、外周縁から下方に延びる折り返し壁部を有するようにしてもよい。
このリキャップ容器によると、前記外リブの前記上面に前記蓋材を押圧することで、当該外リブの上面に前記蓋材が接着されるとともに、前記繋ぎ部が破壊されて前記外リブが前記内リブと同一平面に位置するまで落ち込み、前記内リブの前記上面にも前記蓋材が押圧され、前記突起部が前記境界部とのオーバーラップ部分を乗り越えて、前記突起部と前記境界部が上下で嵌合する。
また、上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係るリキャップ容器の封止方法は、リキャップ容器を形成する成型工程と、前記成型工程の後、前記リキャップ容器に内容物を収容する充填工程と、前記充填工程の後、前記蓋材を前記リキャップ容器に接着するシール工程と、を有し、前記シール工程では、前記外リブの前記上面に前記蓋材を押圧することで、当該外リブの上面に前記蓋材を接着するとともに、前記繋ぎ部を破壊して前記外リブを前記内リブと同一平面に位置するまで落とし込み、前記内リブの前記上面にも前記蓋材を押圧し、前記突起部に前記境界部とのオーバーラップ部分を乗り越えさせて、前記突起部と前記境界部とを上下で嵌合させること、を特徴とする。
本発明によれば、リキャップ容器に嵌合部を形成でき、リキャップ容器をより確実に再閉蓋することができる。
リキャップ容器の斜視図である。 リキャップ容器の正面図である。 リキャップ容器の平面図である。 リキャップ容器の切り込み部上で切ったA-A線断面図である。 リキャップ容器のC-C部分A-A線拡大断面図である。 リキャップ容器の繋ぎ部上で切ったB-B線断面図である。 リキャップ容器のD-D部分B-B線拡大断面図である。 リキャップ容器のE-E部分拡大斜視図である。 リキャップ容器の成型工程と充填工程を示す図である。 リキャップ容器のシール工程を示す図である。 シール工程におけるリキャップ容器の形状変化を示す遷移図である。 リキャップ容器の開封と再閉蓋を示す遷移図である。 境界部の他の例を示す断面図である。
(構成)
本発明の実施形態に係る容器について図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面においては、理解容易のため、厚み、寸法、位置関係、比率又は形状等を強調して示している場合があり、本発明は、それら強調に限定されるものではない。以下、リキャップ容器の底側を下方又は下側といい、開口側を上方又は上側という。
図1乃至8に示すように、リキャップ容器1は、上方に開口41を有する逆錐形台状の容器であり、底面部2と胴部3とを備えている。底面部2は、開口41を上にしてリキャップ容器1を置いたときに、載置面に接地する面であり、リキャップ容器1の底を塞いでいる。胴部3は、底面部2の全周を囲って立ち上がっている。この胴部3は、底面部2から全体的には外側に開くように傾斜しながら立ち上がっている。
胴部3の上面は塞がれずに開口41が形成されている。このリキャップ容器1は、底面部2と胴部3とで画成される内部空間42に対して、開口41からアクセス可能になっている。一方で、この開口41をシールすることで内部空間42は密閉される。
胴部3の上部には、リキャップ容器1の内側から外側へかけて内リブ5、境界部7、外リブ6及びフランジ8が配置される四重環状構造が形成されている。内リブ5、境界部7、外リブ6及びフランジ8は全て環形状を有する。内リブ5は、最内位置にあって開口41の全周囲を囲む。外リブ6は、内リブ5の外側から開口41の全周囲を囲む。境界部7は、内リブ5と外リブ6の境界であり、内リブ5と外リブ6の間に沿って配設されている。フランジ8は、外リブ6の外周縁から延出している。
内リブ5は、内リブ上面51を有する。内リブ上面51は、胴部3の上端から外方に向けて水平に拡がっている。また、内リブ上面51は、同一高さを維持しながら、胴部3の周方向に沿って無端状に1周している。この内リブ5は、図5乃至図8に示すように、更に折り返し壁部52を有している。折り返し壁部52は、内リブ上面51の外周縁から下方へ向けて垂直に折り曲がって延びている。この折り返し壁部52は、胴部3を周方向に沿って無端状に1周している。
外リブ6は、内リブ5の外周縁に形成されている。この外リブ6は、外リブ上面63を有する。外リブ上面63は、平面視で内リブ上面51の外側において、外方に向けて水平に拡がり、同一高さを維持しながら、胴部3の周方向に沿って無端状に1周している。ここで、図8は、リキャップ容器のA-A部分拡大斜視図であるが、図1及び図8に示すように、外リブ6は内リブ5よりも一段高い位置に延在している。
即ち、外リブ6は、内リブ5の外周縁から1周に亘って、折り返し壁部52とは反対の上方に立ち上がる内周側縦壁61を有する。そして、外リブ上面63は、内周側縦壁61の上端が全周に亘って水平方向に折れ曲がることで水平に拡がっている。また、この内周側縦壁61には、突起部62が点在している。
突起部62は、外リブ6の内周側縦壁61からリキャップ容器1の内側に向けて膨出しており、各突起部62は同一の高さに位置する。各突起部62は、外リブ6の周方向に沿って長く、平面視では円弧状に膨出し、内周側縦壁61と直交した断面では半円状に膨出している。内周側縦壁61は、正面視では例えば角が丸みを帯びた角丸正方形を有しており、突起部62は、例えば各辺に2個ずつ形成されている。
境界部7は、詳細には、外リブ6の内周側縦壁61と内リブ5の内リブ上面51との境界に形成され、内周側縦壁61の立ち上がり基端に位置する。この境界部7は、周方向に沿って切り込み部71と繋ぎ部72とを交互に備えている。切り込み部71は、境界部7を上下方向に貫通した長孔である。繋ぎ部72は、切り込み部71間を隔絶するように、内リブ5と外リブ6との間に架設されており、内リブ5と外リブ6とを物理的に繋いでおり、加圧によって破壊可能な極細片である。
このリキャップ容器1では、境界部7の幅は、切り込み部71と繋ぎ部72とに同一であり、即ち、境界部7には切り込み部71と繋ぎ部72以外の余地はない。繋ぎ部72の間隔は、外リブ6の周方向に沿った突起部62の長さよりも狭い。複数の繋ぎ部72のうちの一部は、平面視で突起部62の端部よりも若干内側に位置する。平面視では、突起部62は、端部が繋ぎ部72にオーバーラップし、中心位置の最大突出部分が切り込み部71の幅と同一長となるように膨出している。
フランジ8は、外リブ6の外リブ上面63から1周に亘って折り返されることで形成された折り返し壁部64から延出する。折り返し壁部64は、外リブ上面63の外周縁から1周に亘って無端状に延在し、外リブ上面63よりも下方に延びている。フランジ8は、この折り返し壁部64の下端縁全周から延出し、水平方向外側に延びている。
(製造方法及び封止方法)
このようなリキャップ容器1の製造方法および封止方法について説明する。図9及び図10に示すように、このリキャップ容器1は、例えば射出成型工程により製造され、内容物100の充填工程を経た後、開口41を蓋材110で密閉するシール工程によって封止される。リキャップ容器1の成型方法としてはシート成型を用いることもできる。
図9の(a)に示すように、成型工程では、リキャップ容器1の背面側を形作る雌型とも言われるキャビティ202と、リキャップ容器1の正面側を形作る雄型とも言われるコア201を組み合わせて、金型内部に熱可塑性樹脂を射出する。熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート又はポリスチレンが挙げられる。リキャップ容器1を多層構造で構成するために、この熱可塑性樹脂の層に対し、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)等のバリア層を積層するように多層成型してもよい。
これにより、図9の(b)に示すように、リキャップ容器1が成型される。即ち、底面部2と胴部3とを備え、胴部3の上部に内側から外側へ内リブ5、境界部7、外リブ6及びフランジ8から成る四重構造が拡がるリキャップ容器1が成型される。図9の(c)に示すように、リキャップ容器1の成型工程の後、リキャップ容器1の内部空間42に飲食物である内容物100が開口41から投入される。内容物100がリキャップ容器1に収容されると、図10に示すように、開口41は、蓋材110で封止される。
図10に示すように、蓋材110はロール204から開口41上に繰り出される。この蓋材110は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート又はポリスチレン等の樹脂層に対してナイロンやイージーピールの層を積層した構成を有する。
開口41上に繰り出された蓋材11は、外リブ6の外リブ上面63に乗る。外リブ上面63の上方には、外リブ上面63と内リブ上面51を包含するシールヘッド205が配置され、外リブ上面63の下方には、外リブ上面63と内リブ上面51を包含する支持台206が配置されている。尚、シールヘッド205も支持台206も、外リブ上面63や内リブ上面51と対向する面は平坦である。
シールヘッド205は予め加熱されており、外リブ上面63と内リブ上面51を包含する領域に向けて下降する。図11は、シール工程でのリキャップ容器1を示す遷移図である。図11の(a)に示すように、シールヘッド205は、蓋材110を外リブ上面63に押し付け、蓋材110の外リブ上面63への熱融着が開始される。このときは、内リブ上面51が外リブ上面63よりも一段低い位置にあるので、内リブ上面51とシールヘッド205とは離れている。
図11の(b)に示すように、シールヘッド205は、更に外リブ6を下方へ加圧し、境界部7の全繋ぎ部72を割る。これにより、外リブ上面63から外側をリキャップ容器1の胴部3側から分離させる。尚、繋ぎ部72は、破壊され易いように、内リブ5や外リブ6を形成する壁よりも薄厚としてもよい。
図11の(c)に示すように、繋ぎ部72を割った後、シールヘッド205は更に下降し、外リブ6を押し下げていく。図11の(d)に示すように、外リブ6は、外リブ上面63が内リブ5の内リブ上面51と同一高さになるまで押し下げられる。このとき、全繋ぎ部72には、飲食者に依らずシールヘッド205から均等に下方への力を受けており、外リブ6や蓋材110が歪まずに済んでいる。
外リブ上面63と内リブ上面51とが同一高さになると、蓋材110が内リブ上面51にも面接触する。そして、外リブ上面63と蓋材110、及び内リブ上面51と蓋材110が、シールヘッド205と支持台206によって挟圧され、外リブ上面63と内リブ上面51の各々に蓋材110が熱融着により接着される。
尚、シールヘッド205は、蓋材110の熱融着のための圧力を一定期間かけた後、下降力を増加させて繋ぎ部72を割る加圧に変更することが好ましい。この加圧プロファイルにより、外リブ上面63への加圧時間が内リブ上面51よりも長くなり、外リブ上面63と蓋材110とに生じる接着力が、内リブ上面51と蓋材110とに生じる接着力よりも強くなる。
ここで、外リブ上面63と内リブ上面51とが同一高さになったとき、図11の(d)に示すように、外リブ6の内周側縦壁61から膨出する突起部62は、境界部7の繋ぎ部72を乗り越えて、当該繋ぎ部72の上方から下方に位置する。即ち、突起部62と繋ぎ部72は嵌合し、突起部62を有する外リブ6が上方へ容易に移動することが阻止される。
蓋材110でシールされたリキャップ容器1は、図12に示すように、飲食者がフランジ8を把持して上方へ引き上げることで、突起部62が繋ぎ部72を乗り越え、外リブ6が内リブ5から外れる。このとき、内リブ上面51の外周縁と蓋材110との間に応力が集中し、内リブ上面51から蓋材110が剥離する。尚、外リブ6を内リブ5から外す際には、外リブ上面63から蓋材110は外れ難い。これにより、開口41が開放され、内容物100の取り出しが可能になる。
リキャップ容器1を再度閉蓋する際には、外リブ6が内リブ5の外側から嵌め込み、外リブ6の突起部62と境界部7の繋ぎ部72とを嵌合させる。これにより、蓋材110が接着された外リブ6が内リブ5から外れ難くなり、より確実に再閉蓋できる。また、境界部7は飲食者に依らずシール工程時に破壊されているため、飲食者による開封時に外リブ6と蓋材110は歪まずに済んでおり、突起部62と繋ぎ部72の嵌合精度は保たれている。
また、突起部62は内リブ5の折り返し壁部52に当接している。そのため、外リブ6が繋ぎ部72を起点にしてリキャップ容器1の内側へ潜り込むように転倒することを抑制できる。そのため、外リブ6を内リブ5に嵌め込んだとき、外リブ6の外周縁と蓋材110との間に応力が集中することを抑制でき、外リブ6から蓋材110が剥がれ難くなる。
(効果)
このように、このリキャップ容器1は、内リブ5と外リブ6と境界部7を備える。内リブ5は、胴部3の周縁に沿って延在し、平坦な内リブ上面51を有し、外リブ6は、内リブ5の外側に、当該内リブ5の外周縁に沿って延在し、平坦な外リブ上面63を有する。境界部7は、内リブ5と外リブ6との境界全周に亘って形成され、内リブ5と外リブ6とを繋ぐ。この境界部7は、内リブ5と外リブ6との境界全周に亘って交互に形成される切り込み部71及び繋ぎ部72と有し、内リブ5と外リブ6とを繋ぎ部72によって連結する。
そして、外リブ6は、内リブ5よりも上方に延びて一段高くなっており、境界部7の外周縁から立ち上がる内周側縦壁61と、境界部7の繋ぎ部72とオーバーラップする突起部62を有するようにした。このリキャップ容器1は、当該リキャップ容器1を形成する成型工程と、成型工程の後、リキャップ容器1に内容物100を収容する充填工程と、充填工程の後、蓋材110をリキャップ容器1に接着するシール工程とにより封止される。
このような封止方法において、このリキャップ容器1によると、シール工程では、外リブ6の外リブ上面63に蓋材110を押圧することで、当該外リブ上面63に蓋材110を接着するとともに、繋ぎ部72を破壊して外リブ6を内リブ5と同一平面に位置するまで落とし込み、内リブ5の内リブ上面51にも蓋材110を押圧し、突起部62に境界部7の繋ぎ部72を乗り越えさせて、突起部62と境界部7とを上下で嵌合させるようにできる。従って、リキャップ容器1は、再閉蓋した後も突起部62と境界部7との嵌合によって外れ難く、より確実に再閉蓋することができる。
ここで、このリキャップ容器1では、平面視で円弧状の突起部62の端が繋ぎ部72とオーバーラップするようにしたが、境界部7の少なくとも一部と突起部62とがオーバーラップしていれば、突起部62と境界部7とを嵌合させることができる。例えば、平面視で円弧状の突起部62のうち、中心の最大突起部分と繋ぎ部72とがオーバーラップするように、位置関係が調整されていてもよい。
または、図13に示すように、内リブ上面51の外周縁から1周に亘って境界部7の幅を延ばし、内リブ上面51側に庇部73を設け、庇部73の外側に切り込み部71と繋ぎ部72を並べるようにしてもよい。そして、突起部62は、繋ぎ部72よりも長く、庇部73と平面視でオーバーラップするように突出させてもよい。これにより、突起部62が境界部7を上方から下方へ乗り越えたとき、突起部62が庇部73に引っ掛かり、より確実な再閉蓋が可能となる。
内リブ5は、外周縁から下方に延びる折り返し壁部52を有するようにした。リキャップ容器1から分離させた外リブ6を再度嵌め込んだ際、突起部62は折り返し壁部52に当接するので、外リブ6が嵌め込んだ力で内側へ潜り込むように転倒する虞を軽減でき、外リブ上面63から蓋材110が剥がれることを抑制できる。
1 容器
2 底面部
3 胴部
41 開口
42 内部空間
5 内リブ
51 内リブ上面
52 折り返し壁部
6 外リブ
61 内周側縦壁
62 突起部
63 外リブ上面
64 折り返し壁部
7 境界部
71 切り込み部
72 繋ぎ部
73 庇部
8 フランジ
100 内容物
110 蓋材
201 コア
202 キャビティ
204 ロール
205 シールヘッド
206 支持台

Claims (5)

  1. 蓋材でシールされる容器であって、
    該容器の底を塞ぐ底面部と、
    前記底面部の全周から立ち上がる胴部と、
    前記胴部の周縁に沿って延在し、平坦な上面を有する内リブと、
    前記内リブの外側に、当該内リブの外周縁に沿って延在し、前記内リブよりも上方に延びて一段高く、平坦な上面を有する外リブと、
    前記内リブと前記外リブとの境界全周に亘って形成され、前記内リブと前記外リブとを繋ぐ境界部と、
    を備え、
    前記境界部は、前記内リブと前記外リブとの境界全周に亘って交互に形成される切り込み部及び繋ぎ部と有し、前記内リブと前記外リブとを前記繋ぎ部によって連結し、
    前記外リブは、
    前記境界部の外周縁から立ち上がる内周側縦壁と、
    平面視で前記境界部に少なくとも一部がオーバーラップするまで前記内周側縦壁から突出する突起部と、
    を有すること、
    を特徴とするリキャップ容器。
  2. 前記突起部は、前記境界部の前記繋ぎ部とオーバーラップすること、
    を特徴とする請求項1記載のリキャップ容器。
  3. 前記内リブは、外周縁から下方に延びる折り返し壁部を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載のリキャップ容器。
  4. 前記外リブの前記上面に前記蓋材を押圧することで、当該外リブの上面に前記蓋材が接着されるとともに、前記繋ぎ部が破壊されて前記外リブが前記内リブと同一平面に位置するまで落ち込み、
    前記内リブの前記上面にも前記蓋材が押圧され、
    前記突起部が前記境界部とのオーバーラップ部分を乗り越えて、前記突起部と前記境界部が上下で嵌合すること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のリキャップ容器。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載のリキャップ容器を形成する成型工程と、
    前記成型工程の後、前記リキャップ容器に内容物を収容する充填工程と、
    前記充填工程の後、前記蓋材を前記リキャップ容器に接着するシール工程と、
    を有し、
    前記シール工程では、
    前記外リブの前記上面に前記蓋材を押圧することで、当該外リブの上面に前記蓋材を接着するとともに、前記繋ぎ部を破壊して前記外リブを前記内リブと同一平面に位置するまで落とし込み、
    前記内リブの前記上面にも前記蓋材を押圧し、
    前記突起部に前記境界部とのオーバーラップ部分を乗り越えさせて、前記突起部と前記境界部とを上下で嵌合させること、
    を特徴とするリキャップ容器の封止方法。
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