JP2022099954A - 医療器具の保管管理装置および保管管理システム - Google Patents

医療器具の保管管理装置および保管管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022099954A
JP2022099954A JP2020214046A JP2020214046A JP2022099954A JP 2022099954 A JP2022099954 A JP 2022099954A JP 2020214046 A JP2020214046 A JP 2020214046A JP 2020214046 A JP2020214046 A JP 2020214046A JP 2022099954 A JP2022099954 A JP 2022099954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
sterilization
target
instrument set
sterility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020214046A
Other languages
English (en)
Inventor
暁典 菅谷
Akinori Sugaya
正樹 花島
Masaki Hanashima
全 大▲高▼
Zen Otaka
貴章 小久保
Takaaki Kokubo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DGshape Corp
Original Assignee
DGshape Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DGshape Corp filed Critical DGshape Corp
Priority to JP2020214046A priority Critical patent/JP2022099954A/ja
Priority to US17/558,672 priority patent/US20220199239A1/en
Publication of JP2022099954A publication Critical patent/JP2022099954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/20ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the management or administration of healthcare resources or facilities, e.g. managing hospital staff or surgery rooms
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/40ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the management of medical equipment or devices, e.g. scheduling maintenance or upgrades

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】作業者が医療器具の保管先を間違えることを防止する。【解決手段】保管管理装置60のメモリー60aは、1つまたは複数の医療器具5をまとめた器具セット8の滅菌ID131と、器具セット8を保管する棚2の棚番3に付された棚ID134とが関連付けられた滅菌情報130を記憶している。棚取得処理では、器具セット8を保管しようとする棚2の棚番3に付された対象棚ID26を取得する。器具取得処理では、保管しようとする器具セット8の対象滅菌ID22を取得する。棚抽出処理では、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131に関連付けられた棚ID134を滅菌情報130から抽出し、抽出棚ID134aとする。棚判定処理では、抽出棚ID134aと対象棚ID26とが一致するかを判定する。棚間違い通知処理では、抽出棚ID134aと対象棚ID26とが一致しないとき、棚間違いを通知する。【選択図】図8B

Description

本発明は、医療器具の保管管理装置および保管管理システムに関する。
例えば特許文献1には、手術や診察などの医療行為で繰り返し使用される医療器具が開示されている。医療器具は、所定の医療作業工程を順に行うことで、繰り返し使用されることが可能になる。医療作業工程は、手術が行われる手術工程と、回収工程と、洗浄工程と、組立工程と、滅菌工程と、保管工程とを有している。
回収工程では、手術後の医療器具が回収される。洗浄工程は、回収された医療器具を複数の部品に分解して、洗浄を行う工程である。組立工程は、洗浄後の医療器具の各部品を組み立てる工程である。滅菌工程は、組立後の医療器具に対して滅菌処理を行う工程である。保管工程は、滅菌処理された医療器具を所定の保管場所に保管する工程である。手術工程では、保管場所に保管された医療器具を払い出し、払い出された医療器具を使用して手術が行われる。
特開2017-148113号公報
ところで、保管工程では、医療器具は、例えば所定の棚に保管される。棚は、例えば複数の領域に分割され、各領域には棚番が付されている。医療器具には、どの棚のどの棚番に保管するかが予め設定されている。しかしながら、医療器具の保管は、作業者の手作業によって行われるため、作業者によっては、医療器具を保管する際、予め設定された棚の棚番に医療器具を保管せずに、医療器具の保管先を間違えるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が医療器具の保管先を間違えることを事前に防止することが可能な医療器具の保管管理装置および保管管理システムを提供することである。
本発明に係る医療器具の保管管理装置は、メモリーと、少なくとも1つのプロセッサと、を備えている。前記保管管理装置は、1つまたは複数の医療器具をまとめた器具セットを識別するための識別IDと、器具セットを保管する棚の棚番に付された棚IDとが少なくとも関連付けられた保管先情報を記憶している。前記保管管理装置は、棚取得処理と、器具取得処理と、棚抽出処理と、棚判定処理と、棚間違い通知処理とを実行可能に構成されている。前記棚取得処理では、器具セットを保管しようとする棚の棚番に付された対象棚IDを取得する。前記器具取得処理では、保管しようとする器具セットを識別するための対象識別IDを取得する。前記棚抽出処理では、前記対象識別IDと一致する前記識別IDに関連付けられた前記棚IDを前記保管先情報から抽出して、抽出棚IDとする。前記棚判定処理では、前記抽出棚IDと、前記対象棚IDとが一致するか否かを判定する。前記棚間違い通知処理では、前記棚判定処理で前記抽出棚IDと前記対象棚IDとが一致しないと判定されたとき、前記対象識別IDから識別される器具セットの棚間違いを通知する。
本発明に係る医療器具の滅菌管理装置によれば、保管先情報には、識別IDから識別される器具セットの適切な保管先の棚の棚番に付された棚IDが、識別IDと関連付けられている。ここでは、器具セットを保管する際、作業者が保管しようとしている器具セットの対象識別IDに対応した棚IDを保管先情報から抽出し、抽出棚IDとする。そして、作業者が器具セットを保管しようとしている棚の棚番に付された対象棚IDと、抽出棚IDとが一致しているか否かを判定する。ここで、対象棚IDと抽出棚IDとが一致しない場合には、作業者が器具セットを保管しようとしている棚の棚番が適切ではないと判断され、棚間違いが通知される。作業者は、棚間違いを通知されることで、器具セットを保管する前に棚間違いに気付くことができる。よって、作業者が器具セットの保管先を間違えることを事前に防止することができる。
本発明によれば、作業者が医療器具の保管先を間違えることを事前に防止することが可能な医療器具の保管管理装置および保管管理システムを提供することができる。
実施形態に係る保管管理システムを示す概要図である。 循環サイクルの説明図である。 保管管理装置のブロック図である。 器具セットマスタテーブルの構成例を示す図である。 棚マスタテーブルの構成例を示す図である。 滅菌テーブルの構成例を示す図である。 保管履歴テーブルの構成例を示す図である。 器具セットが入庫されるときの保管管理装置の処理手順を示したフローチャートである。 器具セットが入庫されるときの保管管理装置の処理手順を示したフローチャートである。 入庫登録画面を示す図である。 棚間違い警告画面を示す図である。 未滅菌警告画面を示す図である。 滅菌期限切れ警告画面を示す図である。 再入庫警告画面を示す図である。 入庫リストに器具セットが追加された状態の入庫登録画面を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る医療器具の保管管理装置(以下、単に保管管理装置という。)を備えた保管管理システムについて説明する。なお、ここで説明される実施の形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。
図1は、本実施形態に係る保管管理システム100を示す概略図である。保管管理システム100は、医療器具5を所定の棚2の棚番3に保管する際に使用されるシステムである。
医療器具5は、病院などの医療現場において行われる医療行為で使用される器具である。医療行為とは、医師が患者に対して行う医療に関する行為のことをいう。医療行為には、例えば手術および診察が含まれる。
医療器具5は、例えばトラカール、鉗子、切開装置、洗浄吸引装置、剪刀、メス(例えばレーザーメスや電気メス)、超音波カッター、メスホルダー、カニューレ、鑷子、開創器、スケール、ゾンデ、エレバ、ラスパ、吸引管、開胸器、閉胸器、持針器、注射器、金属ボール、膿盆、コップ、ピン、ミラー、やすり、開口器、クレンメ、ハンドピース、エレバトリューム、ノミ、鋭匙、剥離子、鏡、縫合針、スタンツェ、受水器、針、圧子、ブジー、通気管、骨片打ち込み棒、リウエル、ラジオペンチ、ハンマー、角度計、温度計、穿孔器、スポイト、金属綿棒、浣腸器、シリンジおよび内視鏡などである。ただし、上記例は、医療器具5の一部を列挙したに過ぎない。医療器具5は上記例に限定されない。
医療器具5は、1つの部品で構成されていてもよいし、複数の部品で構成されていてもよい。複数の部品で構成された医療器具5として、例えば腹腔鏡外科手術で用いられるトラカール、鉗子、切開装置、洗浄吸引装置などが挙げられる。このような医療器具5は、複数の構成部品を含み、例えば手術後に回収され、複数の構成部品に分解される。ここでは、医療器具5を構成する部品のことを構成部品という。また、構成部品がさらに複数の構成部品からなる場合には、全てを構成部品と称する。
図2は、循環サイクル10の説明図である。図2に示すように、医療器具5は、所定の循環サイクル10において繰り返し使用可能なものである。なお、1つの医療器具5に対する循環サイクル10における繰り返し回数は特に限定されず、医療器具5の種類、および、医療器具5を構成する構成部品の種類によって適宜決定されるものである。本実施形態では、循環サイクル10は、手術・診察工程11と、回収工程12と、洗浄工程13と、組立工程14と、滅菌工程15と、保管工程16とを有している。
手術・診察工程11は、医療器具5を用いて医療行為の一例である手術または診察を行う工程である。手術・診察工程11では、所定の保管場所に配置された所定の棚2の棚番3(図1参照)に保管された医療器具5を払い出し(言い換えると、取り出し)、払い出した医療器具5を使用して手術または診察が行われる。
回収工程12は、手術・診察工程11の後に行われる工程である。回収工程12は、手術または診察で使用された医療器具5を回収する工程である。なお、医療器具5が複数の構成部品によって構成されている場合、回収工程12では、医療器具5を個々の構成部品に分解する作業が含まれていてもよい。
洗浄工程13は、回収工程12の後に行われる工程である。洗浄工程13は、回収工程12で回収された医療器具5、または、医療器具5の個々の構成部品を洗浄する工程である。洗浄工程13では、例えば図示が省略された洗浄器を使用して、医療器具5に対する洗浄が行われる。
組立工程14は、洗浄工程13の後に行われる工程である。組立工程14は、洗浄工程13で洗浄された医療器具5の構成部品を組み立てて、1つの医療器具5を完成させる工程である。組立工程14は、複数の構成部品によって構成された医療器具5を組み立てる工程である。例えば1つの構成部品によって構成された医療器具5や、回収工程12で分解されなかった医療器具5の場合、組立工程14は省略されることがあり得る。
滅菌工程15は、組立工程14の後に行われる工程である。滅菌工程15は、組立工程14で組み立てられた医療器具5を滅菌処理する工程である。滅菌工程15では、例えば図示が省略された滅菌器を使用して、医療器具5に対する滅菌処理が行われる。以下、滅菌処理のことを、単に滅菌ともいう。
保管工程16は、滅菌工程15の後に行われる工程である。保管工程16では、滅菌処理が行われた医療器具5を所定の保管場所に配置された所定の棚2の棚番3(図1参照)に保管する工程である。ここでは、棚2の棚番3に医療器具5を保管するとは、棚番3が指定された棚2の領域に医療器具5を置くことである。以下、所定の棚2の棚番3に医療器具5を保管しようとすることを、入庫するという。なお、保管工程16の後には、手術・診察工程11が行われる。
本実施形態に係る循環サイクル10では、図1に示す器具セット8の単位で各工程が行われる。ここで、器具セット8は、1つまたは複数の医療器具5をまとめたものである。複数の医療器具5を、1つまたは複数の器具セット8に分ける方法は特に限定されない。器具セット8に含まれる医療器具5の数および種類は、病院などの医療現場ごとに決定されるものであり、医療現場の医師、看護師、循環サイクル10の各工程の作業者などのスタッフの経験則に基づいて決定されることがあり得る。
例えば器具セット8は、1回の医療行為(例えば手術または診察)で使用される1つまたは複数の医療器具5をまとめたものである。1回の手術または診察で使用される器具セット8の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。1つの器具セット8に含まれる医療器具5は、所定の包装材料の中に入れられて封止された状態で、例えば図示しないトレイに収容されて、保管工程16(図2参照)にて保管される。
本実施形態では、図2に示す滅菌工程15において器具セット8を構成する1つまたは複数の医療器具5に対して滅菌処理されたときに、図1に示すような滅菌ラベル20が発行される。滅菌処理されるときには、器具セット8を構成する1つまたは複数の医療器具5は、所定の包装材料の中に入れられた状態で滅菌処理される。滅菌ラベル20は、滅菌処理後、例えば上記の所定の包装材料に付されるものである。図1に示すように、滅菌ラベル20には、滅菌識別標識21が付されている。滅菌識別標識21は、後述の読取装置30によって読み取られるものである。滅菌識別標識21の種類は、特に限定されない。例えば滅菌識別標識21は、一次元コードであってもよいし、二次元コードであってもよいし、ICタグであってもよい。
滅菌識別標識21には、例えば対象滅菌ID22が記録されている。対象滅菌ID22は、器具セット8が滅菌処理されたときに、滅菌処理された器具セット8に対して付されるIDである。よって、対象滅菌ID22が付されることで、器具セット8が滅菌処理されたことが分かる。この対象滅菌ID22は、滅菌処理されるごとに器具セット8に対して付される固有のIDである。そのため、対象滅菌ID22から器具セット8を識別することができる。本実施形態では、1つの器具セット8において、滅菌処理されるごとに新たな対象滅菌ID22が付される。器具セット8に付される対象滅菌ID22は、手術や診察で使用されて、滅菌処理される度に変更される。なお、本実施形態では、対象滅菌ID22は、本発明の対象識別IDの一例である。
本実施形態では、図2の保管工程16では、器具セット8の単位で保管される。例えば器具セット8を保管する保管場所には、図1に示すように、複数の棚2が配置されている。各棚2は、複数の棚番3を有する。例えば各棚2は、複数の領域に分割され、各領域に対して異なる棚番3が付されている。本実施形態では、各棚2の棚番3において、どの種類の器具セット8が保管されるか予め設定されている。どの棚2の棚番3に、どの種類の器具セット8が保管されるかは、特に限定されず、例えば病院などの医療現場ごとに決定されるものであり、医療現場の医師、看護師、保管工程16の作業者などのスタッフの経験則に基づいて決定されることがあり得る。
本実施形態では、各棚2の棚番3ごとに、棚識別標識25が付されている。棚識別標識25は、読取装置30によって読み取られるものである。棚識別標識25の種類は特に限定されない。例えば棚識別標識25は、読取装置30によって読み取られるものである。棚識別標識25の種類は、特に限定されないが、例えば滅菌識別標識21と同じ種類である。棚識別標識25は、一次元コードであってもよいし、二次元コードであってもよいし、ICタグであってもよい。
棚識別標識25には、対象棚ID26が記録されている。対象棚ID26は、棚2の棚番3ごとに付された固有のIDである。棚2の棚番3に付される対象棚ID26は、不変である。この対象棚ID26を読み込むことで、対象棚ID26から棚2の棚番3を特定することができる。
上述のように、器具セット8は、図2の循環サイクル10の各工程を順に繰り返し行われる。しかしながら、器具セット8によっては、滅菌工程15と保管工程16とが入れ替わることがあり得る。このように、滅菌工程15と保管工程16とが入れ替えられた状態の循環サイクルの各工程が順に繰り返し行われる器具セット8のことを、図1に示すように、後滅菌器具セット8aという。後滅菌器具セット8aでは、組立工程14の後、保管工程16が行われ、その後、滅菌工程15が行われる。そして、滅菌工程15において滅菌処理された後、後滅菌器具セット8aは、手術・診察工程11で使用される。すなわち、後滅菌器具セット8aは、手術や診察などの医療行為で使用された後、滅菌処理されることなく保管工程16で保管される。そして、後滅菌器具セット8aは、保管場所から払い出された後、滅菌処理されて、手術や診察などの医療行為で使用される。
本実施形態では、後滅菌器具セット8aについて、専用の棚2の棚番3に保管することが予め設定されている。以下、後滅菌器具セット8aのような、保管後に滅菌処理されて手術や診察で使用される器具セット8を保管する棚2の棚番3ことを後滅菌棚2aの棚番3aという。また、後滅菌棚2aの棚番3に付された対象棚ID26を後滅菌棚ID26aという。
ところで、図2の保管工程16において、器具セット8は、予め設定された所定の棚2の棚番3に保管される。しかしながら、器具セット8の保管は、作業者の手作業によって行われるものであるため、作業者によっては、器具セット8を保管する際、予め設定された棚2の棚番3に器具セット8を保管せずに、器具セット8の保管先を間違えるおそれがある。以下、器具セット8の保管先を間違えることを棚間違えという。
更に、本実施形態では、後滅菌器具セット8a以外の器具セット8は、滅菌処理された後に保管される。滅菌処理には、有効期限が設定されており、滅菌処理の有効期限が切れた器具セット8は、保管されないことが好ましい。従来では、作業者が各器具セット8に対して滅菌処理が行われたか否かを把握していなければならず、作業者によっては、滅菌処理されていない器具セット8を間違えて保管するおそれがある。また、従来では、作業者が各器具セット8の滅菌処理の有効期限を把握していなければならず、作業者によっては、滅菌処理の有効期限が切れている器具セット8を間違えて保管するおそれがある。
そこで、本実施形態では、図1に示す保管管理システム100は、保管工程16(図2参照)における器具セット8の入庫の管理を行うと共に、器具セット8の棚間違えの判定、滅菌処理の有無の判定、および、滅菌処理の有効期限の判定を行う。そして、器具セット8の棚間違えの場合、滅菌処理が行われていない場合、または、滅菌処理の有効期限が切れていた場合には、器具セット8を実際に保管する前に通知する。
本実施形態では、保管管理システム100は、読取装置30と、表示装置50と、操作装置55と、保管管理装置60とを備えている。
読取装置30は、作業者によって操作されるものであり、器具セット8に付された滅菌ラベル20の滅菌識別標識21を読み取ることで、対象滅菌ID22を読み取るものである。更に、読取装置30は、棚2の棚番3に付された棚識別標識25を読み取ることで、対象棚ID26を読み取ることも可能である。図示は省略するが、読取装置30には、作業者の手が掴まれる持ち手が設けられている。
なお、読取装置30の種類は特に限定されず、滅菌識別標識21の対象滅菌ID22、および、棚識別標識25の対象棚ID26を読み取ることが可能なものであればよい。例えば滅菌識別標識21および棚識別標識25が二次元コードの場合、読取装置30は、二次元コードを読み取ることが可能な二次元コードリーダであるとよい。例えば滅菌識別標識21および棚識別標識25がICタグの場合、読取装置30は、ICタグリーダであるとよい。本実施形態では、読取装置30は、非接触式の装置である。しかしながら、読取装置30は、接触式の装置であってもよい。なお、保管工程16で使用される読取装置30の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。読取装置30の設置場所は、例えば保管工程16において器具セット8が保管される棚2が配置される保管場所である。
表示装置50には、保管工程16にて器具セット8を入庫する際に使用される画面が表示される。なお、表示装置50の種類は特に限定されない。例えば表示装置50は、携帯型端末のディスプレイであってもよい。表示装置50は、デスクトップ型またはノート型(言い換えるとラップトップ型)のパーソナルコンピュータのディスプレイであってもよい。
操作装置55は、表示装置50に表示された画面などを作業者が操作するときに使用するものである。例えば作業者が操作装置55を操作することで、表示装置50に表示される画面を切り替えることができる。また、作業者が操作装置55を操作することで、どの棚2の棚番3に器具セット8を入庫するかを保管管理装置60に登録することができる。なお、操作装置55の種類は特に限定されない。例えば操作装置55は、パーソナルコンピュータのキーボードおよびマウスなどである。ただし、操作装置55は、表示装置50に設けられたタッチパネルであってもよい。なお、ここでは、表示装置50および操作装置55の数は、それぞれ1つであるが、それぞれ複数であってもよい。
次に、本実施形態に係る保管管理装置60について説明する。保管管理装置60は、保管工程16(図2参照)における器具セット8の保管、すなわち入庫の履歴を管理する。このことで、器具セット8が、所定の棚2の棚番3にいつ入庫されたかを管理することができる。また、保管管理装置60は、器具セット8の棚間違いや、滅菌処理の有効期限切れの通知を行う。保管管理装置60は、コンピュータの制御装置である。図3は、保管管理装置60のブロック図である。保管管理装置60は、図3に示すように、メモリー60aと、少なくとも1つのプロセッサ60bとを備えている。プロセッサ60bは、1つであってもよいし、複数であってもよい。例えば、メモリー60aに記憶されたプログラムをプロセッサ60bが使用することで、処理を実行することができる。保管管理装置60は、専用のコンピュータによって実現されるものであってもよいし、汎用のコンピュータによって実現されるものであってもよい。
本実施形態では、保管管理装置60は、図1に示すように、読取装置30と通信可能に接続されている。保管管理装置60は、読取装置30と有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。保管管理装置60は、表示装置50および操作装置55と通信可能に接続されている。なお、保管管理装置60、表示装置50および操作装置55は、1つのパーソナルコンピュータで実現されるものであってもよい。
ここでは、保管管理システム100は、いわゆるクライアントサーバシステムで実現されるものであってもよいし、クラウドコンピューティングで実現されるものであってもよい。また、保管管理システム100は、いわゆるスタンドアローンシステムで実現されるものであってもよい。
本実施形態では、保管管理装置60は、図3に示すように、記憶部61と、表示部63と、滅菌取得部65と、棚取得部67と、判定部69と、通知部71と、リスト追加部73と、履歴追加部75とを備えている。保管管理装置60は、更に、棚抽出部81と、棚判定部82と、棚間違い通知部83と、滅菌判定部84と、未滅菌通知部85と、期限抽出部86と、日付取得部87と、期限判定部88と、期限切れ通知部89と、後滅菌判定部90とを備えている。
記憶部61は、メモリー60aに記憶されているものである。表示部63、滅菌取得部65、棚取得部67、判定部69、通知部71、リスト追加部73、履歴追加部75、棚抽出部81、棚判定部82、棚間違い通知部83、滅菌判定部84、未滅菌通知部85、期限抽出部86、日付取得部87、期限判定部88、期限切れ通知部89、および、後滅菌判定部90は、プロセッサ60bによって実行可能なものである。
本実施形態では、メモリー60aによって実現される記憶部61には、器具セットマスタテーブルTB10(図4参照)と、棚マスタテーブルTB20(図5参照)と、滅菌テーブルTB30(図6参照)と、保管履歴テーブルTB40(図7参照)とが予め記憶されている。
図4に示すように、器具セットマスタテーブルTB10は、器具セット情報110が記憶されたテーブルである。器具セット情報110は、例えばセットID111と、セット名112とが少なくとも関連付けられた情報である。言い換えると、器具セット情報110には、セットID111およびセット名112などの項目が少なくとも存在する。
ここで、「関連付けられた」とは、テーブルの同じ行に記載された項目同士のことをいう。「関連付けられた」とは、「対応した」と言い換えることが可能である。
図4に示すように、セットID111は、器具セット8ごとに付された固有のIDである。セットID111は、数字やアルファベットなどによって構成された文字列であり、器具セット8ごとに異なるものである。セット名112は、器具セット8の名称のことである。セット名112は、例えば作業者などによって器具セット8に任意に付けられるものであってもよい。本実施形態では、セットID111からセット名112が一意的に決定される。
図5に示すように、棚マスタテーブルTB20は、棚情報120が記憶されたテーブルである。棚情報120は、例えば棚ID121と、棚名122と、棚番123と、表示順124と、更新日時125とが少なくとも関連付けられた情報である。ここでは、棚情報120には、棚ID121、棚名122、棚番123、表示順124、および、更新日時125などの項目が少なくとも存在する。
棚ID121は、器具セット8を保管する棚2の棚番3(図1参照)ごとに付された固有のIDである。棚ID121は、数字やアルファベットなどによって構成された文字列であり、棚2の棚番3ごとに異なるものである。棚名122は、棚2の名称のことである。棚名122は、例えば作業者などによって棚2に対して任意に付けられるものである。棚番123は、棚2に付された棚番号のことであり、棚2の棚番3(図1参照)のことである。本実施形態では、棚ID121から、図1に示す棚2の棚番3、または、後滅菌棚2aの棚番3aが特定される。
表示順124とは、図1に示す棚2および棚番3の一覧を表示する際の順番のことである。例えば表示順124の昇順または降順で、棚2および棚番3の一覧が表示される。更新日時125は、棚情報120が更新された日時である。ここでは、更新日時125に関連付けられた棚ID121、棚名122、棚番123および表示順124の何れかの項目が変更されたとき、その変更された日時が更新日時125に記される。
図6に示すように、滅菌テーブルTB30は、器具セット8に対する滅菌情報130が記憶されたテーブルである。滅菌情報130は、例えば滅菌ID131と、セットID132と、セット名133と、棚ID134と、ユーザID135と、ユーザ名136と、滅菌有効期限137と、が少なくとも関連付けられた情報である。ここでは、滅菌情報130には、滅菌ID131、セットID132、セット名133、棚ID134、ユーザID135、ユーザ名136および滅菌有効期限137などの項目が少なくとも存在する。本実施形態では、滅菌情報130は、本発明の保管先情報および滅菌情報の一例であり、本発明の保管先情報と滅菌情報とを合わせた情報である。
滅菌ID131は、図2に示す滅菌工程15において滅菌処理された器具セット8に付される固有のIDである。ここでは、滅菌ID131が付された器具セット8は、滅菌処理されたと判断される。滅菌ID131から器具セット8を識別することが可能である。滅菌ID131は、本発明の識別IDの一例である。セットID132は、滅菌ID131が付された器具セット8に付されているセットIDのことである。セットID132は、器具セット情報110のセットID111(図4参照)に対応している。図6に示すセット名133は、滅菌ID131が付された器具セット8のセット名のことである。セット名133は、器具セット情報110のセット名112(図4参照)に対応している。なお、セットID132およびセット名133の何れか一方は省略されてもよい。
図6に示す棚ID134は、滅菌ID131が付された器具セット8が保管される棚2の棚番3に付されたIDのことである。棚ID134は、棚情報120の棚ID121(図5参照)に対応している。図6に示すユーザID135は、滅菌ID131が付された器具セット8を滅菌処理した作業者のIDのことである。ユーザ名136は、滅菌ID131が付された器具セット8を滅菌処理した作業者の名前(名称)のことである。ここでは、ユーザID135およびユーザ名136は、ユーザマスタテーブル(図示せず)に記憶されたユーザ情報(図示せず)に対応している。ユーザID135からユーザ名136を一意的に決定することができる。そのため、ユーザID135およびユーザ名136の何れか一方は省略されてもよい。
滅菌有効期限137は、滅菌ID131が付された器具セット8に対して行われた滅菌処理の有効期限である。滅菌有効期限137は、滅菌ラベル20(図1参照)が発行されたときから所定の期間後の日付に設定される。この所定の期間とは、滅菌処理の種類や、滅菌処理された器具セット8を構成する1つまたは複数の医療器具5の種類などに基づいて設定されるものである。
図7に示すように、保管履歴テーブルTB40は、図2に示す保管工程16において保管された器具セット8の履歴情報である保管履歴情報140が記憶されたテーブルである。保管履歴情報140は、例えば保管ID141と、棚ID142と、棚名・棚番143と、セットID144と、滅菌ID145と、再入庫情報146と、入庫日時147と、ユーザID148と、ユーザ名149とが少なくとも関連付けられた情報である。保管履歴情報140には、保管ID141、棚ID142、棚名・棚番143、セットID144、滅菌ID145、再入庫情報146、入庫日時147、ユーザID148、および、ユーザ名149などの項目が少なくとも存在する。
保管ID141は、保管工程16において器具セット8が保管されたとき、保管された器具セット8に付される固有のIDである。保管ID141は、数字やアルファベットなどによって構成された文字列であり、器具セット8が入庫されるごとに発行されるIDである。そのため、1つの器具セット8が循環サイクル10を循環して、保管工程16で保管されるごとに、異なる保管ID141が発行される。よって、1つの器具セット8に対して複数の保管ID141が付されることがあり得る。
棚ID142は、保管ID141が付された器具セット8が保管される棚2の棚番3(図1参照)の棚IDのことである。棚ID142は、棚情報120の棚ID121(図5参照)に対応している。図7に示す棚名・棚番143は、保管ID141が付された器具セット8が保管される棚名と棚番のことである。ここでは、棚名・棚番143は、棚名[棚番]で表記されている。棚名・棚番143は、棚情報120の棚名122(図5参照)および棚番123(図5参照)に対応している。図7に示すセットID144は、保管ID141が付された器具セット8に付されているセットIDのことである。セットID144は、器具セット情報110のセットID111(図4参照)に対応している。図7に示す滅菌ID145は、保管ID141が付された器具セット8が滅菌処理されたときに付された滅菌IDのことである。滅菌ID145は、滅菌情報130の滅菌ID131(図6参照)に対応している。
図7に示す再入庫情報146は、保管ID141が付された器具セット8が再入庫であるか否かの情報である。ここで、再入庫とは、手術・診察工程11で使用されなかった器具セット8が滅菌工程15で滅菌処理されることなく、保管工程16で再度入庫されることをいう。例えば、関連付けられた器具セット8が再入庫ではなく、最初の入庫(ここでは初回入庫)の場合には、再入庫情報146には、「1」が設定される。一方、関連付けられた器具セット8が再入庫であり、2回目以降の入庫の場合には、再入庫情報146には、「2」が設定される。ただし、再入庫情報146の具体的な数値や文字は、医療現場ごとに適宜設定することができ、初回入庫が「1」に限定されないし、再入庫が「2」に限定されない。
入庫日時147は、保管ID141が付された器具セット8が入庫された日時、すなわち器具セット8が棚2の棚番3に保管された日時のことである。ユーザID148は、保管ID141が付された器具セット8を入庫した作業者のIDのことである。ユーザ名136は、保管ID141が付された器具セット8を入庫した作業者の名前(名称)のことである。ここでは、ユーザID148およびユーザ名149は、上記のユーザマスタテーブル(図示せず)に記憶されたユーザ情報(図示せず)に対応している。ユーザID148からユーザ名149を一意的に決定することができるため、ユーザID148およびユーザ名149の何れか一方は省略されてもよい。
次に、図2の保管工程16で器具セット8が入庫されるときの保管管理装置60の処理手順について図8Aおよび図8Bのフローチャートに沿って説明する。
本実施形態では、まず図8AのステップS101では、所定の棚2の棚番3(図1参照)に入庫する1つまたは複数の器具セット8を保管管理装置60に登録するために、図3の表示部63は、図9に示すように、表示装置50に入庫登録画面DP10を表示する。入庫登録画面DP10は、保管工程16において器具セット8を所定の棚2の棚番3に入庫して保管する際に使用される画面であり、保管管理装置60に対して器具セット8の入庫先を登録する画面である。
このように入庫登録画面DP10を表示装置50に表示した後、図8AのステップS103では、図3の棚取得部67は、器具セット8の入庫先の棚2の棚番3に付された対象棚ID26(図1参照)を取得する。ここでは、図1に示すように、対象棚ID26は、読取装置30で読み取られる。作業者は、器具セット8を入庫する際の入庫対象となる棚2の棚番3に付された棚識別標識25に、読取装置30の読取部(図示せず)をかざす。このことで、棚識別標識25に記録された対象棚ID26が読取装置30によって読み取られる。このことで、棚取得部67は、対象棚ID26を取得することができる。なお、棚取得部67が取得した対象棚ID26は、記憶部61に記憶される。
本実施形態では、対象棚ID26が取得された後、図5の棚マスタテーブルTB20から、対象棚ID26と一致する棚ID121を抽出し、抽出した棚ID121に関連付けられた棚名122および棚番123を抽出する。そして、表示部63は、図9に示すように、抽出した棚名122および棚番123を入庫登録画面DP10に表示する。
次に、図8AのステップS105では、作業者は、対象棚ID26が付された棚2の棚番3に入庫する器具セット8を登録する。ここでは、まず図3の滅菌取得部65は、入庫対象の器具セット8の対象滅菌ID22(図1参照)を取得する。図1に示すように、対象滅菌ID22は、読取装置30によって読み取られる。作業者は、入庫対象の器具セット8に付された滅菌ラベル20の滅菌識別標識21に、読取装置30の上記読取部をかざす。このことで、滅菌識別標識21に記録された対象滅菌ID22が読取装置30によって読み取られる。このことで、滅菌取得部65は、対象滅菌ID22を取得することができる。なお、滅菌取得部65が取得した対象滅菌ID22は、記憶部61に記憶される。
このように滅菌取得部65によって対象滅菌ID22が取得された後、図8BのステップS107では、対象滅菌ID22が付された器具セット8の入庫先が適切であるか否かを判定する。本実施形態では、器具セット8ごとに、どの棚2のどの棚番3に入庫して保管するのかの入庫先が予め設定されている。ここでは、図6に示すように、滅菌テーブルTB30の滅菌情報130の棚ID134が、滅菌ID131が付された器具セット8の適切な入庫先の棚2の棚番3のIDである。
本実施形態では、器具セット8の入庫先が適切か否かの判定は、ステップS1071、ステップS1073の順で行われる。まずステップS1071では、図3の棚抽出部81は、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131に関連付けられた棚ID134を、図6に示す滅菌テーブルTB30の滅菌情報130から抽出し、抽出した棚ID134を抽出棚ID134aとする。
次に、図8BのステップS1073では、図3の棚判定部82は、抽出棚ID134aが、ステップS103において読取装置30が読み取って棚取得部67によって取得された対象棚ID26と一致しているか否かを判定する。ここで、抽出棚ID134aと対象棚ID26とが一致した場合には、対象滅菌ID22が付された器具セット8の入庫先が適切であると判定される。この場合には、次にステップS111に進む。
一方、ステップS1073において、棚判定部82によって抽出棚ID134aと対象棚ID26とが一致しないと判定された場合には、対象滅菌ID22が付された器具セット8の入庫先が不適切であり、棚間違いであると判定される。この場合、次にステップS109に進む。ステップS109では、図3の棚間違い通知部83は、作業者に棚間違いを通知する。この棚間違いの通知方法については、特に限定されるものではない。
本実施形態では、棚間違い通知部83は、図10に示すように、表示装置50に棚間違いである旨を通知する棚間違い警告画面DP20を表示する。棚間違い警告画面DP20は、例えば入庫登録画面DP10の上に重ねられるように表示される。棚間違い警告画面DP20には、「棚の棚番が一致しません。棚名と棚番を確認してください。」などの棚間違いメッセージM20が表示されると共に、OKボタンBT20が表示される。作業者は、棚間違いメッセージM20を見ることで、読取装置30で読み取られた対象滅菌ID22が付された器具セット8の入庫先の棚2の棚番3が適切ではないことを知ることができる。また、作業者が操作装置55を介してOKボタンBT20を押すことで、棚間違い警告画面DP20は、閉じられる。なお、ここでは、棚間違いの通知方法の一例として、棚間違い警告画面DP20を表示することを挙げたが、棚間違い警告部83は、例えば図示しないスピーカーからブザーなどの警告音を発せさせることで、棚間違いを通知してもよい。
なお、本実施形態では、図8BのステップS107において、棚間違いであると判定されたとき、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、後述の入庫リストLS10(図13参照)には、追加されずに、図8Aおよび図8Bのフローチャートを終了する。
本実施形態では、図8BのステップS111では、図3の後滅菌判定部90は、対象滅菌ID22が付された器具セット8が後滅菌器具セット8aであるか否かを判定する。上述のように、後滅菌器具セット8aには、後滅菌棚2aの棚番3aに保管されることが予め設定されている。後滅菌棚2aの棚番3aに付された後滅菌棚ID26a(図1参照)に関する情報は、メモリー60aの記憶部61に予め記憶されている。そこで、本実施形態では、後滅菌判定部90は、対象滅菌ID22に対応した滅菌情報130の棚ID134(図6参照)が、後滅菌棚ID26aであるか否かを判定する。ここで、対象滅菌ID22に対応した棚ID134とは、上述のステップS1071で棚抽出部81によって抽出された抽出棚ID134aのことである。そのため、後滅菌判定部90は、抽出棚ID134aが後滅菌棚ID26aと一致するか否かを判定する。
ここで、後滅菌判定部90によって抽出棚ID134aが後滅菌棚ID26aと一致すると判定された場合、対象滅菌ID22が付された器具セット8の保管先が後滅菌棚2aの棚番3a(図1参照)であると判断される。この場合、対象滅菌ID22が付された器具セット8が後滅菌器具セット8aであると判定される。このように、対象滅菌ID22が付された器具セット8が後滅菌器具セット8aである場合、入庫対象の器具セット8が、保管後に滅菌処理される後滅菌器具セット8aであるため、図8BのステップS112の滅菌処理の有無の判定、および、ステップS113の滅菌有効期限の判定を行わずに、次に図8BのステップS117に進む。なお、対象滅菌ID22が付された器具セット8が後滅菌器具セット8aであると判定された場合、後滅菌器具セット8aである旨を示すメッセージを含む後滅菌器具セット通知画面(図示せず)を表示装置50に表示してもよい。
一方、ステップS111において、後滅菌判定部90によって抽出棚ID134aが後滅菌棚ID26aと一致しないと判定された場合、対象滅菌ID22が付された器具セット8の保管先が後滅菌棚2aの棚番3a(図1参照)ではないと判断される。この場合、対象滅菌ID22が付された器具セット8が後滅菌器具セット8aではないと判定される。このように、対象滅菌ID22が付された器具セット8が後滅菌器具セット8aではない場合、保管前に滅菌処理が行われているため、次に図8BのステップS112に進む。
ステップS112では、対象滅菌ID22が付された器具セット8に対して滅菌処理が行われているか否かを判定する。本実施形態では、器具セット8に対して滅菌処理された場合には、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131が滅菌テーブルTB30の滅菌情報130に存在する。そこで、図3の滅菌判定部84は、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131が滅菌情報130に存在するか否かを判定する。
ここで、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131が滅菌情報130に存在しないと判定された場合、対象滅菌ID22が付された器具セット8に対して、滅菌処理が行われていないと判定される。この場合、次に、ステップS112Aに進む。ステップS112Aでは、図3の未滅菌通知部85は、作業者に未滅菌であること(滅菌処理されていない旨)を通知する。この未滅菌であることの通知方法については、特に限定されるものではない。
本実施形態では、未滅菌通知部85は、図11Aに示すように、未滅菌である旨を通知する未滅菌警告画面DP22を表示装置50に表示する。未滅菌警告画面DP22は、例えば入庫登録画面DP10の上に重ねられるように表示される。未滅菌警告画面DP22には、「未滅菌の器具セットです。」などの未滅菌メッセージM22が表示されると共に、OKボタンBT22が表示される。作業者は、未滅菌メッセージM22を見ることで、読取装置30で読み取られた対象滅菌ID22が付された器具セット8に対して滅菌処理が行われていないことを知ることができる。また、作業者が操作装置55を介してOKボタンBT22を押すことで、未滅菌警告画面DP22は、閉じられる。なお、ここでは、未滅菌の通知方法の一例として、未滅菌警告画面DP22を表示することを挙げたが、未滅菌通知部85は、例えば図示しないスピーカーからブザーなどの警告音を発せさせることで、未滅菌を通知してもよい。
一方、ステップS112において、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131が滅菌情報130に存在していると判定された場合には、対象滅菌ID22が付された器具セット8に対して滅菌処理が行われていると判定される。この場合、次に、ステップS113に進む。
ステップS113では、対象滅菌ID22が付された器具セット8に施された滅菌処理が滅菌有効期限内であるか否かを判定する。本実施形態では、上述のように、器具セット8に滅菌処理が行われて滅菌ラベル20(図1参照)が発行されたとき、器具セット8の滅菌処理に対する滅菌有効期限が設定される。この滅菌有効期限は、滅菌処理の種類や、器具セット8を構成する1つまたは複数の医療器具5の種類によって設定されるものである。本実施形態では、図6に示すように、滅菌テーブルTB30の滅菌情報130の滅菌有効期限137に、滅菌ID131が付された器具セット8に対する滅菌処理の有効期限が設定されている。
本実施形態では、滅菌処理の有効期限が切れているか否かの判定は、ステップS1131、ステップS1133、ステップS1135の順で行われる。まずステップS1131では、図3の期限抽出部86は、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131に関連付けられた滅菌有効期限137を図6の滅菌テーブルTB30から抽出し、抽出した滅菌有効期限137を抽出滅菌有効期限137aとする。次に、ステップS1133では、図3の日付取得部87は、現在の日にちである現在日付139を取得する。本実施形態では、保管管理装置60には、現在の日時に関する日時情報が設定されている。日付取得部87は、上記日時情報に基づいて現在日付139を取得する。
次に、ステップS1135では、図3の期限判定部88は、抽出滅菌有効期限137aが現在日付139よりも前であるか否かを判定する。ここで、期限判定部88によって抽出滅菌有効期限137aが現在日付139と同じ、または、現在日付139よりも後であると判定された場合には、対象滅菌ID22が付された器具セット8に対する滅菌処理の有効期限が過ぎていないと判定される。この場合、次に図8BのステップS117に進む。
一方、図8BのステップS1135において、期限判定部88によって抽出滅菌有効期限137aが現在日付139よりも前であると判定された場合には、対象滅菌ID22が付された器具セット8の滅菌処理の有効期限が過ぎており、滅菌期限切れと判定される。この場合、次にステップS115に進む。ステップS115では、図3の期限切れ通知部89は、作業者に滅菌期限切れを通知する。この滅菌期限切れの通知方法については、特に限定されるものではない。
本実施形態では、期限切れ通知部89は、図11Bに示すように、滅菌期限切れである旨を通知する滅菌期限切れ警告画面DP21を表示装置50に表示する。滅菌期限切れ警告画面DP21は、例えば入庫登録画面DP10の上に重ねられるように表示される。滅菌期限切れ警告画面DP21には、「滅菌期限切れの器具セットです。」などの滅菌期限切れメッセージM21が表示されると共に、OKボタンBT21が表示される。作業者は、滅菌期限切れメッセージM21を見ることで、読取装置30で読み取られた対象滅菌ID22が付された器具セット8の滅菌処理の有効期限が過ぎていることを知ることができる。また、作業者が操作装置55を介してOKボタンBT21を押すことで、滅菌期限切れ警告画面DP21は、閉じられる。なお、ここでは、滅菌期限切れの通知方法の一例として、滅菌期限切れ警告画面DP21を表示することを挙げたが、期限切れ通知部89は、例えば図示しないスピーカーからブザーなどの警告音を発せさせることで、滅菌期限切れを通知してもよい。
なお、本実施形態では、図8BのステップS113において、滅菌期限切れであると判定されたとき、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、入庫リストLS10には追加されずに、図8Aおよび図8Bのフローチャートを終了する。滅菌期限切れであると判定された場合、図2の滅菌工程15に戻り、器具セット8に対して滅菌処理が行われ、新たな滅菌ラベル20が発行される。そして、新たな滅菌ラベル20が発行された後、保管工程16が再度行われる。
本実施形態では、滅菌取得部65によって対象滅菌ID22が取得された後、図8BのステップS117では、図3の判定部69は、対象滅菌ID22が付された器具セット8が再入庫であるか否かを判定する。判定部69は、器具セット8が再入庫であるか否かを判定するために、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID145が保管履歴情報140(図7参照)に存在するか否かを判定する。ここでは、判定部69は、図7に示す保管履歴テーブルTB40に記憶された保管履歴情報140の滅菌ID145に、対象滅菌ID22と一致するIDが存在するか否かを判定する。
本実施形態では、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID145が保管履歴情報140に存在している場合、対象滅菌ID22が記録された滅菌識別標識21の滅菌ラベル20(図1参照)が発行されたときの滅菌処理が行われた後に、対象滅菌ID22が付された器具セット8が少なくとも1回は既に入庫されたことを意味する。すなわち、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、一度払い出しをされたにも関わらず、手術・診察工程11で使用されることなく、かつ、新たな滅菌処理が行われずに、再入庫されることを意味する。このように、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID145が保管履歴情報140に存在している場合には、判定部69は、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、再入庫であると判定する。このように再入庫であると判定された場合、次に図8BのステップS119に進む。
ステップS119では、図3の通知部71は、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、再入庫であることを通知する。再入庫であることを通知する通知方法については、特に限定されるものではない。本実施形態では、通知部71は、図12に示すように、表示装置50に再入庫である旨を通知する再入庫警告画面DP30を表示する。再入庫警告画面DP30は、例えば入庫登録画面DP10の上に重ねられるように表示される。再入庫警告画面DP30には、「再入庫です」などの再入庫メッセージM30が表示されると共に、OKボタンBT30が表示される。作業者は、再入庫メッセージM30を見ることで、読取装置30で読み取られた対象滅菌ID22が付された器具セット8が再入庫であることを知ることができる。また、作業者は、操作装置55を介してOKボタンBT30を押すことで、再入庫警告画面DP30は、閉じられる。本実施形態では、図8Bに示すように、ステップS119の後、ステップS121に進む。
一方、ステップS117において、判定部69によって対象滅菌ID22と一致する滅菌ID145が保管履歴情報140(図7参照)に存在していないと判定された場合、対象滅菌ID22が記録された滅菌識別標識21の滅菌ラベル20(図1参照)が発行されたときの滅菌処理が行われた後に、対象滅菌ID22が付された器具セット8が初めて入庫される(言い換えると、初回入庫である)ことを意味する。すなわち、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、手術・診察工程11で使用された後、滅菌工程15で滅菌処理されていることを意味する。このように、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID145が保管履歴情報140に存在していない場合には、判定部69は、対象滅菌ID22が付された器具セット8は、再入庫ではなく、初回入庫であると判定する。
ここで、判定部69によって再入庫ではないと判定された場合、通知部71は、対象滅菌ID22が付された器具セット8に対する再入庫の通知を行わない。すなわち、図12のような再入庫警告画面DP30は表示装置50に表示されず、図8BのステップS119の処理が行われることなく、ステップS121に進む。
本実施形態では、ステップS121では、図3のリスト追加部73は、図13に示す入庫リストLS10に対象滅菌ID22が付された器具セット8を追加する。ここでは、対象滅菌ID22が付された器具セット8が再入庫であるか否かに関わらず、入庫リストLS10に器具セット8が追加される。入庫リストLS10は、表示部63によって入庫登録画面DP10に表示されるリストであり、読取装置30を介して取得された対象棚ID26が付された棚2の棚番3に入庫される器具セット8のリストである。
入庫リストLS10には、セット名151と、再入庫情報152の項目が含まれる。セット名151は、対象滅菌ID22が付された器具セット8のセット名である。本実施形態では、図6に示す滅菌テーブルTB30の滅菌情報130から、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131を抽出し、抽出した滅菌ID131と関連付けられたセット名133を抽出する。この抽出したセット名133は、対象滅菌ID22に対応したセット名である。ここでは、対象滅菌ID22に付された器具セット8が入庫リストLS10に追加されたとき、リスト追加部73は、入庫登録画面DP10に表示された入庫リストLS10のセット名151の項目に、上記の抽出したセット名133を追加して表示する。
本実施形態では、入庫リストLS10の再入庫情報152は、入庫リストLS10に追加された器具セット8が再入庫であるか否かを表示する項目である。例えば入庫リストLS10に追加された器具セット8が再入庫である場合には、リスト追加部73は、再入庫情報152にチェックを入れることで、再入庫であることを入庫リストLS10に付加する。本実施形態では、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID145が保管履歴情報140(図7参照)に存在して、対象滅菌ID22が付された器具セット8が再入庫であると判定された場合、再入庫情報152にチェックが入れられる。なお、再入庫情報152にチェックを入れる処理は、通知部71によって行われてもよい。
本実施形態では、入庫リストLS10には、入庫リストLS10の各行に対応した削除ボタンBT11が設けられている。ここでは、作業者が操作装置55を介して削除ボタンBT11を押すことで、削除ボタンBT11に対応した行の器具セット8が、入庫リストLS10から削除される。
本実施形態では、対象棚ID26に付された棚2の棚番3に、複数の器具セット8を入庫する場合には、複数の器具セット8に付された対象滅菌ID22を連続で、読取装置30で読み取ることができる。この場合、複数の器具セット8に付された対象滅菌ID22を読取装置30で読み取るごとに、図8Aおよび図8BのステップS105~ステップS121の処理が順に実行される。そして、対象滅菌ID22が読取装置30で読み取られ、滅菌取得部65によって対象滅菌ID22が取得されるごとに、対象滅菌ID22が付された器具セット8が入庫リストLS10に追加される。
ここでは、対象棚ID26に付された棚2の棚番3に入庫する器具セット8の全てを入庫リストLS10に追加した後、作業者は、図13に示すように、入庫登録画面DP10に表示された終了ボタンBT10を、操作装置55を介して押す。終了ボタンBT10が押されると、入庫リストLS10に追加された器具セット8について、対象棚ID26に付された棚2の棚番3に入庫されたことが確定する。ここでは、図7に示す保管履歴テーブルTB40に、入庫リストLS10に追加された器具セット8に関する保管履歴情報140が追加されることで、対象棚ID26に付された棚2の棚番3に器具セット8が入庫されたことが確定する。
終了ボタンBT10が押されると、図3の履歴追加部75は、入庫リストLS10に追加された各器具セット8に関する保管履歴情報140を保管履歴テーブルTB40に追加する。ここでは、履歴追加部75は、入庫リストLS10の各器具セット8に対して自動で固有の保管ID141を発行する。履歴追加部75は、対象棚ID26を棚ID142に追加する。履歴追加部75は、対象棚ID26に関連付けられた棚名122および棚番123を棚マスタテーブルTB20の棚情報120(図5参照)から抽出し、当該抽出した棚名122および棚番123を、棚名・棚番143に追加する。履歴追加部75は、対象滅菌ID22に関連付けられたセットID132を滅菌テーブルTB30の滅菌情報130(図6参照)から抽出し、当該抽出したセットID132を、保管履歴情報140のセットID144に追加する。
履歴追加部75は、対象滅菌ID22を滅菌ID145に追加する。再入庫情報146には、対象滅菌ID22が付された器具セット8が再入庫か否かの情報が追加される。例えば入庫リストLS10において、再入庫情報152の項目にチェックが入れられていない場合には、履歴追加部75は、初回入庫であるとして、再入庫情報146に「1」を追加する。一方、入庫リストLS10において、再入庫情報152の項目にチェックが入れられている場合には、履歴追加部75は、再入庫である、言い換えると2回目以上の入庫であるとして、再入庫情報146に「2」を追加する。
履歴追加部75は、終了ボタンBT10が押されたときの日時を入庫日時147に追加する。履歴追加部75は、器具セット8を入庫した作業者のユーザIDおよびユーザ名を、それぞれユーザID148およびユーザ名149に追加する。本実施形態では、入庫登録画面DP10を表示装置50に表示するとき、作業者のユーザIDを入力する。このときの作業者が入力したユーザIDが保管履歴情報140のユーザID148に追加され、作業者が入力したユーザIDに対応したユーザ名が保管履歴情報140のユーザ名149に追加される。
以上のように、入庫リストLS10に追加された器具セット8に関する保管履歴情報140を図7に示す保管履歴テーブルTB40に追加した後、作業者は、入庫リストLS10に追加された器具セット8を、対象棚ID26が付された棚2の棚番3に入庫する、すなわち保管する。このようにして、保管工程16における器具セット8の入庫が完了する。
以上、本実施形態では、図3に示すように、医療器具5の保管管理装置60は、メモリー60aと、少なくとも1つのプロセッサ60bとを備えている。メモリー60aは、本発明の保管先情報の一例である滅菌情報130(図6参照)を記憶している。滅菌情報130は、器具セット8を識別するための識別IDの一例である滅菌ID131と、器具セット8を保管する棚2の棚番3に付された棚ID134とが少なくとも関連付けられた情報である。少なくとも1つのプロセッサ60bは、棚取得処理と、器具取得処理と、棚抽出処理と、棚判定処理と、棚間違い通知処理とを実行可能に構成されている。棚取得処理は、図3の棚取得部67によって実行される。棚取得処理では、図8AのステップS103のように、器具セット8を保管しようとする棚2の棚番3に付された対象棚ID26を取得する。器具取得処理は、図3の滅菌取得部65によって実行される。器具取得処理では、図8AのステップS105のように、保管しようとする器具セット8を識別するための対象識別IDの一例である対象滅菌ID22を取得する。棚抽出処理は、図3の棚抽出部81によって実行される。棚抽出処理では、図8BのステップS1071のように、対象識別IDの一例である対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131に関連付けられた棚ID134を滅菌情報130(図6参照)から抽出して、抽出棚ID134aとする。棚判定処理は、図3の棚判定部82によって実行される。棚判定処理では、図8BのステップS1073に示すように、抽出棚ID134aと、対象棚ID26とが一致するか否かを判定する。棚間違い通知処理は、図3の棚間違い通知部83によって実行される。棚間違い通知処理では、図8BのステップS109のように、棚判定処理で抽出棚ID134aと対象棚ID26とが一致しないと判定されたとき、対象滅菌ID22から識別される器具セット8の棚間違いを通知する。
本実施形態では、図6に示すように、滅菌情報130には、滅菌ID131から識別される器具セット8の適切な保管先の棚2の棚番3に付された棚ID134が、滅菌ID131と関連付けられている。ここでは、図2の保管工程16において器具セット8を保管する際、図8BのステップS1071のように、作業者が保管しようとしている器具セット8の対象滅菌ID22に対応した棚ID134を滅菌情報130から抽出し、抽出棚ID134aとする。そして、ステップS1073のように、作業者が器具セット8を保管しようとしている棚2の棚番3に付された対象棚ID26と、抽出棚ID134aとが一致しているか否かを判定する。ここで、対象棚ID26と抽出棚ID134aとが一致しない場合には、作業者が器具セット8を保管しようとしている棚2の棚番3が適切ではないと判断され、ステップS109のように、棚間違いが通知される。作業者は、棚間違いを通知されることで、器具セット8を実際に保管する前に棚間違いに気付くことができる。よって、作業者が器具セット8の保管先を間違えることを事前に防止することができる。
本実施形態では、棚間違い通知部83が実行する棚間違い通知処理では、対象滅菌ID22から識別される器具セット8の棚間違いを示す棚間違いメッセージM20を含む棚間違い警告画面DP20(図10参照)を表示装置50に表示する。このことによって、作業者は、図10に示すように、表示装置50に表示された棚間違い警告画面DP20を見ることで、対象滅菌ID22が付された器具セット8を保管しようとする棚2の棚番3が間違っていることを事前に知ることができる。よって、作業者は、対象滅菌ID22が付された器具セット8の棚間違いを視覚的に分かり易くすることができる。
本実施形態では、図6に示すように、滅菌情報130には、器具セット8に対して滅菌処理されたことを示す滅菌ID131と、器具セット8に施された滅菌処理の滅菌有効期限137とが少なくとも関連付けられている。少なくとも1つのプロセッサ60b(図3参照)は、器具取得処理と、期限抽出処理と、日付取得処理と、期限判定処理と、期限切れ通知処理とを実行可能に構成されている。図3の滅菌取得部65が実行する器具取得処理では、図8AのステップS105のように、器具セット8に付された対象滅菌ID22を取得する。期限抽出処理は、図3の期限抽出部86によって実行される。期限抽出処理では、図8BのステップS1131のように、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131に関連付けられた滅菌有効期限137を滅菌情報130(図6参照)から抽出して、抽出滅菌有効期限137aとする。日付取得処理は、図3の日付取得部87によって実行される。日付取得処理では、図8BのステップS1133のように、現在の日付である現在日付139を取得する。期限判定処理は、図3の期限判定部88によって実行される。期限判定処理では、図8BのステップS1135のように、抽出滅菌有効期限137aが現在日付139よりも前であるか否かを判定する。期限切れ通知処理は、図3の期限切れ通知部89によって実行される。期限切れ通知処理では、図8BのステップS115のように、期限判定処理で抽出滅菌有効期限137aが現在日付139よりも前であると判定されたとき、対象滅菌ID22が付された器具セット8の滅菌期限切れを通知する。
本実施形態では、図6に示すように、滅菌情報130には、滅菌ID131が付された器具セット8に対する滅菌処理の滅菌有効期限137が、滅菌ID131と関連付けられている。ここでは、図2の保管工程16において器具セット8を保管する際、図8BのステップS1131のように、作業者が保管しようとしている器具セット8の対象滅菌ID22に対応した滅菌有効期限137を滅菌情報130(図6参照)から抽出し、抽出滅菌有効期限137aとする。そして、抽出滅菌有効期限137aが現在日付139よりも前である場合、作業者が保管しようとしている器具セット8の滅菌処理の有効期限が切れていると判断され、図8BのステップS115のように、滅菌期限切れが通知される。作業者は、滅菌期限切れを通知されることで、器具セット8を実際に保管する前に滅菌処理の有効期限が切れていることに気付くことができる。よって、作業者が滅菌処理の有効期限が切れている器具セット8を保管することを事前に防止することができる。
本実施形態では、図3の期限切れ通知部89が実行する期限切れ通知処理では、対象滅菌ID22が付された器具セット8が滅菌期限切れであることを示す滅菌期限切れメッセージM21を含む滅菌期限切れ警告画面DP21(図11B参照)を表示装置50に表示する。このことによって、作業者は、図11Bに示すように、表示装置50に表示された滅菌期限切れ警告画面DP21を見ることで、対象滅菌ID22が付された器具セット8の滅菌処理の有効期限が切れていることを事前に知ることができる。よって、作業者は、対象滅菌ID22が付された器具セット8の滅菌処理の有効期限が切れていることを視覚的に分かり易くすることができる。
本実施形態では、本発明の保管先情報は、滅菌情報130(図6参照)に含まれている。本発明の識別IDは、図6の滅菌ID131と同一であり、滅菌ID131で実現されている。本発明の対象識別IDは、図1の対象滅菌ID22と同一であり、対象滅菌ID22で実現されている。このことで、図8AのステップS105の対象滅菌ID22を取得する処理を1回実行することで、図8BのステップS1073の棚判定処理、および、ステップS109の棚間違い通知処理と、ステップS1135の期限判定処理、および、ステップS115の期限切れ通知処理とを連続で実行することができる。
本実施形態では、図1に示すように、器具セット8は、保管先から払い出された後に滅菌処理が行われる後滅菌器具セット8aを有している。後滅菌器具セット8aが保管される後滅菌棚2aの棚番3aに付されたIDを後滅菌棚ID26aとする。保管管理装置60の少なくとも1つのプロセッサ60bは、後滅菌判定処理を実行可能に構成されている。後滅菌判定処理は、図3の後滅菌判定部90によって実行される。後滅菌判定処理では、図8BのステップS111のように、抽出棚ID134aが後滅菌棚ID26aと一致するか否かを判定する。そして、後滅菌判定処理で抽出棚ID134aが後滅菌棚ID26aと一致すると判定されたとき、滅菌判定処理、未滅菌通知処理、期限抽出処理、日付取得処理、期限判定処理、期限切れ通知処理は実行されない、すなわち図8BのステップS112、ステップS112A、ステップS1131、ステップS1133、ステップS1135およびステップS115を実行しないように構成されている。後滅菌器具セット8aは、保管後かつ手術または診察前に滅菌処理されるものであるため、入庫時には、滅菌有効期限は存在しない。よって、後滅菌器具セット8aを入庫して保管する際、図8BのステップS112、ステップS112A、ステップS1131、ステップS1133、ステップS1135およびステップS115は、省略されるため、効率的に処理することができる。
本実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ60b(図3参照)は、滅菌判定処理と、未滅菌通知処理とを実行可能に構成されている。滅菌判定処理は、図3の滅菌判定部84によって実行される。滅菌判定処理では、図8BのステップS112のように、対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131が滅菌情報130(図6参照)に存在するか否かを判定する。未滅菌通知処理は、図3の未滅菌通知部85によって実行される。未滅菌通知処理では、図8BのステップS112Aのように、滅菌判定処理で対象滅菌ID22と一致する滅菌ID131が滅菌情報130に存在しないと判定されたとき、対象滅菌ID22が付された器具セット8が滅菌処理されていないことを通知する。このように、作業者は、滅菌処理されていないことを通知されることで、器具セット8を実際に保管する前に滅菌処理されていないことに気付くことができる。よって、作業者が滅菌処理されていない器具セット8を保管することを事前に防止することができる。
本実施形態では、図3の未滅菌通知部85が実行する未滅菌通知処理では、対象滅菌ID22が付された器具セット8が滅菌処理されていないことを示す未滅菌メッセージM22を含む未滅菌警告画面DP22(図11A参照)を表示装置50に表示する。このことによって、作業者は、図11Aに示すように、表示装置50に表示された未滅菌警告画面DP22を見ることで、対象滅菌ID22が付された器具セット8が滅菌処理されていないことを事前に知ることができる。よって、作業者は、対象滅菌ID22が付された器具セット8が滅菌処理されていないことを視覚的に分かり易くすることができる。
本実施形態では、図1に示すように、保管管理システム100は、医療器具5の保管管理装置60と、表示装置50と、操作装置55と、読取装置30とを備えている。器具セット8には、対象識別IDの一例である対象滅菌ID22が記録された滅菌識別標識21が付されている。器具セット8を保管する棚2の棚番3には、対象棚ID26が記録された棚識別標識25が付されている。読取装置30は、作業者によって操作され、滅菌識別標識21、および、棚識別標識25を読み取り可能である。図3の棚取得部67が実行する棚取得処理では、棚識別標識25を読取装置30で読み取ることで、対象棚ID26を取得する。図3の滅菌取得部65が実行する器具取得処理では、滅菌識別標識21を読取装置30で読み取ることで、対象滅菌ID22を取得する。このことによって、作業者は、保管しようとする器具セット8の滅菌識別標識21を読取装置30で読み取るという簡単な方法で、保管管理装置60は、対象滅菌ID22を取得することができる。また、作業者は、器具セット8を保管しようとしている棚2の棚番3に付された棚識別標識25を読取装置30で読み取るという簡単な方法で、保管管理装置60は、対象棚ID26を取得することができる。
本実施形態では、図8Bに示すように、棚間違いの判定処理であるステップS107、後滅菌器具セット8aであるか否かの判定処理であるステップS111、滅菌処理の有無(言い換えると、未滅菌であるか否か)の判定処理であるステップS112、滅菌有効期限が切れているか否かの判定処理であるステップS113、再入庫であるか否かの判定処理であるステップS117が順に実行されていた。しかしながら、ステップS107、ステップS111、ステップS112、ステップS113およびステップS117が実行される順は特に限定されるものではなく、処理の順が適宜入れ替わっていてもよい。例えば、ステップS111、ステップS112、ステップS113、ステップS107およびステップS117の順に処理が実行されてもよい。
本実施形態では、本発明の識別IDは、滅菌情報130の滅菌ID131であった。しかしながら、本発明の識別IDは、器具セット8を識別可能なセットID132であってもよい。この場合、本発明の対象識別IDは、器具セット8に付された対象セットIDであってもよい。
本実施形態では、本発明の保管先情報と滅菌情報は、滅菌情報130によって実現され、滅菌テーブルTB30に記憶されていた。しかしながら、本発明の保管先情報と滅菌情報は、別々の情報であり、別々のテーブルに記憶されるものであってもよい。
2 棚
2a 後滅菌棚
3、3a 棚番
5 医療器具
8 器具セット
8a 後滅菌器具セット
22 対象滅菌ID(対象識別ID)
26 対象棚ID
26a 後滅菌棚ID
30 読取装置
50 表示装置
55 操作装置
60 保管管理装置(医療器具の保管管理装置)
60a メモリー
60b プロセッサ
100 保管管理システム
130 滅菌情報(保管先情報)
131 滅菌ID(識別ID)
134 棚ID
134a 抽出棚ID
137 滅菌有効期限
137a 抽出滅菌有効期限

Claims (10)

  1. メモリーと、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    1つまたは複数の医療器具をまとめた器具セットを識別するための識別IDと、器具セットを保管する棚の棚番に付された棚IDとが少なくとも関連付けられた保管先情報を記憶し、
    器具セットを保管しようとする棚の棚番に付された対象棚IDを取得する棚取得処理と、
    保管しようとする器具セットを識別するための対象識別IDを取得する器具取得処理と、
    前記対象識別IDと一致する前記識別IDに関連付けられた前記棚IDを前記保管先情報から抽出して、抽出棚IDとする棚抽出処理と、
    前記抽出棚IDと、前記対象棚IDとが一致するか否かを判定する棚判定処理と、
    前記棚判定処理で前記抽出棚IDと前記対象棚IDとが一致しないと判定されたとき、前記対象識別IDから識別される器具セットの棚間違いを通知する棚間違い通知処理と、
    を実行可能に構成された、医療器具の保管管理装置。
  2. 前記棚間違い通知処理では、前記対象識別IDから識別される器具セットの棚間違いを示す棚間違いメッセージを含む棚間違い警告画面を表示装置に表示する、請求項1に記載された医療器具の保管管理装置。
  3. 器具セットに対して滅菌処理されたことを示す滅菌IDと、器具セットに施された滅菌処理の滅菌有効期限とが少なくとも関連付けられた滅菌情報を記憶し、
    前記器具取得処理では、器具セットに付された対象滅菌IDを取得し、
    前記対象滅菌IDと一致する前記滅菌IDに関連付けられた前記滅菌有効期限を前記滅菌情報から抽出して、抽出滅菌有効期限とする期限抽出処理と、
    現在の日付である現在日付を取得する日付取得処理と、
    前記抽出滅菌有効期限が前記現在日付よりも前であるか否かを判定する期限判定処理と、
    前記期限判定処理で前記抽出滅菌有効期限が前記現在日付よりも前であると判定されたとき、前記対象滅菌IDが付された器具セットの滅菌期限切れを通知する期限切れ通知処理と、
    を実行可能に構成された、請求項1または2に記載された医療器具の保管管理装置。
  4. 前記期限切れ通知処理では、前記対象滅菌IDが付された器具セットが滅菌期限切れであることを示す滅菌期限切れメッセージを含む滅菌期限切れ警告画面を表示装置に表示する、請求項3に記載された医療器具の保管管理装置。
  5. 前記保管先情報は、前記滅菌情報に含まれ、
    前記識別IDは、前記滅菌IDと同一のIDであり、
    前記対象識別IDは、前記対象滅菌IDと同一のIDである、請求項3または4に記載された医療器具の保管管理装置。
  6. 前記器具セットは、保管先から払い出された後に滅菌処理が行われる後滅菌器具セットを有し、
    前記後滅菌器具セットが保管される後滅菌棚の棚番に付されたIDを後滅菌棚IDとしたとき、
    前記抽出棚IDが後滅菌棚IDと一致するか否かを判定する後滅菌判定処理を実行可能に構成され、
    前記後滅菌判定処理で前記抽出棚IDが前記後滅菌棚IDと一致すると判定されたとき、前記期限抽出処理、前記日付取得処理、前記期限判定処理、および、前記期限切れ通知処理は実行されないように構成されている、請求項3から5までの何れか1つに記載された医療器具の保管管理装置。
  7. 器具セットに対して滅菌処理されたことを示す滅菌IDを含む滅菌情報を記憶し、
    前記器具取得処理では、器具セットに付された対象滅菌IDを取得し、
    前記対象滅菌IDと一致する前記滅菌IDが前記滅菌情報に存在するか否かを判定する滅菌判定処理と、
    前記滅菌判定処理で前記対象滅菌IDと一致する前記滅菌IDが前記滅菌情報に存在しないと判定されたとき、前記対象滅菌IDが付された器具セットが滅菌処理されていないことを通知する未滅菌通知処理と、
    を実行可能に構成された、請求項1から6までの何れか1つに記載された医療器具の保管管理装置。
  8. 前記未滅菌通知処理では、前記対象滅菌IDが付された器具セットが滅菌処理されていないことを示す未滅菌メッセージを含む未滅菌警告画面を表示装置に表示する、請求項7に記載された医療器具の保管管理装置。
  9. 請求項1から8までの何れか1つに記載された医療器具の保管管理装置と、
    表示装置と、
    操作装置と、
    を備えた、保管管理システム。
  10. 器具セットには、前記対象識別IDが記録された識別標識が付され、
    器具セットを保管する棚の棚番には、前記対象棚IDが記録された棚識別標識が付され、
    作業者によって操作され、前記識別標識、および、前記棚識別標識を読み取り可能な読取装置を備え、
    前記棚取得処理では、前記棚識別標識を前記読取装置で読み取ることで、前記対象棚IDを取得し、
    前記器具取得処理では、前記識別標識を前記読取装置で読み取ることで、前記識別IDを取得する、請求項9に記載された保管管理システム。
JP2020214046A 2020-12-23 2020-12-23 医療器具の保管管理装置および保管管理システム Pending JP2022099954A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020214046A JP2022099954A (ja) 2020-12-23 2020-12-23 医療器具の保管管理装置および保管管理システム
US17/558,672 US20220199239A1 (en) 2020-12-23 2021-12-22 Storage management device for medical instrument, storage management system, and storage management method for medical instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020214046A JP2022099954A (ja) 2020-12-23 2020-12-23 医療器具の保管管理装置および保管管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022099954A true JP2022099954A (ja) 2022-07-05

Family

ID=82022498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020214046A Pending JP2022099954A (ja) 2020-12-23 2020-12-23 医療器具の保管管理装置および保管管理システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20220199239A1 (ja)
JP (1) JP2022099954A (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268684B2 (en) * 2004-12-08 2007-09-11 Sdgi Holdings, Inc. Workstation RFID reader for surgical instruments and surgical instrument trays and methods of using same
US10271917B2 (en) * 2015-02-27 2019-04-30 Flex Operating Room, Llc Surgical tray efficiency system and related methods
WO2020110898A1 (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 Hoya株式会社 情報処理方法、情報処理装置および情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20220199239A1 (en) 2022-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7108449B2 (ja) 手術用器具管理システム
US6998541B2 (en) Automatic surgical sponge counter and blood loss determination system
JP7266370B2 (ja) 手術セットおよび器具の管理システム
US20170296301A1 (en) System and method for monitoring tagged items in a medical facitlity
JP2003016198A (ja) 医療管理システム
JP2012215990A (ja) 医療器材準備支援装置
JP7405610B2 (ja) 医療器具セットの管理システム
JP7389646B2 (ja) 医療器具セットの管理システム
US20220199243A1 (en) Instrument management device for medical instrument, instrument management system, and instrument management method for medical instrument
JP2022099954A (ja) 医療器具の保管管理装置および保管管理システム
JP6806645B2 (ja) 手術セットの作業管理システム
JP7112259B2 (ja) 医療器具に対する作業支援装置および作業支援システム
JP7451177B2 (ja) 医療器具の滅菌管理装置および滅菌管理システム
JP2022099953A (ja) 医療器具の保管管理装置および保管管理システム
JP7451176B2 (ja) 医療器具の滅菌管理装置および滅菌管理システム
JP7044596B2 (ja) 医療器具、医療器具管理システムおよび医療器具の製造方法
JP7240108B2 (ja) 医療器具管理装置用の使用料金算出装置および医療器具管理システム
JP2019024609A (ja) 手術セットの洗浄管理システム
JP7451178B2 (ja) 医療器具セットの管理システム
JP3214551U (ja) 外科手術器具の識別ラベル
JP2008305230A (ja) 医療具管理システムおよびリサイクルシステム
JPH06142105A (ja) 手術器械準備システム
WO2024102487A1 (en) Systems and methods for implementing adjunct technology to facilitate a surgical procedure
Noble Interventions To Allow the Reuse of Single-Use Devices: Brief Review (NEW)
Sheffield Responsibilities for effective medical device reprocessing procedures and instructions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231006