JP2022099947A - 配線モジュール及び弾性止水部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性止水部材を分割構造とした場合に、配線部材を配線部材配置孔内により確実に配置できるようにすることを目的とする。【解決手段】少なくとも1本の線状配線部材22を含む配線部材20と、前記配線部材のうちの長手方向の一部に装着された弾性止水部材30と、を備え、前記弾性止水部材が第1分割部材40と第2分割部材50とを含み、前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口52sとを有する配線部材配置溝52及び一対の案内壁部54が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部42が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材の少なくとも一部が前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる線状配線部材配置孔34に配置される、配線モジュール10である。【選択図】図4

Description

本開示は、配線モジュール及び弾性止水部材に関する。
特許文献1は、ゴム栓を備える多芯ケーブルのシール構造を開示する。ゴム栓には、貫通孔が形成される。電線が貫通孔に貫通されることで、シールがなされる。
特開2016-10303号公報
貫通孔内への電線の配置を容易にするため、ゴム栓を分割構造とすることが考えられる。
この場合において、電線を貫通孔内により確実に配置できるようにすることが要請される。
そこで、本開示は、弾性止水部材を分割構造とした場合に、配線部材を配線部材配置孔内により確実に配置できるようにすることを目的とする。
本開示の配線モジュールは、少なくとも1本の線状配線部材を含む配線部材と、前記配線部材のうちの長手方向の一部に装着された弾性止水部材と、を備え、前記弾性止水部材が第1分割部材と第2分割部材とを含み、前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口とを有する配線部材配置溝が形成され、前記配線部材配置溝の細長開口の両側縁から前記配線部材配置溝の外方に向けて突出する一対の案内壁部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材の少なくとも一部が前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内に配置される、配線モジュールである。
また、本開示の弾性止水部材は、少なくとも1本の線状配線部材を含む配線部材のうちの長手方向の一部に装着される弾性止水部材であって、第1分割部材と第2分割部材とを備え、前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口とを有する配線部材配置溝が形成され、前記配線部材配置溝の細長開口の両側縁から前記配線部材配置溝の外方に向けて突出する一対の案内壁部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれ、前記配線部材の少なくとも一部を配置可能な配線部材配置孔が形成される、弾性止水部材である。
この配線モジュールによると、配線部材の少なくとも一部を配線部材配置溝内に配置する際に、配線部材を配線部材配置溝内に押込めなかった場合、配線部材は一対の案内壁部間に配置される。この状態で、第1分割部材と第2分割部材とを合体させると、凸状蓋部が一対の案内壁部内の配線部材を配線部材配置溝内に押込み、細長開口を閉じる。このため、弾性止水部材を分割構造とした場合に、第1分割部材と第2分割部材とが合体した状態で、配線部材の少なくとも一部が配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内により確実に配置される。
また、この弾性止水部材によると、配線部材の少なくとも一部を配線部材配置溝内に配置する際に、配線部材を配線部材配置溝内に押込めなかった場合、配線部材は一対の案内壁部間に配置される。この状態で、第1分割部材と第2分割部材とを合体させると、凸状蓋部が一対の案内壁部内の配線部材を配線部材配置溝内に押込み、細長開口を閉じる。このため、弾性止水部材を分割構造とした場合に、第1分割部材と第2分割部材とが合体した状態で、配線部材の少なくとも一部が配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内により確実に配置される。
図1は実施形態に係る配線モジュールを示す斜視図である。 図2は配線モジュールを示す分解斜視図である。 図3は配線モジュールを示す分解斜視図である。 図4は弾性止水部材を示す分解斜視図である。 図5は弾性止水部材を示す正面図である。 図6は弾性止水部材に対する線状配線部材の配置例を示す正面図である。 図7は変形例に係る弾性止水部材を示す正面図である。 図8は変形例に係る弾性止水部材を示す正面図である。 図9は他の変形例に係る弾性止水部材を示す正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線モジュールは、次の通りである。
(1)少なくとも1本の線状配線部材を含む配線部材と、前記配線部材のうちの長手方向の一部に装着された弾性止水部材と、を備え、前記弾性止水部材が第1分割部材と第2分割部材とを含み、前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口とを有する配線部材配置溝が形成され、前記配線部材配置溝の細長開口の両側縁から前記配線部材配置溝の外方に向けて突出する一対の案内壁部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材の少なくとも一部が前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内に配置される、配線モジュールである。
この配線モジュールによると、配線部材の少なくとも一部を配線部材配置溝内に配置する際に、配線部材を配線部材配置溝内に押込めなかった場合、配線部材は一対の案内壁部間に配置される。この状態で、第1分割部材と第2分割部材とを合体させると、凸状蓋部が一対の案内壁部内の配線部材を配線部材配置溝内に押込み、細長開口を閉じる。このため、弾性止水部材を分割構造とした場合に、第1分割部材と第2分割部材とが合体した状態で、配線部材の少なくとも一部が配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内により確実に配置される。
(2)(1)の配線モジュールであって、前記配線部材が前記線状配線部材を複数含み、前記弾性止水部材がさらに第3分割部材を含み、前記第2分割部材と前記第3分割部材との一方に、前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部が形成され、前記第2分割部材と前記第3分割部材との他方に、前記凸状蓋部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材と前記第3分割部材とが合体した状態で、前記複数の線状配線部材が、前記第1分割部材と前記第2分割部材との間、前記第1分割部材と前記第3分割部材との間のそれぞれにおいて、前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内に配置される、配線モジュールである。この場合、第1分割部材と第2分割部材との間だけでなく、前記第2分割部材と第3分割部材との間にも前記配線部材の少なくとも一部が配置される。このため、配線部材に含まれる複数の線状配線部材のそれぞれを止水することができる。
(3)(2)の配線モジュールであって、前記第2分割部材のうち前記第1分割部材と対向する部分と前記第3分割部材と対向する部分とのそれぞれに前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部とが形成され、前記第1分割部材と前記第3分割部材とのそれぞれに凸状蓋部が形成される、配線モジュールである。この場合、第2分割部材の各配線部材配置溝に配線部材の線状配線部材を配置した状態で、第2分割部材に対して第1分割部材と第3分割部材とを合体させる作業を容易に行える。
(4)(2)の配線モジュールであって、前記第1分割部材に前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部とが形成され、前記第2分割部材のうち前記第1分割部材と対向する部分に前記凸状蓋部が形成され、前記第2分割部材のうち前記第3分割部材と対向する部分に前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部とが形成され、前記第3分割部材に前記凸状蓋部が形成される、配線モジュールである。この場合、第1分割部材の配線部材配置溝に線状配線部材を配置した状態で、第1分割部材に第2分割部材を合体させ、第2分割部材の配線部材に他の線状配線部材を配置した状態で、第2分割部材に第3分割部材を合体させることができる。
(5)(1)から(4)のいずれか1つの態様に係る配線モジュールであって、前記配線部材配置溝の深さは、前記線状配線部材の半径を超える大きさであり、前記細長開口の幅が前記線状配線部材の直径よりも小さい大きさである、配線モジュールである。この場合、線状配線部材が配線部材配置溝内で仮保持される。
(6)(1)から(5)のいずれか1つの態様に係る配線モジュールであって、前記一対の案内壁部の高さが前記線状配線部材の半径以上である、配線モジュールである。これにより、線状配線部材が一対の案内壁部から脱し難い。
(7)(1)から(6)のいずれか1つの態様に係る配線モジュールであって、前記一対の案内壁部は、前記細長開口に向けて徐々に幅狭になるガイド面を含む、配線モジュールである。これにより、線状配線部材がガイド面によって細長開口に向けて案内され易い。
(8)(1)から(7)のいずれか1つの態様に係る配線モジュールであって、互いに合体可能な第1外装部材と第2外装部材とを含む外装部材をさらに備え、前記第1外装部材と前記第2外装部材とが合体した状態で、前記弾性止水部材が前記外装部材に収容される、配線モジュールである。この場合、外装部材によって第1分割部材と第2分割部材とを合体状態に保つことができる。
(9)(8)の配線モジュールであって、前記外装部材と前記弾性止水部材のうちの一方に誤組防止凸部が形成され、前記外装部材と前記弾性止水部材のうちの他方に前記誤組防止凸部が嵌る誤組防止凹部が形成されている、配線モジュールである。これにより、外装部材に対する弾性止水部材の間違った姿勢の組付が抑制される。
また、本開示の弾性止水部材は、次の通りである。
(10)少なくとも1本の線状配線部材を含む配線部材のうちの長手方向の一部に装着される弾性止水部材であって、第1分割部材と第2分割部材とを備え、前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口とを有する配線部材配置溝が形成され、前記配線部材配置溝の細長開口の両側縁から前記配線部材配置溝の外方に向けて突出する一対の案内壁部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部が形成され、前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれ、前記配線部材の少なくとも一部を配置可能な配線部材配置孔が形成される。弾性止水部材である。
これにより、配線部材の少なくとも一部を配線部材配置溝内に配置する際に、配線部材を配線部材配置溝内に押込めなかった場合、配線部材は一対の案内壁部間に配置される。この状態で、第1分割部材と第2分割部材とを合体させると、凸状蓋部が一対の案内壁部内の配線部材を配線部材配置溝内に押込み、細長開口を閉じる。このため、弾性止水部材を分割構造とした場合に、第1分割部材と第2分割部材とが合体した状態で、配線部材の少なくとも一部が配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内により確実に配置される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線モジュール及び弾性止水部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態]
以下、実施形態に係る弾性止水部材を備える配線モジュールについて説明する。図1は配線モジュール10を示す斜視図である。図2及び図3は配線モジュール10を示す分解斜視図である。図2は第2外装部材82側からの斜視図であり、図3は第1外装部材72側からの斜視図である。各図において配線部材20の一部が示されている。
配線モジュール10は、配線部材20と、弾性止水部材30とを備える。本実施形態では、配線モジュール10は、さらに外装部材70を備える。弾性止水部材30が配線部材20の長手方向の一部に装着される。この状態で、配線部材20が弾性止水部材30を貫通する。弾性止水部材30によって配線部材20の周囲を伝った水の侵入が抑制される。弾性止水部材30が外装部材70内に収容される。これにより、配線部材20が弾性止水部材30を貫通した状態が保たれる。
各部構成について説明する。
配線部材20は、少なくとも1本の線状配線部材22を含む。配線部材20は、1つの線状配線部材22のみを含んでもよいし、複数の線状配線部材22を含んでもよい。本実施形態では、配線部材20が複数(ここでは4つ)の線状配線部材22を含む例が説明される。線状配線部材22は、例えば、芯線の周囲に樹脂被覆が形成された被覆電線である。線状配線部材は、複数の電線をシースで覆ったケーブルであってもよい。線状配線部材は、編組等の電磁シールド層を有していてもよい。線状配線部材は、信号線であってもよいし、電源線であってもよいし、アース線であってもよい。
本実施形態では、配線部材20は、複数の線状配線部材22として、互いに太さが異なる線状配線部材を含む。以下の説明において、便宜上、太い方の線状配線部材22a、細い方の線状配線部材22bとして区別されることがある。ここでは、配線部材20は、2本の線状配線部材22aと、2本の線状配線部材22bとを含む。
配線部材20は、複数の線状配線部材22の長手方向の一部を覆う被覆部材24を含む。被覆部材24は、例えば、線状配線部材22の周囲に軟化溶融した樹脂を押出被覆等することによって形成されたシースである。被覆部材24は、線状配線部材22に螺旋状に巻回された粘着テープであってもよい。被覆部材24は、線状配線部材22に外装されたコルゲートチューブ、樹脂チューブ、樹脂シート等であってもよい。複数の線状配線部材22のうち被覆部材24によって覆われた部分は、当該被覆部材24によって束ねられた状態に保たれる。複数の線状配線部材22のうち被覆部材24から出た部分は、複数に分岐されてもよい。
図4は弾性止水部材30を示す分解斜視図である。図5は弾性止水部材30を示す正面図である。
弾性止水部材30の全体構成を説明する。図1から図5に示すように、弾性止水部材30は、シリコーンゴム等の弾性材料によって形成されている。本実施形態では、弾性止水部材30は、角柱の角を丸めた形状に形成されている。弾性止水部材は、その他、円柱状等に形成されていてもよい。
弾性止水部材30の外周に環状凸部31が形成されている。弾性止水部材30が外装部材70内に収容された状態で、環状凸部31が弾性変形しつつ外装部材70の内周面に接触する。これにより、弾性止水部材30を主として環状凸部31で圧縮変形させつつ、外装部材70内に収容することができる。
配線部材20のうち被覆部材24の端部24aと、線状配線部材22のうち被覆部材24の端部24aから延出する部分とが、弾性止水部材30に収容される。このため、弾性止水部材30のうちの一端部に被覆部材24の端部を収容する被覆部材配置孔32が形成される。また、弾性止水部材30のうちの他端部に線状配線部材22を収容可能な線状配線部材配置孔34が形成される。本実施形態では、弾性止水部材30の他端部に複数の線状配線部材配置孔34が形成されている。弾性止水部材30内において、複数の線状配線部材配置孔34は、共通する被覆部材配置孔32に繋がっている。このため、被覆部材配置孔32内に配置された被覆部材24から延出する複数の線状配線部材22は、分れて複数の線状配線部材配置孔34に別々に配置され得る。なお、複数の線状配線部材配置孔34は、太さが異なる線状配線部材22a、22bに応じて、内径が異なる複数の線状配線部材配置孔34を含む。
弾性止水部材30は、第1分割部材40と、第2分割部材50とを含む。本実施形態では、弾性止水部材30は、さらに第3分割部材60を含む。第1分割部材40と第2分割部材50と第3分割部材60とは、上記弾性止水部材30を分割した部材である。これらを分割する面は、線状配線部材22に対して平行な面であってもよい。
第1分割部材40及び第3分割部材60は、弾性止水部材30の外周部分を2分割した形状に形成される。本実施形態では、第1分割部材40は、第3分割部材60よりも大きい形状に形成される。第1分割部材40と第3分割部材60とは、弾性止水部材30の外周部分を2等分した形状であってもよい。
第1分割部材40のうち第3分割部材60と対向する部分に収容凹部48が形成される。収容凹部48は、第1分割部材40の両端側に開口する溝状に形成される。収容凹部48のうち第1分割部材40の一端寄りの部分は、被覆部材24を収容する被覆収容凹部49に形成される。収容凹部48のうち第1分割部材40の他端寄りの部分は、第2分割部材50を収容可能な中間分割部材収容部48aに形成される。
第3分割部材60のうち第1分割部材40と対向する部分に収容凹部68が形成される。収容凹部68は、第3分割部材60の両端側に開口する溝状に形成される。収容凹部68は、収容凹部48よりも浅い。収容凹部48のうち第3分割部材60の一端寄りの部分は、被覆部材24を収容する被覆収容凹部に形成される。第1分割部材40と第3分割部材60とが合体した状態で、被覆収容凹部49と被覆収容凹部とによって、被覆部材24の端部を収容可能な円孔状の被覆部材配置孔32が形成される。収容凹部68のうち第3分割部材60の他端寄りの部分は、第2分割部材50を収容可能な中間分割部材収容部68aに形成される。第1分割部材40と第3分割部材60とが合体した状態で、中間分割部材収容部48aと中間分割部材収容部68aとによって、第2分割部材50を収容可能な中間分割部材収容孔36が形成される。被覆部材配置孔32の延長上に中間分割部材収容孔36が形成される。
第1分割部材40における中間分割部材収容部48a内に第2分割部材50の一部が収容された状態で、第3分割部材60が第1分割部材40における収容凹部48の開口を塞ぐように、第1分割部材40上に被せられる。この状態で、第2分割部材50のうち中間分割部材収容部48aからはみ出た部分が第3分割部材60における中間分割部材収容部68aに収容される。これにより、第1分割部材40と第2分割部材50と第3分割部材60とが合体した状態となる。
また、第1分割部材40と第2分割部材50との一方に、分割部材誤組防止凸部41aが形成され、他方に分割部材誤組防止凹部51aが形成される。ここでは、第2分割部材50の一側部であってその外向き端部寄りの位置に分割部材誤組防止凹部51aが形成される。分割部材誤組防止凹部51aは、第1分割部材40側から第3分割部材60側に向けて延びる溝形状に形成されている。また、第1分割部材40における中間分割部材収容部48aの内側面の一方であって上記分割部材誤組防止凹部51aに対応する位置に、その底から端部に向けて延びる細長凸形状の分割部材誤組防止凸部41aが形成される。なお、実施形態では、第3分割部材60における中間分割部材収容部68aの内側面の一方であって上記分割部材誤組防止凹部51aに対応する位置に、その底から端部に向けて延びる細長凸形状の分割部材誤組防止凸部61aが形成される。分割部材誤組防止凸部41aの延長上に分割部材誤組防止凸部61aが形成される。
そして、分割部材誤組防止凸部41aを分割部材誤組防止凹部51a内に配置する姿勢では、第2分割部材50を第1分割部材40における中間分割部材収容部48a内に配置することができる。その他の姿勢では、分割部材誤組防止凸部41aが第2分割部材50の外側面に干渉し、第2分割部材50を第1分割部材40における中間分割部材収容部48a内に配置することが困難となる。同様に、分割部材誤組防止凸部61aを分割部材誤組防止凹部51a内に配置する姿勢では、第3分割部材60を、第1分割部材40に合体した第2分割部材50上に合体させることができる。その他の姿勢では、分割部材誤組防止凸部61aが第2分割部材50の外側面に干渉し、第3分割部材60を第1分割部材40に合体した第2分割部材50上に合体させることが困難となる。
第1分割部材40と第2分割部材50との一方に、配線部材配置溝52が形成される。本実施形態では、第2分割部材50に配線部材配置溝52が形成される。配線部材配置溝52は、上記線状配線部材配置孔34の内周面のうちの周方向における部分的な周面を形成する部分である。配線部材配置溝52の両端側は開口している。配線部材配置溝52の一方側は弾性止水部材30の内部に開口し、配線部材配置溝52の他端側は弾性止水部材30の外側に開口している。配線部材配置溝52のうち底部とは反対側は、細長開口52sに形成されている。細長開口52sは、配線部材配置溝52の両端側開口を結ぶスリット状に形成されている。
配線部材配置溝52の深さは、当該配線部材配置溝52内に配置される線状配線部材22の直径を超える大きさであることが好ましい。また、配線部材配置溝52は、当該配線部材配置溝52内に配置される線状配線部材22の丸断面の半分を超える形状であることが好ましい。また、細長開口52sの開口幅は、当該配線部材配置溝52内に配置される線状配線部材22の直径よりも小さいことが好ましい。
上記配線部材配置溝52の細長開口52sの両側縁から配線部材配置溝52の外方に向けて一対の案内壁部54が突出している。一対の案内壁部54は、細長開口52sの両側縁から配線部材配置溝52の底とは反対側に向けて間に間隔をあけて平行姿勢で突出している。本実施形態では、2つの配線部材配置溝52が平行に形成されており、それぞれに一対の案内壁部54が形成される。太い線状配線部材22a用の配線部材配置溝52側における一対の案内壁部54間の間隔は、細い線状配線部材22b用の配線部材配置溝52側における一対の案内壁部54間の間隔よりも大きい。2つの配線部材配置溝52の間の案内壁部54は、2つの配線部材配置溝52に対して共通する案内壁部54である。
一対の案内壁部54間には、線状配線部材22の直径以上の隙間が形成されることが好ましい。一対の案内壁部54の高さは、線状配線部材22の半径以上であることが好ましく、線状配線部材22の直径以上であることがより好ましい。案内壁部54の高さは、細長開口52sの外側縁部からの高さであってもよい。
一対の案内壁部54は、細長開口52sに向けて徐々に幅狭になるガイド面54gを含むことが好ましい。本例では、一対の案内壁部54のうち細長開口52s側の部分が、当該細長開口52sに向うのに連れて一対の案内壁部54の中央に向うガイド面54gに形成される。一対の案内壁部54のうち細長開口52sとは反対側の部分は、互いに平行な方向に延びる規制面54tに形成される。このため、一対の案内壁部54内に押込まれた線状配線部材22は、一対の規制面54tによって案内されつつ配線部材配置溝52に向い、一対の案内壁部54の奥側で一対のガイド面54gによってガイドされてそれらの中央の細長開口52sに向けて案内される。そして、線状配線部材22は、細長開口52sを通って配線部材配置溝52内に押込まれ得る。
第1分割部材40と第2分割部材50との他方に、凸状蓋部42が形成される。凸状蓋部42は、第1分割部材40と第2分割部材50とが合体した状態で、一対の案内壁部54の間に配置されて前記細長開口52sを塞ぐ部分である。ここでは、凸状蓋部42は、第1分割部材40に形成される。より具体的には、2つの凸状蓋部42が、上記中間分割部材収容部48aの底部に2つ並ぶように形成される。2つの凸状蓋部42は、それぞれ一対の案内壁部54の内面に応じた形状に形成される。すなわち、凸状蓋部42の基端の両側面は、上記一対の規制面54tに応じて平行に延びる面に形成される。凸状蓋部42のうち先端部の両側面は、上記一対のガイド面54gに応じて、先端側に向けて徐々に幅狭になるように傾斜する面に形成される。このため、一対の案内壁部54の内面に対する凸状蓋部42の隙間を無くした状態で、凸状蓋部42が一対の案内壁部54内に収ることができる。
また、凸状蓋部42の先端部は、線状配線部材配置孔34の内周面のうちの周方向における部分的な周面を形成する部分であり、より具体的には、線状配線部材配置孔34の内周面のうち配線部材配置溝52によって形成される部分の残りの周面を形成する部分である。ここでは、凸状蓋部42の先端部は、線状配線部材22の半径よりも浅い弧状の溝形状に形成される。そして、凸状蓋部42が一対の案内壁部54間に配置されることで、凸状蓋部42の先端部が細長開口52sに配置される。この状態では、凸状蓋部42の先端面と配線部材配置溝52の内周面とが、環状に連なる。これにより、第1分割部材40と第2分割部材50とが合体した状態で、配線部材配置溝52の内周面と凸状蓋部42の先端面とで構成される配線部材配置孔34が形成される。
上記配線部材配置溝52の内周部には、リップ部及び補助壁部が形成される。リップ部は、配線部材配置溝52の周方向に沿って延びる細長い弧状の凸部である。ここでは、リップ部は、配線部材配置溝52の長手方向に沿って間隔をあけて複数形成される。補強壁部は、配線部材配置溝52の細長開口52sの内側に、配線部材配置溝52の延在方向に沿って延びる細長い凸部である。凸状蓋部42の先端部における浅い弧状の溝部分に、配線部材配置溝52におけるリップ部及び補助壁部と同様のリップ部及び補助壁部が形成される。
配線部材配置溝52内に線状配線部材22が配置された状態で、各リップ部が弾性変形しつつ線状配線部材22の外周面に密接することができる。また、第1分割部材40と第2分割部材50とが合体した状態で、配線部材配置溝52側の補助壁部と凸状蓋部42側の補助壁部とが互いに接触し合う。これにより、第1分割部材40と第2分割部材50との間に隙間が生じ難くなる。
本実施形態では、第2分割部材50と第3分割部材60との一方に、配線部材配置溝56及び一対の案内壁部58が形成されている。ここでは、配線部材配置溝56及び一対の案内壁部58は、第2分割部材50に形成される。配線部材配置溝56は配線部材配置溝52と同様部分であり、一対の案内壁部58は一対の案内壁部54と同様部分である。第2分割部材50は、配線部材配置溝52と配線部材配置溝56との中央を通る面に関して対称形状であってもよい。
第2分割部材50と第3分割部材60との他方に、凸状蓋部62が形成される。ここでは、第3分割部材60に、一対の凸状蓋部62が形成される。より具体的には、第3分割部材60における中間分割部材収容部68aの底部に、並ぶようにして一対の凸状蓋部62が形成される。一対の凸状蓋部62は、上記一対の凸状蓋部42と同様部分である。
そして、第2分割部材50と第3分割部材60とが合体した状態で、凸状蓋部62が一対の案内壁部58間に配置されることで、凸状蓋部62の先端部が配線部材配置溝56の細長開口56sに配置される。この状態では、凸状蓋部62の先端面と配線部材配置溝52の内周面とが、環状に連なる。これにより、第2分割部材50と第3分割部材60とが合体した状態で、配線部材配置溝56の内周面と凸状蓋部62の先端面とで構成される配線部材配置孔34が形成される。
よって、本実施形態では、第2分割部材50のうち第1分割部材40と対向する部分に配線部材配置溝52と一対の案内壁部54とが形成され、第2分割部材50のうち第3分割部材60と対向する部分に配線部材配置溝56と一対の案内壁部58とが形成される。また、第1分割部材40と第3分割部材60とのそれぞれに凸状蓋部42、62が形成される。
外装部材70は、弾性止水部材30を収容する部材であり、特に、第1分割部材40と第2分割部材50と第3分割部材60とを合体した状態に保った状態で、その外周を覆う部材である。外装部材70は、互いに合体可能な第1外装部材72と第2外装部材82とを備える。第1外装部材72と第2外装部材82とが合体した状態で、弾性止水部材30が外装部材70に収容される。
より具体的には、第1外装部材72と第2外装部材82とは、それぞれ樹脂等によって形成された部材である。
第1外装部材72は、底板部73と、一対の側壁部74とを含む。底板部73は、方形板状に形成されている。底板部73の両側部に一対の側壁部74が立設されている。側壁部74の外面に合体用突部74pが形成されている。合体用突部74pは、側壁部74の先端側に向けて徐々に突出寸法が小さくなる形状に形成されている。合体用突部74pの両側方外側にガイド突部74qが形成されている。ガイド突部74qは、側壁部74の基端側から先端側に向う細長い突部形状に形成されている。
底板部73の長手方向中間部に、弾性止水部材30の外周面形状の一部の形状に応じた止水部材分割保持面75fが形成されている。止水部材分割保持面75f内に、弾性止水部材30のうちの一部、特に、第1分割部材40の外周面部分が収容される。
止水部材分割保持面75fの一端部に第1位置決め部75aが設けられる。第1位置決め部75aは、止水部材分割保持面75fの内周面よりも内側に突出するU字状に形成される。第1位置決め部75a内には、被覆部材24を配置可能な凹部が形成されている。底板部73の一端部に、被覆部材24を収容可能な半筒状保持部76aが形成されている。半筒状保持部76aは、第1位置決め部75aの外側に位置している。半筒状保持部76aの内周面には、その周方向に沿った突部が形成されている。弾性止水部材30から延出する配線部材20のうち被覆部材24の部分が、第1位置決め部75aを通って半筒状保持部76a内に保持される。
止水部材分割保持面75fの他端部に第2位置決め部75bが設けられる。第2位置決め部75bは、止水部材分割保持面75fの内周面よりも内側に突出するU字状に形成される。第2位置決め部75bの外側に、幅方向に間隔をあけて一対の規制壁部75cが並設される。弾性止水部材30から延出する線状配線部材22が第2位置決め部75bにおける凹み及び一対の規制壁部75c間を通って外方に延出する。
止水部材分割保持面75fのうち第2位置決め部75b寄りの部分の一側に位置決め凸部77aが形成され、その隣に位置決め凹部77bが形成される。位置決め凸部77aは止水部材分割保持面75fから突出し、位置決め凹部77bは止水部材分割保持面75fから凹んでいる。
弾性止水部材30のうち第1分割部材40における外周面であって上記位置決め凸部77aに対応する位置に、当該位置決め凸部77aを嵌込可能な止水部材側位置決め凹部49aが形成され、その隣に上記位置決め凹部77bに嵌込可能な止水部材側位置決め凸部49bが形成される。弾性止水部材30のうち線状配線部材配置孔34を第2位置決め部75b側に向けた姿勢で、弾性止水部材30を止水部材分割保持面75f上に配置すると、位置決め凸部77aが止水部材側位置決め凹部49aに嵌ることができ、同時に、止水部材側位置決め凸部49bが位置決め凹部77bに嵌ることができる。上記姿勢とは異なる姿勢で、第1分割部材40を第1外装部材72にセットしようとすると、位置決め凸部77aが第1分割部材40の外表面に干渉し、止水部材側位置決め凸部49bが止水部材分割保持面75fに干渉する。かかる干渉の有無によって、第1分割部材40を第1外装部材72に正しい姿勢でセットすることができる。
位置決め凸部77a及び止水部材側位置決め凹部49aは、誤組防止凸部及び誤組防止凹部の一例であり、止水部材側位置決め凸部49b及び位置決め凹部77bも誤組防止凸部及び誤組防止凹部の一例である。これらのうちのいずれか一方又は両方は省略されてもよい。
第1分割部材40は、止水部材側位置決め凸部49bが位置決め凹部77bに嵌め込まれると共に、位置決め凸部77aが止水部材側位置決め凹部49aに嵌め込まれた状態で、上記止水部材分割保持面75fにセットされる。この状態では、第1分割部材40のうちの一端面が第1位置決め部75aに接触すると共に、他端面が第2位置決め部75bに接触した状態となる。これにより、第1外装部材72に対して第1分割部材40がその軸方向において位置決めされる。この状態で、第1分割部材40のうち収容凹部48は、止水部材分割保持面75fとは反対側を向いて開口した状態とされる。このため、第1外装部材72に第1分割部材40をセットした状態で、収容凹部48に対する第2分割部材50の組込作業等を実施できる。
第2外装部材82は、天井板部83と、一対の側壁部84とを含む。天井板部83は、上記底板部73と同様の方形板状に形成されている。天井板部83の両側部から一対の側壁部84が突出している。側壁部84の外面に合体用凹部84qが形成されている。ここでは、側壁部84の外面からその先端側に向けて合体用延長片84pが形成されている。合体用延長片84pの先端部に、上記合体用突部74pを配置可能な合体用凹部が形成されている。第1外装部材72上に第2外装部材82が重ねられた状態で、一対の側壁部74の先端縁と一対の側壁部84の先端縁とが対向配置される。なお、一対の側壁部84の先端部の重なり片が、一対の側壁部74の先端縁の外側に被さる。この状態で、合体用延長片84pの先端部が合体用突部74pを乗越えて、合体用突部74pが合体用凹部内に入り込んだ状態となる。これにより、合体用突部74pが合体用凹部84qに抜け止状態に引っ掛かり、第1外装部材72と第2外装部材82との合体状態が維持される。
天井板部83の長手方向中間部に、半円周面状の止水部材分割保持面85fが形成されている。止水部材分割保持面85f内に、弾性止水部材30の外周の一部、特に、第3分割部材60の外周部分が収容される。上記止水部材分割保持面75fと止水部材分割保持面85fとで形成される空間内に、弾性止水部材30が収容される。
止水部材分割保持面85fの一端部に第1位置決め部85aが設けられる。第1位置決め部85aは、止水部材分割保持面85fの内周面よりも内側に突出する弧状に形成される。第1位置決め部85aが第3分割部材60の一端面に接触して、弾性止水部材30の位置決めを行う。天井板部83の一端部に、半筒状保持部76aと同様構成の半筒状保持部86aが形成されている。第1外装部材72と第2外装部材82とが合体した状態で、半筒状保持部76a、86aが被覆部材24を挟込んで保持する。
止水部材分割保持面85fの他端部に第2位置決め部85bが設けられる。第2位置決め部75bには、浅い凹部が形成されている。第1外装部材72と第2外装部材82とが合体した状態で、第2位置決め部85bが第3分割部材60の他端面に接触してその位置決めを行う。
天井板部83のうち止水部材分割保持面85fに、位置決め凸部87a及び位置決め凹部87bが形成される。位置決め凸部87aは上記位置決め凸部77aと同様構成であり、位置決め凹部87bは上記位置決め凹部77bと同様構成である。位置決め凸部87a及び位置決め凹部87bが、上記位置決め凸部77a及び位置決め凹部77bと異なるのは、弾性止水部材30に対する形成位置である。すなわち、位置決め凸部87a及び位置決め凹部87bは、止水部材分割保持面85fのうち被覆部材配置孔32寄りに形成される。また、止水部材分割保持面85fの幅方向において、位置決め凸部87a及び位置決め凹部87bの位置関係は、位置決め凸部77a及び位置決め凹部77bの位置関係とは左右逆となっている。弾性止水部材30のうち第3分割部材60側の外周面であって上記位置決め凸部87aに対応する位置に、当該位置決め凸部87aを嵌込可能な止水部材側位置決め凹部69aが形成され、その隣に上記位置決め凹部87bに嵌込可能な止水部材側位置決め凸部69bが形成される。
このため、第3分割部材60の姿勢が正規姿勢に対して逆であると、位置決め凸部87aが第3分割部材60の外表面に干渉し、止水部材側位置決め凸部69bが止水部材分割保持面85fに干渉する。かかる干渉の有無によって、第3分割部材60と第2外装部材82との位置関係を正しくすることができる。
位置決め凸部87a及び止水部材側位置決め凹部69aは、誤組防止凸部及び誤組防止凹部の一例であり、止水部材側位置決め凸部69b及び位置決め凹部87bも誤組防止凸部及び誤組防止凹部の一例である。これらのうちのいずれか一方又は両方は省略されてもよい。
また、第1分割部材40と第3分割部材60とを入れ違えてしまった場合にも、位置決め凸部77aが第3分割部材60の外表面に干渉したり、位置決め凸部87aが第1分割部材40の外表面に干渉したりする等の干渉が生じ得る。このため、第1外装部材72及び第2外装部材82に対する第1分割部材40及び第3分割部材60の入れ違いも抑制され得る。
第3分割部材60が第2外装部材82にセットされた状態で、第3分割部材60の外周面が止水部材分割保持面85fに内に収容される。この状態で、第3分割部材60の一端面が第1位置決め部85aに接触した状態になる。また、第3分割部材60の他端面が第2位置決め部85bに接触した状態となる。これにより、第2外装部材82に対して第3分割部材60がその軸方向において位置決めされる。第3分割部材60のうちの収容凹部68は、止水部材分割保持面85fに対して逆を向いているため、第2外装部材82を第1外装部材72に対して組合わせる際に、第1分割部材40と合体した第2分割部材50の上部を、上記収容凹部68内に嵌め込むことができる。
本配線モジュール10の製造方法例について説明する。
被覆部材24の端部から線状配線部材22が延出した配線部材20を準備する。
第1外装部材72の位置決め凸部77aを第1分割部材40の止水部材側位置決め凹部49aに嵌め込むと共に、第1分割部材40の止水部材側位置決め凸部49bを第1外装部材72の位置決め凹部77bに嵌め込むようにして、第1分割部材40を第1外装部材72にセットする。
また、各線状配線部材22を、第2分割部材50の各配線部材配置溝52、56に押込む。線状配線部材22は、一対の案内壁部54、58間を通って、細長開口52s、56sを経由して配線部材配置溝52、56内に配置される。この際、配線部材配置溝52、56は、線状配線部材22の半径を超える形状であり、かつ、細長開口52s、56sは線状配線部材22の直径よりも小さい幅に形成されているため、線状配線部材22が配線部材配置溝52、56から脱し難い。
この状態で、第1外装部材72にセットされた第1分割部材40に第2分割部材50を合体させる。これにより、配線部材配置溝52と凸状蓋部42の先端部とによって形成される線状配線部材配置孔34内に線状配線部材22が配置される。
また、上記第2分割部材50に第3分割部材60を合体させる。これにより、配線部材配置溝56と凸状蓋部62の先端部とによって形成される線状配線部材配置孔34に線状配線部材22が保持される。
第2外装部材82の位置決め凸部87aを第3分割部材60の止水部材側位置決め凹部69aに嵌め込むと共に、第3分割部材60の止水部材側位置決め凸部69bを第2外装部材82の位置決め凹部87bに嵌め込むようにして、第3分割部材60上に第2外装部材82を被せる。そして、合体用突部74pが合体用凹部84qに抜け止状態に引っ掛った状態とする。これにより、第1外装部材72と第2外装部材82とが合体状態に保たれる。すると、止水部材分割保持面75f、85f間で第1分割部材40、第2分割部材50、第3分割部材60が合体方向に圧縮され、それらの合体状態が保たれる。
線状配線部材22を配線部材配置溝52、56に押込んだ後、図6において2点鎖線で示す線状配線部材22のように、いずれかかの線状配線部材22が、配線部材配置溝52、56内に完全に入り込まず、細長開口52s、56sの外側であって一対の案内壁部54、58間に配置されたままの状態となることがあり得る。例えば、線状配線部材22を配線部材配置溝52、56内に押込む際に、当該配線部材配置溝52、56の長手方向中間部では、線状配線部材22を押込む力が作用し難く、線状配線部材22が部分的に一対の案内壁部54、58間に残ったままの状態となることが考えられる。この場合でも、第2分割部材50に第1分割部材40及び第3分割部材60を合体させようとすると、凸状蓋部42、62が一対の案内壁部54、58間に入り込み、凸状蓋部42が一対の案内壁部54、58間の線状配線部材22を配線部材配置溝52、56内に押込む。このため、線状配線部材22の外周全体が、配線部材配置溝52、56の内周面と凸状蓋部42、62の先端側の面とで囲まれた状態となり易い。
なお、上記組立順は一例であって、必ずしも上記順で組立が行われることは必須ではない。
このように構成された配線モジュール10及び弾性止水部材30によると、配線部材20の少なくとも一部、ここでは、線状配線部材22を配線部材配置溝52、56内に配置する際に、線状配線部材22を配線部材配置溝52、56内に押込めなかった場合、線状配線部材は一対の案内壁部54、58間に配置される。この状態で、第1分割部材40と第2分割部材50とを合体させると、凸状蓋部42が一対の案内壁部54内の線状配線部材22を配線部材配置溝52内に押込み、この後、凸状蓋部42が細長開口52sを閉じた状態となる。このため、弾性止水部材30を分割構造とした場合に、第1分割部材40と第2分割部材50とが合体した状態で、線状配線部材22が配線部材配置溝52と凸状蓋部42とで囲まれる線状配線部材配置孔34内により確実に収容される。例えば、線状配線部材22が第1分割部材40と第2分割部材50との間であって配線部材配置溝52が形成された部分以外の境界に挟込まれてしまうといった事態が抑制される。この状態で、線状配線部材22の周囲に配線部材配置溝52と凸状蓋部42との周面が密着した状態に保たれ易く、線状配線部材22を伝った水の侵入がより確実に抑制され、止水性を向上させることができる。
また、弾性止水部材30は、さらに第3分割部材60を備えており、第2分割部材50の配線部材配置溝56と、第3分割部材60の凸状蓋部42とで囲まれる線状配線部材配置孔34にも線状配線部材22が配置される。このため、複数の線状配線部材22を、第1分割部材40と第2分割部材50との間、及び、第2分割部材50と第3分割部材60との間で止水することができる。
また、第1分割部材40と第3分割部材60との間に配置される第2分割部材50に、配線部材配置溝52と配線部材配置溝56とが形成される。このため、第2分割部材50のうち第1分割部材40と対向する配線部材配置溝52内に線状配線部材22を保持すると共に、第2分割部材50のうち第3分割部材60と対向する側の配線部材配置溝56内に線状配線部材22を保持する作業を同時期又は前後に一括して行うことができる。また、この後、第1分割部材40に対する第2分割部材50の合体作業、それらの合体物に対する第3分割部材60の合体作業を行うことができる。このため、第1分割部材40、第2分割部材50及び第3分割部材60の合体作業を容易に行える。
また、第2分割部材50のうち第1分割部材40及び第3分割部材60に対向する部分に形状の対称性を付与し易く、また、第1分割部材40と第3分割部材60とに対しても同じ形状部分を形成し易い。このため、各部品の形状設計が容易となる。
また、配線部材配置溝52、56は線状配線部材22の半径を超える深さであり、細長開口52s、56sの幅は線状配線部材22の直径よりも小さいため、線状配線部材22が配線部材配置溝52、56から脱し難くなり、線状配線部材22の仮保持状態を保ちやすい。
配線部材配置溝52、56が上記形状であることは必須ではない。例えば、配線部材配置溝は半円周状の溝形状であってもよい。この場合、凸状蓋部の先端部は、半円周状の溝形状に形成されてもよい。
また、一対の案内壁部54、58の高さは、線状配線部材22の半径以上であるため、線状配線部材22が一対の案内壁部54、58から脱し難い。一対の案内壁部54、58の高さは、線状配線部材22の直径以上であれば、線状配線部材22が一対の案内壁部54、58からより脱し難い。
また、一対の案内壁部54、58の基端部が細長開口52s、56sに向けて徐々に狭まるガイド面54gを有する形状に形成されているため、線状配線部材22がガイド面54gによって細長開口52s、56s内に向けて案内され易く、配線部材配置溝52、56内に円滑に押込まれる。
また、第1外装部材72と第2外装部材82との合体構造によって、第1分割部材40と第2分割部材50と第3分割部材60とを合体状態に保つことができる。
なお、外装部材は、その他、弾性止水部材30に巻回された粘着テープ、バンド等であってもよく、また、弾性止水部材30に外嵌めされた樹脂筒又は金属筒であってもよい。
また、外装部材70及び弾性止水部材30に、誤組防止凸部及び誤組防止凹部として、位置決め凸部77a、87a、位置決め凹部77b、87b、止水部材側位置決め凹部49a、69a、止水部材側位置決め凸部49b、69b等が形成されているため、外装部材70に対する弾性止水部材30の間違った姿勢による組付が抑制される。
[変形例]
上記実施形態を前提として各種変形例について説明する。
図7及び図8に示すように、第1分割部材40に対応する第1分割部材140と、第2分割部材50に対応する第2分割部材150との関係において、第1分割部材140に、配線部材配置溝142及び一対の案内壁部144が形成されてもよい。ここでは、第1分割部材140における収容凹部48(中央分割部材収容部)の底部に、2つの配線部材配置溝142が形成され、2つの配線部材配置溝142のそれぞれに一対の案内壁部144が形成されている。配線部材配置溝142及び一対の案内壁部144は、上記配線部材配置溝52及び一対の案内壁部54と同様構成であってもよい。
また、第2分割部材150のうち第1分割部材140と対向する部分に凸状蓋部152が形成されている。ここでは、上記2つの配線部材配置溝142に対応して、1つの凸状蓋部152が形成されている。凸状蓋部152は、上記凸状蓋部42と同様構成であってもよい。
第2分割部材150と第3分割部材60との関係においては、上記実施形態と同様に、第2分割部材150に配線部材配置溝56及び一対の案内壁部58が形成され、第3分割部材60に凸状蓋部62が形成されている。
この変形例によると、第1分割部材140の配線部材配置溝142に線状配線部材22を配置した状態で、第1分割部材140に第2分割部材150を合体させることができる。そして、第2分割部材150の配線部材配置溝56に線状配線部材22を配置した状態で、第1分割部材140及び第2分割部材150に、第3分割部材60を合体させることができる。
このため、第1分割部材140上に第2分割部材150が組合わされ、そのさらに上に第3分割部材60が組合わされる構成において、その組合せ順に従って、第1分割部材140に対する線状配線部材22の配置、及び、第2分割部材150に対する線状配線部材22の配置を行える。よって、それらの組合せ順に従って、各部品を順次上から組付けていく作業を容易に行える。
上記実施形態では、弾性止水部材30が3分割された例が説明されたが、弾性止水部材は、複数に分割されればよく、例えば、2分割構造であってもよいし、4つ以上に分割される構成であってもよい。
図9では、弾性止水部材30に対応する弾性止水部材230が2分割構成とされた例が示される。弾性止水部材230は、2つの分割部材240、250を備える。一方の分割部材240は、上記実施形態における第1分割部材40と第2分割部材50とが金型等によって一体形成された構成とされる。他方の分割部材250は、上記第3分割部材60と同様構成とされる。
本例でも、上記実施形態と同様に、分割部材240に配線部材配置溝56及び一対の案内壁部58が形成され、分割部材250に凸状蓋部62が形成されているため、分割部材240、250の合体時に、一対の案内壁部58間に線状配線部材22が存在していたとしても、凸状蓋部62によって線状配線部材22が配線部材配置溝56内に押込まれる。このため、線状配線部材22が、配線部材配置溝56と凸状蓋部62とで囲まれる線状配線部材配置孔34内により確実に配置される。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10 配線モジュール
20 配線部材
22(22a、22b) 線状配線部材
24 被覆部材
24a 端部
30、230 弾性止水部材
31 環状凸部
32 被覆部材配置孔
34 線状配線部材配置孔
36 中間分割部材収容孔
40、140 第1分割部材
41a、61a 分割部材誤組防止凸部
42、62 凸状蓋部
48、68 収容凹部
48a、68a 中間分割部材収容部
49 被覆収容凹部
49a、69a 止水部材側位置決め凹部
49b、69b 止水部材側位置決め凸部
50、150 第2分割部材
51a 分割部材誤組防止凹部
52、56、142 配線部材配置溝
52s、56s 細長開口
54、58、144 案内壁部
54g ガイド面
54t 規制面
60 第3分割部材
70 外装部材
72 第1外装部材
73 底板部
74、84 側壁部
74p 合体用突部
74q ガイド突部
75a、85a 第1位置決め部
75b、85b 第2位置決め部
75c 規制壁部
75f、85f 止水部材分割保持面
76a、86a 半筒状保持部
77a、87a 位置決め凸部
77b、87b 位置決め凹部
82 第2外装部材
83 天井板部
84p 合体用延長片
84q 合体用凹部
240、250 分割部材

Claims (10)

  1. 少なくとも1本の線状配線部材を含む配線部材と、
    前記配線部材のうちの長手方向の一部に装着された弾性止水部材と、
    を備え、
    前記弾性止水部材が第1分割部材と第2分割部材とを含み、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口とを有する配線部材配置溝が形成され、
    前記配線部材配置溝の細長開口の両側縁から前記配線部材配置溝の外方に向けて突出する一対の案内壁部が形成され、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部が形成され、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材の少なくとも一部が前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内に配置される、配線モジュール。
  2. 請求項1に記載の配線モジュールであって、
    前記配線部材が前記線状配線部材を複数含み、
    前記弾性止水部材がさらに第3分割部材を含み、
    前記第2分割部材と前記第3分割部材との一方に、前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部が形成され、
    前記第2分割部材と前記第3分割部材との他方に、前記凸状蓋部が形成され、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材と前記第3分割部材とが合体した状態で、前記複数の線状配線部材が、前記第1分割部材と前記第2分割部材との間、前記第1分割部材と前記第3分割部材との間のそれぞれにおいて、前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれる配線部材配置孔内に配置される、配線モジュール。
  3. 請求項2に記載の配線モジュールであって、
    前記第2分割部材のうち前記第1分割部材と対向する部分と前記第3分割部材と対向する部分とのそれぞれに前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部とが形成され、
    前記第1分割部材と前記第3分割部材とのそれぞれに凸状蓋部が形成される、配線モジュール。
  4. 請求項2に記載の配線モジュールであって、
    前記第1分割部材に前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部とが形成され、
    前記第2分割部材のうち前記第1分割部材と対向する部分に前記凸状蓋部が形成され、
    前記第2分割部材のうち前記第3分割部材と対向する部分に前記配線部材配置溝と前記一対の案内壁部とが形成され、
    前記第3分割部材に前記凸状蓋部が形成される、配線モジュール。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    前記配線部材配置溝の深さは、前記線状配線部材の半径を超える大きさであり、前記細長開口の幅が前記線状配線部材の直径よりも小さい大きさである、配線モジュール。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    前記一対の案内壁部の高さが前記線状配線部材の半径以上である、配線モジュール。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    前記一対の案内壁部は、前記細長開口に向けて徐々に幅狭になるガイド面を含む、配線モジュール。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    互いに合体可能な第1外装部材と第2外装部材とを含む外装部材をさらに備え、
    前記第1外装部材と前記第2外装部材とが合体した状態で、前記弾性止水部材が前記外装部材に収容される、配線モジュール。
  9. 請求項8に記載の配線モジュールであって、
    前記外装部材と前記弾性止水部材のうちの一方に誤組防止凸部が形成され、
    前記外装部材と前記弾性止水部材のうちの他方に前記誤組防止凸部が嵌る誤組防止凹部が形成されている、配線モジュール。
  10. 少なくとも1本の線状配線部材を含む配線部材のうちの長手方向の一部に装着される弾性止水部材であって、
    第1分割部材と第2分割部材とを備え、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材との一方に、両端側開口と細長開口とを有する配線部材配置溝が形成され、
    前記配線部材配置溝の細長開口の両側縁から前記配線部材配置溝の外方に向けて突出する一対の案内壁部が形成され、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材との他方に、前記一対の案内壁部内に配置されて前記細長開口を塞ぐ凸状蓋部が形成され、
    前記第1分割部材と前記第2分割部材とが合体した状態で、前記配線部材配置溝と前記凸状蓋部とで囲まれ、前記配線部材の少なくとも一部を配置可能な配線部材配置孔が形成される、弾性止水部材。
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