JP2022099735A - 遊技機 - Google Patents

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仁 西村
Hitoshi Nishimura
雄貴 井上
Yuki Inoue
直彦 吉田
Naohiko Yoshida
裕一 木村
Yuichi Kimura
勇輝 平
Yuki Taira
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Abstract

【課題】特別図柄における趣向性の向上が求められていた。【解決手段】本実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄41,42,43のうち、特別図柄41,42が数字図柄41,42の後ろにキャラクター図柄41B,42Bを重ねてなる。そして、特別図柄41,42のうち第1特別図柄41のキャラクター図柄41Bを,第2特別図柄42及び第3特別図柄43に重なる大きさとしたので、特別図柄41,42,43における趣向性を従来より高めることが可能となる。【選択図】図8

Description

本開示は、当否判定を行う遊技機に関する。
従来、この種の遊技機では、複数の特別図柄の図柄組合せにて当否判定の結果を報知するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-12034号公報(図40)
上述した従来の遊技機では、特別図柄における趣向性の向上が求められていた。
本開示の遊技機は、表示画面に、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第1の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第2の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第3の特図とが、順次、停止表示され、停止表示が確定した前記第1、第2及び第3の特図の前記数字図柄の図柄組み合わせによって当否判定の判定結果を報知する遊技機において、各前記第1の特図は、各前記数字図柄に対応する非数字図柄を各前記数字図柄の後ろに重ねてなり、各前記第1の特図に含まれる前記非数字図柄は、前記第2の特図又は前記第3の特図の後ろにも重なる大きさをなしている遊技機である。
本開示の遊技機では、第1の特図において各数字図柄に対応する非数字図柄を備え、その非数字図柄を第2の特図又は第3の特図にも重なる大きさとしたので、特別図柄における趣向性を従来より高めることが可能となる。
パチンコ遊技機の正面図 遊技板の正面図 遊技領域の右側部の正面図 入賞ユニットの正断面図 入賞ユニットを後側から見た分解斜視図 遊技状態と判定報知演出の実行時間との対応表 遊技状態と発生し得る大当りとの対応表 通常図柄における特別図柄の種類を示す図 第1の判定報知演出の流れを説明するための図 第1の判定報知演出の流れを説明するための図 特別図柄における停止表示データテーブル 第1特別図柄が左位置で停止表示される場合の表示変動を説明するための図 第1特別図柄が右位置で停止表示される場合の表示変動を説明するための図 特殊図柄における特別図柄の種類を示す図 特殊図柄における特別図柄の変動表示を示す図 パチンコ遊技機におけるブロック図
以下、図1~図16を参照して、本実施形態のパチンコ遊技機10(本発明の「遊技機」に相当する。)について説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面を前面枠10Zにて覆われ、その前面枠10Zのガラス窓10Wを通して図2に示す遊技板11の遊技領域R1が視認可能になっている。以下の説明において、特記しない限り「右」及び「左」とは、パチンコ遊技機10を前方から見た場合の「右」及び「左」を指すものとする。また、図面に、横方向を符号「H1」で示し、その矢印の右側を「R」、左側を「L」として示すと共に、前後方向を符号「H2」で示し、その矢印の前側を「F」、後側を「B」として示す。
<パチンコ遊技機10の前面側の構造について>
前面枠10Zの前面のうちガラス窓10Wより上方には、1対のスピーカ10Sが備えられている。また、前面枠10Zの前面のうちガラス窓10Wより下方には、上側球貯留部26及び下側球貯留部27が上下2段にして設けられている。上側球貯留部26の上面には、後部左側に遊技球を貯留するための図示しない貯留凹部が形成されると共に、前側中央に演出用操作ボタン29Aが設けられ、さらには、演出用操作ボタン29Aの左横には、十字ボタン29B、右横には、球貸ボタン29Cと返却ボタン29Dとが設けられている。なお、上側球貯留部26の上面には、図示しない球排出ボタンも備えられ、その操作により、上側球貯留部26の貯留凹部内の遊技球が下側球貯留部27の図示しない貯留凹部に排出される。
上側球貯留部26の貯留凹部に収容された遊技球は、下側球貯留部27の右隣に備えた操作ノブ28の回動操作に起因して遊技領域R1に打ち込まれる。また、操作ノブ28の回動操作量の変更により、遊技球を遊技領域R1の後述する左側流下領域R2に流下させる左打ちを行うか、右側流下領域R3に流下させる右打ちを行うかを打ち分けることができる。
<遊技領域R1について>
図2に示すように、遊技領域R1は全体をガイドレール12により囲まれ、内側に遊技板11を貫通する表示開口11Hを備える。そして、表示開口11Hを通して表示装置13の表示画面13Gが視認可能になっている。また、表示開口11Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられて、表示開口11H内に遊技球が進入しないように規制している。そして、この表示装飾枠23により、遊技領域R1が表示開口11Hより左側の左側流下領域R2と、右側の右側流下領域R3とに分けられている。また、表示開口11Hの開口縁における右下部分には、複数のLED13Lを有するLED表示部13Pが設けられている。
遊技領域R1のうち表示開口11Hの周囲には、複数の入賞口と図示しない複数の障害釘とが分散配置されている。また、遊技領域R1の下端部にはアウト口22が設けられている。そして、遊技領域R1を流下する遊技球は、何れかの入賞口かアウト口22を通って遊技板11の後側に取り込まれる。また、入賞口に遊技球が入球することは「入賞」と呼ばれ、各入賞口に遊技球が入賞すると、払出装置61(図17参照)により複数の遊技球(賞球)が上側球貯留部26の貯留凹部に払い出される。
上記した複数の入賞口には、ポケット型の入賞口である複数の普通入賞口21、第1及び第3の始動入賞口14,16と、スライド開閉型の入賞口である第2始動入賞口15と、横回動開閉型の入賞口である大入賞口20とが含まれる。
ポケット型の複数の普通入賞口21、第1及び第3の始動入賞口14,16は、遊技板11の前面から突出する入賞突部の上面に開口し、遊技球が1つずつ入賞可能な大きさをなしている。そして、遊技領域R1のうち表示装飾枠23より下方の領域の横方向H1の中央に第1始動入賞口14が配置されると共に、その右下に第3始動入賞口16が配置されている。また、第1始動入賞口14の左側に1対の普通入賞口21が配置されると共に、右側流下領域R3の上部に1つの普通入賞口21が配置されている。
図3に示すように、大入賞口20は、右側流下領域R3の上下方向における途中部分に配置されている。具体的には、大入賞口20は、遊技板11の前面から突出して、表示装飾枠23の右側面に隣接する前面ダクト20Dの側面に開口し、回動扉20Tによって開閉される。その回動扉20Tは、大入賞口20の下端開口縁に沿って前後方向H2に延びる回転軸を中心に回動し、通常は、起立姿勢になって大入賞口20を閉塞していて、後述する当否判定で大当り又は小当りになったことに起因して、回動扉20Tが横に倒れて大入賞口20が開放すると共に、遊技球を大入賞口20に案内する。
右側流下領域R3のうち表示開口11Hの下端部の右横部分には、遊技球が1つずつ通過可能な幅をなして緩やかに傾斜する傾斜ダクト部95が設けられている。また、傾斜ダクト部95の末端部は、下方に曲がって真下を向き、共通幹流路94に接続されている。さらに、共通幹流路94は、例えば、吊り鐘形をなして下方に向かって幅広になっている。そして、共通幹流路94の上端部における横方向H1の中央に、傾斜ダクト部95の末端開口である絞り開口94Aが配置されている。
図2に示すように、共通幹流路94の下方に位置する遊技領域R1の右下部分には、入賞ユニット30が備えられている。その入賞ユニット30は、図5に示したユニット本体31の前面にユニットカバー32を取り付けてなる。そして、ユニット本体31が、遊技領域R1の右下コーナー部で遊技板11を貫通する図示しない貫通窓に嵌め込まれて固定されている。また、ユニットカバー32は、ガラス窓10Wのガラス板の内面に重ねられ、その後面からは仕切壁33が突出している。さらには、ユニット本体31の前面からも仕切壁34が突出している。そして、ユニットカバー32とユニット本体31との間に仕切壁33,34が挟まれた状態に固定され、ユニット本体31とユニットカバー32との間に遊技球が通過する流下経路が形成されている。
図4に示すように、遊技領域R1の右下角部は、入賞ユニット30の仕切壁33,34等によって第1~第3の流下経路91,92,93に分割されている。それら第1~第3の流下経路91,92,93は、遊技球が1つずつ流下する幅をなし、それらの入球口91A,92A,93Aは、共通幹流路94の下端部で横並びに配置されて上方を向いている。そして、右側流下領域R3に打ち込まれた遊技球で大入賞口20(図2参照)に入賞しなかった遊技球の全てが共通幹流路94を通り、第1~第3の流下経路91,92,93の何れか1つに流れ込むようになっている。
図4に示すように、第1流下経路91は、入賞ユニット30の上面を構成する仕切壁33の一部と、表示装飾枠23の一部とに挟まれてなり、共通幹流路94の下端部の左端に入球口91Aを備える。そして、第1流下経路91は、入球口91Aから鉛直方向に僅かに延びてから斜め左下に下るように延びている。
第3流下経路93は、入賞ユニット30の右側面を構成する仕切壁34と、仕切壁34の下端部と交差するガイドレール12の一部と、それらと対向する仕切壁33とに挟まれてなり、共通幹流路94の下端部の右端に入球口93Aを備える。また、第3流下経路93全体は、ガイドレール12の一部を横辺とするL字形をなし、第3流下経路93を通過した遊技球は、ガイドレール12上を転動して第3始動入賞口16の下方を通過し、アウト口22に向かう。
第2流下経路92は、入球口92Aが共通幹流路94の下端部の横方向H1における中央で、絞り開口94Aの真下に位置し、排出口92Bが第3始動入賞口16の真上に位置している。また、第2流下経路92の上端部は、遊技球の通過を検出する検出スイッチ18Sを備えた始動ゲート18になっている。さらに、第2流下経路92の途中位置から排出口92Bに亘る範囲が転動路96をなしていて、転動路96における上流寄り位置に前述の第2始動入賞口15が開口し、通常はスライド扉15Tによって閉塞されて、そのスライド扉15Tによって転動路96の一部が構成されている。
スライド扉15Tが後方にスライドして第2始動入賞口15が開放されると転動路96上の遊技球が第2始動入賞口15に入賞する。また、第2流下経路92には、図5の太線矢印で示されているように、転動路96の上端位置から後方に分岐してから再び転動路96に合流する分岐転動路96Bが備えられている。これにより、スライド扉15Tが開くと、分岐転動路96B上の遊技球と転動路96上の遊技球とが共に第2始動入賞口15に入賞するようになっている。一方、スライド扉15Tが閉じた状態では、遊技球がスライド扉15T及び分岐転動路96Bを通過して排出口92Bから第3始動入賞口16に向かって流下する。
<当否判定権について>
本実施形態のパチンコ遊技機10では、始動ゲート18、第1~第3の始動入賞口14~16に遊技球が入賞すると当否判定権が発生し、その当否判定権を使用した当否判定が行われる。当否判定権には、普図判定権と、特図判定権とが設けられ、特図判定権には、第1の当否判定権と、第2の当否判定権とが設けられている。
普図判定権は、遊技球が始動ゲート18を通過したことを「普図当否判定条件の成立」として発生し、その成立に起因して普図当否判定が行われる。普図当否判定は、表示画面13Gにて表示され、例えば、図2に示すように、表示画面13Gの右下に1桁の数字である普通図柄13Dを、奇数と偶数とに交互に切り替わるように変動表示した後、停止表示させ、その停止表示された普通図柄13Dが、例えば、奇数であれば「当り」、偶数であれば「外れ」として報知される。そして、普図当否判定で当りになると、第2始動入賞口15のスライド扉15Tが一定時間に亘って開き、第2始動入賞口15に遊技球が入賞し易くなる。
第1の当否判定権は、第1又は第2の始動入賞口14,15への遊技球の入賞を「第1の当否判定条件の成立」として発生し、その成立に起因して第1の当否判定が行われる。第1の当否判定は、表示画面13Gにて表示され、例えば、表示画面13Gに後述する3つの特別図柄41,42,43を変動表示した後、順次、停止表示させ、その停止表示された特別図柄41,42,43の図柄組み合わせにて報知される。以下、このように第1の当否判定権の判定結果を報知する演出を「第1の判定報知演出」という。当否判定が大当りの場合には、停止表示された3つの特別図柄41,42,43の組み合わせが、大当りを意味する大当り図柄組み合わせ(例えば、ぞろ目)となり、小当りの場合には、小当り図柄組合せとなり、外れの場合には、外れを意味する外れ図柄組み合わせになる。また、第1の判定報知演出を行っている間、及び、後述する大当り遊技及び小当り遊技を行っている間に、第1又は第2の始動入賞口14,15に遊技球が入賞した場合には、その分の第1の当否判定権が、予め定められた上限数(例えば、最大4つ)まで保留され、それ以上は第1の当否判定権は発生しない。そして、保留された第1の当否判定権は、発生順(古い順)に使用される。
第2の当否判定権は、第3始動入賞口16への入賞を「第2の当否判定条件の成立」として発生し、その成立に起因して第2の当否判定が行われる。第2の当否判定は、LED表示部13Pにて表示され、例えば、複数のLED13Lを点滅させて変動表示させた後、それらの点滅を停止して停止表示させ、そのときの複数のLED13Lの点灯パターンによって報知される。以下、このように第2の当否判定権の判定結果を報知する演出を「第2の判定報知演出」という。なお、LED13Lの点灯パターンは、遊技者による解読は極めて困難であるので、第3始動入賞口16への入賞に起因する第2の当否判定権の判定結果の報知は、実質的には行われないに等しい。
第2の判定報知演出を行っている間、及び、後述する大当り遊技及び小当り遊技を行っている間に、第3始動入賞口16に遊技球が入賞した場合には、その分の第2の当否判定権が、予め定められた上限数(例えば、最大4つ)まで保留され、それ以上は第2の当否判定権は発生しない。そして、保留された第2の当否判定権は、発生順(古い順)に使用される。
また、上述したように、第1の当否判定権同士の間及び第2の当否判定権同士の間では、発生順に当否判定権を使用して判定報知演出が開始され、第1又は第2の一方の当否判定権の判定報知演出が実行中か否かとは無関係に他方の当否判定権の判定報知演出が開始される。
第1及び第2の当否判定の判定結果には、「大当り」と、「小当り」と、「外れ」とがあり、「大当り」及び「小当り」になると、大入賞口20が規定開放時間に亘って開状態となるラウンドが規定回数行われる大当り遊技及び小当り遊技が実行される。そして、大当り遊技の終了後には、次述するように、遊技状態が変わることがあるが、小当り遊技の終了後に、遊技状態が変わることはない。このことから、本実施形態のパチンコ遊技機10の遊技者の間で、単に「当り」と呼ばれるときには、小当りを含まず、大当りのみを意味することがある。また、1ラウンドの大入賞口20の規定開放時間は、大当りに比べて小当たりは短く、1回の大当り遊技又は小当り遊技で行われるラウンドの規定回数は、大当り遊技では、2,4,10回の何れかであるのに対し(図7参照)、小当り遊技では、2回になっている。また、大当りになる確率は、第1の当否判定権及び第2の当否判定権の何れによる当否判定でも同じである。これに対し、小当りになる確率は、第2の当否判定権による当否判定では極めて高いのに対し(例えば、1/1.2)、第1の当否判定権による当否判定では、0か又は、極めて低いため実質的に0になっている。
<遊技状態について>
遊技状態には、普図判定を行うときの状態が異なる「非時短状態」と「時短状態」とが設けられていて、大当り遊技の終了を境にして、非時短状態と時短状態とに切り替わる。その時短状態は、非時短状態に比べて、普図当否判定における普通図柄13Dの変動表示時間が短く、当りになったときの第2始動入賞口15の開放時間が長くなっている。つまり、時短状態になると、非時短状態に比べて、第1の当否判定条件が成立し易くなっている。
また、遊技状態には、特図判定を行うときの状態が異なる「低確率状態」と「高確率状態」とが設けられていて、時短状態と同様に大当り遊技の終了を境にして、低確率状態と高確率状態とに切り替わる。その高確率状態では、低確率状態より大当りとなる確率が高くなっている。
上記した非時短状態と時短状態、低確率状態と高確率状態とが組み合わされて、パチンコ遊技機10は、以下の遊技状態になり得る。即ち、パチンコ遊技機10は、低確率状態で且つ非時短状態の低確非時短状態と、低確率状態で且つ時短状態の低確時短状態と、高確率状態で且つ非時短状態の高確非時短状態と、高確率状態で且つ時短状態の高確時短状態との4つの遊技状態が設定されている。以下、低確非時短状態を「通常状態」ともいい、低確非時短状態以外の遊技状態を、「非通常状態」ともいうこととする。
遊技状態は、上述したように大当り遊技を境にして切り替わるが、本実施形態のパチンコ遊技機10には、大当り遊技を境にせずに、低確非時短状態において第1及び第2の当否判定において外れが予め定められた第1規定回数(例えば、900回)連続した場合に、遊技状態が低確時短状態に切り替わる、所謂、遊タイムが設定されている。遊タイムは、その切り替わりから第1及び第2の当否判定の判定回数が予め設定された第2規定回数(例えば、1200回)に到達するまでの間、遊技状態が低確非時短状態に戻らないようになっていて、遊タイム中に大当りを引き当てたときには、遊技状態が低確時短状態から高確時短状態に発展するか、低確時短状態が維持される。
パチンコ遊技機10では、遊技状態によって第1及び第2の判定報知演出の実行時間は異なっていて、図6に示すようになっている。本実施形態では、第1の当否判定権に基づく判定報知演出の実行時間は、高確非時短状態以外は比較的短く、高確非時短状態で比較的長く設定されているのに対し、第2の当否判定権に基づく判定報知演出の実行時間は、高確非時短状態以外は比較的長く、高確非時短状態で比較的短く設定されている。
この構成により、本実施形態のパチンコ遊技機10では、高確非時短状態において小当りが頻発する小当りラッシュ状態となることがある。具体的には、高確非時短状態で右打ち遊技を行うと、多くの遊技球が入賞ユニット30のうち第2流下経路92へと流下する。このとき、第1の当否判定条件が成立し難いため、ほとんどの遊技球が第2始動入賞口15上を通過して排出口92Bから第3始動入賞口16へと向かう。また、第3始動入賞口16への入賞に基づく第2の当否判定権では、小当りが高い確率(例えば、1/1.2)で発生しかつ判定報知時間が短くなっているので、小当りが頻繁に発生し、小当りラッシュ状態となる。
さらに、遊技状態によって、大当りの種類は異なっていて、例えば、図7に示すようになっている。なお、図7における例えば、「10R」は、大当り遊技が10ラウンド行われることを示している。
<遊技状態に応じた左打ち遊技と右打ち遊技について>
上述した構成により、本実施形態のパチンコ遊技機10では、通常状態の場合には、第2始動入賞口15において第1の当否判定条件が成立し難く、第3始動入賞口16への入賞に起因する第2の判定報知演出の実行時間が非常に長いため、左側流下領域R2から第1始動入賞口14を狙う左打ち遊技を行う方が遊技者に有利な設定になっている。一方、遊技状態が非通常状態の場合には、第2始動入賞口15において第1の当否判定条件が成立し易いこと及び第3始動入賞口16への入賞に起因する第2の判定報知演出の実行時間が短いことの何れか一方又は両方の条件が揃うため、右打ち遊技を行う方が遊技者に有利な設定となっている。また、当否判定が大当り又は小当りになった場合には、右側流下領域R3に配置された大入賞口20へ遊技球を入賞させるために右打ち遊技を行うことが遊技者によって有利となる。
本実施形態のパチンコ遊技機10では、通常状態の所定のタイミングで、表示画面13Gに左向きの矢印と「左に打て」というメッセージとを含んだ左打ち推奨映像が表示され、非通常状態のタイミングで、表示画面13Gに右向きの矢印と「右に打て」というメッセージとを含んだ右打ち推奨映像が表示されるようになっている。その所定のタイミングとしては、遊技を開始したとき、小当り遊技及び大当り遊技を開始したとき、及び、大当り遊技後に遊技状態が非通常状態と通常状態との間で切り替わったときが挙げられる。
<特別図柄について>
ところで、第1の当否判定の判定結果は、上述したように、特別図柄41,42,43の図柄組合せにて報知されるが、本実施形態では、特別図柄41,42,43の間で図柄のデザインが異なっている。以下、特別図柄41,42,43を区別する場合には、特別図柄41を「第1特別図柄41」といい、特別図柄42を「第2特別図柄42」といい、特別図柄43を「第3特別図柄43」ということとする。
図8に示すように、特別図柄41,42,43は、それぞれ1~9の数字を表示する数字図柄41A,42A,43Aを1つずつ含んだ9種類からなる。それら数字図柄41A,42A,43Aは、何れも例えば四角形の無地の背景に数字を重ねた態様になっている。そして、特別図柄41,42,43のうち、第3特別図柄43は全種類が数字図柄43Aのみで構成されているに対し、第1及び第2の特別図柄41,42は、全種類が数字図柄41A,42Aに、数字図柄以外の図柄構成要素を重ねた態様になっていて、それら図柄構成要素は、パチンコ遊技機10の演出テーマに関連するものになっている。
本実施形態のパチンコ遊技機10の演出のテーマは、例えば「鳥類国」になっている。具体的には、鳥類国に属する「ペンギン」、「アヒル」,「フクロウ」等の鳥たちが子育てに奮闘するというものになっている。
第1特別図柄41の全種類は、数字図柄41Aに、「ペンギン」、「アヒル」,「フクロウ」等の互いに異なる種類の鳥をモチーフとしたキャラクター図柄41Bを各数字図柄41Aの後に重ねてなるキャラクター付特図になっている。
第2特別図柄42の全種類は、鳥の卵をモチーフとしたキャラクター図柄42Bを各数字図柄42Aの後に重ねてなるキャラクター付特図になっている。また、それらキャラクター図柄42Bには、それぞれ何れの鳥の卵であるかが記載されていて、第1と第2の特別図柄41,42の間で、同じ数字の数字図柄41A,42Aに重ねられたキャラクター図柄41B,42Bの鳥の種類は同一になっている。
特別図柄41,42,43は、通常は、表示画面13Gに表示されず、第1の当否判定が行われときに表示画面13Gに表示され、図10(E)に示すように、表示画面13Gおける下側両角部近傍の左位置13Lと右位置13Rと、それらより上方でかつそれらの中央となる中位置13Cとに分けて各特別図柄41,42,43が停止表示される。同図に示される判定報知演出の一態様では、第1特別図柄41が中位置13Cに表示され、第2特別図柄42が右位置13Rに表示され、第3特別図柄43が左位置13Lに表示された例が示されている。
具体的には、第1の判定報知演出が開始されると、図9に示すように、まず表示画面13Gに第1特別図柄41が登場する。第1特別図柄41は、図9(A)から図9(C)の変化に示すように、図柄が1種類ずつ、表示画面13Gの大部分を占める大きさをなして登場し、表示画面13Gを移動して消えた後、次の図柄が登場して図柄が切り替わっていく。また、図柄が登場する位置及び移動する方向が図柄間で互いに異なっている。そして、停止表示される図柄が登場すると、キャラクター図柄41Bが表示画面13Gの中央でポーズを決めた状態になり、数字図柄41Aが中位置13Cで確定表示される。また、第1特別図柄41が確定表示される前に、図10(D)に示すように、第2特別図柄42が右位置13Rに登場すると共に、第3特別図柄43が表示画面13Gの左位置13Lに登場し、スクロール表示される。
このとき、第1特別図柄41は、図9(A)~図9(C)に示すように、例えば、1種類ずつ図柄が表示されるのに対し、第2及び第3の特別図柄42,43は、図10(D)に示すように、例えば、3種類ずつ図柄が表示され、それら3種類の図柄が上方に向かうに従って側方にずれるように斜め上下方向に並んで一方から他方へと移動するようにスクロール表示されると共に、3種類並んだ図柄のうち中央に位置する図柄が両横の図柄より大きくなるように表示されている。また、第1特別図柄41は、数字図柄41Aが第2及び第3の特別図柄42,43の数字図柄42A,43Aと同じ大きさに表示される一方、キャラクター図柄41Bが第2特別図柄42のキャラクター図柄42Bに比べて2倍以上の大きさをなし、第2特別図柄42及び第3特別図柄43の後ろに重なっている。さらに、第1特別図柄41(詳細には、停止表示される第1特別図柄41の図柄)は、数字図柄41Aとキャラクター図柄41Bと登場するタイミングが同じであるものの、停止表示されるまでの表示態様が異なっている。具体的には、図9,10に示すフクロウのキャラクター図柄41Bでは、横方向を向いて羽ばたきながら移動し、中位置13Cに位置すると前側を向いてポーズをとった状態に変化するのに対し、それに対応する数字図柄41Aは、中位置13Cで数字図柄が旋回するように登場し、停止表示されるときに大きく表示された後、元の大きさに戻るように変化する。一方、第2特別図柄42は、数字図柄42Aとキャラクター図柄42Bとが一体になった状態で登場し、その状態を維持しながらスクロール表示される。
図10(E)に示すように、第2及び第3の特別図柄42,43が順次、変動表示を終了して、特別図柄41,42,43の揺れが止まって停止表示が確定されると(つまり、確定停止されると)、そのときの特別図柄41,42,43の図柄組み合わせによって、第1の当否判定の当否判定が大当りか小当りか外れかが報知される。
なお、本実施形態では、図9及び図10に示すように、第1特別図柄41において数字図柄41Aの後ろに対応するキャラクター図柄41Bが重なるように表示されていたが、例えば、数字図柄41Aの後ろに対応するキャラクター図柄41Bを重ねない構成としてもよい。この場合でも、数字図柄41Aとキャラクター図柄41Bの登場及び停止するタイミングを揃えたり、表示態様を合わせたり、近似させることで、数字図柄41Aとキャラクター図柄41Bとが対応をしていることを示唆できる。
なお、本実施形態では、特別図柄41,42,43が第1特別図柄41,第2特別図柄42,第3特別図柄43の順で停止表示され、その停止順によって数字図柄以外の図柄構成要素を異ならせたとも言える。
なお、特別図柄41,42,43の変動表示は、上記した態様に限らず、例えば、特別図柄41,42,43が小さな表示から徐々に大きくなって消え、次の図柄に切り替わる態様であってもよい。さらに、図9,10では、リーチ状態にならずに外れとなる図柄組合せの態様を例示したが、例えば、特別図柄41,42,43の変動中にリーチ演出に発展する構成としてもよい。このとき、第1特別図柄41及び第2特別図柄42のキャラクター図柄41B,42Bの種類によってリーチ演出の内容を異ならせてもよい。具体的には、例えば、キャラクター図柄41B,42Bが「ペンギン」関連である場合には、ペンギンの足の間から卵が転がり落ちて氷の上をすべり、ペンギンがその卵を救出することができるかどうかという内容のリーチ演出とし、キャラクター図柄41B,42Bのキャラクタとリーチ演出を関連させることで、当否判定の演出の趣向性を高めることができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄41,42,43が停止表示される位置が、ランダムに変化する構成となっている。具体的には、特別図柄41,42,43が停止表示される位置は、図11に示すように、6パターン設定され、特別図柄41,42,43の停止図柄と同様に、第1の当否判定権が発生したときに取得される乱数値に基づいてランダムに決定される。
しかも、本実施形態では、停止表示される位置によって、特別図柄41,42,43の表示態様が異なっている。具体的には、第1特別図柄41については、中位置13Cで停止表示される場合には、例えば、図10(E)に示すように、キャラクター図柄41Bが表示画面13Gの上部から登場して画面中央に移動して翼を水平に広げた状態で表示され、左位置13Lで停止表示される場合には、例えば、図12に示すように、キャラクター図柄41Bが表示画面13Gの左端から登場して画面中央に移動して翼を右下がりに傾斜させた状態で表示され、右位置13Rで停止表示される場合には、例えば、図13に示すように、キャラクター図柄41Bが表示画面13Gの右端から登場して画面中央に移動して翼を左下がりに傾斜させた状態で表示される。また、第2特別図柄42及び及び第3特別図柄43については、右位置13Rに停止表示される場合には、右上部に向かって時計回り方向に変動表示され、左位置13Lに停止表示される場合には、左上部に向かって反時計回りに変動表示され、中位置13Cに停止表示される場合には、右から左に半時計回りに変動表示される。
さらに、本実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄41,42,43の図柄が複数種類(例えば、2種類)設定されていて、例えば、通常状態では前述した図8に示す通常図柄が使用され、非通常状態では特殊図柄が使用されるようになっている。
図14に示すように、特殊図柄は、特別図柄41,42,43の全種類がキャラクター図柄41B,42B,43Bを各数字図柄41A,42A,43Aの後ろに重ねてなるキャラクタ付特図になっている。詳細には、第2特別図柄42のキャラクター図柄42Bは、第1特別図柄42と同一種類の鳥がモチーフとなっていて、キャラクター図柄41Bが雄、キャラクター図柄42Bが雌となっている。また、第3特別図柄43のキャラクター図柄43Bは、キャラクター図柄41B,42Bの同一の種類の鳥の赤ちゃんがモチーフとなっていてる。なお、本実施形態では、第1特別図柄41は、通常図柄と特殊図柄が同一になっているが、異ならせてもよい。
特殊図柄を使用した第1の判定報知演出が実行されると、上述した通常図柄の第1特別図柄41のときと同様に第1特別図柄41が登場した後、停止表示されるキャラクター図柄41Bが画面中央から停止位置の近傍に移動すると共に小さく表示されて停止表示される。そして、第2特別図柄42が右位置13Rに、第3特別図柄43が中位置13Cに順に登場する。第2及び第3の特別図柄42,43は、例えば、3種類の図柄がスクロール表示され、中央に位置する図柄が両横の図柄より大きく表示され、停止表示されるときに停止表示されるキャラクター図柄42B,43Bがさらに大きく表示された後、数字図柄43Bの後方に小さくなって表示され、図14に示す状態で確定停止される。
上述したように、本実施形態のパチンコ遊技機10は、演出のテーマが鳥たちが子育てに奮闘するというものになっていて、通常状態では、特別図柄41,42,43により鳥たちが卵を羽化させる様子が描かれ、非通常状態では、特別図柄41,42,43により卵から雛が孵って成長していく様子が描かれている。即ち、本実施形態の特別図柄41,42,43によれば、キャラクター図柄41B,42B,43Bによって遊技のストーリを演出することができるようになっている。
図15には、本実施形態のパチンコ遊技機10の主制御部50が示されている。この主制御部50は、各入賞口14,15,16の入賞に基づく検出信号を受け取り、その検出信号に基づいて乱数生成部50Aにて生成された乱数値を取得する。そして、その乱数値から当否判定、大当り種別、判定報知演出の種類、各特別図柄41,42,43の停止図柄、特別図柄41,42,43の停止位置の種類等の情報を取得して演出に関する情報を演出制御部51に出力する。
演出制御部51は、取得した情報に基づいて演出処理プログラムを実行する。そして、、当否判定、大当り種別、判定報知演出の種類、各特別図柄41,42,43の停止図柄、特別図柄41,42,43の停止位置の種類等の情報に基づいて特別図柄データテーブル52、停止位置データテーブル53を含む複数のデータテーブルから対応するデータを取得して表示装置13及びスピーカ10Sに出力する。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。第1又は第2の始動入賞口14,15に遊技球が入賞すると、入賞に起因して第1の判定報知演出が実行される。第1の判定報知演出では、特別図柄41,42,43の図柄組合せにて判定結果が報知される。ここで、本実施形態では、数字図柄毎に図柄構成要素(詳細には、キャラクター図柄)を備え、その数字図柄毎の図柄構成要素を第1と第2と第3の特別図柄41,42,43の間で互いに異ならせたので、特別図柄41,42,43における趣向性を従来より高めることが可能となる。
また、本実施形態では、第1特別図柄41の各キャラクター図柄41Bが第1属性(詳細には、「鳥」又は「鳥の雄」という属性)を有し、第2特別図柄42の各キャラクター図柄42Bが第2属性(詳細には、「鳥の卵」又は「鳥の雌」という属性)を有し、第3特別図柄43の各キャラクター図柄43Bが第3属性(詳細には、「鳥の赤ちゃん」という属性)を有するので、第1特別図柄41の間、第2特別図柄42の間及び第3特別図柄43の間で統一感を出すことができる。
さらに、本実施形態では、図9(A)に示すように、第1特別図柄41のキャラクター図柄41Bを第2及び第3の特別図柄42,43の何れか一方又は両方に重なる大きさとし、従来にない趣向性の高い特別図柄41,42,43の表示態様となっている。
[第2実施形態]
前記第1実施形態では、第1特別図柄41のキャラクター図柄41Bが数字図柄41Aと連動して登場及び停止する点から、キャラクター図柄41Bが第1特別図柄41に含まれるものと捉えているが、以下のように捉えることもできる。即ち、キャラクター図柄41Bは、第1特別図柄41の数字図柄41Aと異なる表示態様をとると共に、第2及び第3の特別図柄42,43の後ろに重ねて表示されるという点から、第1特別図柄41に含まれるものでなく、特別図柄41,42,43の後ろに重ねられ、特別図柄41,42,43の図柄変動に連動する演出映像の一部であると捉えることもできる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、キャラクター図柄41B,42B,43Bとして、「動物(詳細には、鳥)」を例示したが、「人間」としてもよい。その際、キャラクター図柄41B、42B,43Bの例えば、人間関係、能力、スポーツにおいて担当するポジション等を当否判定の判定結果や演出の内容に関連づけることができる。
(2)上記実施形態では、図8に示すように、通常図柄において第2特別図柄42の各数字図柄42A毎にキャラクター図柄42Bが異なる構成となっていたが、同一であってもよい。この構成としても、数字図柄毎に第1と第2と第3の特別図柄41,42,43の図柄のデザインを異ならせることができる。
(3)上記実施形態では、特別図柄41,42,43の停止位置が常時、ランダムに変化する構成となっていたが、例えば、特定の遊技状態や、特定の演出においてのみ停止位置が変化する構成であってもよい。
(4)上記実施形態では、特別図柄41,42,43の図柄が複数種類、設定され、遊技状態によって使い分ける構成としていたが、例えば、判定報知演出の演出の種類毎や、シナリオ毎に切り替えてもよい。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
<付記>
以下、上述した実施形態から抽出される発明群について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお、以下では、理解の容易のため、上記実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
[発明1]
表示画面に、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第1の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第2の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第3の特図とが、順次、停止表示され、停止表示が確定した前記第1、第2及び第3の特図の前記数字図柄の図柄組み合わせによって当否判定の判定結果を報知する遊技機において、
前記数字図柄毎に、前記数字図柄を除いた前記第1と第2と第3の特図の図柄構成要素が互いに異なる遊技機。
発明1によれば、数字図柄毎に図柄構成要素を備え、その数字図柄毎の図柄構成要素を第1と第2と第3の特図の間で互いに異ならせたので、特別図柄における趣向性を従来より高めることが可能となる。
[発明2]
前記第1、第2及び第3の特図のうち何れか2つの特図は、各前記数字図柄に対応した前記図柄構成要素としての非数字図柄を各前記数字図柄の後ろに重ねてなる複合特図であり、
残り1つの特図は、各前記数字図柄の後ろに重なる前記非数字図柄を有しない単独特図である発明1に記載の遊技機。
第1、第2及び第3の特図において、それぞれが非数字図柄を備える構成であってもよいし(発明6の構成)、発明2のように、第1、第2及び第3の特図のうちの何れか2つの特図において、非数字図柄を備える構成であってもよい。
[発明3]
前記複数の第1の特図のぞれぞれに含まれる前記非数字図柄は、共通の第1属性を有し、前記複数の第2の特図のぞれぞれに含まれる前記非数字図柄は、前記第1属性と異なる共通の第2属性を有する発明2に記載の遊技機。
発明3によれば、第1の特図の各非数字図柄が共通の第1属性を有し、第2の特図の各非数字図柄が第2属性を有するので、複数の第1の特図の間及び複数の第2の特図の間で統一感を出すことができる。
[発明4]
前記第1属性は、人又は動物等の意志を持って動くものであり、前記第2属性は、意志を持って動かないものである発明3に記載の遊技機。
第1属性及び第2属性は、どのようなものであってもよいが、例えば、発明4のように、第1属性を人又は動物等の意志を持って動くものとし、第2属性を意志を持って動かないものとしてもよい。
[発明5]
各前記第1の特図に含まれる前記非数字図柄は、各前記第2の特図に含まれる前記非数字図柄の2倍以上の大きさである発明2から発明4の何れか1に記載の遊技機。
第1及び第2の特図の各非数字図柄は、同程度の大きさであってもよいが、例えば、発明5のように、第1の特図の非数字図柄を第2の特図の非数字図柄に比べて大きくした構成としてもよい。
[発明6]
前記第1、第2及び第3の特図は、何れも各前記数字図柄に対応した前記図柄構成要素としての非数字図柄を各前記数字図柄の後ろに重ねてなる複合特図である発明1に記載の遊技機。
[発明7]
前記複数の第1の特図のぞれぞれに含まれる非数字図柄は、共通の第1属性を有し、
前記複数の第2の特図のぞれぞれに含まれる非数字図柄は、前記第1属性と異なる共通の第2属性を有し、
前記複数の第3の特図のぞれぞれに含まれる非数字図柄は、前記第1属性及び前記第2属性と異なる共通の第3属性を有する発明6に記載の遊技機。
発明7によれば、第1の特図の各非数字図柄が共通の第1属性を有し、第2の特図の各非数字図柄が第2属性を有し、第3の特図の各非数字図柄が共通の第3属性を有するので、複数の第1の特図の間、複数の第2の特図の間及び複数の第3の特図の間で統一感を出すことができる。
[発明8]
各前記第1の特図に含まれる前記非数字図柄は、前記第2又は第3の特図の後ろに重なる大きさをなしている発明1から発明7の何れか1に記載の遊技機。
第1、第2及び第3の特図の各非数字図柄は同程度の大きさであってもよいし、例えば、発明8のように、第1の特図の非数字図柄を比較的大きくして、第2又は第3の特図の後ろに重なる大きさとしてもよい。
[発明9]
前記第1と第2の第3の特図は、それらが停止表示される位置が、前記当否判定が複数回行われる間に変化する発明1から発明8の何れか1に記載の遊技機。
発明9によれば、第1と第2と第3の特図の停止表示の位置を変化させることで、特図の表示態様の種類を増やすことができる。
[発明10]
前記第1と第2の第3の特図が停止表示される順番がランダムに変化する発明9に記載の遊技機。
発明10によれば、停止する位置をランダムに変化させるので、さらに特図の表示態様の種類を増やすことができる。
[発明11]
停止表示される位置によって前記第1と第2の第3の特図の少なくとも1つの前記図柄構成要素としての非数字図柄の表示態様が異なる発明9又は10に記載の遊技機。
発明11によれば、停止表示される位置によって非数字図柄の表示態様を異ならせることで、特図の表示態様の種類を増やして、趣向性を向上させることができる。
[発明12]
前記第1と第2と第3の特図のうち少なくとも1つは、前記数字図柄と前記図柄構成要素としての非数字図柄が別々に登場して互いに異なる表示態様をとる発明1から発明11の何れか1に記載の遊技機。
発明12によれば、数字図柄と非数字図柄とが別々に登場し、互いに異なる表示態様をとるので、特図の表示態様の種類を増やして、趣向性を向上させることができる。
[発明13]
表示画面に、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第1の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第2の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第3の特図とが、順次、停止表示され、停止表示が確定した前記第1、第2及び第3の特図の前記数字図柄の図柄組み合わせによって当否判定の判定結果を報知する遊技機において、
各前記第1の特図は、各前記数字図柄に対応する非数字図柄を各前記数字図柄の後ろに重ねてなり、
各前記第1の特図に含まれる前記非数字図柄は、前記第2の特図又は前記第3の特図の後ろにも重なる大きさをなしている遊技機。
発明11によれば、第1の特図において各数字図柄に対応する非数字図柄を備え、その非数字図柄を第2の特図又は第3の特図にも重なる大きさとしたので、特別図柄における趣向性を従来より高めることが可能となる。
[発明14]
表示画面に、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第1の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第2の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第3の特図とが、順次、停止表示され、停止表示が確定した前記第1、第2及び第3の特図の前記数字図柄の図柄組み合わせによって当否判定の判定結果を報知する遊技機において、
前記第1と第2の第3の特図は、それらが停止表示される位置が、前記当否判定が複数回行われる間に変化する遊技機。
発明14によれば、第1と第2と第3の特図が停止表示される位置を変化させたので、特図の停止パターンを増やすことができ、特別図柄における趣向性を従来より高めることが可能となる。
[発明15]
前記第1と第2の第3の特図が停止表示される位置がランダムに変化する発明14に記載の遊技機。
発明15によれば、停止表示される位置をランダムに変化させるので、さらに特図の停止パターンを増やすことができる。
10 遊技機
13 表示装置
14,15,16,20,21 入賞口
20 大入賞口
41,42,43 特別図柄
41A,42A,43A 数字図柄
41B,42B,43B キャラクター図柄

Claims (1)

  1. 表示画面に、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第1の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第2の特図と、互いに異なる1つの数字図柄をそれぞれが含んでなる複数の第3の特図とが、順次、停止表示され、停止表示が確定した前記第1、第2及び第3の特図の前記数字図柄の図柄組み合わせによって当否判定の判定結果を報知する遊技機において、
    各前記第1の特図は、各前記数字図柄に対応する非数字図柄を各前記数字図柄の後ろに重ねてなり、
    各前記第1の特図に含まれる前記非数字図柄は、前記第2の特図又は前記第3の特図の後ろにも重なる大きさをなしている遊技機。
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