JP2022099501A - 加工システム - Google Patents

加工システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022099501A
JP2022099501A JP2020213294A JP2020213294A JP2022099501A JP 2022099501 A JP2022099501 A JP 2022099501A JP 2020213294 A JP2020213294 A JP 2020213294A JP 2020213294 A JP2020213294 A JP 2020213294A JP 2022099501 A JP2022099501 A JP 2022099501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
workpiece
virtual reality
reality space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020213294A
Other languages
English (en)
Inventor
浩一 橋本
Koichi Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2020213294A priority Critical patent/JP2022099501A/ja
Publication of JP2022099501A publication Critical patent/JP2022099501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

Figure 2022099501000001
【課題】載置台に載置された被加工物に対する加工用画像の位置決めを容易に行うことができると共に、加工後の被加工物の見栄えを事前に確認する。
【解決手段】加工システム10は、加工用画像に基づいて被加工物を加工する加工装置20と、現実空間の画像を撮影する撮影装置42と、現実空間の画像に重なるように仮想現実空間上の加工用画像を表示する表示装置44と、制御装置32と、を備える。制御装置32は、被加工物が載置台に載置されているときに、表示装置44に表示された被加工物上に、仮想現実空間上の加工用画像を配置する画像配置部34と、載置台に載置された被加工物と仮想現実空間上の加工用画像との相対的な位置関係を記憶する記憶部33と、を備える。加工装置(箔転写装置)20は、加工用画像および相対的な位置関係に基づいて被加工物を加工する。
【選択図】図3

Description

本発明は、加工システムに関する。
従来から、記録紙や布等の被加工物に画像等を印刷する印刷装置や、意匠性の向上等を目的として被加工物に刺繍を施す刺繍機および被加工物に箔転写する箔転写装置等の加工装置が用いられている。これらの加工装置では、所定の加工用画像に基づいて被加工物を加工する。
例えば、被加工物に画像を印刷する場合には事前に以下の準備が必要である。まず、加工装置に接続されたコンピュータにおいて、被加工物の形状およびサイズ等が設定される。次いで、被加工物に対して画像が所望の位置に所望の大きさで印刷されるように、画像の位置を設定する。その後、ディスプレイ上に表示された画像を参考にして、加工装置の載置台上の特定の位置に被加工物を配置する。
しかしながら、ディスプレイ上に表示された画像を参考にして、実際に載置台に載置された被加工物の所望の位置に画像が印刷されるように載置台上に被加工物を正確に配置することは困難である。また、被加工物に対して実際に印刷される画像の位置、大きさおよび色合いを事前に確認することは困難である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、載置台に載置された被加工物に対する加工用画像の位置決めを容易に行うことができると共に、加工後の被加工物の見栄えを事前に確認することができる加工システムを提供することである。
本発明に係る加工システムは、被加工物が載置される載置台を有し、所定の加工用画像に基づいて前記被加工物を加工する加工装置と、現実空間の画像を撮影する撮影装置と、前記現実空間の画像に重なるように仮想現実空間上の前記加工用画像を表示する表示装置と、前記加工装置、前記撮影装置および前記表示装置に接続された制御装置と、を備えている。前記制御装置は、前記被加工物が前記載置台に載置されているときに、前記表示装置に表示された前記被加工物上に、前記仮想現実空間上の前記加工用画像を配置する画像配置部と、前記載置台に載置された前記被加工物と前記仮想現実空間上の前記加工用画像との相対的な位置関係を記憶する記憶部と、を備えている。前記加工装置は、前記加工用画像および前記相対的な位置関係に基づいて前記被加工物を加工する。
本発明の加工システムによると、画像配置部は、表示装置に表示された被加工物上に、仮想現実空間上の加工用画像を配置する。即ち、現実空間の画像上に、仮想現実空間上の加工用画像を配置することによって、被加工物に対する加工用画像の位置決めを行うことができる。このように、被加工物に対する加工用画像の配置を1つのプロセスで実施することができ、加工用画像を被加工物上の所望の位置に容易に配置することができる。このときに表示される現実空間の被加工物と被加工物上に配置された仮想現実空間上の加工用画像の組み合わせは、加工後の被加工物に相当するため、加工後の被加工物の見栄え(外観)を事前に確認しながら、加工用画像を被加工物上の所望の位置に配置することができる。そして、加工装置は、載置台に載置された被加工物と仮想現実空間上の加工用画像との相対的な位置関係および加工用画像に基づいて被加工物を加工することができるため、被加工物を精度よく加工することができる。
本発明によれば、載置台に載置された被加工物に対する加工用画像の位置決めを容易に行うことができると共に、加工後の被加工物の見栄えを事前に確認することができる加工システムを提供することができる。
一実施形態に係る加工システムの構成例を示す概要図である。 一実施形態に係る箔転写装置を示す斜視図である。 一実施形態に係る加工システムの制御系のブロック図である。 一実施形態に係る加工用画像である。 一実施形態に係る載置台上に載置された被加工物に加工用画像が重ねられた状態を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る加工システムを説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1に示すように、加工システム10は、被加工物5(図2参照)を加工する加工装置20と、操作端末30と、ヘッドマウントディスプレイ40とを備えている。操作端末30と加工装置20とは、伝送路L1により相互に接続され、無線通信可能に構成されている。操作端末30とヘッドマウントディスプレイ40とは、伝送路L2により相互に接続され、無線通信可能に接続されている。なお、操作端末30と加工装置20とは、有線通信可能に接続されていてもよい。また、操作端末30とヘッドマウントディスプレイ40とは、有線通信可能に接続されていてもよい。
加工装置20は、所定の加工用画像に基づいて被加工物5(図2参照)を加工する。図2に示すように、本実施形態の加工装置20は、箔転写装置(以下、箔転写装置20とすることがある。)である。箔転写装置20は、被加工物5に熱転写箔を転写する装置である。箔転写装置20は、被加工物5が載置される載置台22と、箔転写用ツール24とを有する。箔転写装置20は、載置台22に載置された被加工物5にシート状の熱転写箔(図示せず)を重ねた状態で、箔転写用ツール24によって熱転写箔を押圧および加熱することにより、加工用画像に基づいて被加工物5の表面に熱転写箔中の装飾層(即ち箔)を付与する装置である。
本実施形態の加工装置20は、後述する制御装置32の記憶部33に記憶された所定の加工用画像および相対的な位置関係に基づいて被加工物5を加工する。また、後述するように所定の加工用画像が補正された場合には、加工装置20は、記憶部33に記憶された補正後の加工用画像および他の相対的な位置関係に基づいて被加工物5を加工する。
なお、加工装置20は、被加工物5に画像を印刷する印刷装置であってもよい。印刷装置としては、例えば、インクジェット方式により被加工物5上に所定の印刷を行うインクジェットプリンタ等が挙げられる。インクジェットプリンタとして、例えば、紫外線硬化型インクを吐出するUVプリンタが挙げられる。また、加工装置20は、被加工物5に刺繍糸および刺繍針を使用して装飾を施す刺繍装置であってもよい。また、加工装置20は、被加工物5に彫刻を施す彫刻機であってもよい。彫刻機としては、例えば、加工ツールを把持しかつ被加工物5に対して二次元的に相対移動可能なスピンドル備えた彫刻機等が挙げられる。
被加工物5は、例えば、記録紙などの平面シートであってもよいし、携帯電話ケースなどの各種ケース、小型電子機器、キーホルダやフォトフレームやペンなどの部品小物、日用品、バッグ、財布、アクセサリなどの立体物であってもよい。被加工物5の素材は、普通紙、画用紙、和紙やインクジェット用印刷紙などの紙類はもちろんのこと、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)共重合体などの樹脂材料、金、銀、銅、プラチナ、真鍮、アルミ、鉄、チタン、ステンレス等の金属材料、綿、麻、絹等の天然繊維やナイロン、ポリエステル等の化学繊維等から構成された布、カーボン、陶器、セラミック、ガラス、ゴム、皮革、木材板などであってもよい。
図3に示すように、ヘッドマウントディスプレイ40は、撮影装置42と、表示装置44とを備えている。ヘッドマウントディスプレイ40は、ユーザが頭部に装着して用いる装置である。撮影装置42は、現実空間の画像を撮影する。撮影装置42は、例えば、可視光カメラである。表示装置44は、撮影装置42によって撮影された現実空間の画像を表示する。後述するように、表示装置44は、撮影装置42によって撮影された現実空間の画像に重なるように仮想現実空間上の加工用画像を表示する。本実施形態のヘッドマウントディスプレイ40のディスプレイ方式は、ビデオ透過型である。本明細書において「現実空間」とは、撮影装置42が見る空間である。撮影装置42が撮影した画像は現実空間の画像である。また、「仮想現実空間」とは、表示装置44に表示される空間である。この空間には、現実空間にCGで生成された加工用画像が加わる。
本実施形態のヘッドマウントディスプレイ40のように、ヘッドマウントディスプレイ40が撮影装置42を備えている場合には、撮影装置42の視野(撮影範囲)に加工装置20の載置台22およびその周辺をおさめ、例えば、載置台22を認識および追跡しながら被加工物5の表面の載置台22からの相対的な位置を三次元計測する。かかる形態では、後述する制御装置32の記憶部33に載置台22およびその周辺の三次元位置情報を予め記憶させ、載置台22の三次元位置情報および被加工物5の表面の載置台22からの相対的な位置によって、加工装置20における被加工物5の位置情報を算出することができる。なお、三次元計測の方法は、例えば、ステレオカメラを用いる方法、レーザーによりスリット光を投影してスリット光の輝線の移動距離から三角測量する方法等が挙げられる。
図3に示すように、操作端末30は、箔転写装置20およびヘッドマウントディスプレイ40(即ち撮影装置42および表示装置44)に接続された制御装置32を有する。制御装置32は、箔転写装置20、撮影装置42および表示装置44を制御可能に構成されている。制御装置32は、プログラムに従って所定の処理を実行する。制御装置32は、所定の加工用画像をヘッドマウントディスプレイ40(より詳細には表示装置44)および箔転写装置20に送信する。なお、後述するように加工用画像が補正された場合には、制御装置32は、補正後の加工用画像を箔転写装置20に送信する。操作端末30は、ディスプレイ30A(図1も参照)と、キーボードやタッチパネル、マウス等からなる入力装置30B(図1も参照)とを備えている。ディスプレイ30Aは、所定の加工用画像等を表示する。
制御装置32は、典型的にはコンピュータである。制御装置32は、例えば、外部の端末から加工用画像の画像データを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置CPUと、CPUが実行するプログラムを格納したROMと、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAMと、上記プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置とを備えている。図3に示すように、制御装置32は、記憶部33と、画像配置部34と、位置確定部35、画像補正部36と、特定部37とを備えている。制御装置32の各部の機能は、プログラムによって実現されている。このプログラムは、例えばCDやDVDなどの記録媒体から読み込まれる。なお、このプログラムは、インターネットを通じてダウンロードされるものであってもよい。また、制御装置32の各部の機能は、プロセッサおよび/または回路などによって実現可能なものであってもよい。なお、上述した各部の具体的な制御などについては後述する。
記憶部33は、所定の加工用画像15(図4参照)を記憶する。所定の加工用画像15は、例えば、二次元の画像である。図4は、箔転写装置20によって被加工物5に加工される加工用画像15の一例である。図4に示すように、加工用画像15は、りんごのイラストとして識別される第1オブジェクト15Aと、「APPLE」の文字列として識別される第2オブジェクト15Bと、「APPLE」の文字列を囲う枠として識別される第3オブジェクト15Cと、これらの全てを囲う枠として識別される第4オブジェクト15Dとを有している。加工用画像15は、ユーザが操作端末30または外部のコンピュータにインストールされたソフトウェアを用いることによって任意に作成することができる。オブジェクトには、イラスト、写真、文字、図形、記号等が含まれる。
画像配置部34は、被加工物5が載置台22に載置されているときに、表示装置44に表示された被加工物5上に、仮想現実空間上の加工用画像15を配置する。画像配置部34は、表示装置44に表示されるCGによる仮想現実空間画像を以下のようにして生成する。画像配置部34は、まず、撮影装置42によって撮影された現実空間の画像(ここでは三次元画像)を使用して、被加工物5の表面を抽出する。次に、画像配置部34は、加工用画像15を被加工物5の表面の初期位置に配置する。そして、画像配置部34は、CGにより加工用画像15の仮想現実空間画像を生成する。図5は、撮影装置42によって撮影された現実空間における被加工物5上に、仮想現実空間上の加工用画像15が配置された一例を示す。ここでは、被加工物5として化学繊維から成形されたトートバッグ上に加工用画像15が配置された例を示す。なお、図5に示すように、被加工物5の大きさは載置台22より大きくてもよいし、被加工物5は載置台22からはみ出していてもよい。ユーザが頭部にヘッドマウントディスプレイ40を装着した状態では、表示装置44には撮影装置42によって撮影された現実空間に仮想現実空間のCGが重ねられた画像(即ち仮想現実空間画像)が表示される。ここでは、仮想現実空間には記憶部33に記憶された加工用画像15を表示させることができる。なお、ユーザは、現実空間に仮想現実空間の加工用画像15が重ねられた画像を見ながら、図示しないコントローラ等を用いて使用する加工用画像15を選択し、加工用画像15を配置する位置を決定してもよい。このようにして、画像配置部34は、表示装置44に表示された被加工物5上に、仮想現実空間上の加工用画像15を配置する。上記コントローラとしては、例えば、ジョイスティックや4方向キーやマウス等が挙げられ、これらを操作することによって仮想現実空間上の加工用画像15の位置を所望の位置に配置することができる。トートバッグのような加工面積が比較的大きい物品では、画像の配置位置によって印象が変わるため、ユーザは上述のような比較的簡単な方法により試行錯誤を重ね画像の配置位置を所望の位置に決定することができる。なお、表示装置44に表示される加工用画像15には、被加工物5の色を考慮しない場合(例えば印刷の場合には被加工物5に白の下地を形成した後に下地の上に加工用画像15を印刷する場合)の加工用画像と、被加工物5の色を考慮する場合(例えば印刷の場合には被加工物5に直接加工用画像15を印刷する場合)の加工用画像とが含まれる。
位置確定部35は、表示装置44において被加工物5上に配置された仮想現実空間上の加工用画像15の位置を確定する。例えば、ユーザは載置台22に載置された被加工物5を移動させることによって、被加工物5に対する仮想現実空間上の加工用画像15の位置を変更することができる。ユーザは、上述のコントローラを用いて仮想現実空間上の加工用画像15の最終的な位置を確定する。位置確定部35は、ユーザが被加工物5を載置台22上で移動させた場合は、撮影装置42によって撮影された現実空間の画像(ここでは三次元画像)を使用して、被加工物5の表面を再抽出する。次に、位置確定部35は、加工用画像15を被加工物5の表面の初期位置に配置する。そして、位置確定部35は、CGにより加工用画像15の仮想現実空間画像を生成する。位置確定部35は、表示装置44に表示された被加工物5(例えば被加工物5の位置や大きさ)および位置が確定された仮想現実空間上の加工用画像15から載置台22に載置された被加工物5と仮想現実空間上の加工用画像15との相対的な位置関係を算出する。載置台22に載置された被加工物5と仮想現実空間上の加工用画像15との相対的な位置関係は記憶部33に記憶される。即ち、記憶部33は、被加工物5に対する加工用画像15の相対的な位置情報(即ち被加工物5のどの部分に加工用画像15が配置されているかの情報)を記憶する。
画像補正部36は、表示装置44に表示された被加工物5上に配置された仮想現実空間上の加工用画像15を補正する。加工用画像15を補正するとは、例えば、加工用画像15の大きさの変更(拡大および縮小)、加工用画像15の角度の変更、加工用画像15の色の変更、および、加工用画像15の被加工物5に対する位置の変更等が含まれる。ユーザは、現実空間における被加工物5に仮想現実空間上の加工用画像15が重ねられた画像(即ち仮想現実空間画像)を見ながら、上述のコントローラを用いて加工用画像15を補正する。このようにして、画像補正部36は、仮想現実空間上の加工用画像15を補正する。画像補正部36は、ユーザがコントローラを用いて被加工物5上の加工用画像15の位置を動かした場合は、CGにより変位後の加工用画像15の仮想現実空間画像を生成する。画像補正部36は、例えば、被加工物5の色に基づいて、仮想現実空間上の加工用画像15を補正する。即ち、画像補正部36は、被加工物5のうち加工用画像15が配置される部分の色を考慮した加工用画像15に補正する。同じ加工用画像15であっても下地の色が異なる場合には、加工後(例えば印刷後)の加工用画像15の色合いが異なる。画像補正部36は、被加工物5の加工前に事前に被加工物5の色を考慮して加工用画像15の色を変更することができる。画像補正部36によって加工用画像15が補正された場合には、補正後の加工用画像15および載置台22に載置された被加工物5と仮想現実空間上の補正後の加工用画像15との相対的な他の位置関係(位置確定部35によって算出される)は記憶部33に記憶される。
特定部37は、撮影装置42によって撮影された被加工物5の模様に基づいて、被加工物5の位置を特定する。例えば、載置台22に載置された被加工物5に対する仮想現実空間上の加工用画像15の位置が確定された後に、被加工物5の位置を移動させることが起こり得る。本実施形態の加工システム10では、被加工物5を移動させたとしても、撮影装置42によって被加工物5を撮影することで被加工物5の模様が特定される。特定部37は、撮影された模様に基づいて載置台22のどの位置に被加工物5がどの方向を向いて配置されているかを特定する。なお、被加工物5の模様の情報(例えば模様自体や模様の位置情報)は、予め撮影装置42等によって撮影されて記憶部33に記憶される。ここで、模様としては以下のものが挙げられる。例えば、被加工物5が皮革の場合には皮(革)をしぼませて作成された「シボ」、被加工物5の表面に形成された文字や記号(例えばモノグラム柄)、被加工物5が繊維製品の場合には繊維の織られ方のパターン、被加工物5が木材の場合には木目、被加工物5が和紙の場合には漉きにより無秩序に並んだ繊維のパターン等が模様として挙げられる。
特定部37は、撮影装置42によって撮影された被加工物5の目印に基づいて、被加工物5の位置を特定する。この場合、被加工物5には目印が予め設けられている。目印は、例えば、ステルスインク(不可視インク)や容易に消すことができるインク等で形成される。本実施形態の加工システム10では、被加工物5を移動させたとしても、撮影装置42によって被加工物5を撮影することで被加工物5の目印が特定される。特定部37は、撮影された目印に基づいて載置台22のどの位置に被加工物5がどの方向を向いて配置されているかを特定する。なお、被加工物5の目印の情報(例えば目印の形状や目印の位置情報)は、予め記憶部33に記憶される。
以上のように、本実施形態の加工システム10によると、画像配置部34は、表示装置44に表示された被加工物5上に、仮想現実空間上の加工用画像15を配置する。即ち、現実空間の画像上に、仮想現実空間上の加工用画像15を配置することによって、被加工物5に対する加工用画像15の位置決めを行うことができる。このように、被加工物5に対する加工用画像15の配置を1つのプロセスで実施することができ、加工用画像15を被加工物5上の所望の位置に容易に配置することができる。このときに表示される現実空間の被加工物5と被加工物5上に配置された仮想現実空間上の加工用画像15の組み合わせは、加工後の被加工物5に相当するため、ユーザは加工後の被加工物5の見栄え(外観)を事前に確認しながら、加工用画像15を被加工物5上の所望の位置に配置することができる。そして、加工装置20は、載置台22に載置された被加工物5と仮想現実空間上の加工用画像15との相対的な位置関係および加工用画像15に基づいて被加工物5を加工することができるため、被加工物5を精度よく加工することができる。
本実施形態の加工システム10によれば、制御装置32は、表示装置44に表示された被加工物5上に配置された仮想現実空間上の加工用画像15を補正する画像補正部36を備え、記憶部33は、載置台22に載置された被加工物5と仮想現実空間上の補正後の加工用画像15との相対的な他の位置関係を記憶してもよい。これにより、現実空間の画像上に配置された仮想現実空間上の加工用画像15を確認したユーザは、被加工物5に対する加工用画像15を所望の態様に変更することができる。即ち、画像補正部36によって加工用画像15の位置、大きさ、角度や色等を補正した後に、加工装置20は、載置台22に載置された被加工物5と仮想現実空間上の補正後の加工用画像15との相対的な他の位置関係および補正後の加工用画像15に基づいて被加工物5を加工することができる。
本実施形態の加工システム10によれば、画像補正部36は、被加工物5の色に基づいて、仮想現実空間上の加工用画像15を補正する。例えば、被加工物5に加工用画像15を印刷する場合、加工用画像15が印刷される部分の被加工物5の色によって、印刷後の加工用画像15の色合いが異なる。本実施形態では、現実空間における被加工物5の色を確認しながら加工用画像15を配置するため、画像補正部36が加工用画像15を補正することによって、ユーザは被加工物5の色を活かした加工用画像15を事前に確認することができる。
本実施形態の加工システム10によれば、制御装置32は、撮影装置42によって撮影された被加工物5の模様に基づいて、被加工物5の位置を特定する特定部37を備えていてもよい。これにより、被加工物5に対する加工用画像15の位置が確定した後に載置台22上の被加工物5を移動させても、被加工物5と加工用画像15との相対的な位置関係を保ちつつ加工用画像15に基づいて適切に当該被加工物5を加工することができる。
本実施形態の加工システム10によれば、制御装置32は、撮影装置42によって撮影された目印に基づいて、被加工物5の位置を特定する特定部37を備えていてもよい。これにより、被加工物5に対する加工用画像15の位置が確定した後に載置台22上の被加工物5を移動させても、被加工物5と加工用画像15との相対的な位置関係を保ちつつ加工用画像15に基づいて適切に当該被加工物5を加工することができる。
本実施形態の加工システム10によれば、目印は、ステルスインクによって形成されている。これにより、加工用画像15に基づいて適切に被加工物5を加工することができると共に、加工された被加工物5の意匠性が損なわれない。
本実施形態の加工システム10は、表示装置44と撮影装置42とを有するヘッドマウントディスプレイ40を備えている。かかる構成のヘッドマウントディスプレイ40を用いることによって、加工用画像15を被加工物5上の所望の位置に容易に配置することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、加工システム10は、ヘッドマウントディスプレイ40を備えていたが、これに限定されない。例えば、撮影装置としての背面カメラと表示装置としてのディスプレイとを備えたスマートフォンやタブレット端末であってもよい。また、撮影装置として手持ち型のカメラと、該カメラから独立した専用のディスプレイ等の表示装置とを備えていてもよい。このとき、表示装置として操作端末30のディスプレイ30Aを用いてもよい。
上述した実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ40は撮影装置42を備えていたが、これに限定されない。例えば、撮影装置42は、加工装置20の載置台22を俯瞰できる位置(例えば載置台の上方)に固定配置されていてもよい。この場合、撮影装置42は加工装置20に固定されるが、撮影装置42は加工装置20の外部に固定されていてもよい。かかる形態では、制御装置32の記憶部33に載置台22およびその周辺の三次元位置情報を予め記憶させる。撮影装置42は常に加工装置20上の固定した座標系を撮影するため、撮影装置42が撮影する被加工物5の表面を上記座標系において上述した方法と同様にして三次元計測することができる。表示装置44はヘッドマウントディスプレイ40に内蔵されているため、表示装置44に表示される現実空間の画像は、ユーザの顔が向いている方向の画像とは異なる。しかしながら、載置台22に載置された被加工物5の位置をユーザの手で動かすことにより、ユーザは現実感をもって操作することができる。
載置台22には、被加工物5を載置台22に吸着させる機能が設けられていてもよい。例えば、載置台22の表面に複数の吸着孔が設けられており、載置台22の内部に設けられたファン等を駆動させることによって吸着孔を介して載置台22に載置された被加工物5を載置台22に吸着させることができる。例えば、位置確定部35によって、被加工物5上に配置された仮想現実空間上の加工用画像15の位置が確定されたときに、上記ファン等を駆動させてもよい。
5 被加工物
10 加工システム
15 加工用画像
20 箔転写装置(加工装置)
22 載置台
30 操作端末
32 制御装置
33 記憶部
34 画像配置部
35 位置確定部
36 画像補正部
37 特定部
40 ヘッドマウントディスプレイ
42 撮影装置
44 表示装置

Claims (7)

  1. 被加工物が載置される載置台を有し、所定の加工用画像に基づいて前記被加工物を加工する加工装置と、
    現実空間の画像を撮影する撮影装置と、
    前記現実空間の画像に重なるように仮想現実空間上の前記加工用画像を表示する表示装置と、
    前記加工装置、前記撮影装置および前記表示装置に接続された制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記被加工物が前記載置台に載置されているときに、前記表示装置に表示された前記被加工物上に、前記仮想現実空間上の前記加工用画像を配置する画像配置部と、
    前記載置台に載置された前記被加工物と前記仮想現実空間上の前記加工用画像との相対的な位置関係を記憶する記憶部と、を備え、
    前記加工装置は、前記加工用画像および前記相対的な位置関係に基づいて前記被加工物を加工する、加工システム。
  2. 前記制御装置は、前記表示装置に表示された前記被加工物上に配置された前記仮想現実空間上の前記加工用画像を補正する画像補正部を備え、
    前記記憶部は、前記載置台に載置された前記被加工物と前記仮想現実空間上の補正後の前記加工用画像との相対的な他の位置関係を記憶し、
    前記加工装置は、補正後の前記加工用画像および前記相対的な他の位置関係に基づいて前記被加工物を加工する、請求項1に記載の加工システム。
  3. 前記画像補正部は、前記被加工物の色に基づいて、前記仮想現実空間上の前記加工用画像を補正する、請求項2に記載の加工システム。
  4. 前記制御装置は、前記撮影装置によって撮影された前記被加工物の模様に基づいて、前記被加工物の位置を特定する特定部を備えている、請求項1から3のいずれか一項に記載の加工システム。
  5. 前記被加工物には目印が設けられ、
    前記制御装置は、前記撮影装置によって撮影された前記目印に基づいて、前記被加工物の位置を特定する特定部を備えている、請求項1から3のいずれか一項に記載の加工システム。
  6. 前記目印は、ステルスインクによって形成されている、請求項5に記載の加工システム。
  7. 前記表示装置と前記撮影装置とを有するヘッドマウントディスプレイを備えた、請求項1から6のいずれか一項に記載の加工システム。
JP2020213294A 2020-12-23 2020-12-23 加工システム Pending JP2022099501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020213294A JP2022099501A (ja) 2020-12-23 2020-12-23 加工システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020213294A JP2022099501A (ja) 2020-12-23 2020-12-23 加工システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022099501A true JP2022099501A (ja) 2022-07-05

Family

ID=82269688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020213294A Pending JP2022099501A (ja) 2020-12-23 2020-12-23 加工システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022099501A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10324293B2 (en) Vision-assisted input within a virtual world
US9817489B2 (en) Texture capture stylus and method
EP3037924A1 (en) Augmented display and glove with markers as us user input device
US9534326B2 (en) Sewing machine and computer-readable medium storing program
EP2366823A2 (en) Sewing machine and non-transitory computer-readable medium storing sewing machine control program
US20140182463A1 (en) Cutting data generator, cutting apparatus and non-transitory computer-readable medium storing cutting data generating program
JP6828801B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム
JP2000298544A (ja) 入出力装置と入出力方法
US20190091997A1 (en) Printing device, printing method, and non-transitory recording medium
JP2012105078A (ja) 画像合成装置及び画像合成プログラム
WO2017110329A1 (ja) 縫製データ生成プログラム及び縫製データ生成装置
US20180173186A1 (en) Data generating device and non-transitory computer-readable medium
JP2015175071A (ja) 保持部材
JP2016189129A (ja) リボン作成方法、テープ印刷装置およびプログラム
US20070097101A1 (en) User-interface system, method & apparatus
JP2022099501A (ja) 加工システム
WO2018029960A1 (ja) プロッタ、プロッタプログラム、及びプロッタに装着可能なペン
JP2016150491A (ja) 印刷方法およびプリンタとプリントヘッド
JP2019168774A (ja) 加工システム
JP6171676B2 (ja) 入力装置
JP6943015B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
JP6122357B2 (ja) 情報処理装置、文書合成システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2012152924A (ja) 印字装置、印字方法、印字制御プログラム
JP2020161085A (ja) データ作成装置およびデータ作成方法
JP5978096B2 (ja) カッティングデータ作成方法、カッティングデータ作成装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体ならびにカッティング装置