JP2022099193A - 試合映像処理システム - Google Patents

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Akiteru Maeno
英一 細野
Hidekazu Hosono
正晃 山口
Masaaki Yamaguchi
裕介 清水
Yusuke Shimizu
大介 小嶋
Daisuke Kojima
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Abstract

【課題】大掛かりな撮影システムを個人で用意する必要がなく、複数の角度から試合を観戦する。【解決手段】試合映像処理システムは、試合映像及び簡易マッピングデータを生成し、試合映像と対象位置とを対応付けた状態で試合映像及び簡易マッピングデータを送信する複数の撮影装置と、試合映像及び簡易マッピングデータを受信し、簡易マッピングデータの対象位置を試合会場のマップに設定した映像マッピングデータを生成し、試合映像と対象位置との対応関係が維持されるように試合映像及び映像マッピングデータを記憶するサーバ装置と、サーバ装置に記憶された映像マッピングデータを受信して表示部に表示し、対象位置を選択する旨の入力が行われた場合に対象位置に対応付けられる試合映像をサーバ装置から受信して表示部に表示する端末装置とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、試合映像処理システムに関する。
スポーツ等の試合において、試合会場に複数の撮影装置を設置し、これらの撮影装置により撮影した試合映像をサーバに送信し、サーバに送信された複数の試合映像を選択して再生することで、複数の角度から試合を観戦することが可能なシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6385139号公報
上記のシステムは、複数の撮影装置を用いるため大掛かりとなり、個人で用意して設置することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、大掛かりな撮影システムを個人で用意する必要がなく、複数の角度から試合を観戦することが可能な試合映像処理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る試合映像処理システムは、試合を撮影して試合映像を生成し、前記試合映像を撮影した撮影位置及び前記試合映像に含まれる場面の行動の起点となる起点位置の少なくとも一方の対象位置を前記試合が行われる試合会場のマップに設定した簡易マッピングデータを生成し、前記試合映像と前記対象位置とを対応付けた状態で前記試合映像及び前記簡易マッピングデータを送信する複数の撮影装置と、複数の前記撮影装置から送信された前記試合映像及び前記簡易マッピングデータを受信し、受信した複数の前記撮影装置からの前記簡易マッピングデータの前記対象位置を前記試合会場のマップに設定した映像マッピングデータを生成し、それぞれの前記撮影装置で対応付けられた前記試合映像と前記対象位置との対応関係が維持されるように前記試合映像及び前記映像マッピングデータを記憶するサーバ装置と、前記サーバ装置に記憶された前記映像マッピングデータを受信して表示部に表示し、前記映像マッピングデータに設定される複数の前記対象位置のうち一の前記対象位置を選択する旨の入力が行われた場合に、選択された一の前記対象位置に対応付けられる前記試合映像を前記サーバ装置から受信して前記表示部に表示する端末装置とを備える。
本発明によれば、大掛かりな撮影システムを個人で用意する必要がなく、複数の角度から試合を観戦することが可能な試合映像処理システムを提供できる。
図1は、本実施形態に係る試合映像処理システムの一例を模式的に示す図である。 図2は、試合映像処理システムの一例を示す機能ブロック図である。 図3は、簡易マッピングデータを生成する際の動作の一例を模式的に示す図である。 図4は、簡易マッピングデータを生成する際の動作の一例を模式的に示す図である。 図5は、簡易マッピングデータを生成する際の動作の一例を模式的に示す図である。 図6は、映像マッピングデータの一例を示す図である。 図7は、参照情報の変化の一例を示す図である。 図8は、参照情報の変化の一例を示す図である。 図9は、参照情報の変化の一例を示す図である。 図10は、表示部に表示される案内画像の一例を示す図である。 図11は、表示部に表示される案内画像の他の例を示す図である。 図12は、表示部に表示される案内画像の他の例を示す図である。 図13は、表示部に表示される案内画像の他の例を示す図である。 図14は、端末装置の表示部に表示される試合映像の一例を示す図である。 図15は、端末装置の表示部に表示される試合映像の他の例を示す図である。 図16は、本実施形態に係る試合映像処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る試合映像処理システムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る試合映像処理システム100の一例を模式的に示す図である。図2は、試合映像処理システム100の一例を示す機能ブロック図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る試合映像処理システム100は、スポーツ等の試合を撮影し、撮影した試合映像を再生することで試合を観戦するためのシステムである。試合映像処理システム100は、複数の撮影装置10と、サーバ装置20と、端末装置30とを備える。撮影装置10、サーバ装置20及び端末装置30は、例えばネットワークNWを介して互いに通信可能に設けられる。
本実施形態において、試合としては、例えばサッカー、野球、バレーボール、テニス、バドミントン、陸上競技等のスポーツ競技の試合が挙げられる。また、試合としては、例えば地域、学校、組織等で行われる運動会であってもよい。また、試合としては、例えばダンス大会(舞踊競技)、ピアノコンクール(演奏競技)、かるた大会(カード競技又はテーブルゲーム競技)、カラオケ大会(歌唱競技)等のスポーツ以外の競技であってもよい。
撮影装置10は、試合を撮影して試合映像を生成する。撮影装置10としては、例えばビデオカメラ等が挙げられる。なお、撮影装置10は、試合映像を撮影可能な機能を有する機器であればよい。このような機器としては、例えばスマートフォン、タブレット等の携帯端末であってもよいし、撮影機能を搭載したドローン、アクションカメラ、ドライブレコーダー等であってもよい。
図2に示すように、撮影装置10は、撮影部11と、入力部12と、表示部13と、通信部14と、制御部15と、記憶部16とを有する。
撮影部11は、試合の内容を撮影して試合映像を生成する。撮影部11は、例えば撮影対象となる像を取り込むレンズ等の光学系、取り込んだ像を電気信号に変換して試合映像を生成する撮像素子等を含む。
入力部12は、各種情報を入力するための所定の入力操作を行う。入力部12としては、例えばタッチパネル等の入力装置が用いられる。なお、入力部12として、タッチパネルに加えて又はタッチパネルに代えて、ボタン、レバー、ダイヤル、スイッチ又は他の入力装置が用いられてもよい。入力部12は、例えば撮影部11による撮影動作を行う場合に用いることができる。また、入力部12は、例えば試合会場のマップに対象位置を入力する場合等に用いることができる。この構成では、例えば撮影者が試合会場のマップにおける対象位置を手動で設定することができる。
表示部13は、各種情報を表示する。表示部13は、液晶パネル等の表示パネルを有する。表示部13は、撮影部11により撮影される映像情報、入力部12による入力を行う場合の案内情報等を表示可能である。
通信部14は、有線又は無線によって外部機器との間で情報の通信を行う。通信部14は、制御部15の指示に基づき、例えばサーバ装置20に対して対応データの送信を行う。
制御部15は、撮影部11、入力部12及び通信部14の各部の制御を行う。また、制御部15は、入力部12による指示信号に応じた演算、処理等を行う。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置を有している。制御部15は、生成部17と、通信制御部18と、表示制御部19とを有する。
生成部17は、簡易マッピングデータを生成する。簡易マッピングデータは、試合映像を撮影した撮影位置及び試合映像に含まれる場面の行動の起点となる起点位置の少なくとも一方の対象位置を試合会場のマップに設定したデータである。
対象位置は、試合が行われる試合会場のマップにおける位置である。試合会場のマップは、例えば試合会場の水平方向及び鉛直方向の座標によって規定される三次元マップであってもよいし、試合会場を平面視した場合の平面方向の座標によって規定される二次元マップであってもよい。試合会場のマップは、後述するように、例えば記憶部16に記憶される。
撮影位置は、試合映像を撮影した位置を示す。撮影位置は、例えば試合映像の撮影を開始したときの撮影装置10の位置とすることができる。
起点位置は、試合映像に対応する場面において行動の起点となる位置である。起点位置は、撮影者が主として撮影の対象とする位置であるとも言える。起点位置としては、例えばサッカーの場合には、キックオフが行われるセンターサークル、ペナルティキックの起点となるペナルティーエリア、コーナーキックの起点となるコーナーエリア等が挙げられる。また、野球の場合には、投球の起点となるピッチャーマウンド、打撃の起点となるバッターボックス(又はホームベース)、走塁の起点となる一塁ベース、二塁ベース及び三塁ベース、捕球等の守備動作の起点となる各守備位置等が挙げられる。
撮影位置及び起点位置の少なくとも一方の対象位置は、例えば撮影者が後述する入力部12を用いて入力することで設定可能である。生成部17は、入力部12により対象位置が入力された場合、入力された対象位置を試合会場のマップに設定した簡易マッピングデータを生成することができる。なお、撮影装置10がGPSセンサ等の位置センサを有する場合、生成部17は、撮影装置10による撮影を行う際の位置センサの検出結果を撮影位置とすることができる。また、起点位置については、試合映像を画像処理することによって求める構成であってもよい。
通信制御部18は、撮影部11で撮影された試合映像と、生成部17で生成された簡易マッピングデータとを、試合映像と対象位置とを対応付けた状態で通信部14からサーバ装置20に送信させる。通信制御部18は、例えば試合映像を識別する識別情報に対応するタグデータを対象位置に付与することで、試合映像と対象位置との対応付けが可能である。なお、試合映像と対象位置との対応付けは、上記に限定されない。
通信制御部18は、上記試合映像及び簡易マッピングデータに加えて、撮影時刻、撮影方向、撮影画角を含む参照情報を更に対応付けて通信部14からサーバ装置20に送信させることができる。参照情報は、撮影時刻、撮影方向及び撮影画角に加えて、後述する生体情報及び音声情報を含む。この場合、上記同様、例えば試合映像を識別する識別情報に対応するタグデータを各参照情報に付与することで、試合映像とこれらの各参照情報との対応付けが可能である。なお、試合映像と各参照情報との対応付けは、上記に限定されない。
撮影時刻は、撮影装置10により試合映像を撮影した時刻である。本実施形態において、撮影時刻は、例えば撮影を開始した撮影開始時刻と撮影を終了した撮影終了時刻とを含む。この場合、撮影時刻(撮影開始時刻及び撮影終了時刻)に基づいて、試合を撮影した撮影時間が算出可能である。撮影時刻は、例えば撮影装置10に設けられる不図示のタイマによって計測することができる。
撮影方向は、撮影位置から撮影装置10で撮影する方向を示す。本実施形態において、撮影方向は、例えば撮影位置から起点位置に向けた方向としてもよい。撮影装置10に姿勢を検出する加速度センサ等を設置し、当該加速度センサの検出結果に基づいて撮影方向を求める構成であってもよい。
撮影画角は、撮影位置から撮影装置10で撮影する際の画角を示す。撮影画角は、例えば撮影時刻における撮影部11の設定情報に基づいて求めることができる。また、撮影画角は、例えば撮影された試合映像に対して画像処理を行うことで求める構成であってもよい。
参照情報は、生体情報及び音声情報を含む。生体情報は、試合を撮影する撮影者の生体情報を示す。生体情報としては、例えば心拍数、呼吸数、血圧、体温、脳波、発汗量、対象者の体の動き、動脈血の酸素飽和度等が挙げられる。生体情報は、例えば生体情報センサS1により検出可能である。生体情報センサS1は、例えば心拍計、呼吸計、血圧計、体温計及びパルスオキシメーター、加速度センサのいずれかであってもよいし、またはこれらの組み合わせであってもよい。生体情報センサS1は、撮影装置10の内部に設けられてもよいし、撮影装置10の外部に設けられてもよい。生体情報センサS1が撮影装置10の外部に設けられる場合、生体情報センサS1の検出結果が撮影装置10に供給される。
生体情報センサS1は、生体情報の検出時刻を測定する不図示のタイマを有する。生体情報センサS1は、タイマによって測定された検出時刻と対応付けた状態で生体情報を生成する。この検出時刻を上記した撮影時刻と対応付けることで、生体情報と撮影時刻との対応付けが可能である。なお、生体情報センサS1は、撮影装置10の内部に設けられる場合、撮影装置10による撮影が行われる撮影時刻に撮影者の生体情報を検出する構成としてもよい。この場合、撮影時刻に対応した生体情報が取得されるため、生体情報と撮影時刻との対応付けが容易となる。
音声情報は、撮影装置10において撮影を行う撮影者の周囲の音声を録音した情報である。音声情報は、例えば撮影装置10に設けられるマイク等の音声入力部M1によって検出される音声情報を用いることができる。
表示制御部19は、表示部13における表示動作を制御する。表示制御部19は、例えば、撮影部11により撮影される試合映像が表示部13に表示されるように制御することができる。また、表示制御部19は、入力部12による入力を行う際の案内情報を表示部13に表示するように制御することができる。
記憶部16は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部16として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部16は、撮影装置10の各部の動作を制御するための各種プログラム及びデータ等を記憶する。記憶部16は、撮影部11で撮影された試合映像、試合会場のマップ、制御部15で生成された簡易マッピングデータ等を記憶する。
サーバ装置20は、通信部21と、制御部22と、記憶部23とを有する。通信部21は、撮影装置10及び端末装置30との間で有線又は無線による通信が可能である。通信部21は、複数の撮影装置10から送信された複数の対応データを受信する。通信部21は、端末装置30に対して後述する映像マッピングデータを送信する。
制御部22は、各種の演算、処理等を行う。制御部22は、CPU等の処理装置や、RAM、ROM等の記憶装置を有している。制御部22は、生成部24と、記憶制御部25と、通信制御部26と、判定部27とを有する。
生成部24は、複数の撮影装置10から受信した簡易マッピングデータに基づいて、映像マッピングデータを生成する。映像マッピングデータは、複数の撮影装置10から受信した簡易マッピングデータの対象位置を試合会場のマップに設定したデータである。
記憶制御部25は、それぞれの撮影装置10で対応付けられた試合映像と対象位置とを対応付けた状態で、試合映像と映像マッピングデータと記憶部23に記憶する。記憶制御部25は、撮影方向及び撮影画角が通信部21を介して受信された場合、撮影方向及び撮影画角を映像マッピングデータの対象位置(撮影位置)に対応付けで記憶部23に記憶する。記憶制御部25は、試合映像と対象位置との対応付けを行う際、又は対象位置と撮影方向及び撮影画角との対応付けを行う際、撮影装置10から送信されたタグデータを用いることができる。
通信制御部26は、通信部21の動作を制御する。通信制御部26は、試合映像及び映像マッピングデータが記憶部23に記憶された後、サーバ装置20において端末装置30から映像マッピングデータの送信要求がなされた場合、記憶部23に記憶される映像マッピングデータを通信部21から端末装置30に送信させる。また、通信制御部26は、映像マッピングデータが端末装置30に送信された後、端末装置30から対象位置が選択された旨の情報を受信した場合、通信部21により対象位置に対応付けられる試合映像を端末装置30に送信させる。
判定部27は、通信部21を介して受信された試合映像が以下に説明するケースに該当するか否かを判定し、該当する場合、当該試合映像を見どころ映像と判定する。試合の見どころになるシーンとして、例えば試合に参加する選手同士が競っている緊迫したシーンや、応援するチーム又は選手が得点を取得したシーン等が挙げられる。このようなシーンにおいて、試合を撮影する撮影者、当該撮影者の周囲の観戦者は、興奮状態又は集中状態であると推定できる。
例えば、興奮状態又は集中状態にある撮影者は、拍数及び血圧が上がる傾向にある。また、興奮状態又は集中状態にある撮影者は、見どころとなる場面を撮影装置10で効果的に撮影しようとして、撮影方向を移動させたり、撮影画角(ズーム)を変化させたりする場合がある。また、このような撮影者の周囲で興奮状態又は集中状態にある観戦者は、試合を行うチーム又は選手に対して声援等を送ろうとして声を出すことが考えられる。
したがって、例えば、生体情報、音声情報、撮影方向及び撮影画角の少なくとも一方の参照情報が通信部21で受信された場合において、判定部27は、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定する。判定部27は、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きいと判定した場合、当該参照情報に対応付けられる試合映像を見どころ映像と判定する。より具体的には、判定部27は、当該参照情報に対応付けられる試合映像のうち、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きくなるタイミングを含む部分を見どころ映像と判定することができる。基準値については、例えば参照情報の平均値を基準値としてもよいし、当該平均値を所定期間おきに取得し、取得した平均値に所定の調整を行った値を基準値としてもよい。
また、見どころとなるシーンでは、複数の撮影者が同じ場面を撮ろうとするため、複数の撮影装置10における撮影範囲が重複することが考えられる。したがって、例えば、異なる撮影装置10において撮影範囲が重なる場合、つまり、少なくとも撮影位置が対象位置として設定された簡易マッピングデータが通信部21で受信され、撮影方向、撮影画角及び撮影時刻が通信部21で受信された場合において、後述する端末装置30において撮影期間の少なくとも一部が重複する複数の試合映像についての撮影範囲同士が重なって表示される場合には、重なって表示されるそれぞれの撮影範囲に対応付けられる試合映像を見どころ映像と判定することができる。なお、試合映像の撮影期間は、撮影時刻(撮影開始時刻及び撮影終了時刻)に基づいて算出することができる。
判定部27は、試合映像が見どころ映像であると判定した場合、映像マッピングデータ40のうち、当該試合映像に対応付けられる対象位置にフラグ(以下、見どころフラグと表記する)を付与する。
なお、判定部27は、参照情報の変化の大きさが基準値を超えると判定した場合、基準値をどの程度超えたかを検出し、検出結果に基づいて興奮状態又は集中状態の度合いを興奮度又は集中度等のように数値として算出してもよい。
記憶部23は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部23として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部23は、サーバ装置20の各部の動作を制御するための各種プログラム及びデータ等を記憶する。記憶部23は、通信部21で受信した試合映像及び生成部24で生成された映像マッピングデータを記憶する。
端末装置30は、入力部31と、表示部32と、通信部33と、制御部34と、記憶部35とを有する。入力部31、表示部32、通信部33、制御部34及び記憶部35は、例えばバスライン等を介して接続されている。端末装置30としては、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型情報端末が挙げられる。
入力部31は、情報を入力するための所定の入力操作が可能である。入力部31は、入力操作に応じて、制御部34に対する指示信号を出力する。入力部31としては、例えばタッチパネル等の入力装置が用いられる。なお、入力部31として、タッチパネルに加えて又はタッチパネルに代えて、ボタン、レバー、ダイヤル、スイッチ又は他の入力装置が用いられてもよい。入力部31は、所定の入力操作に応じた指示信号を出力する。表示部32は、文字及び画像を含む各種情報を表示する。表示部32は、液晶パネル等の表示パネルを有する。表示部32は、試合映像を含む情報を表示可能である。
通信部33は、有線又は無線によって外部機器との間で情報の通信を行う。通信部33は、例えばサーバ装置20から映像マッピングデータの受信を行う。
制御部34は、入力部31、表示部32及び通信部33の各部の制御を行う。また、制御部34は、入力部31による指示信号に応じた演算、処理等を行う。制御部34は、CPU等の処理装置や、RAM、ROM等の記憶装置を有している。制御部34は、通信制御部36と、表示制御部37と、判定部38とを有する。
通信制御部36は、通信部33を介してサーバ装置20にアクセスし、サーバ装置20との間で情報の送受信を行う。例えば、通信制御部36は、通信部33によりサーバ装置20の記憶部23に記憶されている映像マッピングデータ等を受信するよう制御する。また、通信制御部36は、受信した映像マッピングデータにおける複数の対象位置のうち一の対象位置を選択する旨の入力が入力部31を介して行われた場合、選択された一の対象位置に対応付けられる試合映像をサーバ装置20から受信するように通信部33を制御する。通信制御部36は、サーバ装置20から取得した映像マッピングデータを記憶部35に記憶させる。
表示制御部37は、表示部32による表示動作を制御する。表示制御部37は、映像マッピングデータを表示するように表示部32を制御する。表示制御部37は、通信部33を介してサーバ装置20から試合映像が受信された場合、受信された試合映像を表示するように表示部32を制御する。表示制御部37は、見どころ映像と判定された試合映像に対応付けられる対象位置を他の対象位置に対して優先して表示するように表示部32を制御する。見どころ映像に対して興奮度又は集中度が算出される場合、算出された興奮度又は集中度の順に対象位置を表示するように表示部32を制御する。
記憶部35は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部35として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部35は、端末装置30のオペレーティングシステムや、入力部31、表示部32及び通信部33の動作を制御するための各種プログラム及びデータ等を記憶する。例えば、記憶部35は、サーバ装置20から受信した映像マッピングデータ等が記憶されてもよい。
次に、上記のように構成された試合映像処理システム100を用いた試合映像の処理の流れを説明する。
撮影者は、例えば入力部12を介して試合を撮影する旨の操作を行う。撮影部11は、入力内容に基づいて撮影動作を行い、試合映像を生成する。また、撮影部11は、撮影者が試合を撮影した撮影時刻、撮影方向及び撮影画角に関する情報を生成する。
試合映像が生成された場合、生成部17は、簡易マッピングデータを生成する。図3から図5は、簡易マッピングデータを生成する際の動作の一例を模式的に示す図である。表示制御部19は、入力部12の操作を案内する案内情報を表示部13に表示する。例えば、図3に示すように、表示制御部19は、競技を選択する旨の情報を表示部13に表示することができる。図3では、例えば野球を選択するための領域13aと、サッカーを選択するための領域13bと、陸上競技を選択するための領域13cとが表示された場合を例に挙げている。表示部13における表示態様は、図3に示す態様に限定されない。撮影者は、表示部13の表示を見ることにより、競技の選択を容易に行うことができる。以下、競技として野球が選択された場合を例に挙げて説明する。
図4に示すように、表示制御部19は、野球場のマップを示すマップ画面13dを表示部13に表示する。また、表示制御部19は、試合を撮影した撮影位置を選択するように指示する指示情報13eを表示部13に表示する。また、表示制御部19は、撮影者によって撮影位置が入力部12を介して入力された場合、入力された撮影位置13fを表示部13に表示する。図4では、撮影位置13fが三塁側の内野席である場合を例に挙げて示している。なお、表示制御部19は、撮影位置の候補となる候補位置を複数表示部13に表示し、撮影者によって複数の候補位置を選択させることで撮影位置を入力する態様であってもよい。
図5に示すように、表示制御部19は、試合映像に含まれる場面の行動の起点となる起点位置を選択するように指示する指示情報13gを表示部13に表示する。また、表示制御部19は、撮影者によって起点位置が入力部12を介して入力された場合、入力された起点位置を表示部13に表示する。図5では、例えば起点位置13hがホームベースである場合を例に挙げて示している。生成部17は、撮影者により選択又は入力された撮影位置及び起点位置を取得し、取得した撮影位置及び起点位置を試合会場のマップに設定することにより、簡易マッピングデータ13iを生成する。生成部17は、生成した簡易マッピングデータ13iを記憶部16に記憶する。
また、通信制御部18は、各種の参照情報を取得する。通信制御部18は、例えば撮影部11で生成された撮影時刻、撮影方向及び撮影画角を取得する。通信制御部18は、生体情報センサS1で検出された生体情報を取得する。通信制御部18は、通信制御部18は、音声入力部M1で入力された音声情報を取得する。通信制御部18は、通信部14を介して、試合映像と、簡易マッピングデータと、参照情報とを対応付けた状態でサーバ装置20に送信させる。
サーバ装置20において、通信部21は、撮影装置10から送信された試合映像、簡易マッピングデータ及び参照情報を受信する。生成部24は、複数の撮影装置10から受信した簡易マッピングデータの対象位置を、試合会場を示す一のマップに設定することにより、映像マッピングデータを生成する。
図6は、映像マッピングデータ40の一例を示す図である。図6に示すように、映像マッピングデータ40は、マップ画像41にマーク42が重畳されたデータである。マップ画像41は、試合会場のマップを示す画像である。マーク42は、複数の撮影装置10により設定された対象位置を示すマークである。映像マッピングデータ40は、異なる撮影装置10により設定されたマーク42a、42b、42cが一のマップ画像41に重畳された状態となっている。図6において、マーク42a、42bは、対象位置である撮影位置を示している。また、マーク42cは、対象位置である起点位置を示している。
生成部24は、図6に示すように、マップ画像41に撮影範囲43、44を設定してもよい。撮影範囲43は、撮影位置を示すマーク42aに対応して設定される。撮影範囲43は、マーク42aが示す対象位置(撮影位置)から撮影を行った際の撮影方向43a及び撮影画角43bで規定される領域である。撮影範囲44は、撮影位置を示すマーク42bに対応して設定される。撮影範囲44は、マーク42bが示す対象位置(撮影位置)から撮影を行った際の撮影方向44a及び撮影画角44bで規定される領域である。
判定部27は、試合映像が見どころ映像であるか否かを判定する。例えば、図6に示すように、撮影範囲43、44が重なるような撮影期間が存在する場合、重なって表示されるそれぞれの撮影範囲43、44に対応付けられる試合映像を見どころ映像と判定することができる。なお、撮影期間は、上記したように、各撮影装置10から送信される撮影時刻に基づいて算出することができる。
また、判定部27は、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定する。判定部27は、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きいと判定した場合、当該参照情報に対応付けられる試合映像を見どころ映像と判定する。判定部27は、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きくなる時刻を検出することにより、どの時刻における見どころ映像かを求めることができる。
図7は、参照情報の変化の一例を示す図である。図7では、撮影位置の変化を例に挙げて示している。図7に示すように、マーク42aが示す撮影位置からの撮影方向が撮影方向43cから撮影方向43aに移動された場合、判定部27は、当該撮影方向の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定する。判定部27は、撮影位置の変化の大きさが基準値よりも大きくなると判定した場合、当該撮影方向に対応付けられる試合映像を見どころ映像であると判定することができる。
図8は、参照情報の変化の一例を示す図である。図8では、撮影画角の変化を例に挙げて示している。図8に示すように、撮影位置42aからの撮影画角が撮影方向43dから撮影画角43bに変更された場合、判定部27は、当該撮影画角の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定する。判定部27は、撮影画角の変化の大きさが基準値よりも大きくなると判定した場合、当該撮影方向に対応付けられる試合映像を見どころ映像であると判定することができる。
図9は、参照情報の変化の一例を示す図である。図9では、生体情報の変化を例に挙げて示している。判定部27は、図9に示すような生体情報の値に基づいて、生体情報の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定する。判定部27は、生体情報の変化の大きさが基準値△Mよりも大きくなると判定した場合、当該生体情報に対応付けられる試合映像を見どころ映像であると判定することができる。判定部27は、音声情報についても同様に判定することができる。
判定部27は、参照情報に対応付けられる試合映像が見どころ映像であると判定した場合、映像マッピングデータ40のうち、当該試合映像に対応付けられる対象位置に見どころフラグを付与する。
記憶制御部25は、取得した試合映像と、上記のように生成された映像マッピングデータとを、記憶部23に記憶する。この場合、記憶制御部25は、撮影装置10において対応付けられた試合映像と対象位置との対応関係が維持されるようにする。
試合映像及び映像マッピングデータが記憶部23に記憶された後、サーバ装置20において端末装置30から映像マッピングデータの送信要求がなされた場合、通信制御部26は、記憶部23に記憶される映像マッピングデータを通信部21から端末装置30に送信させる。また、映像マッピングデータが端末装置30に送信された後、端末装置30から対象位置が選択された旨の情報受信した場合、通信制御部26は、通信部21により対象位置に対応付けられる試合映像を端末装置30に送信させる。
端末装置30の使用者は、例えば入力部31を介して映像マッピングデータを送信するようにサーバ装置20に要求する旨の操作を行う。通信制御部36は、使用者による操作が入力部31に入力された場合、サーバ装置20に対して映像マッピングデータを送信するよう送信要求を行う。サーバ装置20から映像マッピングデータが送信された場合、通信部33は、送信された映像マッピングデータを受信する。
表示制御部37は、受信した映像マッピングデータに基づいて、使用者に対象位置を選択させるための案内画像を表示部32に表示する。表示制御部37は、撮影装置10で設定された撮影位置及び起点位置の少なくとも一方を対象位置として含む案内画像を表示する。撮影装置10において撮影位置及び起点位置の両方が設定される場合、表示制御部37は、両方を表示してもよいし、一方のみを表示してもよい。例えば、端末装置30の使用者により、撮影位置及び起点位置の一方及び両方をどのように表示するかを選択できる態様であってもよい。
図10は、表示部32に表示される案内画像の一例を示す図である。図10に示すように、表示制御部37は、例えば映像マッピングデータに設定された対象位置を撮影時刻ごとに表示することができる。図10では、例えば撮影開始時刻が早い順というように、予め設定された対象位置の表示態様(以下、第1態様と表記する)である。図10に示す第1態様では、対象位置として設定された位置A、位置B、位置Cを選択するための領域46a、46b、46cが所定の順序で図の上から下に並んだ態様で表示部32に表示される。
一方、案内画像を表示部32に表示する際、表示制御部37は、見どころフラグが付された対象位置を他の対象位置に対して優先して表示する態様(以下、第2態様と表記する)としてもよい。第2態様を行う場合、判定部38は、受信した映像マッピングデータに基づいて、対象位置に見どころフラグが付されているか否かの判定を行う。以下、図10に示す3つの対象位置のうち位置B及び位置Cに見どころフラグが付された場合を例に挙げて説明する。図11は、表示部32に表示される案内画像の他の例を示す図である。図11に示すように、表示制御部37は、見どころフラグが付されていると判定された位置B、位置Cを選択するための領域46b、46cが、位置Aを選択するための領域46aよりも優先して図の上から下に並んだ態様で表示部32に表示することができる。
なお、案内画像を表示部32に表示する際、表示制御部37は、撮影時刻ごとに対象位置を表示部32に表示してもよい。例えば、端末装置30の使用者により時刻の範囲が指定可能とし、時刻の範囲が指定された場合、表示制御部37は、指定された時刻の範囲に含まれる撮影時刻に撮影された撮影画像と対応付けられた対象位置を表示部32に表示する。この構成において、例えば、見どころ映像がサーバ装置20でどの時刻における見どころ映像か判別されている場合、表示制御部37は、サーバ装置20で判別された時刻が指定された時刻の範囲に含まれる見どころ映像に対応する対象位置のみを、他の対象位置に対して優先して表示するようにしてもよい。この場合、表示制御部37は、見どころフラグが付された対象位置であっても、サーバで判別された時刻が指定された時刻に含まれない場合には、見どころフラグが付されていない対象位置と同様の優先順位として取り扱うようにする。
また、表示制御部37は、対象位置を表示する際、図10及び図11に示すようなリスト形式で表示してもよいし、マップ画像上に重畳した状態で表示してもよい。図12は、表示部32に表示される案内画像の他の例を示す図である。図12に示すように、例えば予め設定された表示態様(第1態様)として、表示制御部37は、マップ画像41上に対象位置を示すマーク42を重畳して表示部32に表示することができる。図12に示す例では、マーク42として、マーク42a~42fが示されている。このように、マップ画像41上に複数のマーク42a~42fが示されることにより、対象位置を視覚的かつ直感的に判断することができる。図13は、表示部32に表示される案内画像の他の例を示す図である。図13に示すように、見どころフラグが付された対象位置を他の対象位置に対して優先して表示する表示態様(第2態様)とすることができる。ここでは、図12に示す場合において、マーク42a、42bが示す対象位置について見どころフラグが付されている場合を例に挙げて説明する。表示制御部37は、見どころフラグが付された対象位置を示すマーク42a、42bを、例えば強調表示により表示部32に表示させることができる。この場合、他のマーク42c~42fについては、第1態様と同様の表示とすることができる。なお、見どころフラグが付された対象位置を示すマーク42a、42bの表示態様については、図13のような二重かつ内側を塗りつぶす強調表示に限定されない。例えば、見どころフラグが付された対象位置を示すマーク42a、42bを点滅したり、他のマーク42c~42fよりも濃く表示したりするように、見どころフラグが付された対象位置を示すマーク42a、42bが、他のマーク42c~42fに対して目立つような表示態様となっていればよい。
端末装置30の使用者は、案内画像が表示された場合、入力部31を介して一の対象位置を選択する旨の入力を行う。当該入力が行われた場合、通信制御部36は、通信部33を介してサーバ装置20に対して一の対象位置が選択された旨の情報を送信する。サーバ装置20は、一の対象位置に対応付けられた試合映像を送信する。サーバ装置20から試合映像が送信された場合、通信部33において試合映像を受信する。表示制御部37は、受信した試合映像を表示部32に表示する。
図14は、端末装置30の表示部32に表示される試合映像の一例を示す図である。図14に示すように、表示制御部37は、サーバ装置20から送信される試合映像51を表示部32に表示する。また、表示制御部37は、映像マッピングデータ40を表示部32に表示する。表示制御部37は、図14に示すように、試合映像51に重畳するように映像マッピングデータ40をワイプ画面として表示することができる。表示制御部37は、映像マッピングデータ40として、例えばマップ画像41と、現在表示される試合映像51に対応付けられた対象位置を示すマーク42aと、当該撮影位置から撮影した撮影範囲43と、当該対象位置以外に設定された対象位置を示すマーク42bとを表示することができる。
表示された映像マッピングデータ40のうちマーク42bを選択する旨の操作が入力部31を介して入力された場合、通信制御部36は、マーク42bが示す対象位置が選択された旨の情報をサーバ装置20に対して送信してもよい。サーバ装置20は、当該情報を受信した場合、マーク42bが示す対象位置に対応付けられた試合映像を送信する。サーバ装置20から試合映像が送信された場合、通信部33において試合映像を受信する。表示制御部37は、受信した試合映像を表示部32に表示する。
図15は、端末装置30の表示部32に表示される試合映像の他の例を示す図である。図15は、マーク42bが示す対象位置に対応付けられた試合映像52の例を示している。図15に示すように、表示制御部37は、試合映像51と切り替えて、マーク42bが示すライトスタンド側の撮影位置から撮影した試合映像52を表示部32に表示する。また、表示制御部37は、図15に示すように、試合映像52に重畳するように映像マッピングデータ40をワイプ画面として表示することができる。表示制御部37は、映像マッピングデータ40として、例えばマップ画像41と、現在表示される試合映像52に対応付けられた対象位置を示すマーク42bと、当該撮影位置から撮影した撮影範囲44と、当該対象位置以外に設定された対象位置を示すマーク42aとを表示することができる。
図16は、本実施形態に係る試合映像処理システム100の動作の一例を示すフローチャートである。図16では、撮影装置10と、サーバ装置20と、端末装置30とに分けてフローチャートを記載している。
図16に示すように、まず、撮影装置10において、撮影者が試合を撮影することにより、撮影部11で試合映像が生成される(ステップS101)。生成部17は、撮影位置及び起点位置の少なくとも一方の対象位置を試合会場のマップに設定した簡易マッピングデータを生成する(ステップS102)。通信制御部18は、各種の参照情報を取得する(ステップS103)。通信制御部18は、通信部14を介して、試合映像と、簡易マッピングデータと、参照情報とを対応付けた状態でサーバ装置20に送信させる(ステップS104)。
次に、サーバ装置20において、通信部21は、一又は複数の撮影装置10から送信された試合映像、簡易マッピングデータ及び参照情報を受信する(ステップS105)。生成部24は、受信した簡易マッピングデータに基づいて、映像マッピングデータを生成する(ステップS106)。
判定部27は、参照情報に基づいて、受信した試合映像が見どころ映像か否かを判定する(ステップS107)。判定部27は、ステップS107において見どころ映像であると判定した場合(ステップS107のYes)、映像マッピングデータのうち、見どころ映像と判定した試合映像に対応付けられる対象位置に見どころフラグを付与する(ステップS108)。判定部27は、ステップS107において見どころ映像ではないと判定した場合(ステップS107のNo)、ステップS108の処理をスキップする。
記憶制御部25は、試合映像及び映像マッピングデータを記憶部23に記憶する(ステップS109)。ステップS109において、記憶制御部25は、撮影装置10において対応付けられた試合映像と対象位置との対応関係が維持されるようにする。
その後、サーバ装置20において、判定部27は、後述するように端末装置30から映像マッピングデータの送信要求がなされたか否かの判定を行う(ステップS111)。送信要求がなされたと判定された場合(ステップS111のYes)、通信制御部26は、通信部21により映像マッピングデータを端末装置30に送信させる(ステップS112)。判定部27は、送信要求がなされてないと判定した場合(ステップS111のNo)、ステップS111の判定を繰り返し行う。
映像マッピングデータが端末装置30に送信された後、サーバ装置20において、判定部27は、後述するように端末装置30において対象位置が選択されたか否かの判定を行う(ステップS118)。対象位置が選択されたと判定された場合(ステップS118のYes)、通信制御部26は、通信部21により対象位置に対応付けられる試合映像を端末装置30に送信させる(ステップS119)。判定部27は、対象位置が選択されていないと判定した場合(ステップS118のNo)、ステップS118の判定を繰り返し行う。
端末装置30において、例えば使用者等により入力部31を介して映像マッピングデータを送信するようにサーバ装置20に要求する旨の入力がなされた場合、通信制御部36は、通信部33を介してサーバ装置20に対して映像マッピングデータの送信要求を行う(ステップS110)。サーバ装置20から映像マッピングデータが送信された場合、通信部33は、送信された映像マッピングデータを受信する(ステップS113)。
判定部38は、受信した映像マッピングデータにおいて、対象位置に見どころフラグが付されているか否かの判定を行う(ステップS114)。ステップS114において、見どころフラグが付与されていないと判定された場合(ステップS114のNo)、表示制御部37は、対象位置を選択させるための案内画像を第1態様(図10参照)で表示する(ステップS115)。一方、ステップS114において、見どころフラグが付与されていると判定された場合(ステップS114のYes)、表示制御部37は、対象位置を選択させるための案内画像を第2態様(図11参照)で表示する(ステップS116)。
案内画像が表示された後、例えば使用者等により入力部31を介して一の対象位置を選択する旨の入力がなされた場合、通信制御部36は、通信部33を介してサーバ装置20に対して一の対象位置が選択された旨の情報送信する(ステップS117)。サーバ装置20から当該一の対象位置に対応付けられる試合映像が送信された場合、通信部33において試合映像を受信し、受信した試合映像を表示制御部37の制御により表示部32に表示する(ステップS120)。
以上のように、本実施形態に係る試合映像処理システム100は、試合を撮影して試合映像を生成し、試合映像を撮影した撮影位置及び試合映像に含まれる場面の行動の起点となる起点位置の少なくとも一方の対象位置を試合が行われる試合会場のマップに設定した簡易マッピングデータを生成し、試合映像と対象位置とを対応付けた状態で試合映像及び簡易マッピングデータを送信する複数の撮影装置10と、複数の撮影装置10から送信された試合映像及び簡易マッピングデータを受信し、受信した複数の撮影装置10からの簡易マッピングデータの対象位置を試合会場のマップに設定した映像マッピングデータ40を生成し、それぞれの撮影装置10で対応付けられた試合映像と対象位置との対応関係が維持されるように試合映像及び映像マッピングデータ40を記憶するサーバ装置20と、サーバ装置20に記憶された映像マッピングデータ40を受信して表示部32に表示し、映像マッピングデータ40に設定される複数の対象位置のうち一の対象位置を選択する旨の入力が行われた場合に、選択された一の対象位置に対応付けられる試合映像をサーバ装置20から受信して表示部32に表示する端末装置30とを備える。
本実施形態によれば、個々の撮影装置10において試合を撮影した撮影した試合映像と対象位置を試合会場のマップに設定した簡易マッピングデータを生成してサーバ装置20に送信し、サーバ装置20において試合映像を記憶すると共に簡易マッピングデータに基づいて映像マッピングデータを生成し、端末装置30において映像マッピングデータに基づいて対象位置を選択することでサーバ装置20から試合映像を受信して表示することができる。これにより、大掛かりな撮影システムを個人で用意する必要がなく、複数の角度から試合を観戦することが可能となる。また、対象位置として、試合映像に含まれる場面の行動の起点となる起点位置を設定することができるため、当該試合ならではの視点で試合映像を選択することができる。
本実施形態に係る試合映像処理システム100において、撮影装置10は、少なくとも撮影位置を対象位置として設定した簡易マッピングデータを生成し、撮影位置から撮影を行った撮影方向及び撮影画角を試合映像及び簡易マッピングデータに対応付けて送信し、サーバ装置20は、撮影方向及び撮影画角を受信し、撮影位置からの撮影方向及び撮影画角を示す撮影範囲を試合会場のマップに設定した映像マッピングデータ40を生成する。この構成によれば、例えば映像マッピングデータ40を端末装置30の表示部32に表示することにより、試合映像に対応する撮影範囲を端末装置30の使用者に容易に把握させることができる。
本実施形態に係る試合映像処理システム100において、撮影装置10は、試合映像を撮影した撮影時刻を試合映像及び簡易マッピングデータに対応付けて送信し、サーバ装置20は、撮影時刻を受信し、撮影時刻に基づいて試合映像の撮影期間を算出し、撮影範囲同士が重複する撮影期間が存在する場合、重複するそれぞれの撮影範囲に対応付けられる試合映像を見どころ映像と判定する。この構成によれば、複数の撮影装置10で撮影された試合映像から見どころ映像を容易に抽出することができる。
本実施形態に係る試合映像処理システム100において、撮影装置10は、試合を撮影する撮影者の生体情報、撮影者の周囲の音声の大きさを示す音声情報、試合映像を撮影する撮影方向及び撮影画角の少なくとも1つの参照情報を、少なくとも試合映像に対応付けて送信し、サーバ装置20は、参照情報を受信し、参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定し、基準値よりも変化の大きさが大きい参照情報に対応付けられる試合映像を見どころ映像と判定する。この構成によれば、複数の撮影装置10で撮影された試合映像から見どころ映像を容易に抽出することができる。
本実施形態に係る試合映像処理システム100において、端末装置30は、見どころ映像と判定された試合映像に対応付けられる対象位置を他の対象位置に対して優先して表示部32に表示する。この構成によれば、端末装置30の使用者に対して見どころ映像を容易に把握させることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、試合映像処理システム100において、撮影装置10と端末装置30とが別個の装置である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。撮影装置10の構成と端末装置30の構成とを有する装置を試合映像処理システム100の構成要素として用いる態様であってもよい。
M1…音声入力部、NW…ネットワーク、S1…生体情報センサ、10…撮影装置、11…撮影部、12,31…入力部、13,32…表示部、13a,13b,13c,46a,46b,46c…領域、13d…マップ画面、13e,13g…指示情報、13f,42a…撮影位置、13h…起点位置、13i…簡易マッピングデータ、14,21,33…通信部、15,22,35…制御部、16,23,34…記憶部、17,24…生成部、18,26,36…通信制御部、19,37…表示制御部、20…サーバ装置、25…記憶制御部、27,38…判定部、30…端末装置、40…映像マッピングデータ、41…マップ画像、42,42a,42b,42c…マーク、43,44…撮影範囲、43a,43c,43d,44a…撮影方向、43b,44b…撮影画角、51,52…試合映像、100…試合映像処理システム

Claims (5)

  1. 試合を撮影して試合映像を生成し、前記試合映像を撮影した撮影位置及び前記試合映像に含まれる場面の行動の起点となる起点位置の少なくとも一方の対象位置を前記試合が行われる試合会場のマップに設定した簡易マッピングデータを生成し、前記試合映像と前記対象位置とを対応付けた状態で前記試合映像及び前記簡易マッピングデータを送信する複数の撮影装置と、
    複数の前記撮影装置から送信された前記試合映像及び前記簡易マッピングデータを受信し、受信した複数の前記撮影装置からの前記簡易マッピングデータの前記対象位置を前記試合会場のマップに設定した映像マッピングデータを生成し、それぞれの前記撮影装置で対応付けられた前記試合映像と前記対象位置との対応関係が維持されるように前記試合映像及び前記映像マッピングデータを記憶するサーバ装置と、
    前記サーバ装置に記憶された前記映像マッピングデータを受信して表示部に表示し、前記映像マッピングデータに設定される複数の前記対象位置のうち一の前記対象位置を選択する旨の入力が行われた場合に、選択された一の前記対象位置に対応付けられる前記試合映像を前記サーバ装置から受信して前記表示部に表示する端末装置と
    を備える試合映像処理システム。
  2. 前記撮影装置は、少なくとも前記撮影位置を前記対象位置として設定した前記簡易マッピングデータを生成し、前記撮影位置から前記撮影を行った撮影方向及び撮影画角を前記試合映像及び前記簡易マッピングデータに対応付けて送信し、
    前記サーバ装置は、前記撮影方向及び前記撮影画角を受信し、前記撮影位置からの前記撮影方向及び前記撮影画角を示す撮影範囲を前記試合会場のマップに設定した前記映像マッピングデータを生成する
    請求項1に記載の試合映像処理システム。
  3. 前記撮影装置は、前記試合映像を撮影した撮影時刻を前記試合映像及び前記簡易マッピングデータに対応付けて送信し、
    前記サーバ装置は、前記撮影時刻を受信し、前記撮影時刻に基づいて前記試合映像の撮影期間を算出し、前記撮影範囲同士が重複する前記撮影期間が存在する場合、重複するそれぞれの前記撮影範囲に対応付けられる前記試合映像を見どころ映像と判定する
    請求項2に記載の試合映像処理システム。
  4. 前記撮影装置は、前記試合を撮影する撮影者の生体情報、前記撮影者の周囲の音声の大きさを示す音声情報、前記試合映像を撮影する撮影方向及び撮影画角の少なくとも1つの参照情報を、少なくとも前記試合映像に対応付けて送信し、
    前記サーバ装置は、前記参照情報を受信し、前記参照情報の変化の大きさが基準値よりも大きいか否かを判定し、前記基準値よりも変化の大きさが大きい前記参照情報に対応付けられる前記試合映像を見どころ映像と判定する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の試合映像処理システム。
  5. 前記端末装置は、前記見どころ映像と判定された前記試合映像に対応付けられる前記対象位置を他の前記対象位置に対して優先して前記表示部に表示する
    請求項3又は請求項4に記載の試合映像処理システム。
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