以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るチャットシステム100の一例を示すブロック図である。図1に示すチャットシステム100は、例えば野球等のスポーツ競技において、試合内容に関するチャットを行う場合に用いられる。このチャットシステム100を用いることにより、例えば試合に参加又は直接観戦できない者であっても試合状況を把握することができるように、チャットを用いて試合状況等を知らせることが可能である。以下、スポーツ競技として野球を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、サッカー、バレーボール、テニス、バドミントン等、他のスポーツ競技においても同様の説明が可能である。また、チャットシステム100は、例えばダンス大会(舞踊競技)、ピアノコンクール(演奏競技)、かるた大会(カード競技又はテーブルゲーム競技)、カラオケ大会(歌唱競技)、ゲーム大会等のスポーツ以外の競技にも適応可能である。
図1に示すように、チャットシステム100は、カメラ10と、生体情報センサ15と、スコア入力部20と、サーバ30と、チャット端末装置40、40Aとを備える。カメラ10は、例えば試合場において試合内容を撮影する。カメラ10で撮影した映像データは、例えばサーバ30に送信され、サーバ30において管理される。カメラ10は、例えば複数台設けられる。また、カメラ10は、映像データを撮影可能であればよく、例えば携帯電話やスマートフォン等に付属のカメラ等であってもよい。カメラ10は、映像データを撮影した場合、撮影時刻を示すデータを映像データに含ませる。
生体情報センサ15は、試合に参加する参加者及び試合を観戦する観戦者のうち少なくとも1人の対象者の生体情報を検出する。観戦者は、チャット端末装置40、40Aにより試合を観戦する者を含んでもよい。生体情報としては、例えば対象者の心拍数、呼吸数、血圧、体温、脳波、発汗量、体の動き、及び動脈血の酸素飽和度等が挙げられる。生体情報センサ15は、これらの生体情報の少なくとも1つを検出可能である。なお、生体情報センサ15は、例えば心拍計、呼吸計、血圧計、体温計及びパルスオキシメーター、加速度センサのいずれかであってもよいし、またはこれらの組み合わせであってもよい。生体情報センサ15は、例えば試合の参加者、観戦者等に接触した状態で生体情報が入力されるように取り付けておくことができる。なお、カメラ10等により対象者を撮影した画像に基づいて所定の画像認識を行うことで、対象者の生体情報を検出する構成であってもよい。
スコア入力部20は、試合の状況を示す試合状況データをサーバ30に入力する。本実施形態では、野球の試合の状況を示す試合状況データとして、例えばスコアデータが挙げられる。スコアデータは、野球のスコアブックに記載されるスコアを構成するデータであり、投手の投球を起点とした一連のイベントを構成する個々のイベントである。スコアは、スコアデータの集合である。したがって、投手が1球投げるごとに複数のスコアデータが作成され、これにより1つのスコアが作成される。例えば、1塁に出塁している状態での打撃結果がライトフライアウトになって1塁走者もタッチアウトになった場合、打者がアウトというスコアデータと、ライトフライというスコアデータと、1塁走者がアウトというスコアデータが作成され、これらのスコアデータから1つのスコアが構成されることになる。
スコアには、上記に例示したスコアデータの他にも、打者のアクション、野手のアクション、カウントの確定、既に出塁している走者がいる場合はその走者の進塁状況、その他、打者や野手のその他の行動などのスコアデータが含まれ得る。具体的には、スコアには、ストライク、ボール、ファウル、打撃結果、打球の種類、捕球野手、進塁結果などのスコアデータが含まれ得る。打撃結果は、アウト、1塁打、2塁打、3塁打、本塁打などの情報である。打球の種類は、ゴロ、ライナー、フライ、バントなどの情報であり、さらに細かく分類してもよい。捕球野手は、実際に打球を捕球した野手または野手の守備位置を特定するための情報である。進塁結果は、たとえば「1塁から2塁」など、出塁していた走者の進塁に関する情報であり、その他に打者や野手のその他の行動などを含めることができる。
スコア入力部20としては、例えば上記のスコアデータを電子データとしてサーバ30に入力するアプリケーション等が挙げられる。この場合、スコア入力部20は、サーバ30の外部に設置されるパーソナルコンピュータ等の処理装置に設けられてもよい。また、スコア入力部20は、サーバ30に設けられてもよい。なお、本実施形態において、スコア入力部20は、設けられなくてもよい。
サーバ30は、チャットシステム100を統括的に管理する。サーバ30は、チャットシステム100の管理を行うための各種アプリケーション、データ、プログラム等を有する。サーバ30としては、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション等が用いられるが、これに限定されない。
サーバ30においては、複数のチャットグループが設定されている。チャットグループは、例えば競技ごと、試合ごと、又はチームごとに個別に設定されている。サーバ30は、チャットグループ毎に、以下説明する各種処理を行う。
サーバ30は、映像データ取得部31と、スコアデータ取得部32と、チャットデータ処理部33と、サーバ側通信部35と、入力情報取得部36と、盛り上がり情報生成部37と、記憶部38とを有する。
映像データ取得部31は、複数のカメラ10により撮影された映像データを取得する。映像データ取得部31は、取得した映像データを記憶部38に記憶させる。スコアデータ取得部32は、スコア入力部20から入力されるスコアデータを試合状況データとして取得する。スコアデータ取得部32は、スコアデータが入力された入力時刻と対応付けて、当該スコアデータを記憶部38に記憶させる。
サーバ30が映像データ及びチャットデータを記憶させることにより、当該映像データ及びチャットデータがサーバ30にアップロードされる。サーバ30は、チャットデータを記憶させた場合、当該チャットデータを記憶させた時刻(以下、アップロード時刻と表記する)のデータをチャットデータにそれぞれ含ませる。つまり、サーバ30にアップロードされたチャットデータは、アップロード時刻のデータを含んでいる。サーバ30は、映像データ及びチャットデータを管理する管理アプリケーションを有する。
チャットデータ処理部33は、チャット端末装置40から入力されるチャットデータを記憶部38に記憶する。また、チャットデータ処理部33は、スコアデータ取得部32によりスコアデータが取得された場合、スコアデータに応じた内容のチャットデータ(状況チャットデータ)を生成する。この場合、チャットデータ処理部33は、例えばスコアデータの内容を文字等で表したチャットデータを生成可能である。これにより、スコアデータが更新される場合に、更新されたスコアデータをチャットの情報として確認することが可能となる。
サーバ側通信部35は、チャット端末装置40と通信可能である。サーバ側通信部35は、例えば記憶部38に記憶されたチャットデータ及び映像データを送信可能である。
入力情報取得部36は、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される入力情報を取得可能である。本実施形態において、入力情報取得部36は、生体情報センサ15の検出結果である生体情報を取得する。以下、本実施形態では、入力情報として、生体情報を例に挙げて説明するが、入力情報は生体情報に限定されない。入力情報は、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される情報であればよく、例えば試合の観戦者が盛り上がり情報としてチャット端末装置40等により直接的に入力する情報であってもよい。入力情報取得部36は、例えば試合が行われている間、対象者の生体情報を取得した状態を維持し、所定のタイミングにおける生体情報を抽出して出力することが可能である。したがって、例えば、入力情報取得部36は、取得した生体情報の中から、状況チャットデータのアップロード時刻に対応する時刻の生体情報を抽出して出力することが可能である。また、入力情報取得部36は、取得した生体情報の中から、例えば状況チャットデータのアップロード時刻から所定時間が経過するまでの期間における生体情報の平均値を抽出して出力することも可能である。所定時間については、例えば、一定の時間を設定してもよいし、次の状況チャットデータ(又は次のチャットデータ)のアップロード時刻までの時間、等と設定してもよい。
盛り上がり情報生成部37は、入力情報取得部36において取得される入力情報に基づいて、盛り上がり情報を生成する。盛り上がり情報は、試合における盛り上がりの大きさを示す情報である。盛り上がり情報は、例えば、数値によって表すことができる。入力情報として生体情報が取得される場合、例えば心拍数、呼吸数、血圧、体温、脳波、発汗量、対象者の体の動き、動脈血の酸素飽和度の各値の変動量に基づいて、盛り上がりの大きさを示す数値を算出することができる。例えば、上記各値の変動量が大きいほど、生体情報の取得対象者の盛り上がりが大きいと推定することができる。このため、検出結果の各値の変動量が大きいほど、大きい値の盛り上がり情報が算出されるように設定することができる。なお、盛り上がり情報は、プラスの数値(盛り上がりを示す)に限定されず、マイナスの数値(盛り下がりを示す)を含んでもよい。
記憶部38は、映像データ取得部31で取得した複数の映像データと、スコアデータ取得部32で取得したスコアデータと、チャットデータ処理部33において処理されたチャットデータと、盛り上がり情報生成部37で取得した盛り上がり情報とを記憶する。映像データは、野球の試合について撮影された試合の映像を示すデータを含む。映像データは、試合の映像を撮影した撮影時刻を示すデータを含む。
図2は、記憶部38に記憶されたチャットデータの一例を示す図である。図2に示すように、チャットデータは、入力ID75と、入力者ID76と、入力内容77と、タグ情報78とを含む。
入力ID75は、チャットデータがサーバ30に入力又は生成される毎に1つ作成される。入力者ID76は、1つのチャットデータにおける入力者を識別する情報である。例えば、サーバ30によって生成された状況チャットデータの場合、入力者ID76は所定の値(例えば「999」等)としてもよい。入力内容77は、後述する端末装置40のチャット表示領域42bに表示されるメッセージの内容を示す情報である。入力内容77は、例えば文字データ又は所定のイラストデータを含む。
記憶部38は、スコアデータとチャットデータとを対応付ける同期データを記憶する。図3は、記憶部38に記憶された同期データの一例を示す図である。図3に示すように、同期データは、タグ情報79及び処理時刻情報80を有している。タグ情報79は、上記のチャットデータのタグ情報78に対応する情報である。タグ情報79は、処理時刻情報80に沿った順序で配置される。タグ情報79は、例えば対応するタグ情報78と同一のタグ番号(TC0054、TC0055、…TC0061)が付与されているが、これに限定されるものではない。処理時刻情報80は、タグ情報79に対応付けられる情報であり、チャットデータの処理時刻を示す情報である。チャットデータの処理時刻は、例えばチャットデータがサーバ30にアップロードされたアップロード時刻とすることができる。また、チャットデータの処理時刻は、チャットデータの入力が開始された入力開始時刻とすることができる。タグ情報79及び処理時刻情報80により、スコアデータとチャットデータとが、撮影時刻と処理時刻とに基づいて、対応付けられて記憶されることになる。
記憶部38は、チャットデータと対応付けて盛り上がり情報を記憶する。図4は、記憶部38に記憶された盛り上がり情報の一例を示す図である。図4に示すように、記憶部38には、生体情報73と、盛り上がり情報74と、タグ情報72とが対応付けて記憶される。生体情報73は、チャットデータが入力された時刻における生体情報センサ15の検出結果を示す。盛り上がり情報74は、生体情報73に基づいて算出された情報であり、試合の盛り上がりの大きさを数値で示す情報である。図4に示す例では、打者007がセンター前ヒットを打った時点と、打者008がホームランを打った時点とで盛り上がり情報の値が大きくなっている。タグ情報72は、チャットデータを識別する情報である。タグ情報72は、チャットデータのタグ情報78及び同期データのタグ情報79と対応しており、インデックスとしてタグ番号(TC0054、TC0055、…)が昇順で付与される。
また、記憶部38は、試合の状況を示す試合状況データを取得する処理と、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される入力情報を取得する処理と、試合状況データが取得された場合、試合状況データに応じた内容のチャットデータである状況チャットデータを生成する処理と、生成された状況チャットデータを時刻と対応付けて記憶部38に記憶する処理と、状況チャットデータが記憶部38に記憶された場合、状況チャットデータが記憶部38に記憶された時刻に対応する時刻に取得された入力情報に基づいて、試合における盛り上がりの大きさを示す盛り上がり情報を生成して状況チャットデータと対応付けて記憶部38に記憶させる処理と、記憶部38に記憶される状況チャットデータと、状況チャットデータに対応する盛り上がり情報とをチャット端末装置40、40Aに送信する処理と、をサーバ30に実行させ、サーバ30からチャットデータ及び盛り上がり情報を取得する処理と、取得したチャットデータと盛り上がり情報とを対応するように表示部に表示させる処理と、をチャット端末装置40、40Aに実行させるチャットデータ処理プログラムを記憶する。
チャット端末装置40、40Aは、入力部41と、表示部42と、通信部43と、記憶部44と、制御部45とを有している。入力部41、表示部42、通信部43、記憶部44及び制御部45は、例えばバスライン等を介して接続されている。チャット端末装置40としては、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型情報端末が挙げられる。
入力部41は、チャットデータ等の情報を入力するための所定の入力操作が可能である。入力部41は、入力操作に応じて、制御部45に対する指示信号を出力する。入力部41としては、例えばタッチパネル等の入力装置が用いられる。なお、入力部41として、タッチパネルに加えて又はタッチパネルに代えて、ボタン、レバー、ダイヤル、スイッチ又は他の入力装置が用いられてもよい。入力部41は、所定の入力操作に応じた指示信号を出力する。表示部42は、文字及び画像を含む各種情報を表示する。表示部42は、液晶パネル等の表示パネルを有する。表示部42は、映像を含む情報を表示可能である。
図5は、本実施形態に係るチャット端末装置40の入力部41及び表示部42の一例を示す図である。図5に示すように、チャット端末装置40は、例えばタッチパネル型の入力部41及び表示部42を有している。つまり、表示部42である表示パネルに入力部41であるタッチパネルが重ねて配置されている。
表示部42には、例えば映像表示領域42aと、チャット表示領域42bと、グループ表示領域42gとが表示されている。映像表示領域42aには、映像データが表示される。なお、映像表示領域42aには、映像データの再生時刻を指定するためのスクロールバー等が表示されてもよい。
チャット表示領域42bには、チャットデータが表示される。例えば、チャット表示領域42bには、サーバ30で生成された状況チャットデータであるサーバメッセージ88や、チャット端末装置40とは異なる他のチャット端末装置40Aで入力されたチャットデータである他者メッセージ89、チャット端末装置40で入力されたチャットデータである自己メッセージ90等が表示される。サーバメッセージ88は、例えばサーバ30に入力されたスコアデータの内容をテキストにより示したものである。図5の上側のサーバメッセージ88aは、例えば8回裏に打者007がセンター前ヒットを打った、という内容である。また、図5の下側のサーバメッセージ88bは、8回裏に打者008がホームランを打った、という内容である。
なお、サーバメッセージ88及び他者メッセージ89は、例えばチャット表示領域42bの左側の領域に表示される。また、自己メッセージ90は、例えばチャット表示領域42bの右側の領域に表示される。また、サーバメッセージ88と他者メッセージ89とは、例えばメッセージが表示される枠の種類が異なるなど、区別して表示してもよい。これにより、サーバメッセージ88と他者メッセージ89とを識別可能となる。グループ表示領域42gには、チャット端末装置40の操作者の属するグループの情報が表示される。また、サーバメッセージ88、他者メッセージ89及び自己メッセージ90は、吹き出し等の枠内に表示される。この吹き出しは、例えば文字数が多いほどチャット表示領域42b内の左右及び上下に大きく表示される。
入力部41は、タッチパネルの表面のうち所定の領域に対してタッチ操作、スクロール操作等の操作が行われた場合、操作が行われた領域の位置情報及び操作内容を含む所定の指示信号を出力する。当該位置情報は、例えば表示部42の位置に対応して設定されている。なお、入力部41及び表示部42の構成は、上記構成に限定するものではない。
通信部43は、有線又は無線によって外部機器との間で情報の通信を行う。通信部43は、例えば外部のサーバ30との間で映像データ、チャットデータ、スコアデータ、生体情報、盛り上がり情報等の送受信を行う。
記憶部44は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部44として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部44は、チャット端末装置40のオペレーティングシステムや、入力部41、表示部42及び通信部43の動作を制御するための各種プログラム、チャットを行うためのチャットアプリケーション、各種プログラム、及びデータ等を記憶する。例えば、記憶部44は、表示部42に表示させる映像表示領域42a、チャット表示領域42b、グループ表示領域42g等のフレームデータ等が記憶されてもよい。
制御部45は、入力部41、表示部42及び通信部43の各部の制御を行う。また、制御部45は、入力部41による指示信号に応じた演算、処理等を行う。制御部45は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置を有している。制御部45は、通信制御部61と、記憶制御部62と、表示制御部63とを有する。
通信制御部61は、通信部43を介してサーバ30にアクセスし、サーバ30との間で情報の送受信を行う。例えば、通信制御部61は、サーバ30の記憶部38に保存されているチャットデータ、映像データ、スコアデータ、生体情報及び盛り上がり情報等を受信する。
記憶制御部62は、サーバ30から取得した映像データ、チャットデータ、生体情報及び盛り上がり情報を、撮影時刻と処理時刻とに基づいて、対応付けて記憶部44に記憶させる。
表示制御部63は、表示部42に表示される表示内容を制御する。表示制御部63は、通信部43で取得される映像データに基づいて、映像表示領域42aの表示内容を制御する。また、表示制御部63は、映像表示領域42aに再生時刻を指定するためのスクロールバーが表示される場合、スクロールバーで指定された再生時刻からの映像データを映像表示領域42aに表示させる。
また、表示制御部63は、通信部43で取得されるチャットデータに基づいて、チャット表示領域42bの表示内容を制御する。表示制御部63は、チャットデータをチャット表示領域42bに表示する際、当該チャット表示領域42bに表示可能な数のチャットデータをアップロード時刻に基づいて時系列で一方向に並べて表示する。本実施形態では、例えば図5に示すように、チャットデータが時系列でチャット表示領域42bの図中の上方から下方に並んで表示される。
また、表示制御部63は、サーバ30の記憶部38に新たなチャットデータが記憶された場合、通信部43を介して記憶部38に記憶された最新のチャットデータを取得し、チャット表示領域42bの表示内容を更新する。この場合、表示制御部63は、チャット表示領域42bにおいて時系列的に直近に表示されたチャットデータの下方に新たなチャットデータを表示させるスペースがあるか否かを判断する。新たなチャットデータを表示させるスペースがある場合、表示制御部63は、当該スペースに新たなチャットデータを表示させる。また、新たなチャットデータを表示させるスペースが無い場合、表示制御部63は、チャット表示領域42bに表示されている中で時系列的に最も古いチャットデータ、つまり、チャット表示領域42bに表示される最も上側のチャットデータを、チャット表示領域42bの上方に押し出す方向にチャット表示領域42b全体をスクロールさせる。そして、表示制御部63は、スクロールによって空いた下部のスペースに新たなチャットデータを表示させる。これにより、表示制御部63は、サーバ30に新たなチャットデータがアップロードされ、記憶部44に記憶される毎に、チャット表示領域42bに表示されるチャットデータをリアルタイムで更新することが可能である。
また、表示制御部63は、記憶部44に記憶される過去のチャットデータに基づいて、チャット表示領域42bの表示内容を制御可能である。例えば、操作者が入力部(タッチパネル)41のチャット表示領域42b内をタッチした状態でタッチ位置を上方又は下方にスライドさせる場合、つまり、チャット表示領域42bを手動でスクロールさせる操作を行う場合、表示制御部63は、スクロール方向及びスクロール量に応じて、チャット表示領域42bに表示させるチャットデータを変更する。例えば、操作者が当該タッチ位置を上方にスライドさせた場合には、それまで表示されていたチャットデータよりも時間的に後にアップロードされたチャットデータがチャット表示領域42bに表示される。また、操作者が当該タッチ位置を下方にスライドさせた場合には、それまで表示されていたチャットデータよりも時間的に前にアップロードされたチャットデータがチャット表示領域42bに表示される。なお、チャット表示領域42bに表示されるチャットデータを変更する手法は上記に限定されず、例えばボタンやキーボード、マウス等、他の手法により行ってもよい。
本実施形態において、表示制御部63は、チャット表示領域42bにおいて、チャットデータ(サーバメッセージ88、他者メッセージ89、自己メッセージ90)と盛り上がり情報とを対応付けて表示することができる。図6は、チャット表示領域42bの表示の一例を示す図である。例えば、図6に示す例において、表示制御部63は、チャット表示領域42bのうち、サーバメッセージ88が表示される対象領域91について、盛り上がり情報の値に応じた態様で表示することができる。この場合、予め所定の閾値(例えば60とする)を設定しておく。表示制御部63は、盛り上がり情報の値が所定の閾値よりも高いチャットデータに相当するサーバメッセージ88a及びサーバメッセージ88bの対象領域91について、グラデーションを付す等、他のチャットデータとは異なる態様で表示することができる。
図7は、チャット表示領域42bの表示の他の例を示す図である。図7に示すように、表示制御部63は、盛り上がり情報の値に応じた折れ線グラフ92を表示してもよい。この場合、表示制御部63は、折れ線グラフ92の折れ目をチャットデータに対応する位置に配置することができる。図6に示す例では、右側に至るほど盛り上がり情報の値が高いことを示している。
なお、盛り上がり情報の表示態様は上記に限定されず、他の態様であってもよい。また、表示制御部63は、盛り上がり情報を異なる複数の態様で表示してもよい。図8は、チャット表示領域42bの表示の他の例を示す図である。図8に示すように、表示制御部63は、例えば図6に示すようなグラデーションと、図7に示すような折れ線グラフ92とを両方表示してもよい。つまり、表示制御部63は、チャットデータの対象領域91の表示態様を異ならせる盛り上がり情報を表示し、更にチャット表示領域42bに他の盛り上がり情報を表示するようにしてもよい。また、表示制御部63は、チャットデータの対象領域91が心臓の拍動のように収縮及び拡張を繰り返し行う表示としてもよい。また、表示制御部63は、
次に、上記のように構成されたチャットシステム100の動作を説明する。図9は、第1実施形態に係るチャット表示方法の一例を示すフローチャートである。図9では、サーバ30側とチャット端末装置40側のそれぞれについてフローチャートを別個に示している。
図9に示すように、サーバ30において、映像データ取得部31は、複数のカメラ10から入力される複数の映像データを取得し、記憶部38に記憶させる(ステップS10)。また、スコアデータ取得部32は、スコア入力部20から入力されるスコアデータを取得し、記憶部38に記憶させる(ステップS20)。チャットデータ処理部33は、スコアデータが入力される毎に、スコアデータに対応する内容のチャットデータを生成して、記憶部38に記憶させる(ステップS30)。入力情報取得部36は、生体情報センサ15の検出結果を取得し、チャットデータと対応付けて記憶部38に記憶させる(ステップS40)。盛り上がり情報生成部37は、取得された生体情報に基づいて盛り上がり情報を生成する(ステップS50)。サーバ側通信部35は、記憶部38に記憶された映像データ、チャットデータ、盛り上がり情報を送信する(ステップS060)。ステップS60においては、生体情報を併せて送信してもよい。
チャット端末装置40側において、通信部43は、サーバ30から送信される映像データ、チャットデータ、盛り上がり情報を受信する(ステップS70)。記憶制御部62は、受信した映像データ、チャットデータ、盛り上がり情報を記憶部44に記憶させる。表示制御部63は、記憶部44に記憶された映像データ、チャットデータ、盛り上がり情報を表示部42に表示する(ステップS80)。
以上のように、本実施形態に係るチャットシステム100は、試合の状況を示す試合状況データを取得するスコアデータ取得部32と、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の生体情報を取得する入力情報取得部36と、試合状況データが取得された場合、試合状況データに応じた内容のチャットデータである状況チャットデータを生成するチャットデータ処理部33と、チャットデータ処理部33によって生成される状況チャットデータを、時刻と対応付けて記憶する記憶部38と、状況チャットデータが記憶部38に記憶された場合、状況チャットデータが記憶部38に記憶された時刻に対応する時刻に取得された生体情報に基づいて、試合における盛り上がりの大きさを示す盛り上がり情報を生成して状況チャットデータと対応付けて記憶部38に記憶させる盛り上がり情報生成部37と、記憶部38に記憶される状況チャットデータと、状況チャットデータに対応する盛り上がり情報とをチャット端末装置に送信可能なサーバ側通信部35とを備える。
また、本実施形態に係るチャットシステム100は、上記のサーバ30と、サーバ30からチャットデータ及び盛り上がり情報を取得する通信部43、及び、取得したチャットデータと盛り上がり情報とを対応するように表示部42に表示させる制御部45、を有するチャット端末装置40、40Aとを備える。
また、本実施形態に係るチャット表示方法は、試合の状況を示す試合状況データを取得することと、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される入力情報を取得することと、試合状況データが取得された場合、試合状況データに応じた内容のチャットデータである状況チャットデータを生成することと、生成された状況チャットデータを時刻と対応付けて記憶部38に記憶することと、状況チャットデータが記憶部38に記憶された場合、状況チャットデータが記憶部38に記憶された時刻に対応する時刻に取得された入力情報に基づいて、試合における盛り上がりの大きさを示す盛り上がり情報を生成して状況チャットデータと対応付けて記憶部38に記憶させることと、記憶部38に記憶される状況チャットデータと、状況チャットデータに対応する盛り上がり情報とをチャット端末装置40、40Aに送信することと、をサーバ30において行い、サーバ30からチャットデータ及び盛り上がり情報を取得することと、取得したチャットデータと盛り上がり情報とを対応するように表示部に表示させることと、をチャット端末装置40、40Aにおいて行う。
また、本実施形態に係るチャットデータ処理プログラムは、試合の状況を示す試合状況データを取得する処理と、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される入力情報を取得する処理と、試合状況データが取得された場合、試合状況データに応じた内容のチャットデータである状況チャットデータを生成する処理と、生成された状況チャットデータを時刻と対応付けて記憶部38に記憶する処理と、状況チャットデータが記憶部38に記憶された場合、状況チャットデータが記憶部38に記憶された時刻に対応する時刻に取得された入力情報に基づいて、試合における盛り上がりの大きさを示す盛り上がり情報を生成して状況チャットデータと対応付けて記憶部38に記憶させる処理と、記憶部38に記憶される状況チャットデータと、状況チャットデータに対応する盛り上がり情報とをチャット端末装置40、40Aに送信する処理と、をサーバ30に実行させ、サーバ30からチャットデータ及び盛り上がり情報を取得する処理と、取得したチャットデータと盛り上がり情報とを対応するように表示部に表示させる処理と、をチャット端末装置40、40Aに実行させる。
上記構成によれば、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される入力情報に基づいて盛り上がり情報が生成され、生成された盛り上がり情報がチャット端末装置40、40Aに送信される。このため、チャット端末装置40、40Aでは、受信する盛り上がり情報をチャットデータに対応付けて表示部42が表示される。これにより、ユーザに試合の盛り上がりの場面を効率よく把握させることができる。また、生体情報に基づいて盛り上がり情報が生成されるため、リアルタイムでの盛り上がりの場面をユーザに把握させることができる。また、試合の参加者及び試合の観戦者のうち少なくとも1人の対象者について個別に入力される入力情報に基づいて盛り上がり情報が生成されるため、例えば試合会場全体の観客の声などのような音声情報に比べて、盛り上がり情報を高精度に生成することができる。
本実施形態に係るチャットシステム100において、入力情報は、対象者の生体情報を含む。これにより、静かな環境で観戦する試合であっても、例えば緊迫した場面等において心拍数の上昇を検出したり、呼吸回数の上昇を検出したりというように、生体情報に基づいて盛り上がり情報を生成することができる。このため、ユーザに試合の盛り上がりの場面を効率よく把握させることができる。
本実施形態に係るチャットシステム100において、チャット端末装置40、40Aの制御部45は、盛り上がり情報に応じた表示態様で表示部42に状況チャットデータを表示する。これにより、チャットデータを閲覧するユーザに試合の盛り上がりの場面を効率よく把握させることができる。
本実施形態に係るチャットシステム100において、チャット端末装置40、40Aの制御部は、状況チャットデータの表示位置に対応するように盛り上がり情報を表示する。これにより、チャット表示領域42bを閲覧するユーザにチャットデータの内容を見なくても試合の盛り上がりの場面を効率よく把握させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。図10は、第2実施形態に係るチャットシステム200の一例を示す概略図である。図10に示すように、チャットシステム200は、サーバ130と、チャット端末装置40、40Aとを備える。チャット端末装置40、40Aの構成については、上記実施形態と同様である。本実施形態において、サーバ130は、第1実施形態の各構成に加えて、評価点設定部34を有している。サーバ130の他の構成については、第1実施形態と同様である。
評価点設定部34は、記憶部38に記憶されるチャットデータに対してチャット端末装置40、40Aから評価点を設定する旨の要求(以下、評価点設定要求と表記する)があった場合、当該評価点設定要求に基づいて当該チャットデータに対して評価点を設定する。評価点設定部34は、チャット端末装置40、40Aからの評価点設定要求に基づいて、チャットデータ毎に評価点を設定可能である。評価点設定要求は、対象となるチャットデータと、当該チャットデータに対する評価点の情報とを含む。評価点設定部34は、1つのチャットデータに対して複数の評価点設定要求があった場合、複数の評価点設定要求における評価点の総計を1つのチャットデータの評価点とすることができる。
サーバ側通信部35は、例えば記憶部38に記憶された映像データ、チャットデータに加えて、当該チャットデータに設定される評価点をチャット端末装置40、40Aに送信可能である。また、サーバ側通信部35は、チャット端末装置40、40Aからの評価点設定要求を受信可能である。
記憶部38は、映像データ取得部31で取得した複数の映像データと、スコアデータ取得部32で取得したスコアデータと、チャットデータ処理部33において処理されたチャットデータと、評価点設定部34で設定された評価点とを記憶する。記憶部38は、チャットデータと当該チャットデータに対応する評価点とを対応付けて記憶することができる。
また、記憶部38は、複数のチャット端末装置40、40Aとの間でチャットデータを送受信する処理と、サーバ側通信部35で受信したチャットデータを記憶部38に記憶する処理と、記憶部38に記憶されるチャットデータに対してチャット端末装置40、40Aから評価点を設定する旨の評価点設定要求があった場合、評価点設定要求に基づいてチャットデータに対して評価点を設定する処理と、記憶部38に記憶されたチャットデータに対して評価点が設定された場合、チャットデータと評価点を示す評価点データとを対応付けて記憶部38に記憶する処理と、記憶部38に記憶されるチャットデータをチャット端末装置40、40Aに送信し、要求によりチャットデータに対して評価点データが設定される場合、チャットデータとチャットデータに対応する評価点データとをチャット端末装置40、40Aに送信する処理と、をサーバ30に実行させ、記憶部38に記憶されるチャットデータに対して評価点を設定する旨の要求を送信する処理と、チャットサーバからチャットデータ及び評価点データを取得する処理と、取得したチャットデータと評価点データとを対応するように表示部42に表示させる処理と、をチャット端末装置40、40Aに実行させるチャットデータ処理プログラムを記憶する。
チャット端末装置40、40Aは、通信制御部61と、記憶制御部62と、表示制御部63と、評価点設定要求部64とを有する。
通信制御部61は、通信部43を介して評価点設定要求をサーバ30に送信させる。
表示制御部63は、表示部42に表示される表示内容を制御する。図11は、表示部42の表示内容の一例を示す図である。図11に示す例では、映像表示領域を省略して、チャット表示領域のみを示している。図11に示すように、表示制御部63は、第1実施形態と同様、表示部42に複数のチャットデータ(サーバメッセージ88、他者メッセージ89、自己メッセージ90)を表示可能である。表示制御部63は、各チャットデータの評価点を示す指標93及び折れ線グラフ94を表示部42に表示可能である。
指標93は、表示部42において左右方向の右側を+、左側を-としたとき、評価点を座標位置で示すものである。指標93は、チャットデータ毎に表示される。各指標93は、それぞれチャットデータの範囲を示す吹き出しの上下方向の中央に配置される。このように、表示制御部63は、チャットデータと当該チャットデータに対する指標93とを対応させて表示する。折れ線グラフ94は、指標93同士を直線で結んだグラフである。
図12は、表示部42の表示内容の他の例を示す図である。図12に示すように、表示制御部63は、チャットデータに対する評価点に応じて吹き出しの背景色の濃さが変わるように表示することができる。例えば、表示制御部63は、評価点が高いチャットデータの吹き出しの背景色を薄くし、評価点が低いチャットデータの吹き出しの背景色を濃くすることができる。この場合、背景色が濃いほどチャットの内容が見にくくなり、背景色が薄いほどチャットの内容が見やすくなる。
評価点設定要求部64は、評価点設定要求を生成する。評価点設定要求部64は、例えば表示部42にチャットデータが表示された状態で所定の操作を行うことにより、対象となるチャットデータと、要求する評価点とを設定することができる。所定の操作としては、例えば対象となるチャットデータの内側から外側に接触点を移動させる操作、いわゆるフリック操作等が挙げられる。
この場合、評価点設定要求部64は、接触点を移動させる方向に基づいて評価点を設定することができる。例えば、評価点設定要求部64は、接触点を上方に移動させる場合、評価点を+1とすることができる。また、評価点設定要求部64は、接触点を下方に移動させる場合、評価点を-1とすることができる。また、評価点設定要求部64は、接触点を左右方向に移動させる場合、評価点を0とすることができる。
また、評価点設定要求部64は、接触点を移動させる速度に基づいて評価点を設定することができる。例えば、評価点設定要求部64は、上記各方向について接触点の移動速度が第1閾値よりも速い場合にはより絶対値が高い値の評価点を設定し、接触点TPの移動速度が第2閾値よりも遅い場合にはより絶対値が高い値の評価点を設定することができる。具体的には、接触点が上方に向けて第1閾値よりも速い速度で移動する場合、評価点設定要求部64は、より絶対値が高い値、例えば評価点を+2と設定することができる。また、接触点が下方に向けて第1閾値よりも速い速度で移動する場合、評価点設定要求部64は、より絶対値が高い値、例えば評価点を-2と設定することができる。
次に、上記のように構成されたチャットシステム200の動作を説明する。図13は、第2実施形態に係るチャット表示方法の一例を示すフローチャートである。図13に示すように、サーバ130において、映像データ取得部31は、複数のカメラ10から入力される複数の映像データを取得し、記憶部38に記憶させる(ステップS110)。また、スコアデータ取得部32は、スコア入力部20から入力されるスコアデータを取得し、記憶部38に記憶させる(ステップS120)。チャットデータ処理部33は、スコアデータが入力される毎に、スコアデータに対応する内容のチャットデータを生成して、記憶部38に記憶させる(ステップS130)。
チャット端末装置40側では、サーバ30から送信されるチャットデータ及び映像データを受信し、表示部42に表示する(ステップS140)。表示制御部63は、チャットデータに対して評価点設定要求を行うための所定の操作が行われたか否かを判定する(ステップS150)。所定の操作が行われないと判定される場合(ステップS150のNo)、ステップS140以降の処理を繰り返し行う。所定の操作が行われたと判定される場合(ステップS150のYes)、評価点設定要求部64は、所定の操作に応じて対象となるチャットデータと要求する評価点とを設定し、サーバ30に送信する(ステップS160)。
サーバ30側では、評価点設定要求を受信したか否かを判定する(ステップS170)。評価点設定要求を受信しないと判定された場合(ステップS170のNo)、ステップS110以降の処理を繰り返し行う。評価点設定要求を受信したと判定された場合(ステップS170のYes)、評価点設定部34は、要求に基づいてチャットデータに対して評価点データを設定して記憶部38に記憶させ(ステップS180)、記憶させたチャットデータ及び評価点データを、サーバ側通信部35を介してチャット端末装置40、40Aに送信させる(ステップS190)。
チャット端末装置40側では、サーバ30から送信されるチャットデータ及び評価点データにより表示部42の表示を更新する(ステップS200)。ステップS200により、表示部42の表示が評価点を反映した表示となる。
以上のように、本実施形態に係るチャットシステム200は、複数のチャット端末装置40、40Aとの間でチャットデータを送受信可能なサーバ側通信部35と、サーバ側通信部35で受信したチャットデータを記憶する記憶部38と、記憶部38に記憶されるチャットデータに対してチャット端末装置40、40Aから評価点を設定する旨の要求があった場合、要求に基づいてチャットデータに対して評価点を設定する評価点設定部34と、記憶部38に記憶されたチャットデータに対して評価点が設定された場合、チャットデータと評価点を示す評価点データとを対応付けて記憶部38に記憶し、チャットデータと当該チャットデータに対応する評価点データとをチャット端末装置40、40Aに送信させるチャットデータ処理部33と、を有するサーバ30と、記憶部38に記憶されるチャットデータに対して評価点を設定する旨の要求を送信する評価点設定要求部64と、サーバ30からチャットデータ及び評価点データを取得する通信部43と、取得したチャットデータと評価点データとを対応するように表示部42に表示させる表示制御部63と、を有するチャット端末装置40、40Aとを備える。
本実施形態に係るチャット表示方法は、複数のチャット端末装置40、40Aとの間でチャットデータを送受信することと、サーバ側通信部35で受信したチャットデータを記憶部38に記憶することと、記憶部38に記憶されるチャットデータに対してチャット端末装置40、40Aから評価点を設定する旨の要求があった場合、要求に基づいてチャットデータに対して評価点を設定することと、記憶部38に記憶されたチャットデータに対して評価点が設定された場合、チャットデータと評価点を示す評価点データとを対応付けて記憶部38に記憶することと、記憶部38に記憶されるチャットデータをチャット端末装置40、40Aに送信し、要求によりチャットデータに対して評価点データが設定される場合、チャットデータとチャットデータに対応する評価点データとをチャット端末装置40、40Aに送信することと、をサーバ30が行い、記憶部38に記憶されるチャットデータに対して評価点を設定する旨の要求を送信することと、チャットサーバからチャットデータ及び評価点データを取得することと、取得したチャットデータと評価点データとを対応するように表示部42に表示させることと、をチャット端末装置40、40Aが行う。
本実施形態に係るチャットデータ処理プログラムは、複数のチャット端末装置40、40Aとの間でチャットデータを送受信する処理と、サーバ側通信部35で受信したチャットデータを記憶部38に記憶する処理と、記憶部38に記憶されるチャットデータに対してチャット端末装置40、40Aから評価点を設定する旨の要求があった場合、要求に基づいてチャットデータに対して評価点を設定する処理と、記憶部38に記憶されたチャットデータに対して評価点が設定された場合、チャットデータと評価点を示す評価点データとを対応付けて記憶部38に記憶する処理と、記憶部38に記憶されるチャットデータをチャット端末装置40、40Aに送信し、要求によりチャットデータに対して評価点データが設定される場合、チャットデータとチャットデータに対応する評価点データとをチャット端末装置40、40Aに送信する処理と、をサーバ30に実行させ、記憶部38に記憶されるチャットデータに対して評価点を設定する旨の要求を送信する処理と、チャットサーバからチャットデータ及び評価点データを取得する処理と、取得したチャットデータと評価点データとを対応するように表示部42に表示させる処理と、をチャット端末装置40、40Aに実行させる。
上記の構成によれば、チャット端末装置40、40Aにおいて複数のチャットデータを表示する場合、チャットデータと評価点とを対応させて表示することが可能となる。これにより、ユーザに対してチャットデータ毎の評価点を容易に認識させることが可能となる。
本実施形態に係るチャットシステム200において、チャット端末装置40、40Aの制御部45は、評価点に応じた表示態様で表示部42にチャットデータを表示する。これにより、ユーザに対して評価点の高いチャットデータを容易に識別させることが可能となる。
本実施形態に係るチャットシステム200において、チャット端末装置40、40Aの制御部45は、チャットデータの表示位置に対応するように、評価点を示すグラフを表示する。これにより、ユーザに対して評価点の高いチャットデータと評価点の低いチャットデータとを容易に識別させることが可能となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、第2実施形態に係るチャットシステム200において、サーバ130は、入力情報取得部36及び盛り上がり情報生成部37を有しなくてもよい。また、サーバ130が入力情報取得部36及び盛り上がり情報生成部37を有する場合、盛り上がり情報生成部37は、生体情報に加えて、又は生体情報に代えて、評価点に基づいて盛り上がり情報を生成してもよい。