JP2022098647A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Kazuto Ito
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Abstract

Figure 2022098647000001
【課題】意匠性に優れた庫内照明を有する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、壁面52と、壁面52より庫内側に配置された基板54と、基板54の庫内側の面に設けられた光源55と、光源55に電気を供給するために基板54に接続される配線60と、壁面52に設けられた配線60の引き出し口61と、を有する冷蔵庫において、引き出し口61と基板54とが離間されて配置され、引き出し口61と前記基板とが基板54の面に対して垂直な方向に重なり、引き出し口61から引き出された配線60が、基板54を迂回して延長されて基板54の庫内側の場所に接続されたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の天井には庫内を照らす庫内照明が設けられている。庫内照明は、天井に形成された収納部に基板が収納され、その基板の庫内側の面にLEDが配置された構造となっている(例えば特許文献1参照)。LEDに電気を供給するための配線は、前記収納部の内面に開けられた孔から収納部内に引き出され、その孔から基板に向かって延長され、基板に接続されている。
特開2019-39623号公報
しかし、従来の構造では、通過孔と基板とが離れていた。そのため、通過孔と基板との間を這う配線が利用者から目視でき意匠性を損ねていた。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、意匠性に優れた庫内照明を有する冷蔵庫を提供することを課題とする。
実施形態の冷蔵庫は、壁面と、前記壁面より庫内側に配置された基板と、前記基板の庫内側の面に設けられた光源と、前記光源に電気を供給するために前記基板に接続される配線と、前記壁面に設けられた前記配線の引き出し口と、を有する冷蔵庫において、前記引き出し口と前記基板とが離間されて配置され、前記引き出し口と前記基板とが前記基板の面に対して垂直な方向に重なり、前記引き出し口から引き出された前記配線が、前記基板を迂回して延長されて前記基板の庫内側の場所に接続されたことを特徴とする。
実施形態の冷蔵庫の縦断面図。 実施形態の冷蔵庫のブロック図。 (a)実施形態の冷蔵庫の天井を下から見た図。(b)(a)のA-A断面図。筐体内部及び庫内照明の詳細は図示省略してある。(c)(a)のB-B断面図。筐体内部は図示省略してある。 実施形態の庫内照明の前後方向の断面図。図3のA-Aの場所での断面図。 実施形態の収納部の斜視図。 実施形態の収納部に基板が設けられた状態の斜視図。 実施形態におけるLEDの配置を示す図。基板を下から見た図。 変更例におけるLEDの配置を示す図。基板を下から見た図。
実施形態について図面に基づき説明する。以下の実施形態は例示であり、発明の範囲はこれに限定されない。以下の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。以下の実施形態やその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以下の説明において、貯蔵室を開閉する扉側を前、その反対側を後ろとする。また、左右とは、冷蔵庫の前に立った利用者から見た左右のことである。
まず、冷蔵庫10の全体構成について説明する。図1に実施形態の冷蔵庫10を示す。冷蔵庫10の筐体11は、冷蔵庫10の外郭を形成する外箱12と、貯蔵室が形成された内箱13とが組み合わされ、外箱12と内箱13との間に断熱材14が充填されて構成されたものである。
筐体11の内側は断熱仕切壁15によって上下に仕切られている。断熱仕切壁15の上側は冷蔵空間である。冷蔵空間は冷蔵保存に適した温度である冷蔵温度に維持される。また断熱仕切壁15の下側は冷凍空間である。冷凍空間は冷凍保存に適した温度である冷凍温度に維持される。冷蔵空間及び冷凍空間には食品を貯蔵する貯蔵室がそれぞれ複数設けられている。各貯蔵室は前方に開口部を有し、利用者はその開口部から食品を出し入れできる。
冷蔵空間には上から順に貯蔵室としての冷蔵室20及び野菜室22が設けられている。冷蔵室20内は冷蔵温度の範囲内の例えば2~5℃に維持され、野菜室22内は冷蔵温度の範囲内の例えば4~7℃に維持される。冷蔵室20には複数の載置棚24が設けられている。一番下の載置棚24の下は、冷蔵室20の中でも特に低温に維持されるチルド室39となっている。また、野菜室22には、引き出し式容器40と、その上に載っている上側容器41が収納されている。
冷蔵室20の前方開口部は、フレンチ式(観音式)の左右一対の冷蔵室扉21で開閉される。図示省略するが、冷蔵室扉21には操作パネル45(図2参照)が設けられている。また、冷蔵室扉21の開閉を検知する扉センサ44(図2参照)が設けられている。
野菜室22の前方開口部は、引き出し式の野菜室扉23で開閉される。上記の引き出し式容器40は野菜室扉23の庫内側の面に固定されている。そのため、利用者が野菜室扉23を開けると、引き出し式容器40と、引き出し式容器40の上に載っている上側容器41とが、一体となって引き出される。
冷凍空間の上部には貯蔵室としての製氷室や小冷凍室26が設けられ、冷凍空間の下部には貯蔵室としての冷凍室28が設けられている。製氷室及び冷凍室28の内部は冷凍温度の範囲内の例えば-20~-18℃に維持される。また小冷凍室26内は、冷凍温度の範囲内の例えば-18~-16℃に維持される。小冷凍室26及び冷凍室28にはそれぞれ引き出し式の収納容器18、19が収納されている。
小冷凍室26の前方開口部は引き出し式の収納室扉27で開閉される。収納室扉27の庫内側の面に上記の収納容器18が固定されている。また、冷凍室28の前方開口部は引き出し式の冷凍室扉29で開閉される。冷凍室扉29の庫内側の面に上記の収納容器19が固定されている。また、製氷室の前方開口部は引き出し式の製氷室扉(不図示)で開閉される。
冷蔵空間の背後には、冷気を発生させる第1冷却器30と、発生した冷気を循環させる第1ファン32とが設けられている。第1冷却器30で発生した冷気は、第1冷却器30から上方へ向かって延びるダクト34を通って、複数の吹出口36から冷蔵空間へ吹き出る。冷蔵空間を循環した冷気は吸込口38から第1冷却器30へ向かって吸い込まれる。
また、冷凍空間の背後には、冷気を発生させる第2冷却器31と、発生した冷気を循環させる第2ファン33とが設けられている。第2冷却器31で発生した冷気は、冷凍空間の奥面に形成されている吹出口35から冷凍空間へ吹き出て、冷凍空間を循環した後、冷凍空間の奥面に形成されている吸込口37から第2冷却器31へ向かって吸い込まれる。
冷蔵庫10の下部後方には機械室16が設けられている。機械室16には圧縮機17や凝縮器(不図示)等が収納されている。
冷蔵室20の天井42には庫内照明50が設けられている。図示省略するが、冷蔵室20内には、奥面(後ろの面、背面とも言う)25等の場所にも庫内照明が設けられている。また、冷蔵室20以外の貯蔵室にも庫内照明が設けられている。
圧縮機17、凝縮器、第1冷却器30、第2冷却器31等は周知の冷凍サイクル装置を構成している。圧縮機17で圧縮された冷媒が第1冷却器30及び第2冷却器31に交互に流れ、冷媒が流れたときにそれぞれの冷却器で冷気が発生する。
図2に示すように、冷蔵庫10には制御部43が設けられている。制御部43には、操作パネル45の他、扉センサ44等の各種センサや、庫内照明50、圧縮機17、第1ファン32、第2ファン33等の各種機器が接続されている。制御部43は、操作パネル45からの指示や各種センサによる検出信号に基づき、各種機器を制御する。制御部43は、冷蔵室扉21が開いたことを扉センサ44が検知したときに庫内照明50を点灯し、冷蔵室扉21が閉じたことを扉センサ44が検知したときに庫内照明50を消灯する。
次に、冷蔵室20の天井42について説明する。図3(a)~(c)に示すように、天井42の下面は、後方(すなわち冷蔵庫奥側)の第1面42aと、前方(すなわち冷蔵庫手前側)の第2面42bとを有している。そして、第1面42aは第2面42bより低くなっている。第1面42aと第2面42bとの境界面42cは水平方向に対して傾斜面となっている。
天井42の左右方向中央において、第1面42aが前方へ突出している。この第1面42aの前方への突出部に、庫内照明50が設けられている。収納部51を下から見ると略長方形だが、前方左右の角部は丸められている。庫内照明50は、天井42の左右方向の中心及び前後方向の中心を含む場所に設けられている。また、天井42の左右両側における第1面42aと第2面42bとの境界面42cと、庫内照明50とが、左右方向に隣り合っている。図示省略するが、庫内照明50より後方には、電源基板が設けられている。
次に、庫内照明50について図4~図6に基づき説明する。図4に示すように、庫内照明50は、天井42の第1面42aの場所に設けられた収納部51と、収納部51の内部に設けられた基板54と、基板54に接続されたLED55と、収納部51を覆うシェード56とを有している。
図4及び図5に示すように、収納部51は、冷蔵室20の内面である天井42の第1面42aに対する凹部として形成されている。収納部51は、天井42の第1面42aより高い位置にある凹陥面52を有している。凹陥面52は収納部51の底面とも言える。第1面42a及び凹陥面52は水平面である。
図4及び図5に示すように、凹陥面52には引き出し口61が設けられている。引き出し口61は、LED55に電気を供給するための配線60を収納部51内に引き出すための孔である。図5に示すように、収納部51の側壁53から引き出し口61にかけて、凹陥面52に対して凸となった凸条部62が設けられている。この凸条部62の内部(収納部51の外側の部分)は配線60の通り道である。
配線60は、庫内照明50より後方の電源基板から、筐体11の内部を通って前方へ延長されている。そして、配線60は、凸条部62の内部を通り、引き出し口61から収納部51の内部へ出て来ている。図4に示すように、配線60の先端にはハウジング63が設けられている。ハウジング63は、配線60を基板54に接続する接続部品の一方である。
図5に示すように、凹陥面52にはそれぞれ下方に突出した複数の爪57及び複数のリブ58が設けられている。リブ58は前後方向に延びている。複数のリブ58が設けられた領域を囲むように、複数の爪57が設けられている。図6に示すように、基板54はこれらの爪57によって保持されている。基板54が爪57によって保持されているとき、基板54の上側の面(このように庫内の壁面と対向する方の面を「裏面」とする)がリブ58に当たっている。
配線60の引き出し口61は、爪57に保持された状態の基板54の裏面に対して垂直な方向の場所に設けられている。つまり、引き出し口61と基板54とが、基板54の裏面に対して垂直な方向に重なっている。そのため、基板54を下側から見ると、引き出し口61が基板54の裏側にあって目視できないようになっている。また、配線60の引き出し口61と基板54とは離間している。
図4に示すように、爪57に保持された基板54は、後方が上になるように(すなわち凹陥面52に近くなるように)、水平面に対して傾斜している。基板54の後端部59と収納部51の凹陥面52との間には隙間がある。その隙間の上下方向の長さは、配線60の直径の1.2~5.0倍(好ましくは2.0~3.0倍)である。また、基板54の最上端部(すなわち後端部59)と凹陥面52との隙間の上下方向の長さは、基板54の最下端部(すなわち前端部69)とシェード56との隙間の上下方向の長さよりも短い。
図6及び図7に示すように、基板54の下側の面(この面を「表面」とする)における、前後方向及び左右方向の複数の場所に、光源としてのLED55がそれぞれ設けられている。具体的には、基板54の前端部69側と後端部59側において、それぞれ複数のLED55が左右に一列に並んでいる。また、基板54の右側、左側及び中央において、それぞれ複数のLED55が前後に一列に並んでいる。これらのLED55は、基板54の表面に垂直な方向へ、光を照射する。
LED55が左右方向だけでなく前後方向にも並べられるように、基板54は比較的前後に長いものとなっている。基板54の前後方向の長さL1(図7参照)と左右方向の長さL2との比L1:L2は、1:1.5~1:2.5である。
また、基板54の表面には不図示の回路パターンが設けられている。さらに、基板54の表面の後端部59側の場所には、ベース64が設けられている。ベース64は、配線60を基板54に接続する上記の接続部品の他方である。なお、基板54の裏面には、回路パターンが設けられておらず、電子部品も設けられていない。そのため、基板54の裏面上には突起物がない。
図4に示すように、基板54の裏側において引き出し口61から引き出された配線60は、基板54の後端部59を迂回して基板54の表側に延長されている。ここで迂回とは、基板54の裏側から基板54の表側へ、基板54の後端部59より後ろ側を通って延びることである。そして、配線60の先端部に設けられたハウジング63が、基板54の表面上のベース64に電気的に接続されている。これにより、配線60からの電気が基板54の回路を通ってLED55に供給されるようになっている。
図4に示すように、収納部51内において、基板54より前方(すなわち冷蔵庫手前側)の場所に壁部65が設けられている。壁部65は、収納部51の凹陥面52から下方に向かって突出した壁部であり、基板54の前端部69以下の位置にまで延びている。また、壁部65は、基板54よりも左右方向に長く、基板54の左右両端部よりも左右両側にまで延びている。これらの特徴により、壁部65を前方から見たときに、基板54と凹陥面52との間の空間が壁部65の裏に隠れて目視できないようになっている。
壁部65は不透明である。壁部65は、冷蔵室20の内壁と同等以上に光の反射率が高い。そのために、壁部65は、冷蔵室20の内壁と同じ色もしくは冷蔵室20の内壁よりも白に近い色に着色され、又は、冷蔵室20の内壁と同じ表面粗さもしくは冷蔵室20の内壁より滑らかに仕上げられている。
図4に示すように、基板54の下には、収納部51全体を下から覆うための覆いとして、シェード56が設けられている。シェード56は全体が透明又は半透明である。そのため、LED55の光がシェード56を通過して冷蔵室20内に届く。
シェード56は、シェード56の主要部となる透光部66と、透光部66の縁から上へ延長された係合部67と、前方の係合部67のやや後方に設けられた遮光壁68とを有している。シェード56の係合部67が収納部51の側壁53に嵌まることにより、シェード56が収納部51に取り付けられている。ただし、シェード56に爪が設けられ、その爪が収納部51の側壁53の凹部に引っ掛かることにより、シェード56が収納部51に取り付けられる構造でも良い。シェード56の透光部66は平面状である。透光部66は、後方が上になるように、水平面に対して傾斜している。なお、透光部66だけでなく、係合部67や遮光壁68も透光性を有している。
遮光壁68は透光部66から上へ向かって突出している。遮光壁68は、基板54の前端部69より前方にある。遮光壁68の上端部は、基板54の前端部69以上の高さまで延長されている。また、遮光壁68は左右方向へ延びている。遮光壁68は、基板54よりも左右方向に長く、基板54の左右両端部よりも左右両側にまで延びている。これらの特徴により、遮光壁68を前方のやや下から見たときに、基板54が目視されにくくなっている。
なお、収納部51の凹陥面52から突出した壁部65は、遮光壁68と基板54の前端部69との間にある。
透光部66の上側の面の全体に微小な凹凸(図示省略)が形成されている。凹凸としては、直線状に伸びる凸条が所定間隔で並べられて形成されたものや、点状の突起が規則的に又は不規則に分布されて形成されたもの等が挙げられる。また、擦り加工やシボ加工等の表面加工によって、凹凸が形成されていても良い。このような凹凸があるため、LED55の光が透光部66で多方向に反射されたり透光部66を通過するときに多方向へ拡散されたりすることとなり、利用者からは透光部66の全体が均一に光って見える。
次に、本実施形態の効果について説明する。上記のように、本実施形態では、配線60の引き出し口61が基板54の裏側かつ基板54の裏面に対して垂直方向の場所に設けられ、引き出し口61から引き出された配線60が、基板54を迂回して延長されて基板54の庫内側の場所である表面に接続されている。
そのため、配線60の引き出し口61が基板54の裏側に隠れて目視できなくなっており、また、配線60の大部分も基板54の裏側に隠れて目視できなくなっている。そのため、利用者が庫内照明50を見ても配線60の引き出し口61及び配線60が目視できず、庫内照明50が意匠性に優れたものとなっている。
また、配線60が基板54の後端部59を迂回しているため、利用者が前方から庫内照明50を見ても配線60が目視できない。そのため庫内照明50が意匠性に優れたものとなっている。
また、配線60が基板54の裏面ではなく表面に接続されているため、接続部品のベース64を基板54の裏面に設ける必要がない。そのため、基板54と収納部51の凹陥面52との間を狭くすることができ、庫内照明50の省スペース化を実現できる。また、配線60が基板54の裏面に接続されないため、基板54の裏面に回路パターンを設ける必要がない。
なお、基板54の表面とシェード56とが近いと、シェード56がLED55の熱の影響を受けたり、LED55がシェード56を通して利用者に目視されやすくなったりする。それを防ぐために、基板54の表面とシェード56との間には所定の空間が設けられている。本実施形態では、配線60を基板54に接続するためのベース64が基板54の表面に設けられているが、それにより、基板54の表面とシェード56との間の空間が有効活用されている。
また、ベース64が基板54の後端部59側の場所に設けられているため、利用者から目視されにくい。
また、基板54の後端部59と凹陥面52との隙間の上下方向の長さが、配線60の直径の1.2~5倍(好ましくは2.0~3.0倍)であるため、配線60が基板54の後端部59と凹陥面52とに挟まれて傷むおそれがなく、かつ省スペース化も実現できる。
また、基板54の最下端部(すなわち前端部69)とシェード56との隙間の上下方向の長さが、基板54の最上端部(すなわち後端部59)と凹陥面52との隙間の上下方向の長さより長いため、LED55がシェード56を通して利用者に目視されにくくなっている。
また、基板54が、前端部69が下に、後端部59が上になるように傾斜しているため、暗くなりがちな冷蔵室20の奥を明るくすることができる。
また、収納部51の凹陥面52と基板54との間の空間は暗くなり、そのままではその暗い空間がシェード56を通して利用者から目視されるおそれがある。しかし、本実施形態では、基板54よりも前方の場所に壁部65が設けられているため、その壁部65に遮られて暗い空間が利用者から目視できなくなっている。また、壁部65の光の反射率が高いため、LED55の光が壁部65周辺にあまり届かなかったとしても、壁部65周辺が利用者に目視可能なほど暗くなることを防ぐことができる。
また、基板54の前端部69よりやや前方において、シェード56の透光部66から上へ向かって遮光壁68が突出しているため、基板54に設けられたLED55の光が遮光壁68で遮られて利用者の目に直接入らない。
また、基板54の前後方向の長さL1と左右方向の長さL2との比L1:L2が、1:1.5~1:2.5であるため、LED55を基板54の前後方向及び左右方向の複数の場所に設けることが容易となる。また、基板54上でのLED55の配置を設計変更しやすい。
また、LED55が基板54の前後方向及び左右方向の複数の場所に設けられているため、冷蔵室20内をむらなく明るくすることができる。
次に、変更例について説明する。
<変更例1>
LED55は、基板54の前後方向及び左右方向の複数の場所に設けられていることが好ましいが、その場合の詳細な配置は限定されない。例えば図8に示すように、複数のLED55が前後方向及び左右方向の複数の場所に設けられているものの、前後方向にも左右方向にも列をなしていない配置であっても良い。
<変更例2>
上記実施形態と同様の庫内照明(すなわち、壁面より庫内側に基板54が配置され、前記壁面に配線60の引き出し口61が設けられ、引き出し口61が基板54の裏面の垂直方向の場所に設けられ、引き出し口61から引き出された配線60が、基板54を迂回して延長されて基板54の庫内側の場所に接続された構造の庫内照明)は、冷蔵庫10の内部のいずれの場所に設けられても良い。
例えば、冷蔵室扉21のスロート部に設けられ、冷蔵室扉21が開いたときに冷蔵室20の奥へ向かって光を照射する所謂スロート照明が知られている。そのようなスロート照明が上記実施形態と同様の構造となっていても良い。なお、スロート照明を庫内照明と捉える場合、「庫内側」とは冷蔵室扉21が90°開いた状態のときの冷蔵室20側のことである。また、スロート照明を庫内照明と捉える場合、「冷蔵庫奥側」とは冷蔵室扉21を開けた利用者から見て奥側のことである。また、庫内照明がいずれの場所に設けられる場合も、「基板54を迂回する」とは、基板54の裏側(引き出し口61側)から基板54の表側へ、基板54における利用者(冷蔵室扉21等の扉を開けたときの利用者)から見て遠い方の端部よりさらに遠い場所を通って延びることである。
10…冷蔵庫、11…筐体、12…外箱、13…内箱、14…断熱材、15…断熱仕切壁、16…機械室、17…圧縮機、18…収納容器、19…収納容器、20…冷蔵室、21…冷蔵室扉、22…野菜室、23…野菜室扉、24…載置棚、25…奥面、26…小冷凍室、27…収納室扉、28…冷凍室、29…冷凍室扉、30…第1冷却器、31…第2冷却器、32…第1ファン、33…第2ファン、34…ダクト、35…吹出口、36…吹出口、37…吸込口、38…吸込口、39…チルド室、40…引き出し式容器、41…上側容器、42…天井、42a…第1面、42b…第2面、42c…境界面、43…制御部、44…扉センサ、45…操作パネル、50…庫内照明、51…収納部、52…凹陥面、53…側壁、54…基板、55…LED、56…シェード、57…爪、58…リブ、59…後端部、60…配線、61…引き出し口、62…凸条部、63…ハウジング、64…ベース、65…壁部、66…透光部、67…係合部、68…遮光壁、69…前端部

Claims (5)

  1. 壁面と、前記壁面より庫内側に配置された基板と、前記基板の庫内側の面に設けられた光源と、前記光源に電気を供給するために前記基板に接続される配線と、前記壁面に設けられた前記配線の引き出し口と、を有する冷蔵庫において、
    前記引き出し口と前記基板とが離間されて配置され、
    前記引き出し口と前記基板とが前記基板の面に対して垂直な方向に重なり、
    前記引き出し口から引き出された前記配線が、前記基板を迂回して延長されて前記基板の庫内側の場所に接続されたことを特徴とする、冷蔵庫。
  2. 前記配線が、前記基板の冷蔵庫奥側の端部を迂回して延長された、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記壁面と、前記基板の冷蔵庫奥側の端部との隙間が、前記配線の直径の1.2~5倍である、請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記基板が、冷蔵庫奥側ほど前記壁面に近くなるように傾斜した、請求項1~3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記基板よりも冷蔵庫手前側の場所に、前記壁面から庫内側に突出する壁部が設けられた、請求項1~4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。

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