JP2022098622A - 船外機 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑または大型の構成を有する場合であっても比較的容易に製造することができ、十分な強度が確保されると共に重量化が抑えられる船外機を提供する。【解決手段】船外機100は、エンジン1と推進機5との間に配置されたアッパーケース20を備える。アッパーケース20は、互いに別体に形成されかつ組み立てられた複数のケース部品21~26によって構成されている。複数のケース部品21~26には、互いにドライブシャフト7の軸線7cと垂直な方向に対向する第1ケース部品21および第2ケース部品22が含まれている。【選択図】図2
Description
本発明は船外機に関する。
従来から、プロペラを有する推進機と、推進機を駆動するエンジンと、エンジンの動力を推進機に伝達するドライブシャフトと、を備えた船外機が知られている(例えば、特許文献1参照)。エンジンは推進機の上方に配置されており、カバーによって覆われている。エンジンと推進機との間には、ケースが設けられている。エンジンはケースの上部に固定され、推進機はケースの下部に固定されている。エンジンおよび推進機は、ケースに支持されている。ドライブシャフトはエンジンから下方に延びている。推進機は、ドライブシャフトの下端部に接続されている。
ケースは、エンジンおよび推進機からの荷重を受ける。ケースは、エンジンおよび推進機を安定して支えるフレームとしての役割を果たす部品であり、十分な強度が必要とされる。また、ケースはエンジンと推進機との間に配置されるので、エンジンから推進機に向けて下方に延びるドライブシャフトを案内する役割を果たす。そのため、ケースは、ドライブシャフトを囲むように筒状に形成されている。従来の船外機では、ケースは鋳造により製造されている。
近年、船外機の構造が複雑化している。しかし、鋳造では、抜き勾配を確保しなければならないため、複雑な形状を有するケースは製造し難い。
また、大型の船外機では、ケースの上下方向の寸法は大きくなる。しかし、鋳造では、上下方向の寸法が大きいケースは製造し難い。そのため、上下方向の寸法が大きいケースを製造するためには、上側のケース部品と下側のケース部品とを鋳造により製造しておき、それらを組み立てる必要がある。ところが、組立のために上側および下側のケース部品のそれぞれにフランジが必要となり、ケースの重量が大きくなるという課題がある。
本発明の目的は、ケースが複雑または大型の構成を有する場合であっても、比較的容易に製造することができ、十分な強度が確保されると共に重量化が抑えられる船外機を提供することである。
ここに開示される船外機は、エンジンと、前記エンジンの下方に配置され、プロペラを有する推進機と、前記エンジンからの駆動力を前記推進機に伝達するように前記エンジンおよび前記推進機に接続されたドライブシャフトと、前記エンジンと前記推進機との間に配置されたケースと、を備える。前記ケースは、前記エンジンが取り付けられたエンジン取付部と、前記推進機が取り付けられた推進機取付部と、を有している。前記ケースは、互いに別体に形成されかつ組み立てられた複数のケース部品によって構成されている。前記複数のケース部品には、互いに前記ドライブシャフトの軸線と垂直な方向に対向する第1ケース部品および第2ケース部品が含まれている。
上記船外機によれば、ケースは、複数のケース部品が組み立てられることにより構成されている。ケースが単一の部品で構成されている場合の当該部品に比べて、個々のケース部品は比較的簡単かつ小型の構成を有する。そのため、ケースが複雑または大型の構成を有する場合であっても、比較的容易に製造することができる。また、複数のケース部品には、互いにドライブシャフトの軸線と垂直な方向に対向する第1ケース部品および第2ケース部品が含まれている。第1ケース部品と第2ケース部品とを上下に組み立てる場合には、重量化を招く要因となるフランジが必要となるが、そのようなフランジは不要である。したがって、上記船外機によれば、アッパーケースが複雑または大型の構成を有する場合であっても、比較的容易に製造することができ、十分な強度が確保されると共に重量化が抑えられる。
本発明によれば、ケースが複雑または大型の構成を有する場合であっても、比較的容易に製造することができ、十分な強度が確保されると共に重量化が抑えられる船外機を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係る船外機100を備えた船舶10を表している。以下の説明では、特に断らない限り、前、後、左、右とは、後述するドライブシャフト7の軸線7cが鉛直に延び、かつ、船外機100が船体11に対して左右に傾いていない状態において、船舶10の前進方向に向かって前、後、左、右の方向をそれぞれ意味するものとする。図中の符号F、B、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。
以下、図面を参照しながら、実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係る船外機100を備えた船舶10を表している。以下の説明では、特に断らない限り、前、後、左、右とは、後述するドライブシャフト7の軸線7cが鉛直に延び、かつ、船外機100が船体11に対して左右に傾いていない状態において、船舶10の前進方向に向かって前、後、左、右の方向をそれぞれ意味するものとする。図中の符号F、B、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。
船舶10は、船体11と、ステアリングホイール12と、リモコン13と、船外機100とを備えている。船外機100は、船体11の後部に取り付けられている。
ステアリングホイール12は、船体11を操舵するために設けられている。船舶10の乗員がステアリングホイール12を操作することにより、船外機100は船体11に対して左方または右方に回転する。船外機100はシフトチェンジが可能である。乗員がリモコン13を操作することにより、船外機100の状態を前進、後進、またはニュートラルに切り替え可能である。船外機100はエンジン1を備えており、エンジン1にはスロットル弁(図示せず)が設けられている。乗員はリモコン13を操作することにより、スロットル弁の開度を調整することができる。スロットル弁の開度を調整することにより、船外機100の出力を調整することができる。
図2は、船外機100の側面図である。船外機100は、船外機本体101と、船外機本体101を支持する支持部材50と、支持部材50を船体11に取り付ける取付部材70とを備えている。
船外機本体101は、エンジン1と、プロペラ3を有する推進機5と、エンジン1と推進機5とに接続されたドライブシャフト7と、アッパーケース20とを備えている。アッパーケース20は、エンジン1と推進機5との間に配置されている。エンジン1は、アッパーケース20の上方に配置されている。推進機5は、アッパーケース20の下方に配置されており、エンジン1の下方に配置されている。
エンジン1は、ガソリンや軽油などの燃料の燃焼により駆動される内燃機関により構成されている。エンジン1はカバー2により覆われている。
ドライブシャフト7は、エンジン1から出力される動力を推進機5に伝達するように構成されている。ドライブシャフト7は、エンジン1から下方に延びている。ドライブシャフト7は、エンジン1に駆動されることによって回転する。
推進機5は、プロペラ3が設けられたプロペラシャフト9と、ドライブシャフト7とプロペラシャフト9とを連結するギア装置15と、ロアケース6とを有している。ギア装置15は、ドライブシャフト7の回転を減速して、プロペラシャフト9に伝達する。図示は省略するが、ギア装置15は、ピニオンギアと、前進用ベベルギアと、後進用ベベルギアと、ドッグクラッチとを含んでいる。ギア装置15として、周知のギア装置を好適に用いることができる。プロペラ3は、プロペラシャフト9と共に回転することにより、前向きまたは後向きの推力を発生させる。
アッパーケース20は、以下に説明する複数のケース部品21~26により構成されている。これら複数のケース部品21~26は、互いに別体に形成されている。すなわち、複数のケース部品21~26は、別々の部品である。
アッパーケース20はケース部品として、上プレート部品25および下プレート部品26を有している。ここでは、上プレート部品25および下プレート部品26は、水平な板状に形成されている。ただし、上プレート部品25および下プレート部品26の形状は特に限定されない。上プレート部品25および下プレート部品26は、左右方向および前後方向に延びている。上プレート部品25にはエンジン1が取り付けられている。上プレート部品25は、エンジン1が取り付けられる「エンジン取付部」の一例である。下プレート部品26には推進機6が取り付けられている。下プレート部品26は、推進機6が取り付けられる「推進機取付部」の一例である。
図3および図4に示すように、アッパーケース20はケース部品として、互いにドライブシャフト7の軸線7cと垂直な方向に対向する第1ケース部品21および第2ケース部品22を含んでいる。第1ケース部品21および第2ケース部品22のそれぞれは、上下方向に延びている。また、第1ケース部品21および第2ケース部品22のそれぞれは、前後方向に延びている。ドライブシャフト7は、第1ケース部品21と第2ケース部品22との間に配置されている。本実施形態では、第2ケース部品22は第1ケース部品21の右方に配置されている。第1ケース部品21はドライブシャフト7の左方に配置され、第2ケース部品22はドライブシャフト7の右方に配置されている。
図5は第1ケース部品21の表面図であり、第1ケース部品21を左方から見た図である。図6は第1ケース部品21の裏面図であり、第1ケース部品21を右方から見た図である。第1ケース部品21は、上下方向および前後方向に延びる湾曲した板状の本体31と、本体31に設けられた複数の補強リブ33とを含んでいる。第1ケース部品21の上下方向の寸法は、前後方向の寸法よりも大きく、左右方向の寸法よりも大きい。
図6に示すように、補強リブ33は、本体31の裏側に設けられている。補強リブ33は、本体31の裏側の面から突出した細長い突起である。補強リブ33には、水平方向に延びる水平リブ33hと、後方かつ下方に延びる傾斜リブ33a,33b,33c,33dと、後方かつ上方に延びる傾斜リブ33eと、鉛直方向に延びる鉛直リブ33vと、湾曲した湾曲リブ33fとが含まれる。
水平リブ33h、傾斜リブ33a、及び湾曲リブ33fは、本体31の縁部に設けられている。傾斜リブ33b,33c,33d,33eおよび鉛直リブ33vは、本体31の縁部よりも内側に設けられている。
前述したように、ドライブシャフト7の軸線7cは鉛直方向に延びている。傾斜リブ33a,33b,33c,33d,33eは、ドライブシャフト7の軸線7cと平行な方向に対して斜めの方向に延びている。傾斜リブ33a,33b,33cは、後方かつ下方に延びている。言い換えると、傾斜リブ33a,33b,33cは、後方に行くほどプロペラ3の方に向かうように延びている。水平リブ33hは、ドライブシャフト7の軸線7cと平行な方向に対して垂直な方向に延びている。
図5に示すように、本体31には貫通穴32が形成されている。貫通穴32は、ドライブシャフト7の軸線7cと垂直な方向に開口している。ここでは、貫通穴32は、左方および右方に開口している。本実施形態では、本体31に3つの貫通穴32が形成されている。ただし、貫通穴32の個数は限定されない。貫通穴32の個数は2つでもよく、4つ以上でもよい。貫通穴32の個数は複数に限らず、1つでもよい。貫通穴32は、第1ケース部品21を軽量化するために設けられている。本実施形態では、3つの貫通穴32は上下に並んでいる。ただし、貫通穴32の配置は特に限定されない。また、貫通穴32の形状は限定されない。
第2ケース部品22は、第1ケース部品21に対して左右対称の形状を有している。そこで、第2ケース部品22について第1ケース部品21の各部と対応する部分には同様の符号を付すこととし、第2ケース部品22の構成の説明は省略することとする。
図3に示すように、アッパーケース20はケース部品として、それぞれ第1ケース部品21および第2ケース部品22に接続された第3ケース部品23および第4ケース部品24を有している。第3ケース部品23および第4ケース部品24は、第1ケース部品21から第2ケース部品22に架け渡されている。第3ケース部品23および第4ケース部品24は、左右方向に延びている。ここでは、第3ケース部品23および第4ケース部品24は、第1ケース部品21および第2ケース部品22に対して垂直に延びている。ただし、限定されない。第3ケース部品23または第4ケース部品24は、第1ケース部品21および第2ケース部品22の少なくとも一方に対して、斜めに延びていてもよい。第4ケース部品24は第3ケース部品23の上方に配置されている。第3ケース部品23は、第1ケース部品21および第2ケース部品22の上下方向の中間位置よりも下方に配置されている。第4ケース部品24は、第1ケース部品21および第2ケース部品22の上下方向の中間位置よりも上方に配置されている。第3ケース部品23および第4ケース部品24には、後述するステアリング軸61,62(図2参照)が挿入される穴37が形成されている。
図3に示すように、第1ケース部品21および第2ケース部品22には、第1補強部材27が接続されている。第1補強部材27は、第1ケース部品21から第2ケース部品22に架け渡されている。第1補強部材27は左右方向に延びている。ここでは、第1補強部材27は、第1ケース部品21および第2ケース部品22に対して垂直に延びている。ただし、限定されない。第1補強部材27は、第1ケース部品21および第2ケース部品22の少なくとも一方に対して、斜めに延びていてもよい。第1補強部材27は、第3ケース部品23の上方に配置され、第4ケース部品24の下方に配置されている。
図4に示すように、第1ケース部品21、第2ケース部品22、および上プレート部品25には、第2補強部材28が接続されている。第2補強部材28は、三角形状のリング状に形成されている。第2補強部材28は、第1ケース部品21と第2ケース部品22と上プレート部品25とに架け渡されている。第2補強部材28は、第3ケース部品23よりも上方に配置されている。
アッパーケース20は、複数のケース部品21~26が組み立てられることにより構成されている。本実施形態では、ケース部品21~26にボルト穴35が形成されている。ケース部品21~26は、それらボルト穴35に挿入されたボルト36(図2参照)により組み立てられている。ただし、ケース部品21~26の組立形態は特に限定されない。ケース部品21~26の一部または全部は、ボルト36などの固定具により結合されていてもよく、固定具を用いずに溶接などにより結合されていてもよい。
複数のケース部品21~26は、互いに別体であり、別々に製造される。ケース部品21~26は別体であるので、ケース部品21~26の材料および製造方法は同一でなくてもよい。すなわち、ケース部品21~26の材料は同一であってもよいが、異なっていてもよい。ケース部品21~26には、材料の異なる複数のケース部品が含まれていてもよい。また、ケース部品21~26の製造方法は同一であってもよく、異なっていてもよい。ケース部品21~26には、鋳造により製造されたケース部品と、鍛造により製造されたケース部品とが含まれていてもよい。
本実施形態では、第1ケース部品21および第2ケース部品22は、アルミダイカスト製であり、鋳造により製造されている。第3ケース部品23および第4ケース部品24は、アルミ鍛造材の熱処理品であり、鍛造により製造されている。ただし、上記は単なる例示であり、第1~第4ケース部品21~24の材料および製造方法は何ら限定されない。第3ケース部品23および第4ケース部品24は、重力鋳造材の熱処理品であってもよい。第3ケース部品23および第4ケース部品24の強度は、第1ケース部品21および第2ケース部品22の強度よりも高くなっている。
図2~図4では図示を省略するが、船外機本体101は更に、エンジン1の排ガスを排出する排気管、エンジン1のオイルを貯留するオイルタンク、エンジン1に冷却水を供給する水ポンプ、等の部品を備えている。アッパーケース20の内部を上記部品の設置スペースとして利用することができる。また、アッパーケース20は周囲が閉じられたケースではないため、上記部品をアッパーケース20の内部と外部とに跨がるように配置することが可能である。
例えば、図7に示すように、オイルタンク87および排気管88を、アッパーケース20の内部と外部とに跨がるように配置してもよい。図7に示す例では、オイルタンク87は、内側部分87iおよび外側部分87oを有している。排気管88は、内側部分88iおよび外側部分88oを有している。内側部分87iおよび88iは、アッパーケース20の上端よりも下方かつ下端よりも上方であって、アッパーケース20の内部に配置されている。内側部分87iおよび88iは、アッパーケース20の上端よりも下方、下端よりも上方、前端よりも後方、および、後端よりも前方に配置されている。内側部分87iおよび88iは、側面視においてアッパーケース20と重なっている。一方、外側部分87oおよび88oは、アッパーケース20の上端よりも下方かつ下端よりも上方であって、アッパーケース20の外部に位置している。外側部分87oおよび88oは、側面視においてアッパーケース20と重なっていない。
図2に示すように、船外機本体101を左右に回転可能に支持する支持部材50は、上支持部材51と、上支持部材51から下方に離間した下支持部材52とを有している。第4ケース部品24は、上ステアリング軸61により、上支持部材51に対して左右に回転可能に接続されている。第3ケース部品23は、下ステアリング軸62により、下支持部材52に対して左右に回転可能に接続されている。上ステアリング軸61および下ステアリング軸62は、同一の軸線60c(以下、ステアリング軸線という)上に配置されている。ドライブシャフト7は、上ステアリング軸61および下ステアリング軸62に挿入されている。ステアリング軸線60cは、ドライブシャフト7の軸線7cと一致している。船外機本体101は、ステアリング軸線60c周りに左方および右方に回転可能である。上ステアリング軸61および下ステアリング軸62は、アッパーケース20を支持部材50に対して左右に回転可能に接続している。本実施形態では上ステアリング軸61と下ステアリング軸62とは、分離されている。ただし、上ステアリング軸61と下ステアリング軸62とは繋がっていてもよい。ステアリング軸は1本の軸により構成されていてもよい。
上支持部材51および下支持部材52には、補強部材85が接続されている。補強部材85の上端部は上支持部材51に固定され、補強部材85の下端部は下支持部材52に固定されている。補強部材85は、後方かつ下方に延びており、上支持部材51から下支持部材52に架け渡されている。
取付部材70は、船体11の後部に取りつけられている。支持部材50は、左右方向に延びるチルト軸65により、取付部材70に対して上下に回転可能に接続されている。チルト軸65は、支持部材50を取付部材70に対して上下に回転可能に連結している。ここでは取付部材70は、チルト軸65により、上支持部材51に対して上下に回転可能に接続されている。
取付部材70と支持部材50とには、チルトシリンダ80が接続されている。チルトシリンダ80は、取付部材70および支持部材50のそれぞれに対して、上下に回転可能に接続されている。詳しくは、チルトシリンダ80は、シリンダ81およびロッド82を有している。シリンダ81の上端部81aは、取付部材70に対して上下に回転可能に接続されている。ロッド82の下端部82aは、下支持部材52に対して上下に回転可能に接続されている。支持部材50および船外機本体101は、ロッド82の伸縮に伴って、チルト軸65周りに回転する。図2において、支持部材50および船外機本体101は、ロッド82が伸びると反時計回りに回転し、ロッド82が縮むと時計回りに回転する。
以上が本実施形態に係る船外機100の構成である。次に、本実施形態に係る船外機100によってもたらされる様々な効果について説明する。
本実施形態に係る船外機100によれば、アッパーケース20は、複数のケース部品21~26が組み立てられることにより構成されている。アッパーケース20が単一の部品で構成されている場合の当該部品に比べて、個々のケース部品21~26は比較的簡単かつ小型の構成を有する。そのため、アッパーケース20が複雑または大型の構成を有する場合であっても、比較的容易に製造することができる。
また、複数のケース部品21~26には、互いにドライブシャフト7の軸線7cと垂直な方向に対向する第1ケース部品21および第2ケース部品22が含まれている。アッパーケース20の上下方向の寸法(すなわち、ドライブシャフト7の軸線7cの方向の寸法)が大きい場合であっても、第1ケース部品21および第2ケース部品22を容易に製造することができる。第1ケース部品21と第2ケース部品22とを上下に組み立てる場合には、重量化を招く要因となるフランジが必要となるが、本実施形態では、そのようなフランジは不要である。本実施形態に係る船外機100によれば、アッパーケース20が複雑または大型の構成を有する場合であっても、十分な強度を確保することができると共に重量化を抑えることができる。
ドライブシャフト7は、第1ケース部品21と第2ケース部品22との間に配置されている。このことにより、第1ケース部品21および第2ケース部品22は、ドライブシャフト7をエンジン1から推進機5に向けて下方に案内する役割を果たすことができる。
アッパーケース20は、エンジン1が取り付けられた上プレート部品25と、推進機5が取り付けられた下プレート部品26とを含んでいる。第1ケース部品21および第2ケース部品22のそれぞれは、上下方向に延びている。このことにより、アッパーケース20の強度が確保されると共に重量化が抑えられる。
第1ケース部品21はドライブシャフト7の左方に配置され、第2ケース部品22はドライブシャフト7の右方に配置されている。このことにより、アッパーケース20の構成を比較的簡単にすることができる。
アッパーケース20は、第1ケース部品21から第2ケース部品22に架け渡された第3ケース部品23を有している。このことにより、アッパーケース20の構成を比較的簡単にすることができると共に、十分な強度を確保することができる。
本実施形態によれば、第3ケース部品23は、第1ケース部品21および第2ケース部品22に対して垂直に延びている。このことにより、アッパーケース20の強度を十分に確保することができる。
アッパーケース20を構成する複数のケース部品21~26は、互いに別体である。ケース部品21~26は、別々に製造される。そのため、ケース部品21~26について、材料を同一にしなければならないという制約はない。本実施形態では、アッパーケース20を構成する複数のケース部品21~26には、材料の異なる複数のケース部品が含まれている。本実施形態に係る船外機100によれば、アッパーケース20の材料の制約が少ない。ケース部品21~26の材料をそれぞれ適宜に選択することにより、アッパーケース20の強度を十分に確保しながら重量化を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、複数のケース部品21~26について、製造方法を同一にしなければならないという制約はない。本実施形態では、アッパーケース20を構成する複数のケース部品21~26には、鋳造により製造されたケース部品21,22と、鍛造により製造されたケース部品23,24とが含まれている。本実施形態によれば、複数のケース部品21~26の製造方法をそれぞれ適宜に選択することにより、アッパーケース20が複雑または大型の構成を有する場合であっても、比較的容易に製造することができ、また、強度を確保しながら重量化を抑えることができる。
第1ケース部品21および第2ケース部品22は、本体31に加えて、補強リブ33を有している(図6参照)。補強リブ33には、ドライブシャフト7の軸線7cと平行な方向に対して垂直な方向に延びる水平リブ33hと、ドライブシャフト7の軸線7cと平行な方向に対して斜めの方向に延びる傾斜リブ33a~33eとが含まれる。従来技術のように、鋳造により製造される単一の筒状部品によってアッパーケースを構成する場合、水平リブおよび傾斜リブを形成することは困難である。しかし、本実施形態によれば、第1ケース部品21および第2ケース部品22に水平リブ33hおよび傾斜リブ33a~33eを設けることは容易である。そのため、本体31の厚みを大きくしなくても、第1ケース部品21および第2ケース部品22の強度を高めることができる。よって、アッパーケース20の強度を十分に確保しながら重量化を抑えることができる。
図2に示すように、アッパーケース20の下部には推進機5が接続されている。推進機5のプロペラ3が回転することにより前向きに推力を発生しているときに、アッパーケース20の後部は、後方かつ下方に向けて引っ張られる。図2の符号F1は、アッパーケース20の後部に発生する引っ張り力を表している。本実施形態では、第1ケース部品21および第2ケース部品22は、後方かつ下方に延びる傾斜リブ33a~33cを有している(図6参照)。したがって、引っ張り力F1に対して、アッパーケース20の強度を十分に確保することができる。
図5に示すように、第1ケース部品21および第2ケース部品22には、貫通穴32が形成されている。なお、貫通穴32は、ボルト36が挿入されるボルト穴35と異なり、アッパーケース20が組み立てられた状態において開いている穴である(図2参照)。貫通穴32は、ボルト36等によって塞がれず、常時開いた穴である。第1ケース部品21および第2ケース部品22に貫通穴32が形成されていることにより、第1ケース部品21および第2ケース部品22を軽量化することができる。これにより、アッパーケース20を軽量化することができる。
図7に示すように本実施形態では、オイルタンク87は、アッパーケース20の内部に位置する内側部分87iと、アッパーケース20の外部に位置する外側部分87oとを有している。排気管88は、アッパーケース20の内部に位置する内側部分88iと、アッパーケース20の外部に位置する外側部分88oとを有している。アッパーケース20は周囲が閉じられた筒状のケースではないため、オイルタンク87および排気管88をアッパーケース20の内部と外部とに跨がるように配置することができる。本実施形態によれば、オイルタンク87や排気管88等の部品に関して、配置の自由度が大きい。
アッパーケース20は、上ステアリング軸61が挿入された第4ケース部品24と、下ステアリング軸62が挿入された第3ケース部品23とを有している。上ステアリング軸61および下ステアリング軸62は、アッパーケース20の内側に配置されている。そのため、ステアリング軸がアッパーケース20よりも前方に配置されている場合に比べて、船外機100を小型化することができる。
アッパーケース20は、第1ケース部品21および第2ケース部品22に固定された第1補強部材27を備えている。また、アッパーケース20は、第1ケース部品21と第2ケース部品22と上プレート部品25とに固定された第2補強部材28を備えている。第1補強部材27および第2補強部材28により、アッパーケース20の強度を更に高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る船外機100は、第1実施形態に係る船外機100において、アッパーケース20の構成を変更したものである。以下の説明では、第1実施形態と同様または対応する部分には同一の符号を付し、それらの説明は省略することとする。
第2実施形態に係る船外機100は、第1実施形態に係る船外機100において、アッパーケース20の構成を変更したものである。以下の説明では、第1実施形態と同様または対応する部分には同一の符号を付し、それらの説明は省略することとする。
図8は、第2実施形態に係る船外機100のアッパーケース20の斜視図である。第1実施形態と同様、アッパーケース20は、第1ケース部品21、第2ケース部品22、第3ケース部品23、第4ケース部品24、上プレート部品25、および下プレート部品26が組み立てられることにより構成されている。図示は省略するが、上プレート部品25にはエンジン1が取り付けられ、下プレート部品26には推進機5が取り付けられる。
第2実施形態に係る第1ケース部品21および第2ケース部品22の構成は、第1実施形態に係る第1ケース部品21および第2ケース部品22の構成と異なっている。第2実施形態では、第1ケース部品21および第2ケース部品22に補強リブは設けられていない。ただし、第2実施形態においても、第1ケース部品21および第2ケース部品22には、左方および右方に開口する貫通穴32が形成されている。第1ケース部品21はステアリング軸(図示せず)の左方に配置され、第2ケース部品22はステアリング軸の右方に配置されている。
第1ケース部品21および第2ケース部品22には、第1補強部材27が接続されている。第1補強部材27は、左右方向に延びており、第1ケース部品21から第2ケース部品22に架け渡されている。本実施形態では、第1補強部材27は第3ケース部品23の下方に配置されている。第1ケース部品21、第2ケース部品22、および上プレート部品25には、第2補強部材28が接続されている。
図9に示すように、第4ケース部品24には上ステアリング軸61(図8参照)が挿入され、上ステアリング軸61に上支持部材51が取り付けられている。第3ケース部品23には下ステアリング軸62(図8参照)が挿入され、下ステアリング軸62に下支持部材52が取り付けられている。アッパーケース20は、上支持部材51および下支持部材52に対して、左右に回転可能に支持されている。図示は省略するが、本実施形態においても、上ステアリング軸61および下ステアリング軸62にドライブシャフト7(図2参照)が挿入される。上ステアリング軸61、下ステアリング軸62、およびドライブシャフト7の軸線は一致している。
上支持部材51は、左右方向に延びるチルト軸65により、取付部材70に対して上下に回転可能に支持されている。下支持部材52は、チルトシリンダ80を介して、取付部材70に対して上下に回転可能に支持されている。
本実施形態では、第3ケース部品23と第1ケース部品21との間、および、第3ケース部品23と第2ケース部品22との間に、ゴム製のダンパー91が配置されている。図10に示すように、第3ケース部品23と第1ケース部品21とは、ダンパー91が介在するようにして組み立てられている。第3ケース部品23の左端部23aと第1ケース部品21とは直接的には接触しておらず、ダンパー91を介して間接的に接触している。図示は省略するが同様に、第3ケース部品23の右端部と第2ケース部品22とは直接的には接触しておらず、ダンパー91を介して間接的に接触している。
図9に示すように、取付部材70は、チルト軸65を支持するチルト軸支持部分71を有している。チルト軸支持部分71にはダンパー92が設けられている。図11に示すように、チルト軸支持部分71は、円筒状の内側部材71aおよび外側部材71bを有している。内側部材71aは外側部材71bの内側に配置されている。チルト軸65は、内側部分71aに回転可能に支持されている。ダンパー92はゴム製であり、内側部材71aと外側部材71bとの間に配置されている。ダンパー92は筒状に形成されており、テーパー状に形成されている。
図9に示すように、取付部材70は、チルトシリンダ80が接続された接続部分73を有している。接続部分73には、チルトシリンダ80のシリンダ81の上端部81aが接続されている。接続部分73には、ゴム製のダンパー93が設けられている。下支持部材52は、チルトシリンダ80が接続された接続部分56を有している。接続部分56には、チルトシリンダ80のロッド82の下端部82aが接続されている。接続部分56には、ゴム製のダンパー94が設けられている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施形態によれば、ダンパー91~94により、エンジン1および推進機5から船体11に伝わる振動を抑制することができる。
(他の実施形態)
以上、第1実施形態および第2実施形態について説明したが、前記の第1実施形態および第2実施形態は単なる例示であり、他にも様々な実施形態が可能である。以下、他の実施形態の例について簡単に説明する。
以上、第1実施形態および第2実施形態について説明したが、前記の第1実施形態および第2実施形態は単なる例示であり、他にも様々な実施形態が可能である。以下、他の実施形態の例について簡単に説明する。
第1ケース部品21、第2ケース部品22は、必ずしもそれぞれドライブシャフト7の左方、右方に配置されている必要はない。第1ケース部品21と第2ケース部品22とは、必ずしも左右方向に対向している必要はない。例えば、図12に模式的に示すように、第1ケース部品21と第2ケース部品22とは、互いに前後方向に対向するように配置されていてもよい。図12に示す例では、アッパーケース20は、第1~第4ケース部品21~24に加えて、前後方向に延びる左ケース部品29Lおよび右ケース部品29Rを有している。左ケース部品29Lおよび右ケース部品29Rは、第1ケース部品21および第2ケース部品22に接続されており、第1ケース部品21から第2ケース部品22に架け渡されている。
前記実施形態では、アッパーケース20は、上プレート部品25および下プレート部品26を有する。しかし、上プレート部品25は、エンジン1を安定して支持する役割を果たすが、必ずしも必要ではない。エンジン1を安定して支持できる限り、上プレート部品25はなくてもよい。また、下プレート部品26は、推進機5を安定して支持する役割を果たすが、必ずしも必要ではない。推進機5を安定して支持できる限り、下プレート部品26はなくてもよい。
前記実施形態では、アッパーケース20は、第1ケース部品21から第2ケース部品22に架け渡された第3ケース部品23および第4ケース部品24を備えているが、第3ケース部品23および第4ケース部品24は必ずしも必要ではない。第1ケース部品21と第2ケース部品22とは、間接的に接続されていてもよく、直接的に接続されていてもよい。
アッパーケース20は、補強リブ33を有していてもよく、有していなくてもよい。第1ケース部品21および第2ケース部品22は、第1実施形態のように補強リブ33を有していてもよく、補強リブ33を有していなくてもよい。他のケース部品23~26は、補強リブ33を有していてもよい。
第1ケース部品21および第2ケース部品22は、貫通穴32を有していなくてもよい。他のケース部品23~26は、貫通穴32を有していてもよい。
ステアリング軸はアッパーケース20に挿入されていなくてもよい。アッパーケース20を構成する複数のケース部品に、ステアリング軸が挿入されるケース部品が含まれていなくてもよい。ステアリング軸は、アッパーケース20の前方に配置されていてもよい。
第2実施形態と同様、第1実施形態に係る船外機100に、ダンパー91~94の一部または全部を設けてもよい。第2実施形態に係る船外機100において、ダンパー91~94の一部または全部を省略してもよい。船外機100において、ダンパー91~94は設けられていてもよく、設けられていなくてもよい。
第1補強部材27および第2補強部材28は、アッパーケース20の強度を高めるために有用であるが、アッパーケース20の強度が確保されるのであれば、第1補強部材27および第2補強部材28の一方または両方はなくてもよい。また、アッパーケース20は、2以上のケース部品を接続する他の補強部材を有していてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
1…エンジン、5…推進機、7…ドライブシャフト、11…船体、20…アッパーケース(ケース)、21…第1ケース部品、22…第2ケース部品、23…第3ケース部品、24…第4ケース部品、25…上プレート部品(エンジン取付部)、26…下プレート部品(推進機取付部)、27…第1補強部材、28…第2補強部材、32…貫通穴、33…補強リブ、50…支持部材、56…接続部分、61…上ステアリング軸、62…下ステアリング軸、65…チルト軸、70…取付部材、71…チルト軸支持部分、73…接続部分、80…チルトシリンダ、87…オイルタンク、87i…内側部分、87o…外側部分、88…排気管、88i…内側部分、88o…外側部分、91~94…ダンパー、100…船外機
Claims (18)
- エンジンと、
前記エンジンの下方に配置され、プロペラを有する推進機と、
前記エンジンからの駆動力を前記推進機に伝達するように前記エンジンおよび前記推進機に接続されたドライブシャフトと、
前記エンジンと前記推進機との間に配置され、前記エンジンが取り付けられたエンジン取付部と、前記推進機が取り付けられた推進機取付部と、を有するケースと、を備え、
前記ケースは、互いに別体に形成されかつ組み立てられた複数のケース部品によって構成され、
前記複数のケース部品には、互いに前記ドライブシャフトの軸線と垂直な方向に対向する第1ケース部品および第2ケース部品が含まれている、船外機。 - 前記ドライブシャフトは、前記第1ケース部品と前記第2ケース部品との間に配置されている、請求項1に記載の船外機。
- 前記複数のケース部品には、前記エンジンが取り付けられた上プレート部品と、前記推進機が取り付けられた下プレート部品と、が含まれ、
前記ケースの前記エンジン取付部は、前記上プレート部品により構成され、
前記ケースの前記推進機取付部は、前記下プレート部品により構成され、
前記第1ケース部品および前記第2ケース部品のそれぞれは、上下方向に延びている、請求項1または2に記載の船外機。 - 前記第1ケース部品は前記ドライブシャフトの左方に配置され、前記第2ケース部品は前記ドライブシャフトの右方に配置されている、請求項1~3のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記複数のケース部品には、前記第1ケース部品および前記第2ケース部品に接続され、前記第1ケース部品から前記第2ケース部品に架け渡された第3ケース部品が含まれている、請求項1~4のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記第3ケース部品は、前記第1ケース部品および前記第2ケース部品に対して垂直に延びている、請求項5に記載の船外機。
- 前記複数のケース部品には、材料の異なる複数のケース部品が含まれている、請求項1~6のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記複数のケース部品には、鋳造により製造されたケース部品と、鍛造により製造されたケース部品と、が含まれている、請求項1~7のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記第1ケース部品および/または前記第2ケース部品は、前記ドライブシャフトの軸線と平行な方向に対して垂直な方向または斜めの方向に延びる補強リブを有している、請求項1~8のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記第1ケース部品および/または前記第2ケース部品は、後方かつ下方に延びる補強リブを有している、請求項1~9のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記第1ケース部品および/または前記第2ケース部品には、前記ドライブシャフトの軸線と垂直な方向に開口する貫通穴が形成されている、請求項1~10のいずれか一つに記載の船外機。
- 前記ケースの上端よりも下方かつ下端よりも上方であって、前記ケースの内部に位置する内側部分と、前記ケースの上端よりも下方かつ下端よりも上方であって、前記ケースの外部に位置する外側部分と、を有する部品を備えた、請求項1~11のいずれか一つに記載の船外機。
- 船体に取り付けられた取付部材と、
前記取付部材および前記ケースに取り付けられた支持部材と、
前記支持部材を前記取付部材に上下に回転可能に連結するチルト軸と、
前記ケースを前記支持部材に左右に回転可能に連結するステアリング軸と、を備えた、請求項1~12のいずれか一つに記載の船外機。 - 前記複数のケース部品には、前記ステアリング軸が挿入されたケース部品が含まれている、請求項13に記載の船外機。
- 前記複数のケース部品のうちのいずれか2つのケース部品の間に配置されたダンパーを備えた、請求項13または14に記載の船外機。
- 前記取付部材は、前記チルト軸を支持するチルト軸支持部分を有し、
前記チルト軸支持部分にダンパーが設けられている、請求項13~15のいずれか一つに記載の船外機。 - 前記取付部材および前記支持部材に接続されたチルトシリンダを備え、
前記取付部材および/または前記支持部材は、前記チルトシリンダが接続された接続部分を有し、
前記接続部分にダンパーが設けられている、請求項13~16のいずれか一つに記載の船外機。 - 前記複数のケース部品のうちの少なくとも2つに固定された補強部材を備えている、請求項1~17のいずれか一つに記載の船外機。
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Family Applications (1)
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