JP2022096642A - 誘導感知方法、デバイスおよびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】集積回路デバイスを用いた感知インダクタンスをデジタル値に変換する方法を提供する。【解決手段】感知動作の第1のフェーズにおいて、センサインダクタンスLsを励起するために少なくとも第1のスイッチSW1を制御するステップと、第1のフェーズに続く感知動作の第2のフェーズにおいて、センサインダクタンスから第1のフライバック電流を誘導するために、センサインダクタンスを第1の変調器キャパシタンスに結合するように少なくとも第2のスイッチSW2を制御するステップであって、第1のフライバック電流は、第1の変調器キャパシタンスで第1の変調器電圧を生成し、第1の変調器電圧に応じて、第1の変調器ノードでフライバック電流と逆方向に流れる平衡化電流を生成するために少なくとも第3のスイッチを制御するステップと、を含み得る。【選択図】図3
Description
本開示は、一般に、近接感知システム、より詳細には、誘導感知システムおよび方法に関する。
誘導センサは、幅広いさまざまな用途で享受されている。誘導センサは、電磁誘導に依存しているため、産業用途を含む、より要求の厳しい環境での使用に適することができる。
図25は、従来の誘導感知システム2551の概略図である。このシステム2551は、固定抵抗R1およびR3、基準抵抗R2に並列の基準キャパシタンスC2、ならびに感知抵抗RIxに直列のセンサインダクタンスLXを有する平衡型マクスウェルウィーンブリッジを含むことができる。マクスウェルウィーンブリッジのノードAおよびBは、差動増幅器の入力側に接続可能である。基準キャパシタンスC2および基準抵抗R2は、通常、デジタルコードを用いて特定の値にプログラミング可能な抵抗およびキャパシタのセットである。マクスウェルウィーンブリッジは、通常、正弦波を用いて、交流電圧発生器(Gen)により駆動可能である。差動増幅器の出力は、ゼロ電圧検出器およびフェーズ検出器に供給可能であり、そこからカウントが生成可能である。
感知プロセスは、マクスウェルウィーンブリッジを平衡化された状態に維持しようとすることに依存する可能性がある。平衡状態では、ノードAとBとの間の電圧はゼロであり、以下の式が当てはまる。
Lx=R1・R3・C2
Rlx=(R3/R2)・R1
Lx/Rlx=R2・C2
マクスウェルウィーンブリッジを用いた感知は、抵抗およびキャパシタンス値を感知することに依存する。さらに、測定精度および安定性は、キャパシタンスおよび抵抗セットの品質に依存する。
Lx=R1・R3・C2
Rlx=(R3/R2)・R1
Lx/Rlx=R2・C2
マクスウェルウィーンブリッジを用いた感知は、抵抗およびキャパシタンス値を感知することに依存する。さらに、測定精度および安定性は、キャパシタンスおよび抵抗セットの品質に依存する。
マクスウェルウィーンブリッジ感知は、従来の誘導感知デバイスで一般的に使用されている。
図26は、別の誘導感知システム2651の概略図である。このシステム2651は、センスインダクタンスを用いて発振器を作成し、結果として生じる周波数Foutを、インダクタンス値の導出に使用することができる。この発振器は、センサインダクタンスL1、キャパシタンスC1およびC2、ならびに電流制限抵抗R1で形成されている。そのような部品は「オフチップ」で形成され、ドライバ、カウンタ、タイマおよびクロック発生器とともに集積回路(IC)デバイスの一部である。センサインダクタンスは、コイル抵抗RIと寄生容量Ciとを含み得る。周期期間Nsampleにわたって、カウンタは、Foutの信号クロックパルスの数をカウントすることができる。理想的なシステム2651のためのインダクタンスーコード伝達関数は、以下のように与えることができる。
示されているように、出力コード「Rawcounts」は、インダクタンスL1、キャパシタンスC1,C2および周波数Fclkの平方根に反比例する。
システム2651の欠点は、感知がFclkに依存するため、感知分解能が制限される可能性があることにある。さらに、Foutは、プリント回路基板(PCB)のインダクタの自己共振周波数とFIMO値とによって制限される。変換感度は、伝達関数の平方根依存性のため、センサ感度よりも低くなる。以下に示すように、周波数Foutの変化は、センサインダクタンスの変化に比例して小さくなる。
システム2651では、初期のFout許容誤差は、L1、C1およびC2の許容誤差のために高くなる可能性がある。例えば、PCBインダクタ許容誤差は、典型的には、+-15%以下であり、典型的なキャパシタの許容誤差は+-10%である。付加的に、Foutは、特に高分解能の場合、センサキャパシタンスに依存する。その上さらに、ドライバのインピーダンスは、周波数Foutに影響を与える可能性がある。これらのさまざまな特性に対処する必要性は、マルチセンサ走査の実装能力を困難にさせる可能性がある。センサごとに必要となるさまざまなタンク発振器部品のために、マルチセンサ走査システムは、部品数が多くなる可能性がある。その結果、システム2651のようなアプローチは、柔軟性に欠け、一部の用途では不満が残る可能性もある。
上記のような他のアプローチの欠点に悩まされることなく、集積回路デバイスを用いて感知インダクタンスを実装する何らかの方法に到達することが望まれるところである。
実施形態は、センスインダクタンスからフライバック電流を誘導することに基づく誘導感知方法、デバイスおよびシステムを含むことができる。フライバック電流の生成には、一般に、2つのフェーズが含まれる。第1のフェーズでは、インダクタンスが、電圧源に結合されてエネルギーが蓄積される。第2のフェーズでは、インダクタンスが電圧源から切り離され、負荷に結合される。第1のフェーズで蓄積されたエネルギーは、負荷でフライバック電流を生成する起電力(EMF)を生成する。蓄積されたエネルギーはインダクタンスに正比例する。
実施形態によれば、誘導感知は、一方向のフライバック電流を生成するシングルエンド型であってもよい。一方向のフライバック電流は、デジタル値にシグマデルタ変調可能な電圧を生成する。
実施形態によれば、誘導感知は、一方向の第1のフライバック電流を生成し、次いで別方向の第2のフライバック電流を生成する疑似差動型であってもよい。第1および第2のフライバック電流は、デジタル値にシグマデルタ変調可能な差動電圧を生成することができる。
実施形態によれば、疑似差動型感知は、4つのフェーズを含むことができる。第1のフェーズでは、センスインダクタンスの励起が可能である。第2のフェーズでは、第1の変調器ノードで第1のフライバック電流が生成可能である。第3のフェーズでは、センスインダクタンスの2度目の励起が可能である。第4のフェーズでは、第2の変調器ノードで第1のフライバック電流の通流方向と逆の通流方向を有する第2のフライバック電流が生成可能である。
実施形態によれば、変調器ノードでのフライバック電流は、感知応答を最適化するために平衡化電流によって平衡化することができる。平衡化電流は、変調器ノードの電圧によって(例えば、フィードバックパスを介して)変調することができる。いくつかの実施形態では、平衡化電流は、スイッチトキャパシタ回路によって生成することができる。そのようなスイッチトキャパシタ回路は、プログラミング可能なキャパシタンスを含むことができる。
実施形態によれば、変調器ノードでのフライバック電流は、逆方向に流れる基準電流によって制御可能である。いくつかの実施形態では、基準電流は、スイッチトキャパシタ回路によって生成可能である。そのようなスイッチトキャパシタ回路は、プログラミング可能なキャパシタンスを含むことができる。
本明細書に記載のさまざまな実施形態では、同様の要素は同じ参照文字によって参照されるが、先頭の桁は図番号に対応する。
図1Aは、一実施形態による誘導感知デバイス100Aのブロック図である。デバイス100Aは、アナログフロントエンド(AFE)121Aおよびデジタル(例えば、符号化)区分123Aを含むことができる。AFE121Aは、フライバック区分102Aおよびシグマデルタ変調器105Aを含むことができ、1つ以上の誘導センサ(1つは116Aとして示されている)に結合可能である。誘導センサ116Aは、センスインダクタンスLsを含むことができる。いくつかの実施形態では、誘導センサ116Aは、外部接続部107によってデバイス100Aに結合可能である。フライバック区分102Aは、センスインダクタンスLsを励起電圧に結合し、次いでその後、フライバック電流(Ifly-back)を生成するためにセンスインダクタンスLsを変調器ノード106Aに結合させることができる。センス電流Isenの全部または一部は、変調器ノード106A上に電圧(Vmod)を生成することができる。シグマデルタ変調器105Aは、Vmodからビットストリーム112Aを生成することができる。そのようなビットストリームは、センスインダクタンスLsに対応し得る。
ビットストリーム112Aは、デジタル区分123Aによって、インダクタンスを代表するデジタル値(コード113)に変換可能である。図示の実施形態では、デジタル区分123Aは、デジタルフィルタ/デシメータ109を含むことができ、これは、ノイズを除去し、コード値113を生成するために変調器結果をダウンサンプリングすることができる。コード値113は、バッファ117などに出力および/または格納することができる。
図1Bは、別の実施形態による誘導感知デバイス100Bの概略図である。装置100Bは、AFE121Bおよび符号化区分123Bを含むことができる。AFE121Bは、フライバック区分102B、シグマデルタ変調器105Bおよび平衡化区分104を含むことができる。符号化区分123Bは、フリップフロップ(FF)110、フィードバックロジック114およびデジタルシーケンサ115を含むことができる。フライバック区分102Bは、センサインダクタンスLsを励起することができ、これは、フライバック電流Isenの誘導のためにLs両端の電圧を切り替える。フライバック電流Isenは、センサインダクタンスLsによって変化し得る。フライバック区分102Bは、アナログスイッチSW0、SW1、SW2、SW3およびSW4を含むことができ、これらは、誘導センサ116B(センサセル116Bとも称される)に結合可能である。いくつかの実施形態では、そのような接続は、デバイス100Bの外部接続部(例えばTx,Rx)を介して行うことが可能である。誘導センサ116Bは、センスインダクタンスLsおよびインダクタ抵抗Rsを含むことができる。スイッチSW0は、第1のセンサノード(Tx)を高電源ノードVDDAに結合するために信号Ph0によって制御可能である。スイッチSW1は、第2のセンサノード(Rx)を低電源ノード(グランド)に結合するために信号Ph0/Ph3によって制御可能である。スイッチSW2は、Rxを変調器ノード106に結合するために信号Ph2によって制御可能である。スイッチSW3は、RxをVDDAに結合するために信号Ph1によって制御可能である。スイッチSW4は、Txをグランドに結合するために信号Ph1/Ph2/Ph3によって制御可能である。
平衡化区分104は、1つのノード(Ca)を介してキャパシタンス(Cref)を充電し、次いで、平衡化電流(Ibal)を誘導するためにノードでの電圧を切り替えることができるスイッチトキャパシタ(SC)回路であり得る。平衡化区分104は、アナログスイッチSW5、SW6、SW7およびSW8を含むことができる。平衡化区分104は、基準セル118を含む(またはそれに結合する)ことができ、基準セル118は、可変キャパシタンスCrefを含むことができる。基準セル118は、ノードCaおよびCbを有することができる。Crefのキャパシタンス値は、いくつかの実施形態では、デジタル値であってもよい値Ccodeによって確立することができる。SW5は、Caを高電源ノードVDDAに結合するために信号Ph1_modによって制御可能である。SW6は、Cbをグランドに結合するために信号Ph1_mod_fbによって制御可能である。SW7は、Cbを変調器ノード106に結合するために信号Ph0_mod_fbによって制御可能である。SW8は、Caをグランドに結合するために信号Ph0_modによって制御可能である。
シグマデルタ変調器105Bは、変調器キャパシタンスCmod、スイッチSW9、比較器108およびフリップフロップFF110を含むことができる。SW9は、変調器ノード106をグランドに結合するために制御可能である。Cmodは、変調器ノード106とグランドとの間に結合可能であり、変調器電圧Vmodを生成するために充電および放電可能である。比較器108は、変調器ノード106に結合された第1の(非反転)入力側と、グランドに結合された第2の(反転)入力側と、を有することができる。
比較器108の出力Voutは、FF110の「D」入力側に結合可能である。FF110は、クロック信号Fmodによってイネーブル可能である。したがって、FF110の出力側(Q)は、Vmodによって変化するデューティサイクルを有するシグマデルタ変調ビットストリーム112Bを提供することができる。Vmodは、Lsに従って変化し得るIsenに従って変化することができる。このようにして、ビットストリーム112Bは、Lsを表すことができる。
デジタルシーケンサ115は、信号Ph0、Ph1、Ph2、Ph3およびそれらの組み合わせ(例えば、Ph1/Ph2/Ph3およびPh0/Ph3)を生成することができる。付加的に、デジタルシーケンサ115は、信号Ph0_modおよびPh1_modを生成することができる。図示の実施形態では、そのような信号は、Fmodと同期可能である。フィードバックロジック114は、それぞれビットストリーム112Bおよび信号Ph0_modおよびPh1_modに応じて、非重畳信号Ph0_mod_fbおよびPh1_mod_fbを生成することができる。図示の実施形態では、Ph0_mod_fbおよびPh1_mod_fbは、Fmodと同期可能であるが、他の実施形態では、そのような信号は異なるタイミングを有することができる。
本明細書の実施形態では、特定の電源電圧(例えばVDDA,VDDA/2)によって励起可能なセンサインダクタンスが示されているが、そのような特定の電源電圧は、限定として解釈されるべきではない。実施形態では、センサインダクタンスは、電源電圧から降圧された電圧および/または電源電圧よりも昇圧された電圧を含む(例えばVbe)、任意の適切な電源電圧によって励起することができる。
開示された実施形態の特徴および利点をより良好に理解するために、以下では誘導感知要素を説明する。
典型的なプリント回路基板(PCB)のインダクタは、数十マイクロヘンリーのインダクタンスと数十オームの抵抗とを有することができる。インダクタの時定数は、以下のように与えられる。
τ=Ls/rs
等価回路では、rs値は、センサインダクタンス抵抗(Rs)とアナログスイッチ抵抗(Rsw)とを含むことができる。典型的には、アナログスイッチ抵抗は、Rsと同一かそれ以上の値であり得る。
τ=Ls/rs
等価回路では、rs値は、センサインダクタンス抵抗(Rs)とアナログスイッチ抵抗(Rsw)とを含むことができる。典型的には、アナログスイッチ抵抗は、Rsと同一かそれ以上の値であり得る。
図2は、誘導センサ電流パス216と同等のものの概略図である。電流パス216は、センサインダクタンス(Ls)、インダクタ抵抗(Rs)、付加的外部抵抗(Rex)を含むことができる。その結果、誘導センサの時定数は、以下のように与えることができる。
τ=Ls/(Rs+Rex+Rsw)
センサの飽和電流Isatは、以下のように与えることができる。
実施形態によれば、Rexは、センサ飽和電流の低減のために使用可能である。しかしながら、感知パスの全電流ループ抵抗を増加させることは望ましくない。センサインダクタンス(Ls)が小さく、ループ抵抗(Rs+Rsw+Rex)が大きい場合、時定数は、システムクロック周波数よりも低くなる可能性がある。これは、変換器動作周期を制限する可能性がある。
τ=Ls/(Rs+Rex+Rsw)
センサの飽和電流Isatは、以下のように与えることができる。
実施形態によれば、Rexをインダクタの励起動作に有利に含ませ、それによってIsatを低減し、それに対してRexを感知動作から排除し、それによってセンスインダクタンスの好適に低い時定数を提供するために、3点接続型センサが使用可能である。
図3は、一実施形態による、3点接続型センサ319の概略図である。図3は、誘導センサ316と、感知デバイス300と、を示しており、この感知デバイス300は、いくつかの実施形態では集積回路(IC)デバイスであってもよい。誘導センサ316は、デバイス300の第1の接続部307-0に結合された第1の端子(A)を有することができる。第2の端子(B)は、第2の接続部307-1と第3の接続部307-2とに結合可能である。第3の接続部307-2への接続は、抵抗Rexを含むことができ、これにより、第2の接続部302-1への抵抗よりも高い抵抗パスを形成することができる。
デバイス300は、感知パスアナログスイッチSW2(これは、抵抗Rswを導入することができる)と、励起パスアナログスイッチSW1とを含むことができる。典型的には、プルアップまたはプルダウンスイッチ(すなわち、SW1)は、アナログMUXスイッチ(すなわち、SW2)よりも低い抵抗を有することができる。励起動作では、(センサ端子Aは励起電圧に結合可能にし)センサ端子Bをグランドに結合するために、SW1を有効にし、SW2を無効にすることができる。その結果、Rexは、結果として生じるIsat値に影響を与えることができる。対照的に、フライバック電流が誘導される感知動作では、SW1を無効にし、SW2を有効にすることができる。その結果、フライバック電流(SW2を流れる)は、Rexの影響を受けず、電流ループの抵抗が低くなり、ひいては時定数τが有利により小さくなる。
図4A~図4Dは、図1Bに示されるものを含む、実施形態による誘導感知のための感知フェーズを示す一連の図である。実施形態によれば、誘導感知は、変調器キャパシタンスでの電圧を変化させるためにフライバック電流を生成するための誘導センサ端子へのスイッチング構成を含むことができる、複数のフェーズを含むことができる。図4A~図4Dは、誘導センサ416の端子(AおよびB)への接続部を有することができるフライバック区分402を示す。誘導センサ416は、インダクタンスLsおよび抵抗Rsを有することができる。
図4Aは、第1のフェーズ(Ph0)を示しており、これは、励起フェーズであり得る。Ph0では、1つ以上のスイッチ(例えばSW0およびSW1)の操作によって、端子Aが、図示の実施形態では高電源ノードVDDAであり得る励起電圧に結合可能である。同時に、端子Bは低電源ノード(グランド)に結合可能である。センサ416両端の電圧(Vsen)は、インダクタLsを励起することができる。
図4Bは、第2フェーズ(Ph1)を示しており、これは、任意のエネルギー回復フェーズであり得る。Ph1では、スイッチ(例えばSW3およびSW4)の操作により、端子Aが低電源ノードに結合可能であり、それに対して、端子Bは高電源ノード(この場合はVDDA)に結合可能である。Ph1は、必要に応じて、Lsからの後続のフライバック電流を低減するために使用することができる。Ph1が省略された場合、感知動作は、第1のフェーズ(Ph0)から第3のフェーズ(Ph2)へ進むことができる。
図4Cは、第3のフェーズ(Ph2)を示しており、これは、電荷蓄積フェーズであり得る。Ph2では、スイッチ(例えばSW2およびSW4)の操作により、端子Bが変調器キャパシタンス(Cmod)に結合可能であり、この端子Bは、図示の実施形態では低電源ノードであるLsからのフライバック電流を誘導することができる電位に結合可能である。フライバック電流(Isen)のために、電荷をCmod上に蓄積することができる。結果として生じるCmod上の電圧は、Lsを決定するために変調可能である。Ph2の持続時間は、感知信号対雑音比(SNR)を制御することができる。
図4Dは、第4のフェーズ(Ph3)を示しており、これは、任意のアイドルフェーズであり得る。Ph3では、スイッチ(例えば、SW1およびSW4)の操作により、端子AおよびBの両方が低電源ノードに結合可能である。Ph3では、Lsに残っているエネルギーを放電することができる。したがって、Ph3は、感知周波数の制御のために使用可能であり、消費電力および変調器ノードの平衡状態(すなわち、Cmod)に影響を与えることができる。Ph3の後、感知動作はPh0に戻ることができ、シーケンスを繰り返すことができる。Ph3が省略された場合、感知動作は、シーケンスを繰り返すためにPh2からPh0に進むことができる。
さまざまな感知フェーズは、Cmod上に電圧を生成することができ、この電圧は、感知インダクタンス値に到達するためにサンプリング可能であるビットストリームの生成のためにシグマデルタ変調可能である。
図5を参照すると、図1Bに示されたデバイス100Bの動作についてのタイミング図が示されている。このタイミング図は、変調クロックFmod、さまざまな感知フェーズPh0,Ph1,Ph2,Ph3、結果として生じるビットストリーム(Bitstream)、フィードバック信号Ph0_mod_fb,Ph1_mod_fb、インダクタ電圧VLs、インダクタ電流ILs、結果として生じるセンス電流Isen、変調電圧Vmodおよび平衡化電流Ibalを示している。
時点t0では、Ph0を開始することができる。SW0およびSW1は、センサインダクタンス(Ls)の両端をVDDAの電位におき、それによってLsを励起するために、閉じることができる。
時点t1では、Ph0を終了し、Ph1を開始することができる。SW0およびSW1は、開くことができ、それに対して、SW3はノードr/xをVDDAに結合し、SW4はノードRxをグランドに結合する。Lsの両端の電圧は切り替えることができ、Lsは、非励起状態を開始することができる。
時点t2では、Ph1を終了し、Ph2を開始することができる。SW3は開くことができ、SW2はノードRxを変調器ノード106に結合することができる。その結果、フライバック電流がLsによって生成可能である。このフライバックセンス電流は、変調器電圧Vmodを生成するために、SW2の操作によって変調器ノード106に流すことができる。図示の実施形態では、Isenは、変調器ノード106に対するソース電流であり得る。
Ph2期間中に発生する時点t3では、Vmodのために、比較器108の出力Voutをハイレベルに駆動可能である。これは、出力側Q(すなわち、ビットストリーム112B)をハイレベルに駆動するために、FF110をトリガすることができる。ハイレベルのビットストリーム112Bは、フィードバックロジック114によって受信可能である。それに応じて、フィードバックロジック114は、パルスPh0_mod_fbを生成することができ、これはパルスPh1_mod_fbによって追従される。パルスPh0_mod_fbは、Crefのスイッチトキャパシタ動作により、結果として平衡化電流Ibalをもたらすことができる。図示のように、Ibalは変調器ノード106からのシンク電流であり得るため、これはVmodを低減することができる。その後、Crefは、スイッチSW5およびSW6の操作によって充電可能である。ビットストリーム112Bがハイレベルのままであれば、電流Ibalを生成し続けることができる。
時点t4では、Ph2を終了し、Ph3を開始することができる。SW2は、フライバック電流Isenによる変調器ノード106の何らかの充電を終了するために開くことができる。SW4およびSW1の操作により、誘導センサ116BのノードTxおよびRxの両方がグランドに結合可能である。図示の実施形態では、Vmodは、ビットストリームをハイレベルに駆動し続け、したがって、Ph0_mod_fbおよびPh1_mod_fbは、Vmodをゼロボルトに向かって駆動し続ける電流Ibalの生成のために継続することができる。
時点t5では、後続のPh0を開始し、検出プロセスを繰り返すことができる。
波形531は、信号Ph0_modおよびPh1_modに関連して、信号Ph0_mod_fbおよびPh1_mod_fbがどのように生成され得るかを示すものである。そのような波形は、例として提供されるものであり、限定として解釈されるべきではない。さらに、本明細書で述べたように、図5はFmodと同期したパルスPh0_mod_fbおよびPh1_mod_fbを示しているが、そのようなタイミングも限定として解釈されるべきではない。
実施形態によるインダクタンス感知動作では、変調器キャパシタンス(Cmod)によって蓄積された総電荷は、以下の式によって計算可能である。
ここで、Tph2は、電荷蓄積周期Ph2の持続時間である。上記の式では、以下のことが前提とされている。すなわち、センサの全抵抗値がセンサの励起フェーズでは変化しないこと、Ph1フェーズが含まれないこと、Cmodキャパシタンス値が電荷転送周期(例えばPh2)中の電圧降下が無視できるほど高いこと、ならびにセンサキャパシタンス(例えば図26のCi)が感知に影響しないことである。
図1Bおよび図5と同様の実施形態については、平衡化プロセス(例えば平衡化電流の生成)は、Vmod電圧がセンサインダクタンスフライバック電流によって生成された後に、ゼロに戻されるように設計可能である。平衡化プロセスは、電荷蓄積(すなわち、サンプリング)周期中に動作することができる。Cmodに蓄積された電荷は、スイッチトキャパシタ電流Ibalによって平衡化可能である。平衡化条件は、以下のように与えることができる。
Qph2_max<VDDA・Cref・Nb_min
Qph2_maxは、センサの励起サイクル(例えばPh2)で生成可能な最大電荷であり得る。Nb_minは、平衡状態に達するために必要なFmodサイクルの最小量であり得る。したがって、Nb_minの値は、最大のセンサ励起周波数Fs_maxを定義することができる。この周波数は、以下の式によって計算される。
Fs_max=Fmod/Nb_min
Ph3周期では、Ph2周期の後、センサインダクタンスの両端子がグランドに結合可能である。平衡化周期持続時間がセンサ励起フェーズ持続時間よりも長い場合、すなわち、
1/Fs>Tph0+Tph1+Tph2+Tph3
ならば、インダクタンス-コード伝達関数は、以下のように与えることができる。
上記の関数は、実施形態によるフライバック感知アプローチのさまざまな利点、すなわち、変換結果、デジタルコード(DC)が、センサインダクタンス(Ls)に比例し、変換結果は、サンプリング周期(Tph2)に時間依存することを実証していることに留意されたい。また、センサ抵抗値(RsはRiに含まれる)とCrefとが、電源電圧VDDAに依存しないことにも留意されたい。
Qph2_max<VDDA・Cref・Nb_min
Qph2_maxは、センサの励起サイクル(例えばPh2)で生成可能な最大電荷であり得る。Nb_minは、平衡状態に達するために必要なFmodサイクルの最小量であり得る。したがって、Nb_minの値は、最大のセンサ励起周波数Fs_maxを定義することができる。この周波数は、以下の式によって計算される。
Fs_max=Fmod/Nb_min
Ph3周期では、Ph2周期の後、センサインダクタンスの両端子がグランドに結合可能である。平衡化周期持続時間がセンサ励起フェーズ持続時間よりも長い場合、すなわち、
1/Fs>Tph0+Tph1+Tph2+Tph3
ならば、インダクタンス-コード伝達関数は、以下のように与えることができる。
上記の変換はLsに関して非線形性であるように見えるが、この非線形性は、典型的な感知動作に大きな影響を与えない。多くの用途では、センスインダクタンスの変化は、比較的狭い範囲にある。例えば、多くのインダクタンス感知動作は、20%未満(例えば、+-10%)のインダクタンス変化を検出する。このインダクタンス変化範囲では、非線形性はほとんど影響を与えない。例えば、Ph2周期持続時間が、時定数の約3倍である場合、近似式は以下のようになる。
この伝達関数は、インダクタンスLsに関して線形である。このようにして、実施形態によるフライバック誘導感知デバイスは、インダクタンス変化に比例して変化するコード値を生成することができる。これは、従来のアプローチとはまったく対照的である。
実施形態は、ゼロボルトレベル付近でインダクタンス関連の電圧(Vmod)を変調しようとすることができるが、他の実施形態では、他の電圧レベル付近で変調電圧を生成することができる。図6は、そのような実施形態を示している。
図6は、別の実施形態によるインダクタンス感知デバイス600を示している。インダクタンス感知デバイス600は、図1Bのものと同様の要素を含むことができ、これは同様に動作させることができる。
図6の実施形態は、変調器ノード606が、フライバック電流によってVDDAよりも低いVmod電圧が生成された後、VDDAに戻って駆動することができ、さらにフライバック区分106は、変調器ノードからフライバックセンス電流(Isen)を引き出す(すなわち、シンクする)ことができ、SW9は、変調器ノード606をVDDAに結合することができ、比較器608の非反転入力はVDDAに結合可能であるという点で図1Bとは異なる。それに応じて、平衡化区分604は、変調器ノード606へのソース電流である平衡化電流(Ibal)を生成することができる。
図7A~図7Dは、図6に示されるものを含む、他の実施形態による誘導感知のための感知フェーズを示す一連の図である。
図7Aは、励起フェーズPh0を示している。1つ以上のスイッチ(例えばSW3およびSW4)の操作により、端子Bが励起電圧VDDAに結合可能である。同時に、端子Aはグランドに結合可能である。
図7Bは、任意のエネルギー回復フェーズ(Ph1)を示している。スイッチ(例えばSW0およびSW1)の操作により、端子AがVDDAに結合可能であり、端子Bはグランドに結合可能である。
図7Cは、電荷蓄積フェーズPh2を示している。スイッチ(例えばSW0およびSW2)の操作により、端子Bは、フライバック電流の生成のために変調器キャパシタンス(Cmod)に結合可能である。フライバック電流(Isen)のために、電荷は、Cmodにおいて放電可能である。結果として生じるCmod上の電圧は、Lsを決定するために変調可能である。
図7Dは、任意のアイドルフェーズPh3を示している。スイッチ(例えばSW0およびSW3)の操作により、端子AおよびBはVDDに結合可能である。
図1Bおよび図6の実施形態は、平衡化区分(例えば104,604)の動作により、スイッチトキャパシタ平衡化電流(Ibal)を生成することができる。平衡化区分には、4つのアナログスイッチと調整可能なキャパシタンスCrefとを含めることができる。キャパシタンスCrefは、デジタルコードCcodeで設定可能である。ノードCaおよびCbを電源ノード(例えばSW5,SW6,SW8)に結合するスイッチは、オープンドレインのプルアップ/プルダウンドライバであり得る。ノードCbを変調器ノード(例えば106,606)に結合するスイッチは、低いスイッチング注入電流を有するアナログスイッチであり得る。デュアルフェーズの非重畳信号(Ph0_mod_fb,Ph1_mod_fb)は、Ibalを制御することができる。いくつかの実施形態では、Fmod変調器のクロック周波数は、このシーケンスを定義することができる。さらに、このシーケンスは、変換器出力ビットストリーム信号(例えば112B,612)によって変調される。平衡化区分(例えば106,606)によって生成される平均電流は、以下の式によって与えられ得る。
Ibal=±Cref・Vdda・fmod・DC
ここで、DCはビットストリーム信号の平均デューティサイクルである。
Ibal=±Cref・Vdda・fmod・DC
ここで、DCはビットストリーム信号の平均デューティサイクルである。
上記の式は、変調器のキャパシタンス(Cmod)が十分に高く、電荷移動周期中の電圧降下が十分に無視できることを前提としている。変調器電圧(Vmod)が、比較器の閾値電圧(例えば、図1Bのグランドまたは図6のVDDA)にある場合、インダクタンス変換デバイス100B/600は、平衡化された動作点にあると見なすことができる。
一部のセンサ範囲および感度では、変調器出力(ビットストリーム)に応じて生成される平衡化電流(Ibal)が、所期の応答を提供することができる。ただし、一部のセンサ範囲および/または感度については、変調器ノードでのフライバック電流(Isen)を平衡化する付加的電流を生成することが望ましい場合もある。図8および図9は、そのような実施形態の概略図である。
図8は、別の実施形態によるインダクタンス感知デバイス800を示している。感知デバイス800は、図1Bのものと同様の要素を含むことができ、これは同様に動作させることができる。これは、値Ccodeによって設定可能である基準キャパシタンスCrefを有する平衡化区分804を含む。図8の実施形態は、付加的な補償区分817を含めることができ、補償電流Icompを生成することができ、変調器ノード806における平衡状態の維持を支援するために使用可能であるという点で図1Bとは異なる。
補償区分817は、平衡化区分804と同じ一般的な形態をとることができ、アナログスイッチSW12~SW15を含むことができる。補償区分817は、ノードCcおよびCdに可変キャパシタンスCcompを含むことができる(または結合可能である)。Ccompの値は、Ccoder値を用いて確立可能である(ここで、Ccoderは、平衡化区分804で使用されるCcodeとは異なる)。SW12は、CcをVDDAに結合するための信号Ph1_modによって制御可能である。SW13は、Ccをグランドに結合するために信号Ph0_modによって制御可能である。SW14は、Cdをグランドに結合するために信号Ph1_modによって制御可能あり、SW15は、Cdを変調器ノード806に結合するために信号Ph0_modによって制御可能である。
補償区分817は、平衡化区分(例えば104,604)と同じ一般的なやり方で動作させることができる。ただし、電流の生成は、ビットストリーム812によって変調されない。平衡化された回路図を生成する平均電流は、以下の式で計算される。
Icomp=±Ccomp・Vdda・fmod
この実施形態では、Icompの生成のためにFmodクロック周波数(fmodとして示される)が使用されるが、そのような配置構成は限定ではないことを理解されたい。任意の適切なスイッチトキャパシタタイミングは、キャパシタンスCcomp、所期のIcompおよび所期の過渡応答に基づいて使用可能である。
Icomp=±Ccomp・Vdda・fmod
この実施形態では、Icompの生成のためにFmodクロック周波数(fmodとして示される)が使用されるが、そのような配置構成は限定ではないことを理解されたい。任意の適切なスイッチトキャパシタタイミングは、キャパシタンスCcomp、所期のIcompおよび所期の過渡応答に基づいて使用可能である。
図9は、別の実施形態による感知デバイス900を示している。この感知デバイス900は、図6のものと同様の要素を含むことができ、これは同様に動作させることができる。図9の実施形態は、補償電流Imopを生成する補償区分917を含むことができるという点で図6とは異なる。補償回路914は、図8と同じ一般的なやり方で動作させることができる。生成されたスイッチトキャパシタ基準電流Icompは、シンクIsen電流に対抗するために変調器ノード906に供給することができる。
図1B、図6、図8および図9に示されるような実施形態は、シングルエンド型構成を有し、静的基準電圧(例えばVDDA,グランド)から変化することができる変調器電圧Vmodを生成する。しかしながら、代替的な実施形態は、疑似差動型感知を含むことができる。いくつかの実施形態による疑似差動型インダクタンス-コード変換器は、上記のような2つのシングルエンド型構成の組み合わせとして概念化可能である。疑似差動型インダクタンス感知は、Ph0~Ph7の8つの動作フェーズを含めることができる。Ph0およびPh4は、インダクタエネルギー蓄積周期であり得る。Ph1およびPh5は、任意のインダクタエネルギー回復周期であり得る。Ph2およびPh6は、変調器ノード電荷蓄積周期であり得る。Ph3およびPh7は、任意のアイドル周期であり得る。
図10Aは、一実施形態による疑似差動型感知を利用する誘導感知デバイス1000Aの概略図である。デバイス1000Aは、フライバック区分1002、平衡化区分1004A、変調器区分1005、デジタルシーケンサ1015およびフィードバックロジック1014を含む、図1Bのものと同様の区分を含むことができる。
フライバック区分1002は、センサセル1016の端子Rxをそれぞれ変調器ノード1006Aおよび1006Bにそれぞれ結合可能なスイッチSW2AおよびSW2Bを含むことができるという点で図1Bのものとは異なることができる。さらに、フライバック区分1002は、上記で述べたように、8つのフェーズの誘導感知動作に従って動作することができる。スイッチSW0は、第1のセンサノードTxをVDDAに結合するために信号Ph0/Ph5/Ph6/Ph7によって制御可能である。スイッチSW1は、センサノードRxをグランドに結合するために信号Ph0/Ph3/Ph5によって制御可能である。スイッチSW3は、RxをVDDAに結合するために信号Ph1/Ph4/Ph7によって制御可能である。スイッチSW4は、Txをグランドに結合するために信号Ph1/Ph2/Ph3/Ph4によって制御可能である。SW2Aは、Rxを変調器ノード1006Aに結合するために信号Ph2によって制御可能である。SW2Bは、Rxを変調器ノード1006Bに結合するために信号Ph6によって制御可能である。
平衡化区分1004Aは、アナログスイッチSW5、SW7A、SW7BおよびSW8を含むことができるという点で図1Bのものとは異なることができる。SW5は、CaをVDDAに結合するために信号Ph1_modによって制御可能である。SW8は、Caをグランドに結合するために信号Ph0_modによって制御可能である。SW7Aは、Cbを変調器ノード1006Aに結合するために信号Ph0_mod_fbによって制御可能である。SW7Bは、Cbを変調器ノード1006Bに結合するために信号Ph1_mod_fbによって制御可能である。平衡化区分1004Aは、感知動作のPh2において変調器ノード1006Aから電流をシンクする第1の平衡化電流Ibal_snを生成することができ、さらに感知動作のPh6において変調器ノード1006Bに電流を供給する第2の平衡化電流Ibal_scを生成することができる。上記の実施形態のように、そのような平衡化電流(Ibal_sn,Ibal_sc)は、変調器出力ビットストリーム1012に依存している。
変調器区分1005は、第1の変調器ノード1006Aが比較器1008の非反転入力に結合可能であり、それに対して、第2の変調器ノード1006Bは比較器1008の反転入力に結合可能であるという点で図1Bのものとは異なることができる。変調器ノード1006Aは、第1の変調器キャパシタンスCmodAを有することができる。変調器ノード1006Bは、第2の変調器キャパシタンスCmodBを有することができる。
デジタルシーケンサ1015は、8相感知シーケンスに従ってデバイス1000を制御するためのさまざまな信号を生成することができる。フィードバックロジック1014は、本明細書に記載されているようなフィードバック信号Ph0_mod_fbおよびPh1_mod_fbならびに同等のものを生成することができる。
動作中、疑似差動型誘導感知デバイス1000は、比較器1008の入力におけるコモンモード電圧をVDDA/2に維持しようとすることができる。したがって、実施形態は、比較器1008への入力をVDDA/2にプリチャージする初期化および/または等化回路を含むことができる。平衡化区分1004は、変調器入力VmodAとVmodBとの間の差動電圧をゼロボルトに維持するように設計可能である。
図10Bは、別の実施形態による疑似差動型感知を利用する誘導感知デバイス1000Bの概略図である。デバイス1000Bは、図10Aのものと同様の要素を含むことができ、そのような要素は、同じ一般的なやり方で動作させることができる。
図10Bは、平衡化区分1004Bが平衡化電流を生成するために電流デジタル-アナログ変換器(iDAC)1027scおよび1027snを利用することができるという点で、図10Aのものとは異なることができる。iDAC 1027sc/snは、それぞれDACコードIcode_scおよびIcode_snに基づいて電流を供給するためにプログラミング可能である。図示の実施形態では、タイミング信号Ph0_mod_fbの動作により、iDAC 1027snは、変調器ノード1006Aからの平衡化電流Ibal_snをシンクするためにSW7Aによって変調器ノード1006Aに結合可能である。タイミング信号Ph1_mod_fbの動作により、iDAC 1027scは、変調器ノード1006Bへ平衡化電流Ibal_scを供給するためにSW7Bによって変調器ノード1006Bに結合可能である。
本明細書に開示される任意の実施形態においては、平衡化電流および/または基準電流を生成するためにスイッチトキャパシタ回路の代わりにiDACが使用可能であることも理解されたい。
図11A~図11Hは、図10Aおよび図10Bに示されるものを含む、疑似差動型の実施形態による誘導感知のための感知フェーズを示す一連の図である。
図11Aは、第1のフェーズ(Ph0)を示しており、これは第1の励起フェーズであり得る。Ph0では、1つ以上のスイッチ(例えばSW0,SW1)の操作により、端子AがVDDAに結合可能である。同時に、端子Bはグランドに結合可能である。
図11Bは、第2のフェーズ(Ph1)を示しており、これは任意のエネルギー回復フェーズであり得る。Ph1では、スイッチ(例えばSW3およびSW4)の操作により、端子Aがグランドに結合可能であり、端子BはVDDAに結合可能である。
図11Cは、第3のフェーズ(Ph2)を示しており、これは第1の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph2では、Lsからのフライバック電流の誘導のために、スイッチ(例えばSW2A,SW4)の操作により、端子Bが第1の変調器キャパシタンス(CmodA)に結合可能であり、端子Aはグランドに結合可能である。フライバック電流(Isen_sc)のために、電荷をCmodA上に蓄積することができる。
図11Dは、第4のフェーズ(Ph3)を示しており、これは任意のアイドルフェーズであり得る。Ph3では、スイッチ(例えばSW1およびSW4)の操作により、端子AおよびBがグランドに接続可能である。
図11Eは、第5のフェーズ(Ph4)を示しており、これは第2の励起フェーズであり得る。Ph4では、Lsの励起のために1つまたはそれ以上のスイッチ(例えばSW3,SW4)の操作により、端子BがVDDAに結合可能であり、端子Aはグランドに結合可能である。
図11Fは、第6のフェーズ(Ph5)を示しており、これは任意のエネルギー回復フェーズであり得る。Ph5では、スイッチ(例えばSW0,SW1など)の操作により、端子AがVDDAに結合可能であり、端子Bはグランドに結合可能である。
図11Gは、第7のフェーズ(Ph6)を示しており、これは第2の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph6では、Lsからのフライバック電流の誘導のために、スイッチ(例えばSW0,SW2B)の操作により、端子Bが第2の変調器キャパシタンス(CmodB)に結合可能であり、端子AはVDDAに結合可能である。フライバック電流(Isen_sn)のために、電流がCmodBから引き出し可能である。
図11Hは、第8のフェーズ(Ph7)を示しており、これは任意のアイドルフェーズであり得る。Ph7では、スイッチ(例えばSW0,SW3)の操作により、端子AおよびBがVDDAに結合可能である。
図12を参照すると、図10A/図10Bに示されたものと同様のデバイスの動作についてのタイミング図が示されている。このタイミング図は、さまざまな感知フェーズPh0,Ph2,Ph3,Ph4,Ph6,Ph7、インダクタ電圧VL、インダクタ電流IL、第1の変調器ノードで結果として生じる第1のフライバック電流Isen_sc、第2の変調器ノードで結果として生じる第2のフライバック電流Isen_sn、第1および第2の変調器ノードの両端の差動電圧、および結果として生じるビットストリームを示している。図12は、任意のエネルギー回復フェーズPh1およびPh5を含まない動作を示していることに留意されたい。
これらのさまざまなフェーズは、図11A~図11Hから理解される。
図10A/図10Bのような実施形態では、変調器キャパシタンスCmodAおよびCmodB上に蓄積された電荷は、平衡化区分(例えば1004A/1004B)のスイッチキャパシタCrefによって生成された電荷によって平衡化可能である。平衡化条件は、以下の式によって与えられ得る。
Qph2_max+Qph6_max<2・VDDA・Cref・Nb_min
Qph2_maxは、感知サイクルPh2で生成可能な最大電荷である。Qph6_maxは、感知サイクルPh6で生成可能な最大電荷である。Nb_minは、平衡化の達成のために必要なFmodサイクルの最小量であり得る。シングルエンド型構成と疑似差動型構成との間の違いは、Qph2およびQph6の値から理解することができる。平衡化電流(Ibal)によって引き起こされる整定動作が変調ノードをVDDA/2から離すように駆動するため、これらのフェーズ中にIsen電流の極性が変化する。特に、Ph2では、整定プロセスによってVmodA電圧がグランドに向かう低下傾向の可能性がある。Ph6では、整定プロセスによってVmodBがVDDAに向かって駆動される傾向があり得る。これは、Qph2およびQph6が、Ph2およびPh6の周期中に交番し得ることを意味する。この特性は、以下の式、
によって与えられ得るインダクタンス-コード伝達関数によって理解されるように、Ph2およびPh6の周期持続時間を制限することができる。
Qph2_max+Qph6_max<2・VDDA・Cref・Nb_min
Qph2_maxは、感知サイクルPh2で生成可能な最大電荷である。Qph6_maxは、感知サイクルPh6で生成可能な最大電荷である。Nb_minは、平衡化の達成のために必要なFmodサイクルの最小量であり得る。シングルエンド型構成と疑似差動型構成との間の違いは、Qph2およびQph6の値から理解することができる。平衡化電流(Ibal)によって引き起こされる整定動作が変調ノードをVDDA/2から離すように駆動するため、これらのフェーズ中にIsen電流の極性が変化する。特に、Ph2では、整定プロセスによってVmodA電圧がグランドに向かう低下傾向の可能性がある。Ph6では、整定プロセスによってVmodBがVDDAに向かって駆動される傾向があり得る。これは、Qph2およびQph6が、Ph2およびPh6の周期中に交番し得ることを意味する。この特性は、以下の式、
図13は、別の実施形態による誘導感知デバイス1300の概略図である。感知デバイス1300は、容量性分圧器1320の使用により、上記のフェーズ持続時間の制限なしで差動感知を採用することができる。感知デバイス1300は、図10Aのものと同様の要素を含むことができ、そのような要素は、同じ一般的なやり方で動作させることができる。
感知デバイス1300は、フライバック区分1302が、スイッチSW0およびSW4の代わりにキャパシタンス分圧器1320を含むことができるという点で図10Aに示されているものとは異なることができる。キャパシタンス分圧器1320は、VDDAとノードTxとの間に直列に配置された分圧器キャパシタンスCd1および分圧器抵抗Rd1を含むことができ、ノードTxとグランドとの間に直列に配置された分圧器キャパシタンスCd2および分圧器抵抗Rd2を含むことができる。
図14A~図14Dは、図13Aに示されるものを含む、疑似差動型の実施形態による誘導感知のための感知フェーズを示す一連の図である。分圧器の動作により、センサノード端子AがVDDAとグランド(この場合はVDDA/2)との間の電圧に維持可能である。
図14Aは、第1のフェーズ(Ph0)を示しており、これは第1の励起フェーズであり得る。Ph0では、センサインダクタンスLsを励起するために、1つ以上のスイッチ(例えばSW1)の操作により、端子Bがグランドに結合可能であり、それに対して端子AはVDDA/2に結合される。
図14Bは、第2のフェーズ(Ph1)を示しており、これは第1の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph1では、スイッチ(例えばSW2A)の操作により、端子Bが第1の変調器キャパシタンス(CmodA)に結合可能であり、それに対して端子AはVDDA/2のままである。これにより、Lsによって第1のフライバック電流を誘導することができる。フライバック電流(Isen_sc)のために、電荷をCmodA上に蓄積することができる。
図14Cは、第3のフェーズ(Ph2)を示しており、これは、第2の励起フェーズであり得る。Ph0では、1つ以上のスイッチ(例えばSW3)の操作により、端子BがVDDAに結合可能であり、それに対して端子AはVDDA/2のままである。これにより、センサインダクタンスLsを励起することができる。
図14Dは、第4のフェーズ(Ph3)を示しており、これは第2の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph3では、スイッチ(例えばSW2B)の操作により、端子Bが第2の変調器キャパシタンス(CmodB)に結合可能であり、それに対して端子AはVDDA/2のままである。これにより、Ph1とは逆のLsで2番目のフライバック電流が発生する可能性がある。フライバック電流により、電荷がCmodBから引き出し可能である。
いくつかの実施形態では、エネルギー回復周期は、フェーズPh0とPh1との間、かつ/またはフェーズPh2とPh3との間に追加可能である。
図15を参照すると、図13に示されたものと同様のデバイスの動作についてのタイミング図が示されている。このタイミング図は、さまざまな感知フェーズPh0~Ph3、インダクタ電圧VL、インダクタ電流IL、結果として生じる第1のセンス電流Isen_sc、結果として生じる第2のセンス電流Isen_sn、変調器ノードの両端の差動電圧、および結果として生じるビットストリームを示している。
これらのさまざまなフェーズは、図14A~図14Dから理解される。
図16Aは、別の実施形態による誘導感知デバイス1600Aの概略図である。感知デバイス1600Aは、差動変調器ノードの両端のセンサインダクタンスに結合可能である。感知デバイス1600Aは、図13のものと同様の要素を含むことができ、そのような要素は同じ一般的なやり方で動作させることができる。
感知デバイス1600Aは、フライバック区分1602Aが、アナログスイッチSW0,SW4をさらに含むことができ、SW2AおよびSW2Bの代わりにSW2およびSW16を含むことができるという点で図13に示されているものとは異なることができる。SW0は、ノードTxをVDDAに結合するために信号Ph0/Ph5/Ph7によって制御可能である。SW4は、ノードTxをグランドに結合するために信号Ph1/Ph3/Ph4によって制御可能である。SW2は、ノードRxを変調器ノード1606Aに結合するために信号Ph2/Ph6によって制御可能である。SW16は、Txを変調器ノード1606Bに結合するために信号Ph2/Ph6によって制御可能である。感知動作の1つのフェーズ(すなわち、Ph2)では、誘導センサ1616は、フライバック電流を一方向に誘導するために変調器ノード1606A/1606Bの両端に結合可能である。感知動作の別のフェーズ(すなわち、Ph6)では、誘導センサ1616は、変調器ノード1606A/1606Bの両端に結合可能であり、フライバック電流を逆方向に誘導することができる。
図16Bは、別の実施形態による誘導感知デバイス1600Bの概略図である。感知デバイス1600Bは、異なる構成において差動変調器ノードの両端のセンサインダクタンスに結合可能である。感知デバイス1600Bは、図16Aのものと同様の要素を含むことができ、そのような要素は、同じ一般的なやり方で動作させることができる。
感知デバイス1600Bは、フライバック区分1602Bが、SW2の代わりにアナログスイッチSW2A/SW2Bを含み、SW16の代わりにスイッチ16A/16Bを含み得るという点で図16Aのものとは異なることができる。SW2Aは、ノードRxを変調器ノード1606Aに結合するために信号Ph2によって制御可能である。SW2Bは、ノードRxを変調器ノード1606Bに結合するために信号Ph6によって制御可能である。SW16Aは、ノードTxを変調器ノード1606Aに結合するために信号Ph6によって制御可能である。SW16Bは、ノードTxを変調器ノード1606Bに結合するために信号Ph2によって制御可能である。感知動作の1つのフェーズ(すなわち、Ph2)では、誘導センサ1616は、第1の構成において変調器ノード1606A/1606Bの両端に結合可能であり、それにより、フライバック電流が、第1および第2の変調器ノード1606A/1606Bに関して一方向に流れる。感知動作の別のフェーズ(すなわち、Ph6)では、誘導センサ1616は、第2の構成において変調器ノード1606A/1606Bの両端に結合可能であり、それによって、フライバック電流は、第1および第2の変調器ノード1606A/1606Bに関して逆方向に流れる。
図17A~図17Hは、図16Aと同様の実施形態による誘導感知動作の感知フェーズを示す一連の図である。
図17Aは、第1のフェーズ(Ph0)を示しており、これは、第1の励起フェーズであり得る。Ph0では、Lsの励起のために、1つ以上のスイッチ(例えばSW0,SW1)の操作によって、端子AがVDDAに結合可能であり、端子Bはグランドに結合可能である。
図17Bは、第2のフェーズ(Ph1)を示しており、これは、任意のエネルギー回復フェーズであり得る。Ph1では、スイッチ(例えばSW3,SW4)の操作により、端子Aがグランドに結合可能であり、端子BはVDDAに結合可能である。
図17Cは、第3のフェーズ(Ph2)を示しており、これは、第1の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph2では、スイッチ(例えばSW2,SW16)の操作により、端子Bが、第1の変調器キャパシタンス(CmodA)に結合可能であり、端子Aは、第2の変調器キャパシタンス(CmodB)に結合可能である。これにより、Lsからフライバック電流を誘導することができる。フライバック電流(Isen_sc)のために、電荷をCmodA上に蓄積し、CmodBから放電することができる。
図17Dは、第4のフェーズ(Ph3)を示しており、これは、任意のアイドル期間であり得る。Ph2では、スイッチ(例えばSW1,SW4)の操作により、端子AおよびBがグランドに結合可能である。
図17Eは、第5のフェーズ(Ph4)を示しており、これは、第2の励起フェーズであり得る。Ph4では、1つ以上のスイッチ(例えばSW3,SW4)の操作により、端子Aがグランドに結合可能であり、それに対して端子BはVDDに結合可能である。
図17Fは、第6のフェーズ(Ph5)を示しており、これは、任意のエネルギー回復フェーズであり得る。Ph5では、スイッチ(例えばSW0,SW1)の操作により、端子AがVDDに結合可能であり、それに対して端子Bはグランドに結合可能である。
図17Gは、第7のフェーズ(Ph6)を示しており、これは、第2の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph6では、スイッチ(例えばSW2,SW16)の操作により、端子Bが第1の変調器キャパシタンス(CmodA)に結合可能であり、端子Aは第2の変調器キャパシタンス(CmodB)に結合可能である。これにより、Ph2からとは逆のLsからフライバック電流を誘導することができる。フライバック電流(Isen_sn)のために、電荷をCmodB上に蓄積し、CmodAから放電することができる。
図17Hは、第8のフェーズ(Ph7)を示しており、これは、任意のアイドル期間であり得る。Ph7では、スイッチ(SW0,SW3)の操作により、端子AおよびBがVDDAに結合可能である。
平衡化最大電流が最大センス電流よりも高い場合、平衡化された状態に到達可能である。
図17I~図17Oは、図16Bと同様の実施形態による誘導感知動作の感知フェーズを示す一連の図である。
図17Iは、第1のフェーズ(Ph0)を示しており、これは第1の励起フェーズであり得る。 Ph0では、Lsの励起のために、1つ以上のスイッチ(例えばSW0,SW1)の操作により、端子AがVDDAに結合可能であり、端子Bはグランドに結合可能である。
図17Jは、第2のフェーズ(Ph1)を示しており、これは、任意のエネルギー回復フェーズであり得る。Ph1では、スイッチ(例えばSW3,SW4)の操作により、端子Aがグランドに結合可能であり、それに対して端子BはVDDAに結合可能である。
図17Kは、第3のフェーズ(Ph2)を示しており、これは、第1の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph2では、スイッチ(例えばSW2A,SW16B)の操作により、端子Bが第1の変調器キャパシタンス(CmodA)に結合可能であり、端子Aは第2の変調器キャパシタンス(CmodB)に結合可能である。これにより、Lsからフライバック電流を誘導することができる。フライバック電流(Isen_sc)のために、電荷をCmodA上に蓄積し、CmodBから放電することができる。
図17Lは、第4のフェーズ(Ph3)を示しており、これは、任意のアイドル期間であり得る。Ph2では、スイッチ(例えばSW1,SW4)の操作により、端子AおよびBがグランドに結合可能である。
図17Mは、第5のフェーズ(Ph4)を示しており、これは、第2の励起フェーズであり得る。図示の実施形態では、Ph4は、Ph0と同一であり得る。
図17Nは、第6のフェーズ(Ph5)を示しており、これは、任意のエネルギー回復フェーズであり得る。図示の実施形態では、Ph5は、Ph1と同一であり得る。
図17Oは、第7のフェーズ(Ph6)を示しており、これは、第2の電荷蓄積フェーズであり得る。Ph6では、スイッチ(例えばSW2B,SW16A)の操作により、端子Aが第2の変調器キャパシタンス(CmodB)に結合可能であり、端子Bは第1の変調器キャパシタンス(CmodA)に結合可能である。これにより、Lsからフライバック電流を誘導することができる。フライバック電流(Isen_sc)のために、電荷をCmodA上に蓄積し、CmodBから放電することができる。
図17Pは、第7のフェーズ(Ph6)を示しており、これは、任意のアイドル期間であり得る。図示の実施形態では、Ph6は、同じPh3であり得る。
疑似差動型感知を伴う実施形態は、シングルエンド型の実施形態について説明したように、補償電流を生成するための補償区分を含むことができる。そのような実施形態は、図18に示されている。
図18は、さらなる実施形態による誘導感知デバイス1800の概略図である。感知デバイス1800は、図16Bのものと同様の要素を含むことができ、そのような要素は、同じ一般的なやり方で動作させることができる。
図18は、補償区分1817を含むことができるという点で図16Bとは異なる。補償区分1817は、スイッチSW17、SW18、SW19AおよびSW19Bを含むことができる。SW17は、ノードCcをVDDAに結合するためにPh1_modによって制御可能である。SW18は、ノードCcをグランドに結合するためにPh0_modによって制御可能である。SW19Aは、ノードCdを第1の変調器ノード1606Aに結合するためにPh0_modによって制御可能である。SW19Bは、ノードCdを第2の変調器ノード1606Bに結合するためにPh1_modによって制御可能である。スイッチトキャパシタ動作により、補償区分1817は、変調器ノード1806Aから電流をシンクする第1の補償電流Icomp_scと、第2の変調器ノード1806Bに電流を供給する第2の補償電流Icomp_snと、を生成することができる。
図18のものと同様の補償区分または同等のものは、本明細書に開示される任意の疑似差動型感知の実施形態にも含まれ得ることを理解されたい。
実施形態は、任意の適切な回路形態をとることができるが、いくつかの実施形態は、システムオンチップ(SoC)などのより大きな集積回路(IC)デバイスの一部を形成することができる。図19は、そのような実施形態のブロック図である。
図19は、一実施形態によるシステム1930のブロック図である。システム1930は、ICデバイス1932および1つ以上の誘導センサセル(2つは1916A、1916Bとして示されている)を含むことができる。ICデバイス1932は、誘導感知デバイスであり得る。いくつかの実施形態では、ICデバイス1932はプログラミング可能であり、構成データを用いて、誘導性感知デバイスに構成することができる。
ICデバイス1932は、アナログバスシステム1942を介して相互通信するアナログ相互接続部1934、構成可能なアナログスイッチ1938および構成可能なアナログ回路ブロック1940を含むことができる。ICデバイス1932は、構成可能なデジタルブロック1946を含むこともでき、これはデジタルバスシステム1944によって、構成可能でプログラミング可能なアナログスイッチ1938と、構成可能なアナログ回路ブロック1940と、に結合可能である。
アナログ相互接続部1934は、外部接続部(1907として示されるもの)に結合可能であり、プログラミング可能な接続部(1936として示される部分)から形成されるマトリックスを含むことができる。相互接続部は、アナログ構成データ1952を用いてアナログ相互接続部1934内で確立可能である。構成可能なアナログスイッチ1938は、デジタルバス(PhX_mod_fb,PhX_mod,PhX)によって提供される信号により制御可能なアナログスイッチ(SWxとして示されるもの)を含むことができる。構成可能なアナログ回路ブロック1940は、1つ以上の比較器および1つ以上のプログラミング可能なキャパシタンス(および/またはIDAC)を含むさまざまなアナログ回路ブロックを含むことができる。比較器からの1つ以上の出力(Vout)は、デジタルバスシステム1944に提供可能である。プログラミング可能なキャパシタンスは、デジタルバスシステム1944を介してCapコードによってプログラミング可能である。
構成可能なデジタルブロック1946は、デジタル構成データ1954によってさまざまな算術論理関数に構成可能なデジタル回路を含むことができる。そのようなさまざまな算術論理関数は、本明細書に記載されるようにフィードバックロジック1914、デジタルシーケンサ1915およびFF1910を含むことができる。構成可能なデジタルブロック1946は、キャパシタコントローラ1950を含むこともでき、これは構成可能なアナログ回路ブロック1940内のプログラミング可能なキャパシタンスにキャパシタンスコードを格納および提供することができる。
アナログ構成データ1952およびデジタル構成データ1954は、本明細書に開示される任意の実施形態によるさまざまな回路構成要素または同等のものを一緒に結合することによって、デバイス1932を誘導感知デバイスに構成することができる。
いくつかの実施形態では、システム1930は、複数のセンサセル1916A/1916Bからのインダクタンスを感知することができる。そのような感知が同時でない場合、感知回路は共有可能である。単なる一例として、アナログスイッチの異なるセットがフライバック区分として構成可能であり、各センサセル1916A/1916Bに結合可能である。ただし、アナログスイッチの1つのセットは、プログラミング可能なキャパシタンスを利用する平衡化区分に構成可能である。このプログラミング可能なキャパシタンスは、各センサセル1916A/1916Bを用いて感知するためのキャパシタコードにより、異なる値に設定可能である。アナログスイッチのセットは、同様に補償区分に構成可能である。
図20は、別の実施形態によるシステム2030の図である。システム2030は、回路基板2034上に形成された誘導センサ2016およびICデバイス2032を含むことができる。ICデバイス2032は、本明細書に示される任意の実施形態による誘導感知デバイス2000、または同等のものを含むことができる。
いくつかの実施形態では、誘導センサ2016は、回路基板トレースで形成可能である。誘導センサ2016は、回路基板トレース2036A、2036Bおよび2036CによってICデバイス2032に結合可能である。回路基板トレース2036Cは、抵抗Rextを含むことができる。いくつかの実施形態では、回路基板トレース2036A、2036Bおよび2036Cは、図3に示されるような感知デバイス2000への3点接続を形成することができる。いくつかの実施形態では、複数の誘導センサ2016は、回路基板2034上に形成可能であり、感知デバイス2000に結合可能である。
さまざまなデバイスおよびシステムで複数の誘導感知方法を開示してきたが、ここで、付加的な方法を複数のフローチャートを参照して説明する。
図21は、一実施形態による方法2140のフローチャートである。方法2140は、センサインダクタンスを励起するステップ2140-0を含むことができる。そのような動作は、集積回路デバイスの動作による誘導センサの両端の端子を電位に結合するステップを含むことができる。センサインダクタンスは、容量性変調器ノードにおいてフライバック電流の生成のために結合可能である2140-2。そのような動作は、一方の端子を変調器ノードに結合し、他方の端子をフライバック電流が誘導可能な電圧に結合するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、フライバック電流は、変調器ノードを充電することができる。いくつかの実施形態では、フライバック電流は、変調器ノードを放電することができる。方法2140は、変調器ノードにおける電圧をシグマデルタ変調することができる2140-4。そのような動作は、センサインダクタンスを表すビットストリームを生成するために、変調器ノードにおける変調器電圧を期間にわたって量子化するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、そのような量子化は、比較器の動作によって行うことができる。しかしながら、実施形態は、単一ビットの量子化への限定として解釈されるべきではない。
図22は、別の実施形態による方法2240のフローチャートである。方法2240は、電圧の励起のためにセンサインダクタンスの第1のノードを結合するステップ2240-0を含むことができる。そのような動作は、センサインダクタンスの第1のノードを1つの電圧に結合し、それに対して、他のノードは異なる電圧に結合するステップを含むことができる。電圧を励起するための第1のノードの結合は、静的または動的に行うことが可能である。センサインダクタンスが励起された後、センサインダクタンスの第2のノードは、フライバック電流で変調器電圧を生成するために変調器キャパシタンスに結合可能である2240-2。
方法2240は、変調器ノードにおいて変調器電圧に応じてフライバック電流に対抗する平衡化電流を生成するステップ2240-4を含むこともできる。そのような動作は、サンプリング周期中に変調器電圧を低下させる平衡化電流を生成するステップ2240-4を含むことができる。いくつかの実施形態では、平衡化電流は、スイッチトキャパシタ動作で生成可能である。スイッチトキャパシタ動作は、第1のノードにおける電圧で基準キャパシタを充電し、次いで、第2のノードが変調器キャパシタンスに結合されている間に第1のノードにおける電圧を切り替えるステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、基準キャパシタはプログラミング可能であり、平衡化電流は、基準キャパシタの設定によってプログラミング可能である。付加的または代替的に、平衡化電流は、スイッチトキャパシタのタイミングによって変更可能である。
方法2240は、変調器電圧からパルスストリーム(例えば高次の量子化から生成されたビットストリームまたはパルスストリーム)を生成するステップ2240-6を含むことができる。いくつかの実施形態では、そのような動作は、変調器電圧を比較器に供給し、クロック信号に従って比較器出力をラッチするステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、平衡化電流は、パルスストリームによって変調されたスイッチング信号に応じて生成可能である。
デジタルコードは、センサインダクタンスを表すパルスストリームから生成可能である2240-8。いくつかの実施形態では、そのような動作は、パルスストリームでカウンタを起動させるステップを含むことができる。周期的に、カウンタ値はサンプリング可能であり、カウンタがリセットされる。格納されたカウンタ値は、センサインダクタンスを表すことができる。実施形態は、1つ以上のデジタルフィルタと、1次またはより高次のデシメータと、を含むこともできる。
図23は、一実施形態による疑似差動型インダクタンス感知の方法2340のフローチャートである。方法2340は、電圧励起のためにセンサインダクタンスを結合するステップ2340-0を含むことができる。そのような結合は、静的または動的に行うことが可能である。センサインダクタンスが励起された後、センサインダクタンスは、第1の変調器キャパシタンスでの第1のフライバック電流の誘導のために第1の変調器キャパシタンスに結合可能である。第1の方向のフライバック電流は、第1の通流方向を有することができる。
方法2340は、2回目の電圧励起のためにセンサインダクタンスを結合するステップ2340-4を含むことができる。そのような結合は、静的または動的に行うことが可能である。そのような結合は、2340-0で行われた結合と同じであってもよいし、異なっていてもよい。センサインダクタンスは、第2の変調器キャパシタンスでの第2のフライバック電流の誘導のために第2の変調器キャパシタンスに結合可能である2340-6。第2のフライバック電流は、第1の方向とは逆の方向に通流可能である。
方法2340は、第1および第2の変調器キャパシタンスの両端に生じた差動電圧からビットストリームを生成するステップ2340-8を含むことができる。そのような動作は、本明細書に開示された任意の実施形態による、差動電圧を期間にわたって量子化するステップまたは同等のステップを含むことができる。
図24は、別の実施形態による、センサインダクタンスの疑似差動型感知の方法2440のフローチャートである。方法2440は、センサインダクタンスを励起電圧に結合するステップ2440-0を含むことができる。そのような動作は、本明細書に開示された任意の形態または同等の形態をとることができる。センサインダクタンスが励起された後、センサインダクタンスのノードは、第1のフライバック電流の誘導のために第1および第2の変調器キャパシタンスに結合可能である2440-2。そのような動作は、センサインダクタンスの1つのノードを第1の変調器キャパシタンスに結合し、センサインダクタンスの別のノードを第2の変調器キャパシタンスに結合するステップを含むことができる。結果として生じるフライバック電流は、第1の変調器キャパシタンスを充電し、第2の変調器キャパシタンスを放電することができる。
方法2440は、センサインダクタンスを励起電圧に結合するステップ2440-4を含むことができる。そのような動作は、2440-0の動作と同じであってもよいし、異なっていてもよい。センサインダクタンスの第2の励起に続いて、センサインダクタンスのノードは、第2の方向のフライバック電流の誘導のために第1および第2の変調器キャパシタンスに結合可能である2440-6。そのような動作は、フライバック電流の生成のためにセンサインダクタンスのノードを第1および第2の変調器キャパシタンスに結合するステップを含むことができ、第1の変調器キャパシタンスを放電し、第2の変調器キャパシタンスを充電することができる。
方法2440は、第1および第2の変調器キャパシタンスの両端に生じた差動電圧からビットストリームを生成するステップ2340-8を含むことができる。そのような動作は、本明細書に開示された任意の実施形態(図1Aを参照して説明したものなど)、または同等のものを含むことができる。
実施形態によれば、フライバック原理に基づくインダクタンス-コード変換器は、クロック周波数、電流源、ならびに供給および基準電圧の変化の影響を受けないことができる。そのような変換器アーキテクチャは、従来のアプローチよりもさらに柔軟であることができ、従来のアプローチに比べて、広範囲のセンサインダクタンスにわたって感知周波数、分解能および感度を調整することができる。
実施形態は、感度および解像度が広範囲に可変である誘導感知解決手段を提供することができる。いくつかの実施形態では、これは、所定のセンサインダクタンス変化のために生成される変調器電流を最大化するために、平衡化電流および/または基準電流の使用を含むことができる。
実施形態によれば、インダクタンス感知デバイスは、アナログスイッチと比較器のみを使用するインダクタンス感知用の簡素なアナログフロントエンドを有することができる。実施形態によれば、インダクタンス-コード変換は、逆二乗の関係を有する従来のアプローチとは対照的に、比較的線形であり得る。
実施形態によれば、簡素なハードウェアセット(例えばアナログスイッチ)は、可能な複数の感知モード(例えばシングルエンド型、キャパシタ分圧器、疑似差動型)、ならびに多様な感知(すなわち、複数のセンサのインダクタンスを感知する)を実装するために利用可能である。
実施形態によれば、インダクタンスセンサの励起周波数は、ユーザーによって決定可能であり、選択可能である。これは、センサインダクタンスが励起周波数の許容範囲を決定し得る従来のアプローチとは対照的である。さらに、いくつかの実施形態では、選択されたインダクタンスセンサの励起周波数は、キャパシタンスセンサなど、システムの他のセンサのために使用可能である。
実施形態によれば、インダクタンスセンサシステムは、電源レベルの予期される変化にかかわらず動作することができる。
疑似差動型構成を有する実施形態では、内部配線を対称にした場合、実質的にすべてのコモンモードノイズが比較器入力側で排除可能である。
実施形態は、簡素で正確な較正を提供することができる。基準インダクタンス値が既知であるならば、感知システムによって生成された絶対値は、変換伝達関数の較正のために使用可能である。
実施形態では、同じクロック(例えばFmod)に基づいてインダクタンスを励起し、フライバック電流を生成することを開示しているが、代替的な実施形態では、性能を最適化するために、そのようなフェーズの異なるタイミングを採用することができる。
実施形態は、従来のアプローチよりも低い電力消費でインダクタ感知を提供することができる。
本明細書全体を通じて「一実施形態」または「実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することを理解されたい。したがって、本明細書のさまざまな部分における「実施形態」または「一実施形態」または「代替的な実施形態」への2つ以上の言及は、必ずしもすべて同じ実施形態を指すものではないことが強調され、理解されるべきである。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、本発明の1つ以上の実施形態において好適に組み合わされてもよい。
同様に、本発明の例示的な実施形態の前述の説明において、本発明のさまざまな特徴は、1つ以上のさまざまな発明態様の理解を助ける開示を合理化する目的で、単一の実施形態、図面、またはその説明にまとめている場合があることを理解されたい。しかしながら、この開示方法は、特許請求の範囲が各請求項に明示的に記載されている以上の特徴を要求する意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、本発明の態様は、前述の単一の開示された実施形態のすべての特徴よりも少ないことにある。したがって、詳細な説明に続く特許請求の範囲は、これにより各請求項自体が本発明の別個の実施形態として独立した状態でこの詳細な説明に明示的に組み込まれる。
Claims (21)
- 方法であって、
感知動作の第1のフェーズにおいて、センサインダクタンスを励起するために少なくとも第1のスイッチを制御するステップと、
前記第1のフェーズに続く前記感知動作の第2のフェーズにおいて、
前記センサインダクタンスから第1のフライバック電流を誘導するために、前記センサインダクタンスを第1の変調器キャパシタンスに結合するように少なくとも第2のスイッチを制御するステップであって、前記第1のフライバック電流は、前記第1の変調器キャパシタンスで第1の変調器電圧を生成するステップと、
前記第1の変調器電圧に応じて、第1の変調器ノードで前記第1のフライバック電流と逆方向に流れる平衡化電流を生成するために少なくとも第3のスイッチを制御するステップと、
前記第1の変調器キャパシタンスで第1の変調器電圧を生成するために、少なくとも前記第1および第2のフェーズを繰り返すステップと、
少なくとも前記第1の変調器電圧を、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に変換するステップと、
を含む方法。 - 前記少なくとも第1のスイッチを制御するステップは、前記センサインダクタンスの第1の端子を、第1の電源に電気的に結合するステップを含み、
前記少なくとも第2のスイッチを制御するステップは、前記センサインダクタンスの第2の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに結合するステップを含む、
請求項1記載の方法。 - 前記方法は、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、
前記第1の変調器キャパシタンスで前記フライバック電流と逆方向の補償電流を生成するために少なくとも第4のスイッチを制御するステップをさらに含む、
請求項1記載の方法。 - 前記方法は、
感知動作の前記第1のフェーズにおいて、少なくとも前記第1のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの第1の端子を、第1の電源ノードに電気的に結合するステップと、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、少なくとも前記第2のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの第2の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスの前記第2の端子を、前記第1の電源ノードに電気的に結合するステップと、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、第2のフライバック電流を誘導するために、前記センサインダクタンスの前記第2の端子を、第2の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップであって、前記第2のフライバック電流は、前記第2の変調器キャパシタンスで第2の変調器電圧を生成するステップと、
前記第1の変調器キャパシタンスと前記第2の変調器キャパシタンスとの間で差動電圧を生成するために、少なくとも前記第1のフェーズから前記第4のフェーズを繰り返すステップと、
前記差動電圧を、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に変換するステップと、
をさらに含む、
請求項1記載の方法。 - 前記少なくとも第1のスイッチを制御するステップは、前記センサインダクタンスの第2のノードが基準電圧に結合されている間に、前記第1のスイッチによって前記センサインダクタンスの第2の端子を第1の電源ノードに電気的に結合するステップを含み、
前記少なくとも第2のスイッチを制御するステップは、前記センサインダクタンスの前記第2の端子を前記第1の変調器キャパシタンスに結合するステップを含む、
請求項1記載の方法。 - 前記方法は、
感知動作の前記第1のフェーズにおいて、第1の電源ノードに結合された前記センサインダクタンスの第1の端子を用いるステップと、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、少なくとも前記第2のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの第2の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うステップと、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスの前記第2の端子を、第2の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第1の変調器キャパシタンスと前記第2の変調器キャパシタンスとの間で差動電圧を生成するために、少なくとも前記第1のフェーズから前記第4のフェーズを繰り返すステップと、
前記差動電圧を、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に変換するステップと、
をさらに含む、
請求項1記載の方法。 - 前記方法は、
感知動作の前記第1のフェーズにおいて、第1の電源ノードに結合された前記センサインダクタンスの第1の端子を用いるステップと、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、
少なくとも第2のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの第2の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
少なくとも第4のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの前記第1の端子を、第2の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うステップと、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、
少なくとも第2のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの前記第2の端子を、前記第2の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
少なくとも前記第4のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの前記第1の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第1の変調器キャパシタンスと前記第2の変調器キャパシタンスとの間で差動電圧を生成するために、少なくとも前記第1のフェーズから前記第4のフェーズを繰り返すステップと、
前記差動電圧を、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に変換するステップと、
をさらに含む、
請求項1記載の方法。 - 前記方法は、
感知動作の前記第1のフェーズにおいて、第1の電源ノードに結合された前記センサインダクタンスの第1の端子を用いるステップと、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、
少なくとも前記第2のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの第2の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
少なくとも第4のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの前記第1の端子を、第2の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うステップと、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、
少なくとも第5のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの前記第2の端子を、前記第2の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
少なくとも第6のスイッチを用いて、前記センサインダクタンスの前記第1の端子を、前記第1の変調器キャパシタンスに電気的に結合するステップと、
前記第1の変調器キャパシタンスと前記第2の変調器キャパシタンスとの間で差動電圧を生成するために、少なくとも前記第1のフェーズから前記第4のフェーズを繰り返すステップと、
前記差動電圧を、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に変換するステップと、
をさらに含む、
請求項1記載の方法。 - 複数の入力/出力側(I/O)と、複数のスイッチと、スイッチコントローラ回路と、アナログ/デジタル変換(ADC)回路と、を含むデバイスであって、
前記複数の入力/出力側(I/O)は、少なくとも第1の誘導センサ端子に結合するように構成された第1のI/Oと、第2の誘導センサ端子に結合するように構成された第2のI/Oと、を含み、
前記スイッチコントローラ回路は、
感知動作の第1のフェーズでは、センサインダクタンスへの電流パスの有効化により、第1の誘導センサの前記センサインダクタンスを励起するように少なくとも第1のスイッチを操作し、
前記第1のフェーズに続く前記感知動作の第2のフェーズでは、
前記第2のI/Oを第1の変調器ノードに結合し、前記第1の変調器ノードで少なくとも第1の変調器電圧を生成する第1のフライバック電流を前記センサインダクタンスから誘導するように少なくとも第2のスイッチを操作し、
前記第1の変調器電圧に応じて、前記第1の変調器ノードで前記第1のフライバック電流から減算される平衡化電流を生成するように少なくとも第3のスイッチを操作する、
ように構成されており、
前記アナログ/デジタル変換(ADC)回路は、
少なくとも前記第1の変調器電圧に応じてパルスストリームを生成するように構成された変調器回路と、
前記パルスストリームを、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に符号化するように構成された符号器と、
を含むデバイス。 - 前記I/O、前記スイッチ、前記第1の変調器ノード、前記ADC回路および前記スイッチコントローラ回路は、同じ集積回路デバイスの一部である、
請求項9記載のデバイス。 - 前記スイッチコントローラ回路は、プログラミング可能な平衡化キャパシタンスを設定するために平衡化キャパシタンスコードを供給し、前記平衡化電流は、前記プログラミング可能な平衡化キャパシタンスに応じて変化するように構成されている、
請求項9記載のデバイス。 - 前記デバイスは、スイッチコントローラ回路および変調器をさらに含んでおり、
前記スイッチコントローラ回路は、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うように少なくとも第4のスイッチを操作し、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、前記第2のI/Oを第2の変調器ノードに結合し、前記第2の変調器ノードで第2のフライバック電流を生成し、前記第2のフライバック電流は前記第1のフライバック電流とは異なる方向に流れるように少なくとも第5のスイッチを操作する、
ように構成されており、
前記変調器は、前記第1の変調器ノードと前記第2の変調器ノードとの間の差動電圧に応じて前記パルスストリームを生成するように構成されている、
請求項9記載のデバイス。 - 前記デバイスは、スイッチコントローラ回路および変調器をさらに含んでおり、
前記スイッチコントローラ回路は、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、第1のI/Oを第2の変調器ノードに結合し、前記第1のフライバック電流は前記第2の変調器ノードから前記第1の変調器ノードに流れるように少なくとも第4のスイッチを操作し、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うように少なくとも第5のスイッチを操作し、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、前記第2のI/Oを前記第2の変調器ノードに結合するように少なくとも第6のスイッチを操作し、
前記第1のI/Oを前記第1の変調器ノードに結合するように少なくとも第7のスイッチを操作する、
ように構成されており、
前記変調器は、前記第1の変調器ノードと前記第2の変調器ノードとの間の差動電圧に応じて前記パルスストリームを生成するように構成されている、
請求項9記載のデバイス。 - 前記スイッチコントローラ回路は、前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、前記第1の変調器ノードで前記第1のフライバック電流から減算される基準電流を生成するように少なくとも第4のスイッチを操作し、前記基準電流は、前記第1の変調器電圧に依存しないように構成されている、
請求項9記載のデバイス。 - 前記スイッチコントローラ回路は、プログラミング可能な基準キャパシタンスを設定するために基準キャパシタンスコードを供給し、前記基準電流は、前記プログラミング可能な基準キャパシタンスに応じて変化するように構成されている、
請求項14記載のデバイス。 - センサインダクタンス、第1の端子および第2の端子を有するセンサと、
誘導感知デバイスと、
を備えるシステムであって、
前記誘導感知デバイスは、
前記第1の端子に結合された第1のI/Oと、前記第2の端子に結合された第2のI/Oと、を含んだ複数の入力/出力側(I/O)と、
複数のスイッチと、
スイッチコントローラ回路と、
アナログ/デジタル変換(ADC)回路と、
を含み、
前記スイッチコントローラ回路は、
感知動作の第1のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスを励起するために少なくとも第1のスイッチを操作し、
前記第1のフェーズに続く前記感知動作の第2のフェーズにおいて、前記第2のI/Oを第1の変調器ノードに結合し、前記センサインダクタンスから前記第1の変調器ノード上に第1の変調器電圧を生成する第1のフライバック電流を誘導するために少なくとも第2のスイッチを操作する、
ように構成されており、
前記アナログ/デジタル変換(ADC)回路は、
少なくとも前記第1の変調器電圧に応じてパルスストリームを生成するように構成された変調器と、
前記パルスストリームを、前記センサインダクタンスを表すデジタル値に符号化するように構成された符号器と、
を含むシステム。 - 前記スイッチコントローラ回路は、
感知動作の前記第1のフェーズにおいて、
少なくとも第1のスイッチを用いて、前記第1のI/Oを第1の電源ノードに結合し、
少なくとも第3のスイッチを用いて、前記第2のI/Oを第2の電源ノードに結合する、
ように構成されており、
前記第1の電源ノードは、高電源ノードと、前記高電源ノードと低電源ノードとの間の電圧を有する基準電源ノードと、のグループから選択される、
請求項16記載のシステム。 - 前記誘導感知デバイスは、スイッチコントローラ回路および変調器を含んでおり、
前記スイッチコントローラ回路は、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うように少なくとも第3のスイッチを操作し、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、前記第2のI/Oを第2の変調器ノードに結合し、前記センサインダクタンスから前記第2の変調器ノード上に第2の変調器電圧を生成する第2のフライバック電流を誘導し、前記第2のフライバック電流は、前記センサインダクタンスに関して前記第1のフライバック電流とは逆方向に流れる電流を有するように少なくとも第4のスイッチを操作する、
ように構成されており、
前記変調器は、前記第1の変調器ノードと前記第2の変調器ノードとの間の差動電圧に応じて前記パルスストリームを生成するように構成されている、
請求項16記載のシステム。 - 前記誘導感知デバイスは、コントローラ回路および変調器を含んでおり、
前記コントローラ回路は、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、前記第1のI/Oを第2の変調器ノードに結合し、前記第1のフライバック電流は前記第2の変調器ノードから前記第1の変調器ノードに流れるように少なくとも第3のスイッチを操作し、
前記第2のフェーズに続く前記感知動作の第3のフェーズにおいて、前記センサインダクタンスに2回目の励起を行うように少なくとも第4のスイッチを操作し、
前記第3のフェーズに続く前記感知動作の第4のフェーズにおいて、前記第2のI/Oを前記第2の変調器ノードに結合するように少なくとも第5のスイッチを操作し、前記第1のI/Oを前記第1の変調器ノードに結合し、前記第1のフライバック電流とは逆方向に流れる電流を有する第2のフライバック電流を前記センサインダクタンスから誘導するために少なくとも第6のスイッチを操作する、
ように構成されており、
前記変調器は、前記第1の変調器ノードと前記第2の変調器ノードとの間の差動電圧に応じて前記パルスストリームを生成するように構成されている、
請求項16記載のシステム。 - 前記コントローラ回路は、
前記感知動作の前記第2のフェーズにおいて、
少なくとも前記第1の変調器電圧に応じて、平衡化電流を生成するために少なくとも第3のスイッチを操作するように構成されており、前記平衡化電流は、前記第1の変調器ノードで前記第1のフライバック電流から減算される、
請求項16記載のシステム。 - 前記システムは、回路基板トレースを含んだ回路基板をさらに含み、
前記回路基板トレースは、
前記第1の端子と前記第1のI/Oとの間の第1の導電パスと、
前記第2の端子と前記第2のI/Oとの間の第2の導電パスと、
前記第2の端子と前記第2のI/Oとの間の第3の導電パスと、
を含み、前記第3の導電パスは、前記第2の導電パスよりも大きな抵抗を有している、
請求項16記載のシステム。
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