JP2022096301A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体部への収納状態と本体部からの突出状態とを移動可動なファインダを備え、突出状態にて回動可能なファインダが不用意な状態へ遷移することを抑制可能な電子機器を提供する。【解決手段】撮像装置1が備える電子ビューファインダユニット20は、本体部に収納される収納状態と本体部に対して突出した突出状態とに移動可能である。電子ビューファインダユニット20は表示デバイス46、接眼部28、レンズホルダ42を有するファインダ部41を備える。接眼部28はレンズの光軸方向における引き込み位置と引き出し位置との間でスライド可能である。突出状態にて接眼部28の引き出し位置では、ファインダ部41はレンズの光軸に対して直交する軸に対して回動可能である。ファインダ部41の回動動作の途中、および回動動作の完了状態にて接眼部28は引き出し位置から引き込み位置への移動が規制される。【選択図】 図12

Description

本発明は、可動式表示部を備える電子機器に関する。
撮像装置が備える電子ビューファインダ(以下、単にファインダともいう)には、本体部に対して収納された状態(収納状態)と本体部から突出した状態(突出状態)にわたって移動可能な構成を有するものがある。特許文献1に開示の撮像装置では、非使用時にファインダがカメラ本体内に収納されており、使用時にはレバー操作によってファインダがカメラ本体の上部にスライドして突出状態となる。
特開2015-227901号公報
特許文献1に開示された従来技術では、ファインダは突出状態において回動することができないので、撮影者の撮影姿勢に合わせてファインダの角度を変更することができなかった。
また、撮像装置の本体部内に収納可能なファインダにおいては、ファインダ接眼部を使用する位置と非使用時の位置との間で光軸方向へとスライドが可能な構成である。つまりファインダは収納時に引き込んだ非使用時の位置にあるので、省スペース化が可能である。そのため、操作時にファインダ接眼部との不用意な接触等によって、使用時の位置から非使用時の位置へと変わってしまうと、使用者の利便性を損なう可能性があった。
本発明は、本体部への収納状態と本体部からの突出状態とを移動可動なファインダを備え、突出状態にて回動可能なファインダが不用意な状態へ遷移することを抑制可能な電子機器の提供を目的とする。
本発明の実施形態の電子機器は、表示手段が本体部に対して収納される収納状態と前記本体部に対して突出する突出状態とに移動することが可能な電子機器であって、前記表示手段は、移動が可能な接眼部を有するファインダ部と、前記接眼部の移動を規制する規制手段と、を備え、前記突出状態にて前記接眼部の移動する方向に対して直交する軸を中心軸として前記ファインダ部が回動されるときに、前記規制手段が前記接眼部の移動を規制することを特徴とする。
本発明によれば、本体部への収納状態と本体部からの突出状態とを移動可動なファインダを備え、突出状態にて回動可能なファインダが不用意な状態へ遷移することを抑制可能な電子機器を提供できる。
本実施形態に係る撮像装置の斜視図である。 本実施形態における全体構成を説明するブロック図である。 ファインダユニットを突出させた状態の撮像装置の斜視図である。 ファインダユニットの構成について説明する分解斜視図である。 ファインダ部の構成について説明する分解斜視図である。 ファインダ基板部の構成について説明する分解斜視図である。 ファインダユニットのヒンジ装置を説明する分解斜視図である。 ファインダトップユニットを説明する分解斜視図である。 ファインダユニットの各部を組み立てる様子を説明する分解斜視図である。 スライドロックレバーユニットの構成を説明する分解斜視図である。 ファインダユニットのスライドロック機構を説明する図である。 ファインダユニットのスライド動作およびチルト動作を説明する図である。 スライドロックレバーにより行われる状態の切り替えを説明する図である。 ファインダユニットのスライドロックレバーの動作を説明する図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では可動式ファインダを備える撮像装置への適用例を示すが、本発明は可動式表示部を備える各種電子機器に適用可能である。
図1を参照して、本実施形態に係る撮像装置1の構成例について説明する。図1は撮像装置1の斜視図であり、ファインダユニット20の収納状態を示す。図1(A)および図1(B)はそれぞれ、撮像装置1の正面斜視図および背面斜視図である。図1(A)の撮像装置1において、撮像装置1の左右方向(水平方向)をX方向と定義し、被写体側から見て右側をプラス側とする。また撮像装置1の上下方向(垂直方向)をY方向と定義し、上側をプラス側とする。Y方向は、ファインダユニット20が収納状態から突出状態へ移動する方向である。また、レンズ鏡筒ユニット2の光軸方向をZ方向と定義し、被写体側をプラス側とする。他の図においてX,Y,Zの各方向については図1(A)の定義に基づくものとする。
撮像装置1は、撮像光学系を備えるレンズ鏡筒ユニット2と装置本体部(以下、本体部という)から構成される。レンズ鏡筒ユニット2は、収納時に撮像装置1の内部に沈胴する。本体部は小型の可動式電子ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)備える。本体部は撮像素子(不図示)を備え、撮像光学系を構成する複数の撮影レンズを介して結像された被写体の光学像の光電変換を行って画像データを生成する。また本体部内には、撮像素子から取得される画像データをデジタル情報に変換する処理回路が実装された主基板や補助基板等が設けられている。
本体部は複数の操作部材を備える。レリーズボタン3は本体部の上面部に配置されており、使用者が全押し操作を行うと撮影動作が開始し、記録媒体(不図示)に被写体像の画像データが記録される。ズームレバー4は、レリーズボタン3の外周に配置された回動可能な操作部材であり、回動操作に応じてズーム動作が行われる。電源ボタン5は、使用者によって押下されたオン状態(使用状態)、またはオフ状態(不使用状態)への切り替えに使用される。表示装置6は、撮像装置1の背面に設けられており、撮影対象とする被写体の確認や、撮影画像の再生表示に用いられる。
撮像装置1の本体部は、外装部材であるフロントカバー7、リアカバー8、トップカバー9に覆われている。トップカバー9は撮像装置1の上部の外観面を形成する部分と、ファインダユニット20の開口部9aを形成する部分を有する。サイドカバー10は、撮像装置1の本体部の側面において外観面の一部を形成している。
ファインダユニット20は、図1に示す収納状態において、ロック機構によって本体部の内部に保持された状態である。サイドカバー10には、解除レバー11がスライド操作可能に保持されている。使用者が解除レバー11を操作することによって、ファインダユニット20はロックが解除され、付勢部材(突出バネ38:図4参照)によって撮像装置1のY方向上方へと突出する。
図2は、レンズ鏡筒ユニット2と本体部を含めた撮像システムの構成例を示すブロック図である。光学系は、撮影レンズ201、絞り機能を備えるシャッター202を有する。レンズバリア200は、撮影レンズ201を含む部分を覆うことで汚損を軽減する。
撮像部203は、CCD(電荷結合素子)センサやCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサ等の撮像素子を有する。撮像素子は光学系を通して入力される光学像を電気信号に変換する。A/D変換部204は、撮像部203からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、また音声制御部205からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。タイミング発生部207は、メモリ制御部208およびシステム制御部209により制御され、撮像部203、A/D変換部204、音声制御部205、D/A変換部210にクロック信号や制御信号を供給する。
画像処理部211は、A/D変換部204からの出力データおよびメモリ212に記憶されたデータに対して画素補間、リサイズ、色変換等の処理を行う。画像処理部211は撮像により取得された画像データに対して演算を行い、システム制御部209は演算結果に基づいて露光制御、測距制御等を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)が行われる。画像処理部211は更に、撮像により取得された画像データを用いた演算処理の結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換部204の出力データは、画像処理部211およびメモリ制御部208を介して、或いはメモリ制御部208を直接介して、メモリ212に書き込まれる。メモリ212は、マイク213にて取得された音声データ、撮影後の静止画像や動画像、画像ファイルを構成する場合のファイルヘッダ等の画像に付帯する情報を記憶する。メモリ212は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声のデータ格納に十分な記憶容量を有する。
圧縮/伸長部214は、シャッター202の動作をトリガーとしてメモリ212に記憶された撮影画像を読み込んで適応離散コサイン変換(ADCT)等により圧縮処理を行った後のデータをメモリ212に書き込む。また圧縮/伸長部214は、メモリ212から圧縮画像を読み込んで伸長処理を行った後のデータをメモリ212に書き込む。圧縮/伸長部214によりメモリ212に書き込まれた画像データは、システム制御部209がファイル化処理を行ってから記録媒体I/F(インターフェイス)216を介して記録媒体215に記録される。
メモリ212は画像表示兼用のメモリである。画像表示部217はメモリ212に書き込まれた表示用画像データをD/A変換部210から取得して表示する。マイク213の出力する音声信号は、アンプ等で構成される音声制御部205を介してA/D変換部204でデジタル信号に変換された後、メモリ制御部208によりメモリ212に記憶される。一方、記録媒体215の記録音声データは、メモリ212に読み込まれた後、D/A変換部210を介して音声制御部205で処理されたうえでスピーカー218から音が発生する。
システム制御部209はCPU(中央演算処理装置)を備え、撮像装置全体を制御する。システムメモリ219は、システム制御部209の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。不揮発性メモリ220は電気的に消去および記録が可能であり、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等が用いられる。
各種の動作指示に使用される操作手段として操作部221、モード切替スイッチ222、シャッターボタン223、電源スイッチ224を例示する。操作部221は各種ボタンやタッチパネルから構成される。モード切替スイッチ222は静止画撮影、連続撮影(連写)、動画撮影、再生等の各モードへの切り替えに使用される。シャッターボタン223の操作により、シャッタースイッチ(SW1,SW2)の状態が決定される。第1のスイッチSW1はシャッターボタン223の半押し操作でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。第2のスイッチSW2はシャッターボタン223の全押し操作でONとなり、撮像部203からの信号読み出しから、記録媒体215に画像データを書き込むまでの一連の撮像処理の動作開始を指示する。使用者は画像表示部217の画面を見ながら方向キーや設定ボタン等で設定を行い、アイコンやタッチパネルの操作を行うことができる。電源スイッチ224は電源のオンとオフの切り替えに使用される。
電源制御部225は電池検出等を行い、検出結果とシステム制御部209の指示に基づいてDC-DCコンバータの制御や通電ブロックの切り替え制御等を行う。電源制御部225は、記録媒体215を含む各部への電源供給の制御を行う。電源部226は一次電池または二次電池、ACアダプター等を備える。電源コネクタにより、電源部226と電源制御部225とが接続される。
RTC(Real Time Clock)227は内部に電源部を保持しており、電源部226からの電源供給とは独立して計時を行う。システム制御部209は起動時にRTC227から取得した日時データを用いてタイマー制御を行う。記録媒体着脱検知部228は、記録媒体スロットに記録媒体215が装着されているか否かを検出し、検出信号をシステム制御部209に出力する。通信部229は各種通信プロトコルにしたがって通信処理を行う。通信コネクタ230(無線通信の場合にはアンテナ)は、通信部229により撮像装置1を外部機器に対して通信接続する。
検出部231は、後述の検出センサ基板(図5:71)を備え、ファインダ部41が引き出されて使用可能な状態にあるか否かを検出する。検出部231は機械的および光学的方法を利用したセンサを用いて検出を行う。検出部231によりファインダ部41が使用可能な状態にあることが検出され、さらに使用者がファインダ部41を覗いたことが検知された場合、システム制御部209は画像表示部217の表示画像をファインダ部41へ切り替える制御を行う。使用者はファインダ部41の画面に表示された画像を確認することができる。
次に、図3を参照してファインダユニット20の動作について説明する。図3は、ファインダユニット20の突出操作を説明するための、撮像装置1の背面斜視図である。図3(A)は、撮像装置1のサイドカバー10に配置された解除レバー11の操作によって、ファインダユニット20が収納状態からY方向の上方へと突出した状態を示す。接眼部28には接眼窓22が固定されている。センサ窓23は、接眼窓22の上側に設けられている。センサ窓23は、内部の接眼センサ72(図5参照)を通過する光路上に位置している。接眼センサ72は、使用者が接眼部28を覗いたことを検知し、ファインダユニット20へ画像の表示を切り替えるための信号を出力する。
ファインダユニット20は、図3(A)の突出状態から図3(B)の状態に移行する。図3(B)は、ファインダユニット20の突出状態から、接眼部28が本体部の背面方向(-Z方向)へ引き出された状態を示す。この状態においてファインダユニット20は使用可能となり、使用者は接眼部28の画面を見て、撮影対象とする被写体像の確認や撮影画像の再生表示等の確認が可能である。
図3(C)は、図3(B)の使用可能状態において、接眼部28を含むファインダ部41がX軸(X方向の軸)を中心軸として回動した状態を示す。ファインダ部41は、接眼部28がトップカバー9と平行な位置となる角度、つまり約90°まで回動される。このときの接眼窓22は、撮像装置1の上方向(+Y方向)を向いた状態である。よって使用者は、撮像装置1の上面側から撮影対象とする被写体像の確認や撮影画像の再生表示等の確認を行うことが可能となる。
次に図4を参照して、ファインダユニット20の構成について説明する。図4は、ファインダユニット20の分解斜視図である。ファインダユニット20は、外装カバー21、ポップアップ機構部31、ファインダ部41、ファインダ基板部51を備える。外装カバー21は、ファインダ部41の側面と前側の面を覆う被覆部材である。外装カバー21は、金属板をプレス加工して製造されており、本体部の外装面を構成する。
ポップアップ機構部31はY方向にスライド可能であり、ファインダユニット20の収納状態と突出状態とを切り替える。ベースプレート32は、金属板をプレス加工して製造される。ベースプレート32に対して、金属材料で形成される2本のガイドバー33,33が、かしめによって固定されている。また、ベースプレート32には、係止ピン32aがかしめによって固定されている。各ガイドバー33には、その一部分が径方向へと大きくなったフランジ形状部33aが形成されている。また、ベースプレート32のY方向の上部には、ベースプレート32に対してX方向の軸を中心として回動可能に連結されたヒンジ装置81が保持される。
ファインダホルダ30は樹脂材料によって形成されている。ファインダホルダ30には、2本のガイドバー33,33が挿通されており、ガイドバー33をY方向にスライド可能に保持している。ガイドバー33のフランジ形状部33aがファインダホルダ30に対して当接することで、ファインダユニット20の突出時におけるY方向の位置が決定される。なお、ファインダホルダ30は、フロントカバー7(図1参照)に対して位置決めがなされたうえで固定される。
2つの突出バネ38,38は、ファインダホルダ30の内部に収納される弾性部材である。突出バネ38は、それぞれに対応するガイドバー33を、+Y方向へ付勢している。サブプレート35は、金属板をプレス加工して製造された部材である。サブプレート35は、その一部分が突出バネ38,38の端部に当接して押さえつけるようにして、ファインダホルダ30に位置決め固定される。
ポップアップロックレバー36は、X方向に延出した、かしめピン37によってサブプレート35に対して回動可能に保持されている。ポップアップ(以下、PUともいう)ロックレバー36は係止爪部36aを備える。付勢バネ34は、その一端がPUロックレバー36に係止され、他端がサブプレート35に係止されることで保持されている。付勢バネ34はPUロックレバー36を一方向へと付勢する。使用者が図1の解除レバー11を操作することにより、PUロックレバー36は、かしめピン37を中心として回動する構成である。
ファインダユニット20の収納状態において、PUロックレバー36の係止爪部36aによってベースプレート32の係止ピン32aが係止される。つまり、これらの部材の係止関係によって収納状態が維持されている。また、ファインダユニット20の使用時には、解除レバー11(図1参照)の操作によってPUロックレバー36が回動して係止ピン32aの係止が解除される。突出バネ38の力によってファインダユニット20の突出動作が行われる。
図5の分解斜視図を参照して、ファインダ部41の構成について説明する。ファインダ部41は、表示デバイス46と、接眼部28と、レンズホルダ42と、案内筒43と、を有する。レンズホルダ42は、表示デバイス46から発した光束を接眼部28に導光する光学部材(レンズ群)を保持する。接眼部28は光学部材(レンズ群)の光軸方向に沿って移動可能である。
案内筒43はレンズホルダ42をZ方向にて移動可能に保持するガイド部材である。案内筒43が有するフランジ部43aには、ガイドシャフト44が貫通している。ガイドシャフト44は案内筒43をZ方向にて移動可能にガイドする部材である。ガイドシャフト44は、その一端が固定筒45に固定されている。案内筒43はその側面に複数の係止爪43cを有する。案内筒43のフランジ部43aの外周に設けられたシール部材43bは、固定筒45と案内筒43とのすき間を密閉することにより、防塵構造を実現している。
接眼部28は、案内筒43の側面の係止爪43cによって案内筒43に係止される。使用者が接眼部28を、Z方向に引き出すことで、ガイドシャフト44に軸支された案内筒43はその内部のレンズホルダ42と一体で並進移動し、使用可能な状態となる。
表示ユニットホルダ47は、表示デバイス46の保持部材であり、表示デバイス46が両面テープで接着固定されている。表示ユニットホルダ47は、その側面に係止爪47aが設けられており、固定筒45に形成された係止部45aによって一体化される。表示ユニットカバー48は、表示デバイス46の背面を覆う被覆部材であり、固定筒45に位置決め固定される。固定筒45には、後述するアームプレート82(図7参照)に固定するためのビス座45bが設けられている。
カム部材61は、案内筒43の内側に配置され、案内筒43の外側に配置された視度調整レバー60と一体となり、案内筒43に摺動嵌合している。視度調整レバー60が回動された場合、レンズホルダ42はカム部材61によって案内筒43の内側でZ方向に沿って移動する。つまり使用者は視度調整レバー60を回動させることで、ファインダの視度調整を行うことができる。
検出センサ基板71は、接眼センサ72および引出検知センサ73と電気的に接続されたフレキシブル配線部材である。接眼センサ72は使用者が接眼部28を覗いたことを検知し、表示装置6(図1参照)からファインダユニット20への画像表示に切り替えるための信号を出力する。引出検知センサ73は、接眼部28が引き出されたことを検知し、接眼センサ72を有効にするための信号を出力する。検出センサ基板71は、接眼センサ72および引出検知センサ73と共に実装される。接眼センサ72および引出検知センサ73は図2の検出部231に含まれる。
図6を参照して、ファインダ基板部51の構成について説明する。ファインダ部41とポップアップ機構部31との間には、ファインダ基板部51が設けられている。図6(A)は、ファインダ基板部51を上面側から見た場合の分解斜視図であり、図6(B)は、ファインダ基板53を背面側から見た場合の斜視図である。ファインダ基板53は、ファインダ基板ベース52に固定されている。
ファインダ基板53は上面側にコネクタ53aを有しており、表示デバイス46から配線されるフレキシブル基板と接続される。ファインダ基板53は背面側にコネクタ53bとコネクタ53cを有する。コネクタ53bは検出センサ基板71と接続される。コネクタ53cは、撮像装置1内部の主基板(不図示)からの画像信号等を伝達するためのフレキシブル基板(不図示)と接続される。
回動係止部材54は固定筒45を係止する部材であり、付勢バネ55によって一方向へと付勢されている。回動係止軸56は、回動係止部材54を貫通し、ファインダ基板ベース52によって両端部を支えられている。つまり、回動係止部材54は、回動係止軸56に対し、固定筒45側に回転動作する部材である。なお、回動係止軸56については、回動係止部材54と一体で形成された構成でもよい。
回動係止部材54は、ファインダユニット20が収納状態から+Y方向へ突出した状態へ移動するまでの間、接眼部28の側面部に覆われた状態である。この状態では、固定筒45の係止を解除する方向に回動係止部材54が回動できない構成となっている。よって、ファインダ部41は、ファインダユニット20が収納状態から突出状態へ移動した際、不用意な状態へ遷移することなく、確実な係止状態が維持される。
接眼部28が、-Z方向へと引き出された状態になると、回動係止部材54は接眼部28の側面から露出した状態になる。つまり、この状態で回動係止部材54は、固定筒45の係止を解除する方向に回動可能である。回動係止部材54による固定筒45の係止が解除された状態でファインダ部41は回動可能となる。
次に図7を参照して、ヒンジ装置81の構成について説明する。ヒンジ装置81はファインダ部41を、撮像装置1の本体部に対して回動可能に連結する。この回動はX軸を中心とする動きである。図7(A)はヒンジ装置81の分解斜視図である。図7(B)と図7(C)は回転軸部の拡大図である。ヒンジ装置81は、ベースプレート32、アームプレート82、かしめピン83、皿バネ84を有する。
ベースプレート32は、ファインダユニット20の構造躯体となる部品であり、金属板をプレス加工して製造される。ベースプレート32には前記のようにガイドバー33,33、外装カバー21、ファインダ基板部51(図4参照)が取り付けられる。ベースプレート32は第1の側面部32cおよび第2の側面部32dを備える。これらの側面部は、ファインダレンズの光軸方向(Z方向)と平行であって、且つ、ファインダユニット20の可動方向(Y方向)に平行である。第1の側面部32cおよび第2の側面部32dにはそれぞれ、孔部32fが設けられている。孔部32fの近傍には回転規制部32gが形成されている。
平面部32eは、ベースプレート32にてY方向に延在しており、第1の側面部32cおよび第2の側面部32dよりも+Z方向に位置する。互いに平行な第1の側面部32cおよび第2の側面部32dは平面部32eと連結されている。つまり、第1の側面部32cおよび第2の側面部32dと、平面部32eは、ファインダユニット20の可動方向と直交する断面(XZ平面)において略コの字の形状となっている。
アームプレート82は、金属板をプレス加工して製造されたアーム部材であり、第1のアーム部82aおよび第2のアーム部82bを備える。第1のアーム部82aおよび第2のアーム部82bは、X方向に延在する連結部82cによって繋がっている。第1のアーム部82aおよび第2のアーム部82bはそれぞれ孔部82dを有する。孔部82dの近傍には孔部82dの軸方向に延設された立曲部82eが設けられている。
ベースプレート32の孔部32fとアームプレート82の孔部82dは同軸に配置される。図7(A)に点線で示す回転軸Aは、ファインダ部41が回動する中心軸である。アームプレート82が上方へ約90°回転すると、アームプレート82の立曲部82eがベースプレート32の回転規制部32gに当接するので、ファインダ部41の上方への回転角度が規制される。
かしめピン83は、ベースプレート32の孔部32f、アームプレート82の孔部82d、および皿バネ84の孔部84aに挿入された状態で、かしめられる。これにより、ベースプレート32に対してアームプレート82は、回転軸Aを中心軸として回転可能に連結されると共に、かしめピン83の脱落が防止される。皿バネ84は、回転軸方向に撓ませた状態で固定されるので、回転軸Aを中心軸としてファインダ部41を回転させる際の回転トルクが付与される。
以上の構成により、アームプレート82はベースプレート32に対して、任意の回転位置で保持することが可能となる。なお、本実施形態では、回転軸Aの片側(-X側)にのみ皿バネ84が配置された例を示すが、回転軸Aの両側において皿バネ84が配置された構成でも構わない。
次に図8を参照して、ファインダトップユニット91の構成を説明する。ファインダトップユニット91は、ファインダユニット20の外観側の上面を形成する部材である。図8は、ファインダトップユニット91を裏面から見た場合の分解斜視図である。
ファインダユニット20において外観側の上面は、トップカバー部材92のカバー部92aで覆われる。トップカバー部材92の側面部にはそれぞれ孔部92bが設けられている。孔部92bは、トップカバー部材92の回転軸となる段付きビス93が挿通されるように、それぞれの側面部にて同軸上に位置している。孔部92bは、ファインダ部41の回転軸A(図7)に対してZ方向の接眼部28側に設けられている。
アームプレート82には、2つのビス孔部82fが、トップカバー部材92の孔部92bと同軸上に設けられている。ビス孔部82fは、第1のアーム部82aおよび第2のアーム部82bがそれぞれ有する孔部82dから離間した端部寄りに位置しており、トップカバー部材92の回転軸となる段付きビス93を支持する。2つの段付きビス93は、トップカバー部材92の孔部92bにそれぞれ挿入され、アームプレート82のビス孔部82fでビス締めされることによって固定される。これにより、トップカバー部材92とアームプレート82は、図8に1点鎖線で示す回転軸Bを中心軸として回転可能に連結される。
トップカバー付勢部材94は、金属板をプレス加工して製造された略コの字形状の部材であり、2つの孔部94aが設けられている。トップカバー部材92の非外観面(裏面)には2つの軸部92cが設けられている。これらの軸部はトップカバー付勢部材94の孔部94aに挿通され、トップカバー付勢部材94は熱かしめにより、トップカバー部材92に固定される。トップカバー付勢部材94は複数の弾性変形部94bを有する。弾性変形部94bがアームプレート82の連結部82cに引っ掛かることで、トップカバー付勢部材94はトップカバー部材92をアームプレート82側に付勢している。なお、本実施形態では、トップカバー部材92をアームプレート82側に付勢する手段として板バネを用いる構成を示す。これに限らず、トーションバネやゴム等の弾性部材を用いても構わない。
図9を参照して、ファインダユニット20の組立について説明する。図9は、ファインダユニット20の組立の様子を説明する分解斜視図である。図9(A)はファインダ部41をポップアップ機構部31に取り付ける前の状態を示す。ファインダ部41の固定筒45には、固定用のビス座45b,45bが設けられている。アームプレート82には、ファインダ固定ビス85を挿通するための2つの孔部82g,82gが設けられている。
ポップアップ機構部31のヒンジ装置81では、アームプレート82が約90°回転された状態において、ファインダ部41がアームプレート82に対して組み付けられて位置決めが行われる。そしてファインダ固定ビス85は、アームプレート82の孔部82gを通って固定筒45のビス座45bに締結され、ファインダ部41がアームプレート82に対して固定される。ヒンジ装置81は、ポップアップ機構部31に対して予め回動可能に保持された状態でユニット化されているので、ファインダ部41の組み立てが容易である。
図9(B)は、ファインダ部41がアームプレート82に対して固定された状態を示す。図9(B)の状態において、表示デバイス46のフレキシブル基板46aとファインダ部41から配線される検出センサ基板71は、ファインダ基板53のコネクタ53a,53b(図6参照)にそれぞれ接続される。その後、ファインダ基板部51はベースプレート32に対して位置決めされ、ビス86で固定される。
図9(C)は、ファインダ部41が回転軸Aを中心軸として、図9(B)にて矢印Aの方向に回転した状態を示す。外装カバー21は、ファインダの光軸方向の前方側からベースプレート32に対して組み付けられて、複数のビス87で固定される。これにより、構造体の躯体であるベースプレート32の第1の側面部32c、第2の側面部32d、平面部32e、および接眼部28の側壁部28aは、外装カバー21で覆い隠された状態となる。
図10を参照して、ファインダ部41におけるスライドロックレバーユニット101の構成を説明する。図10はスライドロックレバーユニット101の構成を示す分解斜視図である。スライドロックレバーユニット101は、スライドロックレバー102、付勢バネ103、回動軸104、ホルダ部材105、締結ビス106を備える。
スライドロックレバー(以下、ロックレバーと略称する)102は孔形状部102aを有し、孔形状部102aには回動軸104が挿通される。回動軸104は付勢バネ103およびロックレバー102の孔形状部102aに挿通される。この状態で、回動軸104の先端部104aがホルダ部材105に対して、かしめられる。ロックレバー102は、後述の係止部102b(図11)を有する。
ホルダ部材105は締結ビス106によって固定筒45に取り付けられる。固定筒45には締結ビス106に対応する固定部45cが設けられており、固定筒45に対してホルダ部材105が固定される。これにより、スライドロックレバーユニット101は固定筒45に取り付けられる。ロックレバー102は付勢バネ103によって、一方向へと回転付勢された状態で、回動軸104に対して回動可能に保持される。
図11を参照して、ロックレバー102の動作について説明する。図11(A)は、ファインダ部41にて接眼部28を+Z方向へと引き込んだ位置における、ロックレバー102の回転位置を示す図である。図11(B)は、接眼部28を-Z方向へと引き出した位置における、ロックレバー102の回転位置を示す図である。
図11(A)に示される接眼部28は、+Z方向へと引き込まれた状態である。ロックレバー102は付勢バネ103(図10)によって回転付勢されて保持される。ロックレバー102は回動軸104を中心軸として、図11(A)右図の矢印Bの方向(反時計回り方向)へと回転付勢されている。この状態で、ロックレバー102の係止部102bは、接眼部28に形成されたストッパー壁28bよりも、ファインダユニット20の内部、つまり-X方向に位置している。そのため、接眼部28は-Z方向へとスライド可能な状態となっている。
図11(B)に示される接眼部28は、-Z方向へと引き出された状態である。ロックレバー102は後述する構成により、図11(A)右図とは反対の方向へと回転移動している。つまりロックレバー102は、回動軸104を中心軸として、図11(B)右図の矢印Cの方向(時計回り方向)へと回転している。この状態で、ロックレバー102の係止部102bは、接眼部28に形成されたストッパー壁28bと投影上重なった位置にある。そのため、接眼部28はZ方向へのスライド動作が規制される。
図12に示す動作図を参照して、ファインダユニット20の動作と、接眼部28のスライドロック機構との関係について説明する。図12(A)はファインダ部41がポップアップし、かつ、接眼部28が引き込まれた状態を示す。図12(B)は、図12(A)の状態から接眼部28が引き出された状態を示す。
図12(A)および(B)に示されるように、ファインダ部41のチルト回転(傾動)が行われていない状態にて、接眼部28はファインダ内部の光軸方向と平行な方向(図12(B)中の矢印Dの方向)へスライド可能に保持されている。
図12(C)は、ポップアップ状態のファインダ部41を、さらに上方へとチルト回転させた状態を示す。図12(D)は、図12(C)の状態からファインダ部41をさらにチルト回転させた、90度の回転状態である。90度は、本構成における最大角度である。図12(C)および(D)の状態にて、接眼部28はファインダ内部の光軸方向と平行な方向(矢印E、矢印Fの各方向)へのスライド動作が、ロックレバー102によって規制されている。
本実施形態では、使用者が行うファインダ部41のチルト回転操作の途中、およびチルト回転操作後において、接眼部28のスライド動作が規制される。使用者が接眼部28を不用意に押してしまった際に、引き込み方向への接眼部28のスライドを防止することが可能となる。
次に図13を参照して、接眼部28のスライドが可能な状態と、接眼部28のスライドが規制される状態との切り替えを、ロック部材(ロックレバー102)により行う構成について詳細に説明する。図13はファインダ部41を所定の角度でチルト回転させた状態を示す斜視図である。接眼部28は-Z方向へと引き出されてから、上方へとチルト回転されて停止している状態である。この状態で、ロックレバー102は図11(B)の位置にあり、接眼部28のストッパー壁28bに対して接触してスライド動作を規制している。ファインダ基板ベース52にはカム形状部52aが形成されるとともに、回動係止部材54が配置されている。カム形状部52aは、ファインダ部41が回動係止部材54によって係止されている状態(図12(A)、図12(B))において、ロックレバー102が当接して回動動作させるように形成されている。
図14を参照して、カム形状部52aとロックレバー102の回動動作の方法について説明する。図14(A)は、ファインダ部41をチルト回転させずに、回動係止部材54によって係止されている状態を示している。ロックレバー102には、カム形状部52aに対して当接する摺動面部102cが形成されている。図14(A)の状態では摺動面部102cが、ファインダ基板ベース52のカム形状部52aによって押圧されて、ロックレバー102は図14(A)右図の矢印Gの方向(時計回り方向)へと回転している。このとき、ロックレバー102の係止部102bは、接眼部28に形成されたストッパー壁28bよりもファインダユニット内部(-X方向)に位置しているので、接眼部28は光軸方向へとスライド可能である。
図14(B)はファインダ部41をチルト回転させて、回動係止部材54による係止が解除されている状態を示している。ロックレバー102の摺動面部102cはカム形状部52aから離間した状態となり、付勢バネ103(図10参照)によって図14(B)右図の矢印Hの方向(反時計回り方向)へと回転する。このとき、ロックレバー102の係止部102bは、接眼部28に形成されたストッパー壁28bと投影上重なった位置にあるので、接眼部28は光軸方向へのスライド動作が規制される。
本実施形態では、電子ビューファインダユニットが本体部に対して収納される収納状態と本体部に対して突出した突出状態とに遷移可能であり、ファインダ部の接眼部がレンズの光軸方向における引き出し位置と引き込み位置とに移動可能である。ファインダ部のチルト動作に連動してロック部材の回転位置を変更することで、接眼部の移動が可能な状態と移動が規制または阻止された状態との切り替えを行うことが可能となる。本実施形態によれば、収納状態と突出状態とにわたって移動可能であって、突出状態で回動可能なファインダにおいて、ファインダが不用意に意図しない状態となることによる利便性の低下を抑制し、撮像装置の破損を防止することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:撮像装置
20:電子ビューファインダユニット
28:接眼部
41:ファインダ部
46:表示デバイス
54:回動係止部材
102:スライドロックレバー(ロック部材)

Claims (9)

  1. 表示手段が本体部に対して収納される収納状態と前記本体部に対して突出する突出状態とに移動することが可能な電子機器であって、
    前記表示手段は、移動が可能な接眼部を有するファインダ部と、前記接眼部の移動を規制する規制手段と、を備え、
    前記突出状態にて前記接眼部の移動する方向に対して直交する軸を中心軸として前記ファインダ部が回動されるときに、前記規制手段が前記接眼部の移動を規制する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記規制手段は、前記ファインダ部が回動される動作の途中、または回動の動作の後に前記接眼部の移動を規制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記規制手段はロック部材を備え、
    前記接眼部が第1の方向へ引き出されてから、前記ファインダ部が回動される動作の途中、または回動の動作の後に、前記ロック部材は前記接眼部に当接して、前記第1の方向とは反対である第2の方向への前記接眼部の移動を規制する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記ファインダ部に配置された前記ロック部材は、前記接眼部の移動を規制する第1の位置と、前記接眼部の移動を規制しない第2の位置との切り替えが可能である
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記ファインダ部が前記収納状態から前記突出状態へと移動する場合に前記ファインダ部の回動を規制する回動係止部材を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記ファインダ部が前記本体部に対して収納状態から突出状態へと移動した際に、前記ロック部材と当接するカム形状部を備え、
    前記カム形状部は、前記ファインダ部の動作に対して前記ロック部材を前記第1の位置または前記第2の位置に切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  7. 前記ファインダ部を前記収納状態から前記突出状態へと移動させる機構部と、
    前記ファインダ部を回動可能に連結するヒンジ装置と、を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記ファインダ部は、表示デバイスと、前記表示デバイスから発した光を前記接眼部に導く光学部材と、を有し、
    前記突出状態へ移行したときに前記接眼部は、前記光学部材の光軸方向の移動が可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記ファインダ部が前記突出状態となり、かつ前記接眼部が前記光学部材の光軸方向へ引き出された状態にて前記ファインダ部は、前記光学部材の光軸に対して直交する軸を中心軸として回動可能である
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
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