JP2022095166A - チューブ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】肩部に残留している内容物を容易に取り出すことのできるチューブ容器を提供する。【解決手段】チューブ容器10は、内容物を収容する筒状の胴部110と、胴部110の長手方向に沿った一端側を塞ぐ肩部120と、肩部120から外方に向けて突出しており、内容物の出口として設けられた吐出部130と、を備える。チューブ容器10には、肩部120の内面側を露出させるように切り開かれる凹状の切り込み、である切り込み123及び切り込み124が形成されている。【選択図】図5

Description

本発明はチューブ容器に関する。
例えば洗顔フォームや練り歯磨き剤のような、比較的粘度の高いペースト状の内容物を収容するチューブ容器は、内容物を収容する筒状の胴部と、胴部の長手方向に沿った一端側を塞ぐ肩部と、肩部から外方に向けて突出する吐出部と、を備えている。このようなチューブ容器は、内容物の量が減少するに従って次第にその形状を変化させて行く。
しかしながら、肩部は胴部に比べると変形しにくい。このため、チューブ容器においては、内容物の量が少なくなったときに、残りの内容物が肩部に残留しやすく、最後まで使い切ることが難しいという問題がある。
そこで、下記特許文献1に記載のチューブ容器では、チューブ容器の肩部に薄肉膨出部を形成することとしている。内容物の量が少なくなった後は、薄肉膨出部を反転させることで、肩部に残留している内容物の一部を押し出すことが可能となっている。
特開2010-83511号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成を採用した場合であっても、肩部に残留している内容物の全てを取り出すことは難しいと考えられる。
本発明は、肩部に残留している内容物を容易に取り出すことのできるチューブ容器に関する。
本発明に係るチューブ容器は、内容物を収容する筒状の胴部と、胴部の長手方向に沿った一端側を塞ぐ肩部と、肩部から外方に向けて突出しており、内容物の出口として設けられた吐出部と、を備える。このチューブ容器には、肩部の内面側を露出させるように切り開かれる凹状の切り込み、である切開部が形成されている。
このような構成のチューブ容器では、内容物の量が少なくなったときに、使用者は、チューブ容器の一部を切開部に沿って切り開き、肩部の内面側を露出させた状態とすることができる。これにより、肩部に残留していた内容物の全てを容易に取り出すことが可能となる。
本発明によれば、肩部に残留している内容物を容易に取り出すことのできるチューブ容器が提供される。
図1は、第1実施形態に係るチューブ容器の全体構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るチューブ容器から、キャップを取り外した状態を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るチューブ容器から、キャップを取り外した状態を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るチューブ容器の構成を示す断面図である。 図5は、第1実施形態に係るチューブ容器の一部を、切開部に沿って切り開いた状態を示す図である。 図6は、第2実施形態に係るチューブ容器から、キャップを取り外した状態を示す図である。 図7は、第2実施形態に係るチューブ容器の一部を、切開部に沿って切り開いた状態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について説明する。本実施形態に係るチューブ容器10は、ペースト状の練り歯磨き剤を収容するための容器として構成されている。ただし、チューブ容器10の用途はこれに限定されない。チューブ容器10に収容される内容物は、比較的粘度の高いペースト状のものであればよく、例えば洗顔フォーム等であってもよい。
図1には、チューブ容器10の全体構成が示されている。チューブ容器10は、本体部100とキャップ200とを備えている。本体部100は、その内側に内容物を収容する部分である。キャップ200は、本体部100のうち内容物の出口となる部分(後述の吐出部130)を塞ぐように、本体部100に対して取り付けられる部材である。尚、チューブ容器10は、キャップ200を下方側に向けて立てた状態で保管されるのであるが、図1等においてはキャップ200を上方側に向けた状態が描かれている。
図2及び図3には、キャップ200を取り外した状態の本体部100が描かれている。本体部100は、胴部110と、肩部120と、吐出部130と、を備えており、これらが射出成型により一体に形成されている。本体部100の材料としては、例えばポリエチレンが用いられる。
胴部110は、内容物を収容する筒状の部分であって、本体部100の大部分を占めている。胴部110のうち、長手方向に沿った一端側(図2における上端側)は、後述の肩部120によって塞がれている。胴部110のうち、長手方向に沿った他端側(図2における下端側)には貼り合わせ部111が形成されている。貼り合わせ部111では、胴部110のうち、図2の紙面奥側の部分と紙面手前の部分とが互いに貼り合わせられており、これにより胴部110の端部が塞がれている。胴部110を、その長手方向に対し垂直な面で切断した場合の断面形状は、肩部120の近傍においては概ね円形となり、貼り合わせ部111の近傍においては細長い概ね直線状の形状となる。
肩部120は、先に述べたように、胴部110の長手方向に沿った一端側を塞ぐように設けられた部分である。当該長手方向に沿って見た場合における肩部120の形状は、図3に示されるように円形である。先に述べた胴部110は、肩部120の外周側の縁から筒状に伸びるように形成されている。
吐出部130は、内容物の出口として設けられた部分である。吐出部130の形状は略円筒形状であり、その中心軸は胴部110の長手方向に沿っている。吐出部130の内部空間と、胴部110の内部空間とは、互いに連通されている。吐出部130は、肩部120の中央から、外方に向けて、具体的には胴部110とは反対側に向けて突出するように形成されている。吐出部130の先端に形成された開口131が、内容物の出口となっている。吐出部130の外周面には、螺旋状の突起である雄螺子132が形成されている。雄螺子132は、後に説明するキャップ200の雌螺子231と螺合して、本体部100に対するキャップ200の取り付けを可能とするためのものである。
図4には、本体部100及びキャップ200の全体を、吐出部130の中心軸を含む面に沿って切断した場合の断面が示されている。同図に示されるように、胴部110は、肩部120や吐出部130に比べて薄く形成されている。その結果、胴部110は比較的柔らかく変形しやすくなっている。
チューブ容器10の使用者は、本体部100からキャップ200を取り外した後、胴部110を把持しながら、これを押し潰す方向に力を加える。胴部110に収容されている内容物は、当該力によって、吐出部130の開口131から外部へと押し出され、使用される。
肩部120及び吐出部130は、胴部110に比べて厚く形成されている。このため、上記のように内容物が押し出される際においては、肩部120及び吐出部130のそれぞれにおける変形は小さく抑えられるので、内容物の通る経路が確実に確保される。
しかしながら、このような構成においては、肩部120の近傍において内容物が残留しやすく、内容物を最後まで使い切ることが難しいという問題が生じやすい。そこで、本実施形態に係るチューブ容器10では、使用者がチューブ容器10の一部を切り開き、肩部120の内面側を容易に露出させることができるような構成となっている。
当該構成について説明する。図2、3、4のそれぞれに示されるように、肩部120には突出部121が形成されている。突出部121では、肩部120の他の部分に比べてその厚さが更に厚くなっており、その結果として、突出部121は外方に向けて突出した状態となっている。突出部121は、中央にある吐出部130を囲むように円環状に形成されている。
図4に示されるように、肩部120のうち突出部121の外周側となる位置には、外表面から内側に向かって入り込むような凹状の切り込み123が形成されている。また、肩部120のうち突出部121の内周側となる位置には、外表面から内側に向かって入り込むような凹状の切り込み124が形成されている。切り込み123及び切り込み124は、いずれも、突出部121に沿って、吐出部130を囲むように円環状に形成されている。
切り込み123及び切り込み124では、他の部分に比べて肩部120の厚さが薄くなっている。このため、使用者が肩部120の一部を引き上げるような力を加えた場合には、切り込み123及び切り込み124に沿って肩部120が破断することで、肩部120は容易に切り開かれた状態となる。切り込み123及び切り込み124は、本実施形態における「切開部」に該当する。
先に述べた突出部121は、切り込み123と切り込み124との間の部分に形成されている。このような突出部121は、切開部である切り込み123等に沿って環状に形成された肉厚の部分、ということもできる。
図2、3、4のそれぞれに示されるように、突出部121には、突出部121の先端から更に外方に向けて突出するように把持部122が形成されている。把持部122は、切開部である切り込み123等が切り開かれる際において、使用者によって把持される部分である。把持部122は平板状に形成されており、その主面を吐出部130側に向けた状態となっている。
切り込み123等を切り開く方法について説明する。チューブ容器10の内側にある内容物の残量が少なくなると、使用者は、把持部122を把持したまま外方に向けてこれを引き上げる。このとき、把持部122及び突出部121が使用者からの力を受けることにより、肩部120は、切り込み123及び切り込み124のそれぞれに沿って破断して行く。その結果、切り込み123と切り込み124との間の部分である突出部121は、肩部120から捲れ上がった状態となり、最終的にはその全体が肩部120から取り外される。図5には、チューブ容器10の一部が上記のように破断して行く途中の様子が示されている。見やすさの便宜上、図5においては、突出部121が取り外された部分にハッチングが施されている。
その後、使用者は、肩部120のうち突出部121よりも内側にあった部分を、吐出部130と共に取り外すことで、肩部120の内面側を露出させ、当該部分に残留していた内容物を容易に取り出して使うことができる。
把持部122が引き上げられ、上記のように切り込み123等に沿って肩部120が切り開かれて行く際には、図5に示されるように、把持部122から肩部120まで伸びる突出部121が、途中で切れることなく繋がったままとなっていることが好ましい。本実施形態では、突出部121における厚さが、肩部120のうち他の部分の厚さよりも厚くなっているので、突出部121が途中で切れてしまうようなことが防止される。その結果、使用者は、突出部121の略全体を肩部120から容易に取り外すことができる。
図5に示されるような突出部121の取り外しを容易にするために、突出部121のうち、把持部122が接続されている部分の周方向に沿った端部、具体的には、図5において符号「CT」が付されている部分に、切り込み123と同様の切り込みを予め形成しておいてもよい。これにより、把持部122が引き上げられる際には、環状の突出部121が上記の「CT」の切り込みに沿って先ず切断される。以降において使用者は、切り込み123等に沿って肩部120を容易に切り開いて行くことができる。
尚、切り込み123及び切り込み124は、環状に閉じるように形成されていなくてもよい。つまり、突出部121の全体が肩部120から取り外されるのではなく、例えば突出部121の周方向に沿った端部が肩部120に繋がったまま残るように、切り込み123及び切り込み124が形成されている態様としてもよい。この場合も、使用者は、肩部120を吐出部130と共に持ち上げて、その内面を露出させることができる。
本実施形態では更に、切開部である切り込み123等に沿って突出部121を形成することで、更なる利点が得られる。当該利点について説明するに先立ち、図4を参照しながら、キャップ200の構成について先ず説明する。同図に示されるように、キャップ200は、封止部210と、外壁部220と、内壁部230と、突起部240と、を有している。
封止部210は、吐出部130の開口131を覆うように設けられた板状の部分である。封止部210が開口131を覆うことで、開口131から内容物が漏出してしまうことが防止される。ただし、封止部210は、開口131を覆う範囲にのみ形成されているのではなく、開口131よりも外周側に向かって伸びている。つまり、胴部110の長手方向に沿って見た場合においては、円形である封止部210の直径が、開口131の直径よりも大きくなっている。
外壁部220は、吐出部130の周囲を外側から囲むように形成された略円筒形状の部分である。外壁部220は、封止部210の外周側の縁から、肩部120に向かって伸びるように形成されている。外壁部220は、その先端が肩部120に近接する位置まで伸びている。図4に示されるように、外壁部220の内面220Aと、外壁部220の外側面121Aとは、全周に亘って互いに対向している。
内壁部230は、吐出部130の周囲を外側から囲むように形成された略円筒形状の部分であって、外壁部220よりも内側に形成されている。内壁部230は、封止部210から、吐出部130の根元部分に向かって伸びるように形成されている。内壁部230の内周面には雌螺子231が形成されている。図4のように本体部100にキャップ200が取り付けられた状態においては、内壁部230の雌螺子231と、吐出部130の雄螺子132とが螺合している。使用者は、吐出部130の中心軸周りにおいてキャップ200を回転させることで、本体部100からキャップ200を取り外したり、本体部100にキャップ200を取り付けたりすることができる。
突起部240は、吐出部130の内側面に当接するように形成された略円筒形状の突起であって、内壁部230よりも更に内側に形成されている。突起部240は、封止部210から、吐出部130の開口131の内側に入り込むように突出している。本体部100にキャップ200が取り付けられた状態においては、突起部240が開口131の内側に入り込むことで、内容物の漏出が確実に防止される。
先に述べたように、チューブ容器10は、キャップ200を下方側に向けて立てた状態で保管される。図4の矢印AR1は、この状態のチューブ容器10に外からかかる水の流れを表している。外からチューブ容器10に水がかかると、当該水が、本体部100とキャップ200との間の隙間から流入し、キャップ200のうち外壁部220と内壁部230との間の空間SPに滞留してしまう可能性がある。このような水の滞留が生じると、使用者が本体部100からキャップ200を取り外した際において、冷たい水が使用者の手等に掛かってしまうので好ましくない。
しかしながら、本実施形態に係るチューブ容器10では、肩部120から外方に向けて突出する突出部121の外側面121Aと、キャップ200の内面220Aとが互いに対向しており、両者の隙間が極めて小さくなっている。このため、外からチューブ容器10に水がかかっても、空間SPに水が浸入し滞留することが防止される。
尚、外側面121Aと内面220Aとの間は、本実施形態のように互いに近接していてもよいのであるが、互いに当接していてもよい。つまり、両者の隙間が、全周に亘って0となっている態様であってもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係るチューブ容器10では、肩部120の内面側を露出させるように切り開かれる凹状の切り込み123、124が、切開部として形成されている。このような切開部が形成されていることで、使用者は、チューブ容器10の一部を切開部に沿って切り開き、肩部120の内面側を露出させた状態とすることができる。これにより、肩部120に残留していた内容物の全てを容易に取り出すことが可能となる。
切開部である切り込み123等は、本実施形態では肩部120に形成されている。このような構成によれば、切開部に沿って肩部120が直接切り開かれることとなるので、肩部120の内面側を容易に露出させることができる。
ただし、切開部が形成される位置は、必ずしも肩部120である必要はない。図2に示される線LNは、肩部120と胴部110との境界を示す線である。切開部である切り込み123もしくは切り込み124のいずれかが、例えば、この線LNに沿って形成されているような態様としてもよい。また、切開部である切り込み123もしくは切り込み124のいずれかもしくは両方が、線LNよりも僅かに貼り合わせ部111側(図2における下方側)となる位置に形成されていてもよい。すなわち、肩部120の内面側を露出させるように切り開かれる切開部が、胴部110の方に形成されている態様としてもよい。
本実施形態では、切開部である切り込み123等が、吐出部130を囲むように環状に形成されている。吐出部130を囲むような環状の線に沿ってチューブ容器10が切り開かれることにより、使用者は、肩部120の内側を容易に露出させることができる。
本実施形態では、肩部120に、外方に向けて突出する突出部121が、切開部に沿って環状に形成されている。これにより、使用者がチューブ容器10を切り開く際において、突出部121が途中で切れてしまうようなことが防止される。
本実施形態に係るチューブ容器10は、吐出部130を塞ぐように、本体部100に取り付けられるキャップ200を更に備えている。キャップ200の一部と突出部121とが互いに対向することで、突出部121よりも吐出部130側の空間SPに水が浸入することが防止されている。空間SPへの水の滞留が防止されるので、冷たい水が使用者の手に掛かって不快な思いをさせてしまうことがない。
肩部120には、切開部が切り開かれる際において使用者によって把持される部分、である把持部122が、外方に向けて突出するように設けられている。このため、使用者は、把持部122を把持して引き上げることで、切開部に沿ってチューブ容器10を切り開く作業を容易に行うことができる。
第2実施形態について、図6、7を参照しながら説明する。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図6に示されるように、本実施形態では、把持部122が複数形成されており、これらが突出部121に沿って互いに等間隔で並ぶように配置されている。それぞれの把持部122は、第1実施形態と同様に突出部121に繋がっている。
突出部121の内周側には、第1実施形態と同様に、本実施形態でも切り込み124が形成されている。一方、突出部121の外周側には、第1実施形態とは異なり、本実施形態では切り込み123が形成されていない。切り込み124は、本実施形態における「第1切開部」に該当する。
本実施形態に係るチューブ容器10には、複数の切り込み112が形成されている。切り込み112は、切り込み124と同様の凹状の切り込みであるが、チューブ容器10の表面側ではなく内面側に形成されている。それぞれの切り込み112は、その大部分が胴部110に形成されており、胴部110の長手方向に沿って伸びるように形成されている。また、それぞれの切り込み112は、胴部110の周方向に沿って並ぶように形成されている。
切り込み112の本数は、把持部122の数と同じである。それぞれの切り込み112は、それぞれの把持部122の間を通る位置に形成されている。切り込み112は、胴部110から、肩部120のうち少なくとも切り込み124の直下となる位置まで伸びるように形成されている。使用者は、このような切り込み112に沿ってチューブ容器10を切り開くことができる。切り込み112は、本実施形態における「第2切開部」に該当する。
切り込み112等を切り開く方法について説明する。チューブ容器10の内側にある内容物の残量が少なくなると、使用者は、把持部122を把持したまま外方に向けてこれを引き上げる。このとき、把持部122及び突出部121が使用者からの力を受けることにより、チューブ容器10は、上記把持部122の近傍にある切り込み124と、その両側から伸びる一対の切り込み112に沿って破断して行く。使用者は、把持部122を持ったまま貼り合わせ部111側に向けて引き下げて行くことで、チューブ容器10を更に破断させる。図7には、チューブ容器10の一部が上記のように破断して行く途中の様子が示されている。図7においては、図5と同様に、チューブ容器10の一部が取り外された部分にハッチングが施されている。
使用者は、把持部122を把持してチューブ容器10を破断させて行く作業を、複数設けられたそれぞれの把持部122について順に行っていく。その結果、使用者は、肩部120のうち突出部121よりも内側にあった部分を、吐出部130と共に取り外すことができるようになる。このため、第1実施形態と同様に、使用者は肩部120の内面側を露出させ、当該部分に残留していた内容物を容易に取り出して使うことができる。
以上に説明したように、本実施形態に係るチューブ容器10に形成された切開部には、第1切開部及び第2切開部からなる二種類の切開部が含まれる。第1切開部は、肩部120に形成された切り込み124である。第2切開部は、第1切開部から胴部110に亘る範囲に形成された切り込み112である。このような構成により、第1実施形態に比べて広範囲に亘りチューブ容器10を切り開くことができるので、肩部120の内面側を更に容易に露出させることが可能となる。
第2切開部である切り込み112は、胴部110の長手方向に沿って伸びるように形成されている。また、切り込み112は、胴部110の周方向に沿って並ぶように複数形成されている。このような構成により、使用者は、胴部110のうち一対の切り込み112に挟まれた部分を、一つずつ本体部100から取り外していくように、チューブ容器10を破断させて行くことができる。これにより、肩部120の内面側を更に容易に露出させることが可能となる。
肩部120には、第1切開部及び第2切開部が切り開かれる際において使用者によって把持される部分、である把持部122が、外方に向けて突出するように設けられている。また、当該把持部122は、第1切開部である切り込み124に沿って並ぶように複数設けられている。このような構成により、使用者は上記のようにチューブ容器10を破断させて行く作業を更に容易に行うことができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:チューブ容器
100:本体部
110:胴部
120:肩部
122:把持部
112,123,124:切り込み
130:吐出部
200:キャップ

Claims (10)

  1. 内容物を収容する筒状の胴部と、
    前記胴部の長手方向に沿った一端側を塞ぐ肩部と、
    前記肩部から外方に向けて突出しており、前記内容物の出口として設けられた吐出部と、を備え、
    前記肩部の内面側を露出させるように切り開かれる凹状の切り込み、である切開部が形成されているチューブ容器。
  2. 前記切開部は前記肩部に形成されている、請求項1に記載のチューブ容器。
  3. 前記切開部は前記吐出部を囲むように環状に形成されている、請求項1又は2に記載のチューブ容器。
  4. 前記肩部には、外方に向けて突出する突出部が、前記切開部に沿って環状に形成されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のチューブ容器。
  5. 前記吐出部を塞ぐように取り付けられるキャップを更に備え、
    前記キャップの一部と前記突出部とが互いに対向することで、前記突出部よりも前記吐出部側に水が浸入することが防止されている、請求項4に記載のチューブ容器。
  6. 前記肩部には、前記切開部が切り開かれる際において使用者によって把持される部分、である把持部が、外方に向けて突出するように設けられている、請求項4又は5に記載のチューブ容器。
  7. 前記切開部には、前記肩部に形成された第1切開部と、前記第1切開部から前記胴部に亘る範囲に形成された第2切開部と、が含まれる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のチューブ容器。
  8. 前記第2切開部は、前記胴部の長手方向に沿って伸びるように形成されている、請求項7に記載のチューブ容器。
  9. 前記第2切開部は、前記胴部の周方向に沿って並ぶように複数形成されている、請求項8に記載のチューブ容器。
  10. 前記肩部には、前記切開部が切り開かれる際において使用者によって把持される部分、である把持部が、外方に向けて突出するように設けられており、
    前記把持部は、前記第1切開部に沿って並ぶように複数設けられている、請求項9に記載のチューブ容器。
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