JP2022092701A - 三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機 - Google Patents

三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機 Download PDF

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Abstract

【課題】高速回転可能な三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を提供すること。【解決手段】三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機であって、回転子は、板厚40μm~100μmの帯状の電磁鋼帯が巻かれた回転子コアと、2つの嵌合導電体とを有し、回転子コアは複数のスリットを有し、嵌合導電体はそれぞれ、回転子コアの外周部に嵌合される短絡外環部と、回転子コアの内周部に嵌合される短絡内環部と、短絡外環部と短絡内環部とを接続する、スリットの数と同じ数の接続部とを備え、短絡外環部と短絡内環部と接続部は一体の部材であり、嵌合導電体は、それぞれ回転子コアのスリットに嵌合導電体の接続部が嵌合するとともに、回転子コアの外周部に短絡外環部が嵌合し、回転子コアの内周部に短絡内環部が嵌合しており、嵌合時に嵌合導電体の短絡外環部同士と、短絡内環部同士とがそれぞれ短絡する。【選択図】図2

Description

本発明は、高速回転・高トルク密度を可能にする三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機に関するものである。
日本は、発電電力の約半分を産業界の誘導電動機が消費しているが、その効率は世界に比べてまだ十分に高いとは言えず、高効率化が求められている。誘導電動機は,各国で法規制による高効率化が進められており,その基準となる効率数値は,国際規格が制定されている。また、電気自動車用モータとして使用されるモータについては、安心・高信頼が問われ、自重の軽い高パワー密度化が求められており、それには誘導電動機が適していることから、誘導電動機のさらなる高速回転化が期待されている。この高効率・高パワー密度化を目指す誘導電動機の一つとしてアキシャルギャップ型誘導電動機がある。
アキシャルギャップ型誘導電動機の構造は、回転軸に固定された回転子(ロータ)と、回転子に磁力によって回転力を加える固定子(ステータ)とが軸方向にエアギャップを有する形で構成されている。固定子と回転子の配置は、1つの固定子の片側に回転子が1つ配置されているシングルステータ・シングルロータタイプ、2つの固定子に挟まれて回転子が1つ配置されているダブルステータ・シングルロータタイプ、そして、1つの固定子の両側に回転子が2つ配置されているダブルロータタイプがある。
各種アキシャルギャップ型電動機において、固定子は、電磁鋼板やアモルファスに電流を流すための導線を巻いて磁力を発生させる構造であり、回転子には永久磁石を用いたもの、導電材料を用いたもの、あるいは電磁鋼板と導電材料を組み合わせたものなどがある。
上述した、1つの固定子の片側に回転子が1つ配置されているシングルステータ・シングルロータタイプ、2つの固定子に挟まれて回転子が1つ配置されているダブルステータ・シングルロータタイプ、そして、1つの固定子の両側に回転子が2つ配置されているダブルロータタイプのうち、機械的バランスや、電磁気的バランスの観点から、高速回転用途に特に適しているものは、ダブルステータ・シングルロータタイプである。
特許文献1には、ダブルステータ・シングルロータタイプの電動機が開示されている。特許文献1に示された電動機は、回転子に電磁気材料と導電材料を用いたものである。これは、電磁気材料のストリップをドーナツ状に巻いてコアとし、その両端面に放射状のスリットを形成し、そのスリットに棒状の導電性金属(バー)を挿入し、ドーナツ状に巻かれたストリップの内側に導電性金属で形成された内側リングを設け、外側に導電性金属で形成された外側リングを設けたものである。これらの内側リングと外側リングが、スリットに挿入された金属棒を短絡している。このような構成を備える回転子を、2つの固定子聞に配置した構造を有する。
しかしながら、特許文献1に記載された誘導電動機の構造は、棒状の導電性金属(バー)と内側リングと外側リングとは短絡させて接しているだけであるため、高速回転になると外周のリングの径が遠心力で膨らみ、十分な短絡ができなくなると共に、振動が大きくなってしまう。また、回転子を構成する電磁気材料のストリップの板厚についての規定もないため、回転子の重量バランスがストリップを巻いたことによって崩れ、高速回転になると振動を起こす要因となり得る。
また、特許文献1に記載された誘導電動機は、高速回転になると鉄損が急激に増大し、発熱の問題が生じるため、実際に使用する際は水冷を行わなければならない。このため、設備に水冷装置を設ける必要が生じ、コスト高になってしまう。また、多くのアキシャルデュアルギャップモータでは、効率の悪さに起因する発熱が大きく、モータ自体を冷却するために水冷式が採用されている。この水冷式を採用するために製造コスト、ランニングコストがかさみ、アキシャルギャップモータが十分普及していない一因となっている。これは、モータ効率の低さに起因し、モータ効率の一層の向上が求められ、水冷が不要な誘導電動機が求められていた。
特開平9-168263号公報
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、高効率で水冷が不要であり、高速回転での使用に好適である三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、回転軸と、回転軸に取付けられた回転子と、回転子を回転軸の軸線方向に挟むように配置され、回転軸をベアリングを介して支持する2つの固定子と、を備える三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機であって、回転子は、板厚40μm~100μmの帯状の電磁鋼帯が巻かれた回転子コアと、2つの嵌合導電体とを有し、回転子コアは回転軸の軸線方向の両端面に円周方向等間隔に設けられた複数のスリットを有し、2つの嵌合導電体はそれぞれ、回転子コアの外周部に嵌合される短絡外環部と、回転子コアの内周部に嵌合される短絡内環部と、短絡外環部と短絡内環部とを接続する、複数のスリットの数と同じ数の複数の接続部とを備え、短絡外環部と短絡内環部と複数の接続部は一体の部材であり、2つの嵌合導電体は、回転子コアの両端面において、それぞれ回転子コアの複数のスリットに嵌合導電体の複数の接続部が嵌合するとともに、回転子コアの外周部に短絡外環部が嵌合し、回転子コアの内周部に短絡内環部が嵌合しており、2つの嵌合導電体が回転子コアに嵌合した状態で、2つの嵌合導電体の各々の短絡外環部同士と、短絡内環部同士とがそれぞれ短絡している、三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機、という構成を備える。このような構成により、高速回転の際も回転子の振動及び形状変化を抑制することが可能となり、更に高効率で水冷を不要とする、三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を提供することができる。
また、電磁鋼帯がC:0.001~0.040%、Si:2.0~4.0%、Mn:0.001~3.0%、Al:0.01~1.0%、P:0.005~0.30%、S:0.050%以下、Cu:0.005~1.0%を含み残部Fe及び不可避的不純物からなるようにしてもよい。このようにすると、飽和磁束密度が高く、機械的強度を有する回転子コアを提供することができる。
また、嵌合導電体の複数の接続部は、短絡外環部と短絡内環部を結ぶ放射状またはスキュー角度をもって配置された複数の棒状体で構成してもよい。このようにすると、誘導電動機の回転の始動を円滑にするとともに、高速回転時に発生する誘導電流による高調波成分を除去し、トルク変動を抑え、安定した回転を得ることが可能となる。
また、2つの嵌合導電体のうち、一方の嵌合導電体の複数の接続部は、短絡外環部と短絡内環部を第1のスキュー角度をもった複数の棒状体で結ぶように構成され、他方の嵌合導電体の複数の接続部は、短絡外環部と短絡内環部を第1のスキュー角度とは異なる第2のスキュー角度をもった複数の棒状体で結ぶように構成してもよい。このようにすると、誘導電動機の回転の始動を円滑にするとともに、高速回転時に発生する誘導電流による高調波成分を除去し、トルク変動を抑え、安定した回転を得ることが可能となる。
また、回転子の2つの嵌合導電体は、各々の短絡内環部の内側側面に形成された溝を有し、回転軸は溝に直接的又は間接的に嵌合するように構成してもよい。このようにすると、高いトルクにおいても安定して回転軸にそのトルクを伝達することができるようになる。
また、固定子は複数のスロットを有する固定子の構造体を備え、複数のスロットに被覆銅線が巻かれており、回転子コアに設けられた複数のスリットの数が、固定子の構造体が有するスロットの数よりも多くしてもよい。このようにすると、誘導電動機の回転の始動を円滑にするとともに、効率を高めることができる。
本発明によれば、高速回転での使用に好適である三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る誘導電動機の断面図である。 本発明の一実施形態に係る誘導電動機の回転子及び固定子の構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る誘導電動機の回転子コア及び固定子の構造体に関し、電磁鋼帯を巻いた状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る誘導電動機の嵌合導電体の正面図である。 図4におけるA-A’線に沿った断面図である。 図4に示す嵌合導電体の右斜視図である。 図4に示す嵌合導電体の左斜視図である。 嵌合導電体の変形例を示す正面図である。 2つの嵌合導電体同士が嵌合した様子を示す断面図である。 嵌合導電体の別の変形例を示す正面図である。 実施例及び比較例の実験結果をまとめた表を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機(以下、「誘導電動機」と称する)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は本発明の誘導電動機1の断面図である。本発明の誘導電動機1は、後述する2つの固定子4、4’の聞に挟まれるように回転子3を設けたダブルステータ・シングルロータタイプの構造とする。誘導電動機1は回転軸2と、この回転軸2に取付けられた回転子3を備えている。そして、この回転子3を、回転軸2の軸線方向に挟むように2つの固定子4、4’が配置されている。これらの固定子4、4’は、それぞれベアリング5を介して回転軸2を支持している。回転子3は回転子コア31と、回転子コア31の回転軸2の軸線方向の両端面に対してそれぞれ嵌合する環状の2つの嵌合導電体6、6’を備えている。
図2に本発明の回転子3および固定子の構造体41、41’の分解斜視図を示す。(後述する回転子3の構造を示すため、回転子3の嵌合導電体6、6’の一部が切除されている。)回転子3は回転子コア31と、この回転子コア31の回転軸2の軸線方向の両端面に嵌合した2つの嵌合導電体6、6’を備えている。(なお、構造を把握しやすくするため、固定子4、4’に関して、固定子の構造体41、41’のスロット42に巻かれている被覆銅線は図示しておらず、被覆銅線が巻かれる前の固定子の構造体41、41’のみを示している。)
これらの回転子コア31及び固定子の構造体41、41’は、図3に示すように、板厚40μm~100μmの極薄の、帯状の電磁鋼板すなわち電磁鋼帯7を巻いて円盤状としたものを使用する。電磁鋼帯7を巻いて円盤状とする際に、その巻き始めと巻き終わりは電磁鋼帯7の端部となり、円盤状の部分から電磁鋼帯7の板厚70の分だけ段差が生じる。(なお、図3は電磁鋼帯7の板厚70を拡大して強調したものであり、実寸の比率とは異なる。)
このように板厚40μm~100μmの電磁鋼帯を巻いて円盤状としたものの両端面に図2に示すように円周方向等間隔に複数のスリット311を設けて回転子コア31とする。この回転子コア31の両側のスリット311に、後述する短絡外環部61と短絡内環部62が複数の接続部(棒状体)63で結ばれた一体の部材として成形された銅製の嵌合導電体6、6’をそれぞれはめ込み、回転子3として、図1に示すように回転軸2に固定する。
固定子4、4’においては、板厚40μm~100μmの帯状の電磁鋼帯を巻いて形成された固定子の構造体41、41’にそれぞれ複数のスロット42を設け、スロット42に図示しない被覆銅線を巻いて電磁石を形成する。以下、このように固定子の構造体41、41’に設けられたスロット42及びその数について、「固定子のスロット」、「固定子のスロット数」とも称する。
従来は、これらの回転子コア31や固定子の構造体41、41’を形成する電磁鋼帯の板厚に関して、その絶対値に関する条件は特に設定されていなかったが、本発明の発明者は、誘導電動機を高速回転させるには、回転子コア31の重量バランスを崩れさせないように板厚を選択することが重要であることを見出した。すなわち、電磁鋼帯の板厚が100μmを超えると図3に示すように巻き始めと巻き終わりに板厚70に相当する段差ができ、回転子の重量が半径方向、円周方向で均一とならない。従来用いられていた電磁鋼帯はその板厚100μmを超えるものであって、発明者はこのことが回転子コア31の重量バランスに大きな影響を及ぼし、高速回転した時に振動の原因となることを見出した。一方、板厚が100μm以下であれば、板厚70に相当する段差が小さくなり、すなわち回転子コア31の重量バランスの崩れが小さくなり、15000rpmの高速回転においても振動の影響が小さく、高速回転が可能となる。一方で、電磁鋼帯の板厚が40μm未満では、電磁鋼帯を製造するのが困難となり、また、高い飽和磁束密度が得られなくなり、誘導電動機としての高い効率及び高トルク特性が得られなくなる。よって、板厚の下限を40μmとすることが好ましい。以上より、回転子コア31を形成するために用いる電磁鋼帯の板厚は、40μm~100μmの範囲にあることが好ましい。
また、回転子コア31及び固定子4、4’の構造体に使用する板厚40μm~100μmの電磁鋼帯は、C:0.001~0.040%、Si:2.0~4.0%、Mn:0.001~3.0%、Al:0.01~1.0%、P:0.005~0.30%、S:0.050%以下、Cu:0.005~1.0%を含み残部Fe及び不可避的不純物からなる。
このような化学成分を限定する理由は、一般にモータの鉄芯として使用される金属にはアモルファス、高シリコン材などがあるが、いずれも飽和磁束密度が低く高効率で高トルクのモータが実現できないためである。このため、上述したような化学成分を有する電磁鋼帯を使用することが好ましい。
Cは、過度に含有させるとヒステリシス損を劣化させるので、0.040%を上限とし、また0.001%未満であると鋼板の強度が不足し、ロータを高速で回転させた際に強度不足で変形が起こる、などの欠点を生じるので0.001%を下限とする。好ましくは0.002~0.030%である。
Siは、電気抵抗を高め、鉄損を低減することが知られているが、過度に含有すると飽和磁束密度の低下並びに加工性の困難を招くので、4.0%を上限とし、また、2.0%未満では電気抵抗を高める効果が不十分となるため2.0%を下限とする。好ましくは2.0~3.9%である。
Mnは、鋼中のSと反応してMnSを形成し、熱間圧延時の固溶Sの存在による割れを防ぐ効果があり、また固溶Mnとして強度の確保および電気抵抗の低減にも寄与するので0.001%を下限として含有させ、また、3.0%を超えると薄鋼板の製造に支障をきたすようになるので3.0%を上限とする。好ましくは0.005~2.0%、さらに好ましくは0.01~1.0%である。
Alは、Siと同じように電気抵抗を高め、鉄損を低減する効果があるので、高めに含有しても良いが、1.0%を超えると鋳造時に酸化物が増え、鋼板の品質を劣化させるとともに、圧延に支障をきたすので、1.0%を上限とし、また、0.01%未満では脱酸剤としての作用が不足するので0.01%を下限とする。好ましくは0.02%~0.8%である。
Pは、鋼板の強度を高める作用があり、適度に含有するとロータの高速回転時の変形を抑えることができるので、0.005%を下限として含有させ、また、過度に含有すると薄鋼板の製造に支障をきたすので0.30%を上限とする。
Sは、多量に含有すると熱間圧延時に固溶Sの存在による割れを発生させることがあるので、これを防ぐために上限を0.050%とする。好ましくは、上限は0.03%である。下限は、少ない方が好ましいので特に限定はしないが、通常の鋼板製造工程における脱硫のコストを勘案すると0.001%程度が妥当である。
Cuは、鋼板製造の焼鈍の際に、過度な粒成長を制御する効果があり、磁気的性質の異方性を低減することができるので1.0%を上限に含有させる。この量を超えると鋼板が硬くなり過ぎて圧延に支障をきたすので、1.0%を上限とする。また、0.005%未満では、焼鈍時に均一な結晶粒ができなくなるので0.005%を下限とする。好ましくは0.01~0.7%である。
固定子の構造体41、41’にも、回転子コア31と同様の板厚、化学成分を有する電磁鋼帯を使用することにより、鋼帯内部で発生する渦電流の発生を小さくすることができ、モータ自体の発熱を抑え、高効率化に寄与する。この電磁鋼帯を使うことにより発熱が抑えられ、水冷なしでも実使用が可能となる。特に水冷が不要であることにより、誘導電動機1の応用範囲が大きく広がる。
図4~図7に本発明の回転子3に用いる嵌合導電体6、6’(以下、嵌合導電体6、嵌合導電体6’に共通する事項については、代表的に「嵌合導電体6」と称することがある)を示す。図4は嵌合導電体6の正面図である。図5は嵌合導電体6の図4におけるA-A’線に沿った断面図である。図6は嵌合導電体6の右斜視図である。図7は嵌合導電体6の左斜視図である。嵌合導電体6は、短絡外環部61と短絡内環部62を放射状に配列された複数の接続部(棒状体)63で繋げた形状で、これらが一部材として、一体として形成される。図5の断面図において、短絡外環部61と短絡内環部62の幅は同じであるが、後に回転子コア31のスリット311に嵌合する複数の接続部(棒状体)63の幅はスリット311の深さに対応し、短絡外環部61や短絡内環部62の幅よりも小さい。このことは嵌合導電体6の左斜視図である図7にも示されている。嵌合導電体6の製造方法は、嵌合導電体6が一体として形成されるのであれば、厚板から削り出しても良く、鋳造材を必要に応じて精度を保つために削り出しても構わない。材料としては、導電性の良い銅を用いる。銅の種類は特に規定しないが、好ましくは導電性の良いものを使用する。
嵌合導電体6の短絡外環部61と短絡内環部62を結ぶ複数の接続部(棒状体)63は、図4に示すように嵌合導電体6の中心から見て放射状に配置しても良いし、また、図8に示す嵌合導電体の変形例60のように放射状の位置からスキュー角度631をもって配置しても良い。スキュー角度は特に規定しないが、角度を大きくなると短絡内環部62側で複数の接続部(棒状体)63どうしが接触するようになるので、10度以下程度が好ましい。スキュー角度を設ける理由は、回転の始動を円滑にするためであり、さらには高速回転時に発生する誘導電流による高調波成分を除去し、トルク変動を抑え、安定した回転を得るためである。放射状あるいはスキューを有する嵌合導電体6、60、及び対応する6’、60’(嵌合導電体60’は図示せず)を回転子コア31に嵌合させる際に、回転子コア31の両側で所定角度だけ回転させるようにずらして配置されても良い。さらには、2つの嵌合導電体60、60’のスキュー角度631、631’は同じでも良く、また一方が第1のスキュー角度を有し、他方が第1のスキュー角度と異なる第2のスキュー角度を有するようにしても良い。一方、放射状に配置された接続部(棒状体)63を有する嵌合導電体6、6’の場合、両者の位置を所定角度だけ回転させるようにずらすことによってスキューを有する嵌合導電体60、60’と同様の効果を得ることができる。
2つの嵌合導電体6、6’の厚さ64、64’は異なっていても構わないが、回転子コア31に両側から嵌合させたときに、回転子コア31の径方向の外側側面を覆うようにするのが好ましい。さらに、嵌合導電体6、嵌合導電体6’の短絡外環部および/または短絡内環部にそれぞれ互いに嵌合するための構造を設けてもよい。このような構造を有する嵌合導電体6と嵌合導電体6’とが嵌合した状態の例を図9に示す(構造を把握しやすくするため、回転子コア31を図示していない。)。嵌合の方法は特に規定しないが、図9に示すように半径方向に段差を付けて組み合わせる方法でも良いし、円周方向に溝を設けて嵌合させる方法でも良い。いずれも高速回転時に2つの導電体が分離しないようにするためである。
この嵌合導電体6、6’を、電磁鋼帯を巻いて構成された回転子コア31に、その回転軸の軸線方向の両側から埋め込むことで回転子3が形成される。嵌合導電体6の接続部(棒状体)63の数は、固定子4、4’(固定子の構造体41、41’)のスロット42の数よりも多くすることが好ましい。これは、誘導電動機の回転の始動を円滑にするためである。また、これにより効率を高めることができ、小出力容量から大出力容量まで巻き鉄心の内外径を変えることにより容易に実現できる。
固定子4、4’のスロット数は三相交流を用いるので3の倍数とするが、特に8極24スロット以上とすることが好ましい。これにより高パワー密度の誘導電動機を得ることができる。また、誘導電動機では4極が一般的であり、4極以上にすると発熱が大きくなり銅線の被覆材が溶融し使用に耐えないものとなるが、本発明の電磁鋼帯を用いた8極24スロットのアキシャルデュアルギャップ型誘導電動機は効率が良いために発熱が少なく、このために通常実現できなかった8極の誘導電動機を実現することができる。8極以上とする理由は、一般の4極の誘導電動機の倍以上の出力を得るためであり、また安定した高速回転を得るためである。
回転子3は、嵌合導電体6、6’の内側に回転軸2を固定するための銅製パイプ(図示せず)を取り付け、この鋼製パイプを回転軸2に圧入するか、キー(図示せず)により固定する。嵌合導電体6、6’と鋼製パイプとの取り付け方法は、接着剤による接着であっても良いが、好ましくは図11に示すようにスプライン65を用いて接合する方法が好ましい。この例では、嵌合導電体6、6’各々の各短絡内環部の内側側面にあらかじめ軸線方向に沿った溝を形成し、その溝と銅製パイプの溝とが一致するようにして、銅製パイプに嵌合導電体6、6’を嵌め込む。さらに隙間のないように接着剤で固定する。これにより高いトルクにおいても安定して軸にそのトルクを伝達することができるようになる。または、銅製パイプを経ずに直接スプライン加工が施されている回転軸2に固定しても良い。つまり、回転軸2は、2つの嵌合導電体6、6’の各々の短絡内環部の内側側面に形成された溝に直接的又は間接的に嵌合するように構成することが可能である。
図1に示したように、固定子4、4’は内側にベアリング5が装入され、このベアリング5を介して回転軸2を支持する。回転軸2に固定子4、4’及び回転子3を取り付け、固定子4、4’を誘導電動機の筐体(図示せず)に固定する。こうして誘導電動機の筐体に試験的に取り付けた後、回転子3を回転させ、回転のバランスを調整する。本発明によっても、15000rpm以上の極めて高い回転数で作動させる場合には回転バランスの調整が必要となることがある。この場合は、回転子の嵌合導電体6、6’の短絡外環部にドリルで、僅かに彫り込みを入れるなどして回転バランスを調整する。
以上により構成された三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を高周波への変調が可能なインバータにより発生させた電流により作動させる。例えば、8極のアキシャルデュアルギャップを使用した場合、1000Hzの高周波を使用すると回転子と固定子のすべりが少ない場合には約15000rpmの回転が可能となる。
実施例1として以下に説明するダブルステータ・シングルロータタイプの三相交流誘導電動機を作製した。回転子コアとして、板厚80μm、板幅20mmで、かつC:0.003%、Si:3.06%、Mn:0.22%、Al:0.68%、P:0.011%、S:0.001%、Cu:0.053%を含む電磁鋼帯を巻いて、外径80mm、内径40mmの円盤とし、この回転軸の軸線方向の両端面に放射状に幅3.2mm、深さ3.2mmの溝を30本放電加工により形成した。また、厚さ10mmの銅板から、図4~図7に示す構造で、内径30mm、外径90mm、短絡外環部の厚さ5mm、短絡内環部の厚さ5mm、各接続部(棒状体)の厚さ3.2mm、高さ3.2mm、接続部(棒状体)の本数30の導電体を削り出した。この銅により形成された嵌合導電体を2つ、先に説明した電磁鋼帯で形成された回転子コアの両側から嵌合させて埋め込み、接着剤で接着して回転子を形成した。嵌め合い寸法の記載は省略したが、嵌合導電体と回転子コアとは隙間無く嵌め合うように調整した。回転子は、スプラインが加工されている回転軸に固定した。ついで、回転子と同じ材料を用い、外径80mm、内径40mmの固定子の構造体を形成した。この構造体に放射状に均等に幅3mm、深さ8mmのスリットを24箇所放電加工で形成し、このスリットに被覆銅線を巻き、固定子を形成した。固定子の内側はベアリングで回転軸と接し、外側は電動機の筐体に固定した。固定子と回転子の空隙は0.6mmとした。
また、実施例2として、使用した電磁鋼帯の化学成分は実施例1のものと同じであるが、板厚を50μmとした電磁鋼帯を用いて、実施例1と同様の構成を有するダブルステータ・シングルロータタイプの三相交流誘導電動機を作製した。
本発明の性能と一般的なラジアルギャップタイプの誘導電動機の性能とを比較するために、比較例1として4極のラジアルギャップタイプの誘導電動機を作製した。固定子の外径140mm、スロット数12、ロータの外径80mm、バーの数20、使用した電磁鋼帯は実施例と同じ化学成分、すなわちC:0.003%、Si:2.97%、Mn:0.20%、Al:0.66%、P:0.017%、S:0.002%、Cu:0.045%を含み、板厚0.50mmの電磁鋼帯である。これを打ち抜いて、積み厚60mmの固定子と回転子を作製し、水冷式の誘導電動機を作製した。
比較例2として以下に説明するダブルステータ・シングルロータタイプの三相交流誘導電動機を作製した。回転子コアとして、板厚0.50mm、板幅20mmで、かつC:0.003%、Si:3.06%、Mn:0.22%、Al:0.68%、P:0.011%、S:0.001%、Cu:0.053%を含む電磁鋼帯を巻いて、外径80mm、内径40mmの円盤とし、この両端面に放射状に幅3.2mm、深さ3.2mmの溝を30本放電加工により形成した。ついで、本発明の嵌合導電体のように一体の部材ではない導電体を用意した。すなわち、厚さ10mmの銅板から、外径90mm、内径80mmの円環を切り出して外環とし、また、外径40mm、内径30mmの円環を切り出して内環とした。さらに、同じく銅板から3.2mm角で長さが40mmの角棒、30本を切り出した。角棒の先端は外環の内側の円弧、および内環の外側の円弧に沿うように加工した。これらの外環、内環、および棒を回転子コアにはめ込み回転子を作製した。外環、内環と棒状体との接触は誘導電流の導通を確保するために接着剤による接着はしなかった。回転子は、スプラインが加工されている回転軸に固定した。ついで、回転子と同じ材料を用い、外径80mm、内径40mmの固定子の構造体を形成した。この構造体に放射状に均等に幅3mm、深さ8mmのスリットを24箇所放電加工で形成し、このスリットに被覆銅線を巻き、固定子を形成した。固定子の内側はベアリングで回転軸と接し、外側は電動機の筐体に固定した。固定子と回転子の空隙は0.6mmとした。
実施例1、実施例2、比較例1、比較例2において、1200Hzまで生成可能なインバータにより生成された交流電流を流し、負荷する電流の周波数を変え、回転数が1000から15000rpmまでの回転における安定性、トルク、効率、固定子の温度を測定した。高速回転の途中で、誘導電動機が破損あるいはそれ以上の回転では振動等により性能が測定できなくなった場合は、それ以上の高速回転の測定は中止した。トルク、効率、温度の比較は、各比較例、各実施例ともに測定可能であると考えられた3000rpmにおいて実施した。実施例においてはさらに10000rpmにおけるトルク、効率、温度も測定した。比較例1では水冷を行った状態での温度を測定した。その他は、特段の冷却は行わずに性能を測定した。
以上の試験の結果を表1としてまとめ、図11に示す。この表から判るように、比較例1では、10000rpmまでの高速回転に耐えられるものの、誘導電動機の温度を銅の被覆線の被覆を破損しない温度80℃に保つために水冷が必要となる。比較例2では5000rpmで振動が激しくなり、モータが破損し、測定ができなくなった。これに対し、実施例1、実施例2では、水冷をしなくても15000rpmまで80℃の温度が保たれ、安定して作動し、性能を測定することができた。あわせて、比較例1、比較例2と実施例1、実施例2の性能を比較するために、すべての測定が可能であった3000rpmでの測定値を表1に示す。この表からわかるように、本発明の三相交流アキシャルデュアルギャップ誘導電動機では高いトルクと高い効率が得られていることがわかる。また、本発明の実施例1では、水冷なしで10000rpmにおいて、従来の一般的なラジアルギャップ誘導電動機の4倍のトルクが得られ、また80%という高い効率が得られている。そして、本発明の実施例2では15000rpmで85%の効率が得られている。またこの表には示してないが、15000rpmの高速回転時において、実施例1、実施例2ではそれぞれ、78%、82%の効率が得られている。温度に関しても、15000rpmでの高速回転時においても温度80℃と低く、空冷でも十分に高速運転が可能であることが確認できた。
このように、本発明によると、回転数10000rpm以上、さらには15000rpmまで安全に作動し、空冷で、10000rpmではモータ効率90%以上、15000rpmではモータ効率85%以上を可能にする三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を得ることができる。また、8磁極でデュアルロータ構造であるため、同程度の重量の一般的な4磁極ラジアルギャップ型誘導電動機の4倍以上の出力を得ることができる。
本発明は、上述したように板厚40μm~100μmの帯状の電磁鋼帯が巻かれた回転子コアを使用することで重量バランスの崩れを小さくするとともに、この回転子コアに嵌合する短絡外環部と短絡内環部及びこれらを接続する複数の接続部が一体となった嵌合導電体を合わせて使用することで、高速回転の際も回転子の振動及び形状変化を抑制することが可能となり、更に高効率の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を提供することができる。
また、特に本発明の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機は、高速回転での使用において水冷を行う必要がない、という利点があり、これにより三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機の応用範囲を大きく広げることが可能となる。特に、工業分野で多く用いられているラジアルギャップ型誘導電動機に代えて、小型、高出力の本発明の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機を用いることができ、設備全体の小型化、高効率化に貢献することができる。具体的には、自転車用駆動電動機、自動車用駆動電動機、エアコン用電動機、各種工業用電動機に利用でき、電力の節減に大きく貢献することができる。
1 誘導電動機
2 回転軸
3 回転子
31 回転子コア
311 スリット
4、4’固定子
41、41’固定子の構造体
42 スロット
5 ベアリング
6、6’回転子に嵌合される嵌合導電体
60 嵌合導電体の変形例
61 回転子に嵌合される嵌合導電体の短絡外環部
62 回転子に嵌合される嵌合導電体の短絡内環部
63 回転子に嵌合される嵌合導電体の短絡内環部と短絡外環部の接続部
631 外短絡環と内短絡環をむすぶ棒状体のスキュー角度
64、64’回転子に嵌合される嵌合導電体1つ分の厚さ
65 スプライン
7 電磁鋼帯
70 電磁鋼帯の板厚

Claims (6)

  1. 回転軸と、前記回転軸に取付けられた回転子と、前記回転子を前記回転軸の軸線方向に挟むように配置され、前記回転軸をベアリングを介して支持する2つの固定子と、を備える三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機であって、
    前記回転子は、板厚40μm~100μmの帯状の電磁鋼帯が巻かれた回転子コアと、2つの嵌合導電体とを有し、
    前記回転子コアは前記回転軸の軸線方向の両端面に円周方向等間隔に設けられた複数のスリットを有し、
    2つの前記嵌合導電体はそれぞれ、前記回転子コアの外周部に嵌合される短絡外環部と、前記回転子コアの内周部に嵌合される短絡内環部と、前記短絡外環部と前記短絡内環部とを接続する、前記複数のスリットの数と同じ数の複数の接続部とを備え、前記短絡外環部と前記短絡内環部と前記複数の接続部は一体の部材であり、
    2つの前記嵌合導電体は、前記回転子コアの前記両端面において、それぞれ前記回転子コアの複数のスリットに前記嵌合導電体の複数の接続部が嵌合するとともに、前記回転子コアの外周部に前記短絡外環部が嵌合し、前記回転子コアの内周部に前記短絡内環部が嵌合しており、
    2つの前記嵌合導電体が前記回転子コアに嵌合した状態で、2つの前記嵌合導電体の各々の前記短絡外環部同士と、前記短絡内環部同士とがそれぞれ短絡している、
    三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機。
  2. 前記電磁鋼帯がC:0.001~0.040%、Si:2.0~4.0%、Mn:0.001~3.0%、Al:0.01~1.0%、P:0.005~0.30%、S:0.050%以下、Cu:0.005~1.0%を含み残部Fe及び不可避的不純物からなる請求項1記載の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機。
  3. 前記嵌合導電体の前記複数の接続部は、前記短絡外環部と前記短絡内環部を結ぶ放射状またはスキュー角度をもって配置された複数の棒状体で構成されている、請求項1または2に記載の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機。
  4. 2つの前記嵌合導電体のうち、一方の嵌合導電体の前記複数の接続部は、前記短絡外環部と前記短絡内環部を第1のスキュー角度をもった複数の棒状体で結ぶように構成され、他方の嵌合導電体の前記複数の接続部は、前記短絡外環部と前記短絡内環部を前記第1のスキュー角度とは異なる第2のスキュー角度をもった複数の棒状体で結ぶように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機。
  5. 前記回転子の前記2つの嵌合導電体は、各々の前記短絡内環部の内側側面に形成された溝を有し、前記回転軸は前記溝に直接的又は間接的に嵌合するように構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機。
  6. 前記固定子は複数のスロットを有する固定子の構造体を備え、前記複数のスロットに被覆銅線が巻かれており、前記回転子コアに設けられた前記複数のスリットの数が、前記固定子の構造体が有する前記スロットの数よりも多い、請求項1~5のいずれか1項に記載の三相交流アキシャルデュアルギャップ型誘導電動機。
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