JP2022092151A - 画像生成装置、画像生成方法、および画像生成プログラム - Google Patents

画像生成装置、画像生成方法、および画像生成プログラム Download PDF

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秀則 竹島
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Abstract

【課題】画質を向上させた磁気共鳴画像を生成する。【解決手段】画像生成装置1は、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集されたMRデータと、MRデータの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得する取得部と、リードアウト方向ごとのMRデータと複数の感度マップとを用いてリードアウト方向に沿った1Dフーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、1D画像空間において折り返しが展開された展開データを生成する展開データ生成部と、展開データに対してリードアウト方向に沿った1D逆フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、当該MRデータに対してデータが補完された補完データを生成する補完データ生成部と、補完データに基づいてMR画像を生成する画像生成部とを備える。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、画像生成装置、画像生成方法、および画像生成プログラムに関する。
磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:以下、MRIと呼ぶ)装置におけるイメージングの共通課題として、受信された磁気共鳴(Magnetic Resonance:以下、MRと呼ぶ))信号に対するサンプリングレートの不足(換言するとサンプリング間隔の逆数に相当する撮像視野(Field of view)の不足)に起因する画像の折り返りがある。この課題に対処するための技術として、サンプリングレートと合わせたローパスフィルタの設定や、MR信号に対するオーバーサンプリングなどといった技術がある。
しかしながら、例えば、ラディアルスキャンに代表されるような、リードアウト方向が変化するスキャンにおいては、当該技術におけるローパスフィルタをMR信号に対して用いると、リードアウト方向に応じてローパスフィルタによりカットされる信号の量が異なる。その結果、異なるリードアウト方向間でのk空間に配置されたMRデータの一貫性が損なわれることとなる。これにより、リードアウト方向が変化するスキャンに伴って生成されたMR画像には、例えば、ストリークと呼ばれる筋状のアーチファクトなどのノイズが生じ、画質が低下するという問題がある。画質低下を解消するために十分なオーバーサンプリングが必要とされるが、MRI装置における性能の限界(例えば、サンプリング周期やデータ量の上限など)により、十分なオーバーサンプリングが実行できない問題がある。
特開2020-115967号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、画質を向上させた磁気共鳴画像を生成することにある。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る画像生成装置は、取得部と、展開データ生成部と、補完データ生成部と、画像生成部と、を備える。取得部は、第1のリードアウト方向と前記第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集された磁気共鳴データと、前記磁気共鳴データの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得する。展開データ生成部は、前記リードアウト方向ごとの前記磁気共鳴データと前記感度マップとを用いて前記リードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成する。補完データ生成部は、前記展開データに対して前記リードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換を前記リードアウト方向ごとに実行することにより、前記磁気共鳴データに対してデータが補完された補完データを生成する。画像生成部は、前記補完データに基づいて磁気共鳴画像を生成する。
図1は、実施形態に係る画像生成装置の一例を示すブロック図。 図2は、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の一例を示すブロック図。 図3は、実施形態に係る受信回路の構成の一例を示す図。 図4は、実施形態に係り、本スキャンにおいて、MR信号のリードアウトに関するk空間でのトラジェクトリーの一例を示す図。 図5は、実施形態に係る画像生成処理の手順の一例を示すフローチャート。 図6は、実施形態に係り、k空間におけるリードアウト方向およびサンプリング点におけるMRデータの一例を示す図。 図7は、実施形態に係り、リードアウト方向RODに関して、複数の感度マップによって展開される前の1次元画像空間における1次元画像の一例を示す図。 図8は、実施形態に係り、複数の感度マップにより折り返しの展開処理が実行された展開データの一例を示す図。 図9は、実施形態に係り、図6に示すMRデータにより生成された補完データの一例を示す図。 図10は、比較例としてMRデータに対して既存の再構成手法により生成されたMR画像と、本実施形態における画像生成処理により補完データに基づいて生成されたMR画像との一例を示す図。
以下、図面を参照しながら、画像生成装置、画像生成方法、および画像生成プログラムの実施形態について詳細に説明する。図1は、画像生成装置1の一例を示すブロック図である。画像生成装置1は、例えば、本画像生成装置1における各種機能が搭載されたモダリティや、院内などにおけるサーバに搭載される。なお、画像生成装置1における各種機能は、医用画像管理システム(以下、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)と呼ぶ)のサーバや、病院情報システム(以下、HIS(Hospital Information System)と呼ぶ)のサーバなどに搭載されてもよい。
また、モダリティは、例えば、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:以下、MRIと呼ぶ)装置、PET(Positron Emission Tomography:陽電子放出コンピュータ断層撮影)-MRI装置、SPECT(single photon emission computed tomography:単一光子放出コンピュータ断層撮影)-MRI装置などのMRIに関する医用画像診断装置である。以下、説明を具体的にするために、画像生成装置1は、MRI装置に搭載されているものとする。このとき、MRI装置は、処理回路15における各種機能を有することとなる。
(実施形態)
図2は、本実施形態に係るMRI装置100の一例を示す図である。図2に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源105と、寝台107と、寝台制御回路109と、送信回路113と、送信コイル115と、受信コイル117と、受信回路119と、撮像制御回路(撮像制御部)121と、システム制御回路(システム制御部)123と、メモリ13と、入力インターフェース127と、ディスプレイ129と、通信インターフェース11と、処理回路15と、を備える。なお、画像生成装置1は、通信インターフェース11と、メモリ13と、処理回路15とに加えて、入力インターフェース127とディスプレイ129とをさらに有していてもよい。
静磁場磁石101は、中空の略円筒状に形成された磁石である。静磁場磁石101は、内部の空間に略一様な静磁場を発生する。静磁場磁石101としては、例えば、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル103は、中空の略円筒形状に形成されたコイルであり、円筒形の冷却容器の内面側に配置される。傾斜磁場コイル103は、傾斜磁場電源105から個別に電流供給を受けて、互いに直交するX、Y、及びZの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル103によって発生されるX、Y、Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場、位相エンコード用傾斜磁場および周波数エンコード用傾斜磁場を形成する。スライス選択用傾斜磁場は、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴信号(以下、MR(Magnetic Resonance)信号と呼ぶ)の位相を変化させるために利用される。周波数エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。
傾斜磁場電源105は、撮像制御回路121の制御により、傾斜磁場コイル103に電流を供給する電源装置である。
寝台107は、被検体Pが載置される天板1071を備えた装置である。寝台107は、寝台制御回路109による制御のもと、被検体Pが載置された天板1071を、ボア111内へ挿入する。
寝台制御回路109は、寝台107を制御する回路である。寝台制御回路109は、入出力インターフェース17を介した操作者の指示により寝台107を駆動することで、天板1071を長手方向および上下方向、場合によっては左右方向へ移動させる。
送信回路113は、撮像制御回路121の制御により、ラーモア周波数で変調された高周波パルスを送信コイル115に供給する。例えば、送信回路113は、発振部や位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、RFアンプなどを有する。発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数のRFパルスを発生する。位相選択部は、発振部によって発生したRFパルスの位相を選択する。周波数変換部は、位相選択部から出力されたRFパルスの周波数を変換する。振幅変調部は、周波数変換部から出力されたRFパルスの振幅を例えばsinc関数に従って変調する。RFアンプは、振幅変調部から出力されたRFパルスを増幅して送信コイル115に供給する。
送信コイル115は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRF(Radio Frequency)コイルである。送信コイル115は、送信回路113からの出力に応じて、高周波磁場に相当するRFパルスを発生する。
受信コイル117は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。受信コイル117は、高周波磁場によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。受信コイル117は、受信されたMR信号を受信回路119へ出力する。受信コイル117は、例えば、1以上、典型的には複数のコイルエレメントを有するコイルアレイである。以下、説明を具体的にするために、受信コイル117は、複数のコイルエレメントを有するコイルアレイとして説明する。
なお、受信コイル117は、一つのコイルエレメントにより構成されてもよい。また、図2において送信コイル115と受信コイル117とは別個のRFコイルとして記載されているが、送信コイル115と受信コイル117とは、一体化された送受信コイルとして実施されてもよい。送受信コイルは、被検体Pの撮像部位に対応し、例えば、頭部コイルのような局所的な送受信RFコイルである。
受信回路119は、撮像制御回路121の制御により、受信コイル117から出力されたMR信号に基づいて、デジタルのMR信号(以下、MRデータと呼ぶ)を生成する。具体的には、受信回路119は、受信コイル117から出力されたMR信号に対して、検波、フィルタリングなどの信号処理を施した後、当該信号処理が施されたデータに対してアナログ/デジタル(A/D(Analog to Digital))変換(以下、A/D変換と呼ぶ)して、MRデータを生成する。受信回路119は、生成されたMRデータを、撮像制御回路121に出力する。例えば、MRデータは、コイルエレメントごとに生成され、コイルエレメントを識別するタグとともに、撮像制御回路121に出力される。
図3は、受信回路119の一例を示す図である。受信回路119は、例えば、ローパスフィルタ(Low Pass Filter:低域通過フィルタ)191と、A/D変換器193とを有する。なお、受信回路119には、ローパスフィルタ191およびA/D変換器193以外に、上記信号処理に対応する例えば検波器などの各種回路が搭載されてもよい。
ローパスフィルタ191には、撮像制御回路121を介して、設定機能153により設定されたカットオフ(遮断)周波数が入力される。すなわち、ローパスフィルタ191における通過帯域は、設定機能153により設定される。なお、カットオフ周波数は、処理回路15から直接ローパスフィルタ191へ入力されてもよい。ローパスフィルタ191は、入力されたカットオフ周波数を用いて、MR信号をフィルタリングする。
A/D変換器193には、撮像制御回路121を介して、設定機能153により設定されたサンプリングレートが入力される。すなわち、ローパスフィルタ191におけるサンプリング間隔は、設定機能153により設定される。A/D変換器193は、サンプリングレートに応じたサンプリングタイミングで、ローパスフィルタ191を通過したMR信号をサンプリングする。これにより、A/D変換器193は、MRデータを生成する。
撮像制御回路121は、処理回路15から出力された撮像プロトコルに従って、傾斜磁場電源105、送信回路113及び受信回路119等を制御し、被検体Pに対する撮像を行う。撮像プロトコルは、検査の種類に応じたパルスシーケンスを有する。撮像プロトコルには、傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさ、傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミング、送信回路113により送信コイル115に供給される高周波パルスの大きさや時間幅、送信回路113により送信コイル115に高周波パルスが供給されるタイミング、受信コイル117によりMR信号が受信されるタイミング等が定義されている。撮像制御回路121は、傾斜磁場電源105、送信回路113及び受信回路119等を駆動して被検体Pを撮像した結果、受信回路119からMRデータを受信すると、受信したMRデータをメモリ13に記憶させる。
撮像制御回路121は、撮像に関するパルスシーケンスを実行することにより、MRデータを収集する。本実施形態において実行される撮像は、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向に対応する複数のMR信号を取得するスキャンに相当する。
図4は、本スキャンにおいて、MR信号のリードアウトに関するk空間でのトラジェクトリーkTraの一例を示す図である。本スキャンは、例えば、図3に示すように、2次元的なラディアル収集R2D、3次元的なラディアル収集(スタックオブスターズ(Stack-of-stars)Sos、クッシュボール(koosh-ball)KB)、プロペラ(PROPELLER(periodically rotated overlapping parallel lines with enhanced reconstruction))収集PRP、その他の例えば2つのブレードによる収集BL2などがある。
以下、説明を具体的にするために、本スキャンは、2次元的なラディアル収集R2Dであるものとして説明する。2次元的なラディアル収集R2Dは、以下、簡便に、ラディアル収集と呼ぶ。被検体Pに対する本スキャンとして実施されるラディアル収集におけるリードアウトの回数、すなわちリードアウト方向のトラジェクトリーkTraの本数は、本スキャンに先立って予め設定されているものとする。
撮像制御回路121は、複数の感度マップ各々の生成に関するMRデータ(以下、感度データと呼ぶ)を、任意の撮像手法により収集する。複数の感度マップは、MRデータの収集に用いられる受信コイル117における複数のコイルエレメントに対応し、当該コイルエレメントの感度の分布を示す複数の画像に相当する。感度マップは、複素数のデータで表現される。感度データの収集は、例えば、本スキャンとしてのラディアル収集R2Dに先立って、ロケータスキャンなどを含むプリスキャンにおいて撮像制御回路121により実行される。撮像制御回路121は、例えばプロセッサにより実現される。
「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
システム制御回路123は、ハードウェア資源として図示していないプロセッサ、ROM(Read-Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ等を有し、システム制御機能によりMRI装置100を制御する。具体的には、システム制御回路123は、メモリに記憶されたシステム制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開されたシステム制御プログラムに従って本MRI装置100の各回路を制御する。
例えば、システム制御回路123は、入力インターフェース127を介して操作者から入力された撮像条件に基づいて、撮像プロトコルをメモリ13から読み出す。システム制御回路123は、撮像プロトコルを撮像制御回路121に送信し、被検体Pに対する撮像を制御する。システム制御回路123は、例えばプロセッサにより実現される。なお、システム制御回路123は、処理回路15に組み込まれてもよい。このとき、システム制御機能は処理回路15により実行され、処理回路15は、システム制御回路123の代替として機能する。システム制御回路123を実現するプロセッサは、上述と同様な内容なため、説明は省略する。
メモリ13は、システム制御回路123において実行されるシステム制御機能に関する各種プログラム、各種撮像プロトコル、撮像プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件等を記憶する。また、メモリ13は、処理回路15により実現される特定機能151、設定機能153、取得機能155、展開データ生成機能157、補完データ生成機能159、画像生成機能161を、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶する。
また、メモリ13は、画像生成機能161により生成されたMR画像や、ロケータスキャンなどのプリスキャンにより生成されたプリスキャン画像を記憶する。プリスキャン画像は、例えば、本スキャンにおける撮像視野(以下、FOV(Field of view)と呼ぶ)を設定するための位置決め画像(ロケータ画像とも称される)や、本スキャンにおけるMR画像の生成(再構成)に用いられる感度マップなどである。例えば、メモリ13は、受信コイル117における複数のコイルエレメントにそれぞれ対応する複数の感度マップを記憶する。また、メモリ13は、ロケータ画像において設定されたFOVを記憶する。
メモリ13は、プリスキャンの後に実行される本スキャンに関して、A/D変換器193において用いられるサンプリングレート(サンプリング周波数とも称される)またはサンプリング間隔を記憶する。また、メモリ13は、本スキャンに関して、ローパスフィルタ191において用いられるカットオフ周波数を記憶する。メモリ13は、本スキャンに関するMRデータおよび当該MRデータに基づいてMR画像を再構成するアルゴリズムを記憶する。
なお、メモリ13は、通信インターフェース11を介して受信された各種データを記憶してもよい。例えば、メモリ13は、放射線情報システム(RIS:Radiology Information System)等の医療機関内の情報処理システムから受信した被検体Pの検査オーダに関する情報(撮像対象部位、検査目的等)を記憶する。
メモリ13は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、HDD(Hard disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等により実現される。また、メモリ13は、CD(Compact Disc)-ROMドライブやDVD(Digital Versatile Disc)ドライブ、フラッシュメモリ等の可搬型記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等で実現されてもよい。
入力インターフェース127は、操作者からの各種指示(例えば、電源投入指示)や情報入力を受け付ける。入力インターフェース127は、例えば、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。入力インターフェース127は、処理回路15に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し処理回路15へと出力する。なお、本明細書において入力インターフェース127は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、MRI装置100とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース127の例に含まれる。
入力インターフェース127は、ディスプレイ129に表示されたロケータ画像に対して、ユーザの指示によりFOVを入力する。具体的には、入力インターフェース127は、ディスプレイ129に表示されたロケータ画像において、ユーザによる範囲の設定指示によりFOVを入力する。また、入力インターフェース127は、検査オーダに基づくユーザの指示により、本スキャン関する各種撮像パラメータを入力する。
ディスプレイ129は、処理回路15またはシステム制御回路123による制御のもとで、各種のGUI(Graphical User Interface)や、処理回路15によって生成されたMR画像、ロケータ画像などのプリスキャン画像等を表示する。また、ディスプレイ129は、本スキャンやプリスキャンに関する撮像パラメータ撮像、および画像処理に関する各種情報などを表示する。ディスプレイ129は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ、モニタ等の表示デバイスにより実現される。
通信インターフェース11は、例えば、HIS、PACSなどとの間でデータ通信を行う。通信インターフェース11および病院情報システムとの通信の規格は、如何なる規格であっても良いが、例えば、HL7(Hearth Level 7)、DICOM、又はその両方等が挙げられる。通信インターフェース11は、RIS等の医療機関内の情報処理システムから受信した被検体Pの検査オーダに関する情報(撮像対象部位、検査目的等)を受信する。また、MRI装置100に画像生成装置1が搭載されていない場合、画像生成装置1における通信インターフェース11は、被検体Pに対する検査において当該被検体Pを撮像するMRI装置100などからMRデータを受信する。このとき、受信されたMRデータは、メモリ13に記憶される。
処理回路15は、例えば、上述のプロセッサなどにより実現される。処理回路15は、特定機能151、設定機能153、取得機能155、展開データ生成機能157、補完データ生成機能159、画像生成機能161などを備える。特定機能151、設定機能153、取得機能155、展開データ生成機能157、補完データ生成機能159、画像生成機能161をそれぞれ実現する処理回路15は、特定部、設定部、取得部、展開データ生成部、補完データ生成部、および画像生成部に相当する。特定機能151、設定機能153、取得機能155、展開データ生成機能157、補完データ生成機能159、画像生成機能161などの各機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ13に記憶されている。例えば、処理回路15は、プログラムをメモリ13から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路15は、特定機能151、設定機能153、取得機能155、展開データ生成機能157、補完データ生成機能159、画像生成機能161などの各機能を有することとなる。
上記説明では、「プロセッサ」が各機能に対応するプログラムをメモリ13から読み出して実行する例を説明したが、実施形態はこれに限定されない。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサはメモリ13に保存されたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。一方、プロセッサがASICである場合、メモリ13にプログラムを保存する代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。また、単一の記憶回路が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路15は個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
処理回路15は、特定機能151により、被検体Pのプリスキャン画像において、複数のMR信号の発生に関する信号領域を特定する。信号領域は、撮像空間において、水分子などプロトンが存在する領域に相当する。特定機能151は、プリスキャン画像において、被検体Pが撮像されている領域(以下、撮像領域と呼ぶ)を、信号領域として特定する。具体的には、特定機能151は、プリスキャン画像における被検体Pの画像の検出、またはプリスキャン画像に対するユーザの指定により、被検体Pの領域に相当する撮像領域を特定する。
例えば、特定機能151は、撮像領域を検出する領域検出処理をプリスキャン画像に適用することにより、信号領域を特定する。領域検出処理は、プリスキャン画像におけるエッジ検出など既存の画像認識処理を用いることができるため、説明は省略する。また、特定機能151は、ディスプレイ129に表示されたプリスキャン画像において、入力インターフェース127を介したユーザの領域特定指示の入力に従って、信号領域を特定する。領域特定指示は、例えば、プリスキャン画像において範囲を指定するための図形(例えば、長方形などの矩形や楕円など)の入力指示である。
処理回路15は、設定機能153により、ユーザにより入力されたFOV(以下ユーザFOVと呼ぶ)に応じて、サンプリングレートを設定する。例えば、設定機能153は、当該FOVの大きさの逆数を定数倍することにより、オーバーサンプリングに対応するサンプリングレート(オーバーサンプリングに対応するサンプリング間隔)を設定する。サンプリングレートの上限(以下、上限レートと呼ぶ)は、MRI装置100の性能限界に基づいて予め設定されている。このため、設定機能153は、上限レート以下に、サンプリングレートを設定する。設定機能153は、撮像制御回路121を介して、設定されたサンプリングレートを、A/D変換器193に出力する。これにより、MRデータは、撮像視野に応じて設定されたサンプリングレートでMR信号をサンプリングすることにより生成される。
処理回路15は、設定機能153により、特定された信号領域に基づいて、ローパスフィルタ191においてMR信号の通過帯域に関するカットオフ周波数を設定する。具体的には、設定機能153は、複数のリードアウト方向による被検体Pのスキャンである本スキャンにおけるユーザFOVと、当該本スキャンにおける傾斜磁場の強度とをさらに用いて、カットオフ周波数を設定する。
なお、処理回路15は、設定機能153により、被検体Pの本スキャンに関するユーザFOVに基づいて、複数のリードアウト方向に対応する複数のMR信号の通過帯域に関するカットオフ周波数を、信号領域によらずにリードアウト方向ごとに設定してもよい。また、設定機能153は、被検体Pの本スキャンに関してユーザFOVと本スキャンにおける傾斜磁場の強度とに基づいて決定された周波数に定数を乗ずることにより、複数のリードアウト方向に対応する複数の磁気共鳴信号の通過帯域に関するカットオフ周波数を設定してもよい。
すなわち、カットオフ周波数は、複数のMR信号各々の信号量が複数のリードアウト方向によらずに一定となるように、設定機能153により設定される。換言すれば、カットオフ周波数は、MR信号の発生に関する信号領域を包含するように、設定機能153により設定される。このとき、カットオフ周波数は、例えば、サンプリングレートすなわちサンプリング周波数より高くなる。これらのことから、A/D変換器193によるサンプリング対象のMR信号は、設定機能153により予め設定されたカットオフ周波数を用いたローパスフィルタ191により、受信コイル117により受信されたMR信号をフィルタリングすることにより生成される。
処理回路15は、取得機能155により、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集されたMRデータと、MR鳴データの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを、メモリ13から取得する。取得されるMRデータは、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集されたものである。複数の感度マップは、MRデータの収集に関する受信コイル117における複数のコイルエレメントに対応し、当該コイルエレメントの感度の分布を示すものである。なお、MRI装置100に画像生成装置1が搭載されていない場合、取得機能155は、通信インターフェース11およびネットワークを介して各種MRI装置から、当該MRデータと複数の感度マップとを取得する。
処理回路15は、展開データ生成機能157により、本スキャンにおける複数のリードアウト方向ごとのMRデータと複数の感度マップとを用いてリードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換を、リードアウト方向ごとに実行する。これにより、展開データ生成機能157は、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを、リードアウト方向ごとに生成する。展開データ生成機能157において実行される具体的な処理内容は、第1のリードアウト方向と当該第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向を用いて収集されたMRデータに基づいてMR画像を生成する処理(以下、画像生成処理と呼ぶ)において、詳述する。
処理回路15は、補完データ生成機能159により、展開データに対してリードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換を、リードアウト方向ごとに実行する。これにより、補完データ生成機能159は、磁気共鳴データに対してデータが補完された補完データを、リードアウト方向ごとに生成する。補完データは、MRデータの生成におけるA/D変換の前のMR信号に対するサンプリングレートより高いサンプリングレートで当該MR信号をオーバーサンプリングしたk空間データに対応する。すなわち、補完データは、疑似的なオーバーサンプリングデータに相当する。換言すれば、補完データは、取得機能155により取得されたMRデータに対して、MRデータの元となるMR信号のオーバーサンプリングによる新たなデータを補間したデータに相当する。補完データ生成機能159において実行される具体的な処理内容は、画像生成処理において、詳述する。
処理回路15は、画像生成機能161により、被検体Pに対するプリスキャンにより生成されたMRデータ(以下、プリスキャンデータと呼ぶ)を受信回路119から取得してk空間に配置し、k空間に配置されたプリスキャンデータに基づいてプリスキャン画像を生成する。画像生成機能161は、生成されたプリスキャン画像を、メモリ13に記憶させる。
例えば、処理回路15は、画像生成機能161により、ロケータ画像の生成に関するスキャンにより生成されたMRデータを受信回路119から取得してk空間に配置し、k空間に配置されたMRデータに基づいてロケータ画像を生成(再構成)する。また、画像生成機能161は、感度マップの生成に関するスキャンにより生成された感度データを受信回路119から取得してk空間に配置し、k空間に配置された感度データに基づいて感度マップを生成(再構成)する。ロケータ画像や感度マップなどの生成は、既存の再構成手法を用いることできるため、説明は省略する。
処理回路15は、画像生成機能161により、全てのリードアウト方向に関する補完データに基づいてMR画像を生成する。補完データに基づくMR画像の生成は、一般的な再構成手法で実現することができる。一般的な再構成手法とは、例えば、NUFFT(Non-Uniform Fast Fourier Transform:不等間隔高速フーリエ変換)や、グリッディング(gridding)などを用いた再構成手法である。一般的な再構成手法は、既存の技術で実現できるため、説明は省略する。
以上のように構成された本実施形態のMRI装置100や画像生成装置1により実行される画像生成処理について、図5乃至図9を用いて説明する。図5は、画像生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、画像生成処理の実行に先立って実施される各種処理を説明し、次いで画像生成処理について説明する。
撮像制御回路121は、被検体Pに対してプリスキャンを実行する。処理回路15は、画像生成機能161により、プリスキャンデータに基づいてプリスキャン画像を生成する。画像生成機能161は、生成されたプリスキャン画像、例えば、ロケータ画像およびコイル感度マップを、メモリ13に記憶させる。システム制御回路123は、ロケータ画像をディスプレイ129に表示させる。
入力インターフェース127は、ユーザの指示により、ロケータ画像において、FOV(以下、ユーザFOVと呼ぶ)を入力する。ユーザFOVは、メモリ13に記憶される。処理回路15は、設定機能153により、ユーザFOVに応じて、サンプリング周波数を設定し、設定されたサンプリング周波数を、A/D変換器193に出力する。例えば、設定機能153は、ユーザFOVの大きさの逆数を定数倍することにより、オーバーサンプリングに対応するサンプリング周波数、換言するとサンプリング間隔を設定する。
処理回路15は、特定機能151により、ロケータ画像に対して領域検出処理を実行し、ロケータ画像における信号領域を特定する。なお、ロケータ画像における信号領域の特定は、領域検出処理によるものに限定されない。信号領域は、例えば、入力インターフェース127を介したユーザの指示により特定されてもよい。このとき、システム制御回路123は、プリスキャン画像をディスプレイ129に表示させる。すなわち、ディスプレイ129は、システム制御回路123による制御の元で、ロケータ画像を表示する。入力インターフェース127は、表示されたロケータ画像に対して、信号領域を特定する入力指示を、ユーザの操作により入力する。これにより、処理回路15は、特定機能151により、信号領域を特定する。
処理回路15は、設定機能153により、本スキャンにより受信されたMR信号に対して適用されるローパスフィルタ191のカットオフ周波数を設定する。具体的には、設定機能153は、本スキャンにおける傾斜磁場の強度とユーザFOVとに基づいて、仮のカットオフ周波数(以下、仮遮断周波数と呼ぶ)を設定する。例えば、設定機能153は、以下の式におけるローパスフィルタ191の帯域を用いて、仮遮断周波数を設定する。
ユーザFOV[cm] = (2 × ローパスフィルタの帯域[Hz]) / 読み出し傾斜磁場強度[Hz/cm]
上式において、読み出し傾斜磁場強度は、本スキャンにおける傾斜磁場の強度に対応する。
次いで、設定機能153は、仮遮断周波数を画像空間に変換して、特定された信号領域と比較する。以下、画像空間に変換された仮遮断周波数を、仮遮断位置と呼ぶ。設定機能153は、本スキャンにおける複数のリードアウト方向各々において、仮遮断位置により規定されるローパスフィルタ191の通過帯域からはみ出た信号領域のうち、仮遮断位置から最も遠い位置(以下、最遠位置と呼ぶ)を特定する。設定機能153は、最遠位置に対応する周波数(以下、最遠周波数と呼ぶ)を、カットオフ周波数として設定する。なお、設定機能153は、最遠周波数にさらに所定のマージンの周波数を加えた周波数を、カットオフ周波数として設定してもよい。
すなわち、設定機能153は、MR信号の発生に関する信号領域を包含するように、カットオフ周波数を設定する。カットオフ周波数の設定は、例えば、仮遮断周波数によるMR信号の通過帯域を、拡大することに相当する。なお、MR信号の発生に関する信号領域を包含するように、カットオフ周波数を設定することは、入力インターフェース127を介したユーザの指示により設定されてもよい。
なお、設定機能153は、kx方向に対するリードアウト方向の角度に応じて、リードアウト方向ごとにカットオフ周波数を設定してもよい。また、設定機能153は、本スキャンのシーケンスに応じた定数を仮遮断周波数に乗ずることによりカットオフ周波数を設定してもよい。これらの場合、設定機能153は、本スキャンにより受信される複数のMR信号各々の信号量が本スキャンにおける複数のリードアウト方向によらずに一定となるようにカットオフ周波数を設定する。設定機能153は、設定されたカットオフ周波数を、ローパスフィルタ191に出力する。
撮像制御回路121は、被検体Pに対する本スキャンとしてラディアル収集を実行する。具体的には、撮像制御回路121は、本スキャンにおける一つのリードアウト方向に沿って撮像を実行する。これにより、受信コイル117は、当該リードアウト方向におけるMR信号を受信する。受信コイル117により受信されたMR信号は、受信回路119に出力される。このとき、MR信号は、検波器により検波される。
ローパスフィルタ191は、設定されたカットオフ周波数を用いて、検波後のMR信号をフィルタリングする。ローパスフィルタ191によるMR信号のフィルタリングは、ユーザFOVより外側の不必要な信号を低減する。これにより、MR信号などのS/Nが向上する。フィルタリングされたMR信号は、A/D変換器193へ出力される。
A/D変換器193は、設定されたサンプリング周波数を用いて、ローパスフィルタ191から出力されたMR信号をサンプリングする。これにより、A/D変換器193は、MRデータを生成する。すなわち、A/D変換器193は、ローパスフィルタ191を通過したMR信号に対して、サンプリング周波数でA/D変換を実行し、MRデータを生成する。MRデータは、撮像制御回路121を介して、メモリ13に記憶される。本スキャンにおいて予め設定された全リードアウト方向(すなわち、リードアウト方向のトラジェクトリーkTraの全本数)に対して、MR信号の収集が完了していれば、画像生成処理が開始される。
(画像生成処理)
(ステップS501)
処理回路15は、取得機能155により、MRデータと複数の感度マップとをメモリ13から取得する。なお、MRI装置100に画像生成装置1が搭載されていない場合、取得機能155は、通信インターフェース11およびネットワークを介して、MRI装置により生成されたMRデータと複数の感度マップとを、当該MRI装置から取得する。
図6は、k空間ksにおいて、リードアウト方向RODに沿ったサンプリング点SPにおけるMRデータMRDの一例を示す図である。図6に示すように、MRデータMRDは、リードアウト方向RODに沿った本スキャンにより収集される。
(ステップS502)
処理回路15は、展開データ生成機能157により、全コイルエレメントに関する複数の感度マップとリードアウト方向ごとのMRデータとを用いて、リードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換を実行する。1次元フーリエ変換としては、例えば、NUFFTが用いられる。これにより、展開データ生成機能157は、リードアウト方向に沿った1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成する。本スキャンに関する全てのリードアウト方向に関してリードアウト方向を示す角度の順に展開データを配置したデータは、投影データやサイノグラムと称される。
例えば、展開データ生成機能157は、以下に示す式(1)により、リードアウト方向ごとに展開データを生成する。式(1)の実行に関するアルゴリズムは、メモリ13に記憶される。
Figure 2022092151000002
式(1)における左辺は、リードアウト方向
Figure 2022092151000003
における展開データを示している。また、式(1)の右辺は、L2ノルムに関してコイルエレメントiに関する総和と、リードアウト方向
Figure 2022092151000004
における変数としての展開データ
Figure 2022092151000005
を引数とする正則化項
Figure 2022092151000006
との和を、変数としての展開データ
Figure 2022092151000007
を変化させて最小化させることを示している。
すなわち、式(1)の右辺において、最小値を与える引数
Figure 2022092151000008
が、展開データ
Figure 2022092151000009
に相当するものとなる。
式(1)の右辺におけるL2ノルムにおいて、
Figure 2022092151000010
は、i番目のコイルエレメントにおいてリードアウト方向が
Figure 2022092151000011
におけるMRデータを示している。また、Sは、コイルエレメントiにおける感度マップを示している。また、
Figure 2022092151000012
は、i番目のコイルエレメントの感度マップSと変数としての展開データ
Figure 2022092151000013
との積に対して、リードアウト方向
Figure 2022092151000014
に沿って1次元フーリエ変換を実行することを示している。
展開データ生成機能157は、式(1)の右辺を最小化するように、変数としての展開データ
Figure 2022092151000015
を計算することで、リードアウト方向ごとに展開データ
Figure 2022092151000016
を生成する。展開データ生成機能157は、生成された展開データを、該当するリードアウト方向とともに、メモリ13に記憶させる。本ステップにおける処理は、本スキャンのおける全てのリードアウト方向に実行される。なお、展開データ生成機能157は、式(1)における正則化項として、圧縮センシング(CS:compressed sensing)や超解像に関する正則化項を用いて、展開データを生成してもよい。
図7は、リードアウト方向RODに関して、複数の感度マップによって展開される前の1次元画像空間における1次元画像1DIを示している。このとき、1次元画像1DIにおけるユーザFOV UFにおいて、折り返しが現れる。図8は、本ステップにおいて、複数の感度マップにより折り返しの展開処理が実行された展開データNWIを示している。図8に示す展開データNWIは、式(1)に示すように、図7に示す1次元画像1DIに対する1次元的な感度エンコーディング(以下、SENSE(SENSitivity Encoding)により生成されることとなる。
図8に示すように、展開データNWIにおける撮像視野EFOVは、展開処理により、ユーザFOV UFに比べて拡張(拡大)されている。すなわち、展開データは、リードアウト方向に沿った1次元画像空間において、当該リードアウト方向にFOVを拡大した拡大FOVに包含される1次元画像データに相当する。また、カットオフ周波数は、MR信号の発生に関する信号領域を包含するように設定されている。このため、図8に示すように、折り返しの展開において、データの欠損は、生じていない。図7に対して図8におけるFOVの拡大は、サンプリングレート高くすること、すなわちサンプリング間隔を短くすること(オーバーサンプリング)に相当する。
(ステップS503)
処理回路15は、補完データ生成機能159により、展開データNWIに対してリードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換を、リードアウト方向ごとに実行する。これにより、補完データ生成機能159は、MRデータに対してデータが補完された補完データを生成する。以下の式(2)は、本ステップで実行される1次元逆フーリエ変換により補完データを生成する数式を示している。式(2)の実行に関するアルゴリズムは、メモリ13に記憶される。
Figure 2022092151000017
式(2)における左辺は、リードアウト方向
Figure 2022092151000018
における補完データを示している。また、式(2)における右辺は、リードアウト方向
Figure 2022092151000019
における展開データ
Figure 2022092151000020
に対して、リードアウト方向
Figure 2022092151000021
に沿って1次元逆フーリエ変換を実行することを示している。
補完データ生成機能159は、式(2)を使った計算により、リードアウト方向ごとの補完データ
Figure 2022092151000022
を生成する。補完データ生成機能159は、生成された補完データを、該当するリードアウト方向とともに、メモリ13に記憶させる。本ステップにおける処理は、本スキャンのおける全てのリードアウト方向に実行される。
図9は、図6に示すMRデータMRDにより生成された補完データCPDの一例を示す図である。図9に示すように、補完データCPDは、k空間ksにおいて、リードアウト方向RODに沿ったオーバーサンプリング点OSPに位置する。図6と比較して図9に示すように、図9に示す補完データCPDは、図6に示すMRデータMRDの生成におけるA/D変換の前のMR信号に対するサンプリングレートより高いサンプリングレートで、MR信号をオーバーサンプリングしたk空間データに対応する。すなわち、補完データCPDは、A/D変換器193で用いられるサンプリングレートより高いサンプリングレートでMR信号に対してサンプリングを行ったディジタルデータに相当する。換言すれば、換言すれば、図9に示す補完データCPDは、図6に示すMRデータに対して、当該MRデータの元となるMR信号のオーバーサンプリングによる新たなデータを補間したデータに相当する。
(ステップS504)
処理回路15は、画像生成機能161により、本スキャンにおける全てのリードアウト方向に関する補完データに基づいてMR画像を生成する。具体的には、リードアウト方向に応じてk空間ksに配置された補完データに対して、一般的な再構成手法を適用することにより、本スキャンに関するMR画像を生成する。画像生成機能161は、生成されたMR画像を、メモリ13に記憶させる。このとき、システム制御回路123は、生成されたMR画像を、ディスプレイ129に表示させてもよい。また、MRI装置100に画像生成装置1が搭載されていない場合、生成されたMR画像は、通信インターフェース11およびネットワークを介して、例えば、PACSのサーバやHISのサーバなどに出力される。
以上に述べた実施形態に係る画像生成装置1によれば、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集されたMRデータと、MRデータの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得し、リードアウト方向ごとのMRデータと複数の感度マップとを用いてリードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成し、展開データに対してリードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、MRデータに対してデータが補完された補完データを生成し、補完データに基づいてMR画像を生成する。
本実施形態における画像生成装置1により生成される補完データは、MRデータの生成におけるA/D変換の前のMR信号(本スキャンにより受信コイル117において受信されたMR信号)に対するサンプリングレートより高いサンプリングレートで当該MR信号をオーバーサンプリングしたk空間データに対応する。
また、本実施形態における画像生成装置1において用いられるMRデータは、ユーザFOVに応じて設定されたサンプリングレートで磁気共鳴信号をサンプリングすることにより生成され、MR信号は、設定機能153により予め設定されたカットオフ周波数を用いた低域通過フィルタにより、受信コイル117により受信されたMR信号をフィルタリングすることにより生成される。
また、本実施形態におけるMRI装置100において用いられるカットオフ周波数は、ユーザFOVに応じて設定されたサンプリングレートよりも高い。例えば、カットオフ周波数は、複数のリードアウト方向に対応する複数のMR信号各々の信号量が複数のリードアウト方向によらずに一定となるように、設定機能153により設定される。また、カットオフ周波数は、複数のリードアウト方向に対応する複数のMR信号の発生に関する信号領域を包含するように、設定機能153により設定される。これらのことから、本実施形態に係るMRI装置100によれば、MR信号の発生に関する信号領域SAを包含するように、カットオフ周波数を設定することができる。これにより、本MRI装置100によれば、複数のリードアウト方向に対応する複数のMR信号各々の信号量が複数のリードアウト方向によらずに一定となるように、カットオフ周波数を設定することができる。
以上のことから、実施形態に係る画像生成装置1によれば、リードアウト方向が変化するスキャンにおいてMRI装置100の性能の限界などにより十分なオーバーサンプリングが実行できない場合であっても、当該性能の限界を超えたオーバーサンプリングに対応する補完データを生成することができ、k空間上で一貫性のあるk空間データを生成することが可能となる。これにより、本画像生成装置1によれば、ストリークの少ない高画質が画像を得ることが可能となる。
図10は、比較例として十分なオーバーサンプリングができていないMRデータに対して既存の再構成手法により生成されたMR画像(1)と、本実施形態における画像生成処理により補完データに基づいて生成されたMR画像(2)との一例を示す図である。図10に示すように、本実施形態における画像生成処理により生成されたMR画像(2)は、MR画像(1)に比べて、ストリークアーチファクトなどが低減され、画質が向上している。したがって、本実施形態の画像生成装置1によれば、図10に示すように、MRI装置100の性能限界などにより十分なオーバーサンプリングが実施できない場合であっても、本スキャンに関して、画質を向上させたMR画像を生成することができる。
本実施形態における技術的思想を画像生成方法で実現する場合、当該画像生成方法は、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集されたMRデータと、当該MRデータの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得し、リードアウト方向ごとのMRデータと複数の感度マップとを用いてリードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成し、展開データに対してリードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、MRデータに対してデータが補完された補完データを生成し、補完データに基づいてMR画像を生成する。本画像生成方法に関する画生成処理の手順および効果は、実施形態の記載と同様なため、説明は省略する。
本実施形態における技術的思想を画像生成プログラムで実現する場合、当該画像生成プログラムは、コンピュータに、第1のリードアウト方向と第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集されたMRデータと、当該MRデータの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得し、リードアウト方向ごとのMRデータと複数の感度マップとを用いてリードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成し、展開データに対してリードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、MRデータに対してデータが補完された補完データを生成し、補完データに基づいてMR画像を生成すること、を実現させる。
例えば、MRI装置100などのモダリティやPACSサーバなどにおけるコンピュータに画像生成プログラムをインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても、画像生成処理を実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。画像生成プログラムによる画像生成処理の手順および効果は、本実施形態と同様なため、説明は省略する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態等によれば、画質を向上させた磁気共鳴画像を生成することができる。すなわち、少なくとも1つの実施形態等によれば、リードアウト方向が変化するスキャンにおいて、十分なオーバーサンプリングが実行できない場合であっても、k空間上で一貫性のあるデータ(補完データ)を生成することが可能となり、ストリークの少ない高画質なMR画像を得ることが可能となる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 画像生成装置
11 通信インターフェース
13 メモリ
15 処理回路
100 磁気共鳴イメージング装置
101 静磁場磁石
103 傾斜磁場コイル
105 傾斜磁場電源
107 寝台
109 寝台制御回路
111 ボア
113 送信回路
115 送信コイル
117 受信コイル
119 受信回路
121 撮像制御回路
123 システム制御回路
127 入力インターフェース
129 ディスプレイ
151 特定機能
153 設定機能
155 取得機能
157 展開データ生成機能
159 補完データ生成機能
161 画像生成機能
191 ローパスフィルタ
193 A/D変換器

Claims (6)

  1. 第1のリードアウト方向と前記第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集された磁気共鳴データと、前記磁気共鳴データの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得する取得部と、
    前記リードアウト方向ごとの前記磁気共鳴データと前記感度マップとを用いて前記リードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換をリードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成する展開データ生成部と、
    前記展開データに対して前記リードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換を前記リードアウト方向ごとに実行することにより、前記磁気共鳴データに対してデータが補完された補完データを生成する補完データ生成部と、
    前記補完データに基づいて磁気共鳴画像を生成する画像生成部と、
    を備える画像生成装置。
  2. 前記補完データは、前記磁気共鳴データの生成におけるアナログディジタル変換の前の磁気共鳴信号に対するサンプリングレートより高いサンプリングレートで前記磁気共鳴信号をオーバーサンプリングしたk空間データに対応する、
    請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記磁気共鳴データは、撮像視野に応じて設定されたサンプリングレートで磁気共鳴信号をサンプリングすることにより生成され、
    前記磁気共鳴信号は、予め設定されたカットオフ周波数を用いた低域通過フィルタにより、前記コイルエレメントにより受信された磁気共鳴信号をフィルタリングすることにより生成され、
    前記カットオフ周波数は、前記サンプリングレートよりも高い、
    請求項1または2に記載の画像生成装置。
  4. 前記カットオフ周波数は、複数のリードアウト方向に対応する複数の磁気共鳴信号の発生に関する信号領域を包含するように設定される、
    請求項3に記載の画像生成装置。
  5. 第1のリードアウト方向と前記第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集された磁気共鳴データと、前記磁気共鳴データの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得し、
    前記リードアウト方向ごとの前記磁気共鳴データと前記感度マップとを用いて前記リードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換を前記リードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成し、
    前記展開データに対して前記リードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換を前記リードアウト方向ごとに実行することにより、前記磁気共鳴データに対してデータが補完された補完データを生成し、
    前記補完データに基づいて磁気共鳴画像を生成する、
    ことを備える画像生成方法。
  6. コンピュータに、
    第1のリードアウト方向と前記第1のリードアウト方向に交差する第2のリードアウト方向とを含む複数のリードアウト方向について収集された磁気共鳴データと、前記磁気共鳴データの収集に用いられる複数のコイルエレメントに対応する複数の感度マップとを取得し、
    前記リードアウト方向ごとの前記磁気共鳴データと前記感度マップとを用いて前記リードアウト方向に沿った1次元フーリエ変換を前記リードアウト方向ごとに実行することにより、1次元画像空間において折り返しが展開された展開データを生成し、
    前記展開データに対して前記リードアウト方向に沿った1次元逆フーリエ変換を前記リードアウト方向ごとに実行することにより、前記磁気共鳴データに対してデータが補完された補完データを生成し、
    前記補完データに基づいて磁気共鳴画像を生成すること、
    を実現させる画像生成プログラム。
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