JP2022091042A - 出社率管理システム及び出社率管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】勤務場所での出社人数の制限や勤務者の出社時間帯の調整などを促し、勤務場所でウイルスに感染し易くなるような状況の発生を回避できる出社率管理システム及び出社率管理方法を提供する。【解決手段】入退場管理部10と、出社率管理部20と、複数の入退場制御装置32とを備える出社率管理システム1は、勤務者の識別情報及び入退日時情報含む入退場履歴情報を取得する履歴情報取得部と、出社率の上限値、勤務者により承認申請された出社予定の情報、勤務者の識別情報及び出社予定に対する出社可否の承認状況に関する情報を格納するデータベースと、を有し、出社率を管理する出社率管理部を備える。出社率管理部は、入退場履歴情報、出社予定の情報、識別情報及び承認状況に関する情報に基づいて出社率を算出し、所定の出社率の上限値を超えた場合、所定のグループでの出社率がその上限値を超える旨を、勤務者の出社予定を管理する担当者に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、出社率管理システム及び出社率管理方法に関する。
従来、勤務者が勤務場所に入場・退場したことを示す入退場履歴情報からその勤務者の勤務実態を分析し、分析結果を通知する技術や、勤務者の勤務実績を効率的に管理するための管理技術などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、勤務状況監視装置のデータ入手処理部と、勤務状況分析部と、勤務状況通知部とを備える勤務状況監視システムが開示されている。この勤務状況監視システムでは、勤務状況監視装置のデータ入手処理部は、入退場管理装置から入退場履歴情報を取得する。また、勤務状況分析部は、入退場履歴情報と監視ルールテーブルに記憶されている各副監視ルールと控除ルールテーブルに記憶されている各副控除ルールとに基づいて勤務者の勤務状況を分析する。そして、勤務状況通知部は、勤務状況分析部による勤務者の勤務状況の分析結果に基づいて勤務状況に係る情報を通知する。
特開2009-230665号公報
ところで、昨今の新型コロナウイルスのパンデミックのような事象が発生している状況では、勤務場所でのウイルス感染のリスクを回避するため、勤務場所において、ウイルスに感染し易くなるような状況が発生しないようにすることが望ましい。しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、勤務場所での出社人数の制限や、勤務者の出社時間帯の調整などを促し、ウイルスに感染し易くなるような状況の発生を回避することはできない。また、このような問題が解決できなければ、昨今の新型コロナウイルスのパンデミックのような事象が再度発生した場合に、人命に危険を及ぼす致命的な状況が発生する可能性がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、例えば、勤務場所での出社人数の制限や、勤務者の出社時間帯の調整などを促し、勤務場所において、ウイルスに感染し易くなるような状況の発生を回避することが可能になる出社率管理システム及び出社率管理方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の出社率管理システムは、所定のグループに所属する勤務者の全人数に対する出社人数の割合である出社率を管理する。本発明の出社率管理システムは、勤務者の識別情報及び入退日時情報含む入退場履歴情報を取得する履歴情報取得部を備える。また、本発明の出社率管理システムは、出社率の上限値、勤務者により承認申請された出社予定の情報、勤務者の識別情報、及び、出社予定に対する出社可否の承認状況に関する情報を格納するデータベースを備える。さらに、本発明の出社率管理システムは、出社率を管理する出社率管理部を備え、出社率管理部は、入退場履歴情報、出社予定の情報、識別情報及び承認状況に関する情報に基づいて、出社率を算出する。算出した出社率が出社率の上限値を超えた場合には、出社率管理部は、所定のグループでの出社率がその上限値を超える旨を勤務者の出社予定を管理する担当者に通知する。
また、上記課題を解決するため、本発明の出社率管理方法は、所定のグループに所属する勤務者の全人数に対する出社人数の割合である出社率を管理する。本発明の出社率管理方法は、勤務者の識別情報及び入退日時情報含む入退場履歴情報を取得することを含む。また、本発明の出社率管理方法は、出社率の上限値、勤務者により承認申請された出社予定の情報、勤務者の識別情報、及び、出社予定に対する出社可否の承認状況に関する情報を格納することを含む。また、本発明の出社率管理方法は、入退場履歴情報、出社予定の情報、識別情報及び承認状況に関する情報に基づいて、出社率を算出することを含む。さらに、本発明の出社率管理方法は、算出した出社率が出社率の上限値を超えた場合には、所定のグループでの出社率がその上限値を超える旨を勤務者の出社予定を管理する担当者に通知することを含む。
上記構成の本発明により、例えば、勤務場所での出社人数の制限や、勤務者の出社時間帯の調整などを促し、勤務場所においてウイルスに感染し易くなるような状況の発生を回避することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る出社率管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る出社率管理システムで参照される建物出社率管理データテーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る出社率管理システムで参照される所属部署出社率管理データテーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る出社率管理システムで参照される勤務者出社予定・承認状況管理データテーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る出社率管理システムに含まれる入退場管理部及び出社率算出部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る出社率管理システムにおいて、出社予定の承認申請後に行われる所属部署出社率の管理処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る出社率管理システムにおいて、定期的に行われる所属部署出社率の管理処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る出社率管理システム及び出社率管理方法の内容について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本発明は以下の例に限定するものではない。また、本実施形態の出社率管理システムでは、出社率の管理対象とするグループの単位は、会社全体でなく、会社内の部署単位とする例を説明する。
[出社率管理システム]
図1は、本実施形態に係る出社率管理システムの構成を示すブロック図である。出社率管理システム1は、入退場管理部10と、出社率管理部20とを備える。なお、本発明はこれに限定されず、出社率管理システム1が入退場管理部10を含まない構成、すなわち、入退場管理部10が出社率管理システム1の外部に設けられていてもよい。
入退場管理部10は、出社率管理部20と通信可能に接続される。なお、入退場管理部10(後述の履歴情報送信部14)は、外部のネットワークを介して出社率管理部20(後述の履歴情報受信部21)に接続されていてもよいし、専用ケーブル等で出社率管理部20(後述の履歴情報受信部21)に直接接続されていてもよい。また、入退場管理部10と出社率管理部20との間の通信方法については、データを送受信できる通信方法であれば、任意の通信方法を用いることができる。
また、入退場管理部10は、後述の外部のネットワーク51を介して、複数の建物30(後述の入退場制御装置32)に接続される。なお、建物30の内部構成については後で詳述する。
出社率管理部20は、後述の外部のネットワーク52を介して、後述の操作端末(勤務者)41及び操作端末(承認担当者)42に接続される。
(1)入退場管理部
入退場管理部10は、図1に示すように、通信部11と、履歴データ書込部12と、入退場履歴データベース13と、履歴情報送信部14とを有する。入退場履歴データベース13は、履歴データ書込部12及び履歴情報送信部14に接続される。履歴データ書込部12は、通信部11に接続される。通信部11は、外部のネットワーク51に接続される。履歴情報送信部14は、出社率管理部20の後述の履歴情報受信部21と通信可能に接続される。なお、入退場管理部10は、各構成部の機能を動作させる制御部を備えたコンピュータで構成されてもよいし、外部のサーバーやクラウド上などで入退場管理部10の機能を実現するような構成にしてもよい。また、入退場管理部10は、各建物30の内部に設けられてもよい。この場合、複数の建物30の内部にそれぞれ設けられた複数の入退場管理部10が、外部のネットワーク51等を介して、出社率管理部20と通信可能に接続される。
通信部11は、複数の建物30のそれぞれの入退場制御装置32から、ネットワーク51を介して、勤務場所での勤務者の入退日時情報及び勤務者の識別情報を含む入退場履歴情報を受信する。そして、通信部11は、受信した入退場履歴情報を履歴データ書込部12に出力する。
履歴データ書込部12は、通信部11から入力された入退場履歴情報を入退場履歴データベース13に書き込む。
入退場履歴データベース13は、履歴データ書込部12により書き込まれた入退場履歴情報を保存する。
履歴情報送信部14は、所定の周期(所定の時間間隔:例えば、30分間隔等)で定期的に、入退場履歴データベース13から入退場履歴情報を取得し、当該取得した入退場履歴情報を出社率管理部20の後述の履歴情報受信部21に送信する。なお、所定の周期及び所定の周期の起点となる時刻は、任意に設定することができる。
(2)出社率管理部
出社率管理部20は、図1に示すように、履歴情報受信部21(履歴情報取得部)と、出社率算出部22と、出社率管理情報データベース23とを有する。履歴情報受信部21は、出社率算出部22に接続される。また、履歴情報受信部21は、入退場管理部10の履歴情報送信部14と通信可能に接続される。出社率算出部22は、出社率管理情報データベース23及び外部のネットワーク52に接続される。なお、出社率管理部20は、各構成部の機能を動作させる制御部を備えたコンピュータで構成されてもよいし、外部のサーバーやクラウド上などで出社率管理部20の機能を実現するような構成にしてもよい。また、出社率管理部20は、各建物30の内部に設けられてもよい。この場合、複数の建物30の内部にそれぞれ設けられた複数の出社率管理部20が、外部のネットワーク51等を介して、入退場管理部10と通信可能に接続される。
履歴情報受信部21(履歴情報取得部)は、入退場管理部10の履歴情報送信部14から、所定の周期(例えば、30分間隔等)で定期的に入退場履歴情報を受信する。そして、履歴情報受信部21は、受信した入退場履歴情報を出社率算出部22に出力する。
出社率算出部22は、新たに承認申請された勤務者の出社予定に対して承認担当者が承認(出社)可/不可の判定リクエスト操作(承認確認操作)を行った際に、承認申請した勤務者が所属する部署の出社率(以下、所属部署出社率と称する)の算出処理を行う。なお、承認担当者は、承認申請した勤務者が所属する部署の出社人数を管理する者であり、例えば、当該部署に所属する者であってもよいし、他の部署の者であってもよいし、出社率管理システム1の管理人であってもよい。
また、出社率算出部22は、入退場管理部10の履歴情報送信部14から履歴情報受信部21を介して入退場履歴情報を定期的に(例えば、30分間隔等で)取得した際に、入退場履歴情報の内容に応じて管理対象である部署の所属部署出社率を算出する。
さらに、出社率算出部22は、算出された所属部署出社率がそれに対して設定された上限値を超えた際に、その旨(アラート)を承認担当者に通知する。この際、出社率算出部22は、例えば、操作端末(承認担当者)42に電子メールを送信して、所属部署出社率がその上限値を超えたことを通知する。
出社率管理情報データベース23は、管理対象となるグループの出社率を管理するための各種データテーブルを保存する。具体的には、出社率管理情報データベース23には、後述の建物出社率管理データテーブル200、所属部署出社率管理データテーブル300、及び、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400が保存される。なお、これらの各種データテーブルの構成については、後で詳述する。
(3)建物、操作端末及び各種ネットワーク
建物30は、図1に示すように、勤務者が所属する部署の勤務場所となる執務室31と、入退場制御装置32とを有する。執務室31には、入退場制御装置32の制御対象となる複数の入退場扉311が設けられている。入退場制御装置32は、各入退場扉311の扉開閉錠の動作を制御する。また、入退場制御装置32は、入退場扉311を介して入退場した勤務者の識別情報、入退場扉311が開閉された日時情報及び管理対象の執務室31の情報を入退場履歴情報として後述のネットワーク51を介して入退場管理部10に送信する。
なお、図1では、説明の便宜上、各建物30には執務室31を1つしか示さないが、実際には、各建物30は複数階のフロアを有するビル等で構成され、各フロアに執務室31が設けられている。また、本実施形態では、後述のように、各フロアには1つの部署の勤務場所(執務室31)が設けられている例を説明する。
操作端末(勤務者)41は、勤務者が出社率管理システム1に対して出社予定の承認申請を登録する際に、出社予定の情報を入力するための操作端末である。操作端末(勤務者)41は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯通信端末(スマートフォン、タブレット等)などで構成される。なお、操作端末(勤務者)41は、勤務者が仕事で使用する端末であってもよいし、所属部署内に設けられた共通の端末であってもよい。操作端末(勤務者)41は、後述のネットワーク52を介して出社率管理部20に接続される。勤務者が操作端末(勤務者)41を使用して入力した出社予定の登録データ(出社予定の承認申請データ:後述の図4参照)は、後述のネットワーク52を介して出社率管理部20に送信される。
操作端末(承認担当者)42は、承認担当者が出社率管理システム1に対して、新たに承認申請された勤務者の出社予定の承認(出社)可/不可の判定リクエスト操作を行う際に使用される端末である。操作端末(承認担当者)42は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯通信端末(スマートフォン、タブレット等)などで構成される。なお、操作端末(承認担当者)42は、承認担当者が仕事で使用する端末であってもよいし、所属部署内に設けられた共通の端末であってもよい。操作端末(承認担当者)42は、後述のネットワーク52を介して出社率管理部20に接続される。承認担当者が操作端末(承認担当者)42を使用して行った勤務者の出社予定の承認(出社)可/不可の判定リクエスト操作に対応する信号は、後述のネットワーク52を介して出社率管理部20に送信される。
ネットワーク51及びネットワーク52は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークである。なお、本実施形態では、ネットワーク51及びネットワーク52をそれぞれ別のネットワークで構成する例を説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、入退場管理部10及び出社率管理部20の配置場所等に応じて、ネットワーク51及びネットワーク52を1つのネットワークで構成してもよい。
[出社率管理情報データベース23に保存される各種データテーブル]
(1)建物出社率管理データテーブル200
図2は、出社率管理情報データベース23に保存される建物出社率管理データテーブル200の構成を示す図である。建物出社率管理データテーブル200に含まれるデータは、図2に示すように、建物ID200aと、建物名200bと、フロアID200cと、フロア名200dと、出社率200e(上限値)と、最終更新日時200fとである。建物出社率管理データテーブル200では、建物ID200a、建物名200b、フロアID200c、フロア名200d、出社率200e(上限値)及び最終更新日時200fが1組のセットデータとして保存されている。
建物ID200aのデータとしては、管理対象となる各建物30を一意に特定するための情報が記録される。図2に示す例では、建物ID200aのデータを「B00001」~「B0000N」とする例を説明する。なお、本発明はこれに限定されず、建物ID200aのデータとしては、建物30を一意に特定可能なデータであれば任意のデータを用いることができる。
建物名200bのデータとしては、建物ID200aに対応する建物30の名称(例えば、「〇〇〇ビル」、「△△△ビル」等)が記録される。
フロアID200cのデータとしては、各建物30内の各フロアを一意に特定するための情報が記録される。図2に示す例では、フロアID200cのデータを「F001」~「F00N」とする例を説明する。なお、本発明はこれに限定されず、フロアID200cのデータとしては、フロアを一意に特定可能なデータであれば任意のデータを用いることができる。
フロア名200dのデータとしては、フロアID200cに対応するフロア名(例えば、「1F」、「2F」・・・「NF」等)が記録される。
出社率200eのデータとしては、各建物30のフロア毎の勤務者の出社率の上限値が記録される。図2に示す例では、フロアの出社率の上限値がパーセントで表示される。例えば、「〇〇〇ビル」の「1F」のフロアの出社率の上限値は35%に設定されている。ここでいう、各建物30の各フロアにおける勤務者の出社率(以下、フロア出社率と称する)は、各フロアで勤務可能な勤務者の全人数に対する当該フロアに出社する勤務者の人数の割合である。なお、フロア出社率の上限値は、フロア毎に予め設定され、例えば、フロアで勤務可能な勤務者の全人数やフロアの大きさ(床面積)等に応じて適宜設定される。
最終更新日時200fのデータとしては、建物ID200a、建物名200b、フロアID200c、フロア名200d及び出社率200e(上限値)のデータの内、少なくとも1つのデータが更新された最新の日時が記録される。
(2)所属部署出社率管理データテーブル300
図3は、出社率管理情報データベース23に保存される所属部署出社率管理データテーブル300の構成を示す図である。所属部署出社率管理データテーブル300に含まれるデータは、図3に示すように、所属部署ID300aと、所属部署名300bと、出社率300c(上限値)と、建物ID300dと、フロアID300eと、最終更新日時300fとである。所属部署出社率管理データテーブル300では、所属部署ID300a毎に所属部署名300b、出社率300c、建物ID300d及びフロアID300eが対応付けて格納されている。なお、所属部署出社率管理データテーブル300は、図2に示す建物出社率管理データテーブル200で登録されている各建物30に対して設けられる(建物ID200a毎に設けられる)。
所属部署ID300aのデータとしては、勤務者が所属する部署を一意に特定するための情報が記録される。図3に示す例では、所属部署ID300aのデータを「G00001」~「G0000N」とする例を説明する。なお、本発明はこれに限定されず、所属部署ID300aのデータとしては、勤務者の所属部署を一意に特定可能なデータであれば任意のデータを用いることができる。
所属部署名300bのデータとしては、所属部署ID300aに対応する部署の名称(例えば、「総務部」、「開発部」・・・「営業部」等)が記録される。
出社率300cのデータとしては、所属部署ID300aに対応する部署での勤務者の出社率の上限値が記録される。図3に示す例では、部署の出社率の上限値がパーセントで表示される。例えば、「総務部」の出社率の上限値は15%に設定されている。ここでいう、部署における勤務者の出社率(以下、所属部署出社率と称する)は、各部署に所属する勤務者の全人数に対する当該部署の勤務場所に出社する勤務者の人数の割合である。なお、各所属部署出社率の上限値は、部署毎に予め設定され、例えば、当該部署に所属する勤務者の全人数や、当該部署が所在するフロアのフロア出社率の上限値などに応じて適宜設定される。
建物ID300d及びフロアID300eは、図2に示す建物出社率管理データテーブル200に規定された建物ID200a及びフロアID200cにそれぞれ対応するデータであり、所属部署ID300aに対応する部署の勤務場所の情報である。
最終更新日時300fのデータとしては、所属部署ID300a、所属部署名300b、出社率300c(上限値)、建物ID300d及びフロアID300eのデータの内、少なくとも1つのデータが更新された最新の日時が記録される。
(3)勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400
図4は、出社率管理情報データベース23に保存される勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400の構成を示す図である。勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400に含まれるデータは、勤務者ID400aと、勤務者名400bと、所属部署ID400cと、出社日400d(予定日)と、出社時間帯400e(予定時間帯)と、承認状況400fと、最終更新日時400gとである。勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400では、勤務者ID400a毎に、勤務者名400b、所属部署ID400c、出社日400d、出社時間帯400e及び承認状況400fが対応付けて格納されている。なお、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400は、図2に示す建物出社率管理データテーブル200で登録されている各建物30に対して設けられる(建物ID200a毎に設けられる)。また、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400内の勤務者ID400a、勤務者名400b、所属部署ID400c、出社日400d及び出社時間帯400eのデータは、勤務者が操作端末(勤務者)41を介して入力することにより登録(更新)される。
勤務者ID400aのデータとしては、管理対象となる勤務者を一意に特定するための情報(勤務者の識別情報)が記録される。図4に示す例では、勤務者ID400aのデータを「P00001」~「P0000N」とする例を説明する。なお、本発明はこれに限定されず、勤務者ID400aのデータとしては、勤務者を一意に特定可能なデータであれば任意のデータを用いることができる。
勤務者名400bのデータとしては、勤務者ID400aに対応する勤務者名(例えば、「総務太郎」・・・「営業太郎」等)が記録される。
所属部署ID400cは、図3に示す所属部署出社率管理データテーブル300に規定された所属部署ID300aに対応するデータであり、勤務者ID400aに対応する勤務者の所属部署の情報である。
出社日400dのデータとしては、勤務者ID400aに対応する勤務者の出社予定日が記録される。
出社時間帯400eのデータとしては、出社予定日において、勤務者ID400aに対応する勤務者の出社予定の時間帯が記録される。
承認状況400fのデータとしては、勤務者ID400aに対応する勤務者の出社予定(出社日400d及び出社時間帯400eに示すデータ)に対する承認(出社)可/不可の状態が記録される。図4に示す例では、承認状況400fのデータを「未承認」、「承認済」、「出社不可」とする例を説明する。
承認状況400fが「未承認」である状態とは、出社率管理システム1に対して勤務者により出社予定の承認申請が行われたが、その承認申請に対する承認可/不可の判定(承認担当者の判定リクエスト操作)が行われていない状態である。承認状況400fが「承認済」である状態とは、出社率管理システム1に対して勤務者により行われた出社予定の承認申請が認められた状態(承認申請に対する承認可/不可の判定で承認可となった状態)である。また、承認状況400fが「出社不可」である状態とは、出社率管理システム1に対して勤務者により行われた出社予定の承認申請が認められなかった状態(承認申請に対する承認可/不可の判定で承認不可となった状態)である。なお、承認申請に対する承認可/不可の判定処理は、出社率管理システム1に対して承認担当者の判定リクエスト操作が行われた契機として、出社率管理部20により実行される(後述の図6参照)。
最終更新日時400gのデータとしては、勤務者ID400a、勤務者名400b、所属部署ID400c、出社日400d、出社時間帯400e及び承認状況400fのデータの内、少なくとも1つのデータが更新された最新の日時が記録される。
[出社率管理システムのハードウェア構成例]
図5は、本実施形態に係る出社率管理システム1に含まれる入退場管理部10及び出社率管理部20のハードウェア構成例を示すブロック図である。入退場管理部10及び出社率管理部20のそれぞれのハードウェア構成としては、例えば、それぞれの機能を動作させることが可能なコンピュータで構成される。入退場管理部10及び出社率管理部20のそれぞれのハードウェア構成は、図5に示すように、CPU70aと、ROM70bと、RAM70cと、不揮発性ストレージ70dと、通信部70eとを備える。
CPU70aは、入退場管理部10及び出社率管理部20のそれぞれにおいて、各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM70bから読み出して実行する。出社率管理部20内では、出社率算出部22がCPU70aに含まれ、例えば、後述の所属部署出社率の管理処理(後述の図6及び図7参照)などの制御はCPU70aにより行われる。また、CPU70aは、入退場管理部10内では、通信部11、履歴データ書込部12及び履歴情報送信部14の動作を制御する図示しない制御部に対応する。
ROM70bは、例えば、不揮発性メモリ等の記憶媒体で構成され、CPU70aが実行及び参照するプログラムやデータ等を記憶する。入退場管理部10内では入退場履歴データベース13がROM70bに含まれ、出社率管理部20内では出社率管理情報データベース23がROM70bに含まれる。
RAM70cは、例えば、揮発性メモリ等の記憶媒体で構成され、CPU70aが行う各処理に必要な情報(データ)を一時的に記憶する。
通信部70eは、例えば、NIC(Network Interface Card)等で構成され、NICに接続されたネットワークを介して外部と通信することができる。入退場管理部10内では通信部11及び履歴情報送信部14が通信部70eに含まれ、出社率管理部20内では履歴情報受信部21が通信部70eに含まれる。
[出社予定の承認申請後に行われる所属部署出社率の管理処理の手順]
次に、本実施形態に係る出社率管理システム1において、勤務者により新たに承認申請された出社予定に対して、承認担当者がその出社予定の承認可/不可の判定リクエスト操作を行った場合に実施される所属部署出社率の管理処理の内容について説明する。図6は、勤務者により新たに承認申請された出社予定に対して、承認担当者がその出社予定の承認可/不可の判定リクエスト操作を行った場合に実施される所属部署出社率の管理処理の手順を示すフローチャートである。
承認担当者が操作端末(承認担当者)42を利用して、新たに承認申請された出社予定に対して、その出社予定の承認可/不可の判定リクエスト操作を行った場合、次のような処理が開始される。まず、出社率管理部20の出社率算出部22は、新たに承認申請された勤務者の出社予定データ(図4中の承認状況400fが「未承認」である出社予定データ)を取得する(ステップS11)。
次いで、出社率算出部22は、新たに承認申請された勤務者の部署に所属する他の勤務者であって、既に出社予定が承認済みである全ての他の勤務者の出社予定データを取得する(ステップS12)。この処理では、出社率算出部22は、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400から、新たに承認申請された勤務者の所属部署IDに基づいて、同じ所属部署IDであり且つ承認状況400fが「承認済」である全勤務者の出社予定データを取得する。
次いで、出社率算出部22は、ステップS12で取得した他の勤務者の出社予定データの中に、新たに承認申請された勤務者の出社予定日と同じ出社予定日を有する出社予定データが存在するか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13の処理において、出社率算出部22が、新たに承認申請された勤務者の出社予定日と同じ出社予定日を有する他の勤務者の出社予定データが存在しないと判定した場合(NO判定の場合)、出社率算出部22は、後述のステップS18の処理を行う。
一方、ステップS13の処理において、出社率算出部22が、新たに承認申請された勤務者の出社予定日と同じ出社予定日を有する他の勤務者の出社予定データが存在すると判定した場合(YES判定の場合)、出社率算出部22は、ステップS14の処理を行う。ステップS14の処理では、出社率算出部22は、同じ出社予定日を有する他の勤務者の出社予定データの中に、出社予定の時間帯が新たに承認申請された勤務者の出社予定の時間帯と重複するものが存在するか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14の処理において、出社率算出部22が、出社予定の時間帯が新たに承認申請された勤務者のそれと重複する他の勤務者の出社予定データが存在しないと判定した場合(NO判定の場合)、出社率算出部22は、後述のステップS18の処理を行う。
一方、ステップS14の処理において、出社率算出部22が、出社予定の時間帯が新たに承認申請された勤務者のそれと重複する他の勤務者の出社予定データが存在すると判定した場合(YES判定の場合)、出社率算出部22は、ステップS15の処理を行う。ステップS15の処理では、出社率算出部22は、新たに承認申請された勤務者を出社人数に含めた上で、新たに承認申請された勤務者が所属する部署の所属部署出社率を算出する(ステップS15)。
次いで、出社率算出部22は、ステップS15の処理で算出された所属部署出社率が、所属部署出社率管理データテーブル300に設定された当該所属部署出社率の上限値(図3中の出社率300c)を超えているか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16の処理において、出社率算出部22が、算出された所属部署出社率がその上限値を超えていないと判定した場合(NO判定の場合)、出社率算出部22は、後述のステップS18の処理を行う。
一方、ステップS16の処理において、出社率算出部22が、算出された所属部署出社率がその上限値を超えたと判定した場合(YES判定の場合)、出社率算出部22は、ステップS17の処理を行う。ステップS17の処理では、出社率算出部22は、新たに承認申請された勤務者の出社予定が承認不可であり、出社予定を再調整する旨(アラート)を承認担当者に通知する(ステップS17)。なお、この際、承認担当者へのアラートの通知方法は任意であるが、例えば、アラートの内容が記載された電子メールを、出社率算出部22から操作端末(承認担当者)42に送信する手法を採用することができる。そして、ステップS17の処理後、出社率算出部22は、処理を終了する。
また、ステップS13の処理がNO判定である場合、ステップS14の処理がNO判定である場合、又は、ステップS16の処理がNO判定である場合、出社率算出部22は、ステップS18の処理を行う。ステップS18の処理では、出社率算出部22は、新たに承認申請された勤務者の出社予定に対して出社可(承認可)であると判断し、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400内の当該勤務者の承認状況400fに「承認済」を設定する(ステップS18)。そして、ステップS18の処理後、出社率算出部22は、処理を終了する。
[定期的に行われる所属部署出社率の管理処理の手順]
次に、本実施形態に係る出社率管理システム1において、出社率管理部20が定期的に行う所属部署出社率の管理処理の内容について説明する。図7は、本実施形態に係る出社率管理システム1において定期的に行われる所属部署出社率の管理処理の手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、説明の便宜上、30分間隔で所属部署出社率の管理処理を行う例を説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されず、所属部署出社率の管理処理の実行周期(所定の周期)は、任意に設定することができる。
本実施形態では、上述のように、入退場管理部10(履歴情報送信部14)は、30分間隔で定期的に、直近30分間における全ての管理対象の建物30の入退場履歴情報を出社率管理部20に送信する。そして、出社率管理部20は、この入退場履歴情報を受信すると、以下に説明する所属部署出社率の管理処理を開始する。すなわち、本実施形態では、以下に説明する所属部署出社率の管理処理も30分間隔で定期的に実施される。
まず、出社率管理部20の履歴情報受信部21は、入退場管理部10の履歴情報送信部14から、各建物30での直近30分間の入退場履歴情報を受信する(ステップS21)。
次いで、出社率管理部20の出社率算出部22は、受信した入退場履歴情報において、出社可以外の勤務者の入退場履歴情報が存在するか否かを判定する(ステップS22)。
この処理では、出社率算出部22は、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400を参照し、直近30分間において承認状況が「承認済」以外である勤務者の情報が入退場履歴情報に存在するか否かを判定する。そして、直近30分間において承認状況が「承認済」以外である勤務者の情報が入退場履歴情報に存在する場合には、ステップS22はYES判定となり、それ以外の場合には、ステップS22はNO判定となる。なお、承認状況が「承認済」以外である勤務者には、勤務者出社予定・承認状況管理データテーブル400において、承認状況が「未承認」及び「出社不可」である勤務者だけでなく、出社予定の申請登録を行っていない勤務者も含まれる。
ステップS22の処理において、出社率算出部22が、出社可以外の勤務者の入退場履歴情報が存在しないと判定した場合(NO判定の場合)、出社率算出部22は、処理を終了する。
一方、ステップS22の処理において、出社率算出部22が、出社可以外の勤務者の入退場履歴情報が存在すると判定した場合(YES判定の場合)、出社率算出部22は、ステップS23の処理を行う。ステップS23の処理では、出社率算出部22は、出社可以外の勤務者を出社人数に含めた上で、出社可以外の勤務者が所属する部署の所属部署出社率を算出する(ステップS23)。なお、ステップS21で受信した入退場履歴情報に複数の部署の出社可以外の勤務者が存在する場合、ステップS23の処理では、各部署の所属部署出社率が算出される。
次いで、出社率算出部22は、ステップS23の処理で算出された所属部署出社率が所属部署出社率管理データテーブル300に設定された当該所属部署出社率の上限値(図3中の出社率300c)を超えているか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24の処理において、出社率算出部22が、算出された所属部署出社率がその上限値を超えていないと判定した場合(NO判定の場合)、出社率算出部22は、処理を終了する。
一方、ステップS24の処理において、出社率算出部22が、算出された所属部署出社率がその上限値を超えたと判定した場合(YES判定の場合)、出社率算出部22は、ステップS25の処理を行う。ステップS25の処理では、出社率算出部22は、直近30分間の出社状況において出社率が超過し、出社状況の調整が必要となる旨(アラート)を出社可以外の勤務者が所属する部署の所属部署出社率を管理する承認担当者に通知する(ステップS25)。なお、この際、承認担当者へのアラートの通知方法は任意であるが、例えば、アラートの内容が記載された電子メールを、出社率算出部22から操作端末(承認担当者)42に送信する手法を採用することができる。そして、ステップS25の処理後、出社率算出部22は、処理を終了する。
[効果]
上述のように、本実施形態の出社率管理システム1では、勤務者による出社予定の承認申請に対して承認担当者がその判定リクエスト操作を行った際に、当該勤務者を出社人数に含めた上で、当該勤務者が所属する部署の所属部署出社率が算出される。そして、算出された所属部署出社率がそれに対して設定された上限値を超えた場合、出社率管理部20は、承認申請された出社予定を承認不可とするとともに、出社予定の再調整が必要である旨(アラート)を承認担当者に通知する。また、出社率管理システム1では、出社率管理部20は、定期的に受信した入退場履歴情報を確認し、管理対象の部署において、出社可以外の勤務者の入退場履歴情報が存在する場合には、出社可以外の勤務者を出社人数に含めた上で、所属部署出社率を算出する。そして、算出された所属部署出社率がそれに対して設定された上限値を超えた場合、出社率管理部20は、出社状況の調整が必要である旨(アラート)を承認担当者に通知する。
それゆえ、承認担当者は、出社率管理部20から出社予定又は出社状況の調整に関するアラート通知を受信した場合、その通知に基づいて、自身が担当する管理対象の部署での出社人数、勤務者の出社時間帯を適宜調整及び制限することができる。その結果、各部署の勤務場所においてウイルスに感染し易くなるような状況の発生を回避することができる。すなわち、上記実施形態の出社率管理システム1及び出社率管理方法により、勤務場所での出社人数の制限や、勤務者の出社時間帯の調整などを促し、勤務場所においてウイルスに感染し易くなるような状況の発生を回避することが可能になる。
<各種変形例>
以上では、本発明の一実施形態に係る出社率管理システム1及び出社率管理方法について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限り、その他種々の変形例の態様を取ることができる。
上記実施形態の出社率管理システム1では、出社可以外の勤務者が入室したことを示す入退場履歴情報を用いて所属部署出社率を算出し、算出された所属部署出社率がその上限値を超えた際に、出社率管理部20は承認担当者にアラート通知を行う例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、セキュリティや、安全性を確保するため、次のような出社率の管理処理を行ってもよい。
まず、勤務者により入退場扉311に対して入室操作が行われると、その操作情報が出社率管理部20に送信され、出社率管理部20は、その操作情報を参照して当該勤務者が出社可以外の勤務者であるか否かを判定する。次いで、出社率管理部20は、当該勤務者が出社可以外の勤務者であると判定した場合、当該勤務者を出社人数に含めた上で、当該勤務者の部署の所属部署出社率を算出する。そして、算出された所属部署出社率がその上限値を超えた場合、出社率管理部20は、入退場扉311を閉鎖する指令を、対応する建物30の入退場制御装置32に送信する。このような出社率の管理処理を行った場合には、出社可以外の勤務者を強制的に勤務場所に入室(入場)させないようにすることができるので、勤務場所においてウイルスに感染し易くなるような状況の発生をより確実に回避することができる。なお、このような管理処理を行う場合、出社率管理部20が、入退場管理部10を介して建物30の入退場制御装置32にデータを送受信する構成にしてもよいし、外部のネットワークを介して入退場制御装置32と直接、データを送受信する構成にしてもよい。
上記実施形態の出社率管理システム1では、入退場管理部10が、所定の周期(例えば、30分間隔等)で定期的に、管理対象の全ての建物30の入退場履歴情報を出社率管理部20に送信する構成例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、入退場履歴情報の送信周期及びその周期の起点となる時刻を、建物30毎、会社毎又は部署毎に変更してもよい。この場合には、定期的に行われる所属部署出社率の管理処理は、設定された入退場履歴情報の送信周期及びその周期の起点となる時刻に合わせて実行される。
また、上記実施形態の出社率管理システム1では、所定の周期(例えば、30分間隔等)で入退場管理部10から入退場履歴情報を取得して出社率を算出(管理)する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、出社率管理部20が不定期に入退場管理部10から入退場履歴情報を取得して出社率を算出(管理)する構成にしてもよい。
上記実施形態の出社率管理システム1では、1つのフロアに1つの部署しか設けない例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つのフロアに複数の部署が設けられていてもよい。この場合には、各部署の所属部署出社率の上限値は、例えば、所在フロアのフロア出社率の上限値、周囲の他の部署の人員構成及び出社率の上限値等に基づいて適宜設定される。
上記実施形態及び各種変形例の出社率管理システム1では、部署単位で出社率を管理する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、出社率の管理対象とするグループを会社単位や建物単位などにしてもよい。
1…出社率管理システム、10…入退場管理部、11…通信部、12…履歴データ書込部、13…入退場履歴データベース、14…履歴情報送信部、20…出社率管理部、21…履歴情報受信部、22…出社率算出部、23…出社率管理情報データベース、30…建物、31…執務室31、32…入退場制御装置、41…操作端末(勤務者)、42…操作端末(承認担当者)、51,52…ネットワーク

Claims (6)

  1. 所定のグループに所属する勤務者の全人数に対する出社人数の割合である出社率を管理する出社率管理システムにおいて、
    勤務者の識別情報及び入退日時情報含む入退場履歴情報を取得する履歴情報取得部と、
    前記出社率の上限値、勤務者により承認申請された出社予定の情報、勤務者の識別情報、及び、前記出社予定に対する出社可否の承認状況に関する情報を格納するデータベースと、
    前記出社率を管理する出社率管理部と、を備え、
    前記出社率管理部は、前記入退場履歴情報、前記出社予定の情報、前記識別情報及び前記承認状況に関する情報に基づいて、前記出社率を算出し、該算出した出社率が前記出社率の上限値を超えた場合には、前記所定のグループでの出社率がその上限値を超える旨を勤務者の出社予定を管理する担当者に通知する
    ことを特徴とする出社率管理システム。
  2. 前記出社率管理部は、前記入退場履歴情報、前記出社予定の情報、前記識別情報及び前記承認状況に関する情報に基づく前記出社率の算出処理を、所定の時間間隔で定期的に行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の出社率管理システム。
  3. 前記入退場履歴情報には、出社可能な勤務者以外の勤務者の識別情報及び入退日時情報も含まれる可能性があり、
    前記入退場履歴情報に前記出社可能な勤務者以外の勤務者の識別情報及び入退日時情報が含まれる場合、前記出社率管理部は、前記入退場履歴情報、前記出社予定の情報、前記識別情報及び前記承認状況に関する情報に基づく前記出社率の算出処理において、前記出社可能な勤務者以外の勤務者を前記出社人数に含めた上で、前記出社率を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の出社率管理システム。
  4. 前記承認状況に関する情報には、前記出社予定に対する出社可否が決定されていないことを示す未承認情報が含まれ、
    前記担当者により前記未承認情報に対応する前記出社予定の出社可否の判定リクエスト操作が行われた場合、前記出社率管理部は、前記入退場履歴情報、前記出社予定の情報、前記識別情報及び前記承認状況に関する情報に基づく前記出社率の算出処理において、前記未承認情報に対応する勤務者を前記出社人数に含めた上で、前記出社率を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の出社率管理システム。
  5. さらに、前記入退場履歴情報を管理する入退場管理部を備え、
    前記履歴情報取得部は、前記入退場管理部から前記入退場履歴情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の出社率管理システム。
  6. 所定のグループに所属する勤務者の全人数に対する出社人数の割合である出社率を管理する出社率管理方法において、
    勤務者の識別情報及び入退日時情報含む入退場履歴情報を取得することと、
    前記出社率の上限値、勤務者により承認申請された出社予定の情報、勤務者の識別情報、及び、前記出社予定に対する出社可否の承認状況に関する情報を格納することと、
    前記入退場履歴情報、前記出社予定の情報、前記識別情報及び前記承認状況に関する情報に基づいて、前記出社率を算出し、該算出した出社率が前記出社率の上限値を超えた場合には、前記所定のグループでの出社率がその上限値を超える旨を勤務者の出社予定を管理する担当者に通知することと、を含む
    ことを特徴とする出社率管理方法。
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