JP2022090795A - 制御装置、電動パワーステアリング装置、ステアバイワイヤシステム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1は中立位置付近に効果があると記載されているものの、角-力特性の形への影響については記載していなかった。
本発明は、角-力特性の形を制御して、狙いの操舵フィーリングを実現できる制御装置等を提供することを目的とする。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置100の一例を示す概略構成図である。
電動パワーステアリング装置100(以下、単に「ステアリング装置100」と称する場合もある。)は、車両の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置であり、本実施の形態においては車両の一例としての自動車1に適用した構成を例示している。なお、図1は、自動車1を前方から見た図である。
次に、制御装置10について説明する。
図2は、制御装置10の一例を示す概略構成図である。
制御装置10は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる算術論理演算回路である。
制御装置10には、上述したトルクセンサ109、車速センサ170、レゾルバ120からの出力信号等が入力される。トルクセンサ109からの出力信号は、運転者の操舵入力信号の一例であり、トルクセンサ109が検出した操舵トルクである検出トルクTdは、運転者の操舵入力信号の値の一例である。
また、制御装置10は、電動モータ110の回転角度θmを算出する回転角度算出部41と、回転角度算出部41にて算出された回転角度θmに基づいて、ステアリングホイール101の回転角度である操舵角θsを算出する操舵角算出部42とを備えている。
また、制御装置10は、トルクセンサ109が検出した操舵トルクである検出トルクTdを補正して補正後トルクTcを算出するトルク補正部50を備えている。
目標電流設定部20は、トルク補正部50が算出した補正後トルクTcと、車速Vcとに基づいて目標電流Itを設定する。目標電流設定部20は、補正後トルクTcがプラスである場合には目標電流Itをプラス、補正後トルクTcがマイナスである場合には目標電流Itをマイナスとする。また、目標電流設定部20は、補正後トルクTcが0である場合には目標電流Itを0とし、補正後トルクTcの絶対値が大きいほど目標電流Itの絶対値を大きくする。また、目標電流設定部20は、補正後トルクTcの絶対値が同じである場合には、車速Vcが低速であるほど目標電流Itの絶対値を大きくすることを例示することができる。なお、目標電流設定部20は、補正後トルクTcの値に関わらず目標電流Itを0とする不感帯領域を設定しても良い。
制御部30は、電動モータ110の作動を制御する駆動制御部(不図示)と、電動モータ110を駆動させる駆動部(不図示)と、電動モータ110に実際に流れる実電流を検出する電流検出部(不図示)とを有している。
駆動部は、所謂インバータであり、例えば、スイッチング素子として6個の独立したトランジスタ(FET)を備えている。
回転角度算出部41は、レゾルバ120からの出力信号に基づいて回転角度θmを算出する。
操舵角算出部42は、ステアリングホイール101の回転角度と電動モータ110の回転角度θmとの間に相関関係があることに鑑み、回転角度算出部41にて算出された回転角度θmに基づいて操舵角θsを算出する。操舵角算出部42は、例えば、回転角度算出部41にて定期的(例えば1ミリ秒毎)に算出された回転角度θmの前回値と今回値との差分の積算値に基づいて操舵角θsを算出する。
また、操舵角θsが0度である状態からステアリングホイール101が右方向に回転した場合に操舵角θsがプラスとなり、左方向に回転した場合に操舵角θsがマイナスとなる。
トルク補正部50は、操舵角θsの偏差Δθを算出する偏差算出部51と、偏差算出部51が算出した偏差Δθに基づいて、運転者の操舵に対する反力成分を算出する反力成分算出部52とを有している。また、トルク補正部50は、反力成分算出部52が算出した反力成分を用いて検出トルクTdを補正する補正部53を有している。
Te=Kt×Δθ・・・(1)
Ktは、予め定められた比例定数である。
弾性反力トルクTeは、操舵角θsに基づいて弾性を模擬した弾性反力成分の一例である。そして、第1の実施形態に係る反力成分算出部52は、弾性成分算出部55が算出した弾性反力トルクTeを反力成分として補正部53に出力する。
上述したようにして、トルク補正部50が、補正後トルクTcを算出する。そして、目標電流設定部20が、補正後トルクTcを用いて目標電流Itを設定する。
以上のように構成されたステアリング装置100は、以下のように作用する。
図3は、ステアリング装置100における角-力特性の一例を示す図である。図3は、ステアリングホイール101を右方向に切り込んだ後にスラローム走行を行った場合の特性図である。以下、第1の実施形態に係る制御装置10に対して、トルク補正部50を備えておらず、目標電流設定部20が、検出トルクTdを用いて目標電流Itを設定する構成を比較例に係るステアリング装置と称する場合がある。
そして、以上説明したように、ステアリング装置100によれば、図3に示すように、比較例に係るステアリング装置よりもヒステリシス幅を大きくすることができる。その結果、運転者は、旋回走行時に保舵をし易くなるので、旋回走行時の操舵フィーリングが向上する。
図4は、第2の実施形態に係るステアリング装置200の一例を示す概略構成図である。
第2の実施形態に係るステアリング装置200は、第1の実施形態に係るステアリング装置100に対して、制御装置10が異なる。以下、第1の実施形態に係るステアリング装置100と異なる点について説明し、第1の実施形態に係るステアリング装置100と同じ点についての説明は省略する。
目標電流設定部220は、目標電流Itを設定する上で基本となる基本目標電流Ibを設定する基本設定部221と、基本目標電流Ibを補正する補正電流を設定する補正設定部222とを備えている。また、目標電流設定部220は、最終的に電動モータ110に供給する目標電流Itを設定する最終設定部223を備えている。
反力成分算出部252は、偏差Δθに基づいて弾性補正電流Ieを算出する弾性成分算出部255を有している。弾性成分算出部255は、ステアリング装置100の弾性要素を考慮して、当該弾性に起因する、運転者の操舵に対する弾性補正電流Ieを、以下の式(2)に基づいて算出する。
Ie=Ki×Δθ・・・(2)
Kiは、予め定められた比例定数である。
弾性補正電流Ieは、操舵角θsに基づいて弾性を模擬した弾性反力成分の一例である。そして、第2の実施形態に係る反力成分算出部252は、弾性成分算出部255が算出した弾性補正電流Ieを最終設定部223に出力する。
以上のように構成されたステアリング装置200は、以下のように作用する。
図5は、ステアリング装置200における角-力特性の一例を示す図である。図5は、ステアリングホイール101を右方向に切り込んだ後にスラローム走行を行った場合の特性図である。
例えば、ステアリングホイール101を右方向に切り込んでいるときには、偏差Δθが大きくなることから弾性補正電流Ieがプラスの値となる。それゆえ、目標電流Itが、基本目標電流Ibよりも小さくなる。他方、ステアリングホイール101を左方向に切り込んでいるときには、偏差Δθが小さくなることから弾性補正電流Ieがマイナスの値となる。それゆえ、目標電流Itが、基本目標電流Ibよりも大きくなる。その結果、ステアリングホイール101を切り込んでいるときには、目標電流Itの絶対値が比較例よりも小さくなるため、電動モータ110によるアシスト力が小さくなり、運転者の操舵力の絶対値が大きくなる。
図6は、第3の実施形態に係るステアリング装置300の一例を示す概略構成図である。
第3の実施形態に係るステアリング装置300は、第1の実施形態に係るステアリング装置100に対して、制御装置10のトルク補正部50が異なる。以下、第1の実施形態に係るステアリング装置100と異なる点について説明し、第1の実施形態に係るステアリング装置100と同じ点についての説明は省略する。
Te1=Kt1×Δθ・・・(3)
Te2=Kt2×Δθ・・・(4)
Te3=Kt3×Δθ・・・(5)
また、第1弾性成分算出部361は、θ1<Δθの場合に、予め定めされた固定値の一例としてのTe1=Kt1×θ1を出力する。また、第2弾性成分算出部362は、θ2<Δθの場合に、予め定めされた固定値の一例としてのTe2=Kt2×θ2を出力する。
なお、弾性成分算出部の数は3つに限定されない。
上述したように、第3の実施形態に係る反力成分算出部352は、第1弾性成分算出部361、第2弾性成分算出部362、第3弾性成分算出部363が算出した、第1弾性反力トルクTe1、第2弾性反力トルクTe2、第3弾性反力トルクTe3に基づいて反力成分の一例としての弾性反力トルクTeを算出し、補正部53に出力する。
図7は、第4の実施形態に係るステアリング装置400の一例を示す概略構成図である。
第4の実施形態に係るステアリング装置400は、第2の実施形態に係るステアリング装置200に対して、制御装置210の目標電流設定部220が異なる。以下、第2の実施形態に係るステアリング装置200と異なる点について説明し、第2の実施形態に係るステアリング装置200と同じ点についての説明は省略する。
第1弾性成分算出部461は、0≦Δθ≦θ1の場合に、以下の式(6)に基づいて弾性反力成分の一例としての第1弾性補正電流Ie1を算出して加算部470に出力する。第2弾性成分算出部462は、θ1<Δθ≦θ2の場合に、以下の式(7)に基づいて弾性反力成分の一例としての第2弾性補正電流Ie2を算出して加算部470に出力する。第3弾性成分算出部463は、θ2<Δθの場合に、以下の式(8)に基づいて弾性反力成分の一例としての第3弾性補正電流Ie3を算出して加算部470に出力する。
Ie1=Ki1×Δθ・・・(6)
Ie2=Ki2×Δθ・・・(7)
Ie3=Ki3×Δθ・・・(8)
また、第1弾性成分算出部461は、θ1<Δθの場合に、予め定めされた固定値の一例としてのIe1=Ki1×θ1を出力する。また、第2弾性成分算出部462は、θ2<Δθの場合に、予め定めされた固定値の一例としてのIe2=Ki2×θ2を出力する。
なお、弾性成分算出部の数は3つに限定されない。
上述したように、第4の実施形態に係る反力成分算出部452は、第1弾性成分算出部461、第2弾性成分算出部462、第3弾性成分算出部463が算出した、第1弾性補正電流Ie1、第2弾性補正電流Ie2、第3弾性補正電流Ie3に基づいて反力成分の一例としての弾性補正電流Ieを算出し、最終設定部223に出力する。
図8は、第5の実施形態に係るステアリング装置500の一例を示す概略構成図である。
第5の実施形態に係るステアリング装置500は、第1の実施形態に係るステアリング装置100に対して、制御装置10のトルク補正部50が異なる。以下、第1の実施形態に係るステアリング装置100と異なる点について説明し、第1の実施形態に係るステアリング装置100と同じ点についての説明は省略する。
Tv=Dt×dθs/dt・・・(9)
Dtは、予め定められた比例定数である。
粘性反力トルクTvは、操舵角θsに基づいて粘性を模擬した粘性反力成分の一例である。なお、操舵角θsの時間微分値は、偏差Δθに置き換えることができる。
上述したように、第5の実施形態に係る反力成分算出部552は、弾性成分算出部55が算出した弾性反力トルクTeと、粘性成分算出部56が算出した粘性反力トルクTvとに基づいて粘弾性反力成分の一例としての粘弾性反力トルクTevを算出し、補正部53に出力する。
上述したようにして、トルク補正部550が、補正後トルクTcを算出する。そして、目標電流設定部20が、補正後トルクTcを用いて目標電流Itを設定する。
図9は、第6の実施形態に係るステアリング装置600の一例を示す概略構成図である。
第6の実施形態に係るステアリング装置600は、第2の実施形態に係るステアリング装置200に対して、制御装置210の目標電流設定部220が異なる。以下、第2の実施形態に係るステアリング装置200と異なる点について説明し、第2の実施形態に係るステアリング装置200と同じ点についての説明は省略する。
粘性成分算出部656は、以下の式(10)に基づいて、操舵角算出部42が算出した操舵角θsを用いて粘性補正電流Ivを算出する。
Iv=Di×dθs/dt・・・(10)
Diは、予め定められた比例定数である。
粘性補正電流Ivは、操舵角θsに基づいて粘性を模擬した粘性反力成分の一例である。
上述したように、第6の実施形態に係る反力成分算出部652は、弾性成分算出部255が算出した弾性補正電流Ieと、粘性成分算出部656が算出した粘性補正電流Ivとに基づいて反力成分の一例としての粘弾性補正電流Ievを算出し、最終設定部223に出力する。
図10は、第7の実施形態に係るステアリング装置700の一例を示す概略構成図である。
第7の実施形態に係るステアリング装置700は、第5の実施形態に係るステアリング装置500に対して、制御装置510のトルク補正部550が異なる。以下、第5の実施形態に係るステアリング装置500と異なる点について説明し、第5の実施形態に係るステアリング装置500と同じ点についての説明は省略する。
また、トルク補正部750は、複数の粘弾性反力トルク(例えば第1粘弾性反力トルク、第2粘弾性反力トルク、第3粘弾性反力トルク)を出力する複数の粘弾性成分算出部(例えば第1粘弾性成分算出部、第2粘弾性成分算出部、第3粘弾性成分算出部)を有しても良い。例えば、第1粘弾性成分算出部は、第1弾性成分算出部361が算出した第1弾性反力トルクTe1と第1粘性成分算出部が算出した第1粘性反力トルクとを加算することにより第1粘弾性反力トルクを算出する。そして、加算部757は、複数の粘弾性成分算出部にて算出された複数の粘弾性反力トルクを加算することにより粘弾性反力トルクTevを算出し、粘弾性反力トルクTevを補正部53に出力しても良い。あるいは、トルク補正部750は、複数の粘弾性成分算出部にて算出された複数の粘弾性反力トルクを、加算部757にて加算することなしに、補正部53に出力しても良い。
図11は、第8の実施形態に係るステアリング装置800の一例を示す概略構成図である。
第8の実施形態に係るステアリング装置800は、第6の実施形態に係るステアリング装置600に対して、制御装置610の目標電流設定部620が異なる。以下、第6の実施形態に係るステアリング装置600と異なる点について説明し、第6の実施形態に係るステアリング装置600と同じ点についての説明は省略する。
反力成分算出部852は、粘性成分算出部656と、第4の実施形態に係る第1弾性成分算出部461、第2弾性成分算出部462及び第3弾性成分算出部463とを有している。また、反力成分算出部852は、第1弾性成分算出部461が出力した第1弾性補正電流Ie1と、第2弾性成分算出部462が出力した第2弾性補正電流Ie2と、第3弾性成分算出部463が出力した第3弾性補正電流Ie3と、粘性成分算出部656が算出した粘性補正電流Ivとを加算する加算部857を有している。加算部857は、第1弾性補正電流Ie1と、第2弾性補正電流Ie2と、第3弾性補正電流Ie3と、粘性補正電流Ivとを加算することにより粘弾性補正電流Iev(Iev=Ie1+Ie2+Ie3+Iv)を算出し、粘弾性補正電流Ievを最終設定部223に出力する。
また、補正設定部822は、複数の粘弾性補正電流(例えば第1粘弾性補正電流、第2粘弾性補正電流、第3粘弾性補正電流)を出力する複数の粘弾性成分算出部(例えば第1粘弾性成分算出部、第2粘弾性成分算出部、第3粘弾性成分算出部)を有しても良い。例えば、第1粘弾性成分算出部は、第1弾性成分算出部461が算出した第1弾性補正電流Ie1と第1粘性成分算出部が算出した第1粘性補正電流とを加算することにより第1粘弾性補正電流を算出する。そして、加算部857は、複数の粘弾性成分算出部にて算出された複数の粘弾性補正電流を加算することにより粘弾性補正電流Ievを算出し、粘弾性補正電流Ievを最終設定部223に出力しても良い。あるいは、補正設定部822は、複数の粘弾性成分算出部にて算出された複数の粘弾性補正電流を、加算部857にて加算することなしに、最終設定部223に出力しても良い。
図12は、第9の実施形態に係るステアリング装置900の一例を示す概略構成図である。
第9の実施形態に係るステアリング装置900は、第1の実施形態に係るステアリング装置100に対して、制御装置10のトルク補正部50が異なる。以下、第1の実施形態に係るステアリング装置100と異なる点について説明し、第1の実施形態に係るステアリング装置100と同じ点についての説明は省略する。
反力成分算出部952は、弾性成分算出部55と、弾性成分算出部55が算出した弾性反力トルクTeを、車両の状態に応じて補正する車両状態補正部80とを有している。
また、車両状態補正部80は、検出トルクTdに応じて弾性反力トルクTeを補正しても良い。
このように、車両の状態に応じて弾性反力トルクTeを補正することで、きめ細かい操舵フィーリングの設定が可能となり、結果として運転者の操舵フィーリングを向上させることができる。
また、車両状態補正部80を、第2,第4,第6,第8の実施形態に係る反力成分算出部252,452,652,852が有し、当該反力成分算出部252,452,652,852から出力される反力成分(弾性補正電流Ie,粘弾性補正電流Iev)を補正しても良い。
図13は、第10の実施形態に係るステアバイワイヤシステム1000の概略構成の一例を示す図である。
第10の実施形態に係るステアバイワイヤシステム1000は、第1の実施形態に係るステアリング装置100に対して、ステアリングホイール101と前輪150とが、ステアリングシャフト102等により接続されず、機械的に分離している点が異なる。以下、第1の実施形態に係るステアリング装置100と異なる点について説明し、第1の実施形態に係るステアリング装置100と同じ点についての説明は省略する。
図14は、制御装置1010における反力モータ1001の駆動を制御する反力モータ制御部1011の一例を示す概略構成図である。
反力モータ制御部1011は、反力モータ1001に供給するのに必要となる目標電流Itを設定する目標電流設定部20と、目標電流設定部20が算出した目標電流Itに基づいてフィードバック制御などを行う制御部30とを備えている。また、反力モータ制御部1011は、操舵検出装置1004が検出した検出トルクTdを補正して補正後トルクTcを算出するトルク補正部1050を備えている。
上述したように、反力モータ制御部1011は、第1の実施形態に係る制御装置10の機能を有する。同様に、反力モータ制御部1011は、第2~9の実施形態に係る制御装置(例えば制御装置210)のいずれかの制御装置の機能を有しても良い。
Claims (10)
- 運転者の操舵入力信号の値に基づいて目標制御量を算出する目標制御量算出部と、
操舵角に基づいて弾性を模擬した弾性反力成分を算出する弾性成分算出部を有し、前記弾性反力成分に基づいて反力成分を算出する反力成分算出部と、
前記操舵入力信号の値又は前記目標制御量の少なくともいずれか一方を、前記反力成分に基づいて補正する補正部と、
を備える制御装置。 - 前記反力成分算出部は、複数の前記弾性成分算出部を有する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記反力成分算出部は、複数の前記弾性成分算出部から出力された値を加算する加算部をさらに有し、
複数の前記弾性成分算出部のそれぞれは、個々に設定された所定の操舵角の偏差の範囲で、前記偏差に応じた前記弾性反力成分を算出するとともに、前記範囲を超えた前記偏差では、予め定められた固定値を出力する
請求項2に記載の制御装置。 - 前記反力成分算出部は、操舵角に基づいて粘性を模擬した粘性反力成分を算出する粘性成分算出部と、前記粘性反力成分と前記弾性反力成分とに基づいて、粘弾性を模擬した反力成分である粘弾性反力成分を算出する粘弾性成分算出部と、をさらに有し、前記粘弾性反力成分に基づいて前記反力成分を算出する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記粘性成分算出部は、設定された所定の操舵角の偏差の範囲で前記偏差に応じた前記粘性反力成分を出力するとともに、前記範囲以外では、0を出力する
請求項4に記載の制御装置。 - 前記反力成分を、車速、周辺温度、又は、操舵トルクに応じて補正する車両状態補正部を有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記反力成分算出部は、前記反力成分としてトルク値を算出し、
前記補正部は、操舵トルクとして算出された前記操舵入力信号の値に前記反力成分を加算又は減算する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記反力成分算出部は、前記反力成分として電流値を算出し、
前記補正部は、電流値として算出された前記目標制御量に前記反力成分を加算又は減算する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置を有する、
電動パワーステアリング装置。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置を有する、
ステアバイワイヤシステム。
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