JP2022090330A - 電池消費量推定装置、電池消費量推定方法、および電池消費量推定プログラム - Google Patents

電池消費量推定装置、電池消費量推定方法、および電池消費量推定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化がある程度の幅で起こる環境で使用される対象ユニットであっても、電池の消費量の推定精度の向上が図れる。【解決手段】温度取得部が、電池で駆動される対象ユニットの温度を取得する。第1記憶部が、電池の消費量と温度との相関関係を記憶し、第2記憶部が、対象ユニットが基準温度であるときの電池の消費量を基準消費量として記憶する。消費量推定部が、対象ユニットにおける電池の消費量を、対象ユニットの温度、相関関係、および基準消費量を用いて推定する。【選択図】図4

Description

この発明は、電池で駆動される対象ユニットにおける電池の消費量を推定する技術に関する。
従来、電池で駆動される機器には、電池の消費量を推定する機能を備えるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、携帯電話等の移動機の電池の消費量を推定する技術が記載されている。特許文献1では、移動機の動作モード別の使用時間等を利用状況として収集し、動作モード別に電池の消費量を推定し、これらの総和を電池の消費量とする構成である。
なお、電池の残量は、電池の消費量を推定することにより得られるので、例えば電池の交換時期や、充電時期を利用者に知らせることができる。
特開2012-147386号公報
しかしながら、機器の動作が同じであっても、電池の消費量は機器の温度によって変動する。したがって、特許文献1に記載された発明のように、電池の消費量を機器の温度を考慮しない方法で推定すると、温度変化がある程度の幅で起こる環境で使用される機器(例えば屋外に設置されている機器)については、電池の消費量を精度よく推定できない。
この発明の目的は、温度変化がある程度の幅で起こる環境で使用される対象ユニットであっても、電池の消費量の推定精度の向上が図れる技術を提供することにある。
この発明の電池消費量推定装置は、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
温度取得部は、電池で駆動される対象ユニットの温度を取得する。対象ユニットの温度は、例えば、対象ユニット内に取り付けられた温度センサによって計測された温度であってもよいし、対象ユニット内に設けられておらず、この対象ユニット周辺の温度を計測するように取り付けられた温度センサによって計測された温度であってもよい。
第1記憶部は、電池の消費量と温度との相関関係を記憶し、第2記憶部は、対象ユニットが基準温度であるときの電池の消費量を基準消費量として記憶する。第1記憶部、および第2記憶部は、それぞれの記憶領域が単一のメモリ等の記憶媒体に設けられた構成であってもよいし、異なる記憶媒体に設けられた構成であってもよい。
消費量推定部は、対象ユニットにおける電池の消費量を、この対象ユニットの温度、相関関係、および基準消費量を用いて推定する。
この構成では、電池の消費量の推定が対象ユニットの温度を考慮して行われる。したがって、温度変化がある程度の幅で起こる環境で使用される対象ユニットであっても、電池の消費量の推定精度の向上が図れる。
また、例えば、消費量推定部は、予め定めた推定時間毎に、電池の時間帯別消費量の推定を繰り返す構成にしてもよい。推定時間の長さは、対象ユニットの温度の変化が小さい長さにすればよい。例えば、推定時間は、対象ユニットの温度の変化が小さければ、5分や10分程度の時間にしてもよい。また、例えば対象ユニットが、予め定められた動作サイクルを繰り返す構成であれば、推定時間を対象ユニットの動作サイクルの整数倍にしてもよい。
このように構成すれば、時間帯別消費量の推定にかかる処理の実行頻度を低下させ、処理負荷を効果的に抑制できる。
また、対象ユニットが、例えば動作サイクルにおいて、複数の動作モードを順番に切り替える構成であれば、第2記憶部が、動作モード別に基準消費量を記憶し、消費量推定部は、動作モード毎に推定した電池のモード別消費量の総和を時間帯別消費量として推定する構成にしてもよい。
このように構成すれば、対象ユニットが、電池の消費量が異なる複数の動作モードで動作する場合であっても、この対象ユニットにおける電池の消費量の推定精度の低下を抑えられる。
また、電池消費量推定装置は、例えば、時間帯別消費量の総和に基づいて、電池の残量を推定する構成であってもよい。
また、対象ユニットは、屋外に設置されてもよいし、屋内に設置されてもよいし、さらには、利用者に携帯される携帯機器であってもよいし、車両に搭載される車載機器であってもよいし、これら以外の種類の機器(ユニット)であってもよい。すなわち、対象ユニットは、電池で駆動されるユニットであれば、どのようなものであってもよい。
また、対象ユニットは、例えば、駐車場で使用される、駐車マスに駐車されている車両の有無を、磁場の大きさをセンシングすることによって検出する地磁気センサユニットであってもよいし、橋梁の振動にかかる加速度をセンシングする加速度センサユニットであってもよいし、その他の用途で使用されるセンサユニットであってもよい。
この発明によれば、温度変化がある程度の幅で起こる環境で使用される対象ユニットであっても、電池の消費量の推定精度の向上が図れる。
駐車場管理システムを示す概略図である。 図2(A)、(B)は、この例にかかる駐車管理システムが適用される駐車場の概略図である。 センサユニットの主要部の構成を示すブロック図である。 管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 総消費量記憶部に記憶されている 基準消費量記憶部が記憶するデータを示す図である。 相関関係記憶部が記憶する相関関係データを示す図である。 センサユニットの動作を示すフローチャートである。 管理装置の動作を示すフローチャートである。 変形例2の基準消費量記憶部が記憶するデータを示す図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
ここでは、駐車場管理システムを例にして、この発明にかかる電池消費量推定装置を説明する。図1は、駐車場管理システムを示す概略図である。図2(A)、(B)は、この例にかかる駐車管理システムが適用される駐車場内の一部の概略図である。図2(A)は、図示する3つの駐車マス110a~110cのいずれにも車両100が駐車されていない状態(空状態)を示し、図2(B)は、駐車マス110bに車両100が駐車されている状態(駐車状態)を示している(駐車マス110a、110cは、空状態である。)。
なお、図2では、3つの駐車マス110(110a~110c)を例示しただけであり、駐車場内に設けられている駐車マス110が3つであるという意味ではない。
この例の駐車場管理システムは、管理装置1と、複数のセンサユニット2とを備えている。管理装置1は、管理室等の屋内に設置されている。センサユニット2(2a~2c)は、この例では、各駐車マス110(110a~110c)の枠内に1つずつ設置されている。駐車マス110は、屋外であっても、屋内であってもよい。この例では、駐車マス110は、屋外であるとして説明する。
管理装置1には、この発明にかかる電池消費量推定装置が適用されている。また、センサユニット2が、この発明で言う対象ユニットに相当する。
この例では、管理装置1とセンサユニット2とは、無線で通信する。センサユニット2は、設置位置(すなわち、駐車マス110)の磁場の大きさをセンシングする地磁気センサ、およびセンサユニット2内部の温度をセンシングする温度センサを備えている。センサユニット2の駆動電源は、電池である。センサユニット2は、センシングモード、通信モード、およびスリープモードの3つの動作モードで動作する。この例のセンサユニット2は、センシングモード、通信モード、およびスリープモードをこの順番に実行する動作サイクルを繰り返す。
センシングモードは、地磁気センサ、および温度センサを駆動してセンシングを行うモードである。通信モードは、地磁気センサ、および温度センサでセンシングしたそれぞれのセンシングデータ(計測値)を管理装置1に無線送信するモードである。スリープモードは、地磁気センサ、温度センサ、および無線通信部を駆動することなく、次のセンシングモードに備えて待機するモードである。
動作サイクルにおける、センシングモードの時間は、t1であり、通信モードの時間は、t2であり、スリープモードの時間は、t3である。また、各モードにおける基準消費電流は、センシングモード時がI1であり、通信モード時がI2であり、スリープモード時がI3である。ここで言う基準消費電流とは、そのときの温度が基準温度(例えば、25℃)であるときにおける、電池から出力される電流の電流値である。
すなわち、センサユニット2の動作サイクルは、(t1+t2+t3)である。また、センサユニット2の動作サイクルにおける基準消費電流量は、(I1×t1+I2×t2+I3×t3)である。基準消費電流量とは、センサユニット2の温度が基準温度であるときの消費電流量である。
管理装置1は、センサユニット2毎に、センサユニット2からの通知にしたがって、対応する駐車マス110に車両100が駐車されているかどうかの判定、および電池の消費量の推定を行う。管理装置1は、センサユニット2から通知された地磁気センサの計測値によって、対応する駐車マスの状態(空状態、または駐車状態)を判定する。また、管理装置1は、センサユニット2から通知された温度に基づき、基準消費電流量を補正し、消費電流量を推定する。管理装置1は、センサユニット2毎に、そのセンサユニット2について動作サイクル毎に推定した消費電流量の総和を、当該センサユニット2の電池の総消費電流量として推定する。
なお、センサユニット2の電池の消費量は、上述した消費電流量に限らず、消費電力量(消費電流量×電池の定格電圧)で推定してもよい。
また、管理装置1は、電池の初期容量から消費量を減算した値を、電池の残量として推定してもよい。
このように、この例の管理装置1は、センサユニット2における電池の消費量を、そのセンサユニット2の温度を考慮して推定する。したがって、センサユニット2が、温度変化がある程度の幅で起こる環境(例えば、屋外)で使用される場合であっても、電池の消費量の推定精度の向上が図れる。これにより、管理者は、センサユニット2に対する電池交換の時期を、より正確に判断できる。
<2.構成例>
図3は、センサユニットの主要部の構成を示すブロック図である。センサユニット2は、制御部21と、地磁気センサ22と、温度センサ23と、無線通信部24と、電池25とを備えている。
制御部21は、センサユニット2本体各部の動作を制御する。
地磁気センサ22は、設置位置である駐車マス110の磁場の大きさをセンシングする。駐車マス110が、この発明で言う観測対象であり、磁場の大きさがこの発明で言う観測特性である。
温度センサ23は、センサユニット2本体内部に設けられ、センサユニット2本体内部の温度をセンシングする。
無線通信部24は、管理装置1との間における無線通信を行う。
電池25は、センサユニット2本体各部に電力を供給する電源である。
この例のセンサユニット2は、センシングモード、通信モード、およびスリープモードの3つの動作モードで動作する。センシングモードは、地磁気センサ22、および温度センサ23を駆動してセンシングを行うモードである。センシングモードでは、磁場の大きさ、および温度のセンシング時に動作させる必要がない無線通信部24等を駆動しない。また、通信モードは、無線通信部24を駆動して管理装置1と無線通信を行うモードである。通信モードでは、管理装置1との無線通信時に動作させる必要がない地磁気センサ22、温度センサ23等を駆動しない。また、スリープモードは、センシングモード、または通信モードへの移行に要する時間を抑えるモードであり、制御部21の一部の機能を駆動し、地磁気センサ22、温度センサ23、無線通信部24等を駆動しない。
この例のセンサユニット2は、センシングモード、通信モード、およびスリープモードをこの順番に実行する動作サイクルを繰り返す。より具体的には、センサユニット2は、センシングモードで磁場の大きさ、および温度のセンシングを行って通信モードに移行する。センサユニット2は、通信モードで、磁場の大きさ、および温度のセンシング結果である計測値を管理装置1に送信してスリープモードに移行する。センサユニット2は、スリープモードで待機し、次の動作サイクルのセンシングモードへの移行するタイミングになると、センシングモードに移行する。
なお、センサユニット2は、動作サイクルをセンシングモード、スリープモード、通信モードの順番に実行する動作サイクルであってもよいし、その他の順番であってもよい。
センサユニット2の制御部21は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、予めインストールされているプログラムを実行し、上記した動作サイクルを繰り返し実行する。また、メモリは、予めインストールされているプログラムを展開する領域や、このプログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御部21は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
図4は、管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。管理装置1は、制御ユニット11と、無線通信部12と、総消費量記憶部13と、出力部14と、を備えている。
制御ユニット11は、管理装置1本体各部の動作を制御する。制御ユニット11は、消費量推定部11a、判定部11b、相関関係記憶部11c、および基準消費量記憶部11dを有している。制御ユニット11が有する消費量推定部11a、判定部11b、相関関係記憶部11c、および基準消費量記憶部11dについては後述する。
無線通信部12は、センサユニット2との間における無線通信を行う。無線通信部12が、この発明で言う温度取得部にかかる構成を有する。
総消費量記憶部13は、センサユニット2毎に、そのセンサユニット2の電池25の総消費電流量を記憶する。具体的には、総消費量記憶部13は、図5に示すように、センサユニット2毎に、センサユニット2のID(識別番号)と、そのセンサユニット2が対応する(設置されている)駐車マスID(識別番号)と、そのセンサユニット2の電池25の総消費電流量Ittl(n)と、そのセンサユニット2の電池25の初期電流容量Iinit(n)を対応づけて記憶する。総消費電流量Ittln、および初期電流容量Iinit(n)の「n(n=1、2、3・・・)」は、センサユニット2に対応する符号である。総消費量記憶部13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)であってもよいし、SSD(Solid State Drive)であってもよいし、他の記憶媒体であってもよい。
出力部14は、各センサユニット2の電池25の総消費量や、各駐車マス110の状態(駐車状態、または空状態)を必要に応じて出力する。出力部14には、例えば図示していない表示装置が接続されていてもよいし、上位装置が接続されていてもよい。
次に、制御ユニット11が有する消費量推定部11a、判定部11b、相関関係記憶部11c、および基準消費量記憶部11dについて説明する。
基準消費量記憶部11dは、センサユニット2の動作モード別に、図6に示すように、センサユニット2の温度が基準温度(例えば、25℃)であるときに、電池25から出力される電流の電流値と、動作時間とを対応付けて記憶する。図6に示す例では、センシングモード時の電流値がI1で、動作時間がt1であることを示している。また、通信モード時の電流値がI2で、動作時間がt2であることを示している。また、待機モード時の電流値がI3で、動作時間がt3であることを示している。動作モード毎に、電流値と動作時間との積が、その動作モードにおける電池25の基準消費電流量である。この基準消費量記憶部11dが、この発明で言う第1記憶部に相当する。
相関関係記憶部11cは、図7に示すように、センサユニット2の温度と、電流の補正係数とを対応付けた相関関係データを記憶する。この例では、相関関係データは、温度幅を10℃で区分した温度帯毎に、補正係数α(m)を対応づけたデータである。補正係数α(m)は、センサユニット2がある温度であるときにおける電流値Iを、そのセンサユニット2が基準温度であるときの電流値Issを用いて推定するのに用いる係数である。具体的には、センサユニット2がある温度であるときにおける電流値Iは、
電流値I=電流値Iss×(センサユニット2の温度に対応する補正係数α(m))
により算出される。
相関関係データは、補正係数α(m)を対応づけて記憶させる温度帯の温度幅は、図7に示す10℃に限らず、5℃や3℃等にしてもよい。また、相関関係データは、温度幅の区切りが一定でなく、異なる温度幅で区切ったものであってもよい。また、相関関係データは、センサユニット2の温度Tを変数とした関数(α=Q(T))であってもよい。この場合、関数Q(T)を相関関係記憶部11cに記憶すればよい。この相関関係記憶部11cが、この発明で言う第2記憶部に相当する。
判定部11bは、地磁気センサ22によってセンシングされた磁場の大きさの計測値によって、この地磁気センサ22を備えるセンサユニット2に対応する駐車マス110の状態を判定する。
消費量推定部11aは、温度センサ23によってセンシングされたセンサユニット2の温度の計測値に応じて、このセンサユニット2の電池25の消費量を推定する。センサユニット2の電池25の消費量を推定には、基準消費量記憶部11dに記憶されている各動作モードの電流値、動作時間、および相関関係記憶部11cに記憶されている相関関係データを用いる。
管理装置1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる電池消費量推定プログラムを実行したときに、消費量推定部11aとして動作する。また、メモリは、この発明にかかる電池消費量推定プログラムを展開する領域や、この電池消費量推定プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる電池消費量推定方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
以下、この例の管理装置1、およびセンサユニット2の動作について説明する。
図8は、センサユニットの動作を示すフローチャートである。センサユニット2の制御部21は、動作サイクルの開始タイミングになるのを待つ(s1)。このとき、センサユニット2は、待機モードである。制御部21は、動作サイクルの開始タイミングになると、センサユニット2本体の動作モードを待機モードからセンシングモードに移行させる(s2)。s2では、地磁気センサ22、および温度センサ23に対する駆動電源の供給を開始する。制御部21は、地磁気センサ22による磁場の大きさのセンシング、および温度センサ23による温度のセンシングを行う(s3)。
制御部21は、s3にかかる処理を完了すると、センサユニット2本体の動作モードをセンシングモードから通信モードに移行させる(s4)。s4では、地磁気センサ22、および温度センサ23に対する駆動電源の供給を停止し、無線通信部24に対する駆動電源の供給を開始する。この例では、センサユニット2がセンシングモードで動作する時間はt1である。
制御部21は、通信モードに移行すると、s3でセンシングした磁場の大きさ、および温度の計測値を管理装置1に送信する無線通信処理を行う(s5)。制御部21は、s5にかかる無線通信処理を完了すると、センサユニット2本体の動作モードを通信モードから待機モードに移行させ(s6)、s1に戻る。センサユニット2が通信モードで動作する時間はt2である。また、センサユニット2が、待機モードで待機する時間はt3である。
このように、この例のセンサユニット2は、センシングモード、通信モード、待機モードをこの順に行う動作サイクルを繰り返す。センサユニット2の動作サイクルは、(t1+t2+t3)である。
次に、管理装置1の動作について説明する。図9は、管理装置の動作を示すフローチャートである。管理装置1は、図9に示す処理をセンサユニット2毎に実行する。
管理装置1は、センサユニット2から送信されてきた磁場の大きさ、および温度の計測値を無線通信部12で受信するのを待つ(s21)。管理装置1は、センサユニット2から送信されてきた磁場の大きさ、および温度の計測値を無線通信部12で受信すると、これらの計測値を制御ユニット11のメモリに一時的に記憶する(s22)。
管理装置1は、判定部11bにおいて、今回計測値を受信したセンサユニット2に対応する駐車マス110の状態を判定する判定処理を行う(s23)。
ここでs23にかかる判定処理の一例を示す。制御ユニット11のメモリには、磁場の大きさの基準値が記憶されている。この基準値は、センサユニット2周辺に車両100等が位置していないときに、地磁気センサ22で計測された磁場の大きさである。判定部11bは、今回受信した地磁気センサ22で計測された磁場の大きさと、メモリに記憶している基準値との差分の絶対値が予め定めた変化閾値βを超えていれば、対応する駐車マス110の状態を駐車状態と判定する。一方、判定部11bは、今回受信した地磁気センサ22で計測された磁場の大きさと、メモリに記憶している基準値との差分の絶対値が予め定めた変化閾値βを超えていなければ、対応する駐車マス110の状態を空状態と判定する。
なお、s23にかかる判定処理は、上記した例に限らず、時間経過にともなう、地磁気センサ22で計測された磁場の大きさの変化に基づいて行ってもよいし、公知の他の手法で判定してもよい。また、この例では、駐車マス110の状態を1つのセンサユニット2でセンシングされた磁場の大きさによって判定する構成としているが、駐車マス110の異なる位置に設置された複数のセンサユニット2のそれぞれにおいてセンシングされた磁場の大きさを用いて、総合的に判定する構成であってもよい。
管理装置1は、s23にかかる判定処理を終了すると、消費量推定部11aが今回受信した計測値にかかるセンサユニット2の動作サイクルにおける消費電流量を推定する(s24)。s24では、消費量推定部11aが、相関関係記憶部11cに記憶されている相関関係データを参照し、今回受信した計測値に含まれているセンサユニット2の温度(温度センサ23でセンシングした温度の計測値)に対応する補正係数α(m)を取得する。消費量推定部11aは、取得した補正係数α(m)を用いて、今回受信した計測値にかかるセンサユニット2の動作サイクルにおける消費電流量を、
消費電流量=(I1×t1+I2×t2+I3×t3)×α(m)
と推定する。ただし、I1は、センシングモード時の電流値であり、I2は、通信モード時の電流値であり、I3は、待機モード時の電流値である。また、t1は、センシングモードの時間であり、t2は、通信モードの時間であり、t3は、待機モードの時間である。
このように、消費量推定部11aは、センサユニット2の温度を考慮して、センサユニット2の電池25が消費する消費電流量を算出する。
消費量推定部11aは、s24でセンサユニット2の今回の動作サイクルにおける消費電流量を推定すると、このセンサユニット2の総消費電流量を更新し(s25)、s21に戻る。s25では、総消費量記憶部13に記憶している対応するセンサユニット2の総消費電流量を、今回s24で算出した消費電流量を加算した値に更新する。
なお、s23にかかる処理は、s24、またはs25にかかる処理の終了後に行ってもよい。
これにより、管理装置1は、センサユニット2が、温度変化がある程度の幅で起こる環境(例えば、屋外)で使用される場合であっても、そのセンサユニット2の電池25の消費量(総電流消費量)の推定精度の向上が図れる。これにより、管理者は、センサユニット2に対する電池交換の時期を、より正確に判断できる。
なお、電池交換の時期は、総消費量記憶部13に記憶している電池25の総消費電流量と、初期電流容量との差分から判断できる。
<4.変形例>
・変形例1
上記した例では、センサユニット2の動作サイクル毎に、s24で消費電流量を推定するとしたが、消費電流量を予め定めた推定時間毎に行う構成にしてもよい。この推定時間は、センサユニット2の温度の変化(最大温度と最小温度との差)が数度(1度~3度程度)である時間(例えば、5分や10分程度)にすればよい。また、この例では、推定時間は、センサユニット2の動作サイクルの整数倍にするのがよい。
この変形例1では、推定時間における電池25の消費量(この発明で言う、時間帯別消費量に相当する。)を、
消費電流量=(I1×t1+I2×t2+I3×t3)×α(m)×(推定時間/動作サイクル)
により算出すればよい。ただし、α(m)は、推定時間帯においてセンシングされたセンサユニット2の温度の平均値に対応する補正係数であってもよいし、推定時間においてセンシングされたセンサユニット2の温度の最頻値に対応する補正係数であってもよい。
なお、この変形例1では、推定時間を動作サイクルにした場合、上記の例と実質的に同じになる。
・変形例2
また、管理装置1は、センサユニット2の電池25の残量(残電流容量)を算出して記憶する構成にしてもよい。具体的には、総消費量記憶部13を、図10に示すように、センサユニット2のID(識別番号)と、そのセンサユニット2が対応する(設置されている)駐車マスID(識別番号)と、そのセンサユニット2の電池25の総消費電流量Ittlnと、そのセンサユニット2の電池25の初期電流容量Iinitnと、残電流容量を対応づけて記憶する構成にしてもよい。残電流容量は、対応するセンサユニットの初期電流容量Iinitnから総消費電流量Ittlnを引いた値(Iinitn-Ittln)である。
この場合、消費量推定部11aが、上記した例のs25で総消費電流量の更新を行うときに、残電流容量についても更新する構成にすればよい。
また、上記の例では、温度センサ23は、センサユニット2に内蔵されているとしたが、例えば、センサユニット2に内蔵せず、このセンサユニット2周辺の温度を計測するように取り付けてもよい。また、温度計測が広範囲にわたって行える画像式の温度センサ(例えば、画像式赤外線センサ)を用いて、複数のセンサユニット2の周辺の温度を計測してもよい。このように構成すれば、個々のセンサユニット2に対して、温度センサを設ける必要が無く、システム構築にかかる費用を抑えることができる。
また、上記の例では、管理装置1とセンサユニット2とは、無線で通信するとしたが、有線で通信する構成であってもよい。
また、センサユニット2は、複数の動作モードを順番に実行する動作サイクルを繰り返す構成であるとしたが、単一の動作モードを継続して行う構成であってもよい。この場合、変形例1で示したように、予め定めた推定時間毎に消費電流量を推定すればよい。
また、センサユニット2の電池25の消費量を推定する構成は、管理装置1側ではなく、センサユニット2に内蔵してもよい。
また、センサユニット2は、駐車マス110の磁場の大きさを地磁気センサ22でセンシングする用途で使用されるものに限らず、例えば、橋梁の振動にかかる加速度等をセンシングする用途で使用されるものであってもよい。
また、電池の消費量を推定する対象ユニットは、センサユニットに限らず、利用者に携帯される携帯機器であってもよいし、車両に搭載される車載機器であってもよいし、これら以外の種類の機器(ユニット)であってもよい。すなわち、対象ユニットは、電池で駆動されるユニットであれば、どのようなものであってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
電池(25)で駆動される対象ユニット(2)の温度を取得する温度取得部(12)と、
前記電池(25)の消費量と温度との相関関係を記憶する第1記憶部(11c)と、
前記対象ユニット(2)が基準温度であるときの前記電池(25)の消費量を基準消費量として記憶する第2記憶部(11d)と、
前記対象ユニット(2)における前記電池(25)の消費量を、前記対象ユニット(2)の温度、前記相関関係、および前記基準消費量を用いて推定する消費量推定部(11a)と、を備えた電池消費量推定装置(1)。
1…管理装置
2…センサユニット
11…制御ユニット
11a…消費量推定部
11b…判定部
11c…相関関係記憶部
11d…基準消費量記憶部
12…無線通信部
13…総消費量記憶部
14…出力部
21…制御部
22…地磁気センサ
23…温度センサ
24…無線通信部
25…電池
100…車両
110…駐車マス

Claims (10)

  1. 電池で駆動される対象ユニットの温度を取得する温度取得部と、
    前記電池の消費量と温度との相関関係を記憶する第1記憶部と、
    前記対象ユニットが基準温度であるときの前記電池の消費量を基準消費量として記憶する第2記憶部と、
    前記対象ユニットにおける前記電池の消費量を、前記対象ユニットの温度、前記相関関係、および前記基準消費量を用いて推定する消費量推定部と、を備えた電池消費量推定装置。
  2. 前記消費量推定部は、予め定めた推定時間毎に、前記電池の時間帯別消費量の推定を繰り返す、請求項1に記載の電池消費量推定装置。
  3. 前記対象ユニットは、予め定められた動作サイクルを繰り返し、
    前記推定時間は、前記対象ユニットの動作サイクル時間の整数倍である、請求項2に記載の電池消費量推定装置。
  4. 前記対象ユニットは、前記動作サイクルにおいて、複数の動作モードを順番に切り替え、
    前記第2記憶部は、前記動作モード別に前記基準消費量を記憶し、
    前記消費量推定部は、前記動作モード毎に推定した前記電池のモード別消費量の総和を前記時間帯別消費量として推定する、請求項3に記載の電池消費量推定装置。
  5. 前記消費量推定部は、前記時間帯別消費量の総和に基づいて、前記電池の残量を推定する、請求項2~4のいずれかに記載の電池消費量推定装置。
  6. 前記温度取得部は、前記対象ユニット内に取り付けられた温度センサによって計測された温度を取得する、請求項1~5のいずれかに記載の電池消費量推定装置。
  7. 前記対象ユニットは、屋外に設置されている、請求項1~6のいずれかに記載の電池消費量推定装置。
  8. 前記対象ユニットは、観測対象の観測特性をセンシングするセンサユニットである、請求項1~7のいずれかに記載の電池消費量推定装置。
  9. 電池で駆動される対象ユニットの温度を取得する温度取得ステップと、
    前記対象ユニットにおける前記電池の消費量を、前記対象ユニットの温度、第1記憶部に記憶している前記電池の消費量と温度との相関関係、および第2記憶部に記憶している前記対象ユニットが基準温度であるときの前記電池の消費量である基準消費量を用いて推定する消費量推定ステップと、をコンピュータが実行する電池消費量推定方法。
  10. 電池で駆動される対象ユニットの温度を取得する温度取得ステップと、
    前記対象ユニットにおける前記電池の消費量を、前記対象ユニットの温度、第1記憶部に記憶している前記電池の消費量と温度との相関関係、および第2記憶部に記憶している前記対象ユニットが基準温度であるときの前記電池の消費量である基準消費量を用いて推定する消費量推定ステップと、をコンピュータに実行させる電池消費量推定プログラム。
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