JP2022087626A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像における色の連続性や細かい色の変化を容易に評価するために、色空間における座標のグラフで表示する技術を提供する。【解決手段】画像処理装置1は、画像に含まれる複数の領域それぞれに対して、近傍の領域との色の差分情報を導出する導出手段102と、前記差分情報に基づいて、前記複数の領域それぞれに対応する色情報を色空間にプロットして表示手段に表示する表示制御手段104と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像の色情報を表示するための画像処理技術に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置を用いて、物体の色を評価する技術が知られている。特許文献1は、画像において指定された複数の位置を結ぶ線上の色を、色空間における座標のグラフで表示する技術を開示している。
特開2006-30409号公報
しかしながら、特許文献1は単に色空間上にプロットを行うのみであるため、画像における色の連続性や細かい色の変化を容易に評価することができないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像における色の連続性や細かい色の変化を容易に評価するための処理を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像に含まれる複数の領域それぞれに対して、近傍の領域との色の差分情報を導出する導出手段と、前記差分情報に基づいて、前記複数の領域それぞれに対応する色情報を色空間にプロットして表示手段に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像における色の連続性や細かい色の変化を容易に評価することができる。
画像処理装置の構成を示すブロック図 画像処理装置が実行する処理を示すフローチャート 画像における対象領域の例を示す図 色の差分情報の導出条件を設定するためのUIの例を示す図 色の差分情報を導出する処理を示すフローチャート 色情報と差分情報とを含む色データの例を示す図 グラフを表示する処理を示すフローチャート 画像及びグラフを表示するためのUIの例を示す図 UIの状態遷移を示す図 画像処理装置が実行する処理を示すフローチャート 色情報を導出する処理を示すフローチャート 色の差分情報の導出条件を設定するためのUIの例を示す図 画像及びグラフを表示するためのUIの例を示す図 画像処理装置が実行する処理を示すフローチャート ブロック間の位置関係を説明するための図 ブロックを選択するためのUIの例を示す図
以下、各実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本発明を必ずしも限定するものではない。また、各実施形態において説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
<画像処理装置のハードウェア構成>
図1(a)は、画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、CPU1001、ROM1002、RAM1003を備える。また、画像処理装置1は、VC(ビデオカード)1004、汎用I/F(インターフェース)1005、SATA(シリアルATA)I/F1006、NIC(ネットワークインターフェースカード)1007を備える。CPU101は、RAM1003をワークメモリとして、ROM1002、HDD(ハードディスクドライブ)1013などに格納されたOS(オペレーティングシステム)や各種プログラムを実行する。また、CPU1001は、システムバス1008を介して各構成を制御する。尚、後述するフローチャートによる処理は、ROM1002やHDD1013などに格納されたプログラムコードがRAM1003に展開され、CPU1001によって実行される。VC1004には、ディスプレイ1015が接続される。汎用I/F1005には、シリアルバス1009を介して、マウスやキーボードなどの入力デバイス1010や撮像装置1011が接続される。SATAI/F1006には、シリアルバス1012を介して、HDD1013や各種記録メディアの読み書きを行う汎用ドライブ1014が接続される。NIC1007は、外部装置との間で情報の入力及び出力を行う。CPU1001は、HDD1013や汎用ドライブ1014にマウントされた各種記録メディアを各種データの格納場所として使用する。CPU1001は、プログラムによって提供されるUI(ユーザインターフェース)をディスプレイ1015に表示し、入力デバイス1010を介して受け付けるユーザ指示などの入力を受信する。尚、ディスプレイ1015は、指などの指示体によるタッチの位置を検出するタッチパネルの機能を有するタッチパネルディスプレイであっても良い。
<画像処理装置の論理構成>
図1(b)は画像処理装置1の論理構成を示すブロック図である。CPU1001は、RAM1003をワークメモリとして、ROM1002又はHDD1013に格納されたプログラムを読み出して実行することによって、図1(b)に示す論理構成として機能する。尚、以下に示す処理の全てがCPU1001によって実行される必要はなく、処理の一部又は全てがCPU1001以外の1つまたは複数の処理回路によって行われるように画像処理装置1が構成されていても良い。
画像処理装置1は、画像取得部101、色情報導出部102、差分情報導出部103、表示制御部104を有する。画像取得部101は、ユーザにより指定された画像データを取得する。画像取得部101が取得する画像データが表す画像は、画素毎に画素値(R,G,B)を有する。画像取得部101は、物体を撮像して得られる画像データを予め保持するHDD1013等の記憶装置から、ユーザの指定に基づいて画像データを取得する。色情報導出部102は、画像における対象領域の色情報を導出する。具体的には、色情報導出部102は、対象領域において、複数の画素を含むブロック毎に画素値の平均値を導出し、画素値の平均値をL値(L,a,b)に変換する。本実施形態において、色情報の導出単位であるブロックは、縦2画素、横2画素の計4画素により構成される。尚、対象領域は後述するUIを介したユーザの指示に応じて決定される。差分情報導出部103は、対象領域におけるブロック間で色の差分情報を導出する際の条件を設定する。また、差分情報導出部103は、設定した導出条件に基づいて、色の差分情報を導出する。以下、色の差分情報を単に差分情報とも呼ぶ。表示制御部104は、ディスプレイ1015にUIを表示し、画像における領域指定や導出条件の選択などに関するユーザの指示を受け付ける。また、表示制御部104は、処理の結果として、色情報及び差分情報に基づいたグラフを表示する。表示されるグラフは色空間を表すグラフであり、ブロックの色情報毎に点がプロットされる。また、プロットされる点の大きさや色は差分情報に基づいて決定される。
<画像処理装置が実行する処理>
図2は画像処理装置1が実行する処理を示すフローチャートである。図2のフローチャートが示す処理は、ユーザによって入力デバイス1010を介して指示が入力され、CPU1001が入力された指示を受け付けることにより開始する。以下、各ステップ(工程)は符号の前にSをつけて表す。
S201において、画像取得部101は、HDD1013から画像データを取得する。S202において、表示制御部102は、画像データが表す画像をディスプレイ1015に表示し、画像における対象領域の指定を受け付ける。本実施形態における対象領域は複数のブロックを含む矩形領域である。図3に、表示された画像においてユーザに指定される対象領域の例を示す。画素31は、画像左上の画素であり、座標は(0,0)である。画素32は、画像右上の画素であり、座標は(Px,0)である。画素33は、画像左下の画素であり、座標は(0,Py)である。画素35は、対象領域34の左上の画素であり、座標は(Psx,Psy)である。画素36は、対象領域34の右下の画素であり、座標は(Pex,Pey)である。S203において、画像取得部101は、画像から対象領域における画素値群を取得する。
S204において、色情報導出部102は、対象領域の色情報を導出する。まず、色情報導出部102は、式(1)に従って、対象領域において、ブロック毎に画素値の平均値(Rave,Gave,Bave)を導出する。ここで、ブロックを構成する各画素の画素値を(R,G,B)、(R,G,B)、(R、G、B)、(R、G、B)とする。
Figure 2022087626000002
また、色情報導出部102は、式(2)に従って、ブロック毎の画素値の平均値(Rave,Gave,Bave)を三刺激値(X,Y,Z)に変換する。ここで、m00からm22はカラープロファイルに含まれる9つのマトリクス係数である。
Figure 2022087626000003
また、色情報導出部102は、式(3)、式(4)、式(5)、式(6)、式(7)に従って、三刺激値(X,Y,Z)をCIELAB色空間におけるL値(L,a,b)に変換する。ここで、基準白色の三刺激値を(X,Y,Z)とする。
Figure 2022087626000004
S205において、差分情報導出部103は、対象領域におけるブロック間で色の差分情報を導出する際の条件を設定する。図4に、条件設定を行うためのUIの一例を示す。コンボボックス41は、グラフ上に点をプロットする際に用いる差分情報を選択するためのコンボボックスである。「ベクトル」が選択されると、差分の符号に応じてプロットされる点の色が決定される。「大きさ」が選択されると、差分の絶対値に応じてプロットされる点の大きさが決定される。「両方」が選択されると、差分の符号と絶対値との両方に応じてプロットされる点の色及び大きさが決定される。コンボボックス42は、差分情報の種類(導出方法)を選択するためのコンボボックスである。ΔLはLの差分、Δaはaの差分、Δbはbの差分、ΔEは色差ΔE1976にそれぞれ対応する。コンボボックス43は、着目ブロックに対してどちらの方向に隣接するブロックと色の差分を導出するかを選択するためのコンボボックスである。「縦」が選択されると、着目ブロックとその下に位置するブロックとの色の差分が導出される。「横」が選択されると、着目ブロックとその右隣に位置するブロックとの色の差分が導出される。「斜め」が選択されると、着目ブロックとその右斜め下に位置するブロックとの色の差分が導出される。「全周囲」が選択されると、着目ブロックとその隣接8ブロックとの色の差分の合計が導出される。
S206において、差分情報導出部103は、S205において設定された導出条件に基づいて、差分情報を導出する。図5は、色の差分情報を導出する処理を示すフローチャートである。S501において、差分情報導出部103は、差分情報の導出条件を取得する。
S502において、差分情報導出部103は、取得した導出条件に基づいて、差分情報を導出する。着目ブロックをP(L ,a ,b )、隣接ブロックをP(L ,a ,b )とする。差分情報の種類がΔLである場合、差分情報導出部103は、式(8)に従って、ΔLを導出する。差分情報の種類がΔaである場合、差分情報導出部103は、式(9)に従って、Δaを導出する。差分情報の種類がΔbである場合、差分情報導出部103は、式(10)に従って、Δbを導出する。差分情報の種類がΔEである場合、差分情報導出部103は、式(11)に従って、ΔEを導出する。
Figure 2022087626000005
差分情報導出部103は、各ブロックに対応する色情報及び差分情報を含む色データを生成する。図6に、色情報及び差分情報を含む色データの例を模式的に示す。色データには、IDが付与されたブロック毎に色情報と差分情報とが格納されている。差分情報の符号が正の場合は0、負の場合は1が記録される。
S207において、表示制御部104は、色情報と差分情報とに基づいて生成したグラフをディスプレイ1015に表示する。図7は、グラフ表示に関する処理を示すフローチャートである。S701において、表示制御部104は、差分情報の導出条件を取得する。S702において、表示制御部104は、各IDに対応するブロックの色情報を参照し、グラフ上にプロットする点の位置を決定する。S703において、表示制御部104は、各IDに対応するブロックの差分情報を参照し、コンボボックス41において「大きさ」又は「両方」が選択された場合は、差分の大きさに応じてプロットする点の大きさを決定する。差分の大きさが大きくなるにつれて点の大きさも大きくなる。このため、対象領域が差分の導出方向に色の連続性を有する領域であれば点の大きさが略一定となるが、色が周囲と大きく異なる位置に対応する点は周囲の点と大きさが異なる特異点となる。コンボボックス41において「大きさ」又は「両方」が選択されていない場合は、プロットする点の大きさを所定の大きさとする。S704において、表示制御部104は、各IDに対応するブロックの差分情報を参照し、コンボボックス41において「ベクトル」が選択された場合は、差分情報が0(正)であれば黒い点、1(負)であれば白い点となるように、点の色を決定する。対象領域が差分の導出方向に色の連続性を有する領域であれば点の色が1色となるが、連続する色の変化に対して差分の符号が逆転する位置に対応する点の色は周囲の点と色が異なる特異点となる。コンボボックス41において「ベクトル」が選択されていない場合は、プロットする点の色を所定の色とする。S705において、表示制御部104は、対象領域における全てのブロックについて処理を行ったか否かを判定し、処理が完了していなければS702へ戻る。処理が完了していれば、グラフを表示して終了に伴う動作を行う。
<UI>
図8は、対象領域の指定及びグラフ表示などを行うためのUIの例を示す図である。画像表示ウィンドウ81は、画像取得部101が取得した画像データが表す画像を表示するためのウィンドウである。表示制御部104は、画像表示ウィンドウ81において、対象領域82の指定を受け付ける。ユーザにより入力デバイス1010を介して始点と終点とが指定されると、その2点を対角とする矩形領域が対象領域82として指定される。グラフ表示ウィンドウ83は、対象領域82においてブロック毎に導出された色情報及び差分情報に基づいたグラフを表示するためのウィンドウである。本実施形態におけるグラフは、縦軸がa、横軸がbであるa2次元平面のグラフである。グラフにプロットされた点群84に含まれる各点の位置は、対応するブロックの色情報(a値)に基づいて決まる。また、点の大きさは、対応するブロックの差分情報に基づいて決まる。図8に示すグラフの例においては、点群84に周囲の点とは色及び大きさが異なる特異点85が含まれている。条件設定ボタン86は、差分情報の導出条件を設定するためのボタンである。画像読み込みボタン87は、対象の画像データを指定するためのボタンである。終了ボタン88は、処理を終了するためのボタンである。
図9は、UIの状態遷移を示す図である。ステート901において、ユーザの指示に応じてUIが表示される。画像読み込みボタン86が押下されると、ステート902へ移行し、指定された画像データを表す画像を画像表示ウィンドウ81に表示してステート903へ移行する。画像表示ウィンドウ81において対象領域82の始点が設定されるとステート904に移行し、終点が設定されるとステート905に移行する。ステート905において色情報の導出が完了するとステート906へ移行する。ステート906において、差分情報の導出条件を指定するためのウィンドウを表示しユーザの入力待ち状態になる。ユーザの指示に応じて差分情報の導出条件が設定されると、ステート907へ移行する。ステート907において、差分情報の導出が完了するとステート908へ移行する。ステート908においてグラフ表示が行われ、ステート903へ移行する。終了ボタン87が押下されると、ステート909へ移行し、UIの表示を終了する。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置は、画像に含まれる複数の領域それぞれに対して、近傍の領域との色の差分情報を導出し、差分情報に基づいて、複数の領域それぞれに対応する色情報を色空間にプロットして表示する。これにより、画像における色の連続性や細かい色の変化を容易に評価することができる。特に、ユーザは、画像において連続性を有する領域の特異点を容易に認識することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、色情報を表示する対象領域として画像における矩形領域が指定された。本実施形態においては、対象領域として画像における線分が指定され、指定された線分上の色情報及び近傍位置との差分情報を基にグラフ表示を行う。尚、本実施形態における画像処理装置のハードウェア構成及び論理構成は第1実施形態のものと同等であるため、説明を省略する。以下において、本実施形態と第1実施形態とで異なる部分を主に説明する。尚、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
<画像処理装置が実行する処理>
図10は画像処理装置1が実行する処理を示すフローチャートである。図10のフローチャートが示す処理は、ユーザによって入力デバイス1010を介して指示が入力され、CPU1001が入力された指示を受け付けることにより開始する。S2001において、画像取得部101は、HDD1013から画像データを取得する。S2002において、表示制御部102は、画像データが表す画像をディスプレイ1015に表示し、画像における対象領域の指定を受け付ける。本実施形態における対象領域は線分である。S2003において、画像取得部101は、線分の始点画素(Psx,Psy)及び終点画素(Pex,Pey)の座標を取得する。S2004において、色情報導出部102は、線分の色情報を導出する。図11は、色情報を導出する処理を示すフローチャートである。
S2101において、色情報導出部102は、始点画素及び終点画素の座標と、ブロックの大きさとを取得する。尚、色情報の導出単位であるブロックは、縦2画素、横2画素の計4画素により構成される。S2102において、色情報導出部102は、式(12)に従って、線分上のブロック数Nを導出する。また、ブロックのIDを示す変数kを1に設定する。
Figure 2022087626000006
S2103において、色情報導出部102は、式(13)及び式(14)に従って、着目IDに対応するブロックの座標(Pxk,Pyk)を導出する。
Figure 2022087626000007
S2104において、色情報導出部102は、着目IDに対応するブロックの座標(Pxk,Pyk)の最近傍4画素をブロックを構成する4画素として、式(1)~式(7)に従ってL値(L,a,b)を導出する。S2105において、色情報導出部102は、全てのブロックに対して処理を行ったか否かを判定する。処理が完了していなければIDを更新してS2103へ戻り、処理が完了していればS2005に進む。
S2005において、差分情報導出部103は、線分に対応するブロック間で色の差分情報を導出する際の条件を設定する。図12に、条件設定を行うためのUIの一例を示す。コンボボックス1201は、第1実施形態のコンボボックス41と同様に、グラフ上に点をプロットする際に用いる差分情報を選択するためのコンボボックスである。コンボボックス1202は、第1実施形態のコンボボックス42と同様に、差分情報の種類(導出方法)を選択するためのコンボボックスである。コンボボックス1203は、第1実施形態のコンボボックス43と同様に、着目ブロックに対してどちらの方向に隣接するブロックと色の差分を導出するかを選択するためのコンボボックスである。「線分」が選択されると、線分の始点から終点への方向に着目ブロックと終点側の隣接ブロックとの色の差分が導出される。
S2006において、差分情報導出部103は、S2005において設定された導出条件に基づいて、差分情報を導出する。S2007において、表示制御部104は、色情報と差分情報とに基づいて生成したグラフをディスプレイ1015に表示する。
<UI>
図13は、対象領域の指定及びグラフ表示などを行うためのUIの例を示す図である。画像表示ウィンドウ1301は、画像取得部101が取得した画像データが表す画像を表示するためのウィンドウである。表示制御部104は、画像表示ウィンドウ1301において、線分1302の指定を受け付ける。ユーザにより入力デバイス1010を介して始点と終点とが指定されると、その2点を結ぶ線分1302が指定される。グラフ表示ウィンドウ1303は、線分1302においてブロック毎に導出された色情報及び差分情報に基づいたグラフを表示するためのウィンドウである。本実施形態におけるグラフは、縦軸がa、横軸がbであるa2次元平面のグラフである。グラフにプロットされる点1304の位置は、対応するブロックの色情報(a値)に基づいて決まる。また、点1304の大きさは、対応するブロックの差分情報に基づいて決まる。条件設定ボタン1305は、差分情報の導出条件を設定するためのボタンである。画像読み込みボタン1306は、対象の画像データを指定するためのボタンである。終了ボタン1307は、処理を終了するためのボタンである。
<第2実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置は、画像において指定された線分上の色情報及び差分情報に基づいてグラフを表示する。これにより、画像における色の連続性や細かい色の変化を容易に評価することができる。特に、ユーザは、画像において連続性を有する領域の特異点を容易に認識することができる。
[第3実施形態]
本実施形態においては、画像データが表す画像にローパスフィルタ(LPF)を適用し、フィルタ処理後の画像を基に色情報を導出する。尚、本実施形態における画像処理装置のハードウェア構成及び論理構成は第1実施形態のものと同等であるため、説明を省略する。以下において、本実施形態と第1実施形態とで異なる部分を主に説明する。尚、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
<画像処理装置が実行する処理>
図14は画像処理装置1が実行する処理を示すフローチャートである。図14のフローチャートが示す処理は、ユーザによって入力デバイス1010を介して指示が入力され、CPU1001が入力された指示を受け付けることにより開始する。尚、S201~S207の処理は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
S1401において、画像取得部101は、対象領域に対してLPFを用いたフィルタ処理を行う。画像取得部101は、LPFとして公知の移動平均フィルタを用いるが、特定の周波数帯をカットするフィルタ等をLPFとして用いても良い。尚、LPFを適用することにより、対象領域において上述した実施形態よりも広範囲の色情報を平均することになるため、差分を導出するブロック間の相対的な距離が広がってしまう。そのため、本実施形態においては、一部の画素を重複させるようにブロックを設定することにより、適切な距離間隔で色情報を導出する。ブロック間の位置関係について図15を用いて模式的に説明する。対象領域1501に、着目ブロック1502と、着目ブロックとの色の差分を導出する対象ブロック1503とが含まれている。ブロック間には重複領域1504が設けられており、LPFの大きさに合わせて重複領域1504の大きさも変更することができる。
<第3実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置は、画像に対してLPFを適用することにより、画像におけるノイズを低減する。これにより、ノイズの影響による特異点の発生を抑制し、画像において連続性を有する領域の特異点を容易に認識することができる。
[その他の実施形態]
上述した実施形態においては、対象領域における全てのブロックの色情報を表示したが、色情報を表示するブロックを選択しても良い。図16にブロックを選択するためのUIを模式的に示す。コンボボックス1601は、差分の符号がどの場合に点のプロットを行うかを選択するためのコンボボックスである。「正」が選択されると、差分の符号が正のブロックに対応する点のみがプロットされる。「負」が選択されると、差分の符号が負のブロックに対応する点のみがプロットされる。「両方」が選択されると、差分の符号が正と負とのどちらであっても点がプロットされる。コンボボックス1602は、差分の大きさに対する閾値を設定するためのコンボボックスである。差分の大きさが閾値より大きいブロックに対応する点のみがプロットされる。この処理は、差分情報の導出条件を設定する処理と併せて行われる。このように、より簡素なグラフ表示を行うことにより、特異点を用意に認識することができる。尚、コンボボックス1602について、差分の大きさが閾値以下、又は、閾値に近い値であるブロックに対応する点のみがプロットされるようにしても良い。
上述した実施形態におけるブロックは複数の画素から構成されたが、1画素を色情報の導出単位であるブロックとしても良い。つまり、対象領域において画素毎に色情報及び差分情報を導出しても良い。
上述した実施形態においては、差分情報の導出条件を設定する処理を差分情報を導出する処理の直前に行ったが、差分情報を導出する処理の前であればいつ行っても良い。例えば、画像データを取得する処理の前であっても良い。
上述した実施形態においては、ブロック毎に画素値の代表値として平均値を導出したが、中央値や最大値等の他の値を代表値としても良い。
上述した実施形態においては、a2次元平面のグラフを表示したが、他の軸から成る平面であっても良いし、3次元グラフであっても良い。
上述した実施形態においては、差分情報の種類(導出方法)の例として明度差ΔLや色差ΔE1976を示したが、彩度差ΔC、色相差ΔH、ΔE1994やΔE2000等の他の値であっても良い。
上述した実施形態においては、色情報をL値としたが、JCH値等の他の値であっても良い。
上述した実施形態においては、隣接ブロックの位置の例として着目ブロックの右隣りや下を示したが、上や左隣等であっても良い。
上述した実施形態においては、ユーザにより対象領域の始点と終点とが指定されるが、他の方法により対象領域が指定されても良い。例えば、マウスや指を用いたドラッグ操作により対象領域が指定されても良い。
上述した実施形態においては、画像において1つの対象領域が指定されたが、複数の領域が指定されても良い。この場合、複数の対象領域それぞれに対応するグラフを表示しても良いし、ユーザの指示に従って表示するグラフを切り替えても良い。また、画像全体が対象領域であっても良い。
上述した実施形態においては、画像における対象領域に対して色変換を行ったが、画像全体に対して色変換を行っても良い。この場合、色変換後の画像をグラフと併せて表示するようにしても良い。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像処理装置
103 差分情報導出部
104 表示制御部

Claims (12)

  1. 画像に含まれる複数の領域それぞれに対して、近傍の領域との色の差分情報を導出する導出手段と、
    前記差分情報に基づいて、前記複数の領域それぞれに対応する色情報を色空間にプロットして表示手段に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の領域は、前記画像において設定される対象領域に含まれる領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の領域それぞれは、前記画像における複数の画素を含む領域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の領域それぞれは、前記画像における1画素に対応する領域であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記色情報として前記色空間にプロットされる点の表示方法を前記差分情報に応じて決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記色情報として前記色空間にプロットされる点の大きさを前記差分情報に応じて決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記差分情報が表す色の差分が大きくなるにつれて、前記点を大きく表示することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記色情報として前記色空間にプロットされる点の色を前記差分情報に応じて決定することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記点の色を前記差分情報が表す色の差分の符号に応じて決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像における、前記複数の領域に含まれる領域から前記近傍の領域への方向を設定する設定手段をさらに有し、
    前記導出手段は、前記設定された方向に基づいて、前記差分情報を導出することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. コンピュータを請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. 画像に含まれる複数の領域それぞれに対して、近傍の領域との色の差分情報を導出する導出ステップと、
    前記差分情報に基づいて、前記複数の領域それぞれに対応する色情報を色空間にプロットして表示手段に表示する表示制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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