JP2011039611A - 表示画像形成装置及び切出画像表示方法 - Google Patents

表示画像形成装置及び切出画像表示方法 Download PDF

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偉志 渡邊
Sumio Yokomitsu
澄男 横光
Hirobumi Fujii
博文 藤井
Takeshi Fujimatsu
健 藤松
Yuichi Matsumoto
裕一 松本
Michio Miwa
道雄 三輪
Masaki Sugiura
雅貴 杉浦
Mikio Morioka
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Abstract

【課題】回転後の各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかをユーザに容易に認識させることができる表示画像形成装置を提供すること。
【解決手段】表示画像形成装置10は、全方位画像からターゲットを含む所定領域の切出画像を切り出す画像切出部12と、各切出画像を、全方位画像S10における基準方向に対する、各ターゲットが存在する方向の角度ぶん回転させることで、各切出画像の向きを前記基準方向に合わせる画像回転部14と、各切出画像に対応する前記角度に応じて、各切出画像に付随させる補助画像の色を決定する補助色決定部17と、回転後の各切出画像に、補助色決定部17によって決定された色の補助画像を付随させて表示装置30に表示させる表示制御部15と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画像形成装置及び切出画像表示方法に関し、特に全方位カメラにより得られた全方位画像からターゲット画像を切り出して表示する技術に関する。
全方位カメラは、1台のカメラで広い視野範囲の画像を得ることができるため、種々の分野で広く用いられている。全方位カメラは、例えば監視システム等に用いられている。全方位カメラは、全方位レンズ光学系や全方位ミラー光学系を用いることで、全方位画像を得ることができるようになっている。
全方位カメラにより得られる全方位画像は、同心円状の画像である。一般に、全方位画像を表示装置の表示画面に表示する場合には、同心円状の画像をパノラマ展開画像に変換する。但し、同心円状の画像を単純にパノラマ展開すると、歪み等が生じて、見た目上違和感のある画像となってしまう。これを解消するため、同心円状の画像をパノラマ展開するときには、一般に、歪補正が行われる。
歪補正の例としては、非特許文献1に記載されたものがある。非特許文献1には、同心円状の画像からパノラマ展開画像を形成するときのサンプリング間隔を、同心円状の画像の半径方向で変えることで、縦横比の変動しないパノラマ展開画像を得ることができる技術が開示されている。
また、従来、全方位画像(パノラマ展開画像)の全てを表示するのではなく、全方位画像に含まれる特定領域の画像のみを切り出して、この切出画像を拡大して表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。これにより、ユーザが特に見たいと思っている特定領域の画像が拡大表示されるので、特定領域(切出画像)の視認性を向上させることができる。
しかしながら、全方位画像から特定領域の切出画像を切り出して表示する場合、切出画像には回転処理及び歪補正処理が施されるので、ユーザは、全方位画像と切出画像との関連を直感的に把握し難くなる。
特許文献1には、全方位画像と切出画像とを関連付けて表示することにより、全方位画像中のどの位置の画像が切り出されて表示されているかを、ユーザが認識できるようにする技術が開示されている。具体的には、縮小された全方位画像と拡大された切出画像とが同一画面上に表示され、さらに全方位画像に、全方位画像中での切出画像の位置が明示される。
国際公開第2007/125825号パンフレット
佐藤辰雄、「全方位カメラのためのパノラマ画像展開(Extension Method for Omni-directional Camera)」、大分県産業科学技術センター研究報告、2003年6月、pp.9-11
ところで、特許文献1に記載された切出画像の表示方法では、全方位画像中での切出画像の位置を明示するようになっており、切出画像の数が少ない場合などには、ユーザは表示画像から全方位画像と切出画像との対応関係を比較的容易に認識できると考えられる。
しかしながら、切出画像の数が多くなるにつれて、ユーザは、全方位画像と切出画像との関係を認識し難くなる。つまり、特許文献1の図6で例示されているように、全方位画像を上・下・左・右・中央の5つの領域程度に区分するのであれば、ユーザは比較的容易に全方位画像と切出画像との関係を認識できると考えられるが、さらに細かい領域に区分すると、切出画像の表示が複雑化し、全方位画像と切出画像との関係を一目で認識することが困難になると考えられる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、回転後の各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかをユーザに容易に認識させることができる表示画像形成装置及び切出画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の表示画像形成装置の一つの態様は、全方位画像から表示画像を形成する表示画像形成装置であって、前記全方位画像から、ターゲットを含む所定領域の切出画像を切り出す画像切出部と、前記各ターゲットの前記全方位画像における位置に基づいて、前記切出画像の表示形態を決定する表示形態決定部と、前記表示形態決定部で決定した表示形態で、前記切出画像を表示装置に表示させる表示制御部と、を具備する。
本発明の切出画像表示方法の一つの態様は、全方位画像から切出画像を切り出して表示する切出画像表示方法であって、前記全方位画像から、ターゲットを含む所定領域の切出画像を切り出すステップと、前記各ターゲットの前記全方位画像における位置に基づいて、前記切出画像の表示形態を決定するステップと、決定された前記表示形態で、前記切出画像を表示装置に表示させるステップと、を含む。
本発明によれば、切出画像の数が多くなった場合でも、回転後の各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかをユーザに容易に認識させることができる。
本発明の実施の形態1に係る表示画像形成装置の構成を示すブロック図 ターゲット位置算出の説明に供する図 補助色決定部に設けられた補助色決定テーブルの構成例を示す図 実施の形態1の表示例を示す図 表示画像形成装置の動作の説明に供するフローチャート 実施の形態1の表示例を示す図 実施の形態2の表示画像形成装置の構成を示すブロック図 実施の形態2の表示例を示す図 実施の形態3の表示画像形成装置の構成を示すブロック図 実施の形態3の表示例を示す図 実施の形態の他の表示例を示す図 実施の形態の他の表示例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
[1]構成
図1に、本発明の実施の形態1に係る表示画像形成装置の構成を示す。表示画像形成装置10は、全方位カメラ20により撮像された全方位画像S10を入力し、この全方位画像S10を用いて、表示装置30に表示画像を表示させるための表示制御信号S20を形成する。
全方位カメラ20は、全方位レンズ光学系や全方位ミラー光学系を用いることで、同心円状の全方位画像を得ることができるようになっている。全方位カメラ20は、例えば天井又は床に取り付けられ、地表上方から地表方向を、又は、地表方向から地表上方を撮像することで全方位画像S10を得る。本実施の形態の例では、全方位カメラ20は、交差点の上方に地表方向に向けて取り付けられ、交差点の上方から交差点を見た全方位画像S10を撮像する。
表示画像形成装置10は、全方位画像S10を、ターゲット検出部11、画像切出部12及び表示制御部15に入力する。
ターゲット検出部11は、全方位画像S10に含まれるターゲットを検出する。ターゲットは、例えば人物である。また、ターゲットは、車輌等の物体でもよい。ターゲット検出部11は、パターンマッチング等の画像処理を行うことで、全方位画像からターゲットを検出する。また、ターゲット検出部11は、ターゲットとなる人物又は物体に付帯された無線タグ等からのセンシング信号を受信することで、ターゲットを検出してもよい。さらに、ターゲット検出部11は、ユーザによりマウスカーソル等で指定された位置をターゲットとして検出してもよい。
ターゲット検出部11は、検出したターゲットの位置を示すターゲット位置情報S11を出力する。ここで、ターゲット位置情報S11は、全方位画像S10と同一の撮像座標系において、全方位カメラ20のカメラ中心座標(全方位画像の中心といってもよい)を原点(0,0)とした(x,y)座標で示される情報である。なお、上述した無線タグを用いたセンシングのように、全方位画像S10を用いた画像処理以外の方法でターゲットの位置(ターゲットの実空間座標)を検出した場合には、ターゲット検出部11は、この実空間座標を全方位カメラ20の撮像座標系に変換してから出力する。
画像切出部12は、全方位画像S10及びターゲット位置情報S11を入力し、全方位画像S10からターゲットを含む所定領域の画像を切り出すことで、切出画像を得る。画像切出部12は、ターゲット検出部11によって複数のターゲットが検出された場合には、各ターゲットに対応した画像を切り出すことで、複数の切出画像を得る。
歪補正部13は、各切出画像に対して歪補正を施す。本実施の形態では、歪補正は、各切出画像について、ターゲットを中心に、全方位画像S10における半径方向で画素の補間間隔又はサンプリング間隔を変えることで、行われる。この歪補正により、縦横比の変動しない、見た目上違和感の無い切出画像が形成される。なお、歪補正については、例えば非特許文献1に記載されている技術、又は、その他の従来提案されている種々の技術を適用してよい。
画像回転部14は、歪補正後の切出画像を入力し、各切出画像を各ターゲットの角度θに応じて回転させることで、各切出画像の向きを基準方向に合わせる。角度θは、全方位画像S10の基準方向に対する、ターゲットが存在する方向の角度を示す情報である。角度θについては、以下で詳述する。
ターゲット位置算出部16は、全方位カメラ20のカメラ中心座標(全方位画像の中心といってもよい)を原点(0,0)として(x,y)座標で示されるターゲット位置情報S11を入力し、このターゲット位置情報S11から角度θ及び距離dを算出する。
図2を用いて、角度θ及び距離dについて説明する。図2において、全方位画像100は、交差点の上方に地表方向に向けて取り付けられた全方位カメラ20によって撮像された画像の例である。ターゲットT1は人物である。全方位画像100の中心(カメラ20の撮像中心といってもよい)C1を通る1つの方向が、基準方向D1として設定されている。中心C1の座標は(0,0)である。ターゲットT1の座標は(x,y)である。ターゲット位置算出部16は、ターゲットT1と中心C1とを結ぶ直線と、基準方向D1とのなす角度(基準方向D1からの時計回りの角度)を、角度θとして算出する。また、ターゲット位置算出部16は、中心C1からターゲットT1までの距離dを算出する。
具体的には、角度θはsin(π/2−θ)=y/√(x+y)、距離dはd=√(x+y)として求めることができる。
ターゲット位置算出部16は、角度θ及び距離dを補助色決定部17に送出し、角度θを画像回転部14に送出する。
補助色決定部17は、各切出画像に付随させる補助画像の色を決定する。本実施の形態の場合には、各切出画像に補助画像として補助色決定部17によって決定された色の枠を付随させるようになっている。補助色決定部17は、各ターゲット(各切出画像といってもよい)の角度θ及び距離dに基づく色を決定する。補助色決定部17は、テーブルを用いて、各切出画像の補助画像の色を決定する。
図3に、テーブルの構成例を示す。図3に示すように、テーブルには、角度θに応じた色相が設定されていると共に、距離dに応じた色の濃さ(彩度又は飽和度といってもよい)が設定されている。補助色設定部17は、角度θを読み出しアドレスとして色相を決定すると共に、距離dを読み出しアドレスとして色の濃さを決定する。これにより、各ターゲット(各切出画像)の角度θに応じた色相でかつ距離dに応じた濃さを有する色が、各ターゲット(各切出画像)毎に決定される。補助色決定部17によって決定された各切出画像の色情報S13は、表示制御部15に送出される。
表示制御部15は、全方位画像S10、切出画像S12及び色情報S13を入力する。表示制御部15は、全方位画像S10と切出画像S12とを表示装置30に表示するための表示制御情報S20を形成し、これを表示装置30に送出する。加えて、表示制御部15は、各切出画像に、各切出画像に対応する色情報S13に基づく色の枠を付随させて表示するための情報を表示制御信号S20に含める。さらに、表示制御部15は、切出画像の拡大率等を制御する。
なお、上述したように、補助色決定部17は、各ターゲットの全方位画像における位置に基づいて、切出画像に関する表示形態を決定するものなので、表示形態決定部と呼ぶこともできる。
[2]表示画像
図4に、表示画像形成装置10によって形成され、表示装置30に表示される表示画像の例を示す。
表示装置30の表示画面200には、全方位画像100と、切出画像G1、G2、G3とが同時に表示される。図4は、ターゲット検出部11によって3つのターゲットT1、T2、T3が検出された例を示し、それぞれターゲットT1、T2、T3を含む3つの切出画像G1、G2、G3が表示されている。
全方位画像100の周囲には、全方位画像100を周回するように配色パターン110が表示される。配色パターン110は、図3の「色相」に対応するものであり、基準方向D1からの時計回りの角度に応じて、順次、黄→緑→青→紫→赤→橙→黄の色が表示される。
各切出画像G1、G2、G3には、各切出画像G1、G2、G3(各ターゲットT1、T2、T3)の角度θに応じた色相でかつ距離dに応じた濃さの色でなる枠F1、F2、F3が補助画像として付随されている。具体的には、ターゲットT1は緑系領域に存在するのでターゲットT1を含む切出画像G1の枠F1は緑とされ、ターゲットT2は青系領域に存在するのでターゲットT2を含む切出画像G2の枠F2は青とされ、ターゲットT3は赤系領域に存在するのでターゲットT3を含む切出画像G3の枠F3は赤とされている。
なお、ここでは説明を簡単化するために、枠F1、F2、F3の色相がそれぞれ緑、青、赤であると説明したが、勿論、枠F1、F2、F3の色相は、各切出画像G1、G2、G3(各ターゲットT1、T2、T3)の角度θに応じたものとなっている。また、枠F1、F2、F3の色の濃さは、各切出画像G1、G2、G3(各ターゲットT1、T2、T3)の全方位画像100の中心C1から距離dに応じたものとなっている。
[3]動作
図5は、表示画像形成装置10の処理手順を示すフローチャートである。表示画像形成装置10は、ステップST10で処理を開始すると、ステップST11で、全方位画像S10を入力する。
ステップST12では、ターゲット検出部11が全方位画像S10に含まれるターゲットを検出する。次に、ステップST13で画像切出部12が全方位画像から検出されたターゲットを含む所定領域の画像を切り出し、ステップST14で歪補正部13が切出画像に対して歪補正処理を施す。
ステップST15では、ターゲット位置算出部16が角度θと距離dを算出する。続く、ステップST16では、補助色決定部17が角度θと距離dに基づき各切出画像に付随される補助画像の色を決定する。また、ステップST17では、画像回転部14が角度θに応じて切出画像を回転する。
続くステップST18では、表示制御部15が回転後の切出画像に、決定した色の枠を付随させて表示させる。表示画像形成装置10は、ステップST19で処理を終了する。
[4]効果
以上説明したように、本実施の形態によれば、各切出画像に各切出画像の角度θ及び距離dに基づく色の枠を補助画像として付随させて表示したことにより、回転後の各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかをユーザに容易に認識させることができる表示画像形成装置10を実現できる。
また、本実施の形態によれば、各切出画像の切出位置が色によって表現されているので、各切出画像の表示位置を切出位置に対応づけてなくても、ユーザは色によって切出位置を認識できるようになる。例えば、特許文献1に示されている表示方法では、切出画像の表示位置が切出位置によって拘束されてしまうので、表示画面の面積を最大に使って切出画像を表示することが困難となり、その結果、切出画像の拡大率をあまり大きくできない場合等が生じると考えられる。これに対して、本実施の形態の方法を用いれば、例えば図6に示すように、全方位画像の位置とは無関係に切出画像G1、G2を表示しても、ユーザは色によって切出位置を認識できる。この結果、切出画像を柔軟に配置することができる。
なお、本実施の形態では、角度θ及び距離dに基づく色の補助画像を切出画像に付随させて表示する場合について述べたが、角度θのみによって補助画像の色を決定してもよい。
また、本実施の形態では、切出画像と全方位画像とを同時に表示する場合について述べたが、全方位画像は必ずしも同時に表示する必要はない。
さらに、本実施の形態では、画像切出後に歪補正を行う場合について述べたが、歪補正後に画像切出を行ってもよく、または、画像切出と歪補正を同時に行ってもよい。
(実施の形態2)
図1との対応部分に同一符号を付して示す図7に、実施の形態2の表示画像形成装置の構成を示す。表示画像形成装置40は、配置位置決定部41を有することを除いて、実施の形態1の表示画像形成装置10(図1)と同様の構成でなる。
配置位置決定部41は、各切出画像(ターゲット)に対応する角度θ及び距離dを入力し、各切出画像の配置位置を決定し、各切出画像の配置位置を示す配置情報S14を表示制御部15に送出する。
図8に、表示画像形成装置40によって形成され、表示装置30に表示される表示画像の例を示す。
各切出画像G1、G2、G3には、実施の形態1と同様に、補助色決定部17によって決定された色の枠F1、F2、F3が付随されている。
また、本実施の形態の場合、各切出画像G1、G2、G3は、全方位画像100の中心Cと各ターゲットT1、T2、T3とを結ぶ直線の延長線上に配置されて表示される。つまり、ターゲットT1を含む切出画像G1は中心C1とターゲットT1とを結ぶ直線の延長線上に配置され、ターゲットT2を含む切出画像G2は中心C1とターゲットT2とを結ぶ直線の延長線上に配置され、ターゲットT3を含む切出画像G3は中心C1とターゲットT3とを結ぶ直線の延長線上に配置される。
実際上、配置位置決定部41は、中心C1と各ターゲットT1、T2、T3とを結ぶ直線を各ターゲットT1、T2、T3に対応する角度θに基づいて求め、その直線の延長線上のどの位置に各切出画像を配置するかを各ターゲットT1、T2、T3に対応する距離情報dを所定倍することで求める。
これにより、ユーザは、切出画像に付加された枠F1、F2、F3の色と切出画像の配置位置の両方で、切出画像の全方位画像100上での位置を認識できるので、全方位画像100のどの位置から切出画像を切り出したのかを、より容易に認識できるようになる。
(実施の形態3)
図1との対応部分に同一符号を付して示す図9に、実施の形態3の表示画像形成装置の構成を示す。表示画像形成装置50は、実施の形態1の表示画像形成装置10(図1)の補助色決定部17に代えて補助図形決定部51を有することを除いて、表示画像形成装置10と同様の構成でなる。
補助図形決定部51は、各ターゲットの角度θを入力し、角度θに応じた補助図形を形成し、補助図形情報S15を表示制御部15に送出する。
表示制御部15は、回転後の切出画像に角度θに応じた補助図形が付随された表示画像を、表示装置30に表示させる。
図10に、表示画像形成装置50によって形成され、表示装置30に表示される表示画像の例を示す。
図10に示すように、各切出画像G1、G2、G3の脇に、全方位画像100から切出画像を切り出した際のターゲットT1、T2、T3である人物の向きを示す補助図形K1、K2、K3が補助画像として表示される。
全方位画像100中でのターゲット(人物)の向きを示す補助図形K1、K2、K3は、全方位画像100の基準方向D1に対する、ターゲットT1、T2、T3が存在する方向の角度θに応じて図形の方向が変えられている。すなわち、ターゲットT1は基準方向D1に存在するので(角度θ=0)、ターゲットT1を含む切出画像G1に付随される補助図形K1は正立して表示される。また、ターゲットT2は基準方向D1からほぼ120°の角度に存在するので、ターゲットT2を含む切出画像G2に付随される補助図形K2は正立状態からほぼ120°回転されて表示される。さらに、ターゲットT3は基準方向D1からほぼ200°の角度に存在するので、ターゲットT3を含む切出画像G3に付随される補助図形K3は正立状態からほぼ200°回転されて表示される。
これにより、ユーザは、補助図形K1、K2、K3に基づいて、各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかを認識できる。
なお、上述したように、補助図形決定部51は、各ターゲットの全方位画像における位置に基づいて、切出画像に関する表示形態を決定するものなので、表示形態決定部と呼ぶこともできる。
このように、本実施の形態によれば、各切出画像(ターゲット)に対応する角度に応じた図形の補助図形K1、K2、K3を補助画像として、各切出画像に付随して表示したことにより、回転後の各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかをユーザに容易に認識させることができる表示画像形成装置50を実現できる。
(他の表示画像例)
次に、実施の形態1の表示画像形成装置10(図1)及び実施の形態2の表示画像形成装置40(図7)によって形成する他の表示画像の例を示す。
[1]表示画像例1
図11に、表示画像形成装置10(図1)によって形成される表示画像の例を示す。切出画像G1には、内枠F10と、外枠F20が付随されている。内枠F10の色は、現在のターゲットT1(切出画像G1)の位置を示す色とされている。
内枠F10の色は、実施の形態1で説明したのと同様に、ターゲットT1の角度θ及び距離dに基づいて、補助色決定部17によって決定される。図11の例の場合、内枠F10の色は、緑とされている。
外枠F20の色は、現在のターゲットT1(切出画像G1)の位置に隣接する位置の色とされる。外枠F20を形成する上側の辺F21は、現在位置よりも全方向画像の中心C1から離れた位置を示すので、内枠F20よりも濃い色(濃い緑)とされる。外枠F20を形成する下側の辺F22は、現在位置よりも中心C1に近い位置を示すので、内枠F20よりも薄い色(薄い緑)とされる。外枠F20を形成する右側の辺F23は、現在位置よりも基準方向D1に対して角度θが大きい位置を示すので、青色とされる。外枠F20を形成する左側の辺F24は、現在位置よりも基準方向D1に対して角度θが小さい位置を示すので、黄色とされる。この外枠F20の色は、現在の角度θを基準にして、補助色決定部17によって決定すればよい。
このように、ターゲット(切出画像)の現在位置を示す色に加えて、現在位置に隣接する位置を示す色を表示することにより、ユーザは、ターゲットがどの方向に移動しているかを容易に認識できるようになる。例えば、ターゲットT1が右側を向いて歩いている切出画像G1が表示された場合、ユーザは、ターゲットT1が青色領域に移動していることを認識できる。
[2]表示画像例2
図12に、表示画像形成装置40(図7)によって形成される表示画像の例を示す。図12の表示画像では、全方位画像の中心C1からターゲットまでの距離dに応じて、切出画像のサイズが変化されている。具体的には、距離dが大きいほど、切出画像のサイズが小さくされている。これにより、ユーザは、切出画像のサイズに基づいて、ターゲットが全方位画像の中心C1からどれだけ離れた距離に存在するかをより直感的に認識できるようになる。
(他の実施の形態)
上述の実施の形態の表示画像形成装置は、メモリ・CPUを含むパソコン等のコンピュータによって構成することができる。そして、表示画像形成装置を構成する各構成要素の機能は、メモリ上に記憶されたコンピュータプログラムをCPUが読み出して実行処理することで実現できる。
本発明は、回転後の各切出画像が全方位画像のどの位置から切り出されたものかをユーザに容易に認識させることができる効果を有し、例えば全方位カメラが用いられた監視システムに適用可能である。
10、40、50 表示画像形成装置
11 ターゲット検出部
12 画像切出部
13 歪補正部
14 画像回転部
15 表示制御部
16 ターゲット位置算出部
17 補助色決定部
20 全方位カメラ
30 表示装置
41 配置位置決定部
51 補助図形決定部
C1 全方位画像の中心
D1 基準方向
F1、F2、F3 枠(補助画像)
F10 内枠
F20 外枠
G1、G2、G3、S12 切出画像
K1、K2、K3 補助図形
S10、100 全方位画像
S13 色情報
S14 配置情報
S15 補助図形情報
S20 表示制御信号
T1、T2、T3、T4 ターゲット

Claims (9)

  1. 全方位画像から表示画像を形成する表示画像形成装置であって、
    前記全方位画像から、ターゲットを含む所定領域の切出画像を切り出す画像切出部と、
    前記各ターゲットの前記全方位画像における位置に基づいて、前記切出画像の表示形態を決定する表示形態決定部と、
    前記表示形態決定部で決定した表示形態で、前記切出画像を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を具備する表示画像形成装置。
  2. 前記画像切出部によって得られた各切出画像を、前記全方位画像における基準方向に対する、各ターゲットが存在する方向の角度に応じて回転させることで、各切出画像の向きを前記基準方向に合わせる画像回転部を、さらに備える、
    請求項1に記載の表示画像形成装置。
  3. 前記表示形態決定部は、
    前記画像回転部により得られた回転後の各切出画像に付随して表示させる補助画像を、各切出画像に対応する前記角度に基づいて決定する、または、
    前記画像回転部により得られた回転後の各切出画像を表示させる位置を、各切出画像に対応する前記角度を用いて全方位画像の中心と各ターゲットとを結ぶ直線の延長線上に決定する、
    請求項2に記載の表示画像形成装置。
  4. 各切出画像に対応する前記角度に応じて、各切出画像に付随させる補助画像の色を決定する補助色決定部を、具備し、
    前記表示制御部は、前記補助色決定部によって決定された色の補助画像を、前記回転後の各切出画像に付随して表示させる、
    請求項3に記載の表示画像形成装置。
  5. 前記補助色決定部は、各切出画像に対応する前記角度に基づいて、各切出画像に付随させる補助画像の色相を決定し、かつ、前記全方位画像の中心から各切出画像までの距離に基づいて、各切出画像に付随させる補助画像の色の濃さを決定する、
    請求項4に記載の表示画像形成装置。
  6. 各切出画像に対応する前記角度に応じて、各切出画像に付随させる補助画像の図形を決定する補助図形決定部を、具備し、
    前記表示制御部は、前記補助図形決定部によって決定された図形の補助画像を、前記回転後の各切出画像に付随して表示させる、
    請求項3に記載の表示画像形成装置。
  7. 前記補助色決定部は、各切出画像に対応する前記角度に応じて、各ターゲットが現在存在する位置に対応する色と、各ターゲットが現在存在する位置に隣接した位置に対応する色とを決定し、
    前記表示制御部は、前記補助画像として、各ターゲットが現在存在する位置に対応する色の枠と、各ターゲットが現在存在する位置に隣接した位置に対応する色の枠を、前記回転後の各切出画像に付随して表示させる、
    請求項4に記載の表示画像形成装置。
  8. 全方位画像から切出画像を切り出して表示する切出画像表示方法であって、
    前記全方位画像から、ターゲットを含む所定領域の切出画像を切り出すステップと、
    前記各ターゲットの前記全方位画像における位置に基づいて、前記切出画像の表示形態を決定するステップと、
    決定された前記表示形態で、前記切出画像を表示装置に表示させるステップと、
    を含む切出画像表示方法。
  9. コンピュータに、
    前記全方位画像から、ターゲットを含む所定領域の切出画像を切り出すステップと、
    前記各ターゲットの前記全方位画像における位置に基づいて、前記切出画像の表示形態を決定するステップと、
    決定された前記表示形態で、前記切出画像を表示装置に表示させるステップと、
    を実行させるプログラム。


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