JP2022087539A - 回転ベゼル構造及び時計 - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、大型化を抑制しつつ、回転ベゼルの空回りを抑制した回転ベゼル構造を提供できる。
さらに、弾性部材の両端部に当接体が配置されることにより、弾性部材及び各当接体をパイプ内に収容した状態で保持できる。つまり、パイプ、弾性部材、第一当接体及び第二当接体を一体化できる。これにより、製造時における組み立て作業性及びメンテナンス時における分解作業性を向上できる。
したがって、大型化を抑制しつつ、回転ベゼルの空回りを抑制した回転ベゼル構造を提供できる。
したがって、大型化を抑制しつつ、回転ベゼルの空回りを抑制した回転ベゼル構造を備えた、操作性及び機能性に優れた時計を提供できる。
(時計)
図1は、第1実施形態に係る時計10の断面図である。
時計10は、時計ケース2を含む回転ベゼル構造1や、時計ケース2の内側に収容されるムーブメント11、時刻に関する情報を示す不図示の目盛り等を有する不図示の文字板及び文字板を覆うガラス6、裏蓋7、不図示の各種指針等が組み込まれて構成されている。時計10は、回転ベゼル構造1と、ムーブメント11と、を備える。時計10は、例えば腕時計である。以下の説明では、裏蓋7から文字板(ガラス6)に向かう方向を上側、その反対側を下側として説明する。また、上側から下側を見ることを「平面視」と称する。
時計ケース2は、平面視において、円環状に形成されている。時計ケース2の内部には、ムーブメント11が収容される空間が設けられている。時計ケース2における上側の面は、例えばガラス6等の透明な材料により形成され、内部の文字板(不図示)が視認可能な上面となっている。時計ケース2における下側の面は、例えば裏蓋7により形成され、時計10の装着時に使用者の腕側に位置する下面となっている。
時計ケース2の上面には、詳しくは後述する回転ベゼル3が回転可能に取り付けられている。時計ケース2は、内周部に段差部23を有する。段差部23は、時計ケース2の内周面及び上側の面に開口するとともに、時計ケース2の外周部及び下方に向かって凹んでいる。段差部23は、時計ケース2の平面視において円環状に形成されている。段差部23には、円環状のガラス縁25が嵌め込まれている。ガラス縁25と時計ケース2との間には、例えば圧縮パッキンが設けられている。ガラス縁25は、圧縮パッキンを介して時計ケース2の段差部23に軽圧入されることにより、時計ケース2に固定されている。ガラス縁25は、時計ケース2の上面よりも上方に突出している。ガラス縁25の内周部には、ガラス6が取り付けられている。
回転ベゼル3は、平面視において、時計ケース2と同等のサイズの円環状に形成されている。回転ベゼル3は、平面視において、時計ケース2と重なるように配置されている。回転ベゼル3は、摺動パッキン26を介してガラス縁25の外周部に回転可能に取り付けられている。摺動パッキン26は、ガラス縁25の外周部に形成された係合溝27に収容されている。摺動パッキン26は、ガラス縁25の外周部の全周に亘って連続して設けられている。摺動パッキン26に対して回転ベゼル3が回転することにより、回転ベゼル3は、時計ケース2に対して、時計ケース2の円環状の中心を回転中心として回転可能に取り付けられている。回転ベゼル3の時計ケース2と対向する面には、複数の溝33が形成されている(図3も参照)。溝33は、円環状に形成された回転ベゼル3の径方向に沿って延びている。複数の溝33は、回転ベゼル3の周方向において互いに一定の間隔をあけて形成されている。
図2は、第1実施形態に係るクリックピンユニット4の部分断面図である。図3は、図1のIII部拡大図である。図3では、パイプ41の形状を簡略化して図示している。
図1及び図3に示すように、クリックピンユニット4は、時計ケース2の凹部21に収容されている。図2に示すように、クリックピンユニット4は、パイプ41と、弾性部材42と、第一当接体43と、第二当接体44と、を有する。
次に、上述の回転ベゼル構造1及び時計10の作用、効果について説明する。
本実施形態の回転ベゼル構造1によれば、パイプ41の内部には、弾性部材42と、弾性部材42の両端部42a,42bにそれぞれ設けられる第一当接体43及び第二当接体44と、が収容されている。第一当接体43は、弾性部材42の第一端部42aに接続され、第一当接体43の一部は、パイプ41から外側に突出する。このため、第一当接体43は、パイプ41から突出した状態でパイプ41に対して上下方向(パイプ41の軸方向)に沿ってストローク可能となっている。回転ベゼル3を回転させると、回転ベゼル3の溝33と第一当接体43とが係合又は離脱を交互に繰り返す。これにより、回転ベゼル3を回転させた際に、回転ベゼル3にクリック感を付与するとともに、回転ベゼル3の位置決めができる。一方、第二当接体44は、弾性部材42の第二端部42bに接続され、第二当接体44の一部は、パイプ41から外側に突出して凹部21の底部22に接触している。このため、第一当接体43と同様、第二当接体44もパイプ41から突出した状態でパイプ41に対して上下方向に沿ってストローク可能となっている。パイプ41に対して第二当接体44がストロークすると、凹部21内をパイプ41が上下方向に移動する。これにより、パイプ41の移動量と、パイプ41に対する第一当接体43のストローク量と、を合わせた値が実施的な第一当接体43のストローク量となる。よって、弾性部材42の一方の端部のみに当接体(球体)を設ける従来技術と比較して、時計ケース2に対する第一当接体43のストローク量を大きく(本実施形態では約2倍に)することができる。また、第二当接体44は凹部21の底部22に当接するので、第一当接体43及び第二当接体44のストロークを回転ベゼル3に追従するための動作として利用できる。よって、例えば時計ケース2と回転ベゼル3との隙間が大きくなった場合であっても、第一当接体43を回転ベゼル3に確実に当接させることができる。また、当接体43,44を大型化することなくストローク量を増大させることができる。
さらに、弾性部材42の両端部42a,42bに当接体43,44が配置されることにより、弾性部材42及び各当接体をパイプ41内に収容した状態で保持できる。つまり、パイプ41、弾性部材42、第一当接体43及び第二当接体44を一体化できる。これにより、製造時における組み立て作業性及びメンテナンス時における分解作業性を向上できる。
したがって、大型化を抑制しつつ、回転ベゼル3の空回りを抑制した回転ベゼル構造1を備えた、操作性及び機能性に優れた時計10を提供できる。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る回転ベゼル構造201の断面図である。第2実施形態では、第二当接体244がピン状に形成されている点で上述した第1実施形態と相違している。
次に、本発明に係る第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態に係る回転ベゼル構造301の断面図である。第3実施形態では、凹部21の底部322の形状が上述した第1実施形態と相違している。
次に、本発明に係る第4実施形態について説明する。図6は、第4実施形態に係る回転ベゼル構造401の断面図である。第4実施形態では、第二当接体444の構成が上述した第1実施形態と相違している。
第4実施形態の回転ベゼル構造401によれば、第1実施形態と同等の作用、効果を奏することができる。
次に、本発明に係る第5実施形態について説明する。図7は、第5実施形態に係る回転ベゼル構造501の断面図である。第5実施形態では、第二当接体44の代わりに第2の弾性部材550を設けた点で上述した第1実施形態と相違している。
パイプ541は、凹部21に収容された状態で、下側に位置する端部41bが閉塞された有底円筒状に形成されている。弾性部材42及び当接体543は、パイプ541の内部に収容されている。弾性部材42の第一端部42aとパイプ541の開口側の端部41aとの間には、球体状の当接体543が配置されている。当接体543は、弾性部材42の第一端部42aと接続されている。当接体543は、弾性部材42により軸方向の外側(表側)へ向けて付勢されている。無負荷状態において、当接体543の少なくとも一部は、軸方向においてパイプ541より外側に突出している。パイプ541より外側に突出した当接体543の一部は、回転ベゼル3の溝33に係合する。
したがって、大型化を抑制しつつ、回転ベゼル3の空回りを抑制した回転ベゼル構造501を提供できる。
次に、本発明に係る第6実施形態について説明する。図8は、第6実施形態に係る回転ベゼル構造601の断面図である。第6実施形態では、第2の弾性部材650としてコイルばね以外の部材を設けた点で上述した第5実施形態と相違している。
第6実施形態の回転ベゼル構造601によれば、第2の弾性部材650としてコイルばね以外の部品を用いた場合であっても、第5実施形態と同等の作用、効果を奏することができる。
例えば、上述の第2実施形態では、第一当接体43を球体状に形成し、第二当接体244をピン状に形成したが、これに限られない。第一当接体43をピン状に形成し、第二当接体44を球体状に形成してもよい。また、第一当接体43及び第二当接体44の両方をピン状に形成してもよい。但し、回転ベゼル3と当接する第一当接体43を球体状に形成することで、回転ベゼル3を回転させた際の回転ベゼル3と第一当接体43との摩擦を軽減できる点で、第一当接体43を球体状に形成した本実施形態の構成は優位性がある。
第5実施形態において、弾性部材42と、第2の弾性部材550と、のバネ定数がそれぞれ異なるようにしてもよい。
2 時計ケース
3 回転ベゼル
10 時計
11 ムーブメント
21 凹部
22,322 底部
33 溝
41 パイプ
42 弾性部材
42a 第一端部
42b 第二端部
43,543,643 第一当接体
44,244,444 第二当接体
251 頭部
252 胴体部
Claims (5)
- 時計ケースと、
前記時計ケースに対して回転可能に取り付けられ、前記時計ケースと対向する面に溝を有する回転ベゼルと、
前記時計ケースに形成され、前記回転ベゼルと対向する面から、前記回転ベゼルと離間する方向へ向けて凹む凹部と、
前記凹部に移動可能に収容される筒状のパイプと、
前記前記パイプの内部に収容され、前記パイプの軸方向に沿って付勢力を作用させる弾性部材と、
前記パイプ内に収容されるとともに、前記軸方向における前記回転ベゼル側に位置する前記弾性部材の第一端部に接続され、少なくとも一部が前記軸方向において前記パイプより外側に突出して前記回転ベゼルの前記溝に係合する第一当接体と、
前記パイプ内に収容されるとともに、前記軸方向における前記回転ベゼルと反対側に位置する前記弾性部材の第二端部に接続され、少なくとも一部が前記軸方向において前記パイプより外側に突出して前記凹部の底部に当接する第二当接体と、
を備える回転ベゼル構造。 - 前記第一当接体及び前記第二当接体は、互いに同等な直径を有する球体状に形成されている請求項1に記載の回転ベゼル構造。
- 前記第一当接体は、球体状に形成され、
前記第二当接体は、前記凹部に当接する頭部と、前記パイプに対して前記軸方向に移動可能な胴体部と、を有するピンである請求項1に記載の回転ベゼル構造。 - 時計ケースと、
前記時計ケースに対して回転可能に取り付けられ、前記時計ケースと対向する面に溝を有する回転ベゼルと、
前記時計ケースに形成され、前記回転ベゼルと対向する面から、前記回転ベゼルと離間する方向へ向けて凹む凹部と、
前記凹部に移動可能に収容される筒状のパイプと、
前記前記パイプの内部に収容され、前記パイプの軸方向に沿って付勢力を作用させる弾性部材と、
前記パイプ内に収容されるとともに、前記軸方向における前記回転ベゼル側に位置する前記弾性部材の第一端部に接続され、少なくとも一部が前記軸方向において前記パイプより外側に突出して前記回転ベゼルの前記溝に係合する当接体と、
前記パイプと前記凹部の底部との間に設けられ、前記パイプを前記軸方向に沿って付勢する第2の弾性部材と、
を備える回転ベゼル構造。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転ベゼル構造と、
前記時計ケースの内側に配置されたムーブメントと、
を備える時計。
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JP (1) | JP7492908B2 (ja) |
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DE202005003029U1 (de) | 2005-02-23 | 2005-10-27 | Damasko, Petra | Uhrengehäuse und Armbanduhr mit einem solchen Gehäuse |
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2020
- 2020-12-01 JP JP2020199521A patent/JP7492908B2/ja active Active
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