JP2022086073A - タイヤストッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】第1には、手を汚さず、楽な姿勢で自動車のタイヤの前後にタイヤストッパを設置し、第2には、タイヤストッパを設置したまま自動車を発車してしまうことを確実に防止する。【解決手段】停車または駐車した自動車のタイヤの前後それぞれに設置して自動車のタイヤを止める一対の輪止め部11a,11aが輪止め部連結バー11bに所定間隔を空けて設けられたタイヤストッパ本体11と、輪止め部連結バー11bの中央部に折り畳み可能に立設して設けられた中空の可傾斜ハンドル部12aと、可傾斜ハンドル部12aの内径よりも外径が僅かに小さく、可傾斜ハンドル部12aの中にその一部を収容したり、引き出すことにより伸縮するハンドル部12bを有し、ユーザが把持するハンドル本体12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、トラック等の自動車の停車または駐車時にタイヤを止めるいわゆる輪止めのタイヤストッパに関する。
従来、トラック等の自動車の停車または駐車時にタイヤを止めるいわゆる輪止めのタイヤストッパとして、例えば、鋼板製の物(例えば、特許文献1参照。)や、把持部が設けられた物(例えば、特許文献2参照。)、さらには前進側タイヤストッパが設けられた前進側タイヤストッパ保持具と後進側タイヤストッパが設けられた後進側タイヤストッパ保持具とを折り畳み可能に設けると共に、それらをゴムひもで連結した物(例えば、特許文献3参照。)が提案されている。
特開2000-185631号公報 特開平11-278224号公報 実用新案登録第3044435号公報
しかし、上述の特許文献1~3に記載の従来のタイヤストッパは、停車または駐車時にユーザが自動車のタイヤに設置する際に腰を曲げてタイヤストッパを設置する必要があり、停車または駐車を頻繁に行う宅配のトラック等の場合には、設置作業が面倒であるという問題があった。
特に、タイヤに当たる輪止め(タイヤ止め)自身を掴む必要がある上述の特許文献1に記載の従来のタイヤストッパの場合は手が汚れたり、特許文献2,3に記載の従来のタイヤストッパの場合も地面に近い把持部や前進側タイヤストッパ保持具および後進側タイヤストッパ保持具を掴んで設置作業する必要があり、手が汚れるという問題もあった。
また、急いでいる場合は、タイヤストッパを設置したまま自動車を発車してしまう場合もあった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、第1には、手を汚さず、楽な姿勢で自動車のタイヤの前後にタイヤストッパを設置することができ、第2には、タイヤストッパを設置したまま自動車を発車してしまうことを確実に防止することができるタイヤストッパを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るタイヤストッパは、使用時には、停車または駐車した自動車のタイヤの前後それぞれに設置して自動車のタイヤを止める一対の輪止め部が輪止め部連結バーに所定間隔を空けて設けられたタイヤストッパ本体と、前記輪止め部連結バーに立設し、ユーザが把持可能なハンドル本体とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記ハンドル本体には、自動車のタイヤの上端部に当たるタイヤ上端部ストッパが上下方向にスライド可能で、かつ、固定もできるように設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記タイヤ上端部ストッパの上方には、前記ハンドル本体における当該タイヤ上端部ストッパの位置を記録する上端部ストッパ位置記録リングが設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記ハンドル本体の上端部は、少なくとも自動車の運転席の運転席ドアを開けた際に当たる高さであることも特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記ハンドル本体は、伸縮可能に構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記輪止め部は、前記輪止め部連結バーの一方側に突出するように設けられ、前記ハンドル本体の基部は、前記輪止め部連結バーに対し前記輪止め部が突出する側にのみ折畳み可能に設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記ハンドル本体の下端部は、半球形状に形成された半球形部が設けられており、その半球形部は、前記ハンドル本体が前記輪止め部連結バーに対し直立する所定角度前から直立するまでの間、前記輪止め部連結バーの上側面に接触して、当該ハンドル本体を起こすと前記タイヤストッパ本体を回動させて開くように構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るタイヤストッパでは、前記輪止め部の先端部には、重りが設けられている一方、前記輪止め部連結バーの上側面であって前記ハンドル本体の後側には、ステップ部が立設して設けられており、当該ステップ部は、前記輪止め部連結バーの後側面よりも突出していることも特徴とする。
本発明に係るタイヤストッパによれば、停車または駐車した自動車のタイヤの前後それぞれに設置して自動車のタイヤを止める一対の輪止め部が輪止め部連結バーに所定間隔を空けて設けられたタイヤストッパ本体と、輪止め部連結バーに立設し、ユーザが把持可能なハンドル本体とを備えるため、輪止め部連結バーに立設したハンドル本体を把持して本発明に係るタイヤストッパをユーザが自動車のタイヤにセットしたり、取外すことにより、手を汚さず、かつ、楽な姿勢で自動車のタイヤの前後にタイヤストッパを設置したり、取り外すことができる。
本発明に係る実施形態のタイヤストッパの斜視図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの正面図である。 図2におけるA部分の拡大図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの平面図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの右側面図である。 図5におけるB部分の拡大図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のタイヤストッパを構成するハンドル本体を構成する可傾斜ハンドルと伸縮ハンドルのスライド構造を示す断面図、そのスライド構造で使用するスプリングの一例を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパを折畳んだ状態を示す斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のタイヤストッパを折畳んだ時の要部斜視図と、その要部拡大図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの使用方法を示す図であって、駐車または停車したトラックの荷台から運転手が実施形態のタイヤストッパを取り出した状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの使用方法を示す図であって、駐車または停車したトラックの荷台から取り出した実施形態のタイヤストッパを前輪に装着する際の状態を示す斜視図である。 (a)~(c)それぞれ折畳状態の本発明に係る実施形態のタイヤストッパを開く際、可傾斜ハンドル部下端部の半球体部の作用等を示す説明図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの使用方法を示す図であって、駐車または停車したトラックの荷台から取り出した実施形態のタイヤストッパを前輪に装着する際の状態を示す拡大斜視図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパの使用方法を示す図であって、駐車または停車したトラックの荷台から取り出した実施形態のタイヤストッパを前輪に装着する際に足も使用して装着する状態を示す拡大斜視図である。 本発明に係る実施形態のタイヤストッパを前輪に装着した後、運転席の運転席ドアを開けようとした際の状態を示す拡大斜視図である。 前輪に装着した本発明に係る実施形態のタイヤストッパを取り外してトラックの荷台に乗せる際の状態を示す拡大斜視図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のタイヤストッパの伸縮ハンドル部に目盛りを設けた改良例1を示す図である (a)~(d)それぞれ本発明に係る実施形態のタイヤストッパの折畳状態および使用状態と、輪止め部先端に重りを設けると共に、ステップ部の後側を輪止め部連結バーの後側面よりも突出するように形成した改良例2を示す図である。
以下、本発明に係るタイヤストッパの実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、下記に説明する実施形態は、あくまで本発明の一例であり、本発明に係るタイヤストッパは、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態のタイヤストッパ1の構成>
本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1は、図1~図6に示すように使用時には、停車または駐車したトラック等の自動車のタイヤの前後それぞれに設置して自動車のタイヤを止める一対の輪止め部11a,11aが輪止め部連結バー11bに所定間隔を空けて設けられたタイヤストッパ本体11と、輪止め部連結バー11bに立設して設けられ、ユーザが把持可能なハンドル本体12とを備える。
(タイヤストッパ本体11)
タイヤストッパ本体11は、正面視(断面視)、三角形状の一対の輪止め部11a,11aが例えば、20cm~30cm程度離して、側面視(断面視)正方形の連結バー11bの一方側に突出して溶接等されて設けられている。
連結バー11bの中央には、ハンドル本体12の後述する可傾斜ハンドル部12aの下端部に回動ピン11b1を挿通して可傾斜ハンドル部12aを含むハンドル本体12を輪止め部11a,11a側へのみ折り畳み可能に支持する平面視、コ字形状のヒンジ金具11b2が設けられていると共に、図8および図9(a),(b)等に示すようにタイヤストッパ本体11に対し可傾斜ハンドル部12aを含むハンドル本体12を折り畳んだ際に可傾斜ハンドル部12aの基部を挟んで摩擦力等によってハンドル本体12がガタつかないように保持するハンドルホルダ11b3が設けられている。
また、連結バー11bには、ハンドル本体12に対し折畳んだタイヤストッパ本体11を開く際に足で踏んだり、足でタイヤストッパ本体11をタイヤの両側に押し込む際に足で押し込み易くする等のためにヒンジ金具11b2と同程度の高さまで立ち上がるステップ部11b4を設けられており、ヒンジ金具11b2にも溶接している。
(ハンドル本体12)
ハンドル本体12は、伸縮可能でユーザが把持する部材で、輪止め部連結バー11bの中央部に折り畳み可能に立設して設けられた中空の可傾斜ハンドル部12aと、可傾斜ハンドル部12aの内径と外径が同じか僅かに小さく、可傾斜ハンドル部12aの中にその一部を収容したり、引き出すことにより伸縮する伸縮ハンドル部12bを備える。
ここで、ハンドル本体12を構成する可傾斜ハンドル部12aと伸縮ハンドル部12bとを縮めた状態でも、伸縮ハンドル部12b上端部が、運転席の運転席ドアを開けた際に当たる高さになるように構成すると、タイヤ上端部ストッパ12b4を自動車のタイヤ上端部に当てて一対の輪止め部11a,11aと共に3点止めした際に、運転席の運転席ドアを開けた際に運転席ドアが伸縮ハンドル部12bの上部に当接して、自動車を運転する際、このタイヤストッパ1の取外し忘れを防止することができる。
可傾斜ハンドル部12aの下端部は、図3や図6等に示すように半球体形状に形成された半球体部12a2が設けられ、連結バー11b中央の一対のヒンジ金具11b2間に通された回動ピン11b1によって、図8および図9等に示すように輪止め部11a,11a側にのみほぼ90度だけ折り畳み可能に連結されていると共に、可傾斜ハンドル部12aが輪止め部連結バー11bに直立する所定角度(例えば、30度前後。)前から直立するまでの間、半球体部12a2が輪止め部連結バー11bの上側面に接触するように構成されている。
また、可傾斜ハンドル部12aの上端部の内側には、図7(a)に示すように伸縮ハンドル部12bが脱落しないように突出した抜け止め部12a1が設けられている。
伸縮ハンドル部12bは、図7(a)に示すようにその外径が可傾斜ハンドル部12aの内径よりも小さく、可傾斜ハンドル部12aの中にその一部を収容したり、引き出すことにより伸縮可能で、例えば、図7(b)に示すように形成されたV字状板バネ12b1を内蔵して、そのV字状板バネ12b1の突起12b11、12b11を伸縮ハンドル部12b下端部に設けられた孔から突出させて可傾斜ハンドル部12aの内側面を押圧して摩擦力により任意の高さで止まるように構成されていると共に、可傾斜ハンドル部12aに対し回転可能に構成されている。
また、伸縮ハンドル部12bの下端部には、可傾斜ハンドル部12a上端部内側に突出した抜け止め部12a1に係合して伸縮ハンドル部12bの脱落を防止する抜け止め部12b2を設けている。
一方、伸縮ハンドル部12bの上端部には、図1~図5等に示すように、ユーザがさらにハンドル本体12を掴み易くする等のため伸縮ハンドル部12bに対し直交する方向に延びるグリップ部12b3が溶接等によって固定されている。
そして、伸縮ハンドル部12bの中間、すなわちグリップ部12b3と伸縮ハンドル部12bの基端部との間には、図1~図5等に示すように、自動車のタイヤの上端部に当たるタイヤ上端部ストッパ12b4と、タイヤ上端部ストッパ12b4の位置を記録するための上端部ストッパ位置記録リング12b5とが伸縮ハンドル部12bに対し上下方向にスライド可能で、かつ、固定もできるように設けられている。
<実施形態1のタイヤストッパ1の使用方法>
次に、以上のように構成された実施形態1のタイヤストッパ1の使用方法等について説明する。尚、以下の説明では、自動車として荷台を有するトラック2を一例に説明するが、乗用車やライトバン等の普通車やバス等の自動車にも当然に使用できるものである。
まず、実施形態1のタイヤストッパ1のユーザであるトラック2等の運転手は、図10に示すように駐車または停車したトラック2の例えば荷台から実施形態1のタイヤストッパ1を取り出し、図11に示すように運転席下のタイヤ2aに実施形態1のタイヤストッパ1をセットする。
ここで、タイヤストッパ本体11とハンドル本体12とが図8に示すように折畳まれている場合には、運転手は足先で輪止め部連結バー11bのステップ部11b4を踏みつつ手でハンドル本体12を掴んで引き上げることによりタイヤストッパ本体11に対しハンドル本体12を開いて立てることができる。
その際、ハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12a下端部には、上述したように半球体部12a2が設けられており、可傾斜ハンドル部12aが輪止め部連結バー11bに直立する所定角度(例えば、30度前後。)前から直立するまでの間、半球体部12a2が輪止め部連結バー11bの上側面に接触するように構成されているため、図12(a)に示すようにタイヤストッパ本体11とハンドル本体12とを折畳んだ状態からハンドル本体12を掴んで開いていくと、図12(b)に示すようにハンドル本体12が輪止め部連結バー11bに直立する所定角度(例えば、30度前後。)前から輪止め部連結バー11bの上側面に接触し摩擦力により輪止め部11a,11aおよび輪止め部連結バー11bからなるタイヤストッパ本体11を矢印方向に押し出して、図12(c)に示すようにハンドル本体12に対しタイヤストッパ本体11が容易に開くことができる。
また、図12(c)に示すようにタイヤストッパ本体11に対しハンドル本体12が開いて直立した際には、ハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12a下端部の半球体部12a2が強固に輪止め部連結バー11bの上側面に当接し、両部材間の押圧力や摩擦力等によってハンドル本体12が輪止め部連結バー11bに対し直立した状態を強固に維持するため、折り畳み式のタイヤストッパ1でも使用勝手を損なうことなくトラック2のタイヤ2aにセットすることができる。
そして、図13および図14からも明らかなようにユーザであるトラック等の運転手は、実施形態1のタイヤストッパ1のハンドル本体12のグリップ部12b3等を掴んでトラック2の例えば荷台からタイヤストッパ1を取り出し、輪止め部11a,11aを運転席下のタイヤ2aの両側にセットする。
これにより、トラック2に対し輪止めを行うことが出来ると共に、その輪止めの際、タイヤ2aに当たるタイヤストッパ本体11の輪止め部連結バー11bや輪止め部11a,11aを触らなくて済むため、手が汚れることを防止することができる。
特に、輪止め部11a,11aを運転席下のタイヤ2aの両側にセットする際、連結バー11bに設けたステップ部11b4を足でタイヤ2a方向に押し込むことができるので、輪止め部11a,11aをタイヤ2aの両側に手を汚さずにセットすることが出来るだけでなく、腰を屈めずに楽な姿勢で容易かつ確実にセットすることが出来る。
また、実施形態1のタイヤストッパ1では、折り畳み可能であるものの連結バー11b上に直立した状態のハンドル本体12は、ヒンジ金具11b2によって図8および図9に示すように輪止め部11a,11a側、つまりタイヤ2a側にのみ倒れるように構成しているため、タイヤ2aから離れる方向には倒れない。
そのため、ハンドル本体12をタイヤストッパ本体11に対し折畳可能に構成したものの、ハンドル本体12は輪止め部11a,11aをタイヤ2aの両側にセットすれば、トラック2の停車や駐車中にタイヤ2aから離れる方向には倒れないので、並んで駐車している他の車や歩行者等の邪魔になることを防止することが出来ると共に、トラック2の停車や駐車中における安全性も向上させることができる。
そしてトラック2の停車や駐車が終了し、トラック2を発車させる際に実施形態1のタイヤストッパ1を運転席下のタイヤ2aにセットしたまま運転手がトラック2の運転席の運転席ドア2bを開けた場合は、図15に示すように、実施形態1のタイヤストッパ1の、ハンドル本体12の伸縮ハンドル部12b上部が運転席の運転席ドア2bが当たるので、タイヤストッパ1をセットしたままトラック2を運転する取外し忘れを確実に防止することができる。尚、タイヤストッパ1のハンドル本体12が運転席ドア2bに当たった際の運転席ドア2bへの傷付き防止のため、運転席ドア2bに当たるハンドル本体12の外側に、ゴムやウレタン等のクッション材を巻き付けたりカバーしておくと良い。
そして、タイヤ2aにセットした実施形態1のタイヤストッパ1を取り外す場合は、図16に示すように運転手はタイヤストッパ1のハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12aや伸縮ハンドル部12b、グリップ部12b3を掴んで、タイヤストッパ1が元あったトラック2の荷台等に格納することができる。
実施形態1のタイヤストッパ1をトラック2の荷台に格納する場合は、図8や図9等に示すようにタイヤストッパ1を折畳んで、トラック2の荷台に寝かせて置いたり、あるいは図10に示すように立てた状態で格納することもできる。
<本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1のまとめ>
以上説明したように、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1によれば、停車または駐車したトラック2等の自動車のタイヤ2aの前後それぞれに設置して自動車のタイヤを止める一対の輪止め部11a,11aが輪止め部連結バー11bに所定間隔を空けて設けられたタイヤストッパ本体11と、輪止め部連結バー11bの中央に立設して設けられ、ユーザが把持可能なハンドル本体12とを備える。
そのため、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1によれば、トラック2に対し輪止めを行う際、ハンドル本体12を掴んでタイヤストッパ本体11の輪止め部11a,11aをセットすることにより、タイヤストッパ本体11の輪止め部連結バー11bや輪止め部11a,11aを触らなくて済むため、手を汚すことなくタイヤストッパ1をタイヤ2aにセットすることができる。
また、ユーザは、輪止め部連結バー11bの中央に立設して設けられたハンドル本体12の上部やグリップ部12b3を掴んで輪止め部11a,11aをセットすれば良いため、停車または駐車時にユーザが腰を曲げてタイヤストッパ1を設置する必要がなくなり、楽な姿勢で設置したり取外せ済むので、停車または駐車を頻繁に行う宅配のトラック2等の場合には、設置作業や取外し作業の負担を軽減することができる。
また、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1では、ハンドル本体12には、トラック2のタイヤ2aの上端部に当たるタイヤ上端部ストッパ12b4を上下方向にスライド可能で、かつ、固定もできるように設けている。
そのため、自動車のタイヤ2aの大きさ(外径)に応じて上端部ストッパ12b4をタイヤ2aの上端部に当てることにより、一対の輪止め部11a,11aと上端部ストッパ12b4とによってタイヤ2aを3点で三角形状に止めることが可能となるので、より確実にタイヤ2aを輪止めすることが出来ると共に、タイヤ2aからハンドル本体12が不用意に外れることを確実に防止することができる。
また、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1では、タイヤ上端部ストッパ12b4の上方にハンドル本体12の伸縮ハンドル部12bにおけるタイヤ上端部ストッパ12b4の位置を記録する上端部ストッパ位置記録リング12b5を設けている。
そのため、上端部ストッパ位置記録リング12b5によって伸縮ハンドル部12bにおけるタイヤ上端部ストッパ12b4の位置を記録することにより、経時変化によって、タイヤ上端部ストッパ12b4の位置が下がって上端部ストッパ位置記録リング12b5とタイヤ上端部ストッパ12b4との間の間隔が大きくなって来た場合には、タイヤ2aの摩耗やタイヤ2aの空気圧の低下を認識することができるので、タイヤストッパ1にタイヤ2aの点検機能を持たせることが可能となり、異常の体感ないしは見える化を実現してタイヤ2aの異常の早期発見につなげ安全運転、運行に寄与することが可能となる。
また、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1では、ハンドル本体12の上端部である伸縮ハンドル部12b上端部は、少なくとも自動車の運転席の運転席ドア2bを開けた際に当たる高さにしている。
そのため、トラック2の停車や駐車が終了し、トラック2を発車させる際にタイヤストッパ1をタイヤ2aにセットしたまま運転手が運転席の運転席ドア2bを開けた場合、ハンドル本体12の伸縮ハンドル部12b上部が運転席の運転席ドア2bが当たるので、タイヤストッパ1をセットしたままトラック2を運転する取外し忘れを確実に防止することができる。
また、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1では、ハンドル本体12は、可傾斜ハンドル部12aと、可傾斜ハンドル部12aの内径と外径が同じか僅かに小さく、可傾斜ハンドル部12aの中にその一部を収容したり、引き出すことにより伸縮する伸縮ハンドル部12bとにより伸縮可能に構成している。
そのため、自動車のタイヤ2aの大きさが変わっても、伸縮ハンドル部12bの伸縮することによって対応することができると共に、ユーザが把持し易い高さに伸縮ハンドル部12bを伸縮することによって使い勝手も向上させることができる。
また、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1では、輪止め部11a,11aは、輪止め部連結バー11bの一方側に突出するように設けられ、ハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12aの基部は、ヒンジ金具11b2によって輪止め部連結バー11bに対し輪止め部11a,11aが突出する側、つまりタイヤ2a側にのみ折畳み可能に構成している。
そのため、ハンドル本体12をタイヤストッパ本体11に対し折畳可能に構成したことによってタイヤストッパ1の収納性や保管時の省スペース性を向上させることができると共に、ハンドル本体12は輪止め部11a,11aをタイヤ2aの両側にセットすれば、トラック2の停車や駐車中にタイヤ2aから離れる方向には倒れないので、並んで駐車している他の車や歩行者等の邪魔になることを防止することが出来ると共に、トラック2の停車や駐車中における安全性も向上させることができる。
また、本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1では、ハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12a下端部には、半球体部12a2を設けており、可傾斜ハンドル部12aが輪止め部連結バー11bに直立する所定角度(例えば、30度前後。)前から直立するまでの間、半球体部12a2が輪止め部連結バー11bの上側面に接触して、ハンドル本体12を起こすとタイヤストッパ本体11を回動させて開くように構成している。
そのため、タイヤストッパ本体11とハンドル本体12とを折畳んだ状態からハンドル本体12を掴んで開いていくと、ハンドル本体12が輪止め部連結バー11bに直立する所定角度(例えば、30度前後。)前から輪止め部連結バー11bの上側面に接触し摩擦力によりタイヤストッパ本体11が開く方向に押し出してハンドル本体12に対しタイヤストッパ本体11が容易に開くことが可能になると共に、タイヤストッパ本体11に対しハンドル本体12が開き直立した際には、半球体部12a2が輪止め部連結バー11bの上側面に強固に当接してハンドル本体12が輪止め部連結バー11bに対し直立した状態を強固に維持するので、折り畳み式のタイヤストッパ1でも使用勝手を損なうことなくトラック2のタイヤ2aにセットすることが可能となる。
尚、上記実施形態の説明では、ハンドル本体12を可傾斜ハンドル部12aと伸縮ハンドル部12bとで伸縮可能に構成しているが、本発明ではこれに限らず、伸縮ハンドル部12bを省略して可傾斜ハンドル部12aのみの非伸縮式に構成しても良いし、グリップ部12b3を使用しない場合は省略しても良いし、他の形状でも勿論良い。
また、タイヤストッパ1の夜間の視認性を向上させるため、タイヤストッパ1を構成するタイヤストッパ本体11の輪止め部11a,11aの三角形状の側面や輪止め部連結バー11bの上側面、ハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12aの側面等に夜行ステッカーや反射板等を適宜貼り付ける等しても勿論良い。
(改良例1)
上記実施形態の説明では、ハンドル本体12の伸縮ハンドル部12bにタイヤ上端部ストッパ12b4を設けると共に、そのタイヤ上端部ストッパ12b4の位置を記録するための上端部ストッパ位置記録リング12b5を伸縮ハンドル部12bに対し上下方向にスライド可能に設けて説明したが、本発明ではこれに限定されず、例えば、図17(a),(b)に示す改良例1のように上端部ストッパ位置記録リング12b5の高さ(記録位置)が明確になるように目盛り12b6を設けるようにして、タイヤの2aの摩耗や空気圧の異常等がより早期発見できるように構成するとさらに良い。
(改良例2)
本発明に係る実施形態のタイヤストッパ1は、使用しない時は図18(a)に示すようにタイヤストッパ本体11に対しハンドル本体12を折畳んで保管することが可能である一方、使用する時、ユーザは図18(b)に示すようにハンドル本体12に対しタイヤストッパ本体11を開き、ハンドル本体12を掴みながら、足でタイヤストッパ本体11の輪止め部11a,11aをトラック2のタイヤ2aの前後両側に押し込むように設置作業を行う。
そこで、改良例2では、使用する時にハンドル本体12に対しタイヤストッパ本体11が容易に開き易くなるように、図18(c)に示すように輪止め部11a,11a先端の裏側に重り11a1,11a1を設けると共に、ステップ部11b4’における輪止め部11a,11aの反対側が輪止め部連結バー11bよりも突出するようにR形状等に構成すると良い。このように構成すると、図18(d)に示すように輪止め部連結バー11bおよびステップ部11b4’を地面に着けた際に輪止め部11a,11aの重心がハンドル本体12よりも前側に移行するため、ハンドルホルダ11b3からハンドル本体12の可傾斜ハンドル部12aが外れると、輪止め部11a,11a先端裏側の重り11a1,11a1によって自動的にタイヤストッパ本体11がハンドル本体12に対し開くため、タイヤストッパ1の使用勝手を向上させることができる。
1 タイヤストッパ
11 タイヤストッパ本体
11a,11a 輪止め部
11b 輪止め部連結バー
11b1 回動ピン
11b2,11b2 ヒンジ金具
11b3 ハンドルホルダ
11b4 ステップ部
12 ハンドル本体
12a 可傾斜ハンドル部
12a1 抜け止め部
12a2 半球体部
12b 伸縮ハンドル部
12b1 V字状板バネ
12b11、12b11 突起
12b2 抜け止め部
12b3 グリップ部
12b4 タイヤ上端部ストッパ
12b5 上端部ストッパ位置記録リング
2 トラック(自動車)
2a タイヤ
2b 運転席ドア

Claims (8)

  1. 使用時には、停車または駐車した自動車のタイヤの前後それぞれに設置して自動車のタイヤを止める一対の輪止め部が輪止め部連結バーに所定間隔を空けて設けられたタイヤストッパ本体と、
    前記輪止め部連結バーに立設し、ユーザが把持可能なハンドル本体とを備えることを特徴とするタイヤストッパ。
  2. 請求項1に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記ハンドル本体には、自動車のタイヤの上端部に当たるタイヤ上端部ストッパが上下方向にスライド可能で、かつ、固定もできるように設けられていることを特徴とするタイヤストッパ。
  3. 請求項2に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記タイヤ上端部ストッパの上方には、前記ハンドル本体における当該タイヤ上端部ストッパの位置を記録する上端部ストッパ位置記録リングが設けられていることを特徴とするタイヤストッパ。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記ハンドル本体の上端部は、少なくとも自動車の運転席の運転席ドアを開けた際に当たる高さであることを特徴とするタイヤストッパ。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか一の請求項に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記ハンドル本体は、伸縮可能に構成されていることを特徴とするタイヤストッパ。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか一の請求項に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記輪止め部は、前記輪止め部連結バーの一方側に突出するように設けられ、
    前記ハンドル本体の基部は、前記輪止め部連結バーに対し前記輪止め部が突出する側にのみ折畳み可能に設けられていることを特徴とするタイヤストッパ。
  7. 請求項6に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記ハンドル本体の下端部は、半球形状に形成された半球形部が設けられており、その半球形部は、前記ハンドル本体が前記輪止め部連結バーに対し直立する所定角度前から直立するまでの間、前記輪止め部連結バーの上側面に接触して、当該ハンドル本体を起こすと前記タイヤストッパ本体を回動させて開くように構成されていることを特徴とするタイヤストッパ。
  8. 請求項6または請求項7に記載のタイヤストッパにおいて、
    前記輪止め部の先端部には、重りが設けられている一方、
    前記輪止め部連結バーの上側面であって前記ハンドル本体の後側には、ステップ部が立設して設けられており、当該ステップ部は、前記輪止め部連結バーの後側面よりも突出していることを特徴とするタイヤストッパ。
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