JP2022085816A - 基板保持盤 - Google Patents
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Abstract
Description
次に、図2を用いて、第一の実施形態の説明を行う。
次に、図3(a)および図3(b)および図3(c)を用いて第二の実施形態を説明する。
次に図4(a)および図4(b)を用いて第三の実施形態を説明する。本実施形態と第二の実施形態とは、低硬度部分31の上面が、突部3の最上面の粗面に比べ、平坦である点が異なる。この場合、第一の実施形態、第二の実施形態と同様に、突部3の最上面の粗面に、高硬度部分5が含まれているため、粗面の摩耗を抑制することができる。
次に図5(a)および図5(b)を用いて第四の実施形態を説明する。本実施形態は、第二の実施形態のうち、突部3が高硬度部分5のみで構成されている形態を示している。この場合、反射率を低減させるための粗面に、高硬度部分5が含まれているため、粗面の摩耗を抑制することができる。本実施形態では、遷移部9は高硬度部分5で構成されている。
次に図6(a)および図6(b)を用いて第五の実施形態を説明する。本実施形態は、基部2が高硬度部分5、低硬度部分31とは異なる部分50で構成され、突部3の上部が高硬度部分5で構成されており、突部3の下部が、低硬度部分31で構成されている。この場合、最上面の粗面が高硬度部分5で構成されているため、粗面の摩耗を抑制することができる。
次に図7(a)および図7(b)を用いて、第六の実施形態の説明を行う。
R={(N0-N1)/(N0+N1)}2+{(N1-N2)/(N1+N2)}2
R:反射率
N0:空気の屈折率
N1:低屈折率部分の屈折率
N2:高硬度部分の屈折率
図8(a)および図8(b)および図8(c)を用いて第七の実施形態を説明する。
本実施形態では、基材(低硬度部分31や構成部21、23)が、窒素含有領域を有する。窒素含有領域は、高硬度部分5の近傍、例えば、高硬度部分5から100nm以内の範囲に存在することが好ましい。窒素含有領域の窒素含有量は1at%以上でありうる。窒素含有領域の最高窒素含有量は5at%以上であることが好ましく、10at%以上であることがより好ましい。窒素含有領域の最高窒素含有量は25at%未満であってよい。基材のうち、高硬度部分5から離れた位置、例えば高硬度部分5から十分に離れた位置、例えば高硬度部分5から100μmの位置での窒素含有量は1at%未満であってよい。窒素は他の元素に対する拡散抑制機能が高いため、窒素含有領域を設けることにより、基材(低硬度部分)と高硬度部分5との間での不純物の拡散を抑制することができる。また、基材の酸素含有量が25at%以上であり、基材の上に設けられる無機材料膜(高硬度部分5)の炭素含有量または窒素含有量が25at%以上である場合に、基材に窒素含有領域を設けると、基材と無機材料膜との密着性が向上する。酸素含有量が25at%以上である基材は、典型的には、酸化シリコン(シリカ)や酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)などの酸化物である。
2 基部
3 突部
5 高硬度部分
51 頂部
52 底部
Claims (31)
- 基板保持面を有する基板保持盤であって、
基部と、前記基部に対して前記基板保持面の側に設けられた、基板を支持する突部と、を有し、
前記基部および前記突部の最上面は算術平均粗さRaが0.4μm以上である粗面であり、
前記基部または前記突部が第一部分を有しており、
少なくとも前記突部が、前記第一部分よりも硬度の高い第二部分を有し、
前記第二部分が、前記粗面の頂部から距離Dの範囲に設けられ、
前記距離Dは、前記頂部と、前記頂部に隣接した底部の高低差Hよりも小さいことを特徴とする基板保持盤。 - 前記第二部分が、前記底部から前記高低差Hより小さい範囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板保持盤。
- 前記最上面の少なくとも一部が、前記第二部分で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板保持盤。
- 前記突部が前記第一部分を有しており、前記粗面の最高の頂部と隣接する底部までの高低差Hmaxは、前記粗面の最高の前記頂部から前記第一部分までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記突部が前記第一部分を有しており、前記第一部分の前記基板保持面の側の上面は粗面であり、前記第二部分の厚さは、前記突部の前記最上面の算術平均粗さRaの4倍以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記基部のうちの前記第一部分と同じ材料からなる第一部位に対して前記基板保持面の側には前記第二部分と同じ材料からなる第二部位が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記基部のうちの前記第一部分と同じ材料からなる第一部位の前記基板保持面の側の上面は粗面であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記上面の算術平均粗さRaは、0.4~4.0μmであることを特徴とする請求項7に記載の基板保持盤。
- 前記突部は、円錐台形状または円柱形状であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記突部は、30mm以下のピッチで設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第二部分に対して前記基板保持面の側に、前記第二部分よりも硬度の低い第三部分が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記底部は、前記第二部分よりも硬度の低い第三部分によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 基板保持面を有する基板保持盤であって、
第一部分を有する基材と、
前記第一部分に対して前記基板保持面の側に設けられた、前記第一部分よりも硬度の高い第二部分と、
前記第二部分に対して前記基板保持面の側に設けられた、前記第二部分よりも屈折率の低い第三部分と、を有し、
前記第二部分の屈折率n2と前記第一部分の屈折率n1との差n2-n1は、前記第二部分の屈折率n2と前記第三部分の屈折率n3との差n2-n3よりも小さいことを特徴とする基板保持盤。 - 前記第三部分は、多孔質材料からなることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 基板保持面を有する基板保持盤であって、
第一部分を有する基材と、
前記第一部分に対して前記基板保持面の側に設けられた、前記第一部分よりも硬度の高い第二部分と、
前記第二部分に対して前記基板保持面の側に設けられた、多孔質材料からなる第三部分と、を有することを特徴とする基板保持盤。 - 前記第三部分は、主にアルミナまたはシリカからなることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第三部分は、鎖状粒子又は中空粒子又は中実粒子で構成されていることを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第三部分の厚さは、0.1~1.0μmであることを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第三部分は、無機材料と、前記無機材料と前記第二部分との間に設けられたシランカップリング剤と、を含むことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第三部分は、樹脂材料を含まないことを特徴とする請求項11乃至19のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第二部分は、前記第一部分よりも屈折率が高いことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第二部分の厚さは0.4μm~10μmであることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記基板保持盤は、吸引孔部を有しており、前記吸引孔部の側面は、前記多孔質材料で覆われていないことを特徴とする請求項14乃至22のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記基板保持盤は、吸引孔部を有しており、前記吸引孔部の側面は、前記第二部分と同じ材料からなる部分がコーティングされていることを特徴とする請求項1乃至23のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第一部分の材料は、ブラックアルミナであり、前記第二部分の材料はダイヤモンドライクカーボンであることを特徴とする請求項1乃至24のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記基板保持面とは反対側に存在する裏面には、前記第二部分と同じ材料からなる部分が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至25のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 前記第一部分は、前記第二部分から100nm以内の範囲に、窒素含有量が1at%以上である窒素含有領域を有することを特徴とする請求項1乃至26のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 基板保持面を有する基板保持盤であって、
第一部分を有する基材と、
前記第一部分に対して前記基板保持面の側に設けられた、前記第一部分よりも硬度の高い第二部分と、を有し、
前記第一部分の材料は、酸素含有量が25at%以上であり、
前記第二部分の材料は、炭素含有量または窒素含有量が25at%以上であり、
前記第一部分は、前記第二部分から100nm以内の範囲に、窒素含有量が1at%以上である窒素含有領域を有することを特徴とする基板保持盤。 - 前記窒素含有領域の最高窒素含有量は10at%以上であることを特徴とする請求項27または28に記載の基板保持盤。
- 前記第二部分の材料は、水素含有量が21~26at%であるダイヤモンドライクカーボンであることを特徴とする請求項1乃至29のいずれか1項に記載の基板保持盤。
- 請求項1乃至30のいずれか1項に記載の基板保持盤と、
光源と、前記光源から発せられた光を基板に照射する光学系と、前記基板保持盤を移動させる移動手段と、を備えていることを特徴とする露光装置。
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Citations (3)
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JP2006064992A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Kyocera Corp | 液晶基板保持盤とその製造方法 |
JP2009272646A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-11-19 | Canon Anelva Corp | スパッタリング装置 |
JP2020009926A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | 株式会社ディスコ | ポーラスチャックテーブル、ポーラスチャックテーブルの製造方法、及び、加工装置 |
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