JP2022085190A - ヘアドライヤー - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的に遠赤外線を発生させ、髪を良好に乾燥させることができるヘアドライヤーを提供すること。【解決手段】吸気部と排気部を有する本体内の吸気部近傍に設けられる送風手段と、この送風手段の下流側に設けられる気流加熱手段と、前記排気部に固定されて気流が通過可能な遠赤外線放射体22とを有するヘアドライヤーにおいて、前記遠赤外線放射体22がそれを通過する気流と平行な中心軸線を有する短円筒形状であり、環状本体部23と、その内側に設けられる通気孔部26,27を有し、前記気流加熱手段を構成するヒータ17からの放射熱によって前記環状本体部23の上流側の端面である後面23aが加熱されるように、前記ヒータ17の排気部側の端部17dが前記後面23aと対向することで、効率的に前記遠赤外線放射体22を加熱して遠赤外線を放射させ、髪を良好に乾燥させる。【選択図】図6
Description
本発明は、ヒータからの熱と遠赤外線放射体からの遠赤外線によって、湿った髪を乾かすヘアドライヤーに関するものである。
従来、この種のヘアドライヤーとしては、先端に空気吹出し口(本願発明の排気部に相当する)を有し、反対側に吸気部を有する本体部と、この本体部の吸気部近傍に内蔵された送風ファン(本願発明の送風手段に相当する)と、この送風ファンから送り出される風の通路に配置された発熱部(本願発明の気流加熱手段に相当する)と、この発熱部に対して前記空気吹出し口側に配置され、多数の通風孔を有する格子状の遠赤外線発生部材(本願発明の遠赤外線放射体に相当する)と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、このようなドライヤーでは、気流の流通を阻害しないように、格子の幅が細く、通風口の開口面積が大きくなるように形成されていた。
しかしながら、このようなヘアドライヤーにおいては、遠赤外線放射体が幅の狭い格子によって構成されるため、気流加熱手段による加熱効率が低く、遠赤外線の放射効率が低いという問題があった。これは、遠赤外線放射体が気流の流通を阻害しないように、格子の幅が細く、通風口の開口面積が大きくなるように形成されるため、その端面面積が比較的小さくなってしまうためである。また、前記気流加熱手段から放射される熱の多くが前記通風口から直接外部に放出されるので、前記気流加熱手段による遠赤外線放射体の加熱効率が悪いことも原因である。
本発明は、以上の問題点を解決し、効率的に遠赤外線を発生させ、湿った髪を良好に乾燥させることができるヘアドライヤーを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のヘアドライヤーは、吸気部と排気部を有する本体と、この本体内の吸気部近傍に設けられる送風手段と、前記本体内であって前記送風手段の下流側に設けられる気流加熱手段と、前記本体の排気部に装着されて気流が通過可能な遠赤外線放射体とを有するヘアドライヤーにおいて、前記遠赤外線放射体が実質的にそれを通過する気流と平行な中心軸線を有する形状であって、環状本体部とこの環状本体部の内側に設けられる通気孔部とを有すると共に、前記気流加熱手段からの放射熱によって前記環状本体部の上流側の端面が加熱されるように、前記気流加熱手段の排気部側の端部が前記環状本体部の上流側の端面と対向するものである。
また、本発明の請求項2に記載のヘアドライヤーは、請求項1において、前記気流加熱手段がヒータを有し、このヒータが二重コイル構造の電熱線であって、一次コイルを巻回して二次コイルとした構造であると共に、前記環状本体部の前記中心軸線と直交する方向の厚さが前記一次コイルの外径よりも大きいものである。
また、本発明の請求項3に記載のヘアドライヤーは、請求項2において、前記ヒータの排気部側の端部における二次コイルの一巻き分が、前記中心軸線方向視で前記環状本体部と重なるものである。
更に、本発明の請求項4に記載のヘアドライヤーは、請求項3において、前記ヒータの排気部側の端部における二次コイルの一巻き分が、前記中心軸線方向視で前記環状本体部と完全に重なるものである。
本発明の請求項1に記載のヘアドライヤーは、以上のように構成することにより、前記気流加熱手段から放射された熱を前記遠赤外線放射体の環状本体部の上流側の端面が受けることで、効率的に前記遠赤外線放射体を加熱して遠赤外線を放射させることができる。
なお、前記気流加熱手段がヒータを有し、このヒータが二重コイル構造の電熱線であって、一次コイルを巻回して二次コイルとした構造であると共に、前記環状本体部の前記中心軸線と直交する方向の厚さが前記一次コイルの外径よりも大きいことにより、前記ヒータから放射された熱を、前記環状本体部が効率的に受けることができる。
また、前記ヒータの排気部側の端部における二次コイルの一巻き分が、前記中心軸線方向視で前記環状本体部と重なることで、前記ヒータから放射された熱を、前記環状本体部がより効率的に受けることができる。
更に、前記ヒータの排気部側の端部における二次コイルの一巻き分が、前記中心軸線方向視で前記環状本体部と完全に重なることで、前記ヒータから放射された熱を、前記環状本体部がより効率的に受けることができる。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図7に基づいて説明する。なお、以下の説明において、図1及び図2に基づいて上下及び前後を規定する。即ち、図1及び図2の上下を上下とし、図1の左が前、右が後である。また、図2の正面が前である。1は本発明のヘアドライヤーである。このヘアドライヤー1は、本体部2と、この本体部2の前方に固定される遠赤外線放射部3とを有する。そして、前記本体部2は、合成樹脂製の本体4と、送風手段5と、気流加熱手段6とを有する。また、前記本体4は、気流発生部7と、気流加熱部8と、把持部9とを一体に有する。
前記気流発生部7の左右には吸気部10が形成されると共に、これらの吸気部10の近傍で且つ前記気流発生部7の内部に、前記送風手段5が設けられる。この送風手段5は、電動機11と、この電動機11によって回転させられるファン12と、このファン12を囲むように設けられる導風枠13とを有して構成される。なお、本実施形態では、前記ファン12はシロッコファンであるが、軸流ファンであっても良い。
前記気流加熱部8は、前記気流発生部7の前方に、この気流発生部7と一体で且つ前方に排気部14を有する筒状に構成される。そして、前記気流加熱部8は、前記気流発生部7と連通する。即ち、前記吸気部10から流入した気流を、前記排気部14から排出させることができる。また、前記気流加熱部8の内部には、前後両端が開放した導風筒15が設けられる。更に、この導風筒15内には、前記気流加熱手段6が設けられる。この気流加熱手段6は、耐熱性及び絶縁性を有する材質からなる支持枠体16と、この支持枠体16に巻回されるヒータ17を有する。なお、このヒータ17は、電熱線17aをコイル状に巻回した一次コイル17bを、更に前記支持枠体16に巻回して二次コイル17cとした、いわゆる二重コイル構造である。そして、前記ヒータ17の一次コイル17bの外径はDである。なお、前記導風筒15の中心軸線(即ち気流の方向)と前記二次コイル17cの巻き中心は、後述する遠赤外線放射体22の中心軸線Xと同軸であり、前後に延びている。
前記把持部9は、前記気流発生部7の下方に、この気流発生部7と一体で且つ棒状に構成される。そして、前記把持部9は、その正面側に、主スイッチ操作部18と切替スイッチ操作部19とを有する。前記主スイッチ操作部18は、「強風」、「弱風」、「停止」を切り替えるものである。また、前記切替スイッチ操作部19は、「温風」と「冷風」とを切り替えるものである。そして、前記把持部9の下端部から、電源コード20が引き出される。
前記遠赤外線放射部3は、前記本体4を構成する前記気流加熱部8の排気部14の前方に固定される。この遠赤外線放射部3は、前後両端が開放した短円筒状の筒状枠21と、この筒状枠21の内側に固定される複数(本実施形態では3つ)の遠赤外線放射体22とを有する。これらの遠赤外線放射体22は、加熱されることにより遠赤外線を放射するセラミックス等で構成される。また、これらの遠赤外線放射体22は全て同形状であり、仮想の中心軸線Xを有する短円筒状である。なお、前記遠赤外線放射部3を前記本体部2に固定した状態において、前記中心軸線Xは前後方向となる。更に、前記各遠赤外線放射体22は、それぞれ短円筒状の環状本体部23と、この環状本体部23の内面から中心に向かって延びる複数(本実施形態では4本)のリブ24と、これらのリブ24の内端に設けられる内筒部25とを有して一体に形成される。そして、前記遠赤外線放射体22には、前記環状本体部23とリブ24と内筒部25とによって画定される複数(本実施形態では4箇所)の通気孔部26と、前記内筒部25の中央に形成される通気孔部27が設けられる。これらの通気孔部26,27は、前記中心軸線Xと平行に延びる。即ち、前記送風手段5が発生させた気流は、前記各通気孔部26,27を通過可能である。更に、前記各遠赤外線放射体22(前方から、22a,22b,22c)は、前記中心軸線X方向に伝熱的に接触するように、且つ前記各リブ24同士の位置が合うようにして重ねられる。そして、前記遠赤外線放射部3を前記本体部2に固定した状態において、前記遠赤外線放射体22の各リブ24は、図6及び図7に示すように、中心軸線X方向視で前記支持枠体16と重なる。逆に、前記支持枠体16が設けられていない部分には、前記リブ24は設けられない。換言すれば、全てのリブ24の後方には、前記支持枠体16が配される。なお、本実施形態では、中心軸線X方向視で前記支持枠体16もリブ24も十字状であるが、要は前記支持枠体16とリブ24が完全に重なれば良いので、例えば前記支持枠体16とリブ24を共に「*」字状としても良い。また、前記内筒部25(及び通気孔部27)は、前記通気孔部26から指が入らないように設けられたものであるため、指が入らない程度に前記通気孔部26が十分狭ければ、前記内筒部25は必ずしも必要ではない。
前記環状本体部23は、中心軸線Xと直交する方向に厚く形成されており、その厚さTは、前記ヒータ17の一次コイル17bの外径Dよりも大きく(T>D)、全体の半径Rの1/3程度(3T≒R)である。また、前記環状本体部23自体には、通気用の孔は形成されない。本例の場合、前記遠赤外線放射体22における固体部分(環状本体部23とリブ24と内筒部25の合計)と空洞部分(通気孔部26,27の合計)の割合は、約7:3である。また、前記遠赤外線放射体22の固体部分のうち、環状本体部23が占める割合は約80%である。
そして、遠赤外線放射部3が前記排気部14の前方に固定された状態で、最後方の前記遠赤外線放射体22cの環状本体部23における上流側の端面である後面23aは、前記ヒータ17の端部17dと近接して対向する。なお、ここで言う前記ヒータ17の端部17dとは、前記ヒータ17の二次コイル17cにおける前記排気部14側の端部(即ち前端部)の一巻きのことを指す。図6に示すように、前記二次コイル17cが滑らかな螺旋を描くように巻回され、前記ヒータ17の端部17dが前方視で前記環状本体部23と完全に重なるのが理想的ではあるが、実際には図7に示すように、前記二次コイル17cが角張った螺旋を描くように巻回され、前記ヒータ17の端部17dが前方視で前記環状本体部23から露出することが多い。この場合であっても、前記ヒータ17の端部17dが、前方視で前記環状本体部23と重なれば良い。なお、前記ヒータ17の端部17d以外の部位から放射された熱(赤外線)を前記環状本体部23の後面23aで受けることもできる。
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、冷風を髪に当てる場合の説明は省略する。まず使用者は、前記電源コード20の先端に設けられた図示しないプラグを、同じく図示しない交流電源に接続する。そして、前記把持部9を把持し、前記切替スイッチ操作部19で「温風」が選択された状態で、前記主スイッチ操作部18を操作し、「強風」又は「弱風」を選択する。このように操作することで、前記電動機11が作動して前記ファン12が回転し、左右の前記吸気部10から吸引された気流が前記導風枠13によって案内されて、前方の前記導風筒15内に送られる。同時に、前記気流加熱部8のヒータ17が通電し、発熱する。前記気流が前記導風筒15内を通過する際に、前記ヒータ17からの熱を受け、気流が温風となる。そして、この温風は、前記排気部14から前記遠赤外線放射体22の通気孔部26,27を通過して、前記ヘアドライヤー1の前方に放出される。この際、前記遠赤外線放射体22の全てのリブ24が中心軸線X方向視で前記支持枠体16と重なるので、前記導風筒15から通気孔部26,27を通過して前記ヘアドライヤー1外に放出される気流のロス、乱流化を抑え、効率よく温風を送ることができる。この温風を湿った髪に当てることで、髪が乾燥する。
なお、前述した通り、前記遠赤外線放射体22cの環状本体部23の後面23aが、前記ヒータ17の端部17dと近接して対向するので、前記ヒータ17の特に前記端部17dから放射された熱(赤外線)によって、前記遠赤外線放射体22が加熱される。詳述すると、前記ヒータ17の特に前記端部17dから放射された熱(赤外線)は、主として前記遠赤外線放射体22の環状本体部23の後面23aで受けられる。なお、前述した通り、前記環状本体部23自体には通気用の孔が形成されないので、前記ヒータ17から前記後面23aに向かって放射された熱(赤外線)は、全て前記後面23aで受け、前記環状本体部23を通過することがない。また、前述した通り、前記ヒータ17の一次コイル17bの径Dよりも前記環状本体部23の厚さTが大なので、前記ヒータ17の端部17dから放射された熱(赤外線)を前記後面23aの広い範囲で効率的に受けることができる。そして、最後方の前記遠赤外線放射体22cが受けた熱は、その前方の前記遠赤外線放射体22bを経て前記遠赤外線放射体22aに伝導する。また、前記遠赤外線放射体22全体は、前記ヒータ17から放射された熱(赤外線)によって直接的に加熱されるだけでなく、前記ヒータ17によって加熱された温風が前記通気孔部26,27を通過する際ことで、間接的に加熱される。これによって、前記遠赤外線放射体22全体が加熱される。なお、温風が前記通気孔部26,27を通過して前記遠赤外線放射体22に熱を与えることで、温風の温度は低下する。
このように、前記遠赤外線放射体22が加熱されると、この遠赤外線放射体22から遠赤外線が放射される。そして、前述した温風を髪に当てると共に、遠赤外線を髪に照射することで、湿った髪が乾燥する。なお、遠赤外線が髪に照射されることにより、湿った髪の乾燥効率が向上する。このため、温風の温度を低く、また温風の風量を少なくしても、十分に髪を乾燥させることができる。即ち、前記ヒータ17や電動機11を一般的なヘアドライヤーのそれらよりも消費電力の小さなものにしても、十分に髪を乾燥させることができる。
表1は、本発明の実施品と本願出願人が過去に発売していた製品との比較である。髪の温度や乾燥時間については、以下の条件により行った。乾燥対象は同じ重量の人毛毛束である。これらの人毛毛束を40℃に調温した温水に3分間浸した後、水分を含んだ状態の重量が同じになるように調整し、測定を行った。髪の温度は、10gの人毛毛束に4gの水を含ませ、5cmの距離から温風(と遠赤外線)を当て、6分後の温度を測定した。乾燥時間は、30gの人毛毛束に10gの水を含ませ、10cmの距離から温風(と遠赤外線)を当て、人毛毛束と水の合計重量が30gになるまでの時間、即ち、水が全て蒸発するまでの時間を測定した。なお、髪を構成するタンパク質の変性温度は60℃である。この結果から、髪の温度がタンパク質の変性温度である60℃以下に抑えられているにも拘わらず、乾燥時間が速くなっていることが分かる。
このように、温風の温度を低くできることで、髪を構成するタンパク質の変性を抑え、髪自体の水分量を保つことができる。また、温風の風量を少なくできることで、髪同士が擦れ合うことによる髪表面の傷みや静電気の発生を抑えることができる。更に、前記ヒータ17や電動機11の消費電力を抑えることで、省エネルギーにも繋がる。そして、このように前記ヒータ17を消費電力の小さなものにしたとしても、前述したように、前記ヒータ17から放射された熱(赤外線)を効率的に前記遠赤外線放射体22が受けることができるので、前記遠赤外線放射体22を十分に加熱して、遠赤外線を十分に発生させることができる。更に、温風の風量が少なくても良いので、前記通気孔部26,27の開口面積を小さくする(即ち、前記遠赤外線放射体22における固体部分の体積を大きくする)ことができるので、より効率的に遠赤外線を放射させることができる。特に本例の場合、前記遠赤外線放射体22が占める空間のうち、個体部分が70%程度を占め、更にその80%程度を、主として前記ヒータ17が放射する熱(赤外線)を受ける環状本体部23とすることで、より効率的に遠赤外線を放射させることができる。
以上のように本発明は、吸気部10と排気部14を有する本体4と、この本体4の気流発生部7内の吸気部10近傍に設けられる送風手段5と、前記本体4の気流加熱部8内であって前記送風手段5の下流側に設けられる気流加熱手段6と、前記本体4の気流加熱部8の排気部14に固定されて気流が通過可能な遠赤外線放射体22とを有するヘアドライヤー1において、前記遠赤外線放射体22が実質的にそれを通過する気流と平行な中心軸線Xを有する短円筒形状であって、環状本体部23と、この環状本体部23の内側に設けられる通気孔部26,27を有すると共に、前記気流加熱手段6からの放射熱によって前記環状本体部23の上流側の端面である後面23aが加熱されるように、前記気流加熱手段6を構成するヒータ17の排気部14側の端部17dが前記後面23aと対向することで、効率的に前記遠赤外線放射体22を加熱して遠赤外線を放射させることができるものである。
また本発明は、前記気流加熱手段6がヒータ17を有し、このヒータ17が二重コイル構造の電熱線17aであって、一次コイル17bを前記中心軸線X回りに巻回して二次コイル17cとした構造であると共に、前記環状本体部23の前記中心軸線Xと直交する方向の厚さTが前記一次コイル17bの外径Dよりも大きいことで、前記ヒータ17から放射された熱を、前記環状本体部23が効率的に受けることができるものである。
また本発明は、前記ヒータ17の排気部14側の端部における二次コイル17cの一巻き分(即ち上述の端部17d)が、前記中心軸線X方向視で前記環状本体部23と重なることで、前記ヒータ17から放射された熱を、前記環状本体部23がより効率的に受けることができるものである。
更に、前記ヒータ17の端部17dが、前記中心軸線X方向視で前記環状本体部23と完全に重なることで、前記ヒータ17から放射された熱を、前記環状本体部23がより効率的に受けることができるものである。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、ヒータとして二重コイル構造のヒータを用いたが、これ以外のヒータを用いても良い。また、上記実施形態では、遠赤外線放射体の材質としてセラミックを用いたが、加熱により遠赤外線を放射する材質であればセラミック以外であっても良い。また、上記実施形態では、遠赤外線放射体を複数個軸方向に並べて設けたが、単一の遠赤外線放射体を用いても良い。また、上記実施形態では、遠赤外線放射体を短円筒状に形成したが、要は実質的に中心軸線が定義される形状であればよく、例えば楕円筒状や多角形筒状、截頭錐状、或いは一端と他端とで形状が異なる立体に形成しても良い。更に、上記実施形態では、通気孔部が中心軸線と平行に設けられたが、通気孔部が中心軸線に対して螺旋状に設けられるようにしても良い。この場合、吹き出される気流は渦を巻くことになるが、その中心は前記中心軸線と平行になる。
1 ヘアドライヤー
4 本体
5 送風手段
6 気流加熱手段
10 吸気部
14 排気部
17 ヒータ
17a 電熱線
17b 一次コイル
17c 二次コイル
17d 端部(ヒータ17の排気部14側における二次コイル17cの一巻き)
22,22a,22b,22c 遠赤外線放射体
23 環状本体部
23a 後面(上流側の端面)
26 通気孔部
27 通気孔部
D 一次コイル17bの外径
T 厚さ
X 中心軸線
4 本体
5 送風手段
6 気流加熱手段
10 吸気部
14 排気部
17 ヒータ
17a 電熱線
17b 一次コイル
17c 二次コイル
17d 端部(ヒータ17の排気部14側における二次コイル17cの一巻き)
22,22a,22b,22c 遠赤外線放射体
23 環状本体部
23a 後面(上流側の端面)
26 通気孔部
27 通気孔部
D 一次コイル17bの外径
T 厚さ
X 中心軸線
Claims (4)
- 吸気部と排気部を有する本体と、この本体内の吸気部近傍に設けられる送風手段と、前記本体内であって前記送風手段の下流側に設けられる気流加熱手段と、前記本体の排気部に装着されて気流が通過可能な遠赤外線放射体とを有するヘアドライヤーにおいて、
前記遠赤外線放射体が実質的にそれを通過する気流と平行な中心軸線を有する形状であって、環状本体部とこの環状本体部の内側に設けられる通気孔部とを有すると共に、前記気流加熱手段からの放射熱によって前記環状本体部の上流側の端面が加熱されるように、前記気流加熱手段の排気部側の端部が前記環状本体部の上流側の端面と対向することを特徴とするヘアドライヤー。 - 前記気流加熱手段がヒータを有し、このヒータが二重コイル構造の電熱線であって、一次コイルを巻回して二次コイルとした構造であると共に、前記環状本体部の前記中心軸線と直交する方向の厚さが前記一次コイルの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のヘアドライヤー。
- 前記ヒータの排気部側の端部における二次コイルの一巻き分が、前記中心軸線方向視で前記環状本体部と重なることを特徴とする請求項2記載のヘアドライヤー。
- 前記ヒータの排気部側の端部における二次コイルの一巻き分が、前記中心軸線方向視で前記環状本体部と完全に重なることを特徴とする請求項3記載のヘアドライヤー。
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