JP2022084992A - 光学式選別機 - Google Patents

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Tomoyuki Miyamoto
光太郎 沖本
Kotaro Okimoto
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Abstract

【課題】被選別物の不良品や異物等を精度よく検出し、選別性能を向上させる光学式選別機の提供。【解決手段】傾斜配置したシュート3と、被選別物を検出位置において検出する光学検出手段41a,41bと、検出結果に基づいて被選別物を選別除去するエジェクター手段43と、を備える光学式選別機であって、光学検出手段41a,41bは、検出位置を照明する照明手段412a,412bと、検出位置において被選別物を撮像する撮像手段411a,411bと、を備え、シュート3には被選別物の流下方向に直交して光学検出用スリット31が設けられ、光学検出手段41a,41bは、光学検出スリット31が設けられる位置を検出位置として、シュート3上を流下する被選別物を撮像手段411a,411bにより撮像し、さらに、シュート3には、傾斜配置したシュート3の傾斜角度を変更することができるよう、角度調節手段6を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、穀粒や樹脂ペレット等の粒状物を色彩等に基づいて光学的に選別する光学式選別機に関する。
従来、米・麦類・豆類・ナッツ類等の穀粒、ペレット・ビーズ等の樹脂片、医薬品、鉱石類、シラス等の細かい物品、その他の粒状物からなる原料を良品と不良品とに選別したり、原料に混入する異物等を排除したりする光学式選別機が知られている(特許文献1,2参照。)。
特許文献1,2に記載された光学式選別機は、傾斜状のシュートを備え、前記シュートの下端から一定の軌跡を描いて落下する粒状物に光源から光を照射し、前記粒状物からの反射光や透過光をセンサにより受光して不良品や異物等を検出し、当該検出した不良品や異物等をエジェクターにより吹き飛ばすことで良否選別するものである。
ところで、前記光学式選別機において、前記シュートの下端から落下する粒状物の中には、形状や大きさの違い、空中での飛行姿勢の違い等により一定の落下軌跡から外れるものがあり、この場合、不良品や異物等を精度よく検出することができず、選別性能に影響を及ぼす問題がある。
特開平8-252535号公報 特開2009-50760号公報
そこで、本発明は、被選別物の不良品や異物等を精度よく検出することができ、選別性能を向上させることができる光学式選別機を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明では、
被選別物を流下させるために傾斜配置したシュートと、
前記被選別物を検出位置において検出する光学検出手段と、
前記光学検出手段による検出結果に基づいて前記被選別物を選別除去するエジェクター手段と、を備える光学式選別機であって、
前記光学検出手段は、
前記検出位置を照明する照明手段と、前記検出位置において前記被選別物を撮像する撮像手段と、を備え、
前記シュートには前記被選別物の流下方向に直交して光学検出用スリットが設けられ、前記光学検出手段は、前記光学検出スリットが設けられる位置を前記検出位置として、前記シュート上を流下する前記被選別物を前記撮像手段により撮像し、
さらに、前記シュートには、傾斜配置した前記シュートの傾斜角度を変更することができるよう、角度調節手段を設ける、という技術的手段を講じた。
請求項2に係る発明では、さらに、前記撮像手段の撮像信号に基づいて前記被選別物が良品か不良品かを判別するとともに、前記シュート上を流れる前記被選別物が前記シュート表面上を跳ねながら流下するか否かを判別する判別手段を備え、前記判別手段は、前記被選別物が前記シュート表面上を跳ねながら流下する際に、あらかじめ設定したしきい値の範囲内に跳ねの量を抑制することができるよう、前記角度調節手段を制御するようにするとよい。
請求項3に係る発明では、前記シュートと前記光学検出手段及び前記エジェクター手段を一体化し、前記シュートの上端に支点軸を設け、前記角度調節手段は、前記支点軸を中心として、前記光学検出手段及び前記エジェクター手段と一体化した前記シュートの傾斜角度を調節可能とするとよい。
請求項4に係る発明では、前記エジェクター手段の後段に、前記エジェクター手段により選別された被選別物を良品と不良品に分別してそれぞれ回収する排出ホッパを設けるとともに、前記排出ホッパの後段に、分別された良品と不良品をそれぞれ機外に排出する排出流路を設け、前記排出ホッパと前記排出流路との間は、前記排出ホッパが可動自在となるように可撓性の接続スリーブにより接続するとよい。
請求項5に係る発明では、前記排出ホッパ内には、下端を狭隘な流路に形成して前記被選別物を一時的に滞留させる一時溜め部を設けるとよい。
請求項1に係る発明によれば、光学検出手段に、検出位置を照明する照明手段と、検出位置において被選別物を撮像する撮像手段と、を備え、シュートには被選別物の流下方向に直交して光学検出用スリットが設けられ、前記光学検出手段は、前記光学検出スリットが設けられる位置を前記検出位置として、前記シュート上を流下する前記被選別物を前記撮像手段により撮像し、さらに、前記シュートには、傾斜配置した前記シュートの傾斜角度を変更することができるよう、角度調節手段を設けたので、従来技術のように、前記シュートの下端から落下する被選別物を検出する場合と異なり、前記シュート上を常に一定の軌跡で流下する被選別物を検出することができる。そして、シュート上を流れる被選別物がシュート表面上を跳ねながら流下して、仮に、落下スピードが変化した場合であっても、前記シュートに設けた角度調節手段により、傾斜配置した前記シュートの傾斜角度が変更されるため、被選別物がシュート表面上を流下する際、跳ねながら流下することが抑制され、不良品や異物の検出・排除ミスが生じることはなく、不良品や異物を的確に排除し得て、選別精度を高精度に維持することができる。
請求項2に係る発明によれば、前記撮像手段の撮像信号に基づいて前記被選別物が良品か不良品かを判別するとともに、前記シュート上を流れる被選別物がシュート表面上を跳ねながら流下するか否かを判別する判別手段を備え、前記判別手段は、前記被選別物が前記シュート表面上を跳ねながら流下する際に、あらかじめ設定したしきい値の範囲内に跳ねの量を抑制することができるよう、前記角度調節手段を制御する構成としたので、前記撮像手段により被選別物がシュート表面上を跳ねながら流下するのを監視し、前記角度調節手段により自動的に前記シュートの傾斜角度が変更されるため、目視に頼ることなく、的確に被選別物の跳ねの量を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記シュートと前記光学検出手段及び前記エジェクター手段を一体化し、前記シュートの上端に支点軸を設け、前記角度調節手段は、前記支点軸を中心として、前記光学検出手段及び前記エジェクター手段と一体化した前記シュートの傾斜角度を調節可能としたので、前記シュートと前記光学検出手段の相対的な位置関係の変化が生じない構成となり、前記シュート上を流下する前記被選別物の観察位置の位置ずれ、焦点位置の位置ずれ、光軸ずれ、などの発生を抑えることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記エジェクター手段の後段に、前記エジェクター手段により選別された被選別物を良品と不良品に分別してそれぞれ回収する排出ホッパを設けるとともに、前記排出ホッパの後段に、分別された良品と不良品をそれぞれ機外に排出する排出流路を設け、前記排出ホッパと前記排出流路との間は、前記排出ホッパが可動自在となるように可撓性の接続スリーブにより接続したので、前記光学検出手段及び前記エジェクター手段と一体化した前記シュート下端側が光学式選別機の筐体と分離され、前記シュート下端側を可動自在とすることができる。
請求項5に係る発明によれば、前記排出ホッパ内に、下端を狭隘な流路に形成して被選別物を一時的に滞留させる一時溜め部を設けたので、前記排出ホッパにより前記被選別物を回収する際、被選別物が前記排出ホッパの壁に衝突しても、一時溜め部に滞留した被選別物が緩衝部材となり、前記接続スリーブの摩耗を抑えて耐久性を増すことができる。
光学式選別機の内部構造を示す概略側断面図である。 角度調節手段の一実施例を示す拡大説明図である。 実施例1における光学選別部の概略説明図である。 実施例1におけるシュートの概略斜視図である。 実施例1の光学選別部において、エジェクター装置により不良品を選別除去する例の説明図を示す。 実施例1の光学選別部の他の変形例の概略説明図である。 実施例1の光学選別部の他の変形例の概略説明図を示す。 実施例2としての光学選別部の角度調節手段の概略作用図を示す。 実施例3としての角度調節手段の制御手法を示すフローチャートである。 排出ホッパ内に一時溜め部を設けた概略説明図である。
以下、本発明の光学式選別機について、その一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態における光学式選別機1の内部構造を示す概略側断面図であり、図2は角度調節手段の一実施例を示す拡大説明図である。
(光学式選別機の構成)
図1に示すように、光学式選別機1は、原料となる粒状物を供給する粒状物供給部2、傾斜状に配置されて前記粒状物を流下させるシュート3、前記シュート3上を流下する粒状物を検出し、該検出結果に基づいて良品と不良品に選別する光学選別部4、前記光学選別部4で選別された粒状物を良品と不良品に分別する排出ホッパ5、前記傾斜状に配置されたシュート3の傾斜角度を変更することができる角度調節手段6、前記排出ホッパ5により分別された良品と不良品をそれぞれ機外に排出する排出流路7とを備える。
前記粒状物供給部2は、図示しない原料タンクと、前記原料タンクから連絡する原料投入樋21と、原料となる粒状物を前記シュート3に供給する振動フィーダ22を備える。
シュート3は、所定幅を有して前記振動フィーダ22の先端側下方位置に傾斜した状態で配置され、前記振動フィーダ22から供給される粒状物を自然流下させる。
前記光学選別部4は、前記シュート3の上面側及び下面側に配設される一対の光学検出装置41a,41b、前記光学検出装置41a,41bの撮像信号に基づいて前記粒状物を良品と不良品に判別する判別装置42、前記判別装置42の判別結果に基づいて前記不良品を除去し前記粒状物を良品と不良品に選別するエジェクター装置43を備える。
前記排出ホッパ5は、前記エジェクター装置43により選別された粒状物を良品と不良品に分別して回収する良品回収ホッパ51及び不良品回収ホッパ52を備える。
(角度調節手段の構成)
前記シュート3は上端部に支点軸30が設けられ、前記シュート3の下方に角度調節手段6が配置されており、この角度調節手段6により前記支点軸30を中心として、前記シュート3の角度調節が可能な構成となっている。
前記シュート3は、その下端部が前記光学選別部4内に挿通されている。そして、前記シュート3の上面側の光学検出装置41a、又は、前記シュート3の下面側の光学検出装置41bに、前記シュート3が近づいたり、離れたりするなど、相対的な位置関係の変化が生じないよう(前記シュート3がわずかでも動くと、前記シュート3上を流下する前記粒状物の観察位置の位置ずれ、焦点位置の位置ずれ、光軸ずれ、などが発生してしまうため)、前記シュート3と前記光学選別部4とは一体化されている。すなわち、前記一対の光学検出装置41a,41bを収容する一対の選別部筐体44a,44bに前記シュート3を挿通するとともに、固設して一体化する。
前記角度調節手段6の駆動源61としては、所望の角度に回動する電動式のギアモータや、ステッピングモータなどを採用することができる。これに限らず、駆動源61として、人力による手回しハンドルや手動の巻き上げチェーン(いずれも図示せず)などを使ってねじ軸を回動する方式を採用することもできる。
前記シュート3と一体化した選別部筐体44bには、図2の拡大説明図に示すように、ステー62を取り付ける。ステー62にはピン63を挿通するための長孔64を設けておく。この長孔64には、ピン63を通す。ピン63は、ナット65を有するプレート66が連結されている。駆動源となるギアモータ61は、台座67を介して光学式選別機1の筐体11側に固設されており、ギアモータ61のモータ軸には、ねじ軸68が取り付けられている。このねじ軸68とナット65を螺合することにより、前記シュート3(前記シュート3は前記選別部筐体44bと一体化している)の角度を調節制御することができる。
(排出流路の構成)
前記排出流路7(図1参照)は、前記良品回収ホッパ51に連通し、良品を機外排出する良品排出流路71と、前記不良品回収ホッパ52に連通し、不良品を機外排出する不良品排出流路72とを備える。前記良品回収ホッパ51と前記良品排出流路71との間、及び前記不良品回収ホッパ52と前記不良品排出流路72との間は、可撓性の接続スリーブ73a,73bにより接続されている。これは、前記選別部筐体44a,44bと一体化した前記シュート3下端側が可動自在となるよう、前記選別部筐体44a,44bを排出流路7(前記光学式選別機1の筐体11)から分離させるためである。可撓性の接続スリーブ73a,73bの材質としては、麻布、帆布、プラスチックなどの合成樹脂等を採用し得る。一例として、ホームセンターなどで市販されている蛇腹管でもよい。
なお、前記可撓性の接続スリーブ73a,73bは、長期にわたって使用していると、粒状物による衝突の際に摩耗により劣化しやすくなる。このため、前記良品回収ホッパ51及び不良品回収ホッパ52の内部に、図10に示すような下端が狭隘な流路になった粒状物の一時溜め部53を設け、この一時溜め部53内に次回の粒状物を供給するようにするとよい。これにより、粒状物の衝突の際に緩衝作用が働くため、接続スリーブ73a,73bの摩耗を抑えて耐久性を向上することができる。一時溜め部53の類似の構成としては、実公昭61-11147の第2図を流用することもできる。
(光学式選別機の作用)
前記光学式選別機1において、前記粒状物供給部2の原料タンクに貯留される粒状物は、前記振動フィーダ22により前記シュート3に連続して供給され、該シュート3の表面上を幅方向に広がる状態で連続的に自然流下する。
前記シュート上を流下する粒状物は、前記光学選別部4において、一対の前記光学検出装置41a,41bにおける撮像手段により撮像され、前記判別装置42において前記撮像手段の撮像信号における光量や色成分等の信号レベルがしきい値と比較されて良品と不良品のいずれかに判別され、前記判別装置42から送られる除去信号に基づいて前記エジェクター装置43におけるエアの噴射により不良品が除去され、良品と不良品に選別される。
そして、前記良品に選別された粒状物は前記排出ホッパ5の良品回収ホッパ51、良品排出流路71から機外排出され、前記不良品に選別された粒状物は前記不良品回収ホッパ52、不良品排出流路72から機外排出される。
[実施例1]
図3は実施例1における光学選別部の概略説明図を示す。図4は実施例1におけるシュートの概略斜視図を示す。図5は実施例1の光学選別部において、エジェクター装置により不良品を選別除去する例の説明図を示す。
実施例1における光学選別部4において、前記シュート3には、粒状物の流下方向に直交して前記シュート3の幅方向に連続的に開口する光学検出用スリット31が設けられる。
また、前記シュート3は、その下端が前記排出ホッパ5の前記良品回収ホッパ51内に延出して位置し、前記選別除去用スリット32が前記良品回収ホッパ51よりも上方に位置するように配設される。
前記光学選別部4において、前記光学検出装置41a,41bは、前記シュート3上を幅方向に広がる状態で流下する粒状物に対応できるCCD等のラインセンサやエリアセンサを内蔵し、近赤外線(NIR)、可視光又は紫外線等の波長域の光を受光可能とするCCDカメラ等の撮像手段411a,411bと、前記粒状物が流下する前記シュート3上の検出位置Oを照明するLED光源や蛍光灯等の照明手段412a,412bと、前記検出位置Oにおいて前記撮像手段411a,411bにより前記粒状物を撮像する際の背景となるバックグラウンドとを備える。
また、前記エジェクター装置43は、前記光学検出装置41a,41bと同様に、前記シュート3上を幅方向に広がる状態で流下する粒状物に対応できるものであって、前記幅方向に形成される複数のノズル孔から選択的にエアを噴射することができるエジェクターノズル431と、前記判別装置から送られる除去信号に基づいて前記エジェクターノズル431からエアを噴射させる図示しないエジェクター駆動装置を備える。
前記光学検出装置41a,41bは、前記シュート3上の前記光学検出用スリット31が設けられる位置が前記検出位置Oとなるように配置されており、前記シュート3上を流下する粒状物を、前記検出位置Oにおいて前記シュートの上面側及び下面側から前記照明手段412a,412bにより照明し、前記撮像手段411a,411bにより撮像する。
また、前記エジェクター装置43は、前記エジェクターノズル431の先端が前記シュート3の下面側に当接又は近接し、前記エジェクターノズル431の複数のノズル孔が前記選別除去用スリット32に直接又は間接的に連通するように配設されており、前記シュート3上を流下する粒状物の中で不良品と判別されたものを、前記選別除去用スリット32を介して前記シュート3の上面側へエア噴射により除去する。
そして、前記シュート3上を流下する粒状物の中で良品と判別されたものは、前記排出ホッパ5の前記良品回収ホッパ51を介して排出され、不良品と判別されたものは前記排出ホッパ5の前記不良品回収ホッパ52を介して排出される。
ここで、前記撮像手段411a,411bは、ラインセンサやエリアセンサを内蔵するものとしたが、ラインセンサを内蔵するものであれば、エリアセンサを内蔵するものと比べ、前記光学検出用スリット31の幅を小さくした場合でも不良品等を精度よく検出することができる。
また、前記照明手段412a,412bは、LED光源や蛍光灯等を用いることとしたが、LED光源を用いれば、その特性から光が発散しにくいため、前記検出位置Oにおいて前記シュート3上を流下する粒状物を前記撮像手段411a,411bにより撮像するに際し、前記光学検出用スリット31の幅が小さくても十分な光量を確保することができる。
なお、前記照明手段412a,412bとして蛍光灯を用いる場合でも、集光させることで、LED光源と同等の効果を得ることができる。
前記シュート3に設けられる前記光学検出用スリット31の幅は、センサ素子のサイズ、前記センサが受光する光量、前記シュートの傾斜角度、前記シュート3上を流下する粒状物の重量や大きさ等を考慮して設定することができ、例えば、米粒の場合には1~2mmとすることができる。
また、前記シュート3に設けられる前記選別除去用スリット32の幅は、粒状物の不良品を確実に選別除去できる幅に設定することができる。
なお、前記選別除去用スリット32は、前記シュート3の幅方向に連続状に開口することとしたが、前記エジェクターノズル431の複数のノズル孔に対応させて前記シュート3の幅方向に断続的に開口することもできる。
前記シュート3には、粒状物の跳ねを防ぐために表面上にカバーを設けることができる。前記シュート3の表面上にカバーを設ければ、豆類等の跳ねやすい粒状物であっても、前記シュート3上を常に一定の軌跡で流下させることができる。
なお、図5に示す例では、前記エジェクター装置43は、前記エジェクターノズル431の先端が前記シュート3の下面側に当接又は近接するように配設され、前記シュート3上を流下する不良品を、前記シュート3の上面側へエアの噴射により除去することとしたが、これに代えて、エジェクター装置として吸引装置を用いることで、前記シュート3上を流下する不良品を、前記選別除去用スリット32を介して前記シュート3の下面側へ吸引して除去することもできる。
図6は実施例1の光学選別部の変形例であって、エジェクター装置により不良品を選別除去する他の例の説明図を示す。
図5に示す例では、前記エジェクター装置43は、前記エジェクターノズル431が前記シュート3の下面側に配設されるものであったが、図6に示すように、エジェクターノズル431をシュート3の上面側であって前記シュート3上を流下する粒状物と干渉しない高さ位置に配設することで、前記シュート3上を流下する不良品を、前記選別除去用スリット32を介して前記シュート3の下面側へエアの噴射により除去することもできる。また、エジェクター装置として吸引装置を用いることで、前記シュート3上を流下する不良品を、前記シュート3上の上面側へ吸引して除去することもできる。
図7は実施例1の光学選別部の他の変形例の概略説明図を示す。図3に示す例では、前記光学選別部4において、前記シュート3は、その下端が排出ホッパ5の良品回収ホッパ51内に延出して位置するように配置されるものであったが、図7に示すように、前記シュート3の下端を前記排出ホッパ5の前記良品回収ホッパ51内に延出しないものとすることもできる。
前記光学選別部4において、前記シュート3の下端が前記排出ホッパ5の前記良品回収ホッパ51内に延出しない場合でも、良品と判別されたものは前記排出ホッパ5の前記良品回収ホッパ51を介して前記良品排出流路71から機外に排出することができ、不良品と判別されたものは前記不良品回収ホッパ52を介して前記不良品排出流路72から機外に排出することができる。
本発明の実施の形態において、実施例1における光学式選別機は、前記シュート3には、粒状物の流下方向に直交して前記シュート3の幅方向に連続的に開口する光学検出用スリット31が設けられ、前記光学検出装置41a,41bは、前記光学検出用スリット31が設けられ位置を前記検出位置Oとして、前記シュート3上を流下する前記粒状物を前記撮像手段411a,411bにより撮像するので、従来の光学式選別機のように、シュートの下端から落下する途中の粒状物を検出する場合と異なり、前記シュート3上を常に一定の軌跡で流下する粒状物を検出することができる。
したがって、実施例1における光学式選別機によれば、従来の光学式選別機に比べ、粒状物の不良品を精度よく検出することができるので、選別性能を向上させることができる。
[実施例2]
図8は実施例2としての光学選別部の角度調節手段の概略作用図を示す。図8に示すように、シュート3と選別部筐体44a,44bは一体化しており、前記角度調節手段6により前記支点軸30を中心として、前記シュート3の角度調節が可能な構成となっている。図8に示すように、ギアモータ61をオンし、一方に回転させると、ねじ軸68がナット65と螺合し、プレート66が右方向R(ねじ込む方向)に移動する。これにより、シュート3と選別部筐体44a,44bは右方向Rに移動する。反対に、ギアギアモータ61をオンし、他方に回転させると、ねじ軸68がナット65と螺脱し、プレート66が左方向L(ねじが外れる方向)に移動する。これにより、シュート3と選別部筐体44a,44bは左方向Lに移動する。
例えば、前記シュート3下端と前記支点軸30と前記支点軸30から垂直方向となす角度θ(∠ADE)が30°を基準とすれば、シュート3と選別部筐体44a,44bが右方向Rに移動したとき、∠BDEは30°から-5°急になって、例えば25°の角度に調節するようになる。反対に、シュート3と選別部筐体44a,44bが左方向Lに移動したとき、∠BDEは30°から+5°緩くなって、例えば35°の角度に調節するようになる。
この事例では、シュート3の傾斜角度の調節幅が-5°~+5°の範囲としたが、これに限定されることなく、任意の調節幅とすることができる。好ましくは-10°~+10°の範囲であり、より好ましくは-5°~+5°の範囲である。調節幅が-10°~+10°の範囲を超えると、シュート3上を流下する粒状物の流量が変化し、選別性能に悪影響を及ぼすため好ましくない。
[実施例3]
図9は実施例3としての角度調節手段の制御手法を示すフローチャートである。この実施例3では、前記シュート3上を流れる粒状物を前記撮像手段411a,411bにより監視するが、粒状物がシュート表面上を跳ねながら流下する際に、粒状物の落下スピードが変化するか否かをも監視することが可能となっている。
図9は本格的な選別運転前の暖気運転時にシュートの角度調節を行う制御を示す。ステップS100において制御を開始する。次に、前記振動フィーダ22を駆動して原料となる粒状物を前記シュート3に連続して供給し、一定流量でシュート3上を流下するよう保持する。このとき、撮像手段411a,411bでは、所定時間の間、粒状物がシュート3上を流下している際の「跳ね」が生じた量(粒数)を監視する。そして、撮像手段411a,411bにより実際に監視した「跳ね」量と、あらかじめ前記判別装置42に設定した「跳ね」量の基準範囲とを比較し、実際の「跳ね」量が、基準範囲内であるか否かを判断する(ステップS101)。実際の「跳ね」量が基準範囲内であれば、シュート3の傾斜角度に問題はなく、ステップS102に至り、本格的な選別運転を開始する。
ステップS101において、実際の「跳ね」量が基準範囲外であればステップS103に至る。ステップS103では、実際の「跳ね」量が基準範囲を上回るか又は下回るかを判断する。そして、実際の「跳ね」量が基準範囲を上回ることとなればステップS104に至り、前記シュート3の傾斜角度を緩くする制御を行う。このシュート3の傾斜角度を緩くする制御は、図8を参照すれば、例えば、シュート3を基準となるAの位置からCの位置にすることとすればよい。
一方、実際の「跳ね」量が基準範囲を下回ることとなればステップS105に至り、前記シュート3の傾斜角度を急にする制御を行う。このシュート3の傾斜角度を急にする制御は、図8を参照すれば、例えば、シュート3を基準となるAの位置からBの位置にすることとすればよい。
[その他の実施形態]
以上、本発明の光学式選別機について、各種実施例に基づきその実施形態を説明した。しかし、本発明は前述の実施形態に必ずしも限定されるものではなく、例えば以下のような変形例も含まれる。
前記光学検出装置41a,41bから画像取得を利用し被選別物の流量データを算出するようにし、「跳ね」量と関連があるかを推測し、前記シュート3の傾斜角度を変更してもよい。このような流量データは、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、光学式選別機1の運転終了間際であることを検知するために、シュート3前段に設置されている原料タンクにセンサを配設し、該センサが検知した貯留量から前記シュート3上を流下する粒状物の流量を推定することとしてもよい。
以上、本発明の実施形態及びいくつかの変形例について説明したが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の組み合わせ、または、省略が可能である。
1 光学式選別機
2 粒状物供給部
3 シュート
4 光学選別部
5 排出ホッパ
6 角度調節手段
7 排出流路
11 筐体
21 原料投入樋
22 振動フィーダ
30 支点軸
31 光学検出用スリット
32 選別除去用スリット
41a 光学検出装置
41b 光学検出装置
411a 撮像手段
411b 撮像手段
412a 照明手段
412b 照明手段
42 判別装置
43 エジェクター装置
431 エジェクターノズル
44a 選別部筐体
44b 選別部筐体
51 良品回収ホッパ
52 不良品回収ホッパ
53 一時溜め部
61 駆動源(ギアモータ)
62 ステー
63 ピン
64 長孔
65 ナット
66 プレート
67 台座
68 ねじ軸
71 良品排出流路
72 不良品排出流路
73a 接続スリーブ
73b 接続スリーブ

Claims (5)

  1. 被選別物を流下させるために傾斜配置したシュートと、
    前記被選別物を検出位置において検出する光学検出手段と、
    前記光学検出手段による検出結果に基づいて前記被選別物を選別除去するエジェクター手段と、を備える光学式選別機であって、
    前記光学検出手段は、
    前記検出位置を照明する照明手段と、前記検出位置において前記被選別物を撮像する撮像手段と、を備え、
    前記シュートには前記被選別物の流下方向に直交して光学検出用スリットが設けられ、前記光学検出手段は、前記光学検出スリットが設けられる位置を前記検出位置として、前記シュート上を流下する前記被選別物を前記撮像手段により撮像し、
    さらに、前記シュートには、傾斜配置した前記シュートの傾斜角度を変更することができるよう、角度調節手段を設けたことを特徴とする光学式選別機。
  2. 前記撮像手段の撮像信号に基づいて前記被選別物が良品か不良品かを判別するとともに、前記シュート上を流れる前記被選別物が前記シュート表面上を跳ねながら流下するか否かを判別する判別手段を備え、前記判別手段は、前記被選別物が前記シュート表面上を跳ねながら流下する際に、あらかじめ設定したしきい値の範囲内に跳ねの量を抑制することができるよう、前記角度調節手段を制御してなる請求項1記載の光学式選別機。
  3. 前記シュートと前記光学検出手段及び前記エジェクター手段を一体化し、前記シュートの上端に支点軸を設け、前記角度調節手段は、前記支点軸を中心として、前記光学検出手段及び前記エジェクター手段と一体化した前記シュートの傾斜角度を調節可能としてなる請求項1又は2記載の光学式選別機。
  4. 前記エジェクター手段の後段に、前記エジェクター手段により選別された前記被選別物を良品と不良品に分別してそれぞれ回収する排出ホッパを設けるとともに、前記排出ホッパの後段に、分別された良品と不良品をそれぞれ機外に排出する排出流路を設け、前記排出ホッパと前記排出流路との間は、前記排出ホッパが可動自在となるように可撓性の接続スリーブにより接続してなる請求項1から3のいずれかに記載の光学式選別機。
  5. 前記排出ホッパ内には、下端を狭隘な流路に形成して前記被選別物を一時的に滞留させる一時溜め部を設けてなる請求項4記載の光学式選別機。
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