JP2022084471A - スクイズ注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を注出するために傾倒姿勢にした時の液垂れと、スクイズ操作時の内容物の過度の飛び出しを抑制することができ、良好なリサイクル性を有するスクイズ注出容器を提供する。【解決手段】中栓4が、内部流路10aを形成する有底筒状部10bを備えるとともに注出栓3の内面に取り付けられる流路絞り部10と、流量制限部11と、を有し、流路絞り部10が、筒壁10dから底壁10eの外周縁まで延びる1つのみの開口10hを有し、流量制限部11が、各々が周方向に延びるとともに周方向一方側の端部が流路絞り部10に連なる周方向に並ぶ複数の連結片11aと、各々の連結片11aの周方向他方側の端部に連なり、胴部に対するスクイズ操作により内容物によって押されることで複数の連結片11aの弾性変形によって流路絞り部10に対して上方に相対移動し、それにより前記流量の制限を減少させる移動体11bと、を有するスクイズ注出容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、スクイズ注出容器に関する。
醤油などの食品などの液状の内容物を容器本体の胴部をスクイズ(押圧)操作することで注出可能なスクイズ注出容器が知られている。例えば、特許文献1には、容器本体と、容器本体の口部に取り付けられる注出栓と、注出栓に取り付けられる中栓と、を有し、中栓が、内部流路を形成する筒状部を備えるとともに注出栓の内面に取り付けられる流路絞り部と、径方向に沿って放射状に延びる十文字状のスリットを備えるとともに前記内部流路の流量を制限する流量制限部と、を有し、中栓が、筒状部の一部を形成する流路形成部材と、流量制限部と筒状部の他の一部とを形成する弁部材と、で形成される、スクイズ注出容器が記載されている。このような中栓を設けることにより、内容物の流量を制限することができ、それにより、内容物を注出するために傾倒姿勢にした時の液垂れや、スクイズ操作時の内容物の過度の飛び出しを抑制することができる。
特許第6242708号公報
しかし、上記のような従来のスクイズ注出容器は、弁部材が通常、シリコン樹脂製であるため、リサイクル性に改善の余地があった。すなわち、上記のような従来のスクイズ注出容器は、例えば、容器本体がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製である場合に、注出栓を分別せずにPET樹脂のリサイクル廃棄物として廃棄され、リサイクル工程内でPET樹脂と同等の比重を有するシリコン樹脂がPET樹脂から分離されず、リサイクル材に混入してしまう場合があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容物を注出するために傾倒姿勢にした時の液垂れと、スクイズ操作時の内容物の過度の飛び出しを抑制することができ、良好なリサイクル性を有するスクイズ注出容器を提供することにある。
本発明のスクイズ注出容器は、胴部と前記胴部の上端に連なる筒状の口部とを備えるとともに内容物を収容する容器本体と、前記口部に取り付けられる注出栓と、前記注出栓に取り付けられる中栓と、を有し、前記中栓が、内部流路を形成する有底筒状部を備えるとともに前記注出栓の内面に取り付けられる流路絞り部と、前記内部流路の流量を制限する流量制限部と、を有し、前記流路絞り部が、前記有底筒状部の筒壁から前記有底筒状部の底壁の外周縁まで延びる1つのみの開口を有し、前記流量制限部が、各々が周方向に延びるとともに周方向一方側の端部が前記流路絞り部に連なる周方向に並ぶ複数の連結片と、各々の前記連結片の周方向他方側の端部に連なり、前記胴部に対するスクイズ操作により前記内容物によって押されることで前記複数の連結片の弾性変形によって前記流路絞り部に対して上方に相対移動し、それにより前記流量の制限を減少させる移動体と、を有することを特徴とする。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記開口が、上下方向に沿って延びる長孔状をなすのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記開口が、下方に向けて幅が広がる台形状をなすのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記各々の連結片の前記周方向一方側の端部が、前記筒壁の内周面に連なるのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記連結片の数が4つであるのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記移動体と前記複数の連結片とが、前記連結片と同数のスリットによって形成されるのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記中栓が、少なくとも前記筒壁の一部と前記底壁とを形成する流路形成部材と、少なくとも前記筒壁の他の一部と前記流量制限部とを形成する弁部材と、で構成されるのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記流路絞り部が、前記開口よりも上方で前記筒壁から径方向外側に延びるとともに前記注出栓の内面に取り付けられるフランジ部を有するのが好ましい。
本発明のスクイズ注出容器は、上記構成において、前記注出栓に着脱可能なキャップと、前記注出栓の注出口を封止する封止部を備え、前記キャップに取り付けられる移行栓本体と、前記移行栓本体に破断予定部を介して連なり、前記注出栓に取り付けられる封緘筒と、を有し、前記注出栓が、前記口部に弾性変形によって上方から乗り越え係止される係止部と、前記口部への前記係止部の係止を解くために破断させられる周方向弱化部と、を備える装着筒を有するのが好ましい。
本発明によれば、内容物を注出するために傾倒姿勢にした時の液垂れと、スクイズ操作時の内容物の過度の飛び出しを抑制することができ、良好なリサイクル性を有するスクイズ注出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるスクイズ注出容器の未開封状態を示す縦断面図である。 図1に示す弁部材の底面図である。 図1に示すスクイズ注出容器の開封状態を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を例示説明する。
なお、本明細書において、上下方向とは口部2aの中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは胴部から口部2aに向かう方向を意味し、下方とはその反対方向を意味し、径方向とは中心軸線Oに垂直な直線に沿う方向を意味し、周方向とは中心軸線Oを周回する方向を意味し、縦断面とは中心軸線Oを含む断面を意味している。
図1に示す本発明の一実施の形態であるスクイズ注出容器1は、容器本体2、注出栓3、中栓4、移行栓5及びキャップ6を有している。中栓4は、流路形成部材4aと、弁部材4bと、で構成されている。移行栓5は、移行栓本体7と封緘筒8とで構成されている。
容器本体2は、ブロー成形によって形成されるPET樹脂製ボトルで構成されている。注出栓3、流路形成部材4a、弁部材4b、移行栓5及びキャップ6は、それぞれ、ポリプロピレン樹脂製又はポリエチレン樹脂製の射出成形による一体成形物である。しかし、流路形成部材4aはポリプロピレン樹脂製とし、弁部材4bはポリエチレン樹脂製とするのが好ましい。容器本体2は、PET樹脂製に限らず、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂製又はポリエチレン(PE)樹脂製であってもよい。
容器本体2は、スクイズ操作によって弾性変形可能な図示しない有底筒状の胴部と、胴部の上端に連なり中心軸線Oを中心とする円筒状をなす口部2aと、を有しており、液状の内容物を収容する収容空間を内部に形成している。
内容物は、液状であれば特に限定されないが、例えば、醤油やつゆなどの食品である。また、本実施の形態のスクイズ注出容器1は、粘性が低い内容物を用いる場合に特に適している。
注出栓3は、口部に取り付けられる装着筒3aと、装着筒3aの内周縁から上方に延び、中心軸線Oと同軸に配置される円筒状の下部周壁3bと、下部周壁3bの上端から径方向内側に延びる円環状の下部環状壁3cと、下部環状壁3cの内周縁から上方に延び、中心軸線Oと同軸に配置される円筒状の上部周壁3dと、上部周壁3dの上端から径方向内側に延びる円環状の上部環状壁3eと、上部環状壁3eの内周縁から上方に延び、中心軸線Oと同軸に配置される上部が縮径した筒状の先端筒3fと、を有している。
装着筒3aは、口部2aの外周面に接する外筒3gと、口部2aの内周面に接する内筒3hと、口部2aの上端面に接する天壁3iと、を有している。また、装着筒3aは、口部2aにアンダーカット形状部を介して弾性変形によって上方から乗り越え係止される係止部3jと、口部2aへの係止部3jの係止を解くために破断させられる周方向弱化部3kと、を有している。係止部3j及び周方向弱化部3kは、外筒3gに設けられている。装着筒3aは、係止部3jによって口部2aに取り付けられている。
下部周壁3bの内周面には、下部環状壁3cの下面からそれぞれ垂下するとともに周方向に並ぶ複数の縦リブ3lが設けられている。下部周壁3bの外周面には、雄ねじ部3mが設けられている。
先端筒3fの上端には、内容物を注出する注出口3nが形成されている。
移行栓本体7は、注出口3nに上方から挿入されて注出口3nを封止する凸状の封止部7aと、封止部7aの上端に連なる頂壁7bと、頂壁7bの外周縁から垂下し、中心軸線Oと同軸に配置される円筒状の周壁7cと、を有している。
封緘筒8は、中心軸線Oと同軸に配置される円筒状をなしており、封緘筒8の上端が、移行栓本体7の周壁7cの下端における外周縁に破断予定部9を介して連なっている。また、封緘筒8は、注出栓3の上部周壁3dの外周面に、弾性変形によって上方から乗り越え係止されることで取り付けられている。
キャップ6は、移行栓本体7の頂壁7bを覆う頂部壁6aと、頂部壁6aから垂下し、移行栓本体7の周壁7cの外周面に、アンダーカット形状部を介して弾性変形によって上方から乗り越え係止される係止筒6bと、頂部壁6aから垂下し、内周面に雌ねじ部6cを備える螺筒6dと、頂部壁6aの外周縁から垂下し、螺筒6dを覆う外周筒6eと、を有している。移行栓本体7の周壁7cは、係止筒6bによってキャップ6に取り付けられている。キャップ6は、雌ねじ部6cを雄ねじ部3mに螺合させることで注出栓3に取り付けられている。
図1~図4に示すように、中栓4は、下部周壁3b、下部環状壁3c、上部周壁3d、上部環状壁3e及び先端筒3fで構成される先細状の注出筒3oの内面に取り付けられている。
中栓4は、内部流路10aを形成する有底筒状部10bと有底筒状部10bから径方向外側に延びるとともに注出筒3oの内面に嵌合によって取り付けられるフランジ部10cとを備える流路絞り部10と、内部流路10aの流量を制限する流量制限部11と、を有している。有底筒状部10bは、筒壁10dと底壁10eとからなっている。筒壁10dは、中心軸線Oと同軸に配置される円筒状の上部筒壁10fと、上部筒壁10fの内周面の下端から垂下し、中心軸線Oと同軸に配置されるとともに下方に向けて縮径する逆円錐台状をなす下部筒壁10gと、からなっている。底壁10eは、筒壁10dの下端から径方向内側に延びるとともに中心軸線Oに垂直な円板状をなしている。フランジ部10cは、上部筒壁10fの外周面の下端から径方向外側に延びている。
流路形成部材4aは、フランジ部10cと、上部筒壁10fの下部全体及び上下方向中間部の内周部分と、下部筒壁10gと、底壁10eと、を形成している。弁部材4bは、上部筒壁10fの上部全体及び上下方向中間部の外周部分と、流量制限部11とを形成している。
流路絞り部10は、下部筒壁10gの上下方向中間部から底壁10eの外周縁まで延びる1つのみの開口10hを有している。開口10hは、上下方向に沿って延びる長孔状をなしている。また、開口10hは、下方に向けて幅が広がる台形状をなしている。図1に、開口10hを矢印Aに沿って見たとき(つまり、図1とは中心軸線Oを中心に90°異なる角度から視たとき)の形状を2点鎖線で示している。
開口10hの幅は1mm~1.5mm程度(台形状の場合、上端で1mm程度、下端で1.5mm程度)とし、開口10hの長さ(上下方向に沿う長さ)は3mm程度とするのが好ましいが、内容物の粘度により適宜調節可能である。なお、開口10hの形状は台形状に限らず、また、上下方向に沿って延びる長孔状に限らない。
フランジ部10cは、フランジ部10cの外周面が、複数の縦リブ3lの内周面にアンダーカット形状部を介して弾性変形によって下方から乗り越え係止されるとともに、フランジ部10cの上面が下部環状壁3cの下面に当接することにより、注出栓3に取り付けられている。
図1~図2に示すように、流量制限部11は、各々が周方向に沿って延びるとともに周方向一方側の端部が上部筒壁10fの上部の内周面に連なる周方向に並ぶ複数の連結片11aと、各々の連結片11aの周方向他方側の端部に連なり、胴部に対するスクイズ操作により内容物によって押されることで複数の連結片11aの弾性変形によって流路絞り部10に対して上方に相対移動し、それにより内部流路10aの流量の制限を減少させる移動体11bと、を有している。連結片11aの数は、本実施の形態では4つである。しかし、連結片11aの数は4つに限らず、内容物の粘度等に応じて適宜変更可能である。
移動体11bと複数の連結片11aとは、連結片11aと同数のスリット11cによって形成されている。複数のスリット11cは、周方向に並んでいる。各々のスリット11cは、連結片11aの外周縁を形成する周方向一方側部分と、当該連結片11aの周方向他方側に隣接する連結片11aの内周縁を形成する周方向他方側部分と、周方向一方側部分と周方向他方側部分とを連ねる周方向中間部分と、からなっている。各々のスリット11cは、周方向の全長に亘って、縦断面形状が逆V字形状をなしている。
流量制限部11は、複数の連結片11aが弾性変形する前の状態である自然状態において、各々のスリット11cが最小の隙間を有しており、それにより、流量制限部11は内部流路10aの流量を最も制限している。移動体11bが内容物によって押されて流路絞り部10に対して上方に相対移動することで複数の連結片11aが弾性変形すると、各々のスリット11cの隙間は拡大し、それにより、流量制限部11による内部流路10aの流量の制限は減少する。なお、各々のスリット11cは自然状態において隙間を有していなくてもよい(つまり、開閉部11は、自然状態において内部流路10aを閉じていてもよい)。
弁部材4bは、複数のスリット11cを備える円板状の板壁11dと、板壁11dの外周縁から垂下する円筒状の外周壁11eと、からなっている。弁部材4bは、外周壁11e(つまり、上部筒壁10fの上下方向中間部の外周部分)が、上部筒壁10fの上下方向中間部の内周部分にアンダーカット形状部を介して弾性変形によって上方から乗り越え係止されることにより、流路形成部材4aに取り付けられている。外周壁11eは、上部周壁3dの内周面と同等の外径を有している。
スクイズ注出容器1の使用を開始するためには、まず、キャップ6を螺脱方向に捩じり、移行栓5の破断予定部9を破断させる。その際生じる音及び振動により、使用者はスクイズ注出容器1が不正開封されていないことを認知することができる。更にキャップ6を捩じって注出栓3から取り外すことで、注出口3nから封止部7aが抜けて、図3に示すように注出口3nが開放される。
この状態から容器本体2を傾倒させ、胴部をスクイズ操作することで胴部を弾性変形させ、それにより、収容空間内の内容物を注出口3nから注出することができる。その際、注出栓3の内側の流路が中栓4の流路絞り部10によって絞られているとともに流路絞り部10の有底筒状部10bの内部流路10aの流量が流量制限部11によって制限されているため、容器本体2を傾倒させただけで注出口3nから内容物が飛び出てしまう液だれの発生を抑制し、スクイズ操作時に注出口3nから内容物が過度の勢いで飛び出てしまうことを抑制することができる。また、胴部をスクイズ操作することで、流量制限部11による内部流路10aの流量の制限を減少させて、適度な勢いで内容物を注出することができる。
また、流路絞り部10は、フランジ部10cと、有底筒状部10bと、有底筒状部10bの開口10hと、によって流路を適度に絞っているので、スクイズ操作に応じて速やかに、適度な勢いで内容物を注出することができる。
スクイズ注出容器1を廃棄する際には、注出栓3の装着筒3aの周方向弱化部3kを破断させることで口部2aに対する係止部3jの係止を外し、注出栓3を中栓4ごと容器本体2から取り外すことができる。したがって、容器本体2を分別された状態でリサイクル廃棄物として廃棄することができる。なお、図示は省略するが、装着筒3aは周方向弱化部3kに連続する縦弱化部も有しており、これにより、分別廃棄する際に、縦弱化部を破断することで周方向弱化部3kを容易に破断させることができる。
また、スクイズ注出容器1を廃棄する際に、使用者の不注意などにより、注出栓3を取り外さない非分別状態で容器本体2をリサイクル廃棄物として廃棄してしまった場合でも、中栓4及び注出栓3は、容器本体2を形成するPET樹脂材料よりも比重が小さいPP樹脂又はPE樹脂材料で形成されているので、リサイクル工程内で比重の違いを利用して容易に分離することができる。したがって、PET樹脂のリサイクル材にPP樹脂又はPE樹脂が混入してしまうことを抑制することができる。
本実施の形態のスクイズ注出容器1は、中栓4が流路絞り部10と流量制限部11とを有し、流路絞り部10が筒壁10dから底壁10eの外周縁まで延びる1つのみの開口10hを有し、流量制限部11が複数の連結片11aと移動体11bとを有しているので、内容物を注出するために傾倒姿勢にした時の液垂れと、スクイズ操作時の内容物の過度の飛び出しを抑制することができ、良好なリサイクル性を実現することができる。つまり、本実施の形態の中栓4は、前記特許文献1に記載された中栓と同等の流量制限機能を有し、しかも良好なリサイクル性を実現することができる。また、本実施の形態の弁部材4bは、前記特許文献1に記載された弁部材の場合のようにシリコン樹脂製とする必要がないため、安価に形成することができる。
また、本実施の形態では、開口10hが上下方向に沿って延びる長孔状をなしているので、より一層良好な流量制限機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、開口10hが下方に向けて幅が広がる台形状をなしているので、より一層良好な流量制限機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、各々の連結片11aの周方向一方側の端部が、筒壁10dの内周面に連なるので、より一層良好な流量制限機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、連結片11aの数が4つであるので、より一層良好な流量制限機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、移動体11bと複数の連結片11aとが連結片11aと同数のスリット11cによって形成されているので、より一層良好な流量制限機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、中栓4が流路形成部材4aと弁部材4bとで構成されているので、簡単な構造によって中栓4を実現することができる。
また、本実施の形態では、流路絞り部10が、開口10hよりも上方で筒壁10dから径方向外側に延びるとともに注出栓3の内面に取り付けられるフランジ部10cを有するので、より一層良好な流量制限機能を実現することができる。
また、本実施の形態では、移行栓5が設けられ、注出栓3の装着筒3aが係止部3jを有しているので、不正開封防止機能を実現することができる。また、装着筒3aが更に周方向弱化部3kを有しているので、良好なリサイクル性も確保することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
したがって、前記の実施の形態のスクイズ注出容器1は、例えば以下に述べるような種々の変更が可能である。
スクイズ注出容器1は、胴部と胴部の上端に連なる筒状の口部2aとを備えるとともに内容物を収容する容器本体2と、口部2aに取り付けられる注出栓3と、注出栓3に取り付けられる中栓4と、を有し、中栓4が、内部流路10aを形成する有底筒状部10bを備えるとともに注出栓3の内面に取り付けられる流路絞り部10と、内部流路10aの流量を制限する流量制限部11と、を有し、流路絞り部10が、有底筒状部10bの筒壁10dから有底筒状部10bの底壁10eの外周縁まで延びる1つのみの開口10hを有し、流量制限部11が、各々が周方向に延びるとともに周方向一方側の端部が流路絞り部10に連なる周方向に並ぶ複数の連結片11aと、各々の連結片11aの周方向他方側の端部に連なり、胴部に対するスクイズ操作により内容物によって押されることで複数の連結片11aの弾性変形によって流路絞り部10に対して上方に相対移動し、それにより前記流量の制限を減少させる移動体11bと、を有する限り、種々変更可能である。
しかし、スクイズ注出容器1は、開口10hが、上下方向に沿って延びる長孔状をなすのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、開口10hが、下方に向けて幅が広がる台形状をなすのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、各々の連結片11aの周方向一方側の端部が、筒壁10dの内周面に連なるのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、連結片11aの数が4つであるのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、移動体11bと複数の連結片11aとが、連結片11aと同数のスリット11cによって形成されるのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、中栓4が、少なくとも筒壁10dの一部と底壁10eとを形成する流路形成部材4aと、少なくとも筒壁10dの他の一部と流量制限部11とを形成する弁部材4bと、で構成されるのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、流路絞り部10が、開口10hよりも上方で筒壁10dから径方向外側に延びるとともに注出栓3の内面に取り付けられるフランジ部10cを有するのが好ましい。
また、スクイズ注出容器1は、注出栓3に着脱可能なキャップ6と、注出栓3の注出口3nを封止する封止部7aを備え、キャップ6に取り付けられる移行栓本体7と、移行栓本体7に破断予定部9を介して連なり、注出栓3に取り付けられる封緘筒8と、を有し、注出栓3が、口部2aに弾性変形によって上方から乗り越え係止される係止部3jと、口部2aへの係止部3jの係止を解くために破断させられる周方向弱化部3kと、を備える装着筒3aを有するのが好ましい。
また、前記の実施の形態のスクイズ注出容器1は、ねじキャップの移行栓タイプであるが、ヒンジキャップを採用してもよい。
1 スクイズ注出容器
2 容器本体
2a 口部
3 注出栓
3a 装着筒
3b 下部周壁
3c 下部環状壁
3d 上部周壁
3e 上部環状壁
3f 先端筒
3g 外筒
3h 内筒
3i 天壁
3j 係止部
3k 周方向弱化部
3l 縦リブ
3m 雄ねじ部
3n 注出口
3o 注出筒
4 中栓
4a 流路形成部材
4b 弁部材
5 移行栓
6 キャップ
6a 頂部壁
6b 係止筒
6c 雌ねじ部
6d 螺筒
6e 外周筒
7 移行栓本体
7a 封止部
7b 頂壁
7c 周壁
8 封緘筒
9 破断予定部
10 流路絞り部
10a 内部流路
10b 有底筒状部
10c フランジ部
10d 筒壁
10e 底壁
10f 上部筒壁
10g 下部筒壁
10h 開口
11 流量制限部
11a 連結片
11b 移動体
11c スリット
11d 板壁
11e 外周壁
O 中心軸線

Claims (9)

  1. 胴部と前記胴部の上端に連なる筒状の口部とを備えるとともに内容物を収容する容器本体と、
    前記口部に取り付けられる注出栓と、
    前記注出栓に取り付けられる中栓と、を有し、
    前記中栓が、内部流路を形成する有底筒状部を備えるとともに前記注出栓の内面に取り付けられる流路絞り部と、前記内部流路の流量を制限する流量制限部と、を有し、
    前記流路絞り部が、前記有底筒状部の筒壁から前記有底筒状部の底壁の外周縁まで延びる1つのみの開口を有し、
    前記流量制限部が、各々が周方向に延びるとともに周方向一方側の端部が前記流路絞り部に連なる周方向に並ぶ複数の連結片と、各々の前記連結片の周方向他方側の端部に連なり、前記胴部に対するスクイズ操作により前記内容物によって押されることで前記複数の連結片の弾性変形によって前記流路絞り部に対して上方に相対移動し、それにより前記流量の制限を減少させる移動体と、を有することを特徴とするスクイズ注出容器。
  2. 前記開口が、上下方向に沿って延びる長孔状をなす、請求項1に記載のスクイズ注出容器。
  3. 前記開口が、下方に向けて幅が広がる台形状をなす、請求項2に記載のスクイズ注出容器。
  4. 前記各々の連結片の前記周方向一方側の端部が、前記筒壁の内周面に連なる、請求項1~3の何れか1項に記載のスクイズ注出容器。
  5. 前記連結片の数が4つである、請求項4に記載のスクイズ注出容器。
  6. 前記移動体と前記複数の連結片とが、前記連結片と同数のスリットによって形成される、請求項4又は5に記載のスクイズ注出容器。
  7. 前記中栓が、少なくとも前記筒壁の一部と前記底壁とを形成する流路形成部材と、少なくとも前記筒壁の他の一部と前記流量制限部とを形成する弁部材と、で構成される、請求項4~6の何れか1項に記載のスクイズ注出容器。
  8. 前記流路絞り部が、前記開口よりも上方で前記筒壁から径方向外側に延びるとともに前記注出栓の内面に取り付けられるフランジ部を有する、請求項1~7の何れか1項に記載のスクイズ注出容器。
  9. 前記注出栓に着脱可能なキャップと、
    前記注出栓の注出口を封止する封止部を備え、前記キャップに取り付けられる移行栓本体と、
    前記移行栓本体に破断予定部を介して連なり、前記注出栓に取り付けられる封緘筒と、を有し、
    前記注出栓が、前記口部に弾性変形によって上方から乗り越え係止される係止部と、前記口部への前記係止部の係止を解くために破断させられる周方向弱化部と、を備える装着筒を有する、請求項1~8の何れか1項に記載のスクイズ注出容器。
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