JP2022084410A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紫外線をケーシング内の広い領域にむらなく照射することができ、かつ、紫外線による部品の劣化を抑制することができる車両用空調装置を提供する。【解決手段】車両用空調装置は、ブロア13と、ケーシング17aと、外気導入口11、及び、内気導入口18と、内外気切換ドア19と、紫外線照射装置22と、を備えている。ブロア13は、吸入した空気を下流側に送給する。ケーシング17aはブロア13を内部に収容する。外気導入口11と内気導入口18は、ケーシング17aのブロア13の上流側に配置されている。内外気切換ドア19は、一面をケーシング17aの内部に向けたまま外気導入口11と内気導入口18の間を移動して、外気導入口11と内気導入口18を開閉する。紫外線照射装置22は、ケーシング17aの内部のブロア13の上流側に紫外線を照射する。紫外線照射装置22は、内外気切換ドア19の一面に取り付けられている。【選択図】図2
Description
本発明は車両用空調装置に関するものである。
車両用空調装置として、ブロアの上流側に吸気を浄化するための機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用空調装置は、ケーシング内のブロアの上流側に、臭気成分を吸着して光触媒により分解する光触媒フィルタと、光触媒フィルタに紫外線を照射する紫外線ランプ(紫外線照射装置)とが配置されている。紫外線ランプは、ケーシング内の光触媒フィルタに臨む外気導入口の近傍部に固定されている。この車両用空調装置では、吸気中の臭気成分を光触媒フィルタによって吸着し、光触媒フィルタに紫外線ランプの光(紫外線)を照射することにより、光触媒フィルタに吸着された臭気成分を分解する。
特許文献1に記載された車両用空調装置は、光触媒フィルタに紫外線を照射する紫外線ランプが、ケーシング内の一定箇所に固定されている。このため、紫外線ランプから発された紫外線をケーシング内の広い領域にむらなく照射することが難しいうえ、紫外線が常に一定箇所に照射され続けることから、紫外線による部品の劣化が生じ易くなる。
そこで本発明は、紫外線をケーシング内の広い領域にむらなく照射することができ、かつ、紫外線による部品の劣化を抑制することができる車両用空調装置を提供しようとするものである。
本発明に係る車両用空調装置は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る車両用空調装置は、吸入した空気を下流側に送給するブロア(例えば、実施形態のブロア13)と、前記ブロアを内部に収容するケーシング(例えば、実施形態のケーシング17a)と、前記ケーシングの前記ブロアの上流側に配置された外気導入口(例えば、実施形態の外気導入口11)、及び、内気導入口(例えば、実施形態の内気導入口18)と、一面(例えば、実施形態の内側面21)を前記ケーシングの内側に向けたまま前記外気導入口と前記内気導入口の間を移動して、前記外気導入口と前記内気導入口を開閉する内外気切換ドア(例えば、実施形態の内外気切換ドア19)と、前記ケーシングの内部の前記ブロアの上流側に紫外線を照射する紫外線照射装置(例えば、実施形態の紫外線照射装置22)と、を備え、前記紫外線照射装置が前記内外気切換ドアの前記一面に取り付けられていることを特徴とする。
即ち、本発明に係る車両用空調装置は、吸入した空気を下流側に送給するブロア(例えば、実施形態のブロア13)と、前記ブロアを内部に収容するケーシング(例えば、実施形態のケーシング17a)と、前記ケーシングの前記ブロアの上流側に配置された外気導入口(例えば、実施形態の外気導入口11)、及び、内気導入口(例えば、実施形態の内気導入口18)と、一面(例えば、実施形態の内側面21)を前記ケーシングの内側に向けたまま前記外気導入口と前記内気導入口の間を移動して、前記外気導入口と前記内気導入口を開閉する内外気切換ドア(例えば、実施形態の内外気切換ドア19)と、前記ケーシングの内部の前記ブロアの上流側に紫外線を照射する紫外線照射装置(例えば、実施形態の紫外線照射装置22)と、を備え、前記紫外線照射装置が前記内外気切換ドアの前記一面に取り付けられていることを特徴とする。
上記の構成により、紫外線照射装置は、内外気切換ドアとともに移動し、その移動位置においてケーシング内に紫外線を照射する。このため、紫外線照射装置からは、内外気切換ドアの一面の移動範囲に応じた広い領域に紫外線が照射されることになる。また、紫外線照射装置から照射される紫外線の照射領域は内外気切換ドアの移動位置に応じて変化するため、紫外線がケーシング内の一箇所に照射され続ける場合に比較して、紫外線による部品の劣化を抑制することができる。
前記ケーシングの内部の前記ブロアよりも上流側には吸気濾過用のフィルタ(例えば、実施形態のフィルタ12)が配置され、前記紫外線照射装置は、前記フィルタに紫外線を照射するようにしても良い。
この場合、フィルタに付着したウィルスや細菌等に対し、紫外線照射装置から紫外線を広範囲に効率良く照射することができる。そして、ウィルスや細菌等をブロアの上流側のフィルタ部分で不活化することができるため、車室内に吹き出される空調空気を効率良く浄化することができる。
前記内外気切換ドアは、前記外気導入口と前記内気導入口の間を円弧状の軌道で移動可能な構成としても良い。
この場合、内外気切換ドアの移動に伴って紫外線の照射角度が変化するため、ケーシング内のより広い範囲に効率良く紫外線を照射することができる。
前記紫外線照射装置から引き出されたハーネスは、前記内外気切換ドアの回動中心の近傍のハーネス保持部(例えば、実施形態のハーネス保持部34)に保持されるようにしても良い。
この場合、紫外線照射装置から引き出されたハーネスが内外気切換ドアの回動中心の近傍に保持されるため、内外気切換ドアが回動操作されるときに、ハーネスのうちの紫外線照射装置とハーネス保持部の間の領域に大きな負荷が作用し難くなる。このため、ハーネスの劣化を未然に防止することができる。
前記紫外線照射装置から引き出されたハーネスは、前記紫外線照射装置と前記ケーシングの側のハーネス固定部(例えば、実施形態のハーネス固定部39)との間に余長部(例えば、実施形態の余長部38)が設けられるようにしても良い。
この場合、紫外線照射装置とハーネス固定部との間に余長部が設けられているため、内外気切換ドアが操作されるときに、余長部が適宜変形することにより、ハーネスに大きな負荷が作用するのを抑制することができる。このため、ハーネスの劣化を未然に防止することができる。
本発明によれば、内外気切換ドアの移動とともにケーシング内の異なる領域に紫外線が照射されるため、ケーシング内の広い領域にむらなく紫外線を照射することができるうえ、紫外線が一箇所に照射され続けることによってケーシング内の部品が劣化するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面の適所には、車両1の前方を指す矢印FRと、車両の上方を指す矢印UPが記されている。
図1は、本実施形態の車両用空調装置10を搭載した車両1の縦断面図である。
図中の符号2は、車両1の前席の前部のウインドシールドガラスであり、符号3は、車両前部のエンジンルームの上方を覆うエンジンフードある。ウインドシールドガラス2の前部側下方には、カウルトップパネル4が配置され、カウルトップパネル4の下方には、ダッシュアッパパネル5が配置されている。カウルトップパネル4とダッシュアッパパネル5の間は、車両用空調装置10の外気導入口11に外気を導く導入通路6とされている。ダッシュアッパパネル5には、導入通路6に臨む貫通孔7が形成されている。貫通孔7は、接続ダクト8を介して車両用空調装置10の外気導入口11に接続されている。
図中の符号2は、車両1の前席の前部のウインドシールドガラスであり、符号3は、車両前部のエンジンルームの上方を覆うエンジンフードある。ウインドシールドガラス2の前部側下方には、カウルトップパネル4が配置され、カウルトップパネル4の下方には、ダッシュアッパパネル5が配置されている。カウルトップパネル4とダッシュアッパパネル5の間は、車両用空調装置10の外気導入口11に外気を導く導入通路6とされている。ダッシュアッパパネル5には、導入通路6に臨む貫通孔7が形成されている。貫通孔7は、接続ダクト8を介して車両用空調装置10の外気導入口11に接続されている。
車両用空調装置10は、フィルタ12、ブロア13、エバポレータ14、ヒータコア15、エアミックスドア16等を有する空調ユニット17を備えている。ブロア13とエバポレータ14とヒータコア15は、空調ユニット17のケーシング17a内において、空気の流れ方向の上流側から下流側に向かってこの順に配置されている。
フィルタ12は、ケーシング17a内のブロア13の上流側位置に設置され、ブロア13に吸引される空気(吸気)を濾過する。ブロア13は、吸入した空気をケーシング17a内の下流側に送給する。ケーシング17aのフィルタ12よりも上流位置には、車両1の外部の空気を導入する外気導入口11と、車室内の空気を導入する内気導入口18と、が形成されている。外気導入口11と内気導入口18は、内外気切換ドア19によって開閉される。
フィルタ12は、ケーシング17a内のブロア13の上流側位置に設置され、ブロア13に吸引される空気(吸気)を濾過する。ブロア13は、吸入した空気をケーシング17a内の下流側に送給する。ケーシング17aのフィルタ12よりも上流位置には、車両1の外部の空気を導入する外気導入口11と、車室内の空気を導入する内気導入口18と、が形成されている。外気導入口11と内気導入口18は、内外気切換ドア19によって開閉される。
エバポレータ14は、冷媒の気化熱によって導入空気を冷却する。ヒータコア15は、エンジン冷却水の熱やヒートポンプシステムで発生した熱によって導入空気を加熱する。また、エアミックスドア16は、図示しないアクチュエータによって回動可能とされ、回動位置に応じてヒータコア15を通過する空気の割合を調整する。
空調ユニット17の下流側には、ベント通路26と、足元通路27と、デフ通路28が三分岐した状態で接続されている。ベント通路26の車内側の端部は、車室内の乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのベント吹出口26aとされている。足元通路27の車内側の端部は、車室内の乗員の足元に空調空気を吹き出すためのフロア吹出口27aとされている。また、デフ通路28の車内側の端部は、車室内のウインドシールドガラス2の内面に空調空気を吹き出すためのデフ吹出口28aとされている。ベント吹出口26aと、フロア吹出口27aと、デフ吹出口28aは、夫々開閉ドア29,30,31によって開閉操作される。
図2~図4は、車両用空調装置10の上流側部分を拡大して示した断面図である。これらの各図は、内外気切換ドア19の作動位置のみが異なっている。
外気導入口11と内気導入口18は、ケーシング17aの上流側の端部に相互に隣接して配置されている。外気導入口11と内気導入口18は、フィルタ12の濾過面(上流側の面)に対して相反方向から傾斜して対峙している。
外気導入口11と内気導入口18は、ケーシング17aの上流側の端部に相互に隣接して配置されている。外気導入口11と内気導入口18は、フィルタ12の濾過面(上流側の面)に対して相反方向から傾斜して対峙している。
内外気切換ドア19は、内気導入口18を全閉にし、かつ外気導入口11を全開にする第1位置(図2参照)と、内気導入口18を全開にし、かつ外気導入口11を全閉にする第2位置(図3参照)との間で移動可能とされている。また、内外気切換ドア19は、第1位置と第2位置の間の任意の位置に停止することにより、外気導入口11と内気導入口18から流入する外気と内気の流入量の比率を調整することができる(図4参照)。
図5は、内外気切換ドア19の模式的な側面図である。
図5に示すように、内外気切換ドア19は、外気導入口11と内気導入口18を直接開閉するドア本体部19aと、ドア本体部19aを支持する一対の支持壁19bと、を有する。ドア本体部19aは、円弧状断面が一方向に連続する板状の壁によって構成されている。以下、ドア本体部19aの円弧状断面が連続する方向を延び方向と称する。
図5に示すように、内外気切換ドア19は、外気導入口11と内気導入口18を直接開閉するドア本体部19aと、ドア本体部19aを支持する一対の支持壁19bと、を有する。ドア本体部19aは、円弧状断面が一方向に連続する板状の壁によって構成されている。以下、ドア本体部19aの円弧状断面が連続する方向を延び方向と称する。
一対の支持壁19bは、ドア本体部19aの延び方向の両端部に連結されている。各支持壁19bは、略扇形状の板状の壁によって構成されている。ドア本体部19aは、各支持壁19bの略扇形状の外周側の円弧部分に連結されている。各支持壁19bの略扇形状の中心部分は回動軸20に連結されている。回動軸20は、図示しないモータに連結され、モータの動力によって回動操作される。
内外気切換ドア19は、モータによる駆動により、外気導入口11と内気導入口18の間を円弧状の軌道を描いて移動する。したがって、内外気切換ドア19は、ドア本体部19aの内側面21(一面)をケーシング17aの内側(フィルタ12)に向けたまま、外気導入口11と内気導入口18の間を移動する。
内外気切換ドア19のドア本体部19aの内側面21(一面)には、ケーシング17a内のフィルタ12の濾過面に紫外線を照射するための紫外線照射装置22が取り付けられている。紫外線照射装置22は、紫外光の照射源である紫外線LEDと、紫外線LEDの光を広範囲に拡散させるためのリフレクターと、を備えている。
なお、紫外線照射装置22の紫外光の照射源は、紫外線LEDに限定されるものではなく、例えば、紫外線CCL(冷陰極管)であっても良い。また、紫外線照射装置22の照射源が発する紫外線は、波長が100~280nmの範囲の深紫外線であることが望ましい。
なお、紫外線照射装置22の紫外光の照射源は、紫外線LEDに限定されるものではなく、例えば、紫外線CCL(冷陰極管)であっても良い。また、紫外線照射装置22の照射源が発する紫外線は、波長が100~280nmの範囲の深紫外線であることが望ましい。
紫外線照射装置22は、フィルタ12の濾過面に向けて紫外線を照射することにより、吸気に含まれるウィルスや、細菌、藻類、原虫等を不活化することができる。紫外線照射による不活化は、塩素等の薬剤による殺菌等と異なり、生物のDNAを変化させることで細胞分裂による生物の増殖を停止させるものであるため、薬剤耐性を持つ細菌にも有効であるうえ、臭い残りが無く、薬剤の拭き取り等の処理も不要になる。
また、紫外線照射装置22は、ケーシング17a側に設置された図示しない給電装置に通電用のハーネス33によって電気的に接続されている。ハーネス33は、ドア本体部19aの内側面21に沿って回動軸20と平行に引き出され、支持壁19bを貫通して支持壁19bの外側に引き回されている。支持壁19bを貫通したハーネス33は、さらに中途部を回動軸20の近傍部に引き回された状態で給電装置に接続されている。ハーネス33の中途部は、支持壁19bの扇中心側の端部に取り付けられたクランプ等のハーネス保持部34に保持されている。すなわち、ハーネス33の中途部は、内外気切換ドア19の回動中心の近傍に、ハーネス保持部34を介して支持されている。このため、内外気切換ドア19が回動操作されても、ハーネス33のうちの紫外線照射装置22とハーネス保持部34の間の領域には大きな負荷が作用し難くい。
本実施形態の車両用空調装置10は、内外気切換ドア19の移動位置に拘らず、紫外線照射装置22から発された紫外線が常にケーシング17a内のフィルタ12に向けて照射される。
図2に示すように、内外気切換ドア19が外気導入口11を全開にし、かつ、内気導入口18を全閉にした状態では、紫外線照射装置22は、フィルタ12の一側に偏った位置において、フィルタ12の上面(図2~4中のフィルタ12の上側の面を説明の便宜上「上面」と称する。)に対して一方向に所定角度傾斜した姿勢で紫外線を照射する。
図3に示すように、内外気切換ドア19が内気導入口18を全開にし、かつ、外気導入口11を全閉にした状態では、紫外線照射装置22は、フィルタ12の他側に偏った位置において、フィルタ12の上面に対して他方向に所定角度傾斜した姿勢で紫外線を照射する。
また、図4に示すように、内外気切換ドア19が外気導入口11と内気導入口18を半分ずつに開いた状態では、紫外線照射装置22は、フィルタ12のほぼ中央位置において、フィルタ12の上面に正対した姿勢で紫外線を照射する。
図3に示すように、内外気切換ドア19が内気導入口18を全開にし、かつ、外気導入口11を全閉にした状態では、紫外線照射装置22は、フィルタ12の他側に偏った位置において、フィルタ12の上面に対して他方向に所定角度傾斜した姿勢で紫外線を照射する。
また、図4に示すように、内外気切換ドア19が外気導入口11と内気導入口18を半分ずつに開いた状態では、紫外線照射装置22は、フィルタ12のほぼ中央位置において、フィルタ12の上面に正対した姿勢で紫外線を照射する。
以上のように、本実施形態の車両用空調装置10は、紫外線照射装置22が内外気切換ドア19の内側面21(一面)に取り付けられているため、紫外線照射装置22が内外気切換ドア19とともに移動し、その移動位置においてケーシング17a内に紫外線を照射することができる。このため、本実施形態の車両用空調装置10を採用した場合には、ケーシング17a内の広い領域にむらなく紫外線を照射することができるうえ、紫外線が一箇所に照射され続けることによってケーシング17a内の部品が劣化するのを抑制することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置10では、ケーシング17aの内部のブロア13の上流側に配置されるフィルタ12に向けて紫外線照射装置22から紫外線が照射される。このため、フィルタ12に付着したウィルスや細菌等に対し、紫外線照射装置22から紫外線を広範囲に効率良く照射することができる。したがって、本実施形態の車両用空調装置10を採用した場合には、ウィルスや細菌等をブロア13の上流側のフィルタ12部分で不活化することができるため、車室内に吹き出される空調空気を効率良く浄化することができる。
さらに、本実施形態の車両用空調装置10は、内外気切換ドア19が回動軸20周りに回動することにより、内外気切換ドア19が外気導入口11と内気導入口18の間を円弧状の軌道を描いて移動する構成とされている。このため、本構成を採用した場合には、内外気切換ドア19の移動に伴って紫外線の照射角度が変化するため、ケーシング17a内のより広い範囲に効率良く紫外線を照射することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置10は、紫外線照射装置22から引き出されたハーネス33が、内外気切換ドア19の回動中心の近傍のハーネス保持部34に保持されている。このため、内外気切換ドア19が回動操作されるときに、ハーネス33のうちの紫外線照射装置22とハーネス保持部34の間の領域に大きな負荷が作用し難くなる。したがって、本構成を採用した場合には、ハーネス33の劣化を未然に防止することができる。
(他の実施形態)
図6は、他の実施形態の内外気切換ドア19の模式的な側面図である。
本実施形態は、紫外線照射装置22から引き出されるハーネス33Aの構造のみが上記の実施形態と異なっている。具体的には、本実施形態のハーネス33Aは、紫外線照射装置22とケーシング17aの側のハーネス固定部39との間に余長部38が設けられている。具体的には、ハーネス33Aのうちの、内外気切換ドア19の支持壁19bからの引き出し部からハーネス固定部39まだの間が螺旋状に形成され、その螺旋形状部分が余長部38とされている。余長部38は、内外気切換ドア19の回動時に全域において伸縮変形する。
図6は、他の実施形態の内外気切換ドア19の模式的な側面図である。
本実施形態は、紫外線照射装置22から引き出されるハーネス33Aの構造のみが上記の実施形態と異なっている。具体的には、本実施形態のハーネス33Aは、紫外線照射装置22とケーシング17aの側のハーネス固定部39との間に余長部38が設けられている。具体的には、ハーネス33Aのうちの、内外気切換ドア19の支持壁19bからの引き出し部からハーネス固定部39まだの間が螺旋状に形成され、その螺旋形状部分が余長部38とされている。余長部38は、内外気切換ドア19の回動時に全域において伸縮変形する。
本実施形態では、紫外線照射装置22とハーネス固定部39との間に余長部38が設けられているため、内外気切換ドア19が操作されるときに、余長部38が適宜変形することにより、ハーネス33Aに大きな負荷が作用するのを抑制することができる。したがって、本実施形態の場合も、ハーネス33Aの劣化を未然に防止することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、内外気切換ドア19が円弧状の軌道を描いて外気導入口11と内気導入口18の間を移動する構成とされているが、内外気切換ドアは、直線状に移動して外気導入口11と内気導入口18の間を移動するものであっても良い。
10…車両用空調装置
11…外気導入口
12…フィルタ
13…ブロア
17a…ケーシング
18…内気導入口
19…内外気切換ドア
21…内側面(一面)
22…紫外線照射装置
33,33A…ハーネス
34…ハーネス保持部
38…余長部
39…ハーネス固定部
11…外気導入口
12…フィルタ
13…ブロア
17a…ケーシング
18…内気導入口
19…内外気切換ドア
21…内側面(一面)
22…紫外線照射装置
33,33A…ハーネス
34…ハーネス保持部
38…余長部
39…ハーネス固定部
Claims (5)
- 吸入した空気を下流側に送給するブロアと、
前記ブロアを内部に収容するケーシングと、
前記ケーシングの前記ブロアの上流側に配置された外気導入口、及び、内気導入口と、
一面を前記ケーシングの内側に向けたまま前記外気導入口と前記内気導入口の間を移動して、前記外気導入口と前記内気導入口を開閉する内外気切換ドアと、
前記ケーシングの内部の前記ブロアの上流側に紫外線を照射する紫外線照射装置と、を備え、
前記紫外線照射装置が前記内外気切換ドアの前記一面に取り付けられていることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記ケーシングの内部の前記ブロアよりも上流側には吸気濾過用のフィルタが配置され、
前記紫外線照射装置は、前記フィルタに紫外線を照射することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記内外気切換ドアは、前記外気導入口と前記内気導入口の間を円弧状の軌道で移動可能な構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
- 前記紫外線照射装置から引き出されたハーネスは、前記内外気切換ドアの回動中心の近傍のハーネス保持部に保持されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
- 前記紫外線照射装置から引き出されたハーネスは、前記紫外線照射装置と前記ケーシングの側のハーネス固定部との間に余長部が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024029601A1 (ja) * | 2022-08-05 | 2024-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 送風装置 |
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2020
- 2020-11-26 JP JP2020196277A patent/JP2022084410A/ja active Pending
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