JP2022084044A - 回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性を向上させ生産性を高め、小型化を実現できる回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法を提供する。【解決手段】収納部411を保持する第1、第2保持部251、252と、コイルエンド部431、432を成形する第1、第2下型211、212とを有する下型ユニット206と、下型ユニット206の上方に、コイルエンド部431、432を成形する第1、第2上型221、222を有する上型ユニット205と、第1、第2保持部251、252間の距離を変更可能な移動部22とからなる1対のユニットが、連続コイル5を構成する単位コイル4の個数分、移動方向Wにあらかじめ設定された間隔に配置され、下型ユニット206と、上型ユニット205との上下方向Vの位置関係を可動する可動部21とを有する。【選択図】図13

Description

本願は、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法に関するものである。
従来の回転電機のステータコイルの製造装置によれば、分布巻のステータコイルを備えるインナーロータ型の回転電機のコイル組み込み工程は、ステータコアにコイルを収納し、隣り合うコイルのコイルエンド部の径方向の重なりを極力少なくなるよう、人手でコイルを曲げながら組み込んでいくため、労力と技能を必要とする作業となっている。
また、従来は作業者が巻枠から取り外した状態の巻線が完了した中間体の収納部をステータコアのスロットに収納した後、コイルエンド部をステータコアの外周側に凸になるよう木槌、へらなどの工具を用いて押し曲げ、極力隣のコイルと重なりを少なく、かつ外径寸法の膨らみを少なくするように、渡り線で連結された複数の単位コイルを他のコイル同士をかわしながらステータコアの全周に亘って1個ずつ組み込んでいた(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-192360号公報
従来の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法は、作業性が悪く生産性が低下し、大型化となるという問題点があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、
作業性を向上させ生産性を高めると共に、小型化を実現できる回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置は、
複数のスロットが周方向に設けられた円環状のステータコアの前記スロットに挿入され、複数個円環状に並べられてステータコイルを構成する、複数の単位コイルが渡り線で連結された連続コイルを製造する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置であって、
前記単位コイルは、複数の前記スロットのうちの対応するあらかじめ設定された2つの前記スロットに収納される収納部と、当該収納部の軸方向の両側に位置するコイルエンド部とを備え、
複数の前記単位コイルの前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の周方向で2分する第1平面に対し非対称、かつ、複数の前記スロットに挿入されて複数個円環状に並べられ、前記ステータコイルを形成する立体波形形状に同時に成形しながら、
前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部間の距離が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの距離になるよう成形する成形装置を備えたものである。
また、本願に開示される回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置は、
複数のスロットが周方向に設けられた円環状のステータコアの前記スロットに挿入され、複数個円環状に並べられてステータコイルを構成する、複数の単位コイルが渡り線で連結された連続コイルを製造する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置であって、
前記単位コイルは、複数の前記スロットのうちの対応するあらかじめ設定された2つの前記スロットに収納される収納部と、当該収納部の軸方向の両側に位置するコイルエンド部とを備え、
互いに平行にあらかじめ設定された距離隔てて配置された、一方の前記収納部を保持する第1保持部、および、他方の前記収納部を保持する第2保持部と、前記第1保持部の一端部と、前記第2保持部の一端部とをつなげ、一方の前記コイルエンド部を成形する第1下型と、前記第1保持部の他端部と、前記第2保持部の他端部とをつなげ、他方の前記コイルエンド部を成形する第2下型とを有する下型ユニットと、
前記下型ユニットの上方に、前記第1下型と対向する位置に設けられ、一方の前記コイルエンド部を成形する第1上型と、前記第2下型と対向する位置に設けられ、他方の前記コイルエンド部を成形する第2上型とを有する上型ユニットと、
前記第1保持部および前記第2保持部間の前記距離を変更可能な移動部とからなる1対のユニットが、前記連続コイルを構成する前記単位コイルの個数分、移動方向にあらかじめ設定された間隔に配置され、
前記下型ユニットと、前記上型ユニットとの上下方向の位置関係を可動する可動部とを有する成形装置を備えたものである。
また、本願に開示される回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法は、
上記に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置を用いた回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法において、
前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の周方向で2分する第1平面に対し非対称、かつ、複数の前記スロットに挿入されて複数個円環状に並べられ、前記ステータコイルを形成する立体波形形状に同時に成形しながら、
前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部間の距離が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの距離になるよう成形するものである。
また、本願に開示される回転電機の製造方法は、
上記に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法にて製造された前記連続コイルの前記収納部を、前記ステータコアの前記スロットのあらかじめ設定された位置に設置してステータを形成し、前記ステータにロータを設置するものである。
本願に開示される回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置、回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法、および、回転電機の製造方法によれば、
作業性を向上させ生産性を高めると共に、小型化を実現できる。
実施の形態1によるステータの構成を示す斜視図である。 図1に示したステータとロータとを組み合わせた回転電機の構成を示す斜視図である。 図2に示した回転電機の軸方向の断面を示す断面図である。 図1に示したステータのステータコイルの連続コイルの構成を示す斜視図である。 図4に示した連続コイルの単位コイルの構成を示す斜視図である。 図5に示した単位コイルの構成を示す正面図である。 図5に示した単位コイルの構成を示す側面図である。 図5に示した単位コイルの構成を示す底面図である。 実施の形態1による回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置の連続中間体を形成する巻取装置の構成を示す図である。 図7に示した巻取装置の矢印Kから矢視した構成を示す上面図である。 図7に示した巻取装置の巻枠の構成を示す斜視図である。 図9Aに示した巻取装置の巻枠の使用状態を示す斜視図である。 図5に示した連続コイルの連続中間体の構成を示す正面図である。 図10に示した連続中間体の中間体と図4に示した連続コイルの単位コイルとの構成の違いを示すための斜視図である。 図11Aに示した図10に示した連続中間体の中間体と図4に示した連続コイルの単位コイルとの構成の違いを示すための矢印Jから矢視した構成を示す底面図である。 実施の形態1による連続コイルの成形方法を示したフローチャートである。 実施の形態1による回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置の成形装置の構成を示す斜視図である。 図13に示した成形装置の構成の一部を示す斜視図である。 図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。 図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。 図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。 図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。 図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。 図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す上面図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す上面図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す部分断面図である。 実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す部分断面図である。
本願は、モータまたは発電機のステータ、ステータの製造方法、および、固定子コアの磁極ティースごとに分布巻によってコイルを形成されるインナーロータ型の回転電機における回転電機のステータコイルの連続コイルに関するものである。
実施の形態1.
以下、この実施の形態1について、図面を参照して説明する。本実施の形態1では、48スロットの回転電機1について説明する。但し、回転電機1のスロット数は適宜増減可能である。また、回転電機1における各方向を、それぞれ周方向Z、回転電機1の回転軸の軸方向Yとして示す。よって、他の部分においても、これらの方向を基準として各方向を示して説明する。
図1は実施の形態1によるステータの構成を示す斜視図である。図2は図1に示したステータとロータとを組み合わせた回転電機の構成を示す斜視図である。図3は図2に示した回転電機の軸方向の断面を示す断面図である。図4は図1に示したステータのステータコイルの連続コイルの構成を示す斜視図である。図5は図4に示した連続コイルの単位コイルの構成を示す斜視図である。図6Aは図5に示した単位コイルの構成を示す正面図である。図6Bは図5に示した単位コイルの構成を示す側面図である。図6Cは図5に示した単位コイルの構成を示す底面図である。
図7は実施の形態1による回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置の連続中間体を形成する巻取装置の構成を示す図である。図8は図7に示した巻取装置の矢印Kから矢視した構成を示す上面図である。図9Aは図7に示した巻取装置の巻枠の構成を示す斜視図である。図9Bは図9Aに示した巻取装置の巻枠の使用状態を示す斜視図であり、巻枠に連続中間体が巻回された状態を示す図である。図10は図5に示した連続コイルの連続中間体の構成を示す正面図であり、図9Bの巻枠から連続中間体を外した状態を示す図である。
図11Aは図10に示した連続コイルの成形前の連続中間体の中間体と図4に示した連続コイルの成形後の単位コイルとの構成の違いを示すための斜視図である。図11Bは図11Aに示した図10に示した連続コイルの成形前の連続中間体の中間体と図4に示した連続コイルの成形後の単位コイルとの構成の違いを示すための矢印Jから矢視した構成を示す底面図である。図12は実施の形態1による連続コイルの成形方法を示したフローチャートである。
図13は実施の形態1による回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置の成形装置の構成を示す斜視図である。図14は図13に示した成形装置の構成の一部を示す斜視図である。図15から図20は図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。図15は成形装置に連続中間体を装着した状態を示す図である。図16は図15に示した状態の成形装置の正面図である。図17は図16の次工程である加圧工程における成形装置の正面図である。図18は図17の次工程である取り出し工程における成形装置の正面図である。図19は図18に示した成形装置の一部を示した斜視図である。図20は図13に示した成形装置を用いた成形方法の工程を示す図である。
図21Aから図21Dは実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図であり、図21Aから図21Dは実施の形態1による連続コイルの渡り線でつながれた2個の単位コイルを例として、スロットに収納する前の形状に変形させる手順を示した図である。図22は実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す斜視図であり、図21の手順を経て連続コイルの渡り線を成形し終えたステータコアの挿入前の4連続の単位コイルの状態を示した図である。
図23Aは実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す上面図であり、連続コイルの1個目の単位コイルをスロットに収納した状態を示す図である。図23Bは実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す上面図であり、連続コイルの2個目の単位コイルをスロットに収納した状態を示す図である。図24Aは実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す部分断面図であり、連続コイルの1個目の単位コイルをスロットに収納した状態を示す図である。図24Bは実施の形態1による連続コイルを用いたステータコイルの製造方法を示す部分断面図であり、連続コイルの2個目の単位コイルをスロットに収納した状態を示す図である。
図1において、ステータ100は、主にステータコア2とステータコイル40とからなる。ステータコア2は、複数のスロット101および複数のティース102が周方向Zに交互に設けられ円環状にて形成される(図23参照)。ステータ100は、分布巻の3相のステータコイル40を有する、48個のスロット101の回転電機のステータ100を例にとり、以下説明する。尚、ステータ100は、分布巻の3相のステータコイル40を有する、48スロットの回転電機のステータ100に限られないことは言うまでもない。
ステータコイル40はステータコア2のスロット101に挿入され、複数個円環状に並べられて構成される。
図2および図3において、回転電機1は、ロータ50をステータ100の内周側に組み合わされて構成される。ロータ50は、永久磁石501が磁石保持円筒502に内蔵される。ロータ50とステータ100とは同軸を保つように、ロータ50の外周面と、ステータ100の内周面との隙間は、例えば0.7mmで組み合わせる。図示していないが、磁石保持円筒502の内周面には回転電機1の回転軸が嵌合され、ステータ100の外周面にはハウジングが嵌合される。よって、ロータ50とステータ100との位置関係はハウジングと回転軸とで保たれる構造となる。
図4、図5および図6において、ステータコイル40は連続コイル5にて形成される。連続コイル5は複数の単位コイル4同士が渡り線423で連結され形成される。連続コイル5の両端の単位コイル4から出ている端末線は、それぞれ巻取工程の巻始線421、巻終線422である。
単位コイル4は、複数のスロット101のうちの対応するあらかじめ設定された2つのスロット101に収納される収納部411と、収納部411の軸方向Yの両側に位置するコイルエンド部としての第1コイルエンド部431および第2コイルエンド部432とを備える。第1コイルエンド部431および第2コイルエンド部432の形状は、回転電機1の周方向Zで2分(長さH1=長さH2)する第1平面Hに対し非対称、かつ、複数のスロット101に挿入されて複数個円環状に並べられ、ステータコイル40を形成する立体波形形状に形成される。さらに、第1コイルエンド部431および第2コイルエンド部432の形状は、回転電機1の回転の中心軸の軸方向Yに直交して2分(長さT1=長さT2)する第2平面Tに対し対称に形成される。
次に上記のように構成される実施の形態1の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法について説明する。まず、後述する成形装置に設置する、導線11を巻回して、渡り線423にて連結された複数の単位コイル4の中間体41にて形成される連続コイル5の連続中間体51(図10参照)を形成する巻取装置70を用いて巻取工程を行う。図7および図8に示すように、複数の線材ドラム10から引き出された断面形状が略円形である複数の導線11を、ガイドローラ121の各溝部120にそれぞれ通過させて、各溝部120の出口で導線11同士をねじれて重なることなく整列された1つの導線束3に集約する。
またこの際、ガイドローラ121の各溝部120を導線11が通過することにより、線材ドラム10に巻回されることによって導線11についた弧状の巻き癖を真っ直ぐに伸ばすとともに、導線11に張力を掛けた状態とする。尚、上下のガイドローラ121間の隙間の間隔を適宜設定することにより、導線束3に掛けられる張力は、調整可能である。
次に、張力が掛かった状態の導線束3を、巻枠71の溝部714内に、巻枠71の回転軸73を回転させてあらかじめ設定された回数分だけ巻き取る。巻枠71には、導線束3を巻回する溝部714が連続コイル5を構成する単位コイル4の個数分、複数のガイド部711を介して形成される。そして、導線束3は、これより溝部714内で、巻き乱れを防止しつつ略六角柱形状に巻き取られる。巻枠71の1つの溝部714に巻線が完了すると、規定の長さの渡り線423を形成した後、隣接する巻枠71の溝部714内に導線束3を導入し、同様の工程を繰り返し巻枠71の溝部714内に、巻枠71の回転軸73を回転させてあらかじめ設定された回数分だけ巻き取る(図9B)。
そして、全ての巻枠71の溝部714に導線束3の巻き取りが終了すると、巻取装置70の回転軸73から巻枠71から巻回が完了した連続中間体51を取り外し巻取工程を完了する。
巻取工程を完了し、巻枠71から取り外した連続中間体51は、図10に示すように、略六角柱形状の中間体41が渡り線423にて接続され構成される。そして、この中間体41の第1コイルエンド部441および第2コイルエンド部442を、ステータコア2へ組み込む前に、図6に示すような形状に成形する。すなわち、単位コイル4の第1コイルエンド部441および第2コイルエンド部442は、第2平面Tに対して対称、かつ、第1平面Hに対して非対称な立体波形形状である。すなわち、ステータコア2に連続コイル5が収納された後のままの形状に成形される。
次に、連続コイル5の第1コイルエンド部441および第2コイルエンド部442の成形工程を具体的に説明する。その前に、成形工程前の中間体41と成形後の単位コイル4との形状の違いを図11を用いて説明する。図に示すように、成形前の中間体41は、平面状に構成されており、成形後の単位コイル4は立体波形形状に成形されていることが分かる。
次に、コイルエンド部440を成形する成形装置20について図13および図14を用いて説明する。図13に示すように、成形装置20は、上型ユニット205と、下型ユニット206と、上型ユニット205を下型ユニット206に対して上下方向Vに離合可能に案内するガイドポスト27とを備える。尚、成形装置20において、紙面上の上下の方向を上下方向Vとし、上下方向Vに直交する左右方向を移動方向Wとし、上下方向Vおよび移動方向Wに直交する方向を延在方向Gとして示す。
下型ユニット206は載置台207の上面に、また、上型ユニット205は可動プレート208の下面に、各々が等間隔に、ここでは連続コイル5を構成する単位コイル4の個数分である、4セットが配置される。ガイドポスト27は、載置台207上の四隅に設けられる。図14に示すように、ガイドポスト27は、載置台207上に下端が固定された第1軸棒277と、第1軸棒277の周囲に挿通された第1圧縮バネ272とからなる。第1軸棒277は、可動プレート208に貫通して配置される。
第1圧縮バネ272は、載置台207と、可動プレート208との間に挟まれて、可動プレート208、すなわち、上型ユニット205を上下方向Vに移動可能に、かつ、下型ユニット206と上型ユニット205との上下方向Vの間に間隔を開けて可動プレート208を弾性をもって支持している。よって、可動プレート208、第1軸棒277、および、第1圧縮バネ272が、下型ユニット206と、上型ユニット205との上下方向Vの位置関係を可動する可動部21を構成する。
図14に示すように、下型ユニット206の1セットは、第1保持部251と、第2保持部252と、スライド部23と、第1下型211と、第2下型212と、第2軸棒242と、第3軸棒244と、第2圧縮バネ241と、第3圧縮バネ243とを備える。第1保持部251および第2保持部252は、載置台207上にスライド部23を介して、第1保持部251および第2保持部252が延在方向Gと平行となるように設けられる。
第1保持部251は、中間体41の2つの直線状の収納部411の一方を保持する第1溝部253を備える。第2保持部252は、中間体41の2つの直線状の収納部411の他方を保持する第2溝部254を備える。第1保持部251および第2保持部252は、スライド部23上で、相互に、独立して移動方向Wに移動可能に配置される。また、第1下型211は、中間体41の第1コイルエンド部441の成形に利用する。第2下型212は、中間体41の第2コイルエンド部442の成形に利用する。
第1下型211と第2下型212とは、載置台207の上にスライド部23と移動方向Wと平行に、スライド部23を間に挟んで配置される。第1下型211は、第1溝部253の一端部61と第2溝部254の一端部81とにつながり、第1溝部253、および、第2溝部254より、上下方向Vの下方側に窪む非対称な弧状を有する型である。また第2下型212は、第1溝部253の他端部62と第2溝部254の他端部82とにつながり、第1溝部253、および、第2溝部254より、上下方向Vの下方側に窪む非対称な弧状を有する型である。
尚、第1下型211と第2下型212の上下方向Vの下方側に窪む非対称な弧状の形状は、例えば、従来の作業において作業者がコイルエンド部を隣接するコイルエンド部との重なりを避けるように木槌、へらなどを用いて成形しながら、単位コイルを順々に組み込んだ後、形がなじんだ頃に取り外し再度ばらばらにして形状をデータ化し、そこで得られたデータに基づいて設計した形状にて形成することが可能である。
または、組み込んだ後の形状から各々の単位コイルの理想形状を求めるような独自のシミュレーションソフトを作成することで設計して形成することも可能である。尚、第1下型211と第2下型212の上下方向Vの下方側に窪む非対称な弧状の形状は、単位コイル4が理想的に組み込まれた固定子の画像データは当業者であれば入手可能であり、この画像データから各々の単位コイルの形状を推測することは可能である。また、隣接するコイルエンド部同士の接触、圧力が最小となるような形状を導き出すことも当業者であれば可能である。
第2軸棒242は、その一端部が、第1保持部251をスライド部23の移動方向Wと同じ方向に内側から貫通し、その他端部が、第1保持部251と第2保持部252との中間に設けられた固定部28に固定されている。第2圧縮バネ241は、第2軸棒242の周囲に挿通され、その一端部が、第1保持部251の内側面に当接し、他端部が固定部28に当接している。
同様に、第3軸棒244は、その一端部が、第2保持部252をスライド部23の移動方向Wと同じ方向に内側から貫通し、その他端部が、第1保持部251と第2保持部252との中間に設けられた固定部28に固定されている。第3圧縮バネ243は、第3軸棒244の周囲に挿通され、その一端部が、第2保持部252の内側面に当接し、他端部が固定部28に当接している。そして、第1保持部251および第2保持部252は、平行に設置された第1下型211および第2下型212の間でこれらの移動方向Wに沿って、スライド部23は、第2圧縮バネ241、第3圧縮バネ243を付勢、または、開放により移動方向Wに移動可能な構成となる。また、上型ユニット205の下降の成形ストッパ30を備える。
尚、第2軸棒242および第3軸棒244の外側の端部には、それぞれストッパ29が取り付けられる。ストッパ29により、第1保持部251と第2保持部252との移動方向Wの間隔の初期値を調整できる。このように、スライド部23、第2軸棒242、第3軸棒244、第2圧縮バネ241、および、第3圧縮バネ243などにより、第1保持部251および第2保持部252間の距離を変更可能な移動部22が構成される。
図13に示すように、上型ユニット205は、第1下型211と共に中間体41の第1コイルエンド部441の成形に利用する第1上型221と、第2下型212と共に中間体41の第2コイルエンド部442の成形に利用する第2上型222とを備える。第1上型221の下面は上下方向Vの下方に突出し、第1下型211の上面の窪みに沿う形状にて形成される。同様に第2上型222の下面は上下方向Vの下方に突出し、第2下型212の上面の窪みに沿う形状にて形成される。
また、図20に示すように、第1保持部251は第1ホルダ261から回転軸31を介して回転でき、また、第2保持部252は第2ホルダ262から回転軸31を介して回転可能な構成となっている。この回転角度はストッパ(図示せず)により角度調整可能な構成となっている。
このように構成された成形装置20を用いて、可動プレート208を下降させ、下型ユニット206の第1下型211と上型ユニット205の第1上型221との間に、連続中間体51を構成する中間体41の第1コイルエンド部441を挟み、同時に、下型ユニット206の第2下型212と上型ユニット205の第2上型222との間に、中間体41の第2コイルエンド部442を挟んで加圧することにより中間体41を単位コイル4に成形する方法を行う。
当該方法の詳細について、図12から図19を交えて説明する。まず、連続中間体51の中間体41の2つの収納部411を、それぞれあらかじめ設定された位置に配置する配置工程(図12のステップST1)について説明する。具体的には、中間体41の2つの収納部411を、成形装置20の第1保持部251の第1溝部253と第2保持部252の第2溝部254とに図15に示すように、それぞれに挿入する。
その際、中間体41の渡り線423同士がねじれることなく移動方向Wとほぼ平行となるように、全ての中間体41の2つの収納部411を、第1保持部251の第1溝部253と第2保持部252の第2溝部254にセットする。次に、収納部411の両側に設けられた第1コイルエンド部441と第2コイルエンド部442を挟み込んであらかじめ設定された形状に加圧成形しながら、2つの収納部411の移動方向Wの間隔(幅W1)が収納されるあらかじめ設定された2つのスロット101のピッチP(図23A参照)に基づく長さ(幅W2)となるように成形する移動工程および加圧工程を説明する。
上型ユニット205をガイドポスト27に沿って下降させる移動工程を行う(図12のステップST2)。まず、図16に示した状態から、第1上型221、第2上型222を第1コイルエンド部441、第2コイルエンド部442に当接させ、さらに上型ユニット205を上下方向Vに下降させる。すると、第1コイルエンド部441および第2コイルエンド部442が徐々に変形を始める。そして、図17に示すように、上型ユニット205を成形ストッパ30に当たるまで下降させる。
すなわち、第1上型221と第1下型211とで、第1コイルエンド部441を挟み込むまで加圧され、同時に、第2上型222と第2下型212とで第2コイルエンド部442を挟み込むまで加圧する加圧工程を行い、全ての単位コイル4の成形が完了する(図12のステップST3)。次に、図18に示すように、上型ユニット205を上昇させて、全ての単位コイル4を第1保持部251、第2保持部252から取り出す取り出し工程を行う(図12のステップST4)。
今回の場合、第1コイルエンド部441、第2コイルエンド部442を平面形状から立体波形形状へ変形させる際には、2つの収納部411の移動方向Wの間隔は、図16に示す幅W1(例えば、約89mm)から図17に示す幅W2(例えば、約72mm)まで、第1上型221、第2上型222の下降に従って徐々に狭くなっていく。そのため第1保持部251、第2保持部252は、互いに平行移動が可能な構成となっている。
また、図19に示すように、単位コイル4の第1コイルエンド部431、第2コイルエンド部432は、軸方向Yから見た時、周方向Zに対称ではなく、紙面上左側の方が、紙面上右側に比べて大きく曲げられている。よって、第1保持部251の方が、第2保持部252より、最初の位置から移動方向Wの内側まで大きく移動している。
成形装置20は、第1保持部251と第2保持部252とは、独立して異なる距離を移動可能となるよう、第1保持部251と第2保持部252との中間に設けられた固定部28と、固定部28に別々に固定された第2軸棒242と第3軸棒244、および、それぞれに挿通された第2圧縮バネ241と第3圧縮バネ243を設けているため、このように移動できる。
さらに、図20で示すように、第1保持部251と第1ホルダ261が回転軸31を介して成形により回転する角度α、および第2保持部252と第2ホルダ262が回転軸31を介して成形により回転する角度βがあらかじめ設定されたスロット101に入る角度と一致するようストッパ(図示されていないが)により回転角度を決めて成形される。このため、後述するコイルのコアへの挿入が容易となる。
また、スロット101に収納される前の単位コイル4の2つの収納部411間の幅W2は、スロット101に挿入し易いように、ピッチP(図23A参照)とほぼ同一寸法(今回の場合は、例えば72mm)であり、かつ、挿入するスロット角度(角度α=34°+角度β=34°)を68°)に設定している。すなわち収納部411のうちあらかじめ設定された異なるスロット101に収納される2つの収納部411の、回転電機1の中心軸Qとなす角度(角度α+角度β)が、図23Aに示したように、あらかじめ設定された2つのスロット101の中心軸Qとなす角度θになるように成形する。
このように、収納前の収納部411間の幅W2および角度(角度α+角度β)を、収納後の収納部間のピッチP(ピッチP=幅W2)および角度θ(角度θ=角度α+角度β)と同一にすることにより、容易に単位コイル4をスロット101に収納でき、かつ挿入後のステータコイル40の寸法も設計値通りの形状が維持される。
全ての単位コイル4を第1保持部251、第2保持部252から取り外すと図4に示したような状態となる。このように、連続コイル5を構成する単位コイル4の第1コイルエンド部431および第2コイルエンド部432を同時にプレス成形して完了できるので、連続コイル5の生産性が向上する。
次に、図21Aから図21Dに示すよう、渡り線423を単位コイル4の第2コイルエンド部432に沿わせながら曲げていき、単位コイル4同士が図22に示すように配置させる。この際、渡り線423の導線11の断面は丸形状であるため、曲げにより導線11は自転し、容易に第2コイルエンド部432に曲げ沿わせることが可能である。本実施の形態では、ステータ100は、48スロット、3相の回転電機1の例を示しており、12個の連続コイル5、すなわち、48個の単位コイル4が、10個のティース102を跨いで順にステータコア2のスロット101に収納される例を示している。
よってまず、図23Aおよび図24Aに示すように、1個目の単位コイル4の一方の収納部411をあらかじめ設定されたスロット101内に収納し、10個のティース102を跨いだあらかじめ設定されたスロット101内に他方の収納部411を収納する。ここで、10個のティース102を跨いだあらかじめ設定されたスロット101間のピッチPは例えば72mmである。よって、先に示した、幅W2とほぼ同一である。
図23Bおよび図24Bに示すように、ステータコア2に2個目の単位コイル4をスロット101内に収納する。そして、同様の手順にて、48個の全ての単位コイル4をスロット101内に収納すると、図1に示したようにステータコア2が構成される。この際、上記に示したように、収納前の収納部411間の幅W2および挿入角度(角度α+角度β)を、収納後の収納部間のピッチPおよび角度θと同一にて成形されているため、容易に単位コイル4をスロット101に収納でき、かつ挿入後のコイル寸法も設計値通りの形状が維持される。その後、図示しない端末部を結線してステータ100(図1)を得る。そして、ステータ100にロータ50を設置して回転電機1(図2)を形成する。
このように、連続コイル5を構成する単位コイル4をスロット101に収納する際に、単位コイル4を変形させないか、または変形量を最小限にて、単位コイル4を容易にスロット101に収納できるので、熟練工を必要とせず、生産性が向上する。また、連続コイル5を構成する単位コイル4を順々に収納していくだけで、ステータ100のステータコイル40を形成できるので、導線11の絶縁被膜にステータコイル40の成形過程においてダメージを与えることが低減でき、絶縁品質の高いステータコイル40を得ることができる。
また、回転電機1を構成する単位コイル4を、予め理想形状に成形できるので、単位コイル4をステータコア2に順次収納していくことで、隣接する単位コイル4の第1コイルエンド部431同士、および、第2コイルエンド部432同士の干渉を極力抑えることができる。
その結果、第1コイルエンド部431、第2コイルエンド部432の軸方向Yの高さが低くなり、ステータ100、ひいては、回転電機1の小型化が実現できる。これによりステータコイル40に用いる導線11に用いられる銅の使用量を削減できる。
上記のように構成された実施の形態1の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置によれば、
複数のスロットが周方向に設けられた円環状のステータコアの前記スロットに挿入され、複数個円環状に並べられてステータコイルを構成する、複数の単位コイルが渡り線で連結された連続コイルを製造する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置であって、
前記単位コイルは、複数の前記スロットのうちの対応するあらかじめ設定された2つの前記スロットに収納される収納部と、当該収納部の軸方向の両側に位置するコイルエンド部とを備え、
複数の前記単位コイルの前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の周方向で2分する第1平面に対し非対称、かつ、複数の前記スロットに挿入されて複数個円環状に並べられ、前記ステータコイルを形成する立体波形形状に同時に成形しながら、
前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部間の距離が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの距離になるよう成形する成形装置を備えたので、
作業性を向上させ生産性を高めると共に、小型化を実現できる。
また、前記成形装置は、前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部の、前記回転電機の中心軸となす角度が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの前記中心軸となす角度になるように成形するので、
さらに、作業性を向上させ生産性を高めることができる。
また、前記成形装置は、前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の中心軸の軸方向に直交して2分する第2平面に対し対称に成形するので、
さらに、作業性を向上させ生産性を高めることができる。
また、複数のスロットが周方向に設けられた円環状のステータコアの前記スロットに挿入され、複数個円環状に並べられてステータコイルを構成する、複数の単位コイルが渡り線で連結された連続コイルを製造する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置であって、
前記単位コイルは、複数の前記スロットのうちの対応するあらかじめ設定された2つの前記スロットに収納される収納部と、当該収納部の軸方向の両側に位置するコイルエンド部とを備え、
互いに平行にあらかじめ設定された距離隔てて配置された、一方の前記収納部を保持する第1保持部、および、他方の前記収納部を保持する第2保持部と、前記第1保持部の一端部と、前記第2保持部の一端部とをつなげ、一方の前記コイルエンド部を成形する第1下型と、前記第1保持部の他端部と、前記第2保持部の他端部とをつなげ、他方の前記コイルエンド部を成形する第2下型とを有する下型ユニットと、
前記下型ユニットの上方に、前記第1下型と対向する位置に設けられ、一方の前記コイルエンド部を成形する第1上型と、前記第2下型と対向する位置に設けられ、他方の前記コイルエンド部を成形する第2上型とを有する上型ユニットと、
前記第1保持部および前記第2保持部間の前記距離を変更可能な移動部とからなる1対のユニットが、前記連続コイルを構成する前記単位コイルの個数分、移動方向にあらかじめ設定された間隔に配置され、
前記下型ユニットと、前記上型ユニットとの上下方向の位置関係を可動する可動部とを有する成形装置を備えたので、
作業性を向上させ生産性を高めると共に、小型化を実現できる。
また、前記成形装置の前記第1保持部および前記第2保持部は、2つの前記収納部の前記回転電機の中心軸となす角度を変更する回転軸を備えたので、
さらに、作業性を向上させ生産性を高めることができる。
また、前記成形装置に設置する、導線を巻回して、前記渡り線にて連結された複数の前記単位コイルの中間体にて形成される前記連続コイルの連続中間体を形成する巻取装置を備えたので、
巻取装置と成形装置とにて連続コイルを簡便に形成できる。
また、前記巻取装置は、前記導線を巻回す溝部が前記単位コイルの個数分の形成された巻枠を備えたので、
連続コイルの連続中間体を簡便に形成できる。
また、上記のように行われた実施の形態1の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法によれば、
前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の周方向で2分する第1平面に対し非対称、かつ、複数の前記スロットに挿入されて複数個円環状に並べられ、前記ステータコイルを形成する立体波形形状に同時に成形しながら、
前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部間の距離が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの距離になるよう成形するので、
作業性を向上させ生産性を高めると共に、小型化を実現できる。
また、上記のように行われた実施の形態1の回転電機の製造方法によれば、
前記連続コイルの前記収納部を、前記ステータコアの前記スロットのあらかじめ設定された位置に設置してステータを形成し、前記ステータにロータを設置するので、
作業性を向上させ生産性を高めると共に、小型化を実現できる。
本願は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1 回転電機、10 線材ドラム、100 ステータ、101 スロット、
102 ティース、11 導線、120 溝部、121 ガイドローラ、
2 ステータコア、20 成形装置、206 下型ユニット、207 載置台、
205 上型ユニット、208 可動プレート、21 可動部、211 第1下型、
212 第2下型、221 第1上型、222 第2上型、23 スライド部、
241 第2圧縮バネ、242 第2軸棒、243 第3圧縮バネ、244 第3軸棒、
251 第1保持部、252 第2保持部、253 第1溝部、254 第2溝部、
261 第1ホルダ、262 第2ホルダ、27 ガイドポスト、
272 第1圧縮バネ、277 第1軸棒、28 固定部、29 ストッパ、
3 導線束、30 成形ストッパ、31 回転軸、4 単位コイル、41 中間体、
411 収納部、421 巻始線、422 巻終線、423 渡り線、
440 コイルエンド部、431 第1コイルエンド部(成形後)、
432 第2コイルエンド部(成形後)、441 第1コイルエンド部(成形前)、
442 第2コイルエンド部(成形前)、40 ステータコイル、5 連続コイル、
50 ロータ、501 永久磁石、502 磁石保持円筒、51 連続中間体、
61 一端部、62 他端部、70 巻取装置、71 巻枠、714 溝部、
711 ガイド部、73 回転軸、81 一端部、82 他端部、P ピッチ、
G 延在方向、V 上下方向、W 移動方向、W1 幅、W2 幅、T 第2平面、
T1 長さ、T2 長さ、H 第1平面、H1 長さ、H2 長さ、J 矢印、
K 矢印、α 角度、β 角度、Q 中心軸、Y 軸方向、Z 周方向。

Claims (9)

  1. 複数のスロットが周方向に設けられた円環状のステータコアの前記スロットに挿入され、複数個円環状に並べられてステータコイルを構成する、複数の単位コイルが渡り線で連結された連続コイルを製造する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置であって、
    前記単位コイルは、複数の前記スロットの内の対応するあらかじめ設定された2つの前記スロットに収納される収納部と、当該収納部の軸方向の両側に位置するコイルエンド部とを備え、
    複数の前記単位コイルの前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の周方向で2分する第1平面に対し非対称、かつ、複数の前記スロットに挿入されて複数個円環状に並べられ、前記ステータコイルを形成する立体波形形状に同時に成形しながら、
    前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部間の距離が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの距離になるよう成形する成形装置を備えた回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  2. 前記成形装置は、前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部の、前記回転電機の中心軸となす角度が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの前記中心軸となす角度になるように成形する請求項1に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  3. 前記成形装置は、前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の中心軸の軸方向に直交して2分する第2平面に対し対称に成形する請求項1または請求項2に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  4. 複数のスロットが周方向に設けられた円環状のステータコアの前記スロットに挿入され、複数個円環状に並べられてステータコイルを構成する、複数の単位コイルが渡り線で連結された連続コイルを製造する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置であって、
    前記単位コイルは、複数の前記スロットの内の対応するあらかじめ設定された2つの前記スロットに収納される収納部と、当該収納部の軸方向の両側に位置するコイルエンド部とを備え、
    互いに平行にあらかじめ設定された距離隔てて配置された、一方の前記収納部を保持する第1保持部、および、他方の前記収納部を保持する第2保持部と、前記第1保持部の一端部と、前記第2保持部の一端部とをつなげ、一方の前記コイルエンド部を成形する第1下型と、前記第1保持部の他端部と、前記第2保持部の他端部とをつなげ、他方の前記コイルエンド部を成形する第2下型とを有する下型ユニットと、
    前記下型ユニットの上方に、前記第1下型と対向する位置に設けられ、一方の前記コイルエンド部を成形する第1上型と、前記第2下型と対向する位置に設けられ、他方の前記コイルエンド部を成形する第2上型とを有する上型ユニットと、
    前記第1保持部および前記第2保持部間の前記距離を変更可能な移動部とからなる1対のユニットが、前記連続コイルを構成する前記単位コイルの個数分、移動方向にあらかじめ設定された間隔に配置され、
    前記下型ユニットと、前記上型ユニットとの上下方向の位置関係を可動する可動部とを有する成形装置を備えた回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  5. 前記成形装置の前記第1保持部および前記第2保持部は、2つの前記収納部の前記回転電機の中心軸となす角度を変更する回転軸を備えた請求項4に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  6. 前記成形装置に設置する、導線を巻回して、前記渡り線にて連結された複数の前記単位コイルの中間体にて形成される前記連続コイルの連続中間体を形成する巻取装置を備えた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  7. 前記巻取装置は、前記導線を巻回す溝部が前記単位コイルの個数分の形成された巻枠を備えた請求項6に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造装置を用いた回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法において、
    前記コイルエンド部の形状を、前記回転電機の周方向で2分する第1平面に対し非対称、かつ、複数の前記スロットに挿入されて複数個円環状に並べられ、前記ステータコイルを形成する立体波形形状に同時に成形しながら、
    前記収納部のうち異なる前記スロットに収納される2つの前記収納部間の距離が、あらかじめ設定された2つの前記スロットの距離になるよう成形する回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法。
  9. 請求項8に記載の回転電機のステータコイルの連続コイルの製造方法にて製造された前記連続コイルの前記収納部を、前記ステータコアの前記スロットのあらかじめ設定された位置に設置してステータを形成し、前記ステータにロータを設置する回転電機の製造方法。
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