JP2022084015A - 自動車の照明及び／又は信号装置とその組立方法 - Google Patents

Abstract

【課題】自動車用のライト内にライトガイドを正確で耐久性のある手法にて固定する。【解決手段】自動車用照明及び信号装置は、レンチキュラ本体によって閉じられた格納ハウジング内に、少なくとも１つの第１の光源２４及び第１のライトガイド２８を収容し、第１のライトガイド２８は、第１の光源２４によって生成された光ビームを部分的に入力として受け取り、全内部反射によって光ビームを伝搬し、前記レンチキュラ本体から出力する。第１のライトガイド２８は第１の雄部を備え、第１のライトガイド２８を光学的に遮蔽する固定および／又はスクリーン要素３２はポケットまたは窪みである第１のハウジングを備え、第１のライトガイド２８は、固定および／又はスクリーン要素３２に、第１溶接部４０において固定される。【選択図】図５

Description

本発明は、自動車の照明及び／又は信号装置およびその組み立て方法に関する。

自動車用照明及び／又は信号装置という用語は、ここでは非常に広い意味で使用され、後部または前部のいずれかの自動車用ランプを含み、後者はヘッドライトまたはヘッドランプとも呼ばれる。

既知のように、自動車用ライトは、位置ライト、方向指示器、ブレーキライト、後部フォグランプ、後退ランプ、すれ違いビーム前照灯、走行ビーム前照灯などの車両の照明及び／又は信号機能を提供することを目的とした装置である。

さらに、この用語は、シーリングライト、ダッシュボード、またはその一部を含むものと理解される。したがって、自動車の照明及び／又は信号装置は、車両の内側または外側のいずれかに配置することができる。

知られているように、そのような自動車の照明及び／又は信号装置は、少なくとも１つの光源を内部に収容し、外部のレンチキュラ本体によって閉じられる中空の容器本体を実質的に含む。

しかしながら、今日市場に出回っている照明及び／又は信号装置は、洗練された照明アセンブリを備えている。そこでは、特にＬＥＤタイプの光源は、例えば、光源によって生成された光ビームを受け取り、それをレンチキュラ本体に向けて送る少なくとも１つのライトガイドに結合される。

ライトガイドは、車両の照明及び／又は信号装置の内部に恒久的に固定され、ライトガイドを、例えば、容器本体、またはサポート、ベゼルなどのその中に収容される任意の要素に固定しなければならない。

あるいは、光がライトガイドから逃げるのを防ぐために、ライトガイドを単に不透明な要素に取り付けることができる。したがって、不透明な要素をライトガイドの壁に接続して、そのような壁に一種の光バリアを提供することができる。これは、たとえば、ライトガイドの壁が全内部反射（頭字語ＴＩＲでも示される。）の条件を満たしていない場合、またはライトガイドのＴＩＲ壁を通る光の漏れ／漏れを防ぐ必要がある場合に不可欠である。

いずれにせよ、ライトガイドをライト内に固定する操作は微妙であり、正確で耐久性のある固定が必要である。

例えば、ライトガイドがねじ、ブラケットなどによって機械的に固定される解決策は、従来技術において知られている。

溶接、特に超音波溶接によってライトガイドを固定することも知られている。超音波溶接は、機械的な観点からは確かに効果的であるが、比較的遅く、高価である。

いずれにせよ、ライトガイドは、光学的機能を有するデバイスの他の要素のように、その固定中にわずかな変化を示してはならないことは明らかである。ライトガイドの壁に傷／痕跡が形成されると、たとえば、内部の全反射による伝播を目的としており、ライトガイド内を伝播する光線の反射に関して問題が発生する可能性がある。実際、上記の傷跡／痕跡では、上記の光線がライトガイドから逃げて、局所的にＴＩＲ特性を失う可能性がある。または、いずれにせよ、それらが不適切に逸脱して、ライトガイドの光出口面に明るいスポットまたは影の領域が作成される可能性がある。特に、光学機能を備えたライトガイド壁の完全性が局所的に損なわれないように特別に設計されたベースプレートまたは付属物などのライトガイドの部分にライトガイドを固定する傾向がある。それにもかかわらず、そのような方法はかなり遅くて面倒であり、コストと生産時間を犠牲にして大量生産には不適切である。

したがって、既知の技術を参照して言及された技術的問題を解決することを可能にする自動車の照明及び／又は信号装置を利用可能にする必要性が当技術分野で感じられる。

そのような要件は、請求項１に記載の自動車用照明及び／又は信号装置によって、ならびに請求項１７に記載の自動車用照明及び／又は信号装置の組み立て方法によって満たされる。これにより、光学機能を備えたライトガイドの壁が局所的に変更または変更されないように、ライトガイドがデバイスの内部に接続される。

本発明の他の実施形態は、従属請求項に記載されている。

本発明のさらなる特徴および利点は、非限定的な例として与えられる好ましい実施形態の以下の説明からより理解可能である。

図１は、本発明の実施形態による、照明及び／又は信号装置の別個の部分を備えた斜視図である。 図２は、組み立てられた構成における、図１の照明及び／又は信号装置のライトガイドの斜視図である。 図３は、組み立てられた構成での、図１の照明及び／又は信号装置のライトガイドの平面図である。 図４は、図３に示される断面ＩＶ～ＩＶに沿って取られた、図１の照明及び／又は信号装置のライトガイドの断面図である。 図５は、図３に示される断面Ｖ－Ｖに沿って取られた、図１の照明及び／又は信号装置のライトガイドの断面図である。 図６ａ～６ｂ～６ｃは、可能な実施形態による図５に示される拡大詳細ＶＩを示している。 図７は、組み立てられた構成における、本発明のさらなる実施形態による照明及び／又は信号装置のライトガイドの正面図である。 図８は、図７に示される断面ＶＩＩＩ～ＶＩＩＩに沿って取られた、図７の照明及び／又は信号装置のライトガイドの断面図である。

記載された実施形態に共通の要素または部品は、以下、同じ参照番号を使用して示される。

上述の図を参照すると、参照番号４は、自動車用ライトなどの照明及び／又は信号装置を示し、以下の説明において、該照明及び／又は信号装置に対してこの符号を用いる。

上記のように、「照明及び／又は信号装置」という表現は、自動車のリアライトまたは自動車のフロントライトのいずれかを意味し、後者はヘッドライトまたはヘッドランプとしても知られており、例えば、フロントポジションライト、テールライト、サイドマーカー、ターンシグナル、ブレーキライト、リアフォグランプ、メインビームヘッドランプ、ディップビームヘッドランプなどのポジションライトなどの、照明及び／又は信号伝達の機能を有する車両の外部の少なくとも１つのライトを含む。

さらに、照明及び／又は信号装置という用語は、内部シーリングライト、ダッシュボードまたはその一部、ディスプレイなども意味する。

したがって、以下でより詳細に説明するように、その信号機能において、デバイスは、光信号、ロゴだけでなく、あらゆる種類の書き込みおよび光メッセージを送信する可能性を含み得る。

照明及び／又は信号装置４は、通常、アクリロニトリル－ブタジエン－スチレンまたはＡＢＳなどの高分子材料で作られた容器本体またはハウジング８を含み、これにより、通常、照明及び／又は信号装置４をそれぞれの車両または任意のタイプの支持部に固定することができる。

本発明の目的のために、容器本体またはハウジング８は、任意の形状、サイズ、または位置を有し得る。例えば、容器本体８はまた、関連車両の車体または他の外部固定具に直接接続されることはない。

図示されているように、容器本体８はまた、車両の内部、例えば、ダッシュボード、後部棚などに固定され得る。

容器本体８は、前記照明及び／又は信号装置の複数の構成要素を収容する格納ハウジング１２の範囲を定める。

特に、格納ハウジング１２は、前記格納ハウジング１２内に配置および支持された、複数の光源１６、好ましくはＬＥＤまたはレーザを収容する。

例えば、レンチキュラ本体２０は、少なくとも１つの光源１６を収容する格納ハウジング１２を閉じるために、容器本体８を少なくとも部分的に閉鎖するように配置される。

本発明の目的のために、レンチキュラ本体２０は、大気に直接さらされる照明及び／又は信号装置の少なくとも１つの外壁を規定するように、照明及び／又は信号装置４の外部にあってもよい。

可能な実施形態によれば、レンチキュラ本体２０の材料は、ポリマー、すなわち、ＰＭＭＡ（ポリメチルメタクリレート）、ＰＣ（ポリカーボネート）などの樹脂である。したがって、レンチキュラ本体の材料は、少なくとも部分的に透明または半透明または透光性であり、１つまたは複数の不透明な部分を含み得る。

したがって、レンチキュラ本体２０は、以下によりよく説明されるように、光源１６によって生成されて格納ハウジング１２の外側に送られる光ビームが横切るように構成されている。

ＰＣ、ＰＭＭＡなどのような透明なポリマー材料で作られた第１のライトガイド２８もまた、格納ハウジング１２の内部に収容される。格納ハウジング１２に収容された光源１６は、そのような第１のライトガイド２８に光を供給することを目的とした第１の光源２４を備える。したがって、後者は、前記少なくとも１つの第１の光源２４によって生成された光ビームを入力として少なくとも部分的に受け取り、第１の優勢な伝搬方向Ｘ１～Ｘ１に沿って全内部反射することによってそれを送信し、それをレンチキュラ本体２０からの出力として送り出すように構成される。より詳細には、ライトガイド２８は、全内部反射によって光ビームを送るための壁を備えている。

しかしながら、そのようなライトガイド壁はまた、ライトガイドを容器本体、またはその中に収容された任意の他の要素（支持体、ベゼル、不透明要素など）への接続に関与し得る。したがって、ライトガイドの壁は、ライトガイド自体とそれに接続されている要素との間に一種の界面壁を形成する。

より詳細には、格納ハウジング１２は、少なくとも１つの固定及び／又はスクリーン要素３２を収容する。固定及び／又はスクリーン要素３２は、ＡＢＳなどの不透明なポリマー材料で形成され、光線に対して不透明であり、全内部光伝搬を目的とした第１の界面壁３６で第１のライトガイド２８に機械的に接続される。このようにして、固定及び／又はスクリーン要素３２は、第１の界面壁３６を光学的に遮蔽する、すなわち、光が第１の界面壁３６で第１のライトガイド２８から逃げるのを防ぐ。

さらに、固定及び／又はスクリーン要素３２は、第１のライトガイド２８が照明及び／又は信号装置４の内部に機械的に接続されることを可能にし得る。具体的には、固定及び／又はスクリーン要素３２は、容器本体８に直接または間接的に固定されて、第１のライトガイド２８を容器本体８自体に機械的にロックする。

第１のライトガイド２８の第１の界面壁３６は、既知の溶接プロセス、特にレーザ溶接などの永久接合技術によって固定及び／又はスクリーン要素３２に固定されるが、以下に説明するように、例えば、超音波溶接を行うことも可能である。

既知のように、レーザ溶接プロセスは、第１のライトガイド２８などの透明なポリマー要素、固定及び／又はスクリーン要素３２などの吸収性ポリマー要素、第１のライトガイド２８に設けられた透明結合部８０によって得られる第１の溶接部４０、及び吸収要素（すなわち、固定要素および／又はスクリーン要素３２）に設けられた吸収性結合部８４を準備することを含む。図面に見られるように、第１の溶接部４０は、第１の界面壁３６に沿って配置されている。

レーザ溶接プロセスは、透明なポリマー要素を通してレーザビームを放出して、それが吸収性ポリマー要素に到達するようにする動作をさらに含む。ビームは、その後、透明な結合部８０に到達し、次に吸収性の結合部８４に到達するまで伝播する。レーザビームのエネルギーにより、吸収性結合部８４は溶融し、透明な結合部８０が軟化するまで、透明な結合部８０に熱を伝達する。最後に、機械的クランプにより、両要素のレーザ溶接が完了する。

一実施形態によれば、第１のライトガイド２８は、第１の界面壁３６から少なくとも部分的に突出する第１の溶接部４０で固定及び／又はスクリーン要素３２に固定される。より詳細には、第１の溶接部４０は、第１のライトガイド２８の透明な結合部８０と、固定及び／又はスクリーン要素３２の吸収性結合部８４とを含む。これらは、溶融して互いに部分的に溶け込む。

可能な実施形態によれば、第１のライトガイド２８の透明な結合部８０は、第１の界面壁の横たわっている平面３６に実質的に垂直な第１の方向Ｄに沿って、第１のライトガイド２８の第１の界面壁３６から直接突出する少なくとも第１の雄部４４を含む。一方、固定及び／又はスクリーン要素３２の吸収結合部８４は、第１の界面壁３６に対して同じ第１の方向Ｄに沿ってポケットまたは窪みとして発達する少なくとも第１のハウジング４８を備えている。そのような第１のハウジング４８は、第１のライトガイド２８と固定及び／又はスクリーン要素３２が溶接後に恒久的に接続されるように互いに接触して配置された状態で、少なくとも部分的に第１の雄部４４を収容するように構成される。

好ましくは、しかし必ずしもそうではないが、第１の雄部４４は、ピンと同様の形状を有し、例えば、第１の方向Ｄに沿って計算されたときに１ミリメートルの長さを有する。一方、第１のハウジング４８は、実質的に、例えば、同じ第１の方向Ｄに沿って測定されたときに、例えば、深さ０．５ミリメートルの長さを有する、タンクの形状をとる。一般に、溶接前に、第１のハウジング４８は、第１の雄部４４を部分的にのみ収容するように構成される。特に、第１の方向Ｄに沿って測定された第１の雄部４４の高さまたは長さは、第１のハウジング４８の高さまたは長さよりも大きい。

好ましくは、ただし排他的にではなく、第１の雄部４８および第１のハウジングは、第１の方向Ｄに垂直な平面上で円形の断面を有する。

好ましくは、第１の雄部４４は、固定及び／又はスクリーン要素３２の内側で、第１の界面壁３６の下に延びる。

一実施形態によれば、第１の方向Ｄに垂直な断面に沿って測定された第１のハウジング４８の横断面は、同じく第１の方向に垂直な断面に沿って測定された第１の雄部４４の断面よりも大きく、これにより、溶接中に形成された溶融材料の収集を可能にする。

より詳細には、溶接中、レーザ放射は、第１の雄部４４を通って第１のハウジング４８に到達する。第１のハウジング４８は加熱され、その一部が軟化し、熱を第１の雄部４４に伝達し、次にそれが加熱されて軟化する。そのような軟化した部分は圧力下で一緒に混合し、実質的に不透明な溶融混合物を形成する。次に、不透明な溶融混合物は、第１のハウジング４８の内部に沈降し、溶接プロセスの終わりに完全に固化するまで徐々に硬化する。第１のハウジング４８の容量が第１の雄部４４の体積よりも大きいことにより、第１のハウジング４８は、すべての不透明な溶融混合物を収集することができ、その結果、第１の界面壁３６は、第１の雄部４８で実質的にきれいに保たれる。第１の雄部４８は、第１のレーザ溶接プロセスの最後の時点では、無くなる又は大幅に減少する。この時点で、不透明な溶融混合物は、レーザ溶接プロセス中に消費される第１の雄部４４の一部を含むことが明らかである。第１の雄部４４のそのような部分は、実質的に、第１の方向Ｄに沿って第１のハウジング４８の深さを超える第１の雄部４４として定義される。

しかしながら、好ましくは、第１のライトガイド２８は、機械的に分離された、すなわち互いに離間された、複数の第１の溶接部４０によって固定及び／又はスクリーン要素３２に固定される。言い換えれば、透明結合部８０は、第１の複数の雄部４４を含み、一方、吸収性結合部８４は、対応する複数の第１のハウジング４８を含む。このような溶接は不連続な方法、すなわち、複数の第１の溶接部４０によって行われる。これにより、固定及び／又はスクリーン要素３２との接合を目的とした第１の界面壁３６の部分を最適化できる。

本発明はレーザ溶接プロセスのみに限定されないが、第１のライトガイド２８の中で得られた透明結合部と吸収要素の中に得られた吸収連結部との間に相対的な動きがないので、この方法は超音波溶接などの他のタイプの溶接プロセスよりも好ましい。確かに、そのような相対的な動きはほこりを生成し、したがってバリを生成し、それは最終的な美的欠陥につながる。特に、超音波溶接プロセスは、第１のハウジング４８の内側の第１の雄部４４をこすることを含む。

一実施形態によれば、格納ハウジング１２は、光ビームを放出するように構成された少なくとも１つの第２の光源５２と、第２の光源５２によって生成された光ビームを入力として少なくとも部分的に受け、第２の伝播方向Ｘ２－Ｘ２に沿ってそれを全内部反射することでそれを送信し、レンチキュラ本体２０から出力としてそれを送るように構成された第２のライトガイド５６を収容する。

好ましくは、第２のライトガイド５６は、光の全内部伝播を目的とした第２のライトガイド５６の第２の界面壁６０で固定及び／又はスクリーン要素３２に機械的に固定され、少なくとも第２の溶接部６４が前記第２の界面壁６０から突出する。

このようにして、固定及び／又はスクリーン要素３２は、第２の界面壁６０を光学的に遮蔽する、すなわち、光が第２の界面壁６０で第２のライトガイド５６から逃げるのを防ぐ。

一実施形態によれば、第２の界面壁６０は、第１の界面壁３６の反対側にあり、固定及び／又はスクリーン要素３２は、第１のライトガイド２８と第２のライトガイド５６との間に配置され、第１のライトガイド２８と第２のライトガイド５６との間に機械的および光学的分離要素を構成するとともに、第１のライトガイド２８および第２のライトガイド５６を容器本体８に機械的に固定する。

一実施形態によれば、第２のライトガイド５６の第２の界面壁６０は、既知の溶接プロセス、特にレーザ溶接などの永久接合技術によって、固定及び／又はスクリーン要素３２に固定されるが、以下に説明するように、例えば超音波溶接を実施することも可能である。

レーザ溶接プロセスは、第２のライトガイド５６などの透明なポリマー要素、固定及び／又はスクリーン要素３２などの吸収性ポリマー要素、第２のライトガイド５６に得られる透明結合部８０からなる第２の溶接部６４，及び吸収要素（すなわち、固定及び／又はスクリーン要素３２）に得られる吸収性結合部８４を用意することを含む。図に見られるように、第２の溶接部６４は、第２の界面壁６０に沿って配置されている。

レーザ溶接プロセスは、ライトガイド５６からなる透明なポリマー要素を通してレーザビームを放出する動作をさらに含み、それにより、レーザビームが固定及び／又はスクリーン要素３２からなる吸収性ポリマー要素に到達し、ライトガイド５６と固定及び／又はスクリーン要素は、上述のように恒久的に一緒に結合される。一実施形態によれば、第２のライトガイド５６は、前記第２の界面壁６０から少なくとも部分的に突出する第２の溶接部６４で固定及び／又はスクリーン要素３２に固定される。より詳細には、第２の溶接部６４は、第２のライトガイド５６の透明な結合部８０と、固定及び／又はスクリーン要素３２の吸収性結合部８４とを備え、それらは溶融して少なくとも部分的に互いに溶け込む。

可能な実施形態によれば、第２のライトガイド５６の透明な結合部８０は、第２の界面壁６０の横たわっている平面に実質的に垂直な第２の方向Ｆに沿って、第２のライトガイド５６の第２の界面壁６０から直接突出する少なくとも第２の雄部６８を備える。一方、固定及び／又はスクリーン要素３２の吸収性結合部８４は、同じ第２の方向Ｆに沿って、ポケットまたはくぼみとして発達する少なくとも１つの第２のハウジング７２を備えている。

そのような第２のハウジング７２は、第２のライトガイド５６と固定及び／又はスクリーン要素３２が溶接後に恒久的に接続されるように互いに接触して配置されるときに、少なくとも部分的に第２の雄部６８を収容するように構成される。

好ましくは、しかし必ずしもそうではないが、第２の雄部６８は、第２の方向Ｆに沿って計算された長さが１ｍｍの、ピンと同様の構造をとることができる。一方、第２のハウジング７２は、たとえば、同じ第２方向Ｆに沿って測定されたときに０．５ｍｍの深さを有する、実質的にタンクの構造をとる。一般に、溶接前、第２のハウジング７２は、第２の雄部６８を部分的にのみ収容するように構成される。特に、第２の方向Ｄに沿って測定された第２の雄部６８の高さ又は長さは、第２のハウジング７２の高さ又は長さまたは深さよりも大きい。

好ましくは、ただし排他的にではなく、第２の雄部６８および第２のハウジング７２は、第２の方向Ｆに垂直な断面に対して円形の断面を有する。

好ましくは、第２の雄部６８は、固定及び／又はスクリーン要素３２の内側に第２の界面壁６０から延びる。

一実施形態によれば、第２の方向に垂直な断面に沿って計測した第２のハウジング７２の平面の断面は、同じく第２の方向に垂直な断面に沿って計測した第２の雄部６８の断面よりも大きい。これにより、溶接中に形成された溶融材料の収集が可能になる。

より詳細には、溶接中、レーザ放射は、第２の雄部６８を介して第２のハウジング７２に到達する。第２のハウジング７２は加熱され、その一部が軟化し、第２の雄部６８に熱を与え、次にそれが加熱されて軟化する。そのような軟化した部分は圧力下で一緒に混合し、実質的に不透明な溶融混合物を形成する。次に、不透明な溶融混合物は、第２のハウジング７２の内部に沈降し、溶接プロセスの終わりに完全に固化するまで徐々に硬化する。第２のハウジング７２の容量が第１の雄部６８の体積よりも大きいことにより、第２のハウジング７２は、すべての不透明な溶融混合物を収集することができ、その結果、第２の界面壁６０は、第２の界面壁６０が実質的にきれいに保たれる。第１の雄部６８は、第１のレーザ溶接プロセスの最後の時点では、無くなる又は大幅に減少する。

この時点で、不透明な溶融混合物は、レーザ溶接プロセス中に消費される第２の雄部６８の一部を確かに含む。第２の雄部６８のそのような部分は、第１の方向Ｆに沿って第２のハウジング７２の深さを超える第２の雄部６８として実質的に定義される。好ましくは、第２のライトガイド５６は、複数の第２の溶接部６４によって固定及び／又はスクリーン要素３２に固定される。

一実施形態によれば、第２の溶接部６４は、第１のライトガイド２８および第２のライトガイド５６内の光ビームの優勢な伝搬方向に垂直な横方向Ｙ－Ｙに関して第１の溶接部４０に対して互い違いに配置される。

次に、本発明による照明及び／又は信号装置の組み立て方法について説明する。

特に、この方法は、以下のステップを含む。

上述のように、照明及び／又は信号装置を提供するステップ。

第１のライトガイド２８を第１の界面壁３６で固定及び／又はスクリーン要素３２に接近させるステップ。

第１のライトガイド２８と固定及び／又はスクリーン要素３２との間の第１の界面壁３６に少なくとも１つの第１の溶接部４０を定義するステップ。第１の溶接部４０は、第１のライトガイド２８に得られる第１の透明結合部８０と、吸収要素（すなわち、固定及び／又はスクリーン要素３２）に得られる吸収性結合部８４によって、定義される。

好ましくは、前記組立方法は、以下のステップを含む。

透明結合部８０の一部として、第１のライトガイド２８の第１の雄部４４を提供するステップ。第１の雄部４４は、第１のライトガイド２８の第１の界面壁３６から直接突出している。

吸収性結合部８４として、固定及び／又はスクリーン要素３２の第１のハウジング４８を提供するステップ。第１のハウジング４８は、少なくとも部分的に第１の雄部４４を受け入れるように構成されている。

第１の雄部４４を第１のハウジング４８に予防的に結合するステップ。

前記ビームが第１のハウジング４８に到達するように第１の雄部４４にレーザ光ビームを送り、前記第１のハウジング４８の部分および第１の雄部４４を含む、実質的に不透明な溶融混合物を圧力下で形成するステップ。

融合混合物を第１のハウジング４８に収容するステップ。

特に、レーザ光ビームは、第１のライトガイド２８を介して第１の雄部４４まで透過され、第１のハウジング４８に当たる。第１のハウジングは光ビームを透過せずに吸収し、局所的な融接／溶接を誘発する加熱を得る。

したがって、正確な溶接のステップは、第１のライトガイド２８を固定及び／又はスクリーン要素３２に事前組み立てする溶接を正確に行うことに留意する。

次に、固定及び／又はスクリーン要素３２は、容器本体８に直接または間接的に固定することができ、その結果、第１のライトガイド２８も固定できる。

明らかに、第２のライトガイド５６の場合、スポット溶接操作は、第１のライトガイドについて説明したのと同様の方法で実行される。したがって、固定及び／又はスクリーン要素３２は、単一の光学スクリーンを形成できるが、両方のライトガイド２８、５６に対して、容器本体８への単一の機械的固定も形成できる。

上述の説明から理解できるように、本発明は、先行技術に提示された欠点を克服することを可能にする。

特に、本発明による自動車の照明及び／又は信号装置は、容器本体内のライトガイドの効果的かつ耐久性のある固定を達成することを可能にする。このような固定は、その後の反射のために内部を伝播する光ビームの透過に使用されるライトガイドの部分で行われるため、振動がない。このように、ライトガイドの固定は、既知の技術的解決策のように、特に大きな片持ち梁部分を設けることがない。

さらに、本発明は、ライトガイドを固定するための接着剤の使用を回避する。したがって、溶接部は、接着剤の使用に比べて、経時的により高い信頼性を保証する。

さらに、ライトガイド上に直接溶接部を使用しているにもかかわらず、特定のタイプの溶接および溶接部の局所的なスポット形状により、ライトガイド内の光ビームの透過を損なうリスクがない。特に、固定及び／又はスクリーン要素のハウジングの内部を貫通するライトガイド上の雄部の提供により、ライトガイド内における全内部反射のための光ビームの透過に影響を与えることがない。

同様に、溶接部の局所的な変形は、前記溶接部が界面壁を越えて、すなわち、固定及び／又はスクリーン要素の側面に位置するので、ライトガイド内の光ビームの透過に影響を及ぼさない。

このようにして、照明及び／又は信号装置の組み立て、コスト、信頼性および耐久性に関して全体的な利益が得られる。

さらに、本発明は、より遅く、より複雑であり、したがって達成するのにより費用がかかる従来技術の解決策の代わりに、特に効率的で、速く、そして信頼できるレーザまたは超音波スポット溶接を実行することを可能にする。

当業者は、照明及び／又は信号装置ならびに本発明の組み立て方法に多数の変更および変形を加えることができ、これらはすべて、偶発的な特定の必要性を満たすために、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に含まれる。

Claims (16)

1. 特に自動車用の照明及び信号装置であって、
   前記照明及び信号装置は、
   レンチキュラ本体（２０）によって閉じられた格納ハウジング（１２）を区切る容器本体（８）であって、
   前記格納ハウジング（１２）は、光ビームを放出するように構成された少なくとも１つの第１の光源（２４）を収容し、
   前記格納ハウジング（１２）は、前記少なくとも１つの第１の光源（２４）によって生成された光ビームと少なくとも部分的に交差して前記光ビームを前記格納ハウジング（１２）の外に送り出すように構成されたレンチキュラ本体（２０）によって閉じられた、前記容器本体（８）と、
   前記少なくとも１つの第１の光源（２４）によって生成された前記光ビームを少なくとも部分的に入力として受け取り、第１の優勢な伝播方向（Ｘ１－Ｘ１）に沿った全内部反射によって前記光ビームを送り、前記レンチキュラ本体（２０）から出力として送るように構成された第１のライトガイド（２８）と、
   第１の界面壁（３６）で第１のライトガイド（２８）に関連付けられ、前記第１の界面壁（３６）で前記第１のライトガイド（２８）を光学的に遮蔽する、前記光ビームに対して不透明な少なくとも１つの固定及び／又はスクリーン要素とを備え、
   前記第１のライトガイド（２８）は、少なくとも１つの第１の溶接部（４０）によって前記固定および／又はスクリーン要素（３２）に固定されており、
   前記第１の溶接部（４０）は、互いに溶接されるように個性された前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）の対応する第１のハウジング（４８）に関連づけられた第１のライトガイド（２８）の第１の雄部（４４）を備え、
   前記第１の雄部（４４）は、第１の方向（Ｄ）に沿って前記第１の界面壁（３６）から突前記第１のハウジング（４８）の内側に突出し、
   前記第１のハウジング（４８）は、前記第１の界面壁（３６）に対して、前記第１の方向（Ｄ）に沿ったポケット又は窪みとして発達している、照明及び信号装置（４）。
2. 前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）は、前記第１のライトガイド（２８）を前記容器本体（２８）に機械的に固定するために、前記容器本体（８）に直接または間接的に固定される、請求項１に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
3. 前記第１の雄部（４４）と前記第１のハウジング（４８）は、前記第１の方向に垂直な断面に対して、前記第１のハウジング（４８）が前記第１の雄部（４４）の横断面積よりも大きな横断面積を有する、請求項１又は２に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
4. 前記第１のライトガイド（２８）は、互いに分離された複数の第１の溶接部（４０）によって前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）に固定されている、請求項１から３のいずれかに記載の照明及び／又は信号装置（４）。
5. 前記格納ハウジング（１２）は、
   光ビームを放出するように構成された少なくとも１つの第２の光源（５２）を収容し、
   前記第２の光源（５２）によって生成された前記光ビームを少なくとも部分的に入力として受け、前記光ビームを全内部反射して送り、前記光ビームを前記レンチキュラ本体（２０）から出力として送り出すように構成されており、
   第２のライトガイド（５６）は、第２の界面壁（６０）から突出する少なくとも１つの第２の溶接部（６４）によって、前記第２の界面壁（６０）で前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）に機械的に固定されている、請求項１から４のいずれかに記載の照明及び／又は信号装置（４）。
6. 前記第２の界面壁（６０）は、前記第１の界面壁（３６）の反対側にあり、
   前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）は、前記第１のライトガイド（２８）と前記第２のライトガイド（５６）の間に配置されて、前記第１のライトガイド（２８）と前記第２のライトガイド（５６）の間の機械的且つ光学的な分離要素と、前記第１のライトガイド（２８）と前記第２のライトガイド（５６）を前記容器本体（８）に固定する機械的固定要素を構成する、請求項５に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
7. 前記第２のライトガイド（５６）は、複数の第２の溶接部（６４）によって前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）に固定される、請求項５又は６に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
8. 前記第２の溶接部（６４）は、前記第１のライトガイド（２８）と前記第２のライトガイド（５６）内の前記光ビームの前記第１の優勢な伝搬方向（Ｘ１－Ｘ１）および第２の優勢な伝搬方向（Ｘ２－Ｘ２）に垂直な横方向（Ｙ－Ｙ）に関して、第１の溶接部（４０）に対して互い違いに配置されている、請求項５から７のいずれか一項に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
9. 前記少なくとも第２の溶接部（６４）は、前記固定および／又はスクリーン要素（３２）の対応する第２のハウジング（７２）に係合する、前記第２のライトガイド（５６）の第２の雄部（６８）を有する、請求項５から８のいずれか一項に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
10. 前記第２の溶接部（６４）は、前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）の対応する第２のハウジング（７２）に係合する前記第２のライトガイド（５６）の第２の雄部（６８）を備え、
    前記第２の雄部（６８）は、第２の方向（Ｆ）に沿って前記第２の界面壁（６０）から前記第２のハウジング（７２）内に突出し、
    前記第２のハウジング（７２）は、前記第２の方向（Ｆ）に関して、前記第２の界面壁（６０）に対するポケット又はくぼみとして発達している、請求項９に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
11. 前記第２の雄部（６８）と前記第２のハウジング（７２）は、前記第２の方向に垂直な断面に対して、前記第２のハウジング（７２）が前記第２の雄部（４４）の横断面積よりも大きな横断面積を有する、請求項１０に記載の照明及び／又は信号装置（４）。
12. 照明及び／又は信号装置の組立方法であって、前記方法は、
    請求項１から１１のいずれかに記載の照明及び／又は信号装置（４）を提供するステップと、
    前記第１のライトガイド（２８）を前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）に近づけるステップと、
    前記第１のライトガイド（２８）と前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）との間で、前記第１の界面壁（３６）に、少なくとも１つの第１のレーザまたは超音波溶接部（４０）を作るステップとを含む組立方法。
13. 前記第1のライトガイド（２８）の第１の雄部（４４）を提供するステップと、
    固定及び／又はスクリーン要素（３２）の第１のハウジング（４８）を提供するステップと、
    前記第１の雄部（４４）を第１のハウジング（４８）に係合し、前記第１の雄部（４４）にレーザ構成を送って前記第１の溶接部（４０）を得るステップを含む、請求項１２に記載の組立方法。
14. 前記第１の界面壁（３６）の横たわる平面に実質的に垂直な第１の方向（Ｄ）に沿って、第１のライトガイド（２８）の第１の界面壁（３６）から直接突出する第１の雄部（４４）と、前記第１の界面壁（３６）に対して、前記第１の方向（Ｄ）に沿って、ポケットまたはくぼみとして発達する第１のハウジング（４８）を提供し、
    溶接前、第前記１のハウジング（４８）が前記第１の雄部（４４）を部分的にのみ収容するように構成され、
    溶接後、前記第１のライトガイド（２８）と前記固定及び／又はスクリーン要素（３２）が相互に接触して配置される、請求項１３に記載の組立方法。
15. 前記第１のハウジング（４８）の体積は、溶接前記第１の雄部（４４）の体積よりも大きく、溶接中に形成された溶融材料の収集を可能にする、請求項１２から１４のいずれか一項に記載の組立方法。
16. 前記第１のハウジング（４８）は、前記第１のハウジング（４８）の一部と一緒に溶融および混合された前記第１の雄部（４４）の一部からなる実質的に不透明な溶融混合物を含む、請求項１２から１５のいずれかに一項に記載の組立方法

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