JP2022082858A - 印刷媒体 - Google Patents

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慎也 五十部
Shinya Isobe
直孝 渡邉
Naotaka Watanabe
優 進藤
Masaru Shindo
宏彰 高岡
Hiroaki Takaoka
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Abstract

【課題】基材上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層が形成されてなる印刷媒体において、潜像パターンを肉眼でさらに視認しにくくする。【解決手段】ベース基材10上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層30が形成されてなる構成において、潜像印刷層30の少なくとも一部上に、パールインキによるパール印刷層40が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複写した際に潜像パターンが発現する印刷媒体に関する。
従来より、プリペイドカードや各種入場券、商品券や株券等の有価証券においては、広く流通しており比較的容易に換金可能である等の理由から、偽造犯罪が頻発している。特に、近年ではカラーコピー機等の複写機の性能向上と普及に伴い、簡単には真正品と見分けられない偽造品が比較的容易に製造可能になってきており、偽造に対する対策が求められている。また、上述したような有価証券に限らず、紙幣においても偽造に対する対策が求められている。
このような偽造に対する対策の1つとして、潜像を用いて有価証券や紙幣の真偽判別を可能とする技術が考えられており、例えば、特許文献1,2に開示されている。特許文献1,2に開示されたものは、印刷される線の幅や向きを変えることで、肉眼では潜像が視認しにくいものの、複写した場合に潜像が発現するように構成されている。
特開2001-353953号公報 特開2003-237211号公報
しかしながら、上述したように、印刷される線の幅や向きを変えることで、肉眼では潜像が視認しにくく、かつ、複写した場合に潜像が発現するように構成されたものにおいては、肉眼で潜像が視認しにくいものの、潜像の大きさや印刷精度の程度によっては、潜像を視認できないとは言い難い場合もある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、基材上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層が形成されてなる印刷媒体において、潜像パターンを肉眼でさらに視認しにくくすることができる印刷媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
基材上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層が形成されてなる印刷媒体であって、
前記潜像印刷層の少なくとも一部上に、パールインキによる被覆印刷層が形成されている。
上記のように構成された本発明においては、基材上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層が形成されてなる印刷媒体において、潜像印刷層の少なくとも一部上に被覆印刷層が形成されているものの、被覆印刷層がパールインキからなるものであることで、複写した場合は、パールインキの再現性の低さから潜像印刷層による潜像パターンが視認できるようになる。一方、肉眼で視認した場合は、潜像印刷層の少なくとも一部がパールインキによる光沢性によって認識しにくくなり、潜像印刷層による潜像パターンが視認しにくくなる。
また、被覆印刷層が、潜像パターン全体を覆って形成されていれば、潜像印刷層の潜像パターンとそれ以外の領域との境界部が認識しにくくなる。
本発明によれば、基材上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層が形成されてなる印刷媒体において、潜像印刷層の少なくとも一部上に、パールインキによる被覆印刷層が形成されていることにより、複写した場合は、パールインキの再現性の低さから潜像印刷層による潜像パターンが視認できるようになる一方、肉眼で視認した場合は、潜像印刷層の少なくとも一部がパールインキによる光沢性によって認識しにくくなり、潜像パターンを肉眼でさらに視認しにくくすることができる。
また、被覆印刷層が、潜像パターン全体を覆って形成されているものにおいては、潜像印刷層の潜像パターンとそれ以外の領域との境界部が認識しにくくなり、それにより、潜像パターンを肉眼でさらに視認しにくくすることができる。
本発明の印刷媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA-A’断面図である。 図1に示したカードの積層構造を示す図であり、(a)はパール印刷層の位置を示す図、(b)は潜像印刷層の構成を示す図、(c)はパール印刷層と潜像印刷層との位置関係を示す図である。 図1および図2に示したカードの表面を肉眼で視認した場合の見え方を示す図である。 図1および図2に示したカードの表面をコピー機で複写した場合の見え方を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の印刷媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA-A’断面図である。図2は、図1に示したカード1の積層構造を示す図であり、(a)はパール印刷層40の位置を示す図、(b)は潜像印刷層30の構成を示す図、(c)はパール印刷層40と潜像印刷層30との位置関係を示す図である。
本形態による印刷媒体は図1及び図2に示すように、ベース基材10上に、潜像印刷層30及びパール印刷層40が形成され、その上に保護層20が積層されてなるカード1である。
ベース基材10は、樹脂などからなり、カード1を構成するために一定の厚さ及び強度を有する。
潜像印刷層30は、ベース基材10上の全面に形成されており、その一部に潜像パターン31を有している。潜像パターン31は、周知の技術を用いて形成することができる。例えば、潜像印刷層30として、ベース基材10上に複数の線が互いに並行するように印刷を施し、そのうち、潜像パターン31を構成する部分のみ、線の幅や向きを異ならせることが考えられる。線の幅を異ならせる場合は、潜像印刷層30のうち潜像パターン31を構成しない領域においては複数の太線が互いに並行した構成とし、潜像パターン31を構成する領域においては、1本の太線から2本の細線が分岐した構成とすることが考えられる。このような構成とした場合、潜像印刷層30を肉眼で視認すると、1本の太線とそれから分岐した2本の細線とを明確に区別できないことで潜像パターン31が認識しにくい。しかしながら、潜像印刷層30をコピー機で複写すると、1本の太線とそれから分岐した2本の細線とが明確に区別されることで、潜像パターン31がはっきりと視認されることになる。このように、潜像印刷層30は、その一部に、肉眼では視認しにくいものの、複写した場合に発現する潜像パターン31を有している。また、潜像印刷部30の一部には、カード情報2が表示されている。
パール印刷層40は、パールインキからなり、本願発明にて被覆印刷層となるものである。パールインキは、パール顔料を透明なインキに混ぜたものであって、視認した場合に照射された光の乱反射などによって光沢性を有する。パール印刷層40は、潜像パターン31に対向する領域に、いわゆるベタ印刷によって形成されており、それにより、潜像パターン31の全体を覆って潜像印刷層30上に形成されている。パール印刷層40は、後述するように、カード1を肉眼で視認した場合とカード1の表面をコピー機で複写した場合とで、視認される状態が異なる。本形態では、そのパール印刷層40の視認された場合の状態の違いを用いて、カード1の表面が複写された場合に潜像パターン31が発現しながらも、潜像パターン31を肉眼ではさらに視認しにくくし、それにより、パール印刷層40が形成された領域を真偽判別部3として、カード1の真偽を判別する。
保護層20は、ベース基材10の潜像印刷層30およびパール印刷層40が形成された面の全面に積層されている。保護層20の材料としては、パール印刷層40を視認可能とし、かつ、潜像印刷層30をコピー機にて複写可能とするために一定の透明性を有している必要がある。また、保護層20は、ベース基材10や潜像印刷層30、パール印刷層40を水分から保護するために耐水性を有していることが好ましい。
以下に、上記のように構成されたカード1の作用について説明する。
まず、図1および図2に示したカード1の表面を肉眼で視認した場合の作用について説明する。
図3は、図1および図2に示したカード1の表面を肉眼で視認した場合の見え方を示す図である。
図1および図2に示したカード1の表面を肉眼で視認した場合は、保護層20が一定の透明性を有していることから、図3に示すように、潜像印刷層30上にパール印刷層40が形成された真偽判別部3以外の領域においては、潜像印刷層30が視認される。一方、真偽判別部3においては、潜像印刷層30上にパール印刷層40が形成されていることから、照射された光がパール印刷層40にて乱反射し、この乱反射によるパール印刷層40の光沢性によって潜像印刷層30が認識しにくくなる。この際、潜像印刷層30のパール印刷層40に対向する領域には、上述したように潜像パターン31が存在するため、図1および図2に示したカード1の表面を肉眼で視認した場合は、潜像印刷層30のうち、潜像パターン31がパール印刷層40の光沢性によって認識しにくくなる。特に、パール印刷層40が、潜像パターン31全体を覆って形成されていることにより、潜像印刷層30の潜像パターン31とそれ以外の領域との境界部が認識しにくくなる。
ここで、潜像パターン31は、上述したように、肉眼では視認しにくい構成となっている。しかしながら、潜像パターン31の大きさや印刷精度の程度によっては、潜像パターン31を視認できてしまう場合もある。そこで、上述したように、潜像印刷層30上において、潜像パターン31に対向する領域にパール印刷層40を形成することで、潜像パターン31を肉眼でさらに視認しにくくすることができる。
次に、図1および図2に示したカード1の表面をコピー機で複写した場合の作用について説明する。
図4は、図1および図2に示したカード1の表面をコピー機で複写した場合の見え方を示す図である。
図1および図2に示したカード1においては、保護層20が一定の透明性を有していることから、カード1の表面をコピー機で複写した場合は、図4に示すように、潜像印刷層30上にパール印刷層40が形成された真偽判別部3以外の領域においては、潜像印刷層30が複写されて視認される。一方、真偽判別部3においては、潜像印刷層30上にパール印刷層40が形成されている。しかしながら、パール印刷層40は、パールインキが再現性が低いものであり、また、パール顔料の粒子間をコピー機の複写光が透過し、それにより、潜像印刷層30のパール印刷層40に対向する領域においても複写されることになる。その際、潜像印刷層30のパール印刷層40に対向する領域には、コピー機で複写した場合に発現する潜像パターン31が存在するため、図4に示すように、真偽判別部3において、潜像パターン31が発現し、視認されることになる。
このように本形態においては、ベース基材10上に、複写されることで潜像パターン31を発現させる形態で潜像印刷層30が形成されてなるカード1において、潜像印刷層30の潜像パターン31が存在する領域上に、パールインキによるパール印刷層40が形成されているため、複写した場合は、パールインキの再現性の低さから潜像パターン31が視認できるようになる一方、肉眼で視認した場合は、潜像印刷層30のパール印刷層30に対向する領域がパールインキによる光沢性によって認識しにくくなり、潜像パターン31を肉眼でさらに視認しにくくすることができる。
なお、パール印刷層40は、インクの組成については、透明なバインダーに色が付いたパール粒子が含有されたものとなっており、パール粒子の色は適宜選択することができる。例えば、パール粒子として緑色に着色されたものを用いた場合、パールグリーン色のパール印刷層が実現される。また、パールの粒径は10~60μmの範囲が好ましく、濃度については、印刷方式や、潜像印刷層の印刷色との関係や、視認しやすさ等を考慮して適宜設定することができる。
また、パール印刷層40は、潜像印刷層30の潜像パターン31が存在する領域上のみならず、潜像印刷層30の全体を覆うように形成してもよい。さらには、パール印刷層40が潜像パターン31に対向しない領域に形成された構成であっても、パール印刷層40の光沢性によって潜像パターン31の存在に気づきにくくすることができ、それによっても、潜像パターン31を肉眼によって視認しにくくすることができる。
また、本実施の形態においてはカード1を例に挙げて説明したが、本発明の印刷媒体としては、シート状または板状の基材上に、潜像印刷層30およびパール印刷層40が形成されたものであれば、カード1に限らない。
1 カード
2 カード情報
3 真偽判別部
10 ベース基材
20 保護層
30 潜像印刷層
31 潜像パターン
40 パール印刷層

Claims (2)

  1. 基材上に、複写されることで潜像パターンを発現させる形態で潜像印刷層が形成されてなる印刷媒体であって、
    前記潜像印刷層の少なくとも一部上に、パールインキによる被覆印刷層が形成されている、印刷媒体。
  2. 請求項1に記載の印刷媒体において、
    前記被覆印刷層は、前記潜像パターン全体を覆って形成されている、印刷媒体。
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