JP2022082433A - 医用画像診断装置 - Google Patents

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智和 原田
Tomokazu Harada
達也 渡邊
Tatsuya Watanabe
瞭 錦織
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Abstract

【課題】医用画像診断装置に関連する者の感染リスクを低減すること。【解決手段】本実施形態に係る医用画像診断装置は、架台と、第1光源とを備える。前記架台は、被検体が挿入される第1開口を有する。前記第1光源は、前記第1開口に向けて減菌可能な光を照射する。【選択図】図2

Description

本明細書等に開示の実施形態は、医用画像診断装置に関する。
従来、医用画像診断装置を介して、感染症に感染するリスクを低減させる必要がある。そのため、スタッフは、医用画像診断装置に対して清掃や減菌作業を行っている。特許文献1には、医用画像診断装置を消毒する技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1には、清掃や減菌作業を行うスタッフが感染症に感染するリスクを低減させる方法については開示されていない。
特開2005-176996号公報
本明細書等に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、医用画像診断装置に関連する者の感染リスクを低減することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る医用画像診断装置は、架台と、第1光源とを備える。前記架台は、被検体が挿入される第1開口を有する。前記第1光源は、前記第1開口に向けて減菌可能な光を照射する。
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線CT装置の架台装置の外観の一例を示す正面図である。 図3は、第1の実施形態に係るX線CT装置の架台装置の一例を示す断面図である。 図4は、第1の実施形態に係るX線CT装置の操作パネルが有する減菌構成の一例を示す断面図である。 図5は、第1の実施形態に係るX線CT装置の操作ボタンが有する減菌構成の一例を示す断面図である。 図6は、第1の実施形態に係るX線CT装置の寝台装置が有する減菌構成の一例を示す断面図である。 図7は、変形例4に係る寝台装置の一例を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る医用画像診断装置について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うものとして、重複する説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る医用画像診断装置として、X線CT(Computed Tomography)装置1を例に説明する。図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。
架台装置10、及び寝台装置30は、例えば検査室に設置される。架台装置10は、被検体Pを撮影する場合にX線を照射するため、架台装置10を操作する技師等の医療従事者が被曝してしまうことを防止する必要がある。そこで、コンソール装置40は、例えば検査室に隣接したコンソール室に設置される。
図1においては、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台装置30の天板33の長手方向をZ軸方向とする。また、Z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をX軸方向とする。また、Z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をY軸方向とする。なお、図1は、説明のために架台装置10を複数方向から描画したものであり、X線CT装置1が架台装置10を1つ有する場合を示す。
架台装置10は、被検体PをX線でスキャンするための撮影系としての装置である。架台装置10は、被検体Pが挿入される筒状の開口部110を有する。また、架台装置10は、X線管11と、ウェッジ16と、コリメータ17と、X線検出器12と、X線高電圧装置14と、DAS(Data Acquisition System)18と、回転フレーム13と、制御装置15と、操作パネル150と、操作ボタン160と、寝台装置30とを有する。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射する真空管である。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線のX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。
ウェッジ16は、例えばウェッジフィルタ(wedge filter)またはボウタイフィルタ(bow-tie filter)であり、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。
X線検出器12は、X線管11から照射されX線を検出する。更に詳しくは、X線検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をデータ収集装置(DAS18)へと出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として一つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(体軸方向、列方向とも呼ばれる)に複数配列された構造を有する。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽版を有する。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(PMT)等の光センサを有する。なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器などの電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム(図示しない)側に設けられても構わない。なお、固定フレームは、回転フレーム13を回転可能に支持するフレームである。
DAS18は、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、検出データを生成する。DAS18が生成した検出データは、コンソール装置40へと転送される。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に支持してもよい。なお、DAS18が取得した検出データは、一例として、回転フレーム13に設けられた発光ダイオードを有する送信機21から光通信によって、固定フレームの等の架台装置10の非回転部分に設けられた、フォトダイオードを有する受信機22に送信され、コンソール装置40へと転送される。なお、回転フレーム13から架台装置10の非回転部分への検出データの送信方法は、光通信に限らず、非接触型のその他の方式のデータ伝送方法を用いて行ってもよい。
制御装置15は、CPU等を有する処理回路と、モータやアクチュエータ等の駆動機構とを有する。制御装置15は、コンソール装置40に取り付けられた入力インターフェース43若しくは架台装置10に取り付けられた入力インターフェースからの入力信号を受けて、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。また、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10及び寝台装置30を動作させる制御を行う。
例えば、制御装置15は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報に基づいて、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって、架台装置10をチルトさせる。
操作パネル150は、例えばタッチパネルディスプレイを有する。更に詳しくは、操作パネル150は、表示した画像がタッチされた場合に、タッチされた画像に応じた操作を受け付ける。
操作ボタン160は、操作を受け付けるボタンである。
寝台装置30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持部34とを備える。基台31は、支持部34を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された天板33をその長軸方向(図1のZ軸方向)に移動させるモータあるいはアクチュエータである。支持部34の上面に設けられた天板33は、被検体Pが載置される板である。すなわち、寝台装置30は、被検体Pが載せられる天板33を有する。なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、支持部34を天板33の長軸方向に移動してもよい。
寝台駆動装置32は、制御装置15からの制御信号に従って、基台31を上下方向に移動させる。寝台駆動装置32は、制御装置15からの制御信号に従って、天板33を長軸方向に移動させる。
コンソール装置40は、ユーザによるX線CT装置1の操作を受け付けるとともに、架台装置10によって収集された検出データからX線CT画像データを再構成する装置である。コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44とを備える。
メモリ41は、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどにより実現される。メモリ41は、例えば投影データや再構成画像データを記憶する。
また、メモリ41は、後述するモード制御機能440、操作機能441、及び減菌実行機能442を実現するための専用プログラムを格納する。
ディスプレイ42は、ユーザが参照するモニタであり、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、ユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。
入力インターフェース43は、ユーザからの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件等をユーザから受け付ける。また、例えば、入力インターフェース43は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック等により実現される。
処理回路44は、X線CT装置1全体の動作を制御する。処理回路44は、例えば、モード制御機能440、操作機能441、及び減菌実行機能442を有する。実施形態では、構成要素であるモード制御機能440、操作機能441、及び減菌実行機能442にて行われる各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ41へ記憶されている。処理回路44は、プログラムをメモリ41から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路44は、図1の処理回路44内に示された各機能を有することになる。
なお、図1においては単一のプロセッサにて、モード制御機能440、操作機能441、及び減菌実行機能442を実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路44を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、図1においては、メモリ41等の単一の記憶回路が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路44は、個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD),及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサはメモリ41に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、メモリ41にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
処理回路44が有している機能は、後述する。
次に、第1の実施形態に係るX線CT装置1の外観について説明する。図2は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の架台装置10の外観の一例を示す正面図である。図3は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の架台装置10の一例を示す断面図である。
架台装置10は、患者等の被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線を検出した検出データから投影データを収集する装置である。架台装置10は、外装カバー120に覆われている。架台装置10は、被検体Pが挿入される開口部110を有する。開口部110は、第1開口の一例である。開口部110は、架台装置10の略中心に設けられ、被検体Pが挿入される筒状に形成された開口である。また、開口部110は、寝台装置30(図6参照)の天板33(図6参照)に載せられた被検体Pが挿入される。そして、開口部110は、X線管11とX線検出器12との回転軸周辺に形成された撮影領域に設けられている。
また、架台装置10のフロント側は、開口部110に向かうに従い窪んでいく形状の第1フレア部130を有している。ここで、フロント側とは、架台装置10において、寝台装置30が配置されている側である。同様に、架台装置10のリア側は、開口部110に向かうに従い窪んでいく形状の第2フレア部140を有している。リア側とは、フロント側と対向する方向であって、架台装置10において寝台装置30が配置されていない側である。
また、架台装置10は、開口部110と接する面には外装カバー120が設けられておらず、架台装置10の内部を開放する内部開口111を有する。内部開口111は、筒状に形成された閉鎖カバー112により閉じられている。すなわち、架台装置10は、開口部110と接する面に設けられた内部開口111を覆う閉鎖カバー112を有している。内部開口111は、第2開口の一例である。
閉鎖カバー112は、3から4ミリメートルの厚さを有するカバーである。閉鎖カバー112は、X線が透過可能な材料により形成されている。X線管11から照射されたX線は、閉鎖カバー112におけるZ軸方向の略中央の3分の1の領域を通過する。また、閉鎖カバー112は、架台装置10に内蔵されたX線管11やX線検出器12が、開口部110に挿入された被検体Pから見えなくするために着色されている。また、閉鎖カバー112は、紫外線が透過可能なプラスチック等の材料で形成されている。なお、図3に示す第1減菌用光源113は、閉鎖カバー112の内側に配置されている。しかし、第1減菌用光源113は、閉鎖カバー112の内側に限らず、外側に配置されていてもよい。
第1減菌用光源113は、X線管11からX線検出器12までのX線の通過領域の外側に配置される。更に詳しくは、第1減菌用光源113は、外装カバー120の内側であって、閉鎖カバー112のフロント側の縁に沿って配置される。すなわち、第1減菌用光源113は、閉鎖カバー112の内側であって、被検体Pが載せられる寝台装置30が有る側に配置される。
また、第1減菌用光源113は、減菌可能な光を照射する光源である。減菌とは、ウイルス、細菌、その他微生物の数を減らすことである。また、減菌は、滅菌、殺菌、除菌、または消毒に読み替え可能であるものとする。なお、殺菌とは、対象物に存在する細菌、ウイルス、その他微生物を死滅させる(不活性化させる)ことをいう。すなわち、第1減菌用光源113は、ウイルスや細菌などの数を減らすことが可能な光の光源である。例えば、第1減菌用光源113は、紫外線を照射する光源である。
第1減菌用光源113は、閉鎖カバー112に対して、架台装置10の内側に配置され、開口部110側に向けられている。すなわち、第1減菌用光源113は、開口部110の中心に向けて減菌可能な光を照射する。第1減菌用光源113は、第1光源の一例である。また、閉鎖カバー112は、紫外線を透過する材料で形成されている。
また、第1減菌用光源113は、X線管11とX線検出器12との回転軸を中心にした場合に、回転軸を中心とした周囲360度に配置されている。なお、第1減菌用光源113は、上述の通り全周(360度)に渡って配置されていてもよいが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば周方向に数センチメートルから十数センチメートル程度、第1減菌用光源113が配置されていない領域が設けられていてもよい。あるいは、第1減菌用光源113は、回転軸を中心とした周囲360度の全体に限らず、間隔を空けて配置されていてもよい。例えば、第1減菌用光源113は、10センチメートル間隔で配置されていてもよい。さらに、第1減菌用光源113は、回転軸を中心とした周囲360度のうち、一部分に配置されていてもよい。例えば、第1減菌用光源113は、回転軸を中心とした周囲360度のうち、上側180度の部分や、上側270度の部分に配置されていてもよい。そして、第1減菌用光源113は、閉鎖カバー112を介して、開口部110の空間や、第1フレア部130に対して減菌用の光を照射する。これにより、第1減菌用光源113は、被検体Pの嘔吐物や、造影剤などが第1フレア部130にかかってしまっても、第1フレア部130を減菌することができる。
また、第1減菌用光源113は、寝台装置30の天板33(図6参照)が開口部110に挿入された場合には、天板33に対して減菌用の光を照射する。これにより、第1減菌用光源113は、天板33を減菌することができる。なお、図3に示す架台装置10は、一つの第1減菌用光源113が配置された状態を示している。しかし、典型的には、架台装置10は、複数の第1減菌用光源113が配置される。また、図3に示す第1減菌用光源113は、寝台装置30が配置されたフロント側に配置されているが、フロント側とは反対のリア側に配置されていてもよい。
また、図2に示すように、架台装置10は、開口部110の左右に、タッチ操作を受ける操作パネル150を有する。また、操作パネル150は、表示した画像がタッチされた場合に、タッチされた画像に応じた操作を受け付ける。
また、架台装置10は、操作パネル150の下方に操作ボタン160を有する。操作ボタン160は、操作ボタン160に対応付けられた操作を受け付けるボタンである。なお、図2に示す架台装置10は、各操作パネル150の下方にそれぞれ一つずつ操作ボタン160を有している。しかし、架台装置10は、操作パネル150の下方に操作ボタン160を複数有していてもよい。
操作パネル150、及び操作ボタン160は、各種操作を受け付ける。すなわち、操作パネル150、及び操作ボタン160は、医療スタッフに触れられる。そのため、医療スタッフは、操作パネル150、及び操作ボタン160を介して、感染症に感染するリスクがある。そのため、医療スタッフが感染症に感染するリスクを低減させる必要がある。そこで、操作パネル150、及び操作ボタン160は、減菌を実行する。
次に、操作パネル150、及び操作ボタン160が有する減菌機構について説明する。
図4は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の操作パネル150が有する減菌構成の一例を示す断面図である。操作パネル150は、タッチ操作を受け付ける。また、操作パネル150は、減菌可能な光を放出する。
更に詳しくは、操作パネル150は、周囲を外装カバー120に囲われている。また、操作パネル150は、可視光を透過可能なパネルカバー151を有する。さらに、パネルカバー151は、紫外線を透過する部材で形成されている。また、操作パネル150は、パネルカバー151の内側にタッチパネルディスプレイ152を有する。タッチパネルディスプレイ152は、各種画像を表示するとともに、パネルカバー151を介してタッチ操作を受け付ける。
また、操作パネル150は、架台装置10を覆う外装カバー120の内側に、パネルカバー151に減菌可能な光を照射する第2減菌用光源153を有する。第2減菌用光源153は、第2光源の一例である。例えば、第2減菌用光源153は、紫外線を照射する光源である。図4に示す操作パネル150は、パネルカバー151の下方に第2減菌用光源153が配置されている状態を示している。しかし、典型的には、第2減菌用光源153は、パネルカバー151の周囲4辺に配置される。さらに、操作パネル150は、パネルカバー151の周囲4辺に全てに第2減菌用光源153が配置される場合に限らず、一部の辺に第2減菌用光源153が配置されるものであってもよい。そして、第2減菌用光源153は、パネルカバー151に減菌可能な光を照射する。第2減菌用光源153が照射した光は、パネルカバー151を伝搬して、パネルカバー151の表面から操作パネル150の外側に放出される。すなわち、操作パネル150は、パネルカバー151を伝搬した減菌可能な光を放出する。これにより、操作パネル150の表面は、第2減菌用光源153から照射された光により減菌される。
また、図4に示す架台装置10は、2つの操作パネル150を有している。しかしながら、架台装置10は、操作パネル150を有していなくてもよいし、操作パネル150を一つ有していてもよいし、操作パネル150を3つ以上有していてもよい。さらに、図4に示す架台装置10における操作パネル150の配置位置は、一例であって、任意の位置に配置されていてもよい。
図5は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の操作ボタン160が有する減菌構成の一例を示す断面図である。架台装置10は、操作を受け付ける操作ボタン160を有する。また、操作ボタン160は、減菌可能な光を放出する。
操作ボタン160は、周囲を外装カバー120に囲われている。また、操作ボタン160は、ボタンカバー161により正面が覆われている。操作ボタン160は、可視光を透過可能なボタンカバー161の内側に、減菌可能な光を照射する第3減菌用光源162を有する。ボタンカバー161は、可視光及び紫外線を透過する部材で形成されている。操作ボタン160は、ボタンカバー161の内側に、第3減菌用光源162が配置された台座163を有する。ボタンカバー161は、外縁が台座163に接している。そして、ボタンカバー161は、操作ボタン160が押下された場合に、台座163を押し下げる。台座163は、台座163の下方に配置されたスイッチに押下されたことを伝達する。これにより、操作ボタン160は、押下による操作を受け付ける。
ボタンカバー161は、可視光及び紫外線を透過する部材で形成されている。また、第3減菌用光源162は、減菌可能な光を照射する光源である。例えば、第3減菌用光源162は、紫外線を照射する光源である。第3減菌用光源162は、ボタンカバー161を介して、ボタンカバー161の外側に光を照射する。これにより、操作ボタン160の表面は、第3減菌用光源162から照射された光により減菌される。
なお、図4に示す操作ボタン160は、第3減菌用光源162を一つ有している。しかしながら、操作ボタン160は、一つに限らず、複数の第3減菌用光源162を有していてもよい。
また、図2に示す架台装置10は、2つの操作ボタン160を有している。しかしながら、架台装置10は、操作ボタン160を有していなくてもよいし、操作ボタン160を一つ有していてもよいし、操作ボタン160を3つ以上有していてもよい。さらに、図2に示す架台装置10における操作ボタン160の配置位置は、一例であって、任意の位置に配置されていてもよい。
次に、患者などの被検体Pが載せられる寝台装置30(図6参照)について説明する。図6は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の寝台装置30が有する減菌構成の一例を示す断面図である。
X線CT装置1は、寝台装置30を有する。寝台装置30は、患者などの被検体Pが載せられる天板33を有する。そのため、被検体Pは、寝台装置30の天板33を介して、感染症に感染するリスクがある。そのため、医療スタッフや患者が感染症に感染するリスクを低減させる必要がある。そこで、寝台装置30は、減菌を実行する。すなわち、天板33は、減菌可能な光を照射する第4減菌用光源を有する。例えば、第4減菌用光源は、紫外線を照射する光源である。第4減菌用光源は、第4光源の一例である。
更に詳しくは、天板33には、天板33の長手方向と略平行な縁に沿って、第1減菌部322と、第2減菌部323とが配置されている。第1減菌部322と、第2減菌部323とは、可視光及び紫外線を透過することが可能な保護カバーの内側に、減菌可能な光を照射する第4減菌用光源が配置されている。すなわち、第4減菌用光源は、天板33の長手方向の縁に沿って配置される。そして、第4減菌用光源は、上方に向けられ、天板33の長手方向と略平行な縁に沿って整列されている。よって、第1減菌部322と、第2減菌部323とは、天板33の上面を減菌することができる。さらに、第1減菌部322と、第2減菌部323とは、架台装置10に挿入されている場合に、減菌可能な光を照射することで開口部110を減菌することができる。
なお、図6に示す寝台装置30は、第1減菌部322と、第2減菌部323とを有している。しかしながら、寝台装置30は、第1減菌部322と、第2減菌部323との両方に限らず、何れか一方を有していてもよいし、両方とも有していなくてもよい。
次に、処理回路44が有している機能について説明する。処理回路44は、モード制御機能440、操作機能411、及び減菌実行機能442を備える。
モード制御機能440は、撮影モードと、減菌モードとの切り替えを制御する。撮影モードは、被検体Pを撮影するモードである。減菌モードは、減菌を実行するモードである。例えば、モード制御機能440は、コンソール装置40の入力インターフェース43が受け付けた操作に応じて、撮影モードと、減菌モードとを切り替える。
操作機能411は、減菌モードにおいて、減菌の実行を指示する操作を受け付ける。また、操作機能411は、減菌の終了を指示する操作を受け付ける。例えば、操作機能411は、コンソール装置40の入力インターフェース43を介して、減菌を開始する操作を受け付ける。すなわち、コンソール装置40は、架台装置10台が設置された検査室とは異なる操作室に設置され、第1減菌用光源113に減菌可能な光を照射させる操作を受け付ける。これにより、技師等の操作者は、検査室に進入することなく、架台装置10や寝台装置30の減菌を開始させることができる。
減菌実行機能442は、減菌モード且つ操作機能411が減菌を開始する操作を受け付けた場合に、減菌を実行する。例えば、減菌実行機能442は、第1減菌用光源113に光を照射させることにより、第1フレア部130の減菌を実行する。また、減菌実行機能442は、第2減菌用光源153に光を照射させることにより、操作パネル150の減菌を実行する。また、減菌実行機能442は、第3減菌用光源162に光を照射させることにより、操作ボタン160の減菌を実行する。また、減菌実行機能442は、第1減菌部322と、第2減菌部323との少なくとも何れか一方に光を照射させることにより、天板33の減菌を実行する。
ここで、第1減菌用光源113は、開口部110に向けて減菌可能な光を照射する。例えば、第1減菌用光源113は、開口部110に天板33が挿入された状態で、減菌可能な光を照射する。これにより、第1減菌用光源113は、天板33に減菌可能な光を照射するため、天板33を減菌することができる。
減菌可能な光は、光源から減菌対象までの距離が短くなるに従い照度が高くなるため、より高い減菌効果を有する。そこで、減菌実行機能442は、可能な限り天板33を第1減菌用光源113に近づけてから、第1減菌用光源113に減菌可能な光を照射させる。
更に詳しくは、減菌実行機能442は、寝台駆動装置32を制御して、天板33を開口部110に配置させる。すなわち、寝台駆動装置32は、天板33の減菌対象の部分に応じて、開口部110における設定された位置に天板33を配置する。寝台駆動装置32は、起動部の一例である。天板33の減菌対象が上面の場合には、寝台駆動装置32は、開口部110において、架台装置10に衝突しない最も高い位置に天板33を配置させる。一方、天板33の減菌対象が下面の場合には、寝台駆動装置32は、開口部110において、架台装置10に衝突しない最も低い位置に天板33を配置させる。そして、第1減菌用光源113は、開口部110における設定された位置に天板33が配置された状態で、減菌可能な光を照射する。
ここで、開口部110は、略筒状の形状を有している。そのため、寝台駆動装置32は、開口部110の上端まで天板33を上げてから、天板33を開口部110に挿入しようとすると架台装置10に衝突してしまう。そこで、寝台駆動装置32は、天板33が架台装置10に衝突することなく、開口部110に挿入可能な上限まで天板33を上げる。そして、寝台駆動装置32は、開口部110に天板33を挿入する。この状態で、減菌実行機能442は、第1減菌用光源113に減菌可能な光を照射させる。これにより、減菌実行機能442は、天板33の上面を減菌する。
一方、天板33の下面を減菌する場合、減菌実行機能442は、開口部110に挿入可能な下限まで天板33を上げてから、開口部110に天板33を挿入する。この状態で、減菌実行機能442は、第1減菌用光源113に減菌可能な光を照射させる。これにより、減菌実行機能442は、天板33の下面を減菌する。すなわち、減菌実行機能442は、天板33が架台装置10に衝突することなく、開口部110に挿入可能な下限まで天板33を上げる。そして、減菌実行機能442は、開口部110に天板33を挿入する。
以上のように、第1の実施形態にX線CT装置1は、架台装置10を備える。架台装置10は、被検体Pが挿入される筒状に形成された開口である開口部110を有する。そして、架台装置10は、開口部110の中心に向けて、紫外線などの減菌可能な光を照射する第1減菌用光源113を有する。よって、X線CT装置1は、X線CT装置1に関連する者の感染リスクを低減することができる。
(変形例1)
第1の実施形態では、架台装置10は、閉鎖カバー112の内側に第1減菌用光源113が配置されていると説明した。架台装置10は、閉鎖カバー112の内側に第1減菌用光源113と、可視光光源とが配置されていてもよい。
架台装置10は、閉鎖カバー112の内側に配置され、開口部110の中心に向けて視認可能な可視光を照射する可視光光源を備える。可視光光源は、第5光源の一例である。可視光光源は、可視光を照射する光源である。例えば、可視光光源は、LED(Light Emitting Diode)である。
可視光光源は、被検体Pである患者とのコミュニケーションに使用される。例えば、可視光光源は、患者に呼吸を止めて欲しい期間を通知するために使用される。また、可視光光源は、撮影期間を通知するために使用される。すなわち、可視光光源は、架台装置10は、による医用画像の撮影状況に基づいて、可視光を照射する。
ここで、患者である被検体Pや、医療従事者は、紫外線を視認することができない。そこで、可視光光源は、第1減菌用光源113が減菌用の光である紫外線を照射している期間を通知するために使用されてもよい。例えば、架台装置10は、第1減菌用光源113が紫外線を照射している期間、可視光光源に可視光を照射させる。または、架台装置10は、第1減菌用光源113が紫外線を照射している期間、可視光光源に点滅させる。すなわち、可視光光源は、第1減菌用光源113による減菌可能な光の照射に応じて、可視光を照射する。これにより、被検体Pや、医療従事者は、第1減菌用光源113が紫外線を視認していることを認識することができる。
(変形例2)
第1の実施形態では、架台装置10は、閉鎖カバー112の内側に第1減菌用光源113が配置されていると説明した。第1減菌用光源113は、筒状に形成された空洞の周囲360度から光を照射すると説明した。
ここで、第1減菌用光源113は、開口部110の下方から、上方に向けて光を照射することで天板33の下側を減菌することができる。しかし、天板33の下側は、被検体Pが接触する可能性が低い。このように、減菌する必要性が低い部分がある場合、第1減菌用光源113は、周囲360度のうち、一部分からは光を照射しなくてもよい。例えば、天板33の下側を減菌する必要が低い場合、第1減菌用光源113は、開口部110の下端を中心にして90度の範囲は光を照射しなくてもよい。この場合、架台装置10は、開口部110の下端を中心にした、開口部110の中心角が90度の範囲には、第1減菌用光源113が配置されていなくてもよい。
(変形例3)
第1の実施形態では、第1減菌部322、第2減菌部323、第1減菌用光源113、第2減菌用光源153、及び第3減菌用光源162は、紫外線により減菌を実行すると説明した。しかしながら、第1減菌部322、第2減菌部323、第1減菌用光源113、第2減菌用光源153、及び第3減菌用光源162は、紫外線以外の方法により減菌を実行してもよい。例えば、第1減菌部322、第2減菌部323、第1減菌用光源113、第2減菌用光源153、及び第3減菌用光源162は、UV―C(ultraviolet C)ライトにより減菌を実行する装置であってもよいし、UVライトによりオゾンを発生させる装置であってもよいし、消毒液を噴霧する装置であってもよいし、X線CT装置1が配置された部屋に設置され部屋の圧力状態を変更すると共にダクトを介して室内の空気を排出する空調システムであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。また、空調システムの場合、他の方法により減菌する装置と併用してもよい。そして、第1減菌部322、第2減菌部323、第1減菌用光源113、第2減菌用光源153、及び第3減菌用光源162、X線CT装置1の撮影の合間に被検者が室内にいない場合に稼働することにより除菌を行う。なお、UV―Cライトに関しては場合によっては被検者が室内にいる場合に減菌を実行してもよい。
(変形例4)
図7は、変形例4に係る寝台装置30aの一例を示す側面図である。寝台装置30aは、第1支持部34aと第2支持部34bとを備える。第1支持部34aと第2支持部34bとは、天板33が開口部110に挿入されるに伴い、天板33の長手方向に移動することにより天板33を支持する。第1支持部34aと第2支持部34bとは、天板支持部の一例である。第1支持部34aは、基台31の上面に載置される。第1支持部34aは、駆動装置によりZ方向に移動する。第2支持部34bは、第1支持部34aの上面に載置される。第2支持部34bは、駆動装置によりZ方向に移動する。第1支持部34a及び第2支持部34bは、フレームなどの棒状の部材であってもよいし、板状の部材であってもよい。
第1支持部34aと第2支持部34bとは、天板33が開口部110に挿入される場合に、Z方向に移動する。これにより、第1支持部34aと第2支持部34bとは、開口部110に挿入された天板33を支持する。よって、第1支持部34aと第2支持部34bとは、開口部110に挿入された天板33が被検体Pの重量により撓んでしまうことを抑制する。
減菌実行機能442は、第1支持部34aと第2支持部34bとの少なくとも何れか一方を開口部110に挿入して、第1減菌用光源113に減菌可能な光を照射させてもよい。これにより、減菌実行機能442は、第1支持部34aと第2支持部34bとを減菌する。
更に詳しくは、減菌実行機能442は、寝台駆動装置32を制御して、第1支持部34aと第2支持部34bとの少なくとも何れか一方を開口部110に配置させる。すなわち、寝台駆動装置32は、第1支持部34aと第2支持部34bとの少なくとも何れか一方の減菌対象の部分に応じて、開口部110における設定された位置に、第1支持部34aと第2支持部34bとの少なくとも何れか一方を配置する。そして、第1減菌用光源113は、開口部110における設定された位置に第1支持部34aと第2支持部34bとの少なくとも何れか一方が開口部110に挿入された状態で、減菌可能な光を照射する。
減菌実行機能442は、第1支持部34aの下面を減菌する場合に、第1支持部34aが架台装置10に衝突することなく、開口部110に挿入可能な下限まで第1支持部34aを上げる。そして、減菌実行機能442は、Z方向において可能な限り開口部110側に第1支持部34aを移動させる。すなわち、減菌実行機能442は、開口部110の可能な限り奥側まで第1支持部34aを移動させる。これにより、減菌実行機能442は、第1支持部34aのより広い範囲を減菌する。
また、減菌実行機能442は、第2支持部34bの下面を減菌する場合に、第1支持部34aが架台装置10に衝突することなく、開口部110に挿入可能な下限まで第2支持部34bを上げる。そして、減菌実行機能442は、Z方向において可能な限り開口部110側に第2支持部34bを移動させる。すなわち、減菌実行機能442は、開口部110の可能な限り奥側まで第2支持部34bを移動させる。これにより、減菌実行機能442は、第2支持部34bのより広い範囲を減菌する。
なお、減菌実行機能442は、第1支持部34a又は第2支持部34bの下面に限らず、第1支持部34a又は第2支持部34bの上面を減菌してもよい。この場合、減菌実行機能442は、第1支持部34a及び第2支持部34bが架台装置10に衝突しない上限まで上げて、開口部110の可能な限り奥側まで移動させる。そして、減菌実行機能442は、第1減菌用光源113に減菌可能な光を照射させることにより減菌する。
以上述べた少なくとも一つの実施形態によれば、医用画像診断装置に関連する者の感染リスクを低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上の実施形態に関し、発明の一側面および選択的な特徴として以下の付記を開示する。
(付記1)
被検体が挿入される第1開口を有する架台と、
前記第1開口の中心に向けて減菌可能な光を照射する第1光源と、
を備える医用画像診断装置。
(付記2)
前記架台は、前記第1開口と接する面に設けられた第2開口を覆う閉鎖カバーを有し、
前記第1光源は、前記閉鎖カバーに対して、前記架台の内側に配置され、前記第1開口側に向けられてもよい。
(付記3)
前記架台は、X線を照射するX線管と、前記X線管が照射したX線を検出するX線検出器とを内蔵し、
前記第1光源は、前記X線管から前記X線検出器までのX線の通過領域の外側に配置されてもよい。
(付記4)
前記架台は、タッチ操作を受け付ける操作パネルを有し、
前記操作パネルは、減菌可能な光を放出してもよい。
(付記5)
前記操作パネルは、可視光を透過可能なパネルカバーを有し、
前記操作パネルは、前記パネルカバーを伝搬した減菌可能な光を放出してもよい。
(付記6)
前記架台は、操作を受け付ける操作ボタンを有し、
前記操作ボタンは、減菌可能な光を放出してもよい。
(付記7)
前記操作ボタンは、可視光を透過可能なボタンカバーの内側に、減菌可能な光を照射する第3光源を有してもよい。
(付記8)
前記被検体が載せられる天板を更に備え、
前記天板は、減菌可能な光を照射する第4光源を有してもよい。
(付記9)
前記第4光源は、前記天板の長手方向の縁に沿って配置されてもよい。
(付記10)
前記第1光源は、前記閉鎖カバーの内側であって、前記被検体が載せられる寝台装置が有る側に配置されてもよい。
(付記11)
前記架台は、前記第1開口の下端を中心にした、前記第1開口の中心角が90度の範囲には、前記第1光源が配置されていなくてもよい。
(付記12)
前記操作パネルは、前記架台を覆う外装カバーの内側に、前記パネルカバーに減菌可能な光を照射する第2光源を有し、
前記操作パネルは、前記パネルカバーを伝搬した減菌可能な光を放出してもよい。
(付記13)
前記閉鎖カバーの内側に配置され、前記第1開口の中心に向けて視認可能な可視光を照射する第5光源を更に備えてもよい。
(付記14)
前記第5光源は、前記架台による医用画像の撮影状況に基づいて、可視光を照射してもよい。
(付記15)
前記第5光源は、前記第1光源による減菌可能な光の照射に基づいて、可視光を照射してもよい。
(付記16)
前記架台が設置された検査室とは異なる操作室に設置され、前記第1光源に減菌可能な光を照射させる操作を受け付けるコンソール装置を更に備えてもよい。
(付記17)
前記第1光源は、前記第1開口に前記天板が挿入された状態で、減菌可能な光を照射してもよい。
(付記18)
前記天板の減菌対象の部分に応じて、前記第1開口における設定された位置に前記天板を配置する駆動部を更に備え、
前記第1光源は、前記第1開口における設定された位置に前記天板が配置された状態で、減菌可能な光を照射してもよい。
(付記19)
前記天板が前記第1開口に挿入されるに伴い、前記天板の長手方向に移動することにより前記天板を支持する天板支持部を更に備え、
前記駆動部は、前記天板支持部の減菌対象の部分に応じて、前記第1開口における設定された位置に前記天板支持部を配置し、
前記第1光源は、前記第1開口における設定された位置に前記天板支持部が配置された状態で、減菌可能な光を照射してもよい。
1 X線CT装置
10 架台装置
110 開口部
111 内部開口
112 閉鎖カバー
113 第1減菌用光源
120 外装カバー
130 第1フレア部
140 第2フレア部
150 操作パネル
151 パネルカバー
152 タッチパネルディスプレイ
153 第2減菌用光源
160 操作ボタン
161 ボタンカバー
162 第3減菌用光源
163 台座
30、30a 寝台装置
33 天板
34 支持部
34a 第1支持部
34b 第2支持部
322 第1減菌部
323 第2減菌部
40 コンソール装置

Claims (14)

  1. 被検体が挿入される第1開口を有する架台と、
    前記第1開口に向けて減菌可能な光を照射する第1光源と、
    を備える医用画像診断装置。
  2. 前記架台は、前記第1開口と接する面に設けられた第2開口を覆う閉鎖カバーを有し、
    前記第1光源は、前記閉鎖カバーに対して、前記架台の内側に配置され、前記第1開口側に向けられる、
    請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記架台は、X線を照射するX線管と、前記X線管が照射したX線を検出するX線検出器とを内蔵し、
    前記第1光源は、前記X線管から前記X線検出器までのX線の通過領域の外側に配置される、
    請求項1又は2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記架台は、タッチ操作を受け付ける操作パネルを有し、
    前記操作パネルは、減菌可能な光を放出する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記操作パネルは、可視光を透過可能なパネルカバーを有し、
    前記操作パネルは、前記パネルカバーを伝搬した減菌可能な光を放出する、
    請求項4に記載の医用画像診断装置。
  6. 前記架台は、操作を受け付ける操作ボタンを有し、
    前記操作ボタンは、減菌可能な光を放出する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  7. 前記操作ボタンは、可視光を透過可能なボタンカバーの内側に、減菌可能な光を照射する第3光源を有する、
    請求項6に記載の医用画像診断装置。
  8. 前記被検体が載せられる天板を更に備え、
    前記天板は、減菌可能な光を照射する第4光源を有する、
    請求項1から7の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  9. 前記第4光源は、前記天板の長手方向の縁に沿って配置される、
    請求項8に記載の医用画像診断装置。
  10. 前記閉鎖カバーの内側に配置され、前記第1開口の中心に向けて視認可能な可視光を照射する第5光源を更に備える、
    請求項2に記載の医用画像診断装置。
  11. 前記架台が設置された検査室とは異なる操作室に設置され、前記第1光源に減菌可能な光を照射させる操作を受け付けるコンソール装置を更に備える、
    請求項1から請求項10の何れか一項に記載の医用画像診断装置。
  12. 前記第1光源は、前記第1開口に前記天板が挿入された状態で、減菌可能な光を照射する、
    請求項8に記載の医用画像診断装置。
  13. 前記天板の減菌対象の部分に応じて、前記第1開口における設定された位置に前記天板を配置する駆動部を更に備え、
    前記第1光源は、前記第1開口における設定された位置に前記天板が配置された状態で、減菌可能な光を照射する、
    請求項12に記載の医用画像診断装置。
  14. 前記天板が前記第1開口に挿入されるに伴い、前記天板の長手方向に移動することにより前記天板を支持する天板支持部を更に備え、
    前記駆動部は、前記天板支持部の減菌対象の部分に応じて、前記第1開口における設定された位置に前記天板支持部を配置し、
    前記第1光源は、前記第1開口における設定された位置に前記天板支持部が配置された状態で、減菌可能な光を照射する、
    請求項13に記載の医用画像診断装置。
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