JP2022080636A - 冷蔵庫、及び冷蔵庫制御システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022080636000001
【課題】外部電源を用いなくても、停電時における冷蔵庫の冷却能力を長期に亘って維持できる冷蔵庫及び冷蔵庫制御システムを提供すること。
【解決手段】冷蔵庫は、冷蔵庫の庫内を冷却する冷却部と、前記冷蔵庫の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係わる予報が発令された場合、前記冷蔵庫の運転モードを第1モードから前記第1モードより前記冷蔵庫の庫内温度が低い第2モードに移行させる冷蔵庫制御部と、を備え、前記冷蔵庫制御部は、前記冷蔵庫の運転モードが前記第2モードである場合、前記冷蔵庫の庫内温度の変動が前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくなるように、前記冷却部により冷却する。
【選択図】図4

Description

本開示は、冷蔵庫、及び冷蔵庫制御システムに関する。
特許文献1は、停電時において冷蔵庫内の食品を保存できる建物供給システムを開示する。この建物供給システムは、所定の建物と接続可能な給電車両と、冷蔵庫と、を備え、所定の建物に停電が発生した場合、給電車両により冷蔵庫に給電を行う。
特開2018-078689号公報
本開示は、外部電源を用いなくても、停電時における冷蔵庫の冷却能力を長期に亘って維持できる冷蔵庫及び冷蔵庫制御システムを提供する。
本開示における冷蔵庫は、冷蔵庫の庫内を冷却する冷却部と、前記冷蔵庫の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係わる予報が発令された場合、前記冷蔵庫の運転モードを第1モードから前記第1モードより前記冷蔵庫の庫内温度が低い第2モードに移行させる冷蔵庫制御部と、を備え、前記冷蔵庫制御部は、前記冷蔵庫の運転モードが前記第2モードである場合、前記冷蔵庫の庫内温度の変動が前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくなるように、前記冷却部により冷却する。
また、本開示における冷蔵庫制御システムは、冷蔵庫と、前記冷蔵庫と通信可能なサーバーとを備える冷蔵庫制御システムであって、前記サーバーは、前記冷蔵庫の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係る予報が発令された場合、前記冷蔵庫の運転モードを第1モードから前記第1モードより前記冷蔵庫の庫内温度が低い第2モードに移行させる移行指示情報を、前記冷蔵庫に送信し、前記冷蔵庫は、前記移行指示情報を受信すると、運転モードを前記第1モードから前記第2モードに移行させ、前記第2モードにおいては、前記冷蔵庫の庫内温度の変動が、前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくなるように庫内を冷却する。
本開示における冷蔵庫及び冷蔵庫制御システムは、停電発生前に冷蔵庫の庫内温度を低下させることができ、また、庫内温度の変動を抑えつつ庫内温度を低下させることで停電が発生するタイミングによって停電時の冷却能力に差が生じることを抑制できる。そのため、外部電源を用いなくても、停電時における冷蔵庫の冷却能力を長期に亘って維持できる。
冷蔵庫制御システムの構成を示す図 冷蔵庫の縦断面図 冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 冷蔵庫、冷蔵庫制御サーバー、及び端末装置の構成を示すブロック図 冷蔵庫の各部の状態を示すタイミングチャート 冷蔵庫制御システムの動作を示すフローチャート 冷蔵室及び冷凍室の庫内温度の変動を比較した図 運転制御部がタッチパネルに表示させるユーザーインターフェースの一例を示す図 冷蔵庫制御システムの動作を示すフローチャート 冷蔵庫の縦断面図 冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 冷蔵庫、冷蔵庫制御サーバー、及び端末装置の構成を示すブロック図 冷蔵庫の各部の状態を示すタイミングチャート 冷蔵室及び冷凍室の庫内温度の変動を比較した図
(本開示の基礎となった知見等)
上記従来技術では、停電時において冷蔵庫の冷却能力を維持できる一方、給電車両のような外部電源を用いる必要がある。ここで、停電前に冷蔵庫の庫内温度を低下させることが考えられるが、庫内温度を低下させる際に庫内温度の変動が大きいと、停電が発生するタイミングによって停電時の冷却能力に差が生じるため、停電が発生するタイミングによっては停電時に冷却能力を長期に亘って維持できない虞がある。
そこで、本開示は、外部電源を用いなくても、停電時において冷蔵庫の冷却能力を長期に亘って維持できる冷蔵庫及び冷蔵庫制御システムを提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1-図9を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
図1は、冷蔵庫制御システム1000の構成を示す図である。
冷蔵庫制御システム1000は、グローバルネットワークGNに接続する機器がグローバルネットワークGNを介して冷蔵庫1を制御するシステムである。グローバルネットワークGNは、インターネット、電話網、その他の通信網を含む。
冷蔵庫制御システム1000は、冷蔵庫1を備える。図1では、冷蔵庫1は、ユーザーPの自宅Hに設置されている。冷蔵庫1は、前面が開口した主箱体10を備え、主箱体10には、冷蔵室11及び冷凍室12の2つの収容室が形成されている。冷蔵室11の前面の開口部には、回転式のドア11Aが設けられている。冷凍室12には、食品を収容する引出12Aが設けられている。
自宅Hは、「冷蔵庫の設置場所」の一例に対応する。
図2は、実施の形態1における冷蔵庫1の縦断面図である。図3は、実施の形態1における冷蔵庫1の冷凍サイクル157Aを示す図である。
図2では、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。Z軸は、上下方向を示す。X軸及びY軸は、水平方向と平行である。X軸は左右方向を示す。Y軸は前後方向を示す。X軸の正方向は右方向を示す。Y軸の正方向は前方向を示す。Z軸の正方向は上方向を示す。
図2に示すように、冷蔵庫1の主箱体10には、冷蔵室11及び冷凍室12が形成されている。冷蔵室11は、冷凍室12の上方に形成されている。冷凍室12は、冷蔵室11の下方に形成されている。
実施の形態1における冷蔵庫1の冷凍サイクル157Aは、1つの冷却器154が、冷蔵庫1の各収容室を冷却する冷気を生成する。この方式は、1エバ方式と呼ばれる。図3に示すように、実施の形態1の冷凍サイクル157Aでは、圧縮機151、凝縮器152、キャピラリーチューブ153、及び冷却器154が環状に接続し、圧縮機151が圧縮した冷媒を循環させて冷蔵庫1の庫内を冷却する。
冷蔵庫1は、冷蔵室11の後方上部に圧縮機151を備える。また、冷蔵庫1は、冷凍室12の後方に、冷却器154と、冷却器154が生成した冷気を冷蔵室11及び冷凍室12に送る冷却ファン155と、冷却ファン155により送られる冷気の量を調整するダンパー156とを備える。
冷蔵室11内には、冷蔵室11内の後方に、第1吐出口111A、第2吐出口111B、及び第3吐出口111Cが形成される。第1吐出口111A、第2吐出口111B、及び第3吐出口111Cの各々は、食品が収容される冷蔵室11の空間に、冷却器154が生成した冷気を吐出する開口である。また、冷蔵室11内には、冷蔵室11内の後方に、冷蔵室冷気戻り口が形成される。冷蔵室冷気戻り口は、第1吐出口111A、第2吐出口111B、及び第3吐出口111Cが吐出した冷気を冷却器154に戻すための開口である。
冷凍室12内には、冷凍室12の後方に、第4吐出口111D、及び第5吐出口111Eが形成される。第4吐出口111D、及び第5吐出口111Eの各々は、食品が収容される冷凍室12の空間に、冷却器154が生成した冷気を吐出する開口である。また、冷凍室12内には、冷凍室12の後方に、冷凍室冷気戻り口が形成される。冷凍室冷気戻り口は、第4吐出口111D及び第5吐出口111Eが吐出した冷気を冷却器154に戻すための開口である。
図1の説明に戻り、冷蔵庫1は、ユーザーPの自宅Hに設置された通信装置2と通信接続し、通信装置2を介して冷蔵庫制御サーバー3と通信する。
冷蔵庫制御サーバー3は、「サーバー」の一例に対応する。
通信装置2は、グローバルネットワークGNに接続し、グローバルネットワークGNに接続する冷蔵庫制御サーバー3と通信する。通信装置2は、冷蔵庫1をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェース装置として機能する。また、通信装置2は、端末装置4が通信装置2と通信接続を確立している場合、端末装置4をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェース装置として機能する。通信装置2は、モデムに係る機能や、ルーター機能、NAT(Network Address Translation)機能等の機能を有する。通信装置2は、冷蔵庫1と、グローバルネットワークGNに接続する冷蔵庫制御サーバー3との間で送受信されるデータを転送する。また、通信装置2は、通信接続を確立する端末装置4と、グローバルネットワークGNに接続する冷蔵庫制御サーバー3との間で送受信されるデータを転送する。
冷蔵庫制御システム1000は、タッチパネル42を有する端末装置4を備える。端末装置4は、例えばスマートフォンやタブレット端末により構成され、冷蔵庫1のユーザーPに使用される。端末装置4は、冷蔵庫1の運転を制御するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。以下の説明では、冷蔵庫1の運転を制御するためのアプリケーションプログラムを、「冷蔵庫制御アプリ」といい「413」の符号を付す。
図1では、在宅するユーザーPを点線で示し、自宅Hから外出したユーザーPを実線で示している。端末装置4は、在宅するユーザーPに使用される場合、冷蔵庫制御アプリ413の機能によって、通信装置2を介して、或いは通信装置2を介さずに、グローバルネットワークGNに接続する冷蔵庫制御サーバー3と通信して、冷蔵庫1の運転を制御する。また、端末装置4は、自宅Hから外出したユーザーPに使用され且つ通信装置2との通信接続を確立できない場合、冷蔵庫制御アプリ413の機能によって、通信装置2を介すことなく、グローバルネットワークGNに接続する冷蔵庫制御サーバー3と通信して、冷蔵庫1の運転を制御する。
冷蔵庫制御システム1000は、冷蔵庫制御サーバー3を備える。冷蔵庫制御サーバー3は、冷蔵庫1の運転を制御するサーバー装置であり、グローバルネットワークGNに接続し、冷蔵庫1、端末装置4、及び気象警報サーバー5と通信する。
なお、各図では、冷蔵庫制御サーバー3を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも冷蔵庫制御サーバー3が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、冷蔵庫制御サーバー3は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。また、各図では、冷蔵庫制御サーバー3と気象警報サーバー5とを別体のサーバー装置として例示しているが、冷蔵庫制御サーバー3と気象警報サーバー5とは、同じサーバー装置として構成されてもよい。
気象警報サーバー5は、気象警報発令情報を提供するサーバー装置である。気象警報発令情報は、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に対する気象警報の発令の有無を示す情報である。気象警報は、例えば、暴風、暴風雪、大雨、大雪、高潮、洪水、波浪等の停電の発生要因に係る警報である。停電の発生要因に係る警報は、停電の発生要因に係わる予報の一例に対応する。
なお、気象警報サーバー5が提供する気象警報発令情報の区域は、冷蔵庫1の設置場所を含む区域であればよく、例えば一次細分区域でも二次細分区域でも他の区域でもよい。
また、各図では、気象警報サーバー5を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも気象警報サーバー5が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、気象警報サーバー5は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。
次に、冷蔵庫1、冷蔵庫制御サーバー3、及び端末装置4の構成について説明する。
図4は、冷蔵庫1、冷蔵庫制御サーバー3、及び端末装置4の構成を示すブロック図である。
まず、冷蔵庫1の構成について説明する。
冷蔵庫1は、冷蔵庫制御部13、冷蔵庫通信部14、冷却部15、及びセンサー部16を備える。
冷蔵庫制御部13は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである冷蔵庫プロセッサー130、及び冷蔵庫記憶部131を備え、冷蔵庫1の各部を制御する。冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫プロセッサー130が、冷蔵庫記憶部131に記憶された制御プログラム1311を読み出して、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
冷蔵庫記憶部131は、冷蔵庫プロセッサー130が実行するプログラムや、冷蔵庫プロセッサー130により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。冷蔵庫記憶部131は、冷蔵庫プロセッサー130が実行する制御プログラム1311、冷蔵庫1の設定に係る設定データ1312、その他の各種データを記憶する。冷蔵庫記憶部131は、不揮発性の記憶領域を有する。また、冷蔵庫記憶部131は、揮発性の記憶領域を備え、冷蔵庫プロセッサー130のワークエリアを構成してもよい。
冷蔵庫通信部14は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、冷蔵庫制御部13の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。冷蔵庫通信部14は、冷蔵庫制御サーバー3と所定の通信規格に従って通信する。冷蔵庫通信部14が使用する通信規格は、無線通信規格(例えばIEEE802.11a/11b/11g/11n/11ac、Bluetooth(登録商標))でもよいし有線通信規格でもよい。
冷却部15は、圧縮機151や、凝縮器152、キャピラリーチューブ153、冷却器154、冷却ファン155、及びダンパー156等の冷蔵庫1の各収容室を冷却する機構を備え、冷蔵庫制御部13の制御に従って、冷蔵庫1の各収容室を冷却する。
センサー部16は、冷蔵庫1の庫内の温度を検出する温度センサー161や、冷蔵庫1に設けられるドア及び引出の開閉を検出する開閉センサー等の各種センサーを備え、センサーごとにセンサーの検出値を冷蔵庫制御部13に出力する。図4に示すように、センサー部16は、温度センサー161として、冷蔵室温度センサー161A及び冷凍室温度センサー161Bを備える。
冷蔵室温度センサー161aは、例えば冷蔵庫冷気戻り口付近等の冷蔵室11の所定の位置に設けられ、冷蔵室11の庫内温度を検出する。
冷凍室温度センサー161Bは、例えば冷凍室冷気戻り口付近等の冷凍室12の所定の位置に設けられ、冷凍室12の庫内温度を検出する。
冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫1の運転モードを、通常運転モードと、通常運転モードより冷蔵庫1の庫内温度が低い停電予冷運転モードとのいずれかに移行させる。通常運転モードは、停電予冷運転モードより冷蔵庫1の庫内温度が高い運転モードである。
通常運転モードは、「第1モード」の一例に対応し、停電予冷運転モードは、「第2モード」の一例に対応する。
冷蔵庫1は、停電発生前に停電予冷運転モードに移行することで、停電発生前に冷蔵庫1の庫内温度を通常運転モードより低くできる。よって、冷蔵庫1は、停電時において庫内温度を長期に亘って維持でき、停電時において冷蔵庫1に収容されている食品の鮮度が低下すること抑制できる。
通常運転モードと停電予冷運転モードとにおける冷蔵庫1の動作については、図5を参照して後述する。
冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫通信部14によって、運転モードを停電予冷運転モードに移行させる移行指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信した場合、冷蔵庫1の運転モードを通常運転モードから停電予冷運転モードに移行させ、停電予冷運転を開始する。冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫通信部14により、停電予冷運転モードを終了させる終了指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信した場合、停電予冷運転を終了し、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードから通常運転モードに移行させる。
次に、冷蔵庫制御サーバー3の構成について説明する。
冷蔵庫制御サーバー3は、サーバー制御部30及びサーバー通信部31を備える。
サーバー制御部30は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーであるサーバープロセッサー300、及びサーバー記憶部310を備え、冷蔵庫制御サーバー3の各部を制御する。サーバー制御部30は、サーバープロセッサー300が、サーバー記憶部310に記憶された制御プログラム311を読み出して、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
サーバー記憶部310は、サーバープロセッサー300が実行するプログラムや、サーバープロセッサー300により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。サーバー記憶部310は、サーバープロセッサー300が実行する制御プログラム311、冷蔵庫制御サーバー3の設定に係る設定データ312、冷蔵庫制御データベース313、その他の各種データを記憶する。サーバー記憶部310は、不揮発性の記憶領域を有する。また、サーバー記憶部310は、揮発性の記憶領域を備え、サーバープロセッサー300のワークエリアを構成してもよい。
冷蔵庫制御データベース313は、冷蔵庫1の運転制御に係る各種情報を格納するデータベースである。冷蔵庫制御データベース313が格納する1件のレコードRは、ユーザーID3131、冷蔵庫通信情報3132、端末装置通信情報3133、及び設置場所情報3134を有する。なお、冷蔵庫制御データベース313が格納する1件のレコードRは、さらに1又は複数の別種類の情報を有していてもよい。
ユーザーID3131は、冷蔵庫制御アプリ413を利用するユーザーPを識別する識別情報であり、冷蔵庫制御アプリ413を利用するユーザーPに対して適切に割り当てられる。
冷蔵庫通信情報3132は、冷蔵庫1と通信するための情報である。冷蔵庫通信情報3132は、例えば冷蔵庫1のアドレス情報やセキュリティ情報等を含む。
端末装置通信情報3133は、同じレコードRで対応付くユーザーID3131のユーザーPが利用する冷蔵庫制御アプリ413がインストールされた端末装置4と通信するための情報である。端末装置通信情報3133は、例えば端末装置4のアドレス情報やセキュリティ情報等を含む。
設置場所情報3134は、冷蔵庫1の設置場所を示す情報である。本実施の形態では、冷蔵庫1の設置場所はユーザーPの自宅Hであるため、設置場所情報3134は、自宅Hの住所や郵便番号等を示す。
サーバー通信部31は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、サーバー制御部30の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。本実施の形態においてサーバー通信部31は、冷蔵庫1、端末装置4、及び気象警報サーバー5と通信する。
次に、端末装置4の構成について説明する。
端末装置4は、端末制御部40、端末通信部41、及びタッチパネル42を備える。
端末制御部40は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである端末プロセッサー400、及び端末記憶部410を備え、端末装置4の各部を制御する。端末制御部40は、端末プロセッサー400が、端末記憶部410に記憶された制御プログラム411を読み出して、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。端末装置4には、冷蔵庫制御アプリ413が事前にインストールされる。冷蔵庫制御アプリ413は、端末プロセッサー400により端末記憶部410から読み出されて実行されることで、端末制御部40を、設定部401、通信制御部402、及び運転制御部403として機能させる。これら機能部の詳細については後述する。
端末記憶部410は、端末プロセッサー400が実行するプログラムや、端末プロセッサー400により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。端末記憶部410は、端末プロセッサー400が実行する制御プログラム411、端末装置4の設定に係る設定データ412、冷蔵庫制御アプリ413、ユーザーID3131、その他の各種データを記憶する。端末記憶部410は、不揮発性の記憶領域を有する。また、端末記憶部410は、揮発性の記憶領域を備え、端末プロセッサー400のワークエリアを構成してもよい。
端末通信部41は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、端末制御部40の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。端末通信部41は、冷蔵庫制御アプリ413の機能により、冷蔵庫制御サーバー3と所定の通信規格に従って通信する。端末通信部41が使用する通信規格は、無線通信規格である。
タッチパネル42は、液晶表示パネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて、或いは一体に設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、端末制御部40の制御で、各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、端末制御部40に出力する。端末制御部40は、タッチセンサーからの入力に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。
上述した通り、端末制御部40は、設定部401、通信制御部402、及び運転制御部403として機能する。
設定部401は、冷蔵庫制御アプリ413の機能に関する各種設定を行う。例えば、設定部401は、冷蔵庫制御アプリ413がアクセス可能な所定の記憶領域に記憶されたアプリ設定データにおいて、設定値を対応する設定項目にセットすることで、冷蔵庫制御アプリ413の機能に関する各種設定を行う。なお、アプリ設定データは、冷蔵庫制御アプリ413の機能の設定に係るデータであり、各種の設定項目を含む。
設定部401は、冷蔵庫1の設置場所を設定する。例えば、設定部401は、タッチパネル42に自宅Hの住所や郵便番号をユーザーPに入力させるためのユーザーインターフェースを表示させ、入力された住所や郵便番号を冷蔵庫1の設置場所として設定する。設定部401により設定された冷蔵庫1の設置場所を示す設置場所情報3134は、通信制御部402に出力される。
通信制御部402は、端末通信部41を制御して冷蔵庫制御サーバー3と各種情報を送受信する。通信制御部402は、設定部401から設置場所情報3134が出力されると、端末記憶部410が記憶するユーザーID3131を付加して、出力された設置場所情報3134を端末通信部41により冷蔵庫制御サーバー3に送信する。冷蔵庫制御サーバー3は、端末装置4から設置場所情報3134を受信すると、冷蔵庫制御データベース313を参照し、受信した設置場所情報3134に付加されたユーザーID3131のレコードRが有する設置場所情報3134を、受信した設置場所情報3134に更新する。
通信制御部402は、終了指示情報を運転制御部403から取得した場合、端末通信部41により終了指示情報を冷蔵庫制御サーバー3に送信する。通信制御部402は、終了指示情報を冷蔵庫制御サーバー3に送信する際、端末記憶部410に記憶されるユーザーID3131を終了指示情報に付加する。
運転制御部403は、停電予冷運転モードの終了指示をユーザーPから受け付けた場合、終了指示情報を生成し、通信制御部402に出力する。運転制御部403は、例えば、タッチパネル42に停電予冷運転モードを終了させるか否かを問い合せるユーザーインターフェースを表示させ、当該ユーザーインターフェースにおいて停電予冷運転モードを終了させる指示を受け付けた場合、終了指示情報の生成及び出力を行う。
[1-2.動作等]
次に、実施の形態1における冷蔵庫1及び冷蔵庫制御システム1000の動作について説明する。
まず、図5を参照し、通常運転モード及び停電予冷運転モードにおける冷蔵庫1の各部の動作について説明する。
図5は、冷蔵庫1の各部の状態を示すタイミングチャートである。
図5において、タイミングチャートCAは、圧縮機151の状態を示す。また、タイミングチャートCBは、冷蔵室11の庫内温度の状態を示す。また、タイミングチャートCCは、冷凍室12の庫内温度の状態を示す。また、タイミングチャートCDは、ダンパー156の開閉状態を示す。
まず、通常運転モードにおける冷蔵庫1の動作について説明する。
図5において、冷蔵庫1の運転モードが通常運転モードである期間は、タイミングT1からタイミングT2までの期間である。
図5のタイミングチャートCAで示すように、冷蔵庫制御部13は、通常運転モードにおいて、圧縮機151の状態を、停止状態と低回転状態とを繰り返す状態にする。停止状態は、圧縮機151が回転駆動していない状態である。低回転状態は、後述する高回転状態より回転数が低く、停止状態より回転数が高い状態である。
また、図5のタイミングチャートCDで示すように、冷蔵庫制御部13は、通常運転モードにおいて、冷蔵室11の庫内温度に基づいて、ダンパー156の状態を開状態と閉状態とを繰り返す状態にする。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度について、ダンパー156を開状態にしたときとダンパー156を閉状態にしたときとの温度差がα(K:ケルビン)となるようにダンパー156の開閉頻度を制御する。α(K)は例えば2(K)である。
冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度に基づいて、通常運転モードにおける冷蔵室11の目標温度(以下、冷蔵室第1目標温度という)からα(K)上昇した場合、ダンパー156を開状態にするのと同時に圧縮機151を低回転状態にする。これにより、冷蔵室11と冷凍室12とは、同時に冷却される。この冷却時では、送風がなされるため冷蔵室11の庫内温度が低下する。一方、この冷却時では、冷凍室12を単独で冷却する場合より冷凍室12に送風される風量が低下するため、冷凍室12の庫内温度が上昇する。冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第1目標温度まで下降した場合、ダンパー156を閉状態にして、冷蔵室11の冷却を終了する。この終了によって、冷凍室12は、単独での冷却が開始される。これにより、冷蔵室11の庫内温度が上昇する一方で冷凍室12の庫内温度は下降する。冷蔵庫制御部13は、冷凍室12の庫内温度が、通常運転モードにおける冷凍室12の目標温度(以下、冷凍室第1目標温度という)まで下降すると、圧縮機151を停止状態にする。その後、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第1目標温度からα(K)上昇した場合、ダンパー156を開状態にするのと同時に圧縮機151を低回転状態にする。
以上のようにして、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度にダンパー156を開状態と閉状態にしたときの温度差がα(K)になるようにダンパー156の開閉頻度を制御する。
次に、停電予冷運転モードについて説明する。
図5において、冷蔵庫1の運転モードが停電予冷運転モードである期間は、タイミングT2からタイミングT4までの期間である。
上述した通り、停電予冷運転モードは、温度低下モードと温度維持モードとを含む。
温度低下モードは、通常運転モードより冷蔵庫1の各収容室の庫内温度を下げるモードである。図5において、冷蔵庫1の運転モードが温度低下モードである期間は、タイミングT2からタイミングT3までの期間である。
図5のタイミングチャートCAで示すように、冷蔵庫制御部13は、温度低下モードにおいて、圧縮機151を高回転状態にする。高回転状態とは、低回転状態の回転数より高い回転数で駆動している状態である。
また、図5のタイミングチャートCDで示すように、冷蔵庫制御部13は、停電予冷運転モードにおいて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度に基づいて、ダンパー156の状態を、開閉状態を繰り返す状態にする。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度について、ダンパー156を開状態にしたときとダンパー156を閉状態にしたときとの温度差がβKとなるようにダンパー156の開閉頻度を制御する。β(K)は、α(K)より低い温度差であり、例えば0.5(K)である。
冷蔵庫制御部13は、ダンパー156を開状態にするのと同時に圧縮機151を高回転状態にして冷蔵室11と冷凍室12とを同時に冷却する。この冷却時では、送風がなされるため冷蔵室11の庫内温度が低下する。一方、この冷却時では、冷凍室12を単独で冷却する場合より冷凍室12に送風される風量が低下するため、冷凍室12の庫内温度が上昇する。冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度に基づいて、冷蔵室11の庫内温度が、停電予冷運転モードにおける冷蔵室11の目標温度(以下、冷蔵室第2目標温度という)まで下降すると、ダンパー156を閉状態にして、冷蔵室11の冷却を終了する。この終了によって、冷凍室12は、単独での冷却が開始される。これにより、冷蔵室11の庫内温度が上昇する一方で冷凍室12の庫内温度は下降する。冷蔵庫制御部13は、冷凍室12の庫内温度を、停電予冷運転モードにおける冷凍室12の目標温度(以下、冷凍室第2目標温度という)を目指して下降させる。ここで、ダンパー156を開閉制御する温度差を通常運転モードより小さくしているため、冷凍室12の庫内温度が冷凍室第2目標温度に到達する前に冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第2目標温度からβ(K)上昇する。冷蔵庫制御部13は、これをトリガーに、再度、ダンパー156を開状態にして、冷蔵室11及び冷凍室12を同時に冷却する。冷蔵庫制御部13は、温度低下モードにおいて、冷凍室12の庫内温度が冷凍室第2目標温度まで下降するまでこの制御をくり返す。
なお、冷蔵室第2目標温度は、例えば、冷蔵室第1目標温度から3(K)低い温度である。冷凍室第2目標温度は、例えば、冷凍室第1目標温度から5(K)低い温度である。
以上のようにして、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度について、ダンパー156を開状態と閉状態にしたときの温度差がβ(K)となるようにダンパー156の開閉頻度を制御する。また、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度差がβ(K)となるダンパー156の高頻度の開閉によって、冷凍室12の庫内温度を冷凍室第2目標温度まで下降させる。
冷蔵庫制御部13は、温度維持モードに移行する移行トリガーが発生するまで、温度低下モードを継続する。移行トリガーは、温度低下モードを開始してから所定期間経過したこと、又は、冷蔵室11が冷蔵室第2目標温度に到達し且つ冷凍室12が冷凍室第2目標温度に到達したことである。
前者の移行トリガーの場合、冷蔵庫制御部13は、温度低下モードを開始してから所定期間の計時を開始し、所定期間が経過した場合に冷蔵庫1の運転モードを温度維持モードに移行させる。この所定期間は、冷蔵室11及び冷凍室12の庫内が、停電予冷運転モードにおける目標温度に到達できる期間であり、予め定められている。
後者の移行トリガーの場合、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度及び冷凍室温度センサー161Bが検出する温度に基づいて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度を監視する。そして、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11が冷蔵室第2目標温度に到達し且つ、冷凍室12が冷凍室第2目標温度に到達した場合、冷蔵庫1の運転モードを温度維持モードに移行させる。
次に、温度維持モードについて説明する。
温度維持モードは、温度低下モードにおいて低下させた庫内温度を維持するモードである。図5において、冷蔵庫1の運転モードが温度維持モードである期間は、タイミングT3からタイミングT4までの期間である。
図5のタイミングチャートCAで示すように、冷蔵庫制御部13は、温度維持モードにおいて、圧縮機151を低回転状態にする。ここで、温度維持モードにおいて圧縮機151の低回転状態に維持することで、次の効果を奏する。圧縮機151が停止状態と回転状態とを繰り返すと冷蔵室11及び冷凍室12の庫内温度の変動が大きくなり適切に温度を維持できず、また、高回転状態であると消費電力が大きい。そこで、温度維持モードでは、圧縮機151の状態を低回転状態に維持することで、冷蔵室11及び冷凍室12の庫内温度を適切に維持しつつ、消費電力の増大を抑制できる。
また、図5のタイミングチャートCDで示すように、冷蔵庫制御部13は、停電予冷運転モードにおいて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度のいずれかに基づいて、ダンパー156の状態を、開閉状態を繰り返す状態にする。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度に基づいて、冷蔵室第2目標温度からβ(K)上昇した場合、ダンパー156を開状態にし、冷蔵室第2目標温度まで到達した場合、ダンパー156を閉状態にする。
また、具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷凍室温度センサー161Bが検出する温度に基づいて、冷凍室第2目標温度からβ(K)上昇した場合、ダンパー156を閉状態にし、冷凍室第2目標温度まで到達した場合、ダンパー156を開状態にする。
次に、冷蔵庫1の運転モードの移行に係わる冷蔵庫制御システム1000の動作について説明する。
図6は、冷蔵庫制御システム1000の動作を示すフローチャートである。図6において、フローチャートFAは冷蔵庫制御サーバー3の動作を示し、フローチャートFBは冷蔵庫1の動作を示す。
図6に示すフローチャートFBの開始時点では、冷蔵庫1の運転モードが通常運転モードであるとする。また、図6に示すフローチャートFAでは、冷蔵庫制御サーバー3のサーバー制御部30が、冷蔵庫制御データベース313が格納するレコードRのうち1件のレコードRを処理対象としている。
フローチャートFAを参照して、サーバー制御部30は、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に気象警報が発令されたか否かを判別する(ステップSA1)。
例えば、ステップSA1において、サーバー制御部30は、サーバー通信部31により気象警報サーバー5に情報送信を行うことで、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に気象警報が発令されているか否かを問い合せる。この問い合わせは、所定時間毎(例えば10分毎)に実行される。問い合せに際して気象警報サーバー5に送信される情報には、処理対象のレコードRが有する設置場所情報3134が含まれる。気象警報サーバー5は、受信した情報に含まれる設置場所情報3134が示す設置場所を含む区域に対して気象警報が発令されているか否かを、例えば区域と気象警報の発令の有無とが対応付けられた所定のデータベースに基づき判定する。気象警報サーバー5は、気象警報が発令されていると判定した場合、問い合せに対する応答として、気象警報が発令されていることを示す気象警報発令情報を冷蔵庫制御サーバー3に送信する。また、気象警報サーバー5は、気象警報が発令されていないと判定した場合、問い合せに対する応答として、気象警報が発令されていないことを示す気象警報発令情報を冷蔵庫制御サーバー3に送信する。サーバー制御部30は、問い合せに対する応答として受信した気象警報発令情報が、気象警報が発令されていることを示す場合、ステップSA1で肯定判別する。一方、サーバー制御部30は、問い合せに対する応答として受信した気象警報発令情報が、気象警報が発令されていないことを示す場合、ステップSA1で否定判別する。
サーバー制御部30は、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に気象警報が発令されていないと判別した場合(ステップSA1:NO)、本処理を終了する。
一方、サーバー制御部30は、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に気象警報が発令されたと判別した場合(ステップSA1:YES)、処理対象のレコードRに含まれる冷蔵庫通信情報3132に基づいて、移行指示情報をサーバー通信部31により冷蔵庫1に送信する(ステップSA2)。
フローチャートFBを参照して、冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫通信部14により移行指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信したか否かを判別する(ステップSB1)。
冷蔵庫制御部13は、移行指示情報を受信していないと判別した場合(ステップSB1:NO)、再度、ステップSB1の処理を実行する。
冷蔵庫制御部13は、移行指示情報を受信したと判別した場合(ステップSB1:YES)、冷蔵庫1の運転モードを通常運転モードから停電予冷運転モードの温度低下モードに移行させる(ステップSB2)。
次いで、冷蔵庫制御部13は、移行トリガーが発生したか否かを判別する(ステップSB3)。
冷蔵庫制御部13は、移行トリガーが発生したと判別した場合(ステップSB3:YES)、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードの温度維持モードに移行させる(ステップSB4)。
次いで、冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫通信部14により冷蔵庫制御サーバー3から終了指示情報を受信したか否かを判別する(ステップSB5)。
ステップSB3の説明に戻り、冷蔵庫制御部13は、移行トリガーが発生していないと判別した場合(ステップSB3:NO)、冷蔵庫通信部14により冷蔵庫制御サーバー3から終了指示情報を受信したか否かを判別する(ステップSB6)。
フローチャートFAの説明に戻り、サーバー制御部30は、移行指示情報を冷蔵庫1に送信すると、発令された気象警報が解除されたか否かを判別する(ステップSA3)。
例えば、ステップSA3において、サーバー制御部30は、ステップSA1と同様に、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に気象警報が発令されているか否かを、気象警報サーバー5に問い合せる。サーバー制御部30は、問い合せに対する応答として気象警報サーバー5から受信した気象警報発令情報が、気象警報が発令されていることを示す場合、ステップSA3で否定判別し、気象警報が発令されていないことを示す場合、ステップSA3で肯定判別する。
サーバー制御部30は、発令された気象警報が解除されていないと判別した場合(ステップSA3:NO)、再度、ステップSA3の処理を実行する。
一方、サーバー制御部30は、発令された気象警報が解除されたと判別した場合(ステップSA3:YES)、処理対象のレコードRに含まれる冷蔵庫通信情報3132に基づいて、終了指示情報をサーバー通信部31により送信する(ステップSA4)。
フローチャートFBのステップSB5の説明に戻り、冷蔵庫制御部13は、終了指示情報を受信していないと判別した場合(ステップSB5:NO)、再度、ステップSB5の処理を実行する。
一方、冷蔵庫制御部13は、終了指示情報を受信したと判別した場合(ステップSB5:YES)、停電予冷運転モードを終了する(ステップSB7)。ステップSB7において、冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードから通常運転モードに移行させる。
ステップSB6の説明に戻り、冷蔵庫制御部13は、終了指示情報を受信していないと判別した場合(ステップSB6:NO)、再度、ステップSB3の処理を実行する。
一方、冷蔵庫制御部13は、終了指示情報を受信したと判別した場合(ステップSB6:YES)、停電予冷運転モードを終了する(ステップSB7)。
以上のように、冷蔵庫制御システム1000は、気象警報が発令された場合、冷蔵庫1が運転モードを通常運転モードから停電予冷運転モードに移行させる。これにより、気象警報が発令された場合に冷蔵庫1の庫内温度を低下させるため、停電発生前に冷蔵庫1の庫内温度を低下させることができる。そのため、外部電源を用いなくても、停電時において冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できる。
また、冷蔵庫制御部13は、停電予冷運転モードにおいて、ダンパー156が開状態のときと閉状態のときとの冷蔵室11及び冷凍室12の庫内温度の温度差がβKとなるように、ダンパー156の開閉頻度を制御する。これにより、停電時において冷蔵庫1の冷却能力をより長期に亘って維持できる。
図7を参照して、この効果について詳述する。
図7は、冷蔵室11の庫内温度の変動、及び冷凍室12の庫内温度の変動を比較した図である。図7においてタイミングチャートCEは、冷蔵室11の庫内温度を示す。また、図7においてタイミングチャートCFは、冷凍室12の庫内温度を示す。
図7では、タイミングT5からタイミングT6までの期間が冷蔵庫1の運転モードが通常運転モードである期間であり、タイミングT6からタイミングT7までの期間が冷蔵庫1の運転モードが温度低下モードである期間であり、タイミングT7からタイミングT8までの期間が温度維持モードである期間である。
タイミングチャートCEにおいて、実線は、従来の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷蔵室11の庫内温度の変動を示している。また、タイミングチャートCEにおいて、破線は、本開示の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷蔵室11の庫内温度の変動を示している。
タイミングチャートCFにおいて、実線は、従来の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷凍室12の庫内温度の変動を示している。また、タイミングチャートCFにおいて、破線は、本開示の冷却方式により庫内を冷却した場合の冷凍室12の庫内温度の変動を示している。
ここで、従来の冷却方法は、ダンパー156が開状態のときとダンパー156が閉状態のときとの温度差を考慮せずに、ダンパー156の開閉状態を制御して庫内温度を低下させる方法である。
実線と破線を比較して明らかな通り、本開示の停電予冷運転モードにおいては、従来の冷却方法と比べて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度の変動を抑制できる。
これにより、従来の冷却方法と比べて、本開示の停電予冷運転モードは、停電が発生したタイミングによって停電時の冷却能力に差が生じることを抑制できる。よって、停電時における冷蔵庫の冷却能力をより長期に亘って維持できる。
詳述すると、従来の冷却方法において、図7で示すタイミングTAで停電が発生した場合とタイミングT7で停電が発生した場合とを比較する。タイミングT7で停電が発生した場合は、冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第2目標温度に近いため、停電時に冷蔵室11の冷却能力を長期で維持できる。一方、タイミングTAで停電が発生した場合は、冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第1目標温度に近い状態、すなわち十分に冷蔵室11の庫内温度が低下していない状態であるため、停電時に冷蔵室11の冷却能力を長期に維持できない。これは、従来の冷却方法では、温度低下時における冷蔵室11の庫内温度の変動が大きいためである。他方、本開示の冷却方法では、温度変動を抑制できるため、タイミングTAに停電が発生しても、十分に冷蔵室11の庫内温度が低下した状態であるため、停電時に冷蔵室11の冷却能力を長期に維持できる。
また、庫内温度の変動を抑制できるため、庫内温度を低下させる際に、第1吐出口111A~第3吐出口111C付近が凍結することを抑制できる。
さて、上述した冷蔵庫制御システム1000の動作では、冷蔵庫1が停電予冷運転モードを終了する終了トリガーが、気象警報の解除による冷蔵庫1の終了指示情報の受信である。しかしながら、停電予冷運転モードを終了する終了トリガーは、これに限定されない。
ここで、他の終了トリガーについて複数説明する。
<第1の他の終了トリガー>
第1の他の終了トリガーにより停電予冷運転モードを終了する構成では、冷蔵庫1は、機能部として冷蔵庫操作部を備える。冷蔵庫操作部は、所定の位置に設けられた操作スイッチ等の操作手段を備え、ユーザーPの操作手段に対する操作を検出し、検出結果を冷蔵庫制御部13に出力する。冷蔵庫操作部は、操作スイッチと共に或いは代えてタッチパネルを備えてもよい。冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫操作部からの入力に基づいて、操作手段に対する操作に対応する処理を実行する。
冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫操作部が受け付けたユーザーPの操作が、停電予冷運転モードの終了指示を示す操作である場合、終了トリガーが発生したと判別し、停電予冷運転モードを終了する。
<第2の他の終了トリガー>
第2の他の終了トリガーにより停電予冷運転モードを終了する構成では、冷蔵庫1は、冷蔵庫制御サーバー3を介して、端末装置4から終了指示情報を受信する。
端末装置4の運転制御部403は、停電予冷運転モードの終了指示、或いは庫内温度の変更指示をユーザーPから受け付けた場合、通信制御部402に終了指示情報を出力する。通信制御部402は、端末記憶部410が記憶するユーザーID3131を付加して、運転制御部403が出力した終了指示情報を端末通信部41により冷蔵庫制御サーバー3に送信する。
冷蔵庫制御サーバー3のサーバー制御部30は、サーバー通信部31により端末装置4から終了指示情報を受信すると、冷蔵庫制御データベース313を参照して、終了指示情報に付加されたユーザーID3131を含むレコードRを特定する。次いで、サーバー制御部30は、特定したレコードRに含まれる冷蔵庫通信情報3132に基づいて、端末装置4から受信した終了指示情報をサーバー通信部31により冷蔵庫1に送信する。
冷蔵庫1の冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫通信部14により冷蔵庫制御サーバー3から終了指示情報を受信すると、終了トリガーが発生したと判別し、停電予冷運転モードを終了する。
冷蔵庫制御システム1000の動作では、図6に示す終了トリガー、第1の他の終了トリガー、及び第2の他の終了トリガーのいずれか1の終了トリガーについて発生したか否かを判別してもよし、任意の複数の終了トリガーのいずれかが発生したか否かについて判別してもよい。しかしながら、停電予冷運転モードの終了トリガーには、少なくとも、図6に示す終了トリガー、すなわち発令された気象警報が解除された場合に終了指示情報を受信することを含むのが好ましい。これは、気象警報が解除された場合に冷蔵庫1が確実に停電予冷運転モードを終了でき、不必要な庫内の冷却及び消費電力の増大を抑制できるためである。
[1-3.変形例]
次に、実施の形態1の変形例について説明する。
実施の形態1では、冷蔵庫制御システム1000は、気象警報が発令された場合に自動で冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる構成である。実施の形態1の変形例では、冷蔵庫制御システム1000は、気象警報が発令された場合、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かをユーザーPに問い合せ、問い合せ後、停電予冷運転モードに移行させる指示をユーザーPが行った場合に、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる構成である。
本変形例の運転制御部403は、タッチパネル42に各種のユーザーインターフェースを表示させ、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かの問い合せ、及び、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる指示の受け付けを行う。
図8は、運転制御部403がタッチパネル42に表示させるユーザーインターフェースの一例を示す図である。
運転制御部403は、問い合せ指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信した場合、タッチパネル42の表示画面が非アプリ画面HAGであると、第1ユーザーインターフェースUI1をプッシュ通知の形式でタッチパネル42に表示させる。なお、問い合せ指示情報については、後述する。非アプリ画面HAGとは、例えばホーム画面等の冷蔵庫制御アプリ413に係るアプリ画面AG以外の画面を示す。
第1ユーザーインターフェースUI1は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かをユーザーPに問い合せる問い合せ情報J1を含む。運転制御部403は、第1ユーザーインターフェースUI1がユーザーPによってタッチ操作されると、タッチパネル42の表示画面を非アプリ画面HAGから、第2ユーザーインターフェースUI2を表示するアプリ画面AGに遷移させる。なお、運転制御部403は、問い合せ指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信したときに、タッチパネル42の表示画面がアプリ画面AGである場合、タッチパネル42に、第1ユーザーインターフェースUI1を表示させることなく第2ユーザーインターフェースUI2をアプリ画面AGに重畳して表示させる。
第2ユーザーインターフェースUI2は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かをユーザーPに問い合せる問い合せ情報J1を含む。また、第2ユーザーインターフェースUI2は、YESボタンB1と、NOボタンB2とを含む。YESボタンB1は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる指示をユーザーPから受け付けるためのソフトウェアボタンである。NOボタンB2は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させない指示をユーザーPから受け付けるためのソフトウェアボタンである。
運転制御部403は、NOボタンB2がユーザーPにタッチ操作されると、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させることなく、第2ユーザーインターフェースUI2の表示を止める。一方、運転制御部403は、YESボタンB1がユーザーPにタッチ操作されると、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させ、且つ、第2ユーザーインターフェースUI2の代わりに第3ユーザーインターフェースUI3をタッチパネル42に表示させる。
第3ユーザーインターフェースUI3は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させ、冷蔵庫1が停電予冷運転を開始したことを示す運転開始情報J2を含む。
次に、本変形例の冷蔵庫制御システム1000の動作について説明する。
図9は、本変形例に係る冷蔵庫制御システム1000の動作を示すフローチャートである。図9においては、フローチャートFCは端末装置4の動作を示し、フローチャートFDは冷蔵庫制御サーバー3の動作を示し、フローチャートFEにおいては冷蔵庫1の動作を示す。
図9においては、図6に示すフローチャートと同じステップについては同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9が示す各フローチャートの開始時点は、図6と同様、冷蔵庫1の運転モードが通常運転モードである。また、図9に示すフローチャートFDでは、冷蔵庫制御サーバー3のサーバー制御部30が、ある1件のレコードRを処理対象としている。
フローチャートFDを参照して、冷蔵庫制御サーバー3のサーバー制御部30は、気象警報が発令されていると判別した場合(ステップSA1:YES)、処理対象のレコードRに含まれる端末装置通信情報3133に基づいて、停電予冷運転モードへの移行を問い合せさせる問い合せ指示情報を、サーバー通信部31により端末装置4に送信する(ステップSD1)。
フローチャートFCを参照して、端末装置4の通信制御部402は、端末通信部41により、問い合せ指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信したか否かを判別する(ステップSC1)。
通信制御部402は、問い合せ指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信していないと判別した場合(ステップSC1:NO)、再度、ステップSC1の処理を行う。
通信制御部402が、冷蔵庫制御サーバー3から問い合せ指示情報を冷蔵庫制御サーバー3から受信したと判別した場合(ステップSC1:YES)、運転制御部403は、第1ユーザーインターフェースUI1又は第2ユーザーインターフェースUI2をタッチパネル42に表示させ、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かをユーザーPに問い合せる(ステップSC2)。
次いで、通信制御部402は、端末通信部41により、冷蔵庫制御サーバー3から気象警報が解除されたことを示す警報解除情報を受信したか否かを判別する(ステップSC3)。
通信制御部402がステップSC3で肯定判別した場合については後述する。
通信制御部402が、冷蔵庫制御サーバー3から警報解除情報を受信していないと判別した場合(ステップSC3:NO)、運転制御部403は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる指示をユーザーPから受け付けたか否かを判別する(ステップSC4)。運転制御部403は、第2ユーザーインターフェースUI2のYESボタンB1がタッチ操作された場合に、ステップSC4において肯定判別する。
次いで、運転制御部403は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる指示をユーザーPから受け付けていないと判別した場合(ステップSC4:NO)、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させない指示をユーザーPから受け付けたか否かを判別する(ステップSC6)。運転制御部403は、第2ユーザーインターフェースUI2のNOボタンB2がタッチ操作された場合に、ステップSC6において肯定判別する。
運転制御部403は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させない指示をユーザーPから受け付けていないと判別した場合(ステップSC6:NO)、処理をステップSC3に戻し、再度、ステップSC3の判別を行う。
一方、運転制御部403は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させない指示をユーザーPから受け付けたと判別した場合(ステップSC6:YES)、第2ユーザーインターフェースUI2の表示を止め、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かの問い合せを終了する(ステップSC7)。
ステップSC4の説明に戻り、運転制御部403は、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる指示を受け付けた場合(ステップSC4:YES)、移行指示情報を、端末通信部41により冷蔵庫制御サーバー3に送信する(ステップSC5)。
フローチャートFDを参照して、サーバー制御部30は、サーバー通信部31により移行指示情報を端末装置4から受信したか否か判別する(ステップSD2)。
サーバー制御部30は、サーバー通信部31により移行指示情報を端末装置4から受信していないと判別した場合(ステップSD2:NO)、発令された気象警報が解除されたか否かを判別する(ステップSD3)。
サーバー制御部30は、発令された気象警報が解除されたと判別した場合(ステップSD3:YES)、処理対象のレコードRが有する端末装置通信情報3133に基づいて、警報解除情報をサーバー通信部31により端末装置4に送信する(ステップSG4)。
フローチャートFCを参照し、通信制御部402が警報解除情報を受信したと判別すると(ステップSF3:YES)、運転制御部403は、第1ユーザーインターフェースUI1の表示及び第2ユーザーインターフェースUI2の表示を止め、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かの問い合せを終了する(ステップSC7)。
フローチャートFDを参照してステップSD3の説明に戻り、サーバー制御部30は、発令された気象警報が解除されていないと判別した場合(ステップSD3:NO)、再度、ステップSD2の処理を行う。
ステップSD2の説明に戻り、サーバー制御部30は、サーバー通信部31により移行指示情報を端末装置4から受信したと判別した場合(ステップSD2:YES)、処理対象のレコードRに含まれる冷蔵庫通信情報3132に基づいて、端末装置4から受信した移行指示情報をサーバー通信部31により冷蔵庫1に送信する(ステップSA2)。
本変形例でも、冷蔵庫1が停電予冷運転モードを終了する終了トリガーは、気象警報の解除による冷蔵庫制御サーバー3からの終了指示情報の受信に限定されない。実施の形態1と同様に、冷蔵庫制御部13は、図6で示す終了トリガー、上述した第1の他の終了トリガー及び上述した第2の他の終了トリガーのいずれか1の終了トリガーについて発生したか否かを判別してもよし、任意の複数の終了トリガーのいずれかが発生したか否かについて判別してもよい。しかしながら、実施の形態1で説明した同じ理由により、停電予冷運転モードの終了トリガーには、少なくとも、図6に示す終了トリガー、すなわち気象警報の解除により終了指示情報を受信することを含むことが好ましい。
[1-4.効果等]
以上、説明したように、冷蔵庫1は、冷蔵庫1の庫内を冷却する冷却部15と、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係わる警報が発令された場合、冷蔵庫1の運転モードを通常運転モードから通常運転モードより冷蔵庫1の庫内温度が低い停電予冷運転モードに移行させる冷蔵庫制御部13と、を備える。冷蔵庫制御部13は、冷蔵庫1の運転モードが停電予冷運転モードである場合、冷蔵庫1の庫内温度の変動が通常運転モードにおける冷蔵庫1の庫内温度の変動より小さくなるように、冷却部15により冷却する。
これによれば、冷蔵庫1は、停電発生前に冷蔵庫1の庫内温度を低下させることができ、また、庫内温度の変動を小さくしつつ庫内温度を低下させることで停電のタイミングによって停電時における冷却能力に差が生じることを抑制できる。そのため、外部電源を用いなくても、停電時における冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できる。
冷却部15は、ダンパー156を備える。冷蔵庫制御部13は、ダンパー156を制御することによって、停電予冷運転モードにおける冷蔵庫1の庫内温度の変動を、通常運転モードにおける冷蔵庫1の庫内温度の変動より小さくする。
これにより、ダンパー156を制御することで、外部電源を用いなくても、停電時における冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できる。そのため、冷蔵庫1が1エバ方式である場合であっても、外部電源を用いずに、停電時における冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できる。
停電予冷運転モードは、冷蔵庫1の庫内温度を通常運転モードのときの庫内温度から低下させる温度低下モードと、温度低下モードにおいて低下させた庫内温度を維持する温度維持モードとを含む。
停電の発生要因に係わる警報が発令された後では、停電が決まったタイミングで発生するとも限らない。そのため、温度低下モードで庫内温度を低下させた後、温度維持モードによって温度を維持することが望ましい。そこで、停電予冷運転モードに、温度低下モードと温度維持モードとを含ませることで、いつ発生するか不明な停電に対して備えることができる。
冷蔵庫制御部13は、温度低下モードにおいて、圧縮機151の回転数を温度維持モードのときの回転数より高くする。
これにより、庫内温度の変動を抑制しつつ、停電予冷運転モードにおいて冷蔵室11及び冷凍室12の庫内温度を速やかに低下させることができる。よって、速やかに温度維持モードに移行させることができ、より確実に、停電時における冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できるようになる。
冷蔵庫制御システム1000は、冷蔵庫1と、冷蔵庫1と通信可能な冷蔵庫制御サーバー3とを備える。冷蔵庫制御サーバー3は、冷蔵庫1の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係る警報が発令された場合、冷蔵庫1の運転モードを通常運転モードから通常運転モードより冷蔵庫1の庫内温度が低い停電予冷運転モードに移行させる移行指示情報を、冷蔵庫1に送信する。冷蔵庫1は、移行指示情報を受信すると、運転モードを通常運転モードから停電予冷運転モードに移行させる。冷蔵庫1は、停電予冷運転モードにおいて、冷蔵庫1の庫内温度の変動が、通常運転モードにおける冷蔵庫1の庫内温度の変動より小さくなるように庫内を冷却する。
これによれば、冷蔵庫1と同様の効果を奏する。
冷蔵庫制御システム1000は、冷蔵庫制御サーバー3と通信可能な端末装置4を備える。端末装置4は、停電予冷運転モードへの移行指示を冷蔵庫1のユーザーPから受け付けた場合、移行指示情報を冷蔵庫制御サーバー3に送信する。冷蔵庫制御サーバー3は、移行指示情報を受信した場合に、受信した移行指示情報を冷蔵庫1に送信する。
冷蔵庫1の庫内温度の変更を受け付けることは、ユーザーPが、停電予冷運転モードを終了して、冷蔵庫1の庫内温度を停電予冷運転モードの温度から他の温度に変更しようとした可能性が高い。よって、これによれば、ユーザーPが所望するタイミングで、冷蔵庫1が停電予冷運転モードを終了できる。また、ユーザーPは端末装置4を操作することで停電予冷運転モードを終了させることができるため、自宅H等の冷蔵庫1の設置場所にユーザーPが居ない場合でも、ユーザーPは、所望するタイミングで停電予冷運転モードを終了させることができる。
(実施の形態2)
次に、図10-図14を用いて、実施の形態2について説明する。
実施の形態2では、実施の形態1の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
[2-1.構成]
図10は、実施の形態2における冷蔵庫1の縦断面図である。図11は、実施の形態2における冷蔵庫1の冷凍サイクル157Bを示す図である。図10では、図2と同じX軸、Y軸、及びZ軸を図示している。
図10に示すように、実施の形態2の冷蔵庫1の主箱体10には、実施の形態1と同様に、冷蔵室11及び冷凍室12が形成されている。冷蔵室11と冷凍室12とは、主箱体10において断熱仕切壁17によって上下に仕切られている。
実施の形態2における冷蔵庫1の冷凍サイクル157Bは、第1冷却器154Aが冷蔵室11を冷却する冷気を生成し、第2冷却器154Bが冷凍室12を冷却する冷気を生成する。この方式は、例えば2エバ方式と呼ばれる。図11に示すように、実施の形態2における冷蔵庫1の冷凍サイクル157Bでは、圧縮機151、凝縮器152、切替弁158、第1キャピラリーチューブ153A、及び第1冷却器154Aが環状に接続し、切替弁158が冷媒を第1冷却器154Aに供給する状態である場合、圧縮機151が圧縮した冷媒を循環させて冷蔵室11を冷却する。また、実施の形態2における冷蔵庫1の冷凍サイクル157Bは、圧縮機151、凝縮器152、切替弁158、第2キャピラリーチューブ153B、及び第2冷却器154Bが環状に接続し、切替弁158が冷媒を第2冷却器154Bに供給する状態である場合、圧縮機151が圧縮した冷媒を循環させて冷凍室12を冷却する。
冷蔵庫1は、冷蔵室11の後方上部に圧縮機151を備える。また、冷蔵庫1は、冷凍室12の後方に、第1冷却器154Aと、第1冷却器154Aが生成した冷気を冷凍室12に送る第1冷却ファン155Aとを備える。
実施の形態2の冷蔵室11内には、実施の形態1と同様に、冷蔵室11内の後方に、第1吐出口111A、第2吐出口111B、第3吐出口111C、及び冷蔵室冷気戻り口が形成される。
実施の形態2の冷凍室12内には、冷凍室12内の後方に、第2冷却器154Bと、第2冷却器154Bが生成した冷気を冷凍室12に送る第2冷却ファン155Bとを備える。
実施の形態2の冷凍室12内には、冷凍室12内の後方に、第4吐出口111D、第5吐出口111E、及び冷凍室冷気戻り口が形成される。
図12は、実施の形態2における冷蔵庫1、冷蔵庫制御サーバー3、及び端末装置4の構成を示すブロック図である。
図4と図12とを比較して明らかな通り、実施の形態2の冷却部15は、圧縮機151や、凝縮器152、第1キャピラリーチューブ153A、第2キャピラリーチューブ153B、第1冷却器154A、第2冷却器154B、第1冷却ファン155A、第2冷却ファン155B、及び切替弁158等の冷蔵庫1の各収容室を冷却する機構を備える。冷却部15は、冷蔵庫制御部13の制御に従って、冷蔵庫1の各収容室を冷却する。
[2-2.動作]
次に、実施の形態2における冷蔵庫1及び冷蔵庫制御システム1000の動作について説明する。
まず、図13を参照し、実施の形態2における通常運転モード及び停電予冷運転モードにおける冷蔵庫1の各部の動作について説明する。
図13は、冷蔵庫1の各部の状態を示すタイミングチャートである。
図13において、タイミングチャートCGは、圧縮機151の状態を示す。また、タイミングチャートCHは、冷蔵室11の庫内温度の状態を示す。また、タイミングチャートCIは、冷凍室12の庫内温度の状態を示す。また、タイミングチャートCJは、ダンパー156の開閉状態を示す。
まず、通常運転モードにおける冷蔵庫1の動作について説明する。
図13において、冷蔵庫1の運転モードが通常運転モードである期間は、タイミングT9からタイミングT10までの期間である。
図13のタイミングチャートCGで示すように、冷蔵庫制御部13は、通常運転モードにおいて、圧縮機151の状態を、停止状態と低回転状態とを繰り返す状態にする。
また、図13のタイミングチャートCGで示すように、冷蔵庫制御部13は、通常運転モードにおいて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度に基づいて、切替弁158の状態を、冷蔵室供給状態、冷凍室供給状態、及び閉状態のいずれかの状態に切り替える。
冷蔵室供給状態とは、圧縮機151が圧縮した冷媒を第1冷却器154Aに供給する状態である。冷蔵室供給状態では、圧縮機151が圧縮した冷媒が第2冷却器154Bに供給されない。
冷凍室供給状態とは、圧縮機151が圧縮した冷媒を第2冷却器154Bに供給する状態である。冷凍室供給状態では、圧縮機151が圧縮した冷媒が第1冷却器154Aに供給されない。
閉状態とは、圧縮機151が圧縮した冷媒を第1冷却器154A及び第2冷却器154Bに供給しない状態である。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度について、切替弁158の状態を冷蔵室供給状態にしたときと冷蔵室供給状態以外の状態にしたときとの温度差がα(K)となるように切替弁158の状態を制御する。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度に基づいて、冷蔵室第1目標温度からα(K)上昇した場合、切替弁158の状態を冷蔵室供給状態にするのと同時に圧縮機151を低回転状態にする。これにより、冷蔵室11は冷却され、庫内温度が低下する。一方、この冷却時では、冷凍室12が冷却されないため庫内温度が上昇する。冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第1目標温度まで下降した場合、切替弁158を冷凍室供給状態にして、冷蔵室11の冷却を終了する。これにより、冷蔵室11の庫内温度が上昇する一方で、冷蔵庫制御部13は、切替弁158を冷凍室供給状態にすることで、冷凍室12の庫内温度を下降させる。冷蔵庫制御部13は、冷凍室12の庫内温度が、冷凍室第1目標温度まで下降すると、圧縮機151を停止状態にする。その後、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第1目標温度からα(K)上昇した場合、切替弁158を冷蔵室供給状態にするのと同時に圧縮機151を低回転状態にする。
次に、停電予冷運転モードについて説明する。
図13において、冷蔵庫1の運転モードが停電予冷運転モードである期間は、タイミングT10からタイミングT12までの期間である。そして、図13では、冷蔵庫1の運転モードが温度低下モードである期間は、タイミングT10からタイミングT11までの期間である。
図13のタイミングチャートCGで示すように、温度低下モードにおいて、冷蔵庫制御部13は、圧縮機151を高回転状態にする。
また、図13のタイミングチャートCGで示すように、冷蔵庫制御部13は、温度低下モードにおいて、冷蔵室11の庫内温度に基づいて、切替弁158の状態を制御する。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、切替弁158を冷蔵室供給状態にするのと同時に圧縮機151を高回転状態にして冷蔵室11を冷却する。この冷却時では、冷凍室12の庫内温度が上昇する。冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度に基づいて、冷蔵室11の庫内温度が、冷蔵室第2目標温度まで下降すると、切替弁158を冷凍室供給状態にして、冷蔵室11の冷却を終了する。この終了によって、冷凍室12は、冷却が開始される。これにより、冷蔵室11の庫内温度が上昇する一方で冷凍室12の庫内温度は下降する。冷蔵庫制御部13は、冷凍室12の庫内温度を、冷凍室第2目標温度を目指して下降させる。ここで、切替弁158を制御する温度差を通常運転モードより小さくしているため、冷凍室12の庫内温度が冷凍室第2目標温度に到達する前に冷蔵室11の庫内温度が冷蔵室第2目標温度からβ(K)上昇する。冷蔵庫制御部13は、これをトリガーに、再度、切替弁158を冷蔵室供給状態にして、冷蔵室11を再度冷却する。冷蔵庫制御部13は、温度低下モードにおいて、冷凍室12の庫内温度が冷凍室第2目標温度まで下降するまでこの制御をくり返す。
冷蔵庫制御部13は、実施の形態1で説明した移行トリガーが発生するまで、温度低下モードを継続する。
次に、温度維持モードについて説明する。
図13のタイミングチャートCGで示すように、冷蔵庫制御部13は、温度低下モードにおいて圧縮機151を低回転状態にする。
また、図13のタイミングチャートCJで示すように、冷蔵庫制御部13は、停電予冷運転モードにおいて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度のいずれか基づいて切替弁158の状態を制御する。
具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷蔵室温度センサー161Aが検出する温度に基づいて、冷蔵室第2目標温度からβ(K)上昇した場合、切替弁158を冷蔵室供給状態にし、冷蔵室第2目標温度に到達した場合、切替弁158を冷凍室供給状態にする。
また、具体的には、冷蔵庫制御部13は、冷凍室温度センサー161Bが検出する温度に基づいて、冷凍室第2目標温度からβ(K)上昇した場合、切替弁158を冷凍室供給状態にし、冷凍室第2目標温度に到達した場合、切替弁158を冷蔵室供給状態にする。
冷蔵庫1の運転モードの移行に係わる冷蔵庫制御システム1000の動作は、実施の形態1で説明した図6に示す動作を実行する。
以上のように、実施の形態2は、実施の形態1と同様に、外部電源を用いなくても、停電時において冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できる。
また、実施の形態2は、停電予冷運転モードにおいて、切替弁158を制御することで、停電時において冷蔵庫1の冷却能力をより長期に亘って維持できる。
図14を参照して、この効果について詳述する。
図14は、冷蔵室11の庫内温度の変動、及び冷凍室12の庫内温度の変動を比較した図である。図14においてタイミングチャートCKは、冷蔵室11の庫内温度を示す。また、図14においてタイミングチャートCLは、冷凍室12の庫内温度を示す。
図14では、冷蔵庫1の運転モードが通常運転モードである期間がタイミングT13からタイミングT14までの期間であり、温度低下モードである期間がタイミングT14からタイミングT15までの期間であり、温度維持モードである期間がタイミングT15からタイミングT16までの期間である。
タイミングチャートCKにおいて、実線は、従来の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷蔵室11の庫内温度の変動を示している。また、タイミングチャートCKにおいて、破線は、本開示の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷蔵室11の庫内温度の変動を示している。
タイミングチャートCLおいて、実線は、従来の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷凍室12の温度の変動を示している。また、タイミングチャートCLにおいて、破線は、本開示の冷却方法により庫内を冷却した場合の冷凍室12の庫内温度の変動を示している。
実線と破線を比較して明らかな通り、本開示の停電予冷運転モードにおいては、従来の冷却方法と比べて、冷蔵室11の庫内温度及び冷凍室12の庫内温度の変動を抑制できる。
これにより、実施の形態1と同様に、停電時における冷蔵庫1の冷却能力をより長期に亘って維持できる。
[2-3.変形例]
上述した実施の形態2は、上述した実施の形態1と同様、気象警報が発令された場合に自動で冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる構成である。実施の形態2の変形例では、実施の形態1の変形例と同様に、気象警報が発令された場合、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させるか否かをユーザーPに問い合せ、問い合せ後、停電予冷運転モードに移行させる指示をユーザーPが行った場合に、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードに移行させる構成である。
本変形例の冷蔵庫制御システム1000の各装置は、上述した実施の形態1の変形例と同様の動作を実行する。
[2-4.効果等]
上述した実施の形態2及び実施の形態2の変形例によれば、上述した実施の形態1及び実施の形態1の変形例と同様の効果を奏する。
また、冷却部15は、凝縮器152、冷蔵室の冷気を生成する第1冷却器154A、冷凍室の冷気を生成する第2冷却器154B、及び凝縮器152が生成した冷媒の供給先を第1冷却器154A又は第2冷却器154Bに切り替える切替弁158を備える。冷蔵庫制御部13は、切替弁を制御することによって、停電予冷運転モードにおける冷蔵庫1の庫内温度の変動を、通常運転モードにおける冷蔵庫1の庫内温度の変動より小さくする。
これにより、切替弁158を制御することで、外部電源を用いなくても、停電時における冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って効果的に維持できる。そのため、冷蔵庫1が2エバ方式である場合であっても、外部電源を用いずに、停電時における冷蔵庫1の冷却能力を長期に亘って維持できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、上述の実施の形態及び変形例を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態及び変形例で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上述した実施の形態及び変形例では、移行指示情報を受信することをトリガーに、冷蔵庫1が停電予冷運転モードを開始する構成である。しかしながら、停電予冷運転モードを開始するトリガーは、これに限定されない。冷蔵庫1は、所定の位置に、停電予冷運転モードを開始させるためのボタンを具備していて、当該ボタンがユーザーPに操作された場合に、停電予冷運転モードを開始させる構成でもよい。この構成の場合、冷蔵庫1は、ユーザーPが終了指示を冷蔵庫1に対して入力するまで、或いは、停電予冷運転モードを開始してから所定期間(例えば、24時間)継続する。これにより、冷蔵庫1が冷蔵庫制御サーバー3や冷蔵庫制御アプリ413と連携していなくても、ユーザーPは、停電が発生する虞があると思ったタイミングで、冷蔵庫1の運転モードを停電予冷運転モードにできる。
上述した実施の形態及び変形例では、冷蔵庫1が運転モードを通常運転モードから停電予冷運転モードに移行する場合を例示したが、移行元の運転モードは、通常運転モードに限定されず、停電予冷運転モード以外の運転モードであればよい。また、上述した各実施の形態では、冷蔵庫1が運転モードを停電予冷運転モードから通常運転モードに移行する場合を例示したが、移行先の運転モードは、通常運転モードに限定されず、停電予冷運転モード以外の運転モードであればよい。ここで、停電予冷運転モード以外の運転モードは、「第1モード」の一例に対応する。
例えば、温度低下モードでは、圧縮機151を高回転状態にする構成に加えて、冷却ファン155、第1冷却ファン155A、第2冷却ファン155Bを他のモードと比べて高回転で回転させる構成としてもよい。
例えば、実施の形態1の停電予冷運転モードでは、ダンパー156の開閉状態の頻度を制御することで庫内温度の変動を抑制する構成であるが、ダンパー156の開度を制御して庫内温度の変動を抑制する構成としてもよい。また、実施の形態2の停電予冷運転モードでは、切替弁158の状態を切り替える頻度を制御することで庫内温度の変動を抑制する構成であるが、切替弁158の開度を制御して庫内温度の変動を抑制する構成としてもよい。
上述した実施の形態及び変形例では、停電の発生要因に係る警報として気象警報を例示したが、停電の発生要因に係る警報は、地震動警報や、浸水警報、津波警報、噴火警報、火災警報等の気象警報以外の警報でもよい。この場合、停電の発生要因は、気象以外の要因である。また、この場合、グローバルネットワークGNには、気象警報サーバー5に代わって或いは共に、気象警報以外の警報の発令の有無を示す情報を提供するサーバー装置が接続し、冷蔵庫制御サーバー3は、当該サーバー装置に対して警報が発令されたか否かを問い合せる。
また、上述した実施の形態及び変形例は、警報の発令をトリガーに冷蔵庫1が停電予冷運転モードを開始する構成であるが、トリガーは、警報に限定されず、停電の発生要因に係わる注意報でもよい。注意報には、大雨注意報や洪水注意報等の種々の注意報があるが、そのうち停電発生につながる可能性の高い雷注意報をトリガーとしてもよい。また、当該トリガーは、警報及び注意報に限らず、その他の停電の発生要因に係わる予報でもよい。この場合、グローバルネットワークGNには、気象警報サーバー5に代わって或いは共に、予報の発令の有無を示す情報を提供するサーバー装置が接続し、冷蔵庫制御サーバー3は、当該サーバー装置に対して予報が発令されたか否かを問い合せる。また、この場合、グローバルネットワークGNには、気象警報以外の警報サーバーに代わって或いは共に、予報の発令の有無を示す情報を提供するサーバー装置が接続し、冷蔵庫制御サーバー3は、当該サーバー装置に対して予報が発令されたか否かを問い合せる。
例えば、上述した実施の形態及び変形例において、冷蔵庫制御サーバー3は、移行指示情報を冷蔵庫1に送信する際に冷蔵庫IDを付加し、冷蔵庫1は、移行指示情報に付加された冷蔵庫IDと自身に割り当てられた冷蔵庫IDとが一致する場合にのみ、運転モードを停電予冷運転モードに移行させる構成としてもよい。冷蔵庫IDは、冷蔵庫1を識別する情報であり、例えば製造番号である。
例えば、冷蔵庫1の主箱体10に形成される部屋の種類は、冷蔵室11及び冷凍室12に限定されず、製氷室や、新鮮凍結室、野菜室等のさらに別の種類の部屋が形成されてもよい。また、冷蔵室11の前面の開口部に設けられるドアの数は、複数でもよい。ダンパー156が収容室ごとに設けられている場合、実施の形態1と同様に、各収容室の温度変動を抑制するように、冷蔵庫制御部13は、ダンパー156の各々を制御する。
例えば、冷蔵室11及び冷凍室12における棚数や収容箱の数等の内部構成は、図2及び図10に限定されない。
例えば、冷蔵庫1の各収容室には1又は複数の温度センサー161が設けられてもよい。
例えば、冷蔵庫制御部13、サーバー制御部30、及び、端末制御部40の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
図4及び図12に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、冷蔵庫1、冷蔵庫制御サーバー3、及び、端末装置4の他の各部の具体的な細部構成についても、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
例えば、図6及び図9に示す動作のステップ単位は、冷蔵庫制御システム1000の各装置の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように、本開示に係る冷蔵庫及び冷蔵庫制御システムは、停電時において冷蔵庫の冷却能力を維持する用途に利用可能である。
1 冷蔵庫
3 冷蔵庫制御サーバー(サーバー)
4 端末装置
5 気象警報サーバー
11 冷蔵室
12 冷凍室
13 冷蔵庫制御部
15 冷却部
151 圧縮機
152 凝縮器
154 冷却器
154A 第1冷却器
154B 第2冷却器
156 ダンパー
158 切替弁
1000 冷蔵庫制御システム
H 自宅(設置場所)
P ユーザー

Claims (7)

  1. 冷蔵庫の庫内を冷却する冷却部と、
    前記冷蔵庫の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係わる予報が発令された場合、前記冷蔵庫の運転モードを第1モードから前記第1モードより前記冷蔵庫の庫内温度が低い第2モードに移行させる冷蔵庫制御部と、を備え、
    前記冷蔵庫制御部は、
    前記冷蔵庫の運転モードが前記第2モードである場合、前記冷蔵庫の庫内温度の変動が前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくなるように、前記冷却部により冷却する、
    冷蔵庫。
  2. 前記冷却部は、ダンパーを備え、
    前記冷蔵庫制御部は、前記ダンパーを制御することによって、前記第2モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動を、前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくする、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却部は、凝縮器、冷蔵室の冷気を生成する第1冷却器、冷凍室の冷気を生成する第2冷却器、及び前記凝縮器が生成した冷媒の供給先を前記第1冷却器又は前記第2冷却器に切り替える切替弁を備え、
    前記冷蔵庫制御部は、前記切替弁を制御することによって、前記第2モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動を、前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくする、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第2モードは、前記冷蔵庫の庫内温度を前記第1モードのときの庫内温度から低下させる温度低下モードと、前記温度低下モードにおいて低下させた庫内温度を維持する温度維持モードとを含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷蔵庫制御部は、
    前記温度低下モードにおいて、圧縮機の回転数を前記温度維持モードのときの回転数より高くする、
    請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 冷蔵庫と、前記冷蔵庫と通信可能なサーバーとを備える冷蔵庫制御システムであって、
    前記サーバーは、
    前記冷蔵庫の設置場所を含む区域に対して停電の発生要因に係る予報が発令された場合、前記冷蔵庫の運転モードを第1モードから前記第1モードより前記冷蔵庫の庫内温度が低い第2モードに移行させる移行指示情報を、前記冷蔵庫に送信し、
    前記冷蔵庫は、
    前記移行指示情報を受信すると、運転モードを前記第1モードから前記第2モードに移行させ、
    前記第2モードにおいては、前記冷蔵庫の庫内温度の変動が、前記第1モードにおける前記冷蔵庫の庫内温度の変動より小さくなるように庫内を冷却する、
    冷蔵庫制御システム。
  7. 前記サーバーと通信可能な端末装置を備え、
    前記端末装置は、前記第2モードへの移行指示を前記冷蔵庫のユーザーから受け付けた場合、前記移行指示情報を前記サーバーに送信し、
    前記サーバーは、前記移行指示情報を受信した場合に、受信した前記移行指示情報を前記冷蔵庫に送信する、
    請求項6に記載の冷蔵庫制御システム。
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