JP2022077572A - 避難支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】火災の進展に応じた避難計画に基づいて避難者を避難させられる避難支援システムを提供する。【解決手段】避難支援システム1は、複数の火災検知器10と、計画生成部15と、到達予測部17と、計画更新部18と、を備える。各々の火災検知器10は、施設2の対応するバンク5において火災を検知する。計画生成部15は、施設2において火災が発生するときに、いずれかのバンク5を利用する救出階から退避階までの避難計画を生成する。2つの火災検知器10が順に火災を検知するときに、到達予測部17は、当該2つの火災検知器10が対応する各々のバンク5の配置、および当該2つの火災検知器10による検知の時間差に基づいて、少なくともいずれかのバンク5について火災の到達時刻を予測する。計画更新部18は、到達予測部17が予測した到達時刻に基づいて、計画生成部15に避難計画を更新させる。【選択図】図1

Description

本開示は、避難支援システムに関する。
特許文献1は、火災からの避難に複数のエレベーターを利用するシステムの例を開示する。当該システムにおいて、火災が発生したときの各々のエレベーターの運転範囲は、当該エレベーターと火災が発生した位置との距離に基づいて設定される。
特許第5615104号公報
ここで、建物において発生した火災は、建物の構造および気象条件などの状況の影響を受けながら進展しうる。しかしながら、特許文献1のシステムにおいて、各々のエレベーターの運転範囲は、火災が発生したときに設定される。このため、発生時からの火災の進展によって、エレベーターの運転範囲が火災の状況と整合しなくなる可能性がある。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、火災の進展に応じた避難計画に基づいて避難者を避難させられる避難支援システムを提供する。
本開示に係る避難支援システムは、エレベーターを各々が含む複数のバンクを有する施設に設けられ、前記複数のバンクのうちの第1バンクにおいて火災を検知する第1火災検知器と、前記施設に設けられ、前記複数のバンクのうちの第2バンクにおいて火災を検知する第2火災検知器と、前記施設において火災が発生するときに、避難者のいる救出階から退避場所に通じる退避階までの前記複数のバンクのいずれかを利用する避難計画を生成する計画生成部と、前記第1火災検知器が火災を検知した第1時刻の後において前記第2火災検知器が第2時刻に火災を検知するときに、前記第1バンクおよび前記第2バンクを含む前記複数のバクの配置ならびに前記第1時刻から前記第2時刻までの時間に基づいて、前記複数のバンクのうち少なくともいずれかについて火災の到達時刻を予測する到達予測部と、前記到達予測部が予測した到達時刻に基づいて、前記計画生成部に前記避難計画を更新させる計画更新部と、を備える。
本開示に係る避難支援システムであれば、火災の進展に応じた避難計画に基づいて避難者を避難させることができる。
実施の形態1に係る避難支援システムの構成図である。 実施の形態1に係る避難支援システムが適用される施設の例を示す平面図である。 実施の形態1に係る避難支援システムにおける避難計画の例を示す図である。 実施の形態1に係る避難支援システムにおける避難計画の例を示す図である。 実施の形態1に係る避難支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る避難支援システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る避難支援システムの主要部のハードウェア構成図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る避難支援システム1の構成図である。
避難支援システム1は、施設2に適用される。避難支援システム1は、施設2において火災などの災害が発生するときに、施設2の利用者などの避難者の避難を支援するシステムである。
施設2は、例えば居住施設、商業施設、宿泊施設、オフィスビル、公共施設、または複合施設などである。施設2の利用者は、例えば施設2の居住者、訪問客、宿泊客、または従業者などを含む。施設2は、1つまたは複数の建物3を含む。この例において、施設2は、複数の建物3を含む。各々の建物3は、複数の階床を有する。各々の建物3において、退避階が予め設定される。退避階は、災害から退避するときの退避先に通じる階床である。退避先は、例えば建物3の屋外の場所などである。退避階は、例えば建物3において予め設定された階床である。退避階は、例えば玄関階などである。この例において、退避階は、施設2の複数の建物3において共通に設定される。
施設2において、エレベーターシステム4が適用される。施設2において、エレベーターシステム4の複数のバンク5が設けられる。各々のバンク5は、施設2のいずれかの建物3に設けられる。各々のバンク5は、1つまたは複数のエレベーター6を含む。各々のエレベーター6は、かご7および制御盤8を備える。かご7は、鉛直方向に走行することによって施設2の利用者を複数の階床の間で輸送する装置である。制御盤8は、かご7の走行などの動作を制御する装置である。各々のバンク5について、当該バンク5が設けられる建物3の各々の階床に乗場が設けられる。各々のバンク5についての乗場は、当該バンク5のいずれかのエレベーター6のかご7に利用者が乗降する場所である。各々の乗場において、当該バンク5に含まれるエレベーター6の乗場操作盤9が設けられる。乗場操作盤9は、利用者による当該バンク5のエレベーター6への乗場呼びの登録の操作などを受け付ける装置である。乗場操作盤9は、当該バンク5のエレベーター6の運行状況を乗場にいる利用者に表示する例えば液晶パネルなどの表示盤を備えていてもよい。乗場操作盤9は、当該バンク5のエレベーター6の運行状況を乗場にいる利用者に報知する例えばスピーカーなどの報知装置を備えていてもよい。乗場操作盤9は、同一のバンク5に含まれるエレベーター6において共有されていてもよい。
避難支援システム1は、エレベーターシステム4の各々のエレベーター6と連携して施設2の利用者などの避難を支援する。避難支援システム1は、エレベーターシステム4に含まれるシステムであってもよい。避難支援システム1は、複数の火災検知器10と、通知装置11と、支援装置12と、を備える。
各々の火災検知器10は、いずれかのバンク5およびいずれかの階床に対応する。各々の火災検知器10は、対応する階床において対応するバンク5の乗場に設けられる。各々の火災検知器10は、対応する階床において対応するバンク5の火災を検知する機器である。火災検知器10は、例えば火災により発生する熱または煙などによって火災を検知する。
通知装置11は、施設2において例えば通路などの場所に設けられる。通知装置11は、施設2において火災が発生するときに、避難者への通報を行う装置である。通知装置11は、例えば避難者に音声によって通知を行うスピーカーなどであってもよい。あるいは、通知装置11は、例えば避難者に表示によって通知を行う表示パネルなどであってもよい。あるいは通知装置11は、避難者が携帯する携帯端末に情報を発信することで通知を行う発信機などであってもよい。通知装置11は、施設2において複数設けられていてもよい。
支援装置12は、施設2の利用者などの避難の支援についての情報処理などを行う装置である。支援装置12は、例えば施設2に設けられるサーバ装置などである。支援装置12は、入力部13と、地図記憶部14と、計画生成部15と、計画配信部16と、到達予測部17と、計画更新部18と、避難制御部19と、を備える。
入力部13は、各々の火災検知器10による火災の検知状況の情報を取得する部分である。入力部13は、火災検知器10が火災を検知するときの検知信号などを受け付けうるように、各々の火災検知器10に接続される。
地図記憶部14は、施設2の地図情報を記憶する部分である。施設2の地図情報は、例えば複数のバンク5の配置の情報を含む。バンク5の配置の情報は、各々のバンク5の間を移動する経路の情報などを含む。バンク5の配置の情報は、複数のバンク5のうち互いに隣接するバンク5の組の情報を含む。
計画生成部15は、施設2において火災が発生するときに、避難計画を生成する部分である。避難計画は、例えば避難経路および避難スケジュールを含む。避難経路は、避難者のいる救出階から退避階までの経路である。避難経路において、いずれかのバンク5が利用される。避難スケジュールは、例えば利用されるバンク5ごとの避難完了の予測時刻を含む。避難スケジュールは、例えば避難者の人数および避難経路ごとの避難者の輸送容量などに基づいて算出される。避難者の人数は、例えば救出階において通常時に滞在する利用者の人数などに基づく予測値であってもよい。計画生成部15は、例えばいずれかの火災検知器10が火災を検知するときに、施設2において火災が発生したと判定して避難計画を生成する。
計画配信部16は、計画生成部15が生成した避難計画を配信する部分である。計画配信部16は、例えば通知装置11に避難計画を配信することによって避難者に避難計画を通知させる。避難者に通知される避難計画は、例えば避難経路などの避難計画の一部の情報であってもよい。
到達予測部17は、各々のバンク5について火災の到達時刻を予測する部分である。到達予測部17は、例えば既に火災が到達したバンク5について、到達時刻を予測しなくてもよい。到達予測部17は、速度算出部20と、時刻算出部21と、を備える。速度算出部20は、複数の火災検知器10による火災の検知の状況に基づいて、火災の進行速度を算出する部分である。時刻算出部21は、速度算出部20が算出した火災の進行速度に基づいて、各々のバンク5に火災が到達する予測時刻を算出する部分である。到達予測部17は、例えば次のように火災の到達時刻を予測する。
速度算出部20は、いずれかの火災検知器10が最初に火災を検知するときに、他の火災検知器10による火災の検知を監視する。ここで、最初に火災を検知する火災検知器10は、第1火災検知器の例である。第1火災検知器の対応するバンク5が、第1バンクである。第1火災検知器の火災を検知する時刻が、第1時刻である。速度算出部20は、例えば最初に火災を検知した火災検知器10に隣接する火災検知器10を監視の対象とする。あるいは、速度算出部20は、最初に火災を検知した火災検知器10から予め設定された距離の範囲にある火災検知器10を監視の対象としてもよい。あるいは、速度算出部20は、最初に火災を検知した火災検知器10の他の全ての火災検知器10を監視の対象としてもよい。速度算出部20は、監視の対象とする火災検知器10を、例えば地図記憶部14が記憶している地図情報に基づいて選択する。
その後、監視の対象とされた火災検知器10が火災を検知するときに、速度算出部20は、火災の進行速度を算出する。ここで、最初に火災を検知した火災検知器10の後に火災を検知する火災検知器10は、第2火災検知器の例である。第2火災検知器の対応するバンク5が、第2バンクである。第2火災検知器の火災を検知する時刻が、第2時刻である。速度算出部20は、第1時刻から第2時刻までの時間を算出する。速度算出部20は、第1バンクから第2バンクまでの距離および方向を例えば地図記憶部14が記憶している地図情報に基づいて算出する。速度算出部20は、算出した距離および時間の比によって、火災の進行速度を算出する。
ここで、速度算出部20は、火災の進行速度を等方的な速度として算出してもよい。あるいは、速度算出部20は、火災の進行速度を異方的な速度として算出してもよい。例えば、第1バンクから第2バンクまでの距離より第1バンクまでの距離が短いバンク5において、第2時刻にまだ火災が検知されていないことがある。この場合に、速度算出部20は、第1バンクから火災が検知されていないバンク5に向かう方向の火災の進行速度を、第1バンクから第2バンクに向かう方向の火災の進行速度より遅く算出してもよい。また、3以上の火災検知器10が順次火災を検知することがある。この場合に、速度算出部20は、最初に火災を検知した火災検知器10が対応するバンク5から他のバンク5に向かう方向の火災の進行速度を、当該他のバンク5の各々において火災が検知される時刻に基づいて異方的に算出してもよい。速度算出部20は、最初に火災を検知した火災検知器10が対応するバンク5から他のバンク5がない方向への火災の進行速度を、他のバンク5がある方向について算出した火災の進行速度の内挿によって算出してもよい。
時刻算出部21は、速度算出部20が算出した火災の進行速度に基づいて、各々のバンク5に火災が到達する予測時刻を算出する。時刻算出部21は、既に火災が検知されたバンク5から他のバンク5までの距離および方向を例えば地図記憶部14が記憶している地図情報に基づいて算出する。時刻算出部21は、当該方向について速度算出部20が算出した進行速度および当該距離に基づいて、当該他のバンク5に火災が到達する予測時刻を算出する。到達予測部17は、このような時刻算出部21による算出結果に基づいて、火災の到達時刻を予測する。なお、例えば既に複数のバンク5において火災が検知されている場合に、時刻算出部21は、少なくともいずれかのバンク5について到達時刻を複数算出してもよい。このとき、到達予測部17は、複数算出された到達時刻のうち最も早い時刻を火災の到達時刻として予測してもよい。
計画更新部18は、到達予測部17が予測した火災の到達時刻に基づいて、計画生成部15に避難計画を更新させる部分である。計画更新部18は、例えば各々のバンク5について予測された火災の到達時刻までの現在時刻からの時間に基づいて、避難計画を計画生成部15に更新させる。計画更新部18は、例えばいずれかのバンク5において、現在時刻から火災到達の予測時刻までの時間が予め設定された閾値より短い場合に、当該バンク5を利用する避難計画の更新を計画生成部15に行わせる。あるいは、計画更新部18は、現在時刻から火災到達の予測時刻までの時間が長いバンク5を優先して利用させるように、避難計画を更新させてもよい。
避難制御部19は、経路生成部が生成する避難計画に基づいて、各々のバンク5に含まれるエレベーター6などに制御信号を出力する部分である。避難制御部19が出力する制御信号は、例えば各々のエレベーター6の制御盤8への避難運転の制御信号である。避難運転の制御信号は、例えば避難運転において往復運転を行う運転範囲の指定などを含む。避難運転は、例えば救出階および退避階の間を往復する運転などである。避難制御部19は、各々のバンク5に設けられる乗場操作盤9に、表示または報知などによって避難者への通知を行わせる制御信号を出力してもよい。
続いて、図2から図4を用いて、避難計画の生成および更新の例を説明する。
図2は、実施の形態1に係る避難支援システム1が適用される施設2の例を示す平面図である。
図3および図4は、避難支援システム1における避難計画の例を示す図である。
図2に示されるように、この例の施設2は、A棟およびB棟の2棟の建物3を含む。A棟は、1階を玄関階とする7階建ての建物3である。A棟において、玄関階が退避階として設定される。B棟は、1階を玄関階とする7階建ての建物3である。B棟において、玄関階が退避階として設定される。A棟およびB棟は、渡り廊下22によって通行可能に接続される。渡り廊下22は、A棟の4階およびB棟の4階を接続する。渡り廊下22は、接続通路の例である。接続通路に通じるA棟の4階およびB棟の4階の各々は、接続階の例である。接続階は、退避階と異なる階床である。
A棟において、バンク5a、バンク5b、バンク5c、バンク5d、バンク5e、バンク5f、バンク5g、バンク5h、バンク5i、およびバンク5jが設けられる。B棟において、バンク5kおよびバンク5lが設けられる。例えばA棟において、バンク5cは、バンク5aおよびバンク5eに隣接する。バンク5cおよびバンク5dの間に壁が設けられているため、バンク5cはバンク5dに隣接していない。また、バンク5eは、バンク5cおよびバンク5gに隣接する。バンク5eおよびバンク5fの間に壁が設けられていないため、バンク5eはバンク5fにも隣接している。なお、例えばバンク5gおよびバンク5hの間に壁の代わりに吹き抜けがある場合に、バンク5gはバンク5hに隣接しているものとして扱われてもよい。あるいは、バンク5gおよびバンク5hの間の壁が火災の進行を妨げる十分な防火性能を有していない簡易な壁である場合などに、バンク5gはバンク5hに隣接しているものとして扱われてもよい。ここで、バンク5aからバンク5lまでの個々のバンクを特定しない場合に、単にバンク5と表記することがある。この例において、各々のバンク5は、エレベーター6を1台ずつ含む。
図3において、3階のバンク5cに対応する火災検知器10が火災を検知する場合に生成される避難経路の例が示される。図3において、南側から見た施設2の模式図が示される。
計画生成部15は、避難計画において、例えばバンク5cを利用しない避難経路を生成する。計画生成部15は、例えばバンク5aおよびバンク5cの間にいる避難者に対して、バンク5aまたはバンク5bを利用して避難する避難経路を生成する。計画生成部15は、例えばバンク5cおよびバンク5eの間にいる避難者に対して、バンク5eまたはバンク5fを利用して避難する避難経路を生成する。
避難制御部19は、生成された避難計画に基づいて、各々のバンク5に含まれるエレベーター6に制御信号を出力する。このとき出力される制御信号は、例えば救出階および退避階の間の往復運転などである。避難制御部19は、生成された避難計画を避難者に通知させる制御信号を、各々のバンク5に設けられる乗場操作盤9に出力する。各々の乗場操作盤9は、避難制御部19からの制御信号に基づいて、避難者に避難経路などの情報を通知する。
計画配信部16は、生成された避難計画を通知装置11に配信する。配信を受けた通知装置11は、避難者に避難経路などの情報を通知する。
乗場操作盤9または通知装置11などによって避難計画の通知を受けた避難者は、避難計画に従い指定されたバンク5を利用して、救出階から退避階までの避難を行う。
図4において、火災の進行によって更新された避難経路の例が示される。図4において、南側から見た施設2の模式図が示される。
この例において、3階のバンク5eに対応する火災検知器10が火災を検知する場合に更新される避難経路の例が示される。
バンク5eに対応する火災検知器10が火災を検知するときに、到達予測部17は、各々のバンク5について火災が到達する時刻を予測する。
計画更新部18は、到達予測部17が予測した火災の到達時刻に基づいて、計画生成部15に避難計画を更新させる。計画更新部18は、例えば避難計画において利用されるバンク5について、現在時刻から火災到達の予測時刻までの時間が第1閾値より短いかを判定する。第1閾値は、時間についての予め設定された閾値である。火災到達までの時間が第1閾値より短いと判定されたバンク5について、計画更新部18は、施設2における他の建物3を経由して避難者を避難させるように避難計画の更新を計画生成部15に行わせる。この例において、バンク5gへの火災到達までの時間が第1閾値より短いと判定される。また、計画更新部18は、例えば避難計画において利用されるバンク5について、現在時刻から火災到達の予測時刻までの時間が第2閾値より短いかを判定する。第2閾値は、時間についての予め設定された閾値である。この例において、第2閾値は、第1閾値より短い時間である。火災到達までの時間が第2閾値より短いと判定されたバンク5について、計画更新部18は、当該バンク5を利用しないように避難計画の更新を計画生成部15に行わせる。この例において、バンク5fへの火災到達までの時間が第2閾値より短いと判定される。
計画生成部15は、避難計画において、例えばバンク5fを利用しない避難計画に更新する。このとき、計画生成部15は、当該避難経路に従って避難する避難者として当該避難経路に割り当てていた避難者を、他の避難経路に割り当てる。また、計画生成部15は、避難計画において、例えばA棟のバンク5gを利用する避難経路を、B棟を経由して避難者を避難させる避難経路とする避難計画に更新する。当該避難経路は、例えば、A棟のバンク5gによるA棟の接続階である4階への移動、渡り廊下22を利用したA棟からB棟への移動、およびB棟のバンク5kによるB棟の退避階である1階への移動を含む。このとき、A棟は、第1建物の例である。また、B棟は、第2建物の例である。
避難制御部19は、更新された避難計画に基づいて、各々のバンク5に含まれるエレベーター6に制御信号を出力する。避難制御部19は、例えばバンク5fに含まれるエレベーター6に、運転を停止させる制御信号を出力する。また、避難制御部19は、例えばバンク5fに含まれるエレベーター6に、救出階および接続階の間の往復運転に切り替える制御信号を出力する。また、避難制御部19は、更新された避難計画を避難者に通知させる制御信号を、各々のバンク5に設けられる乗場操作盤9に出力する。各々の乗場操作盤9は、避難制御部19からの制御信号に基づいて、避難者に避難計画が更新されたこと、および更新された避難経路などの情報を通知する。このとき、各々の乗場操作盤9は、当該乗場操作盤9が設けられるバンク5到達予測部17が予測した火災の到達時刻を利用者に通知してもよい。
計画配信部16は、更新された避難計画を通知装置11に配信する。配信を受けた通知装置11は、避難者に避難計画が更新されたこと、および更新された避難経路などの情報を通知する。
乗場操作盤9または通知装置11などによって更新された避難計画の通知を受けた避難者は、避難計画に従い指定されたバンク5を利用して、救出階から退避階までの避難を行う。
なお、他のバンク5に対応する火災検知器10が火災を検知するときに、到達予測部17は、各々のバンク5について火災が到達する時刻の予測を更新する。このとき、既に火災を検知した複数の火災検知器10のいずれか2つのうち、先に火災を検知した方は第1火災検知器の例である。また、後に火災を検知した方は第2火災検知器の例である。第1火災検知器は、最初に火災を検知した火災検知器10でなくてもよい。計画更新部18は、更新された到達時刻の予測値に基づいて、計画生成部15に避難計画を更新させる。避難制御部19は、更新された避難計画に基づいて、制御信号の出力を行う。計画配信部16は、更新された避難計画を通知装置11に配信する。
続いて、図5および図6を用いて、避難支援システム1の動作の例を説明する。
図5および図6は、実施の形態1に係る避難支援システム1の動作の例を示すフローチャートである。
図5のステップS01において、いずれかの火災検知器10が火災を検知する。その後、ステップS02において、速度算出部20は、火災を検知した火災検知器10および他の火災検知器10の配置に基づいて、監視の対象とする火災検知器10を選択する。その後、ステップS03において、計画生成部15は、避難計画を生成する。その後、ステップS04において、経路配信部は、通知装置11が避難者への通知を行いうるように、避難計画を配信する。また、避難制御部19は、乗場操作盤9などに避難者への通知を行わせる制御信号を出力する。避難制御部19は、避難計画に従って各々のエレベーター6に制御信号を出力する。その後、避難支援システム1の動作は、ステップS05に進む。
ステップS05において、速度算出部20は、監視の対象とした火災検知器10が火災を検知したかを判定する。判定結果がNoの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS06に進む。判定結果がYesの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS07に進む。
ステップS06において、支援装置12は、避難者の避難が完了したかを判定する。支援装置12は、例えば施設2の管理者または火災に対して設けられた災害対策本部などから支援装置12に接続する端末装置を通じて避難完了の入力を受け付けるときなどに、避難が完了したと判定する。判定結果がYesの場合に、避難支援システム1の動作は、終了する。判定結果がNoの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS05に進む。
ステップS07において、速度算出部20は、火災の進行速度を算出する。その後、ステップS08において、時刻算出部21は、各々のバンク5に火災が到達する予測時刻を算出する。到達予測部17は、時刻算出部21による算出結果に基づいて、火災の到達時刻を予測する。その後、ステップS09において、計画更新部18は、到達予測部17による到達時刻の予測に基づいて、計画生成部15に避難計画を更新させる。その後、ステップS10において、経路配信部は、通知装置11が避難者への通知を行いうるように、更新された避難計画を配信する。また、避難制御部19は、乗場操作盤9などに避難者への通知を行わせる制御信号を出力する。避難制御部19は、更新された避難計画に従って各々のエレベーター6に制御信号を出力する。その後、避難支援システム1の動作は、ステップS06に進む。
図6において、図5のステップS09の避難計画の更新についての処理の詳細が示される。
図6のステップS91において、計画更新部18は、まだ火災が検知されていないバンク5のうちから処理対象のバンク5を1つ選択する。その後、避難支援システム1の動作は、ステップS92に進む。
ステップS92において、計画更新部18は、現在時刻から処理対象のバンク5への火災の到達まで時間が第1閾値より短いかを判定する。判定結果がNoの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS93に進む。判定結果がYesの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS96に進む。
ステップS93において、計画更新部18は、処理対象のバンク5に含まれるエレベーター6が救出階および退避階を往復するような避難計画の更新を計画生成部15に指示する。その後、避難支援システム1の動作は、ステップS94に進む。
ステップS94において、計画更新部18は、まだ火災が検知されていないバンク5を全て処理対象のバンク5として選択したかを判定する。判定結果がNoの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS91に進む。判定結果がYesの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS95に進む。
ステップS95において、計画生成部15は、計画更新部18からの指示に基づいて避難計画を再生成する。その後、避難計画の更新処理についての避難支援システム1の動作は、終了する。
ステップS96において、計画更新部18は、現在時刻から処理対象のバンク5への火災の到達まで時間が第2閾値より短いかを判定する。判定結果がNoの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS97に進む。判定結果がYesの場合に、避難支援システム1の動作は、ステップS98に進む。
ステップS97において、計画更新部18は、処理対象のバンク5に含まれるエレベーター6が救出階および接続階を往復するように避難計画の更新を計画生成部15に指示する。ここで、施設2において複数の接続階が設けられている場合に、計画更新部18は、例えば救出階および救出階の最寄りの接続階を往復するように避難計画の更新を計画生成部15に指示する。その後、非案支援システムの動作は、ステップS94に進む。
ステップS98において、計画更新部18は、処理対象のバンク5に含まれるエレベーター6の運転を停止させるように避難計画の更新を計画生成部15に指示する。その後、非案支援システムの動作は、ステップS94に進む。
以上に説明したように、実施の形態1に係る避難支援システム1は、複数の火災検知器10と、計画生成部15と、到達予測部17と、計画更新部18と、を備える。各々の火災検知器10は、施設2に設けられる。各々の火災検知器10は、対応するバンク5において火災を検知する。計画生成部15は、施設2において火災が発生するときに、いずれかのバンク5を利用する救出階から退避階までの避難計画を生成する。2つの火災検知器10が順に火災を検知するときに、到達予測部17は、当該2つの火災検知器10が対応する各々のバンク5の配置、および当該2つの火災検知器10による検知の時間差に基づいて、少なくともいずれかのバンク5について火災の到達時刻を予測する。計画更新部18は、到達予測部17が予測した到達時刻に基づいて、計画生成部15に避難計画を更新させる。
このような構成により、実際に検知された火災の状況の変化に基づいて避難計画が随時更新される。施設2において発生した火災は、施設2の建物3の構造および気象条件などの状況の影響を受けながら進展するため、事前の予測が困難である。一方、避難支援システム1における避難計画は、実際に検知された火災の状況に基づいて更新されるので、火災の進展に応じた避難計画に基づく避難者の避難が可能になる。
また、避難支援システム1は、避難制御部19を備える。避難制御部19は、計画生成部15が生成した避難計画に基づいて、各々のバンク5に含まれるエレベーター6に避難運転の制御信号を出力する。
このような構成により、施設2におけるエレベーター6は、生成および更新される避難計画に基づいて運行するようになる。このため、エレベーター6を利用する避難の効率がより高められる。また、各々のバンク5のエレベーター6は施設2の避難計画に基づいて運行するようになるので、計画生成部15は、複数のバンク5を連携させた避難計画を生成できる。これにより、施設2からの避難者の避難効率がより高められる。
また、施設2が接続階において渡り廊下22などによって通行可能に接続される複数の建物3を含む場合がある。この場合に、いずれかの建物3に設けられるバンク5について、到達予測部17が予測した到達時刻までの時間が予め設定された第1閾値より短くなる可能性がある。このときに、避難制御部19は、救出階および接続階の間の往復運転に切り替える制御信号を当該バンク5に含まれるエレベーター6に出力する。
このような構成により、火災到達までの時間が短いバンク5において、エレベーター6の往復運転の時間が短縮される。時間当たりに輸送できる避難者の数が多くなるので、火災到達までの時間が短い救出階の場所からの避難がより速やかに行われるようになる。エレベーター6によって救出階から接続階に移動した避難者は、渡り廊下22などを通じて別棟の建物3に移動できる。避難者は、別棟の建物3のエレベーター6を利用した避難計画に従って避難を行うことができる。これにより、施設2からの避難者の避難効率がより高められる。
また、避難制御部19は、いずれかのバンク5について到達予測部17が予測した到達時刻までの時間が予め設定された第2閾値より短いときに、運転を停止させる制御信号を当該バンク5に含まれるエレベーター6に出力する。
このような構成により、火災到達までの時間が短いバンク5においてエレベーター6の運転が停止されるので、避難者が当該エレベーター6を利用しているときに当該バンク5に火災が到達することを予防する。これにより、施設2からの避難者はより確実に避難できるようになる。
また、避難制御部19は、計画更新部18が計画生成部15に避難計画を更新させるときに、避難計画の更新を通知させる制御信号を各々のバンク5に含まれるエレベーター6に出力する。
また、避難支援システム1は、通知装置11を備える。通知装置11は、施設2に設けられる。通知装置11は、計画更新部18が計画生成部15に避難計画を更新させるときに、避難計画の更新を避難者に通知する。
このような構成により、避難計画に従って避難する避難者は、避難計画の更新に気づきやすくなる。特に、エレベーター6の乗場操作盤9などにおいて避難計画の更新が通知されるので、避難者はエレベーター6の利用の前に避難計画の更新を把握できる。これにより、古い情報または情報の間違えなどによる避難計画に沿わない避難者の行動が起こりにくくなる。
続いて、図7を用いて、避難支援システム1のハードウェア構成の例について説明する。
図7は、実施の形態1に係る避難支援システム1の主要部のハードウェア構成図である。
避難支援システム1の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える。処理回路は、プロセッサ100aおよびメモリ100bと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも1つの専用ハードウェア200を備えてもよい。
処理回路がプロセッサ100aとメモリ100bとを備える場合、避難支援システム1の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ100bに格納される。プロセッサ100aは、メモリ100bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、避難支援システム1の各機能を実現する。
プロセッサ100aは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ100bは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどにより構成される。
処理回路が専用ハードウェア200を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
避難支援システム1の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、避難支援システム1の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。避難支援システム1の各機能について、一部を専用ハードウェア200で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、専用ハードウェア200、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで避難支援システム1の各機能を実現する。
1 避難支援システム、 2 施設、 3 建物、 4 エレベーターシステム、 5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k、5l バンク、 6 エレベーター、 7 かご、 8 制御盤、 9 乗場操作盤、 10 火災検知器、 11 通知装置、 12 支援装置、 13 入力部、 14 地図記憶部、 15 計画生成部、 16 計画配信部、 17 到達予測部、 18 計画更新部、 19 避難制御部、 20 速度算出部、 21 時刻算出部、 22 渡り廊下、 100a プロセッサ、 100b メモリ、 200 専用ハードウェア
本開示に係る避難支援システムは、エレベーターを各々が含む複数のバンクを有する施設に設けられ、前記複数のバンクのうちの第1バンクにおいて火災を検知する第1火災検知器と、前記施設に設けられ、前記複数のバンクのうちの第2バンクにおいて火災を検知する第2火災検知器と、前記施設において火災が発生するときに、避難者のいる救出階から退避場所に通じる退避階までの前記複数のバンクのいずれかを利用する避難計画を生成する計画生成部と、前記第1火災検知器が火災を検知した第1時刻の後において前記第2火災検知器が第2時刻に火災を検知するときに、前記第1バンクおよび前記第2バンクを含む前記複数のバクの配置ならびに前記第1時刻から前記第2時刻までの時間に基づいて、前記複数のバンクのうち少なくともいずれかについて火災の到達時刻を予測する到達予測部と、前記到達予測部が予測した到達時刻に基づいて、前記計画生成部に前記避難計画を更新させる計画更新部と、前記計画生成部が生成した前記避難計画に基づいて、前記複数のバンクの各々に含まれるエレベーターに避難運転の制御信号を出力する避難制御部と、を備え、前記施設が第1建物および前記第1建物の前記退避階と異なる接続階において接続通路によって通行可能に接続される第2建物を含む場合に、前記避難制御部は、前記複数のバンクのうち前記第1建物に設けられるバンクについて前記到達予測部が予測した到達時刻までの時間が予め設定された第1閾値より短いときに、前記救出階および前記接続階の間の往復運転に切り替える制御信号を当該バンクに含まれるエレベーターに出力する

Claims (6)

  1. エレベーターを各々が含む複数のバンクを有する施設に設けられ、前記複数のバンクのうちの第1バンクにおいて火災を検知する第1火災検知器と、
    前記施設に設けられ、前記複数のバンクのうちの第2バンクにおいて火災を検知する第2火災検知器と、
    前記施設において火災が発生するときに、避難者のいる救出階から退避先に通じる退避階までの前記複数のバンクのいずれかを利用する避難計画を生成する計画生成部と、
    前記第1火災検知器が火災を検知した第1時刻の後において前記第2火災検知器が第2時刻に火災を検知するときに、前記第1バンクおよび前記第2バンクを含む前記複数のバンクの配置ならびに前記第1時刻から前記第2時刻までの時間に基づいて、前記複数のバンクのうち少なくともいずれかについて火災の到達時刻を予測する到達予測部と、
    前記到達予測部が予測した到達時刻に基づいて、前記計画生成部に前記避難計画を更新させる計画更新部と、
    を備える避難支援システム。
  2. 前記施設に設けられ、前記計画更新部が前記計画生成部に前記避難計画を更新させるときに、前記避難計画の更新を前記避難者に通知する通知装置
    を備える請求項1に記載の避難支援システム。
  3. 前記計画生成部が生成した前記避難計画に基づいて、前記複数のバンクの各々に含まれるエレベーターに避難運転の制御信号を出力する避難制御部
    を備える請求項1または請求項2に記載の避難支援システム。
  4. 前記施設が第1建物および前記第1建物の前記退避階と異なる接続階において接続通路によって通行可能に接続される第2建物を含む場合に、
    前記避難制御部は、前記複数のバンクのうち前記第1建物に設けられるバンクについて前記到達予測部が予測した到達時刻までの時間が予め設定された第1閾値より短いときに、前記救出階および前記接続階の間の往復運転に切り替える制御信号を当該バンクに含まれるエレベーターに出力する
    請求項3に記載の避難支援システム。
  5. 前記避難制御部は、前記複数のバンクのうちのいずれかについて前記到達予測部が予測した到達時刻までの時間が予め設定された第2閾値より短いときに、運転を停止させる制御信号を当該バンクに含まれるエレベーターに出力する
    請求項3または請求項4に記載の避難支援システム。
  6. 前記避難制御部は、前記計画更新部が前記計画生成部に前記避難計画を更新させるときに、前記避難計画の更新を通知させる制御信号を前記複数のバンクの各々に含まれるエレベーターに出力する
    請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の避難支援システム。
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